JP2018530660A - 接着剤組成物及び該接着剤から製造される物品 - Google Patents

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Abstract

本開示は、Bステージ型接着剤組成物及び該Bステージ型接着剤組成物から調製された物品に関する。本開示では、接着剤組成物は、固形分含有率で、以下の構成成分として、(A)10重量%〜50重量%の、重量平均分子量Mwが8,000g/mol以上である第1エポキシ樹脂と、(B)5重量%〜20重量%の、重量平均分子量Mwが200〜6,000g/molである第2エポキシ樹脂と、(C)30重量%〜80重量%の、ヒドロキシル末端ポリエステル又はその誘導体と、(D)0.1重量%〜2.5重量%の、エポキシ基と反応可能な第1硬化剤と、(E)0.1重量%〜2.5重量%の、ヒドロキシル基と反応可能な第2硬化剤と、を含む。該組成物の構成成分の合計は、100重量%に等しい。本開示の接着剤組成物から得られたコーティングは、高い接着強度、優れた耐熱性及び難燃性を示す。【選択図】なし

Description

発明の詳細な説明
[技術分野]
本開示は、エポキシ接着剤組成物及び該接着剤組成物から製造される物品に関する。より具体的には、本開示は、高い接着強度、耐熱性及び改善された強靱性を有する、Bステージ型エポキシ接着剤組成物及び該Bステージ型エポキシ接着剤組成物から製造されるBステージ型物品に関する。
[背景技術]
新規市場の発展及び産業動向と共に、電気デバイス及び装置は、小型化、薄型化、軽量化し、高出力密度を有するようになる。電気市場では、絶縁保護を適用するために温度定格が高い絶縁材料が、ますます重要になる。ゴム系PSA又はアクリル系PSAを用いた絶縁テープは、電気デバイス及び装置のための絶縁材料の、1つの鍵となるタイプのものである。一般に、このような材料の温度定格は、クラスB以下であり、これらの材料が高温で熱劣化すると、接着力及びその他の性能が損なわれる。
中国特許出願公開第102079956(A)号は、白色カバーフィルム及び該白色カバーフィルムの製造方法を開示している。白色カバーフィルムは、剥離ベース膜、該剥離ベース膜上にコーティングされた白色コーティング及び該白色コーティング上にコーティングされた接着剤層を含む。白色コーティングは、可撓性飽和ポリエステルをマトリックスとして使用し、可撓性飽和ポリエステル、硬質飽和ポリエステル、ブロックイソシアネート硬化剤、顔料、無機フィラー、蛍光増白剤、消泡剤及び好適な量の溶媒を含む組成物から得られる。
中国特許出願公開第102010569(A)号は、ハロゲンフリー難燃性エポキシ樹脂組成物及び該ハロゲンフリー難燃性エポキシ樹脂組成物から調製された可撓性が高いコーティング膜を開示している。ハロゲンフリー難燃性エポキシ樹脂組成物は、可撓性エポキシ樹脂、特殊なエポキシ樹脂、合成ゴム、ゴム変性エポキシ樹脂、芳香族アミン硬化剤、イミダゾール硬化促進剤、酸化防止剤、リン含有難燃剤、フィラー及び有機溶媒を含む。該組成物により調製された可撓性が高いコーティング膜は、ポリイミド絶縁膜、該ポリイミド絶縁膜上にコーティングされたハロゲンフリー難燃性エポキシ樹脂組成物コーティング及び該ハロゲンフリー難燃性エポキシ樹脂組成物コーティング上を覆った一枚の剥離紙を含む。
[発明の概要]
本開示では、良好な接着強度、強靱性、貯蔵寿命及びエージング特性並びに耐熱性及び難燃性等の機能特性を要する分野において、結合及び絶縁について、より良好な解決手段を提供するために、Bステージ型エポキシ接着剤組成物が開発される。
一態様において、本開示は、組成物の総重量を基準にして、固形分含有率で以下の構成成分を含有する接着剤組成物を提供する:
(A)10重量%〜50重量%の、重量平均分子量Mwが8,000g/mol以上である第1エポキシ樹脂、
(B)5重量%〜20重量%の、重量平均分子量Mwが200〜6,000g/molである第2エポキシ樹脂、
(C)30重量%〜80重量%の、ヒドロキシル末端ポリエステル又はその誘導体、
(D)0.1重量%〜2.5重量%の、エポキシ基と反応可能な第1硬化剤及び
(E)0.1重量%〜2.5重量%の、ヒドロキシル基と反応可能な第2硬化剤。
該組成物の構成成分の合計は、100重量%に等しい。
本発明の接着剤組成物は、難燃剤、導電性粒子、熱伝導性フィラー、顔料等の添加剤を更に含んでもよい。
本開示の別の態様によると、接着剤組成物により形成されたコーティングが提供される。
本開示の別の態様によると、基材及びコーティングを含む物品が提供される。
本開示の別の態様によると、コーティングの調製方法が提供される。該方法は、本開示の接着剤組成物の、全ての構成成分を混合する工程を含む。
本開示の別の態様によると、物品の調製方法が提供される。該方法は本開示のコーティングを基材の表面上に塗布する工程を含む。
本開示の接着剤組成物により調製されたコーティングは、要求される、接着強度、強靱性、貯蔵寿命及びエージング特性並びに耐熱性及び難燃性等の機能特性を有する。
[発明の詳細な説明]
当業者は、明細書の教示に従って、本開示の範囲又は趣旨を逸脱することなく、その他の各種実施形態を意図し、そこに変更を加えることができるということを、理解すべきである。従って、以下の実施形態は、いかなる意味においても、限定することを意図していない。
