JP5042064B2 - 防犯システム - Google Patents

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Description

本発明は、コンテンション方式(平衡型または競合方式)を採用する防犯システムの通信信頼性を向上させる技術に関する。
従来、例えば、防犯システムとして入退室管理システムが知られている。これらのシステムには、警戒区域毎に電気錠、ドアセンサあるいはパッシブセンサなどの各種防犯センサ(防犯機器)が設置され、さらにIDカード等の識別データの読み取りや電気錠を警備状態・警備解除状態に設定を行う非接触リーダ(出入管理機器あるいは警備用遠隔操作器とも呼ばれる)が設置されている。
また、これらの各種防犯センサの状態信号又は非接触リーダの状態信号を受信して監視制御する制御装置が設置されている。なお、制御装置が非接触リーダまたは防犯センサから発報信号を受信すると、警備センターに通報(発信)する。
この防犯システムは、緊急性を要するため、防犯センサ(防犯機器)、非接触リーダ、制御装置の各機器間の通信方式は、通信速度が速いコンテンション方式(平衡型)が採用されている(例えば、図3)。
しかし、図3に示されるように、上記のようなコンテンション方式の通信を採用している防犯システム100は、防犯センサ(図示せず)の発報や復旧が頻繁に発生すると通信ライン(通信線4)上に防犯センサの状態信号(データ)が頻繁に送信され、信号の衝突が発生する。この衝突を起こした各信号は、制御装置1から通信線4を介して非接触リーダ(遠隔操作器2)にも送信される。
一方、非接触リーダ(遠隔操作器2)は、自身の機能が正常であることを示す信号(正常確認信号)を制御装置1に定期的に送信しているが、この正常確認信号とセンサ状態信号が衝突(混線)するため、制御装置1は、非接触リーダ(遠隔操作器2)からの正常確認信号を認識できなくなる。その結果、制御装置1は機器異常と判断し、警備センター(図示せず)に頻繁に異常通報を行うといった問題があった。
そこで、例えば、特許文献1は、小規模な防犯システムにおいて、コンテンション方式通信における信号の衝突を回避する提案がなされている。
特開2002−251682号
しかしながら、実際の防犯システムにおいては一つの警戒区域に複数の非接触リーダを設置して監視する場合や複数の警戒区域を監視する場合が多く、そのため制御装置は、多数の非接触リーダを監視制御している。また、ビルやテナントの設備の増改築などにより警戒区域数や警戒区域面積の増加がある場合には、多数の非接触リーダを増設する必要が生じる。このような場合には、複数の非接触リーダ(遠隔操作器)の警備・解除操作がほぼ同じタイミングでなされることもあり、信号の衝突の問題が解決されていない(例えば、図3)。
一方、防犯システムの通信線は、他の強電力設備の付近に敷設されたり、他設備の通信線と束ねて配線されてしまう実情もあり、ノイズの影響を受けることがあった。そのため、非接触リーダの機器が制御装置からの送信要求に対して機能正常信号を送信しても、制御装置は、それを認識できずに機器異常と判断し、警備センターに異常通報を行ってしまうという問題があった。
上記のような機器異常の通報が警備センターにあった場合、作業員が現場へ赴いて、非接触リーダを機器毎交換し、不具合原因を検査するなどの保守点検作業を行っていた。
しかし、上述したように、実際は非接触リーダの機器自体の故障ではなく通信上の信号衝突や現場の配線トラブルに起因していた。すなわち、非接触リーダの機器自体の故障ではないのに警備センターに非接触リーダの機器異常の通報がなされて、機器正常を確認するために人員派遣や機器輸送等の膨大な時間・労力・費用を要するという多大な問題があった。
したがって、本発明は、上記のように制御装置がコンテンション方式の通信によって防犯センサや非接触リーダを制御する防犯システムにおける通信上の信号の衝突や現場の配線トラブルによる通信異常(故障警報)を激減させ、通信信頼性の高い防犯システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明の防犯システムは、防犯機器を警備設定または解除設定可能な遠隔操作器と、該遠隔操作器および前記防犯機器の動作状態を平衡型通信方式(コンテンション方式)により監視制御する制御装置とを備え、さらに、該制御装置と接続する通信コンバータ親機と、前記遠隔操作器と1対1で接続する通信コンバータ子機とを備え、前記通信コンバータ親機および子機は、不平衡型通信方式(コンテンション方式と異なる通信方式)で通信を行い、前記制御装置および前記遠隔操作