JP3433604B2 - 遠隔監視制御システムのセレクタスイッチ - Google Patents

遠隔監視制御システムのセレクタスイッチ

Info

Publication number
JP3433604B2
JP3433604B2 JP07068496A JP7068496A JP3433604B2 JP 3433604 B2 JP3433604 B2 JP 3433604B2 JP 07068496 A JP07068496 A JP 07068496A JP 7068496 A JP7068496 A JP 7068496A JP 3433604 B2 JP3433604 B2 JP 3433604B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
address
unit
display
terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP07068496A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09261777A (ja
Inventor
基嗣 川又
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP07068496A priority Critical patent/JP3433604B2/ja
Publication of JPH09261777A publication Critical patent/JPH09261777A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3433604B2 publication Critical patent/JP3433604B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Selective Calling Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、時分割多重伝送方
式によってデータを授受することにより遠方の負荷の制
御状態を操作することができるようにした遠隔監視制御
システムのセレクタスイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数個ずつの操作用端末器お
よび制御用端末器と伝送制御装置との間で信号伝送路を
介してデータを授受し、操作用端末器で発生した操作デ
ータを伝送制御装置に伝送するとともに伝送制御装置か
ら所要の制御用端末器に制御データを伝送することによ
って、制御用端末器に接続されている負荷を操作用端末
器により遠方から制御する遠隔監視制御システムが提供
されている。
【0003】この種の遠隔監視制御システムでは、操作
用端末器に設けた操作部としてのスイッチと制御用端末
器に接続した負荷とを対応付けるために、操作用端末器
および制御用端末器に固有のアドレスを設定してある。
つまり、どのアドレスを持つ操作用端末器の操作データ
をどのアドレスを持つ制御用端末器に伝送するかを対応
付けている。
【0004】一方、通常の制御では1個の操作部を1個
の負荷に対応付けているものであるから、多数個の負荷
の制御状態を1箇所で集中的に制御しようとすれば、多
数個の操作用端末器を1箇所に配置しなければならず、
操作用端末器の設置スペースが大きくなるという問題が
生じる。たとえば、オフィス照明では、多数の照明負荷
を複数の区画にわけて配置しているのが普通であって、
区画ごとに照明負荷の点灯・消灯を制御するのが普通で
あるから、広いオフィス空間では多数台の操作用端末器
が必要になる。
【0005】また、多数の照明負荷が配置されていると
きに、昼間は窓際に配置された照明負荷を消灯させると
いうような定型的な点灯パターンで複数の照明負荷を一
括して制御したい場合がある。このような制御を可能に
するには、1個のスイッチに複数の負荷を対応付ける作
業が必要になる。この種の作業は、通常は一括して制御
される負荷を各負荷に対応するスイッチで選択し、この
ようにして選択された負荷を1つのスイッチに対応付け
るという作業になる。したがって、一括して制御しよう
とする負荷に対応するスイッチが離れて配置されている
と、負荷の選択作業が面倒になる。
【0006】上述のような設置スペースの問題や一括制
御の要求を満たすために、遠隔監視制御システムではセ
レクタスイッチと称するものが提案されている。セレク
タスイッチは、多数個のスイッチを備え、各スイッチに
異なるアドレスを設定可能としたものであって、1台で
複数台の操作用端末器として機能させることができるも
のである。しかも、多数個のスイッチを備えているか
ら、負荷を一括して制御しようとするときには、セレク
タスイッチに設けたスイッチの範囲であれば、制御対象
の負荷を選択する作業が1箇所で行なえることになり、
作業性が向上するのである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来より提
供されているこの種のセレクタスイッチは、操作部とな
るスイッチとして機械式スイッチ(押釦スイッチ)を多
数個備えているものであるから、セレクタスイッチが備
えている押釦スイッチの個数と、操作部として設けよう
とするスイッチの個数とをほぼ一致させるには、押釦ス
イッチの個数が異なる複数種類のセレクタスイッチを用
意しておかなければならず、セレクタスイッチの製品品
種が増加することになる。また、押釦スイッチの個数が
異なるセレクタスイッチは寸法が異なるから、押釦スイ
ッチの個数を決めてからでなければ、設置場所を確保す
ることができないものである。さらに、操作部の個数を
増やすときには、セレクタスイッチを増設しなければな
らないから負荷の増設などへの対応が面倒である。
【0008】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、その目的は、1台の装置で操作部の個数の増減に
対応することを可能とした遠隔監視制御システムのセレ
クタスイッチを提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、信号伝送路を通して伝送された
伝送信号に含まれるアドレスデータがあらかじめ設定さ
れているアドレスに一致すると伝送信号に含まれる制御
データの指示に基づいて負荷を制御する複数台の制御用
端末器と、制御用端末器に設けた上記負荷の制御状態を
指示する操作部を備え信号伝送路を通して伝送された伝
送信号に含まれるアドレスデータがあらかじめ設定され
ているアドレスに一致すると操作部の操作により発生し
た操作データを伝送信号に設けた信号返送期間に同期し