特に規定がない限り、明細書及び特許請求の範囲において、形状、量及び物理化学的特性を表すために使用される全ての数は、あらゆる場合において、用語「約」により修飾されると理解すべきである。従って、相対する別段の記載がない限り(unless otherwise oppositely stated)、明細書及び添付された特許請求の範囲にて列挙される数値パラメータは、近似値である。当業者は、所望の特性を得るために、本明細書にて開示される教示に従い、これらの近似値を適切に変更することができる。端点を使用して表現される数値範囲は、その中の、全ての数及びあらゆる範囲を含むものとする。例えば、範囲1〜5は、1、1.1、1.3、1.5、2、1.75、3、3.80、4及び5等を含む。
特に規定がない限り、表現「固体含有率で」は、組成物中の構成成分の、固形分基準での百分率を指す、すなわち、接着剤組成物に含有される溶媒は除外されると理解すべきである。更に、本明細書にて使用する全ての百分率は、接着剤組成物の総重量を基準とする、重量%を指す。
特に規定がない限り、表現「Bステージ型」は2工程での硬化反応を伴う接着剤及び複合材料を指すと理解すべきである。第1工程は稼働中(on line)のオーブン内で、又は後硬化で完了し、第2工程は熱ラミネート処理にて完了する。
接着剤組成物
本開示の一態様によれば、組成物の総重量を基準にして、固形分含有率で以下の組成物を含む接着剤組成物が提供される:
(A)10重量%〜50重量%の、重量平均分子量Mwが8,000g/mol以上である第1エポキシ樹脂、
(B)5重量%〜20重量%の、重量平均分子量Mwが200〜6,000g/molである第2エポキシ樹脂、
(C)30重量%〜80重量%の、ヒドロキシル末端ポリエステル又はその誘導体、
(D)0.1重量%〜2.5重量%の、エポキシ基と反応可能な第1硬化剤及び
(E)0.1重量%〜2.5重量%の、ヒドロキシル基と反応可能な第2硬化剤。
該組成物の構成成分の合計は、100重量%に等しい。
本発明の接着剤組成物は、組成物の50重量%以下の量で、難燃剤、導電性粒子、熱伝導性フィラー及び顔料等の添加剤を更に含んでもよい。
本開示にて使用される構成成分は、以下に詳細に記載する。
(A)第1エポキシ樹脂
本接着剤組成物には、高分子量を有する第1エポキシ樹脂が含有され、良好な接着強度及び耐熱性を有する接着剤組成物から得られたコーティングをもたらす。更に、第1エポキシ樹脂は、必須の機械的強度及び剛性をコーティングに付与する。
一態様では、本開示で使用される第1エポキシ樹脂は、8,000g/mol以上、有利には10,000g/mol以上、有利には12,000g/mol以上、有利には15,000g/mol以上、有利には20,000g/mol以上、及び有利には25,000g/mol以上の重量平均分子量Mwを有する。
別の態様では、本開示で使用される第1エポキシ樹脂は、約4,000g/eq以上、有利には約5,000g/eq以上、有利には約6,000g/eq以上、有利には約7,500g/eq以上、及び有利には約10,000g/eq以上のエポキシド当量を有してもよい。
特定の実施形態によれば、第1エポキシ樹脂は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ノボラックエポキシ樹脂、トリスフェノールメタンエポキシ樹脂、グリシジルアミンエポキシ樹脂、アミノフェノールエポキシ樹脂、ナフタレンエポキシ樹脂、フルオレン環含有エポキシ樹脂、脂環式グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、脂環式グリシジルアミン型エポキシ樹脂及び脂環式グリシジルエステル型エポキシ樹脂からなる群から選択することができる。好ましくは、第1エポキシ樹脂は、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ビスフェノールAD型エポキシ樹脂、ノボラックエポキシ樹脂及びこれらの組み合わせからなる群から選択することができる。例えば、ビスフェノールA型エポキシ樹脂は、2モルのエピクロロヒドリンを1モルのビスフェノールAと反応させ、ビスフェノールAジグリシジルエーテルを形成することで形成される。
これらのエポキシ樹脂を使用することで、硬化後に、均一な3次元綱目構造を形成することができ、また、接着剤組成物から得られたコーティングに、硬化後、耐熱性及び接着強度を付与することができる。
接着剤組成物中の第1エポキシ樹脂の量については、組成物の総重量を基準にして、第1エポキシ樹脂の固形分が、10〜50重量%、有利には15〜45重量%、有利には25〜40重量%、有利には25〜35重量%、及び有利には30〜35重量%の範囲にある。第1エポキシ樹脂を上記範囲で使用し、強化剤と共に、第2エポキシ樹脂と組み合わせた場合、接着剤組成物についての、接着強度と耐熱性との良好なバランスが達成されるであろう。
(B)第2エポキシ樹脂
本接着剤組成物には、より低い分子量を有する第2エポキシ樹脂が含有され、接着剤組成物から得られたコーティングの、硬化後における架橋能力及び接着力をもたらす。
