JP2001126167A - 集合住宅警報監視システム - Google Patents

集合住宅警報監視システム

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JP2001126167A
JP2001126167A JP30246099A JP30246099A JP2001126167A JP 2001126167 A JP2001126167 A JP 2001126167A JP 30246099 A JP30246099 A JP 30246099A JP 30246099 A JP30246099 A JP 30246099A JP 2001126167 A JP2001126167 A JP 2001126167A
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Kiyoshi Shibata
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Abstract

(57)【要約】 【課題】警報監視盤において、未入居住戸などの電源ト
ラブルを発生させないようにする。 【解決手段】住宅情報盤は、バックアップ電源が供給さ
れているときは、警報監視盤1に対して、電源バックア
ップ中を示す信号を送信し、警報監視盤1は、電源バッ
クアップ中を示す信号を受信したときには、その住戸が
電源断状態ではないと判断する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住戸において電源
断が発生したときに、その住戸の住宅情報盤にバックア
ップ電源を供給する非常電源装置を備えた構成の集合住
宅警報監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、集合住宅警報監視システムの構
成の一例を示すシステム構成図である。管理人室などに
設置された警報監視盤1には、多重伝送線Laと通話線
Lbとを通じて、各住戸に設置された住宅情報盤2を接
続しており、更に住宅情報盤2には、各住戸のドアホン
子器Dと各種セキュリティセンサSを接続している。ま
た、各住戸の住宅情報盤2は、非常電源線Lcを通じ
て、非常電源装置3が接続されている。
【0003】セキュリティセンサSが、火災やガス漏
れ、不審者の侵入などを検知して異常信号を出力する
と、それを受信した住宅情報盤2は、多重伝送線Laを
通じて警報監視盤1に異常信号を出力する。警報監視盤
1は、異常信号を受信すると、異常警報を出力する一
方、異常の種類や異常の発生した住戸番号を表示して、
管理人に異常発生の旨を確認させる。管理人は、異常発
生を確認すれば、異常の発生した住戸を呼び出し、通話
線Lbを通じて、連絡をとるなどの対処を行う。
【0004】このシステムでは、住戸において停電が発
生しても、住宅情報盤2は、非常電源装置3より非常電
源線Lcを通じてバックアップ電源が供給されるので、
全機能を維持し、それに伴ってドアホン子器Dやセキュ
リティセンサSも全機能を維持できるようになってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、マンション
などに導入された従来の集合住宅警報監視システムで
は、未入居住戸やモデルルームで、通常、住戸の電源を
切っている場合、その住戸の下見や見学などのために電
源を入れることがあるが、その用事が済んで、電源を切
った状態に戻すと、警報監視盤側で、その住戸で電源断
トラブルが発生したと処理してしまい、その度に復旧作
業が必要になるという問題があった。
【0006】この場合、住戸において電源断状態になっ
ても、非常電源装置からバックアップ電源が供給される
ので、例えば、火災感知器が発報したとしても、警報監
視盤において、警報を出力することができるため、その
住戸の電源断トラブルを報知する必要がない。本発明
は、このような事情に鑑みてなされたものであり、警報
監視盤において、未入居の住戸などの電源トラブルを発
生させないようにした集合住宅警報監視システムを提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、各住戸に設置され、少なくともセキュリ
ティ監視機能を備えた住宅情報盤を、警報監視盤に接続
するとともに、各住戸が電源断になったときに、その住
戸の住宅情報盤にバックアップ電源を供給する非常電源
装置に接続して構成される集合住宅監視システムにおい
て、更に、以下のような手段を提案する。
【0008】請求項1では、住宅情報盤は、バックアッ
