JP2003143671A - 遠隔監視制御システム - Google Patents

遠隔監視制御システム

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JP2003143671A
JP2003143671A JP2001341937A JP2001341937A JP2003143671A JP 2003143671 A JP2003143671 A JP 2003143671A JP 2001341937 A JP2001341937 A JP 2001341937A JP 2001341937 A JP2001341937 A JP 2001341937A JP 2003143671 A JP2003143671 A JP 2003143671A
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JP2001341937A
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Ginko Tokunaga
銀子 徳永
Toshitaka Sato
俊孝 佐藤
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来からのスイッチユニットの構成を大きく
変えることなく、システムの保守性を向上可能な遠隔監
視制御システムを低コストにて提供する。 【解決手段】 伝送信号の集中管理を行う中央制御装置
31と、制御対象の負荷32が接続された制御用端末3
3と、前記負荷32の操作端末となるスイッチユニット
10と、を2線の信号線Lsを介して接続し、前記中央
制御装置31が、前記スイッチユニット10等の操作端
末の状態を監視するとともにそのスイッチユニット10
の操作に応じて前記制御用端末33に制御データを含む
伝送信号を伝送して、前記負荷32の動作制御を行う遠
隔監視制御システム1において、前記スイッチユニット
10は、あらかじめ登録された操作をする際には、前記
負荷操作する通常モード以外の、操作者の操作資格を識
別する認証モードへ移行させ認証を行う認証手段を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔監視制御シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ビルや住宅などの建物におい
て、照明やセンサなどの負荷の状態を監視し制御するた
めの遠隔監視制御システムとして、図7に示す遠隔監視
制御システム100が知られている。この遠隔監視制御
システム100は、システム全体を集中管理する中央制
御装置31と、照明などの負荷32を制御する制御用端
末器33、それら負荷の操作を行うスイッチユニット3
4などの端末とが、2線の信号線Lsを介して接続され
て構成されている。また、この遠隔監視制御システム1
00では、多くの場合、端末となるスケジュールユニッ
ト35も信号線Lsに接続されており、所定の時刻にな
ったときにスケジュールユニット35内で設定された負
荷が制御される、スケジュール制御が行われる。これら
の各端末では、それぞれ個別のアドレスが設定されてお
り、そのアドレスを中央制御装置31が集中管理するこ
とで、個々の端末が認識され、監視データや制御データ
が伝送されるようになっている。
【0003】遠隔監視制御システム100における伝送
では、中央制御装置31から信号線Lsに対して、図8
(a)(b)のような時分割多重形式の伝送信号Vsが
送信される。すなわち、伝送信号Vsは、信号送信開始
を示すスタートパルスST、信号モードを示すモードデ
ータ信号MD、制御用端末器33やスイッチユニット3
4などの端末を各別に呼び出すためのアドレスデータを
伝送するアドレスデータ信号AD、負荷32を制御する
制御データを伝送する制御データ信号CD、伝送エラー
を検出するためのチェックサムデータ信号CS、前記端
末からの返送信号を受信するタイムスロットである信号
返送期間WTよりなる複極(±24V)の時分割多重信
号であり、パルス幅変調によってデータが伝送されるよ
うになっている。
【0004】また、この遠隔監視制御システム100に
おける端末では、信号線Lsを介して受信した伝送信号
Vsにより伝送されたアドレスデータが予め設定されて
いるアドレスデータに一致すると、伝送信号Vsから制
御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送
期間WTに同期して、監視データに相当する返信データ
が電流モード信号(信号線Lsの線間を適当な低インピ
ーダンスを介して短絡することにより送信される信号)
として返送される。
【0005】また、中央制御装置31には、ダミー信号
