JP5000913B2 - 火災報知設備 - Google Patents

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Description

本発明は、受信機から引出された伝送に中継器を接続し、中継器から引出された感知器回線に複数の火災感知器を接続し、中継器から電圧を変化させることでコマンドを含む下り信号を送信し、火災感知器から電流を変化させることで応答を含む上り信号を送信する火災報知設備に関する。
従来、P型アドレッサブル火災感知器を中継器からの感知器回線に接続した火災報知設備にあっては、パルスカウント伝送方式により火災感知器に対するコマンド送信と感知器応答を処理している。
パルスカウント伝送方式にあっては、中継器が受信機からの伝送同期コマンドに基づいて中継器から火災感知器にコマンドと応答用パルスを含む下り信号を電圧変化で送信し、火災感知器から中継器にコマンド応答の上り信号を、応答用パルスの空きタイミングの電流変化で送信して火災を監視するようにしている。
火災感知器のアドレスは、応答用パルスのパルス数で決まる最大アドレスまで設定することができ、応答用パルスをカウントして自己アドレスに一致するタイミングで、その時のコマンドに対応した応答信号を中継器に上り信号として送信する。中継器は応答用パルスを計数しており、火災感知器からコマンド応答の上り信号を受信した時のカウンタ値から感知器アドレスを認識している。
このよう火災報知設備にあっては、受信機で火災監視制御を行うため、火災感知器のデータが必要であり、割当アドレス、煙か熱かの種別、ブロック番号、連絡先、連動先、メッセージなどの感知器接続データを製造段階で火災感知器毎に準備し、EEPROM等の不揮発メモリに格納して受信機にセットし、受信機の電源投入に伴う立上げ時に、不揮発メモリからRAM等の揮発メモリに読出して展開し、火災監視に必要な感知器接続データを得るようにしている。
また従来の火災受信機にあっては、中継器からの感知器回線に接続した火災感知器で出力異常などの感知器異常が発生した際に、受信機の操作表示部に異常発生の文字情報の近傍に中継器のアドレス番号を表示すると共に、火災感知器のアドレス番号を枝番として表示し、異常発生場所を特定できるようにしたものが知られている。
特開2005−004352号公報 特開2004−280575号公報
しかしながら、このような従来の火災報知設備の受信機にあっては、火災感知器の作動表示や障害表示をする際に、中継器アドレスに感知器アドレスを枝番で表示するようにしているが、このようなアドレスは、異常となった火災感知器を識別するIDとしては有効であるが、アドレスそのものが作動又は障害となった火災感知器の設置場所等の現場の状況を示すものではなく、別途準備されたアドレスと感知器設置場所の地図またはリストなどを人為的に参照して確認する作業が必要であり、作動又は障害となった火災感知器の設置場所の特定に手間と時間がかかる問題がある。
またこの種の火災報知設備にあっては、火災報知設備を設置した後の運用中に、設置している建物や施設のテナントが変わってフロアの間仕切り変更などが行われる場合があり、これに伴って新たに火災感知器を追加する場合がある。
しかしながら、火災感知器の追加に対しては、受信機に登録している感知器接続データを変更する必要があり、受信機にセットしているEEPROMを外して工場などに持ち帰り、書替用のアプリケーションを使用して感知器接続データを変更しているが、手間と時間がかかる問題がある。
この問題を解消するため、受信機自体で感知器接続データを変更できるようにしたものもあるが(特許文献1)、感知器接続データの変更はEEPROM等の不揮発メモリに格納している接続データの書替えを必要とするため、受信機を通常の監視モードから保守点検のためのメンテナンスモードに変更して行う必要があり、このため変更作業は夜間などの時間帯の作業となり、作業負担が大きいという問題がある。
また接続データを書替え可能とするため、EEPROMの不揮発メモリの書替え機能や接続データ変更のアプリケーションを受信機PUに持たせなければならず、受信機の機能構成が複雑化し、コストアップになる問題がある。
本発明は、感知器接続データテーブルに登録する属性データに火災感知器の設置場所等を把握可能な情報を追加して表示可能とすると共に、火災感知器の追加を一種の障害と判定して火災感知器の属性データを取得して感知器接続データテーブルを簡単に更新できる火災報知設備を提供することを目的とする。
本発明は、受信機から引出された伝送に中継器を接続すると共に、中継器から引出された感知器回線に複数の火災感知器を接続し、中継器からコマンドと応答用パルスを含む下り信号を送信し、火災感知器からコマンドに応答する上り信号を応答用パルスの自己アドレスに対応したタイミングで送信する火災報知設備に於いて、受信機に、
感知器回線に接続された各火災感知器に固有の割当アドレスと当該各火災感知器に対して任意に設定する任意番号を含む属性データを火災感知器毎に登録した感知器接続データテーブルを記憶するテーブル記憶部と、
火災発報時に、発報した火災感知器の割当アドレスに対応する前記任意番号を感知器接続データテーブルから読出して画面表示する火災監視部と、
を設けたことを特徴とする。
本発明の火災報知設備は、
受信機に、更に、
中継器から通知されたアドレス異常に基づいて感知器追加障害を判定する障害判定部と、
感知器追加障害を判定した際に起動し、追加された火災感知器のアドレスに対応した任意番号の入力を要求して取得する任意番号取得部と、
追加された火災感知器の割当アドレス及び任意番号取得部で取得された任意番号を感知器接続データテーブルの追加障害と判定された火災感知器の属性データに書き込んで更新するデータ更新部と、