プ電源が供給されているときは、警報監視盤に対して、
電源バックアップ中を示す信号を送信し、警報監視盤
は、電源バックアップ中を示す信号を受信したときに
は、その住戸が電源断状態ではないと判断することを特
徴とする。ここでは、電源バックアップ中を示す信号
は、ポーリングに対する返信信号には限定されず、住宅
情報盤がバックアップ電源の供給が開始されたときに、
警報監視盤に対して信号を送信するようにしてもよい。
また、「その住戸が電源断状態でないと判断する」と
は、商用電源はオフ状態であり、バックアップ電源が供
給されているものの、電源断状態とは判断せず、トラブ
ル表示などを行わないことを意味する。
【0009】請求項2では、請求項1において、警報監
視盤は、各住戸の住宅情報盤を定期ポーリングによって
監視しており、ポーリングに対して、正常信号の返信が
あったとき、又は、電源バックアップ中を示す信号の返
信があったときには、その住戸の住宅情報盤は正常状態
であると判断する一方、ポーリングに対して、所定時間
内に返信がなかったときには、その住戸の住宅情報盤は
異常状態であると判断することを特徴とする。
【0010】ポーリングに対して正常信号の返信がある
ときとは、住戸の商用電源がオン状態であるとともに、
非常電源もオン状態であることを意味する。ポーリング
に対して電源バックアップ中を示す信号の返信があると
きとは、住戸の商用電源がオフ状態であるが、非常電源
がオン状態であることを意味する。ポーリングに対して
返信がなかったときとは、住戸の商用電源がオフ状態で
あるとともに、非常電源もオフ状態であるので、住宅情
報盤は動作していないことを意味する。
【0011】請求項3では、請求項2において、警報監
視盤は、ある住戸の住宅情報盤が異常状態であると判断
した後に、ポーリングに対して、正常信号の返信があっ
たとき、又は、上記電源バックアップ中を示す信号の返
信があったときには、その住戸の住宅情報盤は正常状態
であると判断することを特徴とする。すなわち、警報監
視盤において、自動的に復旧動作を行う。
【0012】請求項4では、請求項1〜請求項3のいず
れかにおいて、警報監視盤は、電源バックアップ中を示
す信号の有効/無効を設定する設定手段を備えており、
設定手段によって有効が設定されている状態で、電源バ
ックアップ中を示す信号を受信したときには、その住戸
の住宅情報盤は正常状態であると判断する一方、設定手
段によって無効が設定されている状態で、電源バックア
ップ中を示す信号を受信したときには、その住戸の住宅
情報盤は異常状態であると判断することを特徴とする。
【0013】法令上、入居済み住戸の住宅情報盤は、常
時、商用電源がオン状態でなければならないので、電源
バックアップ中を示す信号を無効とし、この信号を受信
した警報監視盤は、電源断トラブル処理を行う。一方、
未入居住戸では、電源のオン・オフが切り換えられる場
合があるので、電源バックアップ中を示す信号を有効と
し、この信号を受信した警報監視盤では、電源断トラブ
ル処理を行わない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。本発明の集合住宅警報監
視システムは、従来の構成(図6を参照)と同様に、各
住戸に設置され、少なくともセキュリティ監視機能を備
えた住宅情報盤2を、警報監視盤1に接続するととも
に、各住戸が電源断になったときに、その住戸の住宅情
報盤2にバックアップ電源を供給する非常電源装置3に
接続して構成される。
【0015】図1は、警報監視盤1の内部構成の一例を
示したブロック図である。警報監視盤1は、CPUなど
で構成され、各部を制御する信号処理部10と、ワーク
用に使用されるSRAM11と、この警報監視盤2の動
作を制御するプログラムを記憶するプログラム用のフラ
ッシュメモリ12と、データ用のフラッシュメモリ13
と、伝送制御を行う伝送CPU14と、多重伝送線La
を介した各住戸の住宅情報盤2との多重伝送を行うため
の多重伝送ドライバ/レシーバ15と、入出力制御を行
う入出力用CPU16と、蛍光表示管17a、7セグメ
ント表示器17b、LED表示部17cなどで構成され
る表示部17と、テンキーからの入力を検知するキース
キャン入力部18などを備えている。
【0016】図2は、各住戸に設置された住宅情報盤2
の内部構成の一例を示すブロック図である。CPU等で
構成され、各部を制御する信号処理部20は、電源スイ
ッチ21aを設けた電源回路21からの電源供給を受け
て作動しており、停電などによる商用電源(AC100
V)の電源断を検出すれば、切替部21bの切り替えに
