JP2001140519A - 指紋照合連動マンションhaシステム - Google Patents

指紋照合連動マンションhaシステム

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JP2001140519A JP32285399A JP32285399A JP2001140519A JP 2001140519 A JP2001140519 A JP 2001140519A JP 32285399 A JP32285399 A JP 32285399A JP 32285399 A JP32285399 A JP 32285399A JP 2001140519 A JP2001140519 A JP 2001140519A
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伸夫 久松
Tadashi Omori
正 大森
Hiroyuki Akita
博行 秋田
Toru Kubo
透 久保
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Abstract

(57)【要約】 【課題】マンションの住戸数が増大した場合でも、指紋
データの認証に時間を要せず、共同玄関の電気錠が解錠
できる指紋照合制御システムを提供する。 【解決手段】共同玄関に指紋照合端末器Aを設け、この
指紋照合端末器Aから入力された指紋データを、予め居
住者の指紋データを登録した指紋データ蓄積手段20を
備えた指紋照合コントローラBで照合して、認証を行っ
た後、共同玄関の電気錠8を解錠させるシステムであっ
て、指紋照合コントローラBの指紋データ蓄積手段20
には、予め居住者の指紋データを、居住階に応じてグル
ープ区分して登録しており、指紋照合端末器Aでは、グ
ループを指定して区分された指紋データを読み取らせる
構成にしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、指紋照合端末器か
ら入力された指紋データを、予めマンション居住者の指
紋データを登録した指紋照合コントローラで照合して認
証したときに、共同玄関の電気錠を解錠するようにした
指紋照合制御システムの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、マンションなどにおいて、指紋照
合端末器で居住者の指紋データを読み取らせて共同玄関
の電気錠を解錠する指紋照合制御システムが開発されて
おり、このようなものでは、居住者が万一、鍵を紛失し
たり、暗証コードを他人に覚えられても、セキュリティ
ーが確保されるため防犯対策上極めて望ましい。
【0003】しかしながら、マンションの規模が大きい
場合には、登録している指紋データが多く、そのため認
証に時間を要し、居住者に不快感を与えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みてなされたもので、マンションの居住者の指
紋データを予めグループ区分し、指紋データを読み取ら
せる時に、そのグループを指定させることによって、指
紋データの認証を迅速に行って、居住者に不快感をなく
すようにした指紋照合連動マンションHAシステムを提
供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される本発明は、以下のような構成としている。
すなわち、請求項1に記載の指紋照合連動マンションH
Aシステムでは、共同玄関に指紋照合端末器を設け、こ
の指紋照合端末器から入力された指紋データを、予め居
住者の指紋データを登録した指紋データ蓄積手段を備え
た指紋照合コントローラで照合して、認証を行った後、
共同玄関の電気錠を解錠させるシステムであって、指紋
データ蓄積手段には、予め居住者の指紋データを、居住
階に応じてグループ区分して登録しており、指紋照合端
末器には、上記グループ区分を指定して指紋データを読
み取らせる構成にしている。ここに、居住者の居住階に
応じたグループ区分とは、例えば、1階、2階、・・・
といった階名のほか、各階を更にグループA、グループ
Bなどに細分化するものであってもよい。
【0006】また、請求項2に記載の指紋照合連動マン
ションHAシステムでは、指紋照合端末器は、少なくと
も、指を押し当てる指紋読取部と、居住者の居住階に応
