JP2003125027A - 監視制御装置 - Google Patents

監視制御装置

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JP2003125027A
JP2003125027A JP2001313542A JP2001313542A JP2003125027A JP 2003125027 A JP2003125027 A JP 2003125027A JP 2001313542 A JP2001313542 A JP 2001313542A JP 2001313542 A JP2001313542 A JP 2001313542A JP 2003125027 A JP2003125027 A JP 2003125027A
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supervisory
control
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Yoshitake Ono
義剛 小野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 親局制御装置との伝送路を介した監視制御情
報の授受により、遠隔地にて2重系の子局制御装置が監
視制御対象設備を監視制御する監視制御装置において、
安価で簡略な設備構成で信頼性の高い通信を維持する。 【解決手段】 常用系と待機系との監視制御用子装置2
-3、2-4を備え、通信分配装置2-2を介して親装置2-1
との間で行う監視制御情報の送受信において、常用系で
は送受信を、待機系では受信のみを行なうように設定
し、各子装置2-3、2-4は自装置と通信分配装置2-2と
の間の通信状態を監視し、常用系2-3にて通信状態に異
常を検出すると動作モードを待機系に切り換え、他方の
子装置2-4は動作モード切り換えの情報を取得して動作
モードを待機系から常用系に切り換える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電力系統、上下
水道、都市ガス等の監視、制御を行う装置に関し、特
に、制御装置を常用系/待機系の2重化にした監視制御
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電力系統、上下水道、都市ガス等
の監視、制御を行うシステムにおいては、多くの場合、
信頼性などの面から監視制御が2重化される。図5は、
従来の例えば電力系統の監視制御装置の概略構成を示す
ブロック図である。図において、1-1は電力系統設備を
中央の制御所にて遠方から監視制御するための親局制御
装置としての監視制御用親装置、1-2は監視制御情報の
通信経路を切り換える通信切換装置、1-3、1-4は電力
系統設備を近接した場所から監視制御する子局制御装置
としての、同様の機能を有する2台の監視制御用子装置
で、一方は優先的に監視制御を実行する常用系、他方は
監視制御の待機系として用いられる。1-5は監視制御対
象設備1-6の数値情報、状態情報等の監視制御情報を収
集して監視制御用子装置1-3、1-4に伝達し、また監視
制御用子装置1-3、1-4からの制御指令等の監視制御情
報を監視制御対象設備1-6に伝達するデータ収集装置で
ある。また、監視制御用親装置1-1と通信切換装置1-2
との間は、比較的長距離の通信回線、通信切換装置1-2
と監視制御用子装置1-3、1-4との間は、通信切換装置
1-2によって切り換え選択された1対1となる通信回
線、監視制御用子装置1-3、1-4とデータ収集装置1-5
との間はLAN、データ収集装置1-5と監視制御対象設
備1-6との間は個別の信号に対応する電線で接続されて
いる。
【0003】次に、動作について説明する。監視制御用
親装置1-1から遠方にある監視制御対象設備1-6を制御
するとき、監視制御用親装置1-1から制御指令等の監視
制御情報を通信切換装置1-2へ送信し、この監視制御情
報を受信した通信切換装置1-2は、常用系の監視制御用
子装置1-3に伝達する。監視制御用子装置1-3は、監視
制御対象設備1-6の状態やインターロック条件などを確
認し、データ収集装置1-5を介して監視制御対象設備1
-6に監視制御情報を送信して監視制御対象設備1-6を制
御する。また、監視制御対象設備1-6から発信される数
値情報、状態情報等の監視制御情報は、データ収集装置
1-5を介して常用系、待機系の双方の監視制御用子装置
1-3、1-4に送信される。通信切換装置1-2は常用系の
監視制御用子装置1-3からのみ監視制御情報を受信して
監視制御用親装置1-1に伝達する。通信切換装置1-2
は、各監視制御用子装置1-3、1-4が常用系か待機系か
を判断し、図示しない切換リレー装置を備えて常用系の
監視制御用子装置1-3と接続する通信回線を切換選択し
て用いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の監視制御装置
は、以上のように構成され、通信切換装置1-2が、監視
制御用子装置1-3、1-4における常用系/待機系の別を
判断し、切換リレー装置を備えて通信回線を切換選択し
ていた。このため、通信切換装置1-2の仕様が複雑とな
り、また高価で設置スペースも必要な切換リレー装置も
必要であった。また、切換リレー装置の保守のための点