特定の実施形態によれば、第2エポキシ樹脂は、重量平均分子量Mwが約200〜6,000g/mol、有利には400〜5,000g/mol、有利には800〜4,000g/mol、及び有利には1,000〜3,000g/molである、エポキシオリゴマー又はエポキシポリマーからなる群から選択することができる。
特定の実施形態によれば、150℃以下のガラス転移温度Tgを有する第2エポキシ樹脂は、本接着剤組成物において好ましく使用される。第2エポキシ樹脂のガラス転移温度Tgが150℃以下である場合、接着力と耐熱性との良好なバランスという更なる利点をもたらし得る。
特定の実施形態では、第2エポキシ樹脂は100〜3500g/eq、有利には100〜3000g/eq、及び有利には150〜2500g/eqのエポキシド当量を有する。第2エポキシ樹脂が上記エポキシド当量を有する場合、接着剤組成物から得られたコーティングは、良好な接着強度及び良好な初期強靱性(preliminary toughness)をもたらす、相互貫入ポリマーネットワーク(IPN)形成するであろう。
特定の実施形態によれば、第2エポキシ樹脂は変性エポキシ樹脂又は非変性エポキシ樹脂から選択することができる。例えば、ポリウレタン変性ビスフェノールAエポキシ樹脂、ポリウレタン変性ビスフェノールFエポキシ樹脂、ポリウレタン変性ノボラックエポキシ樹脂、ポリウレタン変性トリスフェノールメタンエポキシ樹脂、ポリウレタン変性グリシジルアミンエポキシ樹脂、ポリウレタン変性アミノフェノールエポキシ樹脂、ポリウレタン変性ナフタレンエポキシ樹脂を含むポリウレタン(PU)変性エポキシ樹脂は、本接着剤組成物にて、好ましく使用される。
特定の実施形態によれば、第2エポキシ樹脂の固形分は、接着剤組成物の総重量を基準として、5〜20重量%、有利には8〜20重量%、有利には9〜16重量%、及び有利には10〜15重量%の範囲にある。
本開示では、構成成分(A)及び(B)の組み合わせはまた、2成分エポキシ樹脂システムと称する。特定の実施形態によれば、本接着剤組成物は、構成成分(A)及び(B)の組み合わせとして、高分子量を有するビスフェノールAエポキシ樹脂及び低分子量を有する変性又は非変性ビスフェノールAエポキシ樹脂の組み合わせを含むことが好ましい。特定の実施形態によれば、第1エポキシ樹脂の第2エポキシ樹脂に対する重量比は、固形分基準で、10:1〜1:2、好ましくは5:1〜1:1、好ましくは4:1〜1.5:1、より好ましくは3:1〜1.5:1の範囲にある。第1エポキシ樹脂の第2エポキシ樹脂に対する重量比が上記範囲にある場合、接着強度と耐熱性との良好なバランスという更なる利点をもたらし得る。
(C)強化剤のポリエステル
本開示のエポキシ接着剤組成物から得られたコーティングの硬化後における強靱性を更に改善するために、本開示では、接着剤組成物に、強化剤としてヒドロキシル末端ポリエステルが含有される。硬化によって形成されるコーティングの強靱性を改善させるために、ヒドロキシル末端ポリエステルは硬化反応条件下、特に高温及び高圧下で、エポキシ樹脂と反応可能な官能基を有する。
特定の実施形態によれば、接着剤組成物を貯蔵する及びBステージ硬化済み物品を貯蔵する間、エポキシ樹脂と活性硬化剤との間での反応を妨げる又は避けるため、本開示のヒドロキシル末端ポリエステル又はその誘導体は、また、エポキシ接着剤組成物中の活性硬化剤と反応することができる。従って、接着剤組成物又はBステージ型物品の貯蔵寿命を、十分に保つことができる。例えば、接着テープ等のBステージ型物品は、その強力な接着強度及び高耐熱性を損なうことなく、室温下で1年間より長い間貯蔵できる。
特定の実施形態によれば、ヒドロキシル末端ポリエステルは、8,000g/mol以上、有利には10,000g/mol以上、及び有利には15,000g/mol以上の重量平均分子量Mwを有する。ヒドロキシル末端ポリエステルの重量平均分子量が上記範囲にある場合、接着剤組成物について、接着強度と耐熱性とのバランスが達成されるであろう。
特定の実施形態によれば、30℃以下のガラス転移温度Tgを有するヒドロキシル末端ポリエステルは、本接着剤組成物に好ましく使用される。
特定の実施形態によれば、ヒドロキシル末端ポリエステルは、3〜100mg KOH/g、好ましくは10〜80mg KOH/g、より好ましくは10〜60mg KOH/g、及びより好ましくは20〜50mg KOH/gのヒドロキシル価を有することが好ましい。ヒドロキシル末端ポリエステルが上記ヒドロキシル価を有する場合、接着剤の、硬化能力とモジュール(modules)との良好なバランスという利点がもたらされ得る。
特定の実施形態によれば、ヒドロキシル末端ポリエステルは、ジカルボン酸単位及びグリコール単位を含む。特定の実施形態によれば、ジカルボン酸単位はコハク酸、アジピン酸、シクロヘキサン二酸、スベリン酸、フタル酸、ナフタレン酸、トリメリット酸及びピロメリット酸からなる群から選択することができる。特定の実施形態によれば、グリコール単位はエチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、デカンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジメチロールプロパン及びジメチロールエタンからなる群から選択することができる。特定の実施形態によれば、ヒドロキシル末端ポリエステルは、ジカルボン酸単位又はグリコール単位のいずれかに芳香族セグメントを含む。
