JP6113518B2 - 高所作業車 - Google Patents
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Description
。
設けられたブームと、ブームの先端部に水平面内で回動可能に設けられた作業台と、ブー
ムの先端部に旋回可能に設けられたサブブーム装置とを備えて構成されているものが知ら
れている。サブブーム装置は、作業者の手動または油圧モータ等の旋回アクチュエータに
より作業台に対して旋回されるように構成されており、手動により旋回される状態と旋回
アクチュエータにより旋回される状態とを切り替える切替手段を備えたサブブーム装置も
知られている(例えば、特許文献1を参照)。このようなサブブーム装置は、例えば、作
業用の部材等の吊り上げ作業や、間接活線作業において電柱間に架設された電線を仮支持
するために使用される。また、ブームおよび作業台を車体上に格納したときに、サブブー
ム装置を作業台の側方位置に格納して、サブブーム装置をブームの先端部に取り付けたま
ま走行可能に構成された高所作業車も知られている(例えば、特許文献2を参照)。
れている。そのため、サブブーム装置を作業台の側方位置に格納した状態で作業台を回動
(首振り作動)させると、サブブーム装置が邪魔になりサブブーム装置が格納されている
方向には作業台を首振り作動させることができないという問題があった。従って、このよ
うな従来のサブブーム装置では、高所作業時においてサブブーム装置を使用しない場合で
あってもサブブーム装置を格納姿勢から作業台の首振り作動を阻害しない姿勢(作業台か
ら遠ざけた姿勢)にさせる必要があるため、作業性が悪いという問題があった。
態のまま作業台を首振り作動させることができる高所作業車を提供することを目的とする
。
てサブブーム装置が作業台と一緒に旋回される連動状態に切り替えることができるため、
サブブーム装置を格納した状態のままであっても作業台を首振り作動させることができる
。従って、サブブーム装置を使用しない場合には格納した状態のまま高所作業を行うこと
ができるため、作業性を向上させた使い勝手の良い高所作業車を提供することができる。
態に切り替えているときにおいて、サブブーム装置が自由旋回可能となる自由旋回状態と
、サブブーム装置が旋回駆動装置の駆動力により旋回される駆動旋回状態とを切り替える
ように構成すれば、サブブーム装置における作業台との連動および旋回駆動装置との接続
を一つの切替手段で行うことができる。従って、切替操作部も一つとすることができるた
め、例えば複数の切替操作部がある場合に作業者がどの操作部を操作すればよいのか迷う
というような煩雑さを解消させることができる。また、上述のように作業台との連動を切
り替えられるだけではなく、作業者の手動により旋回可能な状態と、旋回駆動装置により
旋回可能な状態とにも切り替えられるため、そのときの作業に合わせた適切な旋回手段を
選択して作業を行うことができ、作業性をさらに向上させた高所作業車を提供することが
できる。
図1に示している。高所作業車1は、車体2の前部に運転キャブ7を有し、車体2の前後
に配設された左右一対の前輪5fおよび後輪5rにより走行可能なトラック車両をベース
に構成されている。車体2は、シャシフレームとシャシフレーム上に取り付けられたサブ
フレームとからなる車体フレームを有して構成されている。
げ支持して安定させるための左右一対のフロントジャッキ10fおよびリアジャッキ10
rが設けられている。フロントおよびリアジャッキ10f,10rは、各々の内部に設け
られたジャッキシリンダ11を駆動させることにより下方に伸長して車体2を持ち上げ支
持し、車両を安定させた状態とするように構成されている。車体2には、各ジャッキ10
f,10rの作動操作を行う操作レバー等を備えるジャッキ操作装置15(図4を参照)
が設けられている。
水平旋回可能に構成された旋回台20が設けられている。この旋回台20から上方に延び
た支柱21,21には、フートピン22によりブーム30が上下方向に揺動自在(起伏自
