JP3619336B2 - 遠隔監視制御システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔監視制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、遠隔監視制御システムとして、図15に示す構成のものが知られている。図示するものは1台の制御端末器32によって最大4個の負荷Lを個別に制御できるものである。つまり、各制御端末器32に個別に与えられた制御用アドレスのほかに各制御端末器32には2ビットの負荷番号が設定されており、負荷番号の指定によってどの負荷Lを制御するかを選択することができるのである。操作端末器31は制御端末器32と同様に操作用アドレスと負荷番号とが設定されており、最大4個の操作用のスイッチS0 を接続することができる。
【0003】
操作端末器31および制御端末器32はそれぞれ複数台設けられ、2線式の信号線Lsを介して伝送制御装置30に接続される。各操作端末器31にはそれぞれ個別の操作用アドレスが設定され、各制御端末器32にはそれぞれ個別の制御用アドレスが設定されているのであって、伝送制御装置30は操作用アドレスおよび制御用アドレスを用いて操作端末器31および制御端末器32を個別に認識する。
【0004】
伝送制御装置30は信号線Lsに対して、図16(a)に示すフォーマットの伝送信号Vsを送出する。すなわち、信号送出開始を示す同期信号SY、伝送信号Vsのモードを示すモードデータMD、操作端末器31や制御端末器32を各別に呼び出すためのアドレスデータ(負荷番号を含む)AD、負荷Lを制御する制御データCD、伝送誤りを検出するためのチェックサムデータCS、操作端末器31や制御端末器32からの返送信号を受信するタイムスロットである信号返送期間WTよりなる双極性(±24V)の時分割多重信号であり、パルス幅変調によってデータが伝送されるようになっている(図16(b))。各操作端末器31および各制御端末器32では、信号線Lsを介して受信した伝送信号Vsにより伝送されたアドレスデータADがあらかじめ設定されている操作用アドレスまたは制御用アドレスに一致すると、伝送信号Vsから制御データCDを取り込むとともに、伝送信号Vsの信号返送期間WTに監視データを電流モード信号(信号線Lsを適当な低インピーダンスを介して短絡することにより送出される信号)として返送する。
【0005】
伝送制御装置30から所望の操作端末器31や制御端末器32にデータを伝送する場合には、モードデータMDを制御モードとし、操作端末器31または制御端末器32の操作用アドレスまたは制御用アドレスをアドレスデータADとする伝送信号Vsを送出し、この伝送信号Vsを信号線Lsに送出すれば、アドレスデータADに一致する操作端末器31または制御端末器32が制御データCDを受け取り、信号返送期間WTに監視データを返送する。伝送制御装置30では送出した制御データCDと信号返送期間WTに受信した監視データとの関係によって制御データCDが所望の操作端末器31または制御端末器32に伝送されたことを確認する。制御端末器32は受け取った制御データCDに従って負荷Lを制御するための負荷制御信号を出力し、操作端末器31では受け取った制御データCDに従って負荷Lの動作確認表示を行なうための監視信号を出力する。
【0006】
一方、伝送制御装置30は常時はモードデータMDをダミーモードとした伝送信号Vsを一定時間間隔で送出しており、操作端末器31が伝送制御装置30に対して何らかの情報を伝送しようとするときには、ダミーモードの伝送信号Vsの同期信号SYに同期させて図16(c)のような割込信号を発生させる。このとき、操作端末器31は割込フラグを設定して伝送制御装置30との以後の情報授受に備える。伝送制御装置30では割込信号を受信すると、モードデータMDを割込ポーリングモードとしかつアドレスデータADの上位の半数のビット(アドレスデータADを8ビットとすれば上位4ビット)を順次増加させながら伝送信号を送出し、割込信号を発生した操作端末器31では、割込ポーリングモードの伝送信号のアドレスデータADの上位4ビットが操作端末器31に設定されている操作用アドレスの上位4ビットに一致するときに、信号返送期間WTに操作用アドレスの下位の半数のビットを伝送制御装置30に返送する。このように、伝送制御装置30は割込信号を発生した操作端末器31を16個ずつまとめて探すので、比較的短い時間で操作端末器31を発見することができる。このようにして伝送制御装置30が割込信号を発生した操作端末器31の操作用アドレスを獲得すると、モードデータMDを監視モードとし、獲得したアドレスデータADを持つ伝送信号を信号線Lsに送出するのであって、この伝送信号に対して操作端末器31は伝送しようとする情報を信号返送期間WTに返送するのである。最後に、伝送制御装置30は割込信号を発生した操作端末器31に対して割込リセットを指示する信号を送出し、操作端末器31の割込フラグを解除する。以上のようにして、操作端末器31から伝送制御装置30への情報伝送は、伝送制御装置30から操作端末器31への4回の信号伝送(ダミーモード、割込ポーリングモード、監視モード、割込リセット)によって完了する。伝送制御装置30が所望の制御端末器32の動作状態を知ろうとするときには、モードデータMDを監視データとした伝送信号を送出するだけでよい。
