JP4822237B2 - 警備システム - Google Patents

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JP4822237B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、警備装置と防犯センサとがポーリング方式による通信を行う警備システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
警備装置と、複数の防犯センサとがポーリング方式による通信を行う警備システムは従来広く知られている。このような警備システムでは、警備装置から、ポーリング方式による通信を行うための多重伝送線路が敷設され、その多重伝送線路に防犯センサが複数接続される。
なお、ポーリング方式による通信は周知であるので、詳細な説明は省略する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような警備システムにおいて、多重伝送線路に接続される各防犯センサには互いに異なるユニークなアドレスが設定される。この防犯センサのアドレスの設定は、ディップスイッチのような複数のスイッチを有するアドレス設定スイッチの各スイッチのオン、オフを設定することにより行われるが、このアドレスの設定は作業者が手作業で行うので、同じアドレスが複数の防犯センサに重複して設定されてしまうという事態が起こり得る。
【0004】
このように同じアドレスが複数の防犯センサに重複して設定された場合には、警備装置から当該アドレスに対して何等かのメッセージが送信された場合、これら同じアドレスが設定された複数の防犯センサからの返答メッセージが衝突してしまい、警備装置は返答メッセージを解釈することができなくなってしまう。このような事態は警備システムとしては決定的な欠陥となる。
【0005】
勿論、警備装置が防犯センサからの返答メッセージを解釈できない原因としては、防犯センサが故障している場合や、多重伝送線路が切断している場合、あるいは警備装置から遠距離にあって多重伝送線路から供給される電圧が低下している場合等種々の原因があるが、警備システムとしては、少なくとも、防犯センサのアドレスの重複だけは避けなければならない。
【0006】
しかし、従来においては、複数の防犯センサに同じアドレスが重複して設定されているか否かを調べるには、1台1台の防犯センサのアドレス設定スイッチの状態を調べることで行わざるを得ず、手間がかかるものであった。このことは防犯センサの台数が多くなる程顕著になるので、大規模な警備システムでは防犯センサのアドレスが重複しているか否かの調査は多くの手間と時間がかかってしまう。
【0007】
そこで、本発明は、複数の防犯センサに同じアドレスが重複して設定されているか否かを自動的に検出することができる警備システムを提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項1記載の警備システムは、
警備装置から敷設された多重伝送線路に複数の防犯センサが接続され、警備装置と、これらの複数の防犯センサとがポーリング方式による通信を行う警備システムであって、
警備装置と各防犯センサには、それぞれ、アドレスが設定されると共に、実際の運用で警備を行う警備モードと、防犯センサに同じアドレスが重複して設定されているか否かを判定する処理を行うテストモードとを備え、
各防犯センサには、警備装置から送信された制御メッセージを受信してから当該制御メッセージに対する返答メッセージを送信するまでの返答時間について、警備モード時の返答時間として予め定められた第1の返答時間が登録されると共に、テストモード時の返答時間として、前記第1の返答時間を含め、返答メッセージを送信している時間が互いに重ならないように設定された複数の返答時間が登録されており、
警備装置は、テストモードが設定された場合、
一つのアドレスの防犯センサに対して、
テスト用返答メッセージの送信を指示する第1テスト用制御メッセージを送信し、その後定められた第1の待機時間内に当該アドレスの防犯センサからのテスト用返答メッセージを正常に受信した場合には、当該アドレスは重複しておらず、しかも異常ではないと判定し、
前記第1の待機時間内にテスト用返答メッセージを正常に受信できなかった場合には、当該アドレスの防犯センサに対して、返答時間を変更してテスト用返答メッセージの送信を指示する第2テスト用制御メッセージを送信して、その送信後の第2の待機時間内に当該アドレスの防犯センサからのテスト用返答メッセージの受信を待機する動作を所定回数繰り返し、その第2の待機時間の間に当該アドレスの防犯センサからのテスト用返答メッセージを複数受信した場合には当該アドレスは重複していると判定し、
前記第2テスト用制御メッセージを送信して、その送信後の第2の待機時間内に当該アドレスの防犯センサからのテスト用返答メッセージの受信を待機する動作を所定回数繰り返しても当該アドレスの防犯センサからのテスト用返答メッセージを正常に受信できなかった場合には当該アドレスの防犯センサは異常であると判定
する処理を予め定められたアクセス順に、第1番目のアドレスから最後のアドレスまでについて行い、
