JP4931112B2 - 火災報知システム - Google Patents

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Description

本発明は、火災を感知する複数の火災感知器と、火災感知器との間で電波を媒体とする無線通信を行う受信装置とを有する火災報知システムに関するものである。
従来、火災を感知する複数の火災感知器と、火災を感知した火災感知器から有線で送信される火災感知信号を受信する受信装置とを有する火災報知システムが種々提供されてきた。これに対して、既存の施設等に新たに導入する場合に火災感知器と受信装置との間の配線が不要になるという利点から、火災感知器と受信装置との間で無線通信を行うようにした火災報知システムが提案されている(特許文献1参照)。
一方、有線式又は無線式の何れの通信方式においても、複数の火災感知器が正常に動作していることを確認するために、受信装置から各火災感知器に対して定期的に返信要求メッセージを送信し、各火災感知器の動作状態を示す応答メッセージを受信装置に返信し、応答メッセージに基づいて当該火災感知器で電池切れなどの故障が生じているか否かを判断している。
ここで、火災報知システムの信頼性を向上するためには、上述のような定期的な返信要求メッセージと応答メッセージの交換をできるだけ頻繁に行う必要がある。例えば、EN規格(欧州統一規格)においては、297秒に1回の割合で上記メッセージ交換を行うことを義務づけた規格(EN54−25)が策定される予定である。
ところで、定期的なメッセージ交換が上述のように頻繁に行われ、しかも、システムに含まれる火災感知器の台数が多ければ多いほど火災感知器同士の送信タイミングが重なって衝突が生じる確率が高くなるので、かかる衝突を回避する必要がある。そのために特許文献1に記載のものでは、無線通信に使用されるキャリアが検出されている間は無線信号の送信を行わずにキャリアが検出されていないときに無線信号を送信するキャリアセンス方式が採用されている。
しかしながら、キャリアセンス方式では無線回路の送信/受信の切り替えに一定の時間を要するために完全に衝突を回避することはできない。また、無線式の火災報知システムでは、一般に免許が不要な無線局に割り当てられた周波数を用いるが、国によっては送信時間デューティに厳しい制限が設けられている。例えば欧州連合では、火災報知システムに用いられるAlarm用周波数において送信時間デューティが0.1%未満でなければならない。
一方、キャリアセンス方式以外の衝突回避方法として、受信装置から複数の火災感知器に対して決められた順序で送信要求を行うポーリング方式、複数の火災感知器同士が送信権(トークン)を循環するトークンリング方式(登録商標)、火災感知器が定期的に応答メッセージを送信するとともに受信装置は応答メッセージを受信した火災感知器に対して受信確認(ACK)を返信し、さらに火災感知器は受信装置から受信確認が返信されてくるまで応答メッセージの送信を繰り返す自動再送(ARQ)方式などが提案されている。ポーリング方式とARQ方式では、受信装置における返信要求メッセージの送信頻度が火災感知器の送信頻度と火災感知器の台数の積となるから火災感知器の台数に比例して送信頻度が増加することになる。例えば、上述のEN規格(EN54−25)では送信間隔が297秒、送信時間が100ミリ秒、送信時間デューティの制限が0.1%未満であるから、1台の受信装置とシステムが構成できる火災感知器の台数は30台未満となってしまう。また、トークンリング方式では火災感知器が1台でも故障するとトークンが消失して全ての火災感知器が送信できなくなる虞がある。
そこで本出願人は、1つの下り方向(受信装置→火災感知器)のタイムスロットと、複数の上り方向(火災感知器→受信装置)のタイムスロットとからなる複数のフレームを集めたスーパーフレームを構成し、各フレームにおける上り方向のタイムスロットを各火災感知器に個別に割り当てることによって、受信装置と複数の火災感知器との間で時分割多重伝送(TDMA)による無線通信を行い、定期的なメッセージ交換(返信要求メッセージと応答メッセージの交換)の頻度が相対的に高い場合であっても、火災感知器から送信される無線信号同士の衝突を確実に回避するようにした火災報知システムを既に提案している(特願2005−168719参照)。
特許第3029716号公報
ところで、PDC(パーソナル・ディジタル・セルラー)やPHS(パーソナル・ハンディホン・システム)などの時分割多重伝送の無線通信方式においては、端末が新たに基地局の通信エリア内に参入した場合、当該基地局から送信されるタイミング信号(タイムスロットの起点を決めるための信号)を受信するまでは基地局との通信ができないため、最初にタイミング信号を受信するまでの間は常時受信状態を保持する必要がある。ここで、火災感知器の電源には電池が用いられ、しかも、火災感知器の設置場所が天井等の高所であることから電池交換が容易でないという事情があるため、上記先願発明では、時分割多重伝送方式を採用することで定期的なメッセージ交換時や火災発報時以外は無線信号の送受信機能を停止して電池の長寿命化を図っている。しかしながら、受信装置に新たな火災感知器を登録する際、受信装置からタイミング信号を受信するまでの間、火災感知器が長時間受信状態を保持することで電池寿命が大幅に短縮されてしまう虞がある。さらに、操作ミス(電源の入れ忘れ)を防ぐために火災感知器には電源スイッチが設けられておらず、電池を装着するだけで電源が投入されて起動するように構成されているため、火災報知システムの施工時において、受信装置の起動前に火災感知器の電源が投入されてしまうと火災感知器の受信状態がさらに長時間保持され、施工作業が完了して受信装置が起動したときには火災感知器の電池が寿命に達して交換しなければならない事態に陥る可能性がある。