JP2007219870A - 火災報知設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動的に接続データが実際の感知器接続状況に応じて簡単且つ正確に書替え可能とする。
【解決手段】受信機10に、感知器に固有で且つ検索コマンドに対し応答送信可能な種別を含む感知器接続データを火災感知器毎に格納するデータ管理部96と、中継器に種別要求コマンドを送信し、中継器から完了応答が受信された際に種別の転送を要求して転送された種別をRAM116の接続データテーブル120に書き込んで更新するデータ更新部98とを設ける。中継器は、受信機10からの種別要求コマンドを受信した際に、感知器回線に種別検索コマンドを送信して各火災感知器の応答上り信号から種別を取得して保持し、受信機の転送要求を受信した際に、保持している種別を受信機10に転送して更新させる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、受信機から引出された伝送路に中継器を接続すると共に、中継器から引出された感知器回線に複数の火災感知器を接続し、中継器から電圧を変化させることでコマンドを含む下り信号を送信し、火災感知器から電流を変化させることで応答を含む上り信号を送信する火災報知設備に関する。
従来、P型アドレッサブル火災感知器を中継器からの感知器回線に接続した火災報知設備にあっては、パルスカウント伝送方式ににより火災感知器に対するコマンド送信と感知器応答を処理している。
パルスカウント伝送方式にあっては、中継器が受信機からの伝送同期コマンドに基づいて中継器から火災感知器にコマンドと応答用パルスを含む下り信号を電圧変化で送信し、火災感知器から中継器にコマンド応答の上り信号を、応答用パルスの空きタイミングの電流変化で送信して火災を監視するようにしている。
火災感知器のアドレスは、応答用パルスのパルス数で決まる最大アドレスまで設定することができ、応答用パルスをカウントして自己アドレスに一致するタイミングで、その時のコマンドに対応した応答信号を中継器に上り信号として送信する。中継器は応答用パルスを計数しており、火災感知器からコマンド応答の上り信号を受信した時のカウンタ値から感知器アドレスを認識している。
このよう火災報知設備にあっては、受信機で火災監視制御を行うため、火災感知器の接続データが必要であり、アドレス、煙か熱かの種別、ブロック番号、連絡先、連動先、メッセージなどの感知器接続データを製造段階で火災感知器毎に準備し、EEPROM等の不揮発メモリに格納して受信機にセットし、受信機の電源投入に伴う立上げ時に、不揮発メモリからRAM等の揮発メモリに読出して展開し、火災監視に必要な感知器接続データを得るようにしている。
特開2005−004352号公報
ところで、このような火災報知設備にあっては、火災報知設備を設置した後の運用中に、設置している建物や施設のテナントが変わってフロアの間仕切り変更などで行われる場合、これに伴って火災感知器を例えばそれまでの熱感知器から煙感知器に変更したり、新たに火災感知器を追加したり、撤去する場合がある。
しかしながら、火災感知器の変更、追加、撤去に対しては、受信機に登録している感知器接続データを変更する必要があり、受信機にセットしているEEPROMを外して工場などに持ち帰り、書替用のアプリケーションを使用して感知器接続データを変更しているが、手間と時間がかかる問題がある。
この問題を解消するため、受信機自体で感知器接続データを変更できるようにしたものもあるが(特許文献1)、感知器接続データの変更はEEPROM等の不揮発メモリに格納している接続データの書替えを必要とするため、受信機を通常の監視モードから保守点検のためのメンテナンスモードに変更して行う必要があり、このため変更作業は夜間などの時間帯の作業となり、作業負担が大きいという問題がある。
また接続データを書替え可能とするため、EEPROMの不揮発メモリの書替え機能や接続データ変更のアプリケーションを受信機MPUに持たせなければならず、受信機の機能構成が複雑化し、コストアップになる問題がある。
更に、感知器接続データの変更は画面操作による人為的な操作となるため、感知器接続データを誤って変更、追加又は削除する可能性があり、変更作業は慎重に進めなければならず、この点でも作業負担が大きいという問題がある。
本発明は、火災感知器の変更、追加、撤去に伴い感知器接続データの中の変更を必要とするデータを特定の属性データ、例えば種別に絞り、受信機から中継器に対する取得要求により自動的に火災感知器の種別を取得し、実際の感知器接続状況に応じて簡単且つ正確に変更できる火災報知設備を提供することを目的とする。
本発明は、受信機から引出された伝送路に中継器を接続すると共に、中継器から引出された感知器回線に複数の火災感知器を接続し、中継器からコマンドを含む下り信号を送信し、火災感知器からコマンド応答の上り信号を送信する火災報知設備を対象とする。
このような火災報知設備につき本発明は、
受信機に、
感知器に固有で且つコマンドに対し応答送信可能な属性データを含む感知器接続データを火災感知器毎に格納するデータ記憶部と、
