JP2015163539A - 高所作業車 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗降時に作業台から圧迫感を感じることなく、安全且つ容易に作業台に乗降できる高所作業車を提供する。
【解決手段】高所作業車1は、車体2の前部に運転キャブ7を有して走行可能な車両と、車体2における運転キャブ7後方の架装領域の前部に水平旋回自在に設けられた旋回台20と、旋回台20に起伏自在に取り付けられたブーム30と、ブーム30の先端部にブーム30に対して首振り自在に取り付けられた作業台40とを備え、ブーム30を後方に倒伏させて作業台40をブーム30の側方に首振り作動させた状態でブーム30および作業台40が架装領域に格納されるように構成され、車体2は、ブーム30および作業台40が格納された状態において、架装領域のうちブーム30を挟んで作業台40と左右方向反対側に位置する右架装領域RAに、右架装領域RAからブーム30を乗り越えて作業台40に乗降するための乗降経路80を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、車体上にブームとそのブームの先端部に取り付けられた作業台とを有する高所作業車に関する。
車体上に水平旋回自在に設けられた旋回台と、その旋回台に起伏および伸縮自在に取り付けられたブームと、そのブームの先端部に首振り自在に取り付けられた作業台とを有し、作業台に搭乗した作業者が旋回台およびブームを作動させて所望の高所に移動して作業を行うブーム式の高所作業車は、電気設備の工事や道路工事等をはじめとして広く用いられている。このような高所作業車には、トラックをベース車両として構成されるものがある。
また、このような高所作業車には、旋回台が運転キャブ後方の車体上の後部に設けられて、作業台が運転キャブの上方空間に格納される前方格納型の高所作業車と、旋回台が運転キャブ後方の車体上の前部に設けられて、作業台が運転キャブ後方の車体上の後部空間に格納される後方格納型の高所作業車とがある。これらの高所作業車では、車両の構造規格を満足した上で作業可能な範囲を拡大するため、すなわち車両の規格寸法内で最大のブーム長を確保するため、作業台はブームの側方に首振り作動された状態で格納されるように構成されている。後方格納型の高所作業車の例として、特許文献1および2に開示されたものが挙げられる。
上記のような高所作業車では、格納された作業台に搭乗するための乗降経路が設けられている。例えば特許文献1に開示された高所作業車では、車体の左側(格納状態の作業台が位置する側)に設けられた階段状の乗降ステップにより乗降経路が構成される。また、特許文献2に開示された高所作業車では、格納状態の作業台の左側のサブフレーム上に設けた乗降ステップにより乗降経路が構成される。
実開平5‐12495号公報 特開2004‐43112号公報
ところで、特許文献1および2に開示された高所作業車では、乗降ステップを作業台に隣接させて設けているため、作業者が乗降ステップを利用して作業台の脇を乗降する際に作業台により圧迫感を受けたり、作業台に接触して乗降し難い場合があるという課題があった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、作業者が乗降時に作業台から圧迫感を感じることなく、安全且つ容易に作業台に乗降することができる乗降経路を備えた高所作業車を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る高所作業車は、車体の前部に運転キャブを有して走行可能な車両と、前記車体における前記運転キャブ後方の架装領域の前部に水平旋回自在に設けられた旋回台と、前記旋回台に起伏自在に取り付けられたブームと、前記ブームの先端部に前記ブームに対して首振り自在に取り付けられた作業台とを備え、前記ブームを後方に倒伏させて前記作業台を前記ブームの側方に首振り作動させた状態で前記ブームおよび前記作業台が前記架装領域に格納されるように構成された高所作業車において、前記車体は、前記ブームおよび前記作業台が格納された状態において、前記架装領域のうち前記ブームを挟んで前記作業台と左右方向反対側に位置する反対側領域(例えば、実施形態における右架装領域RA)に、前記反対側領域から前記ブームを乗り越えて前記作業台に乗降するための乗降用構造物(例えば、実施形態における乗降経路80)を備えることを特徴とする。
上述の高所作業車において、前記乗降用構造物と格納状態の前記作業台との間に位置する前記ブームの上面部分に、前記反対側領域から前記ブームを乗り越えて前記作業台に乗降するためのブーム上面ステップ(例えば、実施形態における第3ステップ89)を備える構成が好ましい。