器間を中継することを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の防犯システムにおいて、前記通信コンバータ親機および/または通信コンバータ子機は、前記平衡型通信方式(コンテンション方式)または前記不平衡型通信方式(コンテンション方式とは異なる方式)で通信を行う第1の送受信部および第2の送受信部と、前記第1の送受信部および前記第2の送受信部の通信方式を設定する操作部とを備え、該操作部の操作により通信コンバータ親機として動作する親機モードまたは通信コンバータ子機として動作する子機モードのいずれかに設定され、該モードに応じて前記第1送受信部および前記第2送受信部の通信方式を互いに異ならせて通信を行うことを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の防犯システムにおいて、前記不平衡型通信方式(コンテンション方式と異なる通信方式)はポーリング方式であることを特徴とする。
本発明によれば、コンテンション方式の通信によって防犯センサや非接触リーダを制御する防犯システムにおいて、通信上の信号の衝突や現場の配線トラブルによる通信異常(故障警報)を無くし、通信信頼性の高い防犯システムすることが可能となる。
特に、既存のコンション方式の防犯システムに本発明の防犯システム用通信コンバータを設けることにより、非接触リーダの機器自体の故障ではなく通信上の信号衝突や現場の配線トラブルによる通信異常(故障警報)が激減し、設備投資コストや保守コストが格段に安価となり、かつ通信信頼性の高い防犯システムを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
(全体の構成)
図1は、本発明の防犯システム10(入退室管理システム)を示す図である。図2は、防犯システム10に用いる防犯システム用通信コンバータ(親機3a又は子機3b)の回路構成図である。なお、図1および図2において、前述した図3の防犯システム100の各構成と同じ構成については、同じ番号を付している。
図1に示される本発明の防犯システム10は、1又は複数の警戒区域に設置されたドアセンサやパッシブセンサなどの各種の防犯センサと、あるいはIDカードや電気錠などの防犯機器と、IDカードの読取りや電気錠の警備・解除設定を一斉に行う非接触リーダ(以下、遠隔操作器2という)と、各種防犯センサおよび遠隔操作器2などを監視制御する制御装置1と、制御装置1に接続されて遠隔操作器2との通信を中継する防犯システム用通信コンバータ親機3aと、防犯システム用通信コンバータ親機3aと遠隔操作器2を中継し、遠隔操作器2と1対1で接続する防犯システム用通信コンバータ子機3bとによって構成される。
なお、各図において、上述した制御装置1に接続されるドアセンサやパッシブセンサなどの各種防犯センサおよびIDカードや電気錠などの防犯機器は公知であり、図示を省略している。
また、以下において、防犯システムにおける制御装置1および遠隔操作器2および防災システム用通信コンバータ親機3aおよび子機3b以外の機器を総称して「防犯機器」と呼ぶ。
また、以下の説明において「通信コンバータ親機3a」もしくは「親機3a」は、本発明の「防犯システム用通信コンバータ親機3a」を意味し、「通信コンバータ子機3b」もしくは「子機3b」は、本発明の「防犯システム用通信コンバータ子機3b」を意味する。また、「通信コンバータ」もしくは「通信コンバータ3a(3b)」は、本発明の「防犯システム用通信コンバータ親機3a」および/または「防犯システム用通信コンバータ子機3b」を意味する。
(通信コンバータの構成)
次に、本発明の防犯システムの通信コンバータ(親機3aまたは子機3b)の構成について説明する。
図1又は図2に示される本発明の通信コンバータ3a(3b)は、制御部6(以下、CPU6という)と、CPU6の各動作モードを設定するモード切替スイッチおよび通信試験スイッチが設けられた操作部11と、緑色LED12aおよび赤色LED12bが設けられた表示部12と、外部電源に接続してCPU6等の回路に定電圧電源供給する電源部20と、通信線4a、4bまたは通信線5と接続する接続端子(X1、Y1)、(X2,Y2)と、CPU6によって制御されるリレー接点である(または操作部11の通信試験スイッチ操作によって制御される接点である)接続切替手段8と、接続端子(X1、Y1)に接続されて制御信号を送受信する第1送受信部7aと、接続端子(X2、Y2)に接続して制御信号を送受信する第2送受信部7bと、CPU6から制御コマンドを受信して第1送受信部または第2送受信部に電流を供給する通信ドライバ回路(以下、ドライバ9a,9bという。)から構成されている。さらに通信コンバータ3a(3b)は、図示しない記憶部およびアドレス設定部から構成されており、記憶部には親機モード、子機モード、正常動作モード、通信試験モードなどの通信コンバータに必要な動作モードのプログラムやアドレス設定部によって設定されたアドレスなどが記憶されている。