中継器に前記属性データの要求コマンドを送信し、中継器から完了応答が受信された際に属性データの転送を要求して転送された属性データを前記接続データ記憶部の感知器接続データに書き込んで更新するデータ更新部と、
を設け、
中継器に、
受信機からの属性データの要求コマンドを受信した際に、感知器回線に属性データ検索コマンドを送信して各火災感知器の応答上り信号から属性データを取得して保持し、属性データの検索を完了した時点で受信機に完了応答を送信するデータ検索部と、
受信機から属性データの転送要求を受信した際に、保持している属性データを受信機に転送するデータ転送部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の具体的な形態にあっては、感知器に固有で且つ検索コマンドに対し応答送信可能な属性データは、例えば火災感知器が煙感知器か熱感知器かを示す種別であり、属性データを種別とした場合、本発明の火災報知設備にあっては、
受信機に、
種別を含む感知器接続データを火災感知器毎に格納するデータ記憶部と、
中継器に種別の要求コマンドを送信し、中継器から完了応答が受信された際に種別の転送を要求して転送された種別をデータ記憶部の感知器接続データに書き込んで更新するデータ更新部と、
を設け、
中継器に、
受信機からの種別の要求コマンドを受信した際に、感知器回線に種別検索コマンドを送信して各火災感知器の応答上り信号から種別を取得して保持し、種別の検索を完了した時点で受信機に完了応答を送信するデータ検索部と、
受信機から種別の転送要求を受信した際に、保持している種別を受信機に転送するデータ転送部と、
を備えたことを特徴とする。
ここで、受信機のデータ更新部は、中継器から火災感知器のパワーオン要求信号を受信した際に、種別の取得を中継器に要求する。
また、受信機のデータ更新部は、保守モードを選択操作した状態でイニシャルセット操作が判別された際に、種別の取得を中継器に要求する。例えば受信機のデータ更新部は、選択操作に基づき特定の感知器回線又は特定の火災感知器に対する種別の取得を中継器に要求する。
更に、受信機のデータ更新部は、所定期間ごとに実行される定期自己診断処理の際に、種別の取得を前記中継器に要求する。
受信機のデータ記憶部は、
種別を空きデータとした感知器接続データを記憶した不揮発メモリと、
パワーオンスタート時に不揮発メモリから感知器接続データを読み出して記憶する揮発メモリと、
を備え、
受信機のデータ更新部は、中継器から転送された種別を揮発メモリに展開した感知器接続データに書き込んで初期設定又は更新する。
中継器から火災感知器に送信する種別検索コマンドは、熱感知器から種別応答の上り信号を送信させる熱感知器用の種別検索コマンドと、煙感知器から種別応答の上り信号を送信させる煙感知器用の種別検索コマンドである。
本発明によれば、テナントの変更などで、火災感知器の種別変更が発生しても、変更後の火災感知器からのパワーオン要求信号の受信、画面操作によるイニシャルセット操作、或いは定期自己診断を契機として、火災感知器に対する種別検索の実行により火災感知器のもつ種別を取得して感知器接続データの書替えによる自動更新が行われ、感知器接続データの変更に必要な手間と時間を低減し、変更に伴う費用を低減できる。
またパルスカウント伝送方式の場合には、感知器回線に接続できる火災感知器の最大数(最大アドレス)がコマンドと共に送信する応答用パルスのパルス数により例えば38アドレスと決まっており、このため、感知器種別以外のアドレス、ブロック番号、連絡先、連動先、メッセージなどのデータは固定的なデェフォルトデータとするできるため変更する必要がなく、火災感知器に固有で且つ検索コマンド等で読み出すことのできる種別などの属性データに書替え対象を絞り込むことで、感知器接続データの自動書替えを簡単且つ正確に行うことができる。
また例えば1週間に1回の周期で実行される定期自己診断に感知器種別を取得して感知器接続データを更新する処理を連携させておくことで、火災感知器を変更した後に特別な操作や処理を行わずにそのまま放置しておいても、いずれ実行される定期自己診断の際に、変更後の種別への更新が自動的に行われることとなり、火災感知器の変更に伴う感知器接続データの人為的な書替え作業を不要にすることができる。
更に、火災感知器の変更のみならず、火災感知器を追加した場合や撤去した場合についても、追加した際の火災感知器からのパワーオン要求信号の受信、画面操作によるイニシャルセット操作、或いは定期自己診断を契機として、自動的に受信機の感知器接続データを変更することができる。
図1は本実施形態による火災報知設備の構成を示したブロック図である。図1において、受信機10から引き出された伝送線18及び中継器制御線19に対し複数の中継器12が接続されており、中継器12からは感知器回線20が引き出され、それぞれ複数の火災感知器14−1〜14−nを接続している。
図2は図1における受信機10の実施形態を示したブロック図である。図2において、受信機10には受信機CPU100が設けられ、受信機CPU100にはプログラム制御により実行される機能として、火災監視部94、データ管理部96及びデータ更新部98の機能が設けられている。
