JP2002152936A - 光ケーブル架設方法及びこの方法を使用する作業用車両 - Google Patents

光ケーブル架設方法及びこの方法を使用する作業用車両

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JP2002152936A
JP2002152936A JP2000340073A JP2000340073A JP2002152936A JP 2002152936 A JP2002152936 A JP 2002152936A JP 2000340073 A JP2000340073 A JP 2000340073A JP 2000340073 A JP2000340073 A JP 2000340073A JP 2002152936 A JP2002152936 A JP 2002152936A
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JP2000340073A
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Inventor
Masaaki Masui
Takashi Mori
Shuji Nakabayashi
Noboru Nishizawa
修治 中林
正昭 増井
孝 森
昇 西澤
Original Assignee
Aichi Corp
C-Cube Corp
シーキューブ株式会社
株式会社アイチコーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 牽引装置により光ケーブルを牽引させる場
合、牽引装置の設置の自由度を高くし、歩行者が光ケー
ブルに接触する虞の無い光ケーブル架設方法及びこの方
法を使用する作業用車両を提供する。 【解決手段】 高所作業車1は、車体3に起伏且つ旋回
動自在な伸縮ブーム11の先端に作業台19を有する。
作業台19には光ケーブルを牽引するための牽引装置4
0が着脱可能に取り付けられる。牽引装置40は一対の
回転駆動装置50を有し、一対の回転駆動装置50間に
光ケーブルを挟持させた状態で牽引する。回転駆動装置
50はコントローラ33によりその駆動トルクや回転速
度が一定になるように制御される。伸縮ブーム11を作
動させて、牽引装置40を光ケーブルを架設する電柱の
上部周辺に移動させ、牽引装置40により光ケーブルを
牽引させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ケーブル架設方法及
びこの方法を使用する作業用車両に関し、さらに詳細に
は、電柱に設けられた牽引装置により光ケーブルを牽引
して電柱間に光ケーブルを架設させる光ケーブル架設方
法及び牽引装置を有した作業用車両に関する。
【0002】
【従来の技術】所定の間隙を有して立設された複数の電
柱の一端側から他端側に向かって光ケーブルを架設する
場合、光ケーブルは外部からの損傷によって著しく強度
が低下する等の性質を有するので、光ケーブルに作用す
る張力の管理が必要であるが、行なわれていないケース
がある。そこで、光ケーブルに作用する張力を小さくさ
せた状態で光ケーブルを牽引することができる牽引装置
を使用した光ケーブルの架設方法が提案されている。
【0003】この架設方法によれば、図8に示すよう
に、まず、光ケーブルCが巻回されたリール34を最も
左側に配設された電柱D1(以下、この電柱を「左端電
柱D1」と記す。)の左側に設置し、このリール34に
巻回された光ケーブルCの先端に引綱Hを取り付ける。
そして、左端電柱D1と、左端電柱D1及び左端電柱D
1の右側に隣接した電柱D2(以下、この電柱を「隣接
電柱D2」と記す。)間の電線及び隣接電柱D2の右側
に架設された電線に、金車37を掛止する。また、隣接
電柱D2の下部に牽引装置100を取り付ける。
【0004】尚、金車37の掛止作業は、左端電柱D1
の上部周辺及び電線の近傍に移動させた図示しない作業
台に搭乗した作業者が行なう。また、隣接電柱D2に牽
引装置100を設けるのは、牽引装置100により牽引
する光ケーブルCの長さを短くすることで光ケーブルC
に作用する張力を小さくするためである。
【0005】次に、作業台に搭乗した作業者が引綱Hの
先端部を把持し、作業台を移動させながら左端電柱D1
に掛止された金車37から右側方向に配設された複数の
金車37に渡って引綱Hを通し、更に牽引装置100を
経由させ隣接電柱D2の右側に配設された複数の金車3
7に引綱Hを通す。そして、引綱Hの先端部を図示しな
い作業者が矢印B方向に引っ張るとともに牽引装置10
0を駆動させて、リール34に巻回された光ケーブルC
を繰り出させ、金車37及び牽引装置100に光ケーブ
ルを通し、更に牽引装置100の右側に配設された金車
37に光ケーブルCを通す。
【0006】このように、作業者が引綱Hを引っ張ると
ともに、牽引装置100により光ケーブルを牽引させる
ことで、光ケーブルCに大きな張力を作用させずにリー
ル34から光ケーブルCを繰り出させ、隣接する電柱間
に光ケーブルCを架設することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、牽引装
置は隣接電柱の下部に設置されているので、隣接電柱よ
りも左端に配設された金車と牽引装置間には光ケーブル
が延びている。このため、隣接電柱の左側周辺部に障害
物等があると、牽引装置を隣接電柱の下部に設置するこ
とができなくなる。その結果、従来の架設方法は牽引装
置の設置の自由度が低く、牽引装置を設置できるか否か
の判断が厄介である。また、隣接電柱の左側周辺部に歩
行者が入ると、掛け渡された光ケーブルに歩行者が接触
する虞がある、という問題が生じる。
【0008】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、牽引装置により光ケーブルを牽引させる場
合、牽引装置の設置の自由度を高く、歩行者が光ケーブ
ルに接触する虞の無い光ケーブル架設方法及びこの方法
