JP5507836B2 - 無線式警報器 - Google Patents

無線式警報器 Download PDF

Info

Publication number
JP5507836B2
JP5507836B2 JP2008317996A JP2008317996A JP5507836B2 JP 5507836 B2 JP5507836 B2 JP 5507836B2 JP 2008317996 A JP2008317996 A JP 2008317996A JP 2008317996 A JP2008317996 A JP 2008317996A JP 5507836 B2 JP5507836 B2 JP 5507836B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless
wired
output
alarm device
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008317996A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010140390A (ja
Inventor
秀成 松熊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hochiki Corp filed Critical Hochiki Corp
Priority to JP2008317996A priority Critical patent/JP5507836B2/ja
Publication of JP2010140390A publication Critical patent/JP2010140390A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5507836B2 publication Critical patent/JP5507836B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Fire Alarms (AREA)

Description

本発明は、火災などの異常を検出して無線により受信機側に送信して警報させる無線式警報器に関する。
従来、火災を監視する無線式の防災監視システムにあっては、ビルの各フロアといった警戒区域に複数の無線式感知器を設置し、無線式感知器で火災を検出した時、火災を示す無線信号をフロア単位に設置した無線受信用中継器に送信する。無線受信用中継器は防災センター等に設置されている火災受信機からの感知器回線に接続されており、火災無線信号を受信すると、リレー接点やスイッチング素子のオンにより感知回線間に発報電流を流すことにより火災発報信号を受信機に送信して火災警報を出すようにしている。

このような無線式の防災監視システムによれば、建物のフロア単位に設置している中継器と感知器を接続する感知器回線を不要にでき、配線工事が簡単になり、感知器の設置場所も必要に応じて適宜に決めることができる。

しかしながら、このような従来の無線式の防災監視システムにあっては、ダクト内などの電波の届かない場所に火災感知器を設置しなければならない場合があり、このような場合には無線式感知器を設置することができず、無線式の防災監視システムを構築する際のネックとなっている。また無線式感知器設置後のシステム運用中にも、電波環境が変化して信号伝送が出来なくなることも考えられる。

このような場合、伝送障害状態となった無線式感知器の近傍に無線受信用中継器を増設して、無線受信用中継器から受信機へ、場合によっては長距離の配線作業を行う必要があった。このように、本来必要ないはずの長距離配線が必要になると、配線工事が簡単であるといった無線式の防災監視システムのメリットが大きく損なわれることになる。また本来のシステム構想にない中継器の台数が増えることにより、費用面でも大きなデメリットがあると同時に設置場所を新規に確保しなければならないといった問題もある。

本発明は、電波の届かない場所に火災感知器などの警報器を設置する場合を考慮して、無線式の防災監視システムの利点を極力損なわないよう最小限の有線配線を用いて無線式の防災監視システムを補完可能とする無線式警報器を提供することを目的とする。

(上り方向伝送)
発明は、異常を検出した場合に異常イベント信号を中継器へ無線送信することで中継器に有線接続された受信機から警報を出力させる無線式警報器に於いて、
無線信号を中継器へ送信する無線通信部と、
他の無線式警報器を有線により接続して信号を入力する有線入力部と、
他の無線式警報器を有線により接続して信号を出力する有線出力部と、
無線通信部、有線入力部又は有線出力部の組合せにより、無線出力の有無、有線入力の有無、有線出力の有無を選択できる伝送選択部と、
自己で異常を検出した際に、異常を示すイベント信号を、伝送選択部で無線出力が選択されている場合は無線通信部により中継器へ送信させ、伝送選択部で有線出力が選択されている場合は有線出力部により他の無線式警報器へ出力させる内部イベント処理部と、
伝送選択部で有線入力が選択されている場合に、有線入力部を介して他の無線式警報器からのイベント信号を受付けた際、当該イベント信号を自己のイベント信号又は当該他の無線式警報器のイベント信号として、伝送選択部で無線出力が選択されている場合は無線通信部により中継器へ送信させ、伝送選択部で有線出力が選択されている場合は有線出力部により他の無線式警報器へ出力させる外部イベント処理部と、
を備えたことを特徴とする。

また、本発明は、異常を検出した場合に異常イベント信号を中継器へ無線送信することで中継器に有線接続された受信機から警報を出力させる無線式警報器に於いて、
無線信号を中継器へ送信する無線通信部と、
他の無線式警報器を有線により接続して信号を入力する有線入力部と、
他の無線式警報器を有線により接続して信号を出力する有線出力部と、
無線通信部、有線入力部又は有線出力部の組合せにより、無線出力のみ、有線入力と無線出力、有線出力のみ、有線入力と有線出力、又は有線出力と無線出力のいずれかを選択できる伝送選択部と、
自己で異常を検出した際に、異常を示すイベント信号を、伝送選択部で無線出力が選択されている場合は無線通信部により中継器へ送信させ、伝送選択部で有線出力が選択されている場合は有線出力部により他の無線式警報器へ出力させる内部イベント処理部と、
伝送選択部で有線入力が選択されている場合に、有線入力部を介して他の無線式警報器からのイベント信号を受付けた際、当該イベント信号を自己のイベント信号又は当該他の無線式警報器のイベント信号として、伝送選択部で無線出力が選択されている場合は無線通信部により中継器へ送信させ、伝送選択部で有線出力が選択されている場合は有線出力部により他の無線式警報器へ出力させる外部イベント処理部と、
を備えたことを特徴とする。

ここで、これらの外部イベント処理部は、他の無線式警報器からのイベント信号を受け付けた際に当該他の無線式警報器のアドレスを識別し、識別したアドレスを付加したイベント信号を中継器又は有線出力部に接続した他の無線式警報器へ無線送信する。

