JPH07157287A - クレーン - Google Patents
クレーンInfo
- Publication number
- JPH07157287A JPH07157287A JP34015293A JP34015293A JPH07157287A JP H07157287 A JPH07157287 A JP H07157287A JP 34015293 A JP34015293 A JP 34015293A JP 34015293 A JP34015293 A JP 34015293A JP H07157287 A JPH07157287 A JP H07157287A
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- Japan
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- wire
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブームが水平状態になってもブームを折り曲
げようとする力に対し所定の強度を保持することができ
るクレーンを提供する。 【構成】 架台１を直立して設け、架台１にヒンジ軸２
を介して上下方向へ回動可能に親ブーム３を軸着し、親
ブーム３に先端部から伸縮可能に子ブーム３ａ，３ｂを
嵌合し、子ブーム３ｂの伸縮先端部に回転自在に軸支し
た滑車７から揚重ワイヤ１７にて被揚重物２１を吊り上
げ吊り下げ可能に吊支するクレーンにおいて、前記ヒン
ジ軸２を介して補助ブーム８を上下方向へ回動可能に架
台１に設け、補助ブーム８と親ブーム３間に伸縮装置９
を介在させるとともに、補助ブーム８の先端部に滑車１
５を回転自在に配設し、滑車１５に前記揚重ワイヤ１７
を掛け回して構成した。 【効果】 補助ブーム、子ブームを含む親ブームと揚重
ワイヤで三角形の構体が形成されるから、ブームを折れ
曲がらせる力は減少する。
げようとする力に対し所定の強度を保持することができ
るクレーンを提供する。 【構成】 架台１を直立して設け、架台１にヒンジ軸２
を介して上下方向へ回動可能に親ブーム３を軸着し、親
ブーム３に先端部から伸縮可能に子ブーム３ａ，３ｂを
嵌合し、子ブーム３ｂの伸縮先端部に回転自在に軸支し
た滑車７から揚重ワイヤ１７にて被揚重物２１を吊り上
げ吊り下げ可能に吊支するクレーンにおいて、前記ヒン
ジ軸２を介して補助ブーム８を上下方向へ回動可能に架
台１に設け、補助ブーム８と親ブーム３間に伸縮装置９
を介在させるとともに、補助ブーム８の先端部に滑車１
５を回転自在に配設し、滑車１５に前記揚重ワイヤ１７
を掛け回して構成した。 【効果】 補助ブーム、子ブームを含む親ブームと揚重
ワイヤで三角形の構体が形成されるから、ブームを折れ
曲がらせる力は減少する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はクレーンに関し、特には
車両搭載型クレーン、船舶用クレーン、定置式クレー
ン、一般クレーン等の各種クレーンにおいてブームが水
平状態に近付いても十分な吊り上げ能力を確保できるよ
うにブームの屈折防止機構を有するクレーンに関するも
のである。
車両搭載型クレーン、船舶用クレーン、定置式クレー
ン、一般クレーン等の各種クレーンにおいてブームが水
平状態に近付いても十分な吊り上げ能力を確保できるよ
うにブームの屈折防止機構を有するクレーンに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】各種クレーン、例えば車両搭載型クレー
ンは、図６に示すように、クレーン装置３０をトラック
型の車両３１に積載したもので、架台３２を回転可能に
車両３１に固定し、その架台３２の上端部に吊り上げ用
のブーム３３の一端部を回動可能に軸支し、ブーム３３
の他端部にはその先端から油圧駆動装置を介し伸縮可能
に子ブーム３３ａ，３３ｂを嵌合し、子ブーム３３ｂの
先端部に設けた吊下ブロックから貨物等の揚重物３４を
吊支するフック３５を揚重ワイヤ３６で支持し、揚重ワ
イヤ３６を架台３２に配置されたウインチ３８で巻き上
げることにより上げ下げするようになっている。
