JP2003283529A - 遠隔制御システムのシステム間インタフェース - Google Patents

遠隔制御システムのシステム間インタフェース

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JP2003283529A
JP2003283529A JP2002086283A JP2002086283A JP2003283529A JP 2003283529 A JP2003283529 A JP 2003283529A JP 2002086283 A JP2002086283 A JP 2002086283A JP 2002086283 A JP2002086283 A JP 2002086283A JP 2003283529 A JP2003283529 A JP 2003283529A
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Yuichi Yoshimura
祐一 吉村
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ポーリング方式とコンテンション方式との遠隔
制御システム間で負荷の制御・監視を可能とし、かつ簡
単な接続関係で対応可能とする。 【解決手段】システム間インタフェース3は、ポーリン
グ方式の遠隔制御システムの伝送信号を授受可能な第1
信号処理部31と、コンテンション方式の遠隔制御シス
テムの伝送信号を授受可能な第2信号処理部32とを備
える。第1信号処理部31はアドレス記憶部12に格納
された複数個のアドレスを用いて複数台の端末器と等価
に機能する。第2信号処理部32は状態記憶部22に格
納した複数個のアドレスを用いてノード装置と等価に機
能する。制御部30では、アドレス記憶部12と状態記
憶部22との互いのアドレスを対応付け、かつ第1信号
処理部31と第2信号処理部32との間で情報伝送を行
う。さらに、操作入力部13および表示器14によりア
ドレスの対応付けや伝送情報の監視を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔制御システム
のシステム間インタフェースに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、複数台の端末器と1台の伝送
ユニットとを信号線を介して接続し、各端末器に割り当
てたアドレスを用いて伝送ユニットが時分割伝送方式に
よって各端末器にアクセスすることにより、端末器間に
おけるデータの授受を伝送ユニットが仲介するポーリン
グ方式の遠隔制御システム(以下、「ポーリング式シス
テム」という)が提案されている。この種の遠隔制御シ
ステムでは、スイッチの操作に応じて負荷を制御するた
めに、スイッチの操作のような2値の監視入力を受け付
ける端末器と、負荷を制御する端末器とが設けられてい
る。伝送ユニットではスイッチ側の端末器と負荷側の端
末器とのアドレスが対応付けてあり、スイッチ側の端末
器が操作されたことを伝送ユニットが検出すると、伝送
ユニットから負荷側の端末器にスイッチの操作を通知
し、負荷側の端末器では負荷の動作を伝送ユニットを介
してスイッチ側の端末器に伝送することにより負荷の動
作状態をスイッチ側の端末器に設けた表示灯などで表示
可能にしてある。
【0003】また、各端末器に通信用のマイクロコンピ
ュータを内蔵することによって、各端末器が個々に独立
して動作するとともに、伝送ユニットを用いることなく
端末器同士が直接通信を行うコンテンション方式の遠隔
制御システム(以下、「コンテンション式システム」と
いう)も普及してきている。この種の遠隔制御システム
では、スイッチの操作を監視する端末器と負荷を制御す
る端末器との間で直接通信することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ポーリング
式システムとコンテンション式システムとを接続するに
はインタフェースが必要である。ポーリング式システム
では、照明負荷の調光制御を行う機能を有するものもあ
るが、基本的には照明負荷のオン・オフを制御するか
ら、インタフェースとしては、相互のシステム間におい
てオン・オフの情報を伝達すればよいと言える。つま
り、情報を送るシステムでは端末器を通して接点をオン
・オフさせ、情報を受けるシステムでは接点のオン・オ
フを端末器によって監視すればよい。言い換えると、各
システムでは他方のシステムに制御用の接点出力を送る
端末器と他方のシステムからの接点出力を受ける端末器
との2台が必要であって、双方向に情報を授受するに
は、各システム2台ずつで合計4台の端末器が必要にな
る。通常は、一方のシステムから他方のシステムへの情
報の伝送に2個の端末器を要し、他方のシステムでの動
作確認を受け取るためにさらに2台の端末器を要するこ
とになる。このように、システム間の情報の授受のため
には4台の端末器を付加しなければならない。
【0005】上述のように、一方のシステムで操作され
たスイッチに対して他方のスイッチの1つの負荷を制御
するために4台の端末器が必要であって、スイッチと負
荷との組合せ数が増加すれば、端末器の台数も大幅に増
加することになる。その結果、端末器の設置スペースが
増加するとともにコスト増につながるという問題が生じ
る。
【0006】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、ポーリング式システムとコンテンション式システ
ムとの間で他方のシステムの負荷の制御・監視を可能と
し、かつ入力と負荷との組合せ数が増加しても簡単な接
続関係で対応可能な遠隔制御システムのシステム間イン
タフェースを提供することを共通の目的にしている。
【0007】
【課題を解決するための手段】各請求項の発明は、それ
ぞれアドレスを有する複数台の端末器と伝送ユニットと
が第1の信号線を介して接続され、第1の入力を監視す
る端末器および第1の負荷を制御する端末器とに対して
伝送ユニットがアドレスを指定した伝送信号を時分割多
重伝送方式で伝送することにより、第1の入力に応じて
第1の負荷が制御されるポーリング方式の第1の遠隔制
御システムと、それぞれアドレスを有する複数台のノー
ド装置が第2の信号線を介して接続され、第2の入力を
監視するノード装置および第2の負荷を制御するノード
装置の間でアドレスを指定した伝送信号を伝送すること
により、第2の入力に応じて第2の負荷が制御されるコ
ンテンション方式の第2の遠隔制御システムとの間に介
在するように第1の信号線と第2の信号線とに接続され
る遠隔制御システムのシステム間インタフェースであっ
て、第1の信号線を伝送される伝送信号と第2の信号線
を伝送される伝送信号とをそれぞれ授受可能な第1信号
処理部および第2信号処理部と、第1信号処理部で用い
