JP4965908B2 - 無線式火災感知システム - Google Patents

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Description

本発明は、火災を感知する複数台の火災感知器と、火災感知器との間で無線通信を行う通信装置とを備え、火災感知器が火災を感知すると火災感知情報を通信装置に伝送する無線式火災感知システムに関するものである。
従来から、火災を感知する複数台の火災感知器と、火災を感知した火災感知器から有線で送信される火災感知信号を受信する通信装置とを有する火災感知システムが提供されているが、この火災感知システムでは、既設の建造物に火災感知器および通信装置を新たに設置する場合に火災感知器と通信装置との間の配線接続を行わなければならず、施工が大掛かりになる。
これに対して、火災感知器の電源を電池とし、且つ火災感知器と通信装置との間の情報伝送を有線でなく無線で行う無線式火災感知システムが知られている(たとえば特許文献1参照)。無線式火災感知システムでは、火災感知器と通信装置との間の配線接続が不要であるから、既設の建造物に火災感知器および通信装置を新たに設置することも容易になるという利点がある。特許文献1に記載の発明では、火災感知器がCSMA(Carrier Sense Multiple Access)方式にて回線の空きチャネルを選択して火災感知情報を通信装置に伝送することにより、複数の火災感知器間での呼の衝突を回避している。
ところで、この種の無線式火災感知器では火災感知器は電池を電源としているので、火災感知器の電池切れなどにより火災感知器からの火災感知信号が通信装置に伝送されないといった不具合を回避するために、各火災感知器と通信装置とが通信可能な状態にあるか否かを定期的に確認する必要がある。たとえば、通信装置から各火災感知器に対して定期的に定期要求信号を送信し、定期要求信号を受けた各火災感知器が自己の動作状態を示す定期送信信号を通信装置に返信し、通信装置で定期送信信号に基づいて当該火災感知器で電池切れなどの異常がないか否かを判断する。
具体的な構成としては、上述したCSMA方式を採用することにより、各火災感知器からの定期送信信号の送信時に複数の火災感知器間での呼の衝突を回避することが考えられるが、CSMA方式では、火災感知器は、定期送信信号を送信する前に回線の空きチャネルを選択するための受信を行う必要があり、この受信動作の間にも電力を消費することになる。そのため、定期的に繰り返される定期送信信号の送信にCSMA方式を採用すると、火災感知器の消費電力が大幅に増加することとなり、特に火災感知器が電池を電源とする場合には電池の寿命が短くなるという問題がある。
そこで、ある周波数帯域に、所定の時間幅で分割された複数のタイムスロットを設け、各タイムスロットを個々の火災感知器にそれぞれ割り当てるTDMA(Time Division Multiple Access)方式を採用することが提案されている。TDMA方式を採用すれば、所定のタイムスロットで通信装置から各火災感知器に対して定期要求信号を一括して送信し、定期要求信号を受けた各火災感知器が自己に割り当てられたタイムスロットで定期送信信号をそれぞれ通信装置に返信することにより、複数の火災感知器間での呼の衝突を完全に回避することができる。しかも、火災感知器は、定期送信信号を送信する際に受信動作する必要はないので、消費電力を低く抑えることができる。
一方、通信装置は、各火災感知器に固有のアドレスを記憶する記憶手段を有し、記憶手段にアドレスが記憶されている火災感知器を対象として通信を行う。そのため、火災感知器の使用開始時に当該火災感知器に固有のアドレスを通信装置に登録する必要がある。そこで、火災感知器が電源投入時に自己のアドレスを含む登録要求信号を通信装置に送信し、通信装置が登録要求信号を受けて火災感知器のアドレスを記憶する構成とすることが考えられる。この構成では、登録要求信号を送信した火災感知器は、通信装置から返信される登録許可信号を受けて通信装置との同期をとることにより、次の定期要求信号を受信可能となる。
特許第2840367号公報
しかし、定期要求信号や定期送信信号の送受信にTDMA方式を採用していると、追加する火災感知器の登録要求信号はタイムスロットとは無関係のタイミングで送信されるから、図12に示すように、火災感知器A3からの登録要求信号が既に登録済みの火災感知器A1,A2からの定期送信信号と衝突したり、図13に示すように、通信装置(ここでは中継器B)から他の追加する火災感知器A2への登録許可信号と衝突したりすることにより、通信装置に伝送されないことがある。なお、図12,13では、中継器Bおよび火災感知器A1〜A3の受信動作を「R」で表し、送信動作を「T」で表す。
このように火災感知器A3のアドレスを通信装置に登録する作業に失敗すると、当該火災感知器A3のアドレスは通信装置に登録されないので、火災感知器A3の電源を一旦切ってからアドレスを登録する作業を再度行う必要があり、登録までの時間がかかるという問題がある。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、定期要求信号や定期送信信号の送受信に関しては火災感知器の消費電力を低く抑えつつ、火災感知器のアドレスを通信装置に登録する作業に関しては失敗する可能性が低い無線式火災感知システムを提供することを目的とする。
請求項1の発明では、それぞれ個別のアドレスが割り当てられており火災を感知する複数台の火災感知器と、火災感知器との間でTDMA方式により無線通信を行う通信装置とを備え、通信装置から火災感知器への1つの下り方向のタイムスロットの後に、火災感知器から通信装置への複数の上り方向のタイムスロットを付加して構成される単位フレームが複数集まったスーパーフレームの中で無線通信を行う無線式火災感知システムであって、通信装置は、火災感知器のアドレスを記憶する記憶手段と、記憶手段にアドレスが記憶されている全ての火災感知器に対してスーパーフレームの先頭の下り方向のタイムスロットにおいて定期要求信号を定期的に送信し、定期要求信号を受けた各火災感知器から各火災感知器に割り当てられた上り方向の各タイムスロットでそれぞれ定期送信信号が返信されると当該火災感知器が正常に動作しているものと判断する装置側定期動作手段と、火災感知器のアドレスを含む登録要求信号を受信すると当該アドレスを記憶手段に記憶する装置側登録手段とを有し、火災感知器は、電源が投入されると受信を開始して他の火災感知器および通信装置からの信号の有無を検知し、他の火災感知器および通信装置からの信号が検出されない期間が予め設定されている間連続すると、自己のアドレスを含む登録要求信号を通信装置に送信する感知器制御手段を有することを特徴とする。
