JP2013175086A - 警報システム及びその連動システム - Google Patents

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Abstract

【課題】小型且つ簡易、低コストの温度測定チップと、これとは別に分離配置され、警報部を備える警報器とにより、所定局所の温度をスポット的に観測して火災を検知して警報する。
【解決手段】所定局所それぞれに、警報器100−1〜100−4毎に割当てた複数の温度測定チップ10−11〜10−43を配置して警報システムA1〜A4を形成する。例えば警報システムA1の警報器100−1に割当てた温度測定チップ10−11〜10−13はストーブやくず入れなどの所定局所の温度観測結果が示す温度に基づき火災を検知した場合に火災検知信号を警報器100−1へ送信して火災警報を報知出力する。また警報器100−1は他の警報システムA2〜A4の警報器100−2〜100−4へ火災連動信号を送信して火災警報を出力させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、監視領域内の、所定局所の温度をスポット的に観測して、火災を検知して警報する警報システム及びその連動システムに関する。
従来、住宅等における火災を検知して警報する警報器が普及している。このうち、住宅用火災警報器を住警器と言う。
例えば、このような住警器にあっては、電池電源で動作し、住警器内に火災を検知するセンサ部と火災を警報する警報部を一体に備え、センサ部の検出信号に基づき火災を検知すると警報部から所定パターンの火災警報音を出力するようにしており、所謂自動火災報知設備のように受信機等を必要とせず住警器単体で火災監視と警報報知ができることから、設置が簡単でコスト的にも安価であり、一般住宅での設置義務化に伴い広く普及している。
また、複数の住警器間で通信を行うことによって、任意の住警器で火災警報音が出力されると、他の住警器でも連動して火災警報音を出力させる連動型の住警器も実用化され、普及している。
特開2007−094719号公報 実用新案登録第3143139号公報 特開2009−140236号公報
火災が発生する場所の多くは各種ストーブ、ガスコンロ等の火気を使用している場所、喫煙などで火気を使用する場所、くず入れ等であり、放火の場合にはゴミの集積場所や物置等である。このような場所で発生する火災を早期に発見するためには、これらの場所は又はその近傍に住警器を設置すればよいが、現在の住警器やその他の火災警報器は、例えば所定の監視領域全体を見渡せる天井面や壁面上部に設置しており、この監視領域の中の更に局所に場所を絞りスポット的に火災を監視するようにはなっていない。
これを解決するために住警器を局所毎に配置することは、住警器の設置台数が増加することになり合理的でない。
スポット的に火災を監視する別の方法としては、例えば監視対象機器や監視対象場所或いはその近傍に温度センサを設置し、火災を検知して火災検知信号を出力するようにすれば良い。しかし、火災を検知して警報するためには、温度センサを用いたセンサ部以外に音響警報や表示を行う警報部が必要であり、そうすると従来の住警器と同等のものを各種ストーブやくず入れといった場所に直接配置して火災を監視することになり、コストも高くなり、実用化は困難である。
また、住警器は煙や熱気流の対流を考慮して火災を検知し易い場所、例えば天井面や壁面上部に取り付けるようにしているが、センサ部と警報部、更には各種操作部が一体となっていることから、例えば高所に設置されているために操作部に手が届かず操作し難かったりするといったように、センサ部の設置に適した場所が必ずしも警報部や操作部の設置に適した場所と一致しないという問題点もあった。
本発明は、小型且つ簡易、低コストの温度測定チップと、これとは別に分離配置され、警報部を備える警報器とにより、例えば火気使用機器の内部や外表面、発熱源となる機器内部や外表面、くず入れの中や外表面、ごみ集積場所、それらの近傍、といった所定局所の温度をスポット的に観測して火災を検知して警報する警報システム及びその連動システムを提供することを目的とする。
(警報システム)
本発明は、警報システムに於いて、
所定局所に配置し、観測点の温度を観測して温度観測結果に基づきて火災を検知した場合に火災検知信号を送信する複数の温度測定手段と、
複数の温度測定手段の何れかから火災検知信号を受信した場合に火災警報を出力する警報手段と、
を備えたことを特徴とする。
(単一閾値による火災検知)
温度測定手段は、温度観測結果が示す温度が所定の閾値温度以上の場合に火災を検知して火災検知信号を警報手段へ送信する。
(2段階閾値による火災検知)
温度測定手段は、温度観測結果が示す温度が所定の第1閾値温度以上の場合に火災予兆を検知して火災予兆検知信号を警報手段へ送信し、温度観測結果が示す温度が第1閾値温度より高い所定の第2閾値温度以上の場合に火災を検知して火災検知信号を警報手段へ送信し、