検や予備品の準備等が必要である問題点があった。
【0005】この発明は、上記のような問題点を解消す
るために成されたものであって、監視制御を2重化した
監視制御装置の常用系/待機系の切換を、安価で簡略化
された設備で良好な保守性で行い、遠方から設備を監視
制御する際の監視制御情報の信頼性の高い通信を容易に
実現することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る請求項1
記載の監視制御装置は、中央の親局制御装置と、優先的
に監視制御を実行する常用系となる第1の子局制御装置
と、該第1の子局制御装置と同様の機能を有し監視制御
の待機系となる第2の子局制御装置とを備えて、上記親
局制御装置との伝送路を介した監視制御情報の授受によ
り、遠隔地にて上記第1、第2の子局制御装置が監視制
御対象設備を監視制御する装置であって、上記親局制御
装置から受信した上記監視制御情報を上記第1、第2の
子局制御装置に送信し、該第1、第2の子局制御装置か
ら受信した上記監視制御情報を上記親局制御装置に送信
する通信分配装置を上記伝送路に配し、常用系の上記第
1の子局制御装置は、上記通信分配装置と上記監視制御
情報の送受信を行って上記監視制御対象設備を監視制御
すると共に、自装置と該通信分配装置との間の通信状態
を監視し、待機系の上記第2の子局制御装置は、該通信
分配装置への送信を停止して受信のみ継続し、上記第1
の子局制御装置が上記通信状態に異常を検出すると、該
第1の子局制御装置は自装置を待機系に切り換え、上記
第2の子局制御装置は上記第1の子局制御装置から上記
異常検出情報を取得して自装置を常用系に切り換えるも
のである。
【0007】またこの発明に係る請求項2記載の監視制
御装置は、優先的に監視制御を実行する常用系となる第
1の親局制御装置と、該第1の親局制御装置と同様の機
能を有し監視制御の待機系となる第2の親局制御装置と
を中央に備えて、該第1、第2の親局制御装置との伝送
路を介した監視制御情報の授受により、遠隔地にて子局
制御装置が監視制御対象設備を監視制御する監視制御装
置において、上記第1、第2の親局制御装置から受信し
た上記監視制御情報を上記子局制御装置に送信し、該子
局制御装置から受信した上記監視制御情報を上記第1、
第2の親局制御装置に送信する通信分配装置を上記伝送
路に配し、常用系の上記第1の親局制御装置は、上記通
信分配装置と上記監視制御情報の送受信を行って上記子
局制御装置を介した上記監視制御対象設備の監視制御を
行うと共に、自装置と該通信分配装置との間の通信状態
を監視し、待機系の上記第2の親局制御装置は、該通信
分配装置への送信を停止して受信のみ継続し、上記第1
の親局制御装置が上記通信状態に異常を検出すると、該
第1の親局制御装置は自装置を待機系に切り換え、上記
第2の親局制御装置は上記第1の親局制御装置から上記
異常検出情報を取得して自装置を常用系に切り換えるも
のである。
【0008】またこの発明に係る請求項3記載の監視制
御装置は、中央の親局制御装置と伝送路を介した監視制
御情報の授受により、遠隔地にて子局制御装置が監視制
御対象設備を監視制御する装置であって、上記親局制御
装置と上記子局制御装置のそれぞれについて、優先的に
監視制御を実行する常用系となる第1の制御装置と、監
視制御の待機系となる第2の制御装置とを備え、該各親
局制御装置から受信した上記監視制御情報を上記各子局
制御装置に送信し、該各子局制御装置から受信した上記
監視制御情報を上記各親局制御装置に送信する通信分配
装置を上記伝送路に配し、常用系の上記第1の制御装置
は、上記通信分配装置と上記監視制御情報の送受信を行
って上記監視制御対象設備の監視制御を行うと共に、自
装置と該通信分配装置との間の通信状態をそれぞれ監視
し、待機系の上記第2の制御装置は、該通信分配装置へ
の送信を停止して受信のみ継続し、上記第1の制御装置
が上記通信状態に異常を検出すると、該第1の制御装置
は自装置を待機系に切り換え、対応する第2の制御装置
は該第1の制御装置から上記異常検出情報を取得して自
装置を常用系に切り換えるものである。
【0009】またこの発明に係る請求項4記載の監視制
御装置は、請求項3において、通信分配装置を互いに接
続された第1、第2の分配装置で構成し、該第1の分配
装置を親局制御装置側に、該第2の分配装置を子局制御
装置側に配し、上記第1の分配装置は、常用系の親局制
御装置から受信した監視制御情報を上記第2の分配装置
を介して第1、第2の子局制御装置に送信し、第2の分
配装置は、常用系の子局制御装置から受信した上記監視
制御情報を上記第1の分配装置を介して第1、第2の親
局制御装置に送信するものである。
【0010】またこの発明に係る請求項5記載の監視制
御装置は、請求項1〜4のいずれかにおいて、通信分配
装置との間の通信状態を監視して異常検出する手段を待
機系の第2の制御装置にも備え、常用系の第1の制御装
置が上記通信分配装置との通信状態に異常を検出したと
き、対応する第2の制御装置側の上記通信状態が正常で
あることを認識して、常用系/待機系の切り換えを行う
ものである。
【0011】またこの発明に係る請求項6記載の監視制
御装置は、親局制御装置との間で通信分配装置を介した
監視制御情報の授受により監視制御対象設備を監視制御
する装置であって、優先的に監視制御を実行する常用系
