JP2018190096A - 中継システム及びそれを備える自火報システム - Google Patents

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Abstract

【課題】自火報システムにおける自動試験の時間の短縮を図ることが可能な中継システム及び自火報システム提供する。【解決手段】中継システム20は、受信機1と各々が自動試験機能を有する複数の感知器3との間の通信を中継する。中継システム20は、第1通信部21と、第2通信部22と、制御部23と、を備える。第1通信部21は、受信機1との通信を行う。第2通信部22は、複数の感知器3との通信を行う。制御部23は、第2通信部22から複数の感知器3の各々に対して自動試験要求が送信されるように第2通信部22を制御し、第2通信部22を介して取得した複数の感知器3の各々の試験結果が第1通信部21から受信機1へ送信されるように第1通信部21を制御する。【選択図】図1

Description

本発明は、中継システム及び自火報システムに関し、より詳細には、受信機と複数の感知器との間の通信を中継する中継システム及び自火報システムに関する。
従来、自火報システムとして、火災受信機及び信号線路及び火災感知器の自己診断又は試験を行って異常が検出されたときに、この異常内容を表示部において特定区域ごとに文字表示する、自動火災報知装置が提案されている(特許文献1)。
特許文献1に記載された自動火災報知装置では、火災受信機から導出した伝送線にアイソレータ機能を有する複数の中継器が接続されており、この複数の中継器の各々から導出した感知器回線にはアドレスの付加された複数の火災感知器が接続されている。
特開平11−96480号公報
従来の自火報システムでは、中継器の数と各中継器に接続されている火災感知器の数との少なくとも一方が増えるにつれて、一週間に一度行われる自動試験(定期自動試験)に必要な時間が長くなってしまう。
本発明の目的は、自火報システムにおける自動試験の時間の短縮を図ることが可能な中継システム及び自火報システムを提供することにある。
本発明に係る一態様の中継システムは、受信機と各々が自動試験機能を有する複数の感知器との間の通信を中継する。中継システムは、第1通信部と、第2通信部と、制御部と、を備える。前記第1通信部は、前記受信機との通信を行う。前記第2通信部は、前記複数の感知器との通信を行う。前記制御部は、前記第2通信部から前記複数の感知器の各々に対して自動試験要求が送信されるように前記第2通信部を制御し、前記第2通信部を介して取得した前記複数の感知器の各々の試験結果が前記第1通信部から前記受信機へ送信されるように前記第1通信部を制御する。
本発明に係る一態様の自火報システムは、受信機と、各々が自動試験機能を有する複数の感知器と、上記の中継システムと、を備える。
本発明の中継システム及び自火報システムは、自火報システムにおける自動試験の時間の短縮を図ることが可能となる。
図1は、本発明の一実施形態に係る中継システムを備える自火報システムのシステム構成図である。 図2は、同上の中継システムを備える自火報システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図3は、本発明の一実施形態の変形例1に係る中継システムを備える自火報システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図4は、本発明の一実施形態の変形例2に係る中継システムを備える自火報システムの動作の一例を示すシーケンス図である。 図5は、本発明の一実施形態の変形例3に係る中継システムを備える自火報システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
(実施形態)
以下、本実施形態の中継システム20を備える自火報システム100について、図1及び2に基づいて説明する。
自火報システム100は、例えば火災の発生を検知したときに、火災の発生を、防火対象物の在館者に報知することが可能な防災システムである。防火対象物としては、例えば、オフィスビル、劇場、映画館、公会堂、遊技場、複合施設、飲食店、百貨店、ホテル、旅館、病院、老人ホーム、幼稚園、学校、図書館、博物館、美術館、地下街、駅、空港、集合住宅等が挙げられる。
自火報システム100は、受信機1と、複数の中継器2と、複数の感知器3と、複数の発信機4と、を備える。また、自火報システム100は、地区音響装置5を備える。自火報システム100では、複数の中継器2の各々が、中継システム20を構成している。
受信機1と複数の中継器2とは、第1通信線L1により接続されている。受信機1と複数の中継器2とは、一例として、R型(Record-type)の通信方式で通信する。より詳細には、受信機1と複数の中継器2とは伝送線L0を介して時分割多重伝送方式により通信する。時分割多重伝送方式の通信プロトコルとしては、例えば、NMAST(登録商標)の通信規格を採用することができる。ここにおいて、自火報システム100では、受信機1及び複数の中継器2それぞれが、固有の第1アドレスを有している。第1アドレスは、例えば、自火報システム100の施工時等に、アドレス設定器等によって設定することができる。
