JP3438488B2 - 遠隔監視制御システム - Google Patents

遠隔監視制御システム

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JP3438488B2
JP3438488B2 JP27561196A JP27561196A JP3438488B2 JP 3438488 B2 JP3438488 B2 JP 3438488B2 JP 27561196 A JP27561196 A JP 27561196A JP 27561196 A JP27561196 A JP 27561196A JP 3438488 B2 JP3438488 B2 JP 3438488B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遠隔監視制御シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は遠隔監視制御システムの従来例
を示しており、この従来例システムは、負荷、例えば照
明負荷1をオン、オフ制御するのが主体のシステムであ
った。類似するシステムでは特開平7−212856号
公報に記載のシステム等がある。
【0003】さて図10に示したシステムでは、2線式
の信号線2に、伝送ユニット3と、オン/オフ操作用端
末器4と、オン/オフ制御用端末器5とを接続し、オン
/オフ制御用端末器5に設けられたリレーのリレー接点
(図示せず)を介して照明負荷1を電源(図示せず)に
接続した構成を基本構成としている。このような遠隔監
視制御システムでは、伝送ユニット3から図11(a)
に示すような形式を有した伝送信号Vsを送出すること
により、各端末器4,5との間でデータを授受する。す
なわち、伝送信号Vsは図11(b)に示すように、信
号の送出開始を示すスタートパルスST、信号のモード
を示すモードデータMD、各端末器4,5を個別に認識
するためのアドレスデータAD、照明負荷1の制御内容
を示す制御データCD、伝送誤りを検出するチェックサ
ムデータのようなエラー訂正符号CS、各端末器4,5
から返送信号を返送するための返送待機期間WTよりな
る複極性(±24V)の時分割多重信号であり、パルス
幅変調によってデータが伝送されるようになっている。
各端末器4,5では、2線式の信号線2を介して受信さ
れた伝送信号VsのアドレスデータADに含まれるアド
レスがあらかじめ設定されている自己アドレスと一致し
たときに、その伝送信号Vsの制御データCDを取り込
むとともに、伝送信号Vsの返送待機期間WTに同期し
て負荷状態を示す返送信号を電流モード信号(信号線の
線間を適当な低インピーダンスを介して短絡して送出さ
れる信号)として返送している。
【0004】オン/オフ操作用端末器4では操作スイッ
チSWの操作があると、後述するダミーモード時に伝送
されてくる伝送信号VsのスタートパルスSTの受信期
間に割り込み信号Viを電流モードにより送出するよう
になっている。つまり伝送ユニット3は、ダミー信号送
信手段と、割込み処理手段とが設けられ、ダミー信号送
信手段により、モードデータMDをダミーモードとして
アドレスデータADをサイクリックに変えた伝送信号V
sを常時送出しており、ダミーモードの伝送信号Vsの
スタートパルスSTに同期してオン/オフ操作用端末器
4から操作スイッチSWの操作に対応して送出される図
11(c)に示すような割り込み信号Viが受信される
と、割込み処理手段では、割込み信号Viが出力された
ときに、オン/オフ操作用端末器4(図10は1台しか
ないが)をグループ単位で識別するグループアドレスを
持つ伝送信号Vsを送信するようになっている。そして
上記割り込み信号Viを送信したオン/オフ操作用端末
器4は自己が属するグループアドレスのアクセス時に自
己アドレスを返送待機期間WTに返送信号として返送
し、この返送信号を受信した伝送ユニット3では送られ
てきたアドレスを呼び出す伝送信号vsを送出して当該
オン/オフ操作用端末器4をアクセスし、返送待機期間
WTに操作スイッチSWの操作データたる監視データを
持つ返送信号を返送させる。
【0005】伝送ユニット3では、上述のようにした一
連の割り込み処理を経て、オン/オフ操作用端末器4か
らの対応関係があらかじめ設定されているオン/オフ制
御用端末器5への制御データCDを操作データに基づい
て作成し、信号線2を介して伝送信号Vsにより時分割
多重伝送する。すなわち、指定されたオン/オフ制御用
端末器5に接続されている照明負荷1が制御データCD
に応じてリレー接点によりオン/オフされるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記システム
ではオン/オフ制御用端末器5のみが設けられたもので
あるが、これに加えて図12に示すように照明負荷1を
調光するための調光制御用端末器6と、それに対応する
調光操作用端末器7を併設したシステムも提供されてい
るが、従来のシステムでは、予め調光用と、オン/オフ
用の端末器に割り当てられるアドレス範囲が決められて
おり、アドレス設定を行う場合には定められた範囲内で
行うようになっていた。
【0007】そのため、一見アドレス設定が便利なよう
であるが、アドレス設定の自由度が少なく、多機能のシ
ステムを構築する場合には有限なアドレスを有効に使え
ないという問題があった。また上記の各操作用端末器
4、7は、単一の制御内容に対応させたものであるた
め、種々の負荷の監視制御を行うようなシステムでは操
作用端末器の数が監視制御の内容の数だけ増え、壁面等
に配設した場合部屋の雰囲気を壊す等の問題があり、ま