また受信機CPU100に対しては、伝送回路102、電源部104、表示部106、操作部108、音響警報部110、移報部112、EEPROM114及びRAM116を設けている。
更に受信機CPU100にはプログラム制御により実現される機能として、火災監視部94、データ管理部96及びデータ更新部98を設けている。火災監視部94は、伝送回路102に対する指示で伝送線18により図1の中継器に対し所定間隔例えば9秒間隔で伝送同期コマンドを送っており、この伝送同期コマンドの間に所定回数、ポーリングコマンドを送っている。
火災監視部94が中継器からの火災割込信号を受信すると、表示部106を使用して火災警報表示を行い、音響警報部110から音響警報を出すと共に、必要に応じて移報部112から移報信号を出力して、連動機器としての防排煙扉や警報ベルなどを連動制御するようにしている。操作部108としては、表示部106に使用しているタッチパネル付きの操作画面を備え、それ以外に適宜の火災監視に必要なスイッチが設けられている。
データ管理部96は中継器を介して感知器回線に接続している火災感知器の感知器接続データを管理している。本実施形態にあっては、不揮発メモリであるEEPROM114に火災感知器のデェフォルト接続データテーブル118を格納しており、火災受信機10の電源投入により設備を立ち上げた際に、EEPROM114のデェフォルト接続データテーブル118が受信機CPU100により読み出され、RAM116に接続データテーブル120として展開され、火災監視部94による火災監視に必要なデータとして使用される。
図3は受信機10のEEPROM114に格納されたデェフォルト接続データテーブル118の説明図であり、図1の中継器から引き出された感知器回線に接続可能な接続数である38台の火災感知器の接続データを例にとっている。
図3のデェフォルト接続データテーブル118にあっては、中継器アドレス、種別、回線番号、ブロック番号、地区名称、連動先データ、感知器アドレス、種別を登録しており、中継器からは4回線が引き出され、その内の2回線を示しており、各回線には38台分の火災感知器に分けて感知器アドレス1〜38が格納され、また種別の格納領域が設けられている。
デェフォルト接続データテーブル118は受信機10の工場段階で予め作成され、EEPROM114に書き込まれ、受信機10にセットされている。
ここでデェフォルト接続データテーブル118の格納データのうち、種別については全て空きデータとなっている。このため、図2において受信機10が電源投入により立ち上がってRAM116に接続データテーブル120を展開した初期段階では、図2と同じ種別が空きデータの状態にある。
種別の空きデータは電源投入後の初期化処理に伴う種別更新処理を通じて自動的に取得され、運用開始時には、図4の接続データテーブル120に示すように、種別の領域に実際に設置している火災感知器から取得された種別として「煙」または「熱」が格納される。なおアドレス36における種別の「空き」については、このアドレス位置に火災感知器が接続されていないことを意味する。
再び図2を参照するに、受信機CPU100に設けたデータ更新部98は、所定の種別更新タイミングを契機として中継器に種別要求コマンドを送信し、中継器からコマンド完了応答が受信された際に、種別の転送を要求して、転送された種別をRAM116に展開している接続データテーブル120に書き込んで更新する。
このデータ更新部98による接続データテーブル120の更新は、受信機10の電源を投入して立ち上げた際と、運用中に中継器からの感知器回線に接続している火災感知器を変更、追加、撤去などを行った場合に実行される。
本実施形態にあっては、データ更新部98が接続データテーブル120の種別を更新する契機は次のいずれかとなる。
(1)火災感知器を変更または追加することでパワーオン要求信号を受信した場合;
(2)操作部108による画面操作でイニシャルセットが指示された場合;
(3)火災監視部94により1週間に1回行われる定期点検診断が開始された場合;
もちろん、前記(1)〜(3)以外の適宜のタイミングでデータ更新部98による種別の更新処理を行うことが可能である。
図5は本実施形態における中継器の実施形態を示したブロック図である。図5において中継器12は、伝送回路22、中継器CPU24、電源部26、電流検出回路28、送信回路30、応答信号検出回路32を備えている。中継器CPU24にはプログラム制御により実現される機能として、中継処理部34、データ検索部35及びデータ転送部36を設けている。
中継処理部34は受信機10から伝送同期コマンドを受信するごとに、断線監視コマンドと正常監視コマンドを、送信回路30を駆動して感知器回線20に送出する。断線監視コマンドの下り信号に対しては、終端設定された火災感知器14−nがコマンド応答の上り信号を送信する。また正常監視コマンドの下り信号に対しては、全ての火災感知器14−1〜14−nがコマンド応答の上り信号を送信する。
中継器12から感知器回線20に送信される下り信号は、感知器回線の電圧を変化させるいわゆる電圧モードの信号である。これに対し火災感知器14−1〜14−nから送信される上り信号は、感知器回線20に流れる電流を変化させるいわゆる電流モードの信号である。
