JP4837182B2 - 高所作業車の走行規制装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、高所作業車の走行安全性に関し、さらに詳細には作業台近傍に吊り上げ装置を有する高所作業車の走行規制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ブームを旋回動・起伏動・伸縮動させて作業台を所望高所に配置して作業を行う高所作業車には、作業の便宜から吊り上げ装置を作業台の近くに配設したものが知られている。一般に高所作業車では、ブームの旋回動・起伏動・伸縮動等はそれぞれ油圧力で作動する旋回モータ・起伏シリンダ・伸縮シリンダ等のアクチュエータによってなされており、それぞれを制御する油圧バルブを直接操作レバーの起伏等で操作する操作装置や操作レバーの変位を電気信号等に変換して電磁駆動等で間接的に操作する操作装置が設けられている。操作装置として、作業台に搭乗した作業者が操作する操作装置(これを上部操作装置と称する)と地上付近で作業者が操作する操作装置(これを下部操作装置と称する)の2つが設けられている。
【0003】
また、高所作業車には、電柱の移設工事や、柱上トランス、開閉器の交換工事などの電設工事に用いられるものがある。このような電設工事用の高所作業車では、架空電線の近傍に向けて伸長させたブームや、作業台近傍で起伏・旋回動等させる吊り上げ装置のブーム(サブブームまたはウインチアームとも称する)あるいはウインチロープ等を、誤って架空電線(活線)も接触させた場合であっても、作業台上の作業者が感電したり車両に損傷を与えたりしないように構成されているものがある。このような安全構成として、ブーム(多段ブームであっては先端ブーム等一部のブーム)やウインチロープ等を、電気絶縁性を有する材料を用いて形成し、電流がブームやウインチロープ等を通して地落することがないような装置構成が採用されている。このような構成をもつ高所作業車を絶縁型高所作業車と称する。
【0004】
このような絶縁型高所作業車では作業台と車体間で電気的絶縁性を保つために、上部操作装置の電気信号を直接電線で車体側に伝送することができない。このため絶縁型高所作業車では、操作命令を電気的に絶縁な油圧ホースや作動油で伝送したり、操作命令の電気信号を一旦光電変換を行い光信号にした上で電気的絶縁性を持つ光ファイバーで伝送し再び電気信号に戻して操作制御している。
【0005】
絶縁型高所作業車の作業台近傍は車体側と電気的に孤立しているので、例えば電気駆動式の吊り上げ装置を備えた場合や、操作レバーの操作を伝える電気信号や各種センサーの電気信号を用いて作動制御を行おうとした場合でも、この作動制御用の電力を車体側から供給することができない。このため、絶縁型高所作業車には上部の電力供給を担うバッテリが作業台近傍に取り付けられている。
【0006】
ところが、上部側(作業台側)に発電器を設けることも難しく、上部バッテリの充電状態を常に監視する必要があり、装置の維持管理が煩雑となってしまっている。例えば、一度バッテリが上がってしまうと作業を中断して充電するか、バッテリ自体を交換しなければならず作業効率が低下してしまう。このためできる限り長時間高所作業を行うために実際に駆動等作業をしていない命令待ち受け時には、上部制御装置の電源をOFFにする上部節電装置を用いてバッテリ上がりを防ぐように構成されているものもある。
【0007】
一方高所作業車を用いて作業を行う際、車両を安定支持するために、車体の左右両側部に設けられている複数のジャッキの下端を地面に当接させて車体を持ち上げ支持する。これらのジャッキは車体に設けられたジャッキ制御操作装置を作業者が操作して作動させるようになっている。ここで作業終了後高所作業車を移動させる際、ブームが格納されていない状態でジャッキを上げて車両を走行させると、走行安定性、安全性で問題がある。このため安全装置としてブームが所定の格納状態でないとジャッキの格納を規制する走行規制装置(ジャッキインターロック装置とも称される)が取り付けられている。
【0008】
