JP2011086105A - 無線防災システム、センサノード及び電波中継ノード - Google Patents

無線防災システム、センサノード及び電波中継ノード Download PDF

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Abstract

【課題】定期通報の頻度を高くすることなく、24時間の各時間で定期通報を行って通信の信頼性を向上する。
【解決手段】無線式感知器16−11の定期通報送信タイマ62に24時間との差の絶対値が、1時間、5以上の素数で与えられる素数時間、又は1時間又は素数時間を中心に前後1時間未満となる時間、例えば23時間の定期通報送信時間を設定し、タイマの出力に基づいて定期通報電文を送信する。無線受信用中継器は、48時間を設定した定期通報受信タイマを定期通報電文を受信する毎にリセットスタートし、定期通報電文が連続して受信されずに定期通報受信タイマが出力した時、定期通報異常と判断して受信機に障害を通知して警報させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、無線式感知器などのセンサノードから無線送信された電文を受信機に伝送して警報させる無線防災システム、センサノード及び電波中継ノードに関する。
従来、火災を監視する無線式の防災監視システムにあっては、ビルの各フロアといった警戒区域にセンサノードとしての複数の無線式火災感知器を設置し、無線式感知器で火災を検出した時、火災発報を示す電文をフロア単位に設置した無線防災ノードとしての無線受信用中継器に無線送信する。また途中に無線中継ノードとなる無線中継器を設置し、無線式感知器からの電文を中継する。
無線受信用中継器は受信機からの感知器回線に接続されており、火災発報を示す電文を受信すると、リレー接点やスイッチング素子のオンにより感知器回線に発報電流を流すことにより火災発報信号を受信機に送信する。受信機は、この火災発報信号を受信すると、音響等の手段により火災警報を出す。
このような無線防災システムによれば、一般的に天井裏等に敷設される感知器回線の一部を不要にでき、配線工事が簡単になり、感知器の設置場所も配線等の制約を受けずに決めることができる。
また無線防災システムにあっては、無線式感知器及び電波中継器が正常に動作していること、即ち持ち去り、無線回路の故障や電池切れが発生していないことを監視するため、定期通報電文を定期的に送信する。
定期通報電文は24時間に1回、定められた時間に送信し、受信側では所定の時間の間に一度も定期通報電文が受信されない場合、その送信元が正常に動作していない定期通報異常であることを判断し、受信機に対し障害発生を通知して警報させる。
特開平5−274580号公報 特開2001−292089号公報
しかしながら、このような従来の無線防災システムに設けた定期通報にあっては、1日1回、予め決められた時間に定期通報電文を送信することで機器動作の確認及び通信経路の確認をしているが、時間帯に依存して定期通報が正常に行えなくなる可能性がある。
例えば、機器の設置場所の温度、明るさ、人の滞在の有無、防火扉の開閉等の変化等によって、機器の動作や通信経路に影響が与えられ、定期通報が正常に行えなくなる可能性がある。このため、従来の定期通報のように固定的に決まった時間で定期通報を送信する場合には、時間帯に依存して発生する異常状態を発見することは出来ないことになり、もし、異常状態が発生する時間帯に火災等の緊急事態が発生した場合には、システムは機能を果たせなくなってしまう。
このような問題を解決するためには、例えば1時間おきに定期通報を行えば良いが、そうすると複数の無線式感知器や電波中継器から頻繁に定期通報電文が送信され、無線受信用中継器の処理負担が増加し、また電文衝突の確率が増加し、火災発報を示す電文の送受信に支障を来たす恐れもある。また、電池の消耗を早めてしまう。
本発明は、定期通報の頻度を高くすることなく、24時間の各時間で定期通報を行って通信の信頼性を向上する無線防災システム、センサノード及び電波中継ノードを提供することを目的とする。
(システム)
本発明は、複数のセンサノード、電波中継ノード、無線防災ノード及び受信機で構成され、センサノードから送信された電文又は電波中継ノードを経由してセンサノードから送信された電文を無線防災ノードで受信して処理し、処理結果を信号線により接続された受信機に送信する無線防災システムに於いて、
センサノード及び無線中継ノードに、
24時間との差の絶対値が、1時間、5以上の素数で与えられる素数時間、若しくは1時間又は素数時間を中心に前後1時間未満の時間となる所定の定期通報送信時間を設定し、定期通報送信時間毎に出力する定期通報送信タイマと、
定期通報送信タイマの出力に基づいて送信元IDを含む定期通報電文を送信する定期通報送信部と、
を設け、
無線防災ノードに、
送信元IDに対応して設けられ、定期通報送信時間の整数倍以上となる所定の定期通報受信時間を設定し、定期通報電文を受信する毎にリセットスタートされ、定期通報受信時間に到達した時に出力する定期通報受信タイマと、
定期通報受信タイマが出力した時に、定期通報異常と判断して前記受信機に障害を通知して警報させる定期通報受信部と、