を設け、
中継器に、
受信機の感知器接続データテーブルから得られた感知器毎の割当アドレスを格納したアドレステーブルを記憶するアドレス記憶部と、
正常監視コマンドの送信に伴って火災感知器から正常監視応答の上り信号を受信した際に、アドレステーブルの参照により未割当アドレスからの上り信号受信を判別してアドレス異常を受信機に通知するアドレス異常判定部と、
を設けたことを特徴とする。ここで、任意番号は複数の火災感知器の各々の設置場所を示す情報である。また受信機に、受信機の電源投入時に読み出されてテーブル記憶部に展開される感知器接続データテーブルの既定値を格納したテーブル既定値格納部を備え、データ更新部は、感知器接続データテーブルの既定値を、感知器接続テーブルの更新と同時に同じ内容に更新する。
本発明の火災報知設備は、受信機のテーブル記憶部が、火災感知器の種別を含む属性データを前記火災感知器毎に記憶し、受信機に、更に、感知器追加障害の判定時に、中継器に種別の要求コマンドを送信し、中継器から完了応答が受信された際に種別の転送を要求して感知器種別を取得する種別取得部を設け、データ更新部は、種別取得部で取得された種別を感知器接続データテーブルの追加障害と判定された感知器の接続データに書き込んで更新し、
中継器に、更に、受信機からの種別の要求コマンドを受信した際に、感知器回線に種別検索コマンドを送信して各火災感知器の応答上り信号から種別を取得して保持し、受信機から種別の転送要求を受信した際に、保持している種別を受信機に転送する種別検索部とを設ける。
受信機の発報表示部は、火災発報時に、発報した火災感知器の任意番号に隣接して同一感知器回線の火災感知器の発報数を画面表示する。発報表示部は、火災感知器の発報数に隣接してシフトスイッチを配置し、シフトスイッチを操作する毎に、現在発報中の火災感知器の任意番号を切替表示する。
受信機のテーブル記憶部は、感知器接続データテーブルに中継器の種別と設置地区を示す地区メッセージ登録し、
前記発報表示部は、火災発報時に、発報した火災感知器に対応した前記地区メッセージを前記感知器接続データテーブルから読出して前記任意番号と共に画面表示する。
表示部は、地区メッセージの表示部位に対応してタッチスイッチを配置し、タッチスイッチの操作時に、地区メッセージを感知器割当アドレスを含む地区番号の表示に切り替える。
本発明によれば、感知器接続データテーブルに登録する火災感知器の属性データとして新たに任意番号の登録領域を設け、受信機の画面操作などにより火災感知器の設置場所を示す部屋番号などの任意番号を登録することで、火災発報表示の際に、中継器アドレスや感知器アドレスに対応して部屋番号等を示す任意番号が表示され、任意番号から発報した火災感知器の設置場所などの現場状況を迅速に認識して適切な火災対処措置をとることができる。
また間仕切り変更などで、火災感知器を追加した場合、追加した火災感知器による未割当アドレスによる応答から中継器でアドレス異常を認識して受信機に通知し、受信機で感知器追加障害を認識することで、追加した火災感知器のデータを感知器接続データテーブルに自動登録するテーブル更新が自動的に行われ、火災感知器を追加した際の感知器接続データテーブルの変更に必要な手間と時間を低減し、変更に伴う費用を低減できる。
この場合にも、感知器追加障害に対応して追加した火災感知器についての任意番号の入力要求が行われ、この入力要求に対し部屋番号などを入力することで、追加した火災感知器の属性データに任意番号を簡単且つ容易に含めて感知器接続データテーブルを更新できる。
また任意番号に近接して同一感知器回線の感知器発報数が表示され、更に、その近傍のシフトスイッチの操作で発報感知器の任意番号を切替表示でき、現場における火災の広がり具合などの状況を容易に把握できる。
また必要があれば、中継器の地区メッセージの表示部位のタッチスイッチ操作で、中継器アドレスを含む地区番号に感知器アドレスを付加した表示に切り替えることができ、アドレスによ発報した火災感知器を特定することも簡単にできる。
図1は本実施形態による火災報知設備の構成を示したブロック図である。図1において、受信機10から引き出された伝送線18及び中継器制御線19に対し複数の中継器12が接続されており、中継器12からは感知器回線20が引き出され、それぞれ複数の火災感知器14−1〜14−nを接続している。なお、図1は説明を簡単にするため、中継器12から感知器回線20を1回線引き出した場合を示しているが、本実施形態にあっては、例えば4回線が引き出されている場合を例にとる。
図2は図1における受信機10の実施形態を示したブロック図である。図2において、受信機10には受信機CPU100が設けられ、受信機CPU100に対しては伝送回路102、電源部104、タッチパネル付の液晶ディスプレイを用いた表示部106、操作部108、音響警報部110、移報部112、不揮発メモリとしてのEEPROM114及び揮発メモリとしてのRAM116を設けている。
更に受信機CPU100には、プログラム制御により実現される機能として、火災監視部94、障害判定部95、任意番号取得部96、種別取得部97、データ更新部98を設けている。火災監視部94は、伝送回路102に対する指示で伝送線18により図1の中継器12に対し一定時間間隔例えば9秒間隔で伝送同期コマンドを送っており、この伝送同期コマンドの間に所定回数、ポーリングコマンドを送っている。
