JP4965527B2 - 無線防災システム - Google Patents

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Description

本発明は、無線式感知器などの端末ノードから無線送信されたイベント信号を中継ノードで中継送信してホストノードで受信する無線ネットワークを用いた無線防災システムに関する。
従来、火災を監視する無線防災システムにあっては、ビルの各フロアといった警戒区域に複数の無線式感知器を設置し、無線式火災感知器で火災を検出した時、火災を示す無線信号をフロア単位に設置した無線受信用中継器に送信する。無線受信用中継器は火災受信機からの感知器回線に接続されており、火災無線信号を受信すると、リレー接点やスイッチング素子のオンにより感知回線間に発報電流を流すことにより火災発報信号を受信機に送信して火災警報を出すようにしている。
また無線式感知器から無線受信用中継器までの距離が長い場合には、途中に電波中継器を設置し、無線式感知器からの火災無線信号を中継送信し、電波の減衰により火災無線信号が失われないようにしている。
このような無線防災システムによれば、建物のフロア単位に設置している中継器と感知器を接続する感知器回線を不要にでき、配線工事が簡単になり、感知器の設置場所も必要に応じて適宜に決めることができる。
特開平5−274580号公報 特開2001−292089号公報
しかしながら、このような従来の無線防災システムにあっては、無線受信用中継器と無線式感知器の間に電波中継器を設置した場合、例えば隣接したビルに設置された他のシステムの無線式感知器から送信された無線信号まで中継送信することになり、通信トラフィック増加の原因になる。
通信トラフィックが増加すると、無線信号を複数の無線式感知器が同時に送信して混信する確率が高まり、通信の確実性が低下する。特に、無線防災システムで使用される特定小電力無線局では、通信速度を上げることに限界があり、通信時間の短縮が出来ないため、混信の可能性が比較的高くなる問題がある。
この問題を解決するためには、無線受信用中継器に、同一システム内に存在する複数の電波中継器のID(識別子)を記憶し、記憶しているIDを含む無線信号のみを中継送信する、という通信プロトコルを設ける必要がある。
しかし、無線防災システム内に複数の電波中継器が存在する場合、無線式感知器が無線信号を送信すると、複数の無線中継器が中継送信を始めるため、混信の可能性が高まり、通信の確実性が低下するという問題がある。
本発明は、端末ノードとホストノード間の無線通信におけるトラフィック量を抑えながら通信の確実性を向上できる無線防災システムを提供することを目的とする。
(上り無線信号)
本発明は、端末ノードから送信された上り無線信号を中継ノードで中継送信してホストノードで受信する無線ネットワークを用いた無線防災システムに於いて、
中継ノードに、
所定のネットワークツリー構造に対応した自己から1階層下位の子ノードを登録するノード登録部と、
受信した上り無線信号の送信元が前記登録された子ノードと一致したときに、自己を送信元として中継送信する中継処理部と、
を設け、更に、
ホストノードに、
所定のネットワークツリー構造に対応した自己から1階層下位の子ノードを登録するノード登録部と、
受信した上り無線信号の送信元が登録された子ノードと一致したときに受信処理を行う受信処理部と、
を設けたことを特徴とする。

ここで、ノード登録部は、各ノードに設定されたノード識別子(ID)を登録し、端末ノードは、自己のノード識別子を付加した上り無線信号を送信し、中継ノードは、受信した上り無線信号のノード識別子に替えて自己のノード識別子を付加した上り無線信号を送信する。

端末ノードは火災を検出して発報無線信号を送信する無線式感知器であり、
中継ノードは、無線式感知器から受信した発報無線信号を中継送信する電波中継器であり、
ホストノードは火災受信機からの感知回線に接続され、無線式感知器からの発報無線信号を受信して火災受信機に発報信号を送信する無線受信用中継器である。

下り無線信号)
本発明の別の形態にあっては、ホストノードから送信された下り無線信号を中継ノードで中継送信して端末ノードで受信する無線ネットワークを用いた無線防災システムに於いて、
中継ノードに、
所定のネットワークツリー構造に対応した自己から1階層上位の親ノード及び自己から1階層下位の子ノード及び子ノードより下位の階層位置するその他のノードを登録するノード登録部と、
受信した下り無線信号の送信元が登録された親ノードと一致し、かつ、送信先が録された子ノードまたはその他のノードと一致したときに、自己を送信元として中継送信する中継処理部と、
ホストノードに、
送信先となる端末ノードを登録するノード登録部と、
を設け
ノード登録部は、各ノードに設定されたノード識別子(ID)を登録し、ホストノードは、送信元として自己のノード識別子と送信先となる端末ノードのノード識別子とを付加した下り無線信号を送信し、中継ノードは、受信した下り無線信号の送信元のノード識別子に替えて自己のノード識別子を付加した下り無線信号を送信することを特徴とする。
ホストノードは火災受信機から感知器回線を介して制御指示を含む下り信号を受信して無線送信する無線受信用中継器であり、