前記乗降用構造物は、前記車体の後部における前記ブームを挟んで前記作業台と左右方向反対側且つ前記反対側領域の下方に位置して設けられ、前記車体の後部からの乗降を可能とする第1ステップと、前記反対側領域内に、前記第1ステップの前側且つ上側に位置して設けられた第2ステップとを備え、前記車体の後部から前記第1ステップおよび前記第2ステップを経て前記ブームを乗り越えて前記作業台へ乗降可能である構成が好ましい。
また、前記乗降用構造物は、前記ブームを挟んで前記作業台と左右方向反対側における前記車体の側部且つ前記反対側領域の下方に位置して設けられ、前記車体の側部からの乗降を可能とする第1ステップと、前記反対側領域内に、前記第1ステップの前記側方側且つ上側に位置して設けられた第2ステップとを備え、前記車体の側部から前記第1ステップおよび前記第2ステップを経て前記ブームを乗り越えて前記作業台へ乗降可能である構成でも良い。
本発明に係る高所作業車は、ブームを挟んで作業台と左右方向反対側に位置する反対側領域に、反対側領域から前記ブームを乗り越えて作業台に乗降するための乗降用構造物を備えて構成される。例えば作業台がブームに対して左側の架装領域に位置して格納される構成の場合、乗降用構造物がブームに対して右側の反対側領域に設けられるので、作業者は格納状態の作業台から離れた位置に設けられた昇降経路を辿って作業台に乗降することができ、作業台から圧迫感を感じることがない。また、乗降用構造物が反対側領域に設けられるので、作業者は作業台に乗降する際に、格納状態の作業台に不意に接触することがなく、安全且つ容易に作業台に乗降することができる。
本発明に係る高所作業車を示す右側面図である。 本発明に係る高所作業車を示す平面図である。 本発明に係る高所作業車を示す背面図である。 本発明に係る高所作業車に設けられた作業台を示す斜視図である。 本発明に係る高所作業車における高所作業装置の作動機構を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。本発明を適用した一例としての高所作業車1を図1〜5に示している。なお、説明の便宜のため、各図に付記する矢印方向を前後、左右および上下方向と定義して説明を行う。
高所作業車1は、図1に示すように、車体2の前部に運転キャブ7を有し、車体2の前後に配設された左右一対の前輪5f,5fおよび後輪5r,5rにより走行可能なトラック車両をベースに構成されている。車体2は、シャシフレーム3とシャシフレーム3上に取り付けられたサブフレーム4とからなる車体フレームを有して構成されている。
サブフレーム4の前後左右には車体2を持ち上げ支持するジャッキ装置10が設けられている。ジャッキ装置10は、前輪5fの後方位置に配設された左右一対のフロントジャッキ10f,10fと、後輪5rの後方位置に配設された左右一対のリアジャッキ10r,10rとを有して構成されている。フロントおよびリアジャッキ10f,10rは、各々の内部に設けられたジャッキシリンダ11(図5を参照)を駆動することにより下方に伸長して車体2を持ち上げ支持し、高所作業車1を安定させた状態とするように構成されている。車体2には、各ジャッキ10f,10rの作動操作を行う操作レバー等を備えるジャッキ操作装置15(図5を参照)が設けられている。
サブフレーム4上の前部(車体2における運転キャブ7後方の架装領域の前部)には、旋回モータ24(図5を参照)により駆動されて水平旋回自在に構成された旋回台20が設けられている。図2から分かるように、旋回台20は、サブフレーム4上の左右方向における略中央部分に設けられている。図1に戻り、旋回台20から上方に延びた支柱21には、フートピン22によりブーム30が上下方向に揺動自在(起伏自在)に取り付けられている。サブフレーム4上の左右には、作業工具や作業機材等を収納するための左工具箱26L、右工具箱26Rがそれぞれ設けられている(図2も参照)。また、サブフレーム4上の後部には、作業機材等を載せるための荷台27が設けられている。
図3に示すように、シャシフレーム3の後部には、図示しないブラケットを介して左右一対の右尾灯9R、左尾灯9Lが取り付けられている。また、これら右尾灯9Rおよび左尾灯9Lの下方を左右に延びるように、シャシフレーム3の後部にリアバンパー81が取り付けられている。
ブーム30は、図1に示すように、フートピン22により支柱21に起伏自在に取り付けられた基端ブーム30aと、中間ブーム30bと、先端ブーム30cとが入れ子式に組み合わされて構成されている。ブーム30は、内部に設けられた伸縮シリンダ31(図5を参照)を駆動することによりブーム30全体を長手方向に伸縮作動させることができるように構成されている。また、ブーム30は、基端ブーム30aと支柱21の間に跨設された起伏シリンダ23を駆動することにより上下面内で起伏作動させることができるように構成されている。