以上のような高所作業車において作業台近傍に吊り上げ装置が設けられることが多い。この吊り上げ装置はサブブームと保持装置を有して構成されサブブームはその基端部が垂直ポストの上端部に取り付けられた保持装置によって保持されている。保持装置はサブブームを旋回動且つ上下方向に揺動可能に構成されており、保持装置の上部にはウインチ機構が備えられている。ウインチ機構に巻回されたロープの先端はサブブームの先端に枢結されたシーブに掛け回されて垂れ下がった状態になっている。
【0009】
この吊り上げ装置は、保持装置に着脱自在に取り付けられるように構成されており、吊り上げ装置を使用しない作業時や作業終了時にはサブブームを取り外して収容していた。しかしながら、サブブームをその都度着脱するのは手間がかかり作業効率が低くなるため、サブブームを作業台近傍に起伏等が自在に設けられるように構成することが提案された。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このタイプの吊り上げ装置には少なくとも起伏動・旋回動自在にサブブームが取り付けられており、サブブームを起仰させた作業姿勢のまま格納を忘れて走行してしまうと、車両地上高が高くなり過ぎたりして車両の走行安全性、安定性の視点から好ましくないという問題がある。
【0011】
このようなことからサブブームの格納を検出するセンサを設け、サブブームの格納が検出されるようにすることを本出願人が考えた。しかしながら絶縁型高所作業車においては、前述した上部節電装置によって上部制御装置の電源が切れていると、上部操作装置からの操作信号や作業台近傍にある上部センサからの検出信号を取り出せなくなり、上部の様子が分からなくなってしまうという問題がある。このため吊り上げ装置のサブブームの格納状態がどのようになっているか確認できずに、サブブーム未格納のまま走行してしまうおそれがある。
【0012】
本発明は上記のような課題に鑑みて成されたものであり、作業台近傍に吊り上げ装置を有する高所作業車において、吊り上げ装置が格納されていない状態のままで走行するようなことを防止することができる装置を提供することを目的とする。さらに、絶縁型高所作業車においてその絶縁性やバッテリの節電機能を犠牲にすることなくサブブームの格納検出を行い、吊り上げ装置が格納されていない状態のままで走行するようなことを防止することができる装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明は、走行可能な車体と、車体を支持するジャッキと、車体上に旋回動、起伏動、伸縮動等が自在に取り付けられたブームと、ブーム先端に垂直面内において揺動自在に枢結されブームの起伏動に拘わらず水平に保たれる作業台と、車体を走行させる走行手段と、作業台近傍に取り付けられた吊り上げ装置とを有する高所作業車の走行規制装置であって、吊り上げ装置の格納状態を検出する格納状態検出器と、格納状態検出器が吊り上げ装置が未格納であると検出した場合に走行手段による走行を規制する走行規制手段と、作業台近傍に設置されたバッテリと、作業台近傍に設置され、作業台に設けられた上部操作装置からの操作信号を受けてブーム、吊り上げ装置等の作動制御をする上部制御装置とを有し、格納状態検出器および上部制御装置はバッテリからの電力供給を受けて作動するように構成され、格納状態検出器による検出信号が一定時間継続して変化せず、かつ操作信号が一定時間継続して発生しなかったときにバッテリから上部制御装置へ電力供給を遮断し、格納状態検出器による検出信号の変化または操作信号が発生したときに上部制御装置への電力供給を再開させる上部節電装置と、格納状態検出器により検出された吊り上げ装置の格納状態を記憶するメモリとを有し、上部節電装置によりバッテリから上部制御装置および格納状態検出器への電力供給が遮断されているときには、メモリに記憶されたデータを参照し、上部節電装置によりバッテリからの電力供給が遮断される直前の格納状態検出器の検出に基づいて格納状態検出器が吊り上げ装置が未格納であると検出した場合に走行規制手段が走行手段による走行を規制する。
【0014】