て信号伝送路に送出する複数台の操作用端末器と、アド
レスデータを含む伝送信号を信号伝送路に送出し時分割
多重伝送方式で制御用端末器および操作用端末器との間
でデータを授受する伝送制御装置とを備える遠隔監視制
御システムに操作用端末器として用いられ、複数個のア
ドレスが設定可能なアドレス設定部と、画面表示を行な
うディスプレイ装置と、アドレス設定部に設定するアド
レスを操作部に割り付ける設定モードと操作部の操作に
より負荷の制御状態を指示する操作モードとを選択する
モード選択部と、設定モードで設定した内容に応じてデ
ィスプレイ装置の画面への表示内容を切り換える表示操
作処理部と、ディスプレイ装置の画面に重ねて配置され
た透明なスイッチ群よりなるタッチパネルとを備え、デ
ィスプレイ装置に操作部となる領域を表示するとともに
この領域内のタッチパネルを操作部として機能させ、表
示操作処理部は、モード選択部により設定モードが選択
されると、操作部の個数の入力を可能にするようにディ
スプレイ装置およびタッチパネルを機能させ、アドレス
の個数が入力されるとその個数分の領域をディスプレイ
装置の画面およびタッチパネルに設定し、さらにディス
プレイ装置およびタッチパネルにより形成された操作部
とアドレス設定部に設定するアドレスとの対応付けを可
能にするようにディスプレイ装置およびタッチパネルを
機能させるのである。
【0010】この構成によれば、ディスプレイ装置の表
示画面とディスプレイ装置の画面に重ねて配置した透明
なタッチパネルとを用いて操作部を実現しており、アド
レス設定部にはディスプレイ装置とタッチパネルとから
なる操作部に対応付けるアドレスを複数個格納すること
ができるから、システム構成に応じて必要な個数の操作
部を設けることができる。つまり、ディスプレイ装置の
画面に表示するデータとタッチパネルを操作部として機
能させるデータとを変更し、アドレス設定部に適宜のア
ドレスを与えるだけで、操作部の個数やシステム構成に
応じたセレクタスイッチを提供することができるのであ
る。しかも、操作部の個数やシステム構成に対応させる
ためにデータを変更するだけであるから、製品としては
1種類のものを用意しておけばよく、製造ラインの設備
費や在庫費用が抑制され在庫管理も容易になる。さら
に、モード選択部により設定モードを選択することで、
操作部の個数を設定することができ、操作部の個数を入
力するだけでその個数の操作部がディスプレイ装置およ
びタッチパネルに設定されるから、システムの施工時や
変更時の作業が容易になる。加えて、モード選択部によ
り設定モードを選択することで、操作部へのアドレスの
割り付けを行なうことができるから、操作部とアドレス
との対応関係に関するデータの設定や変更の作業が容易
になる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、信号伝送路を2線式の信号線としたものであり、伝
送制御装置に対して制御用端末器および操作用端末器が
分岐接続されているのである。この構成では、信号線の
配線数の少ないシステムを構成することができる。つま
り、制御用端末器や操作用端末器を増設する場合でも、
信号線を延長ないし分岐させる程度の配線施工でよく、
配線施工を容易にするとともに配線洪水を抑制すること
ができる。
【0012】
【0013】
【0014】請求項3の発明では、請求項1または請求
項2の発明において、操作部は制御用端末器のアドレス
に一対一に対応付ける個別制御と、1対多に対応付ける
一括制御とが選択可能であって、一括制御では、各負荷
をあらかじめ設定した制御状態にするパターン制御と、
各負荷を同じ制御状態にするグループ制御とが選択可能
であり、伝送制御装置は操作部と負荷との対応関係を格
納した対応関係テーブルを備えることを特徴とする。
【0015】すなわち、各操作部は個別制御、パターン
制御、グループ制御の割り付けが可能であり、伝送制御
装置に設けた対応関係テーブルに操作部と負荷との制御
関係が対応付けられることによって、セレクタスイッチ
の各操作部を他の操作用端末器の操作部と対等に扱うこ
とができる。また、伝送制御装置側に対応関係テーブル
を持たせていることにより、操作部と負荷との関係の管
理を1箇所で集中的に行なうことができ管理が容易にな
る。
【0016】請求項4の発明は、請求項1または請求項
2の発明において、ディスプレイ装置およびタッチパネ
ルを制御する表示操作機能部と、表示操作機能部で選択
されたアドレスを用いて伝送制御装置との間で伝送信号
を授受する端末機能部とを備え、表示操作機能部と端末
機能部とはデュアルポートRAMを介してデータを授受
するのである。
【0017】つまり、伝送制御装置との間でデータを授
受する処理と、ディスプレイ装置およびタッチパネルを
制御する処理とをそれぞれ独立して実行することがで
き、しかもデュアルポートRAMを用いて必要なデータ
は交換することができるのである。とくに、信号処理部
は他の操作用端末器とほぼ同様の構成のものを用いるこ
とができるから、表示操作処理部によりディスプイレ装
置およびタッチパネルを制御し、操作部により発生して
信号処理部に与えるデータや信号処理部から発生してデ
ィスプレイ装置に表示するデータの授受をデュアルポー
トRAMを介して行なうようにすれば、セレクタスイッ
チを提供することができ、すでに設計されている操作用
端末器の大部分を流用してセレクタスイッチを容易に実
現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】まず、遠隔監視制御システムの基
本構成を図11に示す。負荷としては照明負荷Lを例示
してあり、1台の制御用端末器42によって最大4個の
照明負荷Lを個別に制御できるようにしてある。つま
り、各制御用端末器42に個別に与えらえたアドレスの
ほかに各制御用端末器42には2ビットの負荷番号が設
定されており、負荷番号の指定によってどの照明負荷L
を制御するかを選択することができるのである。操作用
端末器41は制御用端末器42と同様に最大4個のスイ
ッチSを設けてあり、負荷番号を用いて各照明負荷Lを
個別に制御する。
【0019】操作用端末器41および制御用端末器42
はそれぞれ複数台設けられ、2線式の信号線Lsを介し
て伝送制御装置40に接続される。操作用端末器41お
よび制御用端末器42には、それぞれ個別のアドレスが
設定され、このアドレスを用いて伝送制御装置40が操
作用端末器41および制御用端末器42を個別に認識す
る。
【0020】伝送制御装置40は信号線Lsに対して、
図12(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出
する。すなわち、信号送出開始を示す同期信号SY、伝
