JP6427319B2 - 防災システム、受信機、及び感知器 - Google Patents
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Description
請求項2に記載の防災システムは、受信機と複数の感知器とを備える防災システムであって、前記受信機は、前記複数の感知器との無線通信を行う受信機側通信手段と、前記複数の感知器の中の一部の感知器の状態に関する状態信号を前記受信機側通信手段を介して受信した場合には、当該受信した状態信号に基づいて、当該一部の感知器を制御するための制御信号、又は前記複数の感知器の中の他の全部又は一部の感知器を制御するための制御信号を、前記受信機側通信手段を介して送信する、受信機側制御手段とを備え、前記複数の感知器の各々は、前記受信機との無線通信を行う感知器側通信手段と、監視領域の異常を検知する検知手段と、前記検知手段の検出値を前記感知器側通信手段を介して前記受信機に送信する感知器側制御手段であって、前記受信機から制御信号を前記感知器側通信手段を介して受信した場合には、当該制御信号に基づく制御を行う感知器側制御手段とを備え、前記受信機の前記受信機側制御手段は、前記複数の感知器の各々から受信した検出値に基づいて前記複数の感知器の各々の前記監視領域における異常発生の可能性を判定し、異常発生の可能性があると判定した場合には、当該異常発生の可能性があると判定した前記監視領域の前記感知器から当該受信機に対する通信間隔を基準通信間隔より短い短縮通信間隔に変更するための制御信号を送信すると共に、前記複数の感知器の中の他の全部又は一部の感知器から当該受信機に対する通信間隔を基準通信間隔より長い延長通信間隔に変更するための制御信号を送信し、前記感知器の前記感知器側制御手段は、前記検知手段の検出値を前記受信機に所定の通信間隔で送信し、前記受信機から制御信号を受信した場合には、当該制御信号に基づいて自己の通信間隔を変更し、前記受信機は、前記感知器から受信した信号に基づいて、警報を出力する。
請求項4に記載の防災システムは、請求項3に記載の防災システムにおいて、前記感知器は、前記監視領域の煙濃度を前記検知手段によって検出する感知器であり、前記受信機の前記受信機側制御手段は、前記感知器の検知手段によって検出された煙濃度の増加率が所定値未満である場合に当該感知器が復帰したと判定する。
請求項7に記載の受信機は、複数の感知器との通信を行う受信機側通信手段と、前記複数の感知器の中の一部の感知器の状態に関する状態信号を前記受信機側通信手段を介して受信した場合には、当該受信した状態信号に基づいて、当該一部の感知器を制御するための制御信号、又は前記複数の感知器の中の他の全部又は一部の感知器を制御するための制御信号を、前記受信機側通信手段を介して送信する、受信機側制御手段とを備え、前記受信機側制御手段は、前記複数の感知器の各々から受信した検出値に基づいて前記複数の感知器の各々の前記監視領域における異常発生の可能性を判定し、異常発生の可能性があると判定した場合には、当該異常発生の可能性があると判定した前記監視領域の前記感知器から当該受信機に対する通信間隔を基準通信間隔より短い短縮通信間隔に変更するための制御信号を送信すると共に、前記複数の感知器の中の他の全部又は一部の感知器から当該受信機に対する通信間隔を基準通信間隔より長い延長通信間隔に変更するための制御信号を送信し、前記受信機は、前記感知器から受信した信号に基づいて、警報を出力する。
請求項8に記載の受信機は、複数の感知器との通信を行う受信機側通信手段と、前記複数の感知器の中の一部の感知器の状態に関する状態信号を前記受信機側通信手段を介して受信した場合には、当該受信した状態信号に基づいて、当該一部の感知器を制御するための制御信号、又は前記複数の感知器の中の他の全部又は一部の感知器を制御するための制御信号を、前記受信機側通信手段を介して送信する、受信機側制御手段とを備え、前記受信機の前記受信機側制御手段は、前記一部の感知器において異常発生の可能性が向上したことを示す状態信号を受信した場合には、当該一部の感知器から当該受信機に対する通信間隔が短くなるように制御するための制御信号を送信し、前記一部の感知器において異常発生を断定する状態信号を受信した場合には、当該一部の感知器から当該受信機に対する通信間隔が長くなるように制御するための制御信号を送信する。
また、複数の感知器の中の一部の感知器の状態に基づいて、他の全部又は一部の感知器の通信間隔が制御されるので、複数の感知器の通信間隔を調整することができ、各感知器と受信機との通信状態を好適化することができるので、防災性を向上させることが可能になる。