を使用する作業用車両を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に本発明の光ケーブル架設方法は、所定の間隙を有して
配設された複数の電柱の一端側から他端側に向かって光
ケーブルを架設する方法である。この光ケーブル架設方
法は、光ケーブルが巻回されたリールを複数の電柱のう
ち最も一端側に配設された電柱から所定の間隙を有して
設置し、リールから光ケーブルを繰り出し引綱を取り付
ける引綱取付工程と、最も一端側に配設された電柱と電
柱から他端側に隣接して配設された数本の電柱の各上部
に金車を取り付け、最も一端側に配設された電柱に取り
付けられた金車から他端側の金車に引綱を通す引綱通し
工程と、高所作業車の作業台若しくはブームの先端部に
備えた牽引装置を前記金車の近傍に配設するようにブー
ムを作動させる牽引装置配設工程と、金車の近傍に配設
された牽引装置により引綱を牽引して引綱が通された電
柱間に光ケーブルを架設させる光ケーブル架設工程と、
光ケーブルが架設された電柱間のうち最も他端側に配設
された電柱よりも他端側に電柱が配設されている場合に
おいて、最も他端側に配設された電柱を最も一端側に配
設された電柱として引綱通し工程を行なった後に、牽引
装置配設工程及び光ケーブル架設工程を行なって光ケー
ブルを更に架設させる架設繰返し工程とを有する。
【0010】この光ケーブル架設方法によれば、光ケー
ブルが巻回されたリールを複数の電柱のうち最も一端側
に配設された電柱から所定の間隙を有して設置し、リー
ルに巻回された光ケーブルの先端に引綱を取り付ける。
そして、最も一端側に配設された電柱と電柱から他端側
に隣接して配設された数本の電柱の各上部に金車を取り
付け、最も一端側に配設された電柱に取り付けられた金
車から他端側の金車に引綱を通す。そして、高所作業車
の作業台若しくはブームの先端部に備えた牽引装置を金
車の近傍に配設させるためブームを作動させる。牽引装
置により引綱が通された金車のうち最も他端側に取り付
けられた金車に通された引綱を牽引して光ケーブルを金
車が取り付けられた電柱間に架設させ、更に、牽引装置
により引綱を牽引して引綱が通された電柱間に光ケーブ
ルを架設させる。光ケーブルが架設された電柱間のうち
最も他端側に配設された電柱よりも他端側に更に電柱が
ある場合には、牽引装置を備えた高所作業車を更に追加
し、最も他端側に配設された電柱を最も一端側に配設さ
れた電柱として、追加された高所作業車を使用して引綱
通し工程を行なった後に、牽引装置配設工程及び光ケー
ブル架設工程を行なって光ケーブルを更に架設させる。
【0011】このように、牽引装置が、最も一端側に配
設された電柱から他端側に隣接する数本の電柱のうち最
も他端側の電柱に設けられた金車の近傍に配設されてい
るので、牽引される光ケーブルの長さが短くなり光ケー
ブルに作用する張力を小さくすることができる。また、
牽引装置が電柱の上部周辺に配設されるので、牽引装置
とこれに隣接する金車間に障害物等が存在する虞は少な
く、牽引装置とこれに隣接する金車間に光ケーブルを掛
け渡しても歩行者がこの光ケーブルに接触する虞もな
い。このため、牽引装置の配設の自由度を向上させるこ
とができる。
【0012】また、本発明の作業用車両は、走行可能で
あり、車体と、車体に少なくとも起伏動可能に設けられ
たブーム(例えば、実施形態における伸縮ブーム11)
と、ブームの先端に設けられた作業台とを備えた作業用
車両(例えば、実施形態における高所作業車1)におい
て、作業台若しくはブームの先端部に牽引装置を有し、
複数の電柱間に光ケーブルを架設させるため、ブームを
起伏動させて牽引装置を電柱の上部の所定位置に移動さ
せ、その所定位置で牽引装置により光ケーブルを牽引さ
せるように構成する。
【0013】上記構成の作業用車両によれば、ブームを
起伏動させて牽引装置を電柱の上部周辺の所定位置に移
動させ、そして、その所定位置で牽引装置を作動させて
光ケーブルを牽引させる。このように、作業用車両に牽
引装置を搭載することで、ブームの起伏動等により牽引
装置を所定位置に容易に移動させることができる。
【0014】また、上記構成の光ケーブル架設方法及び
作業用車両において、牽引装置は、本体部と、本体部の
上面に設けられ回転駆動する一対の回転駆動手段と、一
対の回転駆動手段の各回転面に光ケーブル若しくは光ケ
ーブルに接続された引綱を押し当てる押し当て手段と、
を有して構成し、そして、一対の回転駆動手段及び押し
当て手段は、光ケーブル若しくは引綱の径方向外側のこ
れらの中心軸線を囲む3つの位置にそれぞれ対向して配
設し、押し当て手段は、光ケーブル若しくは引綱に当接
する当接部と、当接部を保持するとともに、本体部に対
して揺動されて、当接部を光ケーブル若しくは引綱に当
接させる当接位置及び当接部を一対の回転駆動手段から
離反させる離反位置に移動させる当接部移動手段と、当
接部移動手段に設けられ当接部を当接位置に移動させる
ように当接部の位置調整を行なう当接部位置調整手段と
を有して構成してもよい。
【0015】上記構成の牽引装置によれば、一対の回転
駆動手段の各回転面に光ケーブル若しくは光ケーブルに
接続された引綱を載置し、押し当て手段の当接部を光ケ
ーブル若しくは引綱に当接させて、光ケーブル若しくは
引綱を一対の回転駆動手段の各回転面に押圧した状態で
接触させる。そして、一対の回転駆動手段の駆動により
光ケーブル若しくは引綱を牽引する。
【0016】また、本発明の作業用車両によれば、車体
と、車体に少なくとも起伏動自在に設けられたブーム
と、ブームを起伏動させるブームアクチュエータ(例え
ば、実施形態における旋回モータ10、起伏シリンダ1
3,伸縮シリンダ15,首振りモータ21)と、ブーム
の先端に設けられた作業台とを有した作業用車両であ
り、光ケーブルを牽引して電柱間に架設させるため、作
業台若しくはブームの先端部に取り付けられた牽引装置
と、作業台若しくはブームの先端部に牽引装置が取り付
けられたか否かを検出する牽引装置取付検出手段(例え