中継ノードは、無線受信用中継器から受信した下り無線信号を中継送信する電波中継器であり、
端末ノードは受信した下り無線信号に含まれる制御指示に従って動作する無線式制御機器である。

上り下り無線信号)
本発明の別の形態にあっては、端末ノードから無線送信された上り無線信号を中継ノードで中継送信してホストノードで受信すると共に、ホストノードから送信された下り無線信号を中継ノードで中継送信して端末ノードで受信する無線ネットワークを用いた無線防災システムにおいて、
中継ノードに、
所定のネットワークツリー構造に対応した自己から1階層上位の親ノード及び自己から1階層下位の子ノード及びノードより下位の階層に位置するその他のノードを登録するノード登録部と、
受信した上り無線信号の送信元が前記登録された子ノードと一致したとき及び、受信した下り無線信号の送信元が前記登録された親ノードと一致し、かつ、送信先が前記登録された子ノードまたはその他のノードと一致したときに、自己を送信元として中継送信する中継処理部と、
を設けたことを特徴とする。

本発明の無線防災システムによれば、中継ノードとなる電波中継器に、システム設置場所に応じて定めたネットワークツリー構造に対応して、下位の子ノードとなる他の電波中継器や電波式感知器の識別子であるノードIDを登録し、受信した上り無線信号に含まれる送信元ノードIDを登録済みの子ノードIDと比較し、一致した場合にのみ受信した無線信号を中継送信することにより、無線式感知器からの無線信号が電波中継器で中継送信されて無線受信用中継器に受信されるまでの通信経路が一意に特定され、電波中継器は受信した全ての無線信号の中継送信ではなく、登録された子ノードからの無線信号のみを中継送信し、無線通信トラフィックを減らすことで通信の確実性を向上させることができる。
また、上り無線信号の通信経路を決めるには、電波中継器に、その下位に位置している他の電波中継器や無線式感知器のIDを子ノードIDとして登録すればよく、通信経路を定めるための機器間相互の無線通信を不要にし、簡単に通信経路を決めることができる。また、通信経路が一意に決まるため、通信の不具合原因の解明を比較的容易にすることができる。
この点は、ホストノードとなる無線受信用中継器から端末ノードに制御指示を含む無線信号を送信して動作させる下り無線信号の通信経路を決める場合も同様であり、電波中継器に、上位の親ノードとなる無線受信用中継器や他の電波中継器の識別子であるノードID及び下流側に登録されているノードのIDを登録し、受信した下り無線信号に含まれる送信元ノードIDと登録済みの親ノードIDとが一致し、かつ、制御指示の対象となっている機器のIDが下流側に登録されているノードのIDと一致した場合にのみ受信した無線信号を中継送信することにより、無線受信用中継器からの無線信号が電波中継器で中継送信されて制御器に受信されるまでの通信経路が一意に特定され、電波中継器は登録された親ノードからの無線信号のみを中継送信し、無線通信トラフィックを減らすことで通信の確実性を向上させることができる。
図1は本発明による無線防災システムの実施形態を示した説明図である。図1において、監視対象となる建物11の1Fには火災受信機としてP型受信機10が設置されており、P型受信機10から引き出された感知器回線18に、階ごとに無線受信用中継器12が接続されている。
1F〜3Fの各階には無線式感知器16が設置されている。更に本実施形態にあっては、無線受信用中継器12に対し、距離が離れている無線式感知器16からの電波の減衰による信号の喪失を防ぐため電波中継器14を設置している。
このような本実施形態の無線防災システムにあっては、端末ノードとしての無線式感知器16、ホストノードとしての無線受信用中継器12、及び中継ノードとしての電波中継器14によって、無線ネットワークが構成される。
端末ノードとしての無線式感知器16は、火災による煙濃度または温度が所定の閾値を超えたときに火災と判断し、発報無線信号として火災イベント信号を無線送信する。
ホストノードとしての無線受信用中継器12は、端末ノードとしての無線式感知器16から送信された火災イベント信号を受信し、P型受信機10に対し感知器回線18に対する接点出力として発報電流を流すことで、火災発報信号を送信する。
中継ノードとしての電波中継器14は、無線式感知器16から送信された発報イベント信号を受信した際に、送信タイミングや中継送信の可否の判断に従った所定の中継プロトコルに従って、発報イベント信号を無線受信用中継器12に向けて中継送信する。
また本実施形態の無線防災システムにあっては、電波中継器14及び無線式感知器16が正常に動作していること、即ち持ち去りや電池切れが発生していないことを監視するため、定期通報イベント信号を定期的に送信する。
この無線式感知器16及び電波中継器14からの定期通報イベント信号の送信に対し、ホストノードとして機能する無線受信用中継器12は、自己の無線ネットワーク上に存在する無線式感知器16及び電波中継器14の各ノード毎にタイマ(例えばプログラム上のタイマ機能)を持ち、ノードIDで識別される定期通報イベント信号を受信したときに、対応するタイマをリセットスタートしており、定期的に定期通報イベント信号が受信されずに、タイマの時間が一定値を超えた場合に、そのノードが正常に動作していない定期通報異常であることを判断し、P型受信機10に対し障害発生を通知する。