た操作用端末器が増える分操作にとまどいが生じ、操作
性が悪いという問題があった。
【0008】本発明は上述の問題点に鑑みて為されたも
ので、請求項1の発明の目的とするところは有限なアド
レスを有効に使える遠隔監視制御システムを提供するに
ある。また請求項2の発明の目的とするところは、一つ
の調光操作用端末器で複数の調光制御用端末器に接続さ
れた照明負荷を一斉に調光制御することができる遠隔監
視制御システムを提供するにある。
【0009】請求項3の発明の目的とするところは、1
台の操作用端末器で、調光操作用端末器やオン/オフ制
御用端末器として機能し、操作用端末器の数を少なくす
ることができる遠隔監視制御システムを提供するにあ
る。請求項4又は5の発明の目的とするところは、請求
項3に於ける多機能操作用端末器を造営面に形成された
埋め込み穴に配設することができる遠隔監視制御システ
ムを提供するにある。
【0010】請求項6の発明の目的とするところは、操
作釦や負荷状態表示が自由に設定表示することができる
する機能を持つ多機能操作用端末器により、多様な監視
制御が可能となった遠隔監視制御システムを提供するに
ある。請求項7の発明の目的とするところは、請求項3
に於ける多機能操作用端末器のネーム表示がネームカー
ドを用いることなく行え、ネームカードの製作の手間が
省けた遠隔監視制御システムを提供するにある。
【0011】請求項8の発明の目的とするところは、請
求項8に於ける多機能操作用端末器のネーム表示部を、
器体を大きくすることなく、多く設けることができ、そ
の上扉を閉じることによりネーム表示部と制御内容とを
一致させることができる遠隔監視制御システムを提供す
るにある。請求項9の発明の目的とするところは、請求
項8に於ける多機能操作用端末部器のネーム表示の内容
をシステムに応じて変更することが容易に行える遠隔監
視制御システムを提供するにある。
【0012】請求項10の発明の目的とするところは、
請求項6乃至9に於ける多機能操作用端末器の液晶表示
器の表示を暗い場所でも明瞭にすることができる遠隔監
視制御システムを提供するにある。請求項11の発明の
目的とするところは、請求項1乃至10に於ける操作用
端末器のアドレス設定や機能設定をワイヤレス設定器で
遠隔から簡単に行える遠隔監視制御システムを提供する
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、各端末器を個別に呼び出すアド
レスデータを含む伝送信号を信号線を介して時分割多重
により送信するとともに、伝送信号に同期して設定する
返送待機期間に端末器より送信されてくる監視データに
基づいて制御データを作成し、監視データを送信した端
末器に予め対応付けしている端末器を呼び出すアドレス
データ及び作成した制御データを伝送信号により送出す
る伝送ユニットと、接続した照明負荷を受信する伝送信
号の制御データに基づいてオン/オフするオン/オフ制
御用端末器と、接続した照明負荷を受信する伝送信号の
制御データに基づいて調光する調光制御用端末器と、オ
ン/オフ制御用端末器に対応付けされ、オン/オフ制御
用端末器に接続された照明負荷をオン/オフ操作するた
めの操作部を有し、該操作部の操作があると伝送ユニッ
トに操作データを監視データとして送信するオン/オフ
操作用端末器と、調光制御用端末器に対応付けされ、調
光制御用端末器に接続された照明負荷を調光操作するた
めの操作部を有し、該操作部の操作があると伝送ユニッ
トに操作データを監視データとして送信する調光操作用
端末器とを少なくとも備え、調光及びオン/オフに関連
する端末器に割り当てるアドレスを制御内容別に区分し
ないことを特徴とし、そのため有限なアドレスを有効に
使用することができ、用途に応じたシステムを容易に構
築することができる。
【0014】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記調光操作用端末器のアドレスを、複数の調光
制御用端末器を同時に調光動作させるために複数の調光
制御用端末器と対応付けするアドレスに設定して成るこ
とを特徴とし、一つの調光操作用端末器で複数の調光制
御用端末器に接続された照明負荷を一斉に調光制御する
ことができ、しかも既存の調光操作用端末器と調光制御
用端末器を用いてグループ制御が可能であるため、部材
の共用化等が図れ製造上も有効となる。
【0015】請求項3の発明では、請求項1の発明にお
いて、上記調光操作用端末器及びオン/オフ操作用端末
器を夫々の機能を備えた多機能操作用端末器により構成
して成ることを特徴とし、1台の操作用端末器で、調光
操作用端末器やオン/オフ制御用端末器として機能し、
そのため設置する監視制御数が増えても操作用端末器の
数が少なくて済み、その結果設置場所の雰囲気を壊すこ
となく配置できる上に、操作時の混乱も少なくなり操作
性の向上が図れ、更に一つの操作用端末器で良くなるた
め、信号線との接続も容易となり施工性も向上する。
【0016】請求項4の発明では、請求項2の発明にお
いて、上記多機能操作用端末器の器体の大きさを、JI
Sで規格化された大角形の配線器具を取り付ける取付枠
に対応させるとともに、信号線を接続する速結端子によ
り形成された端子部を設け、造営面に形成した埋め込み
穴に器体に一体若しくは別体の取付枠を介して器体を取
付けるとともに埋め込み穴内に先行配線された信号線を
上記端子部に接続して成ることを特徴とし、また請求項
4の発明において、請求項5の発明では、上記器体の大
きさを、JISで規格化された大角形の配線器具を3個
取り付けることができる大きさの取付枠を基準として該