在)に取り付けられている。車体2の架装領域上の左右には、作業工具や作業機材等を収
納するための複数の工具箱26が配設されている。
ブーム30aと、中間ブーム30bと、先端ブーム30cとが入れ子式に組み合わされて
構成されている。そして、ブーム30は、内部に設けられた伸縮シリンダ31を駆動させ
ることによりブーム30を長手方向に伸縮作動させることができるように構成されている
。また、ブーム30は、基端ブーム30aと支柱21の間に跨設された起伏シリンダ23
の駆動により上下面内で起伏作動可能に構成されている。
直ポスト32が上下方向に揺動自在に取り付けられている。垂直ポスト32は、先端ブー
ム30cの先端部との間に跨設された上部レベリングシリンダ(図示せず)と基端ブーム
30aと支柱21の間に跨設された下部レベリングシリンダ25(図1を参照)により、
ブーム30の起伏角度に拘わらず常に垂直姿勢が保持されるように揺動制御(レベリング
制御)されている。
旋回可能(水平旋回可能)に取り付けられ、この作業台ブラケット38の側部に作業台昇
降装置36を介して箱状の作業台40が取り付けられている。垂直ポスト32の上部およ
び作業台ブラケット38はカバー35によりその周りを覆われている。カバー35の内部
には首振りモータ34が設けられており、首振りモータ34を駆動させることにより図示
しないウォームギヤおよびホイールギヤ等からなる回転伝達機構を介して作業台ブラケッ
ト38および作業台40を垂直ポスト32まわりに水平旋回(首振り作動)させることが
できるように構成されている。
いるため、作業台40の床面はブーム30の起伏角度に拘わらず常に水平に保持されるよ
うになっている。作業台昇降装置36は、昇降シリンダ(図示せず)を有して構成されて
おり、この昇降シリンダを駆動させることにより作業台ブラケット38に対して作業台4
0を昇降移動させるように構成されている。作業台40には、旋回台20、ブーム30お
よび作業台40の作動操作を行う操作レバーや各種の操作スイッチ等を備える作業操作装
置45が設けられている。
うに、ジャッキ操作装置15や作業操作装置45からの操作信号を受けて、ジャッキシリ
ンダ11、旋回モータ24、伸縮シリンダ31、起伏シリンダ23、首振りモータ34お
よび昇降シリンダ等(以下、まとめて「アクチュエータ55」と称する)を制御するコン
トローラ50と、アクチュエータ55を作動させるために作動油を供給する油圧ユニット
60と、高所作業装置を駆動するための架装部バッテリ65とから構成される。
タ62と、油圧ポンプ61からアクチュエータ55に供給される作動油の供給方向および
供給量を制御する制御バルブ63とを有して構成される。ポンプ駆動モータ62は、架装
部バッテリ65からインバータ64を介して供給される電力により回転駆動される。制御
バルブ63は、コントローラ50により作動が制御され、アクチュエータ55に供給する
作動油の供給方向および供給量を制御してアクチュエータ50の作動を制御するようにな
っている。
られている。サブブーム装置70は、垂直ポスト32の上端部に水平旋回可能に設けられ
た旋回体71と、旋回体71の上部に上下方向に揺動自在に取り付けられた第1サブブー
ム支持部材72と、第1サブブーム支持部材72に第1サブブーム支持部材72の揺動面
と直交する方向に揺動自在に取り付けられた第2サブブーム支持部材73と、第2サブブ
ーム支持部材73の上部に着脱可能に取り付けられる長尺状のサブブーム部材74とを有
して構成されている。
図5を参照)と、旋回部材71aの周りを覆うカバー71bとを有して構成される。旋回
部材71aは、作業台40(作業台ブラケット38)の旋回軸Aと同軸上において旋回す
るように設けられている。旋回部材71aの上部には、水平方向に延びる第1揺動ピン7
2aが設けられており、この第1揺動ピン72aを中心として上下方向に揺動自在に第1
サブブーム支持部材72が取り付けられている。
リンダ77(図5を参照)を駆動させることにより旋回部材71aに対して第1揺動ピン
72aを中心に揺動可能に構成されている。第1サブブーム支持部材72には、第1揺動