火災監視部94が中継器からの火災割込信号を受信すると、表示部106を使用して火災警報表示を行い、音響警報部110から音響警報を出すと共に、必要に応じて移報部112から移報信号を出力し、連動機器としての防排煙扉や警報ベルなどを連動制御するようにしている。操作部108としては、表示部106に使用している液晶ディスプレイのタッチパネル付操作画面を備え、それ以外の適宜の火災監視に必要なスイッチが設けられている。
また火災監視部94は、中継器12を介して感知器回線20に接続している火災感知器14−1〜14−nの感知器接続データ(属性データ)を管理している。本実施形態にあっては、不揮発メモリであるEEPROM114に火災感知器14−1〜14−nデフォルト接続データテーブル118を格納しており、受信機10の電源投入により設備を立ち上げた際に、EEPROM114のデフォルト接続データテーブル118が受信機CPU100により読み出され、RAM116に感知器接続データテーブル120として展開され、火災監視部94による火災監視に必要なデータとして使用される。
図3は図2の受信機10のRAM116に展開された感知器接続データテーブル120の説明図である。図3において、感知器接続データテーブル120は、中継器アドレス、中継器種別、回線番号、ブロック番号、地区メッセージ、連動元データ、感知器アドレス、アドレス有効フラグ及び種別で構成され、更に本実施形態にあっては、新たに任意番号を追加している。
本実施形態において、中継器12からは感知器回線20が4回線引き出されていることから、図3にあっては、そのうちの2回線を示しており、また各回線には32台分の火災感知器に分けて感知器アドレス1〜32が格納される。
アドレス有効フラグは、ビット1でアドレス割当を示し、ビット0でアドレス未割当を示している。即ちアドレス有効フラグがビット0のアドレスは、感知器回線に対応する火災感知器が接続されていない空状態にあることを示している。
次の種別は、本実施形態にあっては熱または煙のいずれかである。更に本実施形態で新たに設けている任意番号には、火災感知器の設置場所を示す情報として、例えば部屋番号などの数字やテナント名などのメッセージ情報が登録される。
ここで、図2のデフォルト接続データテーブル118は設置段階で予め作成されており、種別及び任意番号については受信機10のRAM116に図3のように感知器接続データテーブル120として展開された状態で追加的に登録される。なお、デフォルト接続データテーブル118は現場登録により作成される場合もある。
このうち種別については、後の説明で明らかにするように、受信機10からの中継器12に対する種別要求で自動的に取得されて登録される。任意番号については、受信機10のタッチパネル付の表示を使用して受信機10の現場設置状態で部屋番号やテナント名などの適宜の任意番号を入力操作により設定登録することができる。
再び図2を参照するに、受信機CPU10の障害判定部95は、中継器12から通知された感知器アドレスの異常に基づいて感知器追加障害を判定する。任意番号取得部96は感知器追加障害を判定した際に起動し、追加感知器のアドレスに対応した任意番号の入力を要求して取得する。
種別取得部97は感知器追加障害を判定した際に中継器12に種別の要求コマンドを送信し、中継器12から完了応答が受信された際に種別の転送を要求して感知器種別を取得する。データ更新部98は、任意番号取得部96で取得した任意番号、及び種別取得部97で取得した種別を、RAM116の感知器接続データテーブル120の追加障害と判定された火災感知器の該当部分に書き込んで更新する。この任意番号及び種別の更新は、EEPROM114のデフォルト感知器接続データテーブル118に対しても同時に行われる。
図4は本実施形態における受信機10の火災発報画面の説明図である。図4の火災発報画面はタッチパネル付の液晶ディスプレイによる表示画面であり、画面上部に火災メッセージ122として「火災です」と火災マーク124を表示する。その下に詳細表示部125が設けられ、詳細表示部125の左に地区メッセージ126を表示する。
地区メッセージ126は図2の感知器接続データテーブル120から得られたもので、本実施形態にあっては
(1)棟数、階、地区の表示
(2)地区表示(PA感知器用中継器010021)の表示
を行っている。
詳細表示部125の右には、任意番号128が〔1201〕として表示される。この例にあっては、任意番号128は12階の01号室を数字で表している。任意番号128の右側には、近接して発報数130が表示されている。発報数130は、この例では「1/5」であり、これは同一感知器回線に接続している火災感知器のうちの5台が発報し、第1報目につき任意番号128に「1201」の表示が行われていることを示している。
発報数130の上にはシフトスイッチ132が設けられており、シフトスイッチ132を指先で操作すると発報数130の表示が現在の「1/5」からシフト操作ごとに「2/5」「3/5」、「4/5」、「5/5」と順次切り替わり、更に押すと最初の「1/5」に戻る。このシフトスイッチ132に伴う発報数130の変化に伴い、任意番号128における表示も、例えば現在の「1201」から例えば「1202」「1203」・・・というように連動して切り替わる。
更に本実施形態にあっては、地区メッセージ126の部分がタッチスイッチとなっており、この地区メッセージ126の部分のタッチスイッチを操作すると図5の火災発報画面に切り替わる。
図5の火災発報画面は、詳細表示部125における地区メッセージ126の中の下側の部分がアドレス表示部134に切り替わる。アドレス表示部134の表示は、例えば「PA感知器用中継器01−002−1#01」であり、前半の「01−002−1」は中継器アドレスであり、その後に感知器アドレス「#01」が枝番として追加されている。
