JPH06144788A - クレーンのブーム制御装置 - Google Patents

クレーンのブーム制御装置

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JPH06144788A
JPH06144788A JP29331992A JP29331992A JPH06144788A JP H06144788 A JPH06144788 A JP H06144788A JP 29331992 A JP29331992 A JP 29331992A JP 29331992 A JP29331992 A JP 29331992A JP H06144788 A JPH06144788 A JP H06144788A
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hook
hoisting
oil passage
winch
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Sadayoshi Takai
定義 高井
Fumihiro Saito
文博 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フック格納状態からブームの起動作を行うこ
とができるようにする。 【構成】 ブーム起伏シリンダ11と、ブーム伸縮シリ
ンダ3と、フックの巻上巻下用のウインチと、フックの
巻過検出手段と、巻過状態でフックの巻上動作を停止す
る巻上ストップ弁33と、巻上ストップ弁33をバイパ
スさせて巻過状態でフックの巻上格納動作を可能とする
バイパス油路36とを備えたクレーンにおいて、フック
の格納位置への格納状態を検出するフック格納確認スイ
ッチを設けると共に、ブーム起油路24とバイパス油路
36とを連絡油路41で接続し、連絡油路41の途中に
切換弁42を設けてフック格納状態でブーム起油路24
とバイパス油路36とを連通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トラックの運転室と荷
台との間に架装搭載されるクレーンのブームを制御する
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、クレーンには、ワイヤロープの
切断を防止するため、巻過防止手段が設けられている。
巻過防止手段は、図5に示すように、巻過検出用ウェイ
ト8を、ブーム2の先端部に取付けた巻過検出スイッチ
7の作動リンクから、巻過用ワイヤロープ9で吊下して
いる。フック巻上用ワイヤロープ5によりフック6がブ
ーム先端近くまで巻上げられると、巻過検出用ウェイト
8がフック6上端部に当接して持上げられ、巻過用ワイ
ヤロープ9が弛んで巻過検出用ウェイト8により引下げ
られていた作動リンクが元の位置に復帰し、巻過検出ス
イッチ7がフック6の巻過状態を検出する。そこで、巻
過防止手段は警報を発し自動的にウインチ4の巻上動作
を停止させると共に、ブーム2の先端とフック6との間
の距離が短くなるようなブーム2の伸長動作、ブーム2
の起立動作も停止させる。但し、ブーム2の先端とフッ
ク6との間の距離が長くなるような、ウインチ4の巻下
動作、ブーム2の短縮動作、ブーム2の倒伏動作は可能
となるよう構成されている(実公平2−42707号参
照)。
【0003】また、近年、トラック走行時前にクレーン
1のフック6を格納する際の格納操作を簡易化自動化す
るため、ブーム2の先端部にフック6を格納するように
したフックの自動格納装置が用いられるようになってい
る。このフック6の自動格納装置は、図6に示すよう
に、ブーム2先端部に弧状の案内面15Fを形成したフ
ックガイド15を取付け、フック6の上端にフックガイ
ド15の案内面15Fに接して転動するローラ16を設
けて、フック6を格納する場合には、巻過検出スイッチ
7が作動した後も更にフック6を巻上げ、巻上げられた
フック6が上昇してローラ16がフックガイド15の案
内面15Fに当接し、ローラ16が案内面15Fに沿っ