ピン72aと直交する方向且つ水平方向に延びる第2揺動ピン73aが設けられており、
この第2揺動ピン73aを中心として揺動自在に第2サブブーム支持部材73が取り付け
られている。すなわち、第1サブブーム支持部材72が起仰した状態のときには、第2サ
ブブーム支持部材73は上下方向に揺動自在である。
して第2揺動ピン73aを中心に揺動可能に構成されている。第2サブブーム支持部材7
3の上部には、第2揺動ピン73aと略平行に延びるサブブーム装着孔が形成されており
、このサブブーム装着孔にサブブーム部材74が挿入されて固定手段(図示せず)により
固定保持され、サブブーム部材74が第2揺動ピン73aと略平行に延びた状態で第2サ
ブブーム支持部材73に装着される。
滑車74aにかけられたロープ75aの巻き取りおよび繰り出しを行うウインチ機構75
が取り付けられている。ウインチ機構75は、内蔵されたウインチモータ(図示せず)を
駆動させることによりロープ75aの巻き取りおよび繰り出しを行うように構成されてい
る。
略平行に延びる第1ロックピン挿入孔84が形成されている。第1サブブーム支持部材7
2には、後述するサブブーム装置70の作業姿勢においてこの第1ロックピン挿入孔84
と整合する位置に第2ロックピン挿入孔81が形成されている。これら第1および第2ロ
ックピン挿入孔84,81に棒状のロックピン80が挿入されることにより、第1サブブ
ーム支持部材72に対する第2サブブーム支持部材73の揺動位置が作業姿勢において固
定保持されるように構成されている。また、第1サブブーム支持部材72には、後述する
サブブーム装置70の格納姿勢において上記第1ロックピン挿入孔84と整合する位置に
第3ロックピン挿入孔82が形成されている。これら第1および第3ロックピン挿入孔8
4,82にロックピン80が挿入されることにより、第1サブブーム支持部材72に対す
る第2サブブーム支持部材73の揺動位置が格納姿勢において固定保持されるように構成
されている。また、第1サブブーム保持部材72には、ロックピン80が第1および第2
ロックピン挿入孔84,81または第1および第3ロックピン挿入孔84,82に挿入さ
れたときに、ロックピン80が簡単に抜けないようにロックピン80を保持するストッパ
機構83,83が配設されている。
32に対して旋回させる旋回駆動装置90と、旋回体71が旋回駆動装置90により旋回
される駆動旋回状態と旋回体71が自由旋回可能となる自由旋回状態とを切り替える切替
装置100とを有して構成されている。
91と、旋回体71の旋回部材71aに取り付けられたサブブーム旋回モータ92(以下
、単に「旋回モータ92」と称する)と、ギヤライナ91および旋回モータ92のスプラ
インシャフト92aを接続させるピニオンギヤ93とを有して構成される。旋回モータ9
2は、旋回部材71aの底部に固定状態で取り付けられ、その底部に上下方向に貫通形成
された貫通孔からスプラインシャフト92aを下方に吐出させてギヤライナ91の側方に
位置させるようになっている。ピニオンギヤ93は、円環状に形成され、旋回モータ92
のスプラインシャフト92aと噛合する内歯およびギヤライナ91と噛合する外歯を有し
て構成され、スプラインシャフト92aとは常時噛み合っている。ピニオンギヤ93は、
切替装置100により、ギヤライナ91と噛み合ってギヤライナ91およびスプラインシ
ャフト92aを接続させる接続位置と、ギヤライナ91と噛み合わない非接続位置とに移
動される(切り替えられる)ようになっている。なお、旋回部材71aは、ギヤライナ9
1を介して垂直ポスト32に旋回可能に取り付けられている。
ライナ91に対して相対回転可能に設けられたストッパープレート101と、作業台ブラ
ケット38に固定状態で取り付けられたストッパー部材102と、旋回部材71aに上下
方向に直動可能にそれぞれ設けられた連動切替ピン103および駆動切替ピン104と、
駆動切替ピン104の下端部に取り付けられピニオンギヤ93を回転可能に支持するギヤ