中継処理部34は、火災感知器14−1〜14−nのいずれかで火災を検出すると、感知器回線20に対し火災割込信号が送信されることから、この火災割込信号を受信して感知器アドレス検索コマンドを送信し、発報した火災感知器の感知器アドレスを取得する。
火災感知器による発報時の火災割込信号の送信は、例えば一定の時間間隔で3回連続して行われ、中継処理部34にあっては、2回の火災割込信号の受信による感知器アドレス検索コマンドの検索結果が2回一致した感知器アドレスが得られたら火災発報を特定し、そして3回目の火災割込信号の受信で火災を確定し、受信機10に対し火災検出を火災割込信号により通知し、火災警報を行わせる。
中継器CPU24に設けたデータ検索部35は、受信機10から種別要求コマンドを受信した際に、感知器回線20に種別検索コマンドを送信し、各火災感知器の応答上り信号から種別を取得して保持し、種別検索を完了した時点で受信機10に対し完了応答を送信する。
データ転送部36は、データ検索部35からの完了応答に対し、受信機10から種別の転送要求、具体的には2次側要求コマンドを受信した際に、メモリに保持している種別を受信機10に転送して、接続データテーブルの更新を行わせる。
図6は図5の中継器12で使用される一括コマンド一覧を示している。この一括コマンド一覧にあっては、受信機10からの同期伝送コマンドに伴って交互に送信されるコマンドコード04の断線監視コマンド、コマンドコード08の正常監視コマンドがあり、断線監視コマンドは終端感知器の呼出しであり、応答端末は終端感知器となる。また正常監視コマンドは全ての火災感知器の呼出であり、応答端末としては感知器回線に接続している全ての正常な火災感知器がコマンド応答を出すことになる。
また図5のデータ検索部35で使用する検索コマンドとして、コマンドコード05と06の種別要求コマンドが設けられている。コマンドコード05の種別要求コマンドは煙感知器の呼出しに使用され、応答端末は煙感知器となる。またコマンドコード06の種別要求コマンドは熱感知器の呼出しに使用され、応答端末は熱感知器のみとなる。
図7は本実施形態における火災感知器14の実施形態を示したブロック図である。図7において、火災感知器14は、無極性ノイズ吸収回路37、9ボルト出力の定電圧回路38、3ボルト出力の定電圧回路40、リセット監視回路42、感知器CPU44、揮発メモリであるEEPROM46、パルス駆動回路48、サーミスタなどの温度検出素子50、温度検出回路52、伝送信号検出回路54及び応答信号送出回路56を備えている。
感知器CPU44に設けたEEPROM46には、この火災感知器14が熱感知器であることを示す種別データ47が記憶され、更に感知器アドレスが記憶されており、感知器回線20の電源投入に伴うリセット監視回路42による感知器CPUのリセットスタートによる初期化処理で、EEPROM46より感知器アドレスを含む各種設定情報を内部のRAMに展開し、感知器制御を行う。
感知器CPU44にはプログラム制御により実現される機能として、感知器応答部64とパワーオン要求部65が設けられている。感知器応答部64は中継器12からのコマンドと応答用パルスからなる下り信号を受信し、応答用パルスをカウントした値が自己アドレスに一致した際の応答用パルスの空きタイミングで、このとき受信しているコマンドに対応した応答信号としての上り信号を送信する。
例えば中継器12からの正常監視コマンドを含む下り信号は、伝送信号検出回路54で検出されて感知器CPU44に入力され、コマンド内容を解読した後、火災感知器14に異常がなければ、感知器応答部64が応答用パルスのカウント値が自己アドレスに一致した直後の空きタイミングで応答信号を応答信号送出回路56に出力し、感知器回線の電流変化によりコマンド応答の上り信号を送信する。火災感知器14に異常がある場合には、コマンド応答の上り信号は送信されない。
パワーオン要求部65は、感知器回線20から電源供給を受けて起動した後に、中継器12から送信される下り信号の最初の正常監視コマンド又は断線監視コマンドを受信した際に、パワーオン要求信号を応答信号送出回路56の駆動で中継器に送信する。この火災感知器14の電源投入に伴うコマンド応答信号としてのパワーオン要求信号は、中継器12で受信された後、受信機10に転送され、パワーオン要求を判別した受信機10は種別更新処理を起動することになる。
ここで火災感知器14のパルス駆動回路48は、感知器CPU44からの一定時間間隔の駆動パルスを受けて温度検出素子50であるサーミスタを駆動しており、検出タイミングごとに温度検出回路52で温度を検出して感知器CPU44に読み込み、予め設定した火災温度を超えたことで火災発報を検出し、伝送信号検出回路54を使用して火災割込信号を感知器回線20に送信する。
本実施形態にあって、感知器CPU44は火災発報を検出すると、中継器12からの正常監視コマンドの送信間隔内で連続して例えば3回、火災割込信号を送信する。正常監視コマンドが例えば9秒間隔で送信されているとすると、火災発報時に火災検出器14は3秒間隔で連続して火災割込信号を送信する。