受信機1は、第1通信線L1に対して、伝送信号を送出する。伝送信号は、双極性(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送されるようになっている。伝送信号は、スタートパルス信号、モードデータ、アドレスデータ、制御データ、チェックサムデータ及び信号返送期間を含む。スタートパルス信号は、信号送出開始を示す信号である。モードデータは、伝送信号のモードを示すデータである。アドレスデータは、複数の中継器2を各別に呼び出すためのデータである。制御データは、中継器2等を制御するためのデータである。チェックサムデータは、伝送誤りを検出するためのデータである。信号返送期間は、中継器2からの返送信号を受信するタイムスロットである。
複数の中継器2の各々は、第1通信線L1を介して受信した伝送信号に含まれるアドレスデータが自己のアドレス(第1アドレス)に一致すると、伝送信号から制御データを取り込む。そして、複数の中継器2の各々は、伝送信号の信号返送期間に監視データを電流モード信号として返送する。電流モード信号は、第1通信線L1を適当な低インピーダンスを介して短絡することにより送出される信号である。
受信機1は、所望の中継器2にデータを伝送する場合、モードデータを制御モードとし、所望の中継器2のアドレス(第1アドレス)をアドレスデータとする伝送信号を送出する。そして、自火報システム100では、アドレスデータに一致するアドレスの中継器2が、制御データを受け取り、信号返送期間に監視データを返送する。そして、受信機1は、送出した制御データと信号返送期間に受信した監視データとの関係によって制御データが所望の中継器2に伝送されたことを確認する。
受信機1は、通常時にはモードデータをダミーモードとした伝送信号を一定時間間隔で送出している(常時、ポーリングを行っている)。複数の中継器2の各々は、受信機1に対して何らかの情報を伝送しようとする場合、ダミーモードの伝送信号のスタートパルス信号に同期させて、割込信号を発生させる。このとき、複数の中継器2の各々は、割込フラグを設定して受信機1との以後の情報の授受に備える。
受信機1は、割込信号を受信すると、モードデータを割込ポーリングモードとし且つアドレスデータの上位の半数のビット(アドレスデータを8ビットとすれば上位4ビット)を順次増加させながら伝送信号を送出する。割込信号を発生した中継器2は、割込ポーリングモードの伝送信号のアドレスデータの上位4ビットが自己のアドレスの上位4ビットに一致するときに、信号返送期間にアドレスの下位の半数のビットを受信機1に返送する。これにより、受信機1は、割込信号を発生した中継器2を認識することができる。
受信機1は、割込信号を発生した中継器2のアドレスを獲得すると、モードデータを監視モードとし、獲得したアドレスのアドレスデータを持つ伝送信号を第1通信線L1に送出する。そして、中継器2は、この伝送信号に対して、伝送しようとする情報である監視データを信号返送期間に返送する。
その後、受信機1は、割込信号を発生した中継器2に対して割込リセットを指示する信号を送出し、中継器2の割込フラグを解除する。
以上のようにして、中継器2から受信機1への監視データの伝送は、受信機1から中継器2への4回の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモード、監視モード、割込リセット)によって完了する。
受信機1と複数の中継器2との間の通信に用いる伝送信号は、双極性(±24V)の電圧信号に限らず、例えば、0〜24Vの間で電圧値を適宜変化させる伝送方式等でもよい。
複数の中継器2の各々と複数の感知器3及び発信機4とは、第2通信線L2により接続されている。要するに、中継器2には、第2通信線L2が接続されており、この第2通信線L2に複数の感知器3及び発信機4が接続されている。複数の感知器3及び発信機4は、一例として、P型(Proprietary-type)の通信方式で中継器2と通信する。自火報システム100では、複数の感知器3それぞれが、固有の第2アドレスを有している。第2アドレスは、例えば、自火報システム100の施工時等に、アドレス設定器等によって設定することができる。複数の中継器2の各々は、受信機1と複数の感知器3との間の通信を中継する。
各感知器3は、例えば、煙を感知する感知器、及び熱を感知する感知器等である。各感知器3は、火災の発生を検知すると、火災の発生を通知する信号(以下、火災報と呼ぶ。)を、第2通信線L2に出力する。各発信機4は、一例として、押し釦を有し、押し釦が押し操作されると火災報を第2通信線L2に出力する。中継器2は、火災報を受信すると、第1通信線L1を介して火災報を受信機1に送信する。したがって、受信機1は、複数の感知器3のうちの少なくとも1つの感知器3と、複数の発信機4のうちの少なくとも1つの発信機4とから火災報を受信することができる。
受信機1と地区音響装置5とは、制御線C1により接続されている。地区音響装置5は、受信機1において火災報を受信したときに、鳴動するように受信機1によって制御される。地区音響装置5は、例えば、建物内の各所に設置される。地区音響装置5は、例えば、ベルと、ベルを鳴動させるモータと、を有するモータ式のベルである。
以下、自火報システム100の各構成要素について、より詳細に説明する。
受信機1は、例えば、防火対象物である建物の防災センタや管理室等に設置される。受信機1の設置形態は、自立型であるが、これに限らず、壁掛型でもよい。受信機1は、例えば、GR型受信機である。受信機1は、外部電源から給電される。外部電源は、例えば、交流100Vの商用電源である。受信機1は、商用電源の停電時等にも動作可能とするための予備電源を備えている。
