JP4521658B2 - 施解錠用の指紋認証装置 - Google Patents
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Description
そして、指紋センサによって検出された指紋デ−タが登録されている指紋センサと照合され、これら指紋デ−タの一致検出により電気錠の施錠または解錠が行なわれる。
このように、キ−やキ−ボ−ドを使用する指紋デ−タの登録・消去する指紋認証装置は、登録と消去に間違いが生じやすく、その上、登録と消去の操作が複雑となるために好ましくない。
登録モードでは、記憶部に登録されていない指紋データを指紋センサから入力させることにより登録が可能になる。
個々の指紋データの消去モードでは、記憶部に記憶されている指紋データを指紋センサから入力させることにより消去することができる。
また、個々の指紋データの消去モードにおいて操作スイッチを操作すれば、登録モードに切換えることができる。
このことから、登録と消去の間違いがなく、また、その登録と消去の操作が簡単となる。
図1(A)は、本発明の指紋認証装置によって施解錠動作させる施解錠装置を備えた建物用ドアの外面側一部を示す斜視図、図1(B)は、そのドアの内面側の一部を示す斜視図である。
カバ−16は、支軸部17を中心にして図2(A)に示す閉位置と図2(B)、(C)に示す開位置とに旋回でき、各々の位置で一定の節度を与えるようにクリック機構が設けてある。
なお、このカバ−16の中程部分はクリアパネルとなっている。
この発光表示部20は、後述する操作スイッチ26のONでオレンジ色の点灯光となり、指紋センサ18に指を置き、未登録の指紋が検出されると赤色光のLEDが点灯し、登録されている指紋が検出されると緑色のLEDが点灯する。
なお、外側ハンドル12の引き操作を解放すると、ラッチ機構が自動的に復動する。
そして、コントロ−ラ14は上記の施解錠信号の入力に応動して補助シリンダ錠部13を動作させ、そのデッドボルト25を出退させて施解錠させる。
内側錠部29は、施解錠装置をモ−タ駆動する電動駆動部32を備えている。
なお、内側ハンドル30の押し操作を解放すれば、ラッチ機構が自動的に復動する。
また、カバ−16を開くと、その突部22が応動部19から離れることから、開閉スイッチ21が動作し、指紋センサ18の電源をONさせる。
すなわち、登録・消去回路34を動作させて指紋デ−タを登録し、また、消去する場合、ドア10を開いて操作スイッチ26をON、OFFさせるために、施解錠装置を解錠させ、その解錠信号を登録・消去回路34に送る。
なお、記憶部41と判定部42の各回路は指紋センサ18に内蔵されている。
また、これら記憶部41と判定部42はコントロ−ラ14に備えることもできる。
モ−ド切換部39は指紋センサ18が検出する指紋デ−タに応動して制御部40を「登録モ−ド」または「消去モ−ド」に切換える。
すなわち、このスピ−カ−44は制御部40によって制御され、指紋デ−タを登録するための操作と、指紋デ−タを消去するための操作とを音声によって使用者に知らせる。
この登録・消去回路34は操作スイッチ26のON信号に応動し、その後の操作スイッチ26のOFFにかかわらず所定時間の間登録と消去を可能にする動作となる。
そして、この操作スイッチ26を、例えば、30秒以上にわたって長押しすることによって全消去モ−ドになるようになっている。
なお、指紋センサ18や登録・消去回路34の電源43は、電池電源または家庭用電源を使用することができる。
先ず、指紋デ−タを登録したり、消去する場合には、施解錠装置を解錠してドア10を開けた状態とし、小孔27から小ねじを取り外す。
続いて、外側錠部31のカバ−16を開け、指紋センサ18の電源をONにする。
操作スイッチ26のONにより、登録・消去回路34が指紋デ−タの登録と消去とを可能とする動作状態となる。
そして、登録・消去回路34の判定部42は指紋センサ18から送られた指紋デ−タが既に登録(記憶部41の記憶)されているか否かを判断する。(ステップST401、ST402)
このようにして第1番目の登録者の指紋デ−タを記憶部41に記憶して初期登録すると、スピ−カ−44から「登録しました」のガイド音声が発声する。(ステップST419)
その後、追加登録ステップST406に進む。
この判断ステップST403では、操作スイッチ26が長押しされているか否か判断し、例えば、3秒以内の押し時間のときは追加登録モ−ドに向かって進み、3秒以上の長押しとなるときは図5に示す全消去モ−ドに移る。(ステップST403)
すなわち、このステップST405では、既に登録されている指35の指紋デ−タか否かを判断し、登録されている指紋デ−タでないときはリセットする。
具体的には、第1番目の登録者の指紋デ−タが確認されないかぎり、次のステップの追加登録ステップST406には進まない。