先端ブーム30cの先端部には、揺動ピンを介して垂直ポスト(図示せず)の下端部が取り付けられている。この垂直ポストは、図示しないレベリング装置により、ブーム30の起伏角度によらず常時垂直姿勢が保持される構成となっている。垂直ポストの上部には、作業台40が作業台保持ブラケット(図示せず)を介して水平面内で旋回自在に取り付けられている。この作業台保持ブラケットの内部には首振りモータ41(図5を参照)が設けられており、この首振りモータ41を駆動させることにより作業台40全体を垂直ポスト周りに水平旋回(首振り作動)させることができるようになっている。上述のように垂直ポストは常時垂直姿勢が保たれるので、作業台40の床面はブーム30の起伏角度によらず常時水平に保持されるようになっている。
作業台40内には、図2に示すように、旋回台20、ブーム30および作業台40の作動操作を行う操作レバーや各種操作スイッチ等を備える作業操作装置45が設けられている。このため、高所作業車1では、作業台40に搭乗した作業者が作業操作装置45を操作して、旋回台20の旋回作動、ブーム30の起伏および伸縮作動、作業台40の首振り作動などの作動操作を行うことができ、所望の高所位置に移動できるようになっている。なお、作業操作装置45は車体2にも設けられており(図示せず)、地上もしくは車体2上に居る作業者により旋回台20、ブーム30および作業台40の作動操作を行うこともできるようになっている。
車体2に設けられたジャッキ装置10および高所作業装置(上述のブーム30等)の作動機構は、図5に示すように、ジャッキ操作装置15および作業操作装置45からの操作信号が入力されるコントローラ50と、ジャッキシリンダ11、旋回モータ24、起伏シリンダ23、伸縮シリンダ31、首振りモータ41、(以下、まとめて「油圧アクチュエータ55」と称する)を作動させるために作動油を供給する油圧ユニット60と、油圧ユニット60を駆動するための作業用バッテリ70,70とを有して構成されている。
油圧ユニット60は、作業用バッテリ70,70からインバータ71を介して供給される電力を受けて駆動するポンプ駆動モータ61と、このポンプ駆動モータ61により駆動される油圧ポンプ62と、油圧アクチュエータ55のそれぞれに対応して設けられた制御バルブ63とを有して構成されている。油圧ポンプ62は、油タンクTから作動油を吸入して制御バルブ63に送り、その作動油が制御バルブ63から油圧アクチュエータ55に供給される。制御バルブ63にはコントローラ50から制御信号が送られる。制御バルブ63は、コントローラ50からの制御信号(ジャッキ操作装置15および作業操作装置45からの操作信号に応じた制御信号)に応じて油圧ポンプ62から油圧アクチュエータ55に供給される作動油の供給、排出を制御して、油圧アクチュエータ55の作動を制御するように構成されている。
作業用バッテリ70,70は、ポンプ駆動モータ61を電動駆動するためのバッテリ(例えば、鉛蓄電池)であり、図1および図3に示すように、サブフレーム4における後輪5r,5rの後方位置にそれぞれ設けられている。また、作業用バッテリ70,70は、車両の中心軸を挟んで左右対称の位置関係となるように設けられている。作業用バッテリ70,70は、エンジンが動いている時に常時駆動されて発電を行う作業用発電機(図示せず)の発電電力により充電されるようになっている。なお、作業用バッテリ70,70は、エンジンのスタータモータを電動駆動するための車両用バッテリとは別のバッテリである。
高所作業車1では、図1〜3に示すように、ブーム30を全縮させた上で後方に倒伏させて作業台40をブーム30の左方に首振り作動させた状態で、ブーム30および作業台40が車体2における運転キャブ7後方の架装領域に格納されるようになっている。さらに詳細には、図2に示すように、旋回台20(基端部)に対して先端部が右側に位置するようにブーム30が旋回されて、左方に首振り作動させた作業台40が車体2の後部左側の隅部に格納されるようになっている。この格納状態のブーム30により運転キャブ7後方の架装領域が、ブーム30の左側の領域であって左工具箱26Lや作業台40が位置する左架装領域LAと、ブーム30の右側の領域であって右工具箱26Lが位置する右架装領域RAとに分割される。