る前記端末器と等価なアドレスを複数個記憶するアドレ
ス記憶部と、第2信号処理部で用いる前記ノード装置の
アドレスを複数個記憶する状態記憶部と、アドレス記憶
部と状態記憶部との互いのアドレスを対応付けるととも
に第1の入力により第2の負荷を制御する情報伝送と第
2の入力により第1の負荷を制御する情報伝送との少な
くとも一方を可能とする制御部と、文字および図形の表
示が可能な表示器と、表示器の表示内容を指示する操作
が可能な操作入力部とを有し、第1の負荷における状態
の変化を制御部が認識したときにアドレスにより対応付
けられた第2の端末器に通知する機能と第2の負荷にお
ける状態の変化を制御部が認識したときにアドレスによ
り対応付けられた第1の端末器に通知する機能との少な
くとも一方を制御部が備えることを共通構成としてい
る。
【0008】請求項1の発明は、操作入力部には状態記
憶部のアドレスに対応付けるアドレス記憶部のアドレス
を選択する選択操作部が設けられ、選択操作部により選
択されているアドレス記憶部のアドレスが状態記憶部の
アドレスとともに表示器に表示されることを特徴とす
る。
【0009】請求項2の発明は、操作入力部には第2の
遠隔制御システムに対する第2信号処理部のID番号お
よびID番号のバーコードを表示器に表示させるように
制御部に指示するモード選択部が設けられていることを
特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、操作入力部には第1の
遠隔制御システムと第2の遠隔制御システムとの間の伝
送情報の内容を表示部に表示させるように制御部に指示
するモード選択部が設けられていることを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、電灯分電盤用協約形配線用遮断器の
寸法の4個分に相当する寸法の器体を備えることを特徴
とする。
【0012】
【発明の実施の形態】本実施形態では、ポーリング式シ
ステム(本件出願人が提唱している「フル2線リモコン
システム」を想定する)とコンテンション式システム
(エシェロン社が提唱する「LonWorksシステ
ム」を想定する)との間で相互に情報の授受を可能とし
たシステム間インタフェースを例示する。本発明におい
て使用するシステム間インタフェースは、基本的には図
13に示す形態で使用されるものであって、ポーリング
式システム1の信号線Ls1とコンテンション式システ
ム2の信号線Ls2との間にシステム間インタフェース
3が接続される。
【0013】ポーリング式システム1では、アドレスの
設定された複数台の端末器11が信号線Ls1を介して
伝送ユニット10と接続される。伝送ユニット10は端
末器11のアドレスを指定する時分割多重伝送方式の伝
送信号を信号線Ls1に送出し、伝送信号により選択さ
れたアドレスに一致するアドレスが設定されている端末
器11では伝送信号を受信して伝送信号により指示され
た内容の動作を行う。伝送信号には、伝送ユニット10
からの送信先となる端末器11のアドレス、制御内容を
指示する制御データ、端末器11からの情報を受け付け
る信号返送期間が少なくとも含まれる。たとえば、スイ
ッチ(以下では、基本的にスイッチを想定するが、セン
サのような他の入力(ワイヤレススイッチ、カードスイ
ッチ、接点入力、熱線センサなど)でもよい)を監視す
る端末器11であれば伝送信号によりアドレスが選択さ
れるとスイッチの操作内容を返送するのであり、負荷を
制御する端末器11であれば伝送信号によりアドレスが
選択されると伝送信号に含まれる制御内容に従って負荷
を制御する。また、負荷を制御したことは伝送信号の信
号返送期間に伝送され、負荷が制御されたことを確認す
るために用いられる。
【0014】一方、コンテンション式システム2では、
信号線Ls2に複数台のノード装置21が接続され、各
ノード装置21では信号線Ls2に他のノード装置21
からのキャリアが存在するか否かを監視し、他のノード
装置21からのキャリアが検出されない期間に必要に応
じてノード装置21から信号線Ls2に所望の伝送信号
を送出するように構成されている。伝送信号には、送信
元のノード装置21のアドレスである送信元アドレス、
送信先のノード装置21のアドレスである送信先アドレ
ス、制御内容を指示するネットワーク変数が少なくとも
含まれる。たとえば、スイッチを備えるノード装置21
ではスイッチが操作されると、信号線Ls2にキャリア
が存在しないことを確認し送信先アドレスを指定して信
号線Ls2に伝送信号を送出する。伝送信号により指定
された送信先アドレスに一致するアドレスを有するノー
ド装置21は伝送信号を受信しネットワーク変数の内容
に従って動作する。この場合には、送信先のノード装置
21から送信元のノード装置21に対して確認の伝送信
号が送られる。
【0015】上述のようなポーリング式システム1とコ
ンテンション式システム2との間に介在するシステム間
インタフェース3は、図1に示すように、ポーリング式
システム1の信号線Ls1に接続されて端末器11と同
様に伝送ユニット10との間で時分割伝送方式により伝
送される信号の送受信を行う第1信号処理部31と、コ
ンテンション式システム2の信号線Ls2にトランシー
バ33を介して接続されノード装置21と同様に他のノ
ード装置21との間で信号の送受信を行う第2信号処理
部32とを備える。第1信号処理部31と第2信号処理
部32との間にはマイコンを主構成とする制御部30が
設けられ、第1信号処理部31と第2信号処理部32と
の間で相互に信号形式を変換する。システム間インタフ
ェース3の電源は電源部34を通して供給され、電源部
34には通電表示灯35が付設される。図1において第
1信号処理部31には信号線Ls1に接続するための信
号端子T1が設けられ、電源部34には電源に接続する
ための電源端子T2が設けられ、トランシーバ33には
信号線Ls2に接続するための信号端子T3が設けられ
る。ここに、電源端子T2に接続する電源は外部に設け
たトランスにより商用電源から降圧した交流(AC24
V)を用いる。また、信号端子T3に接続される信号線
Lsにはシールド付き電線を用い、しかも送り配線を可
能とするために3対の接続部(図3参照)を備える。さ
らに、信号端子T3には接地用の接続部も付加され、合
計7個の接続部が設けられる。
【0016】制御部30には、ポーリング式システム1
とコンテンション式システム2とのどちらにも対応する
ために、ポーリング式システム1に用いるアドレスを記
憶するアドレス記憶部12を備える。アドレス記憶部1
2はEEPROMのような不揮発性メモリからなる。本
実施形態におけるアドレス記憶部12には最大で16個
のアドレスを設定可能であって、制御部10は16台分
の端末器11と等価に機能する。さらに、本実施形態で