この構成によれば、火災感知器は、電源が投入されると受信を開始して他の火災感知器および通信装置からの信号の有無を検知し、他の火災感知器および通信装置からの信号が検出されない期間が予め設定されている間連続すると、自己のアドレスを含む登録要求信号を通信装置に送信する感知器制御手段を有するので、登録要求信号は、他の火災感知器や通信装置から信号が送信されていないときに送信されることとなり、既に登録済みの火災感知器からの定期送信信号や、他の追加する火災感知器からの登録要求信号や、通信装置からの定期要求信号や登録許可信号と衝突したりする可能性が低くなる。その結果、当該火災感知器のアドレスを通信装置に登録する作業に関しては失敗する可能性が低くなる。しかも、定期要求信号や定期送信信号の送受信に関してはTDMA方式を採用しており、火災感知器は、定期送信信号を送信する際に受信動作する必要はないので、火災感知器の消費電力を低く抑えることができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記装置側登録手段は、前記登録要求信号を受信すると、直後に次のスーパーフレームの先頭の下り方向のタイムスロットまでの待ち時間を含む登録許可信号を1タイムスロットに等しい時間の範囲内で登録要求信号に含まれるアドレスが割り当てられている前記火災感知器に返信し、前記感知器制御手段は、登録要求信号の送信を完了すると、直後に1タイムスロットに等しい時間だけ受信動作し、登録許可信号を受信すると前記待ち時間のカウントを開始し、待ち時間をカウントし終えた時点で前記定期要求信号を受信することを特徴とする。
この構成によれば、感知器制御手段が、登録要求信号の送信を完了した直後に登録許可信号を受信することにより、登録許可信号を受信するために受信動作する時間を1タイムスロットに等しい時間に抑えているので、火災感知器のアドレスを通信装置に登録する際における当該火災感知器の電力消費を少なく抑えることができる。したがって、火災感知器の電源として電池を用いる場合には、火災感知器のアドレスを通信装置に登録する際の電池の消耗を抑えて電池の寿命を延ばすことができる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記装置側登録手段は、前記登録要求信号を受信すると、次のスーパーフレームの先頭の下り方向のタイムスロットまでの待ち時間を含む登録許可信号を次の単位フレームの下り方向のタイムスロットにおいて登録要求信号に含まれるアドレスが割り当てられている前記火災感知器に返信し、前記感知器制御手段は、登録要求信号の送信を完了すると、所定の受信継続時間を上限として受信動作し、登録許可信号を受信すると受信動作を終了するとともに前記待ち時間のカウントを開始し、待ち時間をカウントし終えた時点で前記定期要求信号を受信することを特徴とする。
この構成によれば、装置側登録手段が、登録要求信号を受信すると、次の単位フレームの下り方向のタイムスロットにおいて登録許可信号を送信するので、仮に、1単位フレーム中に複数台の火災感知器から通信装置に登録要求信号が送信されたとしても、通信装置からこれらの火災感知器への登録許可信号は次の単位フレームの下り方向のタイムスロットにおいてまとめて返信されることになる。したがって、通信装置が無線により信号を送信する時間が1スーパーフレームに占める割合を小さく抑えることができる。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記装置側登録手段および前記感知器制御手段は、第1および第2のいずれかの登録モードで動作し、前記通信装置および前記火災感知器は、それぞれ登録モードを切り替える切替手段を有し、第1の登録モードでは、装置側登録手段は、前記登録要求信号を受信すると、直後に次のスーパーフレームの先頭の下り方向のタイムスロットまでの待ち時間を含む登録許可信号を1タイムスロットに等しい時間の範囲内で登録要求信号に含まれるアドレスが割り当てられている前記火災感知器に返信し、感知器制御手段は、登録要求信号の送信を完了すると、直後に1タイムスロットに等しい時間だけ受信動作し、登録許可信号を受信すると前記待ち時間のカウントを開始し、待ち時間をカウントし終えた時点で前記定期要求信号を受信し、第2の登録モードでは、装置側登録手段は、登録要求信号を受信すると、次のスーパーフレームの先頭の下り方向のタイムスロットまでの待ち時間を含む登録許可信号を次の単位フレームの下り方向のタイムスロットにおいて登録要求信号に含まれるアドレスが割り当てられている前記火災感知器に返信し、感知器制御手段は、登録要求信号の送信を完了すると、所定の受信継続時間を上限として受信動作し、登録許可信号を受信すると受信動作を終了するとともに前記待ち時間のカウントを開始し、待ち時間をカウントし終えた時点で定期要求信号を受信し、前記切替手段は、第1および第2の登録モードから一方の登録モードを選択するように手操作されることを特徴とする。
この構成によれば、使用者が切替手段により任意の登録モードを選択することができる。そして、切替手段で第1の登録モードを選択した場合には、感知器制御手段が、登録要求信号の送信を完了した直後に登録許可信号を受信することにより、登録許可信号を受信するために受信動作する時間を1タイムスロットに等しい時間に抑えているので、火災感知器のアドレスを通信装置に登録する際における当該火災感知器の電力消費を少なく抑えることができる。したがって、火災感知器の電源として電池を用いる場合には、火災感知器のアドレスを通信装置に登録する際の電池の消耗を抑えて電池の寿命を延ばすことができる。また、切替手段で第2の登録モードを選択した場合には、装置側登録手段が、登録要求信号を受信すると、次の単位フレームの下り方向のタイムスロットにおいて登録許可信号を送信するので、仮に、1単位フレーム中に複数台の火災感知器から通信装置に登録要求信号が送信されたとしても、通信装置からこれらの火災感知器への登録許可信号は次の単位フレームの下り方向のタイムスロットにおいてまとめて返信されることになる。したがって、通信装置が無線により信号を送信する時間が1スーパーフレームに占める割合を小さく抑えることができる。