じたグループ区分を指定するグループ区分指定操作部と
を備えた構成にしている。また、請求項3に記載の指紋
照合連動マンションHAシステムでは、指紋照合端末器
は、住戸呼出操作部、住戸指定操作部、呼出した住戸端
末機との間で通話を行うためのマイク、スピーカなどの
インターホン通話手段を更に備えた構成にしている。
【0007】更に、請求項4に記載の指紋照合連動マン
ションHAシステムでは、グループ区分指定操作部は、
上記住戸呼出操作部によって兼用する構成にしている。
請求項3、4では、指紋照合端末器の機能に、更にマン
ションの住戸を呼出して、通話を行うインターホン機能
を組み込んだものを想定しており、このような実施例と
しては、既存のロビーインターホンに、指紋照合端末器
を組み込むなどして容易に構成される。また、マイク、
スピーカなどの通話手段としては、ハンズフリー通話が
出来るものでもよい。
【0008】請求項5に記載の指紋照合連動マンション
HAシステムでは、指紋照合コントローラの指紋データ
蓄積手段は、車椅子の居住者の指紋データを、予めグル
ープ区分して登録する構成として、指紋照合コントロー
ラは、指紋照合端末器から入力された指紋データを、指
紋データ蓄積手段に登録された車椅子の居住者の指紋デ
ータと照合して認証したときには、共同玄関の電気錠を
解錠する構成にしている。
【0009】請求項6に記載の指紋照合連動マンション
HAシステムでは、車椅子の居住者専用の指紋照合端末
器を更に設けており、指紋照合コントローラの指紋デー
タ蓄積手段は、車椅子の居住者の指紋データを、予めグ
ループ区分して登録する構成として、指紋照合コントロ
ーラは、車椅子の居住者専用の指紋照合端末器から入力
された指紋データを、車椅子の居住者の指紋データと照
合して認証したときには、共同玄関の電気錠を解錠する
構成にしている。
【0010】請求項7に記載の指紋照合連動マンション
HAシステムでは、車椅子の居住者専用の指紋照合端末
器は、通常の指紋照合端末器よりも低い位置に設けられ
ている。ここに、通常の指紋照合端末器とは、請求項1
〜請求項5に記載の指紋照合端末器を含む、車椅子の居
住者の専用ではない指紋照合端末器のことである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、図面とともに説明する。図1は本発明の最も基本
的な指紋照合連動マンションHAシステムの構成の一例
を示すブロック図である。このシステムは、指紋照合端
末器A、指紋照合コントローラB、指紋データ登録装置
3、電気錠制御装置(図3に6で示す)を組み合わせて
構成されている。
【0012】ここに、指紋照合端末器Aは、居住者の居
住階に応じて区分されたグループ区分を指定するための
グループ区分指定操作部10と、LEDや液晶画面など
で構成される表示部11と、居住者の指先を押し当てて
指紋データを読み取るための指紋データ読取部12と、
指紋データ読取部12で読取走査した指紋データを指紋
照合コントローラBに送出するとともに、指紋照合コン
トローラBから必要な信号を受けるためのインターフェ
イス部13とを備える。グループ区分指定操作部10
は、マンション階を選択する釦スイッチ、テンキーなど
の他、グループを特定できるものであればなんでもよ
い。
【0013】また、指紋照合コントローラBは、予めマ
ンションの居住者の指紋データを登録した指紋データ蓄
積部20と、指紋照合端末器Aから入力された指紋デー
タと、指紋データ蓄積部20に登録された指紋データと
を照合するための指紋データ照合部21とを備えてお
り、指紋データ蓄積部20には、指紋データ登録装置3
によって、居住者の指紋データを居住階に応じたグルー
プに区分して登録出来るようになっている。
【0014】ここに、居住階に応じたグループ区分とし
ては、居住者の居住階を1階、2階、3階・・・のよう
に区分してもよく、また、同一階が多い場合には、1
階、2階、3階を更にA、B、Cなどのグループに細分
してもよい。図1に示す指紋照合端末器Aは、共同玄関
のエントランスなどに単独で設置されて、インターホン
システムを構成するロビーインターホンなどのような呼
出通話端末器とは別体として構成されるが、後述するよ
うに、呼出通話端末器に一体的に組み込んでもよい。ま
た、指紋照合コントローラBも同様に呼出通話端末器
や、警報監視盤などに一体的に組み込んでもよい。
【0015】図2はインターホンシステムに組み込ん