各防犯センサは、
自己のアドレス宛の第1テスト用制御メッセージを受信した場合には、前記第1の返答時間でテスト用返答メッセージを送信し、
自己アドレス宛の前記第2テスト用制御メッセージを受信した場合には、前記テストモードについて設定された複数の返答時間の中からランダムに一つ選択して、この選択した返答時間でテスト用返答メッセージを送信する
ことを特徴とする。
請求項2記載の警備システムは、請求項1記載の警備システムにおいて、
警備装置は表示部を備え、
テストモードが設定されている場合において、
前記第1テスト用制御メッセージに対するテスト用返答メッセージを正常に受信したアドレスについては、当該アドレスは正常である旨を表示部に表示し、
前記第2テスト用制御メッセージに対するテスト用返答メッセージを複数受信したアドレスについては、当該アドレスは重複している旨を表示部に表示し、
前記第2テスト用制御メッセージを送信して、その送信後の第2の待機時間内に当該アドレスの防犯センサからのテスト用返答メッセージの受信を待機する動作を所定回数繰り返しても当該アドレスの防犯センサからのテスト用返答メッセージを正常に受信できなかったアドレスについては、当該アドレスは異常である旨を表示部に表示する
ことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ発明の実施の形態について説明する。
図1は防犯センサの一実施形態を示す図、図2は警備装置の一実施形態を示すと共に、当該警備装置と、図1に示す防犯センサを用いた警備システムの一実施形態を示す図であり、図中、Sは防犯センサ、Lはポーリング方式による通信を行うための多重伝送線路、1はセンサヘッド、2はアドレス設定スイッチ、4は主制御部、5は通信制御部、10は警備装置、11は主制御部、12は通信制御部、13は回線制御部、14は表示部、15は操作装置、16は公衆電話回線を示す。
【0010】
まず、防犯センサSの各部について概略説明する。
センサヘッド1は所定の状態を検知するものであり、当該防犯センサSが熱線センサである場合には、焦電素子及び焦電素子の出力信号に対して所定の処理を施し、所定の状態を検知したときには発報信号を出力する処理回路、警戒ゾーンを形成するための反射鏡等からなる光学系で構成されている。このようなセンサヘッド1の構成は周知であるので詳細な説明は省略する。なお、ここでは便宜的に全ての防犯センサSは熱線センサであるとするが、その他のセンサ、例えば窓やドアの開閉を検知するセンサ等であってもよいことは当然である。従って、ここでは、センサヘッド1は、熱線を輻射する物体の移動(以下、単に物体の移動と記す)を検知すると、物体を検知したことを示す発報信号を主制御部4に出力する。
【0011】
アドレス設定スイッチ2は、当該防犯センサSのアドレスを設定するためのものであり、通常、ディップスイッチで構成されている。
【0012】
主制御部4はCPU及びその周辺回路からなるプロセッシングユニットで構成されており、当該防犯センサSの動作を統括して管理するものである。そして、アドレス設定スイッチ2によってアドレスの設定がなされ、所定の箇所に設置されて電源が投入されると、主制御部4は立ち上げ処理の段階でアドレス設定スイッチ2の状態を読み取って、自己に割り当てられたアドレスを認識し、そのアドレスを内部メモリ(図1には図示せず)に記憶する。
また、主制御部4には、警備装置10のアドレスも登録されている。
主制御部4は、通信制御部5からメッセージを受けた場合には、そのメッセージに含まれる宛先アドレスを識別し、宛先アドレスが自己のアドレスでない場合には当該メッセージを無視し、宛先アドレスが自己のアドレスある場合には、受信したメッセージに応じた動作を行う。
【0013】
主制御部4には、更に、返答時間T0 が予め登録されている。この返答時間T0 は、図3に示すように、警備装置10から送信されたメッセージ(このように警備装置10から送信されるメッセージを制御メッセージと称す)を受信してから、当該制御メッセージに対する返答メッセージを送信するまでの時間であり、実際の運用で警備を行う警備モード時には、防犯センサSの主制御部4は、制御メッセージを受けた場合には、当該制御メッセージを受けてから返答時間T0 後に返答メッセージを送信する。
【0014】
なお、図3においてAで示す返答メッセージの送信に要する時間は、返答メッセージに含まれるデータの量に応じて変わるが、後述するように返答メッセージのフォーマットは決められており、それに書き込むことができるデータの最大量も決められているから、返答メッセージの送信に要する最大時間も一義的に定まる。そこで、ここでは、返答メッセージの送信に要する最大時間をAとすることにする。
【0015】
また、後述するテストモード時には、返答時間を種々に変更する場合があるが、そのために主制御部4には、テストモード時に用いる返答時間として、警備モード時に用いる返答時間T0 を含めて、複数のテストモード用返答時間が登録されている。ここでは返答時間の短い順に、T0 ,T1 ,T2 ,…,Tm のm個のテストモード用返答時間が登録されているものとする。ここで、あるテストモード用返答時間をTi (i=0,1,…,m-1)と、その次に返答時間の長いテストモード用返答時間Ti+1 とは、必ず次の(1)式の条件を満足するように設定する。