警報手段は、複数の温度測定手段の何れかから火災予兆検知信号を受信した場合に火災予報警報を出力し、複数の温度測定手段の何れかから火災検知信号を受信した場合に火災警報を出力する。
(警報手段の連動)
警報手段は、複数の温度測定手段の何れかから火災検知信号を受信した場合に火災警報を出力すると共に他の警報システムの警報手段へ火災連動信号を送信して火災警報を出力させ、他の警報システムの警報手段から火災連動信号を受信した場合に、連動先を示す火災警報を出力する。
(連動システム)
本発明は、連動システムに於いて、
所定局所に配置し、観測点の温度を観測して温度観測結果に基づき火災を検知した場合に火災検知信号を送信する1又は複数の温度測定手段と、
1又は複数の温度測定手段の何れかから火災検知信号を受信した場合に火災警報を出力すると共に他の警報システムの警報手段へ火災連動信号を送信して火災警報を出力させ、一方、他の警報システムの警報手段から火災連動信号を受信した場合に、連動先を示す火災警報を出力する警報手段と、
を備えた警報システムを複数設け、
複数の前記警報システムのうち少なくともひとつは温度測定手段を複数備えるものであること、
を特徴とする。
(基本的な効果)
本発明によれば、所定局所に温度測定手段を設置し、温度測定手段は温度観測結果が示す温度に基づき火災を検知して火災検知信号を警報手段へ送信し、警報手段は温度測定手段から火災検知信号を受信して警報報知する警報システムを構成したため、温度測定手段は例えば各種ストーブ、ガスコンロ等の火気を使用している機器やその設置場所、喫煙などで火気を使用する場所、特に寝タバコをするベッドや寝室の所定場所、更にはくず入れ等、その他相対的に火源となる可能性の高い機器や場所或いはそれらの近傍等、所定局所に設置することで、スポット的に観測した温度観測結果が示す温度に基づき火災を検知して火災検知信号を警報手段に送り、所定局所で発生した火災を迅速且つ確実に警報することで、利用者に適切に対処させるができる。
(監視領域を拡大する効果)
また警報手段に割当てて管理する温度測定手段を配置する所定局所は、警報手段の通信範囲内となる領域まで拡大することができ、広い監視領域に対しても、安価な温度測定手段を配置するだけで良く、警報手段を増設する必要がないので、例えば低コストになる。
(警報手段の設置による効果)
警報手段は、温度監視を必要とする場所に制約されることなく、警報音が聞こえ易く、警報表示が見えやすく、またスイッチ操作等が容易にできる場所に自由に設置することができる。このようにして、センサ部である温度測定手段と警報部である警報手段とを、それぞれ最適な場所に設置することができる。
(温度測定手段の配置による効果)
特に本発明による温度測定手段は所定局所に直接配置しており、従来の火災に伴う熱気流による温度上昇を検知して発報する熱式の火災感知器や住警器に比べ、火災の初期段階での温度上昇から火災あるいは火災の兆候を迅速に検知し、警報器から火災警報を報知して利用者に適切に対処させることができる点で優れている。
(温度測定手段の小型化等による効果)
またセンサ部として機能する温度測定手段は警報部を設けていないことに伴い小型化、低消費電力化が可能となり、例えば監視しようとする部屋などに警報手段1台を設置し、これに対し複数の温度測定手段を準備して所定局所に配置してマルチスポット的に観測した温度に基づき火災を検知して警報する警報システムを充分に低いコストで簡単且つ容易に実現できる。
(温度測定手段で異状を検知する効果)
また、温度測定手段の温度観測結果が示す温度に基づき火災を検知して警報手段へ火災検知信号を送信しているため、警報手段側で観測した温度観測結果が示す温度に基づき火災を検知する処理が不要となり、警報手段側の処理負担を軽減できる。
(2段階の閾値による効果)
また、温度測定手段は、温度異状を検知する閾値温度を高低2段階に設定し、低いほうの閾値温度以上で過熱等の火災の兆候を示す火災予兆を検知して火災予兆検知信号を送信して警報手段で火災予報警報を出力し、高い方の閾値温度以上で火災を検知して火災検知信号を送信して警報手段で火災警報を出力することで、利用者は火災警報の前に出される火災予報警報により火災の兆候を早い段階で知って適切な対応とることができる。
(警報システムの連動による効果)
また1台の警報手段とこれに割当てられた複数の温度測定手段により1つの警報システムを形成し、この警報システムを複数設けて例えば各部屋に配置することを可能としたため、ある部屋の警報システムで火災を検知して警報した場合に、火災連動信号を他の部屋の警報システムへ送信して警報報知させることができ、複数の警報システムの間のマルチ通信ネットワークを柔軟且つ適切に構築し、戸建住宅、集合住宅、学校、病院、オフィスビルなどの監視領域に対応してマルチスポット的にきめ細かく火災を検知して、早期に警報することができる。
(屋外監視による効果)
また本発明による温度測定手段は場所によらず簡単且つ容易に設置して使用できるため、屋内に限らず屋外の適宜の場所に温度測定手段を設置することで、例えば屋外のゴミ集積場所や物置等への放火に対しても火災が拡大する前の早い段階で報知し、利用者は火災を知って適切に対処することを可能とする。
本発明による警報システムの設置例を示した説明図 本発明による警報システムの概略構成を示した説明図 温度測定チップの外観及び構造を示した説明図 温度測定チップの機能構成の概略を示したブロック図 警報器の機能構成の概略を示したブロック図 温度測定チップの他の実施形態を示した説明図 温度測定チップの他の実施形態を示した説明図 温度測定チップの他の実施形態を示した説明図 温度測定チップの他の実施形態を示した説明図
[警報システムの構成]
(システム構成の概略)
図1は本発明による警報システムの住宅に対する設置例であり、図2に警報器と温度測定チップを取り出して警報システムの概略構成を示している。本発明の警報システムは、1台の警報器と1又は複数の温度測定チップで構成する。
温度測定チップ10(10−11〜10−43)は、所定局所に配置し、観測点の温度を観測(取得)して温度観測結果が示す温度に基づき火災を検知した場合に火災検知信号を送信する温度測定手段であり、警報器100(100−1〜100−4)は、それぞれに割当てられて管理している温度測定手段からの火災検知信号を受信した場合に火災警報を出力する警報手段であり、温度測定手段は、これを管理する警報手段の通信範囲内の、所定局所に配置する。
(警報器と温度測定チップの配置)
図1及び図2において、住宅14の台所、居間、子供部屋、居間など各部屋に分けて、警報器100−1〜100−4を設置し、警報器100−1〜100−4のそれぞれに対応して、温度測定チップ10−11〜10−13,10−21〜10−23,10−31〜10−33,10−41〜10−43を割当配置し、警報システムA1〜A4を構成する。
即ち、警報システムA1は警報器100−1と温度測定チップ10−11〜10−13で構成し、警報システムA2は警報器100−2と温度測定チップ10−21〜10−23で構成し、警報システムA3は警報器100−3と温度測定チップ10−31〜10−33で構成し、更に、警報システムA4は警報器100−4と温度測定チップ10−41〜10−43で構成する。
台所の警報システムA1を例にとると、温度測定チップ10−11〜10−13はそれぞれ観測点の温度を観測し、温度観測結果が示す温度に基づいて火災を検知した場合に火災検知信号を警報器100−1に送信する。警報器100−1は火災検知信号を受信して火災警報を出力する。
警報器100−1と温度測定チップ10−11〜10−13の間は所定の第1通信プロトコルに従った通信経路11となり、温度測定チップ10−11〜10−13はこの経路を介して警報器100へ、警報システムA1に固有な警報グループ符号を含めた信号を送信する。他の警報システムA2〜A4についても同様である。
また図1の例にあっては、警報システムA1〜A4に設けた警報器100−1〜100−4の間で連動グループを形成し、全体として連動システムとなっている。警報器100−1〜100−4の間は所定の第2通信プロトコルに従った通信経路12となり、所定の連動グループ符号を含めた信号を送信することで、複数の警報システムで構成される連動グループ内での通信を可能とする。例えば警報器100−1が温度測定チップ10−11〜10−13の何れかからの火災検知信号を受信して連動元を示す火災警報を出力した場合、他の警報システムA2〜A4の警報器100−2〜100−4へ火災連動信号を送信して、これを受信した警報器100−2〜100−4に、連度先を示す火災警報を出力させる。
このように本発明は、1台の警報器100で1又は複数の温度測定チップ10を管理する警報システムを少なくとも1つ含む、複数の警報システムを連動させる。
ここで、警報器100で複数の温度測定チップ10を管理するとは、警報器100に複数の温度測定チップ10を割り当て、この割り当てた複数の温度測定チップ10の何れかが送信した火災検知信号を警報器100で受信した場合に火災警報を出力することをいう。
また複数の警報システムを連動させるとは、1の警報システムの警報器が、当該警報器の管理する複数の温度測定チップの何れかが送信した火災検知信号を有効受信して連動元を示す火災警報を出力した場合に、火災警報を出力すると共に火災連動信号を生成し、当該火災連動信号を他の警報システムの警報器へ送信して連動先を示す火災警報を出力させ、一方、他の警報システムの警報器の何れが送信した火災連動信号を受信した場合に、連動先を示す火災警報を出力することをいう。
なお、以下の説明は警報器100−1〜100−4の連動グループを形成した場合の連動システムを例にとるが、連動グループはこのうち一部の警報システムで形成しても良いし、連動グループを形成せず警報システムA1〜A4をそれぞれ独立したシステムとして使用するようにしても良い。また、以下、警報器100−1〜100−4及び温度測定チップ10−11〜10−43をそれぞれ区別しない場合は警報器100及び温度測定チップ10という。
ここで温度測定チップ10−11〜10−43が観測する観測点の温度は、温度検出素子の検出信号に基づいて観測した温度を示す指標となる温度情報であり、これを「温度」或いは「測定温度」という。
温度測定チップ10は住宅14における例えば火気使用機器の内部や外表面、発熱源となる機器内部や外表面、くず入れの中や外表面、それらの近傍、といった所定局所に配置することができる。住宅14における所定局所としては、例えば台所のガスコンロ13の周辺、台所、居間及び子供部屋に設置しているストーブ14やくず入れ15、寝タバコをする主寝室のベッド16、居間に設置しているテレビ17を例にとっている。
例えば警報システムA1を設けた台所を例にとると、警報器100−1を壁面などの操作しやすい位置に設置すると共に、ストーブ14の外表面に温度測定チップ10−11を直接設置し、くず入れ15の内部に温度測定チップ10−12を設置し、ガスコンロ13の近傍に温度測定チップ10−13を配置している。
本実施形態の警報システムにあっては、温度測定チップ10を1又は複数配置し、これを1台の警報器100に割当てて管理している。このため警報器100に割当てた1又は複数の温度測定チップ10は、これらを管理する警報器100の通信範囲に入る所定局所に配置する。警報装置100の通信範囲とは、警報装置100に割当てて管理している温度測定チップ10から送信した信号が、警報装置100で有効受信できる通信距離に入る範囲をいう。
図1ないし図2に示すシステムは、このような警報器100とこれに割当てて管理している温度測定チップ10の組み合わせを4つ設けている。
また警報器100は管理している温度測定チップ10が通信範囲内にあれば、警報器100を温度測定チップ10と異なる部屋に設置しても良い。また、同じ警報システムに属する温度測定チップ10同士も、同じ部屋に設置されている必要は無い。
[温度測定チップの構成]
(温度測定チップの外観・構造)
図3は図1に設けた温度測定チップの外観を示した説明図であり、図3(A)に平面を、図3(B)に内部構造の断面を、図3(C)に底面を示している。
図3において、温度測定チップ10は例えば合成樹脂で成型した一端(図3(B)の図示下方)に開口した円盤状のカバー18と、カバー18の開口側に装着したベース20で筐体を構成し、筐体の内部に回路基板22を収納している。カバー18の表面には温度測定チップを特定する登録番号を示したシール45を必要に応じて貼る。
回路基板22とベース20の間には釦電池24を収納し、釦電池24の正極には正極端子金具32を接触し、釦電池24の回路基板22側に位置する端面の負極には、負極端子金具30を接触している。
釦電池24はベース20の開口穴に対する電池蓋26の装着で固定している。電池蓋26は外周内側の相対した2箇所にL字形の嵌合突起を形成し、ベース20の開口に形成した嵌合切欠にL字形の嵌合突起を嵌め入れて回すことでロックできる。電池蓋26には釦電池24を着脱する際の回動操作のため硬貨等を嵌合する嵌合溝28を形成している。
回路基板22の図示上側面には制御チップ38と通信チップ40を実装し、更にカバー18に形成したスリット(開口)42の内側には、外気が通流する位置に温度検出素子36を実装している。温度検出素子36としては観測点(感熱部)の温度に応じて例えば抵抗値が変化するサーミスタなどの適宜の温度検出素子を使用する。
また回路基板22にはLED46を実装し、これに相対してカバー18側に透明樹脂などを用いた表示窓44を配置している。
ベース20の表面外周には取付シート34を設ける。取付シート34はマグネットシート又は粘着シートなどであり、監視対象とする機器や場所の取付面に簡単に取り付け配置することができる。なお、取付手段および方法は任意であり、取付シート34以外に、フックやクリップ、紐などの適宜の手段を必要に応じて設けることができる。
(温度測定チップの機能構成)
図4は温度測定チップの機能構成の概略を示したブロック図である。温度測定チップ10は、温度検出素子36、温度監視制御部48、アンテナ52を接続した通信部50を備え、図3に示した釦電池24による電源供給を受けて動作する。温度監視制御部48は、図3の制御チップ38に対応し、例えばプログラムの実行により実現される機能である。ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路又はワイヤードロジック回路等を使用する。
通信部50は図3の無線通信チップ40に対応し、警報器100−1との間で所定の第1通信プロトコルに従って信号を送受信する。第1通信プロトコルとしては、例えばRFID(Radio Frequency IDentification「電波による個体識別」の略)に割当てられた900MHzの周波数、即ち950〜957MHzを使用したセンサネットワーク用の近距離通信プロトコル等を使用する。この信号は、送信元を示す送信元符号、警報グループ符号、制御コマンドや温度等のデータを含む形式とする。