取付枠の整数倍の大きさの取付枠に対応させたことを特
徴とし、多機能操作用端末器を造営面に形成された埋め
込み穴に配設することができ、先行配線等の施工を取り
入れることができる。
【0017】請求項6の発明では、請求項3記載の発明
において、上記多機能操作用端末器は操作部と負荷状態
表示部とを器体表面に配置した液晶表示器の表示と、液
晶表示器の表面に配置されたタッチパネルとで構成し、
液晶表示器の表示画面には制御内容を選択する操作釦の
表示を行う部位と、負荷操作のための操作釦や、負荷状
態表示からなる操作画面の表示部位とを備え、操作画面
は選択された制御内容に応じて切り換えることを特徴と
し、操作釦や負荷状態表示が自由に設定する機能を持つ
多機能操作用端末器により多様な監視制御が可能とな
る。
【0018】請求項7の発明では、請求項6の発明にお
いて、上記多機能操作用端末器は液晶表示器による制御
内容に対応する制御対象負荷を示すネーム表示部を持
ち、ネーム表示部の制御対象負荷の表示位置と、操作画
面上での負荷状態表示や操作釦を表示する位置とを対応
させて成ることを特徴とし、請求項3に於ける多機能操
作用端末器のネーム表示がネームカードを用いることな
く行え、ネームカードの製作や装着の手間が省ける。
【0019】請求項8の発明では、請求項6又は7の発
明において、上記ネーム表示部を器体に開閉自在な扉の
表裏面と、扉で閉じられる器体表面とに設け、扉が閉じ
られると扉表面に設けたネーム表示部の表示内容に対応
した制御内容を選択することを特徴とし、請求項8に於
ける多機能操作用端末器のネーム表示部を、器体を大き
くすることなく、多く設けることができ、しかも扉を閉
じることによりネーム表示部と制御内容とを一致させる
ことができる。
【0020】請求項9の発明では、請求項7又は8の発
明において、上記ネーム表示部で表示する表示データを
予め複数持ち、設定される制御内容に対応した制御対象
負荷を示す表示データを選択可能として成ることを特徴
とし、ネーム表示の内容をシステムに応じて変更するこ
とが容易に行える。請求項10の発明では、請求項6乃
至10の発明において、上記液晶表示器はバックライト
を付設して成ることを特徴とし、請求項6乃至9に於け
る多機能操作用端末器の液晶表示器の表示を暗い場所で
も明瞭にすることができる。
【0021】請求項11の発明では、請求項1乃至請求
項10記載の発明において、各操作用端末器には外部か
らワイヤレス信号で送信されたアドレスや、機能の設定
データを受信する受信部と、設定データに基づいてアド
レスや機能を設定する設定部とを備えて成ること特徴と
し、請求項1乃至10に於ける操作用端末器のアドレス
設定や機能設定をワイヤレス設定器で遠隔から簡単に行
える。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態により説
明する。図1は請求項1,2の発明に対応したシステム
構成図を示しており、このシステムは図12と基本的に
は同じ構成となっているが、調光操作用端末器として、
個別の調光制御用端末器6と対応付けした調光操作用端
末器7と、グループ制御される複数の調光制御用端末器
1 …と対応付けした調光操作用端末器7’とを併設し
てあるもので、調光用操作スイッチと、オン/オフ操作
用スイッチのアドレスを操作内容別に区別することなく
自由に設定できるようにした点に特徴がある。
【0023】勿論オン/オフ操作用端末器4や調光操作
用端末器7,7’側の設定アドレスと、対応するオン/
オフ制御用端末器5及び調光制御用端末器6,61 …側
の設定アドレスとの対応付けを行ってその関係テーブル
を伝送ユニット3に備えるとともに、各端末器4、7、
7’の機能登録を行うとともに該機能登録内容を上記関
係テーブルに記述することにより、伝送ユニット3側
で、端末器間の対応関係を判るようになっているのは従
来と変わらない。
【0024】表1は本実施形態におけるアドレスと操作
内容との関係例を示しており、アドレスはチャンネル表
記であって同一チャネルには4つの負荷制御が可能とな
っており、例えば「0−1」という表記は「0」チャン
ネルの「1」番目の負荷と解釈でき、この負荷番号に対
応して同一のチャンネル(アドレス)では最大4つの負
荷及びオン/オフ操作用端末器4或いは調光操作用端末
器7の操作スイッチを対応付けすることができるような
っている。ここでオン/オフ操作用端末器4或いは調光
操作用端末器7のチャネル及び操作スイッチを対応させ
る負荷番号を設定すると当該チャンネルに対応する絶対
アドレスが当該端末器の固有アドレスとして設定され、
同様に制御用端末器5或いは調光制御用端末器6側のチ
ャンネル及び負荷番号を設定すると、同一チャンネルの
オン/オフ操作用端末器4或いは調光操作用端末器7と
対応付けされた絶対アドレスが当該端末器の固有アドレ
スとして設定され、また接続される照明負荷1の負荷番
号が設定されるようなっている。つまり各端末器のアド
レス設定はチャンネルを読み変えて行われる。そして同
一チャンネルのオン/オフ操作用端末器4或いは調光操
作用端末器7の固有アドレスと制御用端末器5或いは調
光制御用端末器6の固有アドレスの対応付け及び負荷番
号の対応付けを示す関係テーブルは予め伝送ユニット3
内に設けられており、伝送ユニット3はシステムスター
ト時に固有アドレスを順次アクセスして各端末器側で設
定された機能内容を返送させて関係テーブルに記述する
のである。
【0025】
【表1】
【0026】尚表1では「0−2」、「1−1」、「1
−3」の各チャンネルが調光操作とオン、オフ操作用に
設定されていることを示している。つまりこれらチャン