ブラケット106と、連動切替ピン103および駆動切替ピン104をそれぞれ上下移動
させるリンク機構110とを有して構成される。
aが形成され、この嵌合溝101aにストッパー部材102が嵌合されることにより、作
業台ブラケット38に対する相対回転が規制されるようになっている。また、ストッパー
プレート101には、連動切替ピン103が嵌入可能な嵌入孔101bが形成されている
。この嵌入孔101bは、サブブーム装置70が後述する格納姿勢のときに連動切替ピン
103と上下方向に整合する位置に形成されている。
110により下方に移動されたときに、旋回部材71aの底部に貫通形成された第1挿通
孔76aを通ってストッパープレート101の嵌入孔101bに嵌入されるように構成さ
れている(図6を参照)。また、リンク機構110により上方に移動されたときには、連
動切替ピン103の下端部が嵌入孔101bから抜き出て第1挿通孔76a内に位置する
ように構成されている(図8を参照)。
ン104の下部が旋回部材71aの底部に貫通形成された第2挿通孔76bを通って旋回
部材71aの底部よりも下方に突出している。そして、駆動切替ピン104は、リンク機
構110により上方に移動されたときに、駆動切替ピン104の下端部に取り付けられた
ギヤブラケット106を上方に移動させて、ピニオンギヤ93をギヤライナ91と噛み合
う接続位置に移動させるように構成されている(図8(b)を参照)。また、リンク機構
110により下方に移動されたときには、ギヤブラケット106を下方に移動させて、ピ
ニオンギヤ93をギヤライナ91と噛み合わない非接続位置に移動させるように構成され
ている(図7を参照)。
能に設けられた第1リンク部材111と、旋回部材71aの側面に第2支点f2を中心に
上下面内で回動可能に設けられた第2リンク部材112と、第1リンク部材111の一方
端部111aと駆動切替ピン104の上端部を連結させる第3リンク部材113と、第1
リンク部材111に取り付けられ第1リンク部材111を回動させる切替操作レバー11
5とを有して構成されている。第1リンク部材111の他方端部111bと第2リンク部
材112の一方端部112aは相対回転可能に連結されている。第2リンク部材112の
一方端部112aには長孔112cが形成されており、この長孔112cにより第1リン
ク部材111の他方端部111bと第2リンク部材112の一方端部112aは相対的に
直動可能にも連結されている。第2リンク部材112の他方端部112bは、連動切替ピ
ン103の上端部に対して相対回転可能に連結されている。第3リンク部材113は、第
1リンク部材111の一方端部111aおよび駆動切替ピン104の上端部に対してそれ
ぞれ相対回転可能に連結されている。
と(図7に示す状態)、第1および第2リンク部材111,112により連動切替ピン1
03を下方に移動させて、連動切替ピン103の下端部をストッパープレート101の嵌
入孔101bに嵌入させる。またこのとき、第1および第3リンク部材111,113に
より駆動切替ピン104(ギヤブラケット106)を下方に移動させて、ピニオンギヤ9
3をギヤライナ91と噛み合わない非接続位置に移動させるように構成されている。
ン103側に揺動させると(図8(a)に示す状態)、第1リンク部材111の他方端部
111bが下方に回動するとともに第2リンク部材112の一方端部112aが上方に回
動することにより連動切替ピン103を上方に移動させて、連動切替ピン103の下端部
を嵌入孔101bから抜き出して第1挿通孔76a内に位置させる。またこのとき、第1
リンク部材111の一方端部111aが上方に回動するもののこれを第3リンク部材11
3が吸収して駆動切替ピン104を上方に移動させない、すなわちピニオンギヤ93をギ
ヤライナ91と噛み合わない非接続位置に維持させるように構成されている。
図8(b)に示す状態)、第1リンク部材111の他方端部111bが下方に回動するも
ののこれを第2リンク部材112の長孔112cにより吸収して連動切替ピン103をさ
らに上方に移動させない、すなわち連動切替ピン103の下端部が嵌入孔101bから抜