と、監視制御の待機系との切り換え可能の2種の動作モ
ードを有し、該動作モードが常用系である場合には、上
記通信分配装置と上記監視制御情報の送受信を行って上
記監視制御対象設備を監視制御すると共に、自装置と該
通信分配装置との間の通信状態を監視し該通信状態に異
常を検出すると、異常検出情報を発生すると共に上記動
作モードを待機系に切り換え、上記動作モードが待機系
である場合には、上記通信分配装置への上記監視制御情
報の送信を停止して受信のみ継続し、上記異常検出情報
を取得すると上記動作モードを常用系に切り換えるもの
である。
【0012】またこの発明に係る請求項7記載の監視制
御装置は、子局制御装置との間で通信分配装置を介した
監視制御情報を授受し、監視制御対象設備を上記子局制
御装置を用いて監視制御する装置であって、優先的に監
視制御を実行する常用系と、監視制御の待機系との切り
換え可能の2種の動作モードを有し、該動作モードが常
用系である場合には、上記通信分配装置と上記監視制御
情報の送受信を行って上記監視制御対象設備を監視制御
すると共に、自装置と該通信分配装置との間の通信状態
を監視し該通信状態に異常を検出すると、異常検出情報
を発生すると共に上記動作モードを待機系に切り換え、
上記動作モードが待機系である場合には、上記通信分配
装置への上記監視制御情報の送信を停止して受信のみ継
続し、上記異常検出情報を取得すると上記動作モードを
常用系に切り換えるものである。
【0013】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図について説明する。図1は、この発明
の実施の形態1による、例えば電力系統設備の監視制御
装置の概略構成を示すブロック図である。図において、
2-1は電力系統設備を中央の制御所にて遠方から監視制
御するための親局制御装置としての監視制御用親装置、
2-2は監視制御情報の受け渡しをする通信分配装置、2
-3、2-4は電力系統設備を近接した場所から監視制御す
る子局制御装置としての、同様の機能を有する2台の監
視制御用子装置で、一方は優先的に監視制御を実行する
常用系、他方は監視制御の待機系として用いられる。5
は監視制御対象設備6の数値情報、状態情報等の監視制
御情報を収集して監視制御用子装置2-3、2-4に伝達
し、また監視制御用子装置2-3、2-4からの制御指令等
の監視制御情報を監視制御対象設備6に伝達するデータ
収集装置である。また、監視制御用親装置2-1と通信分
配装置2-2とは比較的長距離の通信回線で接続され、通
信分配装置2-2と各監視制御用子装置2-3、2-4との間
はそれぞれの通信回線で接続される。また、各監視制御
用子装置2-3、2-4およびデータ収集装置5はLAN
で、データ収集装置5と監視制御対象設備6との間は個
別の信号に対応する電線で接続されている。
【0014】次に、動作について説明する。監視制御用
親装置2-1から遠方にある監視制御対象設備6を制御す
るとき、監視制御用親装置2-1から制御指令等の監視制
御情報を通信分配装置2-2へ送信し、この監視制御情報
を受信した通信分配装置2-2は、各監視制御用子装置2
-3、2-4に伝達する。各監視制御用子装置2-3、2-4
は、監視制御情報を受信するが、待機系モードの時は応
答せず、通信分配装置2-2およびデータ収集装置5に対
して送信しないように設定されている。今、監視制御用
子装置2-3の動作モードを常用系、監視制御用子装置2
-4の動作モードを待機系とすると、監視制御情報を受信
した常用系の監視制御用子装置2-3は、監視制御対象設
備6の状態やインターロック条件などを確認し、データ
収集装置5を介して監視制御対象設備6に監視制御情報
を送信して監視制御対象設備6を制御する。また、監視
制御対象設備6から発信される数値情報、状態情報等の
監視制御情報は、データ収集装置5を介して常用系、待
機系の双方の監視制御用子装置2-3、2-4に送信され
る。待機系の監視制御用子装置2-4はデータ収集装置5
から監視制御情報を受信するが、通信分配装置2-2およ
びデータ収集装置5に対して送信しない。常用系の監視
制御用子装置2-3は、受信した監視制御情報を通信分配
装置2-2に対して送信し、通信分配装置2-2は受信した
監視制御情報を監視制御用親装置2-1に伝達する。
【0015】また、上述した監視制御動作とは別に、各
監視制御用子装置2-3、2-4は、自装置と通信分配装置
2-2との間の通信回線を監視する機能を備え、周期的に
通信回線が正常かどうかを確認して、常用系の監視制御
用子装置2-3と通信分配装置2-2との間の通信状態に異
常を検出すると、動作モードの切り換えにより、監視制
御用子装置2-4を常用系に用いる。このような通信回線
の監視および動作モードの切り換えについて、図2のフ
ローチャートに基づいて以下に説明する。
【0016】各監視制御用子装置2-3、2-4では、動作
モードの判断(S1)に基づいて、一方の監視制御用子
装置2-3は常用系装置に、他方の監視制御用子装置2-4
は待機系装置に設定される。常用系装置に設定された監
視制御用子装置2-3は、信号分配装置2-2およびデータ
収集装置5に対して監視制御情報の送受信の動作を行う
(S2)と共に、自装置と通信分配装置2-2との間の通
信回線を周期的に監視する(S3,S4)。なお、通信
回線の監視は、例えば、RS232Cを用いている場合
には、データの送受信可能を示すDSR信号を監視する