ネルは調光操作用端末器7のアップ若しくはダウン調光
操作用スイッチ若しくはオン/オフ操作用スイッチのア
ドレスとして設定されていることを示し、これのチャン
ネルからの操作データが返送されてくると、伝送ユニッ
ト3では操作データの内容がオン/オフ操作であれば、
前の照明負荷1の状態を反転させるための制御データを
作成し、又調光操作であれば操作データがアップ或いは
ダウンの操作データであるか否かを識別して、アップ或
いはダウン調光を示す制御データを作成する。その他の
チャンネルは調光操作用端末器7若しくはオン/オフ操
作用端末器4のオン/オフ操作用スイッチのアドレスと
して設定されていることを示している。これらのチャン
ネルからの操作データが返送されてくると、伝送ユニッ
ト3では前の照明負荷1の状態を反転させるための制御
データを作成する。
【0027】ここで調光操作用端末器7(後述する7’
も同じ構成)は、図2に示すようにJIS規格で決めら
れた大角形の配線器具を3個取り付けることができる一
連形の取付枠10に対応する寸法に形成された器体11
を有し、その器体11の表面にはアップ操作用スイッチ
SWaと、ダウン操作用スイッチSWbと、オン/オフ
操作用スイッチSWcの操作部を露設し、また調光レベ
ルを示すインジケータ部12と、オン/オフ表示のため
の表示部13a,13bを露設するとともに、ワイヤレ
ス設定器(図示せず)との間でワイヤレス信号でデータ
授受を行うための送受光部の送受光面14が設けた構成
となっており、この送受光面14を介してワイヤレス設
定器との間で光ワイヤレス信号によるデータ授受を行な
い、アドレスや機能の登録/変更や確認ができるように
なっている。そして取付枠10を用いることにより造営
面に形成された埋め込み穴に配設され、一般の埋め込み
形配線器具と同様に先行配線による施工を可能としてい
る。
【0028】さて調光操作用端末器7(又は7’)はア
ップ操作用或いはダウン操作用スイッチSWa或いはS
Wbが押し操作されると、上述の割り込み処理後、アッ
プ操作或いはダウン操作を示す操作データを監視データ
として返送し、また押し操作が停止すると操作停止を示
す監視データを返送するようになっており、伝送ユニッ
ト3は調光操作用端末器7(又は61 …)からの監視デ
ータが調光レベルをアップ或いはダウンさせる操作デー
タであれば、調光レベルをアップ或いはダウンさせる制
御データを当該調光操作用端末器7(又は7’)に対応
付けした調光制御用端末器6(又は61 …)に送り、操
作停止を示す監視データであれば調光レベルの変化を停
止させる制御データを上記割り込み処理を経て当該調光
制御用端末器に送るようになっている。またオン/オフ
操作用スイッチSWcが操作された場合には、調光操作
用端末器7(又は7’)はオン/オフ操作用端末器4と
同様に割り込み処理が為された後、対応する操作データ
を監視データとして返送するようになっている。
【0029】調光制御用端末器6(又は61 …)は待機
状態において、アップ若しくはダウン調光を示す制御デ
ータを受信するとその時点から照明負荷1の調光レベル
を一定比率でアップ若しくはダウンし、次の制御データ
を受信した時点で調光レベルのアップ若しくはダウン動
作を停止してその時の調光レベルを維持する自走式の調
光回路を備え、またオン/オフを示す制御データを受信
すると、照明負荷1をオン/オフすることもできるもの
であり、オンした時に前回のオフ時点の調光レベルで照
明負荷1を点灯させる。尚調光レベルが100%或いは
0%に達すると調光レベルの変化を停止してその調光レ
ベルを維持するようになっている。
【0030】而して、本実施形態では、オン/オフ制御
のアドレスと、調光制御のアドレスとを共用することに
より、オン/オフ制御のみのシステムや調光制御のみの
システムや両者を併用したシステムを構築する場合に、
有限なアドレスを有効に使用することができる。尚負荷
に対応する制御データが伝送ユニット3から送られ、調
光レベル状態や、負荷状態を調光操作用端末器7(又は
7’)のインジケータ部12と、オン/オフ表示のため
の表示部13a,13bで表示させるようになってい
る。
【0031】さて、本実施形態では一つの調光用操作端
末器7’により複数の調光制御用端末器61 …を同時に
操作することができるようにしたものであり、調光操作
用端末器7’のアップ操作用若しくはダウン操作用スイ
ッチSWa若しくはSWb或いはオン/オフ操作用スイ
ッチSWcが操作されると、当該調光操作用端末器7’
に対応付けした複数の調光制御用端末器61 …に対して
夫々制御データを送り各照明負荷1の調光レベルを変化
させたり、照明負荷1をオン/オフさせることができる
よになっている。ここでグループ制御における調光操作
用端末器7’のアドレス(チャンネル)は、グループ制
御対象の調光制御用端末器61 …のアドレス(チャンネ
ル)と対応付けしており、伝送ユニット3はこの対応付
けを示す関係テーブルを持ち、この関係テーブルに基づ
いて監視制御を行う。調光操作用端末器7’及び調光制
御用端末器61 …は既存の調光操作用端末器を使用する
ことができるため、特別にグループ調光用の端末器を製
作する必要もなくなるため、製造段階の部材の共有化等
に有効となる。
【0032】表2はグループ制御におけるチャンネル
(アドレス)設定を示しており、表2においてはチャン
ネル「1」に調光操作用端末器の操作スイッチに、、チ
ャンネル「2」にはオン/オフ用操作スイッチに割り当
てており、チャンネル「1」で調光制御用端末器6のア
ップ/ダウン調光とオン/オフ制御のグループ化を、チ
ャンネル「2」でオン/オフ制御用端末器5のオン/オ