を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、複数のセンサノード、無線防災ノード及び受信機で構成され、センサノードから送信された電文を無線防災ノードで受信して処理し、処理結果を信号線により接続された受信機に送信する無線防災システムに於いて、
センサノードに、
24時間と設定時間との差の絶対値が、1時間、5以上の素数で与えられる素数時間、若しくは1時間又は素数時間を中心に前後1時間未満の時間となる所定の定期通報送信時間を設定し、定期通報送信時間毎に出力する定期通報送信タイマと、
定期通報送信タイマの出力に基づいて送信元IDを含む定期通報電文を送信する定期通報送信部と、
を設け、
無線防災ノードに、
送信元IDに対応して設けられ、定期通報送信時間の整数倍以上となる所定の定期通報受信時間を設定し、定期通報電文を受信する毎にリセットスタートされ、定期通報受信時間に到達した時に出力する定期通報受信タイマと、
定期通報受信タイマが出力した時に、定期通報異常と判断して受信機に障害を通知して警報させる定期通報受信部と、
を設けたことを特徴とする。
ここで、定期通報送信タイマは、定期通報送信時間として、23時間、19時間又は17時間を設定する。
また、定期通報送信タイマは、定期通報送信時間として、25時間、29時間又は31時間を設定してもよい。
(センサノード)
本発明は、電文を直接または電波中継ノードを経由して無線防災ノードに送信して処理させ、処理結果を信号線により接続された受信機に送信させるセンサノードに於いて、
24時間との差の絶対値が、1時間、5以上の素数で与えられる素数時間、若しくは1時間又は素数時間を中心に前後1時間未満の時間となる所定の定期通報送信時間を設定し、定期通報送信時間毎に出力する定期通報送信タイマと、
定期通報送信タイマの出力に基づいて送信元IDを含む定期通報電文を送信する定期通報送信部と、
を設けたことを特徴とする。
(電波中継ノード)
本発明は、センサノードから送信された電文を無線防災ノードに中継して処理させ、処理結果を信号線により接続された受信機に送信させる電波中継ノードに於いて、
24時間との差の絶対値が、1時間、5以上の素数で与えられる素数時間、若しくは1時間又は素数時間を中心に前後1時間未満の時間となる所定の定期通報送信時間を設定し、定期通報送信時間毎に出力する定期通報送信タイマと、
定期通報送信タイマの出力に基づいて送信元IDを含む定期通報電文を送信する定期通報送信部と、
を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、定期通報電文を24時間との差の絶対値が1時間、5以上の素数で与えられる素数時間、若しくは1時間又は素数時間を中心に前後1時間未満の時間となる1,5,7に対応した例えば23時間、19時間又は17時間などを設定した定期通報送信タイマ、例えば23時間タイマにより23時間毎に定期通報電文を送信することで、1日当り1時間ずつ遅れながら定期通報電文が送信され、24日で24時間における1時間毎のタイミングで定期通報電文が送信される。
このため、1日の中の時間帯に依存する環境変化によって機器の動作や通信環境に異常が生じた場合に、異常を確実に検出することができ、例えば特定の時間帯で定期通報電文が受信できない、つまり、通信が正常に行えなくなるような日変化に依存した異常を認識して適切な対応をとることができる。
また定期通報送信タイマの設定時間を、24時間との差があまり大きくならないように設定することで、定期通報電文の頻度を高くすることなく、24時間における1時間刻みのタイミングで定期通報電文を送信することができる。
本発明による無線防災システムの実施形態を示した説明図 図1の無線式感知器及び電波中継器の詳細を示したブロック図 図1の無線受信用中継器及びP型受信機の詳細を示したブロック図 本実施形態で定期通報送信タイマとして使用する23時間タイマによる送信回数と時刻を一覧で示した説明図 本実施形態で定期通報送信タイマとして使用する19時間タイマによる送信回数と時刻を一覧で示した説明図 本実施形態で定期通報送信タイマとして使用する17時間タイマによる送信回数と時刻を一覧で示した説明図 本実施形態で定期通報送信タイマとして使用する25時間タイマによる送信回数と時刻を一覧で示した説明図 本実施形態で定期通報送信タイマとして使用する29時間タイマによる送信回数と時刻を一覧で示した説明図 図3の無線受信用中継器で管理する定期通報受信タイマ情報を示した説明図 図1の無線防災システムで使用する無線信号の電文フォーマットを示した説明図 図2の無線式感知器によるセンサ処理を示したフローチャート 図2の電波中継器による電波中継処理を示したフローチャート 図3の無線受信用中継器による無線受信用中継処理を示したフローチャート
図1は本発明による無線防災システムの実施形態を示した説明図である。図1において、監視対象となる建物11の1Fには防災無線ノードとして機能する無線受信用中継器12−1〜12−3が設置され、火災受信機としてP型受信機10から階別に引き出された感知器回線18−1〜18−3に接続されている。
1F〜3Fの各階には、センサノードとして機能する無線式感知器16−11〜16−14、16−21〜16−24、及び16−31〜16−34が設置されている。また本実施形態にあっては、無線受信用中継器12−1〜12−3に対し、距離が離れている無線式感知器からの電波の減衰による信号の喪失を防ぐために電波中継器14−1〜14−3を設置している。
