JP7195166B2 - 火災感知システム及び中継器 - Google Patents

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Description

本発明は、火災感知システム及び中継器に関する。
従来、火災受信機を備える火災感知システムにおいて、複数の火災感知器を複数の信号線に接続できる構成が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された火災感知システムにおける火災受信機には、複数の中継器が接続されている。複数の中継器のそれぞれには、デイジーチェーン接続された複数の火災感知器が接続されている。
特許第4683474号公報
火災感知システムにおいては、感知器が正常に動作していることを確認するために、火災受信機からの試験指示に基づいて、中継器が感知器に対して試験信号を送信する。中継器は、試験信号に応じて感知器から応答信号を正常に受信した場合に、感知器が正常に動作していると判定する。
しかしながら、中継器は、感知器が中継器と通信可能な状態で信号線に接続されていることを確認できていない状態で試験信号を送信しても、感知器が正常に動作しているか否かの判定ができない。したがって、中継器は、起動してから十分な時間が経過しておらず、感知器が中継器と通信可能な状態で信号線に接続されていることを確認できていない状態で火災受信機から試験指示を受けた場合、感知器を正常に試験できないという問題があった。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、中継器が起動してから感知器の試験を正常に実施することができるようになるまでの時間を短縮することを目的とする。
本発明の第1の態様の火災感知システムは、警備員又は施設管理者に火災の発生を通知する火災受信機に接続される複数の中継器と、信号線を介して前記中継器に接続された火災を感知する感知器と、を備える火災感知システムである。前記複数の中継器のそれぞれは、予め前記中継器に割り当てられた接続確認期間において、前記感知器が前記中継器と通信可能な状態で前記信号線に接続されていることを確認するために用いられる接続確認信号を前記信号線に送信する接続確認処理部と、前記火災受信機から試験指示を受信する指示処理部と、前記指示処理部が前記試験指示を受信したことに応じて、前記中継器に接続されている前記感知器に、試験結果を送信することを要求する試験確認信号を送信する試験処理部と、を有する。前記接続確認処理部は、前記接続確認処理部が前記接続確認信号を送信する前に前記指示処理部が前記試験指示を受信した場合に、前記中継器に接続されている前記信号線に、前記接続確認期間よりも前の代替期間において前記接続確認信号を送信する。前記感知器は、前記中継器から前記接続確認信号を受信すると、前記接続確認信号を送信した前記中継器に応答信号を送信する応答信号送信部を有する。
前記複数の中継器には、それぞれ異なる期間に前記接続確認期間が割り当てられており、前記接続確認処理部は、前記接続確認処理部が前記接続確認信号を送信する前に前記指示処理部が前記試験指示を受信した場合に、他の中継器に割り当てられた前記接続確認期間と異なる前記代替期間において前記接続確認信号を送信してもよい。
前記接続確認処理部は、前記試験処理部が前記試験確認信号を送信することが可能な期間を前記代替期間として前記接続確認信号を送信してもよい。
前記接続確認処理部は、他の複数の前記中継器に割り当てられた複数の前記接続確認期間の間の期間を前記代替期間として前記接続確認信号を送信してもよい。
本発明の第2の態様の中継器は、警備員又は施設管理者に火災の発生を通知する火災受信機に接続され、信号線を介して感知器に接続される中継器であって、予め前記中継器に割り当てられた接続確認期間において、前記感知器が前記中継器と通信可能な状態で前記信号線に接続されていることを確認するために用いられる接続確認信号を前記信号線に送信する接続確認処理部と、前記火災受信機から試験指示を受信する指示処理部と、前記指示処理部が前記試験指示を受信したことに応じて、前記中継器に接続されている前記感知器に、試験結果を送信することを要求する試験確認信号を送信する試験処理部と、を有し、前記接続確認処理部は、前記接続確認処理部が前記接続確認信号を送信する前に前記指示処理部が前記試験指示を受信した場合に、前記中継器に接続されている前記信号線に、前記接続確認期間よりも前の代替期間において前記接続確認信号を送信する。