送信号Vsのモードを示すモードデータMD、操作用端
末器41や制御用端末器42を各別に呼び出すためのア
ドレスデータ(負荷番号を含む)AD、照明負荷Lを制
御する制御データCD、伝送誤りを検出するためのチェ
ックサムデータCS、操作用端末器41や制御用端末器
42からの返送信号を受信するタイムスロットである信
号返送期間WTよりなる双極性(±24V)の時分割多
重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送され
るようになっている(図12(b))。各操作用端末器
41および各制御用端末器42では、信号線Lsを介し
て受信した伝送信号Vsにより伝送されたアドレスデー
タADがあらかじめ設定されているアドレスに一致する
と、伝送信号Vsから制御データCDを取り込むととも
に、伝送信号Vsの信号返送期間WTにデータを電流モ
ード信号(信号線Lsを適当な低インピーダンスを介し
て短絡することにより送出される信号)として返送す
る。
【0021】伝送制御装置40から所望の操作用端末器
41や制御用端末器42にデータを伝送する場合には、
モードデータMDを制御モードとし、操作用端末器41
または制御用端末器42のアドレスをアドレスデータA
Dとする伝送信号Vsを送出し、この伝送信号Vsを信
号線Lsに送出すれば、アドレスデータADに一致する
操作用端末器41または制御用端末器42が制御データ
CDを受け取り、制御データCDにパリティビットを付
加した信号を信号返送期間WTに返送する。伝送制御装
置40では送出した信号と信号返送期間WTにおける受
信信号との一致によって制御データCDが所望の操作用
端末器41または制御用端末器42に伝送されたことを
確認する。また、制御用端末器42は受け取った制御デ
ータCDに従って負荷を制御する(操作用端末器41で
は受け取った制御データCDに従って照明負荷Lの動作
確認表示を行なう)。
【0022】一方、伝送制御装置40は常時はモードデ
ータMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定時間
間隔で送出しており、操作用端末器41・制御用端末器
42が伝送制御装置40に対して何らかの情報を伝送し
ようとするときには、ダミーモードの伝送信号Vsの同
期信号SYに同期させて図12(c)のような割込信号
を発生させる。このとき、操作用端末器41・制御用端
末器42は割込フラグを設定して伝送制御装置40との
以後の情報授受に備える。伝送制御装置40では割込信
号を受信すると、モードデータMDを割込ポーリングモ
ードとしかつアドレスデータADの上位の半数のビット
(アドレスデータADを8ビットとすれば上位4ビッ
ト)を順次増加させながら伝送信号を送出し、割込信号
を発生した操作用端末器41・制御用端末器42では、
割込ポーリングモードの伝送信号のアドレスデータAD
の上位4ビットが操作用端末器41・制御用端末器42
に設定されているアドレスの上位4ビットに一致すると
きに、信号返送期間WTにアドレスの下位の半数のビッ
トを伝送制御装置40に返送する。このように、伝送制
御装置40は割込信号を発生した操作用端末器41・制
御用端末器42を16個ずつまとめて探すので、比較的
短い時間で操作用端末器41・制御用端末器42を発見
することができる。このようにして伝送制御装置40が
割込信号を発生した操作用端末器41・制御用端末器4
2のアドレスを獲得すると、モードデータMDを監視モ
ードとし、獲得したアドレスデータADを持つ伝送信号
を信号線3に送出し、これに対して操作用端末器41・
制御用端末器42は伝送しようとする情報を信号返送期
間WTに返送するのである。最後に、伝送制御装置40
は割込信号を発生した操作用端末器41・制御用端末器
42に対して割込リセットを指示する信号を送出し、操
作用端末器41・制御用端末器42の割込フラグを解除
する。以上のようにして、操作用端末器41・制御用端
末器42から伝送制御装置40への情報伝送は、伝送制
御装置40から操作用端末器41・制御用端末器42へ
の4回の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモー
ド、監視モード、割込リセット)によって完了する。伝
送制御装置40が所望の操作用端末器41・制御用端末
器42の動作状態を知ろうとするときには、モードデー
タMDを監視データとした伝送信号を送出するだけでよ
い。
【0023】上述の動作により明らかなように、伝送制
御装置40では、操作用端末器41に設けたスイッチS
が操作されると、操作用端末器41から返送された操作
データに基づいて、スイッチSとの対応関係があらかじ
め設定されている照明負荷Lを接続した制御用端末器4
2に伝送する制御データを生成し、その制御データを含
む伝送信号Vsを信号線Lsに送出し、対応する制御用
端末器42に制御データを伝送して照明負荷Lを制御す
る。
【0024】この種の遠隔監視制御システムでは、照明
負荷LをスイッチSに対して一対一に対応させる個別制
御と、複数の照明負荷Lを1つのスイッチSに対応付け
て一括して制御する一括制御とが可能である。また、制
御用端末器42が照明負荷Lを調光制御できるように構
成されている場合には、操作用端末器41の操作により
照明負荷Lを調光制御することができる。さらに、一括
制御については、複数の照明負荷Lを同じ状態に制御す
るグループ制御と、複数の照明負荷Lを各別にあらかじ
め設定した制御状態にするパターン制御とが可能になっ
ている。このように、各スイッチSは、個別制御、グル
ープ制御、パターン制御、調光制御のいずれかの制御方
法で照明負荷Lを制御することになる。操作用端末器4
1と制御用端末器42とについて負荷番号を含めたアド
レスの対応関係は、個別制御、調光制御では一対一対応
になり、グループ制御、パターン制御では一対多対応に
なる。また、これらの対応関係は伝送制御装置40に対
応関係テーブルとして登録されている。
【0025】ところで、本発明のセレクタスイッチは従
来の技術としても説明したように、複数台の操作用端末
器41の集合体に相当する機能を有するものであり、こ
の機能を実現するために図1に示すように構成されてい
る。セレクタスイッチは、基本的には端末機能部10と
表示操作機能部20とからなり、端末機能部10は主と
して伝送制御装置40との間の上述のような伝送信号V
sの授受を行なう機能を有している。
【0026】すなわち、端末機能部10は、マイクロプ
ロセッサを内蔵した専用の集積回路よりなる信号処理部
11を備える。信号処理部11は送受信回路12を通し
て信号線Lsに接続される。送受信回路12は信号線L
sを伝送されている伝送信号Vsを全波整流し安定化す
ることによって内部回路の電源を生成する電源回路とし