【0007】
上述の動作を簡単にまとめる。まず、操作端末器31に対してスイッチS0 による操作入力があると、操作入力に対応した監視データを伝送制御装置30に返送し、伝送制御装置30が制御端末器32に制御データCDを伝送すると、制御端末器32は負荷制御信号を出力して負荷Lを制御する。ここで、制御端末器32には負荷監視入力が与えられ、負荷監視入力に対応する監視データを伝送制御装置30に返送し、返送された監視データを操作端末器31に伝送する。この伝送信号によって操作端末器31では監視信号を出力する。監視出力は通常は発光ダイオードよりなる動作確認灯の点灯・消灯に用いられる。
【0008】
図示する遠隔監視制御システムでは、信号線Lsに調光用制御端末器33は負荷である照明負荷の光出力を制御するものであって、伝送信号Vsにより照明負荷の光出力の増加または減少が指示されると光出力を時間経過に伴って変化させ別の伝送信号により停止が指示されると光出力の変化を停止するものである。調光用制御端末器33は、調光用操作端末器38と対応付けられており、調光用操作端末器38には負荷Lの光出力の増加と減少とを指示する操作部が設けられ、操作部を押操作すると伝送信号によって調光用制御端末器33では光出力を変化させる。また、操作部の操作を停止すると(つまり押操作を止めると)、別の伝送信号によって調光用制御端末器33では光出力の変化を停止させる。調光用操作端末器38には負荷Lのオンオフのための操作部も設けられ、この操作部の操作によって負荷Lを消灯させると、次に負荷Lを点灯させたときに前の光出力で負荷Lが点灯するようになっている。前の光出力は各調光用制御端末器33が記憶している。
【0009】
ところで、この種の遠隔監視制御システムでは、操作側と制御側とのアドレスの対応関係を伝送制御装置30で管理しているから、伝送制御装置30において1つの操作用アドレスに対して複数個の制御用アドレスを対応付けておけば、1つのスイッチS0 で複数個の負荷Lを一括して制御することが可能である。このような一括制御にはグループ制御とパターン制御とがある。グループ制御では複数の負荷を同じ制御状態に制御し、パターン制御では複数の負荷を予め設定した制御状態に制御する。グループ制御やパターン制御を行なう一括制御用操作端末器39は一括制御として定められている操作用アドレスを用いるが、他の構成は他の操作端末器と同様のものである。図示例では調光用操作端末器38と同じ形式の一括制御用操作端末器39を設けており、一括制御用操作端末器39により複数の負荷Lを一斉に調光することが可能になっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の操作側の端末器(操作端末器31、調光用操作端末器38、一括制御用操作端末器39)は1台に1つの操作用アドレスしか持たないものであるから、会議室のように多数の負荷が存在する場所で各負荷を端末器で操作しようとすると、多数の端末器を設けなければならず、操作側の端末器の占有スペースが大きくなるという問題がある。
【0011】
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、操作側の端末器として複数の負荷の操作が可能なものを用いることによって多数の負荷を操作する場合でも操作側の端末器の占有スペースを小さくすることができるようにした遠隔監視制御システムを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、信号線を通して伝送される伝送信号に含まれたアドレスデータがあらかじめ設定されているアドレスに一致するとその伝送信号に含まれている制御データに従って負荷を制御する制御端末器と、前記負荷の制御内容を指示するスイッチを備えスイッチの操作時に操作データを信号線に送出することによりアドレスによって対応関係が設定されている制御端末器に接続された負荷を制御する多機能端末器とを備え、多機能端末器は、上記スイッチに相当する図形を表示可能な表示器と、表示器の画面に重ねて配置され触れた領域に応じた出力を発生する透明なタッチパネルと、表示器の表示内容およびタッチパネルの操作に対する応答を制御する信号処理部と、複数個のアドレスを設定可能なアドレス設定部とを備え、画面の表示内容に応じてタッチパネルの各領域を上記スイッチの操作部として用い、かつアドレス設定部に設定されたアドレスを画面の表示内容に対応付けてあり、表示器の画面には画面を切り換えるための複数個の操作部が画面の切換にかかわらず常時表示されるとともに選択された画面を示すマークが操作部の横に表示され、かつ複数の負荷をあらかじめ設定した制御状態になるように一括して制御するパターン制御のための操作部を表示器およびタッチパネルにより作成し、パターン制御のために複数の負荷の状態をそれぞれ設定するとともに設定した制御状態を登録する機能を有し、パターン制御に含まれる負荷の範囲を1台の多機能端末器で制御可能な範囲に制限したローカル設定と、パターン制御に含まれる負荷の範囲を制限せず他の多機能端末器により制御される範囲も含むグローバル設定との切換を指示する有効範囲切替スイッチを備えるのである。
