JP6944503B2 - 無線防災システムの設定装置及び中継器ノード - Google Patents
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Description
本発明は、1又は複数のセンサノードと受信機との間で信号を中継する複数の中継器ノードのIDを設定する設定装置であって、
応答受信強度を異ならせて設定した呼出電文を順次送信して、呼出電文の受信強度が当該呼出電文に設定された応答受信強度以上となる中継器ノードから応答電文を順次受信し、当該応答電文に含まれる中継器ノードのIDを取得して順次登録する設定制御部を備えたことを特徴とする。
本発明は、1又は複数のセンサノードと受信機との間で信号を中継する複数の中継器ノードのIDを設定する設定装置であって、
初期設定したチャンネル周波数により呼出電文を送信して複数の中継器ノードに受信させ、チャンネル周波数をスイープさせながら受信動作して、複数の中継器ノードの各々が呼出電文に対応して、固有値が固定的に設定された自己のIDに対応して選択された応答用のチャンネル周波数に切り替えて送信した応答電文を順次受信し、当該応答電文に含まれる中継器ノードのIDを取得して順次登録する設定制御部を備え、
応答用のチャンネル周波数は、中継器ノードのIDの2進値の所定下位ビットと当該下位ビットにより指定可能なチャンネル数の応答用のチャンネル周波数との、予め設定された対応関係に基づき選択されることを特徴とする。
本発明は、1又は複数のセンサノードと受信機との間で信号を中継する中継器ノードであって、
設定装置から順次送信された、応答受信強度を異ならせて設定した呼出電文を受信し、当該呼出電文の受信強度が当該呼出電文に設定された応答受信強度以上の場合に、自己のIDを含む応答電文を設定装置に返信する中継制御部を備えたことを特徴とする。
1又は複数のセンサノードと受信機との間で信号を中継する中継器ノードであって、
設定装置から初期設定されたチャンネル周波数で送信された呼出電文を受信した場合に、固有値が固定的に設定された自己のIDに対応して選択した応答用のチャンネル周波数に切り替えて、自己のIDを含む応答電文を設定装置に返信する中継制御部を備え、
応答用のチャンネル周波数は、中継器ノードのIDの2進値の所定下位ビットと当該下位ビットにより指定可能なチャンネル数の応答用のチャンネル周波数との、予め設定された対応関係に基づき選択されることを特徴とする。
本発明は、1又は複数のセンサノードと受信機との間で信号を中継する複数の中継器ノードのIDを設定する設定装置であって、
複数の中継器ノードに送信した呼出電文に対応して、当該中継器ノードが送信した応答電文を順次受信し、当該応答電文に含まれる中継器ノードのIDを順次登録すると共に、登録したIDを指定したスリープ要求電文を送信して、当該IDを登録した中継器ノードの送信動作を休止させる設定制御部と、
中継器ノードのIDを登録する毎に当該登録したIDを表示すると共に、ID登録終了を認識可能な表示部と、
ID登録終了操作を受付ける操作部と、
を備え、
設定制御部は、操作部でID登録終了操作を受付けた場合に、IDを登録した中継器ノード全てに復旧電文を送信して、当該中継器ノードの前記休止を解除することを特徴とする。
本発明は、1又は複数のセンサノード、中継器ノード及び受信機で構成され、センサノードから無線送信された電文を中継器ノードで受信して処理し、処理結果を信号線により接続された受信機に送信し、更に中継器ノードのIDを指定して情報の読出しと書込みを行う設定装置を設けた無線防災システムに於いて、設定装置は、所定の初期値から段階的に減少する所定の応答受信強度を設定したID指定なしの呼出電文を中継器ノードに順次送信し、呼出電文に対する中継器ノードから応答電文を受信した場合に、当該応答電文に含まれる中継器ノードのIDを取得して登録すると共に、登録したIDを指定したスリープ要求電文を中継器ノードに送信し、中継器ノードのID登録を終了した場合に復旧電文を中継器ノードに送信する設定制御部を備え、中継器ノードは、設定装置から呼出電文を受信した場合の受信強度が呼出電文で指定した応答受信強度以上の場合に自己のIDを含む応答電文を設定装置に送信し、応答電文の送信後に設定装置からスリープ要求電文を受信した場合に電文送信動作を休止し、電文送信動作の休止中に設定装置から復旧電文を受信した場合に休止を解除する中継制御部を備えるようにしたため、設定装置からの電波が届く範囲にある中継器ノードは、ID指定のない呼出電文を受信した場合、呼出電文で指定した受信強度以上の場合にのみ応答電文を送信し、設定装置から中継器ノードの設置場所までの距離は各々異なることから、呼出電文で指定する応答受信強度を段階的に減少させることで、距離の近い中継器ノードから順番に応答電文を送信することとなり、複数の中継器ノードの送信タイミングが重ならず、中継器ノード単位に受信した応答電文からIDを取得して登録することができる。