送信手段および割り込み信号処理手段が設けられる。ダ
ミー信号送信手段は、モードデータ信号MDをダミーモ
ードとし、端末として設定されていない空きアドレスを
アドレスデータとして備えたダミー伝送信号が常時送信
される。そして、割り込み信号処理手段は、いずれかの
端末で発生した図8(c)のような割り込み信号Viを
受入れしたときに、割り込み信号Viを発生した端末を
検出した後、その端末にアクセスして返信データを返送
させる。すなわち、常時はダミー信号送信手段によって
ダミー信号を信号線Lsに送信し、端末の操作に伴って
発生した割り込み信号Viをダミー伝送信号のスタート
パルス信号STに同期して検出すると、割り込み処理手
段によって中央制御装置31からモードデータ信号MD
をアドレス確認モードとした伝送信号Vsを送信するの
である。アドレス確認モードでは、アドレスの一部が共
通している端末をグループ化し、各グループごとに一括
して伝送信号Vsする。
【0006】割り込み信号Viを発生した端末は、モー
ドデータ信号MDがアドレス確認モードであるアドレス
確認信号を示す伝送信号Vsが伝送されると、この伝送
信号Vsの信号返送期間WTに同期してスイッチユニッ
トに設定されているアドレスデータを返信データとして
返送する。このようにして中央制御装置31では割り込
み信号Viを発生した端末のアドレスを獲得し、獲得し
たアドレスを用いて端末にアクセスすることによって、
端末の操作に対応した返信データを受け取るのである。
【0007】次に、各装置を具体的に説明する。中央制
御装置31は、スイッチユニット34やスケジュールユ
ニット35などから返送された返信データに基づいて、
対応関係が設定されている負荷32が接続される制御用
端末器33に伝送する制御データを作成するとともに、
その制御データを含む伝送信号Vsを信号線Lsに送信
することで、対応する制御用端末器33に制御データを
伝送して負荷32を制御する。
【0008】また、制御用端末器33は、照明などの負
荷32を制御するための端末であり、中央制御装置31
と負荷32の間に、信号線Lsを介して接続される。制
御用端末器33は、中央制御装置31からの前記制御デ
ータを受信すると、制御データに基づき接続された負荷
32制御を制御する。
【0009】スイッチユニット34は、照明個別のオン
/オフ制御や、グループ制御、パターン制御などの高度
な機能制御をすることができる高機能壁埋め込みスイッ
チであり、その本体表面に、ボタンスイッチ等により形
成され操作入力のイベントを検知するための操作部と、
操作対象となる負荷の状態などをLEDで表示をするた
めのLED表示部が配設されている。なお、スイッチユ
ニット34は機能に応じて様々なタイプがあるが、指操
作用のボタンスイッチとそのボタンスイッチに割り振ら
れた負荷の状態表示するための赤緑2種類のLEDが3
個から4個設けられたものが一般的である。
【0010】スケジュールユニット35は、遠隔監視制
御システムに接続された負荷に対して、所定の時刻にな
った場合に予め設定した制御を行うための装置である。
このスケジュールユニット35は、記憶されたタイムス
ケジュールの情報を元に所定の時刻になると中央制御装
置31に割り込み信号を発生させ、負荷の取るべき動作
を監視データとして伝送信号で伝送する。また、タイム
スケジュールにかかる設定は、装置本体に設けられたテ
ンキーなどからの入力することで設定することが可能と
なっている。このような場合、スケジュールの設定はシ
ステム全体に大きく影響を与えるものであるから、多く
の場合、権限を持った操作者により入力されるようテン
キーなどで認証するようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
て、スケジュールユニット35は、所定の時刻になる
と、スケジュールテーブルにて設定された負荷の取るべ
き制御動作を中央制御装置31へと伝達するという機能
は備えるが、スケジュール制御に関する設定を変更する
ための手段は、スケジュールユニット本体に設けられた
操作部にて直接入力するしかなかった。すなわち、スケ
ジュールユニット35は、ビル管理人室や警備員待機室
といった場所に設置されるものであり、当然、操作者は
その場所まで足を運び変更操作入力をする必要があっ
た。そのため、本出願人は、スケジュールユニットが設
置されている場所まで操作者が行かずにスケジュール制
御の方法の変更をおこなうことができる遠隔監視制御シ
ステムの開発において、例えば上記スイッチユニット3
4にてその機能を実現すべく検討を行っている。
【0012】ところが、スイッチユニット34は、一般
に部屋の壁などに埋め込んで利用される。すなわち、操
作しようとする者に制限は無く、だれでもが操作するこ