この障害発生通知は、例えばP型受信機10からの感知器回線18に接続している終端抵抗を切り離して擬似的に断線状態を作り出すことで、定期通報異常による障害発生を通知する。
更に本実施形態の無線防災システムにあっては、無線ネットワークを構成している中継ノードとしての電波中継器14と、ホストノードとなる無線受信用中継器12のそれぞれに、無線式感知器16からの上り信号となる火災イベント信号や定期通報イベント信号の通信経路を、ツリー型のトポロジ(接続形態)となるネットワークツリー構造に対応した特定の通信経路とするためのプロトコルを設定している。
即ち電波中継器14については、所定のネットワークツリー構造に対応した下位の無線式感知器16または電波中継器14を子ノードとして登録し、受信した上り無線信号である発報イベント信号や定期通報イベント信号に含まれる送信元が、登録された子ノードと一致したときにのみ、イベント信号を中継送信する。
またホストノードとしての無線受信用中継器12にあっては、所定のネットワークツリー構造に対応した下位の電波中継器14や電波式感知器16を子ノードとして登録し、受信した上り無線信号である発報イベント信号や定期通報イベント信号の送信元が登録された子ノードと一致したときに、受信処理を行う。
このネットワークツリー構造に従った通信経路を特定するための子ノードの登録と、受信したイベント信号の送信元の判定は、無線ネットワークを構成する無線受信用中継器12、電波中継器14及び無線式感知器16に予め設定されている識別子であるノードIDを使用して行われる。
無線中継器12及び電波中継器14の電源は、P型受信機13から感知器回線18とは別の電源線(図示せず)により例えばDC24Vを供給する。
図2は図1の実施形態に設けたホストノードとしての無線受信用中継器12、中継ノードとしての電波中継器14、及び端末ノードとしての無線式感知器16の実施形態を示したブロック図である。
図2において、端末ノードとしての無線式感知器16は、CPU20、無線通信部22、アンテナ24、センサ部26及びバッテリー28で構成される。センサ部26は光電式の煙感知部またはサーミスタなどを用いた温度検出部である。
CPU20には、プログラムの実行により実現する機能としてセンサ処理部50が設けられている。センサ処理部50は、センサ部20から出力される例えば煙濃度検出信号を予め定めた閾値と比較し、閾値を超えたときに火災と判断し、無線通信部22から火災発報を示す発報イベント信号を出力して、アンテナ24から無線送信する。
無線通信部22には送信回路が設けられ、日本国内の場合には例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格に従った無線通信を行う。なお無線式感知器16にあっては、受信機側に発報イベント信号を送信する上り無線信号の送信だけで済むことから、送信回路を設けているが受信回路は設けていない。
中継ノードとしての電波中継器14は、CPU30、操作部31、無線通信部32、アンテナ34、メモリ36、電源部38で構成される。CPU30にはプログラムの実行により実現される機能として中継処理部52が設けられている。
中継処理部52は、操作部31に設けている登録スイッチの操作により、電波中継器14の使用を開始する際に、メモリ54の中継制御テーブル54に対する通信経路を特定するための子ノードのノードIDの登録を行う。
中継制御テーブル54に子ノードのノードIDの登録が終了した後は、親ノードへ、新たに登録されたノードのIDを通知する。この通知を受け取った親ノードは、通知されたノードのIDをその他のノードとして登録する。また、さらに上流側にノードがある場合には、上流側に新しいノードのIDを通知し、その他のノードとして登録させる。この通信は、ノードIDの通知が受信用中継器に達するまで続けられる。
ノードの登録及び通知が完了した後は、監視状態となり、無線通信部32で無線式感知器16から送信された発報イベント信号または定期通報イベント信号を受信した際に、各イベント信号に含まれる送信元IDを取得し、中継制御テーブル54に登録している子ノードの登録ノードIDと比較し、送信元IDと登録ノードIDが一致したときに、受信したイベント信号を中継送信し、不一致の場合には中継送信を行わずに無視する。
なお電源部38としては商用AC100ボルトを直流電力に変換しており、必要に応じて予備電源としてバッテリーを備えている。
ここで電波中継器14にあっては、無線式感知器16または他の電波中継器14からの発報イベント信号や定期通報イベント信号を、ホストノードとなる無線受信用中継器12に中継送信する上り信号中継処理を行っているが、本発明の無線防災システムにあっては、無線式感知器16以外に、端末ノードとして地区ベルや防火戸制御器、防排煙制御器などの制御器を設けている場合があり、これらの制御器についても無線式制御器とした場合、ホストノードである無線受信用中継器12からの制御イベント信号の無線送信により制御器を動作させる。