て転動して、ブーム2先端部の格納位置に格納されてフ
ック格納確認スイッチ17に当接するまで巻上操作を継
続する(特願平3−323288号参照)。
【0004】このように、巻過検出スイッチ7が作動し
た後も、フック6がブーム2先端部の格納位置に格納さ
れるまで更に巻上操作を継続するためには、図7に示す
ような油圧回路が用いられている。ここで、ブーム伸縮
シリンダ3には、ブーム伸縮制御弁20からブーム伸油
路21とブーム縮油路22とが接続されており、伸長時
には油圧ポンプ18からブーム伸油路21を経て圧油が
供給され、ブーム縮油路22からタンク19へ圧油が排
出され、縮小時にはその逆の流れとなる。ブーム起伏シ
リンダ11には、ブーム起伏制御弁23からブーム起油
路24とブーム伏油路25とが接続されており、起立時
には油圧ポンプ18からブーム起油路24を経て圧油が
供給され、ブーム伏油路25からタンク19へ圧油が排
出され、倒伏時にはその逆の流れとなる。ウインチ用油
圧モータ12には、ウインチ制御弁26からウインチ巻
上油路27とウインチ巻下油路28とが接続されてお
り、巻上時には油圧ポンプ18からウインチ巻上油路2
7を経て圧油が供給され、ウインチ巻下油路28からタ
ンク19へ圧油が排出され、巻下時にはその逆の流れと
なる。
【0005】また、ブーム伸油路21の途中には、巻過
状態となったときブーム伸長動作を停止させるためのブ
ーム伸ストップ弁31、ブーム起油路24の途中には、
巻過状態となったときブーム起立動作を停止させるため
のブーム起ストップ弁32、ウインチ巻下油路28の途
中には、巻過状態となったときウインチ巻上動作を停止
させるための巻上ストップ弁33が設けられている。こ
れらのストップ弁31、32、33は、ベント回路を具
えたリリーフ弁であり、巻過検出器7の巻過検出信号に
より作動するストップ弁作動用電磁弁34でベント回路
を遮断することにより、ブーム伸油路21、ブーム起油
路24、及びウインチ巻下油路28を遮断するようにな
っている。
【0006】更に、ウインチ用油圧モータ12には、フ
ック格納制御弁35から、ウインチ巻下油路28の巻上
ストップ弁33をバイパスさせるバイパス油路36と、
フック格納油路37とが接続されている。フック格納時
には油圧ポンプ18からフック格納油路37、ウインチ
巻上油路27を経てウインチ用油圧モータ12に圧油が
供給され、バイパス油路36からタンク19へ圧油が排
出される。フック格納油路37には、ブーム起伏、伸
縮、旋回、ウインチ巻上、巻下、アウトリガ伸縮等のク
レーン作動用の主回路38に挿入されている主リリーフ
弁39より低圧に設定したフック格納用リリーフ弁40
が設けられており、フック格納時にワイヤロープの切断
等の事故を防止することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような、
巻過状態となったとき自動的にウインチ4の巻上動作を
停止させると共に、ブーム2の伸長、起立動作を停止さ
せる巻過防止機構と、巻過状態検出後更に巻上げを継続
してフック6を格納するフックの自動格納機構とを備え
たクレーン1では、例えば図8に示すように、トラック
13の荷台14に荷Wを高く積んで、フック6を格納し
ブーム2を荷台14と平行な走行状態として目的の場所
までトラック13を走行させた後、クレーン1を作業状
態にする場合、先ずブーム2を起立させなければならな
いが、巻過状態となっているので起立動作は不能であ
る。そこで、巻過状態を解除するため、ウインチ4の巻
下動作を行わねばならないが、荷Wが高く積まれている
のでフック6が荷Wに当たって下がらず巻過状態を解除
できない。ブーム2の伸長も同様に不能である。
【0008】一旦、フック6が荷Wに当たらない位置ま
でクレーン1を旋回させ、ウインチ4を巻下げて巻過状
態を解除した後、ブーム2を起立させクレーン1を再度
旋回させて戻すことは可能であるが操作が面倒で作業能
率が悪い。また狭隘箇所ではフック6が荷Wに当たらな
い位置までクレーン1を旋回できないこともある。本発
