JP2003248888A - 火災報知システム - Google Patents

火災報知システム

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JP2003248888A
JP2003248888A JP2002048818A JP2002048818A JP2003248888A JP 2003248888 A JP2003248888 A JP 2003248888A JP 2002048818 A JP2002048818 A JP 2002048818A JP 2002048818 A JP2002048818 A JP 2002048818A JP 2003248888 A JP2003248888 A JP 2003248888A
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self
detector
maintenance
repeater
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JP2002048818A
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English (en)
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Taketsugu Wada
剛嗣 和田
Yasuyuki Kawano
泰幸 川野
Noriaki Fujiwara
憲明 藤原
Satoshi Ookage
聡 大景
Toshimasa Shibaki
敏正 柴木
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】火災感知器のメンテナンスを行うメンテナンス
業者の効率的且つ的確な作業スケジュールの立案を支援
する。 【解決手段】複数の火災感知器Skと、感知器回線Ls
により火災感知器Skと接続された中継器Bと、通信線
Lxにより中継器Bと接続された火災受信機Aと、イン
ターネットを介して中継器Bに接続する管理装置Cとを
備える。管理装置Cから中継器Bへ火災感知器Skの自
己診断結果情報の配信要求がインターネット経由で送信
されると、中継器Bからインターネット経由で管理装置
Cに自己診断結果情報が送信される。管理装置Cは、自
己診断結果情報に基づいてメンテナンス情報を作成し、
何れかのメンテナンス業者の端末D1〜D4にインター
ネット経由でメンテナンス情報を配信する。よって、メ
ンテナンス業者はメンテナンス情報に基づいて効率的且
つ的確に作業スケジュールを立案することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、火災感知器の火災
感知情報に基づいて火災受信機により火災発報を行う火
災報知システムに関し、特に中継器によりインターネッ
トに接続可能とした火災報知システムに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、オフィスビルのような高層ビル内
に設置された多数の火災感知器を感知器回線により火災
受信機に接続し、火災受信機が感知器回線を通じて固有
アドレスが割り当てられた各火災感知器をポーリング/
セレクティング方式でアクセスして火災感知情報を取得
し、当該火災感知情報に基づいて火災発生の有無を判断
し、火災発生と判断した場合に公衆電話回線等を通じて
消防署等の緊急連絡先に火災発生の報知(火災発報)を
行うようにした火災報知システムが知られている。ま
た、近年の通信技術の発達並びにインターネットの普及
に伴って、火災受信機と火災感知器からなるローカルな
ネットワークをインターネットに接続し、遠隔地からイ
ンターネット経由で火災発報の監視を行うようにしたも
のも提案されている。例えば、特開2000−2363
48号公報には、インターネットプロトコル(IP)で
通信を行うことができない機器を、見かけ上IPで管理
するための管理システムが記載されており、当該公報に
記載された技術を火災報知システムに適用することで上
述のように遠隔地からインターネット経由で火災発報の
監視を行うことが可能になると考えられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、火災感知器
には自己の火災感知機能が正常か否かを診断する自己診
断機能を有するものがあり、例えば定期的に各火災感知
器で自己診断を行い、その結果を自己診断結果情報とし
て感知器回線を通じて火災受信機で収集し、その自己診
断結果情報に基づいて火災感知器の修理や点検等が必要
であると判断される場合には火災報知システムの管理者
がメンテナンス業者に連絡するようになっていた。一
方、メンテナンス業者においては、1つのビルに設置さ
れている火災感知器の台数が多いことから、1日に多数
のビルのメンテナンス作業を行うことは非常に困難な状
況にあるため、対象となる物件に優先順位を設定した作
業スケジュールを立案し、その作業スケジュールに則っ
てメンテナンス作業を行っている。ここで、上述のよう
な作業スケジュールを決める際に火災感知器の自己診断
結果情報を参照することができれば、効率的且つ的確な
作業スケジュールの立案が可能になることは想像に難く
ない。
【0004】本発明は上記事情に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、火災感知器のメンテナンスを行うメ
ンテナンス業者の効率的且つ的確な作業スケジュールの
立案を支援できる火災報知システムを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、感知器回線を通じて火災感知情
報を送信する複数の火災感知器と、火災感知器から送信
される火災感知情報を中継するとともに常時あるいは必
要に応じてインターネットへ接続される中継器と、中継
器を介して受信する火災感知情報に基づいて火災発報を
行う火災受信機と、インターネットを介して中継器と接
続される管理装置とを備え、火災感知器は、自己の火災
感知機能が正常か否かを診断する自己診断手段と、火災
感知情報並びに自己診断手段による自己診断結果情報を
感知器回線を通じて中継器に送信するとともに中継器か
ら送信されるデータを受信する送受信手段とを具備し、
火災受信機は、中継器との間でデータ通信を行うデータ
通信手段と、データ通信手段により受信する火災感知情
報に基づいて火災発生の有無を判断して火災発報処理を
行う発報処理手段とを具備し、中継器は、感知器回線を
介して各火災感知器との間で火災感知情報を含む各種デ
ータの送受信を行う感知器回線送受信手段と、火災受信
機との間でデータ通信を行うデータ通信手段と、インタ
ーネットを介して管理装置との間で通信を行う通信手段
と、各火災感知器の自己診断結果情報を記憶する記憶手
段と、管理装置から配信要求を受けた場合に記憶手段に
記憶した自己診断結果情報を読み出して通信手段から管
理装置へ送信させる制御手段とを具備し、管理装置は、
中継器より受信した自己診断結果情報に基づいて火災感
知器のメンテナンスに必要なメンテナンス情報を作成
し、火災感知器のメンテナンスを行う1乃至複数のメン
テナンス業者の端末にインターネット経由でメンテナン
ス情報を配信することを特徴とし、管理装置から配信要
求を受けた場合に、中継器に記憶済みの自己診断結果情
報を配信することにより、火災感知器のメンテナンスを
行うメンテナンス業者の効率的且つ的確な作業スケジュ
ールの立案を支援できる。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、管理装置は、外部の通信機器からの要求に応じて中
継器に配信要求を送信することを特徴とし、外部通信機
器からの要求があった場合にも、請求項1の発明と同様
の作用を奏する。
【0007】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、中継器の制御手段は、各火災感知器の自己診
断結果情報の内容に基づいて管理装置への通知が必要と
判断した場合には管理装置からの配信要求の有無にかか
わらず当該自己診断結果情報を通信手段から管理装置へ