(双方向伝送)
発明の他の形態にあっては、異常を検出した場合に異常を示す上りイベント信号を中継器へ無線送信することで中継器に有線接続された受信機から警報を出力させ、復旧又は試験を示す下りイベント信号を中継器を経由して受信機から受信した場合に復旧又は試験を行う無線式警報器に於いて、
無線信号を中継器と送受信する無線通信部と、
下位に配置した他の無線式警報器を有線により接続して信号を入出力する有線下位通信部と、
上位に配置した他の無線式警報器を有線により接続して信号を入出力する有線上位通信部と、
無線通信部、有線下位通信部又は有線上位通信部の組合せにより、無線入出力の有無、有線上位入出力の有無、有線下位入出力の有無を選択できる伝送選択部と、
自己で異常を検出した際に、異常を示す上りイベント信号を、伝送選択部で無線入出力が選択されている場合は無線通信部により中継器へ送信させ、伝送選択部で有線上位入出力が選択されている場合は有線上位通信部により上位に配置した他の無線式警報器へ出力させる内部イベント処理部と、
伝送選択部で有線下位入出力が選択されている場合に、有線下位通信部を介して下位に配置した他の無線式警報器からの上りイベント信号を受付けた際、当該イベント信号を自己のイベント信号又は当該下位に配置した他の無線式警報器のイベント信号として、伝送選択部で無線入出力が選択されている場合は無線通信部により中継器へ送信させ、伝送選択部で有線上位入出力が選択されている場合は有線上位通信部により上位に配置した他の無線式警報器へ出力させる外部イベント処理部と、
を備えたことを特徴とする。

また、本発明の他の形態にあっては、異常を検出した場合に異常を示す上りイベント信号を中継器へ無線送信することで中継器に有線接続された受信機から警報を出力させ、復旧又は試験を示す下りイベント信号を中継器を経由して受信機から受信した場合に復旧又は試験を行う無線式警報器に於いて、
無線信号を中継器と送受信する無線通信部と、
下位に配置した他の無線式警報器を有線により接続して信号を入出力する有線下位通信部と、
上位に配置した他の無線式警報器を有線により接続して信号を入出力する有線上位通信部と、
無線通信部、有線下位通信部又は有線上位通信部の組合せにより、無線入出力のみ、有線下位入出力と無線入出力、有線上位入出力のみ、有線上位入出力と無線入出力、又は有線下位入出力と有線上位入出力のいずれかを選択できる伝送選択部と、
自己で異常を検出した際に、異常を示す上りイベント信号を、伝送選択部で無線入出力が選択されている場合は無線通信部により中継器へ送信させ、伝送選択部で有線上位入出力が選択されている場合は有線上位通信部により上位に配置した他の無線式警報器へ出力させる内部イベント処理部と、
伝送選択部で有線下位入出力が選択されている場合に、有線下位通信部を介して下位に配置した他の無線式警報器からの上りイベント信号を受付けた際、当該イベント信号を自己のイベント信号又は当該下位に配置した他の無線式警報器のイベント信号として、伝送選択部で無線入出力が選択されている場合は無線通信部により中継器へ送信させ、伝送選択部で有線上位入出力が選択されている場合は有線上位通信部により上位に配置した他の無線式警報器へ出力させる外部イベント処理部と、
を備えたことを特徴とする。

ここで、外部イベント処理部は、下位に配置した他の無線式警報器からの上りイベント信号を受け付けた際に当該他の無線式警報器のアドレスを識別し、識別したアドレスを付加した上りイベント信号を中継器又は上位に配置した他の無線式警報器へ出力する。

本発明の無線式警報器に、更に、中継器又は上位に配置した他の無線式警報器を介して受信機からの復旧指示を示す下りイベント信号を受け付けた際に、自己を復旧すると共に自己に下位に配置した他の警報器に復旧指示信号を送出する復旧制御部を備える。

復旧制御部は、復旧指示を受け付けた際に、復旧対象となる無線式警報器のアドレスを識別し、識別した復旧対象が自己である場合には自己を復旧し、識別した復旧対象が下位に配置した他の無線式警報器である場合には当該復旧対象の無線式警報器復旧指示信号を送出する。

本発明の無線式警報器は、更に、中継器又は上位に配置した他の無線式警報器を介して受信機からの試験指示を示す下りイベント信号を受け付けた際に、自己の状態を試験すると共に下位に配置した他の無線式警報器へ試験指示信号を送出し、自己の試験結果と当該他の無線式警報器の試験結果を中継器又は上位に配置した他の無線式警報器を介して受信機へ送信する試験制御部を備える。

試験制御部は、自己の試験結果、又は自己の試験結果と下位に配置した他の無線式警報器の試験結果を表示部に表示させる。

本発明によれば、電波の届く場所に設置された無線式警報器に対し信号線によって他の無線式警報器を接続し、他の無線式警報器で火災などの異常を検出した際に出力されたイベント信号を信号線により受信して無線送信するため、電波の届かないダクトなど場所については、他の無線式警報器を設置して電波の届く場所に設置している無線式警報器に有線接続することで、無線式の防災監視システム本来の利点を極力損なわないように、しかも簡単且つ低コストで無線式の防災監視システムを補完することができる。このように簡易な補完手段を確保することで、ユーザーに対しシステム提案やシステム保障がし易くなるなどのメリットも得ることが出来る。

また、双方向伝送機能をもたせることで、無線受信用中継器から送信された復旧指示信号により電波の届く範囲に設置した無線式警報器を経由して有線接続した電波の届かない場所に設置している無線式警報器の遠隔復旧ができる。
同様に、双方向伝送機能をもたせることで、無線受信用中継器から送信された試験指示信号により電波の届く範囲に設置した無線式警報器を経由して有線接続した電波の届かない場所に設置している無線式警報器の遠隔試験ができる。
図1は本発明の無線式警報器として無線式感知器を用いた防災監視システムを示した説明図である。図1において、監視対象となる建物11の1Fには火災受信機としてP型受信機10が設置されており、P型受信機10からは階別に感知器回線18−1〜18−3が引き出されている。