はアドレス記憶部12に格納される複数のアドレスの組
合せを複数種類(実施形態では4種類)から選択可能で
あり、どの組合せを用いるかは制御部30に設けた操作
入力部13および液晶表示器からなる表示器14により
選択される。操作入力部13は、ゴム弾性を利用して復
帰力を得るいわゆるラバースイッチからなり、図3に示
すように、押操作される9個の操作部を備える。各操作
部の機能については後述する。
【0017】一方、コンテンション式システム2に対応
するために、ノード装置21に制御内容を指示するため
のネットワーク変数とアドレスとの関係が格納された状
態記憶部22が設けられ、状態記憶部22にはノード装
置21に対応する16個のアドレスがネットワーク変数
に対応付けて格納される。状態記憶部22はEEPRO
Mのような不揮発性メモリからなり、基本的には信号線
Ls2を通して状態記憶部22の内容が設定される。上
述した操作入力部13の操作部には、第2信号処理部3
2に接続されたサービスピン13gが含まれ、サービス
ピン13gをオンにすると信号線Ls2に状態記憶部2
2の内容を送出す。また、上述した通電表示灯35は2
色発光ダイオードからなり、状態記憶部22にネットワ
ーク変数とアドレスとがそれぞれ登録されているか否か
を点灯状態によって報知するサービス灯35aとしても
兼用されている。
【0018】ところで、本実施形態では図2ないし図8
に示すように、電灯分電盤用協約形配線用遮断器の寸法
の4個分に相当する寸法の器体40を備える。器体40
は、前面(図2の上面)が開放されたボディ41と、ボ
ディ41の開口側に覆着されるカバー42とからなる。
ボディ41の上面(図3における上面)には図6に示す
ように2個の組立爪43aが突設され、カバー42の上
面には組立爪43aと係合する組立孔43bが形成され
る。さらに、ボディ41の後壁の下部を通してカバー4
2に螺合する2本の組立ねじ43cを備え、組立爪43
aと組立孔43bと組立ねじ43cとによってボディ4
1とカバー42とが結合される。
【0019】器体40の中には、上述した回路のうち操
作表示部13および表示器14を除く回路を実装したプ
リント基板からなる回路基板44と、操作入力部13お
よび表示器14を設けた表示ブロック45とが収納され
る。表示ブロック45は回路基板44との間に4本のス
ペーサ46を介して支持される。各スペーサ46の一端
部には回路基板44を通して固定ねじ47aがそれぞれ
螺合し、各スペーサ46の他端部には表示ブロック45
を通して固定ねじ47bがそれぞれ螺合する。また、回
路基板44は2本の固定ねじ47cによってカバー42
の裏面(図2における下面)に固定される。回路基板4
4と表示ブロック45とはテープ電線48により電気的
に接続される。表示ブロック45の前面とカバー42の
裏面(図2における下面)との間にはラバースイッチか
らなる操作入力部13が保持される。回路基板44の左
部には信号端子T1および電源端子T2の接続部である
4個の端子板49aが列設され、回路基板44の右部に
は信号端子T3の接続部である7個の端子板49aが列
設される。各端子板49aにはそれぞれ端子ねじ49b
が螺合する。各端子板49aは、カバー42の左右両側
部に凹設された端子台50に互いに絶縁された形で配設
される。
【0020】カバー42において端子台50の間の部位
は前面側に突出する突台51を形成子、突台51の前面
には操作入力部13を露出させる複数個の窓孔52aお
よび表示部14を露出させる窓孔52bが開口する。カ
バー42の前面であって各端子台50と突台51との間
の部位にはそれぞれ端子板49aへの接続対象を表記し
た銘板53が取り付けられ、突台51の前面には操作入
力部13および表示器14に関連付けた内容を表記した
銘板54が取り付けられる。銘板54は透明材料により
形成され、銘板54で表示器を覆うことにより表示器1
4を保護しながらも表示器14の表示内容を視認可能と
してある。
【0021】ここに、表示ブロック45は図9に示す構
成を有している。すなわち、バックライト用の発光ダイ
オード45bを多数個実装したプリント基板からなる回
路基板45aを備え、発光ダイオード45bの前面には
偏光板45cを積層してある。また、インターコネクタ
45dを介して回路基板45aに液晶表示器からなる表
示器14を接続してあり、表示器14と偏光板45cと
インターコネクタ45dとを回路基板45aとの間に保
持する保持枠45eが回路基板45aに装着される。保
持枠45eは表示器14の前面周部に当接して回路基板
45aとの間に表示器14などを保持する。また、保持
枠45eは金属製であって回路基板45aに設けた引掛
孔45fに係合する引掛爪45gを備え、引掛爪45g
を引掛孔45fに挿入した後に引掛爪45gに曲げ加工
を施すことによって回路基板45aに固着される。
【0022】カバー42に設けた突台51の上下の各側
面には2個ずつの取付爪55が突設される。突台51に
は透明合成樹脂からなる薄箱状の保護カバー56が着脱
自在に装着されるのであって、保護カバー56には取付
爪55に係合可能な取付孔57が形成される。つまり、
保護カバー56を突台51に装着すると取付爪55が取
付孔57に係合して保護カバー56が器体40に保持さ
れる。保護カバー56は透明であるから、保護カバー5
6を装着した状態でも表示器14の表示内容を確認する
ことができる。また、保護カバー56は器体40に対し
て着脱可能であるから操作入力部13の操作が必要であ
れば、保護カバー56を器体40から取り外せばよい。
【0023】上述したように、器体40は電灯分電盤用
協約形配線用遮断器の寸法の4個分に相当する寸法を有
しており、分電盤内に内器として収納できるように、分
電盤への専用の取付金具が係合するように凹設された保
持穴58がボディ41の左右両側面に複数個ずつ形成さ
れる。
【0024】ところで、操作入力部13には、図3に示
すように、後述する「通常」モードと「ID確認」モー
ドと「アドレス設定」モードとから動作モードを択一的
に選択するモード選択部13aと、「アドレス設定」モ
ードの選択時にアドレスを選択するための減少操作部1
3bおよび増加操作部13cと、表示器14に表示され
た内容を確定する設定操作部13dとが設けられる。さ
らに、操作入力部13には、バックライトとしての発光
ダイオード45bの点灯・消灯を選択するバックライト
操作部13eと、表示器14に表示された内容を1つ前
の段階の状態に戻す戻り操作部13fと、上述したサー
ビスピン13gと、表示器14に表示されている内容を
解除するクリア操作部13hと、制御部30の暴走時な
どにリセットするためのリセット操作部13iとが設け
られる。モード選択部13aにより選択可能な動作モー
ドは表示器14の上縁に沿って銘板54に表記されてお
り、図10に示すように、左から「通常」、「Neur