ンは、図６に示すように、クレーン装置３０をトラック
型の車両３１に積載したもので、架台３２を回転可能に
車両３１に固定し、その架台３２の上端部に吊り上げ用
のブーム３３の一端部を回動可能に軸支し、ブーム３３
の他端部にはその先端から油圧駆動装置を介し伸縮可能
に子ブーム３３ａ，３３ｂを嵌合し、子ブーム３３ｂの
先端部に設けた吊下ブロックから貨物等の揚重物３４を
吊支するフック３５を揚重ワイヤ３６で支持し、揚重ワ
イヤ３６を架台３２に配置されたウインチ３８で巻き上
げることにより上げ下げするようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】この車両搭載型クレー
ンのブーム３３（及び３３ａ，３３ｂ、以下同様）の強
度については、本来、ブーム３３を縮めようとする力に
比べ、ブーム３３を折り曲げようとする力に対して弱い
という欠点があり、したがって、クレーン装置３０の吊
り上げ能力はブーム３３が水平になればなるほど小さく
なる傾向にあることは周知である。
ンのブーム３３（及び３３ａ，３３ｂ、以下同様）の強
度については、本来、ブーム３３を縮めようとする力に
比べ、ブーム３３を折り曲げようとする力に対して弱い
という欠点があり、したがって、クレーン装置３０の吊
り上げ能力はブーム３３が水平になればなるほど小さく
なる傾向にあることは周知である。
【０００４】このため、ブーム３３を水平状態に近付け
ば近付くほど必要な吊り上げ能力を発揮できないことに
なり、車両３１が目的の場所まで入れない場合等には人
手に頼らなければならないこととなるために、作業効率
の著しい低下を来す。
ば近付くほど必要な吊り上げ能力を発揮できないことに
なり、車両３１が目的の場所まで入れない場合等には人
手に頼らなければならないこととなるために、作業効率
の著しい低下を来す。
【０００５】そこで、本発明はブームが水平状態になっ
てもブームを折り曲げようとする力に対し所定の強度を
保持することができるブームの屈折防止機構を有するク
レーンを提供する。
てもブームを折り曲げようとする力に対し所定の強度を
保持することができるブームの屈折防止機構を有するク
レーンを提供する。
【０００６】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明にかかるクレーンは、基本的には請求項
１に記載したように、架台を直立して回転可能に設け、
該架台にヒンジ軸を介して上下方向へ回動可能に親ブー
ムを軸着し、該ブームに先端部から伸縮可能に子ブーム
を嵌合し、該子ブームの伸縮先端部に回転自在に軸支し
た滑車から揚重ワイヤにて被揚重物を吊り上げ吊り下げ
可能に吊支するクレーンにおいて、前記ヒンジ軸を介し
て補助ブームを上下方向へ回動可能に前記架台に設け、
該補助ブームと前記親ブーム間に伸縮装置を介在させる
とともに、該補助ブームの先端部に滑車を回転自在に配
設し、該滑車に前記揚重ワイヤを掛け回してなる構成を
提供する。
るため、本発明にかかるクレーンは、基本的には請求項
１に記載したように、架台を直立して回転可能に設け、
該架台にヒンジ軸を介して上下方向へ回動可能に親ブー
ムを軸着し、該ブームに先端部から伸縮可能に子ブーム
を嵌合し、該子ブームの伸縮先端部に回転自在に軸支し
た滑車から揚重ワイヤにて被揚重物を吊り上げ吊り下げ
可能に吊支するクレーンにおいて、前記ヒンジ軸を介し
て補助ブームを上下方向へ回動可能に前記架台に設け、
該補助ブームと前記親ブーム間に伸縮装置を介在させる
とともに、該補助ブームの先端部に滑車を回転自在に配
設し、該滑車に前記揚重ワイヤを掛け回してなる構成を
提供する。
【０００７】
【作用】上記構成の本発明によれば、被揚重物を揚重す
るときは、伸縮装置を駆動して補助ブームをヒンジ軸を
中心として回動させ親ブームから離間させると、補助ブ
ーム、子ブームを含む親ブーム及び補助ブームと子ブー
ムの伸縮先端部に掛け回された揚重ワイヤにより三角形
の構体が形成されるから、子ブームを含む親ブームを折
れ曲がらせようとする力が減少し、ブームが水平位置に
なっても揚重能力の低下を阻止する。
るときは、伸縮装置を駆動して補助ブームをヒンジ軸を