請求項5の発明は、請求項1の発明において、前記装置側登録手段および前記感知器制御手段は、第1および第2のいずれかの登録モードで動作し、前記通信装置および前記火災感知器は、それぞれ登録モードを切り替える切替手段を有し、第1の登録モードでは、装置側登録手段は、前記登録要求信号を受信すると、直後に次のスーパーフレームの先頭の下り方向のタイムスロットまでの待ち時間を含む登録許可信号を1タイムスロットに等しい時間の範囲内で登録要求信号に含まれるアドレスが割り当てられている前記火災感知器に返信し、感知器制御手段は、登録要求信号の送信を完了すると、直後に1タイムスロットに等しい時間だけ受信動作し、登録許可信号を受信すると前記待ち時間のカウントを開始し、待ち時間をカウントし終えた時点で前記定期要求信号を受信し、第2の登録モードでは、装置側登録手段は、登録要求信号を受信すると、次のスーパーフレームの先頭の下り方向のタイムスロットまでの待ち時間を含む登録許可信号を次の単位フレームの下り方向のタイムスロットにおいて登録要求信号に含まれるアドレスが割り当てられている前記火災感知器に返信し、感知器制御手段は、登録要求信号の送信を完了すると、所定の受信継続時間を上限として受信動作し、登録許可信号を受信すると受信動作を終了するとともに前記待ち時間のカウントを開始し、待ち時間をカウントし終えた時点で定期要求信号を受信し、通信装置の切替手段は、追加可能な火災感知器の台数が規定台数以下の場合には第1の登録モードを選択し、追加可能な火災感知器の台数が規定台数を超える場合には第2の登録モードを選択するように登録モードを自動で切り替え、火災感知器の切替手段は、登録要求信号の送信が完了してから1タイムスロットに等しい時間内に登録許可信号を受信すると第1の登録モードを選択し、登録要求信号の送信が完了してから1タイムスロットに等しい時間内に登録許可信号を受信しなければ第2の登録モードを選択するように登録モードを自動で切り替えることを特徴とする。
この構成によれば、追加可能な火災感知器の台数が規定台数以下か否かに応じて、切替手段により第1および第2のいずれかの登録モードが自動で選択される。そして、追加可能な火災感知器の台数が規定台数以下の場合には、感知器制御手段が、登録要求信号の送信を完了した直後に登録許可信号を受信することにより、登録許可信号を受信するために受信動作する時間を1タイムスロットに等しい時間に抑えているので、火災感知器のアドレスを通信装置に登録する際における当該火災感知器の電力消費を少なく抑えることができる。したがって、火災感知器の電源として電池を用いる場合には、火災感知器のアドレスを通信装置に登録する際の電池の消耗を抑えて電池の寿命を延ばすことができる。また、追加可能な火災感知器の台数が規定台数を超える場合には、装置側登録手段が、登録要求信号を受信すると、次の単位フレームの下り方向のタイムスロットにおいて登録許可信号を送信するので、仮に、1単位フレーム中に複数台の火災感知器から通信装置に登録要求信号が送信されたとしても、通信装置からこれらの火災感知器への登録許可信号は次の単位フレームの下り方向のタイムスロットにおいてまとめて返信されることになる。したがって、通信装置が無線により信号を送信する時間が1スーパーフレームに占める割合を小さく抑えることができる。
本発明は、火災感知器が、電源が投入されると受信を開始して他の火災感知器および通信装置からの信号の有無を検知し、他の火災感知器および通信装置からの信号が検出されない期間が予め設定されている間連続すると、自己のアドレスを含む登録要求信号を通信装置に送信する感知器制御手段を有するので、登録要求信号は、他の火災感知器や通信装置から信号が送信されていないときに送信されることとなり、既に登録済みの火災感知器からの定期送信信号や、他の追加する火災感知器からの登録要求信号や、通信装置からの定期要求信号や登録許可信号と衝突したりする可能性が低くなる。その結果、当該火災感知器のアドレスを通信装置に登録する作業に関しては失敗する可能性が低くなるという利点がある。しかも、定期要求信号や定期送信信号の送受信に関してはTDMA方式を採用しており、火災感知器は、定期送信信号を送信する際に受信動作する必要はないので、火災感知器の消費電力を低く抑えることができる。
(実施形態1)
本実施形態の無線式火災感知システムは、図2に示すように、それぞれ個別のアドレスが割り当てられた複数台(ここではx台)の火災感知器A1〜Axと、各火災感知器A1〜Axとの間で無線通信を行う通信装置として機能する中継器Bと、中継器Bに有線接続された中央監視盤Cとを備えている。図示するように、中央監視盤Cには複数台の中継器Bが接続されているが、複数台の中継器Bは、無線通信に使用する周波数帯域が互いに異なるものの、共通の構成および機能を有しているので、以下では1台の中継器Bと、この中継器Bとの間で無線通信を行う複数台の火災感知器A1〜Axとについて説明する。
火災感知器A1〜Axは、図3に示すように、火災を感知する感知手段1と、中継器Bに対して無線により信号を送信する感知器送信手段2と、中継器Bおよび他の火災感知器A1〜Axから無線により送信された信号を受信する感知器受信手段3と、少なくとも感知手段1で火災を感知した際に火災感知信号を中継器Bに送信するように感知器送信手段2および感知器受信手段3を制御する感知器制御手段4とを有する。なお、本実施形態では、各火災感知器A1〜Axのアドレスは図示しないディップスイッチ等により施工時に設定される構成とするが、製造時に予め設定されていてもよい。
一方、中継器Bは、各火災感知器A1〜Axに対して無線により信号を送信する中継器送信手段5と、火災感知器A1〜Axから無線により送信された信号を受信する中継器受信手段6と、少なくとも火災感知器A1〜Axからの火災感知信号を受信するように中継器送信手段5および中継器受信手段6を制御する中継器制御手段7と、火災感知器A1〜Axのアドレスを記憶する記憶手段8とを有する。
中央監視盤Cは、火災感知器A1〜Axが火災を感知した際に中継器Bを介して火災感知器A1〜Axからの火災感知信号を受けることにより、当該火災感知器A1〜Axの設置位置に基づいて火災場所等を報知する。火災感知器A1〜Axは中継器Bとの間の配線のみならず電源用の配線も不要とするために一次電池を電源とし、中継器Bおよび中央監視盤Cはいずれも商用電源を電源としている。