で、本発明の指紋照合連動マンションHAシステムを構
成しだ場合のシステム構成図を示している。このシステ
ムでは、指紋照合端末器A(I)は、図1に示した基本
構成に加えて、呼出した居住者の住戸端末機5との間で
通話を行うためのマイクM、スピーカSPを有したイン
ターホン呼出通話部14、呼出釦15を備え、インター
ホン呼出通話部14は、通話線Ls、多重伝送線Lを介
して、管理人室などに設置された通話呼出コントローラ
4に接続されている。
【0016】通話呼出コントローラ4は、多重伝送制御
部40を備え、この多重伝送制御部40は、多重伝送線
Lを介して指紋照合端末器A(I)、住戸端末機5を端
末器として接続しており、指紋照合端末器A(I)のイ
ンターホン呼出通話部14から住戸番号などを指定した
呼出を受ければ、アドレスを指定した制御信号を多重伝
送線Lを介して住戸端末機5を呼び出し、呼出した住戸
端末機5が応答すれば、住戸端末機5との間で通話線L
sを通じてのマイクM、スピーカSPによる相互通話が
可能となる。
【0017】住戸端末機5は、CPUなどで構成された
制御部50、指紋照合端末器A(I)のインターホン呼
出通話部14との通話をなすため、マイク、スピーカ
(いずれも不図示)を有したインターホン通話部51を
備えるとともに、解錠釦52を備え、住戸人が、来客な
どの呼出を受けたときに、この解錠釦52を押圧操作す
れば、後述するように電気錠制御装置に解錠信号を送出
して、共同玄関に設置された電気錠を解錠する。
【0018】一方の指紋照合コントローラBは、指紋デ
ータ登録装置3によって、予め住居者の指紋データを登
録した指紋データ蓄積部20と、指紋データ照合部21
とを備えており、指紋データ照合部21では、指紋照合
端末器A(I)の指紋データ読取部12によって読み取
られ、グループ区分の指定された指紋データと、指紋デ
ータ蓄積部20に同じグループに区分して登録された指
紋データ群との照合を行い、一致すれば、指紋データが
認証されて、電気錠制御装置に解錠信号を出力する。
【0019】図3は、マンション監視通話システムにお
いてコントローラとして使用される警報監視盤4に、指
紋照合コントローラBを接続付加して構成された本発明
の指紋照合連動マンションHAシステムの全体構成を示
しており、ここで示す指紋照合端末器A(II)は、警報
監視盤4によってコントロールされるロビーインターホ
ンに一体的に組み込まれたような外観をしている。
【0020】指紋照合コントローラB、指紋データ登録
装置3は、警報監視盤4とともに、マンションの管理人
室に設置されており、指紋照合コントローラBに共同玄
関に設置された電気錠8を接続した電気錠制御装置6
に、更にエレベータ昇降制御装置7も接続され、後述す
るような制御がなされている。このシステムでは、警報
監視盤4は、指紋照合端末器A(II)からマンション内
の任意の住戸端末機5を呼出して通話制御をなす他、各
住戸の住戸端末機5に設置した火災センサなどのセキュ
リティーセンサSを監視し、いずれかの住戸端末機5か
ら異常信号を受けたときには、警報を出力するようにな
っている。
【0021】このシステムでも、指紋照合端末器A(I
I)と、指紋照合コントローラBとは、警報監視盤4の
端末器として、多重伝送線Lを介して接続されている
が、住戸端末機5の解錠釦52を操作して出力される解
錠信号は、警報監視盤4から別の信号線で受けるように
してもよい。なお、Dは各住戸の玄関先などに設置され
るドアホン子器である。
【0022】図4は、この指紋照合端末器A(II)の外
観を示しており、共同玄関などに呼出通話端末器として
設置されるロビーインターホンに、指紋読取のための指
押当部を付加した外観をなしている。SP,Mは呼出し
た住戸端末機と通話するためのマイク、スピーカ、17
は居住者の住戸番号と、グループ区分を兼用して指定す
るためのテンキー、11は通電ランプ、12は指紋読取
部の指押当部を示しており、図例のものは、マンション
の共同玄関などに設置されるロビーインターホンに、指
紋照合端末器Aを組み込んだ外観をなしている。
【0023】次に、図3に示した本発明のHAシステム
における基本動作を説明する。図5は、居住者が指紋の
認証を行うことによって、マンションの共同玄関の電気
錠を解錠し、このとき同時にエレベータを連動制御する
場合の基本手順を示したフローチャートである。この基