1F〜3Fには無線受信用中継器12が設置され、それぞれ感知器回線18−1〜18−3に接続されている。1F〜3Fに設置された無線受信用中継器12に対しては、本発明による無線式感知器16が設置されている。
無線式感知器16は、火災を検出して火災を示すイベント信号を無線受信用中継器12に送信し、無線受信用中継器12は無線式感知器16から受信したイベント信号から火災を判別し、感知器回線18−1乃至18−3に発報電流を流すことでP型受信機10に発報信号を送信して、回線単位の火災警報を行わせる。なお感知器回線18−1〜18−3のうち1乃至2回線は、無線受信用中継器を介さず有線式動作する感知器を直接接続するものであっても良い。
本発明による無線式感知器16は、感知器自身で火災を検出してイベント信号を外部に無線送信する機能に加え、他の感知器を有線接続する入力端子と出力端子を備えている。
ここで、建物11の3Fにあっては、無線受信用中継器12に電波の届かない電波遮蔽空間となる例えばダクト22の中に感知器を設置する必要があり、無線式感知器16をそのまま設置することができないため、本発明の無線式感知器16をダクト22内に設置し、その近傍の電波の届く場所に設置している本発明の無線式感知器16に信号線21により接続している。
このように無線式感知器16にダクト22内に設置した無線式感知器16を信号線21で接続することで、ダクト22内の無線式感知器16で火災を検出した際に、火災を示すイベント信号を信号線21により電波の届く場所に設置した無線式感知器16に送信し、無線式感知器16にあっては、他の無線式感知器16から外部イベント信号の受信を判別すると、これを無線受信用中継器12に対し無線送信し、無線受信用中継器12で無線式感知器16からの外部イベント信号から火災を判断し、感知器回線18−3により発報信号をP型受信機10に送信して火災警報を行わせることができる。
図2は本発明による無線式感知器の実施形態を示したブロック図であり、図1の3Fに示したように、電波の届く場所に設置した無線式感知器16−1に電波の届かない場所に無線式感知器16−2を設置して信号線21により有線接続した場合を示している。
図2において、無線式感知器16−1はプロセッサ24を備える。プロセッサ24としてはワンチップマイコンとして知られたコンピュータが使用され、1チップにCPU、ROM、RAM、AD変換ポート、各種の入出力ポートなどを備えている。
プロセッサ24に対しては、無線通信部26、センサ部30、不揮発メモリ32、有線入力部34、有線出力部38、操作部42及び表示部44が設けられ、更に各回路部に対しては電池電源46による電源供給が行われている。
無線通信部26は送信回路48を備え、アンテナ28を使用して、図1に示した無線受信用中継器12に対し上りイベント信号を送信する。
センサ部30は火災による煙や温度を検出するもので、煙検出については例えば光電式の検煙部が設けられ、一方、温度検出にはサーミスタなどの温度検出素子が設けられる。
不揮発メモリ32は例えばEEPROMが使用され、無線式感知器16に割り当てられたアドレス44を含むデータが記憶されている。
有線入力部34は受信回路50を備え、入力端子36に電波の届かない場所に設置している他の無線式感知器16−2を信号線21により接続することができる。
有線出力部38は送信回路52を備え、無線式感知器16−1を電波の届かない場所に設置した場合、出力端子40に電波の届く場所に設置している他の無線式感知器に信号線で接続する。なお、入力端子36及び出力端子40に対する信号線の接続をコネクタ接続としても良い。
操作部42は無線通信部26、有線入力部34及び有線出力部40の組合せによる伝送モードを設定するディップスイッチなどを備える。表示部36は例えばLEDを用いた発報表示灯であり、無線式感知器16で火災を検出した際に点灯して発報表示などを行う。
プロセッサ24には、プログラムの実行により実現される機能として、伝送選択部54、内部イベント処理部56及び外部イベント処理部58が設けられている。
伝送選択部54は、無線通信部26、有線入力部34又は有線出力部38の組合せにより、
(1)無線出力のみ、
(2)有線入力と無線出力、
(3)有線出力のみ
4)有線入力と有線出力、又は
(5)有線出力と無線出力
のいずれかを選択する。ここで、前記(1)〜(5)の選択状態を伝送モード1〜5とする。もちろん、必ずしも5者択一である必要はない。また有線入力機能の有無(有効または無効)、有線出力の有無、無線出力の有無を適宜に切り替えるなどして、様々な伝送モードを設定選択可能とすることもできる。

図3は本発明の無線式感知器を用いた有線接続の形態を示した説明図である。図3(A)は無線式感知器16−1を電波の届く場所に設置した場合であり、火災を検出すると内部イベント信号を無線受信用中継器12に無線送信するもので、これは伝送モード1を選択する。
図3(B)は図2のように無線式感知器16−1に無線式感知器16−2を信号線21で接続した場合である。電波の届く場所に設置している無線式感知器16−1は自己の火災検出による内部イベント信号は無線受信用中継器12に無線送信し、また、他の無線式感知器16−2からの外部イベント信号を有線入力して無線送信することから、伝送モード2を選択する。
図3(B)の電波の届かない場所に設置されて信号線21により有線接続した無線式感知器16−2は火災検出による内部イベント信号を有線出力することから、伝送モード3を選択する。もちろん無線信号を出力しても良いので、伝送モード5を選択しても良い。この場合、無線式感知器16―2の近くでは、無線受信機能を有するメンテナンス端末等により無線式感知器16―2の状態情報を得る等も出来る。
図3(C)は無線式感知器16−1に対し無線式感知器16−2、16−3を信号線21で順次接続した場合である。電波の届く場所に設置している無線式感知器16−1は無線出力と有線入力の伝送モード2を選択する。最終段の無線式感知器16−3は有線出力のみであることから伝送モード3を選択するが、伝送モード5を選択しても良い。間に位置する無線式感知器16−2は有線入力と有線出力であることから伝送モード4を選択すれば良い。
図3(A)において無線式感知器16−1は伝送モード3を選択することで、また図3(B)、(C)において無線式感知器は伝送モード4を選択することで、無線式感知器16−1を、無線受信用中継器12を介さずに直接感知器回線18−1乃至18−3へ接続することが出来る。

図4は図2の伝送選択部により選択される伝送モードを一覧で示した説明図であり、伝送モード1〜5に対応して動作状態とする無線通信部26、有線入力部34又は有線出力部38を○印で示している。
伝送モード1〜5の選択操作は図2の操作部42に設けたディップスイッチなどで行い、このモード選択に基づきプロセッサ24の伝送選択部54は、無線通信部26の出力ポート、有線入力部34の入力ポート又は有線出力部38の出力ポートに対する入出力を選択した伝送モードに応じて有効化する。