i+1 −Ti >A …(1)
主制御部4のその他の動作については後述する。
【0016】
通信制御部5は、警備装置10とポーリングによる通信を行うためのものである。そして、通信制御部5は、多重伝送線路Lに送出された制御メッセージ及び他の防犯センサSの通信制御部5から多重伝送線路Lに送出された返答メッセージの全てのメッセージを受信し、その受信したメッセージを主制御部4に渡す処理を行う。また、通信制御部5は、主制御部4から返答メッセージを渡されて送信が指示された場合には、当該返答メッセージを多重伝送線路Lに送出する処理を行う。
【0017】
警備装置10が送信する制御メッセージと、防犯センサSが送信する返答メッセージのフォーマットは予め定められており、ここではいずれも図4に示すようであるとする。送信元アドレスには、当該メッセージの送信元のアドレスが書き込まれる。宛先アドレスには当該メッセージの宛先のアドレスが書き込まれる。コマンド部には、宛先アドレスの機器に対する制御コマンド等の種々のコマンドが書き込まれる。データ部には、宛先に通知する種々のデータが書き込まれる。そして、図4に示すフォーマットの各部に書き込むことができる最大データ量は予め定められている。
【0018】
次に、警備装置10の各部について概略説明する。
主制御部11はCPU及びその周辺回路からなるプロセッシングユニットで構成されており、当該警備装置10の動作を統括して管理するものであり、接続されている防犯センサS1 〜SN のアドレスが予め登録されている。また、主制御部11には警備装置としてのアドレスが登録されている。
また、主制御部11は、通信制御部12からメッセージを受けた場合には、そのメッセージに含まれる宛先アドレスを識別し、宛先アドレスが自己のアドレスでない場合には当該メッセージを無視し、宛先アドレスが自己のアドレスある場合には、受信したメッセージに応じた動作を行う。
主制御部11のその他の動作については後述する。
【0019】
通信制御部12は各防犯センサS1 〜SN とポーリングによる通信を行うためのものであり、この通信制御部12にも警備装置としてのアドレスが登録されている。
【0020】
通信制御部12は、主制御部11から制御メッセージを渡されて送信が指示された場合には、当該制御メッセージを多重伝送線路L上に送出する処理を行う。また、通信制御部12は、多重伝送線路L上に送出されたメッセージを受信し、主制御部11に渡す処理を行う。
【0021】
回線制御部13は、警備会社の警備センター等に配置されているセンター装置と公衆電話回線16を介して通信を行うためのものである。
表示部14は文字表示が可能な表示装置で構成される。例えば、適宜な大きさの液晶表示装置で構成することができる。
【0022】
主制御部11には、また、操作装置15が接続される。この操作装置15は、防犯センサS1 〜SN が配設されている警戒エリアに対する警備状態の切り換え、即ち警戒状態から解除状態への切り換え、あるいは解除状態から警戒状態への切り換えを行うためのものである。図2では操作装置15は警備装置10とは別体となされているが、一体となされていてもよいものである。
【0023】
なお、図2には防犯センサのループは一つしか示していないが、これは図が煩雑になることを避けるためであって、一般には防犯センサのループは複数接続可能となされているものである。
【0024】
以下、警備装置10及び防犯センサSの動作について説明する。
まず、警備システムを構築する際には、各防犯センサS1 〜SN のアドレス設定スイッチ2を操作して、それぞれにシステム設計で定められたアドレスを設定する。そして、それぞれの防犯センサS1 〜SN をシステム設計で定められた箇所に取り付け、多重伝送線路Lに接続する。なお、各防犯センサS1 〜SN の主制御部4には、警備装置10のアドレス、防犯センサS1 〜SN にどのような順序で制御メッセージを送信するかを定めたアクセス順序、テストモード用返答時間等の所定のデータを登録する必要があるが、これらのデータを登録する手法は本発明において本質的な事項ではないので、ここでは所定のデータは予め主制御部4に登録されているものとする。
【0025】
そして、警備装置10の電源を投入し、更に各防犯センサS1 〜SN に電源を供給する。各防犯センサS1 〜SN への電源の供給の仕方としては、▲1▼警備装置10から多重伝送線路Lを介して各防犯センサS1 〜SN に電源を供給する方法、▲2▼多重伝送線路Lとは別に、警備装置10から各防犯センサS1 〜SN に敷設された電源専用線路(図示せず)により供給する方法、▲3▼警備装置10とは別個に設けられた電源装置から電源専用線路により供給する方法、等種々の方法があるが、何れの方法を用いてもよい。
なお、警備装置10の主制御部11には各防犯センサS1 〜SN のアドレス等の所定のデータを登録する必要があるが、これらのデータを登録する手法は本発明において本質的な事項ではないので、ここでは所定のデータは予め主制御部11に登録されているものとする。