受信機1は、建物内の警戒区域に設置されている感知器3、発信機4等からの火災報(火災の発生を通知する信号)を受信したときに、火災の発生を報知する動作を行う。火災の発生を報知する動作は、例えば、建物内に設置された地区音響装置5を鳴動させる動作と、電気通信回線を介して建物の外部の施設(例えば消防署等)に通報する動作と、を含む。これにより、自火報システム100では、避難と初期消火活動を促すことが可能となる。また、受信機1は、火災が発生した警戒区域を表示するための表示部14を備えている。警戒区域は、例えば、日本国の消防法においては、1つの警戒区域の面積が600m以下であり且つ1辺の長さが50m以下であること、2つ以上の階にわたらないこと、等が規定されている。
受信機1は、通信部11と、電源部12と、記憶部13と、表示部14と、操作部15と、電源供給部16と、制御部17と、を備える。
通信部11には、第1通信線L1が接続されている。通信部11は、第1通信線L1を介して、複数の中継器2等との通信を上述の時分割多重伝送方式により行う。
電源部12は、外部電源から供給される電圧(実効値が100Vの交流電圧)から所定の電圧値(例えば、24V)の直流電圧を生成する。電源部12は、例えば、直流安定化回路、降圧チョッパ回路等である。
記憶部13は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリを有する。記憶部13は、例えば、受信機1のアドレス、複数の中継器2の各々のアドレス(第1アドレス)、複数の感知器3の各々のアドレス(第2アドレス)、複数の発信機4のアドレス等を記憶する。ここにおいて、受信機1は、例えば、複数の中継器2、複数の感知器3それぞれとの通信によってそれぞれのアドレスを取得し、取得したアドレスを記憶部13に記憶するようにしてもよい。制御部17は、アドレスに基づいて、複数の中継器2、複数の感知器3及び複数の発信機4等と通信することができる。
表示部14は、液晶パネルディスプレイを有する。表示部14は、種々の表示が可能であり、例えば、受信機1に火災報を送信した感知器3が設置されている警戒区域の場所、火災警報に関する情報、各感知器3の自動試験の結果に関する情報等を表示することができる。操作部15は、自火報システム100の各種の設定等を行う際の入力を受け付けるための操作を受け付ける。受信機1は、表示部14と操作部15とを含む操作表示装置として、タッチパネル式液晶ディスプレイを備えている。操作表示装置は、ユーザインターフェイス(GUI:Graphic User Interface)として機能する。制御部17は、操作表示装置の表示部14に情報を出力し、操作表示装置の操作部15(タッチパッド)から入力される情報を受け付ける。表示部14には、必要に応じて様々な画面が表示される。自火報システム100では、表示装置と操作装置とを個別に備えていてもよい。
自火報システム100では、例えば、施工業者等が操作表示装置を利用して、各警戒区域と、複数の中継器2、複数の感知器3、発信機4等の固有のアドレスと、を対応付けることができる。
電源供給部16は、制御線C1に接続されている地区音響装置5に電源電圧を供給する。ここにおいて、電源供給部16は、受信機1が火災報を受信したときに制御部17によって制御されて制御線C1に電源電圧を出力する(印加する)。
制御部17は、通信部11、電源部12、記憶部13、表示部14、操作部15及び電源供給部16等を制御する。制御部17は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びメモリを有するコンピュータを主構成としており、メモリに格納されているプログラムをCPUで実行することにより、種々の機能を実現する。プログラムは、予めコンピュータのメモリに記録されていてもよいし、メモリカードのような記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通して提供されてもよい。
本実施形態における受信機1の制御部17は、各中継器2に接続されている複数の感知器3の自動試験に関する試験要求(試験要求のコマンド)を通信部11から各中継器2に送信させる機能を有する。受信機1では、制御部17が、定期的(例えば、24時間ごと)に試験要求を通信部11から各中継器2へ送信させるように構成されているが、これに限らない。例えば、受信機1では、例えば、操作部15にて所定の入力を受け付けたときに、制御部17が、試験要求を通信部11から中継器2に送信させるようにしてもよい。
本実施形態の自火報システム100では、複数の中継器2の各々に接続された第2通信線L2に、複数の感知器3が接続されている。図1では、説明の便宜上、2つの中継器2のみを図示し、各中継器2に接続される感知器3の数を2つとしてある。また、図1では、2つの中継器2を区別するために一方の中継器2を中継器2aとし、他方の中継器2を中継器2bとしてある。また、中継器2aに接続されている2つの感知器3を区別するために一方の感知器3を感知器3aaとし、他方の感知器3を感知器3abとしてある。また、中継器2aに接続されている発信機4を発信機4aとしてある。また、中継器2bに接続されている2つの感知器3を区別するために一方の感知器3を感知器3baとし、他方の感知器3を感知器3bbとしてある。また、中継器2bに接続されている発信機4を発信機4bとしてある。
複数の感知器3の各々は、例えば、建物内の天井材、壁材等に取り付けられる。複数の感知器3としては、P型の自動試験機能付き煙感知器、P型の自動試験機能付き熱感知器等がある。
