JP6097052B2 - 火災報知設備 - Google Patents

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Description

本発明は、火災感知器を配置した感知区域内の所定局所の火災に伴う変化を、スポット的に観測することにより、火災を検知して警報する火災報知設備に関する。
従来の火災報知設備、例えばP型火災報知設備は、管理人室などに設置した受信機から警戒区域に引き出した感知器回線に、警戒区域内の所定の感知区域毎に設置した火災感知器を接続して火災を監視している。
このような火災報知設備にあっては、火災感知器を感知区域となる例えば部屋の天井面中央に感知器ベースを介して設置しており、火災に伴う熱気流による温度又は煙濃度を検出し、例えば定温式の火災感知器の場合、温度又は煙濃度が所定の閾値以上となった場合に火災を検知して発報し、受信機からの感知器回線に所定の発報電流を流すことにより、火災検知信号を受信機へ送信し、当該火災検知信号を受信機で受信して火災警報を出力するようにしている。
また受信機からは警戒区域へ地区音響制御回線を引き出し、これに警戒区域に設置した地区ベル等の地区音響装置を接続し、受信機で火災警報を出力した場合、地区音響制御回線に地区音響制御信号を出力して地区ベルを鳴動するようにしている。
特開2011−096169号公報 特開2010−191985号公報
火災が発生する場所の多くは各種ストーブ、ガスコンロ等の火気を使用している場所、喫煙などで火気を使用する場所、くず入れ等である。このような場所で発生する火災を早期に発見するためには、これらの場所又はその近傍に火災感知器を設置すればよい。
しかしながら、現在の火災感知器は、所定の感知区域の全域を監視するため例えば所定の感知区域を見渡せる天井面に設置しており、この感知区域の中の更に局所に場所を絞りスポット的に火災を監視するようにはなっていない。
本発明は、火災感知器を設置した感知区域内の例えば火気使用機器、発熱源となる機器、くず入れ、それらの近傍、といった所定局所をスポット的に観測して火災を検知して警報する火災報知設備を提供することを目的とする。
(火災報知設備)
本発明は、警戒区域となる建物の階毎に感知器回線及び制御回線が引き出され、当該感知器回線から火災検知信号を受信した場合に火災警報を出力すると共に、当該火災検知信号を受信した階及びその直上階の制御回線に警報制御信号を送信する受信手段と、
警戒区画内に配置された感知区域となる部屋毎の所定箇所に設置され、感知器回線に接続された感知器ベースと、
感知器ベースに着脱自在に設けられると共に、当該感知器ベースを介して感知器回線に接続され、火災を検知した場合に火災検知信号を受信手段へ送信する火災感知手段と
感知区域の所定局所に配置され、当該所定局所の火災に伴う変化を観測して当該観測結果を示す観測データを含む観測信号を無線送信する1又は複数の観測手段と、
感知器ベースと火災感知手段の間に一体に設けられ、制御回線に接続されると共に、当該感知器ベースを介して感知器回線に接続され、感知区域内に配置された観測手段から受信した観測信号の観測データが示す観測結果に基づき火災を検知した場合に、感知器回線を介して火災検知信号を受信手段へ送信し、制御回線を介して警報制御信号を受信した場合に火災警報を出力する警報手段と、
を設けたことを特徴とする。
(着脱自在構造)
感知器ベースは感知区域の所定箇所に取り付け固定され
警報手段は感知器ベースに対し電気的且つ機械的に着脱自在に設けられ
火災感知手段は警報手段に対し電気的且つ機械的に着脱自在に設けられる。
(連動グループ)
火災感知手段、警報手段及び1又は複数の観測手段配置された感知区域毎に所定の連動グループ構成され、警報手段は、自己の連動グループに属する観測手段が無線送信した観測信号を受信して火災を検知する。
感知器ベースは、感知器回線及び制御回線に接続され、
警報手段は、感知器ベースを介して感知器回線及び制御回線に接続される。
この場合、観測手段の観測信号に基づき火災を検知している警報手段は、警報制御信号を受信した場合に連動元を示す火災警報を出力し、それ以外の警報手段は、警報制御信号を受信した場合に連動先を示す火災警報を出力する。
また、観測手段の観測信号に基づき火災を検知した警報手段は、火災を検知した場合に連動元を示す火災警報を出力し、それ以外の警報手段は、警報制御信号を受信した場合に連動先を示す火災警報を出力するようにしても良い。
(温度又は煙濃度の観測)
観測手段は、所定局所の温度又は煙濃度を観測して観測結果が示す温度データ又は煙濃度データを含む観測信号を送信し、
警報手段は、観測手段から受信した観測信号の観測データが示す温度又は煙濃度に基づき火災を検知した場合に、火災検知信号を受信手段へ送信して火災警報を出力させる。
(基本的な効果)