【0026】
各防犯センサS1 〜SN の主制御部4は、電源が供給されると、上述したように所定の立ち上げ処理を行い、アドレス設定スイッチ2の状態を読み取って、自己に割り当てられたアドレスを認識し、そのアドレスを内部メモリに記憶する。
【0027】
また、警備装置10の主制御部11は、電源が投入されると所定の立ち上げ処理を行い、立ち上げ処理が終了すると、自動的にテストモードの処理を実行する。このテストモードは、防犯センサS1 〜SN に同じアドレスが重複して設定されているか否かを判定する処理を行うモードであり、本発明で用いる警備装置10、防犯センサSにおける特有の処理である。
【0028】
なお、ここでは主制御部11は立ち上げ処理の終了後に自動的にテストモードに入るものとするが、動作モードを切り換えるスイッチを設け、必要な時にはテストモードを設定できるようにしてもよい。何れにしても、このテストモードへの入り方は本発明において本質的な事項ではない。
【0029】
テストモード時の処理は次のようである。
テストモードに入ると主制御部11は、一つのアドレスの防犯センサSに、所定の返答メッセージ(これをテスト用返答メッセージと称す)の送信を指示する制御メッセージ(これを第1テスト用制御メッセージと称す)を送信し、その後定められた待機時間内に当該アドレスの防犯センサSからテスト用返答メッセージを正常に受信した場合には当該アドレスは重複していないと判定して、次のアクセス順序のアドレスの防犯センサに前記テスト用制御メッセージを送信する。
【0030】
前記待機時間内に前記テスト用返答メッセージを正常に受信できなかった場合には、当該アドレスの防犯センサに対して、返答時間を変更してテスト用返答メッセージの送信を指示する制御メッセージ(これを第2テスト用制御メッセージと称す)を送信し、その後定められた待機時間内に当該アドレスの防犯センサから前記テスト用返答メッセージを2つ以上受信した場合には当該アドレスは重複していると判定して、表示部14に当該アドレスが重複して設定されていることを表示する。そして、主制御部11は、次のアクセス順序のアドレスの防犯センサに対して前記第1テスト用制御メッセージを送信する。
【0031】
また、前記待機時間内にテスト用返答メッセージを正常に受信できなかった場合において、当該アドレスの防犯センサに対して前記第2テスト用制御メッセージを所定の回数繰り返して送信しても、待機時間内に当該アドレスの防犯センサからの前記テスト用返答メッセージを正常に受信できなかった場合には、主制御部11は当該アドレスの防犯センサSが異常であると判定して、表示部14に当該アドレスが異常であることを表示する。
【0032】
以上の処理を、アクセス順序が第1番目のアドレスから最後のアドレスまでについて行う。
【0033】
以下、具体例を挙げて説明する。ここでは防犯センサは4台接続されており、システム設計ではそれらの防犯センサにアドレス0〜3を設定するようになされているが、そのうち2台に同じアドレスが重複して設定されているとする。ここでは本来はアドレス2が設定されるべき防犯センサに誤ってアドレス1が設定されているとする。従って、この場合にはアドレス1が2台の防犯センサに設定されており、アドレス2はどの防犯センサにも設定されていないことになる。また、警備装置10の主制御部11には、制御メッセージの宛先としてアドレス0〜3が登録され、更にアクセス順序はアドレスの小さい順と定められているとする。
【0034】
さて、主制御部11は、まずアドレス0の防犯センサに送信する第1テスト用制御メッセージを生成して通信制御部12に渡し、送信を指示する。この場合、当該第1テスト用制御メッセージの送信元アドレスには警備装置のアドレスが書き込まれ、宛先アドレスにはアドレス0が書き込まれ、コマンド部にはテスト用返答メッセージの送信を指示するコマンドが書き込まれている。データ部には何も書かなくてもよいが、ダミーデータを書き込むようにしてもよい。
【0035】
そして、警備装置10の主制御部11は、第1テスト用制御メッセージの送信後、テスト用返答メッセージを受信するために所定の待機時間だけ待機する。この第1テスト用制御メッセージを送信した場合の待機時間は、警備モード時と同じとする。即ち、ここでは上述したように警備モード時の防犯センサの返答時間はT0 としているから、テスト用返答メッセージの送信に要する時間をBとして、
(待機時間)>T0 +B …(2)
を満足するように設定される。上述したところから明らかなように、テスト用返答メッセージのデータ量は決まっているから、その送信に要する時間を知ることは容易である。
【0036】
この第1テスト用制御メッセージは、全ての防犯センサの通信制御部5で受信されるが、実際に当該第1テスト用制御メッセージを取り込むのは、アドレス0の防犯センサの主制御部4だけである。そして、このアドレス0の防犯センサの主制御部4は、当該第1テスト用制御メッセージに応じて、テスト用返答メッセージを警備装置10宛てに送信する。この場合の返答時間は警備モード時と同じT0 とする。なお、この場合、当該テスト用返答メッセージの送信元アドレスにはアドレス0が書き込まれ、宛先アドレスには警備装置10のアドレスが書き込まれ、コマンド部にはテスト用返答メッセージであることを示すコマンドが書き込まれている。データ部には何も書かなくてもよいが、ダミーデータを書き込むようにしてもよい。