複数の感知器3の各々は、自動試験機能を有する。感知器3は自動試験を行い、自動試験の試験結果を中継器2へ送信する機能を有する。P型の自動試験機能付き煙感知器は、自動試験機能として、煙感知のための機能が適正に維持されているか否かを自動試験する機能を有する。P型の自動試験機能付き熱感知器は、自動試験機能として、熱感知のための機能が適正に維持されているか否かを自動試験する機能を有する。
自火報システム100では、複数の中継器2の各々に複数の感知器3及び発信機4が接続されている。ここにおいて、中継器2の各々は、1次側に第1通信線L1が接続され、2次側に第2通信線L2が接続されている。互いに接続されている中継器2と複数の感知器3とは、例えば、P型の通信方式で通信可能である。中継器2は、第2通信線L2に接続されている複数の感知器3のいずれかから火災報を取得したときに、火災報をプロトコル変換し、時分割多重伝送方式により、自己のアドレスを利用して受信機1へ火災報を送信する。自火報システム100では、受信機1から第1通信線L1に出力される上述の伝送信号は時分割多重伝送信号である。自火報システム100では、受信機1が複数の中継器2それぞれのアドレスを利用してポーリングを行っており、複数の感知器3が接続された中継器2から出力される火災報を上述の監視データとして受信し、火災報知を行う。中継器2は、第1通信プロトコルを用いて受信機1と通信する機能と、第2通信プロトコルを用いて複数の感知器3と通信する機能と、を有する。
複数の感知器3の各々は、通信部31と、記憶部32と、検知部34と、制御部33と、を備える。
通信部31は、第2通信線L2を介して中継器2に接続されている。これにより、通信部31は、第2通信線L2を介して中継器2と通信する。
記憶部32は、例えば、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)等の不揮発性メモリを有する。感知器3では、自身のアドレス(第2アドレス)等が、記憶部32に記憶されている。
検知部34は、火災を検知する。感知器3が煙感知器の場合には、検知部34は、発光素子及び受光素子を備えており、火災の煙を検知することにより火災を検知する。感知器3が熱感知器の場合には検知部34は、熱検知素子を備えており、火災の熱を検知することにより火災を検知する。
制御部33は、通信部31、記憶部32及び検知部34を制御する。制御部33は、記憶部32に記憶されているアドレスを読み出することができる。制御部33は、通信部31にて中継器2からの自動試験要求を取得したときに、検知部34を制御することで自動試験を行う。制御部33は、例えば、マイクロコントローラを含む。マイクロコントローラは、プログラムに従って動作するプロセッサと、プロセッサを動作させるプログラムを格納するためのメモリ及び作業用のメモリと、を備えた1チップのデバイスとして構成される。制御部33に関しては、マイクロコントローラに適宜のプログラムを実行させることにより、制御部33を実現することができる。
制御部33は、通信部31に第2通信線L2の線間の電圧を変化させて通信部31から中継器2の第2通信部22へ信号を送信させるように通信部31を制御する。制御部33は、通信部31において第2通信線L2に流れる電流の電流値を3つのレベルのうちの少なくとも2つのレベルの間で変化させることで第2アドレスを含む伝送信号を電流信号として通信部31から送信させるように通信部31を制御してもよい。
複数の感知器3が接続されている第2通信線L2の終端には、発信機4が接続されている。発信機4は、受信機1に対して2線式の応答線A1及び2線式の電話線TE1それぞれにより接続されている。発信機4は、押し釦を有し、押し釦が押し操作されたときに、火災報を第2通信線L2に出力する。ここにおいて、中継器2は、火災報を受信すると、第1通信線L1を介して火災報を受信機1に送信する。発信機4は、例えば、P型1級発信機であるが、これに限らず、P型2級発信機等でもよいし、T型発信機等でもよい。
中継器2は、第1通信部21と、第2通信部22と、記憶部24と、制御部23と、を備える。
第1通信部21は、受信機1との通信を行う。第1通信部21は、第1通信線L1に接続されており、時分割多重伝送方式により受信機1との通信を行う。
第2通信部22は、複数の感知器3との通信を行う。第2通信部22は、第2通信線L2に接続されており、第2通信線L2の電線間の電圧を変化させて複数の感知器3の各々との通信を行う。
記憶部24は、例えば、EEPROM等の不揮発性メモリを有する。中継器2では、自身のアドレス(第1アドレス)及び自身に接続される複数の感知器3の各々のアドレス(第2アドレス)等が、記憶部24に記憶されている。
制御部23は、第1通信部21、第2通信部22及び記憶部24を制御する。また、制御部23は、記憶部24に記憶されているアドレスを読み出することができる。制御部23は、図2に示すように中継器2の第2通信部22から複数の感知器3の各々に対して自動試験要求が送信される(自動試験要求が第2通信プロトコルで送信される)ように第2通信部22を制御する。これに対して、自動試験要求を取得した複数の感知器3の各々は、図2に示すように、自動試験を行い、自動試験の試験結果(第2通信プロトコル)を中継器2へ送信する(試験結果を第2通信プロトコルで送信する)。制御部23は、第2通信部22を介して取得した複数の感知器3の各々の試験結果が個別に第1通信部21から受信機1へ送信されるように第1通信部21を制御する。これにより、中継器2から受信機1へ複数の感知器3の各々の試験結果が個別に送信される(試験結果が個別に第1通信プロトコルで送信される)。
