JP4389549B2 - 照明用通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば戸建て住宅および集合住宅などに設置される照明用通信システムに関するものである。
図13は照明システムにおける親機と子機との間で行われる電波や赤外線による無線通信の説明図である(例えば特願2002−039340号参照)。
上記照明システムでは、図13に示すように、「1」の無線通信において、ブロードキャストやユニキャストで、親機から制御を行う全ての子機に点灯、消灯などの制御コマンドが送信された後、「2」の無線通信において、上記制御コマンドを受信したかどうかを確認するための確認コマンドが親機から第1の子機に送信され、「3」の無線通信において、返信コマンドが第1の子機から親機に送信される。同様に、「4」,「6」の無線通信において、確認コマンドが親機から第2,第3の子機に送信されると、「5」,「7」の無線通信において、返信コマンドが第2,第3の子機から親機に送信される。そして、親機は、返信コマンドを受信することにより、子機が確実に制御コマンドを受信してその制御を行ったことを確認することができる。もし返信コマンドを受信しなければ、その子機が制御コマンドを受信していないと判断することができ、その子機に同様の制御コマンドを再送するなどの処理を実行することが可能となる。
このように、親機から子機に制御コマンドが送信された後、返信タイミングを子機に決定させるのではなく、親機が子機から親機への返信タイミングを管理することにより、各子機から親機への返信信号が衝突して、親機が子機からの返信コマンドを受信することができなくなることを防止することが可能となる。
また、特許文献1には、返信タイミングをランダムにしたり、複数回送信することによって、信号の衝突を回避するリモコン式照明システムが開示されている。
特許文献2には、送信タイミングをアドレス情報をもとに送信タイミングをアドレス番号の若い順に遅延させて、コマンドを送信することにより、衝突を回避する照明制御システム装置が開示されている。
特開2001−313183号公報 (段落0023等) 特開2002−299072号公報 (段落0027等)
しかしながら、上記照明システムやリモコン式照明システムでは、各子機による1連の返信にかかる通信占有時間が長くなる傾向がある。通信占有時間が長いと、他の通信の邪魔になる場合が多く、システムの制御を一時的に中断せざるを得ない事態ともなり得る。
また、上記照明制御システム装置では、各子機に予め設定されたアドレスにより返信タイミングを設けているため、ブロードキャストで通信をする場合は問題はないが、抽出ないし選択した複数の子機に対して制御コマンドを送信した場合、子機が返信をするときに空白の時間が発生する場合がある。例えば、ブロードキャストでアドレス1〜5の子機に対して制御コマンドを送信した場合、それらの各子機は、アドレスに対応した遅延時間後に送信をすることにより空白の時間の問題は発生しないが、アドレス1の子機とアドレス5の子機にのみ制御コマンドを送信した場合、アドレス1の子機からの返信期間とアドレス5の子機からの返信期間との間に、アドレス2から4の各子機に割り当てられる各返信期間が空白の時間となってしまう。このように空白の時間が発生すると、例えば他の制御コマンドの割込みが入るなど制御が複雑となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、各子機から親機への返信信号が衝突しないようにできるとともに、各子機による1連の返信にかかる通信占有時間を短縮することができる照明用通信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1記載の発明は、双方向通信可能な親機および複数の子機によりなる照明用通信システムであって、前記親機は、前記複数の子機の各々に対する返信要否情報をそれら複数の子機分一括して送信先レコードアドレスとして作成し、この送信先レコードアドレスを含む送信信号を前記複数の子機に送信し、前記複数の子機の各々は、前記送信先レコードアドレスを基に特定され各子機間の返信タイミングに空白時間を生じさせない個別の順番に従って、前記親機からの送信信号に対する返信信号を前記親機に送信し、前記親機および前記複数の子機は、前記送信先レコードアドレスにより特定される返信するべき各子機のうち、最も早い順番の子機を指定する返信情報を、送信信号および返信信号に含め、前記複数の子機の各々は、他の子機からの返信信号をも受信するように構成され、受信した信号に含まれる返信情報により自己が指定されている場合に、前記親機に対して返信をし、この返信をする際に、前記親機からの送信先レコードアドレスにより特定される次に送信するべき順番の子機があれば、その子機を指定する返信情報を、返信信号に含めて送信することを特徴とする。
