JP6317928B2 - 防災システム、受信機、鳴動音制御装置、及び警報信号受信装置 - Google Patents
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Description
また、鳴動音制御手段が受信機から鳴動機に鳴動用の電力を供給するための線路に取り付けられた鳴動音制御装置として構成されており、この電力の属性を変化させることにより鳴動音が変化するので、受信機や鳴動機については鳴動音変化のための特殊な構成を設けることなく、既設の線路に鳴動音制御装置を取り付けることで鳴動音を変化させることができるため、防災システムの増加コストを低減することが可能になり、防災システムの普及度を向上させることが可能になる。
また、受信機から鳴動機に鳴動用の電力を供給するための線路に取り付けられており、この電力の属性を変化させることにより鳴動音が変化するので、受信機や鳴動機については鳴動音変化のための特殊な構成を設けることなく、既設の線路に鳴動音制御装置を取り付けることで鳴動音を変化させることができるため、防災システムの増加コストを低減することが可能になり、防災システムの普及度を向上させることが可能になる。
まずは、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、防災システム、鳴動音制御装置、及び警報信号受信装置に関するものである。
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
最初に、実施の形態1について説明する。この形態は、異常出力機から出力された異常信号に基づいて受信機が鳴動機を鳴動させる際の鳴動音と警報信号受信手段から出力された警報信号に基づいて受信機が鳴動機を鳴動させる際の鳴動音とを、相互に異なる鳴動音とする形態である。
まず、実施の形態1に係る防災システムの構成について説明する。図1は、実施の形態1に係る防災システムの構成を示す概略図である。この図1に示すように、防災システム1は、受信機10、複数の感知器20、非常ベル30、機器収容箱40、鳴動音制御装置50、及び警報信号受信装置60を備えて構成されている。感知器20と機器収容箱40は受信機10に対して幹線2を介して図示のように接続されている。非常ベル30と機器収容箱40は受信機10に対してベル線3を介して図示のように接続されている。なお、感知器20、非常ベル30、及び機器収容箱40については、従来と同様に構成することができるので、その概要のみを説明し、詳細な説明を省略する。また、幹線2とベル線3は、実際にはそれぞれ一対のリード線として構成されているが、図1では簡略化して1本の線路として示す。
最初に、受信機10の構成について説明する。図2は、受信機10の電気的構成を機能概念的に示すブロック図である。この図2に示すように、受信機10は、入力部11、出力部12、通信部13、幹線端子14、ベル線端子15、記憶部16、及び制御部17を備えている。
入力部11は、受信機10の動作に必要な情報の入力を受け付ける入力手段であり、例えば、タッチパネル、スイッチ、及び外部入力端子を備える。受信機10のユーザは、例えば、タッチパネルやスイッチを介して、出力部12に監視状態を表示すべき監視区画を切り替えたり、警報出力を停止させたり、あるいは、これらの情報を任意の外部機器から外部入力端子を介して入力することができる。
出力部12は、受信機10の動作に必要な情報の出力を行う出力手段であり、例えば、スピーカ、ディスプレイ、表示灯、及び外部出力端子を備える。受信機10のユーザは、例えば、警報音をスピーカを介して出力させたり、監視区画の監視状態をディスプレイや表示灯を介して出力させたり、あるいは、これらの情報を任意の外部機器に対して外部出力端子を介して移報出力することができる。
通信部13は、警報信号受信装置60との通信を行う受信機側通信手段であり、例えば、警報信号受信装置60からの警報信号を無線にて受信するためのアンテナや復調を行うための復調部を備える。
幹線端子14は、幹線2を接続するための接続端子である。この幹線2を介して感知器20に電力を供給すると共に、この幹線2における電流変化を制御部において検知することで感知器20や機器収容箱40の発信機42からの異常信号を受信することができる。
ベル線端子15は、ベル線3を接続するための接続端子である。このベル線3を介して機器収容箱40及び非常ベル30に電力を供給することで、機器収容箱40の非常ベル41や非常ベル30を鳴動させることができる。