【0013】
この構成では、多機能端末器が複数個のアドレスを備え、かつ表示器とタッチパネルとによって操作部を構成しているから、表示器の画面の範囲内で複数の操作部を設けたり、画面を切り換えたりすることによって、限られたスペースで多数の操作部を設けることができるのであって、多数の負荷を操作する場合に操作側の端末器の占有スペースを従来よりも小さくすることができる。
【0015】
しかも、多機能端末器によるパターン制御の範囲を、1台の多機能端末器で制御可能な範囲に制限したローカル設定と、他の多機能端末器により制御される範囲も含むグローバル設定との切換を指示する有効範囲切換スイッチの操作によって切換可能であり、たとえば1台の多機能端末器で1つの会議室内のすべての負荷を制御するようにしている場合に、ローカル設定では他の会議室に影響を及ぼすことなくパターン設定が可能になる。また、必要に応じて他の会議室に設けた負荷をパターン制御の対象とすることもできるのである。
【0016】
【発明の実施の形態】
本実施形態においては、負荷Lのオンオフのみを指示する操作端末器31や調光用操作端末器38や一括制御用操作端末器39などの操作側の端末器のアドレスを自由に混在させて設定できるようにアドレスの設定範囲を操作内容別に区別しないようにしてある。もちろん、操作側の端末器と制御側の端末器とはアドレスの対応付けを行なってその関係テーブルを伝送制御装置30に登録し、かつ各端末器の機能を登録する点は従来と同様である。ここに、操作側と制御側とで対応付けられているアドレスを同じ値に設定すると対応関係がわかりやすいから、その意味でチャンネルという概念を用い、一対一に対応する操作側と制御側とは同一チャンネルに設定されるものとする。
【0017】
上述のように同一チャンネル(アドレス)では負荷番号の指定により4つの負荷Lが制御可能となっており、たとえば、表1における「0−1」という表記は「0」チャンネルの「1」番目の負荷Lという意味である。このようにして設定されるチャンネルと負荷番号との1つの組み合わせに対して、それぞれ操作側の端末器と制御側の端末器とを対応付けることができるのである。このような対応付け示す関係テーブルは伝送制御装置30にあらかじめ設けられており、伝送制御装置30ではシステムの電源投入時に各端末器を順次アクセスして各端末器で設定された機能内容を上記関係テーブルに記述するようになっている。
【0018】
【表1】
【0019】
しかして、本実施形態における遠隔監視制御システムは図1のように、多機能端末器1を設けた点が従来構成とは異なる点である。多機能端末器1は、図2のように、複数の会議室RM1 〜RM3 にそれぞれ配置されているものとする。また、遠隔監視制御システムによる制御対象として、照明負荷、電動カーテン、空調用のファンコイルユニット、電動スクリーン、換気用のファンが存在するものとする。ファンコイルユニットは3段階の切換が可能であり、ファンは強中弱の3段階の切換が可能なものと、強弱の2段階の切換が可能なものとがあるものとする。照明負荷には点灯・消灯のみの制御が可能なものと点灯・消灯に加えて調光制御が可能なものとがあり、点灯・消灯のみを行なう照明負荷は制御端末器32に接続され、調光制御が可能な照明負荷は調光用制御端末器33に接続される。
【0020】
多機能端末器1は、図3に示すように、液晶表示器よりなる表示器11と、表示器11の画面に重ねて配置された透明なタッチスイッチ12とを備える。表示器11には多数個の画素を縦横にマトリクス状に配列したマトリクス表示型のものを用い、画素の組み合わせによって図形を表示するようになっている。タッチスイッチ12は、透明なシート状部材に透明電極よりなる接点部を多数個配列し、シート状部材を指などで押すとどの部位に触れたかを出力するものである。また、表示器11の背面側にはバックライト13が配置される。基本的な構成は従来の端末器と同様であって、伝送制御装置30に接続された信号線Lsに接続され伝送信号を授受するための送受信回路21を備え、送受信回路21はマイクロプロセッサよりなる信号処理部20に接続される。信号処理部20はROM22およびRAM23に書き込まれたプログラムおよびデータに従って動作する。ROM22の少なくとも一部はEEPROMで構成され、EEPROMには端末器としてのアドレスや端末器の機能を決定するための機能データが書き込まる。また、RAM23には各種制御対象の動作状態のように遠隔監視制御システムの動作に応じて変化するデータが格納される。上述の表示器11は表示駆動回路24を介して信号処理部20に接続され、またバックライト13は点灯回路としてのインバータ25を介して信号処理部20に接続されている。インバータ25はバックライトの点灯・消灯のほか光量調整も可能になっている。