ところで、従来構成においても説明したように、火災感知器A1〜Axは電池を電源としているので、火災感知器A1〜Axの電池切れなどにより火災感知器A1〜Axからの火災感知信号が中継器Bに伝送されないといった不具合を回避するために、各火災感知器A1〜Axと中継器Bとが通信可能な状態にあるか否かを定期的に確認する必要がある。そこで、中継器Bの中継器制御手段7は、各火災感知器A1〜Axに対して定期的に動作状態を確認するための定期要求信号を送信し、定期要求信号を受けた各火災感知器A1〜Axから当該火災感知器A1〜Axの動作状態を示す定期送信信号が返信されると、定期送信信号に基づいて当該火災感知器A1〜Axで電池切れなどの異常がないか否かを判断する装置側定期動作手段としての機能を備える。各火災感知器A1〜Axの感知器制御手段4は、定期要求信号を受けると、自己の動作状態を示す定期送信信号を中継器Bに返信する感知器定期動作手段としての機能を備える。
ここにおいて、本実施形態の火災感知器A1〜Axと中継器Bとの間の無線通信は、ある周波数帯域に、所定の時間幅で分割された複数のタイムスロット(チャネル)を設け、各タイムスロットを個々の火災感知器A1〜Axにそれぞれ割り当てるTDMA(Time Division Multiple Access)方式を採用しており、図4に示す構成の通信フレーム(TDMAフレーム)を用いて中継器Bを親機とする双方向の無線通信を可能としている。
すなわち、通信フレームは、図4に示すように、中継器Bから火災感知器A1〜Axに信号を伝送する1個の下り方向のタイムスロット(以下、「下りスロット」と呼ぶ)SLBと、下りスロットSLBの後に、火災感知器A1〜Axから中継器Bに信号を伝送する複数個(ここではn個)の上り方向のタイムスロット(以下、「上りスロット」と呼ぶ)SLA1〜SLAnとで構成されたタイムスロットSLの集まりを単位フレームFLとし、さらに複数個(ここではm個)の連続する単位フレームFL1〜FLmをスーパーフレームSFLとして構成される。
以下に、中継器Bと当該中継器Bの記憶手段8にアドレスが既に記憶されている各火災感知器A1,A2との間で定期要求信号、定期送信信号を送受信する定期通信の際の中継器Bおよび火災感知器A1,A2の動作について、図5を参照して説明する。図5では、中継器Bの記憶手段8にアドレスが記憶されていない新たな火災感知器A3〜Axの追加はないものとする。また、図5では、中継器Bおよび火災感知器A1,A2の受信動作を「R」で表し、送信動作を「T」で表す。
本実施形態では、火災感知器A1〜Axと中継器Bとの間で定期通信を行う際に、図5に示すように、中継器制御手段7は、スーパーフレームSFLの最初の単位フレームFL1の下りスロットSLBに、記憶手段8にアドレスが記憶されている火災感知器A1,A2の全てに定期要求信号を一斉送信し、その後、同単位フレームFL1の全ての上りスロットSLA1〜SLAnに亘って中継器受信手段6を受信状態で動作させる。
一方、定期要求信号を受信した火災感知器A1,A2は、同単位フレームFL1の上りスロットSLA1〜SLAnのうち自己のアドレスに対応する各上りスロットSLA1,SLA2において定期送信信号を返信する。ここで、各火災感知器A1〜Axのアドレスは、上述したようにディップスイッチの操作により設定されるものであるが、火災感知器A1〜Axが登録された順で下りスロットSLBの次の上りスロットSLA1から順に各上りスロットSLA1〜SLAnと対応付けるようにアドレスを設定している。つまり、1つの単位フレームFL中の上りスロットSLA1〜SLAnの個数nが、1台の中継器Bと通信させることができる火災感知器A1〜Axの最大台数となる。これにより、各火災感知器A1〜Axはそれぞれ個別の上りスロットSLA1〜SLAnに定期送信信号を返信することになるので、火災感知器A1〜Ax間での呼(定期送信信号)の衝突を回避することができる。そして、中継器制御手段7は、最初の単位フレームFL1で記憶手段8にアドレスが記憶されている火災感知器A1,A2の全てから定期送信信号の返信を受けた場合には、スーパーフレームSFL中の残りの単位フレームFL2〜FLmの全期間に亘って中継器受信手段6を受信状態で動作させる。
また、感知器制御手段4は、感知器受信手段3を受信動作させる期間を、中継器Bから定期要求信号が送信される期間に限定しており、スーパーフレームSFLの先頭の下りスロットSLBで定期要求信号を受信すると、次のスーパーフレームSFLの先頭の下りスロットSLBまでは感知器受信手段3を動作させない。すなわち、火災感知器A1,A2は、1つのスーパーフレームSFLごとに、最初の下りスロットSLBでのみ受信動作し、且つ自己のアドレスに対応する上りスロットSLA1〜SLAnでのみ定期送信信号を送信しており、不必要なタイムスロットSLでは感知器送信手段2および感知器受信手段3を動作させないので、電池の消耗を抑えることができる。
以下に、中継器Bの記憶手段8にアドレスが記憶されていない火災感知器A3を新たに追加する場合の中継器Bおよび火災感知器A1〜A3の動作について、図1を参照して説明する。図1では、中継器Bおよび火災感知器A1〜A3の受信動作を「R」で表し、送信動作を「T」で表す。
図1に示すように、既に登録済みの火災感知器A1,A2は中継器Bとの間で上述した定期通信(定期要求信号および定期送信信号の送受信)を行っている。一方、追加される火災感知器A3は、電池が入れられることにより電源投入されると、感知器制御手段4が、感知器受信手段3を立ち上げて所定の受信期間に亘る受信動作を開始する。この受信動作では、中継器Bと他の火災感知器A1,A2との少なくとも一方から無線により何らかの信号が送信されている場合に、その信号を受信し、チャネルが使用されているものと感知器制御手段4で判断する。逆に、この受信動作中に、中継器Bと他の火災感知器A1,A2とのいずれからの信号も受信しない場合には、チャネルが使用されていないものと感知器制御手段4で判断する。すなわち、感知器制御手段4は、火災感知器A3の電源が投入されると、他の火災感知器A1,A2および中継器Bからの信号の有無を検知する機能を有している。
なお、チャネルが使用中か否かを検出するために、上記受信期間における感知器受信手段3の受信感度は、中継器Bからの信号のみならず、当該中継器Bと通信を行う他の火災感知器A1,A2からの信号も受信できるように設定されている。