中継器2では、制御部23は、第1通信部21を介して受信機1からの自動試験に関する試験要求を取得したときに、第2通信部22から複数の感知器3に対して自動試験要求が送信されるように第2通信部22を制御する。受信機1からの自動試験に関する試験要求は、受信機1から第1通信プロトコルで送信された自動試験要求である。ここにおいて、「自動試験に関する試験要求」とは、受信機1から感知器3に、その感知器3の自動試験機能による自動試験の実施と、自動試験の試験結果の応答と、を要求するコマンドである。本実施形態の自火報システム100では、受信機1からの自動試験に関する試験要求が複数の感知器3の各々に対する要求である。中継器2の制御部23は、受信機1からの試験要求を取得したときに、第2通信部22から試験要求の要求先の感知器3に対して自動試験要求が送信されるように第2通信部22を制御する。ここにおいて、試験要求の要求元は、受信機1であり、要求先(要求相手)は、感知器3である。
制御部23は、例えば、マイクロコントローラを含む。マイクロコントローラは、プログラムに従って動作するプロセッサと、プロセッサを動作させるプログラムを格納するためのメモリ及び作業用のメモリと、を備えた1チップのデバイスとして構成される。制御部23に関しては、マイクロコントローラに適宜のプログラムを実行させることにより、制御部23を実現することができる。
図2は、本実施形態の自火報システム100において、例えば、一週間に一度行われる自動試験(定期自動試験)のために、受信機1から感知器3の自動試験に関する試験要求が複数の中継システム20(中継器2)に送信された場合のシーケンス図を示している。
まず、受信機1から複数の中継器2(図示例では、中継器2a及び2b)の各々に自動試験に関する試験要求が送信される。
自身の第1アドレスに対応付けられた試験要求を取得した中継器2aは、自身に接続されている複数の感知器3(図示例では、2つの感知器3aa、3ab)の各々に順次、第2アドレス及び自動試験要求を送信する。2つの感知器3aa、3abの各々は、自身の第2アドレスに対応付けられた自動試験要求を受信すると、自身の自動試験を行い、中継器2aに試験結果を送信する(試験結果応答)。
中継器2aは、2つの感知器3aa、3abの各々から試験結果を受信する度に、試験結果を受信機1へ送信する(試験結果応答)。
同様に、自身の第1アドレスに対応付けられた試験要求を取得した中継器2bは、自身に接続されている複数の感知器3(図示例では、2つの感知器3ba、3bb)の各々に順次、第2アドレス及び自動試験要求を送信する。2つの感知器3ba、3bbの各々は、自身の第2アドレスに対応付けられた自動試験要求を受信すると、自身の自動試験を行い、中継器2bに試験結果を送信する(試験結果応答)。
中継器2bは、2つの感知器3ba,3bbの各々から試験結果を受信する度に、試験結果を受信機1へ送信する(試験結果応答)。
以上説明したように、本実施形態の自火報システム100における中継システム20(中継器2)では、制御部23は、第2通信部22から複数の感知器3の各々に対して自動試験要求が送信されるように第2通信部22を制御する。また、制御部23は、第2通信部22を介して取得した複数の感知器3の各々の試験結果が第1通信部21から受信機1へ送信されるように第1通信部21を制御する。よって、中継システム20では、自身を含む複数の中継システム20で感知器3へ自動試験要求を送信し感知器3から試験結果を受信する動作を、並列的に行うことが可能となる。これにより、互いに異なる感知器3それぞれで自動試験を行っている期間の重複が可能となる。このため、中継システム20では、自火報システム100における自動試験(例えば、自火報システム100において一週間に一度行われる定期自動試験)の時間の短縮を図ることが可能となる。中継システム20では、例えば、自動試験要求を送信して、所定時間内にその自動試験要求の送信先の感知器3から自動試験の試験結果を受信できない場合も想定される。この場合、例えば、中継システム20が、試験結果の代わりに、エラー信号(例えば、その感知器3が故障している可能性があることを示す信号等)を受信機1へ送信するようにしてもよい。
本実施形態の自火報システム100は、受信機1と、各々が自動試験機能を有する複数の感知器3と、上記の中継システム20と、を備える。これにより、自火報システム100では、定期自動試験の時間の短縮を図ることが可能となる。
上記の実施形態は、本発明の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記の実施形態は、本発明の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。
実施形態の変形例1の中継システム20及びそれを備える自火報システム100について、図3に基づいて説明する。変形例1の中継システム20及びそれを備える自火報システム100の基本構成は実施形態の中継システム20及びそれを備える自火報システム100(図1参照)と同様なので、図示及び説明を省略する。
変形例1の中継システム20では、制御部23が、複数の感知器3の試験結果を一括で第1通信部21から受信機1へ送信させるように第1通信部21を制御する点で、実施形態の中継システム20と相違する。
図3は、定期自動試験のために、受信機1から感知器3の自動試験に関する試験要求が複数の中継システム20(中継器2)に送信された場合のシーケンス図を示している。
まず、受信機1から複数の中継器2(図示例では、中継器2a及び2b)の各々に自動試験に関する試験要求が送信される。