本発明によれば、中継器が起動してから感知器の試験を正常に実施することができるようになるまでの時間を短縮することができるという効果を奏する。
火災感知システムの構成を示す図である。 中継器が感知器に各種の信号を送信するタイミングについて説明するための図である。 中継器が接続確認信号を送信する前に火災受信機から試験指示を受信した場合の動作を説明するための図である。 中継器の構成を示す図である。 タイミング生成部が生成するタイミング信号について説明するための図である。 感知器の構成を示す図である。 中継器の動作フローチャートである。
[火災感知システムSの概要]
図1は、本実施形態に係る火災感知システムSの構成を示す図である。火災感知システムSは、火災受信機1と、複数の中継器2と、複数の中継器2を収容する中継盤3と、複数の感知器4と、複数の終端器5とを備える。
伝送線L1は、火災受信機1と複数の中継器2とを接続する信号線である。感知器線L2は、中継器2と感知器4との間で信号が伝送される信号線である。中継器2、感知器4及び終端器5は、感知器線L2に接続されている。終端器5は、感知器線L2の断線を検出するために用いられる終端抵抗又は終端コンデンサを有する。感知器線L2に終端器5が接続されていることにより、中継器2は感知器4が接続されているか否かによらず感知器線L2の断線を検出することができる。
火災受信機1は、伝送線L1を介して複数の中継器2と接続されている。火災受信機1は、例えば3秒周期で複数の中継器2に順次ポーリングをして、中継器2から情報を収集する。火災受信機1は、中継器2を介して1以上の感知器4の少なくともいずれかが火災を感知したことを特定すると、警備員又は施設管理者に火災の発生を通知する。警備員又は施設管理者は、火災受信機1の通知を認識することができる任意の人を含む。
複数の中継器2のそれぞれは、伝送線L1を介して火災受信機1と接続されている。また、複数の中継器2のそれぞれは、感知器線L2を介して1以上の感知器4と接続されている。中継器2は、火災受信機1からポーリングを受けたことに応じて、火災受信機1に通知する情報を送信する。中継器2は、通常は、例えば16ビット幅のデータを送信し、感知器4のアドレスを含む情報を送信する場合には、通常よりも多いビット幅(例えば64ビット幅)のデータを送信する。
感知器4は、例えばオンオフ型の火災感知器であり、感知器4を識別するアドレスが予め割り当てられている。感知器4は、火災を感知すると、感知器線L2の電位を変化させることにより、火災を感知したことを中継器2に通知する。その後、感知器4は、中継器2から火災の発生を確認するための火災確認信号を受信すると、感知器4のアドレスに割り当てられた期間に、火災を感知したことを示す火災確認応答信号を感知器4に送信する。
図2は、中継器2が感知器4に各種の信号を送信するタイミングについて説明するための図である。図2における水平方向は時刻に対応している。
図2に示すように、複数の中継器2のそれぞれが少なくとも一部の信号を送受信する期間は、中継器2のアドレスに関連付けて定められている。図2に示す例において、S1は中継器2-1に対応する期間であり、S2は中継器2-2に対応する期間であり、Sn(nは自然数)は、中継器2-nに対応する期間である。中継器2は、内部のタイマを用いて、火災受信機1から受信した基準タイミングからの経過時間を特定し、特定した経過時間に基づいて、自身のアドレスに対応する期間が到来したか否かを判定する。中継器2は、自身のアドレスに対応する期間が到来したと判定した場合に、自身が接続された感知器線L2に接続されている感知器4のアドレスを確認するための接続確認信号を送信する。