また、複数の感知器の中の一部の感知器において異常発生の可能性が向上したことが検知された場合には、他の全部又は一部の感知器の通信間隔を長くするので、異常発生の可能性の向上を検知した感知器から送信される信号との輻輳を防止することが可能になる。
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、防災システム、受信機、及び感知器に関するものである。この「防災システム」は、監視領域における異常の発生の有無を監視するためのシステムであり、少なくとも1台の受信機と複数台の感知器とを備えて構成されている。この監視領域の設定対象は任意であり、例えば、集合住宅、オフィスビス、あるいは商業施設を含む。「受信機」は、複数台の感知器に基づいて所定処理を行う受信手段であり、例えば、管理室に設置されている。「感知器」は、監視領域における異常の発生の有無を感知する感知手段であり、監視領域に設定された複数の監視区画の各々に設置されている。この感知器の具体的な種類は任意であるが、煙や熱を感知する火災感知器、ガスを感知するガス漏れ感知器、あるいは人体を感知する人感センサが該当する。本実施の形態においては、感知器が煙を感知する火災感知器として構成されているものとして説明する。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
まず、防災システムの構成について説明する。図1は、実施の形態に係る防災システムの構成を示す概略図である。この図1に示すように、防災システム1は、受信機10、受信中継器20、及び複数の感知器30を備えて構成されている。受信機10と受信中継器20は、通信線2にて接続され、受信中継器20と複数の感知器30の各々は、無線にて通信可能となっている。
最初に、受信機10の構成について説明する。図2は、受信機10の電気的構成を機能概念的に示すブロック図である。この図2に示すように、受信機10は、入力部11、出力部12、通信部13、記憶部14、及び制御部15を備えている。
入力部11は、受信機10の動作に必要な情報の入力を受け付ける入力手段であり、例えば、タッチパネル、スイッチ、及び外部入力端子を備える。受信機10のユーザは、例えば、タッチパネルやスイッチを介して、出力部12に監視状態を表示すべき監視区画を切り替えたり、警報出力を停止させたり、あるいは、これらの情報を任意の外部機器から外部入力端子を介して入力することができる。
出力部12は、受信機10の動作に必要な情報の出力を行う出力手段であり、例えば、スピーカ、ディスプレイ、表示灯、及び外部出力端子を備える。受信機10のユーザは、例えば、警報出力をスピーカを介して出力させたり、監視区画の監視状態をディスプレイや表示灯を介して出力させたり、あるいは、これらの情報を任意の外部機器に対して外部出力端子を介して移報出力することができる。
通信部13は、受信中継器20との通信を行う受信機側通信手段であり、例えば、受信中継器20を受信機10に有線接続するための接続端子を備えて構成されている。
記憶部14は、受信機10の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。この記憶部14は、例えば、外部記憶装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されているが、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記憶媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記憶媒体を含む、その他の任意の記憶媒体を用いることができる(この点は他の装置や機器の記憶部も同様)。この記憶部14には、感知器情報データベース(以下、データベースを「DB」と称する)14aと、制御情報DB14bとが記憶されている。
制御部15は、受信機10を制御する制御手段である。この制御部15は、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである(この点は他の装置や機器の制御部も同様)。特に、本実施の形態に係る受信機用プログラムは、任意の記憶媒体又はネットワークを介して受信機10にインストールされることで、制御部15の各部を実質的に構成する。
次に、受信中継器20の構成について説明する。図5は、受信中継器20の電気的構成を機能概念的に示すブロック図である。この図5に示すように、受信中継器20は、通信部21、記憶部22、及び制御部23を備えている。
通信部21は、受信機10及び感知器30との通信を行う中継側通信手段であり、例えば、受信機10と有線にて通信を行うための入出力端子や、感知器30と近距離無線通信を行うためのアンテナや周波数変換部を備えて構成されている。