明は、クレーンにおけるかかる問題を解決するものであ
って、フックの格納状態からブームの起伏動作やブーム
の伸長動作を行うことができるクレーンのブーム制御装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のクレーンのブー
ム制御装置は、ブームの起伏動作を行うブーム起伏シリ
ンダと、ブームの伸縮動作を行うブーム伸縮シリンダ
と、ブームの先端部から吊下されるフックの巻上巻下動
作を行うウインチと、フックの巻過状態を検出する巻過
検出手段と、ウインチ制御弁からウインチ用油圧モータ
に接続されるウインチ巻下油路中に設けられ巻過状態で
フックの巻上動作を停止する巻上ストップ弁と、フック
格納制御弁から前記巻上ストップ弁をバイパスさせてウ
インチ用油圧モータに接続され巻過状態でフックの巻上
格納動作を可能とするバイパス油路とを備えたクレーン
において、フックの格納位置への格納状態を検出するフ
ック格納確認スイッチを設けると共に、ブーム起伏制御
弁からブーム起伏シリンダに接続されるブーム起油路及
び/又はブーム伸縮制御弁からブーム伸縮シリンダに接
続されるブーム伸油路と前記バイパス油路とを連絡油路
で接続し、該連絡油路の途中にフック格納状態で連通側
に切換えられる切換弁を設けることにより、上記課題を
解決している。
【0010】
【作用】フックを格納した状態から、ブームの起立動作
を行う場合、ブーム起伏制御弁からブーム起油路に供給
される圧油は、ブーム起伏シリンダに流入すると共に、
連絡油路を通ってウインチ用油圧モータにも流入するた
め、ブームの起立動作とウインチ巻下動作が同時に行わ
れる。
【0011】フックを格納した状態から、ブームの伸長
動作を行う場合、ブーム伸縮制御弁からブーム伸油路に
供給される圧油は、ブーム伸縮シリンダに流入すると共
に、連絡油路を通ってウインチ用油圧モータにも流入す
るため、ブームの伸長動作とウインチ巻下動作が同時に
行われる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例であるクレーンのブ
ーム制御装置の油圧回路図、図2はその電気回路図であ
る。この実施例においてクレーンの基本的構成は図5に
示す従来のクレーン1と同様であり、ブーム2の起伏動
作を行うブーム起伏シリンダ11と、ブーム2の伸縮動
作を行うブーム伸縮シリンダ3と、ブーム2の先端部か
ら吊下されるフック6の巻上巻下動作を行うウインチ4
と、フック6の巻過状態を検出する巻過検出手段とを備
えている。
【0013】巻過防止手段は、巻過検出用ウェイト8
を、ブーム2の先端部に取付けた巻過検出スイッチ7の
作動リンクから、巻過用ワイヤロープ9で吊下してい
る。巻過検出スイッチ7は、図2に示すように、電源を
ON−OFFするメインスイッチ50に接続されてお
り、メインスイッチ50と巻過検出スイッチ7との間に
は、ストップ弁作動用電磁弁34と警報用のブザー51
とが並列に接続されている。ウインチ4によりフック巻
上用ワイヤロープ5が巻上げられフック6がブーム先端
近くまで上昇すると、巻過検出用ウェイト8がフック6
上端部に当接して持上げられ、巻過用ワイヤロープ9が
弛んで巻過検出用ウェイト8により引下げられていた作
動リンクが元の位置に復帰し、巻過検出スイッチ7がO
Nとなってフック6の巻過状態を検出する。
【0014】また、クレーン1はブーム2の先端部にフ
ック6を格納するようにしたフックの自動格納装置を備
えている。このフックの自動格納装置は、図6に示すよ
うに、ブーム2先端部に弧状の案内面15Fを形成した
フックガイド15を取付け、フック6の上端にフックガ
イド15の案内面15Fに接して転動するローラ16を
設けて、巻過検出スイッチ7が作動した後も更にフック
6を巻上げ、巻上げられたフック6が上昇してローラ1
6がフックガイド15の案内面15Fに当接し、ローラ
16が案内面15Fに沿って転動して、ブーム2先端部
の格納位置にフック6を格納する。ブーム2先端部の格
納位置には、フック6の格納状態を検出するフック格納