ば、実施形態における牽引機設置センサ86)と、作業
台の位置を検出する作業台位置検出手段(例えば、実施
形態における作業台位置センサ85)と、牽引装置取付
検出手段により牽引装置が作業台若しくはブームの先端
部に取り付けられたと検出されたときに、作業台位置検
出手段により検出された作業台の位置が通常許容範囲よ
りも狭い牽引作業許容範囲を越えるブームアクチュエー
タの作動を規制するブーム作動規制手段(例えば、実施
形態における作動規制回路90)とを有して構成する。
【0017】上記構成の作業用車両によれば、牽引装置
取付検出手段により牽引装置が作業台若しくはブームの
先端部に取り付けられたと検出されたときに、作業台位
置検出手段により検出された作業台の位置が牽引作業許
容範囲を越えようとすると、ブーム作動規制手段がブー
ムアクチュエータの作動を規制する。光ケーブルの牽引
作業が行なわれると、光ケーブルの牽引により車体を転
倒させる方向の牽引モーメントが作用する。また、ブー
ムが作動して作業台が移動すると車体を転倒させる方向
の転倒モーメントが作用する。このため、光ケーブルの
牽引作業が行なわれると、車体により大きな車体を転倒
させる方向のモーメントが作用することになるので、牽
引作業が行なわれていないときの作業台の許容移動範囲
である通常許容範囲よりも狭い牽引作業許容範囲を設定
し、牽引作業が行なわれるときには牽引作業許容範囲を
越えるブームアクチュエータの作動を規制するようにし
た。このため、光ケーブルの牽引作業中において、車両
が転倒する虞を未然に防止することができる。
【0018】また、本発明の作業用車両は、車体と、車
体に少なくとも起伏動可能に設けられたブームと、ブー
ムの先端に設けられた作業台と有した作業用車両であ
り、光ケーブルを牽引して電柱間に架設させるため、作
業台若しくはブームの先端部に取り付けられた牽引装置
と、牽引装置を駆動させる駆動源と、作業台若しくはブ
ームの先端部に牽引装置が取り付けられたか否かを検出
する牽引装置取付検出手段と、作業台の位置を検出する
作業台位置検出手段と、牽引装置取付検出手段により牽
引装置が作業台若しくはブームの先端部に取り付けられ
たと検出されたときに、作業台位置検出手段により検出
された作業台の位置が牽引作業許容範囲を超える駆動源
(例えば、実施形態における電源83、牽引制御弁9
5)の作動を規制する駆動源作動規制手段(例えば、実
施形態における作動規制回路90)とを有して構成す
る。
【0019】上記構成の作業用車両によれば、牽引装置
取付検出手段により牽引装置が作業台若しくはブームの
先端部に取り付けられたと検出されたときに、作業台位
置検出手段により検出された作業台の位置が牽引作業許
容範囲を超えようとすると、駆動源作動規制手段が駆動
源の作動を規制する。前述したように、光ケーブルの牽
引作業が行なわれると、車体により大きな車体を転倒さ
せる方向のモーメントが作用するので、請求項5記載の
発明は、通常許容範囲よりも狭い牽引作業許容範囲を作
業台が越えようとするときに光ケーブルの牽引作業を中
断させるように駆動源の作動を規制したものである。
【0020】このように、駆動源の作動を規制すること
で、牽引作業により発生する牽引モーメントが車体に作
用して車体を転倒させる虞を未然に防止することができ
る。
【0021】また、上記構成の作業用車両において、通
常許容範囲は、ブームが作動して作業台を移動させたと
きに発生する車体を転倒させる方向の転倒モーメントが
作業用車両に作用したときに作業用車両が転倒する虞の
ない作業台の移動範囲とし、牽引作業許容範囲は、牽引
装置により光ケーブルを牽引する場合、牽引作業に伴っ
て発生する車体を転倒させる方向の牽引モーメントを転
倒モーメントに追加しても作業用車両が転倒する虞のな
い作業台の移動範囲としてもよい。
【0022】上記構成の作業用車両によれば、牽引作業
が行なわれないときの作業台の許容移動範囲を通常許容
範囲として設定し、牽引作業が行なわれるときの作業台
の許容移動範囲を牽引作業許容範囲として設定する。そ
して、牽引作業許容範囲は通常許容範囲よりも狭い範囲
に設定する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を図1から図7に基づいて説明する。本実施の形態は
車体上に起伏且つ旋回動自在な伸縮ブームと、伸縮ブー
ムの先端に首振り動自在に設けられた作業台とを有した
高所作業車の態様を示す。
【0024】
【第1の実施の形態】本発明における第1の実施の形態
を図1から図5に基づいて説明する。最初に、本発明の
実施の形態である光ケーブル架設方法を説明する前に、
この架設方法を使用する高所作業車を説明する。高所作
業車1は、図1(a)及び(b)に示すように、車体3
の前部に運転キャビン5を有し、この運転キャビン5よ
りも車両後方側の車体前後の左右両側部にジャッキ7を
有している。運転キャビン5よりも車両後方側の車体3
の前部中央部には上方へ突出し旋回動自在な旋回台9が
取り付けられ、旋回台9の下方の車体3内には旋回台9
を旋回動させる旋回モータ10が取り付けられている。
【0025】旋回台9の上部には伸縮ブーム11の基部
が上下方向に揺動自在に枢結され、伸縮ブーム11の下
面と旋回台9の中間部との間には起伏シリンダ13が枢
結されている。この起伏シリンダ13が伸縮動すると伸
縮ブーム11が起伏動するように構成されている。ま
た、伸縮ブーム11の内部には伸縮シリンダ15が内蔵
されており、この伸縮シリンダ15が伸縮動すると伸縮
ブーム11が伸縮動するように構成されている。
【0026】伸縮ブーム11の先端部には、上下方向に
揺動自在に枢結され伸縮ブーム11の起伏角度に拘わら
ず常時垂直状態に保持される垂直ポスト17が取り付け
られている。垂直ポスト17の先端部には作業者が搭乗
可能な作業台19が首振り動可能に取り付けられてい
る。垂直ポスト17の上部には作業台19を首振り動さ
せる首振りモータ21が取り付けられている。作業台1
9には伸縮ブーム11の駆動を操作するブーム操作装置