本動作では、居住者の指紋データは指紋照合コントロー
ラBの指紋データ蓄積部20に、予め居住者の居住階に
応じたグループに区分されて登録されているので、居住
者は指紋データの読取操作を行う際に、そのグループを
指定することによって、指紋照合コントローラB側で検
索対象となる指紋データのデータ量を少なくして、迅速
化を図っている。特に、グループ区分を居住階にしてお
けば、居住者は、自己の居住階を指定すればよいので、
登録されたグループ区分の指定が容易である。
【0024】また、指紋データをグループ区分して登録
しておくことによって、他人受入率を低下できる。すな
わち、居住者以外の他人が指紋の照合をしようとした場
合に、多くの指紋データの中から指紋を照合すると、両
者が合致してしまう可能性が高くなるが、グループを限
定して、グループ内の少数の指紋データと照合すれば、
誤って指紋が合致する可能性(他人受入率)が減少す
る。
【0025】指紋照合端末器Aのいずれかの操作釦を操
作するなどして、入力の準備状態が確認されると、最初
の所定時間は、ウエイト状態となり、その時間の間にグ
ループ区分が指定されるかどうかを待ち、グループ区分
が指定されると、指定されたグループ区分の指紋データ
を検索対象にするように、指紋照合コントローラBに指
示する。所定のウエイト時間内にグループ区分が指定さ
れない場合には、グループ区分は指定されなかったもの
とみなされて、ステップ104に進み、指紋データの入
力を待つ(以上、ステップ100〜104)。
【0026】そして、指紋データの入力を待つウエイト
時間では、その時間の間に指紋データの入力があれば、
指紋照合コントローラBの指紋データ蓄積部20に登録
された指紋データのうちから、指定されたグループ区分
に登録されている指紋データを検索して、同一の指紋デ
ータがあるかどうかを検索する。グループ区分の指定の
ない場合には、指紋データ蓄積部20に登録されている
すべての指紋データが検索対象となって検索される(以
上、ステップ104〜106)。
【0027】これらの検索の結果、入力された指紋デー
タと同じパターンの指紋データが存在すれば、指紋照合
コントローラBは電気錠解錠信号を電気錠制御装置6に
出力し、同時にエレベータ昇降制御装置7にもエレベー
タ作動信号を出力するが、指紋データの入力ウエイト時
間の間に、指紋データが入力されないか、入力された指
紋データが登録されていない場合には、指紋照合端末器
Aはアラームを出力し、その表示部11には、エラーあ
るいはNGの表示がなされる(以上、ステップ106〜
109)。
【0028】電気錠制御装置6が指紋照合コントローラ
Bから電気錠解錠信号を受けると、共同玄関に設置され
た電気錠8は解錠される。また、エレベータ昇降制御装
置7が指紋照合コントローラBからエレベータ作動信号
を受けると、エレベータは共同玄関の設置階まで移動
し、居住者を出向かえる。このようなシステムでは、指
紋照合コントローラBよりエレベータ昇降装置7にエレ
ベータ作動信号を送出する際に、認証された居住者の居
住階などのデータを一緒に送出すれば、エレベータ昇降
制御装置7は、エレベータを共同玄関の設置階まで移送
させて、居住者をエレベータに乗せた後に、居住者の居
住階で自動停止させることができ、より一層、便利で快
適な連動制御システムが実現する。
【0029】そして、この場合、エレベータの停止階の
情報は、指紋照合コントローラB内に指紋データと居住
階を対応させた参照テーブルを予め準備しておいて、そ
こから検索する他、指紋照合端末器A内に指定されたグ
ループ区分と居住階を対応させた参照テーブルを準備し
て、居住者が指紋照合端末器Aで指紋の読取を行う際
に、判別できるようにしてもよい。
【0030】次に、歩行が不自由である車椅子を使用し
ている居住者が利用しやすいシステムについて説明す
る。図6には、この場合の指紋照合連動マンションHA
システムの全体構成を示しており、ロビーインターホン
で構成されている指紋照合端末器A(II)に、車椅子の
居住者専用の指紋照合端末器A(III) を付加接続して
いる。
【0031】この場合、指紋照合コントローラBの指紋
データ蓄積部20は、車椅子の居住者の指紋データを、
予めグループ区分して登録しており、指紋照合コントロ
ーラBは、車椅子の居住者専用の指紋照合端末器A(II
I) から入力された指紋データを、車椅子の居住者の指