このような火災感知器14からの火災割込信号につき、1回目と2回目については中継器12は感知器番号の検索コマンドを発行して感知器番号を取得し、3回目の火災割込信号の受信で感知器番号の検索結果が2回一致したことを条件に火災を確定して、受信機10に火災発生を通報する。
中継器12で3回の火災割込信号について火災が確定されると、中継器12は発報表示灯制御コマンドを送信し、これを受けて火災感知器14は作動表示灯(図示せず)を点灯する。
中継器12にあっては、第1報目で火災を確定すると、その後、一定周期で連続して感知器アドレス検索コマンドを発行しており、したがって2報目の火災感知器が発報すると、感知器アドレス検索コマンドに対し感知器アドレス応答信号を送信することで、中継器12側において2報目、更に3報目といった同一感知器回線20における火災発報を認識することができる。
なお図7の火災感知器14にあっては、サーミスタなどの温度検出素子50による熱感知器を例に取るものであったが、発光素子と受光素子を備えた散乱光式煙検出部を備えた火災感知器であってもよいことはもちろんである。
図8は本実施形態で受信機10から送信する伝送同期コマンドとこれに同期して中継器から火災感知器に送信する断線監視コマンド及び正常監視コマンドの送信タイミングのタイムチャートである。
図8(A)の伝送同期コマンド66は、受信機10から中継器12に対し一定周期で送信され、伝送同期コマンド66に基づき中継器12は、図8(B)のように断線監視コマンド68と正常監視コマンド70を交互に送信する。
図9は本実施形態の中継器12と火災感知器14の間のコマンド送信の下り信号とコマンド応答の上り信号のタイムチャートである。図9(A)はコマンド送信の下り信号であり、感知器回線の定常電圧を例えば19ボルトとすると、19ボルトから31ボルトに変化させている。
電圧変化で行うコマンド送信用の下り信号は、スタートパルス71、基準パルス72、コマンド74,76及び応答用パルス78で構成される。本実施形態において、感知器回線20に接続可能な火災感知器の最大数は例えば38台であり、このためコマンド74に続いて38個の応答用パルス78を送信している。またコマンド74,76は同じコマンドであり、2連送することで信頼性を上げている。
火災感知器14−1〜14−38にあっては、下り信号のコマンド76に続く応答用パルス78をカウントし、カウント値が予め設定した自己アドレスに一致すると、その直後の応答用パルス78の空きタイミングで電流変化によるコマンド応答の上り信号を送信する。図9(B)は感知器回線に接続している38台の火災感知器が一括コマンドである正常監視コマンドを受信してコマンド応答の上り信号を送出した場合である。
コマンド応答の上り信号は、図9(C)のアドレス1〜38の火災感知器14−1〜14−38に示すように、応答用パルス78をカウントして各アドレスに一致するタイミングで、それぞれの火災感知器がコマンド応答上り信号82−1〜82−38を送信しており、その合成信号が図9(B)の上り信号として感知器回線に送信されることになる。
図10は中継器と火災感知器の間の種別検索コマンドの下り信号とコマンド応答の上り信号のタイムチャートである。図10(A)の下り信号のコマンド74,76としては、種別検索の際には、図6の一括コマンド一覧のコマンドコード「05」の煙感知器を対象とした種別要求コマンドと、コマンドコード「06」の熱感知器を対象とした種別要求コマンドの送信が行われる。
ここでコマンド74,76として煙感知器用の種別検索コマンドを送信したとすると、この例ではアドレス1,2及び37の火災感知器14−1,14−2,14−37が煙感知器であり、それ以外は熱感知器であったとすると、応答用パルス78の1番目、2番目及び37番目の空きパルスのタイミングで火災感知器14−1,14−2,14−37のアドレス1,2,37に示すように上り信号が送信され、この合成信号が図10(B)の上り信号として中継器12で受信されることになる。
このような煙感知器を対象とした種別検索コマンドに対するコマンド応答の上り信号につき、中継器12にあっては、コマンド応答の上り信号を受信したタイミングにおける応答用パルス78のカウント値から種別応答した煙感知器のアドレスを認識し、アドレス及び種別をメモリに保存する。
図11は受信機10の同期伝送コマンドに対応した中継器12の正常監視と断線監視のタイムチャートである。図11において、受信機10は、ステップS1で同期伝送コマンドを中継器12に送信すると、これを受けて中継器12は、ステップS101で同期伝送コマンドが奇数タイミングであったとすると、断線監視コマンドを送信する。断線監視コマンドは火災感知器14−1〜14−38で受信されるが、終端の火災感知器14−38のみが終端設定されていることから、ステップS401で火災感知器14−38が断線監視応答の上り信号を送信する。
この応答信号を中継器12で受信すると、ステップS102で回線正常判定とする。もし断線監視の応答信号が得られなかった場合には、例えば連続して3回応答が得られなかった場合に、感知器回線の断線を確定して受信機10に断線障害を通知する。