この図5の火災発報画面においても、詳細表示部125の右側のシフトスイッチ132を操作すると、任意番号128及び発報数130が図4の場合と同様に変化すると同時に、アドレス表示部134における感知器アドレス「#01」の部分がシフトスイッチ132の操作に連動して「#02」「#03」・・・と発報順に切り替わる。
図6は本実施形態における中継器の実施形態を示したブロック図である。図6において、中継器12は、伝送回路22、中継器CPU24、電源部25、電流検出回路26、送信回路27、応答信号検出回路28及びRAM29を備えている。中継器CPU24にはプログラム制御により実現される機能として、中継処理部34、アドレス異常判定部35及び種別検索部36を設けている。
またRAM29にはアドレステーブル30が格納されている。アドレステーブル30は、図2の受信機10に格納している感知器接続データテーブル120の中から、中継器12から引き出された感知器回線20に接続している火災感知器のアドレス部分を抽出してコピーしたテーブルである。
図7は図3の受信機側の感知器接続データテーブル120からコピー処理により作成したアドレステーブル30であり、中継器12から引き出されている4回線のうちの2回線を示しており、回線番号、感知器アドレス及びアドレス有効フラグが登録されている。このアドレステーブル30についても、アドレス有効フラグがビット1となっている感知器アドレスが割当アドレスであり、アドレス有効フラグがビット0となっている感知器アドレスは未割当で空き状態となっている。
図6の中継器CPU24の中継処理部34は、受信機10から伝送同期コマンドを受信するごとに断線監視コマンドと正常監視コマンドを、送信回路27を介して感知器回線20に送出する。断線監視コマンドの下り信号に対しては、終端設定された火災感知器14−nがコマンド応答の上り信号を送信する。また正常監視コマンドの下り信号に対しては、全ての火災感知器14−1〜14−nがコマンド応答の上り信号を送信する。
中継器12から感知器回線20に送信される下り信号は、感知器回線20の電圧を変化させるいわゆる電圧モードの信号である。これに対し火災感知器14−1〜14−nから送信される上り信号は、感知器回線20に流れる電流を変化させる、いわゆる電流モードの信号である。
中継処理部34は、火災感知器14−1〜14−nのいずれかで火災を検出すると、感知器回線20に火災割込信号が送信されることから、これを受信して感知器アドレス検索コマンドを送信し、発報した火災感知器の感知器アドレスを取得する。
火災感知器による発報時の火災割込信号の送信は例えば一定の時間間隔で3回連続して行われ、中継処理部34にあっては火災割込信号の受信による感知器アドレス検索コマンドによる検索アドレスが2回一致したら火災発報を特定し、3回目の火災割込信号の受信で火災を確定し、受信機10に対し火災割込信号により火災検出を通知し、火災警報を行わせる。
アドレス異常判定部35は、正常監視コマンドの送信に伴って火災感知器14−1〜14−nから正常監視応答の上り信号を受信した際に、アドレステーブル30を参照して応答のあったアドレスが割当アドレスか未割当アドレスかを判定し、未割当アドレスを判定した場合にアドレス異常を受信機10に通知する。
種別検索部36は、受信機10からの種別要求コマンドを受信した際に、感知器回線20に種別検索コマンドを送信して、各火災感知器の応答上り信号から種別を取得して保持し、受信機10からの種別の転送要求を受信した際に、保持している種別を受信機10に転送する。
本実施形態における種別検索につき、中継器12の種別検索部36は、実際には熱感知器と煙感知器のそれぞれにつき個別に種別検索コマンドを送信して取得するが、以下の説明にあっては、説明を簡単にするため、熱と煙に種別を分けることなく、単に種別検索コマンドを送信して種別を取得するものとして説明する。
図8は本実施形態における火災感知器14(14−1〜14−n)の実施形態を示したブロック図である。図8において、火災感知器14は、無極性ノイズ吸収回路37、9ボルト出力の定電圧回路38、3ボルト出力の定電圧回路40、リセット監視回路42、感知器CPU44、揮発メモリであるEEPROM46、パルス駆動回路48、サーミスタなどの温度検出素子50、温度検出回路52、伝送信号検出回路54及び応答信号送出回路56を備えている。
感知器CPU44に設けたEEPROM46には、この火災感知器14が熱感知器であることを示す種別データ47が記憶され、更に感知器アドレスが記憶されており、感知器回線20の電源投入に伴うリセット監視回路42による感知器CPU44のリセットスタートによる初期化処理で、EEPROM46より感知器アドレスを含む各種設定情報を内部のRAMに展開し、感知器制御を行う。
感知器CPU44にはプログラム制御により実現される機能として感知器応答部64が設けられている。感知器応答部64は中継器12からのコマンドと応答用パルスからなる下り信号を受信し、応答用パルスをカウントした値が自己アドレスに一致した際の応答用パルスの空きタイミングで、このとき受信しているコマンドに対応した応答信号を上り信号として送信する。
例えば中継器12からの正常監視コマンドを含む下り信号は、伝送信号検出回路54で検出されて感知器CPU44に入力され、コマンド内容を解読した後、火災感知器14に異常がなければ、感知器応答部64が応答用パルスのカウント値が自己アドレスに一致した直後の空きタイミングで応答信号を応答信号送出回路56に出力し、感知器回線の電流変化によりコマンド応答の上り信号を送信する。火災感知器14に異常がある場合には、コマンド応答の上り信号は送信されない。