とが可能となっている。したがって、上記スケジュール
テーブルの設定を変更するための手段として利用した場
合、不特定の操作者から操作要求がスイッチユニット3
4から成されることが想定される。すなわち、上記スケ
ジュール制御などの負荷の制御方法に関する操作要求な
どは、システム全体に大きな影響を与えるものであり、
他の装置同様にスイッチユニット34から操作する場合
であっても、やはり操作資格を有した操作者かどうか識
別した上で、操作された操作要求を実行するべきかどう
かを判断し実行することが好ましい。なお、ビル管理人
らの操作者に専用のコントローラを携帯させたり、ある
いは、遠隔監視制御システムに新規な操作者識別のため
の装置を設けるのはより多くのコストがかかることが想
定される。
【0013】本発明は、かかる事由に鑑み、従来からの
スイッチユニットの構成を大きく変えることなく、シス
テムの保守性を向上可能な遠隔監視制御システムを低コ
ストにて提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明の遠隔監視制御システムにおいては、伝送信
号の集中管理を行う中央制御装置と、制御対象の負荷が
接続された制御用端末と、前記負荷の操作端末となるス
イッチユニットと、を2線の信号線を介して接続し、前
記中央制御装置が、各端末器を特定するアドレスデータ
を含む伝送信号を時分割で伝送して各端末を個別にアク
セスし、前記スイッチユニット等の操作端末の状態を監
視するとともにそのスイッチユニットの操作に応じて前
記制御用端末に制御データを含む伝送信号を伝送して、
前記負荷の動作制御を行う遠隔監視制御システムにおい
て、前記スイッチユニットは、あらかじめ登録された操
作をする際には、前記負荷操作する通常モード以外の、
操作者の操作資格を識別する認証モードへ移行させ認証
を行う認証手段を備える。
【0015】これにより、スイッチユニットでは、あら
かじめ登録された操作をする際には、通常の負荷操作を
行う通常モードから、操作者の操作資格を識別する認証
モードへ移行され、認証が行われる。
【0016】また、前記スイッチユニットは、前記負荷
を操作するための操作部が1又は複数のボタンスイッチ
にて形成されるとともに、この操作部を、前記負荷を操
作するための入力用と、前記認証にかかる入力用とに兼
用させてなることが好ましい。この場合、操作部は、1
又は複数のボタンスイッチにて形成され、且つ、負荷を
操作するための入力用と操作要求の許諾を判断するため
の認証にかかる入力用として兼用して用いられる。
【0017】また、押下された複数のボタンスイッチの
それぞれに割り振られたキーアドレスで判定する第1の
ステップ、複数のボタンスイッチのうち同時に押下され
たボタンスイッチの個数で判定する第2のステップ、ボ
タンスイッチの押下継続時間が長押しか否かで判定する
第3のステップ、押下されたボタンスイッチの操作回数
で判定する第4のステップ、複数のボタンスイッチのう
ち押下されたボタンスイッチの操作順序で判定する第5
のステップ、または、押下されたボタンスイッチの操作
回数と所定の回数との比較により判定する第6のステッ
プ、の少なくとも1つのステップを備えることが好まし
い。この場合、押下された複数のボタンスイッチのそれ
ぞれに割り振られたキーアドレスで判定する第1のステ
ップ、複数のボタンスイッチのうち同時に押下されたボ
タンスイッチの個数で判定する第2のステップ、ボタン
スイッチの押下継続時間が長押しか否かで判定する第3
のステップ、押下されたボタンスイッチの操作回数で判
定する第4のステップ、複数のボタンスイッチのうち押
下されたボタンスイッチの操作順序で判定する第5のス
テップ、または、押下されたボタンスイッチの操作回数
と所定の回数との比較により判定する第6のステップ、
の少なくとも1つのステップが用いられ認証が行われ
る。
【0018】また、前記認証手段は、前記認証モード中
において操作入力され生成された認証キーが前記信号線
を介して前記中央制御装置に返信され、同中央制御装置
において記憶された認証キーと照合され、前記認証を行
うステップを含んで形成されることも好ましい。この場
合、前記認証手段では、認証モード中において操作入力
され生成された認証キーが信号線を介して前記中央制御
装置に返信され、同中央制御装置において記憶された認
証キーと照合されて認証を行うステップが含まれる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態は、図1に示
すように、従来の遠隔監視制御システム100における
システム構成(図7)と、機器構成の面では同じ構成を
有する。ただし機能の面で、一部の機器では備えている
機能が従来のものと異なっており、その相違点を中心に
