JP5649920B2 - 中継装置 - Google Patents
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また、当該中継装置が有線式の火災報知端末又は無線式の火災報知端末から火災信号を受信して、当該受信した火災信号を送信する場合において、無線式の火災報知端末を一意に識別するための無線端末識別情報を含む火災信号を無線式の火災報知端末から無線にて受信した場合に、当該受信した火災信号も無線で送信するので、有線式の火災報知端末又は無線式の火災報知端末の火災信号を容易に識別でき、火災の位置を容易に特定することができる。
また、有線式の火災報知端末は、複数設けられている場合において、有線式の火災報知端末から火災信号を有線にて受信した際、火災信号生成手段が当該受信を行った受信手段に関連付けられた第1識別情報を第1識別情報格納手段から取得し、当該取得した第1識別情報を当該受信した火災信号に付加し、無線送信手段が火災信号生成手段にて第1識別情報が付加された火災信号を無線にて送信するので、有線式の火災報知端末の火災信号を容易に識別でき、火災の位置を一層容易に特定することができる。また、当該中継装置は、1つの中継装置で複数の有線式の火災報知端末に対応できるので、既設の有線式の火災報知端末から無線式の火災報知端末への取り替えに比べて、安価かつ容易に火災報知端末の無線化を実現することができる。
(構成−火災報知システム)
図1は火災報知システムの構成を示す概略図である。図1に示すように、火災報知システム1は、無線式感知器10、第1有線式感知器20、第2有線式感知器30、発信機40、有線式中継装置50、無線式中継装置60、受信装置70、及び受信機80を備えて構成されている。無線式感知器10、第1有線式感知器20、第2有線式感知器30、発信機40、有線式中継装置50、無線式中継装置60、及び受信装置70は、建物の各階における天井や壁に配置されている。このうち、無線式感知器10、第1有線式感知器20、第2有線式感知器30、及び発信機40は、それぞれ法定の設置基準(例えば機器の設置間隔、床面積あたりの機器の設置数等)を満たすように、各階毎に1台又は複数台が配置されている。有線式中継装置50は、第1有線式感知器20、第2有線式感知器30が設置されている階に1台又は複数台が配置されている(図1の例では2階に設置)。また、有線式中継装置50及び第1有線式感知器20、又は有線式中継装置50及び第2有線式感知器30は、信号線3及び図示しない電源線により接続されている。無線式中継装置60は、各階において中継対象となる無線式感知器10、発信機40、及び有線式中継装置50と、受信装置70との相互間に配置されている。受信装置70は、各階に1台配置されている。受信機80は、建物に1台配置されており、例えば建物の管理人室に設置されている。また、これら受信装置70及び受信機80は、信号線2及び電源線4により接続されている。
次に、無線式感知器10の構成について説明する。無線式感知器10は、センサ部、無線送信部、及び電源部を備えて構成されている(図示省略)。センサ部は、温度や煙濃度等を検知するための検知手段である。無線送信部は、火災信号又は火災復旧信号を送信する無線送信手段である。この無線送信部は、例えば、図示しない火災判断部によって、センサ部における温度や煙濃度の検知結果をもとに、この検知結果が閾値よりも高いと判断された場合に、無線送信部は火災信号を送信する。また、当該火災信号が送信された後、図示しない火災判断部によって、検知結果が閾値よりも低いと判断された場合に、無線送信部は火災復旧信号を送信する。また、この無線送信部は、例えば、無線式感知器10が備える公知の記憶手段(図示省略)に予め記憶された情報であって、当該無線式感知器10を一意に識別する無線端末識別情報を火災信号又は火災復旧信号に含めて送信する(後述する発信機40の無線送信部43についても同様)。ここで、公知の記憶手段に記憶される無線端末識別情報としては、例えば無線式感知器10のアドレス番号又はシリアル番号を用いることができる(後述する発信機40の無線端末識別情報についても同様)。電源部は、無線式感知器10の各部に電力を供給する電力供給手段であり、例えば公知の乾電池や充電池を備えて構成される(後述する発信機40の電源部45、有線式中継装置50の電源部55、及び無線式中継装置60の電源部64についても同様)。なお、無線端末識別情報は、特許請求の範囲における第2識別情報に対応するものである。