ことにより実視でき、回線切断などの場合には、DSR
信号が検出されないため異常と認識される。一方、待機
系装置に設定された監視制御用子装置2-4は、信号分配
装置2-2およびデータ収集装置5に対して監視制御情報
の送信を停止し、受信動作のみを行う(T1)と共に、
自装置と通信分配装置2-2との間の通信回線を周期的に
監視して確認する(T2,T3)。
【0017】常用系装置に設定された監視制御用子装置
2-3は、S3にて異常と判断されると、待機系装置に設
定された監視制御用子装置2-4側の通信回線の状態を取
得して、それが正常であるとき(S5)、動作モード切
り換え要求(S6)を発生して動作モードを常用系から
待機系に切り換え(S7)、S1に戻る。なお、監視制
御用子装置2-3と監視制御用子装置2-4とは、LANを
介してデータの送受信が可能であり、S5において、監
視制御用子装置2-3は監視制御用子装置2-4側のT2に
て確認された通信回線の状態をLANを介して取得す
る。また、S6にて発生された動作モード切り換え要求
は、LANを介して監視制御用子装置2-4側に送信さ
れ、監視制御用子装置2-4では、動作モード切り換え要
求を取得すると(T4)、動作モードを待機系から常用
系に切り換え(T5)、S1に戻る。S5において、取
得した監視制御用子装置2-4側の通信回線の状態が異常
であるとき、警報を発生して作業者に必要な処置を促し
(S8)、動作モードの切り換えを行わずに定常の通信
回線監視状態に戻す。
【0018】この実施の形態では、2台の監視制御用子
装置2-3、2-4を備え、動作モードにより一方を常用
系、他方を待機系に設定し、監視制御情報の送受信にお
いて、常用系では送受信を行い、待機系では受信のみを
行って送信は停止させる。また、各監視制御用子装置2
-3、2-4は自装置と通信分配装置2-2との間の通信状態
を監視し、常用系の監視制御用子装置2-3が通信状態に
異常を検出すると、待機系側の通信状態が正常であるこ
とを確認して、自装置(監視制御用子装置2-3)の動作
モードを待機系に切り換え、他方の監視制御用子装置2
-4は動作モード切り換えの情報を取得して自身の動作モ
ードを待機系から常用系に切り換える。このため、高価
で設置スペースも必要な切換リレー装置が不要で、監視
制御用子装置2-3、2-4における常用系、待機系の設
定、および切り換えが、監視制御用子装置2-3、2-4内
のソフトウェアで対応でき、通信分配装置2-2も、単
に、受信した監視制御情報を送信する(監視制御用子装
置2-3、2-4側に送信する場合は、2台のそれぞれに同
様に送信する)単純で安価な仕様にできる。これによ
り、遠方から設備を監視制御する際の監視制御情報の信
頼性の高い通信を、安価で簡略化された設備で実現でき
る。
【0019】なお、この実施の形態では、待機系側の監
視制御用子装置2-4でも通信分配装置2-2との通信状態
を監視するようにしたが、常用系のみの監視にして、異
常を検出すると、動作モードを切り換えるようにしても
良い。またこの場合、動作モード切り換え要求は、異常
の検出により発生される異常検出情報を用いても良い。
【0020】また、待機系での通信状態の監視において
も、異常検出時に、警報を発生して作業者に必要な処置
を促しても良い。
【0021】実施の形態2.次に、この発明の実施の形
態2を図3について説明する。図に示すように、電力系
統設備を中央の制御所にて遠方から監視制御するための
親局制御装置4-1、4-2を、同様の機能を有する2台と
し、一方は優先的に監視制御を実行する常用系、他方は
監視制御の待機系として用い、電力系統設備を近接した
場所から監視制御する子局制御装置4-4は1台とする。
4-3は、親局制御装置4-1、4-2と子局制御装置4-4と
の間の伝送路に配されて、監視制御情報の受け渡しをす
る通信分配装置である。5、6は上記実施の形態1と同
様のデータ収集装置、監視制御対象設備である。また、
各監視制御用親装置4-1、4-2と通信分配装置4-3との
間はそれぞれの通信回線で接続され、通信分配装置4-3
と監視制御用子装置4-4との間は比較的長距離の通信回
線で接続される。また、各監視制御用子装置2-3、2-4
およびデータ収集装置5はLANで、データ収集装置5
と監視制御対象設備6との間は個別の信号に対応する電
線で接続されている。さらにまた監視制御用親装置4-
1、4-2間も監視制御用子装置2-3、2-4側とは別のL
ANで接続される。
【0022】次に、動作について説明する。監視制御用
親装置4-1、4-2から遠方にある監視制御対象設備6を
監視制御する際、今、監視制御用親装置4-1の動作モー
ドを常用系、監視制御用親装置4-2の動作モードを待機
系とすると、常用系の監視制御用親装置4-1は監視制御
情報を通信分配装置4-3との間で送受信可能であるが、
待機系の監視制御用親装置4-2では、通信分配装置4-3
から受信するが、送信しないように設定されている。こ
のため、常用系の監視制御用親装置4-1のみから制御指
令等の監視制御情報を通信分配装置4-3へ送信し、この
監視制御情報を受信した通信分配装置4-3は、監視制御
用子装置4-4に伝達する。監視制御用子装置4-4は、監
視制御対象設備6の状態やインターロック条件などを確
認し、データ収集装置5を介して監視制御対象設備6に
監視制御情報を送信して監視制御対象設備6を制御す