説明を行う。
【0020】この実施の形態の遠隔監視制御システム1
は、図1に示すように、伝送信号の集中管理を行う中央
制御装置31と、制御対象の負荷32が接続された制御
用端末器33と、前記負荷32の操作端末となるスイッ
チユニット10と、予め記憶されたタイムスケジュール
に従い前記負荷を操作するスケジュールユニット20と
が信号線Lsにて接続され構成される。この遠隔監視制
御システム1において、スケジュールユニット20は、
タイムスケジュールで設定された時刻になると割り込み
信号を発生させ、中央制御装置31へスケジュール制御
の対象となる負荷の制御を依頼する信号を伝送する。
【0021】また、信号を受けた中央制御装置31は、
対象となる負荷32が接続された制御用端末33に制御
のための制御データを含む信号を送出し、対象となる負
荷32を制御する。また、負荷32は、スイッチユニッ
ト10が操作されることにより制御されるようにもなっ
ている。このように、スイッチユニット10は、スケジ
ュール制御により負荷の制御を行うのか、スイッチユニ
ット10の操作により負荷の制御を行うのかを切り替え
る機能を備えている。このように、これらの機器のうち
中央制御装置31、負荷32、及び制御用端末器33は
従来の遠隔監視制御システム100において用いられる
ものと同じである。
【0022】スケジュールユニット20は、所定の時間
になると予め記憶されたタイムスケジュールに従い制御
要求信号を中央制御装置31に送信するための端末装置
である。このスケジュールユニット20は、図2に示す
ように、遠隔監視制御システムにおける通信を行うため
の通信I/F部21、スケジュールユニット20本体の
制御を行う主制御部22、端末本体のアドレスやタイム
スケジュールの情報たるスケジュールテーブルを記憶す
る記憶部23、テンキー等のボタンが配置された操作入
力部24、情報の表示を行う表示部25、時間を計時す
るための計時部26から構成される。なお、この主制御
部22は、マイクロコンピュータにて形成されるもの
で、スケジュール制御により負荷の制御を行うのかスイ
ッチユニット10などの端末の操作により負荷の制御を
行うのかを切り替えるスケジュール変更要求信号を信号
線Lsから受信すると、その信号に従い前記タイムスケ
ジュールの制御変更を行うスケジュール変更設定機能を
備えた点で従来のスケジュールユニット35と異なって
いる。
【0023】スイッチユニット10は、負荷の操作制御
をするためのスイッチ本来の機能に、設定されたタイム
スケジュールの変更要求信号をスケジュールユニット3
5に伝達する機能を備えている。また、このスイッチユ
ニット10は、前記の2つの機能に加えて、その操作制
御にかかる権限を有した操作者かどうかを識別する認証
機能を実現する認証手段を設けたものとなっている。
【0024】このスイッチユニット10のブロック図
を、図3に示す。このスイッチユニット10は、遠隔監
視制御システム1における通信を行う通信I/F部1
1、スイッチ本体の制御を行う主制御部12、アドレス
やLEDの表示パターン、認証キーなどを記憶する記憶
部13、負荷操作の入力をする操作部14、LEDで情
報の表示を行うLED表示部15から構成される。した
がって、ボタンスイッチ等にて形成される操作部14が
操作されると、主制御部12は、その操作がどのような
操作要求であるのかを判断し、通信I/F部11を介し
て中央制御装置31に前記操作要求にかかる監視データ
が送出されるので、制御対象となる負荷が操作されるこ
ととなる。
【0025】このスイッチユニット10での主制御部1
2は、マイクロコンピュータにて形成され、その処理プ
ログラムとして、上述したように、従来からのスイッチ
本体の制御を行う機能と、スケジュール制御により負荷
の制御を行うのかスイッチユニット10の操作により負
荷の制御を行うのかを切り替える機能に加えて、後述す
る権限を無き操作者による操作要求を排除するための認
証手段を備えたものになっている。このため、このスイ
ッチユニット10には、その内部状態のモードとして通
常モードと認証モードの2つのモードが設けられてい
る。通常モードでは、従来からのスイッチユニットの機
能を実現するモードであり、中央制御装置31からの制
御命令と操作部14であるボタンスイッチからの入力を
監視することになる。また、認証モードは、権限を無き
操作者による操作要求を排除するためのモードであり、
操作部を形成するボタンスイッチからの認証にかかる入
力を受けて、操作要求の許諾を判断することになる。
【0026】図4に、実施例にかかるスイッチユニット
10の外観を示す。このスイッチユニット10では操作
部14を形成する4つのボタンスイッチと、その各々の
ボタンスイッチの上辺に、LED表示部を形成する緑と