記憶部22は、受信中継器20の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。この記憶部22には、当該受信中継器20の受信中継器IDが記憶されている。この受信中継器IDは、例えば、受信中継器20の出荷前に記憶部に記憶される。
制御部23は、受信中継器20を制御する制御手段である。特に、本実施の形態に係る受信中継器用プログラムは、任意の記憶媒体又はネットワークを介して受信中継器20にインストールされることで、制御部23の各部を実質的に構成する。
次に、感知器30の構成について説明する。図6は、感知器30の電気的構成を機能概念的に示すブロック図である。この図6に示すように、感知器30は、異常検知部31、出力部32、通信部33、記憶部34、及び制御部35を備えている。
異常検知部31は、感知器30が設置された住戸における監視領域の異常を検知する異常検知手段である。この異常検知部31の具体的な構成は任意であるが、例えば、感知器30=火災感知器である場合には煙センサや熱センサであり、感知器30=ガス漏れ感知器である場合にはガスセンサであり、感知器30=人感センサである場合には赤外線センサである。上述したように、本実施形態における感知器30は、煙を感知する火災感知器であるため、異常検知部31は煙センサとして構成されている。
出力部32は、感知器30の動作に必要な情報の出力を行う出力手段であり、異常検知部31にて異常が検知された場合に警報出力を行う出力手段であって、例えば、スピーカ及び表示灯を備える。
通信部33は、受信中継器20との通信を行う感知器側通信手段であり、例えば、受信中継器20と近距離無線通信を行うためのアンテナや周波数変換部を備えて構成されている。
記憶部34は、感知器30の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段(防災情報格納手段)である。この記憶部34には、当該感知器30の感知器IDが記憶されている。この感知器IDは、例えば、感知器30の出荷前に記憶部に記憶される。
制御部35は、感知器30を制御する制御手段である。特に、本実施の形態に係る感知器用プログラムは、任意の記憶媒体又はネットワークを介して感知器30にインストールされることで、制御部35の各部を実質的に構成する。
次に、このように構成される防災システム1によって実行される処理について説明する。この処理は、感知器30の状態を特定するための状態特定処理と、感知器30を制御するための制御処理に大別される。これら各処理は、受信機10、受信中継器20、及び感知器30への電源投入後にこれら各機器により繰り返して実行される。
最初に、状態特定処理について説明する。図7は、状態特定処理のフローチャートである。なお、以下では、「ステップ」を「S」と略記する。
次に、制御処理について説明する。図8は、制御処理のフローチャートである。まず、受信機側制御部15aは、状態特定処理のSA4で判定した感知状態に基づいて、制御すべき感知器30と、当該感知器30の制御内容とを特定する(SB1)。例えば、受信機側制御部15aは、SA4で判定した感知状態に基づいて制御情報DB14bを参照することにより、この感知状態に対応する設置位置及び制御内容を取得する。次いで、受信機側制御部15aは、状態特定処理のSA3で受信した状態信号に含まれる感知器IDと受信中継器IDとに基づいて感知器情報DB14aを参照することにより、この状態信号を送信した感知器30(つまり、基準感知器30)の設置位置を特定する。そして、受信機側制御部15aは、当該特定した基準感知器30の設置位置と、制御情報DB14bから取得した設置位置とに基づいて、基準感知器30以外の感知器30であって、制御対象に含めるべき感知器30の感知器IDを取得する。そして、受信機側制御部15aは、基準感知器30の感知器IDと、制御情報DB14bから取得した基準感知器30に対する制御内容とを含んだ制御信号を生成し、当該生成した制御信号を通信部13を介して送信する(SB2)。また、受信機側制御部15aは、基準感知器30以外の感知器30であって、制御対象に含めるべき感知器30の感知器IDと、制御情報DB14bから取得した当該基準感知器30以外の感知器30に対する制御内容とを含んだ制御信号を生成し、当該生成した制御信号を通信部13を介して送信する(同じくSB2)。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。例えば、従来のシステムよりも防災性を向上できない場合であっても、従来のシステムと同程度の防災性を従来のシステムとは異なる本願発明のシステムによって達成できている場合には、本願発明の課題が解決されている。