フ制御及び調光制御用端末器61 …のオン/オフのグル
ープ化が可能となっており、必要に応じた操作用スイッ
チに対応してグループ制御のアドレスを振り分けること
がき、そのためユーザの要求に応じたシステム作りを可
能としている。
【0033】
【表2】
【0034】尚表2の機能の欄では調光用端末器と表記
しているがこれは調光制御用端末器を示す。さて上述し
た動作はグループ制御の場合であったが、個々の調光制
御用端末器61 …で制御される照明負荷1の調光レベル
を決めてパターン制御することも可能である。
【0035】つまり、パターン操作用端末器を用い、こ
のパターン操作用端末器のアドレス(チャンネル)に対
応付けした調光制御用端末器61 …をパターン操作用端
末器(この場合オン/オフ操作用端末器4と同じ構成の
端末器を用いる)の操作スイッチの操作があると、伝送
ユニット3は対象となる調光制御用端末器61 …に対し
て予め設定してある所定の調光レベルとなるように調光
開始用の制御データ或いは調光停止用の制御データを作
成して調光制御用端末器61 …を制御するようになって
いる。この場合各調光制御用端末器61 …が個別に操作
されて夫々に接続される照明負荷の状態がバラバラの場
合にあっても、伝送ユニット3では各調光制御用端末器
1 …の調光レベル(調光開始から調光停止までの時間
から割り出した調光レベル)を記憶しておき、パターン
制御開始時に、その時点の調光レベルからパターン制御
時の調光レベルへ変化させるためにアップ調光かダウン
調光かを判断すると同時に調光レベルを変化させる時間
を求め、その結果に基づいて制御データを作成する機能
を持つ。尚パターン制御時には突然照明負荷1の明るさ
が切り換わるため、目が眩んだり、不安感を懐かせない
ように、フェード機能を持たせ、所定調光レベルへの移
行を予め調光制御用端末器61 …に対応して設定してお
いた時間を懸けて緩やかに行うようになっている。
【0036】上記実施形態のシステムで用いた各操作用
端末器4、7,7’は、オン、オフ操作用或いは調光操
作用で単機能の操作用端末器であったが、一つの端末器
で、調光、点滅、パターン、更に電動、空調の操作が行
える図3に示す多機能操作端末器8を用いても良い。こ
の多機能操作用端末器8は、図3に示すように器体20
の大きさを、JISで規格化された大角形の配線器具を
取り付ける3連形(勿論4連形でも良い)の取付枠に対
応させており、両側には取付枠に係止するための係止爪
21、21を夫々設け、造営面に設けられた埋め込み穴
に取付枠を用いて配設することができるようになってい
る。
【0037】そして器体20表面にはタッチパネル23
を表面に配置した液晶表示器22を設けるとともに、下
部には開閉自在な扉24を設けてある。この扉24は、
液晶表示器22の下部のネーム表示部25aを開閉自在
に覆うことができるとともに、表裏面に液晶表示器22
a,22bを設け、夫々の面で夫々ネーム表示部25
b、25cを構成している。
【0038】液晶表示器22は操作画面を表示するもの
で、表示する操作画面の左側に図7乃至図9に示すよう
に「グループ」、「調光/点滅」、「電動/空調」、
「シーン(パターン)」という制御内容を示す文字が記
入された操作釦が表示される表示部位26aを設け、こ
の表示部位26aで表示される各操作釦B1 …は夫々の
制御内容に応じて操作画面を右側の表示部位26bで切
換表示させるための選択釦である。つまり操作画面はペ
ージ切換えによって表示される。
【0039】図4は多機能操作用端末器8の回路構成を
示しており、この回路では、伝送信号Vsを受信すると
ともに、返送信号を返送するための信号送受信回路30
と、ワイヤレス設定器との間でワイヤレス信号によるデ
ータ授受を行うための送受信回路31と、ワイヤレス設
定器によって送られきた当該端末器のアドレスデータと
機能データとでアドレス及び機能が記憶設定されるEE
PROMのようなメモリからなる設定部32と、液晶表
示器22,22a,22bと、そのドライブ回路37
と、タッチパネル23と、液晶表示器22,22a,2
2bのバックライト38と、バックライト39を点灯さ
せる電圧を得るためのインバータ40と、端末器の各回
路部の動作電源をAC24Vから得る電源回路33と、
当該端末器全体の信号処理及び制御を行うためのCPU
等からなる演算処理部34と、当該端末器の動作プログ
ラムが表示データを格納したROM35と、データの一
時格納や、演算処理部34の演算処理のためのワークエ
リアを確保するためのRAM36とから構成されてお
り、演算処理部34は信号送受信回路21で受信されT
TLレベルに変換された伝送信号Vsのデータを受けた
り、ドライブ回路37へのデータの書き込み信号の生
成、解析を行ない、更にまたタッチパネル23からの操
作信号の入力を検出して、その検出に応じて必要な監視
データを生成し、信号送受信回路21を通じて伝送ユニ
ット3へ返送させたり、設定部32の読み書きや、RA
M36に対応する制御用端末器(負荷)の状態データを
格納させたり、更にインバータ40の制御を行う。
【0040】ネーム表示部25a乃至25cは図7乃至
図9に示すように左端に制御内容を示す文字が、そして
の横方向には夫々制御対象となる負荷の場所や種別を示
す文字が表示されるようになっている。そして各負荷の
場所や、種別の表示部位の上方の操作画面の表示部位に
はその負荷に対応する操作釦や状態表示が表示されるよ
うになっている。
【0041】信号送受信回路30と信号線2との接続は
図5に示すように器体20の裏面に設けた速結端子から
なる端子部41を用いて行われるようになっている。こ