本発明の火災報知設備は、火災感知手段を配置した感知区域の所定局所に1又は複数の観測手段を配置し、当該観測手段により当該所定局所の火災に伴う変化を観測して当該観測結果を示す観測データを含む観測信号を、感知器ベースと火災感知手段の間に一体に設けた警報手段へ無線送信し、警報手段は、観測手段から受信した観測信号の観測データが示す観測結果に基づき火災を検知した場合に、火災検知信号を受信手段へ送信して火災警報を出力させるようにしたため、感知区域内の各種ストーブ、ガスコンロ等の火気を使用している機器やその設置場所、喫煙などで火気を使用する限られた場所、更にはくず入れ等、その他相対的に火源となる可能性の高い機器や場所或いはそれらの近傍等の所定局所に観測手段を配置することで、火災検知手段による感知区域全体の火災監視に加え、感知区域内の所定局所で発生した火災を迅速且つ確実に検知して警報し、管理者や担当者などに適切に対処させることができる。
(警報手段を感知器ベースと火災感知器の間に一体に設ける効果)
また、所定局所に配置した観測手段から無線送信した観測信号を受信して火災を検知する警報手段を、感知器ベースと火災感知手段の間に一体に設けたため、警報手段を部屋の中心の天井という高い位置に簡単に設置して、所定局所に配置した観測手段の全てを見下ろすことのできる途中に障害物のない状態とすることができ、障害物などにより電波の届かないような観測手段の配置場所が大幅に減少し、警報手段の理想的な設置環境を簡単に確保することができる。
(着脱自在構造による効果)
また、天井面に固定した感知器ベースに対し警報手段を電気的且つ機械的に着脱自在に設け、当該警報手段に対し感知器手段を電気的且つ機械的に着脱自在に設けたため、感知器ベースに対し受信手段からの感知器回線を接続するだけで、警報手段を受信機から見て警報機能付きの火災感知器として簡単に接続配置することができる。
(連動グループによる効果)
また、火災感知手段、警報手段及び1又は複数の観測手段を配置した感知区域毎に所定の連動グループを構成し、警報手段は、自己の連動グループに属する観測手段が無線送信した観測信号を受信して火災を検知するため、自己の感知区域以外に配置している観測手段の観測信号との混信を確実に防止できる。
(警報手段の火災警報による効果)
また、受信手段は、警報手段から火災検知信号を受信して火災警報を出力した場合に、制御回線を介して警報制御信号を警報手段へ送信して火災警報を出力させるため、受信手段での火災警報のみならず、警報手段を配置した火災感知器の感知区域の各々で火災警報を出力し、火災発生を確実に報知して初期消火や避難行動といった火災対処を迅速且つ適切に行うことを可能とする。
また、警報手段が警報出力することで、地区ベルなどの地区音響警報器を設ける必要がなくなり、その分、設備構成を簡単にして設備コストを低減可能とする。
(連動元と連動先を示す火災警報による効果)
また、観測手段の観測信号に基づき火災を検知している警報手段は、受信手段から警報制御信号を受信した場合に連動元を示す火災警報を出力し、それ以外の警報手段は、警報制御信号を受信した場合に連動先を示す火災警報を出力するようにしたため、火災を検知した感知区域とそれ以外の感知区域で異なった警報内容とすることができ、火災の発生状況を適確に把握して、初期消火や避難行動といった火災対処を迅速且つ適切に行うことを可能とする。
また、観測手段の観測信号に基づき火災を検知した警報手段は、火災を検知した場合に連動元を示す火災警報を出力し、それ以外の警報手段は、受信手段から警報制御信号を受信した場合に連動先を示す火災警報を出力するようにしたため、火災を検知した警報手段は受信手段からの警報制御信号によらず、自身の火災検知に基づき連動元を示す火災警報を出力することで、火災を検知した感知区域での火災警報が迅速に出力され、初期消火や避難行動といった火災対処を迅速且つ適切に行うことを可能とする。
(観測手段の小型化等による効果)
またセンサ部として機能する観測手段は警報部を設けていないことに伴い小型化、低消費電力化が可能となり、例えば監視しようとする部屋などの感知区域に警報手段1台を設置し、これに対し複数の観測手段を準備して火災発生源となり得る機器や局所に配置してマルチスポット的に火災を検知して警報する火災報知設備を充分に低いコストで簡単且つ容易に実現できる。
本発明による火災報知設備の実施形態を示した説明図 感知ベース、警報器及び火災感知器を一部断面で示した組立分解図 感知器ベース、警報器及び火災感知器を一体化した外観説明図 観測チップの要部機能構成の概略を示したブロック図 警報器の要部機能構成の概略を感知器ベース及び火災感知器と共に示したブロック図 温度観測チップの実施形態を示した説明図 煙観測チップの実施形態を示した説明図
[火災報知設備の構成]
(設備構成の概略)
図1は本発明による火災報知設備の概略構成を示している。本発明の火災報知設備は、防火対象物なる例えば建物1階の管理人室などに受信手段として機能する受信機10を設置し、受信機10から警戒区域となる各階に分けて感知器回線12及び地区音響制御回線(例えば地区ベル制御回線)14を引き出している。
警戒区域となる各階は、部屋毎に仕切られ、例えば各部屋が一つの感知区域となり、各感知区域には少なくとも1台の火災感知器18を設置している。