る。また、監視制御対象設備6から発信される数値情
報、状態情報等の監視制御情報は、データ収集装置5を
介して監視制御用子装置4-4に送信される。監視制御用
子装置4-4は、受信した監視制御情報を通信分配装置4
-3に対して送信し、通信分配装置4-3は受信した監視制
御情報を常用系、待機系双方の監視制御用親装置4-1、
4-2に伝達する。
【0023】また、上述した監視制御動作とは別に、各
監視制御用親装置4-1、4-2は、自装置と通信分配装置
4-3との間の通信回線を監視する機能を備え、周期的に
通信回線が正常かどうかを確認して、常用系の監視制御
用親装置4-1と通信分配装置4-3との間の通信状態に異
常を検出すると、動作モードの切り換えにより、常用系
の監視制御用親装置4-1を待機系に切り換え、待機系の
監視制御用親装置4-2を常用系に切り換える。このよう
な通信回線の監視および動作モードの切り換えについて
は、上記実施の形態1で示した監視制御用子装置2-3、
2-4の場合と同様である(図2参照)。
【0024】この実施の形態では、2台の監視制御用親
装置4-1、4-2を備え、動作モードにより一方を常用
系、他方を待機系に設定し、監視制御情報の送受信にお
いて、常用系では送受信を行い、待機系では受信のみを
行って送信は停止させる。また、各監視制御用親装置4
-1、4-2は自装置と通信分配装置4-3との間の通信状態
を監視し、常用系の監視制御用親装置4-1が通信状態に
異常を検出すると、待機系側の通信状態が正常であるこ
とを確認して、自装置(監視制御用親装置4-1)の動作
モードを待機系に切り換え、他方の監視制御用親装置4
-2は動作モード切り換えの情報を取得して自身の動作モ
ードを待機系から常用系に切り換える。このため、高価
で設置スペースも必要な切換リレー装置が不要で、監視
制御用親装置4-1、4-2における常用系、待機系の設
定、および切り換えが、監視制御用親装置4-1、4-2内
のソフトウェアで対応でき、通信分配装置4-3も、単
に、受信した監視制御情報を送信する(監視制御用親装
置4-1、4-2側に送信する場合は、2台のそれぞれに同
様に送信する)単純で安価な仕様にできる。これによ
り、遠方から設備を監視制御する際の監視制御情報の信
頼性の高い通信を、安価で簡略化された設備で実現でき
る。
【0025】実施の形態3.上記実施の形態1、2で
は、監視制御用の親装置あるいは子装置のどちらか一方
を2台にして監視制御を2重化したが、図4に示すよう
に、監視制御用親装置5-1、5-2と監視制御用子装置5
-5、5-6との双方をそれぞれ2台としても良い。この場
合、監視制御用親装置5-1、5-2は上記実施の形態2で
示した監視制御用親装置4-1、4-2と同様の働きをする
ものとし、監視制御用子装置5-5、5-6は上記実施の形
態1で示した監視制御用子装置2-3、2-4と同様の働き
をするものとする。なお、図4では、便宜上、データ収
集装置5および監視制御対象設備6の図示は省略する。
また、通信分配装置は、中央の制御所に近接して配され
る第1の信号分配装置5-3と、第1の信号分配装置5-3
と比較的長距離の通信回線で接続され、監視対象設備6
に近接して配される第2の通信分配装置5-4との2台で
構成する。
【0026】この実施の形態では、それぞれ2台の監視
制御用親装置5-1、5-2と監視制御用子装置5-5、5-6
とを備え、動作モードにより一方を常用系、他方を待機
系に設定し、監視制御情報の送受信において、常用系で
は送受信を行い、待機系では受信のみを行って送信は停
止させる。また、各監視制御用親装置5-1、5-2と各監
視制御用子装置5-5、5-5とでは、自装置と通信分配装
置5-3、5-4との間の通信状態を監視し、常用系の監視
制御用親装置5-1(監視制御用子装置5-5)が通信状態
に異常を検出すると、待機系側の通信状態が正常である
ことを確認して、自装置の動作モードを待機系に切り換
え、対応する他方の監視制御用親装置5-2(監視制御用
子装置5-6)は、動作モード切り換えの情報を取得して
自身の動作モードを待機系から常用系に切り換える。こ
のため、高価で設置スペースも必要な切換リレー装置が
不要で、監視制御用親装置5-1、5-2と監視制御用子装
置5-5、5-5とにおける常用系、待機系の設定、および
切り換えが、各装置内のソフトウェアで対応でき、通信
分配装置5-3、5-4も、単に、受信した監視制御情報を
送信する単純で安価な仕様にできる。これにより、中央
の監視制御用親装置5-1、5-2側の通信回線と、監視対
象設備に近い監視制御用子装置5-5、5-5側の通信回線
の双方で信頼性の高い通信を、安価で簡略化された設備
で実現できる。
【0027】
【発明の効果】この発明に係る請求項1記載の監視制御
装置は、中央の親局制御装置と、優先的に監視制御を実
行する常用系となる第1の子局制御装置と、該第1の子
局制御装置と同様の機能を有し監視制御の待機系となる
第2の子局制御装置とを備えて、上記親局制御装置との
伝送路を介した監視制御情報の授受により、遠隔地にて
上記第1、第2の子局制御装置が監視制御対象設備を監
視制御する装置であって、上記親局制御装置から受信し
た上記監視制御情報を上記第1、第2の子局制御装置に
送信し、該第1、第2の子局制御装置から受信した上記
監視制御情報を上記親局制御装置に送信する通信分配装
置を上記伝送路に配し、常用系の上記第1の子局制御装