よって、非常電源装置3からのバックアップ電源の供給
を受ける。
【0017】判別回路22は、セキュリティセンサSか
ら信号入力があったときに、その信号種別を判別する。
例えば、有電圧信号のレベルによって判別する。住宅情
報盤2は、判別回路22によって判別した異常の各々に
対応した表示灯などを備えた表示回路27と、異常に対
応した音声メッセージをスピーカ30から出力させる音
声出力回路38と、異常を判別したときに、管理人室な
どに設置された警報監視盤1に対し、多重伝送線Laを
介して、信号を移報出力する移報出力回路24を備え
る。
【0018】なお、表示回路27は、予め定められた色
で点灯あるいは点滅する表示灯以外に、文字などを表示
する液晶ディスプレイなどで構成してもよい。また、音
声出力回路28からは、セキュリティセンサSが異常を
検知したときに出力する音声メッセージ以外に、警報監
視盤1側に設置された放送設備(不図示)から受けた音
声を出力してもよく、また、これらの出力と同時に、ド
アホン子器回路29を介したドアホン子器Dや、副親
機、増設スピーカ(いずれも不図示)などからも、同じ
メッセージを出力させてもよい。
【0019】なお、図中、23は、警報監視盤1と多重
伝送線Laを通じた伝送を制御する多重伝送回路、25
は各種操作ボタンなどで構成される操作部、26は住宅
情報盤2の動作を制御するための情報を記憶し、信号処
理部20によって参照されるキーマトリクスである。こ
のキーマトリクス26の内容は、警報監視システムとし
て、水漏れ検知やスプリンクラなどの特別な機能を追加
するときに変更される。また、31は警報監視盤1、ド
アホン子器D、副親機とのインターホン通話を可能とす
る通話回路、32は信号処理部20の制御に必要なデー
タを、電気的に書換え可能に記憶したEEPROMであ
る。
【0020】信号処理部20は、セキュリティセンサS
が異常を検知したことを、判別回路22が判別したとき
には、その異常を、表示回路27による表示や、音声出
力回路28による音声出力で報知する。また、移報出力
回路24を介して、多重伝送線Laを通じ、警報監視盤
1に異常を検知したこと、その異常の種別などとともに
通知する。
【0021】なお、セキュリティセンサSには、火災感
知器、CO/ガス検知センサ、防犯スイッチの他、非常
スイッチ、コールスイッチや、水漏れ検知センサ、スプ
リンクラなども含まれる。この住宅情報盤2は、通常の
セキュリティ監視時は、多重伝送回路23によって、警
報監視盤1からのポーリングに対し、住戸の状態が正常
であるか異常であるかを返信しているが、住宅情報盤2
側で異常を検知し、警報監視盤1にその異常を通知する
場合は、多重伝送回路23から割込信号を送出するよう
になっている。
【0022】本発明では、住宅情報盤2は、非常電源装
置3からバックアップ電源が供給されているときは、警
報監視盤1に対して、電源バックアップ中を示す信号を
送信する。以下には、この信号を、商用電源の電源断が
発生して、電源バックアップがされていることから、
「電源断信号」とも呼ぶ。一方の警報監視盤1は、電源
断信号を受信したときには、その住戸は電源断状態では
ないと判断する。すなわち、商用電源は断状態であり、
バックアップ電源の供給がされているが、電源断状態と
は判断せず、表示部17におけるトラブル表示などを行
わない。
【0023】ここでは、電源断信号は、ポーリングに対
する返信信号には限定されず、住宅情報盤2がバックア
ップ電源の供給が開始されたときに、割込信号として電
源断信号を送信することも含まれる。また、警報監視盤
1が、各住戸の住宅情報盤2を順に定期ポーリングによ
って監視している場合であれば、警報監視盤1は、ポー
リングに対して、正常信号の返信があったとき、又は、
電源断信号の返信があったときには、その住戸の住宅情
報盤2は正常状態であると判断するが、ポーリングに対
して、所定時間内に返信がなかったときには、その住戸
の住宅情報盤2は異常状態であると判断する。
【0024】すなわち、図3(a)に示すように、ポー
リングに対して正常信号の返信があるときとは、住戸の
商用電源(AC100V)がオン状態であるとともに、
非常電源もオン状態であることを意味し、この場合は、
通常の監視動作を継続させる()。ポーリングに対し
て電源断信号の返信があるときとは、住戸の商用電源が
オフ状態であるが、非常電源がオン状態であることを意
味し、この場合は、伝送をそのまま継続する()。ま
た、ポーリングに対して返信がなかったときとは、住戸
の商用電源がオフ状態であるとともに、非常電源もオフ