本発明は、1又は複数のセンサノード、中継器ノード及び受信機で構成され、センサノードから無線送信された電文を中継器ノードで受信して処理し、処理結果を信号線により接続された受信機に送信し、更に中継器ノードのIDを指定して情報の読出しと書込みを行う設定装置を設けた無線防災システムに於いて、設定装置は、初期設定したチャンネル周波数によりID指定なしの呼出電文を中継器ノードに送信し、チャンネル周波数を所定の周波数範囲で変化させる周波数スイープにより呼出電文に対する中継器ノードからの応答電文を受信した場合に、当該応答電文に含まれる中継器ノードのIDを取得して登録し、中継器ノードのID登録を終了した場合にチャンネル周波数の周波数スイープにより復旧電文を送信する設定制御部を備え、中継器ノードは、初期設定したチャンネル周波数により設定装置からの呼出電文を受信した場合に、自己のIDに対応する所定の応答チャンネル周波数により自己のIDを含む応答電文を設定装置に送信し、応答チャンネル周波数による復旧電文を受信した場合にチャンネル周波数を初期設定に戻す中継制御部を備えるようにしたため、設定装置からの電波が届く範囲にある中継器ノードは、ID指定のない呼出電文を受信した場合、自己のIDに対応した相互に異なるチャンネル周波数を使用して応答電文を送信し、設定装置はチャンネル周波数を順次切り替える周波数スイープにより異なる中継器ノードからの応答電文を個別に受信し、複数の中継器ノードの送信タイミングが重なってもチャンネル周波数が異なることで、中継器ノード単位に受信した応答電文からIDを取得して登録することができる。
設定装置の設定制御部は、中継器ノードのIDを取得して登録する毎に表示部に登録IDを表示すると共に、登録終了を確認可能とし、操作部によるID登録終了操作の受付けを検出した場合に復旧電文を送信するようにしたため、設定装置から電波の届く範囲にある中継器ノードの数は不明であるが、表示部に対する登録IDの表示が停止することで、電波の届く範囲にある中継器ノードのID登録の終了を認識でき、これにより復旧操作を行うことで、復旧電文を中継器ノードに送信して通常の運用状態に戻すことを可能とする。
また、中継器ノードの中継制御部は、予め割り当てられたセンサノードのノードIDとアドレスとの対応関係を登録しており、設定装置の設定制御部は、登録したIDにより指定した中継器ノードのセンサノードIDとアドレスの対応関係を読み出して表示するようにしたため、中継器ノードとセンサノードを操作したセンサノードIDとアドレスの対応関係を中継器ノードに自動登録した場合、正しく登録されているかどうかの確認を設定装置に読出し表示して簡単且つ容易に行うことを可能とする。
また、中継器ノードの中継制御部は、予め割り当てられたセンサノードのノードIDとアドレスとの対応関係を登録しており、設定装置の設定制御部は、登録したIDにより指定した中継器ノードのセンサノードIDとアドレスの対応関係の追加、変更、又は削除を含む編集操作を受け付けて処理し、編集結果を中継器ノードに送信して登録させるようにしたため、設定装置からの電波の届く範囲にある中継器ノードのIDを登録した後に、例えばシステム運用中に中継器ノードが故障して交換した場合、システムの運用開始時に設定装置で故障前の中継器ノードから読み出したセンサノードのノードIDとアドレスの対応関係をサーバ等に保存しておき、これを設定装置に読み込んだ後に、交換した中継器ノードの設定装置を近づけて書込んで登録することで、センサノードを設置している共同住宅の占有部に入ることなく、簡単且つ容易に交換した中継器ノードに対するセンサノードIDとアドレスの対応関係を登録して動作可能とする。
また、中継器ノードの中継制御部は、センサノードからの電文受信と電波強度、電文の処理結果の受信機への送信を含む履歴情報を記憶し、設定装置の設定制御部は、登録したIDにより指定した中継器ノードの履歴情報を読み出して処理するようにしたため、システム運用中における中継器ノードの受信状況等の履歴情報や電波強度等を簡単に収集して通信環境の解析等に活用可能とする。
(システムの概要)
図1は本発明による無線防災システムの概要を示した説明図である。図1において、監視対象となる建物11の1F〜3Fの各階には中継器ノードとして機能する受信用中継器12−1〜12−3を設置し、火災受信機であるP型受信機10から階別に引き出した感知器回線16及び共通の電源線18に接続している。