この走行規制手段は例えば、車両を支持するジャッキを格納させないジャッキ作動規制手段がある。他にも、車輪を制動する車輪規制手段、エンジンや油圧モータといった駆動源を停止させる駆動源規制手段、油圧ポンプ等への動力取り出し装置(パワーテイクオフ)PTOを規制するPTO規制手段がある。さらにこれらを組み合わせたもの、例えばサブブームが未格納でありながら、ジャッキが格納された状況でも、PTOがOFFであるか、またはギヤがニュートラル以外であるときは、エンジン(駆動源)を停止させたり警報作動を行うといった複合的な規制手段も走行規制手段の1つである。
【0016】
このような構成の高所作業車の走行規制装置を用いたならば、吊り上げ装置が未格納のまま車両を走行させることを確実に防止できる。なお絶縁型高所作業車において、上部節電装置により電力供給が遮断されていても節電中は格納状態検出器の検出信号が変化していないということであり、遮断直前の検出信号により正確に格納状態を把握できる。このため、上部節電装置による電源遮断の直前の検出に基づいて、車体の走行規制を行えば、吊り上げ装置未格納で車両を走行させることを確実に防止できる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に好ましい実施形態について説明する。本発明に係る高所作業車の走行規制装置を有した絶縁型高所作業車1を図1に示している。絶縁型高所作業車1は示すように、車両前後に車輪3を有して走行可能であり、前部に運転キャビン5を有したトラック車両をベースに構成されている。このトラック車両の車体前後の左右両側部には車体4を持ち上げ支持するアウトリガジャッキ6が配設されている。車体後部の車体上には図示しない旋回モータにより駆動されて水平旋回可能に構成された旋回台7が取り付けられている。この旋回台7に基端部が枢結されたブーム9が取り付けられており、このブーム9は起伏シリンダ11により起伏動するように構成されている。ブーム9は基端ブーム9a、中間ブーム9b、先端ブーム9cを入れ子式に組み合わされて、内蔵された伸縮シリンダ(図示せず)により伸縮動可能に構成されている。
【0018】
先端ブーム9cの先端には垂直ポスト13が上下方向に揺動自在に枢結され、垂直ポスト13の下端と先端ブーム9cの先端部間に配設された上部レベリングシリンダ15によりブーム9の起伏角度に拘わらず垂直ポスト13を常に垂直状態になるように揺動自在に揺動制御する。垂直ポスト13には水平旋回動可能に構成された水平アーム17が取り付けられている。水平アーム17の先端部には有底角筒状の作業台19が取り付けられている。その結果、作業台19はブーム9の起伏角度に拘わらず常に水平状態に保持される。水平アーム17は垂直ポスト13に内蔵された図示しない首振りモータに作動により垂直ポスト13廻りに回動されるようになっており、作業台19は水平旋回自在(首振り動自在)に構成されている。
【0019】
作業台19はGFRP(Glass Fiber Reinforced Plastic)などの電気絶縁材料を用いて有底角筒状に一体成型されており、先端ブーム9cも同様の電気絶縁材料を用いて構成されている。また、図2および図5に示すように、作業台19に配設された上部制御装置23と車体側に設けられた下部制御装置81との間は光ケーブル101を介して接続されており、それぞれの信号はブーム9の上下において光電変換装置100によって光電変換され、ブーム部分では光による通信が成されている。このため、電設工事等において作業者がブーム操作を誤って作業台8を高電圧の活線等に接触させた場合であっても、電流がブームやブーム内の信号線を伝って地面に短絡しないように、すなわち作業台19に搭乗する作業者が感電したり車両が破損したりすることがないようになっている。
【0020】
次に、図2を参照して吊り上げ装置30について説明する。吊り上げ装置30は水平アーム17の上部から上方へ突出する垂直ポスト13の上端部に配設されている。吊り上げ装置30は、垂直ポスト13の上端部水平面内において回転可能に取り付けられた第1回動体31と、第1回動体31の上端部に枢結されて上下方向に揺動可能な揺動部材41と、揺動部材41の上端部に取り付けられて回動可能な第2回動体51と、第2回動体51の上端部に基端部が取り付けられたサブブーム61とを有して構成されている。