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、火災感知器の設置作業時等に火災感知器の電池が無駄に消費されて電池寿命が短縮されるのを防ぐことができる火災報知システムを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、火災を感知する複数の火災感知器と、火災感知器との間で電波を媒体とする無線通信を行う受信装置とを有し、火災感知器は、火災に伴って発生する温度変化や煙を検出することで火災を感知する感知部と、受信装置との間で無線信号を送受信する無線送受信部と、少なくとも感知部で火災が感知されたときに自器に割り当てられている固有のアドレスを含む火災感知情報を無線送受信部から無線信号により送信させる制御部と、各部に電源を供給するための電池とを備え、受信装置は、火災感知器との間で無線信号を送受信する無線送受信部と、無線送受信部を制御するとともに無線送受信部で受信する無線信号から火災感知情報を得たときに当該火災感知情報に含まれるアドレスによって送信元の火災感知器を特定する制御部とを備え、受信装置並びに火災感知器の制御部は、受信装置から火災感知器への1つの下り方向のタイムスロットと、各火災感知器毎に割り当てられた火災感知器から受信装置への複数の上り方向のタイムスロットとで構成されるフレームが一定数集まったスーパーフレームの中で火災感知情報を含む種々の情報を授受し、受信装置の制御部は、スーパーフレームに含まれる1つのフレームの中の下り方向タイムスロットで無線送受信部に同期信号並びに所定の応答を要求する返信要求メッセージを全ての火災感知器に対して定期的に送信させ、火災感知器の制御部は、無線送受信部で同期信号を受信した時点を基準にして自器に割り当てられた上り方向タイムスロットが始まるタイミングを決定するとともに、返信要求メッセージを受け取ったときに返信要求メッセージを受信した下り方向タイムスロットが含まれるフレームと同一のフレームにおいて割り当てられた上り方向タイムスロットで、自器の動作状態を示す所定の応答メッセージを無線送受信部に返信させる火災報知システムであって、火災感知器の制御部は、起動直後に自器のアドレスを含む登録要求信号を無線送受信部から送信させ、受信装置の制御部は、火災感知器から送信された登録要求信号を無線送受信部で受信すると次の返信要求メッセージ送信までの待ち時間を含む登録許可信号と自らに割り当てられた固有のID符号を無線送受信部から当該登録要求信号の送信元である火災感知器に向けて送信させ、火災感知器の制御部は、当該登録許可信号並びにID符号を無線送受信部で受信するとID符号を記憶するとともに無線送受信部の動作を停止し且つ当該登録許可信号に含まれる待ち時間の経過後に無線送受信部の動作を開始させ、同期信号並びに返信要求メッセージを受信すれば応答メッセージを無線送受信部に返信させ、登録要求信号の送信時点から所定時間が経過するまでに当該登録許可信号を受信しなければ無線送受信部の動作を停止し、受信装置の制御部は、前記待ち時間経過後に送信する返信要求メッセージに対して前記登録要求信号の送信元である火災感知器から返信された応答メッセージを受信すれば当該登録要求信号の送信元のアドレスを登録し、返信されるべき応答メッセージを受信しなければ当該送信元の火災感知器のアドレスを登録しないことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、火災感知器は、無線送受信部で登録許可信号を受信したことを表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、火災感知器は、ディップスイッチからなるアドレス設定部を備えたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、受信装置は、登録要求信号の送信元である火災感知器から返信された応答メッセージを無線送受信部で受信したことを表示する表示手段を備えたことを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、通信線により複数の受信装置と接続され、受信装置が受信する火災感知情報を通信線を介して受け取ったときに火災発生を報知する火災報知器を有し、通信線を介して火災報知器と通信する通信手段を受信装置に備え、受信装置の制御部は、登録要求信号の送信元である火災感知器から返信された応答メッセージを無線送受信部で受信したときに受信通知を通信手段より火災報知器に通知し、火災報知器は、通信線を介して受信装置と通信する通信手段と、通信手段で受信通知を受け取ったことを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする。
請求項6の発明は、上記目的を達成するために、火災を感知する複数の火災感知器と、火災感知器との間で電波を媒体とする無線通信を行う受信装置とを有し、火災感知器は、火災に伴って発生する温度変化や煙を検出することで火災を感知する感知部と、受信装置との間で無線信号を送受信する無線送受信部と、少なくとも感知部で火災が感知されたときに自器に割り当てられている固有のアドレスを含む火災感知情報を無線送受信部から無線信号により送信させる制御部と、前記アドレスを記憶する記憶部と、各部に電源を供給するための電池とを備え、受信装置は、火災感知器との間で無線信号を送受信する無線送受信部と、無線送受信部を制御するとともに無線送受信部で受信する無線信号から火災感知情報を得たときに当該火災感知情報に含まれるアドレスによって送信元の火災感知器を特定する制御部とを備え、受信装置並びに火災感知器の制御部は、受信装置から火災感知器への1つの下り方向のタイムスロットと、各火災感知器毎に割り当てられた火災感知器から受信装置への複数の上り方向のタイムスロットとで構成されるフレームが一定数集まったスーパーフレームの中で火災感知情報を含む種々の情報を授受し、受信装置の制御部は、スーパーフレームに含まれる1つのフレームの中の下り方向タイムスロットで無線送受信部に同期信号並びに所定の応答を要求する返信要求メッセージを全ての火災感知器に対して定期的に送信させ、火災感知器の制御部は、無線送受信部で同期信号を受信した時点を基準にして自器に割り当てられた上り方向タイムスロットが始まるタイミングを決定するとともに、返信要求メッセージを受け取ったときに返信要求メッセージを受信した下り方向タイムスロットが含まれるフレームと同一のフレームにおいて割り当てられた上り方向タイムスロットで、自器の動作状態を示す所定の応答メッセージを無線送受信部に返信させる火災報知システムであって、火災感知器の制御部は、起動直後に登録要求信号を無線送受信部から送信させ、受信装置の制御部は、火災感知器から送信された登録要求信号を無線送受信部で受信すると自らに割り当てられた固有のID符号とともに未登録のアドレスのうちから選択したアドレス並びに次の返信要求メッセージ送信までの待ち時間を含む登録許可信号を無線送受信部から送信させ、火災感知器の制御部は、当該登録許可信号並びにID符号を無線送受信部で受信するとID符号を記憶し当該登録許可信号に含まれるアドレスを自器のアドレスとして記憶部に記憶させるとともに無線送受信部の動作を停止し且つ当該登録許可信号に含まれる待ち時間の経過後に無線送受信部の動作を開始させ、同期信号並びに返信要求メッセージを受信すれば自器のアドレスを含む応答メッセージを無線送受信部に返信させ、登録要求信号の送信時点から所定時間が経過するまでに当該登録許可信号を受信しなければ無線送受信部の動作を停止し、受信装置の制御部は、前記待ち時