無線式感知器16−11〜16−34及び電波中継器14−1〜14−3のそれぞれには、機器IDとして知られた固有のノードIDが予め登録されている。また無線受信用中継器12−1〜12−3,電波中継器14−1~14−3及び無線式感知器16−11〜16−34には、階別に無線ネットワークを構築していることから、階毎に、ネットワークアドレス(以下、単に「アドレス」という)を設定している。
ここで1Fを例にとって説明する。無線式感知器16−11〜16−14は火災による煙濃度または温度が所定の閾値を超えたときに火災と判断し、火災発報を示す電文信号(以下、単に「電文」という)を無線送信する。
電波中継器14−1と無線受信用中継器12−1のそれぞれには、親子関係に基づいて電文を受信する子ノードとしての送信元を特定するノードIDが予め登録されている。即ち、無線受信用中継器12−1には子ノードとなる無線式感知器16−13,16−14及び電波中継器14−1のノードIDが予め登録されている。また電波中継器14−1には、子ノードとなる無線式感知器16−11,16−12のノードIDが予め登録されている。
なお、2F及び3Fの無線受信用中継器12−2,12−3及び電波中継器14−2,14−3についても同様であり、無線受信用中継器12−2は無線式感知器16−23,16−24及び電波中継器14−2のノードIDを予め登録し、電波中継器14−2は無線式感知器16−21,16−22のノードIDを登録し、無線受信用中継器12−3は無線式感知器16−33,16−34及び電波中継器14−3のノードIDを登録し、電波中継器14−3は無線式感知器16−31,16−32のノードIDを登録している。
このような無線受信用中継器12−1及び電波中継器14−1に対するノードIDの登録により、電文を受信した際には、電文に含まれる送信元IDと予め登録したノードIDとを比較し、両者が一致したときに有効な電文として処理することになる。
更に本実施形態にあっては、無線受信用中継器12−1において、親子関係にない無線式感知器16−11,16−12から電波中継器14−1を経由せずに直接受信される電文について、有効な電文としての処理を可能とするため、電波中継器14−1から無線受信用中継器12−1に、登録したノードIDを転送して追加登録し、これによって、受信用中継器12−1で子ノードとして割り当てられていない無線式感知器16−11,16−12からの電文を直接受信した場合にも、追加登録したノードIDとの一致を判別して、有効な電文として処理できるようにしている。
電波中継器14−1は、無線式感知器16−11,16−12からの電文を受信した際に、電文の送信元IDと登録しているノードIDとを比較し、両者が一致したときに有効な電文として無線受信用中継器12−1に対し中継送信する。
無線受信用中継器12−1は、子ノードとして割り当てられた無線式感知器16−13,16−14からの電文を受信した際に、電文の送信元IDと登録しているノードIDとを比較し、両者が一致したときに有効な電文として受信処理し、処理結果をP型受信機10に送信する。
無線受信用中継器12−1は、受信した電文が無線式感知器からの火災発報を示す電文であった場合、P型受信機10に対し感知器回線18−1に対する接点出力として発報電流を流すことで火災発報信号を送信する。
また無線受信用中継器12−1は電波中継器14−1を経由して無線式感知器16−11,16−12から電文を受信した場合にも、電文に含まれる送信元IDと予め登録したノードIDとの一致により有効な電文として受信し、受信結果をP型受信機10に送信する。
更に無線受信用中継器12−1は、割り当て対象となっていない無線式感知器16−11,16−12より直接、電文を受信した場合についても、受信した電文の送信元IDと追加登録されたノードIDと比較し、両者が一致したときに有効な電文として処理し、処理結果をP型受信機10に送信することになる。
また本実施形態にあっては、無線式感知器16−11〜16−14及び電波中継器14−1が正常に動作していること、即ち持ち去りや電池切れが発生していないことを監視するため、定期通報電文を定期的に送信する。定期通報電文は、無線式感知器16−11〜16−14及び電波中継器14−1に設けた定期通報送信タイマの定期通報送信時間T0に達する毎に、送信される。
本実施形態にあっては、定期通報送信タイマの定期通報送信時間T0は、24時間との差の絶対値が、
(A)1時間、
(B)5以上の素数で与えられる素数時間、若しくは
(C)1時間又は前記素数時間を中心に前後1時間未満の時間、
のいずれかとなる所定の時間を設定する。
ここで、例えばケース(A)の場合は、
T=(24時間)±(1時間)
となり、23時間タイマや25時間タイマが使用される。
またケース(B)の場合は、
T=(24時間)±(5以上の素数時間)
となり、素数時間を5時間、7時間、11時間とすると、24時間未満では19時間タイマや17時間タイマが使用され、24時間を越える場合は、29時間タイマや31時間タイマが使用される。
更にケース(C)は整数以外の時間であり、例えば23.5時間タイマや24.5時間タイマなどが使用され。
無線式感知器16−11〜16−14及び電波中継器14−1からの定期通報電文の送信に対し、無線受信用中継器12−1は、電文の送信元IDと登録したノードIDの一致により有効な電文として受信したとき、登録したノードIDごとに設けている定期通報受信タイマをリセットスタートしている。