ても機能する(図1の破線は電源の供給路を示してい
る)。信号処理部11は表示操作機能部20によってデ
ュアルポートRAM15に設定された機能データおよび
アドレスデータを用いて伝送制御装置40との間で伝送
信号Vsを授受する。機能データは、個別制御、グルー
プ制御、パターン制御、調光制御の制御方法を区別す
る。さらに、デュアルポートRAM15に格納される機
能データには、操作後に一定時間だけ照明負荷Lを点灯
させたり、操作後に一定時間だけ遅延して照明負荷Lを
消灯させたりするようなタイマ動作についてのデータも
含めることができる。また、アドレスデータは伝送制御
装置40との間で伝送信号Vsを授受する際のセレクタ
スイッチのアドレスとして用いられる。つまり、セレク
タスイッチでは、表示操作機能部20から与えられる機
能データおよびアドレスデータに基づいて各種の操作用
端末器41に相当する動作が可能になっているのであ
り、デュアルポートRAM15はアドレス設定部として
機能することになる。端末機能部10の上述の動作はR
OM13に格納されたシステムプログラムに従い、また
伝送制御装置40や表示操作機能部20との間で授受す
るデータはRAM14に一時的に格納することができる
ようになっている。
【0027】表示操作機能部20は、多数の絵素をマト
リクス状に配列した液晶表示器よりなるディスプレイ装
置21と、ディスプレイ装置21の画面の表面に積層さ
れた透明電極を有する多数のスイッチの集合体であるタ
ッチパネル22とを備える。すなわち、タッチパネル2
2は透明であって、ディスプレイ装置21の画面表示を
透視して操作することができるようになっている。ディ
スプレイ装置21は表示用ドライバ23を通して表示内
容が制御され、タッチパネル22からの入力は操作用ド
ライバ24により処理される。表示操作処理部25はマ
イクロコンピュータを主構成とし、ディスプレイ装置2
1やタッチパネル22の動作を制御するものである。こ
こで、上述した機能データやアドレスデータは、タッチ
パネル22の操作によってデュアルポートRAM15に
格納されるのであり、タッチパネル22のどの部位を操
作したときにデュアルポートRAM15のどのデータを
採用するかは、表示操作処理部25により決定される。
表示操作処理部25には、モード選択部として機能する
モードスイッチ26が接続されており、モードスイッチ
26の操作により表示操作機能部20を設定モードとし
て動作させるか、操作モードとして機能させるかを選択
できるようにしてある。つまり、設定モードでは表示操
作処理部25に機能データやアドレスデータを設定し、
操作モードではタッチパネル22の操作に応じて照明負
荷Lを制御する。ここに、図1において太線はアドレス
バス、一点鎖線はデータバス、破線は電源の供給路を示
す。
【0028】表示操作機能部20の動作をさらに詳しく
説明する。機能データやアドレスデータの設定には、ま
ずモードスイッチ26を操作する。すなわち、図2
(a)のようにシステムが作動している状態でモードス
イッチ26を操作すると、図2(b)のように、「スイ
ッチ数設定」「アドレス設定」の2種類の選択が可能な
画面がディスプレイ装置21に表示され、ディスプレイ
装置21の画面に表示されている矩形状の領域D1 ,D
2 に対応するタッチパネル22の部位がディスプレイ装
置21に表示された文字が表しているスイッチとして機
能する。この種のディスプレイ装置21の表示とタッチ
パネル22の機能とを対応付けるようにした表示操作装
置は周知のものであるから、とくに説明はしない。ま
た、以下の説明においてもディスプレイ装置21の画面
表示とタッチパネル22の機能とを連動させている処理
は同様の機能を持つことを意味している。
【0029】しかして、「スイッチ数設定」とは、セレ
クタスイッチとして何個のスイッチ(操作部)を持たせ
るかを決めるものであり、「スイッチ数設定」の領域D
1 に触れると、図2(c)のように、現在の操作部の個
数(「12コ用」と表示してある)を表すフィールドF
1 と、希望する操作部の個数を入力するためのキーバッ
ドK1 とが表示される。キーバッドK1 には0〜9の数
値キーと、数値キーの入力を取り消すためのクリアキー
と、数値キーからの入力を採用するためのOKキーとが
設けられる。操作部として必要な個数をキーパッドK1
より入力した後(入力した個数はフィールドF1 に表示
される)、「OK」キーに触れると、図2(b)の画面
に戻る。また、モードスイッチ26を操作すれば図2
(a)の画面に戻る。このようにして操作部の個数を決
めると、図3のように、入力された個数分の矩形状の操
作部Mを操作モードにおいてディスプレイ装置21の画
面に表示することができる。図3(a)は8個の操作部
Mを備える場合、図3(b)は16個の操作部Mを備え
る場合を示す。ここに、ディスプレイ装置21に表示可
能な操作部Mの最大個数は、ディスプレイ装置21の画
面の大きさにより決められており、人が操作しやすい程
度の大きさの操作部Mがディスプレイ装置21に表示さ
れることになる。
【0030】上述のように操作部Mの個数を決めた後
に、図2(b)が再び表示された状態で、「アドレス設
定」の領域D2 に触れると、図4(a)のように、「設
定」「順送り設定」「確認」という各領域D3 〜D5
表示される(操作部Mの個数に変更がなければ図2
(b)の画面で始めから「アドレス設定」を選択するこ
とができる)。「設定」「順送り設定」を選択したとき
には、図4(b)のように、すべての操作部Mに「選
択」の文字が表示されて操作部Mにアドレスおよび機能
を設定できる状態になっていることが示される。ただ
し、「設定」の場合には所望の操作部Mに対して個別に
アドレスや機能を設定できるが、「順送り設定」ではす
べての操作部Mに順にアドレスや機能を設定することに
なる。
【0031】図4(b)の状態で操作部Mが選択される
と、図4(c)のように「個別」「調光」「パターン」
「グループ」と表示された領域D6 〜D9 が設けられ
る。この画面は、操作部Mの操作によって、個別制御、
調光制御、パターン制御、グループ制御のうちのいずれ
の制御を行なうかを選択するものである。個別制御を選
択すれば、図5(a)のように、キーパッドK2 が表示
され、アドレスおよび負荷番号を入力することができる
ようになる。すなわち、0〜9までの数値キーによりア
ドレスを入力し、「−/OK」キーを操作した後に、負
荷番号を数値キーにより入力すれば、操作部Mに対応付
けるアドレスおよび負荷番号を決めることができる(ア
ドレスおよび負荷番号はフィールドF2 に表示され
る)。ここでは、操作用端末器41と制御用端末器42
とのうち個別制御の際に組になるものに同じアドレスを