赤の2つのLEDが左右に1つずつ配置されている。こ
のボタンスイッチでの操作入力は、負荷を操作するため
の入力と、操作要求の許諾を判断するための認証にかか
る入力とに兼用されることになる。そして、このボタン
スイッチからの操作入力では、同時押しや長押しなども
検出され、主制御部に伝達されるようになっている。ま
た、このLED表示部15は、制御対象となる負荷の状
態を表示するもので、記憶部13に記憶されたLEDパ
ターンに基づきLEDが点灯する。通常、負荷の状態
が”ON”の場合は緑のLEDが、”OFF”の場合は
赤のLEDが点灯することになる。
【0027】また、この実施例のスイッチユニットにお
いては、一番下のボタンスイッチ144は、スケジュー
ル制御により負荷の制御を行うのかスイッチユニット1
0の操作により負荷の制御を行うのかを切り替えるため
のスケジュール変更要求信号を送出するボタンスイッチ
となっている。このため、このボタンスイッチ144の
操作は、権限を無き操作者による操作要求を排除するた
めに認証が行われてから操作要求の信号が送出されるこ
とになる。認証が成功した場合、スケジュール制御か操
作入力により制御するのかを切り替えるための信号が中
央制御装置31へ送信され、それを受けた中央制御装置
31はスケジュールユニットに対して、スイッチユニッ
ト10で指定されたタイムスケジュールを有効にするか
無効にするかのスケジュール変更要求信号を送信するこ
とになる。なお、ここでは、このボタンスイッチが通常
の用途とは別の機能を持つことを操作者に示すために、
スイッチユニットの制御対象が、タイムスケジュールに
沿って制御される場合は赤のLEDが点滅し、操作入力
により制御される場合は緑のLEDが点滅するようにL
EDパターンが設定されている。
【0028】次に、スイッチユニット10における主な
動作を、図5のフローチャートを用いて具体的に説明す
る。このスイッチユニット10では、通常、そのスイッ
チユニットが制御対象とする負荷の状態を示すLEDを
通常点灯させるとともに(S2)、中央制御装置31か
らの制御命令とボタンスイッチからの入力イベントを監
視している(S3、S5)。中央制御装置31からの制
御命令には、スケジュール制御による制御対象の状態変
化による制御命令があり、この制御命令を受信すると記
憶部に保存した制御対象の状態の情報を変更するととも
に、それに応じたLEDの表示パターンを変更し(S
4)、通常処理(S12)に戻る。
【0029】また、ボタンスイッチから入力イベントが
あった場合(S5)は、その入力にかかる動作が認証が
必要な要認証動作かどうか判断される(S6)。認証が
必要なくだれでもが操作してもよい要求であれば、要求
された通常動作を実行し(S7)、通常処理へと移行す
る(S12)。若しくは、だれでもが操作してもよいも
のでない要認証動作にかかる要求であれば、前記認証モ
ードへと移行し、後述する認証処理(S8)へと移行す
る。この実施例の場合、一番下以外のボタンスイッチが
押下された場合、要求された通常動作を実行し通常処理
を行い、一番下のボタンスイッチが押下された場合、こ
の操作は要認証動作にかかる要求であるので、認証モー
ドへと移行することになる。
【0030】この認証処理において認証の成否が判断さ
れ(S9)、認証が失敗した場合はLEDによるエラー
表示(S10)をした後、再びボタンスイッチからの入
力待ち状態になる。認証が成功した場合は要求された要
認証動作を実行し(S11)、通常処理へと移行すると
ともに通常モードへ戻ることになる。この実施例の場
合、エラー表示は赤のLED全てを同時に2回だけ点滅
させる動作を行う。また、認証が成功した場合は、認証
成功を示す緑のLED全てを同時に2回だけ点滅させる
動作を実行した後、要認証動作であった、スケジュール
制御か操作入力により制御するのかを切り替えるための
スケジュール変更要求信号を中央制御装置31へ伝送す
ることになる。
【0031】前述の認証処理(S8)について、図6の
フローチャートを用いて詳しく説明する。まず最初に、
操作入力にかかる動作があらかじめ登録された認証必要
な動作かどうかが判断され(S8)、認証が必要と判断
された場合、初期状態となるボタンスイッチの入力を確
認し、記憶する(S81)。以後、ボタンスイッチの操
作イベント待ち状態になる(S82)。ボタンスイッチ
からの操作イベントを取得すると、その操作にかかるボ
タンスイッチの情報を記憶する(S83)。この状態
で、押下されているボタンスイッチに割り振られたキー
アドレスと、押下されているボタンスイッチの個数が判
別される(S84、S85)。次に、押下継続時間が長
押しか否かが判別される(S86)。そして、ボタンス
イッチからの操作イベントが、認証の終了のコマンドで