温度検出素子36は前述したように例えばサーミスタを使用し、この場合、温度による抵抗値の変化に対応した電圧検出信号を温度監視制御部48へ出力する。
温度監視制御部48は、温度検出素子36からの検出信号に基づき所定周期毎に観測点の温度観測結果に基づく温度を観測し、温度観測結果が示す温度が閾値温度Tth以上、例えばTth=75℃以上の場合に火災を検知し、通信部50に指示し、警報器100へ火災検知信号を出力させる制御を行う。火災検知は、複数回に亘り観測した温度から温度変化率を求め、この温度変化率(上昇率)が予め定めた変化率の閾値以上となった場合に検知するようにしても良い。その他、温度に基づき各種演算等により火災を検知するようにして良い。
また温度監視制御部48は、通信部50に指示した火災検知信号の送信中に、温度検出素子36からの検出信号に基づき所定周期毎に観測した観測点の温度が閾値温度Tth=75℃を下回る状態が例えば所定時間継続した場合或いは例えば所定回数連続した場合、火災の復旧(火災検知状態が解消したこと)を検知し、通信部50に指示し、警報器100へ火災復旧信号を出力させる制御を行う。
[警報器の構成]
図5は警報器100−1の概略構成を示したブロック図である。また図5では、警報システムA1の警報器100−1の概略構成を示しているが、他の警報システムA2〜A4の警報器100−2〜100−4も同様となる。
(警報器の機能構成)
図5において、警報器100−1は、警報制御部102、アンテナ106を接続した第1通信部104、アンテナ110を接続した第2通信部108、報知部112、操作部114を備え、図示しない電池電源により動作する。
警報制御部102は、例えばプログラムの実行により実現される機能である。ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路又はワイヤードロジック回路等を使用する。
第1通信部104は、警報制御部102の指示を受け、温度測定チップ10−11〜10−13との間で、第1通信プロトコルに従って信号を送受信する。この信号は、送信元を示す送信元符号、警報グループ符号、火災などの事象符号を適宜含む形式とする。前述の火災検知信号はこの信号に該当する。警報グループ符号は警報システムA1に固有な符号であり、このような警報グループ符号を使用することで、隣接する他の警報システムA2〜A4との間で火災検知信号が混信することを避けることができる。
第2通信部108は他の警報システムの警報器100−2〜100−4との間で所定の第2通信プロトコルに従って連動信号を送受信する。連動信号は、各警報器100に固有の識別子として割り当てられ、信号を送信する際に送信元を示す符号としても使用される送信元符号、自己が属する連動グループを示す連動グループ符号、火災などの事象を示す事象符号を含む形式とする。警報器100−1は警報器100−2〜100−4との間で第2無線通信プロトコルに従って連動信号を送受信する連動グループを形成し、連動グループ符号はこのグループ固有の符号とする。このような連動グループ符号を使用することで、隣接する他のグループとの間で連動信号が混信することを避けることができる。
第2通信プロトコルによる通信は、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)又はSTD−T67(特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備の標準規格)に準拠する。
報知部112は、スピーカ、LED及びそれぞれの駆動回路を備え、必要に応じ警報制御部102の指示によりスピーカから警報音を出力すると共にLEDにより警報表示を行う。操作部114は警報音及び又は警報表示を停止するための操作を受け付ける警報停止スイッチなどの各種スイッチを備える。
警報制御部102は、CPUのプログラム実行などにより実現する機能であり、次の制御を行う。
(火災警報制御)
警報制御部102は、第1通信部104を介して例えば台所のストーブ14に配置した温度測定チップ10−11から送信された第1通信プロトコルに従った火災検知信号の有効受信を検知した場合、報知部112から連動元を示す火災警報を出力させる制御を行う。この場合の火災警報として例えば「ピーピー 1番で火災を検知しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共にLEDを例えば点灯して行う。ここで「1番」は火災を検知した温度測定チップ10−11を特定する情報である。