紋データとして認証したときには、共同玄関の電気錠8
を解錠するとともに、エレベータ昇降制御装置7を作動
して、エレベータを共同玄関の設置階まで自動的に移送
させる。
【0032】ここでは、車椅子の居住者専用の指紋照合
端末器A(III) には、グループ区分の指定手段10は
備わっておらず、グループ区分を指定せずに、指紋デー
タ読取部12から指紋データを読み取るだけでよい構成
になっている。すなわち、指紋照合コントローラBは、
指紋照合端末器A(III) から入力された指紋データ
を、指紋データ蓄積部20に登録された車椅子の居住者
の指紋データと照合して認証したときには、共同玄関の
電気錠8を解錠する。
【0033】この指紋照合端末器A(III) は、グルー
プ区分指定手段10を備える構成としてもよい。その場
合、指紋照合コントローラBは、指紋照合端末器A(II
I)から、車椅子の居住者のグループ区分が指定された
後に入力された指紋データを、車椅子の居住者の指紋デ
ータとして認証したときには、共同玄関の電気錠8を解
錠する。このような構成にすれば、指紋照合端末器A
(III) を、車椅子の住居者以外の居住者が操作した場
合にも、電気錠8とエレベータの制御が可能になる。
【0034】図では、更に、車椅子の居住者専用の指紋
照合端末器A(III) は、通常の指紋照合端末器A(I
I)よりも低い位置に設置されており、車椅子に座った
ままの状態で、指紋データを読み取らせることができる
ようになっている。これによって、車椅子の居住者に対
する操作性が向上する。なお、車椅子の居住者専用の指
紋照合端末器A(III) を、指紋照合端末器A(II)に
付加接続せずに、指紋照合端末器A(II)によって、車
椅子の居住者専用の指紋照合端末器A(III) の機能を
実現することもできる。
【0035】その場合、指紋照合端末器A(II)では、
グループ区分指定手段10は、車椅子の居住者のグルー
プ区分を指定可能にしており、指紋照合コントローラB
の指紋データ蓄積部20は、車椅子の居住者の指紋デー
タを、予めグループ区分して登録する構成とする。指紋
照合コントローラBは、指紋照合端末器A(II)から、
車椅子の居住者のグループ区分が指定された後に入力さ
れた指紋データを、車椅子の居住者の指紋データとして
認証したときには、共同玄関の電気錠8を解錠するとと
もに、エレベータ昇降制御装置7を作動して、エレベー
タを共同玄関の設置階まで自動的に移送させる。
【0036】また、指紋照合コントローラBは、指紋照
合端末器A(II)から指紋データが入力されたときに、
まず、車椅子の居住者の指紋データと照合することによ
って、グループ区分の指定を不要にすることができる。
すなわち、指紋照合端末器A(II)から入力された指紋
データが、指紋データ蓄積部20に登録された車椅子の
居住者の指紋データと照合して認証したときには、共同
玄関の電気錠8を解錠するとともに、エレベータ昇降制
御装置7を作動して、エレベータを共同玄関の設置階ま
で自動的に移送させる。
【0037】図7には、車椅子の居住者専用の指紋照合
端末器A(III) から指紋データを入力して、グループ
区分データの指定を不要としている場合の動作をフロー
チャートで示している。指紋照合コントローラBは、指
紋照合端末器A(III) から指紋データの入力があれば
(200)、指紋データ蓄積部20から車椅子の居住者
のグループ区分のデータを読み込んで(201)、その
中から、入力された指紋データと同一の指紋データがあ
るかどうかを検索する(202)。
【0038】この検索の結果、入力された指紋データと
同じパターンの指紋データが存在すれば、指紋照合端末
器A(III) は、表示部11において「照合OK」の点
灯を行い(203,204)、指紋照合コントローラB
は電気錠解錠信号を電気錠制御装置6に出力し、同時に
エレベータ昇降制御装置7にも車椅子対応のエレベータ
作動信号を出力する(205)。このとき、入力された
指紋データが登録されていない場合には、指紋照合端末
器A(III) は、表示部11において「照合NG」の点
灯を行い(206)、指紋の再入力待ち状態になる。
【0039】電気錠制御装置6は指紋照合コントローラ
Bから電気錠解錠信号を受けると、共同玄関に設置され
た電気錠8を解錠する。また、エレベータ昇降制御装置
7は指紋照合コントローラBから車椅子対応のエレベー