受信用中継器12はアンテナ端子42を持ち、アンテナ端子42に同軸ケーブルを介して送受信用のアンテナ40を接続しており、設置場所に合せて使用するアンテナ40を交換可能としている。
(無線式感知器の機能構成)
図2は無線式感知器の機能構成を示したブロック図である。図2に示すように、センサノードとして機能する無線式感知器14は、感知器制御部22、アンテナ26を接続した無線通信部24、センサ部28、表示部30、操作部32及び電池電源34を備える。
(受信用中継器の機能構成)
図3は受信用中継器の機能構成を示したブロック図である。図3に示すように、中継器ノードとして機能する受信用中継器12は、中継制御部36、アンテナ端子42に同軸ケーブルを介して着脱自在に接続した送受信用のアンテナ40を使用する無線通信部38、受信強度検出部45、操作部44、表示部46、回線通信部48及び電源部50を備える。
(設定装置の機能構成)
図4は設定装置の機能構成を示したブロック図である。図4に示すように、受信用中継器のリーダ/ライタとして機能する設定装置20は、設定制御部60、アンテナ64を接続した無線通信部62、液晶ディスプレイ66、タッチパネル68、表示部70、操作部72、サーバ等の外部装置と通信接続するI/F回路部74、電源部76、コネクタ部78及び電源コネクタ部80を備える。
図1に示すように、例えば1Fの受信用中継器12−1の近くに設定装置20を携帯した係員が出向き、受信用中継器12−1〜12−3のIDが分かっていない状態で、設定装置20により受信用中継器12−1〜12−3に登録している例えば無線式感知器14のアドレスとノードIDの対応関係を示すテーブル情報を読出表示して確認するため、まず分かっていない受信用中継器12−1〜12−3のIDを取得して登録する処理を行う。
図3に示した設定装置20の設定制御部60は、タッチパネル68又は操作部72による受信用中継器20のID登録操作の受付けを検出した場合、所定の初期値から段階的に減少する所定の応答受信強度Ethを設定したID指定なしの呼出電文を受信用中継器12へ順次送信し、この呼出電文に対する受信用中継器12から応答電文を受信した場合に、この応答電文に含まれる送信元IDを受信用中継器12のIDとして取得してメモリに登録すると共に、登録したIDを指定したスリープ要求電文を受信用中継器12に送信し、電波の届く範囲にある受信用中継器12のID登録を終了した場合に復旧電文を中継器ノードに送信する制御を行う。
図5は設定装置から応答受信強度を設定したID指定なし呼出電文により受信用中継器のIDを取得して登録する動作を示したタイムチャートであり、図1、図3及び図4と共に説明すると次のようになる。
このような図5に示した設定装置20による受信用中継器12のID登録動作によれば、設定装置20からの電波が届く範囲にある受信用中継器12は、ID指定のない呼出電文を受信した場合、その受信強度Eが呼出電文で指定した応答受信強度Eth以上の場合にのみ応答電文を送信し、設定装置20からの複数の受信用中継器12の設置場所までの距離は各々異なることから、呼出電文で指定する応答受信強度Ethを段階的に減少させることで、距離の近い受信用中継器12から順番に応答電文を送信することとなり、複数の受信用中継器12の送信タイミングが重ならず、受信用中継器単位に受信した応答電文からIDを取得して登録することができる。
設定装置20による受信用中継器12のID登録処理の他の実施形態として、設定装置20からの呼出電文に対し、受信用中継器12のIDに応じたチャンネル周波数による応答電文の送信により設定装置20でID登録を行う。
図4に示した設定装置20の設定制御部60は、タッチパネル68又は操作部72による受信用中継器20のID登録操作の受付けを検出した場合、初期設定したチャンネル周波数によりID指定なしの呼出電文を受信用中継器12に送信し、チャンネル周波数を所定の周波数範囲で変化させる周波数スイープにより呼出電文に対する受信用中継器12からの応答電文を受信した場合に、当該応答電文に含まれる受信用中継器12の送信元IDを受信用中継器12のIDとして取得して登録し、電波の届く範囲にある全ての受信用中継器12のID登録を終了した場合にチャンネル周波数の周波数スイープにより復旧電文を送信する制御を行う。
図7は設定装置からID指定なし呼出電文により受信用中継器のIDに対応したチャンネル周波数による応答電文からIDを取得して登録する動作を示したタイムチャートであり、図1、図3及び図4と共に説明すると次のようになる。