ここで、警戒区域とは、火災の発生した区域を他の区域と区別して識別することのできる最小単位の区域をいい、防火対象物の2以上の階にわたらないこと、1の警戒区域の面積は600m2以下とすること、1の警戒区域の一辺の長さは50m以下とすること、といった原則がある。また、感知区域とは、感知器によって火災の発生を有効に感知できる区域をいい、それぞれ壁又は取付面から所定長以上(例えば0.4m以上)突き出したはりなどによって区画された部分をいう。
火災感知器18は感知区域となる部屋の天井面中央に感知器ベース16を介して機械的且つ電気的に着脱自在に設けることで、受信機10から引き出された感知器回線12に接続するが、本実施形態にあっては、感知器ベース16と火災感知器18との間に、警報手段として機能する警報器20を一体に設けている。
感知器ベース16、警報器20及び火災感知器18の感知器区域となる部屋への設置は、感知器ベース16を感知区域となる部屋の天井面中央などの所定箇所に取付固定し、続いて感知器ベース16に対し警報器20を電気的且つ機械的に着脱自在に設け、更に、警報器20に対し火災感知器18を電気的且つ機械的に着脱自在に設けており、このため感知器ベース16の下面と警報器20の上面に電気的且つ機械的に着脱自在な嵌合構造を設け、警報器20の下面と火災感知器18の上面に電気的且つ機械的に着脱自在な嵌合構造を設けている。
この嵌合構造によって警報器20を受信機10から引き出された感知器回線12に感知器ベース16を介して接続し、また、火災感知器18を、警報器20及び感知器ベース16を介して受信機10から引き出された感知器回線12に接続する。
また受信機10から引き出された地区音響制御回線14には、コネクタなどを使用して警報器20を直接接続する。
火災感知器18は、火災に伴う温度又は煙濃度から火災を検知した場合に、感知器回線12に所定の発報電流を流すことで、火災検知信号を受信機10へ送信して火災警報を出力させる。
感知器ベース16と火災感知器18の間に一体に設けた警報器20に対応し、火災感知器18の感知区域となる部屋の所定局所に、観測手段として機能する観測チップ22を本実施形態では3台ずつ配置している。観測チップ22は、例えば火気使用機器の内部や外表面、発熱源となる機器内部や外表面、くず入れの中や外表面、それらの近傍、といった所定局所に配置することができる。
観測手段として機能する観測チップ22は、所定局所の火災に伴う変化として、例えば温度又は煙濃度を観測し、当該観測結果を示す観測データとして温度データ又は煙濃度データを含む観測信号を警報器20へ無線送信する。警報器20は、観測チップ22から受信した観測信号の温度データ又は煙濃度データが示す温度又は煙濃度に基づき火災を検知した場合に、火災検知信号を、感知器回線12を介して受信機10へ送信し、火災警報を出力させる。
ここで、火災感知器18を設置した感知区域となる各部屋に設置した警報器20と観測チップ22により、連動グループG11〜G23を構成し、観測チップ22は自己の属する連動グループに固有なグループ符号を含めた観測信号を送信し、警報器20は観測チップ22から受信した観測信号に含まれるグループ符号が自己のグループ符号に一致し、且つ信号内容に誤りがない場合に、この観測信号を自分宛の信号と認識して処理する。このように観測チップ22からグループ符号を含めた観測信号を送信することで、警報器20は自己の連動グループに属する観測チップ22からの観測信号のみを受信して火災を検知することとなり、他の連動グループの観測チップ22からの観測信号が混信することを避けることができる。
なお、以下の説明では、受信した信号に含まれるグループ符号が、受信装置である自己のメモリに予め登録したグループ符号と一致して自己に宛てた信号と認識し、更に、信号内容としても異状が無いことを認識することを有効受信、又は単に受信という。
感知器ベース16と火災感知器18の間に一体に設けた警報器20は、観測チップ22から受信した観測データが示す観測結果に基づき火災を検知した場合、火災検知信号を受信機10へ送信して火災警報を出力させるが、これに加えて、警報器20自身から警報音により火災警報を出力する。この場合、火災を検知した警報器20は連動元を示す火災警報音を出力し、それ以外の警報器20は連動先を示す火災警報音を出力する。
本実施形態にあっては、警報器20による火災警報音の出力は、受信機10からの制御信号に基づいて行う。例えば連動グループG11の警報器20が、同じ連動グループG11に属する複数の観測チップ22の何れかから受信した観測信号に基づいて火災を検知した場合、感知器回線12を介して受信機10へ火災検知信号を送信し、これを受信した受信機10は火災警報を出力すると共に、例えば火災発生階となる1階及び直上階となる2階の地区音響制御のため、1階と2階の地区音響制御回線14に地区音響制御信号を送信し、当該地区音響制御信号を1階及び2階に設置している警報器20が受信する。
この場合、火災を検知している連動グループG11の警報器20は、火災検知と地区音響制御信号受信とに基づき、連動元を示す火災警報音を出力する。一方、火災を検知していない連動クループG12,G13、G31〜G23の警報器20は、地区音響制御信号の受信に基づき、連動先を示す火災警報音を出力する。