再び図2を参照するに、プロセッサ24に設けた内部イベント処理部56は、センサ部30で検出された例えば煙検出信号をAD変換ポートから読み込み、たとえば予め設定した火災閾値と比較し、火災閾値を超えたときに火災と判断し、火災をイベント内容とする内部イベント信号を作成して、このとき伝送選択部54の伝送モードの選択で有効化している出力ポートから無線通信部26(伝送モード1,2)または有線出力部38(伝送モード3,4)を経由して上位側に送信する。
外部イベント処理部58は、有線入力部34から信号線21を介して外部に接続している無線式感知器16−2における火災検出で送信された外部イベント信号を受け付けた際に、無線式感知器16−2の火災検出による外部イベント発生を判定して、このとき伝送選択部54の伝送モードの選択で有効化している出力ポートから無線通信部26(伝送モード1,2)または有線出力部38(伝送モード3,4)を経由して上位側に送信する。
このとき外部イベント処理部58は、無線式感知器16−2から外部イベント信号を受け付けた際に、そのアドレスを識別し、識別した無線式感知器16のアドレスを付加した外部イベント信号を外部に送信する。
図5は図2の無線式感知器における上りイベント信号のフォーマットを示した説明図である。上りイベント信号60は、送信元アドレス、送信先アドレス、イベント内容、イベント元アドレス及びチェックサムで構成されている。
送信元アドレスは無線式感知器16の不揮発メモリ32に記憶されたアドレス44であり、送信先アドレスは図1の無線受信用中継器12となる。イベント内容は、火災、障害、試験結果などである。
更にイベント元アドレスについては、無線式感知器16自身であれば自己のアドレス43をセットし、一方、外部接続した無線式感知器16からのイベント信号であればそのアドレスをセットする。
したがって図1の無線受信用中継器12側にあっては、上りイベント信号60のイベント元アドレスが送信元アドレスと同じであれば、電波の届く場所に設置している無線式感知器16−1からのイベント信号であることが識別でき、一方、送信元アドレスとイベント元アドレスが相違する場合には、無線式感知器16−1に信号線接続している無線式感知器16−2からのイベント信号であることを認識できる。
図6は図2の無線式感知器による感知器処理を示したフローチャートであり、図2を参照して説明すると次のようになる。
図6において、無線式感知器16の電池電源46からの電源供給により動作を開始すると、ステップS1で初期化及び自己診断処理が実行された後、ステップS2に進み、事前に操作部42により選択操作状態に応じて伝送モード1〜5のいずれかを選択する。
続いてステップS3でセンサ部30からの例えば煙検出信号に基づく火災イベント発生の有無を判別している。ステップS3で火災イベントの発生が判別されると、ステップS4に進み、図3に示した上りイベント信号60を作成し、ステップS2で選択している伝送モードにより火災イベント信号を上位側に送信する。
またステップS5にあっては、信号線21を介して有線入力部34により接続した他の無線式感知器16−2からイベント信号を受け付ける外部イベント発生の有無を判別しており、外部イベント発生を判別すると、ステップS6に進み、図3の上りイベント信号60のフォーマットについて、イベント元アドレスを無線式感知器16−1のアドレスとした外部イベント信号を作成し、ステップS2で選択している伝送モードにより火災イベント信号を上位側に送信する。
図7は本発明の無線式警報器として無線式火災感知器を用いた防災監視システムの他の実施形態を示した説明図であり、上りイベント信号と下りイベント信号の双方向伝送を行うことを特徴とする。

において、監視対象となる建物11の1Fには火災受信機としてR型受信機100が設置されており、R型受信機100からは伝送線102が引き出され、1F〜3Fに設置した無線受信用中継器12を接続している。無線受信用中継器12は上りイベント信号の無線受信に加え、下りイベント信号を無線送信し、更に、R型受信機100との間で上り及び下りの双方向データ伝送を行う。

1F〜3Fに設置された無線受信用中継器12に対しては、本発明による双方向伝送機能を備え且つ有線接続可能な無線式感知器16が設置されている。なお、たとえば1F〜3Fのうち1乃至2フロア(系統)有線式動作する感知器を、R型受信機用中継器を介して伝送栓102へ接続するものであっても良い。このフロアには無線受信用中継器12は設置されない。
無線式感知器16は、火災を検出して火災を示すイベント信号を無線受信用中継器12に送信し、無線受信用中継器12は無線式感知器16から受信したイベント信号から火災を判別し、火災判別信号をR型受信機10に送信して感知器アドレスを特定した火災警報を行わせる。
またR型受信機100は無線受信用中継器12を経由して無線式感知器16に復旧コマンドや試験コマンドを含む下りイベント信号を送信して無線式感知器16の遠隔復旧や遠隔試験を行うことができる。
ここで、建物11の3Fにあっては、無線受信用中継器12に電波の届かない電波遮蔽空間となる例えばダクト22の中に感知器を設置する必要があり、無線式感知器16をそのまま設置することができないため、本発明の無線式感知器16をダクト22内に設置し、その近傍の電波の届く場所に設置している本発明の無線式感知器16に信号線21により接続している。
図8は本発明による無線式感知器の実施形態を示したブロック図であり、図7の3Fに示したように、電波の届く場所に設置した無線式感知器16−1に電波の届かない場所に無線式感知器16−2を設置して信号線21により有線接続した場合を示している。
図8において、無線式感知器16−1はプロセッサ24を備え、プロセッサ24に対しては、無線通信部26、センサ部30、不揮発メモリ32、有線下位通信部62、有線上位通信部64、操作部42及び表示部44が設けられ、更に各回路部に対しては電池電源46による電源供給が行われている。この内、センサ部30、不揮発メモリ32及び表示部44は図2の実施形態と同じである。
無線通信部26は送信回路48と受信回路49を備え、アンテナ28を使用して、図1に示した無線受信用中継器12との間で上りイベント信号の送信と下りイベント信号の受信を行う。
有線下位通信部62は受信回路50と送信回路51を備え、下位入出力端子70に電波の届かない場所に設置している他の無線式感知器16−2の上位入出力端子72を信号線21により接続することができる。
有線上位通信部38は送信回路52と受信回路53を備え、無線式感知器16−1を電波の届かない場所に設置した場合、上位入出力端子72に電波の届く場所に設置している他の無線式感知器に信号線で接続する。なお、下位入出力端子70及び上位入出力端子72に対する信号線の接続をコネクタ接続としても良い。
操作部42は無線通信部26、有線下位入出力部70及び有線上位入出力部72の組合せによる双方向の伝送モードを設定するディップスイッチなどを備える。
プロセッサ24には、プログラムの実行により実現される機能として、伝送選択部54、内部イベント処理部56、外部イベント処理部58、復旧制御部66及び試験制御部68が設けられている。なお、内部イベント処理部56と外部イベント処理部58は図2の実施形態と基本的に同じになる。
伝送選択部54は、無線通信部26、有線下位入出力部62又は有線上位入出力部46の組合せにより、
(1)無線入出力のみ、
(2)有線下位入出力と無線入出力、
(3)有線上位入出力のみ、
(4)有線下位入出力と有線上位入出力、又は
(5)有線上位入出力と無線入出力
のいずれかを選択する。ここで、前記(1)〜(5)の選択状態を双方向伝送モード1〜5とする。もちろん、必ずしも5者択一である必要はない。また無線入出力の有無(有効または無効)、有線上位入出力機能の有無、有線下位入出力機能の有無、を適宜に切り替えるなどして、様々な双方向伝送モードを設定選択可能とすることもできる。