【0021】
第1回動体31は、左右方向(図2紙面に垂直方向)に所定の間隙を有して対向配置された一対の側板部33と、一対の側板部33の下端部間を接続する底板部35とを有して構成されている。底板部35の下部と水平アーム17の上面間には中央部に貫通孔を有して水平方向に回動自在な第1受け部材37が配設されている。第1軸受け部材37は、上下2段に分割された上段部部材37aと下段部部材37bとを有して構成され、垂直ポスト13の上段部が第1軸受け部材37の貫通孔を挿通した状態で上段部部材37aの上面が底板部35の底面に取り付けられ、下段部部材37bの下面が水平アーム17の上面に取り付けられて、第1回動体31と水平アーム17間に狭装されている。底板部35の右端は第1軸受け部材37から水平方向に突出し、その先端部には上下方向に移動自在に挿通した固定ピン38が装着されている。固定ピン38の上端部外周には付勢ばね39が装着され、この付勢ばね39の上端が固定ピン38の上端に形成されたフランジ部38aに接続され、付勢ばね39の下端が底板部35の上面に接続されて、固定ピン38を下方に付勢している。第1回動体31が平面視において時計方向および反時計方向に約90度回転したときに移動する固定ピン38の下方に配設された水平アーム17の上面には固定ピン38を係止する一対の係止孔40が形成されている。なお、固定ピン38は前述したものに限るものではなく、付勢ばね39を有しないものでもよい。この場合、固定ピン38は手動によって底板部35に装着される。また、前述した付勢ばね39は固定ピン38を下方に付勢する形態を示したがこれに限るものではなく、固定ピン38を上方へ付勢するようにしてもよい。この場合、揺動部材41を起立状態から格納位置側へ揺動したときに固定ピン38が揺動部材41に当接して下方へ押され、係止孔40に挿入されるようにする。
【0022】
一対の側板部33の上部間には揺動部材41の下端部の一方側端部が枢結されている。揺動部材41は断面が矩形状であり、その下端部に他方側端部にはサブ起伏シリンダ43のロッド側端部が枢結され、サブ起伏シリンダ43のボトム側端部が一対の側端部33の底部間に枢結されている。サブ起伏シリンダ43は作業台19内に設けられた上部制御装置23によってその作動が制御されるように構成されている。揺動部材41の上部には上下方向に延びる挿入凹部45が形成され、挿入凹部45の上端部と下端部に第2軸受け47が取り付けられている。揺動部材41の上端部には、外側へ突出する上端フランジ部49が形成されている。
【0023】
第2回動体51は下方へ突出する突出部53と突出部53の上部に接続されて外側へ拡開する接続部55と接続部55の下端部外側へ突出する下端フランジ部57とを有して構成されている。突出部53は揺動部材41の挿入凹部45に挿入されて第2軸受け47に嵌合し、下端フランジ部57は上端フランジ部49に対向配置され、この両者間に図示しない滑り軸受けが狭装されている。接続部55の上部にはサブブーム61が取り付けられている。その結果、サブブーム61は2つの回動体31,51と揺動部材41により保持されている。
【0024】
挿入凹部45の外側の揺動部材41にはピン孔(図示せず)が形成され、またこのピン孔に連通する連通穴(図示せず)が突出部53の中間部に周方向に所定の間隙を有して複数形成されている。このピン孔と突出部53に設けられた連通穴とを連通させた状態で係止ピン59を挿入することで、第2回動体51の揺動部材41に対する回動が規制されるように構成されている。
【0025】