確認スイッチ17が取付けられている。
【0015】このような、クレーン1において、ブーム
伸縮シリンダ3には、ブーム伸縮制御弁20からブーム
伸油路21とブーム縮油路22とが接続されており、伸
長時には油圧ポンプ18からブーム伸油路21を経て圧
油が供給され、ブーム縮油路22からタンク19へ圧油
が排出され、縮小時にはその逆の流れとなる。ブーム起
伏シリンダ11には、ブーム起伏制御弁23からブーム
起油路24とブーム伏油路25とが接続されており、起
立時には油圧ポンプ18からブーム起油路24を経て圧
油が供給され、ブーム伏油路25からタンク19へ圧油
が排出され、倒伏時にはその逆の流れとなる。ウインチ
用油圧モータ12には、ウインチ制御弁26からウイン
チ巻上油路27とウインチ巻下油路28とが接続されて
おり、巻上時には油圧ポンプ18からウインチ巻上油路
27を経て圧油が供給され、ウインチ巻下油路28から
タンク19へ圧油が排出され、巻下時にはその逆の流れ
となる。
【0016】ブーム伸油路21の途中には、巻過状態と
なったときブーム伸長動作を停止させるためのブーム伸
ストップ弁31、ウインチ巻下油路28の途中には、巻
過状態となったときウインチ巻上動作を停止させるため
の巻上ストップ弁33が設けられている。これらのスト
ップ弁31、33は、ベント回路を具えたリリーフ弁で
あり、巻過検出スイッチ7の巻過検出信号により作動す
るストップ弁作動用電磁弁34がベント回路を遮断する
ことにより、ブーム伸油路21、及びウインチ巻下油路
28を遮断するようになっている。従って、巻過状態と
なると、ブザー51が警報を発し、且つ自動的にウイン
チ4の巻上動作を停止させると共に、ブーム2の先端と
フック6との間の距離が短くなるようなブーム2の伸長
動作も停止させる。但し、ブーム2の先端とフック6と
の間の距離が長くなるような、ウインチ4の巻下動作、
ブーム2の短縮動作は可能である。
【0017】ウインチ用油圧モータ12には、フック格
納制御弁35から、ウインチ巻下油路28の巻上ストッ
プ弁33をバイパスさせるバイパス油路36と、フック
格納油路37とが接続されている。フック格納時には油
圧ポンプ18からフック格納油路37、ウインチ巻上油
路27を経てウインチ用油圧モータ12に圧油が供給さ
れ、バイパス油路36からタンク19へ圧油が排出され
る。フック格納油路37には、ブーム起伏、伸縮、旋
回、ウインチ巻上、巻下、アウトリガ伸縮等のクレーン
作動用の主回路38に挿入されている主リリーフ弁39
より低圧に設定したフック格納用リリーフ弁40が設け
られており、フック格納時にフック巻上用ワイヤロープ
5の切断等の事故を防止することができる。
【0018】また、ブーム起伏制御弁23からブーム起
伏シリンダに接続されるブーム起油路24とバイパス油
路36とは連絡油路41で接続され、連絡油路41の途
中には切換弁42が設けられている。この切換弁42は
図2に示すように、メインスイッチ50とフック格納確
認スイッチ17との間に接続されており、フック6が格
納位置に格納されてフック格納確認スイッチ17に当接
し、フック格納確認スイッチ17がONとなると連通側
に切換えられる。従って、フック格納状態では、ブーム
起油路24とバイパス油路36とは互いに連通してお
り、この状態でブームの起立動作を行うと、ブーム起伏
制御弁23からブーム起油路24に供給される圧油は、
ブーム起伏シリンダ11に流入すると共に、連絡油路4
1を通ってウインチ用油油圧モータ12にも流入するた
め、ブーム2の起立動作とウインチ4の巻下動作が同時
に行われる。ウインチ4の巻下動作によりフック6が下
降すると、フック格納確認スイッチ17がOFFとなっ
て切換弁42は遮断状態に戻りウインチ4の巻下動作は
停止する。更にブーム2の起立動作が継続されてブーム
2の先端部とフック6との間のフック巻上用ワイヤロー
プ5の長さが短くなると、フック6は再び格納位置に格
納されてフック格納確認スイッチ17に当接し、フック
格納確認スイッチ17がONとなるため、ブーム起油路