なお、警報器20による火災警報の他の実施形態としては、警報器20で火災を検知した場合に、受信機10からの地区音響制御信号の受信を待たず、直ぐに連動元を示す火災警報音を出力するようにしても良い。これより警報器20で火災を検知してから受信機10からの地区音響制御信号を受信するまでの時間遅れを生ずることなく、火災を検知した場合に、直ぐに連動元を示す火災警報を感知区域となる火災が発生した部屋で行うことができ、初期消火や避難行動などの迅速な火災対処を可能とする。この場合、火災を検知していない警報器20は、受信機10から地区音響制御信号を受信した場合に、連動先を示す火災警報音を出力する。
また、警報器20から出力する火災警報音としては、連動元や連動先を区別せず、全て同じ内容の火災警報音を出力するようにしても良い。
[感知器ベース、警報器及び火災感知器の一体化構造]
図2は、感知器ベースと火災感知器の間に警報器を一体に設ける構造を、一部断面で示した組立分解図であり、図3に一体化した場合の外観を示している。
図2において、天井面26に設けた取付け穴28に、埋込み型の感知器ベース16を、天井裏面側に固定した取付金具36に対するネジ38の締付けで固定している。
感知器ベース16は下向きに開口した感知器収納部30に一対の嵌合端子32を固定しており、嵌合端子32に対しては感知器ケーブルを使用した感知器回線12を接続するためのネジ40を設けている。感知器ベース16の中央には通線穴34を開口しており、天井面26の内側に配線している感知器回線12を、通線穴34を通して引き込み、ネジ40により嵌合端子32に接続する。
警報器20は、上部の上向き開口した端子収納部42に一対の嵌合金具48及びコネクタ52を設け、また下部の下向きに開口した感知器収納部46に一対の嵌合端子66を設け、その間の内部に回路収納部44を設けている。感知器ベース16に対する警報器20の取付けは、警報器20の上部を感知器ベース16の感知器収納部30に嵌め入れ、嵌合端子32に嵌合金具48が入り込むように回すことで、電気的且つ機械的に固定する。
回路収納部44内には回路基板54を収納し、回路基板54には、制御チップ56、通信チップ58、スピーカ60などの回路部品を実装し、また側面外周に形成したアンテナ収納部64内に配置したアンテナ62を回路基板54に接続している。また回路基板54に対しては嵌合金具48及び嵌合端子66をリード部48a,66aにより接続している。
警報器20のコネクタ52には、天井面26の内側に配線しているプラグ50を接続した地区音響制御回線14を、通線穴34を通して引き込み、プラグ50をコネクタ52に接続することで、警報器20を地区音響制御回線14に接続する。
火災感知器18は周囲に煙流入口を形成した検煙部70を備えた煙感知器を例にとっており、火災感知器18の上部内側には破線で示すように一対の嵌合金具72を設けており、火災感知器18を警報器20の感知器収納部46に嵌め入れ、嵌合端子66に嵌合金具72が入り込むように回すことで、電気的且つ機械的に固定する。
このような感知器ベース16に警報器20を固定し、続いて警報器20に火災感知器18を固定することで、図3に示すように、感知器ベース16と火災感知器18の間に警報器20を一体に設けた構造となる。
なお、観測チップ22による局所観測を必要としない感知区域については、警報器20を除き、感知器ベース16に火災感知器18を直接固定する。また、温度チップ22により局所観測を行い、火災感知器18による火災監視は行わない場所については、感知器ベース16に警報器20のみを固定すればよい。
[観測チップの機能構成]
図4は観測チップの要部機能構成の概略を示したブロック図である。観測チップ22は、センサ部90、観測制御部92、アンテナ96を接続した通信部94を備え、図示しない電池電源による電源供給を受けて動作する。観測制御部92は、例えばプログラムの実行により実現される機能であり、ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
センサ部90は温度検出部または検煙部である。センサ部90として温度検出部を設けた場合、温度検出素子として例えばサーミスタを使用し、この場合、温度による抵抗値の変化に対応した電圧検出信号を観測制御部92へ出力する。またセンサ部90として検煙部を設けた場合、公知の散乱光式検煙構造をもち、観測制御部92の指示により、所定周期で赤外LEDを用いた発光部を間欠的に発光駆動し、フォトダイオードなどの受光部で受光した散乱光の受光信号を増幅し、煙濃度検出信号を観測制御部92へ出力する。
通信部94は、警報器20との間で所定の通信プロトコルに従って信号を送受信する。この通信プロトコルとしては、例えばRFID(Radio Frequency IDentification「電波による個体識別」の略)に割当てられた例えば900MHzの周波数、例えば950〜957MHzを使用したセンサネットワーク用の近距離通信プロトコル等を使用する。この信号は、送信元を示す送信元符号、グループ符号、制御コマンドや温度や煙濃度等の観測データを含む形式とする。
また通信部94の通信プロトコルは、日本国内の場合には、例えば400MHz帯の特定小電力無線局の標準規格として知られたSTD−30(小電力セキュリティシステム無線局の無線設備標準規格)又はSTD−T67(特定小電力無線局テレメータ用、テレコントロール用及びデータ伝送用無線設備の標準規格)に準拠しても良い。