次に、第1有線式感知器20及び第2有線式感知器30の構成について説明する。第1有線式感知器20及び第2有線式感知器30は、検知部及び有線送信部を備えて構成されている(図示省略)。検知部は、火災を検知するための検知手段であり、例えばダイアフラム、バイメタル等を備えて構成される。有線送信部は、火災信号又は火災復旧信号を送信する有線送信手段であり、有線信号の送信回路(図示せず)を備えている。この有線送信部の火災信号の送信方法としては、例えば、検知部がダイアフラムである場合、周囲温度が急激に上昇すると、当該機器の内部の空気が膨張するので、ダイアフラムが押し上げられる。そして、このダイアフラムが所定位置まで押し上げられると、送信回路の電気接点が閉じて、当該送信回路に図示しない電源線から供給されている電流が流れることにより、有線送信部が火災信号を送信する。また、この有線送信部の火災復旧信号の送信方法としては、例えば、有線送信部が火災信号を送信した後、周囲温度が低下すると、当該機器の内部の空気が収縮するので、ダイアフラムが押し下げられる。そして、このダイアフラムが所定位置よりも押し下げられると、送信回路の電気接点が開いて、当該送信回路に図示しない電源線から供給されている電流が流れなくなるので、そのタイミングで有線送信部が火災復旧信号を送信する。
次に、発信機40の構成について説明する。図3は発信機40の電気的構成を示したブロック図である。図3に示すように、発信機40は、押しボタン部41、テストスイッチ部42、無線送信部43、表示部44、電源部45、制御部46、及び記憶部47を備えて構成されている。なお、電源部45の構成については上述の無線式感知器10における電源部と同様であるので、特記する部分を除き説明を省略する。
次に、有線式中継装置50の構成について説明する。図4は有線式中継装置50の電気的構成を示したブロック図である。図4に示すように、有線式中継装置50は、操作部51、表示部52、有線受信部53、無線通信部54、電源部55、制御部56、及び記憶部57を備えている。なお、電源部55の構成については上述の無線式感知器10における電源部と同様であるので、特記する部分を除き説明を省略する。
次に、無線式中継装置60の構成について説明する。図6は無線式中継装置60の電気的構成を示したブロック図である。図6に示すように、無線式中継装置60は、操作部61、表示部62、無線通信部63、電源部64、制御部65、及び記憶部66を備えている。なお、操作部61及び表示部62の構成については上述の有線式中継装置50における操作部51及び表示部52と同様であり、電源部64の構成については上述の無線式感知器10における電源部と同様であり、制御部65の構成については上述の発信機40における制御部46と同様であるので、特記する部分を除き説明を省略する。
次に、受信装置70の構成について説明する。図7は、受信装置70の電気的構成を概念的に示すブロック図である。図7に示すように、受信装置70は、操作部71、表示部72、無線受信部73、信号出力部74、電源回路部75、制御部76、及び記憶部77を備えている。なお、操作部71及び表示部72の構成については上述の有線式中継装置50における操作部51及び表示部52と同様であるので、特記する部分を除き説明を省略する。
次に、受信機80の構成について説明する。この受信機80としては、例えば公知の防災受信機を用いることができる。