なかったかどうかが判断され、異なる場合は再び操作イ
ベント待ち状態(S82)へと戻ることになる。
【0032】操作イベントが認証の終了のコマンドであ
った場合、初期状態からそれまでに記憶されたボタンス
イッチの状態を確認し、対象となる押下されたボタンス
イッチの操作回数を判別するとともに(S88)、押下
されたボタンスイッチの操作順序を判別する(S9
0)。そして、最後に予め設定された所定の回数と対象
となる押下されたボタンスイッチの操作回数と比較し判
別する(S90)。これら判別処理された結果を記憶部
に予め記憶された認証キーと照合させ、認証の成否を判
断することになる。
【0033】この実施例にかかる認証処理(S8)を具
体的に説明する。但し、説明の便宜上、図4のボタンス
イッチを押下したときに生成されるキーを、上からA
1、A2、A3、A4とし、ボタンスイッチの長押しに
より生成されるキーをそれぞれB1、B2、B3、B4
と表記することにする。また、例えば、1番上と上から
2番目のボタンスイッチが同時に押下された場合、C1
2といった具合に表記することにする。なお、この実施
例では、認証終了のコマンドは、一番下のボタンスイッ
チの長押しB4が相当し、記憶部の認証キーは、{B
1、A3、C12}と設定されているものとして説明を
おこなう。
【0034】認証処理では、認証開始から認証終了まで
のボタンスイッチでの入力イベントが全て記憶されるよ
うになっている。これらの記憶された操作イベントと記
憶部で記憶された認証キーが照合され確認されることに
なる。上記のように設定されている場合、1番下のボタ
ンスイッチが長押しされ認証の終了コマンドが入力され
ると、最初の入力が1番上のボタンスイッチが長押しで
あったかどうかが確認され、次に、上から3番目のボタ
ンスイッチの入力イベントであったかどうか確認され、
最後に1番上と2番目のボタンスイッチが同時に押下さ
れていたのかを確認することになる。このようにして、
予め記憶部で設定された認証キーと照合され認証が行わ
れる。
【0035】また、別実施例として、中央処理装置31
に認証キーを設けるシステム構成も考えられる。この場
合、スイッチユニット10の認証処理では、ボタンスイ
ッチの操作イベントにより認証キーを生成し、認証キー
と操作要求含むデータを中央処理装置31に送信するこ
とになる。これを受けた中央処理装置31は、記憶部に
設定された認証キーとスイッチユニット10から送信さ
れた認証キーとを照合することで認証を行い、認証成否
を確認する。ここで、認証が成功した場合、操作要求の
制御データを送信することになる。この場合、認証キー
が中央制御装置31で記憶されることになるので、中央
制御装置31にて認証キーを設定することが可能とな
る。
【0036】上述のように、本発明の遠隔監視制御シス
テム1においては、操作者の操作資格を識別する認証モ
ードを設けているので、権限無き操作者による操作要求
を排除することができシステムの保守性が向上される。
また、スイッチユニットのボタンスイッチは、負荷の操
作入力用と認証にかかる入力用として兼用されるので、
新規な認証用の機器を接続しなくとも認証することがで
きる。
【0037】なお、本発明の遠隔監視制御システムは、
上述したもののみ限定されるものではなく、例えば、認
証手段を専用ハードウェアにて構成するなど、本発明の
要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得るこ
とは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
遠隔監視制御システムにあっては、スイッチユニットで
は、あらかじめ登録された操作をする際には、通常の負
荷操作を行う通常モードから、操作者の操作資格を識別
する認証モードへ移行され、認証が行われるので、従来
からのスイッチユニットの構成を大きく変えることな
く、システムの保守性を向上させることが可能となる。
【0039】また、請求項2記載の遠隔監視制御システ
ムにあっては、操作部は、1又は複数のボタンスイッチ
にて形成され、且つ、負荷を操作するための入力用と操
作要求の許諾を判断するための認証にかかる入力用とし
て兼用して用いられるので、新規な機器を設けなくとも
低コストにて認証が可能となる。
【0040】また、請求項3記載の遠隔監視制御システ
ムにあっては、押下された複数のボタンスイッチのそれ
ぞれに割り振られたキーアドレスで判定する第1のステ
ップ、複数のボタンスイッチのうち同時に押下されたボ
タンスイッチの個数で判定する第2のステップ、ボタン
スイッチの押下継続時間が長押しか否かで判定する第3
のステップ、押下されたボタンスイッチの操作回数で判
定する第4のステップ、複数のボタンスイッチのうち押