24に供給される圧油は、ウインチ用油油圧モータ12
に流入してフック6が下降する。このようにして、クレ
ーン1はブーム2を起立させ作業姿勢にすることができ
る。
【0019】図3は本発明の他の実施例の油圧回路図で
ある。この実施例では、ブーム起油路24の途中に、巻
過状態となったときブーム起立動作を停止させるための
ブーム起ストップ弁32が設けられており、また、ブー
ム伸縮制御弁20からブーム伸縮シリンダ3に接続され
るブーム伸油路21とバイパス油路36とが連絡油路4
1で接続されて、連絡油路41の途中に切換弁42が設
けられている。
【0020】従って、フック格納状態から、ブームの伸
長動作を行うと、ブーム伸縮制御弁20からブーム伸油
路21に供給される圧油は、ブーム起伏シリンダに流入
すると共に、連絡油路41を通ってウインチ用油圧モー
タ12にも流入するため、ブーム2の伸長動作とウイン
チ4の巻下動作が同時に行われる。このようにして、ク
レーン1はフック格納状態からブーム2を伸長させるこ
とができる。
【0021】図4は更に他の実施例の油圧回路図であ
る。この実施例では、ブーム伸油路21とブーム起油路
24とが、シャトル弁43を介して連絡油路41でバイ
パス油路36に接続され、連絡油路41の途中には切換
弁42が設けられている。従って、フック格納状態か
ら、ブームの伸長動作を行うと、ブーム伸縮制御弁20
からブーム伸油路21に供給される圧油は、ブーム起伏
シリンダに流入すると共に、シャトル弁43、連絡油路
41を通ってウインチ用油圧モータ12にも流入するた
め、ブーム2の伸長動作とウインチ4の巻下動作が同時
に行われ、フック格納状態から、ブームの起立動作を行
うと、ブーム起伏制御弁23からブーム起油路24に供
給される圧油は、ブーム起伏シリンダ11に流入すると
共に、シャトル弁43、連絡油路41を通ってウインチ
用油油圧モータ12にも流入するため、ブーム2の起立
動作とウインチ4の巻下動作が同時に行われる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のクレーン
のブーム制御装置は、フックの格納状態からブームの起
伏動作やブームの伸長動作を行って作業姿勢にすること
ができ操作が容易で作業能率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるクレーンのブーム制御
装置の油圧回路図である。
【図2】クレーンのブーム制御装置の電気回路図であ
る。
【図3】他の実施例の油圧回路図である。
【図4】更に他の実施例の油圧回路図である。
【図5】従来のクレーンの説明図である。
【図6】フック格納装置の説明図である。
【図7】従来のクレーンのブーム制御装置の油圧回路図
である。
【図8】トラックの走行状態のの説明図である。
【符号の説明】
1 クレーン 2 ブーム 3 ブーム伸縮シリンダ 4 ウインチ 6 フック 7 巻過検出スイッチ 11 ブーム起伏シリンダ 12 ウインチ用油圧モータ 17 フック格納確認スイッチ 20 ブーム伸縮制御弁 21 ブーム伸油路 23 ブーム起伏制御弁 24 ブーム起油路 26 ウインチ制御弁 28 ウインチ巻下油路 33 巻上ストップ弁 35 フック格納制御弁 36 バイパス油路 41 連絡油路 42 切換弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年1月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】また、ブーム起伏制御弁23からブーム起
伏シリンダに接続されるブーム起油路24とバイパス油
路36とは連絡油路41で接続され、連絡油路41の途
中には切換弁42が設けられている。この切換弁42は
図2に示すように、メインスイッチ50とフック格納確
認スイッチ17との間に接続されており、フック6が格
納位置に格納されてフック格納確認スイッチ17に当接
し、フック格納確認スイッチ17がONとなると連通側
に切換えられる。従って、フック格納状態では、ブーム