中継器2のそれぞれに割り当てられている期間には、接続確認期間(C)、試験確認期間(T)、及び火災確認期間(F)の3つの期間が含まれている。接続確認期間は、感知器4が感知器線L2に接続されているかどうかを確認するための期間である。試験確認期間は、感知器4が正常に動作しているかどうかを試験した結果を確認するための期間である。火災確認期間は、いずれかの感知器4が火災を感知した場合に、どの感知器4が火災を感知したかを確認するための期間である。
接続確認期間には、当該期間が割り当てられた中継器2が接続確認信号を送信可能な第1期間(例えば図2におけるC11)、及び当該接続確認信号に対する応答である接続確認応答信号を感知器4が送信可能な第2期間(例えば図2におけるC12)が含まれている。第2期間は、中継器2が接続可能な感知器4の数に対応する、感知器4のアドレスに関連付けられた複数のサブ期間に分けられている。接続確認信号を受信した感知器4のそれぞれは、自身のアドレスに対応するサブ期間に、接続確認信号に対する接続確認応答信号を送信する。接続確認応答信号は、所定の論理値のデータであり、例えば「0」である。
中継器2は、接続確認応答信号を送信した感知器4のアドレスを記憶する。また、中継器2は、例えば火災受信機1からポーリングを受けたことに応じて、新たに接続された感知器4、又は接続されていない状態に変化した感知器4(すなわち脱落した感知器4)のアドレスを含む接続確認報告を火災受信機1に送信する。
火災確認期間には、中継器2が火災確認信号を送信可能な火災確認期間(例えば図2におけるF11)、及び当該火災確認信号に対する応答である火災確認応答信号を感知器4が送信可能な第6期間(例えば図2におけるF12)が含まれている。第5期間は、感知器線の電圧が、感知器線に接続された感知器4のいずれかが火災を感知したことを示す電圧になったことに応じて、火災を感知した感知器4を特定するための火災確認信号を中継器2が送信するための期間である。
火災確認信号を受信した感知器4のうち、火災を感知している感知器4は、火災確認信号を受信した直後の第6期間における自身のアドレスに対応するサブ期間に火災確認応答信号を送信する。感知器4は、例えば、予め火災を感知したことを示すフラグを記憶しておき、火災確認信号を受信した時点で当該フラグが火災を感知したことを示している場合に、火災確認応答信号を送信する。中継器2は、例えば火災受信機1からポーリングを受けたことに応じて、火災を感知した感知器4のアドレスを含む火災確認報告を火災受信機1に送信する。
試験確認期間には、中継器2が試験確認信号を送信可能な第3期間(例えば図2におけるT11)、及び当該試験確認信号に対する応答である試験確認応答信号を感知器4が送信可能な第4期間(例えば図2におけるT12)が含まれている。試験確認期間は、中継器2が火災受信機1から自動試験を実行する指示を受信したことに応じて、中継器2が感知器4に対して試験確認信号を送信し、感知器4から試験結果を受信するための期間である。本実施の形態の第3期間においては、火災受信機1から自動試験の指示を受信した任意の中継器2が試験確認信号を送信することが想定されている。
試験確認信号を受信した感知器4のそれぞれは、試験確認信号を受信した直後の第4期間における自身のアドレスに対応するサブ期間に試験確認応答信号を送信する。感知器4は、例えば、予め試験を実施した結果を記憶しておき、記憶しておいた試験結果を送信する。
中継器2は、試験確認信号を送信した後に受信した試験確認応答信号に基づいて、受信した試験結果が良好でない感知器4のアドレスを特定する。具体的には、中継器2は、接続確認応答信号を受信済の感知器4のうち、良好でない試験結果を送信した感知器4、及び試験確認応答信号が送信されない感知器4に問題があると判定する。中継器2は、問題があると判定した感知器4のアドレスを特定し、特定したアドレスを含む試験結果報告を火災受信機1に送信する。中継器2は、例えば火災受信機1からポーリングを受けたことに応じて試験結果報告を火災受信機1に送信する。