送信させることを特徴とし、緊急を要する場合、例えば
失報を招く虞があるような異常が自己診断によって見つ
かった場合には早期に管理装置に通知することでメンテ
ナンス業者のメンテナンス作業を早急に行わせることが
できる。
【0008】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、中継器の制御手段は、定期的又は予め
設定される指定時刻に自己診断結果情報を通信手段から
管理装置へ送信させることを特徴とし、管理装置からの
配信要求がなくとも、定期的又は定時的に自己診断結果
情報を収集できる。
【0009】請求項5の発明は、上記目的を達成するた
めに、感知器回線を通じて火災感知情報を送信する複数
の火災感知器と、火災感知器から送信される火災感知情
報を中継するとともに常時あるいは必要に応じてインタ
ーネットへ接続される中継器と、中継器を介して受信す
る火災感知情報に基づいて火災発報を行う火災受信機
と、インターネットを介して中継器と接続される管理装
置とを備え、火災感知器は、自己の火災感知機能が正常
か否かを診断する自己診断手段と、火災感知情報並びに
自己診断手段による自己診断結果情報を感知器回線を通
じて中継器に送信するとともに中継器から送信されるデ
ータを受信する送受信手段とを具備し、中継器は、感知
器回線を介して各火災感知器との間で火災感知情報を含
む各種データの送受信を行う感知器回線送受信手段と、
火災受信機との間でデータ通信を行うデータ通信手段
と、インターネットを介して管理装置との間で通信を行
う通信手段とを具備し、火災受信機は、中継器との間で
データ通信を行うデータ通信手段と、データ通信手段に
より受信する火災感知情報に基づいて火災発生の有無を
判断して火災発報処理を行う発報処理手段と、各火災感
知器の自己診断結果情報を記憶する記憶手段と、管理装
置から中継器を介して配信要求を受けた場合に記憶手段
に記憶した自己診断結果情報を読み出してデータ通信手
段から中継器を介して管理装置へ送信させる制御手段と
を具備し、管理装置は、火災受信機より受信した自己診
断結果情報に基づいて火災感知器のメンテナンスに必要
なメンテナンス情報を作成し、火災感知器のメンテナン
スを行う1乃至複数のメンテナンス業者の端末にインタ
ーネット経由でメンテナンス情報を配信することを特徴
とし、管理装置から配信要求を受けた場合に、火災受信
機に記憶済みの自己診断結果情報を配信することによ
り、火災感知器のメンテナンスを行うメンテナンス業者
の効率的且つ的確な作業スケジュールの立案を支援でき
る。
【0010】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、管理装置は、外部の通信機器からの要求に応じて火
災受信機に配信要求を送信することを特徴とし、外部通
信機器からの要求があった場合でも、請求項5の発明と
同様の作用を奏する。
【0011】請求項7の発明は、請求項5又は6の発明
において、火災受信機の制御手段は、各火災感知器の自
己診断結果情報の内容に基づいて管理装置への通知が必
要と判断した場合には管理装置からの配信要求の有無に
かかわらず当該自己診断結果情報をデータ通信手段から
中継器を介して管理装置へ送信させることを特徴とし、
緊急を要する場合、例えば失報を招く虞があるような異
常が自己診断によって見つかった場合には自発的に管理
装置に通知することでメンテナンス業者のメンテナンス
作業を早急に行わせることができる。
【0012】請求項8の発明は、請求項5又は6又は7
の発明において、火災受信機の制御手段は、定期的又は
予め設定される指定時刻に自己診断結果情報を通信手段
から管理装置へ送信させることを特徴とし、管理装置か
らの配信要求がなくとも、定期的又は定時的に自己診断
結果情報を収集できる。
【0013】請求項9の発明は、請求項1〜8の何れか
の発明において、管理装置は、インターネットに接続可
能な所定の通信端末にメンテナンス情報を配信すること
を特徴とし、例えば、急を要するメンテナンス情報を作
業者の所定の通信端末に直接配信してメンテナンス作業
を早期に行わせることができる。
【0014】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、所定の通信端末を無線通信機能を有する移動体通
信端末としたことを特徴とし、請求項9の発明と同様の
作用に加えて、移動体通信端末を携帯するような移動中
の作業者にも早期に連絡することが可能となる。
【0015】請求項11の発明は、請求項1〜10の何
れかの発明において、管理装置は、メンテナンス情報を
各メンテナンス業者毎に予め設定されたフォーマットに
加工した報告書データを作成し、当該報告書データを各
メンテナンス業者の端末に配信することを特徴とし、個
々のメンテナンス業者に対して予め要望された適切な報
告書式でメンテナンス情報を提供することができる。
【0016】請求項12の発明は、上記目的を達成する
ために、感知器回線を通じて火災感知情報を送信する複
数の火災感知器と、火災感知器から送信される火災感知
情報を中継するとともに常時あるいは必要に応じてイン
ターネットへ接続される中継器と、中継器を介して受信
する火災感知情報に基づいて火災発報を行う火災受信機
と、火災感知器のメンテナンスを行うメンテナンス業者
の端末であってインターネットを介して中継器と接続さ
れる1乃至複数の端末とを備え、火災感知器は、自己の
火災感知機能が正常か否かを診断する自己診断手段と、
火災感知情報並びに自己診断手段による自己診断結果情
報を感知器回線を通じて中継器に送信するとともに中継
器から送信されるデータを受信する送受信手段とを具備
し、火災受信機は、中継器との間でデータ通信を行うデ
ータ通信手段と、データ通信手段により受信する火災感
知情報に基づいて火災発生の有無を判断して火災発報処
理を行う発報処理手段とを具備し、中継器は、感知器回
線を介して各火災感知器との間で火災感知情報を含む各
種データの送受信を行う感知器回線送受信手段と、火災
受信機との間でデータ通信を行うデータ通信手段と、イ
ンターネットを介してメンテナンス業者の端末との間で
通信を行う通信手段と、各火災感知器の自己診断結果情
報を記憶する記憶手段と、メンテナンス業者の端末から
配信要求を受けた場合に記憶手段に記憶した自己診断結
果情報を読み出して通信手段から当該端末へ送信させる
制御手段とを具備することを特徴とし、メンテナンス業
者の端末から配信要求を受けた場合に、中継器に記憶済
みの自己診断結果情報を配信することにより、火災感知
器のメンテナンスを行うメンテナンス業者の効率的且つ
的確な作業スケジュールの立案を支援できる。
【0017】請求項13の発明は、上記目的を達成する
ために、感知器回線を通じて火災感知情報を送信する複
数の火災感知器と、火災感知器から送信される火災感知
情報を中継するとともに常時あるいは必要に応じてイン
ターネットへ接続される中継器と、中継器を介して受信
する火災感知情報に基づいて火災発報を行う火災受信機
と、火災感知器のメンテナンスを行うメンテナンス業者
の端末であってインターネットを介して中継器と接続さ
れる1乃至複数の端末とを備え、火災感知器は、自己の
火災感知機能が正常か否かを診断する自己診断手段と、
火災感知情報並びに自己診断手段による自己診断結果情
報を感知器回線を通じて中継器に送信するとともに中継
器から送信されるデータを受信する送受信手段とを具備
し、中継器は、感知器回線を介して各火災感知器との間
で火災感知情報を含む各種データの送受信を行う感知器
回線送受信手段と、火災受信機との間でデータ通信を行
うデータ通信手段と、インターネットを介してメンテナ
ンス業者の端末との間で通信を行う通信手段とを具備
し、火災受信機は、中継器との間でデータ通信を行うデ
ータ通信手段と、データ通信手段により受信する火災感
知情報に基づいて火災発生の有無を判断して火災発報処
理を行う発報処理手段と、各火災感知器の自己診断結果
情報を記憶する記憶手段と、メンテナンス業者の端末か
ら中継器を介して配信要求を受けた場合に記憶手段に記
憶した自己診断結果情報を読み出してデータ通信手段か
ら中継器を介してメンテナンス業者の端末へ送信させる
制御手段とを具備することを特徴とし、メンテナンス業
者の端末から配信要求を受けた場合に、火災受信機に記