高所作業車1には、このように格納された作業台40と地上との間で作業者が乗り降りするための乗降経路80(図1〜図3に実線で示す経路)が設けられている。乗降経路80は、図3に示すように車体2後部の右側部分(右架装領域RA)に上下に並んで設けられた第1ステップ83と、図2に示すように車体2上の右側部分(右架装領域RA)に前後に並んで設けられた第2ステップ88と、ブーム30(基端ブーム30a)に設けられた第3ステップ89と、作業台40の内部に設けられた第4ステップ90とにより構成される。なお、図2では、第2ステップ88および第3ステップ89の範囲を分かりやすく示すために、各ステップにハッチングを付している。
第1ステップ83は、シャシフレーム3に取り付けられたリアバンパー81と、シャシフレーム3に取り付けられた右尾灯9Rとから構成される。すなわち、第1ステップ83は、リアバンパー81の上面と、右尾灯9Rの上面(シャシフレーム3に右尾灯9Rを取り付けるためのブラケットの上面)とを踏面として兼用するものである。
第2ステップ88は、サブフレーム4上の後部右側に設けられた平らな踏面からなるサブフレーム下段ステップ84と、サブフレーム下段ステップ84の前側においてこれよりも高い位置に設けられた平らな踏面からなるサブフレーム上段ステップ85と、サブフレーム上段ステップ85の前側に配設された右工具箱26Rの後部上面を踏面として兼用する工具箱下段ステップ86と、工具箱下段ステップ86の前側領域の右側部分において、工具箱下段ステップ86(右工具箱26Rの上面)よりも高い位置に設けられた平らな踏面からなる工具箱上段ステップ87とから構成される。ここで、右工具箱26Rは、サブフレーム上段ステップ85よりも大きな上下寸法を有する。
このため、第2ステップ88は、サブフレーム下段ステップ84からサブフレーム上段ステップ85、サブフレーム上段ステップ85から工具箱下段ステップ86、工具箱下段ステップ86から工具箱上段ステップ87に進むに従って踏面位置が高くなる階段状に構成されている。なお、サブフレーム下段ステップ84の左端部分に、枠状に形成されて上方に延びる左側手摺91が設けられている。また、サブフレーム下段ステップ84およびサブフレーム上段ステップ85の右端部分に、枠状に形成されて上方に延びる右側手摺92が設けられている。
第3ステップ89は、基端ブーム30aの平らな上面を踏面として兼用するものであって、平面視において工具箱上段ステップ87と格納状態の作業台40の右前部分(第4ステップ90)とを繋ぐ線上に位置する基端ブーム30aの上面部分に形成される。図1に示すように、格納状態において第3ステップ89は、工具箱上段ステップ87よりも上方に位置している。
第4ステップ90は、図2および図4に示すように、作業台40の内部における第3ステップ89に近い側の角部の床面から所定の高さ位置に、当該床面と略平行な踏面を有して構成される。この第4ステップ90を用いることにより、基端ブーム30a上面の第3ステップ89と作業台40(作業台40の床面)との間での行き来を容易に行うことができる。
このように構成される乗降経路80を辿って、地上から作業台40に搭乗するときの搭乗方法について説明する。
地上に居る作業者は、まず、高所作業車1の後方右側に移動し、左側手摺91および右側手摺92を握った状態でリアバンパー81の上面、右尾灯9Rの上面の順に足をかけて、サブフレーム下段ステップ84上まで昇る。次に、サブフレーム下段ステップ84、サブフレーム上段ステップ85、工具箱下段ステップ86、工具箱上段ステップ87の順に足をかけて、右架装領域RAを通って作業台40の前側に回りこむ。続いて、第3ステップ89、第4ステップ90の順に足をかけて、ブーム30を跨いで作業台40の右前から作業台40に搭乗する。
このとき、作業台40が左架装領域LAに位置して格納されるのに対して、乗降経路80(特に、第1ステップ83および第2ステップ88)が右架装領域RAに設けられているので、作業者は格納状態の作業台40から離れた経路を辿って作業台40に搭乗することができる。このため、作業者は作業台40から圧迫感を受けることがない。また、作業者は格納された作業台40に不意に接触することがなく、安全且つ容易に作業台40に搭乗することができる。なお、作業台40から地上に降りる場合は、上記と逆の順に各ステップを用いて安全且つ容易に地上に降りることができる。
また、例えば作業台をブームの左方に首振り作動させて格納させる従来の高所作業車は、ブームの先端部を車体の後部右側の隅部に位置させて、作業台の左側部分に乗降ステップ用の領域を確保する構成が一般的であった。これに対して本発明を適用した高所作業車1は、作業台40を車体2の後部左側の隅部に位置させて、ブーム30の右側に乗降経路80用の領域を確保している。このため、従来構成と比較して、ブーム30の格納姿勢を前後に真っ直ぐな状態にすることができ、格納状態における左右方向への重量バランスを確保しやすい構成となっている。