【0021】
後述するように多機能端末器1は、制御端末器32や調光用制御端末器33をパターン制御するためのパターンを設定するパターン設定器としても機能し、その際にパターンの設定範囲をあらかじめ定められた範囲内に制限するか、制限なく遠隔監視制御システム全体でパターンの設定を可能とするかを切り換えるための有効範囲切替スイッチ26を備える。
【0022】
また、多機能端末器1は、バックライト13を備えるなど、比較的大きい電力を必要とするから、内部電源を信号線Lsから得るのではなく、別途に電源線Lpを通して給電されている。ここで、電源線Lpは直流24Vを供給するものであって、伝送制御装置30とともに分電盤内などに配置されるリモコントランス35に接続されている。リモコントランス35は、リモコンリレー(伝送信号によらずに別に設けたスイッチによってオンオフが可能なリレー)36を用いる場合に、リレー制御用端末器37およびリモコンリレー36に給電するために従来より設けられているものである。このリモコントランス35から出力される直流24Vを電源線Lpを通して多機能端末器1に供給することにより、多機能端末器1には交流100Vなどの商用電源から内部電源を得る必要がないから、電源トランスや大型の平滑コンデンサが不要になる。内部電源としては、5V、12V、20Vなどの複数種類の電圧が必要であるが、24Vからの降圧であるから必要個数の電圧安定化回路を設ける程度の簡単な構成で目的の電圧を得ることができる。つまり、電源回路27として図4に示すように、24Vから20Vに降圧する電圧安定化回路27aと平滑コンデンサCaとを設けてバックライト13に用い、20Vから12Vに降圧する電圧安定化回路27bと平滑コンデンCbサとを設けて表示器11に用い、12Vから5Vに降圧する電圧安定化回路27cと平滑コンデンサCcとを設けて他の内部回路に用いるようにすればよい。
【0023】
このように、多機能端末器1に対して低電圧の直流電源を供給することによって、小勢力線である信号線Lsに対して電源線Lpを分離するための絶縁分離用のセパレータなどが不要になる。つまり、多機能端末器1のケースをスイッチボックスのような埋込ボックスを用いて埋込型として壁面などに配置している場合であって埋込ボックス内に商用電源と信号線のような小勢力線とが混在するときには、安全性の確保のために埋込ボックス内にセパレータを配置することが義務付けられているが、電源線Lpが直流24Vを供給するものであり、かつ信号線Lsは双極性の24Vの伝送信号を伝送するものであるから、電源線Lpと信号線Lsとが混在していてもセパレータが不要になるのである。また、多機能端末器1での降圧量が少ないから、発熱量も減少することになる。しかも、降圧トランスが不要であるから小型化かつ軽量化が可能である。
【0024】
本実施形態においては、図5に示すように、ケース10の前面(図5の上面)に表示器11を備え、またケース10の前面下部にはネーム部14が設けられている。ネーム部14は、図6に示すように、開閉可能な蓋体14aを備え、図6のように蓋体14aを開いた状態では制御対象(負荷)の名前が表記される。また、図7のように蓋体14aを閉じた状態ではパターン制御に対応付けたシーンの名前が表記される。ネーム部14には液晶表示器が用いられ、蓋体14aの表裏と蓋体14aに覆われるケース10の前面とに液晶表示器が設けられる。また、各液晶表示器の裏面側にはバックライトが設けられる。ネーム部14の表記内容については後述する。
【0025】
ところで、本実施形態の多機能端末器1は、上述のように、照明負荷の点灯・消灯ないし調光と、電動カーテンの開閉(電動ブラインドや電動シャッタの制御も同様である)と、ファンコイルユニットの出力とが制御可能になっている。この他にスピーカの音量調節を可能としてもよい。これらの制御には操作側において操作部と表示部とが必要であり、本実施形態においては、表示器11を表示部として用いるとともに、表示器11に表示される図形ないし文字とタッチスイッチ12との組み合わせにより操作部として機能させている。
【0026】
ここで、すべての制御対象の表示部および操作部の内容を表示器11の一画面内に収めることができるようにすると、表示器11として大きな画面を有するものが必要になり、高価になるとともに全体が大型化することになる。そこで、表示器11の一画面当たりの表示量は比較的少なくし、画面を切り換えることによって各制御対象の表示部および操作部の内容を表示器11に表示できるようにしてある。つまり、表示器11の表示内容に連動させてタッチスイッチ12の操作内容の解釈を変更しているのである。
【0027】