状態であるので、住宅情報盤2の多重伝送回路23は動
作しないことを意味し、この場合は、伝送は停止される
()。
【0025】このように、警報監視盤1では、商用電源
のオンオフではなく、非常電源のオンオフによってトラ
ブルを判定するようにしたので、従来のように、未入居
の住戸やモデルルームで、通常、住戸の電源を切ってい
る場合に、その住戸の下見や見学で電源を入れ、その
後、電源を切った状態に戻して、非常電源がオン状態に
なったとしても()、警報監視盤1側で、その住戸に
おいて電源断トラブルが発生したと判断することがな
い。したがって、電源をオンにした後にオフにさせる度
に、復旧作業をする必要がなくなる。
【0026】また、警報監視盤1では、電源バックアッ
プ中を示す信号(電源断信号)の有効/無効を設定する
設定手段を備えている。信号処理部10は、キー操作を
キースキャン入力部18で検出して、データ用フラッシ
ュメモリ13に電源断設定13aを行う。電源断信号が
有効と設定されている状態で、電源断信号を受信したと
きには、その住戸の住宅情報盤2は正常状態であると判
断する一方、電源断信号が無効と設定されている状態
で、電源断信号を受信したときには、その住戸の住宅情
報盤2は異常状態であると判断する。
【0027】ここでは、電源断設定13aに対しては、
電源断信号を有効にするときは、トラブルの種類に電源
断を含めないとして「電源断なし」を設定し、電源断信
号を無効にするときは、トラブルの種類に電源断を含め
るとして「電源断あり」を設定する。したがって、図3
(b)に示すように、本発明では、「電源断あり」設定
がされているときに、ポーリングに対して、電源断信号
の返信があったときと()、無返信であったとき
()の双方とも、その住戸は商用電源の電源断状態で
あるので、トラブルが発生したとする。一方、「電源断
なし」設定がされているときに、ポーリングに対して、
電源断信号の返信があったときは()、バックアップ
電源が供給されているので、通常の監視動作を継続する
が、無返信であったときには()、その住戸に対する
すべての電源供給が停止しているので、トラブルが発生
したとする。
【0028】法令上、入居済み住戸の住宅情報盤2は、
常時、商用電源がオン状態でなければならないので、電
源断設定13aにおいて、電源断信号を無効とし、トラ
ブルの種類に「電源断あり」を設定する。一方、未入居
住戸では、電源のオン・オフが切り換えられる場合が多
いので、電源断設定13aにおいて、電源断信号を有効
とし、トラブルの種類に「電源断なし」を設定する。
【0029】未入居住戸では、電源断状態になっても、
非常電源装置3からバックアップ電源が供給されるの
で、例えば、火災感知器が発報した場合でも、警報監視
盤1において、警報を出力することができる。そのた
め、警報監視盤1では、その住戸の電源断トラブルを報
知する必要がない。未入居住戸に入居するときには、電
源断設定13aを「電源断なし」から「電源断あり」に
変更する。
【0030】図4には、上記した警報監視盤1の動作を
フローチャートで示している。図4(a)はトラブルの
種類に「電源断なし」設定をした場合(100〜10
6)、図4(b)はトラブルの種類に「電源断なし」設
定をした場合(110〜117)である。なお、ここで
は、ポーリングに対する返信は、返信なしの場合と、返
信ありの場合は、正常信号の返信と、信号内の電源断ビ
ットをオンにした電源断信号の返信のみを対象としてお
り、異常信号の返信については説明を省略している。
【0031】トラブルの種類に「電源断なし」を設定し
た場合は、ポーリング後、セットしたタイマがタイムオ
ーバになるまでに返信があれば、返信信号内の電源断ビ
ットとは無関係に、その住戸は正常であると判断して、
トラブル処理は行わずに、他の住戸に対するポーリング
動作を継続させる(100〜104)。一方、ポーリン
グ後、所定時間内に返信がなく、タイムオーバになれ
ば、その住戸は異常であると判断して、表示部17にお
いてトラブル灯を点滅させるとともに、スピーカ(不図
示)からトラブル警報音を発生させる(100〜10
2,105,106)。このトラブル発生状態は復旧処
置がなされるまで継続する。
【0032】トラブルの種類に「電源断あり」を設定し
た場合は、ポーリング後、セットしたタイマがタイムオ
ーバになるまでに返信があり、返信信号内の電源断ビッ
トがオフになっていれば、その住戸は正常であると判断
して、トラブル処理は行わずに、他の住戸に対するポー
リング動作を継続させるが(110〜115)、電源断
ビットがオンになっていれば、その住戸は異常(電源断