(接続関係)
次に、本発明の実施例における制御装置1および通信コンバータ3a(3b)および遠隔操作器2および通信線4a、4b、5の接続(接続関係)について説明する。
図1および図2に示されるように、制御装置1は通信線4aと接続し、通信線4aの他端が通信コンバータ親機3aの接続端子(X1、Y1)に接続されている。また、通信コンバータ親機3aの接続端子(X2、Y2)には通信線5が接続されている。通信線5の他端は、各通信コンバータ子機3bの接続端子(X1、Y1)に接続されている。すなわち、各通信コンバータ子機3bは、通信線5に並列接続されている。また通信コンバータ子機3bの他方の接続端子(X2、Y2)には、通信線4bが接続されており、通信線4bの他端には、遠隔操作器2が接続されている。すなわち、1個の通信コンバータ子機3bにつき1個の遠隔操作器2が通信線4bを介して接続されている。
なお、後述する正常動作モード状態のときは、接続切替手段8は、第1送受信部と接続端子(X1,Y1)を接続し、さらに第2送受信部と接続端子(X2,Y2)を接続している。
また、後述する通信試験モード状態のときは、接続切替手段8は、第1送受信部と接続端子(X1,Y1)の接続を解除するとともに第2送受信部と接続端子(X2,Y2)の接続を解除し、第1送受信部と第2送受信部との接続に切り替える。
(通信コンバータの機能・動作)
次に、通信コンバータ3a(3b)の機能・動作について説明する。
通信コンバータ3a(3b)は外部電源と接続されており、電源投入されると通信コンバータ3a(3b)の電源部20がCPU6等に所定の定電圧を供給する。
電源が供給されるとCPU6は、操作部11のモード切替スイッチ(図示せず)によって親機モードまたは子機モードいずれかに設定されたモードに応じて起動する。そして、親機モードまたは子機モードいずれかに応じた正常動作モードに移行し、動作する。
次に、各モードに応じた通信コンバータの動作(ドライバ9a、9bおよび第1送受信部および第2送受信部)について説明する。
(1)親機モード(かつ正常動作モード)で動作する場合
通信コンバータ(3a)のCPU6は、制御装置1に対して制御要求信号を送信可能かつ制御装置1からの肯定応答信号または否定応答信号を受信可能となるように、ドライバ9aおよび第1送受信部を制御する。すなわち、制御装置1とコンテンション方式の通信が可能となるようにドライバ9aおよび第1送受信部を制御する。
さらに、通信コンバータ(3a)のCPU6は、高速ポーリング方式通信の制御局として従属局(通信コンバータ子機3b)のアドレスを順次指定して返信用要求信号を送信可能かつ従属局(通信コンバータ子機3b)からの応答信号を受信可能となるように、ドライバ9bおよび第2送受信部を制御する。
(2)子機モード(かつ正常動作モード)で動作する場合
通信コンバータ(3b)のCPU6は、高速ポーリング方式通信の従属局として制御局(通信コンバータ親機3a)からの返信要求信号を受信可能かつ自身のアドレスを含んだ返信要求信号を受信したときに制御局(通信コンバータ親機3a)に対して応答信号を送信可能となるように、ドライバ9aおよび第1送受信部を制御する。
さらに通信コンバータ(3b)のCPU6は、通信線4bを介して1対1の対応関係でで接続する遠隔操作器2からの制御要求信号を受信可能かつ遠隔操作器2に対して肯定応答信号または否定応答信号を送信可能となるように、ドライバ9bおよび第2送受信部を制御する。すなわち、遠隔操作器2とコンテンション方式の通信が可能となるようにドライバ9および第2送受信部を制御する。
また、子機3bは自身のアドレス取得のため、下記の操作を行う。
子機3bは、一定時間、接続先の遠隔操作器2(例えばアドレス1)からの立ち上がり応答信号を受信待ちする。受信できた場合には、その遠隔操作器2のアドレスを自身のアドレスとして設定する(アドレス1)。一定時間経過しても立ち上がり応答信号を受信できない場合は、アドレスを1に設定した情報を含む状態要求信号を遠隔操作器2(アドレス1)に対して送信し、肯定応答(ACK)が返ってくることで自身のアドレスに設定(確定)する(アドレス1)。