23が取り付けられている。
【0027】図2(a)に示すように、作業台19の旋
回中心線Sに対向する面を前面とした場合、この前面1
9aに垂直方向へ延びる棒状の架台25が取り付けら
れ、架台25の先端部は作業台19の上面よりも上方に
突出している。架台25の外形形状は円筒形状であり、
架台25の中心軸線方向には断面が円形状の貫通孔27
が設けられ、架台25の先端部で開口している。架台2
5の先端部側壁には雌ねじ(図示せず)が螺刻されてお
り、この雌ねじには固定把手29が螺合している。固定
把手29は、光ケーブルを牽引するための牽引装置40
を架台25に固定して装着させるとともに、脱着させる
機能を有する。固定把手29は、円板状の把持部29a
と、把持部29aから水平方向に突出し架台25の先端
側壁に螺刻された雌ねじに螺合するとともに先端が牽引
装置46の下面から下方へ突出する円柱状の支持部材4
1の側面に当接するねじ部(図示せず)とを有して構成
されている。
【0028】次に、牽引装置40を図3及び図4を使用
して説明する。牽引装置40は、電柱間に光ケーブルを
架設する場合に、光ケーブルに大きな張力を作用させず
に光ケーブルを牽引する装置である。牽引装置40は、
図3(a)に示すように、本体部43と一対の回転駆動
装置50と押し当て装置60とを有して構成されてい
る。本体部43は直方体形状であり、その天板44は本
体部43の幅方向の中間部を頂点とする一対の傾斜面4
4aを有している。本体部幅方向の右側(図3紙面の右
側)の側面には一対の回転駆動装置50への過電流を防
止するブレーカ45と、一対の回転駆動装置50の駆動
を制御するコントローラに電気的に接続させるためのコ
ントローラ接続口46と、電源ケーブルを接続させるた
めの電源接続口47と、牽引作業のデータを記録するレ
コーダへのデータ出力ケーブル接続口49が設けられて
いる。また、本体部43の前後両面には牽引装置40を
持ち上げるための把手48が取り付けられている。図3
(b)に示す本体部43の底板43aの略中央には前述
した支持部材41が取り付けられており、支持部材41
の中間部には凹部42が環状に形成されている。
【0029】一対の傾斜面44a上には一対の回転駆動
装置50がそれぞれ設置されている。回転駆動装置50
は駆動輪51と従動輪52と案内輪53と履帯54とを
有して構成されている。駆動輪51は傾斜面44a上の
前側に回転駆動可能に配設され、従動輪52は傾斜面4
4a上の後側に回転自在に配設されている。駆動輪51
の下方の本体部43内には駆動輪51を回転駆動させる
電動式の駆動モータ(図示せず)が内蔵されている。駆
動輪51と従動輪52間であって傾斜面44aの頂部近
傍には前後方向に所定の間隙を有して直線状に整列され
た複数の案内輪53が回転自在に取り付けられている。
駆動輪51と従動輪52には履帯54が掛け回され、駆
動輪51が回転駆動すると履帯54が駆動輪51と従動
輪52間を回転するように構成されている。図3(b)
に示すように、左右一対の履帯54間の空間部55はV
字状を形成している。
【0030】図3(a)に示すように、一対の回転駆動
装置50間には押し当て装置60が設けられている。押
し当て装置60は光ケーブルCや引綱Hに当接する当接
部61と、当接部61を保持するとともに、本体部43
に対して左右方向に揺動させて、当接部61を光ケーブ
ルCや引綱Hに当接させる当接位置及び当接部61を一
対の回転駆動装置50から離反させる離反位置に移動さ
せる当接部移動装置70と、当接部移動装置70に設け
られ当接部61を当接位置に移動させるように当接部6
1の位置調整を行なう当接部位置調整装置80とを有し
て構成されている。
【0031】当接部61は、図4(a)に示すように、
前後方向に延びる棒状のローラ保持部材62と、ローラ
保持部材62の前後方向に所定の間隙を有して回転自在
に取り付けられた当接ローラ63とを有して構成されて
いる。当接部移動装置70は、図3(a)に示すよう
に、駆動輪51と従動輪52間に前後方向に所定の間隙
を有して上方へ突設された一対の揺動支持部材71と、
左側(図3紙面の左側)の揺動支持部材71の先端部に
揺動自在に枢結され、右側(図3紙面の右側)の揺動支
持部材71の先端部に係止可能な揺動部材72とを有し
て構成されている。揺動部材72は、前後方向に延びる
板状の天板部72aと、天板部72aの前後両端部の左
右両縁部から斜め下方へ拡開して延出した脚部72b
と、を有して構成されている。図4(c)に示すよう
に、左側(図4紙面の下側)の脚部72bの先端部に
は、左側の揺動支持部材71の先端部に係止させるため
の係止部材73が取り付けられている。
【0032】当接部位置調整装置80は、図4(a)及
び(c)に示すように、ローラ保持部材62の中央部か
ら上方へ突設された案内棒81と、案内棒81を中央に
して前後方向に所定の間隙を有してローラ保持部材62
の上面に突設された一対の昇降ねじ82とを有して構成
されている。案内棒81は揺動部材72の天板部72a
に設けられた案内孔(図示せず)に挿通している。ま
た、一対の昇降ねじ82は天板部72aの前後両端部に
設けられた雌ねじ(図示せず)に螺合する雄ねじ部82
aと雄ねじ部82aの上端部に外側へ突出したフランジ
状の位置調整把持部82bとを有して構成されている。
その結果、位置調整把持部82bを回転させると、雄ね
じ部82aが上下方向に移動して当接ローラ63が上下
方向に移動するように構成されている。
【0033】尚、図1に示すように、牽引装置40は作
業台19の前面19aの上部に取り付けられたコンセン
ト31を介して電源に電気的に接続させることができ
る。また、牽引装置40は作業台19内に設けられたコ
ントローラ33により駆動輪51の駆動トルクと回転速
度が一定になるように制御される。
【0034】次に、本発明の第1の実施の形態である光
ケーブルの架設方法を、所定の間隙を有して配設された
複数の電柱の一端側から他端側に向かって光ケーブルを