onID」、「アドレス設定」と表記される。「通常」
は「通常」モードを意味し、「NeuronID」は
「ID確認」モードを意味し、「アドレス設定」は「ア
ドレス設定」モードを意味する。どのモードが選択され
ているかは表示器14の上部に表示される三角形のマー
クM1で示される。
【0025】また、本実施形態では上述のようにポーリ
ング式システム1とコンテンション式システム2とに対
応するアドレスをそれぞれ16個ずつ備え、互いのアド
レスを一対一に対応付けてある。また、表示器14にア
ドレスを表示する際には、1画面にアドレスを4個(ポ
ーリング式システム1とコンテンション式システム2と
のアドレスの組を4組)ずつ表示するように構成されて
おり、4画面を切り換えることによって全アドレスを表
示することができるようにしてある。選択されているア
ドレスの範囲は表示器14の下縁に沿って銘板54に表
記されており、図10に示すように、左から「1−4
用」、「5−8用」、「9−12用」、「13−16
用」と表記される。各数値はアドレスに対応している。
どのアドレスが選択されているかは表示器14の下部に
表示される三角形のマークM2で示される。
【0026】まず、ポーリング式システム1とコンテン
ション式システム2とのアドレスを対応付ける「アドレ
ス設定」モードについて説明する。「アドレス設定」モ
ードを選択するにはモード選択部13aを押操作し、図
10(a)のように「アドレス設定」にマークM1を合
わせる。次に、アドレス範囲を指定するために減少操作
部13bと増加操作部13cとの少なくとも一方を操作
し、図10(b)のように所望のアドレス範囲にマーク
M2を合わせる。図示例では「5−8用」にマークM2
が合わせてあり、この状態はコンテンション式システム
2におけるアドレスが5〜8の範囲であるものを選択し
ていることを意味する。
【0027】本発明の一つの特徴はコンテンション式シ
ステム2におけるアドレスに対応付けるポーリング式シ
ステム1のアドレスを表示器14の画面上で選択可能に
している点であって、上述のようにしてコンテンション
式システム2のアドレスの範囲を選択した状態では、減
少操作部13bまたは増加操作部13cを用いることに
よってポーリング式システム1のアドレスを選択するこ
とが可能になる。図示例において「個別12−1」とあ
るのは、入力と負荷とを一対一に対応付ける個別制御で
あって、アドレスが「12−1」であることを示してい
る。アドレスは「チャンネル−負荷番号」という形式で
示してあり、ポーリング式システム1においては入力側
と負荷側との端末器11に同一チャンネルを付与すると
ともに、各チャンネルごとに4個の負荷番号を指定可能
として、1チャンネル当たりで4回路の負荷を区別して
制御することが可能にしてある。
【0028】いま、ポーリング式システム1における入
力を監視する端末器11とコンテンション式システム2
における負荷を制御するノード装置21とを対応付ける
場合を想定すると、図10(c)のような表示になる。
図示例ではアドレスの範囲を「9−12用」に設定した
場合を示している。したがって、コンテンション式シス
テム2において9〜12の範囲の4個のアドレスが表示
器14に表示され、各アドレスごとにポーリング式シス
テム1のアドレスを設定するフィールドF9〜12が表
示される。各フィールドF9〜F12の内容は減少操作
部13bまたは増加操作部13cの操作によってそれぞ
れ変化し、所望の内容がフィールドF9〜F12に表示
された状態で設定操作部13dを押操作すると当該フィ
ールドF9〜F12の内容が決定される。ここで、戻り
操作部13fを操作すればフィールドF9〜F12の内
容は未決定の状態に戻り、減少操作部13bまたは増加
操作部13cの操作によって内容を再度変化させること
が可能になる。また、クリア操作部13hを操作すれ
ば、4個のフィールドF9〜F12のすべての内容が解
除される。各フィールドF9〜F12の内容は設定操作
部13dの操作毎に1個ずつ決定することができる。
【0029】一方、コンテンション式システム2におけ
る入力を監視するノード装置21とポーリング式システ
ム1における負荷を制御する端末器11とを対応付ける
場合には、図10(d)のような表示になる。図示例で
はアドレスの範囲を「5−8用」に設定した場合を示し
ている。つまり、図示例ではコンテンション式システム
2について5〜8の範囲の4個のアドレスが表示器14
に表示されており、各アドレスごとにポーリング式シス
テム1のアドレスを設定するフィールドF5〜F8が表
示される。各フィールドF5〜F8の内容は減少操作部
13bまたは増加操作部13cの操作によってそれぞれ
変化し、所望の内容がフィールドF5〜F8に表示され
た状態で設定操作部13dを押操作すると当該フィール
ドF5〜F8の内容が決定される。図10(c)に示し
た例と同様に、戻り操作部13fを操作すればフィール
ドF5〜F8の内容は未決定の状態に戻り、減少操作部
13bまたは増加操作部13cの操作によって内容を再
度変化させることが可能になる。また、クリア操作部1
3hを操作すれば、4個のフィールドF5〜F8のすべ
ての内容が解除される。各フィールドF5〜F8の内容
は設定操作部13dの操作毎に1個ずつ決定することが
できる。
【0030】上述した説明から明らかなように、本実施
形態では各アドレスの対応付けの際に伝送情報の伝送方
向についても指定しているから、情報の伝送方向を別途
に設定する必要がない。なお、対応付けられるアドレス
の組ごとに伝送方向が一方向に規定されるのはいうまで
もない。
【0031】ところで、コンテンション式システム2で
は各ノード装置21にID番号が付与され、付与された
ID番号はノード装置21に貼着されるラベルに、ID
番号を示す文字列NMとID番号に対応したバーコード
BCとによって表記される。文字列NMおよびバーコー
ドBCでID番号を示しているのは、ノード装置21間
の対応付けの際にID番号が必要になるからである。コ
ンテンション式システム2においては、第2信号処理部
32はノード装置として機能するから、ID番号は第2
信号処理部32にも必要である。ただし、本実施形態で
はID番号およびバーコードをラベルに表記するのでは
なく、表示器14に表示可能とすることによってラベル
を不要にしている。具体的には、図11(a)のように
「ID確認」モードが選択されるようにモード選択部1
3aを押操作するのであって、この状態において、第2
信号処理部32からID番号が読み出され、図11
(b)のようにID番号の文字列NMがバーコードBC
に変換されてID番号の文字列NMとともに表示器14
に表示される。このようにID番号を表示器14に表示
可能としたことによって、製造段階においてID番号の
文字列およびバーコードを表記したラベルを作成する必
要がなく、またラベルを器体に貼着する必要もないか