ところで、第1期間~第6期間のそれぞれの長さが0.5秒である場合、第1期間から第6期間までの合計時間は3秒となる。中継器2が255台ある場合、全ての中継器2が接続確認信号を送信して感知器4の接続状態を確認するまでに、3秒×255台=765秒(12分45秒)を要する。中継器2が火災受信機1から試験指示を受信した時点で、接続確認信号を用いて感知器線に接続された感知器4のアドレスの確認が終了していないと、中継器2は、感知器線L2にどの感知器4が接続されているかを認識できない。したがって、中継器2は、試験確認信号を送信しても、感知器4が正常であるか否かを判定することができない。そこで、中継器2は、接続確認信号を送信する前に火災受信機1から試験指示を受信した場合に、自身に割り当てられた第1期間以外の期間において接続確認信号を送信する。
図3は、中継器2が接続確認信号を送信する前に火災受信機1から試験指示を受信した場合の動作を説明するための図である。図3において、中継器2-5は、例えば、自身に割り当てられた接続確認期間(例えば図3におけるC5)よりも前に到来する試験確認期間(例えば図3におけるT2)に含まれる第3期間において接続確認信号を送信している。そして、中継器2-5は、接続確認信号を送信した直後の第4期間において接続確認応答信号を受信した後に到来する試験確認期間(例えば図3におけるT3)に含まれる第3期間において、試験確認信号を送信している。
中継器2がこのように動作することで、感知器線L2に接続された感知器4を確認できる前に火災受信機1から試験指示を受信した場合であっても、感知器4に対して試験確認信号を送信することができる。
続いて、火災感知システムSが備える中継器2及び感知器4の構成について説明する。
[中継器2の構成]
図4は、本実施形態に係る中継器2の構成を示す図である。中継器2は、第1通信部21と、第2通信部22と、火災感知用電源23と、伝送用電源24と、モード切替部25と、記憶部26と、制御部27とを備える。制御部27は、タイミング生成部271と、指示処理部272と、接続確認処理部273と、試験処理部274と、火災確認処理部275とを有する。
第1通信部21は、伝送線L1を介して火災受信機1と通信を行うための通信インターフェースである。
第2通信部22は、感知器線L2に所定の電圧を印加するとともに、感知器線L2を介して感知器4に各種の信号を送信するための回路である。
火災感知用電源23は、感知器4が火災を感知したことを中継器2に通報するために用いる電圧(例えば24V)を発生する電源である。伝送用電源24は、中継器2が感知器4に各種の信号を送信するために用いる電圧(例えば12V)を発生する電源である。火災感知用電源23及び伝送用電源24はモード切替部25に接続されている。
モード切替部25は、第2通信部22を介して、火災感知用電源23が発生した電圧又は伝送用電源24が発生した電圧を感知器線L2に印加する。モード切替部25は、例えば感知器4が火災を感知し、感知器線L2の電圧が閾値(例えば6V)以下に低下した場合に、火災感知用電源23が発生した電圧を感知器線L2に印加する状態から、伝送用電源24が発生した電圧を第2通信部22に印加する状態に切り替える。
記憶部26は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)及びハードディスク等の記憶媒体を含む。記憶部26は、制御部27が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部26は、感知器線L2を介して接続された1以上の感知器4のアドレスに関連付けて、感知器4の状態を記憶する。記憶部26は、例えば、感知器4の接続状態、感知器4の試験結果、及び感知器4が火災を感知したか否か等の状態を記憶する。
制御部27は、例えばCPU(Central Processing Unit)を有する。制御部27は、記憶部26に記憶されたプログラムを実行することにより、タイミング生成部271、指示処理部272、接続確認処理部273、試験処理部274、及び火災確認処理部275として機能する。