この構成では、複数の子機の各々が、個別の順番に従って返信信号を親機に送信するので、各子機から親機への返信信号が衝突しないようにできるとともに、複数の子機の各々が、各子機間の返信タイミングに空白時間を生じさせない順番に従って返信信号を親機に送信するので、各子機による1連の返信にかかる占有時間を短縮することができる。また、次に送信するべき順番の子機が、自己よりも一つ順番の早い別の子機からの返信信号を基に親機に返信をするので、返信のための待機時間を求めることなく、各子機による1連の返信にかかる占有時間を短縮することができる。
求項記載の発明は、請求項に記載の照明用通信システムにおいて、前記送信先レコードアドレスを基に特定され各子機間の返信タイミングに空白時間を生じさせない個別の順番のうち、最も優先される順番は、子機の異常時にその異常を親機に知らせるために使用されることを特徴とする。この構成では、異常のある子機を真っ先に除外することができ、再送などの処理が不要となるので、結果的に各子機による1連の返信にかかる占有時間を短縮することが可能となる。
本発明によれば、各子機から親機への返信信号が衝突しないようにできるとともに、各子機による1連の返信にかかる通信占有時間を短縮することができる。
参考例1)
図1は本発明による参考例1の照明用通信システムにおける親機と子機との間で送受信される信号に含まれる内容を示す図、図2は親機の構成図、図3は子機の構成図、図4は照明用通信システムの動作説明図、図5は参考例1の効果の説明図である。
参考例1の照明用通信システムは、図2,図3に示すように、通信部11、コマンド作成部12、操作部131、電源部19および制御部10などにより構成される親機1を少なくとも1つ備えるとともに、通信部21、コマンド作成部22、入力部23、判断部26、カウンタ部27、負荷部28、電源部29および制御部20などにより構成される子機2を複数備え、親機1および複数の子機2間で例えば無線による双方向通信が可能となっている。
なお、コマンド作成部12は、制御部10に含まれる構成でもよく、また、コマンド作成部22、判断部26およびカウンタ部27の少なくとも一つは、制御部20に含まれる構成でもよい。
図2の通信部11は、無線で双方向通信をするためのものであり、例えば特定小電力無線用のRFモジュールにより構成される。なお、特定小電力無線通信では、送信時に、周囲で同じ周波数の通信が行われていないかを確認した後に送信を行うものとしている。
コマンド作成部12は、図1(a)に示すように、送信元ID(親機1のID)と、送信先レコードアドレスと、制御内容(制御コマンド)とをセットにして、通信部11を介した子機2への送信信号に含める信号処理をするものである。
送信元IDのビット長は、例えば48ビットに所定のパリティビット(α)を加えたビット長(48+α)となる。送信先レコードアドレスのビット長は、最大接続可能な子機2の台数で決まる。参考例1では、最大接続可能な子機2の台数が32台であり、送信先レコードアドレスのビット長が32ビット(32レコード)に設定されるとする。制御内容(制御コマンド)のビット長は、各種制御コマンドを基に設定される。制御コマンドには、点灯、消灯、時刻設定、モード開始、モード解除などの各コマンドがある。点灯、消灯などの制御コマンドは例えば8ビット程度で表現され、時刻や設定値などを子機2に設定する場合のコマンドは8ビット以上になることがある。なお、上記最大台数は、操作部131で設定(可変)することも可能とし、コマンド内容については、バイトカウンタを設け、コマンド長を可変させる設計としてもよい。
図2において、操作部131は、例えば、プッシュスイッチやスライドスイッチなどにより構成され、制御コマンドを子機2に送信するために使用され、また子機2のアドレスを設定するために使用される。なお、操作部131は、携帯型パソコンやPDAなどのモバイル機器と接続される構成でもよく、モバイル機器で設定された内容(制御コマンド)を、親機1を介して子機2に送信するために使用されるものでもよい。
電源部19は、例えば商用電源からの交流電力を直流電流に整流および平滑などして、親機1内の各部に電力を供給するものである。
制御部10は、例えば、マイクロコンピュータ(CPU)などにより構成され、親機1全般の制御などの処理を実行するものである。例えば、コマンド作成部12および通信部11を用いて、複数の子機2の各々に対する返信要否情報を、それら複数の子機分一括して送信先レコードアドレスとして作成し、この送信先レコードアドレスを含む送信信号を複数の子機2に送信する処理が実行される。
ここで、返信要否情報とは、図1(a)の送信先レコードアドレスにおける各ビット情報のことである。送信先レコードアドレスにおける32個のビット位置は、例えば子機2のID登録(交換)時に、最大で32台の子機2にそれぞれ対応付けられることにより、親機1は、32個のビット位置の各ビット位置がどのIDの子機2に割り当てられているかを認識することができ、各子機2は、32個のビット位置のどのビット位置が自己に割り当てられているものであるかを認識することができるように構成される。そして、親機1は、制御内容のコマンドを実行させる必要があり、それを実行したことを確認するための返信が必要である子機2に対しては、その子機2に割り当てられたビット位置の情報を“1”とする一方、制御内容のコマンドを実行させる必要がなく、当然に返信が必要でない子機2に対しては、その子機2に割り当てられたビット位置の情報を“0”とする。ここでは、第1の子機2、第2の子機2、…、第32の子機2に対して、図1(a)の送信先レコードアドレスの右端から順番に各ビット位置を割り当てていくとする。この場合、図1(a)の例では、少なくとも第1、第4、第8の子機2の各返信要否情報が“1”となっている。