図9は本発明の無線式感知器を用いた有線接続の形態を示した説明図である。図9(A)は無線式感知器16−1を電波の届く場所に設置した場合であり、火災を検出すると内部イベント信号を無線受信用中継器12に無線送信するもので、これは無線入出力のみの双方向伝送モード1を選択する。
(B)は図8のように無線式感知器16−1に無線式感知器16−2を信号線21で接続した場合である。電波の届く場所に設置している無線式感知器16−1は自己の火災検出による内部イベント信号は無線受信用中継器12に無線送信し、また、他の無線式感知器16−2からの外部イベント信号を有線入力して無線送信することから、有線下位入出力と無線入出力となる双方向伝送モード2を選択する。

図9(B)の電波の届かない場所に設置されて信号線21により有線接続した無線式感知器16−2は火災検出による内部イベント信号を有線出力することから、有線上位入出力のみの双方向伝送モード3を選択する。
図9(C)は無線式感知器16−1に対し無線式感知器16−2、16−3を信号線21で順次接続した場合である。電波の届く場所に設置している無線式感知器16−1は無線出力と有線入力の双方向伝送モード2を選択する。最終段の無線式感知器16−3は有線出力のみであることから双方向伝送モード3を選択する。間に位置する無線式感知器16−2は有線入力と有線出力であることから、有線下位入出力と有線上位入出力となる双方向伝送モード4を選択すれば良い。
図10は図8の伝送選択部54により選択される双方向伝送モードを一覧で示した説明図であり、双方向伝送モード1〜4に対応して動作状態とする無線通信部26、有線下位入出力部62又は有線上位入出力部64を○印で示している。
双方向伝送モード1〜4の選択操作は図8の操作部42に設けたディップスイッチなどで行い、このモード選択に基づきプロセッサ24の伝送選択部54は、無線通信部26の入出力ポート、有線下位入出力部62の入出力ポート又は有線上位入出力部64の入出力ポートに対する入出力を、選択した双方向伝送モードに応じて有効化する。

再び図8を参照するに、プロセッサ24に設けた内部イベント処理部56は、センサ部30で検出された例えば煙検出信号をAD変換ポートから読み込み、予め設定した火災閾値と比較し、火災閾値を超えたときに火災と判断し、火災をイベント内容とする内部イベント信号を作成して、このとき伝送選択部54の双方向伝送モードの選択で有効化している出力ポートから無線通信部26(双方向伝送モード1,2)または有線上位入出力部64(双方向伝送モード3,4)を経由して上位側に送信する。
外部イベント処理部58は、有線下位入出力部62から信号線21を介して外部に接続している無線式感知器16−2における火災検出で送信された外部イベント信号を受け付けた際に、無線式感知器16−2の火災検出による外部イベント発生を判定して、このとき伝送選択部54の伝送モードの選択で有効化している出力ポートから無線通信部26(伝送モード1,2)または有線出力部38(伝送モード3,4)を経由して上位側に送信する。
このとき外部イベント処理部58は、無線式感知器16−2から外部イベント信号を受け付けた際に、そのアドレスを識別し、識別した無線式感知器16のアドレス情報を付加した外部イベント信号を外部に送信する。
復旧制御部66は、図7のR型受信機100で無線受信用中継器12からの火災判定信号で火災警報を行った後の復旧操作に伴う復旧指示を受けた際に、無線受信用中継器12から無線式感知器16に対し送信される復旧コマンドを含む下りイベント信号を受信し、または無線式感知器16に一体に復旧操作部を設けてある場合にはその復旧操作を受け付けて無線式感知器16−1自身の復旧動作を行うと共に、信号線21を介して接続している他の無線式感知器16−2に対し復旧コマンドを含む下りイベント信号を送出して復旧動作を行わせる。