次に、火災報知システム1を構成する各機器が実行する中継処理について説明する。図1に示すように、建物の2階に無線式感知器10、第1有線式感知器20、第2有線式感知器30、発信機40、有線式中継装置50、無線式中継装置60、及び受信装置70が設置されている場合を例に挙げて説明する。図10は、第1有線式感知器20、発信機40、有線式中継装置50、及び受信装置70によって実行される中継処理の流れを示したフローチャートである(なお、無線式中継装置60の動作の図示は省略する)。また、図11は、図10に続く第1有線式感知器20、発信機40、有線式中継装置50、及び受信装置70が実行する中継処理の流れを示したフローチャートである。なお、以下の説明では、「ステップ」を「S」と略記する。また、第1有線式感知器20のステップを「SA」、発信機40のステップを「SB」、有線式中継装置50のステップを「SC」、及び受信装置70のステップを「SD」と略記する。また、有線式中継装置50の動作中に発生したイベントは、有線式中継装置50の制御部56によって記憶部57に記録されるものとする。
次に、有線式中継装置50及び受信装置70によって実行される中継処理を、図10及び図11に示すSC1〜SC10、SD1〜SD9の中継処理の流れと関連づけて説明する。図12は有線式中継装置50、及び受信装置70によって実行される中継処理のフローチャートである。この中継処理の実行タイミングは任意で、例えば有線式中継装置50の操作部51及び受信装置70の操作部71を介して中継処理を実行する旨の操作入力がされた場合に実行される。また、受信装置70と受信機80とを接続する信号線2は導通可能な状態であるものとする。なお、以下の説明では、有線式中継装置50のステップを「SE」、及び受信装置70のステップを「SF」と略記する。
このように実施の形態によれば、有線式中継装置50は、自己に有線接続されている第1有線式感知器20又は第2有線式感知器30から火災信号を有線にて受信した場合に、当該受信した火災信号を無線で送信するので、有線式中継装置50及び第1有線式感知器20、又は有線式中継装置50及び第2有線式感知器30を有線接続することにより、有線式中継装置50から火災信号を無線で送信することができ、第1有線式感知器20又は第2有線式感知器30を容易に無線化することができる。
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
上述した火災報知システム1の各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散又は統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散又は統合して構成できる。
上述した実施の形態では、無線式感知器10の無線送信部は、火災信号又は火災復旧信号を送信すると説明したが、これに限られない。例えば、この無線送信部は、無線式感知器10の動作状況を監視するために、当該無線式感知器10の無線端末識別情報を定期的に送信してもよい。この場合には、受信装置70の無線受信部43が無線端末識別情報を定期的に受信しなくなったと判定された場合に、受信装置70の制御部76は信号出力部74によって信号線2を断線させてもよい。具体的には、受信装置70の制御部76はL−C出力部74bによってL−C線2eを断線させる(なお、発信機40の無線送信部43についても同様)。なお、「断線」とは、A線2a、C線2b、又はL線2cのいずれかを、受信装置70の信号出力部74の内部において、受信機80に近い側と遠い側に切り離すことを意味する。
上述した実施の形態では、有線式中継装置50は、第1有線式感知器20又は第2有線式感知器30から火災信号又は火災復旧信号を信号線3を介して受信し、当該受信した火災信号又は火災復旧信号を無線式中継装置60及び/又は受信装置70に中継したり、電源線4を介して第1有線式感知器20又は第2有線式感知器30への電力供給を行うものであると説明したが、これに限られない。例えば、有線式中継装置50は、発信機40から火災信号又は火災復旧信号を信号線3を介して受信し、当該受信した火災信号又は火災復旧信号を無線式中継装置60及び/又は受信装置70に中継したり、電源線4を介して発信機40への電力供給を行ってもよい。
