JP4810248B2 - 火災報知設備 - Google Patents

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Description

本発明は、受信機又は中継器から火災感知器に下り信号を送信し、火災感知器から受信機又は中継器に上り信号を送信して火災を監視する火災報知設備に関する。
従来、P型火災感知器として知られたオンオフ型の火災感知器を受信機又は中継器からの感知器回線に接続した火災報知設備にあっては、受信機又は中継器から火災感知器に監視コマンド等の下り信号を電圧変化で送信し、火災感知器から受信機又は中継器にコマンド応答の上り信号を電流変化で送信して火災を監視するようにしている。
図13は従来設備における受信機又は中継器と火災感知器の間のコマンド送信の下り信号と、コマンド応答の上り信号のタイムチャートであり、パルスカウント伝送方式を採用している。
図13(A)はコマンド送信の下り信号であり、感知器回線の定常電圧を例えば19Vとすると、19Vから31Vに変化させている。電圧変化で行う下り信号としてのコマンド信号は、スタートパルス71、基準パルス72、コマンド74、76で構成され、その後ろに感知器アドレスに対応したタイミングでコマンド応答上り信号を送信するための応答用パルス78を設けている。
ここで、感知器回線に接続する火災感知器の最大数は例えば38台であり、感知器台数に対応して応答用パルス78を38個送信している。またコマンド74,76は同じ内容であり、2連送することで信頼性を上げている。更にコマンド74,76は全ての火災感知器を対象とした一括コマンドを例に取っている。
火災感知器にあってはコマンド信号のコマンド76に続く応答用パルス78をカウントし、カウント値が予め設定した自己アドレスに一致すると、その直後の応答用パルス78の空きタイミングで電流変化によるコマンド応答上り信号を送信する。図13(B)は感知器回線に接続している38台の火災感知器はコマンドが一括コマンドであることから全てコマンド応答として上り信号を送出している。
このコマンド応答の上り信号は、図13(C)のアドレス1〜38の火災感知器に示すように、応答用パルス78をカウントして各アドレスに一致するタイミングでそれぞれの火災感知器がコマンド応答上り信号82−1〜82−38を送信しており、その合成信号が図13(B)のように上り信号として感知器回線に送信されることになる。

特開2001−184571号公報 特開2001−184576号公報
しかしながら、このような従来のパルスカウント伝送方式にあっては、受信機又は中継器からの送信した一括コマンドに対し全ての火災感知器が応答用パルスのカウントに対応して上り信号を応答送信した場合、ノイズの混入によって特定の上り信号が消失したり、ノイズそのものが上り信号として受信される場合があり、上り信号を誤検出する問題がある。
図14は、受信機又は中継器から送信した下り信号の応答用パルス78のアドレス1がノイズの影響により消失信号100のように失われた場合であり、感知器側ではアドレス2となる下り信号の応答用パルス78を最初のパルスとしてカウントを開始する。このため受信側では、アドレス1の火災感知器からの応答をアドレス2からの応答と誤って検出する。以降、アドレスが1ケずつずれてアドレス37からの応答をアドレス38からの応答と誤って検出する。このため、失われたアドレス1の応答用パルスに対応した応答がないため、アドレス1の火災感知器が障害を起こしていると誤検出してしまう。
このようなノイズによる上り信号の誤りを検出するため、一括コマンドを複数回送信し、火災感知器からの応答上り信号の多数決や連続一致などで信号を確定する方法、火災感知器のアドレスを個別に指定して応答を要求する個別コマンドを使用する方法、更に、火災感知器側に自己アドレスやパリティを付加して応答させる方法が考えられるが、いずれも伝送処理に時間がかかり、伝送効率が低下してしまう問題がある。
本発明は、火災感知器から応答する上り信号の誤りの有無を簡単且つ効率的に判定して信頼性を高める火災報知設備を提供することを目的とする。
本発明は、受信機又は中継器から引出された感知器回線に火災感知器を接続し、受信機又は中継器から電圧を変化させることで下り信号を送信し、火災感知器から電流を変化させることで上り信号を送信する火災報知設備を対象とする。

ここで、受信機又は中継器は下り信号として全ての火災感知器の応答を要求する正常監視コマンド、又は終端設定された火災感知器の応答を要求する断線監視コマンドを含む監視コマンドに続いて火災感知器の最大アドレス数分の応答用パルスと所定数の予備応答用パルスを含む信号を送信する下り信号送信部と、応答用パルスに対応して火災感知器からの監視コマンド応答となる第1応答上り信号を受信した後に、予備応答用パルスの所定のパルス位置に対応して監視コマンド応答とは無関係な第2応答上り信号を受信した場合、第1応答上り信号を無効として処理する上り信号処理部とを設ける。