き出されて第1挿通孔76a内に位置する状態を維持させる。またこのとき、第1リンク
部材111の一方端部111aが上方に回動することにより(この回動は第3リンク部材
103では吸収しきれない)駆動切替ピン104を上方に移動させて、ピニオンギヤ93
をギヤライナ91と噛み合う接続位置に移動させるように構成されている。
ータ55と同様に、作業台40内の作業操作装置45からの操作信号を受けたコントロー
ラ50により制御バルブ63の作動が制御され、制御バルブ63により油圧ポンプ61か
ら供給される作動油の供給方向および供給量を制御して作動制御されるようになっている
。
び図3に示されるように、第1サブブーム支持部材72に対して第2サブブーム支持部材
73を第1揺動ピン72aに略直交する位置まで揺動させる(起立させる)。また、揺動
シリンダ77により旋回体71に対して第1サブブーム支持部材72を上方に揺動させて
、サブブーム装置70の作業姿勢が設定される。このとき、第1および第2サブブーム支
持部材72,73の第2および第1ロックピン挿入孔81,84にロックピン80が挿入
されて、第1サブブーム支持部材72に対する第2サブブーム支持部材73の揺動位置が
作業姿勢において固定保持されている。図9に示すように、このときのロックピン80の
基端側端部を覆うロックピンカバー88が旋回体71(カバー71b)の上部に設けられ
ている。このロックピンカバー88により作業姿勢においてロックピン80が第2および
第1ロックピン挿入孔81,84から抜き取られることを防止できるようになっている。
台40)に対して旋回させてサブブーム部材74の先端部を所望の方向に向けることがで
きる。ここで、作業者は、旋回体71のカバー71bの上部に形成されて操作孔78を介
して切替装置100の切替操作レバー115を操作することにより、サブブーム装置70
を旋回駆動装置90により旋回させることが可能となる駆動旋回状態と、サブブーム装置
70を例えば作業者の手動により旋回させることが可能となる自由旋回状態とに切り替え
て設定することができるようになっている。
限揺動操作すると、第1リンク部材111の一方端部111aが上方に回動され、第3リ
ンク部材113を介して駆動切替ピン104およびギヤブラケット106が上方に移動さ
れる。ギヤブラケット106が上方に移動されると、ピニオンギヤ93がギヤライナ91
と噛み合う接続位置に移動され、ピニオンギヤ93により旋回モータ92のスプラインシ
ャフト92aとギヤライナ91とが接続されて旋回モータ92とギヤライナ91の間で動
力伝達を行うことができる状態となる。従って、旋回モータ92を駆動させることにより
サブブーム装置70を旋回させることが可能となる駆動旋回状態に設定される。なおこの
とき、第1リンク部材111の他方端部111bが下方に回動され、第2リンク部材11
2を介して連動切替ピン103が上方に移動され、連動切替ピン103の下端部がストッ
パープレート101の嵌入孔101bから抜き出た状態となる。
に戻す揺動操作を行うと、第1リンク部材111の一方端部111aが下方に回動され、
第3リンク部材113を介して駆動切替ピン104およびギヤブラケット106が下方に
移動される。ギヤブラケット106が下方に移動されると、ピニオンギヤ93がギヤライ
ナ91と噛み合わない非接続位置に移動され、旋回モータ92とギヤライナ91の間で動
力伝達を行うことができない状態となる。従って、例えば作業者の手動によりサブブーム
装置70を旋回させることが可能となる自由旋回状態に設定される。なおこのとき、第1
リンク部材111の他方端部111bが上方に回動されるもののこれを第2リンク部材1
12の長孔112cが吸収するため連動切替ピン103が下方に移動されず、連動切替ピ
ン103の下端部がストッパープレート101の嵌入孔101bから抜き出た状態が維持
される。
る。サブブーム装置70の上記作業姿勢から格納姿勢への操作は、図10に示すように、
まず、揺動シリンダ77を伸長作動させて旋回体71に対して第1サブブーム支持部材7