憶済みの自己診断結果情報を配信することにより、火災
感知器のメンテナンスを行うメンテナンス業者の効率的
且つ的確な作業スケジュールの立案を支援できる。
【0018】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1に示す本実施
形態の火災報知システムは、複数の火災感知器S1,S
2,…,Snと、感知器回線Lsにより火災感知器Sk
(k=1,2,…,n)と接続された中継器Bと、通信
線Lxにより中継器Bと接続された火災受信機Aと、イ
ンターネットを介して中継器Bに接続する管理装置Cと
を備え、火災感知器Skに割り当てられた固有アドレス
により中継器Bから各火災感知器Skをポーリング/セ
レクティング方式の通信を行って火災感知情報等を授受
している。
【0019】火災感知器Skは、図2に示すようにサー
ミスタTHにより雰囲気温度を検出する熱検出部1と、
発光素子LDから発する光を煙粒子に反射させて受光素
子PDで受光することにより煙濃度を検知する煙検出部
2と、マイクロコンピュータからなり、熱検出部1並び
に煙検出部2の検出値が所定の閾値を超える場合に火災
感知情報を生成する感知器制御部3と、上記閾値や検出
値並びに感知器制御部3で実行するプログラム等を記憶
する記憶部4と、火災感知情報の有無表示や後述する自
己診断実行中の表示等を行う動作表示部5と、中継器B
との間で感知器回線Lsを通じて火災感知情報や自己診
断開始コマンド(後述する)などのデータを送受信する
とともに感知器回線Lsを通じて供給される電力を安定
化して上記各部に供給する機能を有した送受信部6とを
具備した、いわゆる複合型の火災感知器である。また、
図示は省略しているが火災感知器Skには固有アドレス
を設定するためにディップスイッチが設けられており、
上述のように固有アドレスによって火災受信機A並びに
中継器Bが各火災感知器Skを識別することができるよ
うにしてある。なお、熱検出部1並びに煙検出部2の具
体的な動作については従来周知であるから説明を省略す
る。また、火災感知器Skは複合型のものに限定される
ものではなく、熱感知型又は煙感知型の何れでも構わな
いし、両方を混在させることも可能である。また、煙感
知器や熱感知器でなくとも、炎感知器やガス感知器であ
ってもかまわない。
【0020】ここで、火災感知器Skの感知器制御部3
は、例えば、感知器回線Lsを通じて供給される電力の
レベルが各部の動作に必要なレベルを超えているかを診
断する供給電力診断機能、熱検出部1及び煙検出部2の
検出感度が適正範囲にあるか否かを診断する検出感度診
断機能、動作表示部5の表示動作が正常か否かを診断す
る表示異常診断機能、特に熱検出部1とサーミスタTの
配線に短絡や断線が生じているか否かを診断する配線異
常診断機能、発光素子LDの発光又は受光素子PDの受
光に異常が生じているか否かを診断する受発光異常診断
機能、外部の空気が取り込まれる煙検出部2の検出室内
の通気性に異常が生じているか否かを診断する通気性異
常診断機能などに代表される複数種類の自己診断機能を
有している。そして、中継器B(あるいは中継器Bを介
して火災受信機A)から自己診断の結果報告を要求する
自己診断要求コマンドを受信した場合や、予め決められ
た期間の経過時点、あるいは所定の日時又は時刻に、感
知器制御部3が上述のような自己診断を行ってその結果
を自己診断結果情報として中継器Bに送信するのであ
る。なお、個々の診断機能の詳細については従来周知で
あるから説明は省略する。
【0021】一方、火災受信機Aは、図3に示すように
通信線Lxを通して中継器Bとの間でRS232C等の
インタフェース規格に準拠したシリアル通信を行うため
のデータ通信部10と、公衆電話回線を通じて消防署F
等の緊急連絡先に火災報知(火災発報)を行うための火
災報知部11と、マイクロコンピュータからなりデータ
通信部10を通じたデータ通信を制御するとともに中継
器Bを介して受信する火災感知情報に基づいて火災発生
の有無を判断して火災発報処理(火災報知部11から緊
急連絡先に火災報知を行わせる処理)を行う発報処理手
段たる受信機制御部12と、火災感知情報に基づいて火
災発生の有無を判断する判断基準や緊急連絡先並びにデ
ータ通信制御のプログラムや発報処理プログラムなどが
記憶された記憶部13と、キースイッチなどを有し、上
記判断基準や緊急連絡先等の各種データを入力するため
の操作部14と、上記各種のデータや火災感知情報など
を表示する表示部15とを具備する。
【0022】また、中継器Bは、図4に示すように感知
器回線Lsを介して火災感知器Skとの間で通信を行う
ための感知器回線インタフェース部201,202,…,
20 mと、通信線Lxを通して火災受信機Aとの間でR
S232C等のインタフェース規格に準拠したシリアル
通信を行うためのデータ通信部21と、公衆電話回線や
専用線等の通信回線を介してインターネットに接続する
ための通信インタフェース部22と、マイクロコンピュ
ータで構成される中継器制御部23と、火災感知器Sk
から受け取った自己診断結果情報や後述する通信処理等
のプログラムが記憶される記憶部24と、PHSや携帯
電話機あるいは無線通信機能を備えたPDAなど移動体
通信端末との間で無線通信を行うための無線通信インタ
フェース部25とを具備する。
【0023】感知器回線インタフェース部20iは2つ
の入出力ポート(図示せず)を有し、この入出力ポート
間にループ状に接続された感知器回線Lsに各火災感知
器Skが接続されている。而して、何れのポートにおい
ても信号の送信、受信が可能であるが、送信ポートを交
互に反転することで何れか一方の入出力ポートを送信ポ
ートに固定する場合に比べて各火災感知器Skの接続位
置によるレスポンスの偏りを減らすことができるという
利点がある。なお、本実施形態では複数の感知器回線イ
ンタフェース部20i(i=1,2,…,m)を中継器
Bに具備しているが、各感知器回線インタフェース部2
0iを、通信方式が互いに異なる複数種類の火災感知器
群(図示せず)毎に各々の通信方式に対応したものとし
て構成してもよい。
【0024】中継器制御部23は、データ通信部21を
通じたデータ通信を制御するとともに、TCP(Transm
issinon Control Protocol),IP(Internet Protoco
l),UDP(User Datagram Protocol)などのTCP
/IP通信におけるプロトコルスタックを実装し、通信
インタフェース部22を制御してインターネット経由で
管理装置Cや後述するメンテナンス業者の端末D1〜D
4などと通信を行うものである。すなわち、このような
中継器制御部23の働きによって、中継器Bを、火災受
信機Aと火災感知器Skからなるローカルなネットワー
クをインターネットに接続するためのゲートウェイとし
て機能させている。なお、本実施形態では上記プロトコ
ルスタックを中継器制御部23に実装して中継器Bをイ
ンターネットに直接接続する構成としたが、例えば中継
器Bを公衆電話回線又は専用線で管理装置Cに接続し、
管理装置Cを経由して間接的にインターネットに接続す
る構成としても構わない。
【0025】ところで火災感知器Skの固有アドレスを
ディップスイッチで設定する構成の場合、作業者の人為
的なミスで同一の固有アドレスが複数の火災感知器Sk
に割り当てられてしまう虞がある。このために本実施形
態では、複数の火災感知器Skに同一の固有アドレスが
誤って割り当てられていないかを確認する機能を中継器
制御部23に有している。すなわち、システム起動後に
各火災感知器Skから中継器Bへそれぞれ固有アドレス
を送信させて同一の固有アドレスが複数回受信されるか
否かを識別する方法や、あるいはシステム起動後に中継
器Bから各固有アドレスをポーリングして各火災感知器
Skが応答する際の感知器回線Lsの回線電圧又は回線
電流を監視し、回線電圧又は回線電流が1つの火災感知
器Skより信号が送信される場合のレベルと異なるか否
かを識別する方法によって、中継器制御部23が複数の
火災感知器Skに同一の固有アドレスが誤って割り当て
られていないかを確認する。また、中継器制御部23
は、感知器回線インタフェース部20iの一方の入出力
ポートから送信した信号が他方の入出力ポートで受信で