上述した実施の形態では、第1有線式感知器20の検知部が火災を検知したことによって、当該第1有線式感知器20の有線送信部が火災信号を送信した後、発信機40の押しボタン部41が押し下げられたことによって、当該発信機40の無線送信部43が火災信号を送信した場合の中継処理について説明したが、これに限られない。例えば、発信機40の押しボタン部41が押し下げられたことによって、当該発信機40の無線送信部43が火災信号を送信した後、第1有線式感知器20の検知部が火災を検知したことによって、当該第1有線式感知器20の有線送信部が火災信号を送信した場合についての中継処理であっても、実施の形態と同様に扱われる。あるいは、第1有線式感知器20の検知部が火災を検知したことによって、当該第1有線式感知器20の有線送信部が火災信号を送信した後、第2有線式感知器30の検知部が火災を検知したことによって、当該第2有線式感知器30の有線送信部が火災信号を送信した場合の中継処理であっても実施の形態と同様に扱われる。
(付記)
付記1の中継装置は、火災を検知した際に火災信号を出力する火災報知端末から受信した信号を、受信装置に中継する中継装置であって、前記火災報知端末は、前記火災信号を有線にて当該中継装置に出力する有線式の火災報知端末を含み、当該中継装置は、自己に有線接続されている前記有線式の火災報知端末から前記火災信号を有線にて受信した場合に、当該受信した火災信号を無線で送信する。
また、付記2の中継装置は、付記1に記載の中継装置において、前記火災報知端末は、前記有線式の火災報知端末と、前記火災信号を無線にて当該中継装置に出力する無線式の火災報知端末とを含み、当該中継装置は、前記有線式の火災報知端末から前記火災信号を有線にて受信した場合に、当該受信した火災信号に対して、当該有線式の火災報知端末を一意に識別するための第1識別情報を付加し、当該第1識別情報を付加した火災信号を無線で送信し、前記無線式の火災報知端末を一意に識別するための第2識別情報を含む前記火災信号を前記無線式の火災報知端末から無線にて受信した場合に、当該受信した火災信号を無線で送信する。
また、付記3の中継装置は、付記2に記載の中継装置において、前記有線式の火災報知端末は、複数設けられており、前記有線式の火災報知端末から前記火災信号を有線にて受信するものであって、前記複数の有線式の火災報知端末に応じた数だけ設けられた複数の受信手段と、前記複数の有線式の火災報知端末の各々の前記第1識別情報を、前記受信手段に関連付けて格納する第1識別情報格納手段と、前記有線式の火災報知端末から前記火災信号を有線にて受信した際、当該受信を行った受信手段に関連付けられた前記第1識別情報を前記第1識別情報格納手段から取得し、当該取得した第1識別情報を当該受信した火災信号に付加する火災信号生成手段と、前記火災信号生成手段にて前記第1識別情報が付加された火災信号を無線にて送信する無線送信手段とを備える。
(付記の効果)
付記1に記載の中継装置によれば、当該中継装置は、自己に有線接続されている有線式の火災報知端末から火災信号を有線にて受信した場合に、当該受信した火災信号を無線で送信するので、当該中継装置及び有線式の火災報知端末を有線接続することにより、当該中継装置から火災信号を無線で送信することができ、有線式の火災報知端末を容易に無線化することができる。
また、付記2に記載の中継装置によれば、当該中継装置が有線式の火災報知端末又は無線式の火災報知端末から火災信号を受信して、当該受信した火災信号を送信する場合において、有線式の火災報知端末から火災信号を有線にて受信した場合に、当該受信した火災信号に対して、有線式の火災報知端末を一意に識別するための第1識別情報を付加し、当該第1識別情報を付加した火災信号を無線で送信し、無線式の火災報知端末を一意に識別するための無線端末識別情報を含む火災信号を無線式の火災報知端末から無線にて受信した場合に、当該受信した火災信号を無線で送信するので、有線式の火災報知端末又は無線式の火災報知端末の火災信号を容易に識別でき、火災の位置を容易に特定することができる。