特定の実施形態によれば、ヒドロキシル末端ポリエステルはヒドロキシル末端フタレートポリエステル及びヒドロキシル末端ジエチルセバケートポリエステルからなる群から選択することができる。
接着剤組成物中のヒドロキシル末端ポリエステルの量については、ポリエステルの固形分が、組成物の総重量を基準にして、30〜80重量%、有利には40〜70重量%、有利には40〜60重量%、有利には50〜60重量%の範囲にある。
好ましくは、ヒドロキシル末端ポリエステルの第1及び第2エポキシ樹脂の合計に対する重量比は、固形分基準で、0.3:1〜5:1、好ましくは0.5:1〜3:1、好ましくは0.6:1〜2.5:1、好ましくは0.7:1〜2:1、好ましくは0.8:1〜1.5:1、好ましくは1:1〜1.5:1、の範囲にある。
(D)第1硬化剤及び(E)第2硬化剤
本開示では、接着剤組成物には、硬化剤システムが含有される。熱活性化されると、エポキシ樹脂のエポキシ基は硬化剤と反応するであろう。その結果エポキシ樹脂は架橋し、硬化済みコーティングが得られる。
本開示では、硬化剤システムは、第1硬化剤(D)及び第2硬化剤(E)を含む。硬化剤システムにおいて、第1硬化剤(D)は、高温及び/又は高圧下で、有効な硬化をもたらす潜在性硬化剤であり、第2硬化剤(E)は比較的低温での硬化によって、良好な接着凝集力及び耐熱性を付与する活性硬化剤である。
好ましくは、活性硬化剤である第2硬化剤(E)は、ヒドロキシル末端ポリエステルと反応可能である。第2硬化剤を選択し、その量を制御することで、本開示の接着剤組成物及び該組成物から得られたコーティングに、接着強度及び耐熱性を損なうことなく、長期間の貯蔵寿命についての更なる効果を付与することができる。
特定の実施形態によれば、第1硬化剤(D)は、ジシアンジアミド、ジヒドラジド、アミン系硬化剤、酸無水物系硬化剤、イミダゾール化合物、ホウフッ化物、オクトエート塩、これらを封入したもの及びこれらの組み合わせからなる群から選択することができる。好ましくは、第1硬化剤(D)はアミン系硬化剤及び酸無水物系硬化剤からなる群から選択することができる。アミン系硬化剤としては、例えば、ジアミノジフェニルメタン又はジアミノジフェニルスルホン等の芳香族アミン、脂肪族アミン、イミダゾール誘導体、ジシアンジアミド、テトラメチルグアニジン及び/又はチオ尿素付加アミンを、本接着剤システムにて使用してよい。
第1硬化剤(D)は、エポキシ樹脂のエポキシ基と、好ましくは高温、例えば120℃より高温で、反応可能な官能基を有する。硬化反応時間は概して、個別の硬化剤により、数分間〜数時間である。第1硬化剤(D)は市販のものであってよい。そして、当業者は硬化剤のインストラクションによって、硬化反応条件を理解するであろう。
特定の実施形態によれば、第2硬化剤(E)は、カルボキシル化合物、アミン系ポリマー、イソシアネート、イソシアネートプレポリマー、ジイソシアネート及びジイソシアネートプレポリマー又はこれらの混合物からなる群から選択することができる。特定の実施形態によれば、好ましくは、第2硬化剤は、イソシアネート、イソシアネートプレポリマー、ジイソシアネート及びジイソシアネートプレポリマー(例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート及びこれらのプレポリマー等)又はこれらの混合物から選択することができる。
接着剤組成物中の硬化剤の量については、第1硬化剤及び第2硬化剤の合計は、接着剤組成物の総重量を基準として、0.1重量%〜5重量%、有利には0.4重量%〜3重量%、有利には0.4重量%〜2重量%、及び有利には0.5重量%〜1.0重量%の範囲にある。本明細書では、接着剤組成物中の第1硬化剤の含有量は、0.1重量%〜2.5重量%、有利には0.2重量%〜1.5重量%、有利には0.5重量%〜1.2重量%、及び有利には0.8重量%〜1.2重量%の範囲にある。そして、接着剤組成物中の第2硬化剤の含有量は、0.1重量%〜2.5重量%、有利には0.2重量%〜1.5重量%、有利には0.5重量%〜1.2重量%、及び有利には0.8重量%〜1.2重量%の範囲にある。第1硬化剤及び第2硬化剤が接着剤組成物中に、上記範囲の量で含有される場合、接着剤組成物から得られたコーティングは、高温での有効な硬化能力、長期間の貯蔵寿命並びにその一方では(in the meanwhile)、良好な接着強度及び耐熱性を有するであろう。
更に、接着剤組成物は任意に硬化触媒を含んでもよく、例えば、0〜1重量%の硬化触媒(尿素、イミジゾール(imidizole)、四級アンモニウム塩、四級アンモニウムポリマー及びこれらの混合物等)を含む。
(F)添加剤
本開示では、接着剤組成物から得られた物品に優れた難燃性を付与するために、難燃剤が接着剤組成物に任意に含有されてもよい。環境問題を考慮すると、難燃剤はハロゲンフリー難燃剤であることが好ましい。本開示で使用可能な難燃剤は有機難燃剤及び水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、MgO、ZnO等の無機難燃剤、有機リン塩(organophosphorus salt)、ホスフェート、リン含有ポリマー若しくは窒素含有ポリマー又はこれらのハイブリッド(hybrid)から選択される。