定期通報受信タイマは、例えば48時間を設定しており、定期通報電文を受信せずに48時間が経過してタイムアップするとタイマ出力を生ずる。48時間タイマとして機能する定期通報受信タイマがタイムアップした場合には、そのノードが正常に動作していない定期通報異常であることを判断し、P型受信機10に対し障害発生を通知する。
この障害発生通知は、例えばP型受信機10からの感知器回線18−1に接続している終端抵抗を切り離して擬似的に断線状態を作り出すことで、定期通報異常による障害発生を通知し、障害警報を出力させる。
図2は図1の実施形態に設けた1Fの無線式感知器16−11及び電波中継器14−1を取り出して、その詳細を示したブロック図であり、また図3は図1の実施形態に設けた1Fの無線式中継器12−1及びP型受信機10を取り出して、その詳細を示したブロック図である。
図2において、センサノードとして機能する無線式感知器16−11は、プロセッサ20、無線通信部22、アンテナ24、センサ部26、ディップスイッチなどを用いた操作部28及びバッテリー30で構成される。センサ部26は光電式の煙感知部またはサーミスタなどを用いた温度検出部である。
無線通信部22には送信回路が設けられており、日本国内の場合には例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格に従った無線通信を行う。なお無線式感知器16にあっては、受信機側に発報電文を送信するだけであることから受信回路は設けていない。
また、無線通信部22のチャンネル周波数は400MHz帯の特定小電力無線局標準規格で使用可能な4つのチャンネル周波数f1〜f4のいずれか1つを使用する。チャンネル周波数は図1の各階で同じにしても良いし、混信を避けるために隣接する階では異なるチャンネル周波数を使用しても良い。
プロセッサ20にはプログラムの実行により実現する機能としてセンサ処理部58、定期通報送信部60及び定期通報送信タイマ62が設けられている。
センサ処理部58はセンサ部26から出力される例えば煙濃度検出信号を予め定めた閾値と比較し、閾値を超えたときに火災と判断し、無線通信部22から火災発報を示す電文を出力してアンテナ24から無線送信する。
またセンサ処理部58は操作部28のディップスイッチなどにより登録モードをセットすると、機器IDとして知られたノードIDを送信元IDにセットした起動電文または試験電文を送信し、電波中継器14−1にノードIDを登録させる。
定期通報タイマ62は、24時間との差の絶対値が1時間、5以上の素数で与えられる素数時間、若しくは1時間又は素数時間を中心に前後1時間未満の時間となる所定の定期通報送信時間T0を設定し、定期通報送信時間T0に達する毎にタイマ出力を行う処理を繰り返している。
定期通報送信部60は、定期通報送信タイマ62の出力に基づいてノードIDを含む定期通報電文を送信する。
ここで定期通報送信タイマ62の定期通報送信時間T0としては、次の2つに分けられる。
(1)24時間から差し引いた値が素数となる定期通報送信時間。
(2)24時間を差し引いた値が素数となる定期通報送信時間。
前者の「24時間から差し引いた値が素数となる定期通報送信時間」とは、
(24−23)=1
(24−19)=5
(24−17)=7
(24−11)=13
(24− 7)=17
(24− 5)=19
(24− 1)=23
となる関係にある時間であり、定期通報送信時間T0としては
T0=23,19,17,13,7,5又は1(時間)
が選択される。
この内、設定時間が短い場合には、定期通報送信の頻度が高くなることから、(13,7,5,1)は排除し、有効な定期通報送信時間T0として本実施形態にあっては、
T0=23,19又は17(時間)
を使用する。即ち、定期通報送信タイマ62として、23時間タイマ、19時間タイマ、又は17時間タイマを使用する。
また後者の「24時間から差し引いた値が素数となる定期通報送信時間」とは
(25−24)=1
(29−24)=5
(34−24)=7
となる関係にある時間であり、定期通報送信時間T0としては、
T0=25,29又は34(時間)
が使用可能である。
即ち、定期通報送信タイマ62として、25時間タイマ、29時間タイマ、又は34時間タイマを使用する。なお、定期通報送信時間T0が長くなると、定期通報によるノード監視の頻度が低くなりすぎることから、T0=34時間を上限としている。
このような定期通報送信時間T0を設定した定期通報送信タイマ62を使用してタイムアップ毎に定期通報電文を送信することで、例えば23時間タイマの場合、毎日1時間ずつ遅れながら、23日で24時間の各時間を送信タイミングとする定期通報電文の送信が実現できる。
図4乃至図8は本実施形態で使用される定期通報送信タイマの送信回数と送信時刻の一覧を示した説明図である。
図4は定期通報送信タイマとして23時間タイマを使用した場合であり、送信回数が増加する毎に、送信時刻は00時,23時,22時・・・・01時と1時間ずつ毎回遅れた送信タイミングとなり、23日の周期で繰り返す。
図5は定期通報送信タイマとして19時間タイマを使用した場合であり、送信回数が増加する毎に、送信時刻は00時,19時,14時・・・・05時と5時間ずつ毎回遅れた送信タイミングとなり、24時間の各時間1回の送信を19日の周期で繰り返す。