この無線受信用中継器12から制御器に送る無線信号は下り信号となる。この下り信号についても、電波中継器14で中継送信することとなり、上り信号の通信路と同じ通信路を下り信号についても適用する。この場合には、電波中継器14の中継制御テーブル54に、所定のネットワークツリー構造に対応した上位の親ノードとなる無線受信用中継器12や他の電波中継器14のノードID等を登録し、受信した下り無線信号である制御イベント信号の送信元が、登録された親ノードのノードIDと一致し、かつ、下り無線信号に含まれる宛先ノードIDが登録された子ノード又はその他のノードのIDと一致したときに、中継送信を行うようにする。
ホストノードとしての無線受信用中継器12は、CPU40、無線通信部42、アンテナ43、有線通信部44、表示部45、メモリ46、操作部47及び電源部48で構成される。
CPU40には、プログラムの実行により実現される機能として、受信処理部56が設けられている。またメモリ46には、所定のネットワークツリー構造に対応した特定の通信経路による送受信を実現するため、中継制御テーブル60が設けられている。
中継制御テーブル60には、無線式感知器16及びまたは電波中継器14から受信した発報イベント信号や定期通報イベント信号につき、特定の無線式感知器16及び電波中継器14からの信号だけを処理するための上り信号を対象とした子ノードのノードIDの登録が行われている。
このため、CPU40に設けた受信処理部56は、無線受信部42で無線式感知器16あるいは電波中継器14から発報イベント信号または定期通報イベント信号を受信したとき、各イベント信号に含まれる送信元IDと中継制御テーブル60に登録している子ノードIDとを比較し、両者が一致した場合に、受信したイベント信号を処理し、それ以外のイベント信号は無視する。
操作部47は、メモリ46の中継制御テーブル60に上り信号について通信経路を特定するための子ノードIDを登録するための登録処理に使用する登録スイッチを設けている。
有線通信部44は、図1に示したP型受信機10からの感知器回線18を構成するL線とC線を接続しており、CPU40の受信中継処理部56で中継制御テーブル60の登録した子ノードIDに一致する送信元IDの発報イベント信号を受信したとき、L線とC線間に発報電流を流す接点出力動作により、発報信号をP型受信機10に送信する。
また受信中継処理部56で無線式感知器16あるいは電波中継器14からの定期通報イベント信号が受信されずに定期通報異常となったとき、L線とC線間の終端に接続している断線検出抵抗を切り離して擬似的に断線状態を作り出すことで、P型受信機に定期通報異常による障害発生を通知するようにしている。更に電源部48としては、商用AC100ボルトから直流電力に変換して電源を作り出している。
図3は本発明の無線防災システムにおける上り無線信号を対象としたネットワークツリー構造の一例を示した説明図である。図3において、ホストノードとしての無線受信用中継器12に対しては、電波中継器14−1〜14−3及び無線式感知器16−1〜16−4によるツリー型のトポロジを持つネットワーク構造を設定している。
このようなネットワークツリー構造は、無線受信用中継器12、無線式感知器16−1〜16−4及び電波中継器14−1〜14−3の建物内における設置位置に依存した通信距離や、壁や仕切りなどの障害物を考慮して定められる。
ここで無線受信用中継器12にはノードIDとしてID1が設定され、電波中継器14−1〜14−3についてはノードIDとしてID2〜ID4が設定され、無線式感知器16−1−16−4にはノードIDとしてID5〜ID8が設定されている。
図4は図3のネットワークツリー構造に従った通信経路による無線通信を実現するため、電波中継器14−1〜14−3に設けられた中継制御テーブル54−1〜54−3、及び無線受信用中継器12に設けた中継制御テーブル60の登録内容を示した説明図である。
図4(A)は電波中継器14−1の中継制御テーブル54−1であり、登録内容として親ノードIDと子ノードIDとその他のノードのIDを設けている。親ノードID、子ノードID及びその他のノードのIDはホストノードから端末ノードに向けて下り無線信号を送信する際に使用するIDであり、一方、子ノードIDは端末ノードからホストノードに向けて上り無線信号を送信する際に使用するノードIDである。
図3のネットワークツリー構造にあっては、端末ノードとしての無線式感知器16−1〜16−3から電波中継器14−1〜14−3を経由して無線受信用中継器12に上り無線信号を送信する場合であることから、中継制御テーブル54−1における子ノードIDの登録が有効な情報として使用される。
この上り無線信号の送信に使用する子ノードIDの登録として、電波中継器14−1にあっては、その下位のネットワーク位置に電波中継器14−2と無線式感知器16−1を設定していることから、子ノードIDとして、それぞれのID3,ID5が登録されている。
これによって電波中継器14−1は、子ノードIDとして登録したID3またはID5を送信元IDとする上り無線信号、即ち発報イベント信号や定期通報イベント信号のみを、ホストノードとしての無線受信用中継器12に中継送信することになる。
また中継器制御テーブル54−1にあっては、下り無線信号の通信経路を特定するための親ノードIDとして、電波中継器14−1の上位に位置する無線受信用中継器12のID1を登録している。