上記のもののうち、ホスフェート、特にトリフェニルホスフェートは、含有されるリン原子に起因する優れた難燃性及び自消性を有し、従って、広範にわたって様々な樹脂の難燃剤として使用される。
本開示では、本発明者は難燃剤(例えば、トリフェニルホスフェート及び水酸化アルミニウムの組み合わせ)が、該難燃剤の含有量が組成物の総重量の20%より多くを占める場合であっても、その他の望ましい特性、例えば接着強度及び耐熱性を損なうことなく有効な難燃性効果を実現することを見出した。従って、本接着剤組成物に難燃剤を大量に(big bulk)、例えば組成物の総重量を基準にして40重量%まで、添加してよい。
一態様では、接着剤組成物の所望の特性を損なうことなく有効な難燃性を付与する目的で、接着剤組成物中の難燃剤の含有量は、5重量%〜40重量%、有利には10重量%〜35重量%、有利には20重量%〜35重量%、及び有利には20重量%〜30重量%の範囲にある。
上記構成成分に加えて、本開示の接着剤組成物は1種以上の以下の構成成分、例えばフィラー、溶媒、酸化防止剤、消泡剤、顔料及び界面活性剤等を含んでもよい。
必要であれば、接着剤組成物中に、該接着剤組成物の特性を変更又は改善させるため、フィラーが含有されてもよい。該接着剤組成物中では、フィラーは、カーボンブラック、ニッケル粉末、銅粉末、金粉末、銀粉末等の導電性フィラー、窒化ホウ素(BN)、アルミニウム水素化物(ATH)等の熱伝導性フィラー、又はCaCO3、SiO2、粘土、白亜、ガラス繊維等のその他のフィラーから選択することができる。
特定の実施形態によれば、接着剤組成物には、更に溶媒が含有され、関連する構成成分、例えばエポキシ樹脂、強化剤、硬化剤及びその他の添加剤を溶解させ、難燃剤及びフィラーの分散を促進することができる。特定の実施形態によれば、溶媒はN,N−ジメチルホルムアミド、メチルエチルケトン、脂肪族溶媒(ヘキサン、ヘプタン及びシクロヘキサン等)、芳香族溶媒(トルエン及びキシレン等)からなる群から選択することができる。
特定の実施形態によれば、接着剤組成物には酸化防止剤が更に含有され、更に良好なエージング特性という利点を提供することができる。特定の実施形態によれば、酸化防止剤は、茶ポリフェノール、ビタミンE、フラボノイド、ブチル化ヒドロキシアニソール、ブチル化ヒドロキシトルエン、tert−ブチルヒドロキノンからなる群から選択することができる。特定の実施形態によれば、接着剤組成物の総重量を基準として、酸化防止剤の固形分は、0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜3重量%である。
特定の実施形態によれば、接着剤組成物には消泡剤が更に含有され、良好なコーティング表面という利点を提供することができる。特定の実施形態によれば、消泡剤は、不溶性油、ポリジメチルシロキサン及びその他のシリコーン、特定のアルコール、ステアレート並びにグリコールからなる群から選択することができる。特定の実施形態によれば、接着剤組成物の総重量を基準として、消泡剤の固形分は、0.01〜1重量%、好ましくは0.1〜0.5重量%である。
特定の実施形態によれば、接着剤組成物には顔料が更に含有され、コーティングを着色するという利点を提供することができる。特定の実施形態によれば、顔料は、カーボンブラック、アイボリーブラック、カドミウム顔料、クロム、コバルト顔料、銅、酸化鉄、鉛顔料、マンガン顔料、水銀顔料、チタン顔料、亜鉛顔料からなる群から選択することができる。特定の実施形態によれば、接着剤組成物の総重量を基準として、顔料の固形分は、0.1〜20重量%、好ましくは3〜10重量%である。
特定の実施形態によれば、接着剤組成物には界面活性剤が更に含有され、コーティングの良好な表面という利点を提供することができる。特定の実施形態によれば、界面活性剤は、サルフェート、スルホネート、ホスフェート、アンモニウムラウリルサルフェート、ラウリル硫酸ナトリウム(SDS、ドデシル硫酸ナトリウム)及び関連するアルキル−エーテルサルフェート、ラウレス硫酸ナトリウム(ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES)としても既知)並びにミレス硫酸ナトリウムからなる群から選択することができる。特定の実施形態によれば、接着剤組成物の総重量を基準として、界面活性剤の固形分は、0.01〜5重量%、好ましくは0.1〜3重量%である。
本開示では、上に説明した構成成分を、溶媒と共に混合し、長期間の貯蔵寿命を有する、1成分パッケージを構成してもよい。更に、得られた接着剤組成物を、周知のコーティング方法により電子デバイス等のデバイスの表面に塗布し、次いで硬化し、有効な接着力を付与してもよい。あるいは、接着剤組成物をシート、フィルム、プレート、テープ等の基材の表面に塗布し、次いで乾燥させ、接着テープ等のBステージ型物品を提供してもよい。Bステージ型物品はパッケージ内、又はロール形状で、通常の環境で貯蔵することができ、また、長期間の貯蔵寿命を有する。貼付の際は、Bステージ型物品をデバイスに貼付し、更に、比較的高温で、及び任意に圧力をかけて硬化し、完全に硬化済みの、耐熱性及び難燃性を有する物品を提供してもよい。