そして、チャネルの使用されていない期間が規定時間長連続して継続すると、感知器制御手段4は、上記受信期間の終了時点で、感知器受信手段3に代えて感知器送信手段2を立ち上げ、自己のアドレスを含む登録要求信号を中継器Bに送信する。ここでは、上記受信期間を2タイムスロットSL分に等しい時間に設定し、上記規定時間を1タイムスロットSL分に等しい時間に設定する。ここにおいて、規定時間は1タイムスロットSLに等しい時間に限るものではなく、たとえば火災感知器A3において受信動作から送信動作に切り替えるのに要する時間、すなわち、感知器受信手段3の受信動作を中止し感知器送信手段2を立ち上げ、送信周波数の設定および発振器の同調を行う一連の処理に要する時間を上記規定時間として利用することも考えられる。登録要求信号の送信時間は1タイムスロットSLに等しい時間の範囲内としており、登録要求信号の送信が終了すると、感知器制御手段4は、感知器送信手段2に代えて再び感知器受信手段3を立ち上げ、受信動作を開始する。
一方、受信期間中に、チャネルの使用されていない期間が規定時間継続しなければ、感知器制御手段4は、感知器受信手段3による受信期間の受信動作を繰り返し行う。ここで、受信期間を連続して継続させてもよいが、火災感知器A3を受信動作させることによる電池の消耗を抑えるためには、上記受信期間を一定時間間隔で断続的に繰り返すことが望ましい。
このように感知器制御手段4は、火災感知器A3の電源が投入されると受信を開始して他の火災感知器A1,A2および中継器Bからの信号の有無を検知し、他の火災感知器A1,A2および中継器Bからの信号が検出されない期間が1タイムスロットSLに等しい時間連続すると、登録要求信号を中継器Bに送信する感知器登録手段としての機能を有する。
また、本実施形態では、中継器Bの中継器制御手段7が、火災感知器A3からの登録要求信号を受信すると、登録要求信号内のアドレスを記憶手段8に記憶するとともに、直後に次の定期要求信号の送信タイミング(つまり次のスーパーフレームSFLの先頭)までの待ち時間を含む登録許可信号を当該火災感知器A3に返信する装置側登録手段としての機能を有している。なお、この待ち時間は一例として、中継器Bが登録許可信号を返信するタイムスロットSLのスーパーフレームSFL内での位置から割り出される、当該スーパーフレームSFLの残りのタイムスロットSLの個数で表される。
ここで、登録許可信号の送信時間は、1タイムスロットSLに等しい時間の範囲内としており、したがって、火災感知器A3において登録要求信号を送信完了後の受信動作も1タイムスロットSLに等しい時間とする。火災感知器A3は、登録許可信号を受信すると、登録許可信号内の待ち時間のカウントを開始し、待ち時間をカウントアップした時点で感知器受信手段3を1タイムスロットSLに等しい時間だけ立ち上げて定期要求信号を受信する。これにより、当該火災感知器A3は、既に登録されている他の火災感知器A1,A2と同様に、中継器Bとの間で定期通信を行うことが可能となる。
ただし、中継器Bは、登録許可信号を送信後、当該火災感知器A3のアドレスに対応する初めての上りスロットSLA3において、当該火災感知器A3からの定期送信信号を受信できなかった場合には、当該火災感知器A3の登録に失敗したものと判断して、当該火災感知器A3のアドレスを記憶手段8から消去する。この場合には、再度火災感知器A3の電源投入を行い、火災感知器A3の登録を行えばよい。
なお、登録許可信号には、待ち時間のほか、中継器Bに固有のIDおよび登録要求信号に含まれていた火災感知器A3のアドレスを含んでおり、登録許可信号を受信した火災感知器A3は、中継器BのIDと自己のアドレスとの組み合わせを自己のアドレスとして記憶する。
上述した構成によれば、追加する火災感知器A3から登録要求信号の送信を行う際に、事前に、中継器Bあるいは他の火災感知器A1,A2から無線により信号が送信されているか否か、つまりチャネルが使用されているか否かを確認し、チャネルが使用されていないタイミングで登録要求信号を送信するようにしてあるので、既に登録済みの火災感知器A1,A2と中継器Bとの間の定期通信に用いる定期要求信号や定期送信信号に登録要求信号が衝突することを回避できる。しかも、中継器Bは登録要求信号を受信した直後に登録許可信号を返信するので、登録許可信号についても、定期要求信号や定期送信信号との衝突を回避できる可能性は高くなる。
また、中継器Bの記憶手段8にアドレスが記憶されていない複数台の火災感知器A2,A3を新たに追加する場合の中継器Bおよび火災感知器A1〜A3の動作について、図6を参照して以下に説明する。図6では、中継器Bおよび火災感知器A1〜A3の受信動作を「R」で表し、送信動作を「T」で表す。
図6に示すように、既に登録済みの火災感知器A1は中継器Bとの間で上述した定期通信(定期要求信号および定期送信信号の送受信)を行っている。一方、追加される火災感知器A2は、電池が入れられることにより電源投入されると、上述したように、チャネルが使用中か否かを検出し、チャネルの使用されていない期間が規定時間継続すると、登録要求信号を送信し、登録許可信号を受信する。
そして、さらに追加される火災感知器A3においても、電池が入れられることにより電源投入されると、チャネルが使用中か否かを検出し、チャネルの使用されていない期間が規定時間継続すると、登録要求信号を送信し、登録許可信号を受信するので、この登録要求信号や登録許可信号が、先に登録された火災感知器A2と中継器Bとの間で送受信された登録要求信号や登録許可信号と衝突することを回避できる。
(実施形態2)
本実施形態の無線式火災感知システムは、火災感知器A1〜Axが登録要求信号を送信してから登録許可信号を受信するまでの動作が実施形態1の無線式火災感知システムとは相違する。これは、中継器Bから無線により送信される信号の送信時間が単位時間(1スーパーフレーム)に占める割合(送信時間デューティ)を、低く抑えるためである。
すなわち、仮に、実施形態1のように中継器Bが火災感知器A1〜Axからの登録要求信号を受信すると直後に登録許可信号を返信する構成では、図7に示すように、1台の中継器Bと多数の火災感知器A1〜Axとの間で無線通信を行う大規模な無線式火災感知システムにおいて、追加する火災感知器A1〜Axの台数が多い場合に、1スーパーフレーム内に中継器Bから火災感知器A1〜Axに返信する登録許可信号の送信時間の累計が増大し、たとえばprEN(欧州規格草案)にて定められる予定の送信時間デューティ(0.1%)を超過することがある。なお、図7では、中継器Bおよび火災感知器A1〜A7の受信動作を「R」で表し、送信動作を「T」で表す。
