JP3261163B2 - 照明制御システムの操作表示装置 - Google Patents

照明制御システムの操作表示装置

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JP3261163B2
JP3261163B2 JP16801992A JP16801992A JP3261163B2 JP 3261163 B2 JP3261163 B2 JP 3261163B2 JP 16801992 A JP16801992 A JP 16801992A JP 16801992 A JP16801992 A JP 16801992A JP 3261163 B2 JP3261163 B2 JP 3261163B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照明負荷を遠方から監
視制御する照明制御システムにおいて、照明負荷の操作
と動作状態の表示とを行う照明制御システムの操作表示
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数個ずつの操作用端末器お
よび制御用端末器を時分割多重方式で信号線上に接続
し、スイッチを接続した操作用端末器で発生した操作デ
ータを照明負荷を接続した制御用端末器に制御データと
して伝送することによって、照明負荷の動作状態をスイ
ッチの操作に対応させるようにした照明制御システムが
提供されている。
【0003】照明制御システムは、たとえば図11に示
すように構成される。すなわち、主制御装置31には、
スイッチSWの操作状態を監視する複数個の操作用端末
器32、照明負荷Lを制御する複数個の制御用端末器3
3などが2線式の信号線Lsを介して接続される。操作
用端末器32および制御用端末器33には、それぞれ個
別のアドレスが設定され、このアドレスを用いて主制御
装置31が操作用端末器32および制御用端末器33を
個別に認識する。
【0004】主制御装置31は信号線Lsに対して、図
12(a)(b)のような形式の伝送信号Vsを送出す
る。すなわち、信号送出開始を示すスタートパルスS
T、信号モードを示すモードデータ信号MD、操作用端
末器32や制御用端末器33を各別に呼び出すためのア
ドレスデータを伝送するアドレスデータ信号AD、照明
負荷Lを制御する制御データを伝送する制御データ信号
CD、伝送エラーを検出するためのチェックサムデータ
信号CS、操作用端末器32や制御用端末器33からの
返送信号を受信するタイムスロットである信号返送期間
WTよりなる複極(±24V)の時分割多重信号であ
り、パルス幅変調によってデータが伝送されるようにな
っている。
【0005】各操作用端末器32および各制御用端末器
33では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsに
より伝送されたアドレスデータがあらかじめ設定されて
いるアドレスデータに一致すると、伝送信号Vsから制
御データを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送
期間WTに同期して返信データを電流モード信号(信号
線Lsを適当な低インピーダンスを介して短絡すること
により送出される信号)として返送する。
【0006】また、主制御装置31には、ダミー信号送
信手段および割り込み信号処理手段が設けられる。ダミ
ー信号送信手段は、モードデータ信号MDをダミーモー
ドとし、各操作用端末器32および制御用端末器33に
は設定されていない空きアドレスをアドレスデータとし
て備えたダミー伝送信号を常時送出する。また、割り込
み信号処理手段は、いずれかの操作用端末器32で発生
した図12(c)のような割り込み信号Viを受信した
ときに、割り込み信号を発生した操作用端末器32を検
出した後、その操作用端末器32をアクセスして返信デ
ータを返送させる。すなわち、常時はダミー信号送信手
段によってダミー信号を信号線Lsに送出し、スイッチ
SWの操作に伴って操作用端末器32から発生した割り
込み信号Viをダミー伝送信号のスタートパルス信号S
Tに同期して検出すると、割り込み処理手段によって主
制御装置31からモードデータ信号MDをアドレス確認
モードとした伝送信号Vsを送出するのである。アドレ
ス確認モードでは、アドレスの一部が共通している操作
用端末器32をグループ化し、各グループごとに一括し
て伝送信号Vsする。割り込み信号Viを発生した操作
用端末器32は、モードデータ信号MDがアドレス確認
モードである伝送信号Vsを受信すると、この伝送信号
Vsの信号返送期間WTに同期して操作用端末器32に
設定されているアドレスデータを返信データとして返送
する。このようにして主制御装置31では割り込み信号
Viを発生した操作用端末器32のアドレスを獲得し、
獲得したアドレスを用いて操作用端末器32をアクセス
することによって、操作用端末器32に接続されたスイ
ッチSWの操作状態に対応した操作データを返信データ
として受け取るのである。
【0007】主制御装置31では、操作用端末器32か
ら返送された操作データに基づいて、スイッチSWに対
する対応関係があらかじめ設定されている照明負荷Lを
接続した制御用端末器33に伝送する制御データを作成
するとともに、その制御データを含む伝送信号Vsを信
号線Lsに送出し、対応する制御用端末器33に制御デ
ータを伝送して照明負荷Lを制御する。
【0008】ところで、操作用端末器32では互いに独
立したスイッチSWを最大4個まで接続することがで
き、また、制御用端末器33では互いに独立した照明負
荷Lを最大4個まで接続することができるように構成さ
れている。すなわち、同一のアドレスデータが設定され
た操作用端末器32および制御用端末器33について、
さらに2ビットずつの負荷番号データが設定されてお
り、スイッチSWや照明負荷Lを最大4個まで識別可能
としているのである。
【0009】この種の照明負荷制御システムでは、照明