タ作動信号を受けると、エレベータは共同玄関の設置階
まで移動し、居住者を出向かえる。このとき、扉の開放
時間を通常の開放時間よりも長くすれば、車椅子による
移動であっても、エレベータに乗り遅れることがない。
【0040】このとき、指紋照合コントローラBは、エ
レベータ昇降装置7にエレベータ作動信号を送出する際
に、認証された居住者の居住階などのデータを一緒に送
出すれば、エレベータ昇降制御装置7は、エレベータを
共同玄関の設置階まで移送させて、居住者をエレベータ
に乗せた後に、居住者の居住階で自動停止させることが
でき、より一層、便利で快適な連動制御システムが実現
する。
【0041】この場合、エレベータの停止階の情報は、
指紋照合コントローラB内に指紋データと居住階を対応
させた参照テーブルを予め準備しておいて、そこから検
索する。なお、ここでは、操作を簡単にするため、指紋
入力のみによって動作しているが、図5に示した動作と
同様に、指紋照合端末器Aのいずれかの操作釦を操作す
るなどして、入力の準備状態が確認された後に、グルー
プ区分を入力してから、指紋データを入力するようにし
てもよい。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が奏さ
れる。すなわち、請求項1〜7に記載のマンションHA
システムによれば、マンションの居住者が指紋データを
グループ区分して登録しておけば、マンションに入室す
る際、指紋照合端末器によって指紋データを読み取り、
そのグループ区分を指定するだけで、指紋データを迅速
に認証して、共同玄関の電気錠が解錠されるので、住戸
数の多い大規模なマンションでも、処理に時間を要して
不快感を与えることがない。特に、グループ区分を居住
階に一致させておけば、居住者は、自己の居住階を指定
すればよいので、登録されたグループ区分の指定が容易
になる。
【0043】また、指紋データをグループ区分して登録
しておくことによって、他人受入率を低下できる。すな
わち、居住者以外の他人が指紋の照合をしようとした場
合に、多くの指紋データの中から指紋を照合すると、両
者が合致してしまう可能性が高くなるが、グループを限
定して、グループ内の少数の指紋データと照合すれば、
誤って指紋が合致する可能性(他人受入率)が減少す
る。
【0044】また、請求項3に記載のシステムでは、指
紋照合端末器からも住戸端末機を直接呼び出し、通話す
ることが出来る。更に、請求項4に記載のシステムで
は、グループ区分指定操作手段を住戸指定手段で兼用す
るため、指紋照合端末器に通話機能を備える場合にも、
部品点数の軽減された商品が提供できる。
【0045】請求項5に記載のシステムでは、指紋照合
コントローラは、指紋照合端末器から入力された指紋デ
ータを、指紋データ蓄積手段に登録された車椅子の居住
者の指紋データと照合して認証したときには、共同玄関
の電気錠を解錠するので、車椅子の居住者は、グループ
区分を指定する必要がない。請求項6に記載のシステム
では、指紋照合コントローラは、車椅子の居住者専用の
指紋照合端末器から入力された指紋データを、車椅子の
居住者の指紋データとして認証したときには、共同玄関
の電気錠を解錠するので、車椅子の居住者は、グループ
区分を指定する必要がない。
【0046】請求項7に記載のシステムでは、車椅子の
居住者専用の指紋照合端末器は、通常の指紋照合端末器
よりも低い位置に設けられているので、車椅子に座った
ままの状態で、指紋データを読み取らせることができ、
車椅子の居住者の操作性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明システムの要部構成を示したブロック
図。
【図2】本発明システムをインターホンシステムに組み
込んだ場合の基本構成を示すブロック図。
【図3】マンション警報監視システムに本発明システム
を組み込んだ基本構成を示すシステム系統図。
【図4】指紋照合端末器の外観構成を示す図。
【図5】本発明の基本動作を説明するフローチャート。
【図6】マンション警報監視システムに本発明システム
を組み込んだ他の構成を示すシステム系統図。
【図7】本発明の他の動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