上記のような送信先レコードアドレスを用いることにより、送信先を特定するためのアドレス情報が、送信元アドレスの48ビットと送信先アドレスの48ビット×送信台数のように、膨大なビット数になることがなく、信号に含まれる総ビット長を短縮することができる。
なお、親機1には、上記各部に加えて、人体検知センサや明るさセンサなどの検知部132が、操作部131を含む入力部13に具備されるほか、EEPROMなどの記憶部14と、LEDなどの表示部151およびブザー152を含む出力部15とが具備されることもある。なお、表示部151については、上記モバイル機器を接続し、この表示部で設定や状態を表示するようにしてもよい。
子機2には、図3(a)に示すように、点灯制御回路部282およびランプ283により構成される負荷部28と直結されるものと、図3(b)に示すように、通信部281、点灯制御回路部282、ランプ283、電源部284および制御部280により構成される負荷部28と無線ないし有線にて通信可能に接続されるものとがある。点灯制御回路部282はいわゆる安定器であり、ランプ283は白熱ランプまたは蛍光ランプなどの放電ランプである。また、制御部280は、通信部281を介して制御部20からの制御信号を受けて、点灯制御回路部282を通じてランプ283を制御するものである。
通信部21は、無線で双方向通信をするためのものであり、通信部11と同様の例えば特定小電力無線用のRFモジュールにより構成される。また、図3(b)の子機2の通信部21にあっては、負荷部28の通信部281とも通信できるようになっている。この場合、通信部281は、特定小電力無線用のRFモジュールにより構成されることになり、親機1と各子機2とが使用する通信チャネルとは別の通信チャネルを使用する。なお、図3(b)の子機2の通信部281が、通信部21とは異なる通信方式のもの(例えば有線通信用の通信部や赤外線通信部など)である場合には、通信部21とは別に通信部281の通信方式に対応するものが設けられることは言うまでもない。
コマンド作成部22は、図1(b)に示すように、送信元ID(子機2のID)と、送信先レコードアドレスと、制御内容(以下「第2制御内容」という)とをセットにして、通信部21を介した親機1への返信信号に含める信号処理をするものである。
送信元IDのビット長は、例えば48ビットに所定のパリティビット(α)を加えたビット長(48+α)となる。送信先レコードアドレスのビット長は、最大接続可能な親機1の台数を基に決定されるレコードアドレスのビット長と、制御内容(以下「第1制御内容」という)のビット長との和となる。
第2制御内容のビット長は、そこに格納される返信コマンドのビット長で決まる。例えば、親機1からのコマンドと同じ返信コマンド、あるいは返信用に予め設定された返信コマンドが格納される。後者の返信コマンドの場合、例えば固定長に統一することができるが、親機1にとってその返信コマンドがどの制御コマンドに対するものであるのかを判断できなくなることがあるが、前者のコマンドの場合には、そのような問題は発生しない。なお、後者の返信コマンドを使用した場合でも、第1制御内容に親機1からのコマンドを格納すれば、上記問題を回避することができる。
図1(b)における送信先レコードアドレス内のレコードアドレスの各ビット位置は、最大接続可能な親機1にそれぞれ対応付けられることにより、各親機1は、レコードアドレスのどのビット位置が自己に割り当てられているものであるかを認識することができ、子機2は、各ビット位置がどのIDの親機1に割り当てられているかを認識することができるように構成される。図2(b)の例では、親機1からの送信信号に含まれる送信元IDにより、そのIDの親機1がレコードアドレスの右端のビット位置の親機1であると認識し、その親機1に対して返信する情報であることを示すために、レコードアドレスの右端のビット位置に“1”を格納している。
図3において、入力部23は、操作部231と検知部232とにより構成されている。操作部231は、例えば、プッシュスイッチやスライドスイッチなどにより構成され、負荷部28を当該子機2から制御するために使用され、また各種設定に使用される。検知部232は、例えば、人体検知センサ(焦電センサ)や明るさ検知センサ(CdSやフォトダイオード)などである。なお、検知部232による検知情報は、親機1に送信される情報(例えば第1制御内容)に含むようにしてもよい。
判断部26は、通信部21を介して受信したコマンドに対して、返信をするためのタイミングを判断するものである。返信タイミング時間(遅延時間)は、受信した制御コマンドの内容(制御コマンドのビット長など)と、自己の返信の順番とによって設定される。