ここで火災感知器14のパルス駆動回路48は、感知器CPU44からの一定時間間隔の駆動パルスを受けて温度検出素子50であるサーミスタを駆動しており、検出タイミングごとに温度検出回路52で温度を検出して感知器CPU44に読み込み、予め設定した火災温度を超えたことで火災発報を検出し、伝送信号検出回路54を使用して火災割込信号を感知器回線20に送信する。
本実施形態にあって、感知器CPU44は火災発報を検出すると、中継器12からの正常監視コマンドの送信間隔内で連続して例えば3回、火災割込信号を送信する。正常監視コマンドが例えば9秒間隔で送信されているとすると、火災発報時に火災感知器14は3秒間隔で連続して火災割込信号を送信する。
このような火災感知器14からの火災割込信号につき、1回目と2回目については中継器12は感知器アドレスの検索コマンドを発行して感知器アドレスを取得し、3回目の火災割込信号の受信で感知器アドレスの検索結果が2回一致したことを条件に火災を確定して、受信機10に火災発生を通報する。
中継器12で3回の火災割込信号に基づいて火災が確定されると、中継器12は発報表示灯制御コマンドを送信し、これを受けて火災感知器14は作動表示灯(図示せず)を点灯する。
中継器12にあっては、第1報目の火災を確定すると、その後、一定周期で連続して感知器アドレス検索コマンドを発行しており、したがって2報目の火災感知器が発報すると、当該火災感知器は、感知器アドレス検索コマンドに対し感知器アドレス応答信号を送信することで、中継器12側において2報目、更に3報目といった同一感知器回線20における火災発報を認識することができる。
なお図8の火災感知器14にあっては、サーミスタなどの温度検出素子50による熱感知器を例に取るものであったが、発光素子と受光素子を備えた散乱光式煙検出部を備えた火災感知器であってもよいことはもちろんである。
図9は本実施形態で受信機10から送信する伝送同期コマンドとこれに同期して中継器12から火災感知器14に送信する断線監視コマンド及び正常監視コマンドの送信タイミングのタイムチャートである。
図9は本実施形態で受信機10から送信する伝送同期コマンドとこれに同期して中継器から火災感知器に送信する断線監視コマンド及び正常監視コマンドの送信タイミングのタイムチャートである。
図9(A)の伝送同期コマンド66は、受信機10から中継器12に対し一定周期で送信され、伝送同期コマンド66に基づき中継器12は、図9(B)のように断線監視コマンド68と正常監視コマンド70を交互に送信する。
図10は本実施形態の中継器12と火災感知器14の間のコマンド送信の下り信号とコマンド応答の上り信号のタイムチャートである。図10(A)はコマンド送信の下り信号であり、感知器回線 20の定常電圧を例えば19ボルトとすると、19ボルトから31ボルトに変化させている。
電圧変化で行うコマンド送信用の下り信号は、スタートパルス71、基準パルス72、コマンド74,76及び応答用パルス78で構成される。本実施形態において、感知器回線20に接続可能な火災感知器14の最大数は例えば32台であり、このためコマンド76に続いて32個の応答用パルス78を送信している。またコマンド74,76は同じコマンドであり、2連送することで信頼性を上げている。
ここで、アドレス2の火災感知器14−2は感知器回線に接続されておらず、中継器12のアドレステーブル30は図7のように、回線番号1の感知器アドレス2のアドレス有効フラグはビット0であり、未割当アドレスであることを示している。
火災感知器14−1,14−3〜14−32にあっては、下り信号のコマンド76に続く応答用パルス78をカウントし、カウント値が予め設定した自己アドレスに一致すると、その直後の応答用パルス78の空きタイミングで電流変化によるコマンド応答の上り信号を送信する。図10(B)は感知器回線20に接続している3台の火災感知器が一括コマンドである正常監視コマンドを受信してコマンド応答の上り信号を送出した場合である。
コマンド応答の上り信号は、図10(C)のアドレス1,3〜32の火災感知器14−1,14−3〜14−32に示すように、応答用パルス78をカウントして各アドレスに一致するタイミングで、それぞれの火災感知器がコマンド応答上り信号82−1,82−3〜82−32を送信しており、その合成信号が図10(B)の上り信号として感知器回線20に送信されることになる。
図11(A)は図10に対応したアドレス設定を行っている火災感知器14を設置した建物のフロア配置であり、1201号室〜1207号室に間仕切りされており、部屋ごとに火災感知器14−1,14−3〜14−8を設置して感知器回線20に接続している。また感知器アドレスは#01,#03〜#08であり、アドレス#02は未割当となっている。
図11(B)は間仕切りを変更した場合であり、1201号室と1202号室の間の間仕切り136を移動し、これに伴い1202号室にアドレス#02をもつ火災感知器14−2を追加接続している。
図12は図11(B)の火災感知器14−2を追加した際の中継器12と火災感知器14の間の種別検索コマンドの下り信号とコマンド応答の上り信号のタイムチャートである。この場合、図12(A)のコマンド送信用の下り信号におけるコマンド76に続く応答用パルス78に対し、その直後の空きタイミングで図10(C)のように、それぞれの火災感知器14−1、追加した火災感知器14−2、及び火災感知器14−3〜14−32がコマンド応答上り信号82−1〜82−32を送信しており、その合成信号が図12(B)の上り信号として感知器回線に送信される。