負荷LをスイッチSWに対して一対一に対応させる個別
制御と、複数の照明負荷Lを1つのスイッチSWに対応
付けて一括して制御する一括制御との制御が可能であ
る。また、制御用端末器33が照明負荷Lを調光制御で
きるように構成されている場合には、操作用端末器32
の操作により照明負荷Lを調光制御することができる。
さらに、一括制御については、複数の照明負荷Lを同じ
状態に制御するグループ制御と、複数の照明負荷Lを各
別にあらかじめ設定した制御状態にするパターン制御と
が可能になっている。このように、各スイッチSWは、
個別制御、グループ制御、パターン制御、調光制御のい
ずれかの制御方法で照明負荷Lを制御することになる。
操作用端末器32と制御用端末器33とについて負荷番
号を含めたアドレスの対応関係は、個別制御、調光制御
では一対一対応になり、グループ制御、パターン制御で
は一対多対応になる。
【0010】操作用端末器32や制御用端末器33は、
図13に示すような構成を有している(図では操作用端
末器32を示している)。すなわち、マイクロプロセッ
サを内蔵した専用の集積回路よりなる信号処理部71を
備える。信号処理部71では、送受信部72を通して信
号線Lsに接続される。信号処理部71は不揮発性メモ
リよりなる記憶部73に格納された機能データおよびア
ドレスデータに基づいて動作する。機能データは、個別
制御、グループ制御、パターン制御、調光制御の制御方
法の別を区別する。また、アドレスデータは、操作用端
末器32や制御用端末器33に固有なアドレスを定め
る。さらに、スイッチSWの操作後に一定時間だけ照明
負荷Lを点灯させたり、スイッチSWの操作後に一定時
間だけ遅延して照明負荷Lを消灯させたりするようなタ
イマ動作についてのデータも記憶部73に格納される。
記憶部73に格納された機能データおよびアドレスデー
タは、ワイヤレス受信部74およびワイヤレス送信部7
5により授受されるアドレス設定器60からの赤外線等
によるワイヤレス信号や信号線Lsを伝送される設定モ
ードの伝送信号Vsにより書換可能になっている。操作
用端末器32や制御用端末器33の内部回路の電源は信
号線Ls上の伝送信号Vsを電源回路部76によって全
波整流し安定化することによって得られる。
【0011】アドレス設定器60(図16参照)は、赤
外線によるワイヤレス信号を送出するのであって、記憶
部73に格納する機能データおよびアドレスデータの設
定、確認、修正を行う。ワイヤレス受信部74がアドレ
ス設定器60からのワイヤレス信号を受信すると、ワイ
ヤレス信号の要求する動作に従って信号処理部71では
記憶部73のデータを操作する。データの設定が要求さ
れたときには、ワイヤレス信号の内容に従って記憶部7
3のデータを書換え、また、ワイヤレス信号を正常に受
信したことを示す受信確認信号をワイヤレス送信部75
を通してアドレス設定器60に返す。データの確認が要
求されると、記憶部73のデータを読み出してアドレス
設定器60に伝送し、データの修正が要求されると、設
定の場合と同様に所要のデータを書き込み、書き込んだ
データをアドレス設定器60に返送する。
【0012】操作用端末器32では、スイッチSWの操
作に伴う照明負荷Lの制御状態に対応て点灯・消灯する
発光ダイオードよりなる表示ランプLD1 ,LD2 を各
スイッチSWに対して各一対ずつ備え、スイッチSWに
対応する対のうちの一方は対応する照明負荷Lの点灯時
に点灯し、他方は照明負荷Lの消灯時に点灯する。各操
作用端末器32および各制御用端末器33についてのア
ドレスデータは、アドレス設定器60を用いて設定され
る。また、上述したように機能データやタイマ動作のデ
ータもアドレス設定器60を用いれば個別に設定するこ
とができる。一方、複数の操作用端末器32を集合させ
て備えたセレクタスイッチ40が従来より提供されてお
り、このようなセレクタスイッチ40には、セレクタス
イッチ40が備えているスイッチSWについて一括制御
(グループ制御、パターン制御)の制御対象を設定する
機能が併合されている。さらに、信号線Lsに接続され
ているすべての制御用端末器33について一括制御の制
御対象を設定する機能を有したパターン設定器50も提
供されている。
【0013】セレクタスイッチ40は、図14に示すよ
うに、多数のスイッチSWを備える。各スイッチSW
は、操作用端末器32のスイッチSWと同様の機能を有
しており、アドレスおよび機能が設定される。個別制
御、グループ制御、パターン制御、調光制御の機能はあ
らかじめ各スイッチSWに対応付けられる。また、各ス
イッチSWに対応してスイッチSWに対応する照明負荷
Lの設置場所などの機能を示すネームプレート42が取
り付けられ、各ネームプレート42の一所には対応する
表示ランプLD1 ,LD2 が露出する動作表示窓43が
それぞれ形成されている。
【0014】セレクタスイッチ40における一括制御の
制御対象の設定は、前面下部に設けた操作/設定スイッ
チS11、オールオンスイッチS12、オールオフスイッチ
13、オールエリア外スイッチS14を用いて行われる。
操作/設定スイッチS11は、各スイッチSWにより照明
負荷Lを制御する状態と、各スイッチSWの制御方法を
設定する状態を切り換える。操作/設定スイッチS11
操作して設定状態を選択し、グループ制御あるいはパタ
ーン制御として対応付けたスイッチSWを操作すると、
グループ制御あるいはパターン制御の制御対象を選択す
ることが可能になる。制御対象を選択するには、個別制
御あるいは調光制御として対応付けたスイッチSWを順
に操作すればよい。また、選択された制御対象に対応す
る表示ランプLD1 ,LD2 が制御状態に応じた点灯状
態になるから、グループ制御やパターン制御において、
照明負荷Lの制御状態がどのようになるかを確認するこ
とができる。
【0015】パターン制御の設定の際には、照明負荷L
をオンにするスイッチSWが多いときには、オールオン
スイッチS12を操作すれば、すべてのスイッチSWにつ
いて照明負荷Lをオンにするように設定とすることがで