即ち、温度測定チップ10から警報器100へ送信する火災検知信号には、送信元の温度測定チップ10を特定するための符号(送信元符号)が含まれている。そして、各温度測定チップを特定する符号と火災警報の音声メッセージ内容とは、初期設定等によって警報器100のメモリ内で関連付けられている。このため、上記のように火災を検知した温度測定チップを認識し、これに対応して、火災警報の音声メッセージは例えばその設置場所を示す情報を含めた内容とすることができる。
また、警報制御部102は、報知部112から災警報を出力させた場合、第2通信プロトコルに従った火災連動信号を生成し、第2通信部108に指示し、他の警報システムの警報器100−2〜100−4へ火災連動信号を送信させる制御を行い、当該火災連動信号を受信した他の警報システムの警報器100−2〜100−4で連動先を示す火災警報を出力させる。この場合の連動先を示す火災警報としては例えば「ピーピー 別の場所の1番で火災を検知しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共にLEDを例えば点灯して行う。
また、警報制御部102は、第2通信部108を介して他の警報システムの警報器100−2〜100−4の何れかが送信した火災連動信号の有効受信を検知した場合、報知部112からの連動先を示す火災警報を出力させる制御を行う。
なお、「信号の有効受信を検知」とは、受信した信号に含まれる警報グループ符号又は連動グループ符号が、受信装置である自己のメモリに予め登録した警報グループ符号又は連動グループ符号に一致して自己に宛てた信号と認識し、更に、信号内容としても異状が無いことを認識したことを意味する。以下、このような有効受信を含め、単に受信ということがある。
(火災復旧制御)
警報制御部102は、第1通信部104を介して温度測定チップ10から第1通信プロトコルに従った火災復旧信号の有効受信を検知した場合、報知部112からの連動先を示す火災警報出力を停止させると共に、第2通信プロトコルに従った火災復旧連動信号を生成し、第2通信部108に指示し、当該火災復旧連動信号を他の警報システムの警報器100−2〜100−4へ送信させる制御を行い、これを受信した他の警報システムの警報器100−2〜100−4に、連動先を示す火災警報出力を停止させる。
また警報制御部102は、第2通信部108を介して他の警報システムの警報器100−2〜100−4の何れかが送信した火災復旧連動信号の有効受信を検知した場合に、報知部112からの連動先を示す火災警報出力を停止させる制御を行う。
(警報停止制御)
警報制御部102は、連動元として火災警報の出力中に操作部114の警報停止スイッチで受け付けた警報停止操作を検知した場合、報知部112からの連動元を示す火災警報出力を停止させると共に、第2通信プロトコルに従った警報停止連動信号を生成し、第2通信部108に指示し、当該警報停止連動信号を他の警報システムの警報器100−2〜100−4へ送信させる制御を行い、これを受信した他の警報システムの警報器100−2〜100−4に、連動先を示す火災警報出力を停止させる。
また警報制御部102は、第2通信部108を介して他の警報システムの警報器100−2〜100−4の何れかが送信した警報停止連動信号の有効受信を検知した場合に、報知部112からの連動先を示す火災警報出力を停止させる制御を行う。
[2段階の閾値による火災検知]
次に本発明による警報システムの他の実施形態として、温度測定チップ10において、取得した観測点の温度から、2段階の閾値を用いて、火災予兆及び火災を検知するようにした警報システムを説明する。
(温度測定チップ)
温度測定チップ10−11は図4の構成と同様になるが、温度監視制御部48により火災を検知する処理及び火災検知に伴う制御の一部が相違する。他の温度測定チップ10−12〜10−43も同様である。
2段階の閾値により火災予兆及び火災を検知する場合の温度監視制御部48の処理及び制御は次のようになる。
温度監視制御部48は、温度検出素子36からの検出信号に基づき所定周期毎に取得した観測点の温度が、第1閾値温度Tth1(例えばTth1=65℃)以上の場合に、過熱など火災の兆候であるとして火災予兆を検知し、第1通信プロトコルに従った火災予兆検知信号を生成し、通信部50に指示し、当該火災予兆検知信号を警報器100−1へ送信させる制御を行う。
また温度監視制御部48は、火災予兆を検知し、通信部50に指示して警報器100−1へ火災予兆検知信号を送信させた後に、温度検出素子36からの検出信号に基づき所定周期毎に取得した観測点の温度が、第1閾値温度よりも高い第2閾値温度Tth2(例えばTth2=75℃)以上の場合に、火災を検知し、第1通信プロトコルに従った火災検知信号を生成し、通信部50に指示し、当該火災検知信号を警報器100−1へ送信させる制御を行う。これ以外は図4の温度監視制御部48による制御と同様であることから説明を省略する。
(警報器)
警報器100−1は図5の構成と同様であるが、警報制御部102の火災警報制御が相違する。他の警報器100−2〜100−4も同様となる。