火災感知器14−1〜14−32からのコマンド応答上り信号82−1〜82−32を受信した中継器12にあっては、それまで得られていなかったアドレス2のタイミングでコマンド応答上り信号82−2を受信するが、アドレス2は図7のアドレステーブル30から未割当アドレスであり、それにも関わらす応答上り信号が受信されたことでアドレス異常と判定し、受信機10にアドレス異常を通知することになる。
図13〜図16は、火災感知器の追加に伴う受信機の追加障害判定、種別情報検索、テーブル更新までの処理を示すタイムチャートである。
図13において、受信機10は、ステップS1で伝送同期コマンドを中継器12に送信すると、伝送同期コマンドが奇数タイミングであったとすると、中継器12はステップS101で断線監視コマンドを送信する。
ここで火災感知器14−2は、この段階では感知器回線に接続されておらず、アドレス2は未割当となっている。断線監視コマンドは火災感知器14−1,14−3〜14−32で受信され、終端の火災感知器14−32のみが終端設定されていることから、ステップS401で火災感知器14−32が断線監視応答の上り信号を送信する。
この応答信号を中継器12で受信すると、ステップS102で回線正常判定とする。もし断線監視の応答信号が得られなかった場合には、例えば連続して3回応答が得られなかった場合に、感知器回線の断線を確定して受信機10に断線障害を通知する。
続いて受信機10は、ステップS1の処理から9秒後の次のステップS2で伝送同期コマンドを中継器12に送信しており、この伝送同期コマンドは偶数タイミングであることから、中継器12はステップS103で正常監視コマンドを感知器回線20に送信する。
火災感知器14−1,14−3〜14−32は、感知器回線20に正常に接続され且つ障害もない場合には、ステップS201,・・・S402に示すように、それぞれ下り信号の自己アドレスに対応した応答パルスの空きタイミングで正常監視応答の上り信号を応答送信する。中継器12はステップS104で全ての火災感知器14−1,14−3〜14−32から上り信号を受信すると、接続感知器正常判定を行うことになる。
この段階で感知器回線20に火災感知器14−2がステップS301ように追加接続されたとする。
続いて図14に進み、受信機10はステップS3で伝送同期コマンドを中継器12に送信すると、これを受けて中継器12は、ステップS105で再び断線監視コマンドを送信し、断線監視コマンドは火災感知器14−1〜14−32で受信されるが、終端の火災感知器14−3のみが終端設定されていることから、ステップS403で火災感知器14−3が断線監視応答の上り信号を送信し、中継器12はステップ106で回線正常を判定する。
続いて受信機10は、ステップS3の処理から9秒後の次のステップS4で伝送同期コマンドを中継器12に送信し、中継器12はステップS107で再び正常監視コマンドを感知器回線20に送信する。このため火災感知器14−1,追加した火災感知器14−2、火災感知器14−3〜14−32は、感知器回線20に正常に接続され且つ障害もない場合には、ステップS202,S302・・・S404に示すように、それぞれ下り信号の自己アドレスに対応した応答パルスの空きタイミングで正常監視応答の上り信号を応答送信する。
しかしながら、追加した火災感知器14−2からの正常監視応答の上り信号は、未割当アドレスであり、本来、上り信号が受信されないアドレスであることから、中継器12はステップS108で感知器アドレスに変化が生じたことを認識し、受信機10にアドレス異常を変化のあったアドレス2と共に通知する。
アドレス異常の通知を受けた受信機10は、ステップS5で感知器接続データテーブル120を参照し、アドレス2を割り当てた火災感知器が追加された感知器追加障害を判定し、図15のステップS6で感知器追加処理を起動し、追加した火災感知器14−2の種別検索と、任意番号の取得を行う。
追加した火災感知器14−2の種別取得は次のようにして行う。受信機10はステップS7で中継器12に対し種別要求コマンドを送信する。これに対し中継器12は、ステップS109でコマンド受信と応答を開始する。
続いて受信機10は、ステップS8で伝送グループ設定コマンドを送信する。この伝送グループ設定コマンドにより、中継器12にあっては、ステップS110で感知器への伝送出力タイミングを取得する。そしてコマンド受信応答を受信機に返す。
続いてステップS9で次の伝送同期コマンドの送信を受信機10が行い、これは中継器12においてステップS111の正常監視コマンドの送信となり、火災感知器14−1〜14−32の全てが、ステップS203,S303,・・・S405のように正常監視応答送信を行い、ステップS112で接続感知器正常判定が行われる。
続いてステップS10で受信機10が伝送同期コマンドを送信すると、中継器12は、ステップS113で種別要求コマンドを送信する。この種別要求コマンドに対し、火災感知器14−1〜14−32が、ステップS204,S304,S406のように種別応答の上り信号を送信する。これを受けて中継器12は、図16のステップS114で、種別をメモリに保存する。
続いて受信機10はステップS11で伝送同期コマンドを送信し、これは中継器12のステップS115で断線監視コマンドの送信となり、ステップS116で感知器正常判定を行う。続いて受信機10は、伝送同期コマンド送信周期の間にポーリングコマンド送信をステップS12で行い、ポーリングコマンド送信に対し中継器12はステップS117で種別要求コマンドの完了通知を行う。
これを受けて受信機10はステップS13で2次側要求コマンドを送信し、中継器12は、ステップS118でメモリに保存している感知器アドレスと種別を応答送信する。この中継器12からの種別とアドレスの応答送信を受けて、受信機10はステップS14で図2のRAM116に展開している感知器接続データテーブル120の追加した火災感知器14−2を含む同一感知器回線に接続している全ての火災感知器の種別を書き替えて更新する。