きるか否かで感知器回線Lsの断線を検出する機能を備
えている。そして、複数の火災感知器Skに同一の固有
アドレスが誤って割り当てられていることが検出された
場合や感知器回線Lsの断線が検出された場合には、中
継器制御部23はその旨の情報(固有アドレス重複情
報、感知器回線断線情報)を、通信線Lxを介して火災
受信機Aに送信するとともに、後述する自己診断結果情
報と同様に中継器Bからインターネット経由で管理装置
Cに送信する。
【0026】管理装置Cは汎用のコンピュータ装置から
なり、TCP/IP等のインターネット接続用のプロト
コルスタックを実装するとともに、PHSや携帯電話機
あるいは無線通信機能を備えたPDAなど移動体通信端
末Eとの間で無線通信を行うための無線通信インタフェ
ースを具備している。また管理装置Cには、各ビル毎の
中継器Bに割り当てられるアドレス(中継器Bがインタ
ーネットに直接接続される場合には中継器BのIPアド
レス)、火災感知器Skの固有アドレスと設置場所を関
連付けるテーブル並びに火災感知器Skの設置場所を示
したビル内の図面データや火災感知器Skの外観を示す
画像データ、各メンテナンス業者の端末D1〜D4のI
Pアドレス、後述する報告書のフォーマットデータ等を
登録して管理するためのデータベースが設けられてい
る。
【0027】上述のように構成される本実施形態の火災
報知動作について説明する。中継器Bが各火災感知器S
kを定期的にポーリングして取得した火災感知情報が火
災受信機Aに送られ、火災感知情報に基づいて火災受信
機Aにて火災発生の有無が判断される。そして、火災発
生と判断されれば火災受信機Aから消防署F等の関係機
関に対して直接火災報知が行われか、あるいは管理装置
Cに対して中継器Bからインターネット経由で火災報知
が行われて管理装置Cから消防署などの関係機関に通報
される。なお、このような火災報知に関する動作は従来
周知であるから詳細な説明は省略する。
【0028】次に本実施形態に係る発明の要旨である、
管理装置Cからメンテナンス業者の端末D1〜D4へメ
ンテナンス情報を配信する動作について、図5を参照し
て詳細に説明する。
【0029】まず、火災受信機Aの受信機制御部12
は、定期的あるいは操作部14から自己診断開始の操作
入力等のイベントトリガが発生したときに火災感知器S
kの自己診断結果情報の取得要求をデータ通信部10か
ら中継器Bへ送信する(図5の手順1)。中継器Bで
は、データ通信部21を介して上記自己診断結果情報の
取得要求を受け取った中継器制御部23が感知器回線イ
ンタフェース部20iを介して各火災感知器Skに自己
診断開始コマンドを送信する(図5の手順2)。このコ
マンドを受信した火災感知器Skでは、感知器制御部3
が上述した各種の自己診断を実行し、その結果を自己診
断結果情報として中継器Bへ返信する(図5の手順
3)。中継器Bでは、中継器制御部23が各火災感知器
Skから返信される自己診断結果情報をそれぞれの火災
感知器Skの固有アドレスと対応づけて記憶部24に記
憶するとともに、データ通信部21を介して火災受信機
Aに送信する(図5の手順4)。そして、火災受信機A
では、データ通信部10にて受信した各火災受信機Sk
毎の自己診断結果情報を、受信機制御部12がそれぞれ
の火災感知器Skの固有アドレスと対応づけて記憶部1
3に記憶する。このようにして火災受信機A並びに中継
器Bは各火災感知器Skの自己診断結果情報を取得して
記憶部13,24に記憶している。
【0030】ここで、管理装置Cから中継器Bへ火災感
知器Skの自己診断結果情報の配信要求がインターネッ
ト経由で送信されると(図5の手順5)、この配信要求
を受信した中継器Bでは、中継器制御部23が記憶部2
4から自己診断結果情報を読み出して通信インタフェー
ス部22からインターネット経由で管理装置Cに送信さ
せる(図5の手順6)。
【0031】中継器Bから自己診断結果情報を受け取っ
た管理装置Cは、自己診断結果情報に基づいて動作不良
により修理又は交換等のメンテナンスが必要な火災感知
器Skに関するメンテナンス情報を作成し、火災感知器
Skのメンテナンスを行う何れかのメンテナンス業者の
端末D1〜D4にインターネット経由でメンテナンス情
報を配信する(図5の手順7)。このとき、ファイル形
式でメンテナンス情報を配信する場合には、FTP(フ
ァイル転送プロトコル)やTFTP(簡易ファイル転送
プロトコル)などのプロトコルによって配信すればよ
い。ここでメンテナンス情報には、メンテナンスが必要
な火災感知器Skの固有アドレス及びその設置場所を示
す上記図面データなどの情報(感知器特定情報)と、メ
ンテナンスが必要な火災感知器Skについて感知器自体
又は部品の交換等のメンテナンス内容等を示す情報(メ
ンテナンス発注情報)とが含まれる。なお、感知器特定
情報並びにメンテナンス発注情報はデータベースに登録
されているデータを参照することで作成可能であり、D
ESやMD5などに代表される符合暗号化技術により暗
号化して送信されるようにしておくほうがさらに望まし
い。
【0032】而して、管理装置Cからメンテナンス情報
を受け取ったメンテナンス業者では、作業スケジュール
を決める際に上記メンテナンス情報を参照することで効
率的且つ的確な作業スケジュールの立案が可能になる。
なお、失報を招く虞がある故障の修理のように緊急を要
するメンテナンス作業については、作業者が携帯する移
動体通信端末Eに管理装置Cから直接無線で、あるいは
インターネット経由でメンテナンス情報を送信すれば、
そのメンテナンス情報を受け取った作業者が早急に現場
のビルへ赴いてメンテナンス作業を行うことができて失
報を防ぐことができる。
【0033】ここで、管理装置Cで作成するメンテナン
ス情報をHTML形式やXML形式等のファイルに加工
し、メンテナンス業者の端末D1〜D4に搭載されてい
るウェブブラウザを使ってメンテナンス情報を閲覧する
ようにしてもよい。例えば、図6に示すように「○×△
ビル」といった対象となる物件(建物)の名称、「○階
北ゾーン」というような火災感知器Skが設置されてい
るゾーン、火災感知器Skの固有アドレス、「供給電力
低下」というような異常内容、並びに火災感知器Skの
外観を示す画像G1を含むメンテナンス情報提示画面W
1が端末D1〜D4のウェブブラウザで表示されるよう
にすれば、メンテナンス情報の把握が容易になる。
【0034】ところで本実施形態の管理装置Cでは、メ
ンテナンス情報をメンテナンス業者毎の要望に応じた個
別の報告書形式に加工する機能を有している。例えば第
1の報告書形式は、図7に示すようにメンテナンス業者
名及び担当者名と、自己診断項目名並びに診断結果(正
常又は異常)と、異常と診断された火災感知器Sk毎の
上記メンテナンス情報提示画面W1〜W3を表示する小
ウィンドウWD1とを同一画面上に表示する形式であ
る。ここで、各自己診断項目の先頭にはチェックボック
スCBが用意されており、担当者が各自己診断項目につ
いてその内容を確認した場合にチェックボックスCBに
チェックを入れることで端末D1〜D4から管理装置C
にチェック済みを示す連絡が行われるようになってい
る。また、異常があった自己診断項目については、「異
常」の文字を点滅表示させて担当者の注意を喚起するよ
うにしている。なお、小ウィンドウWD1内のメンテナ
ンス情報提示画面W1〜W3はマウスのポインタ操作に
よってアクティブ表示に切り替えることができる。
【0035】また、第2の報告書形式は、図8に示すよ
うにメンテナンス業者名及び担当者名と、自己診断結果
の履歴(自己診断が行われた日時とその診断結果)を表
した履歴テーブルTA1とで構成されるとともに、異常
と診断された火災感知器Skが存在する場合にはその火
災感知器Sk毎の上記メンテナンス情報提示画面W1,
W2を表示する小ウィンドウWD2を同一画面上に表示
する形式である。なお、本実施形態では火災感知器Sk
として複合型のものを例示したために履歴テーブルTA
1が一つだけ表示されているが、熱感知器や煙感知器の
ように単機能の感知器が複数種類用いられている場合に
は各感知器の種類毎に上記履歴テーブルが用意される。
【0036】さらに、第3の報告書形式は、図9に示す
ようにメンテナンス業者名及び担当者名の下に、全ての
火災端末器Skに関するメンテナンス情報提示画面Wij