この場合には、「追加登録モ−ドです」に続いて「登録したい指を3回置いて下さい」のガイド音声がスピ−カ−44から発声される。(ステップST406〜ST407)
なお、この登録モ−ドにおいて操作スイッチ26を操作すると図6に示す消去モ−ドに移る。
そして、このように登録された後に「登録しました」のガイド音声がスピ−カ−44から発声され、その後、ガイド音声ステップST406にリタ−ンする。
したがって、第2番目の登録者は再度登録操作して登録を行なう。
この長押しによってステップST402から図5に示す全消去モ−ドのステップST501〜ST507に移る。
この全消去モ−ドでは、「全消去です」に続いて「登録されている指を3回置いて下さい」のガイド音声がスピ−カ−44から発声され、全消去の仕方がガイドされる。
この操作により図6に示す消去モ−ドに移り、「消去モ−ドです」に続いて「消去したい指を3回置いて下さい」のガイド音声がスピ−カ−44から発声される。(ステップST601、ST602)
すなわち、ここで登録されていないと判断されるときは誤動作であるから、再操作となる。
このように消去したときは、「消去しました」のガイド音声がスピ−カ−44によって発声され、その後、消去モ−ドのガイド音声ステップST601にリタ−ンする。(ステップST608、ST601)
なお、操作スイッチ26は、当初に操作した後は、この操作に応じて追加登録モ−ドまたは消去モ−ドの切換えを行なうスイッチとして動作する構成となっている。
これは、指紋センサ18が検出した3回の指紋デ−タのうち最も精度の高い指紋デ−タを登録するためであり、また、消去する場合は3回目に検出された指紋デ−タを消去するように構成したことによる。
したがって、センサ面18aに指を3回置いて登録または消去することが必ずしも必要となるわけではなく、センサ面18aに置く指の回数は任意に定めることができる。
先ず、ドア10が閉じられた状態でカバ−16を開いて指紋センサ18の電源をONさせる。(ステップST701、ST702)
指紋デ−タが一致する場合は、施錠されているか解錠されているかを判断するステップST705に進む。
ここで解錠されておれば施錠動作となり、施錠されておれば解錠動作となる。(ステップST706、ST709)
施錠から解錠動作した場合も同様の動作となる。(ステップST704〜ST710、ST713)
また、上記説明では、第1番目の登録者、第2番目の登録者のように説明したが、一人の登録者が登録指を変え、第1番目の登録指、第2番目の登録指のようにして同様に登録し、また、消去することができる。
さらに、操作スイッチ26の操作態様としては、操作回数を変えて登録モ−ドまたは、全消去モ−ドとしたり、スイッチONで発生させるパルスをカウントして長押し状態を判断したりすることもできる。
11 外側錠部
14 コントロ−ラ
15 キ−挿入部
16 カバ−
18 指紋センサ
18a センサ面
19 応動部
21 開閉スイッチ
22 突部
26 操作スイッチ
27 小孔
28 小ねじ
34 登録・消去回路
38 錠装置回路
39 モ−ド切換部
40 制御部
41 記憶部
42 判定部
44 スピ−カ−
Claims (3)
- 予め登録された指紋データと、指紋センサによって検出された指紋データとを照合し、それら指紋データが所定の関係にあるとき施錠叉は解錠する施解錠用の指紋認証装置において、
指紋データの登録・消去手段として、
指紋センサによって検出した指紋データを記憶させて登録する記憶部と、
前記記憶部に指紋データを登録し、または、登録されている指紋データを消去する制御部と、
操作スイッチの操作状態にしたがい前記制御部を登録モードまたは全消去モードに切換えるモード切換部とを備え、
さらに、前記制御部がモード切換部によって登録モードに切換えられた後は、前記モード切換部が、登録モード動作中の前記操作スイッチの操作にしたがって前記制御部を個々の指紋データの消去モードに切換え、また、切換えた個々の指紋データの消去モードの動作中の前記操作スイッチの操作にしたがい前記制御部を登録モードに復帰させる切換機能を持つ構成としたことを特徴とする施解錠用の指紋認証装置。 - 請求項1に記載した指紋認証装置において、
前記制御部が登録モードにある場合、指紋センサによって検出された指紋データが既に登録されている指紋データと一致するとき再度登録モードに切換え、前記制御部が個々の指紋データの消去モードにある場合、指紋センサによって検出された指紋データが既に登録されている指紋データと一致しないとき再度個々の指紋データの消去モードに切換えるモード切換部を備えたことを特徴とする施解錠用の指紋認証装置。 - 請求項1又は2に記載した指紋認証装置において、
前記記憶部に既に登録されている指紋データの指か、未登録の指紋データの指かを知らせるスピーカーや光学的な表示器などのガイド手段を設けたことを特徴とする施解錠用の指紋認証装置。
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