異常)であると判断して、表示部17においてトラブル
灯を点滅させるとともに、スピーカからトラブル警報音
を発生させる(110〜114,117)。このトラブ
ル発生状態は復旧処置がなされるまで継続する。
【0033】一方、ポーリング後、所定時間内に返信が
なく、タイムオーバになれば、その住戸は異常であると
判断して、表示部17においてトラブル灯を点滅させる
とともに、スピーカからトラブル警報音を発生させる
(110〜112,116,117)。このトラブル発
生状態は復旧処置がなされるまで継続する。なお、電源
断信号を受信したときと、返信がなかったときとは、ト
ラブル表示やトラブル警報音の態様を異ならせるように
してもよい。
【0034】次に、本発明システムの動作の一例を図5
にシーケンス図で示す。住宅情報盤2の電源(AC10
0V)がオン状態で、警報監視盤1から(1)定期ポー
リングがあると、それに対して、住宅情報盤2は、
(2)正常の通電状態の信号を返信する。住宅情報盤2
の電源(AC100V)がオフ状態で、警報監視盤1か
ら(3)定期ポーリングがあると、それに対して、住宅
情報盤2は、(4)電源断状態の信号を返信する。この
とき、警報監視盤1では、トラブルの種類に「電源断あ
り」の設定がされていると、トラブル処理を行う。一
方、「電源断なし」の設定がされていると、トラブル処
理を行わない。
【0035】また、住宅情報盤2は、非常電源もオフ状
態になったときに、警報監視盤1から(5)定期ポーリ
ングがあると、それに対しては(6)無返信となる。こ
の場合、トラブルに「電源断なし」の設定がされていて
も、トラブル処理を行う。住宅情報盤2は、商用電源
(AC100V)と非常電源ともにオン状態になれば、
警報監視盤1から(7)定期ポーリングがあると、それ
に対して、(8)正常の通電状態の信号を返信する。
【0036】このとき、警報監視盤1ではトラブル復帰
処理を行う。すなわち、警報監視盤1は、ある住戸の住
宅情報盤2が異常状態であると判断した後に、ポーリン
グに対して、正常信号の返信があったときは、その住戸
の住宅情報盤2は正常状態であると判断する。また、警
報監視盤1は、トラブルの種類に「電源断なし」を設定
している状態において、住宅情報盤2が異常状態である
と判断した後、ポーリングに対して、正常信号の返信が
あったとき、又は、電源断信号の返信があったときは、
その住戸の住宅情報盤2は正常状態であると判断し、ト
ラブル復帰処理を行う。
【0037】
【発明の効果】以上の説明からも理解できるように、本
発明の請求項1〜請求項4に記載の集合住宅警報監視シ
ステムは、住宅情報盤は、バックアップ電源が供給され
ているときは、警報監視盤に対して、電源バックアップ
中を示す信号を送信する一方、警報監視盤は、住宅情報
盤から電源バックアップ中を示す信号を受信したときに
は、その住戸が電源断状態ではないと判断する。
【0038】したがって、従来のように、未入居住戸や
モデルルームで、通常、住戸の電源を切っている状態か
ら、その住戸の見学や下見のために電源を入れ、その
後、電源を切った状態に戻して、バックアップ電源が供
給されたときに、警報監視盤側で、その住戸で電源断ト
ラブルが発生したとすることがない。これによって、電
源のオンにした後にオフにさせる度に、復旧作業をする
必要がなくなる。
【0039】特に、請求項2では、警報監視盤による定
期ポーリングおいて、電源バックアップ中を示す信号の
返信があったときは、その住戸の住宅情報盤は正常状態
であると判断することができる。また、請求項3では、
警報監視盤は、ある住戸の住宅情報盤が異常状態である
と判断した後に、ポーリングに対して、正常信号の返信
があったとき、又は、電源バックアップ中を示す信号の
返信があったときには、その住戸の住宅情報盤は正常状
態であると判断して、自動的に復旧処理をすることがで
きる。
【0040】請求項4では、警報監視盤は、電源バック
アップ中を示す信号の有効が設定されている状態で、電
源バックアップ中を示す信号を受信したときには、その
住戸の住宅情報盤は正常状態であると判断する一方、無
効が設定されている状態で、電源バックアップ中を示す
信号を受信したときには、その住戸の住宅情報盤は異常
状態であると判断する。
【0041】したがって、法令上、入居済み住戸の住宅
情報盤は、常時、商用電源がオン状態でなければならな
いので、電源バックアップ中を示す信号を無効とし、こ
の信号を受信した警報監視盤は、電源断トラブル処理を
するように設定すればよい。一方、未入居住戸では、電
源のオン・オフが切り換えられる場合が多いので、電源