きる。この状態で照明負荷LをオフにしたいスイッチS
Wのみを操作すればよいのである。逆に照明負荷Lをオ
フにするスイッチSWが多いときには、オールオフスイ
ッチS13を操作すれば、すべてのスイッチSWについて
照明負荷Lをオフにするように設定することができる。
また、グループ制御の設定の際には、一括制御する制御
対象が多いときにオールオンスイッチS12を操作すれ
ば、すべてのスイッチSWを一括制御するように選択す
ることができるから、その後、一括制御には属さない照
明負荷Lに対応したスイッチSWを操作して一括制御か
ら除外すればよい。オールエリア外スイッチS14は、グ
ループ制御とパターン制御とのどちらの設定の場合に
も、各スイッチSWに対応するすべての照明負荷Lを一
括制御の制御対象から除外するものである。したがっ
て、既定の設定状態を解除してあらたに設定するような
場合には、オールエリア外スイッチS14を操作して設定
状態をクリアすることができる。
【0016】パターン設定器50は、図15に示すよう
に、信号線Lsに接続されているすべての制御用端末器
33について、一括制御の制御対象を設定できるように
構成される。すなわち、個別制御として各照明負荷Lに
対応する多数(64個)のスイッチSWを備え、各スイ
ッチSWに対応する表示ランプLD1 ,LD2 を備えた
動作表示部51が設けられる。また、スイッチSWは4
個ずつが1つのチャンネルに対応し、4個のスイッチS
Wについて1つのチャンネル表示部52が設けられてい
る。各チャンネル表示部52には、それぞれ4個の数字
が表記され、そのうちの1個ずつが択一的に点灯表示さ
れるようになっている。すなわち、1つのスイッチSW
で4チャンネルに対応できるのである。チャンネルの切
換は、チャンネル切換スイッチS21の操作により行われ
る。チャンネル切換スイッチS21を1回操作するごと
に、0〜15、16〜31、32〜47、48〜63の
数字が順に点灯表示されるのであって、合計256個の
スイッチSWを設けていることに相当する。
【0017】パターン設定器50には、パターン制御や
グループ制御に割り付けたスイッチSWはなく、すべて
が個別制御用のスイッチSWであり、パターン制御やグ
ループ制御に用いるスイッチSWとしては、信号線Ls
に接続された操作用端末器32に接続されているスイッ
チSWが用いられる。そのため、どのスイッチSWをパ
ターン制御用やグループ制御用とするかは、アドレス選
択スイッチS22によって選択される。アドレス選択スイ
ッチS22は、3桁のアドレスを各桁ごとに選択し、選択
されたアドレスは液晶表示器等の表示部53に表示され
る。
【0018】また、パターン制御にするかグループ制御
にするかは、トータルパターンスイッチS23、フロアー
パターンスイッチS24、グループスイッチS25のいずれ
かを操作することにより選択される。トータルパターン
スイッチS23はすべての制御用端末器33をパターン制
御の対象とし、フロアーパターンスイッチS24は既定の
一部の制御用端末器33をパターン制御の対象とする。
すなわち、トータルパターンスイッチS23、フロアーパ
ターンスイッチS24、グループスイッチS25は、アドレ
ス選択スイッチS22により選択された操作用端末器32
のスイッチSWの機能を選択するのである。
【0019】また、セレクタスイッチ40と同様に、オ
ールオンスイッチS12、オールオフスイッチS13、オー
ルエリア外スイッチS14も設けられる。各スイッチSW
は個別制御用としても機能することが可能であって、制
御と設定との切換は、モード切換スイッチS26により行
われる。モード切換スイッチS26では、制御を行う通常
モード、トータルパターン設定モード、フロアーパター
ン・グループ設定モード、パターン設定器50に接続さ
れたプリンタへの出力を行うプリンタモードの4つのモ
ードを選択する。
【0020】設定したデータを主制御装置31に伝送す
る際には出力スイッチS27を操作し、主制御装置31に
設定されているデータを取り込んで動作表示部51の点
灯状態によって表示する場合には入力スイッチS28を操
作する。また、設定されたデータをプリンタに出力する
際にはプリンタ出力スイッチS29を操作する。ここで、
データの出力範囲や入力範囲をパターン毎やグループ毎
などで指定する場合には、範囲指定スイッチS30の操作
後にアドレス選択スイッチを操作する。また、接続ミ
ス、操作ミス等によって表示部53にエラー表示がなさ
れた場合には、リセットスイッチS20を操作してパター
ン設定器50の内部状態を初期化することができる。
【0021】アドレス設定器60は、図16に示すよう
に、液晶表示器などの表示部61と、各種操作が可能な
操作部62とを備え、操作部62の操作に応じて赤外線
であるワイヤレス信号が透過窓63を通して送出される
ようになっている。また、外部からのワイヤレス信号は
透過窓63を通して入射する。表示部61には、4行3
列の表形式の表示領域が設けられ、左の列から順に、各
操作用端末器32や各監視用端末器33を個別制御、グ
ループ制御、パターン制御、調光制御などのどの機能に
設定するのかを表示する項目、各操作用端末器32や各
監視用端末器33に割り付けるアドレスを表示する項
目、タイマ動作において遅れ消灯、一時点灯などの機能
とその時間とを表示する項目が設けられる。
【0022】操作部62には、機能を選択するための個
別キーK1 、調光キーK2 、グループキーK3 、パター
ンキーK4 が設けられる。また、アドレスはテンキーK
5 によって選択される。アドレスを順送りして設定する
場合には順送りキーK6 を操作し、アドレスを消去する
ときにはアドレス消去キーK7 を操作する。さらに、タ
イマ動作の設定の際には、遅れ消灯か一時点灯かに応じ
て遅れ消灯キーK8 と一時点灯キーK9 を操作し、その
時間は、時間キーK10によって選択できるようになって
いる。また、設定したタイマ動作をキャンセルする際に
は、タイマクリアキーK11を操作する。アドレス設定器