間経過後に送信する返信要求メッセージに対して前記登録要求信号の送信元である火災感知器から返信された応答メッセージを受信すれば当該応答メッセージに含まれるアドレスを当該火災感知器のアドレスとして登録し、返信されるべき応答メッセージを受信しなければ当該アドレスを登録しないことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1又は6の発明において、受信装置の制御部は、無線送受信部を受信状態として複数の上り方向タイムスロットにおける受信状態を調べ、正常な受信状態である上り方向タイムスロットを前記登録要求信号の送信元である火災感知器に割り当てるとともに当該上り方向タイムスロットを前記登録許可信号により通知することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、火災感知器の制御部では、起動直後に送信した登録要求信号に対して受信装置から返信される登録許可信号を直ちに受信して次の返信要求メッセージ送信までの待ち時間に無線送受信部を停止するとともに、登録要求信号の送信時点から所定時間が経過するまでに当該登録許可信号を受信しなければ無線送受信部の動作を停止するので、起動後に受信装置から下り方向タイムスロットの開始タイミングが知らされるまで長時間にわたって受信状態を保持する必要がなく、火災感知器の設置作業時等に火災感知器の電池が無駄に消費されて電池寿命が短縮されるのを防ぐことができる。
請求項2の発明によれば、火災感知器の設置作業を行う作業者が火災感知器の表示手段による表示に基づいて登録作業の成否を判断することができて設置作業の効率化が図れる。
請求項3の発明によれば、ディップスイッチからなるアドレス設定部を使ってある程度自由に火災感知器のアドレスを設定することができ、火災感知器の設置場所とアドレスとの対応関係を判り易くでき、しかも、ディップスイッチを見ればアドレスを容易に確認することができる。
請求項4の発明によれば、火災感知器の設置作業を行う作業者が受信装置の表示手段による表示に基づいて登録作業の成否を判断することができて設置作業の効率化が図れる。
請求項5の発明によれば、火災感知器の設置作業を行う作業者が火災報知器の表示手段による表示に基づいて登録作業の成否を判断することができて設置作業の効率化が図れる。
請求項6の発明によれば、火災感知器の制御部では、起動直後に送信した登録要求信号に対して受信装置から返信される登録許可信号を直ちに受信して次の返信要求メッセージ送信までの待ち時間に無線送受信部を停止するとともに、登録要求信号の送信時点から所定時間が経過するまでに当該登録許可信号を受信しなければ無線送受信部の動作を停止するので、起動後に受信装置から下り方向タイムスロットの開始タイミングが知らされるまで長時間にわたって受信状態を保持する必要がなく、火災感知器の設置作業時等に火災感知器の電池が無駄に消費されて電池寿命が短縮されるのを防ぐことができる。また、受信装置によって各火災感知器のアドレスを設定するため、作業者のミスで同一のアドレスが重複して設定されることを防ぐことができて火災感知器の設置作業の効率化が図れる。
請求項7の発明によれば、受信装置の制御部が複数の上り方向タイムスロットにおける受信状態を調べ、正常な受信状態である上り方向タイムスロットを前記登録要求信号の送信元である火災感知器に割り当てるとともに当該上り方向タイムスロットを前記登録許可信号により通知するので、何らかのノイズによって受信状態が正常でない上り方向タイムスロットが火災感知器に割り当てられるのを防いで火災感知器と確実に無線通信することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
図3(a)は本実施形態のシステム構成図であり、それぞれに複数台の火災感知器10との間で無線通信を行う複数台の受信装置(無線中継器1)が通信線Lsを介して火災報知器100に接続されることで火災報知システムが構成されている。すなわち、火災感知器10から送信される火災感知情報が無線中継器1から通信線Lsを介して火災報知器100に伝送され、火災報知器100の制御の下で警報音の鳴動や火災発生場所の報知、消防署への通報等の必要な対処が行われるものである。なお、以下では、複数台の火災感知器10を個別に示す場合は火災感知器101,102,…,10と表記し、総括して示す場合は火災感知器10と表記する。
火災感知器10は、例えば施設の天井に設置されるものであって、図2(a)に示すように火災に伴って発生する温度変化や煙を検出することで火災を感知する感知部11と、後述するデータフォーマットを規定の周波数の搬送波に変復調し無線中継器1との間で電波を媒体とする無線信号を送受信する無線送受信部12と、無線送受信部12を制御して後述する火災感知情報や応答メッセージを無線信号により送信させる制御部13と、電池を電源として感知部11、無線送受信部12、制御部13の動作電源を作成する電池電源部14と、無線信号を送受信するためのアンテナ15と、制御部13の制御の下で電源電源部14から無線送受信部12への給電路を開閉するスイッチ16と、ディップスイッチからなるアドレス設定部17と、発光ダイオードを具備する表示部18とを備える。制御部13はマイコンとEEPROMなどの不揮発性メモリを主構成要素とし、不揮発性メモリに格納されているプログラムを実行することで後述する各種の処理を実行するものである。なお、各火災感知器10にはアドレス設定部17において固有のアドレス(後述する感知器ID)が施工時に設定される。
一方、無線中継器1は、図2(b)に示すように後述するデータフォーマットを規定の周波数の搬送波に変復調し火災感知器10との間で電波を媒体とする無線信号を送受信する無線送受信部2と、各種の設定を行うための操作スイッチ3a、火災警報や種々の表示を行うための表示デバイス(例えば、発光ダイオードなど)3bを含む表示操作部3と、通信線Lsを介して火災報知器100との間で火災報知信号等を送受信するとともに通信線Lsに重畳された直流電源を分離する有線送受信部4と、無線送受信部2や表示操作部3、有線送受信部4の制御を行う制御部5と、有線送受信部4で分離された直流電源から無線送受信部2、表示操作部3、有線送受信部4、制御部5の動作電源を作成する電源部6と、無線信号を送受信するためのアンテナ7と、後述するように自器に割り当てられるアドレスや火災感知器10のアドレス、各火災感知器10に対する上り方向タイムスロットの割当等を記憶するためのメモリ部8とを備え、自器に登録される全ての火災感知器10と無線信号の送受信が可能な場所に設置される。制御部5はマイコンを主構成要素とし、EEPROMなどの不揮発性メモリからなるメモリ部8に格納されているプログラムを実行することで後述する各種の処理を実行するものである。