(i=1,2,…,m、j=1,2,…,n)をマトリ
クス表示する形式であって、異常と診断された火災感知
器Skのメンテナンス情報提示画面Wijが点滅表示さ
れ、マウスのポインタ操作で各メンテナンス情報提示画
面Wijを拡大して表示することが可能である。このよう
な報告書形式では、全ての火災感知器Skの自己診断結
果が一目で容易に把握できるという利点がある。なお、
図9に示すように自己診断結果に異常がある火災感知器
Skのメンテナンス情報提示画面Wij(例えば、図9に
おけるW22)を点滅表示させ、観察者に対して注意を喚
起させるようにすることが好ましい。
【0037】あるいは、第4の報告書形式は、図10に
示すようにメンテナンス業者名及び担当者名と、物件名
称や階数及び状況(異常と診断された感知器の番号)
と、火災感知器Skが設置されているフロアの平面図に
火災感知器Sk及び感知器回線Lsの配線図を重ねた配
置状況図WGと、異常と診断された火災感知器Sk毎の
上記メンテナンス情報提示画面W1〜W3とを同一画面
上に表示する形式である。なお、上記4種類の報告書形
式は単なる例であって、これに限定されるものではな
く、メンテナンス業者の要望に添った形で様々な形式を
用いることが可能である。
【0038】次に、図11のフローチャートを参照して
管理装置Cにおけるメンテナンス情報の報告書形式への
加工手順を説明する。まず、管理装置Cは自己診断結果
情報を取得していなければインターネット経由で中継器
Bに配信要求を送信して自己診断結果情報を取得し(ス
テップ1,2)、取得した自己診断結果情報に基づいて
全ての火災感知器Skについてそれぞれ上記メンテナン
ス情報表示画面を作成する(ステップ3)。続いて、管
理装置Cはデータベースを参照してメンテナンス情報の
配信先、すなわち、自己診断結果情報を取得した火災感
知器Skの設置されているビルを担当するメンテナンス
業者を特定し、特定されたメンテナンス業者に応じた報
告書書式データをデータベースから読み出す(ステップ
4)とともに、自己診断結果情報から必要なデータを抽
出・加工して報告書書式に書き込み(ステップ5)、さ
らに必要に応じて報告書中にメンテナンス情報提示画面
へのリンクを設ける(ステップ6)。次に管理装置Cで
は、必要なデータが書き込まれた報告書のファイルをウ
ェブブラウザで正しく表示されるか否かを確認し(ステ
ップ7)、さらにマウスポインタ操作を受け付け可能な
状態でメンテナンス情報提示画面へのリンク等が正常に
実行されるかの動作確認を行う(ステップ8)。そし
て、正常に表示及び動作することが確認された場合に、
管理装置Cは報告書形式に加工したメンテナンス情報を
インターネット経由で配信先のメンテナンス業者の端末
D1〜D4に配信する。なお、ステップ7及びステップ
8の確認処理はメンテナンス業者の要望等に応じて適宜
実施すればよく、これらの確認処理を行わずにメンテナ
ンス情報を端末D1〜D4に配信する場合もある。
【0039】上述のようにメンテナンス業者毎の要望に
応じた個別の報告書形式でメンテナンス情報を配信すれ
ば、個々のメンテナンス業者に対して予め要望された適
切な報告書式でメンテナンス情報を提供することができ
る。ここで、メンテナンス情報を火災感知器の生産工場
に配信するようにすれば、煙感度等の調整値のフィード
バックデータとして利用することができる。具体的にい
うと、発注した翌日には性能の好ましい交換用感知器も
しくは交換用部品を工場内で自動的に用意してメンテナ
ンス業者へ入荷することも可能となり、納期短縮につな
がる。しかも、現場での交換作業時に一から性能調整せ
ずに済むので、現場での部品交換作業を早く終えること
ができる。
【0040】なお、本実施形態では、管理装置Cからの
配信要求に応じて中継器Bの中継器制御部23が自己診
断結果情報をインターネット経由で管理装置Cに送信す
るようにしているが、定期的又は予め設定される指定時
刻に自己診断結果情報を送信すれば、管理装置からの配
信要求がなくとも、定期的又は定時的に自己診断結果情
報を収集できるという利点がある。あるいは、各火災感
知器Skの自己診断結果情報の内容に基づいて中継器制
御部23が管理装置Cへの通知の要否を判断し、通知が
必要と判断した場合に管理装置Cからの配信要求の有無
にかかわらず自己診断結果情報を管理装置Cへ送信する
ようにしてもよく、このようにすればメンテナンスの優
先度が高い異常を早急に管理装置Cに知らせることがで
き、管理装置Cからメンテナンス業者にメンテナンス情
報を配信して早急にメンテナンスを依頼することができ
る。また、管理装置Cはオペレータの操作によって配信
要求を送信する場合も有れば、何れかのメンテナンス業
者の端末D1〜D4あるいは移動体通信端末E等の外部
の通信機器からの要求に応じて配信要求を送信する場合
もある。
【0041】なお、管理装置Cを複数設けることも可能
ではあるが、自己診断結果情報を一元管理できる点、管
理装置C自体のメンテナンス性等を考慮すれば、管理装
置Cは1台のみとすることが望ましい。また、1つの建
物で各階毎に火災感知器と中継器を設置するような場合
には、それら複数の中継器をスター接続あるいはバス接
続し、何れか一つの中継器を他の中継器の親機としてイ
ンターネットに接続する構成とすれば、個々の中継器を
インターネットに接続して管理装置Cと通信する場合に
比較して管理装置Cへのデータの輻輳を抑えることがで
きる。
【0042】(実施形態2)本実施形態のシステム構成
は実施形態1と共通であるから、共通の構成要素につい
ては図示並びに説明を省略し、本実施形態の特徴となる
動作についてのみ説明する。
【0043】実施形態1では中継器Bが管理装置Cから
の配信要求等に応じて火災感知器Skの自己診断結果情
報を送信しているのに対して、本実施形態は、火災受信
機Aが中継器Bを介して自己診断結果情報を管理装置C
等に送信する点に特徴がある。
【0044】次に、管理装置Cからメンテナンス業者の
端末D1〜D4へメンテナンス情報を配信する動作につ
いて、図12を参照して説明する。管理装置Cからイン
ターネット経由で送信された配信要求を、火災受信機A
が中継器Bを介して受信すると(図12の手順1)、受
信機制御部12が記憶部13から自己診断結果情報を読
み出して通信インタフェース部10から中継器Bに送信
し、中継器Bを介してインターネット経由で管理装置C
に送信させる(図12の手順2)。そして、中継器Bか
ら自己診断結果情報を受け取った管理装置Cは、実施形
態1と同様にメンテナンス業者毎の要望に応じた個別の
報告書形式でメンテナンス情報を加工してメンテナンス
業者の端末D1〜D4にインターネット経由で配信する
(図12の手順3)。
【0045】このように火災受信機Aを起点として自己
診断結果情報を管理装置Cへ送信するようにしても実施
形態1と同様の作用効果を奏する。
【0046】なお、本実施形態では、管理装置Cからの
配信要求に応じて火災受信機Aの受信機制御部12が自
己診断結果情報を中継器Bを介してインターネット経由
で管理装置Cに送信するようにしているが、定期的又は
予め設定される指定時刻に自己診断結果情報を送信する
ようにして、配信要求に対するレスポンスの向上を図る
ようにしてよい。あるいは、各火災感知器Skの自己診
断結果情報の内容に基づいて受信機制御部12が管理装
置Cへの通知の要否を判断し、通知が必要と判断した場
合に管理装置Cからの配信要求の有無にかかわらず自己
診断結果情報を管理装置Cへ送信するようにしてもよ
い。
【0047】(実施形態3)本実施形態のシステム構成
は実施形態1と共通であるから、共通の構成要素につい
ては図示並びに説明を省略し、本実施形態の特徴となる
動作についてのみ説明する。
【0048】実施形態1,2では管理装置Cが中継器B
(又は火災受信機A)から自己診断結果情報を取得し、
自己診断結果情報に基づいて作成されるメンテナンス情
報をメンテナンス業者の端末D1〜D4に送信するのに
対し、本実施形態は、メンテナンス業者の端末D1〜D
4からの配信要求を中継器B(又は火災受信機A)に送
信するとともに管理装置Cを介さずに中継器B(又は火
災受信機A)から端末D1〜D4に自己診断結果情報を
送信する点に特徴がある。
【0049】すなわち、図13に示すように何れかのメ