また、付記3に記載の中継装置によれば、有線式の火災報知端末は、複数設けられている場合において、有線式の火災報知端末から火災信号を有線にて受信した際、火災信号生成手段が当該受信を行った受信手段に関連付けられた第1識別情報を第1識別情報格納手段から取得し、当該取得した第1識別情報を当該受信した火災信号に付加し、無線送信手段が火災信号生成手段にて第1識別情報が付加された火災信号を無線にて送信するので、有線式の火災報知端末の火災信号を容易に識別でき、火災の位置を一層容易に特定することができる。また、当該中継装置は、1つの中継装置で複数の有線式の火災報知端末に対応できるので、既設の有線式の火災報知端末から無線式の火災報知端末への取り替えに比べて、安価かつ容易に火災報知端末の無線化を実現することができる。
(第2の付記)
第2の付記1の中継装置は、火災を検知した際に火災信号を出力する火災報知端末から受信した信号を、受信装置に中継する中継装置であって、前記火災報知端末は、前記火災信号を有線にて当該中継装置に出力する有線式の火災報知端末を含み、自己に有線接続されている前記有線式の火災報知端末から前記火災信号を有線にて受信する受信手段と、前記有線式の火災報知端末を一意に識別するための第1識別情報を、前記受信手段に関連付けて格納する第1識別情報格納手段と、前記有線式の火災報知端末から前記火災信号を有線にて受信した際、当該受信を行った受信手段に関連付けられた前記第1識別情報を前記第1識別情報格納手段から取得し、当該取得した第1識別情報を当該受信した火災信号に付加する火災信号生成手段と、前記火災信号生成手段にて前記第1識別情報が付加された火災信号を無線にて送信する無線送信手段とを備える。
第2の付記2の中継装置は、第2の付記1に記載の中継装置において、前記火災報知端末は、前記有線式の火災報知端末と、前記火災信号を無線にて当該中継装置に出力する無線式の火災報知端末とを含み、当該中継装置は、前記無線式の火災報知端末を一意に識別するための第2識別情報を含む前記火災信号を前記無線式の火災報知端末から無線にて受信した場合に、当該受信した火災信号を無線で送信する。
第2の付記3の中継装置は、第2の付記2に記載の中継装置において、前記有線式の火災報知端末は、複数設けられており、前記受信手段は、前記複数の有線式の火災報知端末に応じた数だけ設けられており、前記第1識別情報格納手段は、前記複数の有線式の火災報知端末の各々の前記第1識別情報を格納する。
(第2の付記の効果)
第2の付記1に記載の中継装置によれば、当該中継装置は、自己に有線接続されている有線式の火災報知端末から火災信号を有線にて受信した場合に、火災信号生成手段が当該受信を行った受信手段に関連付けられた第1識別情報を第1識別情報格納手段から取得し、当該取得した第1識別情報を当該受信した火災信号に付加し、無線送信手段が火災信号生成手段にて第1識別情報が付加された火災信号を無線にて送信するので、有線式の火災報知端末を容易に無線化することができる。また、当該中継装置は、有線式の火災報知端末の火災信号を容易に識別でき、火災の位置を容易に特定することができる。
また、第2の付記2に記載の中継装置によれば、当該中継装置が有線式の火災報知端末又は無線式の火災報知端末から火災信号を受信して、当該受信した火災信号を送信する場合において、無線式の火災報知端末を一意に識別するための無線端末識別情報を含む火災信号を無線式の火災報知端末から無線にて受信した場合に、当該受信した火災信号も無線で送信するので、有線式の火災報知端末又は無線式の火災報知端末の火災信号を容易に識別でき、火災の位置を容易に特定することができる。
また、第2の付記3に記載の中継装置によれば、有線式の火災報知端末は、複数設けられている場合において、有線式の火災報知端末から火災信号を有線にて受信した際、火災信号生成手段が当該受信を行った受信手段に関連付けられた第1識別情報を第1識別情報格納手段から取得し、当該取得した第1識別情報を当該受信した火災信号に付加し、無線送信手段が火災信号生成手段にて第1識別情報が付加された火災信号を無線にて送信するので、有線式の火災報知端末の火災信号を容易に識別でき、火災の位置を一層容易に特定することができる。また、当該中継装置は、1つの中継装置で複数の有線式の火災報知端末に対応できるので、既設の有線式の火災報知端末から無線式の火災報知端末への取り替えに比べて、安価かつ容易に火災報知端末の無線化を実現することができる。