図6は定期通報送信タイマとして17時間タイマを使用した場合であり、送信回数が増加する毎に、送信時刻は00時,17時,10時・・・・07時と7時間ずつ毎回遅れた送信タイミングとなり、24時間の各時間1回の送信を17日の周期で繰り返す。
図7は定期通報送信タイマとして24時間を越える25時間タイマを使用した場合であり、送信回数が増加する毎に、送信時刻は00時,02時,03時・・・・23時と1時間ずつ毎回進んだ送信タイミングとなり、24時間の各時間1回の送信を25日の周期で繰り返す。
図8は定期通報送信タイマとして24時間を越える29時間タイマを使用した場合であり、送信回数が増加する毎に、送信時刻は00時,05時,10時・・・・19時と5時間ずつ毎回進んだ送信タイミングとなり、24時間の各時間1回の送信を29日の周期で繰り返す。
次に図2の電波中継器を説明する。電波中継器14−1は、プロセッサ32、受信回路と送信回路を備えた無線通信部34、アンテナ35、操作部36、表示部37、メモリ38及び電源部40で構成される。プロセッサ32にはプログラムの実行により実現される機能として、中継処理部64、定期通報送信部66及び定期通報送信タイマ68が設けられている。
中継処理部64は操作部36に設けている登録スイッチの操作により、電波中継器14−1の使用を開始する際に、メモリ38の中継制御テーブル70に子ノードとして割り当てられた図1に示した無線式感知器16−11,16−12のノードIDの登録を行う。
無線式感知器16−11,16−12のノードIDを登録する際には、表示部37の例えば7セグメント表示器を使用して感知器登録アドレスを指定し、続いて操作部36のディップスイッチなどで登録待ち状態を設定し、この状態で無線式感知器16−13,16−14から送信されてくる起動電文又は試験電文を受信し、電文に含まれる送信元IDを取得して中継制御テーブル66にノードIDとして登録する。
なお、操作部36で表示器37を使用して登録アドレスを表示した場合、未登録であれは7セグメント表示器が点滅し、登録済みであれば7セグメント表示器が点灯となる。
更に中継処理部64は、図1の無線式感知器16−11,16−12のノードIDを中継制御テーブル70に登録する毎に、登録したノードIDを読み出して、無線受信用中継器12−1に登録電文により転送し、無線受信用中継器12−1側での追加登録を行わせる。
また中継処理部60は、中継制御テーブル70に対するノードIDの登録が終了した後に無線通信部34で無線式感知器から送信された火災発報電文、定期通報電文などを受信した時に、各電文に含まれる送信元IDを取得し、中継制御テーブル70に登録しているノードIDと比較し、両者が一致したときに、受信した電文を中継送信し、不一致の場合には中継送信を行わない。
定期通報送信部66及び定期通報送信タイマ68は、無線式感知器16−11の定期通報送信部60及び定期通報送信タイマ62と同じであり、例えば23時間タイマを使用し、23時間を経過する毎に、定期通報電文を送信する。
電源部40はP型受信機10より供給されるDC電源、例えばDC24Vや電池(例えばリチウム電池を使用する。
次に図3の無線受信用中継器12−1を説明する。無線受信用中継器16−1は、プロセッサ42、受信回路を備えた無線通信部44、アンテナ46、有線通信部48、操作部50、表示部52、メモリ54及び電源部56で構成される。
プロセッサ42にはプログラムの実行により実現される機能として、受信処理部72、定期通報受信部72及び定期通報受信タイマ管理情報76が設けられている。またメモリ54には中継制御テーブル78が設けられ、図1に示した無線受信用中継器12−1に子ノードとして予め割り当てられた無線式感知器16−13,16−14及び電波中継器14−1のノードIDが登録されている。
受信処理部72は、システム立上げ時に、中継制御テーブル74に対する無線式感知器16−13,16−14及び電波中継器14−1のノードIDを登録する。この登録は、表示部52の例えば7セグメント表示器を使用して感知器又は無線中継器の登録アドレスを指定し、続いて操作部50のディップスイッチなどで登録待ち状態を設定し、この状態で無線式感知器16−13,16−14または電波中継器14−1から送信されてくる起動電文又は試験電文を受信し、電文に含まれる送信元IDを取得して中継制御テーブル74に登録する。
また受信処理部72は、子ノードとして割り当てられた無線式感知器16−13,16−14及び電波中継器14−1のノードIDの登録を完了した後、電波中継器14−1の登録処理の際に送信されてくる中継制御テーブル70に登録したノードIDを含む登録要求電文を受信した際に、登録要求電文から取得した無線式感知器16−11,16−12のノードIDを中継制御テーブル78に追加登録する。この場合、同時に親ノードとなる電波中継器14−1のアドレスも送ってくることから、これも登録する。
更に、受信処理部72は無線通信部44により火災発報電文または定期通報電文などを受信したときに、各電文に含まれる送信元IDと中継制御テーブル78に登録及び追加登録しているノードIDとを比較し、両者が一致した場合に、受信した電文を処理し、それ以外の電文は処理せずに無視する。
受信処理部72でノードIDの一致により火災発報電文を受信して処理した場合には、有線通信部48から感知器回線18−1に発報電流を流す接点出力動作により火災発報信号をP型受信機10に送信する。