観測制御部92は、警報器20からの指示に基づいて所定局所の温度又は煙濃度を観測し、この観測結果が示す温度データ又は煙濃度データを含む観測信号を送信する。即ち、観測制御部92は、通信部94を介して警報器20から所定周期毎に送信される一括AD変換信号の有効受信を検知した場合に、センサ部90からの検出信号に基づき温度又は煙濃度を観測し、続いて送信されてくる自分のアドレス(例えば自分の送信元符号)を指定したポーリング信号を有効受信した場合に、観測結果が示す温度データ又は煙濃度データを含んだ観測信号を通信部94から警報器20へ送信させる制御を行う。
このように警報器20からの指示で温度又は煙濃度を観測して送信することで、複数の観測チップ22から送信する観測信号の衝突(伝送障害)を回避できる。また複数の観測チップ22における観測のタイミングを一致させることもできる。
なお、観測制御部92は、警報器20からの指示によらず、自発的に所定周期毎に温度又は煙濃度を観測して観測結果が示す温度データ又は煙濃度データを含んだ観測信号を送信するようにしても良い。この場合には、他の観測チップからの観測信号の送信と重複しないように、キャリアセンスを行い、キャリアのないタイミングで送信する。
[警報器の構成]
図5は警報器20の要部概略構成を、感知器ベース及び火災感知器と共に示したブロック図である。
(警報器の機能構成)
図5において、警報器20は、無極性化部74、定電圧回路部75、警報制御部76、アンテナ62を接続した通信部78、音響報知部80、発報回路部82、発報表示灯84、リレー接点88を備えたリレー駆動部86を備える。
無極性化部74は、ダイオードブリッジを備え、感知器ベース16を介して接続する感知器回線12との接続極性を無極性化する。定電圧回路部75は感知器回線12を介して受信機10から供給される所定の直流電源電圧を、それより低い所定の電源電圧に変換して警報制御部76、通信部78及び音響報知部80側へ電源電圧として供給する。
警報制御部76は、例えばプログラムの実行により実現される機能である。ハードウェアとしてはCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路等を使用する。
通信部78は、警報制御部76の指示を受け、観測チップ22との間で、図4に示した観測チップ22の通信部94と同じ通信プロトコルに従って信号を送受信する。この信号は、送信元を示す送信元符号、グループ符号、コマンド、温度又は煙濃度等の観測データを適宜含んだ形式とする。
音響報知部80は、スピーカ及びその駆動回路を備え、必要に応じ警報制御部76の指示によりスピーカから警報音を出力する。発報回路部82は警報制御部76から出力する火災検知信号によりスイッチング素子等をオンし、無極性化部74及び感知器ベース16を介して感知器回線12に所定の発報電流を流し、これにより火災検知信号を受信機10へ送信して火災警報を出力させる。発報表示灯84はLEDなどの発光素子を使用し、発報回路部82の動作により流れる発報電流により点灯し、警報器20で火災を検知したことを外部に報知する。
リレー駆動部86は、感知器ベース16を介して受信機10から引き出された地区音響制御回線14に接続し、受信機10から地区音響制御回線14を介して送信した地区音響制御信号により動作し、通常は開いているリレー接点88を閉じて、警報制御部76へ地区音響制御信号を出力し、この地区音響制御信号を入力した警報制御部76は音響報知部80に指示し、連動元又は連動先を示す火災警報音を出力させる。
警報制御部76は、次の制御を行う。
(観測制御)
警報制御部76は、通信部78に指示し、所定周期毎に通信部78から観測チップ22へ一括AD変換信号を送信させる制御を行い、これを受信した当該観測チップ22に観測動作を行わせる。続いて警報制御部76は、通信部78に指示し、観測チップ22のアドレス、例えば観測チップ22毎に割り当てられた識別子である送信元符号をそれぞれ指定したポーリング信号を通信部78から観測チップ22へ送信させる制御を行い、当該ポーリング信号を受信した観測チップ22から観測結果が示す温度データ又は煙濃度データを含んだ観測信号を順次送信させる。
なお、警報器20からの指示によらず、観測チップ22から自発的に、所定周期毎に観測して観測結果が示す温度データ又は煙濃度データを含んだ観測信号を送信してくるようにした場合は、前述した一括AD変換信号とポーリング信号の送信により温度又は煙濃度を観測する制御は不要となる。
(火災警報制御)
警報制御部76は、観測チップ22から受信した観測信号の観測データが示す温度又は煙濃度が所定の閾値以上の場合に火災を検知し、発報回路部82に火災検知信号を出力する制御を行い、これにより発報回路部82がオンし、感知器回線12に発報電流を流すことで、受信機10へ火災検知信号を送信させる。警報制御部76における火災の検知は、複数回に亘り観測した温度又は煙濃度に基づき変化率を求め、この変化率(上昇率)が予め定めた変化率の閾値以上となった場合に検知するようにしても良い。その他、温度又は煙濃度に基づき各種演算等により火災を検知するようにしても良い。