このようにして追加した火災感知器14−2の種別取得による更新が済むと、受信機10はステップS15で追加した火災感知器14−2の任意番号の入力処理を起動する。例えば受信機10の表示部に任意番号の入力操作画面を表示し、追加した火災感知器14−2のアドレス2に対応して任意番号の入力を要求する。この任意番号入力要求に対し図11(B)の場合は、火災感知器14−2を追加した部屋番号「1202」を任意番号として入力する。
続いて受信機10はステップS16でEEPROM118のデフォルト感知器接続データテーブル118とRAM116の感知器接続データテーブル120の更新登録を図17の矢印Aのように行い、更に中継器12にアドレス割当情報を転送、S119でアドレステーブル30について、アドレス有効フラグをビット1の割当アドレスに変更する。
このように本実施形態にあっては、間仕切り変更などに伴う火災感知器の追加に対し、追加した火災感知器の種別が自動的に取得されて感知器接続データテーブルが更新され、更に、受信機において追加した火災感知器に対する任意番号の入力要求が自動的に行われ、火災報知設備の運用中であっても、保守モードへ切り替えることなく、火災感知器の追加に伴う属性データの取得登録を簡単且つ容易に実現できる。
なお本実施形態は、中継器からコマンド及び応答用パルスを下り信号として送信し、火災感知器側でコマンドを解読すると共に、応答用パルスをカウントして自己アドレスに一致した空きタイミングで上り信号を応答送信するパルスカウント伝送方式を例に取るものであったが、中継器と火災感知器の間でコマンド、アドレス、データによる電文による双方向伝送機能を備えたデータ伝送方式を採用する火災報知設備についても適用することができる。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
本実施形態の火災報知設備の実施形態を示したブロック図 受信機の実施形態を示したブロック図 受信機の格納された感知器接続データテーブルの説明図 本実施形態における火災発報画面の説明図 地区メッセージのタッチスイッチ操作による切替画面の説明図 中継器の実施形態を示したブロック図 中継器に格納しているアドレステーブルの説明図 火災感知器の実施形態を示したブロック図 受信機の伝送同期コマンドによる中継器からの断線監視コマンドと正常監視コマンドの送信タイミングのタイムチャート 中継器と火災感知器の間のコマンド送信の下り信号とコマンド応答の上り信号のタイムチャート 建物の間仕切り変更に伴い火災感知器を追加する説明図 火災感知器の追加に伴うアドレス異常時の中継器と火災感知器の間の下り信号と上り信号のタイムチャート 火災感知器の追加に伴う受信機の追加障害判定、種別情報検索、テーブル更新までの処理を示すタイムチャート 図13に続く種別更新処理のタイムチャート 図14に続く種別更新処理のタイムチャート 図15に続く種別更新処理のタイムチャート 感知器追加障害の判定に基づいて更新された受信機の感知器接続データテーブルの説明図
10:受信機
2:中継器
14(14−1〜14−n:火災感知器
18:伝送線
19:中継器制御線
0:感知器回線
22,102:伝送回路
24:中継器CPU
25,104:電源部
26:電流検出回路
27:送信回路
28:応答信号検出回路
29:RAM
30:アドレステーブル
34::中継処理部
35:アドレス異常判定部
36:種別検索部
37:無極性ノイズ吸収回路
38,40:定電圧回路
44,46:定電圧回路
42:リセット監視回路
44:感知器CPU
46:EEPROM
47:種別データ
48:パルス駆動回路
50:温度検出素子
52:温度検出回路
54:伝送信号検出回路
56:応答信号送出回路
64:感知器応答部
66:伝送同期コマンド
68:断線監視コマンド
70:正常監視コマンド
71:スタートパルス
72:基準パルス
74,76:コマンド
78:応答用パルス
82−1〜82−38:コマンド応答上り信号
94:火災監視部
95:障害判定部
96:任意番号取得部
97:種別取得部
98:データ更新部
100:受信機CPU
106:表示部
108:操作部
110:音響警報部
112:移報部
114:EEPROM
116:RAM
118:デフォルト接続データテーブル
120:感知器接続データテーブル
122:火災メッセージ
124:火災マーク
125:詳細表示部
126:地区メッセージ
128:任意番号
130:発報数
132:シフトスイッチ
134:アドレス表示部

Claims (9)

  1. 受信機から引出された伝送に中継器を接続すると共に、前記中継器から引出された感知器回線に複数の火災感知器を接続し、前記中継器からコマンドと応答用パルスを含む下り信号を送信し、前記火災感知器から前記コマンドに応答する上り信号を前記応答用パルスの自己アドレスに対応したタイミングで送信する火災報知設備に於いて、
    前記受信機に、
    前記感知器回線に接続された各火災感知器に固有の割当アドレスと当該各火災感知器に対して任意に設定する任意番号を含む属性データを前記火災感知器毎に登録した感知器接続データテーブルを記憶するテーブル記憶部と、
    火災発報時に、発報した火災感知器の前記割当アドレスに対応する前記任意番号を前記感知器接続データテーブルから読出して画面表示する火災監視部と、
    前記中継器から通知されたアドレス異常に基づいて感知器追加障害を判定する障害判定部と、