ここで、無線受信用中継器12から受信する復旧指示の下りイベント信号には復旧先を示すアドレス情報を付加し、この復旧先を示すアドレスの識別結果に応じて、無線式感知器16−1自身の復旧、あるいは外部接続している無線式感知器16−2の復旧指示を行うこともできる。
試験制御部68は、図1の無線受信用中継器12から試験指示を示す下りイベント信号を受け付けた際、または無線式感知器16に一体に試験指示操作部を設けてある場合にはその復旧操作を受け付けた際に無線式感知器16−1自身の状態を試験すると共に、信号線21により接続された無線式感知器16−2に対し試験指示を示す下りイベント信号を出力し、無線式感知器16−2についても試験動作を行わせる。
無線式感知器16−2で試験動作が行われると、その試験結果は上りイベント信号として無線式感知器16−1に送られる。このため試験制御部58は、自己の試験結果と信号線21により無線式感知器16−2から受け付けた試験結果に基づき、無線受信用中継器12への試験結果の報知情報を判定選択して送信する。この試験結果の判定送信は、自己の試験結果に併せて他の警報器の試験結果を送信することになる。
更に試験制御部58は、必要に応じて、自己の試験結果または自己の試験結果と外部接続している無線式感知器16−2の試験結果を、表示部36を使用して表示することができる。例えば表示部36の表示器としてLEDを使用していた場合には、試験結果が正常であればLEDを点灯し、試験結果が異常であればLEDを点滅するといった表示制御を行う。
図11は図8の無線式感知器における上りイベント信号と下りイベント信号のフォーマットを示した説明図である。図11(A)は無線式感知器16−1から送信する上りイベント信号60であり、図5と同じである。
図11(B)は図7の無線受信用中継器12から無線式感知器16に送信される下りイベント信号80であり、送信元アドレス、送信先アドレス、コマンド及びチェックサムで構成されている。コマンドとしては、復旧指示信号としての復旧コマンド、試験指示信号としての試験コマンドなどをセットする。
図12は図8の無線式感知器による感知器処理を示したフローチャートであり、図8を参照して説明すると次のようになる。
図12において、無線式感知器16の電池電源46からの電源供給により動作を開始すると、ステップS11で初期化及び自己診断処理が実行された後、ステップS12に進み、事前に操作部42により選択操作状態に応じて双方向伝送モード1〜4のいずれかを選択する。
続いて、ステップS13に進み、センサ部30からの例えば煙検出信号に基づく火災イベント発生の有無を判別している。ステップS3で火災イベントの発生が判別されると、ステップS14に進み、図11(A)に示した上りイベント信号60を作成し、これを内部イベント信号として無線受信用中継器12に無線送信する。
またステップS15にあっては、信号線21を介して接続した無線式感知器16−2からイベント信号を受け付ける外部イベント発生の有無を判別しており、外部イベント発生を判別すると、ステップS16に進み、図11(A)の上りイベント信号60のフォーマットについて、イベント元アドレスを無線式感知器16−2のアドレスとした外部イベント信号を作成して無線受信用中継器12に無線送信する。
続いてステップS17で復旧信号の受信の有無を判別しており、ステップS14もしくはステップS16で火災によるイベント信号を送信した後に、図11(B)に示すコマンドを復旧コマンドとした下りイベント信号80による復旧指示信号を受信すると、ステップS8に進み、下りイベント信号80の送信先アドレスが自己アドレスか否かチェックし、自己アドレスであればステップS19に進み、自己の復旧動作を行う。
一方、ステップS18で自己アドレスではなく、ステップS20で他の無線式感知器16−2を示すアドレスであることが判別された場合にはステップS21に進み、無線式感知器16−2に対し復旧指示信号を有線送信して復旧動作を行わせる。なお自己のアドレスに対する復旧指示信号を受け取ったら、自己の復旧動作と共に、自己に有線接続されている無線式感知器の復旧動作を行わせるようにしても良い。
またステップS22にあっては試験指示信号の受信の有無をチェックしており、図11(B)に示すコマンドを試験コマンドとした下りイベント信号80による試験指示信号を受信すると、ステップS23で自己アドレスか否か判別し、自己アドレスであればステップS24に進み、自己の試験動作を行う。一方、ステップS23で自己アドレスではなく、ステップS25で他の無線式感知器16−2を示すアドレスであることが判別された場合には、ステップS26で無線式感知器16−2に対し試験指示信号を有線送信して試験動作を行わせる。なお自己のアドレスに対する試験指示信号を受け取ったら、自己の試験動作と共に、自己に有線接続されている無線式感知器の試験動作を行わせるようにしても良い。
ステップS24またはステップS26の試験指示が済むと、ステップS27で試験結果の取得をチェックしており、試験結果を取得するとステップS28に進み、試験結果の無線送信を行う。
試験の無線送信は、試験動作を行った自己の試験結果、あるいは無線式感知器16−2から送られてきた試験結果を、図11(A)に示した上りイベント信号60のイベント内容にセットして送信する。更にステップS29で試験結果を表示部36により表示する。試験結果の表示は、自己の試験結果のみであってもよいし、自己の試験結果と無線式感知器16−2から受信した試験結果の両方を表示するようにしてもよい。
なお、上記の実施形態にあっては、無線式警報器として無線式感知器を例に取るものであったが、本発明における無線式警報器としては無線式感知器に限定されず、ガス漏れ、侵入、各種障害情報、機器状態などを検出して無線送信する適宜の無線式警報器を含む。
また上記の実施形態は、図1に示したように、ビルなどに設置される防災監視システムを例に取っているが、住宅用に使用される警報器自身で警報出力を行う住警器として知られた住宅用の無線式警報器についても同様に、有線接続部を備えることで、電波の届きにくい場所については有線式の警報器を接続した有線式と無線式の混在システムとすることができる。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
本発明による無線式感知器を用いた無線式の防災監視システムを示した説明図 本発明による無線式感知器の実施形態を示したブロック図 本発明の無線式感知器を用いた有線接続の形態を示した説明図 図2の伝送選択部により選択される伝送モードを一覧で示した説明図 図2の無線式感知器における上りイベント信号のフォーマットを示した説明図 図2の無線式感知器による感知器処理を示したフローチャート 本発明による無線式感知器を用いた無線式の防災監視システムを示した説明図 本発明による無線式感知器の実施形態を示したブロック図 本発明の無線式感知器を用いた有線接続の形態を示した説明図 図8の伝送選択部により選択される伝送モードを一覧で示した説明図 図8の無線式感知器における上りイベント信号のフォーマットを示した説明図 図8の無線式感知器による感知器処理を示したフローチャート
符号の説明
10:P型受信機
12:無線受信用中継器
16:無線式感知器
18:感知器回線
22:ダクト
24:プロセッサ
26:無線通信部
28:アンテナ
30:センサ部
32:不揮発メモリ
34:有線入力部
36:入力端子
38:有線出力部
40:出力端子
42:操作部
44:表示部
46:電池電源
48:送信回路
50:受信回路
54:伝送選択部
56:内部イベント処理部
58:外部イベント処理部
60:上りイベント信号
62:有線下位通信部
64:有線上位通信部
66:復旧制御部
68:試験制御部
70:下位入出力端子
72:上位入出力端子
100:R型受信機
102:伝送線