タイミング生成部271は、接続確認信号、試験確認信号、及び火災確認信号を送信するタイミングを示すタイミング信号を生成する。タイミング生成部271は、例えば、火災受信機1から受信した基準信号の起点からの経過時間に基づいて、接続確認信号を送信する第1期間、接続確認応答信号を受信する第2期間、試験確認信号を送信する第3期間、試験確認応答信号を受信する第4期間、火災確認信号を送信する第5期間、及び火災確認応答信号を受信する第6期間を示すタイミング信号を生成する。
図5は、タイミング生成部271が生成するタイミング信号について説明するための図である。図5における斜線の領域は、中継器2-1、中継器2-2及び中継器2-3のそれぞれに割り当てられた第1期間及び第2期間を示している。図5における白色の領域は、火災受信機1から試験指示を受信した任意の中継器2が試験確認信号を送信可能な第3期間、及び試験確認信号を受信した感知器4が試験確認応答信号を送信可能な第4期間を示している。図5における網点の領域は、感知器線L2を介して接続されたいずれかの感知器4が火災を感知した任意の中継器2が火災確認信号を送信可能な第5期間、及び火災確認信号を受信した感知器4が火災確認応答信号を送信可能な第6期間を示している。
タイミング生成部271は、図5における第1期間S1、S7、S13を示す第1タイミング信号、第2期間S2、S8、S14を示す第2タイミング信号、第3期間S3、S9、S15を示す第3タイミング信号、第4期間S4、S10、S16を示す第4タイミング信号、第5期間S5、S11、S17を示す第5タイミング信号、第6期間S6、S12、S18を示す第6タイミング信号を生成する。
タイミング生成部271は、生成した第1タイミング信号及び第2タイミング信号のうち、中継器2のアドレスに対応する第1期間及び第2期間を示す第1タイミング信号及び第2タイミング信号を接続確認処理部273に入力する。例えば第1通信部21のタイミング生成部271は、生成した第1タイミング信号及び第2タイミング信号を接続確認処理部273に入力する。タイミング生成部271は、例えば、生成した全ての第3タイミング信号及び第4タイミング信号を試験処理部274に入力する。タイミング生成部271は、例えば、生成した全ての第5タイミング信号及び第6タイミング信号を火災確認処理部275に入力する。第3タイミング信号に対応する第3期間から第6タイミング信号に対応する第6期間までは、第1タイミング信号に対応する第1期間及び第2タイミング信号に対応する第2期間と異なり複数の中継器2が共用する期間なので、図5においては破線で示している。
タイミング生成部271は、指示処理部272からの指示を受けたことを条件として、第3タイミング信号~第6タイミング信号のいずれかを接続確認処理部273、試験処理部274及び火災確認処理部275のいずれかに入力してもよい。例えば、接続確認処理部273が接続確認信号を送信する前に指示処理部272が試験指示を受けた場合、指示処理部272は、第3タイミング信号を接続確認処理部273に入力するようにタイミング生成部271に指示する。この場合、タイミング生成部271が第3タイミング信号を接続確認処理部273に入力する。その結果、接続確認処理部273は、自身のアドレスに対応する第1期間よりも前に接続確認信号を送信することができる。
図4に戻り、指示処理部272は、火災受信機1から自動試験を実施する指示を受信したことを特定すると、試験確認信号を送信するように試験処理部274に指示する。指示処理部272は、試験処理部274を介して感知器4の試験結果を取得すると、取得した試験結果を火災受信機1に送信する。
指示処理部272は、火災受信機から試験指示を受信する。指示処理部272は、例えば、火災受信機1からポーリングを受けたことに応じて、試験結果を火災受信機1に送信する。
接続確認処理部273は、予め中継器2に割り当てられた接続確認期間において、感知器4が中継器2と通信可能な状態で感知器線L2に接続されていることを確認するために用いられる接続確認信号を感知器線L2に送信する。接続確認処理部273は、タイミング生成部271から入力された第1タイミング信号が示す第1期間に接続確認信号を感知器線L2に送信する。また、接続確認処理部273は、接続確認信号を送信した後の第2期間に接続確認応答信号を受信すると、タイミング生成部271から入力された第2タイミング信号の立ち上がりタイミングからの経過時間に基づいて、接続確認応答信号を送信した感知器4のアドレスを特定する。接続確認処理部273は、接続確認応答信号を送信した感知器4のアドレスを記憶部26に記憶させる。