自身の第1アドレスに対応付けられた試験要求を取得した中継器2aは、自身に接続されている複数の感知器3(図示例では、2つの感知器3aa、3ab)の各々に順次、第2アドレス及び自動試験要求を送信する。2つの感知器3aa、3abの各々は、自身の第2アドレスに対応付けられた自動試験要求を受信すると、自身の自動試験を行い、中継器2aに試験結果を送信する(試験結果応答)。
同様に、自身の第1アドレスに対応付けられた試験要求を取得した中継器2bは、自身に接続されている複数の感知器3(図示例では、2つの感知器3ba、3bb)の各々に順次、第2アドレス及び自動試験要求を送信する。2つの感知器3ba、3bbの各々は、自身の第2アドレスに対応付けられた自動試験要求を受信すると、自動試験を行い、中継器2bに試験結果を送信する(試験結果応答)。
中継器2aは、2つの感知器3aa、3abの試験結果を受信し終えた後に、2つの感知器3aa、3abの試験結果を一括で受信機1へ送信する(試験結果応答)。
中継器2bは、2つの感知器3ba、3bbの試験結果を受信し終えた後に、2つの感知器3ba、3bbの試験結果を一括で受信機1へ送信する(試験結果応答)。
以上説明した変形例1の中継システム20では、制御部23が、複数の感知器3の試験結果を一括で第1通信部21から受信機1へ送信させる。よって、変形例1の中継システム20では、実施形態の中継システム20と比べて、自火報システム100における定期自動試験の時間の更なる短縮を図ることが可能となる。
実施形態の変形例2の中継システム20及びそれを備える自火報システム100について、図4に基づいて説明する。変形例2の中継システム20及びそれを備える自火報システム100の基本構成は実施形態の中継システム20及びそれを備える自火報システム100(図1参照)と同様なので、図示及び説明を省略する。
変形例2の中継システム20では、受信機1からの試験要求が複数の感知器3に対する一括の要求である。ここにおいて、受信機1は、複数の中継器2に対してマルチキャストで試験要求を送信する(同報する)。制御部23は、試験要求を取得したときに、第2通信部22から複数の感知器3に対して自動試験要求が送信されるように第2通信部22を制御する。
図4は、定期自動試験のために、受信機1から感知器3の自動試験に関する試験要求が複数の中継器2(中継システム20)に送信された場合のシーケンス図を示している。
まず、受信機1から複数の中継器2(図示例では、中継器2a及び2b)にマルチキャストで、感知器3の自動試験に関する試験要求が送信される。
マルチキャストで送信された試験要求を取得した中継器2aは、自身に接続されている複数の感知器3(図示例では、2つの感知器3aa、3ab)の各々に順次、第2アドレス及び自動試験要求を送信する。2つの感知器3aa、3abの各々は、自身の第2アドレスに対応付けられた自動試験要求を受信すると、自動試験を行い、中継器2aに試験結果を送信する(試験結果応答)。
中継器2aは、2つの感知器3aa、3abの各々から試験結果を受信する度に、試験結果を受信機1へ送信する(試験結果応答)。
同様に、マルチキャストで送信された試験要求を取得した中継器2bは、自身に接続されている複数の感知器3(図示例では、2つの感知器3ba、3bb)の各々に順次、感知器3の第2アドレスを対応付けて自動試験要求を送信する。2つの感知器3ba、3bbの各々は、自身の第2アドレスに対応付けられた自動試験要求を受信すると、自動試験を行い、中継器2bに試験結果を送信する(試験結果応答)。
中継器2bは、2つの感知器3ba,3bbの各々から試験結果を受信する度に、試験結果を受信機1へ送信する(試験結果応答)。
以上説明した変形例2の中継システム20では、実施形態の中継システム20と比べて定期自動試験の時間の更なる短縮を図ることが可能となる。
変形例2の中継システム20において、変形例1の中継システム20と同様に、制御部23が、複数の感知器3の試験結果を一括で第1通信部21から受信機1へ送信させるように第1通信部21を制御するようにしてもよい。
実施形態の変形例3の中継システム20及びそれを備える自火報システム100について、図5に基づいて説明する。変形例3の中継システム20及びそれを備える自火報システム100の基本構成は実施形態の中継システム20及びそれを備える自火報システム100(図1参照)と同様なので、図示及び説明を省略する。
変形例3の中継システム20では、制御部23は、受信機1からの試験要求を受け付けることなく、配下の複数の感知器3の各々に自動試験を実施させる。ここにおいて、配下の複数の感知器3とは、中継システム20と通信を行う複数の感知器3である。制御部23は、自火報システム100の定期自動試験の周期(例えば、1週間)よりも短い周期(例えば、1時間)或いは受信機1と通信していない空き時間に、配下の複数の感知器3の各々に自動試験を実施させる。より詳細には、制御部23は、第2通信部22から複数の感知器3の各々に対して自動試験要求が送信されるように第2通信部22を制御し、複数の感知器3の各々の試験結果を第2通信部22を介して取得する。制御部23は、第1通信部21を介して受信機1から複数の感知器3に対する試験要求を取得したときに、複数の感知器3の各々についての最新の試験結果が一括で第1通信部21から受信機1へ送信されるように第1通信部21を制御する。
図5は、複数の中継システム20(中継器2)において定期自動試験に関連する動作を説明するためのシーケンス図を示している。