架設させる場合について説明する。図5に示すように、
まず、光ケーブルCが巻回されたリール34を複数の電
柱Dのうち最も左側に配設された電柱D1よりも左側に
所定の間隙を有した位置に設置する。そして、リール3
4から光ケーブルCを繰り出しその先端に光ケーブルC
の捻れを防止する撚り返し金物35の一端に接続し、撚
り返し金物35の他端に引綱Hを取り付ける(引綱取付
工程)。ここで、撚り返し金物35は、第1接続部35
aと第2接続部35bとこれらを互いに回転可能に接続
させる回転部(図示せず)とを有して構成され、第1接
続部35aに光ケーブルCの先端部が接続され、第2接
続部35bに引綱Hが接続されている。その結果、引綱
Hが捻れても第2接続部35bが回転するのみで、第1
接続部35aは回転せず、その結果、光ケーブルCの捻
れを防止することができる。
【0035】光ケーブルCの先端部に引綱Hが接続され
ると、最も左側に配設された電柱D1とこの電柱D1か
ら右側に隣接して配設された2本の電柱D2、D3の各
上部に金車37を取り付ける。そして、最も左側の電柱
D1に取り付けられた金車37から右側に取り付けられ
た金車37に引綱Hを通す(引綱通し工程)。尚、金車
37の取り付け作業及び引綱Hの金車37への通し作業
は、高所作業車1の位置を移動させながら、作業台19
に搭乗した図示しない作業者が行なう。金車37に引綱
Hが通されると、左から3本目の電柱D3に取り付けら
れた金車37の近傍に牽引装置40を配設させるため、
作業台19をこの金車37の近傍に移動させる(牽引装
置配設工程)。
【0036】尚、牽引装置40の装着作業は、図1に示
す作業台19が車体3に格納されている状態において行
なわれる。更に詳細には、図2(b)に示すように、架
台25の上方から牽引装置40を下方に移動させ、支持
部材41を貫通孔27に挿入して嵌合させ、牽引装置4
0を回転させて向きを調整し、固定把手29を回転させ
て図3(b)に示す凹部49内に固定把手29のねじ部
の先端部を当接させることで、図2(a)に示すよう
に、牽引装置40が架台25に固定される。尚、固定把
手29を回転させて牽引装置40の架台25への固定を
解除させて、光ケーブルCの牽引方向と同一方向に牽引
装置40の向きを自由に調整することができる。
【0037】そして、図3(a)に示すように、電源接
続口47と図1に示すコンセント31間を図示しない電
源ケーブルを介して電気的に接続させ、コントローラ接
続口46と図1(b)に示すコントローラ33間を図示
しない接続ケーブルを介して電気的に接続させる。ま
た、データ出力ケーブル接続口49と記録装置(図示せ
ず)間をケーブルを介して電気的に接続させる。
【0038】図5に示すように、牽引装置40が左から
3本目の電柱D3に取り付けられた金車37の近傍に配
設されると、作業台19に搭乗した作業者が図3(b)
に示す一対の回転駆動装置50間のV字状の空間部55
内に引綱Hを牽引装置40の前後方向に延ばした状態で
載置する。このとき、揺動部材72は左側の揺動支持部
材71を支点として揺動されて(離反位置)、空間部5
5の上方は開放された状態になっている。そして、引綱
Hが載置されると、図4(c)に示すように、揺動部材
72を右側へ揺動させ、係止部材73により揺動部材7
2を揺動支持部材71に係止させる。そして、位置調整
把持部82bを回転させて雄ねじ部82aを下方に移動
させ、当接ローラ63を引綱Hの上部に当接させ、引綱
Hの下面を一対の履帯54に押圧させた状態にする。そ
して、図1に示すコントローラ33に設けられた図示し
ない駆動スイッチをON操作し、一対の回転駆動装置5
0を駆動させて一対の履帯54間に挟持された引綱Hを
牽引し、図5に示すように、3本の電柱D1、D2、D
3間に光ケーブルCを掛け渡す。そして、この掛け渡さ
れた光ケーブルCを各電柱D1、D2、D3に係止させ
て(光ケーブル架設工程)、光ケーブル架設作業が終了
する。
【0039】ここで、3本目の電柱D3から引綱Hを介
して光ケーブルCを牽引するときに、リール34が設置
された位置から3本目の電柱D3までの距離Lは短いの
で、光ケーブルCに作用する張力を光ケーブルCに作用
可能な許容張力以下に抑えることができる。また、牽引
装置40は電柱D3の上部周辺に配設されるので、障害
物等により牽引装置40が配設できない虞は小さい。こ
のため、牽引装置40が配設できるか否かの判断は容易
であり、牽引装置40の配設の自由度は高い。更に、牽
引装置40の配設位置は地上よりも上方の位置にあるの
で、牽引装置40に導かれる引綱Hや光ケーブルCが歩
行者に接触する虞もない。
【0040】次に、3本目の電柱D3の右側にさらに数
本の電柱(図示せず)があり、これらの電柱間にも光ケ
ーブルCを架設させる場合について説明する。牽引装置
40により最初の電柱D1と3本目の電柱D3間に光ケ
ーブルCが掛け渡されると、牽引装置40を備えた高所
作業車1を更に追加し、この追加された高所作業車1を
使用して3本目の電柱D3から右側に隣接して配設され
た数本の各電柱の上部に金車を取り付け、3本目の電柱
D3に取り付けられた金車37から右側の金車(図示せ
ず)に引綱Hを通す(引綱通し工程)。そして、引綱H
が通された金車のうち最も右側に取り付けられた金車に
通された引綱Hの近傍に追加された高所作業車1に備え
られた牽引装置40を配設する(牽引装置配設工程)。
尚、牽引装置40は3本目の電柱D3の金車37の近傍
にも配設された状態にある。即ち、牽引装置40は3本
目の電柱D3の上部周辺と、更に追加された電柱のうち
最も右側に配設された電柱の上部周辺の2カ所に配設さ
れることになる。後から追加する牽引装置40を金車の
近くに配設する作用は前述した内容に準じるのでその説
明は省略する。そして、後から追加された牽引装置と、
3本目の電柱D3の金車37の近傍に配設された牽引装
置40を作動させ、引綱Hを牽引して数本の電柱間に光
ケーブルCを掛け渡した後に、最初の電柱D1から追加
された電柱の全てに掛止された光ケーブルCを各電柱D
に係止させる(光ケーブル架設工程)。