ンテナンス業者の端末D1からインターネット経由で送
信された配信要求を中継器Bで受信すると(図13の手
順1)、中継器制御部23が記憶部24から自己診断結
果情報を読み出して通信インタフェース部22からイン
ターネット経由で配信要求を送信した端末D1へ送信す
る(図13の手順2)。あるいは、図14に示すように
端末D1からインターネット経由で送信された配信要求
を、火災受信機Aが中継器Bを介して受信すると(図1
4の手順1)、受信機制御部12が記憶部13から自己
診断結果情報を読み出して通信インタフェース部10か
ら中継器Bに送信し、中継器Bを介してインターネット
経由で端末D1へ送信する(図14の手順2)。
【0050】このように本実施形態では、メンテナンス
業者の端末D1〜D4が管理装置Cを介さずに中継器B
(又は火災受信機A)から自己診断結果情報を直接取得
することができ、メンテナンス業者向けの報告書式では
配信できないものの、管理装置Cを介さずに早期に作業
スケジュールの立案が可能となる。なお、メンテナンス
業者の端末が自己診断結果情報を受信できたら、その後
で、当該情報をメンテナンス業者の端末もしくは中継器
Bから、管理装置Cへ送信するようにして、これによっ
て、管理装置Cに対しては当該情報の発生を必ず知らし
めるようにしておいたほうが好ましい。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明は、感知器回線を通じて
火災感知情報を送信する複数の火災感知器と、火災感知
器から送信される火災感知情報を中継するとともに常時
あるいは必要に応じてインターネットへ接続される中継
器と、中継器を介して受信する火災感知情報に基づいて
火災発報を行う火災受信機と、インターネットを介して
中継器と接続される管理装置とを備え、火災感知器は、
自己の火災感知機能が正常か否かを診断する自己診断手
段と、火災感知情報並びに自己診断手段による自己診断
結果情報を感知器回線を通じて中継器に送信するととも
に中継器から送信されるデータを受信する送受信手段と
を具備し、火災受信機は、中継器との間でデータ通信を
行うデータ通信手段と、データ通信手段により受信する
火災感知情報に基づいて火災発生の有無を判断して火災
発報処理を行う発報処理手段とを具備し、中継器は、感
知器回線を介して各火災感知器との間で火災感知情報を
含む各種データの送受信を行う感知器回線送受信手段
と、火災受信機との間でデータ通信を行うデータ通信手
段と、インターネットを介して管理装置との間で通信を
行う通信手段と、各火災感知器の自己診断結果情報を記
憶する記憶手段と、管理装置から配信要求を受けた場合
に記憶手段に記憶した自己診断結果情報を読み出して通
信手段から管理装置へ送信させる制御手段とを具備し、
管理装置は、中継器より受信した自己診断結果情報に基
づいて火災感知器のメンテナンスに必要なメンテナンス
情報を作成し、火災感知器のメンテナンスを行う1乃至
複数のメンテナンス業者の端末にインターネット経由で
メンテナンス情報を配信するので、管理装置から配信要
求を受けた場合に、中継器に記憶済みの自己診断結果情
報を配信することにより、火災感知器のメンテナンスを
行うメンテナンス業者の効率的且つ的確な作業スケジュ
ールの立案を支援できるという効果がある。
【0052】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、管理装置は、外部の通信機器からの要求に応じて中
継器に配信要求を送信するので、外部通信機器からの要
求があった場合にも、請求項1の発明と同様の効果を奏
する。
【0053】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、中継器の制御手段は、各火災感知器の自己診
断結果情報の内容に基づいて管理装置への通知が必要と
判断した場合には管理装置からの配信要求の有無にかか
わらず当該自己診断結果情報を通信手段から管理装置へ
送信させるので、緊急を要する場合、例えば失報を招く
虞があるような異常が自己診断によって見つかった場合
には早期に管理装置に通知することでメンテナンス業者
のメンテナンス作業を早急に行わせることができるとい
う効果がある。
【0054】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、中継器の制御手段は、定期的又は予め
設定される指定時刻に自己診断結果情報を通信手段から
管理装置へ送信させるので、管理装置からの配信要求が
なくとも、定期的又は定時的に自己診断結果情報を収集
できるという効果がある。
【0055】請求項5の発明は、感知器回線を通じて火
災感知情報を送信する複数の火災感知器と、火災感知器
から送信される火災感知情報を中継するとともに常時あ
るいは必要に応じてインターネットへ接続される中継器
と、中継器を介して受信する火災感知情報に基づいて火
災発報を行う火災受信機と、インターネットを介して中
継器と接続される管理装置とを備え、火災感知器は、自
己の火災感知機能が正常か否かを診断する自己診断手段
と、火災感知情報並びに自己診断手段による自己診断結
果情報を感知器回線を通じて中継器に送信するとともに
中継器から送信されるデータを受信する送受信手段とを
具備し、中継器は、感知器回線を介して各火災感知器と
の間で火災感知情報を含む各種データの送受信を行う感
知器回線送受信手段と、火災受信機との間でデータ通信
を行うデータ通信手段と、インターネットを介して管理
装置との間で通信を行う通信手段とを具備し、火災受信
機は、中継器との間でデータ通信を行うデータ通信手段
と、データ通信手段により受信する火災感知情報に基づ
いて火災発生の有無を判断して火災発報処理を行う発報
処理手段と、各火災感知器の自己診断結果情報を記憶す
る記憶手段と、管理装置から中継器を介して配信要求を
受けた場合に記憶手段に記憶した自己診断結果情報を読
み出してデータ通信手段から中継器を介して管理装置へ
送信させる制御手段とを具備し、管理装置は、火災受信
機より受信した自己診断結果情報に基づいて火災感知器
のメンテナンスに必要なメンテナンス情報を作成し、火
災感知器のメンテナンスを行う1乃至複数のメンテナン
ス業者の端末にインターネット経由でメンテナンス情報
を配信するので、管理装置から配信要求を受けた場合
に、火災受信機に記憶済みの自己診断結果情報を配信す
ることにより、火災感知器のメンテナンスを行うメンテ
ナンス業者の効率的且つ的確な作業スケジュールの立案
を支援できるという効果がある。
【0056】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、管理装置は、外部の通信機器からの要求に応じて火
災受信機に配信要求を送信するので、外部通信機器から
の要求があった場合でも、請求項5の発明と同様の効果
を奏する。
【0057】請求項7の発明は、請求項5又は6の発明
において、火災受信機の制御手段は、各火災感知器の自
己診断結果情報の内容に基づいて管理装置への通知が必
要と判断した場合には管理装置からの配信要求の有無に
かかわらず当該自己診断結果情報をデータ通信手段から
中継器を介して管理装置へ送信させるので、緊急を要す
る場合、例えば失報を招く虞があるような異常が自己診
断によって見つかった場合には自発的に管理装置に通知
することでメンテナンス業者のメンテナンス作業を早急
に行わせることができるという効果がある。
【0058】請求項8の発明は、請求項5又は6又は7
の発明において、火災受信機の制御手段は、定期的又は
予め設定される指定時刻に自己診断結果情報を通信手段
から管理装置へ送信させるので、管理装置からの配信要
求がなくとも、定期的又は定時的に自己診断結果情報を
収集できるという効果がある。
【0059】請求項9の発明は、請求項1〜8の何れか
の発明において、管理装置は、インターネットに接続可
能な所定の通信端末にメンテナンス情報を配信するの
で、例えば、急を要するメンテナンス情報を作業者の所
定の通信端末に直接配信してメンテナンス作業を早期に
行わせることができるという効果がある。
【0060】請求項10の発明は、請求項9の発明にお
いて、所定の通信端末を無線通信機能を有する移動体通
信端末としたので、請求項9の発明と同様の効果に加え