さらに、高所作業車1は、車体2後部から作業台40への乗降を行うように構成されているので、例えば車体2の側方に乗降用のスペースを確保し難い作業現場においても、作業台40への乗降を容易且つ安全に行うことができる。
上述の実施形態では、車体2の後部に第1ステップ83を設けた構成を例示して説明したが、この構成に代えて車体2の右側部に第1ステップ83を設ける構成としても良い。ここで、車体2の右側部を道路脇に寄せて高所作業を行う場合、道路脇から、すなわち、車体2の右側面から作業台40への乗降を行うことが多い。よって、車体2の右側部に第1ステップ83を設ける構成により、車体2の右側部を道路脇に寄せて高所作業を行う場合の作業性が向上する。さらには、第1ステップ83を車体2の後部と車体2の右側部との両方に設けると、作業現場に応じて乗降しやすい第1ステップ83を利用して、容易且つ安全に作業台40への乗降を行うことができる。
上述の実施形態においては、作業台40をブーム30の左方に首振り作動させて格納させる構成の高所作業車1について説明したが、これとは反対に作業台40をブーム30の右方に首振り作動させて格納させる構成の高所作業車にも、本発明を適用可能である。この構成の高所作業車の場合、作業台40の首振り方向とは反対側、すなわち左架装領域LAに乗降経路が設けられる。そして、第1ステップ83を車体2の左側部に設けることにより、車体2の左側部を道路脇に寄せて高所作業を行う場合の作業性が向上する。
上述の実施形態においては、ポンプ駆動モータ61により油圧ポンプ62を駆動する方式の高所作業車1に本発明を適用した例を説明したが、例えば走行駆動用のエンジンにより油圧ポンプ62を駆動する方式の高所作業車にも本発明を適用することが可能である。また、エンジンおよびポンプ駆動モータ(電動モータ)のいずれかもしくは両方により油圧ポンプ62を駆動するハイブリッド駆動方式の高所作業車にも、本発明を適用可能である。
これまで本発明に係る実施形態を説明してきたが、本発明は上述の実施形態に示したものに限定されるものではなく、旋回台が運転キャブ後方の車体上の前部に設けられて、作業台が運転キャブ後方の車体上の後部空間に格納される後方格納型の高所作業車全般に適用可能である。
1 高所作業車
2 車体
7 運転キャブ
20 旋回台
30 ブーム
40 作業台
80 乗降経路(乗降用構造物)
83 第1ステップ
88 第2ステップ
89 第3ステップ(ブーム上面ステップ)
RA 右架装領域(反対側領域)

Claims (4)

  1. 車体の前部に運転キャブを有して走行可能な車両と、前記車体における前記運転キャブ後方の架装領域の前部に水平旋回自在に設けられた旋回台と、前記旋回台に起伏自在に取り付けられたブームと、前記ブームの先端部に前記ブームに対して首振り自在に取り付けられた作業台とを備え、前記ブームを後方に倒伏させて前記作業台を前記ブームの側方に首振り作動させた状態で前記ブームおよび前記作業台が前記架装領域に格納されるように構成された高所作業車において、
    前記車体は、前記ブームおよび前記作業台が格納された状態において、前記架装領域のうち前記ブームを挟んで前記作業台と左右方向反対側に位置する反対側領域に、前記反対側領域から前記ブームを乗り越えて前記作業台に乗降するための乗降用構造物を備えることを特徴とする高所作業車。
  2. 前記乗降用構造物と格納状態の前記作業台との間に位置する前記ブームの上面部分に、前記反対側領域から前記ブームを乗り越えて前記作業台に乗降するためのブーム上面ステップを備えることを特徴とする請求項1に記載の高所作業車。
  3. 前記乗降用構造物は、
    前記車体の後部における前記ブームを挟んで前記作業台と左右方向反対側且つ前記反対側領域の下方に位置して設けられ、前記車体の後部からの乗降を可能とする第1ステップと、
    前記反対側領域内に、前記第1ステップの前側且つ上側に位置して設けられた第2ステップとを備え、
    前記車体の後部から前記第1ステップおよび前記第2ステップを経て前記ブームを乗り越えて前記作業台へ乗降可能であることを特徴とする請求項1もしくは2に記載の高所作業車。
  4. 前記乗降用構造物は、
    前記ブームを挟んで前記作業台と左右方向反対側における前記車体の側部且つ前記反対側領域の下方に位置して設けられ、前記車体の側部からの乗降を可能とする第1ステップと、
    前記反対側領域内に、前記第1ステップの前記側方側且つ上側に位置して設けられた第2ステップとを備え、
    前記車体の側部から前記第1ステップおよび前記第2ステップを経て前記ブームを乗り越えて前記作業台へ乗降可能であることを特徴とする請求項1もしくは2に記載の高所作業車。

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