接続確認処理部273は、接続確認処理部273が接続確認信号を送信する前に指示処理部272が試験指示を受信した場合に、中継器2に接続されている感知器線L2に、自身に割り当てられている接続確認期間よりも前の代替期間において接続確認信号を送信する。具体的には、接続確認処理部273は、他の中継器2に割り当てられた接続確認期間と異なる代替期間において接続確認信号を送信する。接続確認処理部273は、例えば試験処理部274が試験確認信号を送信することが可能な試験確認期間を代替期間として接続確認信号を送信する。接続確認処理部273は、他の複数の中継器2に割り当てられた複数の接続確認期間の間の期間を代替期間として接続確認信号を送信してもよく、例えば、火災確認期間に接続確認信号や試験確認信号を送信してもよい。
試験処理部274は、指示処理部272が試験指示を受信したことに応じて、中継器2に接続されている感知器4に、試験結果を送信することを要求する試験確認信号を送信する。試験処理部274は、タイミング生成部271から入力された第3タイミング信号が示すいずれかの第3期間に試験確認信号を感知器線L2に送信する。また、試験処理部274は、試験確認信号を送信した後の第4期間に試験確認応答信号を受信すると、タイミング生成部271から入力された第4タイミング信号の立ち上がりタイミングからの経過時間に基づいて、試験確認応答信号を送信した感知器4のアドレスを特定する。試験処理部274は、感知器4のアドレス及び試験結果を関連付けて指示処理部272に通知する。試験処理部274は、試験確認応答信号を送信した感知器4のアドレスに関連付けて、試験確認応答信号が示す試験結果を記憶部26に記憶させてもよい。
火災確認処理部275は、感知器線L2の電圧の変化に基づいて、感知器線L2を介して接続されたいずれかの感知器4が火災を感知したことを検出すると、タイミング生成部271から入力された第5タイミング信号が示すいずれかの第5期間に火災確認信号を感知器線L2に送信する。また、火災確認処理部275は、火災確認信号を送信した後の第6期間に火災確認応答信号を受信すると、タイミング生成部271から入力された第6タイミング信号の立ち上がりタイミングからの経過時間に基づいて、火災確認応答信号を送信した感知器4のアドレスを特定する。火災確認処理部275は、感知器4のアドレス及び試験結果を関連付けて指示処理部272に通知する。火災確認処理部275は、火災確認応答信号を送信した感知器4のアドレスに関連付けて、火災確認応答信号が示す火災発生状況を記憶部26に記憶させてもよい。
[感知器4の構成]
続いて、感知器4の構成について説明する。図6は、本実施形態に係る感知器4の構成を示す図である。感知器4は、通信部41と、火災検出部42と、記憶部43と、制御部44とを備える。制御部44は、信号送受信部441及びタイミング生成部442を有する。
通信部41は、感知器線L2を介して中継器2と通信を行う通信インターフェースである。通信部41は、火災検出部42が火災を検出した場合に感知器線L2の電圧を低下させる。また、通信部41は、中継器2に対して応答信号を送信する場合に、感知器4に割り当てられた期間に応答信号を送信する。
火災検出部42は、火災の発生を感知する熱センサー又は煙センサー等のデバイスを有する。火災検出部42は、火災の発生を感知した場合に、火災の発生を感知したことを示す信号を通信部41に通知する。
記憶部43は、ROMやRAM等の記憶媒体を含む。記憶部43は、アドレス設定器(例えばコンピュータ)により設定される感知器4のアドレスを記憶する。また、記憶部43は、感知器4が中継器2と通信を行う期間を規定する設定情報を記憶する。