従って、本開示はまた、活発に硬化した後の接着剤組成物から得られたコーティングを含む、Bステージ型物品に関する。Bステージ型物品は、好ましくは接着テープ、特にBステージ型絶縁テープである。また、本開示は、PETフィルム、PIフィルム、PENフィルム、紙、布地、不織材、ポリアラミドフィルム又は金属箔等の基材を有するBステージ型絶縁テープである物品に関する。
更なる態様では、物品は以下の構造を有する。すなわち、本開示の接着剤組成物から得られたコーティングは、ライナー上に配置され、本開示の接着剤組成物から得られたコーティングは、ライナーとバッキングとの間に配置され、本開示の接着剤組成物から得られた第1コーティングは、ライナー上に配置され、更にバッキング及び本開示の接着剤組成物から得られた第2コーティングは順に配置され、そしてバッキングは第1コーティングと第2コーティングの間に配置されている。
本開示は、更にBステージ型物品の製造方法に関し、該方法は本開示の組成物の構成成分を混合する工程と、得られた混合物を基材上にコーティングし、次いでコーティングされた基材を乾燥させる工程を含む。一態様では、基材はPETフィルムである。コーティングされた基材を、120℃以下の温度で、Bステージ型物品が形成される期間、例えば数分間〜数時間、乾燥させる。
特定の実施形態によれば、25℃を下回る条件で、コーティングを基材表面に塗布することができる。
本開示は、更に、本開示の接着剤組成物又は物品の、バッテリー、コレクタ、PCB、母線及び変圧器等を含む電気デバイスの絶縁用途における使用に関する。
以下、次の実施例及び比較例を参照して、本開示を更に説明する。実施例及び比較例は、本開示において例示目的で提供されるのであり、本開示の範囲を限定するためのものではない。
原材料
以下の本開示の例示的な実施例にて使用された原材料は、市販されていた。下記の表1に商品名、化学名及び供給業者を列挙した。
Figure 2018530660
剥離強度試験
コーティングの接着強度を25℃及び105℃での「剥離強度試験」によって評価し、コーティングの貯蔵寿命を促進試験によって評価し、コーティングの耐熱性を、「接着剤フロー試験」での接着剤のはみ出しによって評価し、更にコーティングの難燃性を「難燃性試験」によって評価した。
剥離強度試験を、接着剤組成物から得られたコーティングの接着強度を評価するために実施した。剥離強度の試験方法は、当該技術分野で一般に使用される試験方法である、「IPC−TM−650のNo.2.4.9」を参照した。試験用サンプルを、熱ラミネート(160℃、0.7MPa、30min)によって作製した。上記剥離強度試験では、試験用サンプルに対して、50mm/分での90度剥離を採用した。25℃での剥離強度試験では、表2−1に示した以下の基準に従って、コーティングの25℃での接着強度を評価した。
Figure 2018530660
105℃での剥離強度では、表2−2に示した以下の基準に従って、コーティングの105℃での接着強度を評価した。
Figure 2018530660
貯蔵寿命試験
本開示で提供される接着剤組成物から得られたコーティングの貯蔵寿命を評価するために、エージング試験を実施した。
エージング試験は、以下の工程を含んでいた。
1)本開示のコーティングを、80℃のオーブン内でエージングする。
2)「IPC−TM−650のNo.2.4.9」に従って、コーティングの剥離強度を毎日測定する。
3)値が新規のサンプルの50%より低い場合、エージング日数を記録する。
上記エージング試験では、コーティングの貯蔵寿命を、表2−3に示す以下の基準に従って測定した。
Figure 2018530660
耐熱性試験
接着剤組成物から得られたコーティングの耐熱性を評価するために、接着剤フロー試験を実施した。フロー特性の試験方法は、当該技術分野で、フロー特性を評価するのに、一般的な試験方法である「IPC−TM−650のNo.2.3.17.1」を参照した。
上記接着剤フロー試験では、はみ出し値として示された、熱ラミネート(170℃、0.7MPa、30分)の後に流れ出る接着剤の幅を、表2−4に示す以下の基準に従って測定した。
Figure 2018530660
絶縁耐力試験
接着剤組成物から得られたコーティング及びフィルムの絶縁能力を評価するために、絶縁耐力試験を実施した。絶縁耐力の試験方法は、絶縁耐力を評価するために、当該技術分野で一般的な試験方法である「ASTM D149」を参照した。
上記絶縁耐力試験では、絶縁破壊電圧を表2−5に示す、以下の基準に従って測定した。
Figure 2018530660
難燃性試験
難燃性の試験方法は、当該技術分野において一般的な試験方法である、「UL94」を参照した。上記難燃性試験では、コーティングはUL VTM0のレベルを合格しなければならない。
実施例E1〜E8
全ての実施例において、原材料は固体重量基準で計量した。
コーティングを、表3に列挙した、接着剤組成物の構成成分及び量を使用し、以下の工程によって調製した。
工程1:第1硬化剤を加え、第1溶媒(ジメチルホルアミド(dimethylforamide))に溶解させ、第1溶液を得た。
工程2:難燃剤を任意に加え、第2溶媒(メチルエチルケトン)に溶解させ、第2溶液を得た。
工程3:第1溶液及び第2溶液(ある場合は)を、第1エポキシ樹脂、第2エポキシ樹脂、第2硬化剤、硬化触媒及びヒドロキシル末端ポリエステルと混合し、室温(25℃)下で攪拌し、コーティングを得た。