【0037】
この場合には、テスト用返答メッセージを送信するのは1台のアドレス0の防犯センサだけであるから、警備装置10の主制御部11は当該テスト用返答メッセージを正常に受信することができる。
【0038】
このように、テスト用返答メッセージを正常に受信した場合には、警備装置10の主制御部11は、当該アドレスは重複しておらず、しかも異常も発生していないと判定して、表示部14に当該アドレスは正常であることを表示する。従って、この場合にはアドレス0は重複しておらず、しかも異常でもないと判定され、表示部14には、例えば「アドレス0は正常」等の表示がなされる。そして、当該アドレス0に対する判定が終了すると、当該アドレス0に対するテストが終了となる。
【0039】
このようにして最初のアクセス順序であるアドレス0に対するテストが終了すると、主制御部11は、アクセス順序が2番目であるアドレス1の防犯センサに対する第1テスト用制御メッセージを生成して通信制御部12に渡し、送信を指示する。この場合、当該第1テスト用制御メッセージの宛先アドレスにはアドレス1が書き込まれている。送信元アドレス、コマンド部及びデータ部については上述したと同じである。
そして、警備装置10の主制御部11は、この第1テスト用制御メッセージの送信後、前記待機時間だけ待機する。
【0040】
ここではアドレス1は2台の防犯センサに設定されているものとしているから、この第1テスト用制御メッセージは、アドレス1が設定されている2台の防犯センサの主制御部4に取り込まれ、これら2台の防犯センサの主制御部4から返答時間T0 後にテスト用返答メッセージが送信されることになるが、これら2つのテスト用返答メッセージは殆ど同時に送信されるから、衝突してしまうことになる。なお、この場合のテスト用返答メッセージの送信元アドレスはアドレス1であり、宛先アドレス、コマンド部及びデータ部については上述したと同じである。
従って、この場合には警備装置10の主制御部11は当該テスト用返答メッセージを正常に受信できない。
【0041】
このように第1テスト用制御メッセージに対するテスト用返答メッセージを正常に受信できなかった場合には、主制御部11は、第2テスト用制御メッセージを当該アドレス宛てに送信する。この第2テスト用制御メッセージのコマンド部には、返答時間を変更してテスト用返答メッセージの送信を指示するコマンドが書き込まれている。その他は第1テスト用制御メッセージと同様である。
従って、この場合にはアドレス1宛てに第2テスト用制御メッセージが送信されることになる。
【0042】
そして、第2テスト用制御メッセージを送信した場合には、警備装置10の主制御部11は、第2テスト用制御メッセージの送信後、テスト用返答メッセージを受信するために所定の待機時間TA だけ待機する。この時の待機時間TA は、図5に示すように、(Tm +B)より長く設定されている。ここで、Tm は防犯センサSの主制御部4に登録されているテストモード用返答時間の中の最大の返答時間であり、Bはテスト用返答メッセージの送信に要する時間である。なお、図5において、Bの時間は上述したAより短いことは当然である。
【0043】
第2テスト用制御メッセージを送信した場合の待機時間TA をこのように設定するのは、後述するところから明らかなように、第2テスト用制御メッセージに対応して防犯センサの主制御部4が返答時間を変更したとき、返答時間が最大のTm に変更される場合があるからである。
【0044】
この第2テスト用制御メッセージを受信したそれぞれの防犯センサSの主制御部4は、複数のテストモード用返答時間の中からランダムに一つの返答時間を選択し、その選択した返答時間でテスト用返答メッセージを送信する。なお、用意された複数個の中から一つをランダムに選択する処理は周知であるので、この複数のテストモード用返答時間の中から一つを選択する処理としてはそのような周知の手法を用いればよい。
【0045】
上述したように、ここではテストモード用返答時間としては、T0 ,T1 ,T2 ,…,Tm のm個の返答時間が用意されているから、この場合には、アドレス1の2つの防犯センサの主制御部4は、それぞれ、m個のテストモード用返答時間の中から一つの返答時間を選択し、その選択した返答時間によりテスト用返答メッセージを警備装置10宛に送信する。
【0046】
このとき、これら2つの防犯センサの主制御部4で選択される返答時間は同じ場合もあり、異なる場合もある。同じ返答時間が選択された場合には2つのテスト用返答メッセージは多重伝送線路L上で衝突するので、警備装置10の主制御部11はテスト用返答メッセージを正常に受信することができない。そこで、警備装置10の主制御部11は、このように第2テスト用制御メッセージを送信しても待機時間TA 内にテスト用返答メッセージを正常に受信できない場合には、所定の回数第2テスト用制御メッセージを当該アドレスに対して送信する。そして、当該アドレスの防犯センサの主制御部4は、第2テスト用制御メッセージを受信する毎に、テストモード用返答時間の中から返答時間を一つ選択して、その選択した返答時間を用いてテスト用返答メッセージを送信する。