参考例1では、各子機2の全体の待ち時間は、(送信待機時間+返信信号(返信コマンドB)の送信時間)×(自己の順番−1)+送信待機時間となっており、この時間が判断部26によって求められる(図4(b)参照)。なお、返信タイミング時間は、演算で算出される構成でもよいが、予め作成したテーブルから参照される構成でもよい。
カウンタ部27は、判断部26により求められた遅延時間のカウントを行うカウンタである。返信信号(返信コマンド)は、カウンタ部27でカウントした時間が完了した時点で、送信される。
電源部29は、例えば商用電源からの交流電力を直流電流に整流および平滑などして、子機2内の各部に電力を供給するものである。
制御部20は、例えば、マイクロコンピュータ(CPU)などにより構成され、子機2全般の制御などの処理を実行するものである。例えば、判断部26、カウンタ部27、コマンド作成部22および通信部21を用いて、親機1からの送信先レコードアドレスを基に特定され各子機間の返信タイミングに空白時間を生じさせない個別の順番に従って、親機1からの送信信号に対する返信信号を親機1に送信する処理が実行される。
具体的には、親機1から受信した送信信号に含まれる送信先レコードアドレス中の自己に対する返信要否情報が、返信を必要とすることを示す情報“1”であれば、送信先レコードアドレス中の返信を必要とすることを示す返信要否情報の格納順序を基に、返信を必要とする各子機2に対する個別の番号からそれら各子機2の順番と連続する自己の順番を特定する処理が実行される。図1(a)の例では、返信を必要とする子機2は、第1,第4,第8の子機2であるので、これらに対する個別の番号、例えば連番1,2,3からそれら各子機2の順番と連続する自己の順番を特定することにより、第1、第4、第8の子機2は、それぞれ1番目,2番目,3番目が自己の順番であると特定する。
なお、子機2には、上記各部に加えて、EEPROMなどの記憶部24と、LEDなどの表示部251およびブザー252を含む出力部25とが具備されることもある。
次に、図1の内容を基に、参考例1の特徴となる動作について説明する。図4に示すように、親機1が、図1(a)の内容で制御コマンドAを含む送信信号S1を、各子機2に送信すると、第1,第4,第8の子機2が、それぞれ1番目,2番目,3番目を自己の順番として特定するとともに、制御コマンドAの処理を実行する。
この後、第1の子機2が、送信待機時間(Sending Delay) 待って、図1(b)の内容で返信コマンドBを含む返信信号S2を、親機1に送信する。この後、第4の子機2が、送信待機時間および返信信号S2の送信時間と、送信待機時間との合計時間待って、図1(b)の内容で返信コマンドBを含む返信信号S3を、親機1に送信する。この後、第8の子機2が、送信待機時間および返信信号の送信時間の2倍の時間と、送信待機時間との合計時間待って、図1(b)の内容で返信コマンドBを含む返信信号S4を、親機1に送信する。
例えば、数十msの送信待機時間が10msであり、返信信号の送信時間が250msであるとすれば、第1の子機2は10ms待ち、第4の子機2は270ms待ち、第8の子機2は530ms待つことになり、各子機2は、カウンタ部27によるその時間のタイムアップ時点で返信を開始する。
上記の後、親機1は、各子機2から返信信号S2〜S4を順次受信すると、制御コマンドAの処理が各子機2により実行されたとみなし、次の処理ステップに移行する一方、いずれかの子機2から返信信号を受信しなければ、同じ送信信号をその子機2に再送する。なお、再送は、各子機2の時刻を統一させたい場合などでは上記各子機2の全てに対して行うことが望ましく、また点灯、消灯などの制御コマンドの場合には、返信のない子機2のみに対して行うことが望ましい。
以上、参考例1によれば、複数の子機2の各々が、個別の順番に従って返信信号を親機1に送信するので、各子機2から親機1への返信信号が衝突しないようにできるとともに、複数の子機2の各々が、各子機2間の返信タイミングに空白時間を生じさせない順番に従って返信信号を親機1に送信するので、図5(a),(b)に示す従来方式による通信占有時間1290ms,1280msよりも、各子機2による1連の返信にかかる通信占有時間を、図5(c)に示す770msに短縮することができる。従来の図5(a)の場合、子機の使用最大数が32であるとすれば、通信占有時間の差はさらに顕著となる。
(実施形態
図6は本発明による実施形態の照明用通信システムにおける親機と子機との間で送受信される信号に含まれる内容を示す図、図7は照明用通信システムの動作説明図である。
実施形態の照明用通信システムは、参考例1との相違点として、親機1および複数の子機2が、図6に示すように、各子機アドレス用の送信先レコードアドレスにより特定される返信するべき各子機2のうち、最も早い順番の子機2を指定する返信情報を、送信信号および返信信号に含め、複数の子機2の各々が、他の子機2からの返信信号をも受信するように構成され、受信した信号に含まれる返信情報により自己が指定されている場合に、親機1に対して返信をし、この返信をする際に、親機1からの送信先レコードアドレスにより特定される次に送信するべき順番の子機2があれば、その子機2を指定する返信情報を、返信信号に含めて送信することを特徴とする。また、各子機2は、次に送信するべき順番の子機2がなければ、次に送信するべき順番の子機2が無いことを示す情報を、コマンドで返信情報に含める。
次に、実施形態の特徴となる動作について説明する。ただし、以下では、第1,第4の子機2が返信するべき子機2であるとする。
図7に示すように、親機1が、送信元ID、送信先レコードアドレスおよび制御コマンドに加えて第1の子機2を指定する返信情報を含む送信信号を、各子機2に送信すると、第1,第4の子機2が、制御コマンドA(図では点灯コマンド)によるランプ283の点灯制御の処理を実行する。
このとき、第1の子機2は、返信情報により自己が指定されており、また親機1からの送信先レコードアドレスにより特定される次に送信するべき順番の子機(第4の子機2)が有るので、その子機2を指定する返信情報を、返信信号に含めて送信する。
この後、第4の子機2は、返信情報により自己が指定されており、また親機1からの送信先レコードアドレスにより特定される次に送信するべき順番の子機2が無いので、次に送信するべき順番の子機2が無いことを示す情報を、コマンドで返信信号に含めて送信する。
上記の後、親機1は、各子機2から返信信号を順次受信すると、制御コマンドAの処理が各子機2により実行されたとみなし、次の処理ステップに移行する一方、いずれかの子機2から返信信号を受信しなければ、例えば同じ送信信号をその子機2に再送する。
以上、実施形態によれば、次に送信するべき順番の子機2が、自己よりも一つ順番の早い別の子機2からの返信信号を基に親機1に返信をするので、判断部26およびカウンタ部27を備えて返信のための待機時間を求めることなく、各子機2による1連の返信にかかる通信占有時間を短縮することができる。
なお、実施形態1及び参考例1では、図1(a),図6(a)の送信先レコードアドレスにおける右端側のものほど、返信順位が上位であるとしたが、左端側ほど返信順位が上位となるようにしてもよい。
参考例2
図8は本発明による参考例2の照明用通信システムにおける子機の返信順番決定の説明図である。
参考例2の照明用通信システムは、参考例1との相違点として、複数の子機2の各々が、親機1からの送信先レコードアドレスおよび制御コマンドの内容を基に特定され、各子機2間の返信タイミングに空白時間を生じさせず、図3(a)の構成の子機2の方が図3(b)の構成の子機2よりも早くなる個別の順番に従って、親機1からの送信信号に対する返信信号を、その親機1に送信することを特徴とする。
また、各子機2は、自己を含めて各子機2が、図3(a)の構成の子機(図8では「子機−一体」)および図3(b)の構成の子機(「子機−セパレート」)のうちいずれのタイプの子機であるかを示す子機タイプ識別情報を保持している。この子機タイプ識別情報は、例えばID登録時に設定される。
さらに、各子機2は、親機1からの制御コマンドの内容に応じて、その制御コマンドによる制御を実行し終えるまでの時間に「子機−一体」と「子機−セパレート」とで差が生じるかどうかの判別をする。例えば、各子機2は、制御コマンド毎に、「子機−一体」と「子機−セパレート」とで差が生じるかどうかを示すテーブルを保持しており、そのテーブルを参照して上記判別をする。点灯、調光、消灯などのコマンドは、差の生じるコマンドに属し、時刻合わせなどのコマンドは、差の生じないコマンドに属する。
点灯、調光、消灯などのコマンドの場合、「子機−一体」の子機は、負荷部28を直ぐに制御することができるのに対し、「子機−セパレート」の子機は、負荷部28の制御部280と通信をする関係で、ランプ283を点灯、調光、消灯などし、その確認情報を得るまで時間を要する。なお、ランプ283の点灯、調光、消灯などの確認は、制御部280との通信に限定するものではなく、明るさセンサの出力から判断する構成でもよいが、この場合でも時間を要する。
次に、参考例2の特徴となる動作について説明する。ただし、子機2は、図8に示す「子機全体アドレス」のように、子機2が第1〜第8の8台あり、登録時にそれぞれに対して“1”〜“8”のアドレスが割り当てられているものとする。そして、各子機2は、第1,第3〜第5の子機2が「子機−セパレート」であり、第2,第6〜第8の子機2が「子機−一体」であることを示す子機タイプ識別情報を保持しているとする。
図8に示すように、親機1が、第1〜第8の子機2の返信基本順位をそれぞれ第1位〜第8位とする内容の送信先レコードアドレスを含む送信信号を、送信したとき、その送信信号に含まれる制御コマンドが差の生じないコマンドに属する場合、第1〜第8の子機2は、参考例1と同様に順次、返信信号を親機1に返信する。
これに対して、送信信号に含まれる制御コマンドが差の生じるコマンドに属する場合、各子機2は、第2,第6,第7,第8の子機2が第1,第3,第4,第5の子機2よりも先であるとして、第2,第6,第7,第8,第1,第3,第4,第5の子機2がそれぞれ1番目,2番目,3番目,4番目,5番目,6番目,7番目,8番目の順番であると判断する。そして、各子機2は、その順番に従ったカウント部27でのカウント後に返信信号を親機1に返信する。
以上、参考例2によれば、複数の子機2のうち、所定の制御を実行し終えるまでの時間の短いグループがその時間の長いグループよりも先に返信をするので、各子機2による1連の返信にかかる通信占有時間をより一層短縮することが可能となる。
なお、参考例2では、「子機−一体」と「子機−セパレート」とで差が生じるかどうかを示すテーブルを保持する構成になっているが、テーブルを保持せず、子機タイプ識別情報および親機1からの送信先レコードアドレスを基に特定され、制御コマンドの内容に関係なく、各子機間の返信タイミングに空白時間を生じさせず、図3(a)の構成の子機2の方が図3(b)の構成の子機2よりも早くなる個別の順番に従って、親機1からの送信信号に対する返信信号をその親機1に送信する構成でもよい。
また、子機タイプ識別情報に代えて、子機全体アドレスと、「子機−セパレート」および「子機−一体」のタイプ毎に割り付けられる返信順番用のアドレスとを設定する構成でもよい(図8参照)。また、親機1からの送信先レコードアドレスにおけるアドレス1〜16が「子機−一体」型、アドレス17〜32が「子機−セパレート」型というように設定する構成でもよい。
さらに、参考例2の変形例として、図9に示すように、全ての子機2のID登録が完了した時点で、親機1が各子機2の返信基本順位を設定して、アドレスを返信基本順位に変更し、その値を子機2に送信する構成でもよい。また、実施形態の「返信情報」の中に、各子機2の返信基本順位の情報をコマンドで格納するようにしてもよい。
参考例3
図10は本発明による参考例3の照明用通信システムにおける子機の返信順番決定の説明図である。
参考例3の照明用通信システムは、参考例1との相違点として、複数の子機2の各々が、親機1からの無線電波の電界強度レベルを測定するための測定手段を備え、この測定手段により測定された電界強度レベルの情報を無線電波で親機1に送信し、親機1が、送信先レコードアドレスに加えて、複数の子機2からの電界強度レベルの情報を送信信号に含め、複数の子機2の各々が、送信先レコードアドレスおよび電界強度レベルの情報を基に特定され、各子機2間の返信タイミングに空白時間を生じさせず、複数の子機2間の電界強度レベルの強弱に応じた個別の順番に従って、親機1からの送信信号に対する返信信号を親機1に送信することを特徴とする。
次に、参考例3の特徴となる動作について説明する。ただし、子機2は、図10に示す「予め設定された子機全体アドレス」のように、子機2が第1〜第8の8台あり、登録時にそれぞれに対して“1”〜“8”のアドレスが割り当てられているものとする。
例えば、各子機2は、ある一定時間ごとに測定手段で電界強度レベルを測定し、その電界強度レベルが属するランク(A>B>C)をコマンドで親機1に送信する。なお、そのランクの信号は、親機1からの返信要求に合わせて送信される構成でも、通信割込みで送信される構成などでもよい。
親機1は、図10に示す「電界強度情報」のように、各子機2から、電界強度レベルが属するランクを順次受信すると、図10に示す「親機が割り付けた返信順番」のように、電界強度情報Aの第1,第3,第7,第8の子機2、電界強度情報Bの第4,第5の子機2、電界強度情報Cの第2,第6の子機2がそれぞれ第1位,第2位,第3位,第4位,第5位,第6位,第7位,第8位となる返信基本順位を設定し、その返信基本順位の情報をコマンドで各子機2に送信する。
この後、親機1が、制御コマンドを含む送信信号を、各子機2に送信すると、各子機2は、電界強度レベルの情報から得られる返信基本順位と、親機1からの送信先レコードアドレスとを基に、各子機間の返信タイミングに空白時間を生じさせず、複数の子機間の電界強度レベルの強弱に応じた個別の順番に従って、親機1からの送信信号に対する返信信号を親機1に順次送信する。
例えば、図10の第1〜第8の子機2に対する返信要否情報が全て“1”であれば、各子機2は、図10の「親機が割り付けた返信順番」の返信基本順位に従って、返信信号を親機1に順次送信する。これに対して、例えば図10の第1,第4,第6,第8の子機2に対する返信要否情報のみが“1”であれば、第1,第4,第6,第8の子機2が、1番目,3番目,4番目,2番目の順番で、返信信号を親機1に順次送信する。
ここで、親機1からの制御コマンドが子機2に正常に届いていない場合、親機1がその子機2から返信信号を受信することはない。この場合、返信信号を待つ時間を切り上げ、再送処理へ移行したり、再送時には連送数を増やすなどして電界強度の弱い子機2に対して処理を行うことで、通信占有時間を短縮することができる。なお、電界強度の弱い子機2から返信される時間帯の親機1の受信感度を高くすることで、再送処理を行う確率を下げることができ、通信占有時間を短縮することができる。電界強度は、周囲環境によって変化するものであるから、子機2の周囲状況に応じて通信制御方法を可変することで、通信占有時間を短縮することができる。
以上、参考例3によれば、参考例1と同様に、各子機2による1連の返信にかかる通信占有時間を短縮することができる。また、電界強度レベルの強いものほど順番を早くすることにより、返信に支障のない子機2の返信を先に終了させることができ、万一返信に支障のある子機2が残っても、ほとんどの子機2の返信が完了しているので、他の子機2に影響を与えることなく、再返信の処理を集中的に行うことが可能となる。
なお、図10の「親機が割り付けた返信順番」は、実施形態の「返信情報」の中に含める構成でもよい。
また、参考例3では、ある一定時間ごとに電界強度レベルを測定する構成になっているが、これに限らず、例えば子機2が人体検知センサを備える場合には、その人体検知センサによる人体検知時に電界強度レベルを測定するようにしてもよい。この場合、子機2と親機1との間に、人体検知センサにより検知される移動物体があった場合に、子機2と親機1との間の電界強度が変化しうるので、その電界強度の変化に合わせた通信が可能となる。
さらに、参考例3では、電界強度レベルの高いランクに属する子機2ほど返信順位がより高くなる構成になっているが、電界強度レベルの低いランクに属する子機2ほど返信順位がより高くなる構成でもよい。電界強度の強弱により返信基本順位を設定することで、親機1側でどのような電界強度の子機2から送られているのかを判断できるため、電界強度の弱い子機2からコマンドが送られてきているだろう時間帯(コマンドの受信を行えていない状態)は、その時間をリセットし、再送処理に移行してもよいし、受信感度を通常よりも高い値に変更するものであってもよい。また、電界強度の弱い子機2に再送処理を行う場合は、コマンド連送(同内容のコマンドの複数送信)数を通常より多いものにしてもよい。
参考例4
図11は本発明による参考例4の照明用通信システムにおける子機の返信順番決定の説明図である。
参考例4の照明用通信システムは、参考例1との相違点として、複数の子機2がトリガ情報を親機1に送信し、親機1が、複数の子機2からのトリガ情報を基に各子機2の返信基本順位を求め、送信先レコードアドレスに加えて、返信基本順位の情報を送信信号に含め、複数の子機2の各々が、送信先レコードアドレスおよび返信基本順位を基に特定され、各子機2間の返信タイミングに空白時間を生じさせず、子機2の使用頻度の高いものほど早くなる個別の順番に従って、親機1からの送信信号に対する返信信号を親機1に送信することを特徴とする。
ここで、トリガ情報は、操作部231のスイッチが入力されるごとまたは検知部232の例えば人体検知センサによる検知有りの検出ごとに、親機1に送信される。人体検知センサについては、例えば焦電センサにより構成される場合、焦電センサの受光面前方に設けられるレンズの前を人が通過すると、数十msの間に複数のパルスが発生する。その個々のパルスをトリガ情報とすると、頻繁に通信をしなければならなくなるので、実施形態5では、入力信号を間引き、あるいは一定時間に複数回のパルスを検出することにより、検知有り無しを判定する。なお、人体検知センサは、測距センサでも、超音波センサなどでもよい。
次に、参考例4の特徴となる動作について説明する。ただし、子機2は、図11に示す「予め設定された子機全体アドレス」のように、子機2が第1〜第8の8台あり、登録時にそれぞれに対して“1”〜“8”のアドレスが割り当てられているものとする。
各子機2は、操作部231のスイッチが入力されるごとまたは検知部232の例えば人体検知センサによる検知有りの検出ごとに、トリガ情報をコマンドで含む信号を、親機1に送信する。なお、その信号は、親機1からの返信要求に合わせて送信される構成でも、通信割込みで送信される構成などでもよい。
親機1は、各子機1からトリガ情報を受信すると、図11に示す「カウント集計」のように、その子機1のカウント値を“1”増分し、図11に示す「親機が割り付けた返信順番」のように、カウント値の大きいものほど返信順位が上位となる返信基本順位を設定する。そして、親機1は、所定のタイミング(例えば時刻0:00または電源投入時点等)で、その返信基本順位の情報をコマンドで含む送信信号を、全ての子機2に送信する。
各子機2は、親機1から返信基本順位の情報を受信すると、その返信基本順位の情報を例えば記憶部24に記憶保持するとともに、親機1からの少なくとも送信先レコードアドレスを基に、返信基本順位の情報を受信した旨をコマンドで含む返信信号を、親機1に順次送信する。
この後、親機1が、ある制御コマンドを含む送信信号を各子機2に送信すると、各子機2は、返信基本順位と親機1からの送信先レコードアドレスとを基に、各子機2間の返信タイミングに空白時間を生じさせず、子機2の使用頻度の高いものほど早くなる個別の順番に従って、親機1からの送信信号に対する返信信号を親機1に送信する。
例えば、図11の第1〜第8の子機2に対する返信要否情報が全て“1”であれば、各子機2は、図11の「親機が割り付けた返信順番」である返信基本順位で、返信信号を親機1に順次送信する。これに対して、例えば図11の第1,第4,第6,第8の子機2に対する返信要否情報のみが“1”であれば、第1,第4,第6,第8の子機2が、2番目,3番目,1番目,4番目の順番で、返信信号を親機1に順次送信する。
以上、参考例4によれば、参考例1と同様に、各子機2による1連の返信にかかる通信占有時間を短縮することができる。また、複数の子機2のうち、使用頻度の高いものほど早く返信をすることができるので、もし使用頻度の高い子機2から返信がない場合には、その子機2から返信を得るための処理を優先して実行することが可能となる。
なお、図11の「親機が割り付けた返信順番」は、実施形態の「返信情報」の中に含める構成でもよい。
(実施形態
図12は本発明による実施形態の照明用通信システムの動作説明図である。
実施形態の照明用通信システムは、実施形態1及び参考例1から4のいずれかとの相違点として、送信先レコードアドレスを基に特定され各子機2間の返信タイミングに空白時間を生じさせない個別の順番のうち、最も優先される順番が、子機2の異常時にその異常を親機1に知らせるために使用されることを特徴とする。
具体的には、最も優先される順番の子機2は、図12に示す「異常制御用期間」における「異常報知」の期間に、親機1に対して最優先的に通信をすることになる。最も優先される順番となる子機2の例については、
・受信した制御コマンドを正常に動作させることができない子機、
・電池駆動の場合に、電池の消耗で例えば負荷に赤外線コマンドを送信することができない状態にある子機、
・記憶部24を構成するEEPROMに対してデータを更新することができない子機、
・検知部232を構成する人体検知センサの入力が異常である子機、
・操作部231を構成するスイッチが入力されたままになっている子機、
・ランプ283が寿命になっている子機、
・設定値が誤っている子機
などが挙げられる。なお、図12の例では、第8の子機2が異常報知をしている。
以上、実施形態によれば、異常のある子機2を真っ先に除外することができ、再送などの処理(図12における「再コマンドA」の送信処理)が不要となるので、結果的に各子機1による1連の返信にかかる通信占有時間を短縮することが可能となる。また、親機1が、異常のある子機2の存在を知ることができるため、例えば上述のモバイル機器に対して異常のある子機2の存在を報知することができ、異常のある子機自体に異常報知機能を持たせるよりも確実な対応が可能となる。
本発明による参考例1の照明用通信システムにおける親機と子機との間で送受信される信号に含まれる内容を示す図である。 親機の構成図である。 子機の構成図である。 照明用通信システムの動作説明図である。 参考例1の効果の説明図である。 本発明による実施形態の照明用通信システムにおける親機と子機との間で送受信される信号に含まれる内容を示す図である。 照明用通信システムの動作説明図である。 本発明による参考例2の照明用通信システムにおける子機の返信順番決定の説明図である。 参考例2の変形例の説明図である。 本発明による参考例3の照明用通信システムにおける子機の返信順番決定の説明図である。 本発明による参考例4の照明用通信システムにおける子機の返信順番決定の説明図である。 本発明による実施形態の照明用通信システムの動作説明図である。 照明システムにおける親機と子機との間で行われる電波や赤外線による無線通信の説明図である。
1 親機
11 通信部
12 コマンド作成部
131 操作部
19 電源部
10 制御部
2 子機
21 通信部
22 コマンド作成部
23 入力部
26 判断部
27 カウンタ部
28 負荷部
29 電源部
20 制御部

Claims (2)

  1. 双方向通信可能な親機および複数の子機によりなる照明用通信システムであって、
    前記親機は、前記複数の子機の各々に対する返信要否情報をそれら複数の子機分一括して送信先レコードアドレスとして作成し、この送信先レコードアドレスを含む送信信号を前記複数の子機に送信し、
    前記複数の子機の各々は、前記送信先レコードアドレスを基に特定され各子機間の返信タイミングに空白時間を生じさせない個別の順番に従って、前記親機からの送信信号に対する返信信号を前記親機に送信し、
    前記親機および前記複数の子機は、前記送信先レコードアドレスにより特定される返信するべき各子機のうち、最も早い順番の子機を指定する返信情報を、送信信号および返信信号に含め、
    前記複数の子機の各々は、他の子機からの返信信号をも受信するように構成され、受信した信号に含まれる返信情報により自己が指定されている場合に、前記親機に対して返信をし、この返信をする際に、前記親機からの送信先レコードアドレスにより特定される次に送信するべき順番の子機があれば、その子機を指定する返信情報を、返信信号に含めて送信することを特徴とする照明用通信システム。
  2. 前記送信先レコードアドレスを基に特定され各子機間の返信タイミングに空白時間を生じさせない個別の順番のうち、最も優先される順番は、子機の異常時にその異常を親機に知らせるために使用されることを特徴とする請求項1記載の照明用通信システム
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