60の画面には4行の表示がなされるから、改行キーK
12を用いて画面に表示されたカーソル(図示せず)を1
行ずつ移動させて各行ごとに内容を選択し、その状態に
おいて設定キーK13を操作すれば、選択された内容のデ
ータのワイヤレス信号が送出される。また、確認キーK
14は各操作用端末器32や各制御用端末器33に設定さ
れたアドレスや機能の確認を行う際に操作され、この確
認キーK14の操作によって各操作用端末器32や各制御
用端末器33に設定されたアドレスや機能を読み出して
表示部61に表示させることができるのである。アドレ
ス設定器60は、図17に示すように、操作用端末器3
2に設けた投受光窓64に対向するように配置して使用
される。
【0023】上述したように、施工時における各操作用
端末器32や各制御用端末器33のアドレスや機能の設
定にはアドレス設定器60が用いられ、また、施工後の
調整時においてグループ制御やパターン制御を設定する
にはパターン設定器50やセレクタスイッチ40が用い
られ、さらに、運営時には操作用端末器32に設けたス
イッチSWのほかに、セレクタスイッチ40が用いられ
る。したがって、施工時、調整時、調整時で異なる3種
類の機器が必要になる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、施工
時、調整時、操作時で3種類の機器を用いているから、
各機器の管理や使い分けが面倒であるという問題があ
る。また、施工後にアドレス・機能の修正や、スイッチ
SWと照明負荷Lとの対応関係の変更などを行うとすれ
ば、その都度、アドレス設定器60によるアドレス・機
能の設定のやり直しや、パターン設定器50によるパタ
ーン制御やグループ制御の際の組合せの変更が必要にな
り、施工用や調整用の機器を現場に運ぶことが必要にな
って、手間がかかるという問題がある。
【0025】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、従来は3種類の機器を必要としていた機能に
ついて1台で兼用できるようにし、もって機器の管理や
使い分けを容易にし、さらに施工後の補修等を容易にし
た照明制御システムの操作表示装置を提供しようとする
ものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明は、スイッチの操
作データが入力される操作用端末器および照明負荷を制
御する制御用端末器を2線式の信号線を介して主制御装
置に時分割多重接続方式で接続し、主制御装置がアドレ
スデータを含む伝送信号を信号線に送出することによっ
て各操作用端末器および各制御用端末器を個別にアクセ
スし、操作用端末器を通して伝送されるスイッチの操作
データに基づいて生成した制御データを操作用端末器と
の対応関係が設定されている制御用端末器に伝送して照
明負荷を制御する照明制御システムに用いられる操作表
示装置を前提構成とする。
【0027】請求項1の発明では、上記目的を達成する
ために、あらかじめ設定された画面データに基づく画面
表示を行うディスプレイ装置と、多数のタッチスイッチ
を配列して形成されディスプレイ装置の画面上に積層さ
れた透明なキーマトリクスと、信号線を介して主制御装
置に接続される多重伝送ポートと、各別にアドレスおよ
び種別を外部信号によって設定することができる複数個
の操作用端末器として機能し多重伝送ポートに接続され
る多重伝送信号変換手段と、ディスプレイ装置に対して
複数種類の画面データを択一的に与えるとともに各画面
データによる画面表示に対応させてキーマトリクスの各
タッチスイッチの機能を設定する機能設定手段とを具備
し、機能設定手段は、上記スイッチに相当する機能を複
数のタッチスイッチに割り付けそのタッチスイッチの操
作により発生する操作データを多重伝送信号変換手段を
通して主制御装置に伝送するセレクタスイッチ機能部
と、セレクタスイッチ機能部で割り付けた各タッチスイ
ッチと多重伝送信号変換手段における各アドレスおよび
各種別との対応関係を設定するアドレス設定機能部と、
上記スイッチにより複数個の照明負荷が一括して制御さ
れるようにスイッチと照明負荷との対応関係を設定し多
重伝送信号変換手段を通して主制御装置に対応関係のデ
ータを伝送する設定スイッチ機能部とを択一的に動作さ
せる。
【0028】請求項2の発明では、あらかじめ設定され
た画面データに基づく画面表示を行うディスプレイ装置
と、多数のタッチスイッチを配列して形成されディスプ
レイ装置の画面上に積層された透明なキーマトリクス
と、信号線とは別途に設けた通信線を介して複数の主制
御装置を多重接続する通信ポートと、各別にアドレスお
よび種別を外部信号によって設定することができる複数
個の操作用端末器として機能し通信ポートに接続される
多重伝送信号変換手段と、ディスプレイ装置に対して複
数種類の画面データを択一的に与えるとともに各画面デ
ータによる画面表示に対応させてキーマトリクスの各タ
ッチスイッチの機能を設定する機能設定手段とを具備
し、機能設定手段は、上記スイッチに相当する機能を複
数のタッチスイッチに割り付けそのタッチスイッチの操
作により発生する操作データを多重伝送信号変換手段を
通して主制御装置に伝送するセレクタスイッチ機能部
と、セレクタスイッチ機能部で割り付けた各タッチスイ
ッチと多重伝送信号変換手段における各アドレスおよび
各種別との対応関係を設定するアドレス設定機能部と、
上記スイッチにより複数個の照明負荷が一括して制御さ
れるようにスイッチと照明負荷との対応関係を設定し多
重伝送信号変換手段を通して主制御装置に対応関係のデ
ータを伝送する設定スイッチ機能部とを択一的に動作さ
せる。
【0029】
【作用】請求項1の構成では、ディスプレイ装置の表示
画面の構成を設定するとともに、ディスプレイ装置に重
ねて配置した透明なタッチスイッチの機能を、ディスプ
レイ装置に表示された画面に対応させて割り付けるよう
にした機能設定手段を設け、機能設定部においてセレク
タスイッチ機能部とアドレス設定機能部と設定スイッチ