置は、上記通信分配装置と上記監視制御情報の送受信を
行って上記監視制御対象設備を監視制御すると共に、自
装置と該通信分配装置との間の通信状態を監視し、待機
系の上記第2の子局制御装置は、該通信分配装置への送
信を停止して受信のみ継続し、上記第1の子局制御装置
が上記通信状態に異常を検出すると、該第1の子局制御
装置は自装置を待機系に切り換え、上記第2の子局制御
装置は上記第1の子局制御装置から上記異常検出情報を
取得して自装置を常用系に切り換えるため、遠方から設
備を監視制御する際の監視制御情報の信頼性の高い通信
を、安価で簡略化された設備で実現でき、保守性も向上
できる。
【0028】またこの発明に係る請求項2記載の監視制
御装置は、優先的に監視制御を実行する常用系となる第
1の親局制御装置と、該第1の親局制御装置と同様の機
能を有し監視制御の待機系となる第2の親局制御装置と
を中央に備えて、該第1、第2の親局制御装置との伝送
路を介した監視制御情報の授受により、遠隔地にて子局
制御装置が監視制御対象設備を監視制御する監視制御装
置において、上記第1、第2の親局制御装置から受信し
た上記監視制御情報を上記子局制御装置に送信し、該子
局制御装置から受信した上記監視制御情報を上記第1、
第2の親局制御装置に送信する通信分配装置を上記伝送
路に配し、常用系の上記第1の親局制御装置は、上記通
信分配装置と上記監視制御情報の送受信を行って上記子
局制御装置を介した上記監視制御対象設備の監視制御を
行うと共に、自装置と該通信分配装置との間の通信状態
を監視し、待機系の上記第2の親局制御装置は、該通信
分配装置への送信を停止して受信のみ継続し、上記第1
の親局制御装置が上記通信状態に異常を検出すると、該
第1の親局制御装置は自装置を待機系に切り換え、上記
第2の親局制御装置は上記第1の親局制御装置から上記
異常検出情報を取得して自装置を常用系に切り換えるた
め、遠方から設備を監視制御する際の監視制御情報の信
頼性の高い通信を、安価で簡略化された設備で実現で
き、保守性も向上できる。
【0029】またこの発明に係る請求項3記載の監視制
御装置は、中央の親局制御装置と伝送路を介した監視制
御情報の授受により、遠隔地にて子局制御装置が監視制
御対象設備を監視制御する装置であって、上記親局制御
装置と上記子局制御装置のそれぞれについて、優先的に
監視制御を実行する常用系となる第1の制御装置と、監
視制御の待機系となる第2の制御装置とを備え、該各親
局制御装置から受信した上記監視制御情報を上記各子局
制御装置に送信し、該各子局制御装置から受信した上記
監視制御情報を上記各親局制御装置に送信する通信分配
装置を上記伝送路に配し、常用系の上記第1の制御装置
は、上記通信分配装置と上記監視制御情報の送受信を行
って上記監視制御対象設備の監視制御を行うと共に、自
装置と該通信分配装置との間の通信状態をそれぞれ監視
し、待機系の上記第2の制御装置は、該通信分配装置へ
の送信を停止して受信のみ継続し、上記第1の制御装置
が上記通信状態に異常を検出すると、該第1の制御装置
は自装置を待機系に切り換え、対応する第2の制御装置
は該第1の制御装置から上記異常検出情報を取得して自
装置を常用系に切り換えるため、遠方から設備を監視制
御する際の監視制御情報のさらに信頼性の高い通信を、
安価で簡略化された設備で実現でき、保守性も向上でき
る。
【0030】またこの発明に係る請求項4記載の監視制
御装置は、請求項3において、通信分配装置を互いに接
続された第1、第2の分配装置で構成し、該第1の分配
装置を親局制御装置側に、該第2の分配装置を子局制御
装置側に配し、上記第1の分配装置は、常用系の親局制
御装置から受信した監視制御情報を上記第2の分配装置
を介して第1、第2の子局制御装置に送信し、第2の分
配装置は、常用系の子局制御装置から受信した上記監視
制御情報を上記第1の分配装置を介して第1、第2の親
局制御装置に送信するため、通信分配装置を安価で簡略
な構成にできて、遠方から設備を監視制御する際の監視
制御情報のさらに信頼性の高い通信を安価で簡略化され
た設備で確実に実現できる。
【0031】またこの発明に係る請求項5記載の監視制
御装置は、請求項1〜4のいずれかにおいて、通信分配
装置との間の通信状態を監視して異常検出する手段を待
機系の第2の制御装置にも備え、常用系の第1の制御装
置が上記通信分配装置との通信状態に異常を検出したと
き、対応する第2の制御装置側の上記通信状態が正常で
あることを認識して、常用系/待機系の切り換えを行う
ため、監視制御情報の通信における信頼性がさらに向上
する。
【0032】またこの発明に係る請求項6記載の監視制
御装置は、親局制御装置との間で通信分配装置を介した
監視制御情報の授受により監視制御対象設備を監視制御
する装置であって、優先的に監視制御を実行する常用系
と、監視制御の待機系との切り換え可能の2種の動作モ
ードを有し、該動作モードが常用系である場合には、上
記通信分配装置と上記監視制御情報の送受信を行って上
記監視制御対象設備を監視制御すると共に、自装置と該
通信分配装置との間の通信状態を監視し該通信状態に異
常を検出すると、異常検出情報を発生すると共に上記動
作モードを待機系に切り換え、上記動作モードが待機系
である場合には、上記通信分配装置への上記監視制御情
報の送信を停止して受信のみ継続し、上記異常検出情報
