JPH0656088U - クレーン車の過巻警報装置 - Google Patents

クレーン車の過巻警報装置

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Publication number
JPH0656088U
JPH0656088U JP84093U JP84093U JPH0656088U JP H0656088 U JPH0656088 U JP H0656088U JP 84093 U JP84093 U JP 84093U JP 84093 U JP84093 U JP 84093U JP H0656088 U JPH0656088 U JP H0656088U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
boom
hook
tip
alarm device
detector
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Pending
Application number
JP84093U
Other languages
English (en)
Inventor
浩郎 芝原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Shinmaywa Industries Ltd filed Critical Shinmaywa Industries Ltd
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Publication of JPH0656088U publication Critical patent/JPH0656088U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高所における電池の交換が不要になるととも
に、直射日光による劣化のうれいがなくなり電源のメン
テナンスが不要になり、且つ構造が簡単なクレーン車の
過巻警報装置を提供する。 【構成】ブーム先端13aに、ウインチ装置により巻き
取り・繰り出し自在なワイヤ7を介してフック8が吊下
されたクレーン車において、前記ブーム先端13aに
は、フック8がブーム先端13aに対して所定の位置ま
で達した際にこれを検出する検出器LSが設けられると
ともに、該検出器LSの検出に基づいて警報を発する警
報装置43が設けられ、この警報装置43は前記ブーム
先端13aに取付けられた太陽電池44を電源として作
動するように構成されてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ブームの先端にウインチ装置により巻き取り・繰り出し自在なワイ ヤを介してフックが吊下されたクレーン車に関し、特にブームの先端に吊下され たフックの過巻を防止するための過巻警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば車輌搭載型クレーンの場合、車体後部の荷箱と運転席との間に旋 回台を介してブームが伸縮且つ起伏自在に搭載されるとともに、該ブームの先端 にワイヤを介してフックが吊下されて構成されており、この車輌搭載型クレーン の過巻警報装置としては、フックが所定の位置まで巻き上げられた際に検出器が これを検出し、この検出により前記ブームの先端部に設けられた乾電池を電源と して警報装置を作動するように構成されたものが提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のようにブームの先端部に乾電池を設けたものでは、 ブームの先端部が高所に位置するため、乾電池の交換が不便であるとともに、直 射日光を受けて高温になるため乾電池の寿命も短くなるという問題があった。
【0004】 また、ブームの先端部にコードリールを設けてブームの伸縮に対応させるとと もに、旋回台にロータリジョイントを設けることで、このロータリジョイント及 びコードリールを介して車輌のバッテリから電源を供給するものもあるが、構造 が複雑になるとともに、伸縮するブームにコードを配線するのでコードの破損を 招き易いという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のクレーン車の過巻警報装置は、ブームの先端に、ウインチ装置により 巻き取り・繰り出し自在なワイヤを介してフックが吊下されたクレーン車におい て、前記ブームの先端には、フックがブームの先端に対して所定の位置まで達し た際にこれを検出する検出器が設けられるとともに、該検出器の検出に基づいて 警報を発する警報装置が設けられ、この警報装置は前記ブームの先端に取付けら れた太陽電池を電源として作動するように構成されたものである。
【0006】
【作用】
検出器の検出に基づいてブームに取付けられた太陽電池を電源として警報装置 を作動させることで、電池の交換が不要になるとともに、ブームに電源コードを 配線する必要がない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
【0008】 なお、本例ではクレーン車として、車輌搭載型クレーンを例に採って説明する 。
【0009】 図2は車輌搭載型クレーンを示している。
【0010】 図2において、1はトラック2の車体3上に搭載された車輌搭載型クレーンで 、運転席5と荷箱6との間に固定されている。
【0011】 車輌搭載型クレーン1は、支持フレーム11と、該支持フレーム11上に旋回 自在に立設された旋回ポスト12と、該旋回ポスト12に起伏自在に枢支された 多段ブーム13とから構成されている。
【0012】 前記多段ブーム13は,旋回ポスト12との間に配設された起伏シリンダ15 により起伏動するとともに、図示しない伸縮シリンダにより伸縮作動するように 構成されている。
【0013】 前記旋回ポスト12は図示しない旋回モータにより旋回するように構成されて いる。
【0014】 前記多段ブーム13の基端部にはウインチ装置16が設けられている。ウイン チ装置16にはワイヤ7が巻回されており、図示しないウインチモータによりワ イヤ7を巻き取りもしくは繰り出すように構成されている。
【0015】 前記ウインチ装置16に巻回されたワイヤ7は、図1に示すように、前記多段 ブーム13の底部下方に沿って先端部に導かれ、多段ブーム13の先端ブーム1 3aの底部に設けられたガイドローラ71を経て、該先端ブーム13aの先端に 設けられたシーブ72に巻回された後、フック8に設けられたシーブ73に巻回 されている。つまり、フック8はワイヤ7を介して多段ブーム13の先端に吊下 されている。