接着テープを表3に列挙された構成成分及び量を使用して、以下の工程によって調製した。
工程1:コーティングを、ブレードコーティングによってPETフィルムの表面に塗布した。
工程2:コーティングされたPETフィルムを、オーブン内で10分間110℃の温度にて乾燥させた。乾燥させた後、コーティングは、約30μmの厚みを有する。
工程3:テープを、任意に剥離可能(releasable)フィルムを使用して、表面上へと貼付した。
コーティングの接着強度、難燃性、貯蔵寿命及び耐熱性を、上述した試験方法に従って各々測定した。試験結果を表5に示した。
比較例C1〜10
全ての比較例において、原材料は固体重量基準で計量した。
比較例C1〜C10では、接着剤を上述したものと同様の方法によって、表4に列挙した構成成分及び量を使用して、調製した。試験結果を表6に示した。
Figure 2018530660

Figure 2018530660

Figure 2018530660

Figure 2018530660
表5の実験データから、表3のレシピから得られた全ての接着剤(実施例E1〜E8)は、接着強度、貯蔵寿命、耐熱性及び難燃性の良好なバランスを示した。第1エポキシ樹脂の量は、接着剤の10重量%〜50重量%で変動してよく、第2エポキシ樹脂は、接着剤の約5重量%〜20重量%の量で使用してよい。これらの特性のより良好なバランスを達成するために、第1エポキシ樹脂の第2エポキシ樹脂に対する比は、4:1と2:1との間(実施例E6〜E8を参照)に設定してよいと見られる。Dicy及び2599の硬化剤の組み合わせは、有効な硬化剤システムであることが示された。更に、ヒドロキシル末端ポリエステルは、有効な強化剤であった。そして、接着剤の接着強度及び耐熱性を悪化させることなく、80重量%以下の量で存在することができる。
比較例C1及びC2に示すように、高いMwを有する第1エポキシ樹脂が過剰量又は不十分な量で使用された場合は、各々接着強度は不十分であった。
また、比較例C3及びC4に示すように、第2エポキシ樹脂の量は、得られた接着剤の接着強度への影響を有するであろう。
比較例C5〜C8の実験データは、硬化剤システムは本発明に必須であることを示した。任意の硬化剤の量は、過剰であってはならないようである。
比較例C9及びC10の実験データは、ヒドロキシル末端ポリエステルの量は制御されるべきであることを示した。
要約すると、本開示のコーティングは、接着強度、強靱性、貯蔵寿命及びエージング特性並びに耐熱性及び難燃性等の機能特性を要求していた。
本開示を、上述のように、多数の例示的な実施例を参照して説明してきたが、本開示の原理の範囲内に入るであろう、多数の他の変更及び実施例が当業者によって考案され得ることが、理解されるべきである。より詳細には、対象となる組み合わせの配置(the subject combination arrangement)の、構成部分及び/又は配置において、本開示、図面及び添付の特許請求の範囲の範囲内で、様々な変形及び変更が可能である。構成部分及び/又は配置における変形及び変更に加えて、代替物を使用することもまた、当業者にとって明らかであろう。

Claims (24)

  1. 接着剤組成物であって、前記組成物の総重量を基準にして、固形分含有率で、
    (A)10重量%〜50重量%の、重量平均分子量Mwが8,000g/mol以上である第1エポキシ樹脂と、
    (B)5重量%〜20重量%の、重量平均分子量Mwが200〜6,000g/molである第2エポキシ樹脂と、
    (C)30重量%〜80重量%の、ヒドロキシル末端ポリエステル又はその誘導体と、
    (D)0.1重量%〜2.5重量%の、エポキシ基と反応可能な第1硬化剤と、
    (E)0.1重量%〜2.5重量%の、ヒドロキシル基と反応可能な第2硬化剤と、
    を構成成分として含み、
    前記組成物の構成成分の合計は、100重量%に等しい、接着剤組成物。
  2. 前記第1エポキシ樹脂は、ビスフェノールAエポキシ樹脂、臭素化ビスフェノールAエポキシ樹脂、ビスフェノールFエポキシ樹脂、ビスフェノールADエポキシ樹脂、ノボラックエポキシ樹脂、トリスフェノールメタンエポキシ樹脂、グリシジルアミンエポキシ樹脂、アミノフェノールエポキシ樹脂、ナフタレンエポキシ樹脂、フルオレン環含有エポキシ樹脂、脂環式グリシジルエーテル型エポキシ樹脂、脂環式グリシジルアミン型エポキシ樹脂、脂環式グリシジルエステル型エポキシ樹脂及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の接着剤組成物。
  3. 前記第1エポキシ樹脂は、前記組成物中に、該組成物の総重量を基準にして、固形分含有率で、25重量%〜40重量%、好ましくは25重量%〜35重量%、好ましくは30重量%〜35重量%の量で存在する、請求項1に記載の接着剤組成物。
  4. 前記第2エポキシ樹脂は、100〜3500g/eq、有利には100〜3000g/eq、及び有利には150〜2500g/eqのエポキシド当量を有する、請求項1に記載の接着剤組成物。