Claims (10)

  1. 異常を検出した場合に異常イベント信号を中継器へ無線送信することで前記中継器に有線接続された受信機から警報を出力させる無線式警報器に於いて、
    無線信号を前記中継器へ送信する無線通信部と、
    他の無線式警報器を有線により接続して信号を入力する有線入力部と、
    他の無線式警報器を有線により接続して信号を出力する有線出力部と、
    前記無線通信部、前記有線入力部又は前記有線出力部の組合せにより、無線出力の有無、有線入力の有無、有線出力の有無を選択できる伝送選択部と、
    自己で異常を検出した際に、前記異常を示すイベント信号を、前記伝送選択部で前記無線出力が選択されている場合は前記無線通信部により前記中継器へ送信させ、前記伝送選択部で前記有線出力が選択されている場合は前記有線出力部により他の無線式警報器へ出力させる内部イベント処理部と、
    前記伝送選択部で前記有線入力が選択されている場合に、前記有線入力部を介して他の無線式警報器からのイベント信号を受付けた際、当該イベント信号を自己のイベント信号又は当該他の無線式警報器のイベント信号として、前記伝送選択部で前記無線出力が選択されている場合は前記無線通信部により前記中継器へ送信させ、前記伝送選択部で前記有線出力が選択されている場合は前記有線出力部により他の無線式警報器へ出力させる外部イベント処理部と、
    を備えたことを特徴とする無線式警報器。
  2. 異常を検出した場合に異常イベント信号を中継器へ無線送信することで前記中継器に有線接続された受信機から警報を出力させる無線式警報器に於いて、
    無線信号を前記中継器へ送信する無線通信部と、
    他の無線式警報器を有線により接続して信号を入力する有線入力部と、
    他の無線式警報器を有線により接続して信号を出力する有線出力部と、
    前記無線通信部、前記有線入力部又は前記有線出力部の組合せにより、無線出力のみ、有線入力と無線出力、有線出力のみ、有線入力と有線出力、又は有線出力と無線出力のいずれかを選択できる伝送選択部と、
    自己で異常を検出した際に、前記異常を示すイベント信号を、前記伝送選択部で前記無線出力が選択されている場合は前記無線通信部により前記中継器へ送信させ、前記伝送選択部で前記有線出力が選択されている場合は前記有線出力部により他の無線式警報器へ出力させる内部イベント処理部と、
    前記伝送選択部で前記有線入力が選択されている場合に、前記有線入力部を介して他の無線式警報器からのイベント信号を受付けた際、当該イベント信号を自己のイベント信号又は当該他の無線式警報器のイベント信号として、前記伝送選択部で前記無線出力が選択されている場合は前記無線通信部により前記中継器へ送信させ、前記伝送選択部で前記有線出力が選択されている場合は前記有線出力部により他の無線式警報器へ出力させる外部イベント処理部と、
    を備えたことを特徴とする無線式警報器。
  3. 請求項1又は2記載の無線式警報器に於いて、前記外部イベント処理部は、他の無線式警報器からのイベント信号を受け付けた際に当該他の無線式警報器のアドレスを識別し、前記識別したアドレスを付加したイベント信号を前記中継器又は前記有線出力部に接続した他の無線式警報器へ出力することを特徴とする無線式警報器。
  4. 異常を検出した場合に異常を示す上りイベント信号を中継器へ無線送信することで前記中継器に有線接続された受信機から警報を出力させ、復旧又は試験を示す下りイベント信号を前記中継器を経由して受信機から受信した場合に復旧又は試験を行う無線式警報器に於いて、
    無線信号を前記中継器と送受信する無線通信部と、
    下位に配置した他の無線式警報器を有線により接続して信号を入出力する有線下位通信部と、
    上位に配置した他の無線式警報器を有線により接続して信号を入出力する有線上位通信部と、
    前記無線通信部、前記有線下位通信部又は前記有線上位通信部の組合せにより、無線入出力の有無、有線上位入出力の有無、有線下位入出力の有無を選択できる伝送選択部と、
    自己で異常を検出した際に、前記異常を示す上りイベント信号を、前記伝送選択部で前記無線入出力が選択されている場合は前記無線通信部により前記中継器へ送信させ、前記伝送選択部で前記有線上位入出力が選択されている場合は前記有線上位通信部により上位に配置した他の無線式警報器へ出力させる内部イベント処理部と、
    前記伝送選択部で前記有線下位入出力が選択されている場合に、前記有線下位通信部を介して下位に配置した他の無線式警報器からの上りイベント信号を受付けた際、当該イベント信号を自己のイベント信号又は当該下位に配置した他の無線式警報器のイベント信号として、前記伝送選択部で前記無線入出力が選択されている場合は前記無線通信部により前記中継器へ送信させ、前記伝送選択部で前記有線上位入出力が選択されている場合は前記有線上位通信部により上位に配置した他の無線式警報器へ出力させる外部イベント処理部と、
    を備えたことを特徴とする無線式警報器。
  5. 異常を検出した場合に異常を示す上りイベント信号を中継器へ無線送信することで前記中継器に有線接続された受信機から警報を出力させ、復旧又は試験を示す下りイベント信号を前記中継器を経由して受信機から受信した場合に復旧又は試験を行う無線式警報器に於いて、
    無線信号を前記中継器と送受信する無線通信部と、
    下位に配置した他の無線式警報器を有線により接続して信号を入出力する有線下位通信部と、
    上位に配置した他の無線式警報器を有線により接続して信号を入出力する有線上位通信部と、
    前記無線通信部、前記有線下位通信部又は前記有線上位通信部の組合せにより、無線入出力のみ、有線下位入出力と無線入出力、有線上位入出力のみ、有線上位入出力と無線入出力、又は有線下位入出力と有線上位入出力のいずれかを選択できる伝送選択部と、
    自己で異常を検出した際に、前記異常を示す上りイベント信号を、前記伝送選択部で前記無線入出力が選択されている場合は前記無線通信部により前記中継器へ送信させ、前記伝送選択部で前記有線上位入出力が選択されている場合は前記有線上位通信部により上位に配置した他の無線式警報器へ出力させる内部イベント処理部と、
    前記伝送選択部で有線下位入出力が選択されている場合に、前記有線下位通信部を介して下位に配置した他の無線式警報器からの上りイベント信号を受付けた際、当該イベント信号を自己のイベント信号又は当該下位に配置した他の無線式警報器のイベント信号として、前記伝送選択部で前記無線入出力が選択されている場合は前記無線通信部により前記中継器へ送信させ、前記伝送選択部で前記有線上位入出力が選択されている場合は前記有線上位通信部により上位に配置した他の無線式警報器へ出力させる外部イベント処理部と、
    を備えたことを特徴とする無線式警報器。
  6. 請求項4又は5記載の無線式警報器に於いて、前記外部イベント処理部は、下位に配置した他の無線式警報器からの上りイベント信号を受け付けた際に当該他の無線式警報器のアドレスを識別し、前記識別したアドレスを付加した上りイベント信号を前記中継器又は上位に配置した他の無線式警報器へ出力することを特徴とする無線式警報器。
  7. 請求項4又は5記載の無線式警報器に於いて、更に、前記中継器又は上位に配置した他の無線式警報器を介して前記受信機からの復旧指示を示す下りイベント信号を受け付けた際に、自己を復旧すると共に前記下位に配置した他の無線式警報器に復旧指示信号を送出する復旧制御部を備えたことを特徴とする無線式警報器。
  8. 請求項記載の無線式警報器に於いて、前記復旧制御部は、前記復旧指示を受け付けた際に、復旧対象となる無線式警報器のアドレスを識別し、識別した復旧対象が自己である場合には自己を復旧し、前記識別した復旧対象が下位に配置した他の無線式警報器である場合には当該復旧対象の無線式警報器へ復旧指示信号を送出することを特徴とする無線式警報器。
  9. 請求項4又は5記載の無線式警報器に於いて、更に、前記中継器又は上位に配置した他の無線式警報器を介して前記受信機からの試験指示を示す下りイベント信号を受け付けた際に、自己の状態を試験すると共に下位に配置した他の無線式警報器へ試験指示信号を送出し、自己の試験結果と当該他の無線式警報器の試験結果を前記中継器又は上位に配置した他の無線式警報器を介して前記受信機へ送信する試験制御部を備えたことを特徴とする無線式警報器。
  10. 請求項記載の無線式警報器に於いて、前記試験制御部は、自己の試験結果、又は自己の試験結果と下位に配置した他の無線式警報器の試験結果を表示することを特徴とする無線式警報器。
JP2008317996A 2008-12-15 2008-12-15 無線式警報器 Active JP5507836B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008317996A JP5507836B2 (ja) 2008-12-15 2008-12-15 無線式警報器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008317996A JP5507836B2 (ja) 2008-12-15 2008-12-15 無線式警報器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010140390A JP2010140390A (ja) 2010-06-24
JP5507836B2 true JP5507836B2 (ja) 2014-05-28