定期通報受信タイマ管理情報76は、図9に示すように、定期通報電文を受信する無線式感知器16−11〜16−14及び電波中継器14−1のノードID116−1〜11−5に対応してT1〜T5の値をもつ定期通報受信タイマ118−1〜118−5を管理している。定期通報受信タイマ118−1〜118−5は設定時間が送信元の定期通報送信時間T0の整数倍以上の時間であり、例えば48時間を設定している。
定期通報受信タイマ118−1〜118−5は48時間タイマとして動作し、タイムアップする前にノードIDが一致する定期通報電文を受信する毎にリセットスタートし、定期通報電文が受信されずに48時間を経過するとタイムアップする。これは23時間タイマにより定期通報電文を送信していたとすると、定期通報電文を2回受信できない場合である。
なお、定期通報受信タイマ118−1〜118−5の設定時間T1〜T5は、送信元の定期通報送信時間T0の整数倍、例えば2倍以上とする場合、23時間タイマであれば26時間以上、19時間タイマであれば38時間以上、17時間タイマであれば34時間以上というように設定し、定期通報報電文を2回連続して受信できなかったときにタイムアップして定期通報異常を判断するようにしても良く、必要に応じて適宜の決め方とすることができる。
定期通報受信部74は、定期通報受信タイマがタイムアップして出力した時に、定期通報異常と判断してP型受信機に障害を通知して警報させる。即ち、感知器回線18−1の終端に接続している断線検出抵抗を切り離し、擬似的に断線状態を作り出すことで、P型受信機10に定期通報異常による障害発生を通知する。
なお、定期通報異常が判別された場合、表示部52に定期通報異常を判断したノードIDに基づき、定期通報異常を起した無線式感知器のアドレスを表示して確認できるようしている。
更に電源部56としては、図1に示したように、受信機10からの電源線15による直流電力の供給を受けているが、商用AC100ボルトから直流電力を変換して電源を作り出してもよい。
次にP型受信機10を説明する。P型受信機10は、制御部として機能するプロセッサ80、回線受信部82−1〜82−3、電源部84、表示部86、音響警報部88、操作部90、移報部92及び不揮発メモリ94を備えている。
回線受信部88−1〜88−3からは感知器回線18−1〜18−3が図1に示したようにそれぞれ引き出され、感知器回線18−1には無線受信用中継器14−1が接続されている。
回線受信部88−1は、無線受信用中継器12−1に設けた有線通信部48による接点動作で流れる発報電流を検知し、プロセッサ80に対し火災検出信号を出力する。また無線受信用中継器12−1の有線通信部48における終端抵抗の切り離しは、実際の感知器回線の断線の際の監視電流の遮断として検出し、障害検出信号をプロセッサ80に出力する。
プロセッサ80はCPU、ROM、RAM、AD変換ポート及び各種の入出力ポートを備え、CPUによるプログラムの実行で火災監視部96の機能を実現している。
火災監視部96は回線受信部88−1〜88−3のいずれかによる発報電流の検出で火災発報信号の受信出力が得られると、対応する感知器回線の火災発報と判断し、表示部86に代表火災表示を行うと共に、回線単位の地区表示を行う。また音響警報部88より音響火災警報を出力する。
また火災監視部96は、回線受信部88−1〜88−3により感知器回線18−1〜18−3の断線を検出した場合、表示部86に代表障害表示を行うと共に、障害を発生した地区を回線単位に表示し、更に音響警報部90から障害警報を出すようになる。
図10は図1の防災無線システムで使用する電文フォーマットを示した説明図である。
図10において、電文フォーマット95は、位相修正信号96、連番98、送信元ID100、データコード100及びエラーチェックコード102で構成される。位相修正信号96は所定ビット長の「101010・・・・10」で繰り返すプリアンブル信号であり、無線通信部に設けた受信用PLLの位相同期による受信準備を行う。
連番98は電文の送信ごとに0〜255の範囲で順番に変化する値を格納し、受信側で電文の受信の順序を知ることができる。送信元ID100には送信元となる機器のノードIDが設定され、本実施形態では例えば32バイトのデータとなる。
データコード102は電文内容を示す情報であり、データコード102の部分に下側に取り出して示す機器状態電文106、障害電文108のフォーマットに示す内容が設定される。
機器状態電文106はデータコード102の部分に、機器状態コード114がセットされ、機器状態コード114は火災発報、復旧後初回送信、発信機発報、定期通報などの状態を表す。障害電文108はデータコード102の部分に、機器状態コード114と障害内容コード116がセットされる。
これに以外に、図2の中継器制御テーブル74に対するノードIDの追加登録に使用する登録電文や、無線式感知器からノードID登録のために送信する起動電文や試験電文などがある。
図11は図2の無線式感知器によるセンサ処理を示したフローチャートであり、プロセッサ20によるプログラムの実行により実現される。図11において、センサ処理は、ステップS1で初期化及び自己診断を行った後、正常であればステップS2に進み、登録処理を実行する。