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。例えば、受信機10や受信中継器20をそれぞれ複数の装置に分散して構成したり、受信機10や受信中継器20を相互に統合したり、受信機10の感知器情報DB14aや制御情報DB14bをそれぞれ複数のDBに分散若しくは統合したり、受信機10又は受信中継器20の一方の機能の一部を他方に持たせたりしてもよい。また、各部を分散する場合において、これら各部の相互間の連携は、有線と無線のいずれか一方又は両方により行うことができる。
複数の実施の形態が記載されている場合において、これら複数の実施の形態の相互間においては、その構成や処理の一部を相互に入れ替えたり、一方の構成や処理を他方に適用したりしてもよい。
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
感知器30の状態に関する状態信号は、上記煙感知状態のような感知状態に関する状態信号の他、例えば、感知器30が電池駆動である場合における電池電圧の状態を示す状態信号や、感知器30が自動で自己の機能の試験を行った結果を示す状態信号であってもよい。例えば、電池電圧の状態を示す状態信号を送信する場合、受信機10は、特定の感知器30の電池電圧が所定値未満になった場合には、当該特定の感知器30の検知間隔や通信間隔を延長することで消費電力を低減して検知寿命を延長する一方、隣接する感知器30の検知間隔や通信間隔を短縮することで防災性が低下することを防止するようにしてもよい。あるいは、試験結果を示す状態信号を送信する場合、受信機10は、特定の感知器30に不具合が生じたことが試験により判定された場合には、当該特定の感知器30を機能停止させて誤報を防止する一方、隣接する感知器30の検知間隔や通信間隔を短縮することで防災性が低下することを防止するようにしてもよい。また、上記実施の形態において、感知器30の状態の判定のうち、火災断定の判定は感知器30で行い、煙濃度の増加の判定は受信機10で行うものとして説明したが、このような判定は感知器30と受信機10のいずれかで行うようにしてもよい。
また、上記実施の形態で説明した機器以外の他の機器を含めて防災システム1を構成してもよい。例えば、携帯型の設定用通信機(図示を省略する)を含めてもよい。この設定用通信機は、感知器30の設定を遠隔的に行うためのもので、感知器30と近距離無線双方向通信が可能なように構成され、感知器IDと任意の設定内容とを含む設定信号を送信することができる。この設定信号を受信した感知器30は、設定信号に含まれている感知器IDが自己の感知器IDと一致する場合には、設定信号に含まれている設定内容に基づいて自己の設定を行う。例えば、ユーザは、感知器30の設定内容や感知器30に蓄積させた異常検知履歴を設定用通信機に送信させ、これらの情報を設定用通信機によって受信する。このように受信した情報は、設定用通信機に設けた表示部によって表示する。あるいは、このように受信した情報を、設定用通信機に一次的に記憶させた後、この設定用通信機をコンピュータ等に接続した後で、設定用通信機からコンピュータ等に転送して、コンピュータ等で蓄積したり出力させるようにしてもよい。このような設定用通信機を防災システム1に含めることで、例えば、受信中継器20から感知器30に送信した制御信号を設定用通信機によっても受信し、受信中継器20から送信された制御信号の内容を設定用通信機において表示させて確認したり蓄積してもよい。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、付記1に記載の防災システムは、受信機と複数の感知器とを備える防災システムであって、前記受信機は、前記複数の感知器との通信を行う受信機側通信手段と、前記複数の感知器の中の一部の感知器の状態に関する状態信号を前記受信機側通信手段を介して受信した場合には、当該受信した状態信号に基づいて、当該一部の感知器を制御するための制御信号、又は前記複数の感知器の中の他の全部又は一部の感知器を制御するための制御信号を、前記受信機側通信手段を介して送信する、受信機側制御手段とを備え、前記複数の感知器の各々は、前記受信機との通信を行う感知器側通信手段と、監視領域の異常を検知する検知手段と、自己の状態に関する状態信号を前記感知器側通信手段を介して前記受信機に送信する感知器側制御手段であって、前記受信機から制御信号を前記感知器側通信手段を介して受信した場合には、当該制御信号に基づく制御を行う感知器側制御手段とを備える。