また火災報知器100は、図3(b)に示すように通信線Lsを介して各無線中継器1と個別に火災報知信号等を送受信するとともに通信線Lsに直流電源を重畳する信号送受信部101と、火災警報や種々の表示を行うための表示デバイス(例えば、発光ダイオードなど)を具備する表示部102と、警報音を鳴動する警報音鳴動部103と、各種の設定を行うための操作入力を受け付ける操作部104と、信号送受信部101や表示部102、警報音鳴動部103の制御並びに操作部104で受け付けた操作入力を取り込んで処理する制御部105とを備え、何れかの無線中継器1から送信された火災報知信号を通信線Lsを介して信号送受信部101で受信すると、制御部105が表示部102に火災報知信号の送信元である無線中継器1並びに火災を感知した火災感知器10の場所を表示するとともに警報音鳴動部103を制御して警報音を鳴動させるものである。なお、制御部105では各無線中継器1に割り当てられた固有のアドレスによって個々の無線中継器1を識別しており、火災報知器100と各無線中継器1との間の信号伝送に関しては従来周知の技術で実現可能であるので、詳細な説明は省略する。
ここで、無線中継器1と火災感知器10との間の無線通信には免許が不要な周波数を利用する。例えば、日本では小電力セキュリティや特定小電力無線規格、米国ではFCC Regulations Part15 SubpartC、欧州ではShort Range Device規格に準拠した無線特性を満足しなければならない。
無線中継器1と火災感知器10との間で授受されるデータのデータフォーマットを図4に示す。このデータフォーマットは、1と0が交番する32ビットのプリアンブル(ビット同期パターン)PRと、規定のビット列からなる16ビットのユニークワード(フレーム同期パターン)UWと、通信線Lsを介して火災報知器100に接続された無線中継器1に割り当てられる32ビットの固有のID符号(システムID)IDと、火災感知器10に割り当てられた32ビットの固有のアドレス(感知器ID)ADRと、8ビットのメッセージMSGと、メッセージMSGに付随する8ビットのパラメータPRMと、16ビットの誤り検出符号CRCとで構成される。すなわち、無線中継器1の固有アドレスはシステムIDとなり、1台の無線中継器1と複数台(最大32台)の火災感知器10からなる1つのサブシステム内における火災感知器10の固有アドレスは感知器IDと一致するが、他のサブシステムに属する全ての火災感知器10を含む固有アドレスはシステムID(無線中継器1のID符号(アドレス))+感知器IDとなる。従って、複数のサブシステムの通信範囲が重なっていても異なるサブシステムに属する無線中継器1と火災感知器10とが誤って無線信号を送受信することはない。
而して、無線信号を受信した火災感知器10並びに無線中継器1では、無線送受信部12,2において受信信号を増幅し且つデータフォーマットを復調して制御部13,5に出力する。制御部13,5では、無線送受信部12,2で復調されたデータをマイコンが具備するデジタルの入力ポートでサンプリングし、プリアンブルPRの受信中にビットタイミングを抽出して、次に連続する16ビット分の受信ビットを規定のユニークワードと一致するまで1ビットずつシフトすることでユニークワードを検出する。さらに制御部13,5は、受信したシステムIDと感知器IDを不揮発性メモリ(メモリ部8)に格納されている固有アドレスと照合し、これらが一致し且つビット誤りが検出されなかった場合にメッセージMSGを受理する。
ところで本実施形態においては、無線中継器1と複数の火災感知器10との間の無線通信を時分割多重アクセス(TDMA)方式で行っている。すなわち、図5に示すように1つの下り方向(無線中継器1→火災感知器10)のタイムスロットBと、複数(図示例では32)の上り方向(火災感知器10→無線中継器1)のタイムスロットD1〜D32とからなる複数(図示例では90)のフレームF1〜F90を集めてスーパーフレームSFを構成し、各フレームF1〜F90における上り方向のタイムスロットD1〜D32を各火災感知器10に個別に割り当てることによって、定期的なメッセージ交換(返信要求メッセージと応答メッセージの交換)の頻度が相対的に高い場合、例えば、上述のEN規格における297秒に1回というような場合であっても、火災感知器10から送信される無線信号同士の衝突を確実に回避することができる。下り方向及び上り方向のタイムスロットB,Di(i=1〜32)を含むフレームF1〜F90は周期が100ミリ秒であり、その内訳は上記データフォーマットに70ミリ秒、無線中継器1及び火災感知器10の無線送受信部2,12が起動し安定した搬送波周波数で送信可能となるまでの時間(起動時間)に10ミリ秒、ガードタイムに前後各々10ミリ秒ずつが割り当てられている。なお、ガードタイムは火災感知器10と無線中継器1の動作クロック周波数(制御部13,5を構成するマイコンの動作クロック周波数)の誤差に起因するタイミングの差を吸収するための空き時間である。
すなわち、本実施形態においては1台の無線中継器1がサブシステム内に最大32台の火災感知器10を登録することが可能であって、無線中継器1がサブシステム内の特定の火災感知器10を指定してメッセージを送信する場合は、データフォーマットのアドレスADR(感知器ID)における特定の1ビットのみを1に設定し且つ残り31ビットを全て0に設定することで当該火災感知器10のアドレス(1〜32)を指定すればよく、また、サブシステム内の全ての火災感知器10に対してメッセージを同報送信する場合は、データフォーマットのアドレスADRの32ビットを全て1に設定して送信すればよい。また火災感知器10が無線中継器1に対して返信する場合、データフォーマットのアドレスADRのうちで自器のアドレス(1〜32)に対応するビットのみを1に設定して送信すればよい。
次に、本実施形態の動作を説明する。最初に、無線中継器1からサブシステム内の全ての火災感知器10に対して返信要求メッセージを定期的に送信し、各火災感知器10から返信される応答メッセージを無線中継器1で受信することによって、各火災感知器10が正常に動作しているか否かを確認する動作について説明する。