続いて受信機10は、9秒後の次のステップS2で同期伝送コマンドを中継器12に送信しており、この同期伝送コマンドは偶数タイミングであることから、中継器12はステップS103で正常監視コマンドを感知器回線20に接続する。
火災感知器14−1〜14−38は、感知器回線20に正常に接続され且つ障害もない場合には、ステップS201,301,・・・S402に示すように、それぞれ下り信号の自己アドレスに対応した応答パルスの空きタイミングで正常監視応答の上り信号を応答送信する。中継器12はステップS104で全ての火災感知器14−1〜14−38から上り信号を受信すると、接続感知器正常判定を行うことになる。
図12及び図13は火災感知器の変更に伴うパワーオン要求を契機に実行される種別更新処理のタイムチャートである。図13は、火災感知器14−2がそれまでの熱感知器から煙感知器に変更されてパワーオンスタートした状態にあり、この状態で受信機10がステップS1で同期伝送コマンドを送信したとすると、このコマンドは火災感知器14−2が変更されてから最初に受信したコマンドであることから、ステップS301でパワーオン要求信号を中継器12に送信する。また終端設定された火災感知器14−38は、ステップS401で断線監視応答の送信を行う。
中継器12はステップS102で回線正常を判定すると共に、火災感知器14−2からのパワーオン要求信号を保持する。続いて受信機10は、ステップS2で同期伝送コマンドの送信間隔の間にポーリングコマンドを送ってくることから、ポーリングコマンドに対し中継器12は、ステップS103でパワーオン要求信号を受信機10に送信する。
受信機10は、ステップS3でパワーオン要求信号に基づき感知器の変更後の接続によるパワーオンを認識し、種別更新処理を起動する。種別更新処理は、ステップS4で中継器12に対し種別要求コマンドを送信する。これに対し中継器12は、ステップS104でコマンド受信と応答を開始する。
続いて受信機10は、ステップS5で伝送グループ設定コマンドを送信する。この伝送グループ設定コマンドにより、中継器12にあっては、ステップS105で感知器への伝送出力タイミングを取得する。そしてコマンド受信応答を受信機に返す。
続いてステップS6で次の同期伝送コマンドの送信を受信機10が行い、これは中継器12においてステップS106の正常監視コマンドの送信となり、火災感知器14−1〜14−38の全てが、ステップS201,S301,・・・S402のように正常監視応答送信を行い、ステップS107で接続感知器正常判定が行われる。
続いて図13のステップS7で受信機10が同期伝送コマンドを送信すると、中継器12は、ステップS108で煙感知器を対象とした種別要求コマンドを送信する。この種別要求コマンドに対し、煙感知器である火災感知器14−1,14−2が、ステップS202,S303のように種別応答の上り信号を送信する。
これを受けて中継器12は、ステップS104で、種別が煙であることを応答した感知器のアドレスをメモリに保存する。続いてステップS110で熱感知器を対象とした種別要求コマンドを送信すると、例えば熱感知器である火災感知器14−38がステップS403で種別応答の上り信号を送信し、中継器12はステップS111で、種別が熱であることを応答した感知器のアドレスをメモリに保存する。もちろん他の火災感知器14−3〜14−37についても、煙感知器用または熱感知器用の種別検索コマンドに対しそれぞれ応答することになる。
続いて受信機10はステップS8で同期伝送コマンドを送信し、これは中継器12のステップS112で断線監視コマンドの送信となり、ステップS113で感知器正常判定を行う。続いて受信機10は、同期伝送コマンド送信周期の間にポーリングコマンド送信をステップS9で行い、ポーリングコマンド送信に対し中継器12はステップS114で種別要求コマンドの完了通知を行う。
これを受けて受信機10はステップS10で2次側要求コマンドを送信し、中継器12は、ステップS115でメモリに保存している感知器アドレスと種別を応答送信する。この中継器12からの種別とアドレスの応答送信を受けて、受信機10はステップS11で図2のRAM116に展開している接続データテーブル120の種別を書き替えて更新する。
図14は図12及び図13の種別更新処理で書き替えられた接続データテーブル120の例である。ここで図4のように、種別更新前の接続データテーブル120にあっては、矢印Aで示すアドレス2の火災感知器は種別が「熱」であったものが、火災感知器を熱感知器から煙感知器に変更した後の種別更新処理に伴い、図14の矢印Aのアドレス2の火災感知器の種別のように「煙」に書き替えられる。
また図14の種別更新前の接続データテーブル120の矢印Bで示すアドレス36の火災感知器にあっては、種別が「空き」となっており、火災感知器を接続していない空き状態にあることを示しているが、アドレス36に新たに熱感知器を接続したとすると、種別更新処理による更新結果として矢印Bのアドレス36の火災感知器の種別に、新たに「熱」の種別の書込みが行われる。
更に火災感知器を撤去したような場合にあっては、種別更新処理により種別情報が得られないことから、それまで種別領域に格納されていた「煙」または「熱」の種別がクリアされて「空き」に更新されることになる。