て、移動体通信端末を携帯するような移動中の作業者に
も早期に連絡することが可能となるという効果がある。
【0061】請求項11の発明は、請求項1〜10の何
れかの発明において、管理装置は、メンテナンス情報を
各メンテナンス業者毎に予め設定されたフォーマットに
加工した報告書データを作成し、当該報告書データを各
メンテナンス業者の端末に配信するので、個々のメンテ
ナンス業者に対して予め要望された適切な報告書式でメ
ンテナンス情報を提供することができるという効果があ
る。
【0062】請求項12の発明は、感知器回線を通じて
火災感知情報を送信する複数の火災感知器と、火災感知
器から送信される火災感知情報を中継するとともに常時
あるいは必要に応じてインターネットへ接続される中継
器と、中継器を介して受信する火災感知情報に基づいて
火災発報を行う火災受信機と、火災感知器のメンテナン
スを行うメンテナンス業者の端末であってインターネッ
トを介して中継器と接続される1乃至複数の端末とを備
え、火災感知器は、自己の火災感知機能が正常か否かを
診断する自己診断手段と、火災感知情報並びに自己診断
手段による自己診断結果情報を感知器回線を通じて中継
器に送信するとともに中継器から送信されるデータを受
信する送受信手段とを具備し、火災受信機は、中継器と
の間でデータ通信を行うデータ通信手段と、データ通信
手段により受信する火災感知情報に基づいて火災発生の
有無を判断して火災発報処理を行う発報処理手段とを具
備し、中継器は、感知器回線を介して各火災感知器との
間で火災感知情報を含む各種データの送受信を行う感知
器回線送受信手段と、火災受信機との間でデータ通信を
行うデータ通信手段と、インターネットを介してメンテ
ナンス業者の端末との間で通信を行う通信手段と、各火
災感知器の自己診断結果情報を記憶する記憶手段と、メ
ンテナンス業者の端末から配信要求を受けた場合に記憶
手段に記憶した自己診断結果情報を読み出して通信手段
から当該端末へ送信させる制御手段とを具備するので、
メンテナンス業者の端末から配信要求を受けた場合に、
中継器に記憶済みの自己診断結果情報を配信することに
より、火災感知器のメンテナンスを行うメンテナンス業
者の効率的且つ的確な作業スケジュールの立案を支援で
きるという効果がある。
【0063】請求項13の発明は、感知器回線を通じて
火災感知情報を送信する複数の火災感知器と、火災感知
器から送信される火災感知情報を中継するとともに常時
あるいは必要に応じてインターネットへ接続される中継
器と、中継器を介して受信する火災感知情報に基づいて
火災発報を行う火災受信機と、火災感知器のメンテナン
スを行うメンテナンス業者の端末であってインターネッ
トを介して中継器と接続される1乃至複数の端末とを備
え、火災感知器は、自己の火災感知機能が正常か否かを
診断する自己診断手段と、火災感知情報並びに自己診断
手段による自己診断結果情報を感知器回線を通じて中継
器に送信するとともに中継器から送信されるデータを受
信する送受信手段とを具備し、中継器は、感知器回線を
介して各火災感知器との間で火災感知情報を含む各種デ
ータの送受信を行う感知器回線送受信手段と、火災受信
機との間でデータ通信を行うデータ通信手段と、インタ
ーネットを介してメンテナンス業者の端末との間で通信
を行う通信手段とを具備し、火災受信機は、中継器との
間でデータ通信を行うデータ通信手段と、データ通信手
段により受信する火災感知情報に基づいて火災発生の有
無を判断して火災発報処理を行う発報処理手段と、各火
災感知器の自己診断結果情報を記憶する記憶手段と、メ
ンテナンス業者の端末から中継器を介して配信要求を受
けた場合に記憶手段に記憶した自己診断結果情報を読み
出してデータ通信手段から中継器を介してメンテナンス
業者の端末へ送信させる制御手段とを具備するので、メ
ンテナンス業者の端末から配信要求を受けた場合に、火
災受信機に記憶済みの自己診断結果情報を配信すること
により、火災感知器のメンテナンスを行うメンテナンス
業者の効率的且つ的確な作業スケジュールの立案を支援
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1のシステム構成図である。
【図2】同上における火災感知器のブロック図である。
【図3】同上における火災受信機のブロック図である。
【図4】同上における中継器のブロック図である。
【図5】同上の動作説明図である。
【図6】同上におけるメンテナンス情報提示画面を示す
図である。
【図7】同上における第1の報告書形式の説明図であ
る。
【図8】同上における第2の報告書形式の説明図であ
る。
【図9】同上における第3の報告書形式の説明図であ
る。
【図10】同上における第4の報告書形式の説明図であ
る。
【図11】同上における自己診断結果情報の報告書形式
への加工方法を説明するフローチャートである。
【図12】実施形態2の動作説明図である。
【図13】実施形態4の動作説明図である。
【図14】同上の他の動作説明図である。
【符号の説明】
A 火災受信機 S1,S2,…,Sn 火災感知器 B 中継器 Ls 感知器回線 C 管理装置 D1〜D4 端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤原 憲明 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 大景 聡 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 柴木 敏正 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA02 AA03 AA05 BB12 BB65 BB74 CC02 CC22 DD04 DD20 EE05 EE06 EE07 EE18 FF01 FF03 FF04 5G405 AA03 AA04 AA06 AB01 AB02 AC07 CA13 CA30 CA46

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感知器回線を通じて火災感知情報を送信
    する複数の火災感知器と、火災感知器から送信される火
    災感知情報を中継するとともに常時あるいは必要に応じ
    てインターネットへ接続される中継器と、中継器を介し
    て受信する火災感知情報に基づいて火災発報を行う火災
    受信機と、インターネットを介して中継器と接続される
    管理装置とを備え、火災感知器は、自己の火災感知機能
    が正常か否かを診断する自己診断手段と、火災感知情報
    並びに自己診断手段による自己診断結果情報を感知器回
    線を通じて中継器に送信するとともに中継器から送信さ
    れるデータを受信する送受信手段とを具備し、火災受信
    機は、中継器との間でデータ通信を行うデータ通信手段
    と、データ通信手段により受信する火災感知情報に基づ
    いて火災発生の有無を判断して火災発報処理を行う発報
    処理手段とを具備し、中継器は、感知器回線を介して各
    火災感知器との間で火災感知情報を含む各種データの送
    受信を行う感知器回線送受信手段と、火災受信機との間
    でデータ通信を行うデータ通信手段と、インターネット
    を介して管理装置との間で通信を行う通信手段と、各火
    災感知器の自己診断結果情報を記憶する記憶手段と、管
    理装置から配信要求を受けた場合に記憶手段に記憶した
    自己診断結果情報を読み出して通信手段から管理装置へ
    送信させる制御手段とを具備し、管理装置は、中継器よ
    り受信した自己診断結果情報に基づいて火災感知器のメ
    ンテナンスに必要なメンテナンス情報を作成し、火災感
    知器のメンテナンスを行う1乃至複数のメンテナンス業
    者の端末にインターネット経由でメンテナンス情報を配
    信することを特徴とする火災報知システム。
  2. 【請求項2】 管理装置は、外部の通信機器からの要求
    に応じて中継器に配信要求を送信することを特徴とする
    請求項1記載の火災報知システム。
  3. 【請求項3】 中継器の制御手段は、各火災感知器の自
    己診断結果情報の内容に基づいて管理装置への通知が必