1を下方に揺動させ、第2サブブーム支持部材73が略水平に延び且つ第2揺動ピン73
aおよびサブブーム部材74が略垂直に延びた状態となる位置まで第1サブブーム支持部
材72を下方に揺動させる。そして、第1および第2サブブーム支持部材72,73の第
2および第1ロックピン挿入孔81,84からロックピン80を抜き取り(図5も参照)
、第2サブブーム支持部材73を第1サブブーム支持部材72に対して揺動可能な状態に
する。
に延びる位置まで第1サブブーム支持部材72に対して揺動(水平旋回)させる。このと
き、第2サブブーム支持部材73を略水平な面内において揺動(旋回)させる構成である
ため、第2サブブーム支持部材73、サブブーム部材74およびウインチ機構75が重量
物であっても、作業者に大きな負担をかけることなく手動により第2サブブーム支持部材
73を揺動(旋回)させることができる。そして、第1および第2サブブーム支持部材7
2,73の第3および第1ロックピン挿入孔82,84にロックピン80を挿入して、第
2サブブーム支持部材73の揺動位置を固定保持する。
材72を第2揺動ピン73aが略水平となるように上方に揺動させて、サブブーム部材7
4を作業台40の側方に位置させたサブブーム装置70の格納姿勢が設定される。この格
納姿勢においては、サブブーム装置70の高さ位置が作業台40の上端部と略同じ高さ位
置に抑えられるため、高所作業車1は、サブブーム装置70をブーム30の先端部(垂直
ポスト32の上端部)に取り付けたまま走行することができる。なお、サブブーム装置7
0を格納姿勢から作業姿勢へ設定する場合には、上記と逆の手順により行われる。
て操作孔78を介して切替装置100の切替操作レバー115を操作することにより、サ
ブブーム装置70が作業台40(作業台ブラケット38)と一緒に旋回される連動状態と
、サブブーム装置70を作業台40に対して相対的に旋回させることが可能となる非連動
状態とに切り替えて設定することができるようになっている。
第1リンク部材111の他方端部111bが上方に回動され、第2リンク部材112を介
して連動切替ピン103が下方に移動され、連動切替ピン103の下端部がストッパープ
レート101の嵌入孔101bに嵌入された状態となる。すなわち、ストッパープレート
101およびストッパー部材102を介してサブブーム装置70と作業台ブラケット38
(作業台40)が結合された状態となる。従って、首振りモータ34を駆動させて作業台
ブラケット38および作業台40を垂直ポスト32まわりに水平旋回(首振り作動)させ
ると、その旋回駆動力がストッパー部材102、ストッパープレート101および連動切
替ピン103と伝達されるため、サブブーム装置70が作業台40(作業台ブラケット3
8)と一緒に旋回される連動状態に設定される。なおこのとき、第1リンク部材111の
一方端部111aが下方に回動され、第3リンク部材113を介して駆動切替ピン104
およびギヤブラケット106が下方に移動される。そして、ピニオンギヤ93がギヤライ
ナ91と噛み合わない非接続位置に移動され、旋回モータ92とギヤライナ91の間で動
力伝達を行うことができない状態となる。
ピン103側に揺動操作すると、第1リンク部材111の他方端部111bが下方に回動
され、第2リンク部材112を介して連動切替ピン103が上方に移動され、連動切替ピ
ン103の下端部がストッパープレート101の嵌入孔101bから抜き出た状態となる
。すなわち、ストッパープレート101およびストッパー部材102を介するサブブーム
装置70と作業台ブラケット38(作業台40)の結合が解除された状態となる。従って
、首振りモータ34を駆動させて作業台ブラケット38および作業台40を垂直ポスト3
2まわりに水平旋回(首振り作動)させてもサブブーム装置70は旋回されず、サブブー
ム装置70を作業台40に対して相対的に旋回させることが可能となる非連動状態に設定
される。なおこのとき、切替操作レバー115の鉛直位置からの揺動操作量に応じて、上
記のように、サブブーム装置70を旋回駆動装置90により旋回可能となる駆動旋回状態