を取得すると上記動作モードを常用系に切り換えるた
め、設備を監視制御する際の監視制御情報の信頼性の高
い通信を、安価で簡略化された設備で実現でき、保守性
も向上できる。
【0033】またこの発明に係る請求項7記載の監視制
御装置は、子局制御装置との間で通信分配装置を介した
監視制御情報を授受し、監視制御対象設備を上記子局制
御装置を用いて監視制御する装置であって、優先的に監
視制御を実行する常用系と、監視制御の待機系との切り
換え可能の2種の動作モードを有し、該動作モードが常
用系である場合には、上記通信分配装置と上記監視制御
情報の送受信を行って上記監視制御対象設備を監視制御
すると共に、自装置と該通信分配装置との間の通信状態
を監視し該通信状態に異常を検出すると、異常検出情報
を発生すると共に上記動作モードを待機系に切り換え、
上記動作モードが待機系である場合には、上記通信分配
装置への上記監視制御情報の送信を停止して受信のみ継
続し、上記異常検出情報を取得すると上記動作モードを
常用系に切り換えるため、設備を監視制御する際の監視
制御情報の信頼性の高い通信を、安価で簡略化された設
備で実現でき、保守性も向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による監視制御装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による通信回線の監
視および動作モードの切り換え動作を示すフローチャー
トである。
【図3】 この発明の実施の形態2による監視制御装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態3による監視制御装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図5】 従来の監視制御装置の概略構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
2-1 親局制御装置としての監視制御用親装置、2-2
通信分配装置、2-3,2-4 子局制御装置としての監視
制御用子装置、4-1,4-2 親局制御装置としての監視
制御用親装置、4-3 通信分配装置、4-4 子局制御装
置としての監視制御用子装置、5-1,5-2 親局制御装
置としての監視制御用親装置、5-3 第1の通信分配装
置、5-4 第2の通信分配装置、5-5,5-6 子局制御
装置としての監視制御用子装置、6 監視制御対象設
備。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央の親局制御装置と、優先的に監視制
    御を実行する常用系となる第1の子局制御装置と、該第
    1の子局制御装置と同様の機能を有し監視制御の待機系
    となる第2の子局制御装置とを備えて、上記親局制御装
    置との伝送路を介した監視制御情報の授受により、遠隔
    地にて上記第1、第2の子局制御装置が監視制御対象設
    備を監視制御する監視制御装置において、上記親局制御
    装置から受信した上記監視制御情報を上記第1、第2の
    子局制御装置に送信し、該第1、第2の子局制御装置か
    ら受信した上記監視制御情報を上記親局制御装置に送信
    する通信分配装置を上記伝送路に配し、常用系の上記第
    1の子局制御装置は、上記通信分配装置と上記監視制御
    情報の送受信を行って上記監視制御対象設備を監視制御
    すると共に、自装置と該通信分配装置との間の通信状態
    を監視し、待機系の上記第2の子局制御装置は、該通信
    分配装置への送信を停止して受信のみ継続し、上記第1
    の子局制御装置が上記通信状態に異常を検出すると、該
    第1の子局制御装置は自装置を待機系に切り換え、上記
    第2の子局制御装置は上記第1の子局制御装置から上記
    異常検出情報を取得して自装置を常用系に切り換えるこ
    とを特徴とする監視制御装置。
  2. 【請求項2】 優先的に監視制御を実行する常用系とな
    る第1の親局制御装置と、該第1の親局制御装置と同様
    の機能を有し監視制御の待機系となる第2の親局制御装
    置とを中央に備えて、該第1、第2の親局制御装置との
    伝送路を介した監視制御情報の授受により、遠隔地にて
    子局制御装置が監視制御対象設備を監視制御する監視制
    御装置において、上記第1、第2の親局制御装置から受
    信した上記監視制御情報を上記子局制御装置に送信し、
    該子局制御装置から受信した上記監視制御情報を上記第
    1、第2の親局制御装置に送信する通信分配装置を上記
    伝送路に配し、常用系の上記第1の親局制御装置は、上
    記通信分配装置と上記監視制御情報の送受信を行って上
    記子局制御装置を介した上記監視制御対象設備の監視制
    御を行うと共に、自装置と該通信分配装置との間の通信
    状態を監視し、待機系の上記第2の親局制御装置は、該
    通信分配装置への送信を停止して受信のみ継続し、上記
    第1の親局制御装置が上記通信状態に異常を検出する
    と、該第1の親局制御装置は自装置を待機系に切り換
    え、上記第2の親局制御装置は上記第1の親局制御装置
    から上記異常検出情報を取得して自装置を常用系に切り
    換えることを特徴とする監視制御装置。