制御部44は、例えば制御回路又はCPUを有しており、信号送受信部441及びタイミング生成部442として機能する。信号送受信部441は、中継器2から接続確認信号を受信すると、接続確認信号を送信した中継器2に応答信号を送信する応答信号送信部として機能する。信号送受信部441は、中継器2から送信される接続確認信号、試験確認信号及び火災確認信号を受信し、これらの信号に対する応答信号を送信する。
タイミング生成部442は、中継器2から接続確認信号、試験確認信号又は火災確認信号を受信したタイミングと、記憶部43に記憶されたアドレスに基づいて、これらの信号に対する応答信号を送信する期間を決定する。
[中継器2の動作フローチャート]
図7は、中継器2の動作フローチャートである。図7に示す動作フローチャートは、中継器2が火災受信機1から基準信号を受信した時点から開始している。タイミング生成部271は、受信した基準信号に基づいて各種のタイミング信号を生成する。
制御部27は、接続確認信号を送信する処理をするタイミングが到来したかどうかを監視する(S11)。制御部27は、例えばタイミング生成部271が第1タイミング信号を発生したことにより、接続確認処理部273が接続確認処理をするタイミングであると判定する(S11においてYES)。この場合、接続確認処理部273が、第1タイミング信号が示す接続確認信号を送信するために自身の中継器2に割り当てられた接続確認期間内の第1期間において、接続確認信号を送信する(S12)。
その後、接続確認処理部273は、接続確認応答信号を受信するまで待機し(S13)、接続確認応答信号を受信すると、接続確認応答信号を送信した感知器4のアドレスを、感知器線L2に接続されている感知器4のアドレスとして記憶部26に記憶させる(S14)。接続確認処理部273は、接続確認信号を送信してから所定のタイムアウト時間を経過しても接続確認応答信号を受信しない感知器4のアドレスを、感知器線L2に接続されていない感知器4のアドレスとして記憶部26に記憶させてもよい。
続いて、指示処理部272が火災受信機1から試験指示を受信すると(S15)、試験処理部274は、試験確認信号を送信する(S16)。試験処理部274は、試験確認信号に対する試験確認応答信号を受信するまで待機する(S17)。試験処理部274は、試験確認応答信号を受信すると、指示処理部272を介して、試験確認応答信号が示す試験結果を火災受信機1に送信する(S18)。
制御部27は、S11において接続確認信号を送信する処理をするタイミングが到来したと判定する前に(S11においてNO)、指示処理部272が火災受信機1から試験の指示を受信すると(S19においてYES)、他の中継器2に割り当てられた接続確認期間と異なる代替期間に接続確認信号を送信することを接続確認処理部273に指示する(S20)。接続確認処理部273は、指示に基づいて、試験用確認信号の送信用に割り当てられている第3期間、又は火災確認信号の送信用に割り当てられている第5期間に接続確認信号を送信する。
その後、接続確認処理部273は、接続確認応答信号を受信するまで待機し(S21)、接続確認応答信号を受信すると、接続確認応答信号を送信した感知器4のアドレスを、感知器線L2に接続されている感知器4のアドレスとして記憶部26に記憶させる(S22)。制御部27は、その後はS16以降の処理を実行する。
[本実施形態における効果]
以上説明したように、本実施形態に係る中継器2が有する接続確認処理部273は、接続確認処理部273が接続確認信号を送信する前に指示処理部272が火災受信機1から試験指示を受信した場合に、接続確認用期間よりも前の代替期間(例えば試験確認期間又は火災確認期間)において接続確認信号を送信する。接続確認処理部273がこのように動作することで、中継器2は、感知器4のアドレスを確認するために割り当てられた期間が到来するまでに長時間を要する場合に、感知器4のアドレスを中継器2が確認する前に火災受信機1から試験指示を受信したとしても、接続されている感知器4のアドレスを確認した上で、火災受信機1からの指示に応じて速やかに感知器4の試験結果を取得することが可能になる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。例えば、装置の分散・統合の具体的な実施の形態は、以上の実施の形態に限られず、その全部又は一部について、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。また、複数の実施の形態の任意の組み合わせによって生じる新たな実施の形態も、本発明の実施の形態に含まれる。組み合わせによって生じる新たな実施の形態の効果は、もとの実施の形態の効果を合わせ持つ。