与えることができるようにしてあり(操作用か制御用か
の識別情報を別に持っている)、このようなアドレスを
チャンネルと呼んでいる。したがって、アドレスには
「ch」の文字を付してある。その後、「−/OK」キ
ーを操作すればアドレスおよび負荷番号が決定される。
なお、0の数値キーに続けて「−/OK」キーを操作す
ればフィールドF2 の入力値は取り消される。
【0032】アドレスおよび負荷番号が決定されると、
次に、図5(b)のようにタイマ制御を行なうか否かを
選択する。つまり、「遅れ消灯」、「一時点灯」、「タ
イマなし」の領域D10〜D12が表示される。「遅れ消
灯」は操作部Mによる消灯の指示後に一定時間が経過し
てから照明負荷Lを消灯させることを意味し、「一時点
灯」は操作部Mによる点灯操作から一定時間だけ照明負
荷Lを点灯させることを意味する。「タイマなし」はタ
イマ制御を行なわないことである。「遅れ消灯」や「一
時点灯」を選択すれば、図5(c)のように、その時間
を設定する画面が表示され、時間を選択した後に「O
K」キーを操作すれば、図5(d)のように設定内容が
画面に表示されて確認できるようになっている。図5
(d)において「設定完了」の領域D13を操作すれば、
図4(a)の状態に戻り、他の操作部Mへの設定が可能
になる。また、図5(b)において「タイマなし」を選
択すれば、図5(c)の画面は表示されずに、図5
(d)の画面に移行する。
【0033】ところで、図4(c)において、「調光」
を選択すれば、図6(a)のように、キーパッドK3
表示されて調光する照明負荷Lのチャンネルを入力する
ことができるようになり、チャンネル(アドレス)の数
値を入力し、フィールドF3にて確認した後に「OK」
を選択すれば、図6(b)のような確認用の画面が表示
される。ここで「設定完了」の領域D14を操作すれば、
図4(a)の状態に戻る。
【0034】図4(c)の状態で、パターン制御または
グループ制御を選択すれば、図7(a)のように、パタ
ーン制御やグループ制御の対象となるチャンネル(アド
レス)を入力するキーパッドK4 が表示され、数値キー
によりチャンネルを入力し、フィールドF4 に表示され
たチャンネルを確認した後にOKキーを操作すれば、図
7(b)のように「遅れ消灯」「一時点灯」「タイマな
し」の領域D15〜D17が表示され、タイマ制御の選択を
行なえば図7(c)のように時間を設定する画面が表示
される。このようにして個別制御の場合と同様に、図7
(d)のような確認用の画面が表示されるから、「設定
完了」の領域D18を操作すれば、図4(a)の画面に戻
るのである。
【0035】図4(a)の画面において、「確認」を選
択したときには、図4(d)のような画面になり、各操
作部Mへの設定内容が表示される。この画面では画面上
のどの部分に触れても図4(a)の画面に戻ることがで
きる。なお、モードスイッチ26により設定モードが選
択されている状態では、どの段階でもモードスイッチ2
6を操作すれば操作モードに移行する。ただし、「設定
完了」の前にモードスイッチ26を操作したときには、
操作モードに移行してからの入力は無効になる。
【0036】表示操作機能部20の動作をまとめると図
8のようになる。ここでは、操作部Mにアドレスや機能
がすでに対応付けられているものとする。まず、操作モ
ードにおいては、タッチパネル22の操作部Mに触れる
と(S1)、その操作部Mが操作されたことを示すよう
にディスプレイ装置21において操作部Mに対応する部
位の色を変化させる(たとえば、白黒を反転させる)。
また、操作部Mに対応付けられたアドレスデータおよび
機能データをデュアルポートRAM15に書き込む(S
2)。こうして、端末機能部10はアドレスデータおよ
び機能データを受け取り、操作部Mに対応する操作用端
末器として機能することになる。
【0037】一方、操作部Mの操作を行なっていないと
きにはモードスイッチ26が押操作(モードスイッチ2
6は押釦スイッチである)されていなければ(S3)、
デュアルポートRAM15の内容を確認する(S4)。
これによって、照明負荷Lの点灯・消灯の状態などの情
報を受け取ることができる。デュアルポートRAM15
の内容によって、ディスプレイ装置21の表示内容(た
とえば、照明負荷Lの点灯・消灯を示すマークなどの表
示)に変更が必要であれば(S5)、表示を変更し(S
6)、表示に変更が不要であれば操作部Mの操作を待機
する。このように、操作モードでは、操作部Mの操作を
待機している間にデュアルポートRAM15の内容を定
期的に確認するとともに必要に応じてディスプレイ装置
21の表示を変更し、操作部Mが操作されるとその内容
をデュアルポートRAM15を通して端末機能部10に
渡すのである。
【0038】一方、モードスイッチ26が操作されたと
きには(S3)、設定モードに移行し(S7),タッチ
パネル22からの入力があれば(S8)、図2、図4な
いし図7に示した動作を行なってディスプレイ装置21
の画面表示を変化させる(S9)。また、「設定完了」
が操作されると(S10)、デュアルポートRAM15
に設定内容を書込み、図4(a)の状態に移行する(S
11)。また、モードスイッチ26が操作されると(S
12)、操作モードに復帰する。
【0039】上述したセレクタスイッチは、図9、図1
0に示す器体30を備える。この器体30には、コンセ
ントやスイッチなどの配線器具を壁に取り付ける際に用
いる取付枠と同様の形状を有した取付枠31が設けられ
ている。この取付枠31は、JIS規格により規格化さ
れている大角形3個用の取付枠を2個並設したものに相
当する寸法を有し、壁などに埋込配置されるスイッチボ
ックスに対してねじを用いて取り付けることができるよ
うに、ねじが挿通される長孔32を備える。また、取付
枠31の前面側周囲を覆う化粧プレート33をねじによ
って取り付けることができるように、取付枠31にはプ
レート用ねじ孔34が設けられる。器体30の前面には
ディスプレイ装置21の画面およびタッチパネル22が
露出し、器体30の前面下部にはモードスイッチ26が
設けられる。さらに、器体30の後面には信号線Lsを
接続するためのねじ付きの端子35が設けられる。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明は、信号伝送路を通して
伝送された伝送信号に含まれるアドレスデータがあらか
じめ設定されているアドレスに一致すると伝送信号に含
まれる制御データの指示に基づいて負荷を制御する複数
台の制御用端末器と、制御用端末器に設けた上記負荷の
制御状態を指示する操作部を備え信号伝送路を通して伝
送された伝送信号に含まれるアドレスデータがあらかじ
め設定されているアドレスに一致すると操作部の操作に
より発生した操作データを伝送信号に設けた信号返送期