バックアップ中を示す信号を有効とし、この信号を受信
した警報監視盤では、電源断トラブル処理を行わないよ
うに設定すればよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】警報監視盤の内部構成の一例を示すブロック図
である。
【図2】住宅情報盤の内部構成の一例を示すブロック図
である。
【図3】本発明の集合住宅警報監視システムの動作を、
従来と比較して説明する図である。
【図4】本発明の集合住宅警報監視システムの動作を示
すフローチャートである。
【図5】本発明の集合住宅警報監視システムの動作を示
すシーケンス図である。
【図6】集合住宅警報監視システムの構成を模式的に示
すシステム構成図ある。
【符号の説明】
1 警報監視盤 10 信号処理部 13a 電源断設定 17 表示部 2 住宅情報盤 20 信号処理部 21 電源回路 23 多重伝送回路 3 非常電源装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 301 H04Q 9/00 301C 301A 311 311W (72)発明者 柴田 清 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 Fターム(参考) 5C087 AA10 AA12 AA16 AA23 AA25 AA37 AA44 BB03 BB51 BB54 BB74 CC48 DD04 DD05 DD07 DD26 EE06 FF01 FF04 FF05 FF10 FF14 FF24 GG11 GG21 GG24 GG30 GG42 GG51 GG57 GG69 GG70 5K038 AA05 CC11 DD09 DD12 DD16 DD18 GG02 GG07 5K048 BA51 CA03 FB05 FB11 GB05 HA35 5K101 KK13 LL04 NN12 NN17 NN41 VV03

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各住戸に設置され、少なくともセキュリテ
    ィ監視機能を備えた住宅情報盤を、警報監視盤に接続す
    るとともに、各住戸が電源断になったときに、その住戸
    の住宅情報盤にバックアップ電源を供給する非常電源装
    置に接続して構成される集合住宅監視システムにおい
    て、 上記住宅情報盤は、上記バックアップ電源が供給されて
    いるときは、上記警報監視盤に対して、電源バックアッ
    プ中を示す信号を送信し、 上記警報監視盤は、上記電源バックアップ中を示す信号
    を受信したときには、その住戸が電源断状態ではないと
    判断することを特徴とする集合住宅監視システム。
  2. 【請求項2】上記警報監視盤は、各住戸の住宅情報盤を
    定期ポーリングによって監視しており、ポーリングに対
    して、正常信号の返信があったとき、又は、上記電源バ
    ックアップ中を示す信号の返信があったときには、その
    住戸の住宅情報盤は正常状態であると判断する一方、 ポーリングに対して、所定時間内に返信がなかったとき
    には、その住戸の住宅情報盤は異常状態であると判断す
    ることを特徴とする請求項1に記載の集合住宅監視シス
    テム。
  3. 【請求項3】上記警報監視盤は、ある住戸の住宅情報盤
    が異常状態であると判断した後に、ポーリングに対し
    て、正常信号の返信があったとき、又は、上記電源バッ
    クアップ中を示す信号の返信があったときには、その住
    戸の住宅情報盤は正常状態であると判断することを特徴
    とする請求項2に記載の集合住宅監視システム。
  4. 【請求項4】上記警報監視盤は、上記電源バックアップ
    中を示す信号の有効/無効を設定する設定手段を備えて
    おり、 上記設定手段によって有効が設定されている状態で、上
    記電源バックアップ中を示す信号を受信したときには、
    その住戸の住宅情報盤は正常状態であると判断する一
    方、 上記設定手段によって無効が設定されている状態で、上
    記電源バックアップ中を示す信号を受信したときには、
    その住戸の住宅情報盤は異常状態であると判断すること
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の集
    合住宅監視システム。
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