中心として回動させ親ブームから離間させると、補助ブ
ーム、子ブームを含む親ブーム及び補助ブームと子ブー
ムの伸縮先端部に掛け回された揚重ワイヤにより三角形
の構体が形成されるから、子ブームを含む親ブームを折
れ曲がらせようとする力が減少し、ブームが水平位置に
なっても揚重能力の低下を阻止する。
【０００８】
【実施例】以下本発明の実施例を車両搭載型クレーンを
例として図面に基づき説明する。図１〜図３において、
架台１は車両２２の荷台に水平方向で回転可能に固定さ
れる。この架台１の上端部に、ヒンジ軸２を介して親ブ
ーム３が回動可能に支持され、この親ブーム３は長手方
向へ伸縮可能に子ブーム３ａ，３ｂを係合している。親
ブーム３には架台１に固定したシリンダ１１の伸縮ロッ
ド１０が連結されている。子ブーム３ｂの先端部には直
交して短尺の吊下ブロック６が連結され、この吊下ブロ
ック６に滑車７，７ａが回転自在に軸支されている。
例として図面に基づき説明する。図１〜図３において、
架台１は車両２２の荷台に水平方向で回転可能に固定さ
れる。この架台１の上端部に、ヒンジ軸２を介して親ブ
ーム３が回動可能に支持され、この親ブーム３は長手方
向へ伸縮可能に子ブーム３ａ，３ｂを係合している。親
ブーム３には架台１に固定したシリンダ１１の伸縮ロッ
ド１０が連結されている。子ブーム３ｂの先端部には直
交して短尺の吊下ブロック６が連結され、この吊下ブロ
ック６に滑車７，７ａが回転自在に軸支されている。
【０００９】更に、架台１のヒンジ軸２を介して親ブー
ム３と同軸で回動可能に補助ブーム８が支持されてい
る。この補助ブーム８と親ブーム３との間に伸縮装置９
が設けられている。５はそのピストンロッド、４はシリ
ンダ、１２は伸縮装置９に油圧を供給・排出する油圧配
管で途中に開閉弁１３，１４を有する。油圧配管１２は
図示しないクレーン本体の油圧発生装置に接続されてい
る。補助ブーム８の先端部には滑車１５が回転自在に支
持されている。
ム３と同軸で回動可能に補助ブーム８が支持されてい
る。この補助ブーム８と親ブーム３との間に伸縮装置９
が設けられている。５はそのピストンロッド、４はシリ
ンダ、１２は伸縮装置９に油圧を供給・排出する油圧配
管で途中に開閉弁１３，１４を有する。油圧配管１２は
図示しないクレーン本体の油圧発生装置に接続されてい
る。補助ブーム８の先端部には滑車１５が回転自在に支
持されている。
【００１０】前記滑車７，１５にはウインチ１６で巻き
上げ又は繰り出す揚重ワイヤ１７が巻回される。この揚
重ワイヤ１７は親ブーム３の先端下部に軸支した滑車１
８及び吊下ブロック６内に軸支した滑車７ｃを経て滑車
７に巻回し、かつ、滑車１５に巻回して滑車７と同軸で
並列する滑車７ａを経てフック１９の滑車２０に巻回さ
れて端部は吊下ブロック６に連結されている。
上げ又は繰り出す揚重ワイヤ１７が巻回される。この揚
重ワイヤ１７は親ブーム３の先端下部に軸支した滑車１
８及び吊下ブロック６内に軸支した滑車７ｃを経て滑車
７に巻回し、かつ、滑車１５に巻回して滑車７と同軸で
並列する滑車７ａを経てフック１９の滑車２０に巻回さ
れて端部は吊下ブロック６に連結されている。
【００１１】次に上記実施例の作用を説明すると、貨物
等の被揚重物２１を揚重するときは、開閉弁１３，１４
を操作して伸縮装置９を伸縮動作させ、図２に示すよう
に、補助ブーム８を親ブーム３から所定の角度で起立さ
せるとともに、親ブーム３から子ブーム３ａ，３ｂを適
宜の長さに伸長させて用いる。したがって、親ブーム
３、子ブーム３ａ，３ｂ及び補助ブーム８並びにこれら
の先端部を結ぶ揚重ワイヤ１７とにより三角形が形成さ
れる。
等の被揚重物２１を揚重するときは、開閉弁１３，１４
を操作して伸縮装置９を伸縮動作させ、図２に示すよう
に、補助ブーム８を親ブーム３から所定の角度で起立さ
せるとともに、親ブーム３から子ブーム３ａ，３ｂを適
宜の長さに伸長させて用いる。したがって、親ブーム
３、子ブーム３ａ，３ｂ及び補助ブーム８並びにこれら
の先端部を結ぶ揚重ワイヤ１７とにより三角形が形成さ
れる。
【００１２】したがって、揚重ワイヤ１７の強度如何に
より親ブーム３が略水平になっても、この三角形はくず