無線中継器1の制御部5は、スーパーフレームSFの先頭のフレームF1の下り方向タイムスロットBにおいて、データフォーマットのアドレスADRを全て1に設定し、メッセージMSGを返信要求メッセージとした無線信号を無線送受信部2より送信させる。一方、火災感知器10の制御部13は、スーパーフレームSFの先頭フレームF1が開始される直前にスイッチ16を閉じて無線送受信部12に電源を供給し、無線中継器1から下り方向タイムスロットBで送信される無線信号を受信できるようにする。そして、無線信号送受信部12によって先頭フレームF1の下り方向タイムスロットBで無線信号(返信要求メッセージ)を受信すれば、制御部13は、自器に割り当てられた上り方向タイムスロットDiで無線中継器1の返信要求メッセージに対する応答メッセージを無線送受信部12から送信させ、その後、スイッチ16を開いて無線送受信部12への電源供給を停止する。一方、無線中継器1の制御部5は、返信要求メッセージを送信した先頭フレームF1における上り方向タイムスロットD1〜D32で各火災感知器10から返信される応答メッセージを受信する。応答メッセージの内容は、火災感知器10における異常(例えば、電池電圧がしきい値以下まで低下、あるいは感知部11の動作不良など)の有無であり、異常有りの応答メッセージを返信した火災感知器10のアドレスADRと異常有りを知らせるメッセージを有線送受信部4から通信線Lsを介して火災報知器100に伝送するようになっている。
次に、何れかの火災感知器10で火災を感知した場合の動作について説明する。なお、火災を感知した場合に火災感知器10の制御部13が行う以下の処理は、常時に繰り返し行う上記処理に対する割り込み処理である。
感知部11で火災を感知した場合、火災感知器10iの制御部13は、スイッチ16を閉じて無線送受信部12を起動し、直近のフレームFkにおいて割り当てられた上り方向タイムスロットDiにより火災感知情報をメッセージMSGとする無線信号を送信させ、その後、スイッチ16を開いて無線送受信部12を停止する。火災感知器10iから火災感知情報を受信した無線中継器1の制御部5は、火災感知情報の送信元の火災感知器10iのアドレス(=i)に一致するビットを1に設定し、火災感知情報を受信したことを示す受信完了メッセージをメッセージMSGとして、火災感知情報を受信したフレームFkの次のフレームFk+1における下り方向タイムスロットBで送信する。火災感知情報を送信した火災感知器10iの制御部13は、火災感知情報を送信したフレームFkの次のフレームFk+1が開始される直前にスイッチ16を閉じて無線送受信部12を起動し、当該フレームFk+1における下り方向タイムスロットBを受信する。さらに制御部13は、当該下り方向タイムスロットBで無線中継器1から受信完了メッセージを受信すれば火災感知情報の再送信を行わないが、受信完了メッセージを受信しなければ、さらに次のフレームFk+2において割り当てられた上り方向タイムスロットDiで火災感知情報を再送信し、無線中継器1から受信完了メッセージを受信するまで火災感知情報の再送信を繰り返して無線中継器1に確実に火災発生を知らせるようにしている。そして、無線中継器1の制御部5が火災感知器10iから受け取った火災感知情報を有線送受信部4より通信線Lsを介して火災報知器100に伝送し、火災報知器100において制御部105が警報音鳴動部103を制御して警報音を鳴動させる。
続いて、本発明の要旨である、無線中継器1に対して火災感知器10を登録する登録作業時の動作について、図1のタイムチャートを参照して説明する。なお、火災感知器10の登録とは、サブシステムの施工時等において既に動作している無線中継器1のメモリ部8に火災感知器10のアドレスを記憶させるとともに無線中継器1のアドレスを火災感知器10の制御部5が有するメモリ(RAM)に記憶させ、さらに無線中継器1と火災感知器10との間でスーパーフレームSFの同期を取るまでの処理を指している。
作業者が火災感知器10に電池を装着すると、電池電源部14から直ちに電源が供給されて制御部13が起動する。制御部13は、スイッチ16を閉じて無線送受信部12を起動し、データフォーマットにおけるシステムIDの全てのビットを0に設定するとともにアドレスADRの特定のビット(アドレス設定部17に設定されているアドレスに対応したビット)のみを1に設定し、且つメッセージMSGを登録要求コードとした無線信号(以下、「登録要求信号」と呼ぶ。)を無線送受信部12より送信させ、その後、無線送受信部12を受信状態とする。
一方、無線中継器1では、何れかのフレームF1〜F90の下り方向タイムスロットDi(例えば、フレームF2の上り方向タイムスロットD4)において火災感知器10から送信された登録要求信号を無線送受信部2で受信すると、制御部5は、次のタイムスロットD5において、データフォーマットのシステムIDに自器に割り当てられたアドレス(ID符号)を設定するとともにアドレスADRを登録要求信号の送信元のアドレスに設定し、且つメッセージMSGに登録許可コード、パラメータPRMに次のスーパーフレームSFの先頭までのスロット数(=(90−2)×33+(32−5)=2931)を設定した無線信号(以下、「登録許可信号」と呼ぶ。)を無線送受信部2より送信させる。
登録要求信号の送信元である火災感知器10では、登録要求信号を送信した後に無線信号送受信部12を受信状態に保持しているため、無線中継器1から送信された登録許可信号を受信することができる。登録許可信号を受信すれば、制御部13は、スイッチ16を開いて無線送受信部12への電源供給を停止し、登録許可信号のシステムIDに設定されている無線中継器1のアドレス(ID符号)をマイコンが具備するRAM(図示せず)に記憶し、さらに、登録許可信号のパラメータに設定されているスロット数に対応する時間のカウントを開始するとともに、当該時間のカウントが終了した時点で再度スイッチ16を閉じて無線信号送受信部12に電源供給して受信状態とする。
そして、無線中継器1の制御部5が次のスーパーフレームSFの先頭フレームF1における下り方向タイムスロットBで返信要求メッセージを含む無線信号を無線信号送受信部2より送信させると、登録要求信号の送信元である火災感知器10の無線信号送受信部12が当該無線信号を受信し、火災感知器10の制御部13が返信要求メッセージに対する応答メッセージを無線送受信部12から送信させ、その後、スイッチ16を開いて無線送受信部12への電源供給を停止する。
応答メッセージを含む無線信号を受信した無線中継器1の制御部5では、当該無線信号のアドレスADRに設定されている火災感知器10のアドレスが登録要求信号の送信元のアドレスと一致していれば当該アドレスをメモリ部8に記憶し、一致しなければ当該アドレスを破棄する。そして、火災感知器10のアドレスが無線中継器1のメモリ部8に登録された時点で当該火災感知器10の登録作業が完了する。以降、無線中継器1ではシステムIDが自器のアドレスと一致し且つアドレスADRがメモリ部8に登録されているアドレスと一致する無線信号のみを受け取る。