また、警報制御部76は、受信機10へ火災検知信号を送信する制御を行った後に、受信機10から送信した地区音響制御信号によりリレー駆動部86が動作してリレー接点88を閉じることで、地区音響制御信号の受信を検知した場合、音響報知部80に指示し、連動元を示す火災警報音を出力させる制御を行う。この場合の連動元を示す火災警報音としては、例えば「ピーピー 1番で火災を検知しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力する。ここで「1番」は火災を検知した観測チップ22を特定する情報である。
即ち、観測チップ22から警報器20へ送信する観測信号には、送信元の観測チップ22を特定するための符号(送信元符号)が含まれている。そして、各観測チップを特定する符号と火災警報音の音声メッセージ内容とは、初期設定等によって警報器20のメモリ内で関連付けられている。このため、上記のように火災を検知した温度を含む観測信号を送信した観測チップを認識し、これに対応して、火災警報の音声メッセージは例えばその設置場所を示す情報を含めた内容とすることができる。
また、警報制御部76は、火災を検知していない状態で、受信機10から送信した地区音響制御信号によりリレー駆動部86が動作してリレー接点88を閉じることで、地区音響制御信号の受信を検知した場合、音響報知部80に指示し、連動先を示す火災警報を出力させる制御を行う。この場合の連動先を示す火災警報音としては、例えば「ピーピー 別の場所で火災を検知しました 確認してください」といった音声メッセージをスピーカから繰り返し出力する。
(火災復旧制御)
警報制御部76は、受信機10へ火災検知信号を送信すると共に音響報知部80から連動元を示す火災警報を出力させた後に、観測チップ22から受信した観測信号の観測データが示す温度又は煙濃度が所定の閾値を下回る状態が例えば所定時間継続した場合或いは例えば所定回数連続した場合、火災の復旧(火災検知状態が解消したこと)を検知し、火災復旧制御を行う。
警報制御部76の火災復旧制御は、音響報知部80に指示し、連動元を示す火災警報出力を停止させると共に、発報回路部82に対する火災検知信号の出力を停止する制御を行う。受信機10は、警報器20からの火災検知信号の受信停止に基づき火災復旧を検知し、受信機10自身の火災警報を停止すると共に、地区音響制御信号の送信を停止する。なお、受信機10は警報器20の火災復旧を検知した場合に、当該火災復旧を報知し、担当者が必要に応じて行う警報停止操作の受付けを検知した場合に、自己の警報停止や地区音響停止を行うようにしても良い。
(警報停止制御)
警報制御部76は、連動元又は連動先として火災警報音の出力中に、受信機10の地区音響停止操作に伴い、地区音響制御回線14に対する地区音響制御信号が停止し、リレー駆動部86が復旧してリレー接点を開き、これによる地区音響制御信号の停止を検知した場合、音響報知部80に指示し、火災警報音の出力を停止させる制御を行う。
[温度測定チップの外観・構造]
図6は図1に設けた観測チップの実施形態となる温度観測チップの外観を示した説明図であり、図6(A)に平面を、図6(B)に内部構造の断面を、図6(C)に底面を示している。
図6において、温度観測チップ22−1は例えば合成樹脂で成型した一端(図6(B)の図示下方)に開口した円盤状のカバー118と、カバー118の開口側に装着したベース120で筐体を構成し、筐体の内部に回路基板122を収納している。カバー118の表面には温度観測チップのIDを特定する登録番号を示したシール145を必要に応じて貼る。
回路基板122とベース120の間には釦電池124を収納し、釦電池124の正極には正極端子金具132を接触し、釦電池124の回路基板122側に位置する端面の負極には、負極端子金具130を接触している。
釦電池124はベース120の開口穴に対する電池蓋126の装着で固定している。電池蓋126は外周内側の相対した2箇所にL字形の嵌合突起を形成し、ベース120の開口に形成した嵌合切欠にL字形の嵌合突起を嵌め入れて回すことでロックできる。電池蓋126には釦電池124を着脱する際の回動操作のため硬貨等を嵌合する嵌合溝128を形成している。なお、本実施形態の釦電池の装着構造は一例であり、必要に応じて釦電池124を着脱自在(交換可能な)な適宜の構造とすることができる。
回路基板122の図示上側面には制御チップ138と通信チップ140を実装し、更にカバー118に形成したスリット(開口)142の内側には、外気が通流する位置に温度検出素子136を実装している。温度検出素子136としては観測点(感熱部)の温度に応じて例えば抵抗値が変化するサーミスタなどの適宜の温度検出素子を使用する。
また回路基板122にはLED146を実装し、これに相対してカバー118側に透明樹脂などを用いた表示窓144を配置している。
ベース120の表面外周には取付シート134を設ける。取付シート134はマグネットシート又は粘着シートなどであり、監視対象とする機器や場所の取付面に簡単に取り付け配置することができる。なお、取付手段および方法は任意であり、取付シート134以外に、フックやクリップ、紐などの適宜の手段を必要に応じて設けることができる。