【0041】このように、電柱Dの本数が多い場合で
も、牽引装置40が牽引する光ケーブルCの長さは数本
の電柱D間の距離に相当する程度の長さであるので、光
ケーブルCに作用する張力を許容張力以下に抑えること
ができる。また、牽引装置40は電柱Dの上部周辺に配
設されるので、障害物等により牽引装置40が配設でき
ない虞は少なく、牽引装置40が配設できるか否かの判
断は容易であり、牽引装置40の配設の自由度は高くな
る。更に、牽引装置40の配設位置は地上よりも上方の
位置にあるので、牽引装置40に導かれる引綱Hや光ケ
ーブルCが歩行者に接触する虞もない。
【0042】
【第2の実施の形態】本発明における第2の実施の形態
を図6及び図7に基づいて説明する。尚、第2の実施の
形態においては、第1の実施の形態との相違点のみを説
明し、第1の実施の形態と同一態様部分については同一
符号を附してその説明を省略する。図6に示すように、
牽引装置40にはこの作動を制御するとともに、図1に
示す伸縮ブーム11及び作業台19の首振り動を制御す
るコントローラ33が電気的に接続されている。コント
ローラ33にはブーム操作装置23と、図1に示す作業
台19の位置を検出する作業台位置センサ85と、牽引
装置40が架台25に設置されたことを検知する牽引機
設置センサ86が電気的に接続されている。作業台位置
センサ85は車体3に対する作業台19の位置を検出す
る機能を有し、3次元位置を検出する。牽引機設置セン
サ86は、図2(a)に示す架台25の貫通孔27内に
設けられたリミットスイッチ(図示せず)であり、牽引
装置40の支持部材41が貫通孔27に挿入されて、牽
引装置40が架台25に載置された状態になったときに
リミットスイッチがON作動するように構成されてい
る。
【0043】コントローラ33には、作動制御回路87
と作業台位置判定回路88とメモリ89と作動規制回路
90とを有して構成されている。作動制御回路87はブ
ーム操作装置23の作動内容に応じて旋回モータ10、
起伏シリンダ13、伸縮シリンダ15及び首振りモータ
21(以下、これらをまとめて単に「ブームアクチュエ
ータ10,13,15,21」と記す。)の作動を制御す
る作動制御弁91の作動をコントロールするとともに、
牽引装置40により光ケーブルCが牽引可能な状態であ
るときに作動可能ランプ92を点灯させる機能を有す
る。作業台位置判定回路88は、牽引装置40が図2に
示す架台25に装着されていない場合、作業台19の位
置が通常許容範囲を越えているか否かを判定し、また、
牽引装置40が架台25に装着されている場合、作業台
19の位置が牽引作業許容範囲を越えているか否かを判
定する機能を有する。
【0044】ここで、通常許容範囲A1とは、図7
(a)に示すように、牽引装置40が架台25に装着さ
れず、ジャッキ7が張り出され、且つ作業台19に定格
荷重が載置された状態で、伸縮ブーム11が起伏動等し
て作業台19を移動させたときに発生する車体3を転倒
させる方向の転倒モーメントが高所作業車1に作用した
ときに、高所作業車1が転倒する虞のない作業台19の
移動範囲(図7(a)中の右斜線で示した領域)をい
う。また、牽引作業許容範囲A2とは、図7(b)に示
すように、ジャッキ7が張り出された状態で牽引装置4
0により光ケーブルCを牽引させる場合、牽引作業に伴
って発生する車体3を転倒させる方向の牽引モーメント
を転倒モーメントに加算しても高所作業車1が転倒する
虞のない作業台19の移動範囲(図7(b)中の左斜線
で示した領域)をいう。尚、牽引作業許容範囲A2を決
定する場合、作業台19に搭載する荷重は前述した定格
荷重よりも小さい荷重を載置させ、且つ牽引作業による
牽引力のうち最大の牽引力により発生する牽引モーメン
トを考慮する。
【0045】図6に示すように、メモリ89には通常許
容範囲A1と牽引作業許容範囲A2が設定されている。
作動規制回路90は、牽引機設置センサ86により牽引
装置40が架台25に設置されたと検出されたときに、
作業台位置センサ85により検出された作業台19の位
置が牽引作業許容範囲A2を越えようとするときには、
ブームアクチュエータ10,13,15,21の作動を規
制し、また、電源83と牽引装置40間に電気的に接続
された電源スイッチ94をOFF作動させて牽引装置4
0への電力供給を遮断させる機能を有する。尚、牽引装
置が油圧により駆動する油圧モータを有したタイプのも
のでは、作動規制回路90は、油圧モータの作動を制御
する牽引制御弁による油圧モータへの作動油の給排を停
止させるようにすることができる。
【0046】次に、本発明における第2の実施の形態の
作用を説明する。図6に示すように、牽引機設置センサ
86により牽引装置40が図2に示す架台25に設置さ
れた状態にあると検出されているときに、作業台位置判
定回路88が作業台位置センサ85により検出された作
業台19の位置が牽引作業許容範囲A2を越えようとし
ていると判定したときには、この範囲外判定結果を作動
規制回路90に送る。ここで、作業台位置判定回路88
は牽引機設置センサ86により牽引装置40が架台25
に設置された状態にあると検出されたときには、この設
置検出信号に応じてメモリ89から牽引作業許容範囲A
2を読み出し、この牽引作業許容範囲A2に基づいて作
業台19の位置が牽引作業許容範囲A2を越えようとし
ているか否かを判定する。また、作業台位置判定回路8
8は、牽引機設置センサ86により牽引装置40が架台
25に設置された状態にあると検出されていないときに
は、この非設置検出信号に応じてメモリ89から通常許
容範囲A1を読み出し、この通常許容範囲A1に基づい
て作業台19の位置が通常許容範囲A1を越えようとし
ているか否かを判定する。
【0047】作動規制回路90は範囲外判定結果を受け
取ると、ブームアクチュエータ10,13,15,21に
接続された制御作動弁91への作動制御信号の伝達を遮
断して図1に示す伸縮ブーム11の作動を停止させ、且
つ、電源スイッチ84をOFF作動させて牽引装置40