ここで、起動直後の火災感知器10から送信される登録要求信号は上り方向タイムスロットDiに同期していないので、無線中継器1や他の火災感知器10から送信された無線信号と衝突する可能性がある。しかしながら、火災が発生していない状況下で実際に無線信号が送信されるのは先頭のフレームF1のみであり、登録要求信号が先頭フレームF1のタイムスロットB,Diで送信される無線信号と衝突する確率は1.1%以下と非常に低いから実質的に支障はない。また本実施形態では、火災感知器10の制御部13が登録許可信号を受信して無線中継器1のアドレスをRAMに記憶した時点で表示部18が具備する発光ダイオードを発光させることにより登録許可信号を受信したことを一定時間だけ表示するようにしているため、電池装着後に表示部18の発光ダイオードが発光しなければ、登録要求信号の衝突などが原因で登録許可信号が受信できなかったことを作業者が容易に知ることができ、その場合は作業者が電池を装着し直せばよい。
ところで無線中継器1においては、火災感知器10のアドレス1〜32と一対一に対応した登録完了表示用の発光ダイオード(32個)と、異常発生通知用の発光ダイオード(32個)とを、表示操作部3が表示デバイス3bとして具備している。なお、図6に示すように無線中継器1のハウジング9前面には円形の透孔9aが縦4列、横16列に並べて設けられており、上から1列目と3列目の各16個の透孔9aからは上記登録完了表示用の発光ダイオードの光が放射され、上から2列目と4列目の各16個の透孔9aからは上記異常発生通知用の発光ダイオードの光が放射されるようになっている。そして、無線中継器1の制御部5は、登録要求をした火災感知器10から最初の応答メッセージを受け取ったとき、言い換えると、登録要求をした火災感知器10のアドレス登録が完了したときに当該火災感知器10のアドレスと対応する登録完了表示用の発光ダイオードを発光させることにより登録が完了したことを一定時間表示するようになっている。その結果、火災感知器10に電池を装着したにもかかわらず表示操作部3の登録完了表示用発光ダイオードが発光しなければ、登録作業が正常に完了していないことを作業者が容易に知ることができ、その場合は作業者が火災感知器10に電池を装着し直して登録作業をやり直せばよい。また、無線中継器1の制御部5は、返信要求メッセージを送信したにもかかわらず何れかの火災感知器10から応答メッセージを受け取ることができなかったときに当該火災感知器10のアドレスと対応する異常発生通知用の発光ダイオードを発光させ、当該発光ダイオードと対応するアドレスの火災感知器10に電池切れなどの異常が発生していることを表示するようになっている。なお、発光ダイオードの代わりに液晶表示器を用いることも可能である。
また、上記登録完了表示用の発光ダイオードを火災報知器100の表示部102に設け、無線中継器1の制御部5が登録要求をした火災感知器10から最初の応答メッセージを受け取ったときに受信通知を有線送受信部4より火災報知器100に通知し、この受信通知を受け取った火災報知器100の制御部105が登録完了した火災感知器10のアドレスと対応する登録完了表示用の発光ダイオードを発光させることにより登録が完了したことを一定時間表示するようにしてもよい。さらに、異常発生通知用の発光ダイオードを火災報知器100の表示部102に設け、無線中継器1の制御部5が何れかの火災感知器10から応答メッセージを受け取らなかったときに異常発生通知を有線送受信部4より火災報知器100に通知し、この異常発生通知を受け取った火災報知器100の制御部105が異常の発生した火災感知器10のアドレスと対応する異常発生通知用の発光ダイオードを発光させることにより火災感知器10に異常が発生したことを表示するようにしてもよい。
(実施形態2)
実施形態1においては、火災感知器10の固有のアドレスをディップスイッチからなるアドレス設定部17で設定するようになっている。かかる構成の利点としては、火災感知器10のアドレスが明示的であるから設置施工図面等による保守管理が容易であること、故障等によって火災感知器10を交換する際に同じアドレスが容易に設定できること等がある。その一方で、施工時における作業者の設定ミスによって複数台の火災感知器10に同一のアドレスが重複して設定されてしまう虞がある。仮に同一のアドレスが重複して設定された場合、複数台の火災感知器10が同一の上り方向タイムスロットで応答メッセージを送信して無線信号が衝突してしまうが、無線中継器1までの通信距離や障害物の有無等の違いによって無線中継器1に到達する無線信号の信号強度に差が生じ、その差が概ね10dB以上であれば信号強度の強い方の無線信号によって信号強度の弱い方の無線信号が完全に抑圧されて信号強度の強い方の無線信号のみが正常に受信されることになる。この場合、無線中継器1では登録されたアドレスから応答メッセージを受け取るので衝突を検知することができず、さらに、アドレスが重複している一方の火災感知器10が故障して応答メッセージを送信できなくても他方の火災感知器10が送信する応答メッセージを受信すれば何ら異常を検出することができない。
そこで本実施形態では、火災感知器10にアドレス設定部17を設けて作業者が手動でアドレスを設定する代わりに、火災感知器10の登録時に無線中継器1が火災感知器10にアドレスを割り当てることで同一のアドレスが重複して使用されるのを防止している。但し、火災感知器10がディップスイッチからなるアドレス設定部17を具備していない点を除いて、本実施形態における無線中継器1並びに火災感知器10の構成は基本的に実施形態1と共通であるから、共通の構成要素には同一の符号を付して図示並びに説明を省略する。
以下、無線中継器1に対して火災感知器10を登録する登録作業時の動作について説明する。
作業者が火災感知器10に電池を装着すると、電池電源部14から直ちに電源が供給されて制御部13が起動する。制御部13は、スイッチ16を閉じて無線送受信部12を起動し、データフォーマットにおけるシステムID並びにアドレスADRの全てのビットを0に設定するとともにメッセージMSGを登録要求コードとした登録要求信号を無線送受信部12より送信させ、その後、無線送受信部12を受信状態とする。
一方、無線中継器1では、何れかのフレームF1〜F90の下り方向タイムスロットDi(例えば、D4)において火災感知器10から送信された登録要求信号を無線送受信部2で受信すると、制御部5は、次のタイムスロットD5において、データフォーマットのシステムIDに自器に割り当てられたアドレスを設定するとともにアドレスADRを未登録のアドレス(例えば、1〜32のうちで小さい順にアドレスを割り当てる場合に既に登録されているアドレスのうちで最も大きい数に1を加えた数)に設定し、且つメッセージMSGに登録許可コード、パラメータPRMに次のスーパーフレームSFの先頭までのスロット数を設定した登録許可信号を無線送受信部2より送信させる。
登録要求信号の送信元である火災感知器10では、無線中継器1から送信された登録許可信号を受信すると、制御部13がスイッチ16を開いて無線送受信部12への電源供給を停止し、登録許可信号のシステムIDに設定されている無線中継器1のアドレスとアドレスADRに設定されているアドレス(無線中継器1によって自器に割り当てられたアドレス)をマイコンが具備するRAM(図示せず)に記憶し、さらに、登録許可信号のパラメータに設定されているスロット数に対応する時間のカウントを開始するとともに、当該時間のカウントが終了した時点で再度スイッチ16を閉じて無線信号送受信部12に電源供給して受信状態とする。
そして、無線中継器1の制御部5が次のスーパーフレームSFの先頭フレームF1における下り方向タイムスロットBで返信要求メッセージを含む無線信号を無線信号送受信部2より送信させると、登録要求信号の送信元である火災感知器10の無線信号送受信部12が当該無線信号を受信し、火災感知器10の制御部13が返信要求メッセージに対する応答メッセージを無線送受信部12から送信させ、その後、スイッチ16を開いて無線送受信部12への電源供給を停止する。
応答メッセージを含む無線信号を受信した無線中継器1の制御部5では、当該無線信号のアドレスADRに設定されている火災感知器10のアドレスが登録要求信号の送信元の火災感知器10に割り当てたアドレスと一致していれば当該アドレスをメモリ部8に記憶し、一致しなければ当該アドレスを破棄する。そして、火災感知器10のアドレスが無線中継器1のメモリ部8に登録された時点で当該火災感知器10の登録作業が完了する。
上述のように本実施形態によれば、無線中継器1によって各火災感知器10のアドレスを設定するため、作業者のミスで同一のアドレスが重複して設定されることを防ぐことができて火災感知器10の設置作業の効率化が図れるという利点がある。なお、無線中継器1によって火災感知器10に割り当てられたアドレスは、実施形態1で説明した登録完了表示用の発光ダイオードが発光することで確認可能である。
ところで、実施形態1並びに本実施形態では火災感知器10に割り当てる上り方向タイムスロットD1〜D32をアドレス(1〜32)と共通にしているが、本発明に係る火災報知システムでは、火災感知器10のアドレスによって定期的なメッセージ交換による火災感知器10の故障検知や火災感知の有無を管理しているため、上り方向タイムスロットの割当について特にシステム上で考慮する必要がない。しかしながら、かかる火災報知システムが普及するにつれて同じ周波数の電波を用いるシステム間で無線信号の干渉が生じ得る。一方、無線中継器1はスーパーフレームSFの先頭フレームF1における下り方向タイムスロットBで返信要求メッセージを送信するとき以外は常に受信状態にあるので、何れの上り方向タイムスロットDiに上述のような他システムによる干渉信号が存在するかを制御部5で検知することができる。
そこで、無線中継器1の制御部5が複数の上り方向タイムスロットDiにおける受信状態を調べ、正常な受信状態である上り方向タイムスロットDiを登録要求信号の送信元である火災感知器10に割り当てるとともに当該上り方向タイムスロットDiを登録許可信号により通知し、登録要求信号の送信元である火災感知器10では、登録許可信号で通知された上り方向タイムスロットDiで無線信号を送信するようにすれば、何らかのノイズ(例えば、他の火災報知システムによる干渉信号)によって受信状態が正常でない上り方向タイムスロットDiが火災感知器10に割り当てられるのを防いで無線中継器1と火災感知器10とが確実に無線通信することができる。
なお、上述の各実施形態においては、メッセージMSGが8ビットでは不足するならば、例えば16ビットに増やすなど適宜変更してかまわない。この場合、タイムスロットの時間長やフレームひとつ当たりのタイムスロット数を変えたくなければ、ビット時間長を短くすればよいし、さもなくば、1回のタイムスロット当たりのメッセージMSGを8ビットのまま、2回以上連続してタイムスロットを登録要求信号を発してきた火災感知器10宛てに返信し、当該火災感知器10は2回以上のメッセージMSGを最低16ビット読めるようにすればよい。これに限らず、ビット時間長、タイムスロットを構成するビット数、1フレーム当たりのタイムスロット数、1スーパーフレーム当たりのフレーム数は、本願従来技術で述べたような返信頻度の上限を満たすものであれば、適宜変更してもかまわないことは言うまでもない。
本発明の実施形態1における火災感知器を登録する際の動作を説明するためのタイムチャートである。 (a)は同上における火災感知器のブロック図、(b)は無線中継器のブロック図である。 (a)は同上のシステム構成図、(b)は同上における火災報知器のブロック図である。 同上におけるデータフォーマットの説明図である。 同上におけるスーパーフレームの構成図である。 同上における無線中継器の正面図である。
符号の説明
1 無線中継器(受信装置)
2 無線送受信部
5 制御部
8 メモリ部
10 火災感知器
11 感知部
12 無線送受信部
13 制御部
17 アドレス設定部

Claims (7)

  1. 火災を感知する複数の火災感知器と、火災感知器との間で電波を媒体とする無線通信を行う受信装置とを有し、
    火災感知器は、火災に伴って発生する温度変化や煙を検出することで火災を感知する感知部と、受信装置との間で無線信号を送受信する無線送受信部と、少なくとも感知部で火災が感知されたときに自器に割り当てられている固有のアドレスを含む火災感知情報を無線送受信部から無線信号により送信させる制御部と、各部に電源を供給するための電池とを備え、
    受信装置は、火災感知器との間で無線信号を送受信する無線送受信部と、無線送受信部を制御するとともに無線送受信部で受信する無線信号から火災感知情報を得たときに当該火災感知情報に含まれるアドレスによって送信元の火災感知器を特定する制御部とを備え、
    受信装置並びに火災感知器の制御部は、受信装置から火災感知器への1つの下り方向のタイムスロットと、各火災感知器毎に割り当てられた火災感知器から受信装置への複数の上り方向のタイムスロットとで構成されるフレームが一定数集まったスーパーフレームの中で火災感知情報を含む種々の情報を授受し、
    受信装置の制御部は、スーパーフレームに含まれる1つのフレームの中の下り方向タイムスロットで無線送受信部に同期信号並びに所定の応答を要求する返信要求メッセージを全ての火災感知器に対して定期的に送信させ、