そこで、本実施形態では、中継器制御手段7が、中継器受信手段6で登録要求信号を受信すると、次の下りスロットSLBにおいて登録許可信号を中継器送信手段5から返信するように構成されている。一方、感知器制御手段4は、登録要求信号の送信が完了すると、感知器受信手段3を受信動作させ、次の下りスロットSLBにおいて感知器受信手段3で登録許可信号を受信するように構成されている。そのため、感知器制御手段4は、登録要求信号の送信が完了した時点から、所定の受信継続時間を上限として感知器受信手段3の受信状態を継続させている。ここでは、中継器Bは登録要求信号を受信した次の単位フレームFLの先頭の下りスロットSLBにおいて登録許可信号を返信するので、1単位フレームFLに等しい時間を受信継続時間としてある。
なお、登録許可信号には、待ち時間のほか、中継器Bに固有のIDおよび登録要求信号に含まれていた火災感知器A1〜Axのアドレスを含んでおり、登録許可信号を受信した火災感知器A1〜Axは、中継器BのIDと自己のアドレスとの組み合わせを自己のアドレスとして記憶する。
以下に、本実施形態の無線式火災感知システムの動作について図8を参照して説明する。図8では、中継器Bおよび火災感知器A1〜A7の受信動作を「R」で表し、送信動作を「T」で表す。なお、図8は火災感知器A1〜A3が既に登録済みで、火災感知器A4〜A7を1スーパーフレームSFLで新たに追加登録する例を示す。
既に登録済みの火災感知器A1〜A3は、最初の単位フレームFL1に中継器Bとの間で上述した定期通信を行っている。そして同単位フレームFL1において、火災感知器A4〜A6を追加する。追加される各火災感知器A4〜A6は、それぞれ上述したようにチャネルが使用されていないことを確認してから登録要求信号を1タイムスロットSLに等しい時間の範囲内で送信し、登録要求信号の送信が完了すると、感知器受信手段3を立ち上げて受信継続時間を上限として受信動作を継続させる。ここで、中継器Bは、火災感知器A4〜A6からの登録要求信号をそれぞれ受信する。
その後、中継器Bは、次の単位フレームFL2の先頭の下りスロットSLBになると、次の定期要求信号の送信タイミングまでの待ち時間を含む登録許可信号を火災感知器A4〜A6に一斉に送信し、各火災感知器A4〜A6はこの登録許可信号をそれぞれ受信する。登録許可信号を受信した各火災感知器A〜A6は、受信動作を一旦終了し、次のスーパーフレームSFLの先頭の下りスロットSLBにおいて再び受信動作することにより中継器Bからの定期要求信号を受信する。
一方、さらに追加される火災感知器A7は、スーパーフレームSFLのうち先頭から2番目の単位フレームFL2において、登録要求信号を1タイムスロットSLに等しい時間の範囲内で送信し、登録要求信号の送信が完了すると、感知器受信手段3を立ち上げ、受信継続時間を上限として受信動作を継続させる。中継器Bは、登録要求信号を受信後、次の単位フレームFL3の先頭の下りスロットSLBになると、次の定期要求信号の送信タイミングまでの待ち時間を含む登録許可信号を送信する。火災感知器A7は、登録許可信号を受信し、次のスーパーフレームSFLの最初の下りスロットSLBにおいて、受信動作することにより中継器Bからの定期要求信号を受信する。
本実施形態の構成によれば、単位フレームFLにおいて複数台の火災感知器A4〜A6を追加する場合でも、中継器Bは、これら複数台の火災感知器A4〜A6に対する登録許可信号を個別に送信するのではなく、次の単位フレームFLの下りスロットSLBで、これら複数台の火災感知器A4〜A6に対して登録許可信号を一括して送信するので、中継器Bから登録許可信号を送信する回数を少なく抑えることができ、結果的に、1スーパーフレームSFL内に中継器Bから火災感知器A4〜A6に返信する登録許可信号の送信時間の累計を小さく抑えることができる。
たとえば、prEN(欧州規格草案)にて定められる予定の送信時間デューティ(0.1%)を超過しないためには、1タイムスロットSLを100ms、1単位フレームFLを10s(=100タイムスロットSL)、1スーパーフレームSFLを300s(=3000タイムスロットSL=30単位フレームFL)とした場合に、中継器Bの送信時間の上限は以下のように求めることができる。
すなわち、送信時間の上限値は1スーパーフレームSFL当り、300sの0.1%である0.3s(=3タイムスロット)になる。ただし、スーパーフレームSFLの先頭の下りスロットSLBでは定期要求信号を送信するので、登録許可信号を送信可能な上限は2タイムスロットSLに等しい時間となる。ここで、1スーパーフレームSFLにおいて登録許可信号を送信するタイムスロットSLの個数は、追加する火災感知器A1〜Axの台数に関係なく、追加する火災感知器A1〜Axからの登録要求信号を受信した単位フレームFLの個数で決まる。上記図8のように2単位フレームFLで全ての登録要求信号を受信すれば、中継器Bから送信される登録許可信号の送信時間は2タイムスロットSL分に等しい時間内に収まることになるので、送信時間デューティが0.1%に収まることとなる。
その他の構成および機能は実施形態1と同様である。
(実施形態3)
本実施形態の無線式火災感知システムは、実施形態1で説明したように、中継器Bが火災感知器A1〜Axからの登録要求信号を受信すると直後に登録許可信号を当該火災感知器A1〜Axに返信する第1の登録モードと、実施形態2で説明したように、中継器Bが火災感知器A1〜Axからの登録要求信号を受信すると次の単位フレームFLの下りスロットSLBで当該火災感知器A1〜Axに登録許可信号を返信する第2の登録モードとの2種類の登録モードから、登録モードを選択できるようにした点が実施形態1、2の無線式火災感知システムとは相違する。
すなわち、本実施形態では、図9に示すように、火災感知器A1〜Axに、登録モードを第1および第2の登録モードから選択するように手操作される切替手段としてのスイッチSW1を設け、中継器Bには、登録モードを第1および第2の登録モードから選択するように手操作される切替手段としてのスイッチSW2を設けてある。