また、火災感知器は受信機又は中継器から送信された下り信号の自己アドレスに対応した応答用パルスに同期して第1応答上り信号を送信する感知器応答部を設ける

受信機又は中継器のり信号処理部は、前記下り信号として所定の定期点検期間毎に全ての火災感知器を対象に定期点検コマンドを送信し、受信機又は中継器の上り信号処理部は、前記応答用パルスに対応して前記火災感知器からの定期点検コマンド応答となる第1応答上り信号を受信した後に、予備応答用パルスに対応して定期点検コマンド応答とは無関係な第2応答上り信号を受信した場合、第1応答上り信号を有効として処理する。

定期点検コマンドは、火災感知器の種別毎に応答を要求する種別要求コマンド、火災感知器にプリアラーム履歴情報の応答を要求するプリアラーム検索コマンド、火災感知器に自動試験を指示して正常応答を要求する自動試験要求コマンド、又は火災により発報した火災感知器の応答を要求する発報アドレス検索コマンドを含む。
火災感知器の感知器応答部は、受信機又は中継器から送信される所定のコマンドへの応答として予備応答用パルスの所定のパルス位置に割り当てられた第2応答上り信号を、予備応答用パルスの当該割当パルス位置に対応して送信し、受信機又は中継器の上り信号処理部は、第2応答上り信号の割当パルス位置から応答内容を判別して処理する。

例えば火災感知器の感知器応答部は、予備応答用パルスの割当パルス位置に対応した第2応答上り信号として障害、プリアラームを含む代表信号を送信し、受信機又は中継器の上り信号処理部は、第2応答上り信号の割当パルス位置から代表信号を判別した際に、第1応答上り信号を有効とし、下り信号送信部に詳細検索コマンドの送信を指示する。

本発明によれば、火災感知器の最大アドレス数分の応答用パルスに例えば数個の予備応答用パルスを追加し、本来、感知応答のないはずである予備応答用パルスの空きタイミングで火災感知器からの上り信号が受信された場合は、ノイズ印加と判断し、本来の応答用パルスの空きタイミングで受信した感知器応答となる上り信号を無効化し、カウント伝送方式の伝送効率を落とすことなく、確実にノイズによる上り信号の誤検出を除去し、信号伝送の信頼性を向上することができる。
また1週間に1回というように長い間隔で送信される定期点検コマンド等については、予備応答用パルスに対応してノイズ印加による上り信号が受信されたとしても、次の検出応答まで時間が長くなり、また定期点検に応答内容についてはノイズによる誤検出の問題も少ないことから、このような場合には、応答用パルスに対応して受信された上り信号をノイズ印加を判断しても、そのまま有効として処理する。
更に、予備応答用パルスにパルス位置に対応して火災感知器で検出される各種の障害の代表信号等の応答を割り当てておくことで、予備応答用パルスのカウントに対応して必要な代表信号を上り信号として送信し、代表信号の受信に基づき詳細検索コマンドを発行して詳細情報を応答させることもできる。
図1は本発明の一実施形態による火災報知設備の設備構成のブロック図である。図1において、受信機10から引き出された伝送線18及び中継器制御線19に対し複数の中継器12が接続されており、中継器12のそれぞれからは感知器回線20が引き出され、感知器回線20に複数の感知器14−1〜14−nを接続している。
図2は図1における中継器12の実施形態を示したブロック図である。図2において、中継器12は伝送回路22、中継器CPU24、電源部26、電流検出回路28、送信回路30、上り信号検出回路32を備えている。また中継器CPU24にはプログラム制御により実現される機能として中継処理部36、下り信号送信部38及び上り信号処理部40が設けられている。
中継処理部36は通常の監視状態で例えば一括コマンドとして断線監視コマンドと正常監視コマンドの送信を下り信号送信部38に交互に指示し、送信回路30を駆動して断線監視コマンド又は正常監視コマンドを含む下り信号を感知器回線20に交互に送出する。
断線監視コマンドの下り信号に対しては、終端設定された火災感知器14−nがコマンド応答の上り信号を送信する。また正常監視コマンドの下り信号に対しては全ての火災感知器14−1〜14−nがコマンド応答の上り信号を送信する。
中継器12から感知器回線20に送信される下り信号は感知器回線の電圧を変化させる所謂電圧モードの信号である。これに対し火災感知器14から送信される上り信号は感知器回線を流れる電流を変化させる所謂電流モードの信号である。
中継処理部36は、火災感知器14−1〜14−nのいずれかで火災を検出すると、例えば感知器回線20に対し火災割込信号が送信されることから、この火災割込信号を受信すると、発報アドレス検索コマンドを送信して発報した火災感知器の感知器アドレスを取得する。

火災感知器による発報時の火災割込信号の送信は、例えば一定の時間間隔で3回連続して行われ、中継器処理部36にあっては2回の火災割込信号の受信による発報アドレス検索コマンドの検索結果から2回一致した感知器アドレスが得られたら発報感知器を特定し、そして3回目の火災割込信号の受信で火災発報を確定し、受信機10に対し火災検出を火災割込信号により通知し、火災警報を行わせる。