【0016】 フック8は、前記シーブ73を設けたフック本体部81と、該フック本体部8 1の下部に設けられたフック部82とから構成されている。
【0017】 さらに、前記先端ブーム13aにはリミットスイッチLSが設けられている。 このリミットスイッチLSは、前記フック8が所定の位置まで巻き上げられた際 にこれを検出する検出器であり、その作動片LS1にはワイヤ41を介して重錘 42が垂下されている。上記作動片LS1は、通常、図示しない適宜な付勢部材 によりONとなる上位置をとるように構成されており、上記垂下された重錘42 の重量によりOFFとなる下位置に切り換わるように構成されている。よって、 フック8の巻き上げ時において作動片LS1にワイヤ41を介して垂下された重 錘42がフック8の上端部に当接して重錘42を上方に持ち上げることで、上記 作動片LS1が上位置に切り換わりONになる。
【0018】 また、先端ブーム13aには警報装置43が設けられるとともに、該先端ブー ム13aの先端上面には太陽電池44が配設されており、この太陽電池44を電 源として前記リミットスイッチLSの作動片LS1がONに切り換わった際に警 報装置43を作動させるように電気回路が構成されている。
【0019】 なお、図2における符号17は、前記支持フレーム11の左右両側に設けられ たジャッキ装置で、図示しないアウトリガにより車体3の側方に張出自在に構成 されており、クレーン作業時においてこのジャッキ装置17で車体3を支持する 。
【0020】 また、符号9は、前記多段ブーム13の旋回、起伏、及び伸縮、並びにウイン チ装置16の作動等を行う複数の操作レバー91,92,93を備えた操作装置 である。
【0021】 次に、このように構成された車輌搭載型クレーン1の動作について説明する。
【0022】 まず、通常のクレーン作業を行う場合は、ウインチ装置16の作動によりワイ ヤ7を巻き上げもしくは繰り出すことによりフック8を昇降させるとともに、多 段ブーム13の伸縮、起伏、旋回動作を行うことでフック部82に掛止した吊下 物を目的位置に移送する。
【0023】 次に、クレーン作業が終了すると、ウインチ装置16によりフック本体部81 を多段ブーム13の先端から適宜長さに吊下した状態で多段ブーム13を伸縮、 起伏、旋回させ、該ブーム1を格納位置に配置する。この後、ウインチ装置16 によりワイヤ7を巻き上げることによりフック8を多段ブーム13の先端側に上 昇させる。
【0024】 そして、フック8が先端ブーム13aに対して所定の位置まで達すると、フッ ク8の上端部が重錘42に当接し、さらにフック8が上昇することで重錘42が 上方に持ち上げられる。これによりリミットスイッチLSの作動片LS1が上位 置に切り換わってONになる。この結果、警報装置43が作動し、操作者はこの 警報装置43の警報を聞くことで、フック8が所定の位置に達したと判断し、ワ イヤ7の巻き上げを停止してフック8の上昇をその位置で停止させる。
【0025】 これにより、フック8の格納時におけるワイヤ7の巻き過ぎを確実に防止する ことができる。
【0026】
【考案の効果】
以上述べたように、本考案によれば、検出器の検出に基づいてブームに取付け られた太陽電池を電源として警報装置を作動させることで、上記従来のようにブ ームの先端部に乾電池を設けたものに比べ、高所における電池の交換が不要にな るとともに、直射日光による劣化のうれいがなくなり、電源のメンテナンスが不 要になる。
【0027】 また、車輌のバッテリから電源を供給するものに比べ、ロータリジョイントや コードリールを配設することがなく構造が簡単になるとともに、ブームにコード を配線しないのでコードの破損を招くおそれもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るクレーン車の過巻警報装置を備え
たブームの先端部を示す拡大の側面図である。
【図2】車輌搭載型クレーンの概略構成を示す側面図で
ある。
【符号の説明】
1 車輌搭載型クレーン 13 多段ブーム(ブーム) 43 警報装置 44 太陽電池 7 ワイヤ 8 フック LS リミットスイッチ(検出器)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブームの先端に、ウインチ装置により巻
    き取り・繰り出し自在なワイヤを介してフックが吊下さ
    れたクレーン車において、 前記ブームの先端には、フックがブームの先端に対して
    所定の位置まで達した際にこれを検出する検出器が設け
    られるとともに、該検出器の検出に基づいて警報を発す
    る警報装置が設けられ、この警報装置は前記ブームの先
    端に取付けられた太陽電池を電源として作動するように
    構成されたことを特徴とするクレーン車の過巻警報装
    置。
JP84093U 1993-01-18 1993-01-18 クレーン車の過巻警報装置 Pending JPH0656088U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP84093U JPH0656088U (ja) 1993-01-18 1993-01-18 クレーン車の過巻警報装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP84093U JPH0656088U (ja) 1993-01-18 1993-01-18 クレーン車の過巻警報装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0656088U true JPH0656088U (ja) 1994-08-02

Family

ID=11484820

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP84093U Pending JPH0656088U (ja) 1993-01-18 1993-01-18 クレーン車の過巻警報装置

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JP (1) JPH0656088U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160001409A (ko) * 2014-06-27 2016-01-06 삼성물산 주식회사 타워 크레인 후크 자동경보장치

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5192640A (ja) * 1975-02-12 1976-08-13

Patent Citations (1)

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