表示器11の画面の左列には、図6に示すように、画面を切り換えるための5個の釦S1 〜S5 が表示される。これらの釦S1 〜S5 は、画面の切換にかかわらず常時表示される。釦S1 〜S5 は上から順にグループ制御用(グループ)、照明負荷制御用(調光/点滅)、照明負荷制御用(調光/点滅)、電動カーテン・ファンコイルユニットなどの制御用(電動)、パターン制御用(シーン)として設けられている。つまり、これらの釦S1 〜S5 に対応する領域でタッチスイッチ12に触れることによって、各制御に対応した画面に切り換えられる。また、どの画面が選択されているかは、各釦S1 〜S5 の横にマークMが表示されることによって知ることができる。照明負荷制御用の釦S2 ,S3 が2個設けられているのは、他の制御対象に比較して照明負荷がもっとも多いからである。なお、マークMに代えて反転表示することにより釦S1 〜S5 の選択を示すようにしてもよい。
【0028】
照明負荷の調光には、照明負荷の光出力の増加を指示するアップ操作部と減少を指示するダウン操作部と点灯・消灯を指示するオンオフ操作部とが操作部として必要であり、さらに光出力に応じたレベル表示を行なうレベル表示部と点灯・消灯を示す点灯・消灯表示部とが必要である。オンオフ操作部と点灯・消灯表示部とは照明負荷の点灯・消灯のみを行なう場合にも用いることができる。つまり、調光用の操作部と表示部とがあれば、点灯・消灯のみの操作部および表示部に兼用することができる。したがって、照明負荷用の制御部として図5に示すように、アップ操作釦S11、ダウン操作釦S12、オンオフ操作釦S13とが設けられ、表示部として点灯・消灯表示部D11と、バー表示によるレベル表示部D12とが設けられる。点灯・消灯表示部D11はオンオフ操作釦S12に重ねて設けられ、黒塗り表示でオン、白抜き表示でオフを示す。照明負荷の点灯・消灯のみを指示する場合には、アップ操作釦S11、ダウン操作釦S12、レベル表示部D12は表示されず、オンオフ操作釦S13と点灯・消灯表示部D11とが表示される。
【0029】
アップ操作釦S11、ダウン操作釦S12、オンオフ操作釦S13、レベル表示部D12は調光用操作端末器38と同機能を実現する。また、点灯・消灯表示部D11は表示灯と同様に機能し、照明負荷が点灯しているか消灯しているかを示すことになる。つまり、照明負荷の制御に関しては上述した調光用操作端末器38と同様であるから説明を省略する。
【0030】
電動カーテンの開閉には、開動作の指示と、閉動作の指示と、動作の停止とを指示する操作部が必要であり、電動カーテンが開いているか閉じているかを表示する表示部が必要である。また、電動スクリーンについては上昇と下降と停止との操作部が必要であり、電動スクリーンが下りているか上がっているかを示す表示部が必要である。さらに、ファンコイルユニットやファンについては切り換える段階に応じた個数の操作部と運転・停止を指示する操作部とが必要である。
【0031】
したがって、図8に示すように、電動カーテンに対する操作部として「開」「停」「閉」の操作釦S21〜S23を設け、開閉の状態を示す表示部としてアイコンD21を設けている。このアイコンは、たとえば図9(a)(b)のような図形で電動カーテンの開閉の状態を示す。電動スクリーンに対しては、「上」「停」「下」の操作釦(図示せず)を操作部として設け、図9(e)(f)のような図形のアイコンD22によって電動スクリーンの上昇と下降とを示す。ここで、アイコンD21,D22は途中の状態を表示することに意味がないから、定位置に達した状態でのみ表示される。
【0032】
電動カーテンや電動スクリーンが定位置に達しているか否かはリミットスイッチなどを用いて検出し、それらの制御対象に対応した電動用制御端末器からの検出結果を監視データとして送出することにより多機能端末器1では電動カーテンの開閉状態や電動スクリーンの昇降状態を知ることができる。また、電動カーテンの開閉や電動スクリーンの昇降は、開閉ないし昇降の操作釦によって指示すると開閉ないし昇降の動作を開始し、停止の指示がなされるまで動作を継続するという形で行なわれる。つまり、照明負荷の調光時のように制御対象の状態が変化している間に操作を継続する必要がないのである。また、制御端末器では多機能端末器1からの指示により動作の開始または停止と動作方向(モータの回転方向)とを制御データとして受け取ることで制御対象を制御し、リミットスイッチなどによる位置検出を行なって監視データとして返送するのである。
【0033】
ファンに対する操作部としては、送風能力の切換段数に応じた「強」「中」「弱」ないし「強」「弱」の操作釦S31〜S33と、運転・停止を指示する操作釦S34とが設けられる。表示部は操作釦S34と兼用され、図7(e)(f)のような図形のアイコンD31を操作釦S34の位置に表示することによって運転と停止とを示す。また、ファンコイルユニットやスピーカの音量に対する操作部としては、空調能力の切換段数に応じた「1」「2」「3」の操作釦S35〜S37と、運転・停止を指示する操作釦S38とが設けられ、ファンと同様に操作釦S38にアイコンを表示することにより運転と停止とを示す。ここに、操作釦S31〜S33,S35〜S37は、その操作釦S31〜S33,S35〜S37が選択されたときに反転表示され、制御対象の運転能力としてどの段階が選択されているかがわかるようにしてある。