このような図7に示した設定装置20による受信用中継器12のID登録動作によれば、設定装置20からの電波が届く範囲にある受信用中継器12は、ID指定のない呼出電文を受信した場合、自己のIDに対応した相互に異なるチャンネル周波数を使用して応答電文を送信し、設定装置20はチャンネル周波数を順次切り替える周波数スイープにより異なる受信用中継器12からの応答電文を個別に受信し、複数の受信用中継器12の送信タイミングが重なってもチャンネル周波数が異なることで、受信用中継器単位に受信した応答電文からIDを取得して登録することができる。
(中継器ノード)
上記の実施形態は、設定装置により中継器ノードとして機能する受信用中継器のIDを取得して登録する場合を例にとっているが、本発明はこれに限定されず、無線通信機能備えた適宜の機器のIDを設定装置により取得して登録する場合を含む。
上記の実施形態は、火災受信機としてP型受信機からの感知器回線に受信用中継器を接続しているが、データ伝送機能を持つR型受信機に受信用中継器を接続するようにしてもよい。
上記の実施形態は、専用の設定装置を使用して受信用中継器にアクセスして読み書きする場合を例にとっているが、受信用中継器との通信機能を備えたタブレット端末等の適宜の携帯端末機器を利用するようにしても良い。
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
12−1〜12−3:受信用中継器
14−1〜14−3:無線式感知器
16:感知器回線
20:設定装置
22:感知器制御部
24,38,62:無線通信部
28:センサ部
30,46,70:表示部
32,44,72:操作部
36:中継制御部
40:アンテナ
42:アンテナ端子
45:受信強度検出部
48:回線通信部
60:設定制御部
66:液晶ディスプレイ
68:タッチパネル
Claims (5)
- 1又は複数のセンサノードと受信機との間で信号を中継する複数の中継器ノードのIDを設定する設定装置であって、
初期設定したチャンネル周波数により呼出電文を送信して前記複数の中継器ノードに受信させ、チャンネル周波数をスイープさせながら受信動作して、前記複数の中継器ノードの各々が前記呼出電文に対応して、固有値が固定的に設定された自己のIDに対応して選択された応答用のチャンネル周波数に切り替えて送信した応答電文を順次受信し、当該応答電文に含まれる中継器ノードのIDを取得して順次登録する設定制御部を備え、
前記応答用のチャンネル周波数は、中継器ノードのIDの2進値の所定下位ビットと当該下位ビットにより指定可能なチャンネル数の応答用のチャンネル周波数との、予め設定された対応関係に基づき選択されることを特徴とする設定装置。
- 請求項1記載の設定装置に於いて、前記設定制御部は、前記応答電文を受信した中継器ノード全てのID登録を終了した後に、前記IDを登録した中継器ノードの各々が前記応答用のチャンネル周波数で復旧電文を順次送信して、前記応答電文を受信した中継器ノード全てのチャンネル周波数を前記初期設定に戻すことを特徴とする設定装置。
- 1又は複数のセンサノードと受信機との間で信号を中継する中継器ノードであって、
設定装置から初期設定されたチャンネル周波数で送信された呼出電文を受信した場合に、固有値が固定的に設定された自己のIDに対応して選択した応答用のチャンネル周波数に切り替えて、前記自己のIDを含む応答電文を前記設定装置に返信する中継制御部を備え、
前記応答用のチャンネル周波数は、中継器ノードのIDの2進値の所定下位ビットと当該下位ビットにより指定可能なチャンネル数の応答用のチャンネル周波数との、予め設定された対応関係に基づき選択されることを特徴とする中継器ノード。
- 請求項3記載の中継器ノードに於いて、前記中継制御部は、前記設定装置から前記応答用のチャンネル周波数で送信された復旧電文を受信した場合に、チャンネル周波数を前記初期設定に戻すことを特徴とする中継器ノード。
- 1又は複数のセンサノードと受信機との間で信号を中継する複数の中継器ノードのIDを設定する設定装置であって、
前記複数の中継器ノードに送信した呼出電文に対応して、当該中継器ノードが送信した応答電文を順次受信し、当該応答電文に含まれる中継器ノードのIDを順次登録すると共に、登録したIDを指定したスリープ要求電文を送信して、当該IDを登録した中継器ノードの送信動作を休止させる設定制御部と、
前記中継器ノードのIDを登録する毎に当該登録したIDを表示すると共に、ID登録終了を認識可能な表示部と、
ID登録終了操作を受付ける操作部と、
を備え、
前記設定制御部は、前記操作部でID登録終了操作を受付けた場合に、前記IDを登録した中継器ノード全てに復旧電文を送信して、当該中継器ノードの前記休止を解除することを特徴とする設定装置。
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