サブブーム61はサブブーム本体63とウインチ機構71とを有して構成されている。サブブーム本体63は、基端部の下面が第2回動体51に接続された基端サブブーム63aと先端サブブーム63bとを入れ子式に組み合わせ、内蔵のサブ伸縮シリンダ65により伸縮動可能に構成されている。先端サブブーム63bの先端には回転自在な第1シーブ67を有したサブブームヘッド69が着脱自在に取り付けられている。サブブーム本体63の上面61aにはその上面61aの法線方向と同一方向の回転中心軸線回りを回転自在な第2シーブ68が取り付けられている。ウインチ機構71はロープRを巻回したドラム73と、内蔵の図示しないウインチモータとを有して構成され、ロープRをドラム73から繰り出し及び巻き取り可能に構成されている。ドラム73から繰り出されたロープRは第1シーブ67に掛け回されて垂直下方へ垂れ下がった状態になっており、その先端に掛止フック75が取り付けられている。
【0026】
上記の構成を有した吊り上げ装置30の格納状態を検出する格納状態検出器22は、次の3つのセンサによって構成される。まず固定ピン38が左右2つの係止孔40のいずれかに嵌入して第1回動体31の向きが固定されているかを検出する第1格納センサと、サブ起伏シリンダ43が伸長しサブブーム本体63が起立状態になっているかを検出する第2格納センサと、最後に係止ピン59が第2回動体51の回転により図4(c)に示すようにサブブーム本体63作業台19の上端縁に平行になる角度に対応する揺動部材41に設けられた係止孔(図示せず)に嵌入して第2回動体51の向きが固定されているかを検出する第3格納センサとを有している。これら3つのセンサ全てが格納状態を満たしているときのみ、格納状態として検出される。さらにこの格納状態が(格納状態から未格納状態へ、もしくは未格納状態から格納状態へ)変化した場合、格納状態検出器22は電気信号を上部節電装置25および上部制御装置23へ伝送する。
【0027】
次に、絶縁型高所作業車1に対する走行規制のひとつであるジャッキ作動規制を行うジャッキ作動規制装置86を含めた制御装置の構成について図5を参照しながら説明をする。絶縁型高所作業車1の作業台側に設けられた上部機構20は、レバー等で操作を行う上部操作装置21と、サブブームの格納状態を検出する格納状態検出器22と、上部操作装置21からの操作信号を受けてブーム19、吊り上げ装置30等の作動制御をする上部制御装置23と、上部制御装置23や格納状態検出器を作動させるためのバッテリ24と、格納状態検出器22による検出信号が一定時間継続して変化せず、かつ前記操作信号が一定時間継続して発生しなかったときにバッテリ24から上部制御装置23へ電力供給を遮断し、格納状態検出器22による検出信号の変化または操作信号が発生したときに上部制御装置への電力供給を再開させる上部節電装置25と、吊り上げ装置の吊り上げアクチュエータ27や作業台19の作業台アクチュエータ28を制御する上部油圧制御バルブV26とを有して構成されている。
【0028】
一方、絶縁型高所作業車1の車体側に設けられた下部機構80は、ブーム制御操作装置84と、ジャッキ6の作動を規制するジャッキ制御操作装置85と、ブーム制御装置84とジャッキ制御操作装置85とからなる下部操作装置83からの操作信号を受けてブーム19やジャッキ6等の作動を制御する下部制御装置81と、下部制御装置81に内蔵され上部制御装置23からの検出信号を記憶しておくメモリ82と、メモリ82を参照して下部制御装置81によって吊り上げ装置が未格納であると判断された場合になされるジャッキ作動規制装置86と、下部制御装置81によって起伏・伸長・旋回等を担うブームアクチュエータ88を制御したり、車体支持を行うジャッキ作動を担うジャッキアクチュエータ89を制御する、下部油圧制御バルブV87とを有して構成されている。
【0029】
これら上部機構20と下部機構80間には油圧ホース91や光電変換装置100を介して光ファイバー101で接続され、両者の間には電気的な独立を保たれている。
【0030】
次に、本発明に係わる吊り上げ装置30の作動に関して、吊り上げ装置30によって地面に載置された荷物を懸吊させて吊り上げる吊り上げ作業と、サブブーム61を作業台19に格納する格納作業について説明する。最初に吊り上げ作業について説明する。なお、絶縁型高所作業車1は、図1に示すように、作業現場に移動してアウトリガジャッキ6により車体4を持ち上げ支持されている状態にあり、かつ作業台19は所望の作業位置に移動しているものとする。また、サブブーム本体63は全縮の状態で作業台19の上方位置に配置されているものとする。