図4(B)は図3の電波中継器14−2に設けた中継制御テーブル54−2であり、上り無線信号を中継送信するための子ノードIDとして、ネットワークツリー構造の下位に位置する無線式感知器16−2のID6を登録している。また下り無線信号の中継送信のため、上位に位置する電波中継器14−1のID2を親ノードIDに登録している。
図4(C)は図3の電波中継器14−3に設けた中継制御テーブル54−3であり、上り無線信号を中継送信するための子ノードIDとして、無線式感知器16−4のID8を登録している。また下り無線信号を中継送信するための親ノードIDとして、上位の無線受信用中継器12のID1を登録している。
図4(D)はホストノードとなる無線受信用中継器12に設けた中継制御テーブル60を示している。ホストノードとしての中継制御テーブル60には、図3のネットワークツリー構造に特定される通信路によって電波中継器14−1,14−3及び無線式感知器16−3のそれぞれから送信されたイベント信号のみを処理するための子ノードIDが登録されている。
即ち中継制御テーブル60には、子ノードIDとして、電波中継器14−1,14−3、及び無線式感知器16−3のID2,ID4及びID7が登録されている。併せて中継制御テーブル60には、登録した子ノードIDに対応したノード種別として中継ノードとセンサノードを登録している。
このホストノードにおける中継制御テーブル60から明らかなように、上り無線信号を受信する通信経路を特定する子ノードIDの登録としては、電波中継器14−1,14−3のID2,ID4による中継送信されたイベント信号の受信処理に加え、無線式感知器16−3のID7を子ノードIDに登録することで、無線式感知器16−3から直接送信された上り無線信号である発報イベント信号や定期通報イベント信号を処理する場合も含むものである。
図5は本実施形態で使用する上りイベント信号と下りイベント信号のフォーマットを示した説明図である。図5(A)は上り無線信号となる上りイベント信号64であり、上り符号68、送信元ID70、イベント符号72及びチェック符号74で構成されている。
上り符号68は上り無線信号であることを示す符号であり、上り符号68を識別した場合には、例えば図4(A)における中継制御テーブル54−1における子ノードIDを登録IDとして、次の送信元ID70との比較を行う。
送信元ID70は各ノードに設定された識別子であり、例えば32ビットの識別コードが使用される。イベント符号72は無線式感知器16で発生したイベント内容を示す情報であり、例えば2ビットの情報であり、「01」で火災、「10」で定期通報とし、残りをリザーブとしている。チェック符号74は、上り符号68、送信元ID70及びイベント符号72のチェックサムやCRCなど、適宜のチェック符号が使用される。
図5(B)は下り無線信号となる下りイベント信号66のフォーマットであり、下り符号76、送信元ID78、イベント符号80、宛先ID82及びチェック符号84で構成される。先頭の下り符号76を判別した際には、例えば図4(A)に示した中継制御テーブル54−1における親ノードIDを登録IDとして、次の送信元ID78と比較することになる。イベント符号80は制御指示内容を示す情報であり、例えば「01」で地区音響、「10」で防火戸階、「11」で排煙ダクト階としている。
図6は図2の無線式感知器におけるセンサ処理を示したフローチャートであり、CPU20に設けたセンサ処理部50による処理となる。図6において、センサ処理は、ステップS1でハードウェアチェック及び定期通報タイマのリセットスタートを含む初期化処理を行った後、ステップS2で火災検出の有無をチェックしており、火災を検出すると、ステップS3に進み、火災イベント信号を送信する。
即ち、図5(A)に示した上りイベント信号64として、上り符号68、自己の送信元ID70、及び火災を示す「01」のイベント符号72、更にチェック符号74でなる火災イベント信号を作成して送信する。
続いてステップS4で、ステップS1の初期化処理でリセットスタートした定期通報タイマが一定時間を経過してタイムアップしたか否か判別しており、定期通報タイマのタイムアップを判別すると、ステップS5で定期通報イベント信号を送信し、ステップS6で定期通報タイマをリセットスタートし、再びステップS2の火災検出の判別処理に戻る。
図7は図2の電波中継器14における中継処理を示したフローチャートである。図7において、電波中継器14の電源を投入すると、ステップS11でハードウェアチェック及び定期通報タイマのリセットスタートを含む初期化処理が実行される。
続いてステップS12で中継制御テーブルの登録処理を実行する。中継制御テーブルの登録処理としては、
(1)発報登録
(2)一括登録
のいずれかを行う。
発報登録は、登録先ノードをスイッチ操作により登録待ち状態とし、その状態で被登録ノードから無線信号(イベント信号)を送信する。登録先ノードは、登録待ち状態で受信したイベント信号の送信元IDをテーブル登録する。
一方、一括登録はホストノードとなる無線受信用中継器12または中継ノードとなる電波中継器14の有線通信用端子に設定冶具を接続し、通信経路を特定するためのノードIDをシリアル通信などによりテーブルに登録する。有線通信用端子を用いずに、設定冶具と各ノード間の無線通信により子ノードID、その他のノードのIDまたは親ノードIDの登録を行うこともできる。