れることはないために、親ブーム３を折り曲げようとす
る力が著しく低下する。すなわち、親ブーム３，子ブー
ム３ａ，３ｂを引き上げる力は揚重ワイヤ１７自体の能
力が限られているため、法的には最大でも、揚重ワイヤ
１本当たりの安全荷重から、揚重ワイヤ１本当たりの実
荷重を差し引いたものに、揚重ワイヤ１７の本数を掛け
たものとなる。
より親ブーム３が略水平になっても、この三角形はくず
れることはないために、親ブーム３を折り曲げようとす
る力が著しく低下する。すなわち、親ブーム３，子ブー
ム３ａ，３ｂを引き上げる力は揚重ワイヤ１７自体の能
力が限られているため、法的には最大でも、揚重ワイヤ
１本当たりの安全荷重から、揚重ワイヤ１本当たりの実
荷重を差し引いたものに、揚重ワイヤ１７の本数を掛け
たものとなる。
【００１３】ここで、親ブーム３，子ブーム３ａ，３ｂ
の折れ曲がりを防止する力は、（ブームを引き上げる
力）×（ｓｉｎθ ０゜＜θ＜９０゜）となり、このた
め、ブームが折れ曲がるのを防止する力を大きくするた
めには、ブームを引き上げる力を大きくできるよう揚重
ワイヤ１７を丈夫なものとするか、又は滑車１５及び滑
車７と同軸で並列する滑車をそれぞれ増やし、両滑車間
に掛け回す揚重ワイヤ１７の本数を増やすか、若しくは
θを大きくする。θを大きくするためには、具体的には
補助ブーム８を長くし、しかも親ブーム３に対して垂直
に立てればよい。
の折れ曲がりを防止する力は、（ブームを引き上げる
力）×（ｓｉｎθ ０゜＜θ＜９０゜）となり、このた
め、ブームが折れ曲がるのを防止する力を大きくするた
めには、ブームを引き上げる力を大きくできるよう揚重
ワイヤ１７を丈夫なものとするか、又は滑車１５及び滑
車７と同軸で並列する滑車をそれぞれ増やし、両滑車間
に掛け回す揚重ワイヤ１７の本数を増やすか、若しくは
θを大きくする。θを大きくするためには、具体的には
補助ブーム８を長くし、しかも親ブーム３に対して垂直
に立てればよい。
【００１４】かくして、親ブーム３，子ブーム３ａ，３
ｂ、補助ブーム８及び揚重ワイヤ１７で形成される三角
形の構体により強度が向上し、親ブーム３，子ブーム３
ａ，３ｂの折れ曲がる力を低下させて揚重能力を向上さ
せる。
ｂ、補助ブーム８及び揚重ワイヤ１７で形成される三角
形の構体により強度が向上し、親ブーム３，子ブーム３
ａ，３ｂの折れ曲がる力を低下させて揚重能力を向上さ
せる。
【００１５】なお、前記実施例において、揚重ワイヤ１
７を補助ブーム８の滑車１５と子ブーム３ｂの滑車７に
掛け回して三角形の構体を形成するようにしたが、図４
に示すように、補助ブーム８の先端部にワイヤ１７ａの
一端を連結し、該ワイヤ１７ａを吊下ブロック６に新設
する滑車７ｂに掛け回し、該ワイヤ１７ａを親ブーム３
に沿って架台１側に導き、該ワイヤ１７ａを新設のウイ
ンチで巻き上げることができるようにして三角形の構体
を形成するようにしてもよい。
７を補助ブーム８の滑車１５と子ブーム３ｂの滑車７に
掛け回して三角形の構体を形成するようにしたが、図４
に示すように、補助ブーム８の先端部にワイヤ１７ａの
一端を連結し、該ワイヤ１７ａを吊下ブロック６に新設
する滑車７ｂに掛け回し、該ワイヤ１７ａを親ブーム３
に沿って架台１側に導き、該ワイヤ１７ａを新設のウイ
ンチで巻き上げることができるようにして三角形の構体
を形成するようにしてもよい。
【００１６】加えて、図５に示すように、補助ブーム８
の先端部にワイヤ１７ｂの一端を連結し、該ワイヤ１７
ｂを吊下ブロック６に新設する滑車７ｂに掛け回し、該
ワイヤ１７ｂを再び補助ブーム８の先端部に導き、補助
ブーム８の先端部に回転自在に軸支した滑車１５ａに掛
け回して補助ブーム８内を経て架台１側に導き、該ワイ
ヤ１７ｂを新設のウインチで巻き上げることができるよ
うにして三角形の構体を形成するようにしてもよい。
の先端部にワイヤ１７ｂの一端を連結し、該ワイヤ１７
ｂを吊下ブロック６に新設する滑車７ｂに掛け回し、該
ワイヤ１７ｂを再び補助ブーム８の先端部に導き、補助
ブーム８の先端部に回転自在に軸支した滑車１５ａに掛
け回して補助ブーム８内を経て架台１側に導き、該ワイ
ヤ１７ｂを新設のウインチで巻き上げることができるよ