【0031】
すると図2に示すように、サブブーム本体63の先端部(サブブームヘッド69)は作業台19の上方であって平面視において作業台19の内側位置にある。このため、この状態では荷物の吊り上げを行なって作業台19あるいは吊り上げ装置30を旋回動させることはできない。そこで、作業者は上部操作装置21を操作してサブ伸縮シリンダ65を伸長動させ、サブブーム本体63の先端部を作業台19の外側へ移動させる。この状態で作業者はウインチ機構71を作動させ、ロープRをドラム73から繰り出して掛止フック75を下方へ移動させ、地面に載置されている荷物80に掛止する。そして、ウインチ機構71を作動させてドラム73をロープRが巻き取られる方向に回転させて荷物80を懸吊した状態にして所望の位置まで吊り上げる。
【0032】
次に、サブブーム61を作業台19に格納させる場合の吊り上げ装置30の作動について説明する。図2に示すように、まず、図示しない作業者が上部操作装置21を操作してロープRを巻き上げ、掛止フック75を第1シーブ67の近傍まで移動させる。なお、係止ピン59は図示しないピン孔及び連通穴に挿通した状態にあり、第2回動体51の回動は規制状態にあるものとする。そして、サブ伸縮シリンダ65を縮小動させて先端サブブーム63bを基端サブブーム63a側へ移動させ、サブブーム本体63を全縮の状態にする。サブブーム本体63が全縮状態になると、作業者はサブブーム本体63の側部を水平方向(図2紙面の表側から裏側方向)に押圧する。サブブーム本体63が押圧されると、第1回動体31が第1軸受け部材37上を回動し、サブブーム61が平面視において時計方向に回動する。これは、第2回動体51は係止ピン59により揺動部材41に対する回動が規制されているので、サブブーム本体63は揺動部材41に対して回動せず、サブブーム本体63への押圧力は第1回動体31に作用するからである。そして、図3(a)に示すように、垂直ポスト13に対向する作業台19の面を前面19aとしたときに、この前面19aと略平行となる位置までサブブーム本体63を回動させる。これと同時に、固定ピン38も旋回動して係止孔40の上方位置に移動し、付勢ばね39によって固定ピン38の下端部が係止孔40内に挿入される。その結果、第1回転体31と水平アーム17とが固定された状態になる。
【0033】
サブブーム本体63が作業台19の前面19aと略平行な位置に移動すると、作業者は上部操作装置21を操作してサブ起伏シリンダ43を伸長動させる。サブ起伏シリンダ43が伸長動すると、図3(b)に示すように、揺動部材41が第1回動体31との枢結点を揺動中心として左側に揺動する。その結果、サブブーム本体63は上方へ揺動して起立した状態の位置まで移動する。なお、サブブーム本体63が起立した状態では、サブブーム本体63は作業台19の側面19bよりも外側に移動している。
【0034】
サブブーム本体63が起立した状態になると、作業台19に搭乗している作業者が係止ピン59を引き抜いて第2回動体51の回動規制を解除させ、そして、サブブーム本体63を下方へ押圧する。なお、前述では、サブブーム本体63を作業台19の前面19a側に回動させた後に起立させる手順を示したが、この手順を逆にしてサブブーム本体63を起立させた後に作業台19の前面19a側に回動させてもよい。
【0035】
サブブーム本体63が下方へ押圧されると、第2回動体51が回動してサブブーム本体63が作業台19の先端側へ揺動する。そして、図4(d)に示すように、サブブーム本体63が作業台19の上面よりも下方位置に移動する。その結果、サブブーム本体63は、更に図4(c)を追加して説明すると、作業台19の左側側面19bに沿い、作業台19の上面よりも下方で、サブブーム本体63の先端部が作業台19の旋回半径よりも内側の位置に格納されることになる。以下、この位置を左側格納位置と記す。サブブーム本体63が左側格納位置にくると、ピン孔が連通穴に連通するようにサブブーム本体63の位置を調整し、係止ピン59を連通した図示しないピン孔および連通穴に挿入してサブブーム本体63の上下方向に揺動を規制し、サブブーム61の格納作業が終了する。
【0036】