1 火災受信機
2 中継器
3 中継盤
4 感知器
5 終端器
21 第1通信部
22 第2通信部
23 火災感知用電源
24 伝送用電源
25 モード切替部
26 記憶部
27 制御部
41 通信部
42 火災検出部
43 記憶部
44 制御部
271 タイミング生成部
272 指示処理部
273 接続確認処理部
274 試験処理部
275 火災確認処理部
441 信号送受信部
442 タイミング生成部

Claims (5)

  1. 警備員又は施設管理者に火災の発生を通知する火災受信機に接続される複数の中継器と、信号線を介して前記中継器に接続された火災を感知する感知器と、を備える火災感知システムであって、
    前記複数の中継器のそれぞれは、
    予め前記中継器に割り当てられた接続確認期間において、前記感知器が前記中継器と通信可能な状態で前記信号線に接続されていることを確認するために用いられる接続確認信号を前記信号線に送信する接続確認処理部と、
    前記火災受信機から試験指示を受信する指示処理部と、
    前記指示処理部が前記試験指示を受信したことに応じて、前記中継器に接続されている前記感知器に、試験結果を送信することを要求する試験確認信号を送信する試験処理部と、
    を有し、
    前記接続確認処理部は、前記接続確認処理部が前記接続確認信号を送信する前に前記指示処理部が前記試験指示を受信した場合に、前記中継器に接続されている前記信号線に、前記接続確認期間よりも前の代替期間において前記接続確認信号を送信し、
    前記感知器は、
    前記中継器から前記接続確認信号を受信すると、前記接続確認信号を送信した前記中継器に応答信号を送信する応答信号送信部を有する、
    火災感知システム。
  2. 前記複数の中継器には、それぞれ異なる期間に前記接続確認期間が割り当てられており、
    前記接続確認処理部は、前記接続確認処理部が前記接続確認信号を送信する前に前記指示処理部が前記試験指示を受信した場合に、他の中継器に割り当てられた前記接続確認期間と異なる前記代替期間において前記接続確認信号を送信する、
    請求項1に記載の火災感知システム。
  3. 前記接続確認処理部は、前記試験処理部が前記試験確認信号を送信することが可能な期間を前記代替期間として前記接続確認信号を送信する、
    請求項2に記載の火災感知システム。
  4. 前記接続確認処理部は、他の複数の前記中継器に割り当てられた複数の前記接続確認期間の間の期間を前記代替期間として前記接続確認信号を送信する、
    請求項2又は3に記載の火災感知システム。
  5. 警備員又は施設管理者に火災の発生を通知する火災受信機に接続され、信号線を介して感知器に接続される中継器であって、
    予め前記中継器に割り当てられた接続確認期間において、前記感知器が前記中継器と通信可能な状態で前記信号線に接続されていることを確認するために用いられる接続確認信号を前記信号線に送信する接続確認処理部と、
    前記火災受信機から試験指示を受信する指示処理部と、
    前記指示処理部が前記試験指示を受信したことに応じて、前記中継器に接続されている前記感知器に、試験結果を送信することを要求する試験確認信号を送信する試験処理部と、
    を有し、
    前記接続確認処理部は、前記接続確認処理部が前記接続確認信号を送信する前に前記指示処理部が前記試験指示を受信した場合に、前記中継器に接続されている前記信号線に、前記接続確認期間よりも前の代替期間において前記接続確認信号を送信する中継器。
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