【0034】
なお、上述の説明では制御対象の動作状態に応じてアイコンD21,D22,D31の表示内容を変化させることによって負荷の動作状態を理解しやすくする例を示したが、図8(a)(b)のように、ファンやスポットライトを意味するアイコンD23を各操作部に対応付けるだけでも、操作部に対応する制御対象が何であるかを認識しやすく誤操作が低減するものである。
【0035】
本実施形態の多機能端末器1は、制御対象をグループ制御することも可能である。グループ制御とは、あらかじめ指定された複数個の制御対象を一斉に同じ制御状態に制御することであって、たとえば指定された複数個の制御対象のオンオフの状態を一つの操作部で一括して指示したり、調光による光出力の大きさを一つの操作部で一括して指示するのである。グループ制御を行なうには、どの制御対象を一括して制御するかを指定する必要がある。また、多機能端末器1では制御対象をパターン制御することも可能になっている。パターン制御とは、あらかじめ指定された複数個の制御対象をあらかじめ設定された制御状態に制御することであって、たとえば1つの操作部の操作によって複数個の照明負荷についてそれぞれ異なる光出力に設定するのである。パターン制御を行なうには、どの制御対象をどのような制御状態に設定するかを指定する必要がある。
【0036】
グループ制御やパターン制御における制御対象や制御状態の設定については後述する。グループ制御の設定がすでになされている場合には、各制御対象を個別に制御する場合と同様の操作部が画面が表示される。ただし、表示された操作部を操作すれば、複数個の制御対象が一括して同じ制御状態に制御されることになる。したがって、室内の光量を全体に増減したいときにはグループ制御を行なうことになる。さらに、グループ制御では指定した制御対象について一括制御を行なうものであるが、表示器11の画面上にはマスタフェーダS8 ,S9 が表示され、マスタフェーダS8 ,S9 を用いると、画面表示とは無関係にすべての照明負荷の光出力を増減することができる。
【0037】
一方、パターン制御の設定がすでになされている場合には、シーン(パターン制御は室内の利用の仕方に応じて選択されるから、室内の利用場面ごとにパターン制御の内容を対応付けるのであり、その意味でシーンという用語をパターン制御を意味するものとして用いる)に対応する釦S5 を操作すると、図7のように、表示器11の画面の下部にアイコンD1 が表示される。アイコンD1 は各シーンに対応付けられており、たとえばOHP(オーバヘッドプロジェクタ)を利用する場合、休憩などに合わせて、図11(a)(b)のようなアイコンD1 が用いられる。これらのアイコンD1 は操作部に対応付けられたものであり、アイコンD1 に対応する領域に触れると、あらかじめ指定されている制御対象がそのシーンに応じた制御状態に制御されるのである。
【0038】
照明負荷のパターン制御において、調光用制御端末器33に接続されている照明負荷は、パターン制御が指示された時点では前の状態を保ち、その後、一定時間内であらかじめ設定されている光出力が得られるように光量を増減させる。このような制御を行なうのは瞬時に光出力が変化すると目が慣れないからであり、光出力を徐々に変化させることによって急な光量変化による目の眩みなどを防止するためである。
【0039】
上述した各アイコンや他の表示は、多機能端末器1から制御端末器32や調光用制御端末器33への指示を与えた後に伝送制御装置30から返送される制御データの内容に応じて多機能端末器1の内部処理によって選択される。
【0040】
このように多機能端末器1を用いることで、電動カーテン、電動スクリーン、ファン、ファンコイルユニットを照明負荷とともに集中制御することが可能になるのである。このことによって、ホテルなどでは客室のファンコイルユニットの運転をチェックイン時に開始しチェックアウト時に停止させるというような操作を一箇所で集中的に行なうことができる。また、図12のように、電動カーテン、電動スクリーン、ファン、ファンコイルユニットなどのモータMを用いる負荷を接続した1台の電動用制御端末器34に対して指示を与えることができる多機能端末器1を信号線Lsに複数台接続すれば(つまり、電動用制御端末器34に対するアドレスを同一に設定した多機能端末器1を複数台設けると)、1台の電動用制御端末器34に対して多箇所から指示を与えることが可能になり、多箇所操作や3路スイッチ的な操作が可能になる。
【0041】