記憶部16は、受信機10の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。この記憶部16は、例えば、外部記憶装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されているが、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記憶媒体、又はDVDやブルーレイディスクの如き光学的記憶媒体を含む、その他の任意の記憶媒体を用いることができる(この点は他の装置や機器の記憶部も同様)。
制御部17は、受信機10を制御する制御手段である。この制御部17は、具体的には、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである(この点は他の装置や機器の制御部も同様)。特に、本実施の形態に係る受信機用プログラムは、任意の記憶媒体又はネットワークを介して受信機10にインストールされることで、制御部17の各部を実質的に構成する。
次に、図1の感知器20の構成についてその概要を説明する。感知器20は、監視領域における異常を検知した場合には、自己の表示灯を点滅又は点灯させる。また感知器20は、異常の非検知時には開いている幹線2との接点を、異常の検知時に閉じることで、異常信号を受信機10に向けて出力する。
次に、非常ベル30の構成についてその概要を説明する。非常ベル30は、ベル線3を介して受信機10から鳴動用の電力の供給を受けた場合に鳴動する。例えば、非常ベル30は、受信機10からの電力により駆動される直流モータを用いて鳴動するモータ式ベルとして構成されており、この電力が供給されている時間においてのみ鳴動を行うことから、この電力を断続供給することにより断続鳴動し、この断続供給の周期を変化させることによって断続鳴動の周期が変化する。
次に、機器収容箱40の構成についてその概要を説明する。機器収容箱40は、非常ベル41、発信機42、及び表示灯43を筐体に一体に設けて構成されている。非常ベル41は、上記非常ベル30と同様に構成されている。発信機42は、押しボタンスイッチがユーザによって押圧操作された場合に異常出力を行うもので、押しボタンスイッチの非押圧時には開いている幹線2との接点を、押しボタンスイッチの押圧時に閉じることで、異常信号を受信機10に向けて出力する。表示灯43は、非常ベル41と同様にベル線3からの電力を受けて点灯する。本実施の形態では、この機器収容箱40を介して、感知器20と非常ベル30が受信機10に接続されている。
次に、鳴動音制御装置50の構成について説明する。図4は、鳴動音制御装置50の電気的構成を機能概念的に示すブロック図である。この図4に示すように、鳴動音制御装置50は、通信部51、接点スイッチ52、記憶部53、及び制御部54を備えている。
通信部51は、警報信号受信装置60との通信を行う鳴動音制御装置側通信手段であり、例えば、警報信号受信装置60からの警報信号を無線にて受信するためのアンテナや復調を行うための復調部を備える。
接点スイッチ52は、ベル線3を開閉するための開閉スイッチであり、制御部54の後述する鳴動音制御部54aの制御により駆動される。
記憶部53は、鳴動音制御装置50の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。この記憶部53には、鳴動内容テーブル53aが記憶されている。この鳴動内容テーブル53aは、鳴動音の内容を特定するための鳴動音特定情報格納手段であり、図5に例示するように、項目「信号種別」及び項目「周期」を含み、これら各項目の情報を相互に対応付けて構成されている。項目「信号種別」の情報は、鳴動音制御装置50が受信した信号の種別を特定するための信号種別特定情報であり、「異常信号」と「警報信号」に大別されており、警報信号はさらに緊急地震速報、津波警報、豪雨注意報に大別されている。「異常信号」は、信号の種別=感知器又は発信機から出力された異常信号であることを示す。警報信号は、信号の種別=警報信号受信装置から受信した警報信号であることを示す。緊急地震速報は、信号の種別=警報信号としての緊急地震速報であることを示し、津波警報は、信号の種別=警報信号としての津波警報であることを示し、豪雨注意報は、信号の種別=警報信号としての豪雨注意報であることを示す。項目「周期」の情報は、鳴動音の周期を特定する鳴動音周期特定情報であり、例えば、「連続」は鳴動音を連続的に出力することを示し、「15秒」は、鳴動音を15秒間隔(15秒の連続鳴動と、15秒の休止との繰り返し)で出力することを示す。この鳴動内容テーブル53aは、防災システム1のユーザにより設定されて記憶部53に記憶される。