の端子部41と銅よな速結端子からなる送り端子部42
を端子部41に併設している。而して、多機能操作用端
末器8では、各制御内容に対応した操作用端末器として
機能することが可能なように対応するオン/オフ制御用
端末器や調光用端末器のアドレス(チャンネル)に対応
したアドレスが設定され、伝送ユニット3から見た場合
には複数の操作用端末器が存在している場合と同じこと
になり、伝送ユニット3との間でのデータの授受は操作
内容に応じて設定されたアドレスに対応付けして行われ
ることになる。
【0042】さて多機能操作用端末器8を使用して負荷
を操作する場合には、まず操作したい負荷、つまり制御
内容を操作釦B1 …で選択する。演算処理部34は選択
された操作釦B1 …に対応するタッチパネル23の押し
操作に応じて予めROM35に登録してある操作画面デ
ータを読み出し、そのデータに基づいてドライブ回路3
7を介して液晶表示器22の操作画面を切り換えるとと
もに、選択操作された操作釦B1 …を点灯表示し選択さ
れた内容を使用者に表示する。
【0043】図7は、第1の調光/点滅が選択された画
面を示し、この画面ではネーム表示部25aで「調光/
点滅」に対応するよう表示された照明負荷1が対象とな
り、この時の操作画面では操作釦B5 の横方向に各対象
となる照明負荷をオン/オフ操作するための操作釦を表
示し、この操作釦内の■は対象負荷のオン状態を、□は
対象負荷のオフ状態を示す。また操作釦B3 の横方向に
調光制御の対象となる照明負荷に対応してアップ操作用
の操作釦を、また操作釦B4 の横方向に調光制御の対象
となる照明負荷に対応してアップ操作用の操作釦を夫々
表示し、更に操作釦B2 の横方向には調光制御の対象と
なる照明負荷1の現在の調光レベルを示す横バーを表示
している。
【0044】また図8は、電動/空調が選択された画面
を示し、この画面ではネーム表示部25cで「電動/空
調」に対応するよう表示された電動カーテン、ファンコ
イル、換気扇が制御対象となり、この時の操作画面では
操作釦B5 の横方向に各対象となる負荷のオン/オフ
(開/閉)操作するための操作釦を表示し、各操作釦内
の■は対象負荷のオン状態を、□は対象負荷のオフ状態
を示す。操作釦B3 ,B4 の横方向に電動カーテンの開
閉具合を調整するための操作釦を夫々表示し、更に操作
釦B2 の横方向にはファンコイル、換気扇に対応して、
その状態を示す横バーを表示している。この場合横バー
の数が2本で弱を、4本で中を、6本で、強を示す。
【0045】また図9は、照明負荷をパータン制御する
制御内容が選択された画面を示し、この画面では扉24
表面のネーム表示部25cで示される状態に応じたシー
ンが得られるようになっており、この時の操作画面では
操作釦B5 の横方向に各シーンに対応するパターン操作
用の操作釦を表示し、この操作釦内の■は対象パターン
制御がオンであること、また□は対象パターン制御がオ
フであることを示す。
【0046】尚多機能操作用端末器8は「A/D切換」
や「設定」等のの各操作釦では、アドレス設定の切換
や、調光時のフェード時間の設定やその他の各種の操作
や設定するための操作画面を表示することにより、多様
な設定、操作が可能となっている。またネーム表示部2
5a乃至25cで表示する表示データを予めROM35
に書き込まれており、設定モード時にネーム表示部25
a乃至25cの各表示部位に表示させる内容をこれら表
示データから選択して、多くのケースに対応することが
可能となっている。
【0047】更に扉24の開閉に連動するスイッチSW
0 を器体20内に設け、扉24が閉じられた時に図6に
示す突起44が器体20側の穴43に挿入されて器体2
0内のスイッチSW0 を駆動して扉24が閉じられたこ
とをこの駆動で演算処理部34が検知して扉24の表面
のネーム表示部25bに対応する制御内容を自動的に選
択し、操作画面の切換を行うようにしても良い。この場
合選択操作の手間が省け、且つネーム表示部25bの表
示と操作画面の内容との対応が分かり易くすることがで
きる。
【0048】
【発明の効果】請求項1の発明は、各端末器を個別に呼
び出すアドレスデータを含む伝送信号を信号線を介して
時分割多重により送信するとともに、伝送信号に同期し
て設定する返送待機期間に端末器より送信されてくる監
視データに基づいて制御データを作成し、監視データを
送信した端末器に予め対応付けしている端末器を呼び出
すアドレスデータ及び作成した制御データを伝送信号に
より送出する伝送ユニットと、接続した照明負荷を受信
する伝送信号の制御データに基づいてオン/オフするオ
ン/オフ制御用端末器と、接続した照明負荷を受信する
伝送信号の制御データに基づいて調光する調光制御用端
末器と、オン/オフ制御用端末器に対応付けされ、オン
/オフ制御用端末器に接続された照明負荷をオン/オフ
操作するための操作部を有し、該操作部の操作があると
伝送ユニットに操作データを監視データとして送信する
オン/オフ操作用端末器と、調光制御用端末器に対応付
けされ、調光制御用端末器に接続された照明負荷を調光
操作するための操作部を有し、該操作部の操作があると
伝送ユニットに操作データを監視データとして送信する
調光操作用端末器とを少なくとも備え、調光及びオン/
オフに関連する端末器に割り当てるアドレスを制御内容
別に区分しないことを特徴とし、そのため有限なアドレ
スを有効に使用することができ、用途に応じたシステム
を容易に構築することができるという効果がある。
【0049】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記調光操作用端末器を、複数の調光制御用端末器