[煙測定チップの外観・構造]
図7は図1に設けた観測チップの他の実施形態となる煙観測チップの外観を示した説明図であり、図7(A)に平面を、図7(B)に内部構造の断面を、図7(C)に底面を示している。
図7において、煙観測チップ22−2は例えば合成樹脂で成型されたカバー218と、カバー218の内部に配置した本体220で構成する。カバー218は裏面(図7(B)の図示上方)に開口した略筒形状を有し、先端側(図7(B)の図示下方)の外周に煙流入口238を複数開口し、内部に検煙室240を形成している。カバー218の先端表面には煙観測チップ22−2のIDを特定する番号を示すシール245を必要に応じて貼る。

本体220の検煙室240を臨む内部には例えば赤外LEDを用いた発光部234と例えばフォトトランジスタを用いた受光部236を、両者の光軸が検煙室240内の検煙空間の検煙点Pで交差するように斜めに配置し、また図7(A)に示すように、発光部234と受光部236は水平周りでも光軸が斜めに交差するように配置し(光軸の交点P)、これにより公知の散乱光式検煙構造を構成している。なお、このような散乱光式検煙構造以外にも、例えば化学変化を利用するもの等、適宜の検煙構造を適用することができる。
再び図7(B)を参照するに、散乱光式検煙構造は、発光部234を間欠駆動して発生したパルス光を検煙空間に照射し、煙流入口を介して外部から検煙室240に流入した煙の粒子に光が当たって発生する散乱光を受光部236で受光して電気信号に変換し、受光散乱光量に応じた煙濃度検出信号を出力する。なお、検煙室240の、煙流入口に向かい合う側面部には、外部からの光を遮蔽しつつ外部からの煙が流通可能な、所謂ラビリンス構造を設けているが、説明を省略する。
本体220の裏側(図7(B)の図示上方)には回路基板222を配置し、カバー218の裏面開口側は蓋部材237を装着して閉鎖している。回路基板222と蓋部材237の間には釦電池224を収納し、釦電池224の正極には正極端子金具232を接触し、釦電池224の回路基板222側に位置する端面の負極には負極端子金具230を接触している。
釦電池224は蓋部材237の開口穴に対する電池蓋226の装着で固定する。電池蓋226は外周内側の相対した2箇所にL字形の嵌合突起を形成し、蓋部材237の開口に形成した嵌合切欠にL字形の嵌合突起を嵌め入れて回すことでロックできる。電池蓋226には釦電池224を着脱する際の回動操作のため硬貨等を嵌合する嵌合溝228を形成している。なお、本実施形態の釦電池の装着構造は一例であり、必要に応じて釦電池224を着脱自在(交換可能な)な適宜の構造とすることができる。
回路基板222の図示下面側には発光部234、受光部236、制御チップ241及び通信チップ242を実装している。また回路基板222には図示しない表示用LEDを実装し、表示用LEDに相対してカバー18側に透明樹脂などを用いた表示窓244を配置している。
蓋部材237の図示上面側の、煙観測チップ22−2の裏面外周には取付シート233を設ける。取付シート233はマグネットシート又は粘着シートなどであり、これにより監視対象とする機器や場所に簡単に取り付け配置することができる。なお、取付手段および方法は任意であり、取付シート233以外に、フックやクリップ、紐などの適宜の手段を必要に応じて設けることができる。
[本発明の変形例]
(観測チップにおける火災検知)
上記の実施形態にあっては、警報器側で各観測チップの観測結果に基づいて火災を検知しているが、観測チップ側で観測結果から火災を検知し、火災検知信号を警報器へ送信して火災警報制御を行うようにしても良い。
(火災報知設備)
また、上記の実施形態は、受信機から警戒区域に引き出した感知器回線単位に火災を検知して警報する所謂P型の火災報知設備を例にとるものであったが、受信機から引き出した伝送回線に、アドレスを割り当てた伝送機能付きの火災感知器を接続し、受信機から火災感知器のアドレスを順次指定したポーリングにより火災検知データを収集して火災を判断する所謂R型の火災報知設備、或いはP型のアドレッサプル火災報知設備についても、同様に、感知器ベースと火災感知器の間に警報器を一体化し、且つ火災感知器の感知区域内の所定局所に1又は複数の観測チップを配置するようにしても良い。
(中継器)
また、上記の実施形態は、受信手段として受信機を例にとるものであったが、受信手段には中継器も含まれる。この場合、集中監視用の受信機からの伝送路に複数のP型中継器を接続し、P型中継器から引き出された感知器回線に、感知器ベースと火災感知器の間に警報器を一体化して設け、警報器に対応して各感知区域内の所定局所に観測チップを配置する。
(警報器と観測チップの対応)
また、上記の実施形態にあっては、感知器ベースと火災感知器の間に一体化して設けた全ての警報器に観測チップを割当てているが、観測チップの割り当てのない警報器を設け、受信機からの地区音響制御信号を受信して、連動先を示す火災警報音の出力のみを行うようにしても良い。
(警報器相互の連動警報)