機能部とを択一的に動作させるようにしている。セレク
タスイッチ機能部は、操作用端末器に接続したスイッチ
に相当する機能を複数のタッチスイッチに割り付けその
タッチスイッチの操作により発生する操作データを多重
伝送信号変換手段を通して主制御装置に伝送する。ま
た、アドレス設定機能部は、セレクタスイッチ機能部で
割り付けた各タッチスイッチと多重伝送信号変換手段に
おける各アドレスおよび各種別との対応関係を設定す
る。さらに、設定スイッチ機能部は、スイッチにより複
数個の照明負荷が一括して制御されるようにスイッチと
照明負荷との対応関係を設定し多重伝送信号変換手段を
通して主制御装置に対応関係のデータを伝送する。した
がって、施工時におけるセレクタスイッチに設けた各ス
イッチのアドレスや種別の設定に必要であったアドレス
設定器に相当するアドレス設定機能部と、施工時におい
て1つのスイッチによって複数の照明負荷を一括制御す
ることができるように各操作用端末器および各制御用端
末器の対応関係を設定するパターン設定スイッチに相当
する設定スイッチ機能部と、操作時に用いられる複数の
スイッチを集合させて設けたセレクタスイッチに相当す
るセレクタスイッチ機能部とを、1台の操作表示装置の
機能を切り換えるだけで実現することができるのであ
り、複数の異なる機能を有した機器を各別に用いる場合
に比較して、施工時や操作時に用いる機器を1台とする
ことによって機器の管理が容易になる。すなわち、施工
作業の際に各段階ごとに異なる機器を用いる必要がな
く、1台の操作表示装置を用いて施工することができて
使い勝手がよくなり、しかも、複数台が必要であった機
器を1台としたことによって省資材になる。また、1台
の操作表示装置によって、従来より提供されている各機
器に相当する機能を実現しているのであって、各機能に
ついての操作方法は従来の機器と同様にすることができ
るから、施工者や使用者が新たな操作方法を習得するこ
となく施工や調整を行うことができる。
【0030】請求項2の構成では、信号線とは別途に設
けた通信線を介して主制御装置に接続される通信ポート
を設け、複数個の操作用端末器として機能する多重伝送
信号変換手段を通信ポートに接続していることによっ
て、通信ポートを介して主制御装置との間で伝送信号を
授受することができるのである。すなわち、通信ポート
に接続される通信線を介して複数台の主制御装置との間
でデータを授受すれば、各信号線ごとに操作表示装置を
設ける場合に比較して操作表示装置の台数を削減するこ
とができるとともに、操作表示装置に接続するための信
号線を延長して引き回すことが不要になって1本の通信
線のみで複数台の主制御装置とのデータの授受が可能に
なる。
【0031】
【実施例】図2に示すように、操作表示装置10は、多
数の絵素をマトリクス状に配列した液晶表示器よりなる
ディスプレイ装置11と、ディスプレイ装置11の画面
の表面に積層された透明電極を有する多数のタッチスイ
ッチを配列したキーマトリクス12とを備える。すなわ
ち、キーマトリクス12は透明であって、ディスプレイ
装置11の画面表示を透視して操作することができるよ
うになっている。ディスプレイ装置11は表示制御回路
13を通して表示内容が制御され、キーマトリクス12
からのキー入力はキー制御回路14により処理される。
また、図11に示したような主制御装置31に接続され
ている信号線Lsに接続される多重伝送ポート15と、
外部装置との間で信号をデータを授受する入出力ポート
16とを備え、表示制御回路13、キー制御回路14、
多重伝送ポート15、入出力ポート16はマイクロコン
ピュータよりなる演算制御部17に接続される。
【0032】演算制御部17は、図1に示すように、デ
ィスプレイ装置11への表示画面を構成する画面データ
Da〜Dfを記憶している画面データ記憶部20を備
え、キーマトリクス12から入力される各タッチスイッ
チに対応したキー入力データを演算制御部17の内部デ
ータに変換するキー入力処理モジュール21と、キー制
御回路14、多重伝送ポート15、入出力ポート16か
らの入力信号に基づいて表示制御回路13、多重伝送ポ
ート15、入出力ポート16に出力信号を発生する機能
モジュール群23と、表示制御回路13に対して表示デ
ータを発生する画面表示モジュール22とを備えたプロ
グラムに従ってデータの処理を行う。機能モジュール群
23は、多数台の操作用端末器と同等の機能を持つよう
にソフトウェアによって構成した端末器である多重伝送
信号変換モジュール23aと、パターン設定器50と同
様の機能を持つようにソフトウェアによって構成した設
定スイッチ機能モジュール23bと、セレクタスイッチ
40と同様の機能を持つようにソフトウェアによって構
成したセレクタスイッチ機能モジュール23cと、多重
伝送信号変換モジュール23aにおいて伝送信号Vsを
授受するためのアドレスデータを設定するアドレス設定
モジュール23dとにより構成されている。機能モジュ
ール群23を構成する設定スイッチ機能モジュール23
b、セレクタスイッチ機能モジュール23c、アドレス
設定機能モジュール23dは、キーマトリクス12に設
けたメニュースイッチ(後述する)によって択一的に選
択され、選択された機能モジュール23b〜23dに対
応する動作モードで演算制御部17が動作する。また、
画面データ記憶部20には、各機能モジュール23b〜
23dが選択された動作モードにおいてそれぞれディス
プレイ装置11の表示画面を構成するために、設定スイ
ッチデータDa、セレクタスイッチデータDb、アドレ
ス設定データDc等の複数の画面データDa〜Dfが格
納されている。
【0033】多重伝送信号変換モジュール23aは、上
述したように多数台の操作用端末器に相当し、多数個の
アドレスデータが設定されている。各アドレスデータは
キーマトリクス12を構成する各タッチスイッチと対応
関係が設定される。この対応関係は、アドレス設定機能
モジュール23dを選択した動作モードにおいて設定す
ることができる。