を同時に調光動作させるために複数の調光制御用端末器
と対応付けするアドレスに設定して成ることを特徴と
し、一つの調光操作用端末器で複数の調光制御用端末器
に接続された照明負荷を一斉に調光制御することがで
き、しかも既存の調光操作用端末器と調光制御用端末器
を用いてグループ制御が可能であるため、部材の共用化
等が図れ製造上も有効となるという効果がある。
【0050】請求項3の発明は、請求項1の発明におい
て、請求項1の発明において、上記調光操作用端末器及
びオン/オフ操作用端末器を夫々の機能を備えた多機能
操作用端末器により構成して成ることを特徴とし、1台
の操作用端末器で、調光操作用端末器やオン/オフ制御
用端末器として機能し、そのため設置する監視制御数が
増えても操作用端末器の数が少なくて済み、その結果設
置場所の雰囲気を壊すことなく配置できる上に、操作時
の混乱も少なくなり操作性の向上が図れ、更に一つの操
作用端末器で良くなるため、信号線との接続も容易とな
り施工性も向上するという効果がある。
【0051】請求項4の発明は、請求項2の発明におい
て、上記多機能操作用端末器の器体の大きさを、JIS
で規格化された大角形の配線器具を取り付ける取付枠に
対応させるとともに、信号線を接続する速結端子により
形成された端子部を設け、造営面に形成した埋め込み穴
に器体に一体若しくは別体の取付枠を介して器体を取付
けるとともに埋め込み穴内に先行配線された信号線を上
記端子部に接続して成ることを特徴とし、また請求項5
の発明は、上記器体の大きさを、JISで規格化された
大角形の配線器具を3個取り付けることができる大きさ
の取付枠を基準として該取付枠の整数倍の大きさの取付
枠に対応させたことを特徴とし、多機能操作用端末器を
造営面に形成された埋め込み穴に配設することができ、
先行配線等の施工を取り入れることができるという効果
がある。
【0052】請求項6の発明は、請求項3記載の発明に
おいて、請求項3記載の発明において、上記多機能操作
用端末器は操作部と負荷状態表示部とを器体表面に配置
した液晶表示器の表示と、液晶表示器の表面に配置され
たタッチパネルとで構成し、液晶表示器の表示画面には
制御内容を選択する操作釦の表示を行う部位と、負荷操
作のための操作釦や、負荷状態表示からなる操作画面の
表示部位とを備え、操作画面は選択された制御内容に応
じて切り換えることを特徴とし、操作釦や負荷状態表示
が自由に設定する機能を持つ多機能操作用端末器により
多様な監視制御が可能となるという効果がある。
【0053】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、上記多機能操作用端末器は液晶表示器による制御内
容に対応する制御対象負荷を示すネーム表示部を持ち、
ネーム表示部の制御対象負荷の表示位置と、操作画面上
での負荷状態表示や操作釦を表示する位置とを対応させ
て成ることを特徴とし、請求項3に於ける多機能操作用
端末器のネーム表示がネームカードを用いることなく行
え、ネームカードの製作の手間が省けるという効果があ
る。
【0054】請求項8の発明は、請求項6又は7の発明
において、上記ネーム表示部を器体に開閉自在な扉の表
裏面と、扉で閉じられる器体表面とに設け、扉が閉じら
れると扉表面に設けたネーム表示部の表示内容に対応し
た制御内容を選択することを特徴とし、請求項8に於け
る多機能操作用端末器のネーム表示部を、器体を大きく
することなく、多く設けることができ、しかも扉を閉じ
ることによりネーム表示部と制御内容とを一致させるこ
とができるという効果がある。
【0055】請求項9の発明は、請求項7又は8の発明
において、上記ネーム表示部で表示する表示データを予
め複数持ち、設定される制御内容に対応した制御対象負
荷を示す表示データを選択可能として成ることを特徴と
し、ネーム表示の内容をシステムに応じて変更すること
が容易に行えるという効果がある。請求項10の発明
は、請求項6乃至10の発明において、上記液晶表示器
はバックライトを付設して成ることを特徴とし、請求項
6乃至9に於ける多機能操作用端末器の液晶表示器の表
示を暗い場所でも明瞭にすることができるという効果が
ある。
【0056】請求項11の発明は、請求項1乃至請求項
10記載の発明において、各操作用端末器には外部から
ワイヤレス信号で送信されたアドレスや、機能の設定デ
ータを受信する受信部と、設定データに基づいてアドレ
スや機能を設定する設定部とを備えて成ること特徴と
し、請求項1乃至10に於ける操作用端末器のアドレス
設定をワイヤレス設定器で遠隔から簡単に登録/変更が
行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のシステム構成図である。
【図2】同上で用いる調光操作用端末器の斜視図であ
る。
【図3】同上で用いる多機能操作用端末器の斜視図であ
る。
【図4】同上の多機能操作用端末器の回路ブロック図で
ある。
【図5】同上の多機能操作用端末器の器体の一部省略せ
る裏面図である。
【図6】同上の多機能操作用端末器の扉部位の一部省略
せる斜視図である。
【図7】同上の多機能操作用端末器の液晶表示器の表示
例図である。
【図8】同上の多機能操作用端末器の液晶表示器の別の
表示例図である。
【図9】同上の多機能操作用端末器の液晶表示器の他の
表示例図である。
【図10】従来例のシステム構成図である。
【図11】時分割多重伝送信号の説明図である。
【図12】別の従来例のシステム構成図である。
【符号の説明】
1 照明負荷 2 信号線 3 伝送ユニット 4 オン/オフ操作用端末器 5 オン/オフ制御用端末器 6,61 …調光制御用端末器 7 調光操作用端末器