うにして三角形の構体を形成するようにしてもよい。
【００１７】このような構成によれば、ワイヤ１７ａ，
１７ｂはワイヤ１７から独立しているのでその強度を自
由に設定することができるから、ブームを引き上げる力
を大きくできる効果があるのは勿論のこと、ブーム３，
３ａ，３ｂを折れ曲がらせる力に十分抗する力を、ワイ
ヤ１７ａ，１７ｂの牽引荷重を大きくする新設のウイン
チの操作により達成できる。
１７ｂはワイヤ１７から独立しているのでその強度を自
由に設定することができるから、ブームを引き上げる力
を大きくできる効果があるのは勿論のこと、ブーム３，
３ａ，３ｂを折れ曲がらせる力に十分抗する力を、ワイ
ヤ１７ａ，１７ｂの牽引荷重を大きくする新設のウイン
チの操作により達成できる。
【００１８】なお、上記実施例は車両搭載型クレーンを
例として説明したが、船舶用クレーン、定置式クレー
ン、一般クレーン等の各種クレーンにもそのまま実施で
きるものである。
例として説明したが、船舶用クレーン、定置式クレー
ン、一般クレーン等の各種クレーンにもそのまま実施で
きるものである。
【００１９】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、親ブー
ム、子ブームと補助ブーム及び揚重ワイヤにて三角形の
構体を形成するとともに、揚重ワイヤ又はワイヤの強度
さえ向上させれば、ブームの折れ曲がり力を著しく低下
させることができるので、車両搭載型クレーン、船舶用
クレーン、定置式クレーン、一般クレーン等の各種クレ
ーンの水平状態における揚重能力低下を阻止することが
できる。
ム、子ブームと補助ブーム及び揚重ワイヤにて三角形の
構体を形成するとともに、揚重ワイヤ又はワイヤの強度
さえ向上させれば、ブームの折れ曲がり力を著しく低下
させることができるので、車両搭載型クレーン、船舶用
クレーン、定置式クレーン、一般クレーン等の各種クレ
ーンの水平状態における揚重能力低下を阻止することが
できる。
【図１】本発明の一実施例を示す側面図。
【図２】要部正面図。
【図３】作用説明図。
【図４】第２実施例を示す要部正面図。
【図５】第３実施例を示す要部正面図。
【図６】従来例の説明図。
１…架台 ２…ヒンジ軸 ３…親ブーム ３ａ，３ｂ…子ブーム ４…シリンダ ５…伸縮ロッド ６…吊下ブロック ７，７ａ，７ｂ，７ｃ、１５，１８…滑車 ８…補助ブーム ９…油圧伸縮装置 １０…ピストンロッド １１…シリンダ １２…油圧配管 １３，１４…開閉弁 １６…ウインチ １７…揚重ワイヤ １７ａ，１７ｂ…ワイヤ １９…フック ２０…滑車 ２１…被揚重物 ２２…車両
Claims (3)
- 【請求項１】 架台を直立して回転可能に設け、該架台
にヒンジ軸を介して上下方向へ回動可能に親ブームを軸
着し、該ブームに先端部から伸縮可能に子ブームを嵌合
し、該子ブームの伸縮先端部に回転自在に軸支した滑車
から揚重ワイヤにて被揚重物を吊り上げ吊り下げ可能に
吊支するクレーンにおいて、前記ヒンジ軸を介して補助
ブームを上下方向へ回動可能に前記架台に設け、該補助
ブームと前記親ブーム間に伸縮装置を介在させるととも
に、該補助ブームの先端部に滑車を回転自在に配設し、
該滑車に前記揚重ワイヤを掛け回してなることを特徴と
するクレーン。 - 【請求項２】 架台を直立して回転可能に設け、該架台
にヒンジ軸を介して上下方向へ回動可能に親ブームを軸
着し、該親ブームに先端部から伸縮可能な子ブームを嵌
合し、該子ブームの伸縮先端部に回転自在に軸支した滑
車から揚重ワイヤにて被揚重物を吊り上げ吊り下げ可能
に吊支するクレーンにおいて、前記親ブームと架台との
軸着部に軸着して回動自在な補助ブームを起倒自在に配
設し、該補助ブームの先端部にワイヤの一端を連結し、
該ワイヤの他端を子ブームの先端部に軸支した滑車に掛
け回し、該他端を前記架台側へ導いて巻き上げ可能にウ
インチに連結し、前記補助ブームと子ブームを含む親ブ
ーム及びワイヤにて三角形の構体を形成してなることを
特徴とするクレーン。 - 【請求項３】 架台を直立して回転可能に設け、該架台
にヒンジ軸を介して上下方向へ回動可能に親ブームを軸
着し、該親ブームに先端部から伸縮可能な子ブームを嵌