中継器2aは、自身に接続されている複数の感知器3(図示例では、2つの感知器3aa、3ab)の各々に順次、感知器3の第2アドレスを対応付けて自動試験要求を送信する動作を周期的に行う。2つの感知器3aa、3abの各々は、自身の第2アドレスに対応付けられた自動試験要求を受信すると、自動試験を行い、中継器2aに試験結果を送信する(試験結果応答)。
同様に、中継器2bは、自身に接続されている複数の感知器3(図示例では、2つの感知器3ba、3bb)の各々に順次、感知器3の第2アドレスを対応付けて自動試験要求を送信する動作を周期的に行う。2つの感知器3ba、3bbの各々は、自身の第2アドレスに対応付けられた自動試験要求を受信すると、自動試験を行い、中継器2bに試験結果を送信する(試験結果応答)。
自火報システム100では、一週間に一度の定期自動試験を行う際に、受信機1から複数の中継器2(図示例では、中継器2a及び2b)にマルチキャスト(同報)で、感知器3の自動試験に関する試験要求が送信される。
中継器2aは、受信機1からの試験要求を受信すると、2つの感知器3aa、3abの各々についての最新の試験結果を一括で第1通信部21から受信機1へ送信する(試験結果応答)。ここにおいて、中継器2aは、2つの感知器3aa、3abの各々の所定回数分の試験結果をその取得時刻と関連付けて記憶部24に記憶させておいてもよいし、試験結果を取得する度に最新の試験結果に更新しておいてもよい。
中継器2bは、受信機1からの試験要求を受信すると、2つの感知器3ba、3bbの各々についての最新の試験結果を一括で第1通信部21から受信機1へ送信する(試験結果応答)。ここにおいて、中継器2bは、2つの感知器3ba、3bbの各々の所定回数分の試験結果をその取得時刻と関連付けて記憶部24に記憶させておいてもよいし、試験結果を取得する度に最新の試験結果に更新しておいてもよい。
変形例3の中継システム20では、受信機1から複数の中継システム20に感知器3の自動試験に関する試験要求が送信されてから感知器3の自動試験を行う実施形態の中継システム20と比べて、定期自動試験の時間の更なる短縮を図ることが可能となる。要するに、変形例3の中継システム20では、受信機1が感知器3の自動試験に関する試験要求を送信してから、受信機1が全ての感知器3の試験結果を受信するまでの見かけ上の時間を短縮することが可能となる。
実施形態及びその変形例1〜3の各自火報システム100は、音声警報機能を有する非常放送設備を更に備えていてもよい。
実施形態及びその変形例1〜3の各自火報システム100は、受信機1に接続されるガス警報器を更に備えていてもよい。
また、実施形態及びその変形例1〜3の各自火報システム100における受信機1は、GR型受信機に限らず、例えば、R型(Record type)受信機、P型受信機等でもよい。また、自火報システム100を設置する防火対象物は、戸建住宅等でもよい。
また、実施形態及びその変形例1〜3の各自火報システム100では、中継システム20が第1通信線L1を介して受信機1と通信し、第2通信線L2を介して複数の感知器3と通信しているが、これに限らない。例えば、中継システム20は、受信機1と無線通信により通信してもよい。また、中継システム20は、複数の感知器3と無線通信により通信してもよい。
上述の実施形態及びその変形例1〜3の中継システム20の各々は、構成要素(例えば、第1通信部21、第2通信部22、記憶部24及び制御部23を1つの装置(ここでは、中継器2)に備えている場合に限らず、複数の装置に分散して備えていてもよい。例えば、中継システム20は、第1通信部21を有する装置と、第2通信部22を有する装置と、記憶部24及び制御部23を有する装置と、に分散されていてもよい。また、中継システム20において記憶部24は、必須の構成要素ではなく、例えば、制御部23が記憶部24の機能を有していてもよい。いずれにしても、中継システム20は、複数の装置に機能分散されていてもよいし、一つの装置に全ての機能が備えられていてもよい。
上述の実施形態等から明らかなように、第1の態様に係る中継システム20は、受信機1と各々が自動試験機能を有する複数の感知器3との間の通信を中継する。中継システムは、第1通信部21と、第2通信部22と、制御部23と、を備える。第1通信部21は、受信機1との通信を行う。第2通信部22は、複数の感知器3との通信を行う。制御部23は、第2通信部22から複数の感知器3の各々に対して自動試験要求が送信されるように第2通信部22を制御し、第2通信部22を介して取得した複数の感知器3の各々の試験結果が第1通信部21から受信機1へ送信されるように前記第1通信部21を制御する。
以上の構成により、中継システム20では、自火報システム100における定期自動試験の時間の短縮を図ることが可能となる。
第2の態様に係る中継システム20では、第1の態様において、制御部23は、第1通信部21を介して受信機1からの自動試験に関する試験要求を取得したときに、第2通信部22から複数の感知器3に対して自動試験要求が送信されるように第2通信部22を制御する。これにより、中継システム20は、受信機1から試験要求を取得したときに複数の感知器3に対して自動試験要求を送信することができるので、自火報システム100における定期自動試験の時間の短縮を図ることが可能となる。
第3の態様に係る中継システム20では、第2の態様において、受信機1からの試験要求が複数の感知器3の各々に対する要求である。制御部23は、試験要求を取得したときに、第2通信部22から試験要求の要求先の感知器3に対して自動試験要求が送信されるように第2通信部22を制御する。これにより、中継システム20では、自火報システム100における定期自動試験の時間の短縮を図ることが可能となる。