第1の登録モードでは、実施形態2において説明したように、1スーパーフレームSFL中に追加する火災感知器A1〜Axの台数が多い場合に、1スーパーフレームSFL内に中継器Bから火災感知器A1〜Axに返信する登録許可信号の送信時間の累計が増大し、たとえばprEN(欧州規格草案)にて定められる予定の送信時間デューティ(0.1%)を超過することがある。
一方、第2の登録モードでは、上述したように中継器Bからの登録許可信号の送信時間デューティを小さく抑えることができるという利点があるものの、火災感知器A1〜Axが、登録要求信号を送信した後、受信継続時間を上限として感知器受信手段3の受信状態を継続させるので、この受信状態において電池が消耗してしまう可能性がある。つまり、1単位フレームFLを受信継続時間とすると、火災感知器A1〜Axは、登録時に最大で1単位フレーム(=100タイムスロットSL)に亘って受信状態を継続することになる。
ここにおいて本実施形態では、1スーパーフレームSFL中に追加する火災感知器A1〜Axの台数が規定台数以内の場合には、両スイッチSW1,SW2で第1の登録モードを選択することにより、火災感知器A1〜Axの電池の消耗を抑え、一方、1スーパーフレームSFL中に追加する火災感知器A1〜Axの台数が規定台数を超える場合には、両スイッチSW1,SW2で第2の登録モードを選択することにより、送信時間デューティを規定範囲内に収めることができる。
具体的には、prEN(欧州規格草案)にて定められる予定の送信時間デューティ(0.1%)に準拠するためには、1タイムスロットSLを100ms、1単位フレームFLを10s(=100タイムスロットSL)、1スーパーフレームSFLを300s(=3000タイムスロットSL=30単位フレームFL)とした場合に、実施形態2で説明したように登録許可信号を送信可能な上限は1スーパーフレームSFL当り2タイムスロットSLに等しい時間となる。要するに、1スーパーフレームSFL中に追加する火災感知器A1〜Axの上記規定台数は2台となるので、1スーパーフレームSFL中に追加する火災感知器A1〜Axの台数が2台以下であれば両スイッチSW1,SW2で第1の登録モードを選択し、3台以上であれば両スイッチSW1,SW2で第2の登録モードを選択すればよい。
また、両スイッチSW1,SW2の代わりに、追加可能な火災感知器A1〜Axの台数が規定台数以下の場合には第1の登録モードを選択し、追加可能な火災感知器A1〜Axの台数が規定台数を超える場合には第2の登録モードを選択するように登録モードを自動で切り替える切替手段を中継器Bに設け、且つ登録要求信号の送信が完了してから登録許可信号を受信するまでに要する時間に基づいて登録モードを自動で切り替える切替手段を火災感知器A1〜Axに設けてもよい。追加可能な火災感知器A1〜Axの台数は、中継器Bに接続可能な火災感知器A1〜Axの最大台数と既に接続されている火災感知器A1〜Axの台数との差分であるから、中継器Bは、記憶手段に記憶されているアドレスの個数に基づいて追加可能な火災感知器A1〜Axの台数を算出することができる。ここで、中継器Bに接続可能な火災感知器の最大台数は、1単位フレームFLに設定された上りスロットSLA1〜SLAnの個数nである。
すなわち、この構成では、中継器Bは図10に示すように、追加可能な火災感知器A1〜Axの台数が規定台数以下か否かを中継器制御手段7で判断し(S01)、追加可能な台数が規定台数以下であれば(S01:Yes)第1の登録モードを選択し(S02)、規定台数を超えるのであれば(S01:No)第2の登録モード(S03)を選択する。
そして、第1の登録モードが選択されている場合には、定期要求信号を送信し(S04)、定期送信信号を受信した(S05)後、登録要求信号を受信すると(S06:Yes)、その都度アドレスを記憶し(S07)登録許可信号を返信する(S08)。スーパーフレームSFLが終了すると(S09:Yes)、再びステップS01に移行する。
第2の登録モードが選択されている場合には、定期要求信号を送信し(S10)、定期送信信号を受信した(S11)後、登録要求信号を受信すると(S12:Yes)、アドレスを記憶する(S13)ものの、単位フレームFLが終了するまでは登録許可信号の返信は行わない。単位フレームFLが終了した(S14:Yes)時点で、アドレスが追加されているのであれば(S15:Yes)、次の単位フレームFLの先頭の下りスロットSLBで、追加されたアドレスに対応する火災感知器A1〜Axに対して登録許可信号を一斉に返信する(S16)。スーパーフレームSFLが終了すると(17:Yes)、再びステップS01に移行する。
一方、火災感知器A1〜Axは、図11に示すように、登録要求信号を送信する(S20)と、感知器受信手段3で受信動作を開始する(S21)。そして、1タイムスロットSLに等しい時間内に登録許可信号を受信すると(S22:Yes)第1の登録モードを選択し(S23)、1タイムスロットSLに等しい時間内に登録許可信号を受信しなければ(S22:No)第2の登録モードを選択する(S24)。その後は、受信した登録許可信号内の待ち時間をカウントし(S25,S26)、定期通信(定期要求信号の受信(S27,S28)、定期送信信号の送信(S29,S30))に移行する。
その他の構成および機能は実施形態1ないし実施形態2と同様である。
本発明の実施形態1の動作を示すタイムチャートである。 同上の無線式火災感知システムの全体構成を示すブロック図である。 同上の火災感知器および中継器の構成を示すブロック図である。 同上に用いる通信フレームの構成を示すタイムチャートである。 同上の基本動作を示すタイムチャートである。 同上の他の動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施形態2の参考例の動作を示すタイムチャートである。 同上の動作を示すタイムチャートである。 本発明の実施形態3の火災感知器および中継器の構成を示すブロック図である。 同上の他の構成の中継器の動作を示すフローチャートである。 同上の他の構成の火災感知器の動作を示すフローチャートである。 従来例の動作を示すタイムチャートである。 同上の他の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
4 感知器制御手段
7 中継器制御手段
8 記憶手段
A1〜Ax 火災感知器
B 中継器(通信装置)