Family

ID=42350463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008317996A Active JP5507836B2 (ja) 2008-12-15 2008-12-15 無線式警報器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5507836B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5649920B2 (ja) * 2010-11-15 2015-01-07 ホーチキ株式会社 中継装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2501926B2 (ja) * 1989-12-27 1996-05-29 ホーチキ株式会社 無線式警報システム
JP2886726B2 (ja) * 1992-03-26 1999-04-26 ホーチキ株式会社 防災システム
JP2002298271A (ja) * 2001-04-02 2002-10-11 Security:Kk 監視情報の変換器とこれを含む警備端末装置、及び警備システム
JP2003099121A (ja) * 2001-09-25 2003-04-04 Energy Support Corp 監視端末装置及び監視システム
JP2005018735A (ja) * 2003-05-30 2005-01-20 Osaka Gas Co Ltd 警報器および警報システム
JP4033348B2 (ja) * 2003-06-19 2008-01-16 能美防災株式会社 火災報知設備
JP2007178222A (ja) * 2005-12-27 2007-07-12 Metic:Kk 土石流の検知装置、地滑り等の検知装置、及びこれを用いた警報装置
JP5016945B2 (ja) * 2007-02-23 2012-09-05 パナソニック株式会社 火災警報システム
JP2008288680A (ja) * 2007-05-15 2008-11-27 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、防犯装置及び防犯システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010140390A (ja) 2010-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110018705A1 (en) Alarm device
JP5249161B2 (ja) 警報器および警報システム
JP5215133B2 (ja) 無線防災ノード
JP6982431B2 (ja) 防災設備の伝送システム
JP5507836B2 (ja) 無線式警報器
JP2006331096A (ja) 異常感知システム
JP5507835B2 (ja) 無線式警報器
JP2023055926A (ja) 無線防災システムの設定装置
JP7026164B2 (ja) 無線防災システム
JP2022084786A (ja) 伝送路断線位置検出装置及びブースター
JP6857199B2 (ja) 無線防災システム及びその設定装置
JP6427319B2 (ja) 防災システム、受信機、及び感知器
JP5478316B2 (ja) 警報器及び警報システム
JP4049103B2 (ja) 接点型火災感知器及びそれを用いた防災システム
CN111007203B (zh) 一种气体检测仪的功能配置方法及其系统
JP2013206137A (ja) 火災報知設備
JP2765719B2 (ja) 警備端末機器の設定登録システム
JP6944503B2 (ja) 無線防災システムの設定装置及び中継器ノード
JP6651598B2 (ja) 無線防災システムの設定装置及び中継器ノード
JP5443635B2 (ja) 警報システム
JP7320958B2 (ja) 無線防災システム
JP5973241B2 (ja) 警報システム
JP5393179B2 (ja) 警報器連動システム
KR100969206B1 (ko) 자가 진단이 가능한 p형 수신기
US6424257B1 (en) Bidirectional communication between control element and electrical devices

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111118

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121003

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130625

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140304

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140320

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5507836

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150