第4の態様に係る中継システム20では、第2の態様において、受信機1からの試験要求が複数の感知器3に対する一括の要求である。制御部23は、試験要求を取得したときに、第2通信部22から複数の感知器3に対して自動試験要求が送信されるように第2通信部22を制御する。これにより、中継システム20では、自火報システム100における定期自動試験の時間の更なる短縮を図ることが可能となる。
第5の態様に係る中継システム20では、第1の態様において、制御部23は、第2通信部22から複数の感知器3の各々に対して自動試験要求が送信されるように第2通信部22を制御し、複数の感知器3の各々の試験結果を第2通信部22を介して取得する。制御部23は、第1通信部21を介して受信機1から複数の感知器3に対する試験要求を取得したときに、複数の感知器3の各々についての最新の試験結果が一括で第1通信部21から受信機1へ送信されるように第1通信部21を制御する。これにより、中継システム20では、自火報システム100における定期自動試験の時間の更なる短縮を図ることが可能となる。
第6の態様に係る中継システム20では、第2乃至4のいずれか一つの態様において、制御部23は、複数の感知器3の各々の試験結果を第1通信部21から受信機1へ送信させるように第1通信部21を制御する。これにより、中継システム20では、自火報システム100における定期自動試験の時間の短縮を図ることが可能となる。
第7の態様に係る中継システム20では、第2乃至4のいずれか一つの態様において、制御部23は、複数の感知器3の試験結果を一括で第1通信部21から受信機1へ送信させるように第1通信部21を制御する。これにより、中継システム20では、自火報システム100における定期自動試験の時間の更なる短縮を図ることが可能となる。
第8の態様に係る自火報システム100は、受信機1と、各々が自動試験機能を有する複数の感知器3と、上記の中継システム20と、を備える。これにより、自火報システム100では、定期自動試験の時間の短縮を図ることが可能となる。
1 受信機
20 中継システム
21 第1通信部
22 第2通信部
23 制御部
3 感知器
100 自火報システム

Claims (8)

  1. 受信機と各々が自動試験機能を有する複数の感知器との間の通信を中継する中継システムであって、
    前記受信機との通信を行う第1通信部と、
    前記複数の感知器との通信を行う第2通信部と、
    前記第2通信部から前記複数の感知器の各々に対して自動試験要求が送信されるように前記第2通信部を制御し、前記第2通信部を介して取得した前記複数の感知器の各々の試験結果が前記第1通信部から前記受信機へ送信されるように前記第1通信部を制御する制御部と、を備える
    ことを特徴とする中継システム。
  2. 前記制御部は、前記第1通信部を介して前記受信機からの自動試験に関する試験要求を取得したときに、前記第2通信部から前記複数の感知器に対して前記自動試験要求が送信されるように前記第2通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の中継システム。
  3. 前記受信機からの前記試験要求が前記複数の感知器の各々に対する要求であり、
    前記制御部は、前記試験要求を取得したときに、前記第2通信部から前記試験要求の要求先の感知器に対して前記自動試験要求が送信されるように前記第2通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の中継システム。
  4. 前記受信機からの前記試験要求が前記複数の感知器に対する一括の要求であり、
    前記制御部は、前記試験要求を取得したときに、前記第2通信部から前記複数の感知器に対して前記自動試験要求が送信されるように前記第2通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項2記載の中継システム。
  5. 前記制御部は、前記第2通信部から前記複数の感知器の各々に対して前記自動試験要求が送信されるように前記第2通信部を制御し、前記複数の感知器の各々の試験結果を前記第2通信部を介して取得し、
    前記制御部は、前記第1通信部を介して前記受信機から前記複数の感知器に対する試験要求を取得したときに、前記複数の感知器の各々についての最新の試験結果が一括で前記第1通信部から前記受信機へ送信されるように前記第1通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の中継システム。
  6. 前記制御部は、前記複数の感知器の各々の試験結果を個別に前記第1通信部から前記受信機へ送信させるように前記第1通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の中継システム。
  7. 前記制御部は、前記複数の感知器の試験結果を一括で前記第1通信部から前記受信機へ送信させるように前記第1通信部を制御する
    ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれか一項に記載の中継システム。
  8. 受信機と、各々が自動試験機能を有する複数の感知器と、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の中継システムと、を備える
    ことを特徴とする自火報システム。
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