への電力供給を遮断させる。その結果、図7(b)に示
すように、作業台19は牽引作業許容範囲A2を越える
ことはなく、高所作業車1が転倒する虞を未然に防止す
ることができ、また、光ケーブルCの牽引作業を中断さ
せることができる。
【0048】次に、作業台19の位置が牽引作業許容範
囲A2内にある場合について説明する。牽引機設置セン
サ86により牽引装置40が架台25に設置された状態
にあると検出されているときに、作業台位置センサに8
5より検出された作業台19の位置が牽引作業許容範囲
A2内にあると作業台位置判定回路88が判定したとき
には、この範囲内判定結果が作動制御回路87に送ら
れ、作動制御回路87はこの範囲内判定結果に応じて作
動可能ランプ92を点灯させる。その結果、作業台19
に搭乗している作業者は光ケーブルCの牽引作業が可能
な状態にあることを認識することができる。
【0049】尚、牽引装置40がリミッター(牽引トル
クが所定値を越えないように回転駆動装置50の作動を
制御するもの)を備えている場合、このリミッタが故障
したときでも高所作業車が転倒する虞が無いように、最
大牽引トルクが所定値以下の能力を有した牽引装置40
を使用することが望ましい。
【0050】
【発明の効果】本発明による光ケーブル架設方法によれ
ば、引綱取付工程と引綱通し工程と牽引装置配設工程と
光ケーブル架設工程と架設繰返し工程により、牽引装置
を最も一端側に配設された電柱から他端側に隣接する数
本の電柱のうち最も他端側の電柱に設けられた金車の近
傍に配設させるので、牽引される光ケーブルの長さが短
くなり光ケーブルに作用する張力を小さくすることがで
きる。また、牽引装置が電柱の上部周辺に配設されるの
で、牽引装置とこれに隣接する金車間に障害物等が存在
する虞は少なく、牽引装置とこれに隣接する金車間に光
ケーブルを掛け渡しても歩行者がこの光ケーブルに接触
する虞もない。このため、牽引装置の配設の自由度を向
上させることができる。
【0051】また、本発明の作業用車両によれば、作業
用車両に牽引装置を搭載することで、ブームの起伏動等
により牽引装置を電柱の上部周辺部に容易に移動させる
ことができる。
【0052】更に、本発明の作業用車両によれば、牽引
装置取付検出手段により牽引装置が作業台若しくはブー
ムの先端部に取り付けられたと検出されたときに、作業
台位置検出手段により検出された作業台の位置が牽引作
業許容範囲を越えようとすると、ブーム作動規制手段が
ブームアクチュエータの作動を規制することで、光ケー
ブルの牽引作業中において、車両が転倒する虞を未然に
防止することができる。
【0053】また、本発明の作業用車両によれば、牽引
装置取付検出手段により牽引装置が作業台若しくはブー
ムの先端部に取り付けられたと検出されたときに、作業
台位置検出手段により検出された作業台の位置が牽引作
業許容範囲を超えようとすると、駆動源作動規制手段が
駆動源の作動を規制することで、牽引作業により発生す
る牽引モーメントが車体に作用して車体を転倒させる虞
を未然に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における高所作業車
を示し、同図(a)は高所作業車の平面図であり、同図
(b)は高所作業車の正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態における高所作業車
に装着される牽引装置を示し、同図(a)は牽引装置が
装着された状態を示し、同図(b)は牽引装置が装着さ
れる前の状態を示す。
【図3】本発明の第1の実施の形態における牽引装置を
示し、同図(a)は牽引装置の斜視図であり、同図
(b)は牽引装置の側面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態における牽引装置を
示し、同図(a)は牽引装置の正面図であり、同図
(b)は牽引装置の平面図であり、同図(c)は牽引装
置の側面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態における光ケーブル
架設方法を説明するための図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態における高所作業車
のコントローラのブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における高所作業車
の作業台の許容移動範囲を示し、同図(a)は通常許容
範囲を示し、同図(b)は牽引作業許容範囲を示す。
【図8】従来技術における光ケーブル架設方法を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 高所作業車 3 車体 10 旋回モータ 11 伸縮ブーム 13 起伏シリンダ 15 伸縮シリンダ 19 作業台 21 首振りモータ 34 リール 37 金車 40 牽引装置 43 本体部 44a 傾斜面 50 回転駆動装置 60 押し当て装置 61 当接部 62 ローラ保持部材 63 当接ローラ 70 当接部移動装置 80 当接部位置調整装置 85 作業台位置センサ 86 牽引機設置センサ 90 作動規制回路 93 電源 95 牽引制御弁 A1 通常許容範囲 A2 牽引作業許容範囲 C 光ケーブル D 電柱 H 引綱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増井 正昭 奈良県大和高田市片塩町3番2号 堀田ビ ル302号 株式会社フロニモス内 (72)発明者 森 孝 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 (72)発明者 中林 修治 埼玉県上尾市大字領家字山下1152番地の10 株式会社アイチコーポレーション上尾工 場内 Fターム(参考) 2H038 CA64 CA73

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の間隙を有して配設された複数の電