制御部54は、鳴動音制御装置50を制御する制御手段である。特に、本実施の形態に係る受信鳴動音制御装置用プログラムは、任意の記憶媒体又はネットワークを介して鳴動音制御装置50にインストールされることで、制御部54の各部を実質的に構成する。
次に、警報信号受信装置60の構成について説明する。図6は、警報信号受信装置60の電気的構成を機能概念的に示すブロック図である。この図6に示すように、警報信号受信装置60は、通信部61、記憶部62、及び制御部63を備えている。
通信部61は、監視領域の外部から出力された外部警報信号を無線受信すると共に、受信機10及び鳴動音制御装置50に警報信号を無線送信する警報信号受信装置側通信手段であり、例えば、外部警報信号を無線受信したり警報信号を無線送信したりするためのアンテナや復調や変調を行うための復変調部を備える。
記憶部62は、鳴動音制御装置50の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記憶する記憶手段である。
制御部63は、警報信号受信装置60を制御する制御手段である。特に、本実施の形態に係る警報信号受信装置用プログラムは、任意の記憶媒体又はネットワークを介して警報信号受信装置60にインストールされることで、制御部63の各部を実質的に構成する。
次に、このように構成される防災システム1によって実行される防災処理について説明する。この防災処理は、受信機10、鳴動音制御装置50、及び警報信号受信装置60への電源投入後にこれら各機器により繰り返して実行される。図7は、防災処理のフローチャートである。なお、以下では、「ステップ」を「S」と略記する。
次に、実施の形態2について説明する。この形態は、受信機が鳴動機を鳴動させている際に、この鳴動の原因とは異なる異常信号又は警報信号が出力された場合には、鳴動音の優先度を決定し、当該決定した優先度に基づいて鳴動音を制御する形態である。ただし、特に説明なき限りにおいて、構成及び処理については実施の形態1と同様であり、実施の形態1と同じ機能を有する構成要素には実施の形態1と同じ符号又は名称を付してその説明を省略する。
実施の形態2に係る防災システムは、実施の形態1に係る防災システムとほぼ同様に構成することができるが、受信機10から警報信号受信装置60に対しても無線信号を送信することが可能となっており、このため、受信機10の通信部13は、警報信号受信装置60に信号を無線送信するための変調部等を備え、警報信号受信装置60の通信部61は、受信機10からの信号を無線受信するための復調部等を備えて構成されている。また、鳴動音制御装置50の鳴動制御部54aは、異常出力機である感知器20や発信機42から出力された異常信号又は警報信号受信装置60から出力された警報信号に基づいて受信機10が鳴動機である非常ベル30、41を鳴動させている際に、当該鳴動の原因となった異常信号又は警報信号とは異なる異常信号又は警報信号が出力された場合には、鳴動音の優先度を決定し、当該決定した優先度に基づいて鳴動音を制御する鳴動音制御手段として構成されている。
次に、このように構成される防災システム1によって実行される防災処理について説明する。図8は、防災処理のフローチャートである。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、上述の内容に限定されるものではなく、発明の実施環境や構成の細部に応じて異なる可能性があり、上述した課題の一部のみを解決したり、上述した効果の一部のみを奏したりすることがある。例えば、従来のシステムよりも防災性を向上できない場合であっても、従来のシステムと同程度の防災性を従来のシステムとは異なる本願発明のシステムによって達成できている場合には、本願発明の課題が解決されている。
また、上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。例えば、受信機10や鳴動音制御装置50をそれぞれ複数の装置に分散して構成したり、鳴動音制御装置50(鳴動音制御手段)や警報信号受信装置60(警報信号受信手段)を受信機10の内部に統合したり、鳴動停止条件テーブル16aや鳴動内容テーブル53aをそれぞれ複数のテーブルに分散したり、受信機10又は鳴動音制御装置50の一方の機能の一部を他方に持たせたりしてもよい。また、各部を分散する場合において、これら各部の相互間の連携は、有線と無線のいずれか一方又は両方により行うことができる。