    前記感知器追加障害を判定した際に起動し、追加された火災感知器のアドレスに対応した任意番号の入力を要求して取得する任意番号取得部と、
    前記追加された火災感知器の割当アドレス及び前記任意番号取得部で取得された任意番号を前記感知器接続データテーブルの追加障害と判定された火災感知器の属性データに書き込んで更新するデータ更新部と、
    を設け、
    前記中継器に、
    前記受信機の感知器接続データテーブルから得られた火災感知器毎の割当アドレスを格納したアドレステーブルを記憶するアドレス記憶部と、
    正常監視コマンドの送信に伴って前記火災感知器から正常監視応答の上り信号を受信した際に、前記アドレステーブルの参照により未割当アドレスからの上り信号受信を判別して前記アドレス異常を前記受信機に通知するアドレス異常判定部と、
    を設けたことを特徴とする火災報知設備。
  2. 請求項1記載の火災報知設備に於いて、
    前記テーブル記憶部は、火災感知器の種別を含む属性データを前記火災感知器毎に記憶し、
    前記受信機に、更に、感知器追加障害の判定時に、前記中継器に前記種別の要求コマンドを送信し、前記中継器から完了応答が受信された際に前記種別の転送を要求して感知器種別を取得する種別取得部を設け、
    前記データ更新部は、前記種別取得部で取得された種別を前記感知器接続データテーブルの追加障害と判定された火災感知器の属性データに書き込んで更新し、
    前記中継器に、更に、前記受信機からの種別の要求コマンドを受信した際に、前記感知器回線に種別検索コマンドを送信して前記各火災感知器の応答上り信号から種別を取得して保持し、前記受信機から前記種別の転送要求を受信した際に、保持している種別を受信機に転送する種別検索部を設けたことを特徴とする火災報知設備。
  3. 請求項1記載の火災報知設備に於いて、前記受信機は、更に、火災発報時に、発報した火災感知器の任意番号に隣接して同一感知器回線の火災感知器の発報数を画面表示する発報表示部を設けたことを特徴とする火災報知設備。
  4. 請求項3記載の火災報知設備に於いて、前記受信機の発報表示部は、前記火災感知器の発報数に隣接してシフトスイッチを配置し、前記シフトスイッチを操作する毎に、現在発報中の火災感知器の任意番号を切替表示することを特徴とする火災報知設備。
  5. 請求項3記載の火災報知設備に於いて、
    前記受信機のテーブル記憶部は、前記感知器接続データテーブルに前記中継器の設置場所と種別を示す地区メッセージを登録し、
    前記受信機の発報表示部は、火災発報時に、発報した火災感知器に対応した前記地区メッセージを前記感知器接続データテーブルから読出して前記任意番号と共に画面表示することを特徴とする火災報知設備。
  6. 請求項5記載の火災報知設備に於いて、前記受信機の発報表示部は、前記地区メッセージの表示部位に対応してタッチスイッチを配置し、前記タッチスイッチの操作時に、前記地区メッセージを感知器割当アドレスを含む地区番号の表示に切り替えることを特徴とする火災報知設備。
  7. 受信機から引出された伝送線に中継器を接続すると共に、前記中継器から引出された感知器回線に複数の火災感知器を接続し、前記中継器からコマンドと応答用パルスを含む下り信号を送信し、前記火災感知器から前記コマンドに応答する上り信号を前記応答用パルスの自己アドレスに対応したタイミングで送信する火災報知設備に於いて、
    前記受信機に、
    前記感知器回線に接続された各火災感知器に固有の割当アドレスと当該火災感知器の種別を含む属性データを前記火災感知器毎に登録した感知器接続データテーブルを記憶するテーブル記憶部と、
    前記中継器から通知された感知器アドレスの異常に基づいて感知器追加障害を判定する障害判定部と、
    前記感知器追加障害の判定時に前記中継器に前記種別の要求コマンドを送信し、前記中継器から完了応答が受信された際に前記種別の転送を要求して感知器種別を取得する種別取得部と、
    前記種別取得部で取得された種別を前記感知器接続データテーブルの追加障害と判定された火災感知器の属性データに書き込んで更新するデータ更新部と、
    を設け、
    前記中継器に、
    前記受信機の感知器接続データテーブルから得られた火災感知器毎の割当アドレスを格納したアドレステーブルを記憶するアドレス記憶部と、
    正常監視コマンドの送信に伴って前記火災感知器から正常監視応答の上り信号を受信した際に、前記アドレステーブルの参照により未割当アドレスからの上り信号受信を判別してアドレス異常を前記受信機に通知するアドレス異常判定部と、
    前記受信機からの種別の要求コマンドを受信した際に、前記感知器回線に種別検索コマンドを送信して前記各火災感知器の応答上り信号から種別を取得して保持し、前記受信機から前記種別の転送要求を受信した際に、保持している種別を受信機に転送する種別検索部と、
    を設けたことを特徴とする火災報知設備。
  8. 請求項1、2、7の何れかに記載の火災報知設備に於いて、
    前記受信機に、更に、前記受信機の電源投入時に読み出されて前記テーブル記憶部に展開される感知器接続データテーブルの既定値を格納したテーブル既定値格納部を備え、
    前記データ更新部は、前記感知器接続データテーブルの既定値を、前記感知器接続データテーブルの更新と同時に同じ内容に更新することを特徴とする火災報知設備。
  9. 請求項1記載の火災報知設備に於いて、
    前記任意番号は、前記複数の火災感知器の各々の設置場所を示す情報であることを特徴とする火災報知設備。
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