また、上記の実施形態にあっては、警報器による火災警報音の出力を、受信機からの地区音響制御信号の受信に基づいて行っているが、ある警報器で火災を検知した場合に連動元を示す火災警報音を出力すると共に、他の警報器へ警報連動信号を無線送信する制御を行い、当該警報連動信号を受信した他の警報器で、連動先を示す火災警報音を出力するようにしても良い。この場合、警報器は警報連動信号を中継する機能を備え、火災を検知した警報器の通信可能範囲にない警報器であっても、その間に位置する警報器の中継送信により、警報連動信号を受信することができる。また、警報連動信号は、火災報知設備の全ての警報器で受信可能とするため、感知区域毎に設定したグループ符号に対し優先度の高い優先グループ符号を含む警報連動信号を送信し、受信側の警報器は、警報連動信号に含まれるグループ符号が自己のグループ符号に一致しなくとも、優先グループ符号により自己宛の信号と判断して連動警報制御を行う。
(通信形態)
また、上記の実施形態に於いては警報器と観測チップと間の通信を無線とする場合を示したが、任意の一部又は全部を有線通信としても良い。
(その他)
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:受信機
12:感知器回線
14:地区音響制御回線
16:感知器ベース
18:火災感知器
20:警報器
22:観測チップ
22−1:温度観測チップ
22−2:煙観測チップ
74:無極性化部
75:定電圧回路部
76:警報制御部
78,94:通信部
80:音響報知部
82:発報回路部
84:発報表示灯
90:センサ部
92:観測制御部

Claims (7)

  1. 警戒区域となる建物の階毎に感知器回線及び制御回線が引き出され、当該感知器回線から火災検知信号を受信した場合に火災警報を出力すると共に、当該火災検知信号を受信した階及びその直上階の前記制御回線に警報制御信号を送信する受信手段と、
    前記警戒区画内に配置された感知区域となる部屋毎の所定箇所に設置され、前記感知器回線に接続された感知器ベースと、
    前記感知器ベースに着脱自在に設けられると共に、当該感知器ベースを介して前記感知器回線に接続され、火災を検知した場合に前記火災検知信号を前記受信手段へ送信する火災感知手段と、
    前記感知区域内の所定局所に配置され、当該所定局所の火災に伴う変化を観測して当該観測結果を示す観測データを含む観測信号を無線送信する1又は複数の観測手段と、
    前記感知器ベースと火災感知手段の間に一体に設けられ、前記制御回線に接続されると共に、当該感知器ベースを介して前記感知器回線に接続され、前記感知区域内に配置された観測手段から受信した前記観測信号の観測データが示す観測結果に基づき火災を検知した場合に、前記感知器回線を介して前記火災検知信号を前記受信手段へ送信し、前記制御回線を介して前記警報制御信号を受信した場合に火災警報を出力する警報手段と、
    備えたことを特徴とする火災報知設備。
  2. 請求項1記載の火災報知設備に於いて、
    前記感知器ベースは前記感知区域の所定箇所に取り付け固定され
    前記警報手段は、前記感知器ベースに対し電気的且つ機械的に着脱自在に設けられ
    前記火災感知手段は、前記警報手段に対し電気的且つ機械的に着脱自在に設けられたことを特徴とする火災報知設備。
  3. 請求項1記載の火災報知設備に於いて
    前記火災感知手段、警報手段及び1又は複数の観測手段配置された前記感知区域毎に所定の連動グループ構成され、
    前記警報手段は、自己の連動グループに属する観測手段が無線送信した観測信号を受信して火災を検知することを特徴とする火災報知設備。
  4. 請求項1記載の火災報知設備に於いて、
    前記感知器ベースは、前記感知器回線及び前記制御回線に接続され、
    前記警報手段は、前記感知器ベースを介して前記感知器回線及び前記制御回線に接続されたことを特徴とする火災報知設備。
  5. 請求項記載の火災報知設備に於いて、
    前記観測手段の観測信号に基づき火災を検知している警報手段は、前記警報制御信号を受信した場合に連動元を示す火災警報を出力し
    それ以外の警報手段は、前記警報制御信号を受信した場合に連動先を示す火災警報を出力することを特徴とする火災報知設備。
  6. 請求項記載の火災報知設備に於いて、
    前記観測手段の観測信号に基づき火災を検知した警報手段は、火災を検知した場合に連動元を示す火災警報を出力し
    それ以外の警報手段は、前記警報制御信号を受信した場合に連動先を示す火災警報を出力することを特徴とする火災報知設備。
  7. 請求項1記載の火災報知設備に於いて、
    前記観測手段は、前記所定局所の温度又は煙濃度を観測して観測結果が示す温度データ又は煙濃度データを含む観測信号を送信し、
    前記警報手段は、前記観測手段から受信した前記観測信号の観測データが示す温度又は煙濃度に基づき火災を検知した場合に、火災検知信号を前記受信手段へ送信して火災警報を出力させることを特徴とする警報システム。
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