    要と判断した場合には管理装置からの配信要求の有無に
    かかわらず当該自己診断結果情報を通信手段から管理装
    置へ送信させることを特徴とする請求項1又は2記載の
    火災報知システム。
  4. 【請求項4】 中継器の制御手段は、定期的又は予め設
    定される指定時刻に自己診断結果情報を通信手段から管
    理装置へ送信させることを特徴とする請求項1又は2又
    は3記載の火災報知システム。
  5. 【請求項5】 感知器回線を通じて火災感知情報を送信
    する複数の火災感知器と、火災感知器から送信される火
    災感知情報を中継するとともに常時あるいは必要に応じ
    てインターネットへ接続される中継器と、中継器を介し
    て受信する火災感知情報に基づいて火災発報を行う火災
    受信機と、インターネットを介して中継器と接続される
    管理装置とを備え、火災感知器は、自己の火災感知機能
    が正常か否かを診断する自己診断手段と、火災感知情報
    並びに自己診断手段による自己診断結果情報を感知器回
    線を通じて中継器に送信するとともに中継器から送信さ
    れるデータを受信する送受信手段とを具備し、中継器
    は、感知器回線を介して各火災感知器との間で火災感知
    情報を含む各種データの送受信を行う感知器回線送受信
    手段と、火災受信機との間でデータ通信を行うデータ通
    信手段と、インターネットを介して管理装置との間で通
    信を行う通信手段とを具備し、火災受信機は、中継器と
    の間でデータ通信を行うデータ通信手段と、データ通信
    手段により受信する火災感知情報に基づいて火災発生の
    有無を判断して火災発報処理を行う発報処理手段と、各
    火災感知器の自己診断結果情報を記憶する記憶手段と、
    管理装置から中継器を介して配信要求を受けた場合に記
    憶手段に記憶した自己診断結果情報を読み出してデータ
    通信手段から中継器を介して管理装置へ送信させる制御
    手段とを具備し、管理装置は、火災受信機より受信した
    自己診断結果情報に基づいて火災感知器のメンテナンス
    に必要なメンテナンス情報を作成し、火災感知器のメン
    テナンスを行う1乃至複数のメンテナンス業者の端末に
    インターネット経由でメンテナンス情報を配信すること
    を特徴とする火災報知システム。
  6. 【請求項6】 管理装置は、外部の通信機器からの要求
    に応じて火災受信機に配信要求を送信することを特徴と
    する請求項5記載の火災報知システム。
  7. 【請求項7】 火災受信機の制御手段は、各火災感知器
    の自己診断結果情報の内容に基づいて管理装置への通知
    が必要と判断した場合には管理装置からの配信要求の有
    無にかかわらず当該自己診断結果情報をデータ通信手段
    から中継器を介して管理装置へ送信させることを特徴と
    する請求項5又は6記載の火災報知システム。
  8. 【請求項8】 火災受信機の制御手段は、定期的又は予
    め設定される指定時刻に自己診断結果情報を通信手段か
    ら管理装置へ送信させることを特徴とする請求項5又は
    6又は7記載の火災報知システム。
  9. 【請求項9】 管理装置は、インターネットに接続可能
    な所定の通信端末にメンテナンス情報を配信することを
    特徴とする請求項1〜8の何れかに記載の火災報知シス
    テム。
  10. 【請求項10】 所定の通信端末を無線通信機能を有す
    る移動体通信端末としたことを特徴とする請求項9記載
    の火災報知システム。
  11. 【請求項11】 管理装置は、メンテナンス情報を各メ
    ンテナンス業者毎に予め設定されたフォーマットに加工
    した報告書データを作成し、当該報告書データを各メン
    テナンス業者の端末に配信することを特徴とする請求項
    1〜10の何れかに記載の火災報知システム。
  12. 【請求項12】 感知器回線を通じて火災感知情報を送
    信する複数の火災感知器と、火災感知器から送信される
    火災感知情報を中継するとともに常時あるいは必要に応
    じてインターネットへ接続される中継器と、中継器を介
    して受信する火災感知情報に基づいて火災発報を行う火
    災受信機と、火災感知器のメンテナンスを行うメンテナ
    ンス業者の端末であってインターネットを介して中継器
    と接続される1乃至複数の端末とを備え、火災感知器
    は、自己の火災感知機能が正常か否かを診断する自己診
    断手段と、火災感知情報並びに自己診断手段による自己
    診断結果情報を感知器回線を通じて中継器に送信すると
    ともに中継器から送信されるデータを受信する送受信手
    段とを具備し、火災受信機は、中継器との間でデータ通
    信を行うデータ通信手段と、データ通信手段により受信
    する火災感知情報に基づいて火災発生の有無を判断して
    火災発報処理を行う発報処理手段とを具備し、中継器
    は、感知器回線を介して各火災感知器との間で火災感知
    情報を含む各種データの送受信を行う感知器回線送受信
    手段と、火災受信機との間でデータ通信を行うデータ通
    信手段と、インターネットを介してメンテナンス業者の
    端末との間で通信を行う通信手段と、各火災感知器の自
    己診断結果情報を記憶する記憶手段と、メンテナンス業
    者の端末から配信要求を受けた場合に記憶手段に記憶し
    た自己診断結果情報を読み出して通信手段から当該端末
    へ送信させる制御手段とを具備することを特徴とする火
    災報知システム。
  13. 【請求項13】 感知器回線を通じて火災感知情報を送
    信する複数の火災感知器と、火災感知器から送信される
    火災感知情報を中継するとともに常時あるいは必要に応
    じてインターネットへ接続される中継器と、中継器を介
    して受信する火災感知情報に基づいて火災発報を行う火
    災受信機と、火災感知器のメンテナンスを行うメンテナ
    ンス業者の端末であってインターネットを介して中継器
    と接続される1乃至複数の端末とを備え、火災感知器
    は、自己の火災感知機能が正常か否かを診断する自己診
    断手段と、火災感知情報並びに自己診断手段による自己
    診断結果情報を感知器回線を通じて中継器に送信すると
    ともに中継器から送信されるデータを受信する送受信手
    段とを具備し、中継器は、感知器回線を介して各火災感
    知器との間で火災感知情報を含む各種データの送受信を
    行う感知器回線送受信手段と、火災受信機との間でデー
    タ通信を行うデータ通信手段と、インターネットを介し
    てメンテナンス業者の端末との間で通信を行う通信手段
    とを具備し、火災受信機は、中継器との間でデータ通信
    を行うデータ通信手段と、データ通信手段により受信す
    る火災感知情報に基づいて火災発生の有無を判断して火
    災発報処理を行う発報処理手段と、各火災感知器の自己
    診断結果情報を記憶する記憶手段と、メンテナンス業者
    の端末から中継器を介して配信要求を受けた場合に記憶
    手段に記憶した自己診断結果情報を読み出してデータ通
    信手段から中継器を介してメンテナンス業者の端末へ送
    信させる制御手段とを具備することを特徴とする火災報
    知システム。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005084863A (ja) * 2003-09-08 2005-03-31 Saxa Inc 監視通報システム
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JP2009282619A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Panasonic Corp 警報器対応システムメータ
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