2、3、102 信号線
2a、102a A線
2a1 A線出力端子
2a2 A線入力端子
2b、102b C線
2b1 C線出力端子
2b2 C線入力端子
2c、102c L線
2c1 L線出力端子
2c2 L線入力端子
2d A−C線
2e L−C線
2f、2g、2h リレー
4 電源線
10 無線式感知器
20 第1有線式感知器
30 第2有線式感知器
40、130 発信機
41 押しボタン部
42 テストスイッチ部
43 無線送信部
44、52、62、72 表示部
45、55、64 電源部
46、56、65、76 制御部
47、57、66、77 記憶部
50 有線式中継装置
51、61、71 操作部
53 有線受信部
53a 第1有線受信部
53b 第2有線受信部
54、63 無線通信部
56a 火災信号生成部
57a 有線端末識別情報テーブル
60 無線式中継装置
70、140 受信装置
73 無線受信部
74 信号出力部
74a A−C出力部
74b L−C出力部
75 電源回路部
76a 識別情報取得部
77a 移報方法テーブル
80、150 受信機
101 防災システム
110 有線式感知器
120 無線式感知器
Claims (3)
- 火災を検知した際に火災信号を出力する火災報知端末から受信した信号を、受信装置に中継する中継装置であって、
前記火災報知端末は、前記火災信号を有線にて当該中継装置に出力する有線式の火災報知端末と、前記火災信号を無線にて当該中継装置に出力する無線式の火災報知端末とを含み、
自己に有線接続されている前記有線式の火災報知端末から前記火災信号を有線にて受信する受信手段と、
前記有線式の火災報知端末を一意に識別するための第1識別情報を、前記受信手段に関連付けて格納する第1識別情報格納手段と、
前記有線式の火災報知端末から前記火災信号を有線にて受信した際、当該受信を行った受信手段に関連付けられた前記第1識別情報を前記第1識別情報格納手段から取得し、当該取得した第1識別情報を当該受信した火災信号に付加する火災信号生成手段と、
前記火災信号生成手段にて前記第1識別情報が付加された火災信号を無線にて送信する無線送信手段とを備え、
前記無線式の火災報知端末を一意に識別するための第2識別情報を含む前記火災信号を前記無線式の火災報知端末から無線にて受信した場合に、当該受信した火災信号を無線で送信する、
中継装置。 - 前記有線式の火災報知端末は、複数設けられており、
前記受信手段は、前記複数の有線式の火災報知端末に応じた数だけ設けられており、
前記第1識別情報格納手段は、前記複数の有線式の火災報知端末の各々の前記第1識別情報を格納する、
請求項1に記載の中継装置。 - 火災を検知した際に火災信号を出力する火災報知端末から受信した信号を、受信装置に中継する中継装置であって、
前記火災報知端末は、前記火災信号を有線にて当該中継装置に出力する有線式の火災報知端末を含み、
自己に有線接続されている前記有線式の火災報知端末から前記火災信号を有線にて受信する受信手段と、
前記有線式の火災報知端末を一意に識別するための第1識別情報を、前記受信手段に関連付けて格納する第1識別情報格納手段と、
前記有線式の火災報知端末から前記火災信号を有線にて受信した際、当該受信を行った受信手段に関連付けられた前記第1識別情報を前記第1識別情報格納手段から取得し、当該取得した第1識別情報を当該受信した火災信号に付加する火災信号生成手段と、
前記火災信号生成手段にて前記第1識別情報が付加された火災信号を無線にて送信する無線送信手段とを備え、
前記有線式の火災報知端末は、複数設けられており、
前記受信手段は、前記複数の有線式の火災報知端末に応じた数だけ設けられており、
前記第1識別情報格納手段は、前記複数の有線式の火災報知端末の各々の前記第1識別情報を格納する、
中継装置。
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