次に本発明に係る走行制御について説明する。本発明は安全性の向上を計るために吊り上げ装置30のサブブーム本体63が未格納のまま高所作業車が走行しないようにするためのものであるので、例えばうっかり作業者がサブブーム本体63を格納し忘れたとしても車両が走行し出さないようにすることが望ましい。
【0037】
このために格納状態検出器22を前述のような構成にしており、サブブーム本体63が所定の格納位置に正しく格納されているかどうかが確認できるようになっている。作業台19に搭乗した作業者によるブームアクチュエータ88や吊り上げアクチュエータ27や作業台アクチュエータ28等の作動から滞りなくサブブーム本体63の格納作業に移った場合、格納状態検出器22による格納状態の変化の検出信号は上部制御装置23、光電変換器100、光ファイバー101等を経由して下部制御装置81に送られる。その検出信号は下部制御装置81内のメモリ82に蓄えられる。一方ブーム9の格納状況も図示しないブーム格納状態検出器によって確認されていて、この検出信号もまた下部制御装置81に送られている。例えば、作業者操作による下部操作装置83のジャッキ制御操作装置85の操作信号が下部制御装置81に送られると、メモリ82内の最新データとブーム8の格納状況を参照して両者の格納が確認されたとき、ジャッキ作動規制装置86はジャッキ格納等のジャッキアクチュエータ89の作動を許可する。
【0038】
一方格納状態検出器22による検出信号が一定時間継続して変化せず、かつ操作信号が一定時間継続して発生しなかったときには、上部節電装置25がバッテリ24から上部制御装置23および格納状態検出器22への電力供給を遮断するので、遮断後は上部機構20の状態が下部機構80から判らなくなってしまう。そこで下部制御装置81は、サブブーム本体63の格納状態自体を把握するのではなく、格納状態の変化を捉え、その変化を『格納から未格納』(A)であるか『未格納から格納』(B)であるかをメモリ82に記憶させていく。また上部節電装置25は格納状態検出器22による検出信号の変化が発生したときに上部制御装置23への電力供給を再開させることが出来るので、格納状態の変化は上部節電装置25によって電力供給が遮断されていようといまいと格納状態の変化はメモリ82に記憶されていく。つまりメモリ82に最後に記憶された状態変化(AかB)を見てやればその時点でのサブブーム本体63の格納状態を確実に把握することができる。この結果ジャッキ作動規制装置86はメモリ82の最新(最終)データがAであれば、サブブーム本体63は未格納状態なのでジャッキを格納できないようにして車体の走行を規制し、最新(最終)データがBであれば、サブブーム本体63は格納状態なので車体の走行を規制しない。
【0039】
なお、格納状態検出器22による検出信号または、上部操作装置21による操作信号を発生させるために必要な電力はバッテリ24を用いてもよいし、信号発生用の小型バッテリ(図示しない)を格納状態検出器22や上部操作装置21に具備させるようにしてもよい。
【0040】
上記実施の形態では走行規制手段としてジャッキ作動規制手段を用いる場合を述べてきたが、走行規制手段としては上記実施の形態以外にも様々な構成が考えられる。例えば、PTOの作動を規制するPTO規制手段を走行規制手段として用いても良い。PTOはエンジン等の駆動力を取り出して油圧ポンプを駆動するためのものであり、PTOの作動を規制すれば、油圧ポンプが動かなくなるので当然のことながらジャッキ作動することはできなくなり全く同様な効果を奏する。他にもエンジン等の回転や発動の停止を行う駆動源規制手段を用いた場合でもジャッキ作動はもちろんできなくなるし車体自体の走行ができなくなるので全く同様な効果を奏する。また車輪3の制動や固定を行って車輪3を規制する車輪規制手段や、駆動源規制手段や、PTO規制手段等を複合的に組み合わせて用いても全く同様な効果を奏する。例えばサブブームが未格納でありながらジャッキが格納された状況であっても、PTOが遮断されているかまたはギヤがニュートラル以外であるときはエンジン(駆動源)を停止させたり警報作動を行うといった手段を用いても良い。このように走行規制手段には、さらに警報作動を含めてもよい。ここで警報作動とは警報ブザー、警報ランプ等を用いて作業者に注意を喚起したりすることを意味する。