【0047】
この第2テスト用制御メッセージを繰り返し送信する回数は任意に定めることができるが、数回〜10回程度でよい。この程度の回数第2テスト用制御メッセージを繰り返して送信する間には、当該アドレスの防犯センサの主制御部4は、互いに異なる返答時間を選択することを期待できるからである。
【0048】
これに対して、第2テスト用制御メッセージを受信した防犯センサ、この場合にはアドレス1の2つの防犯センサの主制御部4が、互いに異なる返答時間を選択した場合には、これら2つの防犯センサの主制御部4から送信されるテスト用返答メッセージは多重伝送線路L上で衝突することはないから、警備装置10の主制御部11は、当該待機時間TA の間に2つのテスト用返答メッセージを正常に受信することができる。このことは上述したテストモード用返答時間の定め方、及び図5に示すところより明らかである。
【0049】
そして、このように第2テスト用制御メッセージを何回か繰り返して送信する間に、2つ以上のテスト用返答メッセージを受信した場合には、警備装置10の主制御部11は、当該アドレスは重複して設定されていると判定する。
これがアドレスが重複していることを判定する方法である。即ち、この例の場合、アドレスが重複していない場合には、警備装置10の主制御部11が待機時間TA の間に受信する返答メッセージは1つだけであるが、アドレスが重複している場合には、待機時間TA の間には2つの返答メッセージを受信するのである。
従って、一般的には、待機時間TA の間に2以上の返答メッセージを受信した場合には、アドレスは重複していると判定してよいことになる。
【0050】
そして、主制御部11は、当該アドレスは重複して設定されていると判定すると、表示部14に当該アドレスは重複していることを表示する。従って、この場合には、表示部14には、例えば「アドレス1は重複」等の表示がなされる。このようにアドレス1に対する判定を行うと、当該アドレス1に対するテストは終了となる。
【0051】
このようにして、アドレス1に対するテストが終了すると、警備装置10の主制御部11は、次に、アドレス2の防犯センサに対する第1テスト用制御メッセージを生成して通信制御部12に渡し、送信を指示する。この場合、当該第1テスト用制御メッセージの宛先アドレスにはアドレス2が書き込まれている。送信元アドレス、コマンド部及びデータ部については上述したと同じである。
【0052】
この場合には、アドレス2はどの防犯センサにも設定されていないとしているから、警備装置10の主制御部11は待機時間内にテスト用返答メッセージは受信できない。従って、主制御部11は、当該アドレス2宛に第2テスト用制御メッセージを送信することになるが、この場合には所定回数繰り返して第2テスト用制御メッセージを送信しても、テスト用返答メッセージは受信できない。
【0053】
このように、第2テスト用制御メッセージを所定回数繰り返して送信しても、当該アドレスからのテスト用返答メッセージを受信できない場合には、警備装置10の主制御部11は、当該アドレスは異常であると判定して、表示部14に、例えば「アドレス2は異常」等、当該アドレスが異常であることを表示する。これで当該アドレス2に対するテストが終了となる。
【0054】
アドレス2に対するテストが終了すると、警備装置10の主制御部11は、次のアクセス順序であるアドレス3の防犯センサに対する第1テスト用制御メッセージを生成して通信制御部12に渡し、送信を指示する。この場合、当該第1テスト用制御メッセージの宛先アドレスにはアドレス3が書き込まれている。送信元アドレス、コマンド部及びデータ部については上述したと同じである。
【0055】
この場合には、アドレス3は1台の防犯センサにのみ設定されているとしているから、警備装置10の主制御部11は待機時間内にアドレス3の防犯センサからのテスト用返答メッセージを正常に受信する。従って、この場合には、警備装置10の主制御部11は、当該アドレスは重複しておらず、しかも異常も発生していない判定して、表示部14に、例えば「アドレス3は正常」等、当該アドレス3は正常であることを表示する。そして、これで当該アドレス3に対するテストが終了となる。
【0056】
そして、警備装置10の主制御部11は、全てのアドレスに対するテストを終了すると、全てのアドレスが正常である場合には自動的に警備を行う警備モードに入るが、一つでもアドレスの重複あるいはアドレスの異常があった場合には、警備モードには入らずに、動作を停止する。
【0057】
以上のようであるので、作業者は、警備装置10の表示部14を見ることによって、アドレスが重複して設定されている場合にはそのアドレスを知ることができるので、また、異常のアドレスがあればそのアドレスを知ることができるので、それらのアドレスがどの防犯センサに設定されているかを見つけて、アドレスを設定し直したり、異常に対する措置を講じればよい。そして、その後にリセットボタン(図2には図示せず)を押して警備装置10の主制御部11をリセットする等すればよい。これによって、主制御部11は、再び立ち上げ処理、及びテストモードの処理を実行し、アドレスの重複や異常があれば再び動作を停止するが、アドレスの重複や異常が無ければ警備モードに入ることになる。