間に同期して信号伝送路に送出する複数台の操作用端末
器と、アドレスデータを含む伝送信号を信号伝送路に送
出し時分割多重伝送方式で制御用端末器および操作用端
末器との間でデータを授受する伝送制御装置とを備える
遠隔監視制御システムに操作用端末器として用いられ、
複数個のアドレスが設定可能なアドレス設定部と、画面
表示を行なうディスプレイ装置と、アドレス設定部に設
定するアドレスを操作部に割り付ける設定モードと操作
部の操作により負荷の制御状態を指示する操作モードと
を選択するモード選択部と、設定モードで設定した内容
に応じてディスプレイ装置の画面への表示内容を切り換
える表示操作処理部と、ディスプレイ装置の画面に重ね
て配置された透明なスイッチ群よりなるタッチパネルと
を備え、ディスプレイ装置に操作部となる領域を表示す
るとともにこの領域内のタッチパネルを操作部として機
能させ、表示操作処理部は、モード選択部により設定モ
ードが選択されると、操作部の個数の入力を可能にする
ようにディスプレイ装置およびタッチパネルを機能さ
せ、アドレスの個数が入力されるとその個数分の領域を
ディスプレイ装置の画面およびタッチパネルに設定し、
さらにディスプレイ装置およびタッチパネルにより形成
された操作部とアドレス設定部に設定するアドレスとの
対応付けを可能にするようにディスプレイ装置およびタ
ッチパネルを機能させるものである。この構成によれ
ば、ディスプレイ装置の表示画面とディスプレイ装置の
画面に重ねて配置した透明なタッチパネルとを用いて操
作部を実現しており、アドレス設定部にはディスプレイ
装置とタッチパネルとからなる操作部に対応付けるアド
レスを複数個格納することができるから、システム構成
に応じて必要な個数の操作部を設けることができるので
あって、ディスプレイ装置の画面に表示するデータとタ
ッチパネルを操作部として機能させるデータとを変更
し、アドレス設定部に適宜のアドレスを与えるだけで、
操作部の個数やシステム構成に応じたセレクタスイッチ
を提供することができるという利点がある。しかも、操
作部の個数やシステム構成に対応させるためにデータを
変更するだけであるから、製品としては1種類のものを
用意しておけばよく、製造ラインの設備費や在庫費用が
抑制され在庫管理も容易になるという効果がある。さら
に、モード選択部により設定モードが選択されると、操
作部の個数の入力を可能にするようにディスプレイ装置
およびタッチパネルを機能させ、アドレスの個数が入力
されるとその個数分の領域をディスプレイ装置の画面お
よびタッチパネルに設定するのであって、モード選択部
により設定モードを選択することで、操作部の個数を設
定することができ、操作部の個数を入力するだけでその
個数の操作部がディスプレイ装置およびタッチパネルに
設定されるから、システムの施工時や変更時の作業が容
易になるという利点がある。加えて、モード選択部によ
り設定モードが選択されると、ディスプレイ装置および
タッチパネルにより形成された操作部とアドレス設定部
に設定するアドレスとの対応付けを可能にするようにデ
ィスプレイ装置およびタッチパネルを機能させるのであ
って、モード選択部により設定モードを選択すること
で、操作部へのアドレスの割り付けを行なうことができ
るから、操作部とアドレスとの対応関係に関するデータ
の設定や変更の作業が容易になるという利点がある。
【0041】請求項2の発明のように、信号伝送路を2
線式の信号線とし、伝送制御装置に対して制御用端末器
および操作用端末器を分岐接続しておけば、信号線の配
線数の少ないシステムを構成することができるという利
点がある。つまり、制御用端末器や操作用端末器を増設
する場合でも、信号線を延長ないし分岐させる程度の配
線施工でよく、配線施工を容易にするとともに配線洪水
を抑制することができるという効果がある。
【0042】
【0043】請求項3の発明のように、操作部によって
制御用端末器のアドレスに一対一に対応付ける個別制御
と、1対多に対応付ける一括制御とを選択可能とし、一
括制御では、各負荷をあらかじめ設定した制御状態にす
るパターン制御と、各負荷を同じ制御状態にするグルー
プ制御とを選択可能とし、伝送制御装置は操作部と負荷
との対応関係を格納した対応関係テーブルを備えるもの
では、各操作部は個別制御、パターン制御、グループ制
御の割り付けが可能になり、伝送制御装置に設けた対応
関係テーブルに操作部と負荷との制御関係が対応付けら
れることによって、セレクタスイッチの各操作部を他の
操作用端末器の操作部と対等に扱うことができるのであ
る。また、伝送制御装置側に対応関係テーブルを持たせ
ていることにより、操作部と負荷との関係の管理を1箇
所で集中的に行なうことができ管理が容易になるという
利点がある。
【0044】請求項4の発明のように、ディスプレイ装
置およびタッチパネルを制御する表示操作機能部と、表
示操作機能部で選択されたアドレスを用いて伝送制御装
置との間で伝送信号を授受する端末機能部とを設け、表
示操作機能部と端末機能部とがデュアルポートRAMを
介してデータを授受するものでは、伝送制御装置との間
でデータを授受する処理と、ディスプレイ装置およびタ
ッチパネルを制御する処理とをそれぞれ独立して実行す
ることができ、しかもデュアルポートRAMを用いて必
要なデータは交換することができるのである。とくに、
信号処理部は他の操作用端末器とほぼ同様の構成のもの
を用いることができるから、表示操作処理部によりディ
スプイレ装置およびタッチパネルを制御し、操作部によ
り発生して信号処理部に与えるデータや信号処理部から
発生してディスプレイ装置に表示するデータの授受をデ
ュアルポートRAMを介して行なうようにすれば、セレ
クタスイッチを提供することができ、すでに設計されて
いる操作用端末器の大部分を流用してセレクタスイッチ
を容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態のブロック図である。
【図2】実施形態の動作説明図である。
【図3】実施形態の動作説明図である。
【図4】実施形態の動作説明図である。
【図5】実施形態の動作説明図である。
【図6】実施形態の動作説明図である。
【図7】実施形態の動作説明図である。
【図8】実施形態の動作説明図である。
【図9】実施形態の正面図である。
【図10】実施形態の背面図である。
【図11】本発明に係る遠隔監視制御システムの概略構
成図である。
【図12】本発明に係る遠隔監視制御システムの動作説
明図である。
【符号の説明】
10 端末機能部 11 信号処理部 12 送受信回路 15 デュアルポートRAM 20 表示操作機能部 21 ディスプレイ装置 22 タッチパネル 26 モードスイッチ L 照明負荷 Ls 信号線