ら、作業性が向上するとともにラベルが剥がれて紛失す
ることもなくなる。
【0032】図12(a)のようにモード選択部13a
の押操作によって「通常」の位置にマークM1を合わせ
ると「通常」モードが選択される。「通常」モードで
は、制御部30においてポーリング式システム1とコン
テンション式システム2との間の伝送情報の内容を監視
する。たとえば、ポーリング式システム1の入力により
コンテンション式システム2の負荷を制御する場合であ
れば、図12(b)のようにコンテンション式システム
2への伝送情報が通過したことを表示器14に表示し、
次に図12(c)のようにコンテンション式システム2
からの応答を表示器14に表示するのである。一方、コ
ンテンション式システム2の入力によりポーリング式シ
ステム1の負荷を制御する場合であれば、図12(d)
のようにポーリング式システム1への伝送情報が通過し
たことを表示器14に表示し、次に図12(e)のよう
にポーリング式システム1からの応答を表示器14に表
示する。上述のようにして、ポーリング式システム1と
コンテンション式システム2との間の伝送情報の内容を
確認することができるから、異常が発生した場合にポー
リング式システム1とコンテンション式システム2との
どちらの異常かを追跡することができ異常時の対処が容
易になる。
【0033】各点の制御内容の一例を図14に示す。図
14の各欄はポーリング式システム1のアドレスを意味
し、「個別」「グループ」「パターン」はアドレスの設
定方式を意味する。つまり、ポーリング式システム1の
端末器11にはアドレスが設定されているから、1個の
スイッチによって1個の負荷を制御するだけではなく
(このような制御を「個別」制御と呼んでいる)、1個
のスイッチによって複数個の負荷を一斉制御することが
可能であり、一斉制御については制御対象となる複数個
の負荷を同じ状態に制御する「グループ」制御と、制御
対象となる複数個の負荷の制御パターンをあらかじめ登
録しておきスイッチの操作時に登録された制御パターン
で負荷を制御する「パターン」制御とがある。図14の
左欄はこれらの制御方式の種別を表している。ポーリン
グ式システム1では、これらのアドレスのほかに照明負
荷の「調光」制御に用いられるアドレスもある。また、
図14の右欄に示した矢印様のシンボルは、コンテンシ
ョン式システム2における命令(ネットワーク変数)の
流れを示す。「制御」はコンテンション式システム2か
らポーリング式システム1への指示、「操作」はポーリ
ング式システム1からコンテンション式システム2への
指示、「状態変化返信」は指示に対する応答を示す。ま
た、「名称登録」はポーリング式システム1のアドレス
に対応付けたコンテンション式システム2のノード装置
21に名称を付けてシステム間インタフェース3に登録
することを意味する。
【0034】まず、コンテンション式システム2におい
てスイッチを備えるノード装置21からの指示によって
ポーリング式システム1の端末器11に接続した負荷
(主として照明負荷)を制御する場合について説明す
る。このとき、第1信号処理部31が、ポーリング式シ
ステム1の信号線Ls1に対してスイッチの操作を監視
する端末器11と同様の機能で動作する。この種の端末
器11のアドレスは、上述のように、「個別」「グルー
プ」「パターン」「調光」のいずれかに設定されてい
る。しかして、本実施形態では、アドレスが「個別」
「調光」「グループ」の場合と「パターン」の場合とで
システム間インタフェース3の処理を異ならせている。
【0035】アドレスが「個別」「調光」「グループ」
の場合には、以下のように動作する。まず、コンテンシ
ョン式システム2のノード装置21に設けたスイッチの
操作によりポーリング式システム1の端末器11に接続
した照明負荷をオンにする指示がなされた場合について
説明する(図14の最上段など)。
【0036】この場合、第1信号処理部31では、ポー
リング式システム1の対応するアドレス(スイッチ)の
状態を確認し、オフであればポーリング式システム1に
対し割り込み処理を行い、ポーリング式システム1の対
応するアドレスにオンの指示を行う。つまり、スイッチ
の操作を監視する端末器11においてスイッチがオンに
なったときと同様に動作する。この指示によって負荷の
接続された端末器11において負荷が制御されると、負
荷の状態が伝送ユニット10を介して第1信号処理部3
1に返送されるから、システム間インタフェース3では
返送された負荷状態をコンテンション式システム2にお
いてスイッチが操作されたノード装置21に返信する
(状態変化返信)。
【0037】また、ポーリング式システム1の対応する
アドレス(スイッチ)の状態を確認したときに、オンで
あればポーリング式システム1に対する処理を行わず
に、コンテンション式システム2においてスイッチが操
作されたノード装置21に対して、その状態を返信する
(状態変化返信)。
【0038】次に、コンテンション式システム2のノー
ド装置21に設けたスイッチの操作によりポーリング式
システム1の端末器11に接続した照明負荷をオフにす
る指示がなされた場合について説明する。
【0039】この場合、第1信号処理部31では、ポー
リング式システム1の対応するアドレス(スイッチ)の
状態を確認し、オンであればポーリング式システム1に
対し割り込み処理を行い、ポーリング式システム1の対
応するアドレスにオフの指示を行う。つまり、スイッチ
の操作を監視する端末器11においてスイッチがオフに
なったときと同様に動作する。この指示によって負荷の
接続された端末器11において負荷が制御されると、負
荷の状態が伝送ユニット10を介して第1信号処理部3
1に返送されるから、システム間インタフェース3では
返送された負荷状態をコンテンション式システム2にお
いてスイッチが操作されたノード装置21に返信する
(状態変化返信)。
【0040】また、ポーリング式システム1の対応する
アドレス(スイッチ)の状態を確認したときに、オフで
あればポーリング式システム1に対する処理を行わず
に、コンテンション式システム2においてスイッチが操
作されたノード装置21に対して、その状態を返信する
(状態変化返信)。
【0041】コンテンション式システム2のノード装置
21は、オン・オフの指示だけではなく、システム間イ
ンタフェース3に対してポーリング式システム1に設け
たスイッチの状態確認を指示することも可能であって、
この場合には第1信号処理部31を通してポーリング式
システム1の対応するアドレス(スイッチ)の状態を確
認し、コンテンション式システム2のノード装置21に
状態情報を返信する(状態変化返信)。さらに、ポーリ
ング式システム1における負荷の状態が変化したときに
は、ポーリング式システム1のアドレス(スイッチ)が
状態照合により状態変化を認識した時点でコンテンショ