上述したように、多機能端末器1では各種の制御対象の制御内容を指示することができ、またグループ制御やパターン制御が可能であるから、各制御対象と操作部とを対応付けるための設定や、グループ制御やパターン制御での制御対象ないし制御状態を対応付けるための設定を行なう必要がある。したがって、制御対象への指示操作のための操作部が表示されているときには、表示器11の画面に設定モードに移行させるための操作釦S6 が表示される。釦S1 〜S5 のいずれかを選択した状態で操作釦S6 を操作すると、釦S2 〜S4 が選択されているときには各制御対象への操作部の対応付けが可能になる。また、釦S1 ,S5 が選択されているときにはグループ制御やパターン制御の内容を設定することが可能になる。
【0042】
ところで、パターン制御の設定の際には、パターン制御が一つの部屋内の制御対象の範囲に制限されるローカル設定と、そのような制限のないグローバル設定とが可能になっている。この切換は、有効範囲切替スイッチ26により指示する。有効範囲切替スイッチ26は表示器11の画面上に設定してもよいが、別途に機械的スイッチを用いて設けてもよい。グローバル設定は信号線Lsに接続されたすべての端末器を対象としてパターン制御を可能とするものであるが、ローカル設定はパターン制御の可能な範囲を制限してある。つまり、ローカル設定では1台の多機能端末器1で制御可能な制御対象の範囲でのみパターン制御が可能であり、グローバル設定では他の多機能端末器1により制御される制御対象も含めた範囲でパターン制御が可能になっているのである。一般に1台の多機能端末器1は一室内の制御対象を制御するために設けられるから、ローカル設定を行なえば、他室に設けた制御対象に影響を及ぼすことなくパターン制御のための設定が可能になるのである。このようにしてパターン制御のための設定を行なった後に設定終了を指示すれば、設定されたパターン(一括制御される制御対象と制御内容)が伝送制御装置30に転送されて伝送制御装置30に保持される。以上のようにして設定したパターンに対応する操作部を操作するだけで、各制御対象にそれぞれ制御内容が伝送されてパターン制御が行なわれるのである。
【0043】
なお、設定内容を伝送制御装置30に転送する際には通常の制御と同様に割込信号を発生し、伝送制御装置30に対してパターン制御の設定内容を書き込むことを報知する。その後、設定された内容を伝送制御装置30に転送するのである。ここで、パターン制御の内容を伝送制御装置30に書き込む旨の通知を行なうためのコマンドを用意しておくほかは通常の信号伝送と同じであるから、他の動作を妨げることはない。
【0044】
設定モードでは、各操作部へのアイコンの割付が可能であり、これらのアイコンはあらかじめ登録されているものの中から選択することで操作部に割り付けられる。つまり、図13に示すように、各釦S3 〜S5 はアイコンによる表示を行なう制御対象ないしシーンに対応するから、各釦S3 〜S5 に対応付けて選択可能なアイコンDが画面に表示され、これらのアイコンDの中から選択することで操作部に対応付けることができる。ここで、設定モードでは画面の下部に釦Sが配列されるから、所望の釦Sを操作してその釦を他の釦Sとは異なる明るさで表示される状態とし(斜線で示してある)、その状態で所望のアイコンDに触れると選択された釦SにアイコンDが対応付けられるようにしてある。
【0045】
あらかじめ登録されているアイコンDには適切なアイコンがなければ、アイコンを作成することも可能である。これには図13に示す設定モードの画面で操作釦S7 を操作する。このとき、図14に示すように、マトリクス状の多数の枡目Eが表示されるとともに、枡目Eを塗るためのツールFが表示される。これらのツールFを用いて枡目Eを適宜に埋めると、所望のアイコンDを作画することが可能である。アイコンを作画し登録すると、そのアイコンを設定モードで用いることができるようになる。
【0046】
ネーム部14には各種文字を入力することが可能であるが、これらの文字はあらかじめ容易された単語(たとえば、「前側」、「後側」、「スポット」など)から選択される。つまり、アイコンDと同様に使う可能性のある単語はあらかじめ登録されており、登録された単語の中から選択することによってネーム部14の各欄に文字を表記することができる。どの欄に単語を書き込むかは各欄を操作して他の欄とは異なる表示状態にすることで選択することができる。
【0047】
なお、上記実施形態においては、ネーム部14として液晶表示器を用いていた例を示したが、ネームカードに記述してもよい。
【0048】
【発明の効果】
請求項1の発明は、信号線を通して伝送される伝送信号に含まれたアドレスデータがあらかじめ設定されているアドレスに一致するとその伝送信号に含まれている制御データに従って負荷を制御する制御端末器と、前記負荷の制御内容を指示するスイッチを備えスイッチの操作時に操作データを信号線に送出することによりアドレスによって対応関係が設定されている制御端末器に接続された負荷を制御する多機能端末器とを備え、多機能端末器は、上記スイッチに相当する図形を表示可能な表示器と、表示器の画面に重ねて配置され触れた領域に応じた出力を発生する透明なタッチパネルと、表示器の表示内容およびタッチパネルの操作に対する応答を制御する信号処理部と、複数個のアドレスを設定可能なアドレス設定部とを備え、画