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−274261(JP,A) 特開 平7−236187(JP,A) 特開 平8−149575(JP,A) 特開 平7−212853(JP,A) 特開 平2−168796(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04Q 9/00 H05B 37/02

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各端末器を個別に呼び出すアドレスデータ
    を含む伝送信号を信号線を介して時分割多重により送信
    するとともに、伝送信号に同期して設定する返送待機期
    間に端末器より送信されてくる監視データに基づいて制
    御データを作成し、監視データを送信した端末器に予め
    対応付けしている端末器を呼び出すアドレスデータ及び
    作成した制御データを伝送信号により送出する伝送ユニ
    ットと、接続した照明負荷を受信する伝送信号の制御デ
    ータに基づいてオン/オフするオン/オフ制御用端末器
    と、接続した照明負荷を受信する伝送信号の制御データ
    に基づいて調光する調光制御用端末器と、オン/オフ制
    御用端末器に対応付けされ、オン/オフ制御用端末器に
    接続された照明負荷をオン/オフ操作するための操作部
    を有し、該操作部の操作があると伝送ユニットに操作デ
    ータを監視データとして送信するオン/オフ操作用端末
    器と、調光制御用端末器に対応付けされ、調光制御用端
    末器に接続された照明負荷を調光操作するための操作部
    を有し、該操作部の操作があると伝送ユニットに操作デ
    ータを監視データとして送信する調光操作用端末器とを
    少なくとも備え、調光及びオン/オフに関連する端末器
    に割り当てるアドレスを制御内容別に区分しないことを
    特徴とする遠隔監視制御システム。
  2. 【請求項2】上記調光操作用端末器のアドレスを、複数
    の調光制御用端末器を同時に調光動作させるために複数
    の調光制御用端末器と対応付けするアドレスに設定して
    成ることを特徴とする請求項1記載の遠隔監視制御シス
    テム。
  3. 【請求項3】上記調光操作用端末器及びオン/オフ操作
    用端末器を夫々の機能を備えた多機能操作用端末器によ
    り構成して成ることを特徴とする請求項1記載の遠隔監
    視制御システム。
  4. 【請求項4】上記多機能操作用端末器の器体の大きさ
    を、JISで規格化された大角形の配線器具を取り付け
    る取付枠に対応させるとともに、信号線を接続する速結
    端子により形成された端子部を設け、造営面に形成した
    埋め込み穴に器体に一体若しくは別体の取付枠を介して
    器体を取付けるとともに埋め込み穴内に先行配線された
    信号線を上記端子部に接続して成ることを特徴とする請
    求項2記載の遠隔監視制御システム。
  5. 【請求項5】上記器体の大きさを、JISで規格化され
    た大角形の配線器具を3個取り付けることができる大き
    さの取付枠を基準として該取付枠の整数倍の大きさの取
    付枠に対応させて形成して成る請求項4記載の遠隔監視
    制御システム。
  6. 【請求項6】上記多機能操作用端末器は操作部と負荷状
    態表示部とを器体表面に配置した液晶表示器と、液晶表
    示器の表面に配置されたタッチパネルとで構成し、液晶
    表示器の表示画面には制御内容を選択する操作釦の表示
    を行う部位と、負荷操作のための操作釦や、負荷状態表
    示からなる操作画面の表示部位とを備え、操作画面は選
    択された制御内容に応じて切り換えられることを特徴と
    する請求項3記載の遠隔監視制御システム。
  7. 【請求項7】多機能操作用端末器は液晶表示器による制
    御内容に対応する制御対象負荷を示すネーム表示部を持
    ち、ネーム表示部の制御対象負荷の表示位置と、操作画
    面上での負荷状態表示や操作釦を表示する位置とを対応
    させて成ることを特徴とする請求項6記載の遠隔監視制
    御システム。
  8. 【請求項8】上記ネーム表示部を器体に開閉自在な扉の
    表裏面と、扉で閉じられる器体表面とに設け、扉が閉じ
    られると扉表面に設けたネーム表示部の表示内容に対応
    した制御内容を選択することを特徴とする請求項6又は
    7記載の遠隔監視制御システム。
  9. 【請求項9】上記ネーム表示部で表示する表示データを
    予め複数持ち、設定される制御内容に対応した制御対象
    負荷を示す表示データを選択可能として成ることを特徴
    とする請求項7又は8記載の遠隔監視制御システム。
  10. 【請求項10】液晶表示器はバックライトを付設して成
    ることを特徴とする請求項6乃至9の何れかに記載の遠
    隔監視制御システム。
  11. 【請求項11】各操作用端末器には外部からワイヤレス
    信号で送信されたアドレスや、機能の設定データを受信
    する受信部と、設定データに基づいてアドレスや機能を
    設定する設定部とを備えて成ること特徴とする請求項1
    乃至10の何れかに記載の遠隔監視制御システム。
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