    柱の一端側から他端側に向かって光ケーブルを架設する
    光ケーブル架設方法であって、 前記光ケーブルが巻回されたリールを前記複数の電柱の
    うち最も一端側に配設された電柱から所定の間隙を有し
    て設置し、前記リールから前記光ケーブルを繰り出し引
    綱を取り付ける引綱取付工程と、 前記最も一端側に配設された電柱と前記電柱から他端側
    に隣接して配設された数本の電柱の各上部に金車を取り
    付け、前記最も一端側に配設された電柱に取り付けられ
    た前記金車から他端側の前記金車に前記引綱を通す引綱
    通し工程と、 高所作業車の作業台若しくはブームの先端部に備えた牽
    引装置を前記金車の近傍に配設するようにブームを作動
    させる牽引装置配設工程と、 前記金車の近傍に配設された前記牽引装置により前記引
    綱を牽引して前記引綱が通された電柱間に前記光ケーブ
    ルを架設させる光ケーブル架設工程と、 前記光ケーブルが架設された前記電柱間のうち最も他端
    側に配設された前記電柱よりも他端側に電柱が配設され
    ている場合において、前記最も他端側に配設された電柱
    を最も一端側に配設された電柱として前記引綱通し工程
    を行なった後に、前記牽引装置配設工程及び前記光ケー
    ブル架設工程を行なって前記光ケーブルを更に架設させ
    る架設繰返し工程とを有することを特徴とする光ケーブ
    ル架設方法。
  2. 【請求項2】 走行可能であり、車体と、前記車体に少
    なくとも起伏動可能に設けられたブームと、前記ブーム
    の先端に設けられた作業台とを備えた作業用車両におい
    て、 前記作業台若しくは前記ブームの先端部に牽引装置を有
    し、 複数の電柱間に光ケーブルを架設させるため、前記ブー
    ムを起伏動させて前記牽引装置を前記電柱の上部周辺の
    所定位置に移動させ、その所定位置で前記牽引装置によ
    り前記光ケーブルを牽引させるように構成されているこ
    とを特徴とする作業用車両。
  3. 【請求項3】 前記牽引装置は、本体部と、前記本体部
    の上面に設けられ回転駆動する一対の回転駆動手段と、
    前記一対の回転駆動手段の各回転面に前記光ケーブル若
    しくは前記光ケーブルに接続された前記引綱を押し当て
    る押し当て手段と、を有して構成され、 前記一対の回転駆動手段及び前記押し当て手段は、前記
    光ケーブル若しくは前記引綱の径方向外側のこれらの中
    心軸線を囲む3つの位置にそれぞれ対向して配設され、 前記押し当て手段は、前記光ケーブル若しくは前記引綱
    に当接する当接部と、前記当接部を保持するとともに、
    前記本体部に対して揺動されて、前記当接部を前記光ケ
    ーブル若しくは前記引綱に当接させる当接位置及び前記
    当接部を前記一対の回転駆動手段から離反させる離反位
    置に移動させる当接部移動手段と、前記当接部移動手段
    に設けられ前記当接部を前記当接位置に移動させるよう
    に前記当接部の位置調整を行なう当接部位置調整手段と
    を有していることを特徴とする請求項1又は2記載の作
    業用車両。
  4. 【請求項4】 車体と、前記車体に少なくとも起伏動自
    在に設けられたブームと、前記ブームを起伏動させるブ
    ームアクチュエータと、前記ブームの先端に設けられた
    作業台とを有した作業用車両において、 光ケーブルを牽引して電柱間に架設させるため、前記作
    業台若しくは前記ブームの先端部に取り付けられた牽引
    装置と、 前記作業台若しくは前記ブームの先端部に前記牽引装置
    が取り付けられたか否かを検出する牽引装置取付検出手
    段と、 前記作業台の位置を検出する作業台位置検出手段と、 前記牽引装置取付検出手段により前記牽引装置が前記作
    業台若しくは前記ブームの先端部に取り付けられたと検
    出されたときに、前記作業台位置検出手段により検出さ
    れた前記作業台の位置が前記通常許容範囲よりも狭い牽
    引作業許容範囲を越える前記ブームアクチュエータの作
    動を規制するブーム作動規制手段とを有することを特徴
    とする作業用車両。
  5. 【請求項5】 車体と、前記車体に少なくとも起伏動可
    能に設けられたブームと、前記ブームの先端に設けられ
    た作業台と有した作業用車両であって、 光ケーブルを牽引して電柱間に架設させるため、前記作
    業台若しくは前記ブームの先端部に取り付けられた牽引
    装置と、 前記牽引装置を駆動させる駆動源と、 前記作業台若しくは前記ブームの先端部に前記牽引装置
    が取り付けられたか否かを検出する牽引装置取付検出手
    段と、 前記作業台の位置を検出する作業台位置検出手段と、 前記牽引装置取付検出手段により前記牽引装置が前記作
    業台若しくは前記ブームの先端部に取り付けられたと検
    出されたときに、前記作業台位置検出手段により検出さ
    れた前記作業台の位置が牽引作業許容範囲を超える前記
    駆動源の作動を規制する駆動源作動規制手段とを有する
    ことを特徴とする作業用車両。
  6. 【請求項6】 前記通常許容範囲は、前記ブームが作動
    して前記作業台を移動させたときに発生する前記車体を
    転倒させる方向の転倒モーメントが前記作業用車両に作
    用したときに前記作業用車両が転倒する虞のない前記作
    業台の移動範囲であり、 前記牽引作業許容範囲は、前記牽引装置により前記光ケ
    ーブルを牽引する場合、牽引作業に伴って発生する前記
    車体を転倒させる方向の牽引モーメントを前記転倒モー
    メントに追加しても前記作業用車両が転倒する虞のない
    前記作業台の移動範囲であることを特徴とする請求項4
    又は5記載の作業用車両。
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