図15は画面操作によるイニシャルセットを契機に実行される種別更新処理のタイムチャートである。図15において、火災感知器14−2を熱感知器から煙感知器に変更した後、受信機10においてステップS1のように画面操作により保守モードと回線を指定してイニシャルセットを指示すると、ステップS2で感知器の交換接続を認識して種別更新処理を起動する。この種別更新処理を起動した後のステップS3以降の処理は、図12の受信機10におけるステップS4以降の処理と同じになることから省略する。
図16は種別更新処理の契機となるイニシャルセットを行う画面操作の説明図である。図16(A)はイニシャルセットを行う際の保守画面122であり、保守画面122の中にメニューとしてイニシャルセットボタン124が設けられていることから、これをマウスクリックする。
このイニシャルセットボタン124のマウスクリックにより図16(B)のイニシャルセット画面125に切り替わり、スクロールキーによりイニシャルセットを行う回線選択領域126を選択する。この回線選択により図17のイニシャルセット画面125に切り替わり、イニシャルセットボタン130を押すことで図15のステップS1のイニシャルセット指示が判別され、感知器の交換接続を認識して種別更新処理が起動されることになる。
図18は受信機10における定期点検診断を契機に実行される種別更新処理のタイムチャートである。図18において、受信機10は例えば1週間に1回、定期点検診断処理を実行しており、ステップS2で定期点検診断タイミングを判定すると、ステップS3で種別要求コマンドを中継器12に送信し、これは図12のステップS4の処理と同じであり、それ以降は図12のステップS5及び図13のステップS11に対応した種別更新処理を実行することになる。
この定期点検診断を契機に実行される種別更新処理にあっては、火災感知器を変更、追加あるいは撤去した際に、特別な操作や指示を受信機10で行わずにそのまま放置していたとしても、1週間に1回行われる定期点検診断処理の際に自動的に種別更新処理が実行され、変更後の火災感知器の種別情報が取得されて自動的に種別更新が行われることになる。
なお本実施形態は、火災感知器自体が保有する固有のデータで且つコマンドにより火災感知器から読み出すことのできる属性データとして種別を例にとるものであったが、受信機の火災監視処理に使用する火災感知器の感知器接続データの内容として種別データと同等な属性データであれば、同様にして属性データ取得処理により火災感知器から自動的に属性データを取得して更新するようにしてもよい。
また本実施形態は、中継器からコマンド及び応答用パルスを下り信号として送信し、火災感知器側でコマンドを解読すると共に、応答用パルスをカウントして自己アドレスに一致した空きタイミングで上り信号を応答送信するパルスカウント伝送方式を例に取るものであったが、中継器と火災感知器の間でコマンド、アドレス、データによる電文による双方向伝送機能を備えたデータ伝送方式を採用する火災報知設備についても適用することができる。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
中継器と火災感知器による本実施形態の火災報知設備の実施形態を示したブロック図 本実施形態における受信機の実施形態を示したブロック図 受信機のEEPROMに格納されたデェフォルト接続テーブルの説明図 RAMに展開した後に種別が書き込まれた接続データテーブルの説明図 本実施形態における中継器の実施形態を示したブロック図 本実施形態の中継器から送信する一括コマンド一覧の説明図 本実施形態における火災感知器の実施形態を示したブロック図 受信機の伝送同期コマンドによる中継器からの断線監視コマンドと正常監視コマンドの送信タイミングのタイムチャート 中継器と火災感知器の間のコマンド送信の下り信号とコマンド応答の上り信号のタイムチャート 中継器と火災感知器の間の種別検索コマンドの下り信号とコマンド応答の上り信号のタイムチャート 受信機の伝送同期コマンドに対応した中継器の正常監視と断線監視のタイムチャート 火災感知器の変更に伴うパワーオン要求を契機に実行される種別更新処理のタイムチャート 図12に続く種別更新処理のタイムチャート 熱感知器から煙感知器の変更に伴って更新された接続テーブルの説明図 画面操作によるイニシャルセットを契機に実行される種別更新処理のタイムチャート イニシャルセットを行う画面操作の説明図 図16に続く画面操作の説明図 定期点検診断を契機に実行される種別更新処理のタイムチャート
符号の説明
10:受信機
12,12−1,12−2:中継器
14−1〜14−n:火災感知器
18:伝送線
19:中継器制御線
20,20−1,20−2:感知器回線
22,102:伝送回路
24:中継器CPU
26,104:電源部
28:電流検出回路
30:送信回路
32:応答信号検出回路
34::中継処理部
35:データ検索部
36:データ転送部
37:無極性・ノイズ吸収回路
38,40:定電圧回路
44,46:定電圧回路
42:リセット監視回路
44:感知器CPU
46:EEPROM回路
47:種別データ