面の表示内容に応じてタッチパネルの各領域を上記スイッチの操作部として用い、かつアドレス設定部に設定されたアドレスを画面の表示内容に対応付けてあり、表示器の画面には画面を切り換えるための複数個の操作部が画面の切換にかかわらず常時表示されるとともに選択された画面を示すマークが操作部の横に表示され、かつ複数の負荷をあらかじめ設定した制御状態になるように一括して制御するパターン制御のための操作部を表示器およびタッチパネルにより作成し、パターン制御のために複数の負荷の状態をそれぞれ設定するとともに設定した制御状態を登録する機能を有し、パターン制御に含まれる負荷の範囲を1台の多機能端末器で制御可能な範囲に制限したローカル設定と、パターン制御に含まれる負荷の範囲を制限せず他の多機能端末器により制御される範囲も含むグローバル設定との切換を指示する有効範囲切替スイッチを備えるものであり、多機能端末器が複数個のアドレスを備え、かつ表示器とタッチパネルとによって操作部を構成しているから、表示器の画面の範囲内で複数の操作部を設けたり、画面を切り換えたりすることによって、限られたスペースで多数の操作部を設けることができるのであって、多数の負荷を操作する場合に操作側の端末器の占有スペースを従来よりも小さくすることができるという利点がある。
【0049】
しかも、多機能端末器によるパターン制御の範囲を、1台の多機能端末器で制御可能な範囲に制限したローカル設定と、他の多機能端末器により制御される範囲も含むグローバル設定との切換を指示する有効範囲切換スイッチの操作によって切換可能であるから、たとえば1台の多機能端末器で1つの会議室内のすべての負荷を制御するようにしている場合に、ローカル設定では他の会議室に影響を及ぼすことなくパターン設定が可能になるという利点がある。また、必要に応じて他の会議室に設けた負荷をパターン制御の対象とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】同上の使用例を示す図である。
【図3】同上に用いる多機能端末器のブロック図である。
【図4】同上に用いる多機能端末器の要部回路図である。
【図5】同上に用いる多機能端末器の外観斜視図である。
【図6】同上に用いる多機能端末器の表示例を示す図である。
【図7】同上に用いる多機能端末器の表示例を示す図である。
【図8】同上に用いる多機能端末器の表示例を示す図である。
【図9】同上に用いる多機能端末器でのアイコンの例を示す図である。
【図10】同上に用いる多機能端末器でのアイコンの例を示す図である。
【図11】同上に用いる多機能端末器でのアイコンの例を示す図である。
【図12】同上に用いる多機能端末器の使用例を示す図である。
【図13】同上に用いる多機能端末器の表示例を示す図である。
【図14】同上に用いる多機能端末器の表示例を示す図である。
【図15】遠隔監視制御システムの基本構成を示すブロック図である。
【図16】同上の動作説明図である。
【符号の説明】
1 多機能端末器
30 伝送制御装置
31 操作端末器
32 制御端末器
33 調光用制御端末器
35 リモコントランス
36 リモコンリレー
37 リレー用制御端末器
Ls 信号線
Lp 電源線
Claims (1)
- 信号線を通して伝送される伝送信号に含まれたアドレスデータがあらかじめ設定されているアドレスに一致するとその伝送信号に含まれている制御データに従って負荷を制御する制御端末器と、前記負荷の制御内容を指示するスイッチを備えスイッチの操作時に操作データを信号線に送出することによりアドレスによって対応関係が設定されている制御端末器に接続された負荷を制御する多機能端末器とを備え、多機能端末器は、上記スイッチに相当する図形を表示可能な表示器と、表示器の画面に重ねて配置され触れた領域に応じた出力を発生する透明なタッチパネルと、表示器の表示内容およびタッチパネルの操作に対する応答を制御する信号処理部と、複数個のアドレスを設定可能なアドレス設定部とを備え、画面の表示内容に応じてタッチパネルの各領域を上記スイッチの操作部として用い、かつアドレス設定部に設定されたアドレスを画面の表示内容に対応付けてあり、表示器の画面には画面を切り換えるための複数個の操作部が画面の切換にかかわらず常時表示されるとともに選択された画面を示すマークが操作部の横に表示され、かつ複数の負荷をあらかじめ設定した制御状態になるように一括して制御するパターン制御のための操作部を表示器およびタッチパネルにより作成し、パターン制御のために複数の負荷の状態をそれぞれ設定するとともに設定した制御状態を登録する機能を有し、パターン制御に含まれる負荷の範囲を1台の多機能端末器で制御可能な範囲に制限したローカル設定と、パターン制御に含まれる負荷の範囲を制限せず他の多機能端末器により制御される範囲も含むグローバル設定との切換を指示する有効範囲切替スイッチを備えることを特徴とする遠隔監視制御システム。
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