【0041】
本発明の目的に鑑みれば上記の構成以外にも、例えばジャッキ制御操作装置85でジャッキの格納を指示された段階やギヤがニュートラル以外に入った段階でサブブームの格納状態検出器22の検出を行う構成にしても同様の効果を奏することができる。
【0042】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、格納状態検出器が吊り上げ装置が未格納であると検出した場合に走行規制手段により車体の走行を規制するように構成されているので、吊り上げ装置が未格納のまま車両を走行させることを確実に防止できる。
【0043】
さらに、バッテリの消費電力を抑えるための節電装置とを有する絶縁型高所作業車においても、吊り上げ装置の格納状態に即して車体の走行を規制することができ、絶縁性やバッテリの節電機能を犠牲にすることなく吊り上げ装置が未格納のまま車体を走行させることを確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる走行規制装置を搭載した絶縁型高所作業車の側面図を示す。
【図2】本発明の実施形態における吊り上げ装置の側面図を示す。
【図3】本発明の実施形態における吊り上げ装置の作動を説明するための図である。
【図4】本発明の実施形態における吊り上げ装置の作動を説明するための図である。
【図5】本発明に実施形態における操作・制御装置の概略構成図を示す。
【符号の説明】
4 車体
6 ジャッキ
9 ブーム
19 作業台
21 上部操作装置
22 (サブブーム)格納状態検出器
24 バッテリ
25 上部節電装置
86 ジャッキ作動規制装置

Claims (2)

  1. 走行可能な車体と、
    前記車体を支持するジャッキと、
    前記車体上に旋回動、起伏動、伸縮動等が自在に取り付けられたブームと、
    前記ブーム先端に垂直面内において揺動自在に枢結され前記ブームの起伏動に拘わらず水平に保たれる作業台と、
    前記車体を走行させる走行手段と、
    前記作業台近傍に取り付けられた吊り上げ装置とを有する高所作業車の走行規制装置であって、
    前記吊り上げ装置の格納状態を検出する格納状態検出器と、
    前記格納状態検出器が前記吊り上げ装置が未格納であると検出した場合に前記走行手段による走行を規制する走行規制手段と、
    前記作業台近傍に設置されたバッテリと、
    前記作業台近傍に設置され、前記作業台に設けられた上部操作装置からの操作信号を受けて前記ブーム、前記吊り上げ装置等の作動制御をする上部制御装置とを有し、
    前記格納状態検出器および前記上部制御装置は前記バッテリからの電力供給を受けて作動するように構成され、
    前記格納状態検出器による検出信号が一定時間継続して変化せず、かつ前記操作信号が一定時間継続して発生しなかったときに前記バッテリから前記上部制御装置への電力供給を遮断し、前記格納状態検出器による前記検出信号の変化または前記操作信号が発生したときに前記上部制御装置への前記電力供給を再開させる上部節電装置と、
    前記格納状態検出器により検出された前記吊り上げ装置の格納状態を記憶するメモリとを有し、
    前記上部節電装置により前記バッテリから前記上部制御装置および前記格納状態検出器への電力供給が遮断されているときには、前記メモリに記憶されたデータを参照し、前記上部節電装置により前記バッテリからの電力供給が遮断される直前の前記格納状態検出器の検出に基づいて前記格納状態検出器が前記吊り上げ装置が未格納であると検出した場合に前記走行規制手段が前記走行手段による走行を規制することを特徴とする高所作業車の走行規制装置。
  2. 前記走行規制手段が前記ジャッキの格納を規制するジャッキ作動規制手段であることを特徴とする上記請求項1に記載の高所作業車の走行規制装置。
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