下されたボタンスイッチの操作順序で判定する第5のス
テップ、または、押下されたボタンスイッチの操作回数
と所定の回数との比較により判定する第6のステップ、
の少なくとも1つのステップが用いられ認証が行われる
ので、認証の正確さが向上され、以ってシステムの保守
性を向上させることが可能となる。
【0041】また、請求項4記載の遠隔監視制御システ
ムにあっては、認証手段では、認証モード中において操
作入力され生成された認証キーが信号線を介して中央制
御装置に返信され、同中央制御装置において記憶された
認証キーと照合されて認証を行うステップが含まれるの
で、中央制御装置にて認証キーを設定することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る遠隔監視制御システ
ムの概略構成図である。
【図2】同システムのスケジュールユニットのブロック
図である。
【図3】同システムのスイッチユニットのブロック図で
ある。
【図4】同システムのスイッチユニットの外観図であ
る。
【図5】同システムのスイッチユニットの全体動作を示
すフローチャートである。
【図6】同システムのスイッチユニットの認証処理を示
すフローチャートである。
【図7】従来の遠隔監視制御システムの概略構成図であ
る。
【図8】本発明の実施の形態に係る遠隔監視制御システ
ムで用いる伝送信号を示す動作説明図である。
【符号の説明】
1 遠隔監視制御システム 10 スイッチユニット 20 スケジュールユニット 32 負荷 33 制御用端末 Ls 信号線
フロントページの続き Fターム(参考) 3K073 AA12 AA13 AA31 AA38 AA75 AB02 CA01 CB01 CB04 CD01 CD03 CE06 CE09 CE16 CF14 CF18 CG06 CG15 CH21 CJ00 CJ01 CJ02 CJ05 CJ11 CJ17 CJ19 5K048 BA07 CB01 DA05 DC04 EA11 EB02 EB11 FC01 GC03 HA01 HA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伝送信号の集中管理を行う中央制御装置
    と、制御対象の負荷が接続された制御用端末と、前記負
    荷の操作端末となるスイッチユニットと、を2線の信号
    線を介して接続し、前記中央制御装置が、各端末器を特
    定するアドレスデータを含む伝送信号を時分割で伝送し
    て各端末を個別にアクセスし、前記スイッチユニット等
    の操作端末の状態を監視するとともにそのスイッチユニ
    ットの操作に応じて前記制御用端末に制御データを含む
    伝送信号を伝送して、前記負荷の動作制御を行う遠隔監
    視制御システムにおいて、 前記スイッチユニットは、あらかじめ登録された操作を
    する際には、前記負荷操作する通常モード以外の、操作
    者の操作資格を識別する認証モードへ移行させ認証を行
    う認証手段を備えること特徴とする遠隔監視制御システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記スイッチユニットは、前記負荷を操
    作するための操作部が1又は複数のボタンスイッチにて
    形成されるとともに、この操作部を、前記負荷を操作す
    るための入力用と、前記認証にかかる入力用とに兼用さ
    せてなる請求項1記載の遠隔監視制御システム。
  3. 【請求項3】 押下された複数のボタンスイッチのそれ
    ぞれに割り振られたキーアドレスで判定する第1のステ
    ップ、 複数のボタンスイッチのうち同時に押下されたボタンス
    イッチの個数で判定する第2のステップ、 ボタンスイッチの押下継続時間が長押しか否かで判定す
    る第3のステップ、 押下されたボタンスイッチの操作回数で判定する第4の
    ステップ、 複数のボタンスイッチのうち押下されたボタンスイッチ
    の操作順序で判定する第5のステップ、 または、押下されたボタンスイッチの操作回数と所定の
    回数との比較により判定する第6のステップ、の少なく
    とも1つのステップを備えた請求項2記載の遠隔監視制
    御システム。
  4. 【請求項4】 前記認証手段は、前記認証モード中にお
    いて操作入力され生成された認証キーが前記信号線を介
    して前記中央制御装置に返信され、同中央制御装置にお
    いて記憶された認証キーと照合され認証を行うステップ
    を含んで形成される請求項1乃至3のいずれかに記載の
    遠隔監視制御システム。
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