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号伝送路を通して伝送された伝送信号
    に含まれるアドレスデータがあらかじめ設定されている
    アドレスに一致すると伝送信号に含まれる制御データの
    指示に基づいて負荷を制御する複数台の制御用端末器
    と、制御用端末器に設けた上記負荷の制御状態を指示す
    る操作部を備え信号伝送路を通して伝送された伝送信号
    に含まれるアドレスデータがあらかじめ設定されている
    アドレスに一致すると操作部の操作により発生した操作
    データを伝送信号に設けた信号返送期間に同期して信号
    伝送路に送出する複数台の操作用端末器と、アドレスデ
    ータを含む伝送信号を信号伝送路に送出し時分割多重伝
    送方式で制御用端末器および操作用端末器との間でデー
    タを授受する伝送制御装置とを備える遠隔監視制御シス
    テムに操作用端末器として用いられ、複数個のアドレス
    が設定可能なアドレス設定部と、画面表示を行なうディ
    スプレイ装置と、アドレス設定部に設定するアドレスを
    操作部に割り付ける設定モードと操作部の操作により負
    荷の制御状態を指示する操作モードとを選択するモード
    選択部と、設定モードで設定した内容に応じてディスプ
    レイ装置の画面への表示内容を切り換える表示操作処理
    部と、ディスプレイ装置の画面に重ねて配置された透明
    なスイッチ群よりなるタッチパネルとを備え、ディスプ
    レイ装置に操作部となる領域を表示するとともにこの領
    域内のタッチパネルを操作部として機能させ、表示操作
    処理部は、モード選択部により設定モードが選択される
    と、操作部の個数の入力を可能にするようにディスプレ
    イ装置およびタッチパネルを機能させ、アドレスの個数
    が入力されるとその個数分の領域をディスプレイ装置の
    画面およびタッチパネルに設定し、さらにディスプレイ
    装置およびタッチパネルにより形成された操作部とアド
    レス設定部に設定するアドレスとの対応付けを可能にす
    るようにディスプレイ装置およびタッチパネルを機能さ
    ることを特徴とする遠隔監視制御システムのセレクタ
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 上記信号伝送路は2線式の信号線であっ
    て、伝送制御装置に対して制御用端末器および操作用端
    末器が分岐接続されていることを特徴とする請求項1記
    載の遠隔監視制御システムのセレクタスイッチ。
  3. 【請求項3】 上記操作部は制御用端末器のアドレスに
    一対一に対応付ける 個別制御と、1対多に対応付ける一
    括制御とが選択可能であって、一括制御では、各負荷を
    あらかじめ設定した制御状態にするパターン制御と、各
    負荷を同じ制御状態にするグループ制御とが選択可能で
    あり、伝送制御装置は操作部と負荷との対応関係を格納
    した対応関係テーブルを備えることをことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の遠隔監視制御システムの
    セレクタスイッチ。
  4. 【請求項4】 ディスプレイ装置およびタッチパネルを
    制御する表示操作機能部と、表示操作機能部で選択され
    たアドレスを用いて伝送制御装置との間で伝送信号を授
    受する端末機能部とを備え、表示操作機能部と端末機能
    部とはデュアルポートRAMを介してデータを授受する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の遠隔監
    視制御システムのセレクタスイッチ。
JP07068496A 1996-03-26 1996-03-26 遠隔監視制御システムのセレクタスイッチ Expired - Fee Related JP3433604B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07068496A JP3433604B2 (ja) 1996-03-26 1996-03-26 遠隔監視制御システムのセレクタスイッチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP07068496A JP3433604B2 (ja) 1996-03-26 1996-03-26 遠隔監視制御システムのセレクタスイッチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09261777A JPH09261777A (ja) 1997-10-03
JP3433604B2 true JP3433604B2 (ja) 2003-08-04