起油路24とバイパス油路36とは互いに連通してお
り、この状態でブームの起立動作を行うと、ブーム起伏
制御弁23からブーム起油路24に供給される圧油は、
ブーム起伏シリンダ11に流入すると共に、連絡油路4
1を通ってウインチ用油圧モータ12にも流入するた
め、ブーム2の起立動作とウインチ4の巻下動作が同時
に行われる。ウインチ4の巻下動作によりフック6が下
降すると、フック格納確認スイッチ17がOFFとなっ
て切換弁42は遮断状態に戻りウインチ4の巻下動作は
停止する。更にブーム2の起立動作が継続されてブーム
2の先端部とフック6との間のフック巻上用ワイヤロー
プ5の長さが短くなると、フック6は再び格納位置に格
納されてフック格納確認スイッチ17に当接し、フック
格納確認スイッチ17がONとなるため、ブーム起油路
24に供給される圧油は、ウインチ用油圧モータ12に
流入してフック6が下降する。このようにして、クレー
ン1はブーム2を起立させ作業姿勢にすることができ
る。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】従って、フック格納状態から、ブームの伸
長動作を行うと、ブーム伸縮制御弁20からブーム伸油
路21に供給される圧油は、ブーム伸縮シリンダに流入
すると共に、連絡油路41を通ってウインチ用油圧モー
タ12にも流入するため、ブーム2の伸長動作とウイン
チ4の巻下動作が同時に行われる。このようにして、ク
レーン1はフック格納状態からブーム2を伸長させるこ
とができる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】図4は更に他の実施例の油圧回路図であ
る。この実施例では、ブーム伸油路21とブーム起油路
24とが、シャトル弁43を介して連絡油路41でバイ
パス油路36に接続され、連絡油路41の途中には切換
弁42が設けられている。従って、フック格納状態か
ら、ブームの伸長動作を行うと、ブーム伸縮制御弁20
からブーム伸油路21に供給される圧油は、ブーム伸縮
シリンダに流入すると共に、シャトル弁43、連絡油路
41を通ってウインチ用油圧モータ12にも流入するた
め、ブーム2の伸長動作とウインチ4の巻下動作が同時
に行われ、フック格納状態から、ブームの起立動作を行
うと、ブーム起伏制御弁23からブーム起油路24に供
給される圧油は、ブーム起伏シリンダ11に流入すると
共に、シャトル弁43、連絡油路41を通ってウインチ
用油圧モータ12にも流入するため、ブーム2の起立動
作とウインチ4の巻下動作が同時に行われる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブームの起伏動作を行うブーム起伏シリ
    ンダと、ブームの伸縮動作を行うブーム伸縮シリンダ
    と、ブームの先端部から吊下されるフックの巻上巻下動
    作を行うウインチと、フックの巻過状態を検出する巻過
    検出手段と、ウインチ制御弁からウインチ用油圧モータ
    に接続されるウインチ巻下油路中に設けられ巻過状態で
    フックの巻上動作を停止する巻上ストップ弁と、フック
    格納制御弁から前記巻上ストップ弁をバイパスさせてウ
    インチ用油圧モータに接続され巻過状態でフックの巻上
    格納動作を可能とするバイパス油路とを備えたクレーン
    において、フックの格納位置への格納状態を検出するフ
    ック格納確認スイッチを設けると共に、ブーム起伏制御
    弁からブーム起伏シリンダに接続されるブーム起油路及
    び/又はブーム伸縮制御弁からブーム伸縮シリンダに接
    続されるブーム伸油路と前記バイパス油路とを連絡油路
    で接続し、該連絡油路の途中にフック格納状態で連通側
    に切換えられる切換弁を設けたことを特徴とするクレー
    ンのブーム制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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