一方、遠隔操作器2から肯定応答(ACK)が来なかった場合(例えば、子機3bが、遠隔操作器2(アドレス2)と接続している場合)、自身のアドレスをアドレス1と設定した情報を含む状態要求信号を遠隔操作器2(アドレス2)に対して送信し、前述の動作を行った後にアドレス2に設定した情報を含む状態要求信号を送信する。
このように子機3bは、接続先の遠隔操作器2に対して立ち上がり応答信号や肯定応答を受信するまで順次アドレスを設定して状態要求信号を送信し、自身のアドレスを取得できるまでこの動作を続ける。
次に、例えば、複数の遠隔操作器2が同時に警備設定の操作された場合の例を説明する。
すなわち、遠隔操作器2を2−1、2−2とし、遠隔操作器2−1が通信コンバータ子機3b−1と接続し、遠隔操作器2−1が通信コンバータ子機3b−2と接続し、これら遠隔操作器2−1および2−2が同時に警備設定の操作をされて、遠隔操作器2−1から警備設定状態を示す信号DT1−1が送信され、遠隔操作器2−2から警備設定状態を示す信号DT1−2が送信された場合の防犯システムについて説明する。
上記のように2つの遠隔操作器の警備設定が同時に操作されると、
[1]遠隔操作器2−1から通信コンバータ子機3b−1に対して操作信号DT1−1が送信されたのと同時に、遠隔操作器2−2から通信コンバータ子機3b−2に対して操作信号DT1−2が送信される。
[2]操作信号DT1−1(またはDT1−2)を受信した通信コンバータ子機3b−1(または子機3b−2)は、通信コンバータ親機3aからの高速ポーリング通信により、自己のアドレスに対する状態確認信号を受信したとき、操作信号DT1−1(またはDT1−2)を送信する。
[3]通信コンバータ親機3aは、操作信号DT1−1を受信すると、通信線4aを介してコンテンション方式で制御装置1に操作信号DT1−1を送信する。操作信号DT1−1送信後、制御装置1からの操作状態信号DT2−1を通信コンバータ親機3aが受信すると、通信線5を介して通信コンバータ子機3bへ操作状態信号DT2−1を送信する。
[4]また、状態信号等への肯定応答(ACK)や否定応答(NAK)は、通信線4aにおいても通信線4bにおいても受信した通信コンバータ親機3a(子機3b)が即時送信する。
[5]このとき、操作信号DT1−1と同時に発生したDT1−2の親機3aの処理に関しては、上記[3][4]が終了するまで通信コンバータ親機3aが一定時間保持し、通信線4aには送信しない。
[6]これは、遠隔操作器2−1への応答を優先とし、操作上のストレスを感じさせないと共に通信異常(遠隔操作器2の操作から一連の流れ終了まで(遠隔操作器2−通信コンバータ子機3b−親機3a−制御装置1−親機3a−子機3b−遠隔操作器2)の時間が決められている)を起こさせないためである。
[7]上記[3][4]が終了したところで、親機3aは遠隔操作器2−2に対する処理を同様に行う。
[8]また、一定時間を経過した場合は、通信コンバータ親機3aは通信コンバータ子機3b−2に対し、否定応答(NAK)を送信する。
[9]否定応答を受信した通信コンバータ子機3b−2は、遠隔操作器2−2に対し否定応答(NAK)を送信し、再度操作信号DT1−2を受信するのを待つ。
また、3台以上の遠隔操作器2(アドレス6、1、15)の警備設定が同時になされた場合は、ポーリングの順番により一連の流れ毎に各遠隔操作器2に対して処理を行う。例えば、アドレス6、アドレス1、アドレス15の遠隔操作器2が同時に操作され、ある時点のポーリングアドレスが6であるならば、アドレス6に対する一連の処理を行い、その後アドレス15、アドレス1という順序で順次ポーリング処理を行う。
これにより、通信線4aでのコンテンション方式において通信上の信号の衝突を回避できる。また前述のように、同時に複数の遠隔操作器2から操作が行われるとポーリング優先処理による処理の遅れが発生するが、コンテンション方式のように全く通信ができないという状況には陥らず、通信異常になることを回避できる。
また、ポーリング方式による通信の際、警報などの重要な情報は、1ポーリング以内で変化(正常への復帰)が行われても保持する処理を行うことで取りこぼしは生じない。
制御装置1から遠隔操作器2に対して、早急に動作して欲しい処理が発生した場合は、制御装置1が優先信号を送信することで、ポーリングアドレスを強制的に優先信号のアドレスに変更することができる。これにより、リアルタイム制を必要とする場合でも対処することが可能である。
(通信試験モード)
次に、通信試験モード時の防犯システム10および通信コンバータ(子機3b)について説明する。