温度測定チップ10が2段階の閾値により火災予兆及び火災を検知する場合の、警報器100に設けた警報制御部102の火災警報制御は次のようになる。
警報制御部102は、第1通信部104を介して例えば温度測定チップ10から送信された第1通信プロトコルに従った火災予兆検知信号の有効受信を検知した場合、報知部112から連動元を示す火災予報警報を出力させる制御を行う。この場合の火災予報警報としては例えば「ピーピー 1番が過熱しています 確認してください」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共にLEDを例えば点灯して行う。
また警報制御部102は、第1通信部104を介して温度測定チップ10から送信された第1通信プロトコルに従った火災検知信号の有効受信を検知した場合、報知部112から連動元を示す火災警報を出力させる制御を行う。この場合の火災警報としては例えば「ピーピー 1番で火災を検知しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共にLEDを例えば点灯して行う。
また、警報制御部102は、火災予兆検知信号又は火災検知信号の有効受信を検知した場合、第2通信プロトコルに従った火災予報連動信号又は火災連動信号を生成し、第2通信部108に指示し、当該火災予報連動信号又は火災連動信号を他の警報システムの警報器100−2〜100−4へ送信させる制御を行い、火災予報連動信号又は火災連動信号を受信した警報器100−2〜100−4に、連動先を示す火災予報警報又は火災警報を出力させる。
この場合の連動先を示す火災予報警報又は火災警報としては例えば「ピーピー 別の場所の1番が過熱しています 確認してください」又は「ピーピー 別の場所の1番で火災を検知しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力すると共にLEDを例えば点灯して行う。
また、警報制御部102は、第2通信部108を介して他の警報システムの警報器100−2〜100−4の何れかが送信した火災予報連動信号又は火災連動信号の有効受信を検知した場合、報知部112から連動先を示す火災予報警報又は火災警報を出力させる制御を行う。
これ以外は図5の警報制御部102の制御と同様であるので説明を省略する。
このように警報器100から火災予報警報が出力された場合、住宅14に在宅者がある場合は、その者が火災予報警報を聞いて火災の兆候を知り、警報内容により特定した温度測定チップ10の設置場所へ行って状況を確認し、火災予報警報内容が例えばストーブ14に設置した温度測定チップ10を特定していた場合は、ストーブ14の過熱を知り、運転を止める等の対処をすることが可能になる。
また警報器100−1〜100−4から出力された火災予報警報に対し在宅者が対処する前に火災警報が出力された場合には、その者は警報内容により特定した温度測定チップ10の設置場所へ行って状況を確認し、初期消火などにより迅速且つ適切に対処することが可能になる。
[温度測定チップの他の実施形態]
図6は本発明における温度測定チップの他の実施形態を示した説明図である。本実施形態にあっては、温度測定チップ10のカバー18の上部に突出してかご状の保護枠64を形成し、筐体内の回路基板22にリード端子を接続固定した温度検出素子36(例えばサーミスタ)を保護枠64で囲んだ空間の内部に配置し、温度検出素子36を外気に晒し、外部からの衝撃等から保護しつつ、設置空間の温度を効率的に測定できるようにしている。
なお、温度測定チップ10を配置した空間の温度を効率良く測定するには、例えばカバー18の外部に集熱板を配置し、そこに温度検出素子36を設けるようにしても良い。
図7は本発明における温度測定チップの他の実施形態を断面構造で示した説明図である。本実施形態にあっては、ベース20側に温度検出素子36を設けている。ベース20に、熱伝導率の高い金属を使用した伝熱部材66を外部に接触面を露出して配置し、伝熱部材66の内側に形成した凹部に、回路基板22にリード端子を接続固定した温度検出素子36を収納し、温度検出素子36が伝熱部材66に熱的に接触した状態で接着剤68などを用い固定している。
また伝熱部材66を配置したベース20の外側面に磁石シートや粘着シートなどを用いた取付シート34を設けている。それ以外の構造は図3の実施形態と基本的に同じになる。
このような図7の実施形態によれば、監視対象とする機器や場所に温度測定チップ10を配置する際に、ベース20に設けた伝熱部材66が監視対象に直接接触してその熱を効率良く温度検出素子36に伝えることでき、温度検出感度を高めることができる。
図8は本発明における温度測定チップの他の実施形態を示した説明図である。本実施形態にあっては、カバー18の側面から信号線70を引き出し、信号線70の先端に温度検出素子36を設け、温度検出素子36には取付パッド72を設けている。取付パッド72としては、取付シート34同様に粘着シートなどが使用できる。ベース20の外側面には取付シート34を設けている。それ以外の構造は図3の実施形態と基本的に同じになる。