合し、該子ブームの伸縮先端部に回転自在に軸支した滑
車から揚重ワイヤにて被揚重物を吊り上げ吊り下げ可能
に吊支するクレーンにおいて、前記親ブームと架台との
軸着部に軸着して回動自在な補助ブームを起倒自在に配
設し、該補助ブームの先端部にワイヤの一端を連結し、
該ワイヤの他端を子ブームの先端部に軸支した滑車に掛
け回し、該他端を前記補助ブームの先端部に回転自在に
軸支した滑車に掛け回し、該他端を補助ブーム内に沿っ
て巻き上げ可能にウインチに連結し、前記補助ブームと
子ブームを含む親ブーム及びワイヤにて三角形の構体を
形成してなることを特徴とするクレーン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34015293A JPH07157287A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | クレーン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34015293A JPH07157287A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | クレーン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07157287A true JPH07157287A (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=18334231
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34015293A Pending JPH07157287A (ja) | 1993-12-07 | 1993-12-07 | クレーン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07157287A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103303839A (zh) * | 2013-06-29 | 2013-09-18 | 长治市永华机械有限公司 | 用油缸实现小行程大移距的三角形机构 |
| CN105129644A (zh) * | 2015-08-24 | 2015-12-09 | 山西凌志达煤业有限公司 | 可两维变位的滑轮支点 |
| WO2017073128A1 (ja) * | 2015-10-29 | 2017-05-04 | 株式会社タダノ | ブーム撓み防止装置 |
| CN112912333A (zh) * | 2018-09-17 | 2021-06-04 | 四面体有限公司 | 起重机船 |
-
1993
- 1993-12-07 JP JP34015293A patent/JPH07157287A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103303839A (zh) * | 2013-06-29 | 2013-09-18 | 长治市永华机械有限公司 | 用油缸实现小行程大移距的三角形机构 |
| CN103303839B (zh) * | 2013-06-29 | 2015-10-28 | 长治市永华机械有限公司 | 用油缸实现小行程大移距的三角形机构 |
| CN105129644A (zh) * | 2015-08-24 | 2015-12-09 | 山西凌志达煤业有限公司 | 可两维变位的滑轮支点 |
| WO2017073128A1 (ja) * | 2015-10-29 | 2017-05-04 | 株式会社タダノ | ブーム撓み防止装置 |
| CN112912333A (zh) * | 2018-09-17 | 2021-06-04 | 四面体有限公司 | 起重机船 |
| CN112912333B (zh) * | 2018-09-17 | 2023-04-11 | 四面体有限公司 | 起重机船 |
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