付記1に記載の防災システムによれば、複数の感知器の中の一部の感知器の状態に基づいて、当該一部の感知器や、他の全部又は一部の感知器が制御されるので、複数の感知器の相互間の制御状態を連係させることにより、防災性を向上させることが可能になる。
2 通信線
10 受信機
11 入力部
12 出力部
13 通信部
14 記憶部
14a 感知器情報DB
14b 制御情報DB
15 制御部
15a 受信機側制御部
20 受信中継器
21 通信部
22 記憶部
23 制御部
30 感知器
31 異常検知部
32 出力部
33 通信部
34 記憶部
35 制御部
35a 感知器側制御部
Claims (8)
- 受信機と複数の感知器とを備える防災システムであって、
前記受信機は、
前記複数の感知器との無線通信を行う受信機側通信手段と、
前記複数の感知器の中の一部の感知器の状態に関する状態信号を前記受信機側通信手段を介して受信した場合には、当該受信した状態信号に基づいて、当該一部の感知器を制御するための制御信号、又は前記複数の感知器の中の他の全部又は一部の感知器を制御するための制御信号を、前記受信機側通信手段を介して送信する、受信機側制御手段とを備え、
前記複数の感知器の各々は、
前記受信機との無線通信を行う感知器側通信手段と、
監視領域の異常を検知する検知手段と、
自己の状態に関する状態信号を前記感知器側通信手段を介して前記受信機に送信する感知器側制御手段であって、前記受信機から制御信号を前記感知器側通信手段を介して受信した場合には、当該制御信号に基づく制御を行う感知器側制御手段とを備え、
前記受信機の前記受信機側制御手段は、前記一部の感知器において異常発生の可能性が向上したことを示す状態信号を受信した場合には、当該一部の感知器から当該受信機に対する通信間隔が短くなるように制御するための制御信号を送信すると共に、前記複数の感知器の中の他の全部又は一部の感知器から当該受信機に対する通信間隔が長くなるように制御するための制御信号を送信し、
前記感知器の前記感知器側制御手段は、自己の状態に関する状態信号を前記受信機に所定の通信間隔で送信し、前記受信機から制御信号を受信した場合には、当該制御信号に基づいて自己の通信間隔を変更し、
前記受信機は、前記感知器から受信した信号に基づいて、警報を出力する、
防災システム。 - 受信機と複数の感知器とを備える防災システムであって、
前記受信機は、
前記複数の感知器との無線通信を行う受信機側通信手段と、
前記複数の感知器の中の一部の感知器の状態に関する状態信号を前記受信機側通信手段を介して受信した場合には、当該受信した状態信号に基づいて、当該一部の感知器を制御するための制御信号、又は前記複数の感知器の中の他の全部又は一部の感知器を制御するための制御信号を、前記受信機側通信手段を介して送信する、受信機側制御手段とを備え、
前記複数の感知器の各々は、
前記受信機との無線通信を行う感知器側通信手段と、
監視領域の異常を検知する検知手段と、
前記検知手段の検出値を前記感知器側通信手段を介して前記受信機に送信する感知器側制御手段であって、前記受信機から制御信号を前記感知器側通信手段を介して受信した場合には、当該制御信号に基づく制御を行う感知器側制御手段とを備え、
前記受信機の前記受信機側制御手段は、前記複数の感知器の各々から受信した検出値に基づいて前記複数の感知器の各々の前記監視領域における異常発生の可能性を判定し、異常発生の可能性があると判定した場合には、当該異常発生の可能性があると判定した前記監視領域の前記感知器から当該受信機に対する通信間隔を基準通信間隔より短い短縮通信間隔に変更するための制御信号を送信すると共に、前記複数の感知器の中の他の全部又は一部の感知器から当該受信機に対する通信間隔を基準通信間隔より長い延長通信間隔に変更するための制御信号を送信し、
前記感知器の前記感知器側制御手段は、前記検知手段の検出値を前記受信機に所定の通信間隔で送信し、前記受信機から制御信号を受信した場合には、当該制御信号に基づいて自己の通信間隔を変更し、
前記受信機は、前記感知器から受信した信号に基づいて、警報を出力する、
防災システム。 - 前記受信機の前記受信機側制御手段は、前記複数の感知器の中の一部の感知器において異常発生が検出されたことに基づいて前記複数の感知器の中の全部又は一部の感知器から当該受信機に対する通信間隔を変更した後、前記異常発生を検出した前記感知器が復帰したものと判定した場合には、通信間隔を変更した前記複数の感知器の中の全部又は一部の感知器から当該受信機に対する通信間隔を変更前の通信間隔に変更するための制御信号を送信し、
前記感知器の前記感知器側制御手段は、自己の状態に関する状態信号を前記受信機に所定の通信間隔で送信し、前記受信機から制御信号を受信した場合には、当該制御信号に基づいて自己の通信間隔を変更する、