Family

ID=13438729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP07068496A Expired - Fee Related JP3433604B2 (ja) 1996-03-26 1996-03-26 遠隔監視制御システムのセレクタスイッチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3433604B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4743302B2 (ja) 2009-03-26 2011-08-10 パナソニック電工株式会社 監視制御装置
JP5097155B2 (ja) * 2009-03-26 2012-12-12 パナソニック株式会社 監視制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09261777A (ja) 1997-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100488340B1 (ko) 조명 부하를 원격으로 감시 및 제어하기 위한 원격 감시및 제어 시스템
JP3433604B2 (ja) 遠隔監視制御システムのセレクタスイッチ
JP2000010621A (ja) 遠隔監視制御システム
JP2010250991A (ja) 伝送制御装置、及びこの伝送制御装置を備えた遠隔制御監視システム
JPH07212851A (ja) 遠隔監視制御システムの表示操作端末器
JP3373721B2 (ja) 遠隔監視制御システムのタイマスイッチ
JP2740189B2 (ja) 遠隔監視制御システム
JP3261163B2 (ja) 照明制御システムの操作表示装置
JP3451984B2 (ja) 遠隔監視制御システム
JP3719171B2 (ja) 遠隔監視制御システムのセレクタスイッチ
JP3153565B2 (ja) 遠隔制御システムの端末器
JP3438488B2 (ja) 遠隔監視制御システム
JPH11215575A (ja) 遠隔監視制御システム
JP2003143671A (ja) 遠隔監視制御システム
JPH02284595A (ja) 遠隔監視制御システム
JP3153600B2 (ja) 遠隔監視制御システムのパターン設定用端末器
JP2781003B2 (ja) 遠隔監視制御システムの端末器の機能設定器
JP2850339B2 (ja) 遠隔監視制御用端末器
JPH10191472A (ja) 遠隔監視制御システム
JP3666417B2 (ja) 遠隔監視制御システムの制御内容切替ユニット
JP2002110370A (ja) 遠隔監視制御システムのセレクタスイッチ
JP4687798B2 (ja) 遠隔監視制御システムの操作端末器
JP2000341769A (ja) 遠隔監視制御システム
JP2947477B2 (ja) 遠隔監視制御システム
JPH07236187A (ja) 遠隔監視制御システムの一括制御設定用端末器

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030430

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080530

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530

Year of fee payment: 6

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090530

Year of fee payment: 6

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100530

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100530

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110530

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120530

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130530

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees