JP6544903B2 - 無線防災システム、センサノード及び中継器ノード - Google Patents

無線防災システム、センサノード及び中継器ノード Download PDF

Info

Publication number
JP6544903B2
JP6544903B2 JP2014190606A JP2014190606A JP6544903B2 JP 6544903 B2 JP6544903 B2 JP 6544903B2 JP 2014190606 A JP2014190606 A JP 2014190606A JP 2014190606 A JP2014190606 A JP 2014190606A JP 6544903 B2 JP6544903 B2 JP 6544903B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
node
wireless
wireless tag
control unit
setting device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014190606A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016062371A (ja
Inventor
嘉夫 中村
嘉夫 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hochiki Corp filed Critical Hochiki Corp
Priority to JP2014190606A priority Critical patent/JP6544903B2/ja
Publication of JP2016062371A publication Critical patent/JP2016062371A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6544903B2 publication Critical patent/JP6544903B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Fire Alarms (AREA)

Description

本発明は、無線式感知器などのセンサノードから無線送信された電文を受信機に伝送して警報させる無線防災システム、センサノード及び中継器ノードに関する。
従来、火災を監視する無線式の防災監視システムにあっては、ビルの各フロアといった警戒区域にセンサノードとして機能する複数の無線式感知器を設置し、無線式感知器で火災を検出した場合に、火災を示す電文をフロア単位に設置した中継器ノードとして機能する受信用中継器に無線送信する。
受信用中継器は受信機からの感知器回線に接続されており、火災を示す電文を受信すると、リレー接点やスイッチング素子のオンにより感知器回線に発報電流を流して火災発報信号を受信機に送信する。受信機は、この火災発報信号を受信すると、音響等の手段により火災警報を出す。
このような無線防災システムによれば、一般的に天井裏等に敷設される感知器回線の一部を不要にでき、配線工事が簡単になり、感知器の設置場所も配線等の制約を受けずに決めることができる。また、感知器増設等のシステム変更にも容易に対応できる。
ところで、従来の無線防災システムにあっては、無線式感知器及び受信用中継器には製造段階で固有のノードID(機器ID)を固定的に記憶しており、一方、同じ階等に設置した受信用中継器と複数の無線式感知器の親子関係に基づき、受信用中継器の子ノードとなる無線式感知器にシステム上で使用するアドレスを予め割り当て、システムの運用に先立ち、受信用中継器と親子関係にある複数の無線式感知器のノードIDを調べ、ノードIDとアドレスの組合せを受信用中継器に登録するようにしている。
これにより受信用中継器は、無線式感知器から電文を受信した際に、電文に含まれる送信元IDと予め登録したノードIDとを比較し、例えば両者が一致したときに有効な電文として処理するようにしている。
また、無線式感知器から受信用中継器への電文の無線通信には、日本国内の場合、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格に従った無線通信を行っており、特定小電力無線局標準規格では48チャンネルの周波数が使用可能であることから、その中のいずれか1つを設置場所の電波環境を考慮して選択し、受信用中継器及び無線式感知器に予め設定するようにしている。
特開2008−004033号公報 特開2010−114632号公報
しかしながら、このような従来の無線防災システムにあっては、システムを立ち上げる前に無線式感知器のアドレスとノードIDの組合せを受信用中継器に設定したり、受信用中継器や無線式感知器に使用するチャンネル周波数を設定したりするため、受信用中継器や無線式感知器に、受信用中継器と無線式感知器双方のスイッチ等の操作を行ったり、ディップスイッチ等の設定装置を操作したりすることにより、アドレスとノードIDの組み合わせやチャンネル周波数を登録する作業を行っており、無線式感知器は天井面に設置していることから、作業に手間と時間がかかる問題がある。
また、システムの運用中に、受信用中継器や無線式感知器に障害が起きて新品と交換する場合には、交換前と同じ情報を設定する必要があるが、障害等により交換前に設定している情報を読み出して確認できない場合があり、また、無線式感知器や受信用中継器はインタフェースや表示機能が脆弱で音声出力もない。また、無線式感知器が、共同住宅の専有部や高天井部など、アクセスしにくい場所に設置されている場合もあり、無線式感知器のノードIDを調査するのが難しい。このため、設定している情報を調べて新たに設定するのに手間と時間がかかる問題がある。
本発明は、無線式感知器と受信用中継器等のノード間の無線による通信接続に必要な情報の設定と設定した情報の読出し管理を簡単且つ容易に可能とする無線防災システム、センサノード及び中継器ノードを提供することを目的とする。
(無線防災システム)
本発明は、センサノード、中継器ノード及び受信機で構成され、センサノードから無線送信された電文信号を中継器ノードで受信して処理し、処理結果を信号線により接続された受信機に送信する無線防災システムに於いて、
センサノード及び中継器ノードは、
外部の携帯自在な設定装置と無線回線により接続して情報を読み書きする無線タグと、
各ノードにおける所定の制御を行う制御部と、
無線タグと制御部を有線回線により接続して情報を伝送する有線インタフェースと、
を設けたことを特徴とする。
(無線タグの書換えフラグ)
無線タグは、設定装置により情報を書き換えた場合に書換えフラグを設定し、
制御部は、無線タグにアクセスして書換えフラグを検出した場合に、無線タグに記憶している情報を読み出して処理する。
(無線タグと制御部の動作電源)
無線タグは、設定装置からの受信電波により生成した電源により動作し、制御部が別電源で動作していない場合にも、設定装置により無線タグの情報を読み書き可能とする。
(有線インタフェースの動作電源)
無線タグと制御部を接続する有線インタフェースは、制御部を動作する別電源により動作する。
(センサノードのID読出しとチャンネル設定)
センサノード及び中継器ノードの無線タグは所定のノードIDを記憶しており、
設定装置は、センサノード又は中継器ノードの無線タグから読み出したノードIDに対応した無線通信に使用する予め設定したチャンネル情報を無線タグに書き込んでセンサノード又は中継器ノードの制御部により読出して使用チャンネルを設定させる。
(センサノードのアドレスとIDの組合せ取得と設定)
設定装置は、
中継器ノードに電文信号を送信する1又は複数のセンサノードを対象に、センサノードのシステム上のアドレスを表示部に設定表示した状態でセンサノードの無線タグからノードIDを読み出してアドレスとノードIDの組合せを生成し、
続いて、中継器ノードの無線タグにセンサノードのアドレスとノードIDの組合せを書き込んで中継器ノードの制御部によりセンサノードのアドレスとノードIDの組合せを読み出して設定させる。
(センサノードの履歴ログ)
センサノードの制御部は、火災を含むイベントが発生した場合に無線タグにイベントの履歴情報を書き込み、
設定装置は、センサノードの無線タグに通信接続した場合に、無線タグに記憶しているイベントの履歴情報を読み出して保存する。
(中継器ノードの履歴ログ)
中継器ノードの制御部は、センサノードからの電文信号の受信、電文信号の処理結果の受信機への送信を含む所定のイベントが発生した場合に、無線タグにイベントの履歴情報を書き込み、
設定装置は、中継器ノードの無線タグに通信接続した場合に、無線タグに記憶している履歴情報を読み出して保存する。
(センサノード)
本発明は、火災を含む所定のイベントを検出した場合に電文信号を無線送信するセンサノードに於いて、
外部の携帯自在な設定装置と無線回線により接続して情報を読み書きする無線タグと、
センサノードにおける所定の制御を行う制御部と、
無線タグと制御部を有線回線により接続して情報を伝送する有線インタフェースと、
を設け、
無線タグは、設定装置により情報の書き換えを受けた場合に書換えフラグを設定し、制御部は、無線タグにアクセスして書換えフラグを検出した場合に、無線タグに記憶している情報を読み出して処理することを特徴とする。
ここで、センサノードの無線タグは、設定装置からの受信電波により生成した電源により動作し、制御部が別電源で動作していない場合にも、設定装置により無線タグの情報を読み書き可能とする。
また有線インタフェースは、制御部を動作する別電源により動作する。
(中継器ノード)
本発明は、センサノードから無線送信された電文信号を受信して処理し、処理結果を信号線により接続された受信機に送信する中継器ノードに於いて、
外部の携帯自在な設定装置と無線回線により接続して情報を読み書きする無線タグと、
中継器ノードにおける所定の制御を行う制御部と、
無線タグと制御部を有線回線により接続して情報を伝送する有線インタフェースと、
を設け、
無線タグは、外部装置により情報の書き換えを受けた場合に書換えフラグを設定し、制御部は、無線タグにアクセスして書換えフラグを検出した場合に、無線タグに記憶している情報を読み出して処理することを特徴とする。
ここで、中継器ノードの無線タグは、設定装置からの受信電波により生成した電源により動作し、制御部が別電源で動作していない場合にも、設定装置により線タグの情報を読み書き可能とする。
無線タグと制御部を接続する有線インタフェースは、制御部を動作する別電源により動作する。
(無線防災システムの効果)
本発明によれば、センサノード、中継器ノード及び受信機で構成され、センサノードから無線送信された電文信号を中継器ノードで受信して処理し、処理結果を信号線により接続された受信機に送信する無線防災システムに於いて、センサノード及び中継器ノードは、外部の携帯自在な設定装置と無線回線により接続して情報を読み書きする無線タグと、各ノードにおける所定の制御を行う制御部と、無線タグと制御部を有線回線により接続して情報を伝送する有線インタフェースとを設けるようにしたため、設定装置をセンサノードや中継器ノードに近づけるだけで、それぞれに設けた無線タグに通信接続して、システムの無線通信に必要な情報を簡単に調べて容易に設定することができ、システム立上げ時や故障したノードを交換した場合の設定作業の負担を大幅に低減可能とする。
(無線タグの書換えフラグによる効果)
また、無線タグは、設定装置により情報を書き換えた場合に書換えフラグを設定し、制御部は、無線タグにアクセスして書換えフラグを検出した場合に、無線タグに記憶している情報を読み出して処理するようにしたため、設定装置を使用してセンサノードや中継器ノードの無線タグに設定したい情報を書き込むだけ、制御部が自動的に無線タグに書き込んだ情報を設定し、また設定した情報を確認可能とする。また、各機器の制御部は、通常時は、無線タグ内の書き換えフラグのみを参照すれば良いため、制御部と無線タグ間の通信時間を減らすことができ、制御部及び無線タグの双方の消費電流の低減を可能とする。
(無線タグと制御部の動作電源による効果)
また、無線タグは、設定装置からの受信電波により生成した電源により動作し、制御部が別電源で動作していない場合にも、設定装置により無線タグの情報を読み書き可能としたため、センサノードとしての無線式感知器や中継器ノードとしての受信用中継器を、例えば段ボール等に収納した状態であっても、外部からそれぞれに必要な情報を簡単且つ容易に設定可能とし、現場に設置して設定作業を行う場合に比べ、手間と時間を低減可能とする。また、制御部等の回路などに故障がある場合でも、機器の動作履歴等の動作を読み出すことができ、故障解析をしやすくする。
(有線インタフェースの動作電源による効果)
また、無線タグと制御部を接続する有線インタフェースは、制御部を動作する別電源により動作するようにしたため、制御部を動作する電源により有線インタフェースを確実に動作して無線タグと制御部との間の伝送を可能とする。
(センサノードのID読出しとチャンネル設定による効果)
また、センサノード及び中継器ノードの無線タグは所定のノードIDを記憶しており、設定装置は、センサノード又は中継器ノードの無線タグから読み出したノードIDに対応した無線通信に使用する予め設定したチャンネル情報を無線タグに書き込んでセンサノード又は中継器ノードの制御部により読出して使用チャンネルを設定させるようにしたため、センサノードや中継器ノードやノードIDを簡単に調べてシステムの無線通信に必要な使用チャンネル周波数の設定を簡単且つ容易に行うことを可能とする。
また、読取装置により設定した使用チャンネル周波数や各機器のノードIDを管理サーバ等に保管してバックアップしておくことで、故障したセンサノードや中継器を交換した場合の使用チャンネルの設定を簡単且つ確実に行うことを可能とする。
(センサノードのアドレスとIDの組合せ取得と設定による効果)
また、設定装置は、中継器ノードに電文信号を送信する1又は複数のセンサノードを対象に、センサノードのシステム上のアドレスを表示部に設定表示した状態でセンサノードの無線タグからノードIDを読み出してアドレスとノードIDの組合せを生成し、続いて、中継器ノードの無線タグにセンサノードのアドレスとノードIDの組合せを書き込んで中継器ノードの制御部によりセンサノードのアドレスとノードIDの組合せを読み出して設定させるようにしたため、複数あるセンサノードのノードIDを簡単に調べてアドレスとの組合せを生成して中継器ノードに設定する作業を簡単且つ容易に行うことを可能とする。
また、読取装置により設定した使用チャンネル周波数を管理サーバ等に保管してバックアップしておくことで、故障した中継器ノードを交換した場合の複数のセンサノードに関するアドレスとノードIDの組合せの設定を簡単且つ確実に行うことを可能とする。
(センサノードの履歴ログによる効果)
また、センサノードの制御部は、火災を含むイベントが発生した場合に無線タグにイベントの履歴情報を書き込み、設定装置は、センサノードの無線タグに通信接続した場合に、無線タグに記憶しているイベントの履歴情報を読み出して保存するようにしたため、システム運用中におけるセンサノードのイベント発生を示す履歴ログを簡単に収集して、非火災報や火災報の解析等に活用可能とする。
(中継器ノードの履歴ログによる効果)
また、中継器ノードの制御部は、センサノードからの電文信号の受信、電文信号の処理結果の受信機への送信を含む所定のイベントが発生した場合に、無線タグにイベントを履歴情報として書き込み、設定装置は、中継器ノードの無線タグに通信接続した場合に、無線タグに記憶している履歴情報を読み出して保存するようにしたため、システム運用中における中継器ノードの受信状況等の履歴ログを簡単に収集して通信環境の解析等に活用可能とする。
(センサノード及び中継ノードの効果)
また、本発明のセンサノード及び中継器ノードにあっては、前述した無線防災システムに設けたセンサノード及び中継器ノードによると同じ効果が得られる。
本発明による無線防災システムの概要を示した説明図 無線式感知器の機能構成を示したブロック図 受信用中継器の機能構成を示したブロック図 設定装置の機能構成を示したブロック図 設定装置による無線式感知器及び受信用中継器に対する情報設定の手順を示したフローチャート
[無線防災システム]
(システムの概要)
図1は本発明による無線防災システムの概要を示した説明図である。図1において、監視対象となる建物11の1F〜3Fの各階には中継器ノードとして機能する受信用中継器12−1〜12−3を設置し、火災受信機であるP型受信機10から階別に引き出した感知器回線16及び共通の電源線18に接続している。
1F〜3Fの各階には、センサノードとして機能する無線式感知器14−11.14−12、14−21,14−22、及び14−31,14−32を設置している。
以下の説明で受信用中継器12−1〜12−3及び無線式感知器14−11〜4−32を区別する必要がない場合は、受信用中継器12及び無線式感知器14とする。なお、受信用中継器12−1〜12−3に対し、距離が離れている無線式感知器からの電波の減衰による信号の不到達を防ぐために電波中継器を設置する場合がある。
受信用中継器12−1〜12−3及び無線式感知器14−11〜14−32のそれぞれには、機器IDを使用した固有のノードIDを予め登録(記憶)している。
無線式感知器14は火災による煙濃度または温度が所定の閾値を超えた場合に火災イベントの発生と判断し、火災を示す電文信号(以下、単に「電文」という)を間欠的に無線送信する。
1Fの受信用中継器12−1には、親子関係に基づいて電文を受信する子ノードとしての送信元である無線式感知器14−11,14−12を特定するノードIDとシステム上で予め割り当てたアドレスとの組合せを予め登録している。
この点は2F及び3Fの受信用中継器12−2,12−3も同様であり、受信用中継器12−2には無線式感知器14−21,14−22のノードIDとアドレスとの組合せを予め登録し、受信用中継器12−3には無線式感知器14−31,14−32のノードIDとアドレスとの組合せを予め登録している。
このような受信用中継器12に対するノードIDの登録により、電文を受信した際には、電文に含まれる送信元IDと予め登録したノードIDとを比較し、例えば両者が一致したときに有効な電文として処理することになる。
また、無線式感知器14と受信用中継器12との間の無線通信は、日本国内の場合には例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格に従った無線通信を行っており、426.2500MHz〜426.8375MHzの12.5KHzの帯域を持つ48チャンネルの何れかの使用を可能とする。
そこで、受信用中継器12と無線式感知器14には、400MHz帯の特定小電力無線局標準規格で使用可能な48チャンネルの何れか1つを選択して使用するチャンネル周波数を設定する。この場合、チャンネル周波数は各階で同じにしても良いし、混信を避けるために例えば隣接する階では異なるチャンネル周波数を使用しても良い。
(無線タグと設定装置の概要)
無線防災システムを構成する受信用中継器12及び無線式感知器14の各々には、無線タグ24を内蔵している。また無線タグ24を利用して受信用中継器12及び無線式感知器14のチャンネル周波数の設定やノードIDの読出し等を行う携帯型の設定装置20を設けている。
無線タグ24は例えば電池を内蔵しないパッシブタグ(受動タグ)であり、設定装置20からの電波から電源を生成して動作し、近距離通信を用いた情報の送受信により内蔵した不揮発性のメモリに対する情報の書き込みと読出しを行う。
また、受信用中継器12及び無線式感知器14に実装しているCPU、メモリ及び各種の入出力ポートを備えた制御部(プロセッサ)と無線タグ24を有線インタフェースにより接続しており、制御部が無線タグ24にアクセスしてメモリからの情報の読出みと書込みを可能としている。
設定装置20は、携帯可能なハンディタイプの装置であり、液晶ディスプレイ等の表示部と、操作キー等を備えた操作部を設け、受信用中継器12又は無線式感知器14に対し通信接続可能な1メートル以内の距離に近づいた状態で無線タグ24と通信接続して、各種の情報の読出しや書込みによる設定を可能とする。
ここで、無線タグ24及び設定装置20による通信は、例えば900MHzのUHF帯のチャンネル周波数を使用しており、無線式感知器14と受信用中継器12の間の400MHz帯のチャンネル周波数との混信は起きない。
[無線式感知器]
(無線式感知器の機能構成)
図2は無線式感知器の機能構成を示したブロック図である。図2に示すように、センサノードとして機能する無線式感知器14は、感知器制御部26、アンテナ30を接続した無線通信部28、センサ部32、操作部34、電池電源38、I/F回路部(インタフェース回路部)36及び無線タグ24を備える。
感知器制御部26はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等とする。無線通信部28は、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格に準拠して電文を間欠的に送信する。
センサ部32は、例えば散乱光式の煙検出機構によって煙を検出して煙濃度に応じた煙検出信号を出力する。感知器制御部26はこれに基づき火災を検出する。なお、センサ部32にサーミスタ等の温度検出素子を設け、温度検出信号を感知器制御部26へ出力して、これに基づき火災を検出するようにしても良い。操作部34はスイッチを備え、機器の動作確認、警報停止等の動作を行わせる。
感知器制御部26は、コンピュータ回路によりプログラムの実行により実現される機能であり、次の制御を行う。
感知器制御部26は、センサ部32から出力される例えば煙濃度検出信号が所定の火災閾値を超えた場合に火災を示す電文信号を生成し、無線通信部28に指示して受信用中継器12に送信させる制御を行う。この場合の電文送信は、所定の電文送信時間に亘り同一の電文信号を連続送信する電文送信と、所定時間に亘り電文送信を休止する電文休止とを複数回繰り返す。
また、感知器制御部26は、火災復旧、障害、試験といったイベントを検出した場合にも、検出したイベント内容を示す電文信号を生成し、無線通信部28に指示して受信用中継器12に送信させる制御を行う。
(無線タグの構成)
無線タグ24は、タグ制御部40、アンテナ44を接続したタグ通信部42、アンテナ44を接続した整流部45、メモリ46及びI/F回路部(インターフェース回路部)48を備える。
タグ制御部40はCPU、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータIC等とする。タグ通信部42は、例えば900MHz帯の特定小電力無線局の標準規格に準拠して電文を送受信する。メモリ46は不揮発メモリを使用する。アンテナ44は感知器回路を実装した回路基板自体をアンテナとしている。
整流部45はアンテナ44で受信した設定装置20からの電波による受信信号を整流してタグ制御部40、タグ通信部42及びメモリ46に電源を供給して動作させる。
無線タグ24と感知器制御部26との間で情報を双方向に伝送する有線インタフェースは、感知器制御部26側に設けたI/F回路36、無線タグ24に設けたI/F回路48、感知器制御部26にインストールしたインタフェース制御用のソフトウェアで構成する。
このための有線インタフェースは、例えばI2C(アイ・スクエアー・シー)として知られたフィリップス社で開発されたシリアルバス・インタフェースが使用できる。
I2Cによる有線インタフェースは、シリアルデータ用とクロック用の2本の信号線でI/F回路36,48の間を接続しており、2本の信号線は電池電源38からの電源ラインに対し抵抗を介してプルアップしている。I/F回路36,48には、データ用とクロック用に分けて送信用のドライバと受信用のレシーバを設けている。インタフェース制御用のソフトウェアをインストールした感知器制御部26がマスタとなり、I/F回路部48を接続した無線タグ24のメモリ46にアクセスして情報の読み書きを行う。
なお、無線タグ24と感知器制御部26との間で情報を双方向に伝送する有線インタフェースとしては、I2C以外に、適宜のシリアル伝送を行う適宜の有線インタフェースを使用しても良い。
ここで、タグ制御部40はタグ通信部42による外部の設定装置20との通信接続によりメモリ46に新たに情報を書き込んだ場合、或いはメモリ46に記憶している情報を書き換えた場合、メモリ46の所定アドレスに書換えフラグを設定(記憶)する。
感知器制御部26は有線インタフェースのI/F回路36,48を経由してメモリ46の書換えフラグの有無を定期的に監視しており、書換えフラグの設定を検出すると、メモリ46の書換えられた情報を読出して所定の処理を実行する制御を行う。
(無線タグを経由した情報処理)
無線タグ24を経由して感知器制御部26と外部の設定装置20との間で行う情報のやり取りには次のものがある。
(1) 無線式感知器14のノードIDの読出し。
(2) 無線式感知器14で使用するチャンネル周波数の設定。
(3) 無線式感知器14のイベント発生に基づく履歴ログの書込みと読出し。
無線式感知器14のノードIDの読出しは、工場出荷段階で電池電源38をオンして感知器制御部26を動作し、メモリ等に記憶しているノードIDを読み出して無線タグ24のメモリ46に予め書き込んでおき、その後、設置現場等で設定装置20を使用して無線タグ24のメモリ46からノードIDを読出して表示可能とする。
また、無線式感知器14で使用するチャンネル周波数の設定は、設定装置20により無線タグ24のメモリ46からノードIDを読出し表示して確認し、続いて使用するチャンネル周波数を設定装置20で選択して無線タグ24のメモリ46にチャンネル選択情報を書き込んで書込みフラグを設定し、この書込みフラグを検出した感知器制御部26が無線タグ24のメモリ46からチャンネル選択情報を読み出して使用するチャンネル周波数を設定する。
更に、無線式感知器14の履歴ログについては、感知器制御部26で火災発報、火災復旧、試験、障害等のイベント発生を検出した場合に、必要な制御処理を行った後に年月日時分秒の時刻情報とイベント内容からなる履歴情報を生成し、無線タグ24のメモリ46にアクセスして記憶する。無線タグ24のメモリ46に記憶した履歴情報は、無線防災システムの定期点検を行う場合などに、設定装置20により読み取られ、製造元の管理サーバ等に保存され、利用可能とする。
[受信用中継器]
(受信用中継器の機能構成)
図3は受信用中継器の機能構成を示したブロック図である。図3に示すように、
中継器ノードとして機能する受信用中継器12は、中継制御部50、アンテナ54を接続した無線通信部52、操作部56、表示部58、回線通信部60、電源部62、I/F回路部64及び無線タグ24を備える。
中継制御部50はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等とする。無線通信部52は、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格に準拠して無線式感知器14からの電文を受信する。
操作部56はディップスイッチ等を備え、中継器制御に必要な所定の設定を行う。表示部58には電源灯、発報表示灯、障害灯等の各種の表示灯を設けている。
回線通信部60は、中継制御部50の指示に基づき、火災発報を示す電文を受信した場合は、P型受信機10からの感知回線16に発報電流を流して火災発報信号を送信して火災警報を出力させ、また、障害を検出した場合は、感知回線16を切離して疑似的な断線状態を作り出すことで、P型受信機10側で障害警報を出力させる。
中継制御部50は、コンピュータ回路によりプログラムの実行により実現される機能であり、次の制御を行う。
中継制御部50は、無線通信部52を介して自己に割り当てられた無線式感知器14から火災電文を受信した場合、回線通信部60に指示して感知回線16に発報電流を流して火災発報信号をP型受信機10に送信して火災警報を出力させる制御を行う。
また、中継制御部50は、火災電文を受信した後に火災復旧電文を受信した場合、回線通信部60に指示して感知回線16に流している発報電流を止めて火災発報信号の送信を停止する制御を行う。
また、中継制御部50は、無線通信部52を介して自己に割り当てられた無線式感知器14から障害電文を受信した場合、回線通信部60に指示して感知回線16を切離して疑似的な断線状態を作り出すことで、P型受信機10側で障害警報を出力させる制御を行う。
(無線タグの構成)
受信用中継器12に設けた無線タグ24は、図2に示した無線式感知器14に設けた無線タグ24と同じであり、タグ制御部40、アンテナ44を接続したタグ通信部42、アンテナ44を接続した整流部45、メモリ46及びI/F回路部48を備える。
また、無線タグ24と中継制御部50との間で情報を双方向に伝送する有線インタフェースは、中継制御部50側に設けたI/F回路64、無線タグ24に設けたI/F回路48、中継制御部50にインストールしたインタフェース制御用のソフトウェアで構成し、例えばI2C(アイ・スクエアー・シー)として知られたフィリップス社で開発されたシリアルバス・インタフェースを使用する。
(無線タグを経由した情報処理)
無線タグ24を経由して中継制御部50と外部の設定装置20との間で行う情報のやり取りには次のものがある。
(1) 受信用中継器のノードIDの読出し。
(2) 受信用中継器12で使用するチャンネル周波数の設定。
(3) 受信用中継器12に割り当てられた無線式感知器14のアドレスとノードIDの組合せの生成と登録及び読み出し。
(4) 受信用中継器12の履歴ログの書込みと読出し。
受信用中継器12のノードIDの読出しは、工場出荷段階で電源部62に電源を供給して中継制御部50を動作し、メモリ等に記憶しているノードIDを読み出して無線タグ24のメモリ46に予め書き込んでおき、その後、設置現場等で設定装置20を使用して無線タグ24のメモリ46からノードIDを読出して表示可能とする。
また、受信用中継器12で使用するチャンネル周波数の設定は、設定装置20により無線タグ24のメモリ46からノードIDを読出し表示して確認し、続いて使用するチャンネル周波数を設定装置20で選択して無線タグ24のメモリ46にチャンネル選択情報を書き込んで書込みフラグを設定し、この書込みフラグを検出した中継制御部50が無線タグ24のメモリ46からチャンネル選択情報を読み出して使用するチャンネル周波数を設定する。
また、受信用中継器12に割り当てられた無線式感知器14のアドレスとノードIDの組合せに生成と登録は、製造段階で受信用中継器12に割り当て可能な無線式感知器の最大数に対応したアドレスを予め登録して中継制御部50のメモリに記憶しておき、更に、これを読み出して無線タグ24とのメモリ46にも予め記憶しておく。
無線防災システムを立上げる際には、設定装置20により割当先の無線式感知器14に出向いて設定装置20により無線式感知器14の無線タグ24にアクセスしてアドレスとノードIDの組合せを生成する。この作業が終了したら、設定装置20により受信用中継器12の無線タグ24にアクセスしてアドレスとノードIDの組合せをメモリ46に書き込み、これを受けて中継制御部50が無線タグ24のメモリ24から割当て感知器のアドレスとノードIDの組合せを読出して自己のメモリに記憶して設定する。
更に、受信用中継器12の履歴ログについては、中継制御部50で無線式感知器14から火災発報、火災復旧、試験、障害等の電文を受信して制御処理を行った場合、及び受信用中継器12で設定制御や障害等のイベントを検出して処理した場合に、その年月日時分秒の時刻情報と処理内容からなる履歴情報を生成し、無線タグ24のメモリ46にアクセスして記憶する。無線タグ24のメモリ46に記憶した履歴情報は、無線防災システムの定期点検を行う場合などに、設定装置20により読み取られ、製造元の管理サーバ等に保存され、利用可能とする。
[設定装置]
(設定装置の機能構成)
図4は設定装置の機能構成を示したブロック図である。図4に示すように、受信用中継器及び無線式感知器に設けた無線タグのリーダ・ライタとして機能する携帯可能な設定装置20は、設定制御部70、アンテナ74を接続したタグ通信部72、液晶ディスプレイ76、タッチパネル78、表示部80、操作部82、サーバ等の外部装置と通信接続するLAN通信部84、電源部86、LANコネクタ部88及び電源コネクタ部90を備える。
設定制御部70はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等とする。タグ通信部72は、例えば900MHz帯の特定小電力無線局の標準規格に準拠して電文を間欠的に送受信する。
液晶ディスプレイ76は、無線式感知器14や受信用中継器12の設定操作、設定情報の確認、履歴ログの読出し等に十分な文字や画像を含む表示を可能とする。また、タッチパネル78付きの液晶ディスプレイ76を使用することで、表示画面を利用した操作を可能とする。表示部80には電源灯を含む各種の表示灯を設けている。
操作部82は、操作キーを配置しており、無線式感知器14や受信用中継器12の設定、設定情報の確認、履歴ログの読出し等に必要な操作を可能とする。
LAN通信部84は、LANコネクタ部88を介して製造元の管理サーバ等に接続し、設定装置20で読み出した無線式感知器14や受信用中継器12の設定情報を管理サーバに保存してバックアップしたり、履歴ログを保存したりするためのデータ伝送を例えばイーサネット(登録商標)に従って行う。
電源部86は電池電源を備えており、携帯して使用する場合は電池電源により動作し、管理サーバ等に通信接続してデータ伝送する場合は、電源コネクタ部90にACアダプタを接続して使用する。
設定制御部70は、コンピュータ回路によりプログラムの実行により実現される機能であり、例えば次の制御を行う。
(1) 受信用中継器12又は無線式感知器14のノードIDを読出す制御。
(2) 受信用中継器12及び無線式感知器14で使用するチャンネル周波数の設定する制御。
(3) 受信用中継器12に割り当てられた無線式感知器14のアドレスとノードIDの組合せの生成と登録する制御。
(4) 受信用中継器12及び無線式感知器14からの履歴ログの書込みと読出す制御。
また、設定制御部70は操作部82の操作により接続登録モードと接続読出モードによる制御を行い、接続登録モードは前記(1)〜(3)の制御を行い、接続読出モードは前記(4)の制御を行う。
(設定装置による情報設定動作)
図5は設定装置による無線式感知器及び受信用中継器に対する情報設定の手順を示したフローチャートであり、左右を二重線としたブロックは担当者による人為的な操作を示している。
図5に示すように、設定装置20を使用して無線式感知器14及び受信用中継器12に情報を設定する場合には、ステップS1(以下「ステップ」は省略)で担当者は設定装置20を接続登録モードに切替え、S2で表示画面を使用して設定可能なチャンネル周波数の中から通信環境を考慮して決めたチャンネル周波数を選択して登録する。
続いて、S3で設定対象とする受信用中継器12の場所に出向いて設定装置20を通信可能な距離に近接させて設定操作を起動する。これにより設定装置20はS4で図3に示した受信用中継器12の無線タグ24にアクセスし、S5で無線タグ24のメモリ46に記憶しているノードIDを読み出して画面表示し、S6で受信用中継器12の無線タグ24のメモリ46に使用するチャンネル周波数の設定情報を書き込む。
このように受信用中継器12の無線タグ24にチャンネル周波数の設定情報が書き込まれると書換えフラグが設定され、これを中継制御部50が検出して無線タグ24からチャンネル周波数の設定情報を読出して無線通信部52に設定する。
続いてS7で担当者は設定対象とする無線式感知器14に出向いて通信接続可能な距離に設定装置20を近接させ、S8で予め割り当てられたアドレスを設定装置20に画面表示を使用して入力し、設定操作を起動する。
これにより設定装置20はS9で図2に示した無線式感知器14の無線タグ24にアクセスしてメモリ46に記憶しているノードIDを読出し、S10でアドレスとノードIDの組合せを生成して保存する。
続いて、設定装置20はS11で図2に示した無線式感知器14の無線タグ24のメモリ46に、使用するチャンネル周波数の設定情報を書き込む。このように無線式感知器14の無線タグ24にチャンネル周波数の設定情報が書き込まれると書換えフラグが設定され、これを感知器制御部26が検出して無線タグ24からチャンネル周波数の設定情報を読出して無線通信部28に設定する。
続いてS12で全ての無線式感知器14を設定していない場合には、S7に戻り、S7〜S11の処理を繰り返す。
S12で全ての無線式感知器14の設定終了となった場合はS13のように係員は再び受信用中継器12の設置場所に戻って設定装置20を通信接続可能な距離に近接させて登録操作を行うと、S14で設定装置20は受信用中継器12の無線タグ24にアクセスし、S7〜S12の処理を通じて収集した複数の無線式感知器14のアドレスとノードIDの組合せ情報を無線タグ24のメモリ46書き込む。
このように受信用中継器12の無線タグ24にアドレスとノードIDの組合せ情報が書き込まれると書換えフラグが設定され、これを中継制御部50が検出して無線タグ24からアドレスとノードIDの組合せ情報を読出して自己のメモリに記憶することで設定する。
[他の実施形態]
(R型受信機)
上記の実施形態は、火災受信機としてP型受信機からの感知器回線に受信用中継器を接続しているが、データ伝送機能を持つR型受信機に受信用中継器を接続するようにしてもよい。
(無線タグ)
上記の実施形態は、電波受信信号を整流して得た電源で動作するパッシブタブ(受動タグ)の無線タグを例にとっているが、無線式感知器や受信用中継器の電源により動作するアクティブタグ(能動タグ)を使用しても良い。
(設定装置)
上記の実施形態は、専用の設定装置を使用して無線式感知器や受信用中継器に設けた無線タグにアクセスして読み書きする場合を例にとっているが、無線タグとの通信機能を備えたタブレット端末等の適宜の携帯端末機器を利用するようにしても良い。
(その他)
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:P型受信機
12−1〜12−3:受信用中継器
14−1〜14−3:無線式感知器
16:感知器回線
20:設定装置
24:無線タグ
26:感知器制御部
28,52:無線通信部
32:センサ部
34,56,82:操作部
36,48,64:I/F回路部
38:電池電源
40:タグ制御部
42,72:タグ通信部
46:メモリ
50:中継制御部
58,80:表示部
62,86:電源部
70:設定制御部

Claims (16)

  1. センサノード、中継器ノード及び受信機で構成され、前記センサノードから無線送信された電文信号を前記中継器ノードで受信して処理し、処理結果を信号線により接続された前記受信機に送信する無線防災システムに於いて、
    前記センサノード及び中継器ノードは、
    外部の携帯自在な設定装置と無線回線により接続して情報を読み書きする無線タグと、
    ノードにおける所定の制御を行う制御部と、
    前記無線タグと前記制御部を有線回線により接続して情報を伝送する有線インタフェースと、
    を設け、
    前記センサノード及び前記中継器ノードの無線タグは、所定のノードIDを記憶しており、
    前記設定装置は、前記センサノード又は前記中継器ノードの無線タグから読み出した前記ノードIDに対応した無線通信に使用する予め設定したチャンネル情報を前記無線タグに書き込んで前記センサノード又は前記中継器ノードの制御部により読出して使用チャンネルを設定させることを特徴とする無線防災システム。
  2. センサノード、中継器ノード及び受信機で構成され、前記センサノードから無線送信された電文信号を前記中継器ノードで受信して処理し、処理結果を信号線により接続された前記受信機に送信する無線防災システムに於いて、
    前記センサノード及び中継器ノードは、
    外部の携帯自在な設定装置と無線回線により接続して情報を読み書きする無線タグと、
    ノードにおける所定の制御を行う制御部と、
    前記無線タグと前記制御部を有線回線により接続して情報を伝送する有線インタフェースと、
    を設け、
    前記設定装置は、
    前記中継器ノードに電文信号を送信する1又は複数のセンサノードを対象に、前記センサノードのシステム上のアドレスを表示部に設定表示した状態で前記センサノードの無線タグからノードIDを読み出して前記アドレスとノードIDの組合せを生成し、
    続いて、前記中継器ノードの無線タグに前記センサノードのアドレスとノードIDの組合せを書き込んで前記中継器ノードの制御部により前記センサノードのアドレスとノードIDの組合せを読み出して設定させることを特徴とする無線防災システム。
  3. センサノード、中継器ノード及び受信機で構成され、前記センサノードから無線送信された電文信号を前記中継器ノードで受信して処理し、処理結果を信号線により接続された前記受信機に送信する無線防災システムに於いて、
    前記センサノード及び中継器ノードは、
    外部の携帯自在な設定装置と無線回線により接続して情報を読み書きする無線タグと、
    ノードにおける所定の制御を行う制御部と、
    前記無線タグと前記制御部を有線回線により接続して情報を伝送する有線インタフェースと、
    を設け、
    前記中継器ノードの制御部は、前記センサノードからの電文信号の受信、前記電文信号の処理結果の前記受信機への送信を含む所定のイベントが発生した場合に、前記無線タグに前記イベントを履歴情報として書き込み、
    前記設定装置は、前記中継器ノードの無線タグに通信接続した場合に、前記無線タグに記憶している前記履歴情報を読み出して保存することを特徴とする無線防災システム。
  4. 請求項1乃至3の何れかに記載の無線防災システムに於いて、
    前記無線タグは、前記設定装置により情報が書き換えられた場合に書換えフラグを設定し、
    前記制御部は、前記無線タグにアクセスして前記書換えフラグを検出した場合に、前記無線タグに記憶している情報を読み出して処理することを特徴とする無線防災システム。
  5. 請求項1乃至3の何れかに記載の無線防災システムに於いて、
    前記無線タグは、前記設定装置からの受信電波により生成した電源により動作し、前記制御部が別電源で動作していない場合にも、前記設定装置により前記無線タグの情報を読み書き可能としたことを特徴とする無線防災システム。
  6. 請求項記載の無線防災システムに於いて、
    前記有線インタフェースは、前記制御部を動作する別電源により動作することを特徴とする無線防災システム。
  7. 請求項1乃至3の何れかに記載の無線防災システムに於いて、
    前記センサノードの制御部は、火災を含むイベントが発生した場合に前記無線タグに前記イベントの履歴情報を書き込み、
    前記設定装置は、前記センサノードの無線タグに通信接続した場合に、前記無線タグに記憶している前記イベントの履歴情報を読み出して保存することを特徴とする無線防災システム。
  8. 火災を含む所定のイベントを検出した場合に電文信号を無線送信するセンサノードに於いて、
    外部の携帯自在な設定装置と無線回線により接続して情報を読み書きする無線タグと、
    センサノードにおける所定の制御を行う制御部と、
    前記無線タグと前記制御部を有線回線により接続して情報を伝送する有線インタフェースと、
    を設け、
    前記無線タグは、所定のノードIDを記憶しており、前記設定装置により、読み出された前記ノードIDに対応した無線通信に使用する予め設定したチャンネル情報が書き込まれ、
    前記制御部は、前記無線タグに書き込まれたチャンネル情報を読出して使用チャンネルを設定することを特徴とするセンサノード。
  9. 請求項8記載のセンサノードに於いて
    前記制御部は、火災を含むイベントが発生した場合に前記無線タグに前記イベントの履歴情報を書き込み、通信接続された前記設定装置により、読みだされた前記イベントの履歴情報が保存されることを特徴とするセンサノード。
  10. 請求項記載のセンサノードに於いて、
    前記無線タグは、前記設定装置により情報が書き換えられた場合に書換えフラグを設定し、
    前記制御部は、前記無線タグにアクセスして前記書換えフラグを検出した場合に、前記無線タグに記憶している情報を読み出して処理することを特徴とするセンサノード。
  11. 請求項記載のセンサノードに於いて、
    前記無線タグは、前記設定装置からの受信電波により生成した電源により動作し、前記制御部が別電源で動作していない場合にも、前記設定装置により前記無線タグの情報を読み書き可能としたことを特徴とするセンサノード。
  12. 請求項11記載のセンサノードに於いて、
    前記有線インタフェースは、前記制御部を動作する別電源により動作することを特徴とするセンサノード。
  13. センサノードから無線送信された電文信号を受信して処理し、処理結果を信号線により接続された受信機に送信する中継器ノードに於いて、
    外部の携帯自在な設定装置と無線回線により接続して情報を読み書きする無線タグと、
    中継器ノードにおける所定の制御を行う制御部と、
    前記無線タグと前記制御部を有線回線により接続して情報を伝送する有線インタフェースと、
    を設け、
    前記無線タグは、前記設定装置により、前記センサノードのシステム上のアドレスとノードIDの組合せが書き込まれ、
    前記制御部は、前記無線タグに書き込まれたセンサノードのアドレスとノードIDの組合せを読み出して設定することを特徴とする中継器ノード。
  14. 請求項13記載の中継器ノードに於いて、
    前記無線タグは、前記設定装置により情報が書き換えられた場合に書換えフラグを設定し、
    前記制御部は、前記無線タグにアクセスして前記書換えフラグを検出した場合に、前記無線タグに記憶している情報を読み出して処理することを特徴とする中継器ノード。
  15. 請求項13記載の中継器ノードに於いて、
    前記無線タグは、前記設定装置からの受信電波により生成した電源により動作し、前記制御部が別電源で動作していない場合にも、前記設定装置により前記無線タグの情報を読み書き可能としたことを特徴とする中継器ノード。
  16. 請求項15記載の中継器ノードに於いて、
    前記有線インタフェースは、前記制御部を動作する別電源により動作することを特徴とする中継器ノード。
JP2014190606A 2014-09-19 2014-09-19 無線防災システム、センサノード及び中継器ノード Active JP6544903B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014190606A JP6544903B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 無線防災システム、センサノード及び中継器ノード

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014190606A JP6544903B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 無線防災システム、センサノード及び中継器ノード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016062371A JP2016062371A (ja) 2016-04-25
JP6544903B2 true JP6544903B2 (ja) 2019-07-17

Family

ID=55796062

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014190606A Active JP6544903B2 (ja) 2014-09-19 2014-09-19 無線防災システム、センサノード及び中継器ノード

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6544903B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101682469B1 (ko) * 2016-05-20 2016-12-29 주식회사 현대콘트롤전기 비접촉식 온도센서를 이용한 통합 화재 감지 시스템
JP7299963B2 (ja) * 2018-02-27 2023-06-28 ホーチキ株式会社 警報システム
JP6995663B2 (ja) * 2018-02-27 2022-01-14 ホーチキ株式会社 警報システム
EP3907711A1 (en) 2020-05-08 2021-11-10 Carrier Corporation Configurable alarm system component

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4225492B2 (ja) * 2004-03-19 2009-02-18 能美防災株式会社 火災感知器及び火災感知器の動作試験器
JP2010103658A (ja) * 2008-10-22 2010-05-06 Fujitsu Telecom Networks Ltd ネットワーク装置及び設定データ入力制御方法
JP5801108B2 (ja) * 2011-06-17 2015-10-28 能美防災株式会社 無線システム
EP2650820B1 (en) * 2012-04-12 2014-10-08 Nxp B.V. Control method and computer program product
JP5975513B2 (ja) * 2012-06-04 2016-08-23 ホーチキ株式会社 警報システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016062371A (ja) 2016-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6544903B2 (ja) 無線防災システム、センサノード及び中継器ノード
JP4807794B2 (ja) 防災監視システム
JP2008033428A (ja) ワイヤレス住宅用火災警報器、ワイヤレス住宅用火災警報システム
EP2843636A1 (en) Monitoring and control of alarm systems
JP2007265353A (ja) 火災報知設備
JP2006331096A (ja) 異常感知システム
JP6470056B2 (ja) 無線防災システム及び中継器ノード
JP6184267B2 (ja) 無線通信システム及び無線コントローラ
JP2007219870A (ja) 火災報知設備
JP7026164B2 (ja) 無線防災システム
JP6857199B2 (ja) 無線防災システム及びその設定装置
JP7054832B2 (ja) 防災受信機、防災システム、及びプログラム
JP2012027832A (ja) フィールド機器
JP2022019917A (ja) 無線防災システムの設定装置
JP6431653B2 (ja) 火災報知設備及び火災感知器
JP6430802B2 (ja) 無線防災システム
JP2011211554A (ja) 無線センサーネットワークシステム
JP6944503B2 (ja) 無線防災システムの設定装置及び中継器ノード
JP6400421B2 (ja) 機器操作システム及び防災機器
JP7507270B2 (ja) 無線防災システムの設定装置
JP6651598B2 (ja) 無線防災システムの設定装置及び中継器ノード
JP6622373B2 (ja) 無線防災システム及び無線防災システムのid設定方法
WO2020110571A1 (ja) 管理システム、管理方法、及びプログラム
JP2019036354A (ja) 火災報知設備及び設定装置
JP2003248888A (ja) 火災報知システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170519

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180606

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180731

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181212

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190129

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190529

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190618

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6544903

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150