FL 単位フレーム
SL タイムスロット
SFL スーパーフレーム
SW1 スイッチ(切替手段)
SW2 スイッチ(切替手段)

Claims (5)

  1. それぞれ個別のアドレスが割り当てられており火災を感知する複数台の火災感知器と、火災感知器との間でTDMA方式により無線通信を行う通信装置とを備え、通信装置から火災感知器への1つの下り方向のタイムスロットの後に、火災感知器から通信装置への複数の上り方向のタイムスロットを付加して構成される単位フレームが複数集まったスーパーフレームの中で無線通信を行う無線式火災感知システムであって、通信装置は、火災感知器のアドレスを記憶する記憶手段と、記憶手段にアドレスが記憶されている全ての火災感知器に対してスーパーフレームの先頭の下り方向のタイムスロットにおいて定期要求信号を定期的に送信し、定期要求信号を受けた各火災感知器から各火災感知器に割り当てられた上り方向の各タイムスロットでそれぞれ定期送信信号が返信されると当該火災感知器が正常に動作しているものと判断する装置側定期動作手段と、火災感知器のアドレスを含む登録要求信号を受信すると当該アドレスを記憶手段に記憶する装置側登録手段とを有し、火災感知器は、電源が投入されると受信を開始して他の火災感知器および通信装置からの信号の有無を検知し、他の火災感知器および通信装置からの信号が検出されない期間が予め設定されている間連続すると、自己のアドレスを含む登録要求信号を通信装置に送信する感知器制御手段を有することを特徴とする無線式火災感知システム。
  2. 前記装置側登録手段は、前記登録要求信号を受信すると、直後に次のスーパーフレームの先頭の下り方向のタイムスロットまでの待ち時間を含む登録許可信号を1タイムスロットに等しい時間の範囲内で登録要求信号に含まれるアドレスが割り当てられている前記火災感知器に返信し、前記感知器制御手段は、登録要求信号の送信を完了すると、直後に1タイムスロットに等しい時間だけ受信動作し、登録許可信号を受信すると前記待ち時間のカウントを開始し、待ち時間をカウントし終えた時点で前記定期要求信号を受信することを特徴とする請求項1記載の無線式火災感知システム。
  3. 前記装置側登録手段は、前記登録要求信号を受信すると、次のスーパーフレームの先頭の下り方向のタイムスロットまでの待ち時間を含む登録許可信号を次の単位フレームの下り方向のタイムスロットにおいて登録要求信号に含まれるアドレスが割り当てられている前記火災感知器に返信し、前記感知器制御手段は、登録要求信号の送信を完了すると、所定の受信継続時間を上限として受信動作し、登録許可信号を受信すると受信動作を終了するとともに前記待ち時間のカウントを開始し、待ち時間をカウントし終えた時点で前記定期要求信号を受信することを特徴とする請求項1記載の無線式火災感知システム。
  4. 前記装置側登録手段および前記感知器制御手段は、第1および第2のいずれかの登録モードで動作し、前記通信装置および前記火災感知器は、それぞれ登録モードを切り替える切替手段を有し、第1の登録モードでは、装置側登録手段は、前記登録要求信号を受信すると、直後に次のスーパーフレームの先頭の下り方向のタイムスロットまでの待ち時間を含む登録許可信号を1タイムスロットに等しい時間の範囲内で登録要求信号に含まれるアドレスが割り当てられている前記火災感知器に返信し、感知器制御手段は、登録要求信号の送信を完了すると、直後に1タイムスロットに等しい時間だけ受信動作し、登録許可信号を受信すると前記待ち時間のカウントを開始し、待ち時間をカウントし終えた時点で前記定期要求信号を受信し、第2の登録モードでは、装置側登録手段は、登録要求信号を受信すると、次のスーパーフレームの先頭の下り方向のタイムスロットまでの待ち時間を含む登録許可信号を次の単位フレームの下り方向のタイムスロットにおいて登録要求信号に含まれるアドレスが割り当てられている前記火災感知器に返信し、感知器制御手段は、登録要求信号の送信を完了すると、所定の受信継続時間を上限として受信動作し、登録許可信号を受信すると受信動作を終了するとともに前記待ち時間のカウントを開始し、待ち時間をカウントし終えた時点で定期要求信号を受信し、前記切替手段は、第1および第2の登録モードから一方の登録モードを選択するように手操作されることを特徴とする請求項1記載の無線式火災感知システム。
  5. 前記装置側登録手段および前記感知器制御手段は、第1および第2のいずれかの登録モードで動作し、前記通信装置および前記火災感知器は、それぞれ登録モードを切り替える切替手段を有し、第1の登録モードでは、装置側登録手段は、前記登録要求信号を受信すると、直後に次のスーパーフレームの先頭の下り方向のタイムスロットまでの待ち時間を含む登録許可信号を1タイムスロットに等しい時間の範囲内で登録要求信号に含まれるアドレスが割り当てられている前記火災感知器に返信し、感知器制御手段は、登録要求信号の送信を完了すると、直後に1タイムスロットに等しい時間だけ受信動作し、登録許可信号を受信すると前記待ち時間のカウントを開始し、待ち時間をカウントし終えた時点で前記定期要求信号を受信し、第2の登録モードでは、装置側登録手段は、登録要求信号を受信すると、次のスーパーフレームの先頭の下り方向のタイムスロットまでの待ち時間を含む登録許可信号を次の単位フレームの下り方向のタイムスロットにおいて登録要求信号に含まれるアドレスが割り当てられている前記火災感知器に返信し、感知器制御手段は、登録要求信号の送信を完了すると、所定の受信継続時間を上限として受信動作し、登録許可信号を受信すると受信動作を終了するとともに前記待ち時間のカウントを開始し、待ち時間をカウントし終えた時点で定期要求信号を受信し、通信装置の切替手段は、追加可能な火災感知器の台数が規定台数以下の場合には第1の登録モードを選択し、追加可能な火災感知器の台数が規定台数を超える場合には第2の登録モードを選択するように登録モードを自動で切り替え、火災感知器の切替手段は、登録要求信号の送信が完了してから1タイムスロットに等しい時間内に登録許可信号を受信すると第1の登録モードを選択し、登録要求信号の送信が完了してから1タイムスロットに等しい時間内に登録許可信号を受信しなければ第2の登録モードを選択するように登録モードを自動で切り替えることを特徴とする請求項1記載の無線式火災感知システム。
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