ステップS2の登録処理は、操作部28に設けたディップスイッチなどにより登録モードをセットしてID登録用の起動電文または試験電文を送信する。このとき、対応する電波中継器14−1の操作部36のディップスイッチにより登録アドレスを指定し、登録処理部62に登録待ち状態をセットしていると、ステップS2で送信された電文が受信され、受信した電文に含まれる送信元IDを取り出して、中継制御テーブル70にノードIDとして登録する自動登録が行われる。
ステップS2で登録処理が済むと、監視状態となってステップS3に進み、火災発報の有無を判別している。このときセンサ部26からの例えば煙検知信号が所定の閾値を超えると火災発報が判別され、ステップS4で火災発報電文を送信する。
続いてステップS5で定期通報送信タイマ、例えば23時間タイマがタイムアップしたか否か判別しており、定期通報送信タイマのタイムアップを判別すると、ステップS6で定期通報電文を送信した後、ステップS7で定期通報送信タイマをリセットスタートする。
なお、センサ処理にあっては、火災発報や定期通報以外に、障害や復旧などの電文を送信するが、これは省略している。
図12は図2の電波中継器14−1による電波中継処理を示したフローチャートであり、プロセッサ32によるプログラムの実行により実現される処理となる。
図12において、電波中継処理は、ステップS11で電源投入に伴う初期化及び自己診断を行った後、異常がなければ、ステップS12で中継制御テーブル70の登録処理を実行する。中継制御テーブル70の登録処理は、子ノードとしての無線式感知器16−11,16−12のノードIDを登録する。更に、ノードIDの登録毎に、登録要求電文を図3の無線受信用中継器12−1に送信し、無線式感知器16−11,16−12のノードIDを中継制御テーブル78に追加登録させる。
ステップS12の登録処理が済むと監視状態に入り、ステップS13で電文受信の有無を判別している。ステップS13で電文受信を判別すると、ステップS14に進み、受信した電文を解析し、ステップS15で電文から得られた送信元IDと中継制御テーブル70に登録しているテーブル登録のノードIDとを比較し、ステップS16で一致を判別した場合には、有効な受信電文としてステップS17に進み、受信した電文を中継送信する。
続いてステップS18で定期通報送信タイマ、例えば23時間タイマがタイムアップしたか否か判別しており、タイムアップを判別すると、ステップS19で定期通報電文を送信した後、ステップS22で定期通報送信タイマをリセットスタートする。
図13は図3の無線受信用中継器12−1による無線受信用中継処理を示したフローチャートである。図13において、無線受信用中継器12−1の電源が投入されると、ステップS21で初期化及び自己診断が実行され、異常がなければ、ステップS22で中継制御テーブル78の登録処理を実行する。
中継制御テーブル78の登録処理は、子ノードとしての無線式感知器16−13,16−14のノードIDを登録する。更に、図2の電波中継器14−1から送信された登録要求電文を受信し、無線式感知器16−11,16−12のノードIDを中継制御テーブル78に追加登録する。
登録処理が終了すると監視状態となり、ステップS23で電文受信の有無を判別しており、電文を受信判別すると、ステップS24で電文を解析し、ステップS25で電文から得られた送信元IDと中継制御テーブル78に登録しているテーブル登録のノードIDを比較する。
ステップS26で両者が一致することを判別すると、有効な電文としてステップS27に進み、火災発報を判別すると、ステップS28で感知器回線18−1に対する接点出力で発報電流を流すことで、P型受信機10に対し火災発報信号を送信する。
また定期通報電文であることをステップS29で判別すると、ステップS30に進み、送信元IDで特定される該当ノードの定期通報受信タイマ、例えば48時間タイマをリセットスタートする。
続いてステップS31でタイムアップした定期通報受信タイマの有無をチェックし、もしタイムアップした定期通報受信タイマがあれば、ステップS32で定期通報異常と判断し、感知器回線18−1を、終端抵抗の切り離しによって擬似的な断線状態とすることで、P型受信機10に対し障害信号を送って障害警報を出力させる。
なお上記の実施形態は、電波中継器を設置したシステムを例にとっているが、電波中継器を設置していないシステムについても同様に適用できる。
また、上記の実施形態にあっては、定期通報送信タイマとして24時間との差の絶対値が、1時間又は5以上の素数となる設定時間のタイマを使用しているが、それ以外の設定時間のタイマ、例えば22時間タイマ、23.5時間タイマ、21時間タイマ、26時間タイマ、27時間タイマなどを使用してもよい。
このようなタイマを使用した場合には、24時間における1時間刻みの送信タイミングは生成できないが、24時間の間の分散した時間の送信タイミングを生成することから、定期通報電文の頻度を高めることなく、1日のうちの全ての時間帯における機器の動作や通信環境の確認が実質的に可能である。
また、上記の実施形態は火災受信機としてP型受信機からの感知器回線に無線受信用中継器を接続しているが、データ伝送機能を持つR型受信機に無線受信用中継器を接続するようにしてもよい。
また、上記の実施形態は火災受信機としてP型受信機からの感知器回線に無線受信用中継器を接続しているが、データ伝送機能を持つR型受信機に無線受信用中継器を接続するようにしてもよい。
また上記の実施形態におけるフローチャートは処理の概略例を説明したもので、処理の順番等はこれに限定されない。また各処理や処理と処理の間に必要に応じて遅延時間を設けたり、他の判定を挿入する等が出来る。