通信コンバータ子機3bのCPU6が、第2送受信部7bおよびドライバ9bを介して遠隔操作器2から送信される応答信号(制御要求信号や状態動作を示す信号)を所定回数受信しなかったと判断すると、正常動作モードから自己診断機能(通信試験モード)に移行する。あるいは、操作部11の通信試験スイッチの操作入力があると、CPU6は、正常動作モードから自己診断機能(通信試験モード)に移行する。
通信試験モード移行によりCPU6は、通信試験用プロトコルに従って自己の回路診断(自己診断)を開始する。
まず、接続切替手段8のリレーを駆動制御(ON)させて第2送受信部7bと接続端子(X2、Y2)の接続を解除して通信線4bとの通信を切断するとともに第1送受信部7aと接続端子(X1、Y1)の接続を解除して通信線5との通信を切断する。さらにリレー制御により第1送受信部7aと第2送受信部7bを接続する。
この制御動作により、通信試験モード時は、通信コンバータ子機3bは、防犯システム10の通信線4a、5、4bから切断されるので、他の通信コンバータや制御装置1あるいは遠隔操作器2へ試験コマンド信号が送信される等の影響を与えない。
この通信試験モード状態でCPU6は、試験コマンド信号が第1送受信部7a(または第2送受信部7b)に送信される。そして第2送受信部7b(または第1送受信部7a)を介して試験コマンド信号を受信すれば、自己の通信回路が正常に機能していると判断し、表示部12のLEDを点灯制御する。
点灯制御方法としては、例えば、通信コンバータ子機3bが正常動作している場合、CPU6は、緑色LED12aを点灯表示制御し、通信異常時には、赤色LED12bを点灯表示制御する。そして、自己診断(通信試験)の結果、正常と判断すると緑色LED12aおよび赤LED12b両方を点灯表示制御する。また、自己診断(通信試験)の結果、通信コンバータ子機3b自身の通信回路異常であると判断すると、CPU6は、赤色LED12bを点滅表示制御する。
なお、通信試験は、操作部11の通信試験スイッチ操作によっても行うことができる。この場合、接続切替手段8は、通信試験スイッチによって制御される接点であり、前述したような通信試験モード時の接続関係に切り替えられる。
なお、本発明は逸脱しない範囲で適宜応用可能である。例えば、本防犯システムの通信コンバータ親機3aおよび子機3b間の通信を高速のトークン方式の通信で実現することもできる。
本発明は、上記実施の形態に限定されることはなく適宜変更可能である。例えば、コンテンション方式による通信が採用されているナースコールシステムや安否確認システム等に本発明の防犯システムの通信コンバータを適用して通信信頼性の高いシステムに変更可能である。
本発明に係る防犯システムを示す図である。 図1の防犯システムの通信コンバータの概略回路構成を示す図である。 従来の防犯システムを示す図である。
符号の説明
100 防犯システム(入退室管理システム)
10 防犯システム(入退室管理システム)
1 制御装置
2 遠隔操作器(非接触リーダ)
3 防犯システム用通信コンバータ
3a 防犯システム用通信コンバータ親機
3b 防犯システム用通信コンバータ子器
4 通信線(コンテンション方式)
5 通信線(ポーリング方式)
6 制御部(CPU)
7a 第1の送受信部
7b 第2の送受信部
8 接続切替手段
9a ドライバ(通信ドライバ回路)
9b ドライバ(通信ドライバ回路)
11 操作部
12 表示部
12a 緑色LED
12b 赤色LED
20 電源部
X,Y 端子

Claims (3)

  1. 防犯機器を警備設定または解除設定可能な遠隔操作器と、該遠隔操作器および前記防犯機器の動作状態を平衡型通信方式により監視制御する制御装置と、該制御装置と接続する通信コンバータ親機と、前記遠隔操作器と1対1で接続する通信コンバータ子機とを備え、前記通信コンバータ親機および子機は、不平衡型通信方式で通信を行って前記制御装置および前記遠隔操作器間を中継することを特徴とする防犯システム。
  2. 前記通信コンバータ親機および/または通信コンバータ子機は、前記平衡型通信方式または前記不平衡型通信方式で通信を行う第1の送受信部および第2の送受信部と、前記第1の送受信部および前記第2の送受信部の通信方式を設定する操作部とを備え、該操作部の操作により通信コンバータ親機として動作する親機モードまたは通信コンバータ子機として動作する子機モードのいずれかに設定され、該モードに応じて前記第1送受信部および前記第2送受信部の通信方式を互いに異ならせて通信を行うことを特徴とする請求項1記載の防犯システム。
  3. 前記不平衡型通信方式はポーリング方式であることを特徴とする請求項1または2記載の防犯システム。
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