    火災感知器の制御部は、無線送受信部で同期信号を受信した時点を基準にして自器に割り当てられた上り方向タイムスロットが始まるタイミングを決定するとともに、返信要求メッセージを受け取ったときに返信要求メッセージを受信した下り方向タイムスロットが含まれるフレームと同一のフレームにおいて割り当てられた上り方向タイムスロットで、自器の動作状態を示す所定の応答メッセージを無線送受信部に返信させる火災報知システムであって、
    火災感知器の制御部は、起動直後に自器のアドレスを含む登録要求信号を無線送受信部から送信させ、
    受信装置の制御部は、火災感知器から送信された登録要求信号を無線送受信部で受信すると次の返信要求メッセージ送信までの待ち時間を含む登録許可信号と自らに割り当てられた固有のID符号を無線送受信部から当該登録要求信号の送信元である火災感知器に向けて送信させ、
    火災感知器の制御部は、当該登録許可信号並びにID符号を無線送受信部で受信するとID符号を記憶するとともに無線送受信部の動作を停止し且つ当該登録許可信号に含まれる待ち時間の経過後に無線送受信部の動作を開始させ、同期信号並びに返信要求メッセージを受信すれば応答メッセージを無線送受信部に返信させ、登録要求信号の送信時点から所定時間が経過するまでに当該登録許可信号を受信しなければ無線送受信部の動作を停止し、
    受信装置の制御部は、前記待ち時間経過後に送信する返信要求メッセージに対して前記登録要求信号の送信元である火災感知器から返信された応答メッセージを受信すれば当該登録要求信号の送信元のアドレスを登録し、返信されるべき応答メッセージを受信しなければ当該送信元の火災感知器のアドレスを登録しないことを特徴とする火災報知システム。
  2. 火災感知器は、無線送受信部で登録許可信号を受信したことを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の火災報知システム。
  3. 火災感知器は、ディップスイッチからなるアドレス設定部を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の火災報知システム。
  4. 受信装置は、登録要求信号の送信元である火災感知器から返信された応答メッセージを無線送受信部で受信したことを表示する表示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の火災報知システム。
  5. 通信線により複数の受信装置と接続され、受信装置が受信する火災感知情報を通信線を介して受け取ったときに火災発生を報知する火災報知器を有し、
    通信線を介して火災報知器と通信する通信手段を受信装置に備え、受信装置の制御部は、登録要求信号の送信元である火災感知器から返信された応答メッセージを無線送受信部で受信したときに受信通知を通信手段より火災報知器に通知し、
    火災報知器は、通信線を介して受信装置と通信する通信手段と、通信手段で受信通知を受け取ったことを表示する表示手段とを備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の火災報知システム。
  6. 火災を感知する複数の火災感知器と、火災感知器との間で電波を媒体とする無線通信を行う受信装置とを有し、
    火災感知器は、火災に伴って発生する温度変化や煙を検出することで火災を感知する感知部と、受信装置との間で無線信号を送受信する無線送受信部と、少なくとも感知部で火災が感知されたときに自器に割り当てられている固有のアドレスを含む火災感知情報を無線送受信部から無線信号により送信させる制御部と、前記アドレスを記憶する記憶部と、各部に電源を供給するための電池とを備え、
    受信装置は、火災感知器との間で無線信号を送受信する無線送受信部と、無線送受信部を制御するとともに無線送受信部で受信する無線信号から火災感知情報を得たときに当該火災感知情報に含まれるアドレスによって送信元の火災感知器を特定する制御部とを備え、
    受信装置並びに火災感知器の制御部は、受信装置から火災感知器への1つの下り方向のタイムスロットと、各火災感知器毎に割り当てられた火災感知器から受信装置への複数の上り方向のタイムスロットとで構成されるフレームが一定数集まったスーパーフレームの中で火災感知情報を含む種々の情報を授受し、
    受信装置の制御部は、スーパーフレームに含まれる1つのフレームの中の下り方向タイムスロットで無線送受信部に同期信号並びに所定の応答を要求する返信要求メッセージを全ての火災感知器に対して定期的に送信させ、
    火災感知器の制御部は、無線送受信部で同期信号を受信した時点を基準にして自器に割り当てられた上り方向タイムスロットが始まるタイミングを決定するとともに、返信要求メッセージを受け取ったときに返信要求メッセージを受信した下り方向タイムスロットが含まれるフレームと同一のフレームにおいて割り当てられた上り方向タイムスロットで、自器の動作状態を示す所定の応答メッセージを無線送受信部に返信させる火災報知システムであって、
    火災感知器の制御部は、起動直後に登録要求信号を無線送受信部から送信させ、
    受信装置の制御部は、火災感知器から送信された登録要求信号を無線送受信部で受信すると自らに割り当てられた固有のID符号とともに未登録のアドレスのうちから選択したアドレス並びに次の返信要求メッセージ送信までの待ち時間を含む登録許可信号を無線送受信部から送信させ、
    火災感知器の制御部は、当該登録許可信号並びにID符号を無線送受信部で受信するとID符号を記憶し当該登録許可信号に含まれるアドレスを自器のアドレスとして記憶部に記憶させるとともに無線送受信部の動作を停止し且つ当該登録許可信号に含まれる待ち時間の経過後に無線送受信部の動作を開始させ、同期信号並びに返信要求メッセージを受信すれば自器のアドレスを含む応答メッセージを無線送受信部に返信させ、登録要求信号の送信時点から所定時間が経過するまでに当該登録許可信号を受信しなければ無線送受信部の動作を停止し、
    受信装置の制御部は、前記待ち時間経過後に送信する返信要求メッセージに対して前記登録要求信号の送信元である火災感知器から返信された応答メッセージを受信すれば当該応答メッセージに含まれるアドレスを当該火災感知器のアドレスとして登録し、返信されるべき応答メッセージを受信しなければ当該アドレスを登録しないことを特徴とする火災報知システム。
  7. 受信装置の制御部は、無線送受信部を受信状態として複数の上り方向タイムスロットにおける受信状態を調べ、正常な受信状態である上り方向タイムスロットを前記登録要求信号の送信元である火災感知器に割り当てるとともに当該上り方向タイムスロットを前記登録許可信号により通知することを特徴とする請求項1又は6記載の火災報知システム。
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