また本発明はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:P型受信機
12−1〜12−3:無線受信用中継器
14−1〜14−3:電波中継器
15:電源線
16−11〜16−34:無線式感知器
18−1〜18−3:感知器回線
20,32,42,80:プロセッサ
22,34,44:無線通信部
26,35,46:アンテナ
26:センサ部
28,36,50,90:操作部
30:バッテリー
38,54:メモリ
40,56,84:電源部
48:有線通信部
52,86:表示部
58:センサ処理部
60,66:定期通報送信部
62,68:定期通報送信タイマ
64:中継処理部
70,78:中継制御テーブル
72:受信処理部
74:定期通報受信部
76:定期通報受信タイマ管理情報
82−1〜82−3:感知器回線
88:音響警報部
92:移報部
94:不揮発メモリ
96:火災監視部
95:電文フォーマット
118−1〜118−5:定期通報受信タイマ

Claims (6)

  1. 複数のセンサノード、電波中継ノード、無線防災ノード及び受信機で構成され、前記センサノードから送信された電文又は電波中継ノードを経由して前記センサノードから送信された電文を前記無線防災ノードで受信して処理し、処理結果を信号線により接続された前記受信機に送信する無線防災システムに於いて、
    前記センサノード及び無線中継ノードに、
    24時間との差の絶対値が、1時間、5以上の素数で与えられる素数時間、若しくは前記1時間又は素数時間を中心に前後1時間未満の時間となる所定の定期通報送信時間を設定し、前記定期通報送信時間毎に出力する定期通報送信タイマと、
    前記定期通報送信タイマの出力に基づいて送信元IDを含む定期通報電文を送信する定期通報送信部と、
    を設け、
    前記無線防災ノードに、
    前記送信元IDに対応して設けられ、前記定期通報送信時間の整数倍以上となる所定の定期通報受信時間を設定し、前記定期通報電文を受信する毎にリセットスタートされ、前記定期通報受信時間に到達した時に出力する定期通報受信タイマと、
    前記定期通報受信タイマが出力した時に、定期通報異常と判断して前記受信機に障害を通知して警報させる定期通報受信部と、
    を設けたことを特徴とする無線防災システム。
  2. 複数のセンサノード、無線防災ノード及び受信機で構成され、前記センサノードから送信された電文を前記無線防災ノードで受信して処理し、処理結果を信号線により接続された前記受信機に送信する無線防災システムに於いて、
    前記センサノードに、
    24時間と設定時間との差の絶対値が、1時間、5以上の素数で与えられる素数時間、若しくは前記1時間又は素数時間を中心に前後1時間未満の時間となる所定の定期通報送信時間を設定し、前記定期通報送信時間毎に出力する定期通報送信タイマと、
    前記定期通報送信タイマの出力に基づいて送信元IDを含む定期通報電文を送信する定期通報送信部と、
    を設け、
    前記無線防災ノードに、
    前記送信元IDに対応して設けられ、前記定期通報送信時間の整数倍以上となる所定の定期通報受信時間を設定し、前記定期通報電文を受信する毎にリセットスタートされ、前記定期通報受信時間に到達した時に出力する定期通報受信タイマと、
    前記定期通報受信タイマが出力した時に、定期通報異常と判断して前記受信機に障害を通知して警報させる定期通報受信部と、
    を設けたことを特徴とする無線防災システム。
  3. 請求項1又は2記載の無線防災システムに於いて、前記定期通報送信タイマは、定期通報送信時間として、23時間、19時間、又は17時間を設定したことを特徴とする無線防災システム。
  4. 請求項1又は2記載の無線防災システムに於いて、前記定期通報送信タイマは、定期通報送信時間として、25時間、29時間、又は31時間を設定したことを特徴とする無線防災システム。
  5. 電文を直接または電波中継ノードを経由して無線防災ノードに送信して処理させ、処理結果を信号線により接続された受信機に送信させるセンサノードに於いて、
    24時間との差の絶対値が、、1時間、5以上の素数で与えられる素数時間、若しくは前記1時間又は素数時間を中心に前後1時間未満の時間となる所定の定期通報送信時間を設定し、前記定期通報送信時間毎に出力する定期通報送信タイマと、
    前記定期通報送信タイマの出力に基づいて送信元IDを含む定期通報電文を送信する定期通報送信部と、
    を設けたことを特徴とするセンサノード。
  6. センサノードから送信された電文を無線防災ノードに中継して処理させ、処理結果を信号線により接続された受信機に送信させる電波中継ノードに於いて、
    24時間との差の絶対値が、1時間、素数で与えられる素数時間、若しくは前記1時間又は素数時間を中心に前後1時間未満の時間となる所定の定期通報送信時間を設定し、前記定期通報送信時間毎に出力する定期通報送信タイマと、
    前記定期通報送信タイマの出力に基づいて送信元IDを含む定期通報電文を送信する定期通報送信部と、
    を設けたことを特徴とする電波中継ノード。
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