【0058】
なお、以上の説明では2台の防犯センサに同じアドレスが設定されている場合について説明したが、警備システムを構築する際には、実際には3台以上の防犯センサに同じアドレスが重複して設定される可能性がある。しかし、そのような場合にも、数回〜10回程度第2テスト用制御メッセージを送信するうちには、1つの防犯センサだけが、その他の防犯センサと異なる返答時間を選択することが期待できる。そこで、上述したように、待機時間TA 内に複数のテスト用返答メッセージを正常に受信できた場合には当該アドレスは重複して設定されていると判定するのである。
【0059】
[警備モード時の動作]
警備モード時の動作は従来と同様であり、本発明の本質ではなく周知でもあるが、概略説明すると次のようである。
各防犯センサSのセンサヘッド1は常時動作しており、物体の移動を検知すると発報信号を主制御部4に出力する。主制御部4はセンサヘッド1から発報信号を受けると、内部メモリ(図1には図示せず)に発報信号を受けた回数(以下、これを発報回数と称す)を記憶する。このようにして、防犯センサSの主制御部4は、前回警備装置10からアクセスされた後、次に警備装置10からアクセスされるまでの間、警備装置10に送るデータを蓄積しているのである。
【0060】
さて、警備装置10の主制御部11は、定期的に、所定の順序、例えば防犯センサS1 〜SN のアドレスの順序に、発報の有無を問い合わせる制御メッセージを送信してアクセスする。そして、主制御部11は当該制御メッセージの送信後、宛先であるアドレス0の防犯センサからの返答メッセージを待機する。
【0061】
アドレス0の防犯センサの通信制御部5は、この制御メッセージを受信すると、宛先アドレスが自己のアドレスであるので、主制御部4に渡す。主制御部4はこの制御メッセージのコマンド部に書き込まれている制御コマンドを解釈し、発報の有無を問い合わせる制御コマンドであることを認識すると、自己のアドレスを送信元アドレス、宛先を警備装置10のアドレスとし、発報があった場合には発報有りを示すコマンドをコマンド部に書き込み、更にデータ部には内部メモリに書き込まれている発報回数を書き込んで返答メッセージを生成して通信制御部5に送信を指示する。発報が無かった場合には返答のメッセージのコマンド部には発報無しを示すコマンドを書き込むだけでよく、データ部は付けなくてもよい。
【0062】
この返答メッセージは警備装置10の通信制御部12で受信され、主制御部11に渡されることになる。このようにしてアドレス0の防犯センサからのデータを収集すると、主制御部11は次にアドレス1の防犯センサに宛てて発報の有無を問い合わせる制御メッセージを送信する。これによりアドレス1の防犯センサに対するアクセスが行われる。以下同様にして、警備装置10の主制御部11は防犯センサS1 〜SN に順次アクセスしてデータを収集する。
【0063】
そして、警備装置10の主制御部11は、操作装置15によって警戒状態にある警戒エリアに設置されている防犯センサSが発報したことを検知した場合には異常事態が発生したと判断して、異常事態発生を示すデータを生成して、回線制御部13により公衆電話回線16を介してセンタ装置に対して送信する。これが異常通報である。
【0064】
以上が代表的な警備モード時の処理である。また、警備装置10の主制御部11に定時通報を行うように設定されている場合には、予め定められた時刻、あるいは予め定められた時間間隔で定時通報を示すデータを回線制御部13によりセンタ装置に対して送信する。
【0065】
なお、警備装置10の主制御部11には、異常通報や定時通報だけでなく、それ以外にもセンタ装置に通報を行う場合が設定されるのが通常であるが、警備モード時の動作は本発明において本質的な事項ではないので、その他の通報については説明を省略する。
【0066】
以上のようであるので、上述した警備システムによれば、防犯センサからの返答メッセージを正常に受信できない場合に、その原因がアドレスが重複して設定されていることによるものか、その他の何等かの事情によるものかを自動的に判定することができる。
【0067】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上記の説明では、テストモード時において、第1テスト用制御メッセージを送信した後の主制御部11の待機時間を、警備モード時の待機時間と同じとしたが、これはアドレスが重複しないで設定されていた場合にはできるだけ速く判定したいからであり、それよりも長い時間、例えば上記の待機時間TA と同じとしてもよい。
【0068】
また、上述した実施形態では、テストモードに入ると、まず、警備装置10から第1テスト用制御メッセージを送信して、待機時間内にテスト用返答メッセージを正常に受信できなかった場合には第2テスト用制御メッセージを送信するものとしたが、第1テスト用制御メッセージは送信せず、はじめから第2テスト用制御メッセージを送信するようにしてもよいものである。