  5. 前記第2エポキシ樹脂は、(任意にポリウレタンで変性した)ビスフェノールAエポキシ樹脂、ビスフェノールFエポキシ樹脂、ノボラックエポキシ樹脂、トリスフェノールメタンエポキシ樹脂、グリシジルアミンエポキシ樹脂、アミノフェノールエポキシ樹脂、ナフタレンエポキシ樹脂及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の接着剤組成物。
  6. 前記第2エポキシ樹脂は、前記組成物中に、該組成物の総重量を基準にして、固形分含有率で、8重量%〜20重量%、好ましくは9重量%〜16重量%、好ましくは10重量%〜15重量%の量で存在する、請求項1に記載の接着剤組成物。
  7. 前記第2エポキシ樹脂は、150℃以下のガラス転移温度Tgを有する、請求項1に記載の接着剤組成物。
  8. 前記ヒドロキシル末端ポリエステルは、8,000g/mol以上の重量平均分子量Mwを有する、請求項1に記載の接着剤組成物。
  9. 前記ヒドロキシル末端ポリエステルは、3〜100mg KOH/gのヒドロキシル価を有する、請求項1に記載の接着剤組成物。
  10. 前記ポリエステルは、ジカルボン酸単位及びグリコール単位を含み、前記ジカルボン酸単位は、コハク酸、アジピン酸、シクロヘキサン二酸、スベリン酸、フタル酸、ナフタレン酸、トリメリット酸、ピロメリット酸の1種以上を含み、前記グリコール単位は、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオール、デカンジオール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジメチロールプロパン、ジメチロールエタンの1種以上を含む、請求項1に記載の接着剤組成物。
  11. 前記ヒドロキシル末端ポリエステルは、前記組成物中に、該組成物の総重量を基準にして、固形分含有率で、40重量%〜70重量%、好ましくは40重量%〜60重量%、好ましくは50重量%〜60重量%の量で存在する、請求項1に記載の接着剤組成物。
  12. 前記第1硬化剤は、ジシアンジアミド、ジヒドラジド、アミン系硬化剤、酸無水物系硬化剤、イミダゾール化合物、ホウフッ化物、オクトエート塩、これらを封入したもの及びこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の接着剤組成物。
  13. 前記第1硬化剤は、前記組成物中に、該組成物の総重量を基準にして、固形分含有率で、0.2重量%〜1.5重量%、好ましくは0.5重量%〜1.2重量%、好ましくは0.8重量%〜1.2重量%の量で存在する、請求項1に記載の接着剤組成物。
  14. 前記第2硬化剤は、カルボキシル化合物、アミン系ポリマー、イソシアネート、イソシアネートプレポリマー、ジイソシアネート及びジイソシアネートプレポリマー、並びにこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項1に記載の接着剤組成物。
  15. 前記第2硬化剤は、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソシアネート及びこれらのプレポリマー、並びにこれらの組み合わせからなる群から選択される、請求項14に記載の接着剤組成物。
  16. 前記第2硬化剤は、前記組成物中に、該組成物の総重量を基準にして、固形分含有率で、0.2重量%〜1.5重量%、好ましくは0.5重量%〜1.2重量%、好ましくは0.8重量%〜1.2重量%の量で存在する、請求項1に記載の接着剤組成物。
  17. 前記第1エポキシ樹脂の前記第2エポキシ樹脂に対する重量比は、固形分基準で、10:1〜1:2、好ましくは5:1〜1:1、好ましくは4:1〜1.5:1、より好ましくは3:1〜1.5:1の範囲にある、請求項1〜16のいずれか一項に記載の接着剤組成物。
  18. 前記ポリエステルの前記第1及び第2エポキシ樹脂の合計に対する重量比は、固形分基準で、0.3:1〜5:1、好ましくは0.5:1〜3:1、好ましくは0.6:1〜2.5:1、好ましくは0.7:1〜2:1、好ましくは0.8:1〜1.5:1、好ましくは1:1〜1.5:1の範囲にある、請求項1〜16のいずれか一項に記載の接着剤組成物。
  19. 前記接着剤組成物は、Bステージ型接着剤組成物である、請求項1〜16のいずれか一項に記載の接着剤組成物。
  20. 基材と、前記基材の表面に形成された、請求項1〜19のいずれか一項に記載の接着剤組成物から得られたコーティングと、を含む、物品。
  21. シート、プレート、テープ、ロール、フィルム又はチューブの形態である、請求項20に記載の物品。
  22. ライナーと、バッキングと、請求項1〜19のいずれか一項に記載の接着剤組成物から得られた第2コーティングと、を更に含み、前記ライナー、前記コーティング、前記バッキング及び前記第2コーティングは、順に配置されている、請求項20に記載の物品。
  23. 請求項1〜19のいずれか一項に記載の組成物の前記構成成分を混合する工程と、得られた混合物を基材上に塗布し、次いでそのコーティングされた基材を乾燥させる工程と、を含む、請求項20〜22のいずれか一項に記載した物品の製造方法。
  24. 前記コーティングされた基材を、70℃を上回る温度で乾燥させる、請求項23に記載の方法。
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