複数の実施の形態が記載されている場合において、これら複数の実施の形態の相互間においては、その構成や処理の一部を相互に入れ替えたり、一方の構成や処理を他方に適用したりしてもよい。
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
警報信号受信装置60から受信機10や鳴動音制御装置50に対して警報信号を出力する場合には、受信機10や鳴動音制御装置50を一意に識別するためのIDを警報信号に含めて送信することとし、これら受信機10や鳴動音制御装置50においては受信した警報信号に含まれているIDが自己に予め設定されているIDと一致する場合にのみ、当該警報信号に基づく処理を行うようにしてもよい。
感知器20や発信機42から受信機10への異常信号の出力は、直接的に、又は公知の無線中継器を介して間接的に、無線にて行うようにしてもよい。また、受信機10から非常ベル30、41を鳴動させる場合、受信機10から信号を無線送信し、この信号を受信した公知の無線中継器が非常ベル30、41に電力を供給するようにしてもよい。
鳴動音の制御内容は変更可能であり、例えば、警報信号受信装置60から出力された警報信号に基づいて鳴動させる際の鳴動音に関しては、警報信号の種別に関わらず、同じ鳴動音としてもよい。あるいは、さらに警報信号以外の条件に基づいて鳴動音を変えるようにしてもよく、例えば、警報信号受信装置60に試験ボタンを設けておき、この試験ボタンが押圧された場合には、警報信号受信装置60から試験用警報信号を出力するようにし、この試験用警報信号に基づいて鳴動機を鳴動させる際の鳴動音の属性を、警報信号に基づいて鳴動させる際の鳴動音とは異なる属性にしてもよい。
鳴動音の鳴動停止条件は変更可能であり、例えば、警報信号受信装置60から出力された警報信号に基づいて鳴動させた際の鳴動音を停止させる際の鳴動停止条件に関しては、警報信号の種別に関わらず、同じ鳴動停止条件としてもよい。あるいは、上述のように試験用警報信号に基づいて鳴動機を鳴動させた際の鳴動音の鳴動停止条件に関しては、最も短時間(例えば5秒間)で鳴動が停止するような停止条件とすることで、試験動作時のユーザの煩わしさを解消してもよい。
実施の形態2においては、警報信号より異常信号の優先度が高い場合について説明したが、異常信号より警報信号の優先度が高いものとしてもよい。また、警報信号の種別によって優先度を変えたり、異常信号を出力した機器の種別や設置位置によって優先度を変えたりしてもよい。例えば、鳴動音制御装置50の鳴動制御部54aは、警報信号受信装置60から受信した警報信号に含まれる種別識別子に基づいて、警報信号の種別を特定し、当該特定した種別に対応する優先度を決定し(種別=緊急地震速報の場合には優先度=1、種別=津波警報の場合には優先度=2、種別=豪雨注意報の場合には優先度=3等)、最も高い優先度に応じた鳴動音が鳴るように制御を行う。この優先度や、上述したように記憶部53に予め設定しておくことができるが、ユーザが任意に変更できるようにしてもよく、例えば、沿岸部から十分に離れた建物に設定される防災システム1においては、種別=津波警報の場合の優先度を比較的低くし、沿岸部に近い建物に設定される防災システム1においては、種別=津波警報の場合の優先度を比較的高くすることができる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、付記1に記載の防災システムは、監視領域に設置された異常出力機と鳴動機とを受信機に対して通信可能に接続して構成された防災システムであって、監視領域の外部から出力された外部警報信号を受信する警報信号受信手段と、前記異常出力機から出力された異常信号に基づいて前記受信機が前記鳴動機を鳴動させる際の鳴動音と、前記警報信号受信手段から出力された警報信号に基づいて前記受信機が前記鳴動機を鳴動させる際の鳴動音とを、相互に異なる鳴動音とする鳴動音制御手段とを備える。
付記1に記載の防災システムによれば、監視領域の異常出力機から出力された異常信号に基づく鳴動機の鳴動音と、監視領域の外部からの外部警報信号に起因する警報信号に基づく鳴動機の鳴動音とが、相互に異なる鳴動音になるので、監視領域に設置された異常出力機で検知等することができる異常に加えて、異常出力機で検知等することができない異常に関しても、鳴動機を鳴動させることで報知を行うことが可能になる。さらに、鳴動音を変えることで、異常等の種別が認識可能となるようにユーザに対する報知を行うことが可能になる。