【0034】すなわち、アドレス設定機能モジュール2
3dを選択した動作モードでは、アドレス設定データ2
1cに基づいて図3に示すような画面P1 がディスプレ
イ装置11に表示される。この画面P1 は画面データ記
憶部21に格納されているアドレス設定用画面データ2
1cに基づいて作成される。この画面P1 は、図16に
示したアドレス設定器60の各操作部および表示部に相
当する内容を有し、アドレス設定器60の操作部の機能
名に相当する表示および各表示部に相当する表示がなさ
れるとともに、各機能名に相当する表示位置のタッチス
イッチにはアドレス設定器60の各操作部に相当する機
能が割り付けられる。ここに、アドレス設定器60との
対応関係が理解しやすいように、ディスプレイ装置11
の各表示に対してアドレス設定器60と同等のものには
同じ符号を付与してある。すなわち、ディスプレイ装置
11の画面上でアドレス設定器60と異なるのは、表示
部61に対応する表示領域61aの情報量が多い点と、
画面P1 の右下隅に「メニュー」の文字を表示し、対応
するタッチスイッチにメニュースイッチSmとしての機
能を割り付けている点である。アドレス設定器60の表
示部61に対応する表示領域61aには、順序を示す
「NO」、個別制御、グループ制御、パターン制御、調
光制御等の機能を示す「種別」、各タッチスイッチに割
り付けたアドレス(負荷番号を含む)を示す「アドレ
ス」、タイマ動作の際の遅れ消灯、一時点灯等の種類と
その時間を示す「タイマー」の4つの項目が表示され、
「種別」、「アドレス」、「タイマー」の各項目につい
ては、操作部に対応するタッチスイッチを操作すること
によって、内容を設定することができるようになってい
る。メニュースイッチSmは、機能モジュール群23に
設けた設定スイッチ機能モジュール23b、セレクタス
イッチ機能モジュール23c、アドレス設定機能モジュ
ール23dの機能を択一的に選択するために設けられ
る。メニュースイッチSmは、設定スイッチ機能モジュ
ール23b、セレクタスイッチ機能モジュール23c、
アドレス設定機能モジュール23dのうちのどれが選択
されているときでも、ディスプレイ装置11の画面の右
下隅に表示され、1度触れるごとに順次画面が切り換え
られ、同時に各画面に対応するように各タッチスイッチ
に機能が割り付けられる。
【0035】アドレス設定機能モジュール23dの画面
1 が表示されている状態では、後述するセレクタスイ
ッチにおける各スイッチに対して、多重伝送信号変換モ
ジュール23aのアドレスおよび機能を割り付けること
になる。すなわち、ワイヤレス式のアドレス設定器60
のように、各操作用端末器32や各制御用端末器33に
近接させて用いることができないから、各操作用端末器
32や各制御用端末器33のアドレスや機能は設定でき
ないが、操作表示装置10の内部に設けた多重伝送信号
変換モジュール23aについては、アドレスや機能を割
り付けることができるのである。このように、信号線L
sの上の各操作用端末器32や各制御用端末器33につ
いてアドレスや機能を設定するのではなく、多重伝送信
号変換モジュール23aについてアドレスや機能を設定
する点を除いては、操作や機能はアドレス設定器60と
同様である。なお、他の操作用端末器32や制御用端末
器33のアドレスや機能を設定する必要があれば、操作
用端末器32や制御用端末器33を各別に主制御装置3
1が認識するために通常のアドレスとは異なる別途の手
段を設け、設定モードの伝送信号Vsを授受するように
構成すればよい。
【0036】メニュースイッチSmの操作によってセレ
クタスイッチ機能モジュール23cを選択すれば、図4
に示すような画面P2 がディスプレイ装置11に表示さ
れる。この画面P2 は、図14に示したセレクタスイッ
チ40と同様の機能を有している。すなわち、セレクタ
スイッチ40の各スイッチSWに対応するタッチスイッ
チの識別番号を示す「NO」、各識別番号のタッチスイ
ッチに対応する照明負荷Lの配置場所などを示す「名
称」、現在の照明負荷Lの動作状態を示す「操作」との
項目を有した操作テーブル41が画面に表示される。
「名称」において数値によって示されているアドレス以
外の文字を表示する場合は、入出力ポート15に外部装
置としてコンピュータ等を接続し、外部装置との間で入
出力信号を授受することによって設定する。この画面で
は、各行に対応する部位に触れると、各識別番号のタッ
チスイッチに対する対応関係が設定された照明負荷Lを
オン・オフすることができる。また、セレクタスイッチ
40に設けられている操作/設定スイッチ42や、オー
ルオンスイッチ43、オールオフスイッチ44、オール
エリア外スイッチ45に相当する機能名が表示され、各
機能名の表示に対応するタッチスイッチには対応する機
能が割り付けられる。操作や機能はセレクタスイッチ4
0と同様である。メニュスイッチSmの操作によって、
設定スイッチ機能モジュール23bを選択すると、図5
に示すような画面P3 が表示される。この画面P3 は図
15に示したパターン設定器50と同様の機能を実現す
るように構成される。すなわち、図5において図15と
同じ符号を付与した部分は同等の機能に設定されてい
る。ただし、モードスイッチについては、パターン設定
器50ではスライドスイッチを用いているのに対して、
操作表示装置10ではタッチスイッチを1回操作するた
びにモードが循環的に変わるようになっている。また、
セレクタスイッチ機能モジュール23cの動作時と同様
に表示ランプは設けていないが、対応する表示を通常表
示状態と反転表示状態とに切り換えるなどの方法で表示
ランプ51と同様の機能を持たせている。さらに、各ス
イッチSに対応する表示ランプ51の代わりに動作表示
領域51′を設け、「ON」、「OF」の表示によって
対応するスイッチSの設定状態を表示する。他の操作お
よび機能についてはパターン設定器40と同様である。
【0037】以上説明したように、機能モジュール群2
3に、パターン設定器40に相当する機能を有した設定