中継テーブルの登録処理が済むと、ステップS13に進み、イベント信号の受信の有無を判別している。イベント信号を受信すると、ステップS14でイベント信号を解析し、ステップS15で上り信号であることを判別すると、ステップS16に進み、イベント信号から得られた送信元IDと中継制御テーブルに登録している子ノードIDとを比較する。
この比較により、ステップS17で送信元IDと登録後ノードIDとの一致が判別されると、ステップS18でイベント信号を中継送信する。ステップS17で不一致であった場合には、ステップS18の中継送信はスキップされ、イベント信号の中継送信は行われない。
一方、ステップS15で下り信号を判別した場合には、ステップS19に進み、送信元IDと中継制御テーブルに登録している親ノードIDを比較し、ステップS20で一致を判別するとステップS21で、宛先IDと中継制御テーブルに登録している子ノードID及びその他のノードのIDを比較し、ステップS22で一致を判別した場合は、ステップS18でイベント信号の中継送信を行う。
なお上記の実施形態にあっては、ホストノードから端末ノードに対する制御指示のための下り無線信号の送信はないことから、ステップS1〜S22による下り無線信号の中継送信を対象とした処理は行われない。

続いてステップS23で、ステップS11の初期化処理でリセットスタートした定期通報タイマが一定時間経過によりタイムアップしたか否か判別し、タイムアップした場合には、ステップS24で定期通報イベント信号を送信し、電波中継器14が正常に動作していることを知らせる。続いてステップS25で定期通報タイマをリセットスタートし、再びステップS13のイベント信号の受信判別に戻る。
図8は図7のステップS12における中継制御テーブルの登録処理を示したフローチャートであり、発報登録による登録処理を示している。図8において、発報登録による登録処理は、ステップS31で中継制御テーブルの登録処理を行おうとする登録先ノードとなる例えば電波中継器14に、操作部31のスイッチ操作で登録待ち状態を設定する。
続いてステップS32で上り信号登録モードのスイッチ操作による設定を判別すると、ステップS33でイベント信号の受信を判別する。例えば図3に示したネットワークツリー構造における電波中継器14−1における登録処理を例に取ると、その下位に位置する電波中継器14−2及び無線式感知器16−1を被登録ノードとしてイベント信号を送信させる。
電波中継器14−2からのイベント信号の送信は、スイッチ操作で行う。また無線式感知器16−1からのイベント信号の送信は、感知器試験動作などにより送信させる。
このようなネットワークツリー構造の下位に位置する電波中継器14や無線式感知器16からのイベント信号の受信をステップS33で判別すると、ステップS34で、受信したイベント信号から送信元IDを取得し、ステップS35で送信元IDを中継制御テーブル54の子ノードIDに登録する。
中継制御テーブル54に子ノードのノードIDの登録が終了した後は、ステップS36で親ノードありを判別すると、ステップS37で親ノードに新たに登録された子ノードのIDを通知する。
またステップS38で子ノードからIDの登録通知を判別した場合は、ステップS39に進み、親ノードとして、通知されたノードのIDをその他のノードとして中継制御テーブル54に登録する。登録が完了すると、自動的に登録待ち状態が解除される。引き続き、他の端末の登録を行う場合には、再度、登録待ち状態を設定する。
このステップS36〜S39の処理により、上流側にノードがある場合には、上流側に新しいノードのIDを次々と通知してその他のノードとして登録させ、この通信は、ノードIDの通知が無線受信用中継器12に達するまで続けられることになる。
図9は図2の無線受信用中継器12における中継処理を示したフローチャートである。図9において、無線受信用中継器の中継処理は、ステップS41で電源投入に伴うハードウェアチェック及び定期通報タイマのリセットスタートを含む初期化処理を行った後、ステップS42で中継制御テーブルの登録処理を実行する。
続いてステップS43でイベント信号の受信の有無をチェックしており、イベント信号を受信すると、ステップS44に進んでイベント信号を解析し、ステップS4でイベント信号から得られた送信元IDと中継制御テーブルに登録している子ノードIDとを比較する。
ステップS46で送信元IDと登録している子ノードIDが一致した場合にはステップS47に進み、受信したイベント信号を有効として解析し、ステップS48で火災イベントであった場合には、ステップS49で火災発報信号をP型受信機10に送信する。
またステップS50で定期通報イベント信号を判別した場合には、ステップS51で該当ノードの定期通報タイマをリセットスタートする。続いてステップS52で無線受信用中継器12の下位に位置する無線式感知器16や電波中継器14のそれぞれにつき設けている定期通報タイマの中で、タイムアップした定期通報タイマがあるか否か判別し、タイムアップを判別した場合には、ステップS53で定期通報異常をP型受信機10に送信する。
図10は図9のステップS42における中継制御テーブル60の登録処理を示したフローチャートである。図10の登録処理にあっては、無線受信用中継器12の操作部47のスイッチ操作により登録待ち状態を設定したことを判別すると、ステップS62に進み、イベント信号の受信の有無をチェックする。