と、サブブーム装置70を例えば作業者の手動により旋回可能となる自由旋回状態とに切
り替えて設定することができるようになっている。
70と作業台40(作業台ブラケット38)を結合させてサブブーム装置70が作業台4
0と一緒に旋回される連動状態に切り替えることができるため、サブブーム装置70を格
納した状態のままであっても作業台40を首振り作動させることができる。従って、サブ
ブーム装置70を使用しない場合には格納した状態のまま高所作業を行うことができるた
め、作業性を向上させた使い勝手の良い高所作業車を提供することができる。
る非連動状態に切り替えているときにおいて、サブブーム装置70が自由旋回可能となる
自由旋回状態と、サブブーム装置70が旋回駆動装置90の駆動力により旋回される駆動
旋回状態とを切り替えるように構成されている。そのため、サブブーム装置70における
作業台40との連動および旋回駆動装置90との接続を一つの切替装置で行うことができ
る。従って、切替操作部も一つとすることができるため、例えば複数の切替操作部がある
場合に作業者がどの操作部を操作すればよいのか迷うというような煩雑さを解消させるこ
とができる。また、上述のように作業台40との連動を切り替えられるだけではなく、作
業者の手動により旋回可能な状態と、旋回駆動装置90により旋回可能な状態とにも切り
替えられるため、そのときの作業に合わせた適切な旋回手段を選択して作業を行うことが
でき、作業性をさらに向上させた高所作業車を提供することができる。
態に示したものに限定されない。例えば、上述の実施形態においては、切替装置100が
サブブーム装置70における作業台40との連動および旋回駆動装置90との接続の両方
を切り替えられるように構成されているが、作業台40との連動を切り替える切替装置と
、旋回駆動装置90との接続を切り替える切替装置とをそれぞれ備える構成としてもよい
。
2 車体
30 ブーム
40 作業台
70 サブブーム装置
100 切替装置
101 ストッパープレート
102 ストッパー部材
103 連動切替ピン
104 駆動切替ピン
106 ギヤブラケット
110 リンク機構
Claims (1)
- 車体に少なくとも起伏動可能に設けられたブームと、前記ブームの先端部に水平面内で回動可能に設けられた作業台と、前記ブームの先端部に前記作業台の回動軸と同軸上において旋回可能に設けられたサブブーム装置とを備える高所作業車において、
前記サブブーム装置と前記作業台を結合させて前記サブブーム装置が前記作業台と一緒に旋回される連動状態と、前記サブブーム装置と前記作業台の結合を解除させて前記サブブーム装置が前記作業台に対して相対的に旋回可能となる非連動状態とを切り替える切替手段と、
前記サブブーム装置を旋回させる旋回駆動装置とを備え、
前記切替手段は、前記非連動状態において、前記旋回駆動装置の駆動力を前記サブブーム装置に伝達させずに前記サブブーム装置が自由旋回可能となる自由旋回状態と、前記旋回駆動装置の駆動力を前記サブブーム装置に伝達させて前記サブブーム装置が前記旋回駆動装置の駆動力により旋回される駆動旋回状態とを切り替えるように構成されたことを特徴とする高所作業車。
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JPS6439396U (ja) * | 1987-08-31 | 1989-03-09 | ||
JP4837182B2 (ja) * | 2001-05-07 | 2011-12-14 | 株式会社アイチコーポレーション | 高所作業車の走行規制装置 |
-
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- 2013-02-05 JP JP2013020529A patent/JP6113518B2/ja not_active Expired - Fee Related
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