48:パルス駆動回路
50:温度検出素子
52:温度検出回路
54:伝送信号検出回路
56:応答信号送出回路
64:感知器応答部
65:パワーオン要求部
66:伝送同期コマンド
68:断線監視コマンド
70:正常監視コマンド
71:スタートパルス
72:基準パルス
74,76:コマンド
78:応答用パルス
80:予備応答用パルス
82−1〜82−38:コマンド応答上り信号
94:火災監視部
96:データ管理部
98:データ更新部
100:受信機CPU
106:表示部
108:操作部
110:音響警報部
112:移報部
114:EEPROM
116:RAM
118:デェフォルト接続データテーブル
120:接続データテーブル
122:保守画面
124,130:イニシャルセットボタン
125:イニシャルセット画面
126:回線選択領域

Claims (8)

  1. 受信機から引出された伝送路に中継器を接続すると共に、前記中継器から引出された感知器回線に複数の火災感知器を接続し、前記中継器からコマンドを含む下り信号を送信し、前記火災感知器からコマンド応答の上り信号を送信する火災報知設備に於いて、
    前記受信機に、
    感知器に固有で且つコマンドに対し応答送信可能な属性データを含む感知器接続データを前記火災感知器毎に格納するデータ記憶部と、
    前記中継器に前記属性データの要求コマンドを送信し、前記中継器から完了応答が受信された際に前記属性データの転送を要求して転送された属性データを前記接続データ記憶部の感知器接続データに書き込んで更新するデータ更新部と、
    を設け、
    前記中継器に、
    前記受信機からの属性データの要求コマンドを受信した際に、前記感知器回線に属性データ検索コマンドを送信して前記各火災感知器の応答上り信号から属性データを取得して保持し、前記属性データの検索を完了した時点で前記受信機に完了応答を送信するデータ検索部と、
    前記受信機から前記属性データの転送要求を受信した際に、保持している属性データを受信機に転送するデータ転送部と、
    を備えたことを特徴とする火災報知設備。
  2. 受信機から引出された伝送路に中継器を接続すると共に、前記中継器から引出された感知器回線に複数の火災感知器を接続し、前記中継器から電圧を変化させることでコマンドと応答用パルスを含む下り信号を送信し、前記火災感知器から前記応答用パルスの空きタイミングで電流を変化させることで上り信号を送信する火災報知設備に於いて、
    前記受信機に、
    種別を含む感知器接続データを前記火災感知器毎に格納するデータ記憶部と、
    前記中継器に前記種別の要求コマンドを送信し、前記中継器から完了応答が受信された際に前記種別の転送を要求して転送された種別を前記データ記憶部の感知器接続データに書き込んで更新するデータ更新部と、
    を設け、
    前記中継器に、
    前記受信機からの種別の要求コマンドを受信した際に、前記感知器回線に種別検索コマンドを送信して前記各火災感知器の応答上り信号から種別を取得して保持し、前記種別の検索を完了した時点で前記受信機に完了応答を送信するデータ検索部と、
    前記受信機から前記種別の転送要求を受信した際に、保持している種別を受信機に転送するデータ転送部と、
    を備えたことを特徴とする火災報知設備。
  3. 請求項2記載の火災報知設備に於いて、前記受信機のデータ更新部は、前記中継器から火災感知器のパワーオン要求信号を受信した際に、前記種別の取得を前記中継器に要求することを特徴とする火災報知設備。
  4. 請求項2記載の火災報知設備に於いて、前記受信機のデータ更新部は、保守モードを選択操作した状態でイニシャルセット操作が判別された際に、前記種別の取得を前記中継器に要求することを特徴とする火災報知設備。
  5. 請求項2記載の火災報知設備に於いて、前記受信機のデータ更新部は、選択操作に基づき特定の感知器回線又は特定の火災感知器に対する種別の取得を前記中継器に要求することを特徴とする火災報知設備。
  6. 請求項2記載の火災報知設備に於いて、前記受信機のデータ更新部は、所定期間ごとに実行される定期自己診断処理の際に、前記種別の取得を前記中継器に要求することを特徴とする火災報知設備。
  7. 請求項2記載の火災報知設備に於いて、
    前記受信機のデータ記憶部は、
    種別を空きデータとした感知器接続データを記憶した不揮発メモリと、
    パワーオンスタート時に前記不揮発メモリから前記感知器接続データを読み出して記憶する揮発メモリと、
    を備え、
    前記受信機のデータ更新部は、前記中継器から転送された種別を前記揮発メモリに展開した感知器接続データに書き込んで初期設定又は更新することを特徴とする火災報知設備。
  8. 請求項2記載の火災報知設備に於いて、前記種別検索コマンドは、熱感知器から種別応答の上り信号を送信させる熱感知器用の種別検索コマンドと、煙感知器から種別応答の上り信号を送信させる煙感知器用の種別検索コマンドであることを特徴とする火災報知設備。
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