この状態で、例えば図3のネットワークツリー構造を例に取ると、無線受信用中継器12の下位に電波中継器14−1,14−3及び無線式感知器16−3が位置していることから、それぞれを被登録ノードとして順番にイベント信号を送信させる。このような下位ノードからのイベント信号の受信がステップS62で判別されると、ステップS63で、受信したイベント信号から送信元IDを取得し、ステップS64で送信元IDを中継制御テーブルの子ノードIDに登録する。登録が完了すると、自動的に登録待ち状態が解除される。引き続き、他の端末の登録を行う場合には、再度、登録待ち状態を設定する。
図11は本発明の無線防災システムにおける制御用の下り無線信号を対象としたネットワークツリー構造の一例を示した説明図である。図11において、ホストノードとしての無線受信用中継器12に対し、電波中継器14−1〜14−3、無線式制御器15−1〜15−4からなるネットワークツリー構造が設定され、無線受信用中継器12から無線式制御器15−1〜15−4に対し、制御指示の下り無線信号が制御イベント信号として送信されることになる。
このような下り無線信号を対象としたネットワークツリー構造にあっては、電波中継器14−1〜14−3及び無線受信用中継器12に、下り無線信号の通信経路を特定するためのプロトコルを実現する中継制御テーブル54−1〜54−3,60が設けられている。
図11のネットワークツリー構造は、図3に示した上り無線信号の場合と同じであることから、その中継制御テーブル54−1〜54−3としては、図4(A)(B)(C)に示した登録内容を使用することができる。
図4(A)〜(C)の中継制御テーブル54−1〜54−3につき、図11の下り無線信号の場合には、親ノードID及びその他のノードについて登録したノードIDが使用されることになる。
この下り無線信号を対象とした通信経路を特定する電波中継器14−1〜14−3における中継器処理は、図7のフローチャートにおけるステップS15,S19〜S22の処理となる。

即ち、ステップS15で下り無線信号であることを判別すると、ステップS1に進み、イベント信号から得られた送信元IDとテーブル登録の親ノードID比較し、ステップS20で両者が一致することを判別すると、ステップ21で宛先IDとテーブル登録の子ノードID及びその他のノードIDを比較し、ステップS22で両者が一致することを判別すると、ステップS1でイベント信号を中継送信することになる。

なお、上記の実施形態における例えば図4(A)〜(C)に示した中継制御テーブル54−1〜54−3にあっては、上り無線信号による通信経路を特定する子ノードIDの登録と、下り無線信号による通信経路を特定する親ノードIDの両方を登録した場合を例に取るものであったが、図3のような上り無線信号を対象としたネットワークツリー構造については子ノードIDのみを登録した中継制御テーブルとすればよく、また図11のような下り無線信号を対象としたネットワークツリー構造については親ノードID及びその他のID及び子IDのみを登録した中継制御テーブルとすればよい。
もちろん、同じ無線受信用中継器12をホストノードとして端末ノードに無線式感知器16と無線式制御器15の両方が存在する場合には、図4(A)〜(C)に示した親ノードID及びその他のID及び子IDの全てを登録した電波中継器の中継制御テーブルと、図4(C)の下り無線信号を対象とした無線受信用中継器12の中継制御テーブル60を使用すればよい。
また上記の実施形態は火災受信機としてP型受信機からの感知器回線に無線受信用中継器12を接続しているが、データ伝送機能を持つR型受信機に無線受信用中継器12を接続するようにしてもよい。
また上記の実施形態におけるホストノードとして機能する無線受信用中継器12は、火災イベント信号を受信した際の火災発報信号の送信、定期通報異常を検出した際の障害通知などの上位のP型受信機10に対する中継処理を行っているが、これに加えて火災判断処理や表示処理、更にはイベント情報の記憶などの処理を行うようにしてもよい。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
本発明による無線防災システムの実施形態を示した説明図 図1の実施形態に設けた実施形態を示したブロック図 本発明の無線防災システムにおける上り無線信号を対象としたネットワークツリー構造の一例を示した説明図 図2の無線式感知器、電波中継器及び電波受信用中継器に設けた中継制御テーブルを示した説明図 本実施形態で使用する上り無線信号と下り無線信号のフォーマットを示した説明図 図2の無線式感知器におけるセンサ処理を示したフローチャート 図2の電波中継器における中継処理を示したフローチャート 図7のステップS12における登録処理の詳細を示したフローチャート 図2の無線受信用中継器における中継処理を示したフローチャート 図9のステップS42における登録処理の詳細を示したフローチャート 本発明の無線防災システムにおける下り無線信号を対象としたネットワークツリー構造の一例を示した説明図
符号の説明
10:P型受信機
12:無線受信用中継器
14:電波中継器
15−1〜15−3:無線式制御器
16,16−1〜16−3:無線式感知器
18:感知器回線
20,30,40:CPU