スイッチ機能モジュール23bと、セレクタスイッチ4
0に相当する機能を有したセレクタスイッチ機能部23
cと、アドレス設定器60に相当する機能を有したアド
レス設定機能部23dとを設け、メニュースイッチSm
の操作によって、設定スイッチ機能モジュール23bと
セレクタスイッチ機能部23cと、アドレス設定機能部
23dとを択一的に選択することができるようにしてい
るので、従来は3種類の機器が必要であった作業を1台
の操作表示装置10によって行うことができるのであ
る。
【0038】(実施例2)本実施例では、図6に示すよ
うに、通信ポート18を設けた点が実施例1とは異な
る。通信ポート18はシリアル通信ポートであって、時
分割多重等の多重接続方式で通信線Lt(図8参照)を
介して主制御装置41に接続される。したがって、主制
御装置41にも多重接続方式に対応した通信ポートを設
ける。この通信ポート18に対応するように、機能モジ
ュール群23には、シリアル通信変換モジュール23e
を設ける。通信ポート18を介して伝送されるシリアル
通信信号は、シリアル通信変換モジュール23eによっ
て内部信号に変換され、機能モジュール群23に設けた
多重伝送信号変化モジュール23a、設定スイッチ機能
モジュール23b,セレクタスイッチ機能モジュール2
3c、アドレス設定機能モジュール23dとの間で信号
を内部信号を授受する。すなわち、実施例1において多
重伝送信号変換モジュール23aを通して信号線Lsに
伝送していたデータを、シリアル通信変換モジュール2
3eを通して通信線Ltに伝送するのである。本実施例
の構成では、多重伝送信号変換モジュール23aも設け
ているから、実施例1と同様に信号線Lsに接続するこ
とも可能である。
【0039】上記構成の操作表示装置10を用いるに
は、図8に示すように、通信ポート18に接続される通
信線Ltを介して主制御装置31に接続すればよい。通
信ポート18は主制御装置31を多重接続するから、操
作表示装置10と複数の主制御装置31とをたとえば2
線式で結線することができ、結線作業が容易になるので
ある。また、複数の主制御装置31の制御状態、すなわ
ち、各主制御装置31に接続されている操作用端末器3
2や制御用端末器33の制御状態を1箇所で監視制御す
ることが可能になる。本実施例の操作表示装置10は、
通信ポート18のほかに多重伝送ポート15も備えてい
るから、図9に示すように、複数の主制御装置31にそ
れぞれ接続されている信号線Lsに対して、それぞれ操
作表示装置10を接続することも可能である。また、図
10に示すように、1台の操作表示装置10を切換スイ
ッチ34を介して各主制御装置31に接続されている信
号線Lsに接続し、切換スイッチ34によって信号線L
sを択一的に選択するようにしてもよい。他の構成およ
び動作は実施例1と同様である。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明は、ディスプレイ装置の
表示画面の構成を設定するとともに、ディスプレイ装置
に重ねて配置した透明なタッチスイッチの機能を、ディ
スプレイ装置に表示された画面に対応させて割り付ける
ようにした機能設定手段を設け、機能設定部においてセ
レクタスイッチ機能部とアドレス設定機能部と設定スイ
ッチ機能部とを択一的に動作させるようにしているの
で、施工時におけるセレクタスイッチに設けた各スイッ
チのアドレスや種別の設定に必要であったアドレス設定
器に相当するアドレス設定機能部と、施工時において1
つのスイッチによって複数の照明負荷を一括制御するこ
とができるように各操作用端末器および各制御用端末器
の対応関係を設定するパターン設定器に相当する設定ス
イッチ機能部と、操作時に用いられる複数のスイッチを
集合させて設けたセレクタスイッチに相当するセレクタ
スイッチ機能部とを、1台の操作表示装置の機能を切り
換えるだけで実現することができるのであり、複数の異
なる機能を有した機器を各別に用いる場合に比較して、
施工時や操作時に用いる機器を1台とすることによって
機器の管理が容易になるという利点がある。すなわち、
施工作業の際に各段階ごとに異なる機器を用いる必要が
なく、1台の操作表示装置を用いて施工することができ
て使い勝手がよくなり、しかも、複数台が必要であった
機器を1台としたことによって省資材になるという効果
を奏する。また、1台の操作表示装置によって、従来よ
り提供されている各機器に相当する機能を実現している
のであって、各機能についての操作方法は従来の機器と
同様にすることができるから、施工者や使用者が新たな
操作方法を習得することなく施工や調整を行うことがで
きるという効果がある。
【0041】請求項2の発明は、信号線とは別途に設け
た通信線を介して主制御装置に接続される通信ポートを
設け、複数個の操作用端末器として機能する多重伝送信
号変換手段を通信ポートに接続しているので、通信ポー
トを介して主制御装置との間で伝送信号を授受すること
ができるのであって、通信ポートに接続される通信線を
介して複数台の主制御装置との間でデータを授受すれ
ば、各信号線ごとに操作表示装置を設ける場合に比較し
て操作表示装置の台数を削減することができるととも
に、操作表示装置に接続するための信号線を延長して引
き回すことが不要になって1本の通信線のみで複数台の
主制御装置とのデータの授受が可能になるという利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の機能を示す要部のブロック図であ
る。
【図2】実施例1を示すブロック図である。
【図3】実施例1のアドレス設定機能モジュールの画面
を示す図である。
【図4】実施例1のセレクタスイッチ機能モジュールの
画面を示す図である。
【図5】実施例1の設定スイッチ機能モジュールの画面
を示す図である。
【図6】実施例2を示すブロック図である。
【図7】実施例2の機能を示す要部のブロック図であ
る。
【図8】実施例2の使用形態を示す概略構成図である。
【図9】実施例2の他の使用形態を示す概略構成図であ