ン式システム2のノード装置21に対して、システム間
インタフェース3から状態情報を送信する(状態変化返
信)。
【0042】ところで、ポーリング式システム1のアド
レスが「パターン」の場合には、以下のように動作す
る。まず、コンテンション式システム2のノード装置2
1に設けたスイッチの操作によりポーリング式システム
11の「パターン」制御を有効(オン)にする指示がな
された場合について説明する。
【0043】この場合、第1信号処理部31では、ポー
リング式システム1の対応するアドレス(スイッチ)の
状態を確認し、「パターン」制御が無効(オフ)であれ
ばポーリング式システム1に対し割り込み処理を行い、
ポーリング式システム1の対応するアドレスで「パター
ン」制御を有効(オン)にする。このようにして負荷が
「パターン」制御されると、「パターン」制御が有効に
なったことが伝送ユニット10を介して第1信号処理部
31に返送されるから、システム間インタフェース3で
は返送された情報をコンテンション式システム2におい
てスイッチが操作されたノード装置21に対して返信す
る(状態変化返信)。
【0044】また、ポーリング式システム1の対応する
アドレス(スイッチ)の状態を確認したときに、「パタ
ーン」制御がすでに有効(オン)であった場合には、ポ
ーリング式システム1に対する処理を行わずに、コンテ
ンション式システム2においてスイッチが操作されたノ
ード装置21に対して、その状態を返信する(状態変化
返信)。
【0045】ところで、コンテンション式システム2の
ノード装置21に設けたスイッチの操作によりポーリン
グ式システム1の「パターン」制御を無効(オフ)にす
る指示がなされた場合には、ポーリング式システム1の
対応するアドレス(スイッチ)の状態を確認し、コンテ
ンション式システム2においてスイッチを操作したノー
ド装置21に状態情報を返信する(状態変化返信)。た
だし、「パターン」制御を無効にする指示はポーリング
式システム1では実行されずに無視される。
【0046】「パターン」制御の際にも、コンテンショ
ン式システム2のノード装置21は、システム間インタ
フェース3に対してポーリング式システム1に設けた
「パターン」制御の状態確認を指示することが可能であ
って、この場合には第1信号処理部31を通してポーリ
ング式システム1の対応するアドレス(スイッチ)の状
態を確認し、コンテンション式システム2のノード装置
21に状態情報を返信する(状態変化返信)。さらに、
ポーリング式システム1における負荷の状態が変化した
ときには、ポーリング式システム1のアドレス(スイッ
チ)が状態照合により状態変化を認識した時点でコンテ
ンション式システム2のノード装置21に対して、シス
テム間インタフェース3から状態情報を送信する(状態
変化返信)。
【0047】上述の例では、コンテンション式システム
2からの指示によってポーリング式システム1の負荷が
制御される動作について説明したが、逆に、ポーリング
式システム1からの指示によってコンテンション式シス
テム2の負荷が制御される動作について以下に説明す
る。
【0048】つまり、ポーリング式システム1の端末器
11に設けたスイッチの操作によってコンテンション式
システム2のノード装置21に設けた照明負荷を制御す
るものとすれば(図14の2段目など参照)、ポーリン
グ式システム1においてスイッチの操作を監視する端末
器11から照明負荷の点灯または消灯の指示がなされる
と、システム間インタフェース3では、第2信号処理部
32を通してコンテンション式システム2のノード装置
21に照明負荷の点灯または消灯の命令を与える(「操
作」)。「操作」を受け取ったノード装置21は照明負
荷を制御するとともにその状態を返信する(「状態変化
返信」)。システム間インタフェース3では、「状態変
化返信」を受けると、これをポーリング式システム1の
対応するアドレスの状態に対応付け、ポーリング式シス
テム1においてスイッチの操作を監視している端末器1
1に負荷状態が変化したことを報知する(つまり、端末
器11に設けた表示灯の点灯状態を変更する)。
【0049】ここに、コンテンション式システム2のノ
ード装置21に負荷状態の変化を返送する機能が設定さ
れていないときには、コンテンション式システム2のノ
ード装置21に「操作」を出力したときにポーリング式
システム1に対して負荷状態の変化を報知する。また、
ポーリング式システム1からの指示以外でコンテンショ
ン式システム2のノード装置21に設けた照明負荷の状
態が変化したときに、そのノード装置21に対応付けら
れた端末器11がポーリング式システム1に存在すると
きには、「状態変化返信」をシステム間インタフェース
3が受信した時点で対応する情報がポーリング式システ
ム1の伝送ユニット10を通して端末器11に伝送され
る。
【0050】コンテンション式システム2のノード装置
21からの「状態変化返信」に関する動作を図15に示
して簡単に説明する。ノード装置21からの「状態変化
返信」があれば(S1)、ポーリング式システム1が正
常に動作しているか否かを確認し(S2)、制御が可能
であればアドレス記憶部12にアドレスが設定されてい
るか否かを確認する(S3)。アドレスが設定されてい
れば、そのアドレスが一斉制御(「パターン」制御、
「グループ」制御)中か否かを確認し(S4)、一斉制
御中でなければポーリング式システム1の当該アドレス
に対応する端末器11に負荷の制御を指示する(S
5)。また、ステップS4において一斉制御中であれ
ば、制御を中止する(S9)。
【0051】以上説明したように、本実施形態ではポー
リング式システム1の端末器11とコンテンション式シ
ステム2のノード装置21との間で情報を交換可能とす
るインタフェースの機能を16点備えるから、16点の
インタフェースを個々に構成する場合に比較してシステ
ム構成が簡単であり、信号線Ls1,Ls2との接続も
容易である。
【0052】
【発明の効果】各請求項の発明は、それぞれアドレスを
有する複数台の端末器と伝送ユニットとが第1の信号線
を介して接続され、第1の入力を監視する端末器および
第1の負荷を制御する端末器とに対して伝送ユニットが
アドレスを指定した伝送信号を時分割多重伝送方式で伝
送することにより、第1の入力に応じて第1の負荷が制
御されるポーリング方式の第1の遠隔制御システムと、
それぞれアドレスを有する複数台のノード装置が第2の
信号線を介して接続され、第2の入力を監視するノード
装置および第2の負荷を制御するノード装置の間でアド
レスを指定した伝送信号を伝送することにより、第2の
入力に応じて第2の負荷が制御されるコンテンション方
式の第2の遠隔制御システムとの間に介在するように第
1の信号線と第2の信号線とに接続される遠隔制御シス
テムのシステム間インタフェースであって、第1の信号
線を伝送される伝送信号と第2の信号線を伝送される伝
送信号とをそれぞれ授受可能な第1信号処理部および第
2信号処理部と、第1信号処理部で用いる前記端末器と
等価なアドレスを複数個記憶するアドレス記憶部と、第
2信号処理部で用いる前記ノード装置のアドレスを複数
個記憶する状態記憶部と、アドレス記憶部と状態記憶部
との互いのアドレスを対応付けるとともに第1の入力に
より第2の負荷を制御する情報伝送と第2の入力により
第1の負荷を制御する情報伝送との少なくとも一方を可
能とする制御部と、文字および図形の表示が可能な表示
器と、表示器の表示内容を指示する操作が可能な操作入
力部とを有し、第1の負荷における状態の変化を制御部
が認識したときにアドレスにより対応付けられた第2の
端末器に通知する機能と第2の負荷における状態の変化
を制御部が認識したときにアドレスにより対応付けられ
た第1の端末器に通知する機能との少なくとも一方を制
御部が備えることを共通構成としているものであり、ポ
ーリング方式の第1の遠隔制御システムとコンテンショ
ン方式の第2の遠隔制御システムとの一方の入力に他方
の負荷を対応付けることが可能になり、しかも第1の遠
隔制御システムに対しては複数台の端末器と等価に機能
し、第2の遠隔制御システムに対してはノード装置と等
価に機能するから、第1の信号線と第2の信号線とに接
続するだけの簡単な接続関係で複数の入力および負荷に
対応することが可能になる。
【0053】請求項1の発明は、操作入力部には状態記
憶部のアドレスに対応付けるアドレス記憶部のアドレス
を選択する選択操作部が設けられ、選択操作部により選
択されているアドレス記憶部のアドレスが状態記憶部の
アドレスとともに表示器に表示されるものであり、別途
に設定器を用いることなくアドレスを設定することがで
きるから、初期設定や変更設定の際の作業効率を向上さ
せることができる。
【0054】請求項2の発明は、操作入力部には第2の
遠隔制御システムに対する第2信号処理部のID番号お
よびID番号のバーコードを表示器に表示させるように
制御部に指示するモード選択部が設けられているもので
あり、コンテンション方式の第2の遠隔制御システムに
おけるノード装置には個別のID番号が付与されるか
ら、ノード装置として機能する第2信号処理部にもID
番号が付与されるのであって、このID番号は一般には
バーコードとともにラベルに表記されて器体の外周面に
貼着されるのであるが、請求項2の発明の構成では表示
器にID番号とバーコードとを表示することができるか
ら、製造段階において第2信号処理部からID番号を読
み出すとともにラベルを作成しこのラベルを器体に貼着
するという作業が不要になり、またID番号およびバー
コードが表記されたラベルが不要であるから運転中にラ
ベルが器体から剥がれて紛失するということもない。
【0055】請求項3の発明は、操作入力部には第1の
遠隔制御システムと第2の遠隔制御システムとの間の伝
送情報の内容を表示部に表示させるように制御部に指示
するモード選択部が設けられているものであり、第1の
遠隔制御システムと第2の遠隔制御システムとの間の伝
送情報の内容を確認することができるから、異常が発生
した場合に第1の遠隔制御システムと第2の遠隔制御シ
ステムとのどちらの異常かを追跡することができ異常時
の対処が容易になる。
【0056】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3の発明において、電灯分電盤用協約形配線用遮断器の
寸法の4個分に相当する寸法の器体を備えるものであ
り、分電盤内に容易に取り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブロック図である。
【図2】同上の分解斜視図である。
【図3】同上の正面図である。
【図4】同上の左側面図である。
【図5】同上の右側面図である。
【図6】同上の上面図である。
【図7】同上の下面図である。
【図8】同上の背面図である。
【図9】同上の要部分解斜視図である。
【図10】同上の動作説明図である。
【図11】同上の動作説明図である。
【図12】同上の動作説明図である。
【図13】同上のシステム構成図である。
【図14】同上の動作説明図である。
【図15】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
1 ポーリング式システム 2 コンテンション式システム 10 伝送ユニット 11 端末器 12 アドレス記憶部 13 操作入力部 14 表示器 21 ノード装置 22 状態記憶部 30 制御部 31 第1信号処理部 32 第2信号処理部 Ls1 信号線 Ls2 信号線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 9/00 321 H04Q 9/00 321D H05B 37/02 H05B 37/02 B Fターム(参考) 3K073 AA39 AA73 AB03 AB05 CA01 CA03 CA05 CB00 CB01 CB04 CB05 CB06 CD04 CD10 CE09 CE11 CE12 CH09 CH21 CJ02 CJ05 5K033 BA08 CA01 CB08 DA05 DB19 EC03 5K048 CA03 CB01 DA03 EB01 EB02 HA23 HA24

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれアドレスを有する複数台の端末
    器と伝送ユニットとが第1の信号線を介して接続され、
    第1の入力を監視する端末器および第1の負荷を制御す
    る端末器とに対して伝送ユニットがアドレスを指定した
    伝送信号を時分割多重伝送方式で伝送することにより、
    第1の入力に応じて第1の負荷が制御されるポーリング
    方式の第1の遠隔制御システムと、それぞれアドレスを
    有する複数台のノード装置が第2の信号線を介して接続
    され、第2の入力を監視するノード装置および第2の負
    荷を制御するノード装置の間でアドレスを指定した伝送
    信号を伝送することにより、第2の入力に応じて第2の
    負荷が制御されるコンテンション方式の第2の遠隔制御
    システムとの間に介在するように第1の信号線と第2の
    信号線とに接続される遠隔制御システムのシステム間イ
    ンタフェースであって、第1の信号線を伝送される伝送
    信号と第2の信号線を伝送される伝送信号とをそれぞれ
    授受可能な第1信号処理部および第2信号処理部と、第
    1信号処理部で用いる前記端末器と等価なアドレスを複
    数個記憶するアドレス記憶部と、第2信号処理部で用い
    る前記ノード装置のアドレスを複数個記憶する状態記憶