A、A(I)、A(II)、A(III) 指紋照合端末器 B 指紋照合コントローラ 10 グループ区分指定操作手段 12 指紋読取部 14 インターホン呼出通話手段 15 住戸呼出操作手段 16 住戸指定操作手段 L 多重伝送線 Ls 通話線 5 住戸端末機 6 電気錠制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 敏明 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 久松 伸夫 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 大森 正 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 秋田 博行 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 久保 透 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 2E250 AA04 BB05 BB10 BB62 DD09 FF02 5K038 AA05 BB02 CC12 DD12 DD16 FF01 GG06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】共同玄関に指紋照合端末器を設け、この指
    紋照合端末器から入力された指紋データを、予め居住者
    の指紋データを登録した指紋データ蓄積手段を備えた指
    紋照合コントローラで照合して、認証を行った後、共同
    玄関の電気錠を解錠させる指紋照合連動マンションHA
    システムであって、 上記指紋データ蓄積手段には、予め居住者の指紋データ
    を、居住階に応じてグループ区分して登録しており、 上記指紋照合端末器には、上記グループ区分を指定して
    指紋データを読み取らせる構成にしている指紋照合連動
    マンションHAシステム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 上記指紋照合端末器は、少なくとも、指を押し当てる指
    紋読取部と、居住者の居住階に応じたグループ区分を指
    定するグループ区分指定操作部とを備えた構成にしてい
    る指紋照合連動マンションHAシステム。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、 上記指紋照合端末器は、住戸呼出操作部、住戸指定操作
    部、呼出した住戸端末機との間で通話を行うためのマイ
    ク、スピーカなどのインターホン通話手段を更に備えた
    構成にしている指紋照合連動マンションHAシステム。
  4. 【請求項4】請求項3において、 上記グループ区分指定操作部は、上記住戸呼出操作部に
    よって兼用する構成にしている指紋照合連動マンション
    HAシステム。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかにおいて、 上記指紋照合コントローラの指紋データ蓄積手段は、車
    椅子の居住者の指紋データを、予めグループ区分して登
    録する構成として、 上記指紋照合コントローラは、上記指紋照合端末器から
    入力された指紋データを、上記指紋データ蓄積手段に登
    録された車椅子の居住者の指紋データと照合して認証し
    たときには、上記共同玄関の電気錠を解錠する構成とし
    た指紋照合連動マンションHAシステム。
  6. 【請求項6】請求項1〜4のいずれかにおいて、 車椅子の居住者専用の指紋照合端末器を更に設けてお
    り、 上記指紋照合コントローラの指紋データ蓄積手段は、車
    椅子の居住者の指紋データを、予めグループ区分して登
    録する構成として、 上記指紋照合コントローラは、上記車椅子の居住者専用
    の指紋照合端末器から入力された指紋データを、上記車
    椅子の居住者の指紋データと照合して認証したときに
    は、上記共同玄関の電気錠を解錠する構成とした指紋照
    合連動マンションHAシステム。
  7. 【請求項7】請求項6において、 上記車椅子の居住者専用の指紋照合端末器は、通常の指
    紋照合端末器よりも低い位置に設けられている指紋照合
    連動マンションHAシステム。
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