る。
【図10】実施例2のさらに他の使用形態を示す概略構
成図である。
【図11】本発明に係る照明制御システムの概略構成図
である。
【図12】本発明に係る照明制御システムの動作説明図
である。
【図13】本発明に係る照明制御システムに用いる操作
用端末器のブロック図である。
【図14】従来のセレクタスイッチの正面図である。
【図15】従来のパターン設定器の要部の正面図であ
る。
【図16】従来のアドレス設定器の斜視図である。
【図17】従来のアドレス設定器の使用形態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
10 操作表示装置 11 ディスプレイ装置 12 キーマトリクス 15 多重伝送ポート 18 通信ポート 23 機能モジュール群 23a 多重伝送信号変換モジュール 23b 設定スイッチ機能モジュール 23c セレクタスイッチモジュール 23d アドレス設定機能モジュール 23e シリアル通信変換モジュール 31 主制御装置 32 操作用端末器 33 制御用端末器 L 照明負荷 Ls 信号線 Lt 通信線 SW スイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 - 9/16 H05B 37/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチの操作データが入力される操作
    用端末器および照明負荷を制御する制御用端末器を2線
    式の信号線を介して主制御装置に時分割多重接続方式で
    接続し、主制御装置がアドレスデータを含む伝送信号を
    信号線に送出することによって各操作用端末器および各
    制御用端末器を個別にアクセスし、操作用端末器を通し
    て伝送されるスイッチの操作データに基づいて生成した
    制御データを操作用端末器との対応関係が設定されてい
    る制御用端末器に伝送して照明負荷を制御する照明制御
    システムに用いられる操作表示装置であって、あらかじ
    め設定された画面データに基づく画面表示を行うディス
    プレイ装置と、多数のタッチスイッチを配列して形成さ
    れディスプレイ装置の画面上に積層された透明なキーマ
    トリクスと、信号線を介して主制御装置に接続される多
    重伝送ポートと、各別にアドレスおよび機能を外部信号
    によって設定することができる複数個の操作用端末器と
    して機能し多重伝送ポートに接続される多重伝送信号変
    換手段と、ディスプレイ装置に対して複数種類の画面デ
    ータを択一的に与えるとともに各画面データによる画面
    表示に対応させてキーマトリクスの各タッチスイッチの
    機能を設定する機能設定手段とを具備し、機能設定手段
    は、上記スイッチに相当する機能を複数のタッチスイッ
    チに割り付けそのタッチスイッチの操作により発生する
    操作データを多重伝送信号変換手段を通して主制御装置
    に伝送するセレクタスイッチ機能部と、セレクタスイッ
    チ機能部で割り付けた各タッチスイッチと多重伝送信号
    変換手段における各アドレスおよび各機能との対応関係
    を設定するアドレス設定機能部と、上記スイッチにより
    複数個の照明負荷が一括して制御されるようにスイッチ
    と照明負荷との対応関係を設定し多重伝送信号変換手段
    を通して主制御装置に対応関係のデータを伝送する設定
    スイッチ機能部とを択一的に動作させることを特徴とす
    る照明制御システムの操作表示装置。
  2. 【請求項2】 スイッチの操作データが入力される操作
    用端末器および照明負荷を制御する制御用端末器を2線
    式の信号線を介して主制御装置に時分割多重接続方式で
    接続し、主制御装置がアドレスデータを含む伝送信号を
    信号線に送出することによって各操作用端末器および各
    制御用端末器を個別にアクセスし、操作用端末器を通し
    て伝送されるスイッチの操作データに基づいて生成した
    制御データを操作用端末器との対応関係が設定されてい
    る制御用端末器に伝送して照明負荷を制御する照明制御
    システムに用いられる操作表示装置であって、あらかじ
    め設定された画面データに基づく画面表示を行うディス
    プレイ装置と、多数のタッチスイッチを配列して形成さ
    れディスプレイ装置の画面上に積層された透明なキーマ
    トリクスと、信号線とは別途に設けた通信線を介して複
    数の主制御装置を多重接続する通信ポートと、各別にア
    ドレスおよび機能を外部信号によって設定することがで
    きる複数個の操作用端末器として機能し通信ポートに接
    続される多重伝送信号変換手段と、ディスプレイ装置に
    対して複数種類の画面データを択一的に与えるとともに
    各画面データによる画面表示に対応させてキーマトリク
    スの各タッチスイッチの機能を設定する機能設定手段と
    を具備し、機能設定手段は、上記スイッチに相当する機
    能を複数のタッチスイッチに割り付けそのタッチスイッ
    チの操作により発生する操作データを多重伝送信号変換
    手段を通して主制御装置に伝送するセレクタスイッチ機
    能部と、セレクタスイッチ機能部で割り付けた各タッチ
    スイッチと多重伝送信号変換手段における各アドレスお
    よび各機能との対応関係を設定するアドレス設定機能部
    と、上記スイッチにより複数個の照明負荷が一括して制
    御されるようにスイッチと照明負荷との対応関係を設定
    し多重伝送信号変換手段を通して主制御装置に対応関係
    のデータを伝送する設定スイッチ機能部とを択一的に動
    作させることを特徴とする照明制御システムの操作表示
    装置。
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