    部と、アドレス記憶部と状態記憶部との互いのアドレス
    を対応付けるとともに第1の入力により第2の負荷を制
    御する情報伝送と第2の入力により第1の負荷を制御す
    る情報伝送との少なくとも一方を可能とする制御部と、
    文字および図形の表示が可能な表示器と、表示器の表示
    内容を指示する操作が可能な操作入力部とを有し、第1
    の負荷における状態の変化を制御部が認識したときにア
    ドレスにより対応付けられた第2の端末器に通知する機
    能と第2の負荷における状態の変化を制御部が認識した
    ときにアドレスにより対応付けられた第1の端末器に通
    知する機能との少なくとも一方を制御部が備え、操作入
    力部には状態記憶部のアドレスに対応付けるアドレス記
    憶部のアドレスを選択する選択操作部が設けられ、選択
    操作部により選択されているアドレス記憶部のアドレス
    が状態記憶部のアドレスとともに表示器に表示されるこ
    とを特徴とする遠隔制御システムのシステム間インタフ
    ェース。
  2. 【請求項2】 それぞれアドレスを有する複数台の端末
    器と伝送ユニットとが第1の信号線を介して接続され、
    第1の入力を監視する端末器および第1の負荷を制御す
    る端末器とに対して伝送ユニットがアドレスを指定した
    伝送信号を時分割多重伝送方式で伝送することにより、
    第1の入力に応じて第1の負荷が制御されるポーリング
    方式の第1の遠隔制御システムと、それぞれアドレスを
    有する複数台のノード装置が第2の信号線を介して接続
    され、第2の入力を監視するノード装置および第2の負
    荷を制御するノード装置の間でアドレスを指定した伝送
    信号を伝送することにより、第2の入力に応じて第2の
    負荷が制御されるコンテンション方式の第2の遠隔制御
    システムとの間に介在するように第1の信号線と第2の
    信号線とに接続される遠隔制御システムのシステム間イ
    ンタフェースであって、第1の信号線を伝送される伝送
    信号と第2の信号線を伝送される伝送信号とをそれぞれ
    授受可能な第1信号処理部および第2信号処理部と、第
    1信号処理部で用いる前記端末器と等価なアドレスを複
    数個記憶するアドレス記憶部と、第2信号処理部で用い
    る前記ノード装置のアドレスを複数個記憶する状態記憶
    部と、アドレス記憶部と状態記憶部との互いのアドレス
    を対応付けるとともに第1の入力により第2の負荷を制
    御する情報伝送と第2の入力により第1の負荷を制御す
    る情報伝送との少なくとも一方を可能とする制御部と、
    文字および図形の表示が可能な表示器と、表示器の表示
    内容を指示する操作が可能な操作入力部とを有し、第1
    の負荷における状態の変化を制御部が認識したときにア
    ドレスにより対応付けられた第2の端末器に通知する機
    能と第2の負荷における状態の変化を制御部が認識した
    ときにアドレスにより対応付けられた第1の端末器に通
    知する機能との少なくとも一方を制御部が備え、操作入
    力部には第2の遠隔制御システムに対する第2信号処理
    部のID番号およびID番号のバーコードを表示器に表
    示させるように制御部に指示するモード選択部が設けら
    れていることを特徴とする遠隔制御システムのシステム
    間インタフェース。
  3. 【請求項3】 それぞれアドレスを有する複数台の端末
    器と伝送ユニットとが第1の信号線を介して接続され、
    第1の入力を監視する端末器および第1の負荷を制御す
    る端末器とに対して伝送ユニットがアドレスを指定した
    伝送信号を時分割多重伝送方式で伝送することにより、
    第1の入力に応じて第1の負荷が制御されるポーリング
    方式の第1の遠隔制御システムと、それぞれアドレスを
    有する複数台のノード装置が第2の信号線を介して接続
    され、第2の入力を監視するノード装置および第2の負
    荷を制御するノード装置の間でアドレスを指定した伝送
    信号を伝送することにより、第2の入力に応じて第2の
    負荷が制御されるコンテンション方式の第2の遠隔制御
    システムとの間に介在するように第1の信号線と第2の
    信号線とに接続される遠隔制御システムのシステム間イ
    ンタフェースであって、第1の信号線を伝送される伝送
    信号と第2の信号線を伝送される伝送信号とをそれぞれ
    授受可能な第1信号処理部および第2信号処理部と、第
    1信号処理部で用いる前記端末器と等価なアドレスを複
    数個記憶するアドレス記憶部と、第2信号処理部で用い
    る前記ノード装置のアドレスを複数個記憶する状態記憶
    部と、アドレス記憶部と状態記憶部との互いのアドレス
    を対応付けるとともに第1の入力により第2の負荷を制
    御する情報伝送と第2の入力により第1の負荷を制御す
    る情報伝送との少なくとも一方を可能とする制御部と、
    文字および図形の表示が可能な表示器と、表示器の表示
    内容を指示する操作が可能な操作入力部とを有し、第1
    の負荷における状態の変化を制御部が認識したときにア
    ドレスにより対応付けられた第2の端末器に通知する機
    能と第2の負荷における状態の変化を制御部が認識した
    ときにアドレスにより対応付けられた第1の端末器に通
    知する機能との少なくとも一方を制御部が備え、操作入
    力部には第1の遠隔制御システムと第2の遠隔制御シス
    テムとの間の伝送情報の内容を表示部に表示させるよう
    に制御部に指示するモード選択部が設けられていること
    を特徴とする遠隔制御システムのシステム間インタフェ
    ース。
  4. 【請求項4】 電灯分電盤用協約形配線用遮断器の寸法
    の4個分に相当する寸法の器体を備えることを特徴とす
    る請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の遠隔
    制御システムのシステム間インタフェース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009199376A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Nittan Co Ltd 防犯システム
JP2009199415A (ja) * 2008-02-22 2009-09-03 Nittan Co Ltd 防犯システム用通信コンバータ

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