【0069】
更に、上述した実施形態では、アドレスの重複やアドレスの異常があった場合には、警備装置10は警備モードに入らずに動作を停止するものとしたが、アドレスの重複や異常の表示を行ったまま警備モードに入るようにすることもできる。そして、その場合には、重複していると判定したアドレス、異常と判定したアドレスからの返答メッセージを無視するようにすればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】防犯センサの一実施形態を示す図である。
【図2】警備装置の一実施形態を示すと共に、当該警備装置と、図1に示す防犯センサを用いた警備システムの一実施形態を示す図である。
【図3】防犯センサSの主制御部4に登録されている、警備モード時の返答時間を説明するための図である。
【図4】警備装置及び防犯センサが送信するメッセージのフォーマットの例を示す図である。
【図5】警備装置10の主制御部11が第2テスト用制御メッセージを送信した場合の待機時間TA を説明するための図である。
【符号の説明】
S…防犯センサ、L…多重伝送線路、1…センサヘッド、2…アドレス設定スイッチ、4…主制御部、5…通信制御部、10…警備装置、11…主制御部、12…通信制御部、13…回線制御部、14…表示部、15…操作装置、16…公衆電話回線。

Claims (2)

  1. 警備装置から敷設された多重伝送線路に複数の防犯センサが接続され、警備装置と、これらの複数の防犯センサとがポーリング方式による通信を行う警備システムであって、
    警備装置と各防犯センサには、それぞれ、アドレスが設定されると共に、実際の運用で警備を行う警備モードと、防犯センサに同じアドレスが重複して設定されているか否かを判定する処理を行うテストモードとを備え、
    各防犯センサには、警備装置から送信された制御メッセージを受信してから当該制御メッセージに対する返答メッセージを送信するまでの返答時間について、警備モード時の返答時間として予め定められた第1の返答時間が登録されると共に、テストモード時の返答時間として、前記第1の返答時間を含め、返答メッセージを送信している時間が互いに重ならないように設定された複数の返答時間が登録されており、
    警備装置は、テストモードが設定された場合、
    一つのアドレスの防犯センサに対して、
    テスト用返答メッセージの送信を指示する第1テスト用制御メッセージを送信し、その後定められた第1の待機時間内に当該アドレスの防犯センサからのテスト用返答メッセージを正常に受信した場合には、当該アドレスは重複しておらず、しかも異常ではないと判定し、
    前記第1の待機時間内にテスト用返答メッセージを正常に受信できなかった場合には、当該アドレスの防犯センサに対して、返答時間を変更してテスト用返答メッセージの送信を指示する第2テスト用制御メッセージを送信して、その送信後の第2の待機時間内に当該アドレスの防犯センサからのテスト用返答メッセージの受信を待機する動作を所定回数繰り返し、その第2の待機時間の間に当該アドレスの防犯センサからのテスト用返答メッセージを複数受信した場合には当該アドレスは重複していると判定し、
    前記第2テスト用制御メッセージを送信して、その送信後の第2の待機時間内に当該アドレスの防犯センサからのテスト用返答メッセージの受信を待機する動作を所定回数繰り返しても当該アドレスの防犯センサからのテスト用返答メッセージを正常に受信できなかった場合には当該アドレスの防犯センサは異常であると判定
    する処理を予め定められたアクセス順に、第1番目のアドレスから最後のアドレスまでについて行い、
    各防犯センサは、
    自己のアドレス宛の第1テスト用制御メッセージを受信した場合には、前記第1の返答時間でテスト用返答メッセージを送信し、
    自己アドレス宛の前記第2テスト用制御メッセージを受信した場合には、前記テストモードについて設定された複数の返答時間の中からランダムに一つ選択して、この選択した返答時間でテスト用返答メッセージを送信する
    ことを特徴とする警備システム。
  2. 警備装置は表示部を備え、
    テストモードが設定されている場合において、
    前記第1テスト用制御メッセージに対するテスト用返答メッセージを正常に受信したアドレスについては、当該アドレスは正常である旨を表示部に表示し、
    前記第2テスト用制御メッセージに対するテスト用返答メッセージを複数受信したアドレスについては、当該アドレスは重複している旨を表示部に表示し、
    前記第2テスト用制御メッセージを送信して、その送信後の第2の待機時間内に当該アドレスの防犯センサからのテスト用返答メッセージの受信を待機する動作を所定回数繰り返しても当該アドレスの防犯センサからのテスト用返答メッセージを正常に受信できなかったアドレスについては、当該アドレスは異常である旨を表示部に表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の警備システム。
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