請求項1又は2に記載の防災システム。 - 前記感知器は、前記監視領域の煙濃度を前記検知手段によって検出する感知器であり、
前記受信機の前記受信機側制御手段は、前記感知器の検知手段によって検出された煙濃度の増加率が所定値未満である場合に当該感知器が復帰したと判定する、
請求項3に記載の防災システム。 - 受信機と複数の感知器とを備える防災システムであって、
前記受信機は、
前記複数の感知器との通信を行う受信機側通信手段と、
前記複数の感知器の中の一部の感知器の状態に関する状態信号を前記受信機側通信手段を介して受信した場合には、当該受信した状態信号に基づいて、当該一部の感知器を制御するための制御信号を前記受信機側通信手段を介して送信する、受信機側制御手段とを備え、
前記複数の感知器の各々は、
前記受信機との通信を行う感知器側通信手段と、
監視領域の異常を検知する検知手段と、
自己の状態に関する状態信号を前記感知器側通信手段を介して前記受信機に送信する感知器側制御手段であって、前記受信機から制御信号を前記感知器側通信手段を介して受信した場合には、当該制御信号に基づく制御を行う感知器側制御手段とを備え、
前記受信機の前記受信機側制御手段は、
前記一部の感知器において異常発生の可能性が向上したことを示す状態信号を受信した場合には、当該一部の感知器から当該受信機に対する通信間隔が短くなるように制御するための制御信号を送信し、
前記一部の感知器において異常発生を断定する状態信号を受信した場合には、当該一部の感知器から当該受信機に対する通信間隔が長くなるように制御するための制御信号を送信する、
防災システム。 - 複数の感知器との通信を行う受信機側通信手段と、
前記複数の感知器の中の一部の感知器の状態に関する状態信号を前記受信機側通信手段を介して受信した場合には、当該受信した状態信号に基づいて、当該一部の感知器を制御するための制御信号、又は前記複数の感知器の中の他の全部又は一部の感知器を制御するための制御信号を、前記受信機側通信手段を介して送信する、受信機側制御手段とを備え、
前記受信機側制御手段は、前記一部の感知器において異常発生の可能性が向上したことを示す状態信号を受信した場合には、当該一部の感知器から当該受信機に対する通信間隔が短くなるように制御するための制御信号を送信すると共に、前記複数の感知器の中の他の全部又は一部の感知器から当該受信機に対する通信間隔が長くなるように制御するための制御信号を送信し、
前記受信機は、前記感知器から受信した信号に基づいて、警報を出力する、
受信機。 - 複数の感知器との通信を行う受信機側通信手段と、
前記複数の感知器の中の一部の感知器の状態に関する状態信号を前記受信機側通信手段を介して受信した場合には、当該受信した状態信号に基づいて、当該一部の感知器を制御するための制御信号、又は前記複数の感知器の中の他の全部又は一部の感知器を制御するための制御信号を、前記受信機側通信手段を介して送信する、受信機側制御手段とを備え、
前記受信機側制御手段は、前記複数の感知器の各々から受信した検出値に基づいて前記複数の感知器の各々の前記監視領域における異常発生の可能性を判定し、異常発生の可能性があると判定した場合には、当該異常発生の可能性があると判定した前記監視領域の前記感知器から当該受信機に対する通信間隔を基準通信間隔より短い短縮通信間隔に変更するための制御信号を送信すると共に、前記複数の感知器の中の他の全部又は一部の感知器から当該受信機に対する通信間隔を基準通信間隔より長い延長通信間隔に変更するための制御信号を送信し、
前記受信機は、前記感知器から受信した信号に基づいて、警報を出力する、
受信機。 - 複数の感知器との通信を行う受信機側通信手段と、
前記複数の感知器の中の一部の感知器の状態に関する状態信号を前記受信機側通信手段を介して受信した場合には、当該受信した状態信号に基づいて、当該一部の感知器を制御するための制御信号、又は前記複数の感知器の中の他の全部又は一部の感知器を制御するための制御信号を、前記受信機側通信手段を介して送信する、受信機側制御手段とを備え、
前記受信機の前記受信機側制御手段は、
前記一部の感知器において異常発生の可能性が向上したことを示す状態信号を受信した場合には、当該一部の感知器から当該受信機に対する通信間隔が短くなるように制御するための制御信号を送信し、
前記一部の感知器において異常発生を断定する状態信号を受信した場合には、当該一部の感知器から当該受信機に対する通信間隔が長くなるように制御するための制御信号を送信する、
受信機。
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