このような図8の実施形態によれば、温度測定チップ10から離れた場所に取付パッド72を用いて温度検出素子36を取付けて温度を取得することができ、監視対象とする機器や場所の状況に見合った適切な配置を可能とする。
図9は本発明における温度測定チップの他の実施形態を示した説明図である。本実施形態にあっては、カバー18の側面から信号線70を引き出した点は図8の実施形態と同じであるが、信号線62の末端に、先鋭端を有するプローブ74を設け、プローブ74の先端部に温度検出素子36を設けている。それ以外の構造は図3の実施形態と基本的に同じになる。
このような図9の実施形態によれば、温度測定チップ10から離れた場所にプローブ74を差し込むことで温度検出素子36を位置させ、例えば監視対象の内部の温度を取得することができ、監視対象とする機器や場所の状況に見合った適切な配置を可能とする。
[本発明の変形例]
(通信プロトコル)
上記の実施形態にあっては、警報器と温度測定チップの間は第1通信プロトコルに従った無線通信、警報器の間は第2通信プロトコルに従った無線通信としているが、それぞれ同じ通信プロトコルとし、無線通信の周波数を別チャンネルとしても良い。このようにすれば警報器に第1通信部と第2通信部を設ける必要がなく、1つの通信部として構成を簡単にすることができる。
(警報器と温度測定チップの対応)
上記の実施形態にあっては、全ての警報器に温度測定チップを割当てて複数の警報システムを形成しているが、温度測定チップの割り当てのない警報器のみの警報システムを設け、他の警報器からの火災予報連動信号及び/又は火災連動信号を受信して、対応する警報の出力及び出力停止連動のみを行うようにしても良い。
(通信形態)
また、上記の実施形態に於いては各通信を無線とする場合を示したが、任意の一部又は全部を有線通信としても良い。
(住宅以外の用途)
上記の実施形態は住宅用に限らずビルやオフィス用など各種用途の温度異状の監視にも適用できる。
(その他)
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10−11〜10−43:温度測定チップ
36:温度検出素子
48:温度監視制御部
50:通信部
100−1〜100−4:警報器
102:警報制御部
104:第1通信部
108:第2通信部
112:報知部
114:操作部

Claims (5)

  1. 所定局所に配置し、観測点の温度を観測して温度観測結果に基づきて火災を検知した場合に火災検知信号を送信する複数の温度測定手段と、
    前記複数の温度測定手段の何れかから前記火災検知信号を受信した場合に火災警報を出力する警報手段と、
    を備えたことを特徴とする警報システム。
  2. 請求項1記載の警報システムに於いて、
    前記温度測定手段は、前記温度観測結果が示す温度が所定の閾値温度以上の場合に火災を検知して火災検知信号を前記警報手段へ送信することを特徴とする警報システム。
  3. 請求項1記載の警報システムに於いて、
    前記温度測定手段は、前記温度観測結果が示す温度が所定の第1閾値温度以上の場合に火災を検知して火災予兆検知信号を前記警報手段へ送信し、前記温度観測結果が示す温度が前記第1閾値温度より高い所定の第2閾値温度以上の場合に火災を検知して火災検知信号を前記警報手段へ送信し、
    前記警報手段は、複数の前記温度測定手段の何れかから火災予兆検知信号を受信した場合に火災予報警報を出力し、複数の前記温度測定手段の何れかから火災検知信号を受信した場合に火災警報を出力することを特徴とする警報システム。
  4. 請求項1記載の警報システムに於いて、前記警報手段は、前記温度測定手段の何れかから前記火災検知信号を受信した場合に火災警報を出力すると共に他の警報システムの警報手段へ火災連動信号を送信して火災警報を出力させ、一方、他の警報システムの警報手段から火災連動信号を受信した場合に、連動先を示す火災警報を出力することを特徴とする警報システム。
  5. 所定局所に配置し、観測点の温度を観測して温度観測結果に基づき火災を検知した場合に火災検知信号を送信する1又は複数の温度測定手段と、
    前記温度測定手段の何れかから前記火災検知信号を受信した場合に火災警報を出力すると共に他の警報システムの警報手段へ火災連動信号を送信して火災警報を出力させ、一方、他の警報システムの警報手段から火災連動信号を受信した場合に、連動先を示す火災警報を出力する警報手段と、
    を備えた警報システムを複数設け、
    複数の前記警報システムのうち少なくともひとつは前記温度測定手段を複数備えるものであること、
    を特徴とする連動システム。
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