2 幹線
3 ベル線
10 受信機
11 入力部
12 出力部
13 通信部
14 幹線端子
15 ベル線端子
16 記憶部
16a 鳴動停止条件テーブル
17 制御部
17a 電力制御部
20 感知器
30 非常ベル
40 機器収容箱
41 非常ベル
42 発信機
43 表示灯
50 鳴動音制御装置
51 通信部
52 接点スイッチ
53 記憶部
53a 鳴動内容テーブル
54 制御部
54a 鳴動制御部
60 警報信号受信装置
61 通信部
62 記憶部
63 制御部
63a 通信制御部
Claims (8)
- 監視領域に設置された異常出力機と鳴動機とを受信機に対して通信可能に接続して構成された防災システムであって、
監視領域の外部から出力された外部警報信号を受信する警報信号受信手段と、
前記異常出力機から出力された異常信号に基づいて前記受信機が前記鳴動機を鳴動させる際の鳴動音と、前記警報信号受信手段から出力された警報信号に基づいて前記受信機が前記鳴動機を鳴動させる際の鳴動音とを、相互に異なる鳴動音とする鳴動音制御手段とを備え、
前記鳴動機は、当該鳴動機に供給される電力に応じて当該鳴動機の鳴動音を変化させるベルであり、
前記鳴動音制御手段は、
前記鳴動機を前記受信機に接続するための線路であって、前記受信機から前記鳴動機に鳴動用の電力を供給するための線路に取り付けられた、鳴動音制御装置として構成され、
前記警報信号受信手段から出力された警報信号に基づいて、前記鳴動用の電力の属性を変化させることにより、前記鳴動機を鳴動させる際の鳴動音を変化させる、
防災システム。 - 前記鳴動音制御手段は、前記警報信号受信手段から出力された警報信号に基づいて前記受信機が前記鳴動機を鳴動させる際の鳴動音を、前記警報信号の種別に応じて異なる鳴動音とする、
請求項1に記載の防災システム。 - 前記鳴動音制御手段は、前記異常出力機から出力された異常信号又は前記警報信号受信手段から出力された警報信号に基づいて前記受信機が前記鳴動機を鳴動させている際に、当該鳴動の原因となった異常信号又は警報信号とは異なる異常信号又は警報信号が出力された場合には、鳴動音の優先度を決定し、当該決定した優先度に基づいて鳴動音を制御する、
請求項1又は2に記載の防災システム。 - 前記受信機は、前記警報信号受信手段から出力された警報信号に基づいて前記鳴動機を鳴動させた場合、前記警報信号の種別に応じた異なる鳴動停止条件に基づいて、前記鳴動機の鳴動を停止させる、
請求項1から3のいずれか一項に記載の防災システム。 - 前記警報信号受信手段は、監視領域の外部から出力された外部警報信号を受信した場合に、前記受信機及び前記鳴動音制御手段に対して警報信号を無線出力する、警報信号受信装置として構成された、
請求項1から4のいずれか一項に記載の防災システム。 - 監視領域に設置された異常出力機と鳴動機とに対して通信可能に接続された受信機であって、
監視領域の外部から出力された外部警報信号を受信する警報信号受信手段からの警報信号に基づいて、前記鳴動機を鳴動させるものであり、
前記鳴動機は、当該鳴動機に供給される電力に応じて当該鳴動機の鳴動音を変化させるベルである、
受信機。 - 監視領域に設置された鳴動機を受信機に接続するための線路であって、前記受信機から前記鳴動機に鳴動用の電力を供給するための線路に取り付けられた鳴動音制御装置であり、
監視領域に設置された異常出力機から出力された異常信号に基づいて前記受信機が前記鳴動機を鳴動させる際の鳴動音と、監視領域の外部から出力された外部警報信号を受信する警報信号受信手段からの警報信号に基づいて前記受信機が前記鳴動機を鳴動させる際の鳴動音とを、相互に異なる鳴動音とし、
前記警報信号受信手段から出力された警報信号に基づいて、前記鳴動用の電力の属性を変化させることにより、前記鳴動機を鳴動させる際の鳴動音を変化させる、
前記鳴動機は、当該鳴動機に供給される電力に応じて当該鳴動機の鳴動音を変化させるベルである、
鳴動音制御装置。 - 監視領域に設置された異常出力機と鳴動機とに接続された受信機と、前記鳴動機を鳴動させる際の鳴動音を変化させる鳴動音制御装置とに対して、警報信号を無線出力する警報信号受信装置であり、
前記監視領域の外部から出力された外部警報信号を受信した場合に、警報信号を無線出力するものであり、
前記鳴動機は、当該鳴動機に供給される電力に応じて当該鳴動機の鳴動音を変化させるベルである、
警報信号受信装置。
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