  3. 【請求項3】 中央の親局制御装置と伝送路を介した監
    視制御情報の授受により、遠隔地にて子局制御装置が監
    視制御対象設備を監視制御する監視制御装置において、
    上記親局制御装置と上記子局制御装置のそれぞれについ
    て、優先的に監視制御を実行する常用系となる第1の制
    御装置と、監視制御の待機系となる第2の制御装置とを
    備え、該各親局制御装置から受信した上記監視制御情報
    を上記各子局制御装置に送信し、該各子局制御装置から
    受信した上記監視制御情報を上記各親局制御装置に送信
    する通信分配装置を上記伝送路に配し、常用系の上記第
    1の制御装置は、上記通信分配装置と上記監視制御情報
    の送受信を行って上記監視制御対象設備の監視制御を行
    うと共に、自装置と該通信分配装置との間の通信状態を
    それぞれ監視し、待機系の上記第2の制御装置は、該通
    信分配装置への送信を停止して受信のみ継続し、上記第
    1の制御装置が上記通信状態に異常を検出すると、該第
    1の制御装置は自装置を待機系に切り換え、対応する第
    2の制御装置は該第1の制御装置から上記異常検出情報
    を取得して自装置を常用系に切り換えることを特徴とす
    る監視制御装置。
  4. 【請求項4】 通信分配装置を互いに接続された第1、
    第2の分配装置で構成し、該第1の分配装置を親局制御
    装置側に、該第2の分配装置を子局制御装置側に配し、
    上記第1の分配装置は、常用系の親局制御装置から受信
    した監視制御情報を上記第2の分配装置を介して第1、
    第2の子局制御装置に送信し、第2の分配装置は、常用
    系の子局制御装置から受信した上記監視制御情報を上記
    第1の分配装置を介して第1、第2の親局制御装置に送
    信することを特徴とする請求項3記載の監視制御装置。
  5. 【請求項5】 通信分配装置との間の通信状態を監視し
    て異常検出する手段を待機系の第2の制御装置にも備
    え、常用系の第1の制御装置が上記通信分配装置との通
    信状態に異常を検出したとき、対応する第2の制御装置
    側の上記通信状態が正常であることを認識して、常用系
    /待機系の切り換えを行うことを特徴とする請求項1〜
    4のいずれかに記載の監視制御装置。
  6. 【請求項6】 親局制御装置との間で通信分配装置を介
    した監視制御情報の授受により監視制御対象設備を監視
    制御する監視制御装置において、優先的に監視制御を実
    行する常用系と、監視制御の待機系との切り換え可能の
    2種の動作モードを有し、該動作モードが常用系である
    場合には、上記通信分配装置と上記監視制御情報の送受
    信を行って上記監視制御対象設備を監視制御すると共
    に、自装置と該通信分配装置との間の通信状態を監視し
    該通信状態に異常を検出すると、異常検出情報を発生す
    ると共に上記動作モードを待機系に切り換え、上記動作
    モードが待機系である場合には、上記通信分配装置への
    上記監視制御情報の送信を停止して受信のみ継続し、上
    記異常検出情報を取得すると上記動作モードを常用系に
    切り換えることを特徴とする監視制御装置。
  7. 【請求項7】 子局制御装置との間で通信分配装置を介
    した監視制御情報を授受し、監視制御対象設備を上記子
    局制御装置を用いて監視制御する監視制御装置におい
    て、優先的に監視制御を実行する常用系と、監視制御の
    待機系との切り換え可能の2種の動作モードを有し、該
    動作モードが常用系である場合には、上記通信分配装置
    と上記監視制御情報の送受信を行って上記監視制御対象
    設備を監視制御すると共に、自装置と該通信分配装置と
    の間の通信状態を監視し該通信状態に異常を検出する
    と、異常検出情報を発生すると共に上記動作モードを待
    機系に切り換え、上記動作モードが待機系である場合に
    は、上記通信分配装置への上記監視制御情報の送信を停
    止して受信のみ継続し、上記異常検出情報を取得すると
    上記動作モードを常用系に切り換えることを特徴とする
    監視制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008299658A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Chugoku Electric Power Co Inc:The 監視制御システム
JP2010166332A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Chugoku Electric Power Co Inc:The 遠隔監視制御システム及び回線切替装置

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JP2008299658A (ja) * 2007-05-31 2008-12-11 Chugoku Electric Power Co Inc:The 監視制御システム
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