22,32,42:無線通信部
24,34,38,43:アンテナ
26:センサ部
28:バッテリー
36,46:メモリ
44:有線通信部
45:表示部
47:操作部
48:電源部
50:センサ処理部
52:中継処理部
54,54−1〜54−3,60:中継制御テーブル
56:受信中継処理部
58:制御中継処理部
62:イベント記憶テーブル
64:上りイベント信号
66:下りイベント信号

Claims (9)

  1. 端末ノードから送信された上り無線信号を中継ノードで中継送信してホストノードで受信する無線ネットワークを用いた無線防災システムに於いて、
    前記中継ノードに、
    所定のネットワークツリー構造に対応した自己から1階層下位の子ノードを登録するノード登録部と、
    受信した上り無線信号の送信元が前記登録された子ノードと一致したときに、自己を送信元として中継送信する中継処理部と、
    を設けたことを特徴とする無線防災システム。
  2. 請求項1記載の無線防災システムに於いて、更に、前記ホストノードに、
    所定のネットワークツリー構造に対応した自己から1階層下位の子ノードを登録するノード登録部と、
    受信した上り無線信号の送信元が前記登録された子ノードと一致したときに受信処理を行う受信処理部と、
    を設けたことを特徴とする無線防災システム。
  3. 請求項1又は2記載の無線防災システムに於いて、
    前記ノード登録部は、各ノードに設定されたノード識別子を登録し、
    前記端末ノードは自己のノード識別子を付加した上り無線信号を送信し、
    前記中継ノードは、前記受信した上り無線信号のノード識別子に替えて自己のノード識別子を付加した上り無線信号を送信する
    ことを特徴とする無線防災システム。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の無線防災システムに於いて、
    前記端末ノードは火災を検出して発報無線信号を送信する無線式感知器であり、
    前記中継ノードは、前記無線式感知器から受信した発報無線信号を中継送信する電波中継器であり、
    前記ホストノードは火災受信機からの感知回線に接続され、前記無線式感知器からの発報無線信号を受信して火災受信機に発報信号を送信する無線受信用中継器であることを特徴とする無線防災システム。
  5. ホストノードから送信された下り無線信号を中継ノードで中継送信して端末ノードで受信する無線ネットワークを用いた無線防災システムに於いて、
    前記中継ノードに、
    所定のネットワークツリー構造に対応した自己から1階層上位の親ノード及び自己から1階層下位の子ノード及び前記子ノードより下位の階層位置するその他のノードを登録するノード登録部と、
    受信した下り無線信号の送信元が前記登録された親ノードと一致し、かつ、送信先が前記登録された子ノードまたはその他のノードと一致したときに、自己を送信元として中継送信する中継処理部と、
    を設けたことを特徴とする無線防災システム。
  6. 請求項5記載の無線防災システムに於いて、更に、前記ホストノードに、送信先となる前記端末ノードを登録するノード登録部を設けたことを特徴とする無線防災システム。
  7. 請求項5又は6記載の無線防災システムに於いて、
    前記ノード登録部は、各ノードに設定されたノード識別子を登録し、
    前記ホストノードは、送信元として自己のノード識別子と送信先となる端末ノードのノード識別子とを付加した下り無線信号を送信し、
    前記中継ノードは、前記受信した下り無線信号の送信元のノード識別子に替えて自己のノード識別子を付加した下り無線信号を送信することを特徴とする無線防災システム。
  8. 請求項5乃至7のいずれかに記載の無線防災システムに於いて、
    前記ホストノードは火災受信機から感知器回線を介して制御指示を含む下り信号を受信して無線送信する無線受信用中継器または無線式受信機であり、
    前記中継ノードは、前記無線受信用中継器から受信した下り無線信号を中継送信する電波中継器であり、
    前記端末ノードは受信した下り無線信号に含まれる制御指示に従って動作する無線式制御器であることを特徴とする無線防災システム。
  9. 端末ノードから無線送信された上り無線信号を中継ノードで中継送信してホストノードで受信すると共に、前記ホストノードから送信された下り無線信号を前記中継ノードで中継送信して端末ノードで受信する無線ネットワークを用いた無線防災システムに於いて、
    前記中継ノードに、
    所定のネットワークツリー構造に対応した自己から1階層上位の親ノード及び自己から1階層下位の子ノード及び前記ノードより下位の階層に位置するその他のノードを登録するノード登録部と、
    受信した上り無線信号の送信元が前記登録された子ノードと一致したとき及び、受信した下り無線信号の送信元が前記登録された親ノードと一致し、かつ、送信先が前記登録された子ノードまたはその他のノードと一致したときに、自己を送信元として中継送信する中継処理部と、
    を設けたことを特徴とする無線防災システム。
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