また中継処理部36は、断線監視コマンドの下り信号の送信に対し終端設定した火災感知器14−nから連続して所定回数、上り信号の応答がなかった場合に感知器回線20の断線を確定して、断線障害を受信機10に通報する。
下り信号送信部38は、中継処理部36からコマンドの送信を指示された際に、コマンド、応答用パルス及び予備応答用パルスからなる下り信号を送信回路30を介して電圧モードで送信する。
ここで、応答用パルスのパルス個数は感知器回線20に接続可能な火災感知器14の最大アドレス数分のパルス個数であり、予備応答用パルスのパルス個数は任意に定めた所定個数である。本実施形態で火災感知器の最大アドレス数は32アドレスとして応答用パルスを32パルス出力し、続いて予備応答用パルスを例えば6パルス出力する。
上り信号処理部40は、下り信号の応答用パルスに対応して火災感知器14からコマンド応答となる上り信号(第1応答上り信号)を応答受信した後に、もしも予備応答用パルスに対応してコマンド応答とは無関係な上り信号(第2応答上り信号)を受信した場合、これはノイズ印加による誤った信号と判断し、基本的に、応答用パルスに対応したコマンド応答の上り信号(第1応答上り信号)を無効として処理する。
またノイズ印加による予備応答用パルスに対応したコマンド応答とは無関係な上り信号(第2応答上り信号)を受信した場合でも、コマンドの内容によってはコマンド応答の上り信号(第1応答上り信号)を有効として処理する場合もある。
図3は図1における火災感知器14の実施形態を示したブロック図である。図3において、火災感知器14は無極性・ノイズ吸収性回路42、9V出力の定電圧回路44、3V出力の定電圧回路46、リセット監視回路48、感知器CPU50、不揮発メモリであるEEPROM回路52、パルス駆動回路54、サーミスタなどの温度検出素子56、温度検出回路58、伝送信号検出回路60、応答信号送出回路62を備えている。
感知器CPU50に対して設けたEEPROM回路52には感知器種別など火災感知器14の処理に必要な各種の情報に加え、感知器アドレスが記憶されており、感知器回線20の電源投入に伴うリセット監視回路48による感知器CPU50のリセットスタートによる初期化処理でEEPROM回路52より感知器アドレスを含む各種設定情報を内部のROMに展開し、感知器制御を行う。
感知器CPU50にはプログラム実行により実現される機能として感知器応答部64が設けられる。感知器応答部64は、中継器12からコマンド、応答用パルス及び予備応答用パルスからなる下り信号を受信し、応答用パルスをカウントした値が自己アドレスに一致した場合、対応する応答用パルスの空きタイミングでコマンドに対応した上り信号(第1応答上り信号)を送信する。
例えば中継器12からの正常監視コマンドを含む下り信号は伝送信号検出回路60で検出されて感知器CPU50に入力され、コマンド内容を解読後、火災感知器14に障害などの異常がなければ、感知器応答部64が応答用パルスのカウント値が自己アドレスに一致した直後の応答用パルスの空きタイミングで応答信号を応答信号送出回路62に出力し、応答信号送出回路62が電流変化によりコマンド応答の上り信号を感知器回線20に送信する。
もし火災感知器14に障害アドレス情報などの異常があれば、応答用パルスのカウント値が自己アドレスに一致した直後の応答用パルスの空きタイミングでの応答信号の送信を停止する。
下り信号の予備応答用パルスについては、アドレス判別のためのパルスカウントをせずに無視するか、又はパルスカウントをしても自己アドレスとの比較は行わない。このため火災感知器14は予備応答用パルスの空きタイミングでは原則として上り信号の応答送信を行うことはない。したがって中継器12側で予備応答用パルスの空きタイミングで、もしも上り信号が受信された場合は、これはノイズの印加による誤った上り信号、即ちノイズそのものを受信しているということができる。
パルス駆動回路54は感知器CPU50からの一定時間間隔の駆動パルスを受けて温度検出素子56であるサーミスタを駆動しており、検出タイミングごとに温度検出回路58で温度を検出して感知器CPU50に読み込み、感知器CPU50で予め設定した火災温度を超えたことで火災発報を検出し、応答信号送出回路62を使用して火災割込信号を感知器回線20に送信する。
本実施形態にあって感知器CPU50は火災発報を検出すると、中継器12からの正常監視コマンドの送信間隔内で連続して例えば3回火災割込信号を送信する。正常監視コマンドが例えば9秒間隔で送信されていると、火災発報時に火災感知器14は3秒間隔で連続して火災割込信号を送信する。
このような火災感知器14からの火災割込信号につき、1回目と2回目については、中継器12は発報アドレス検索コマンドを発行して感知器番号を取得し、3回目の火災割込信号の受信で感知器アドレスの検索結果が2回分一致したことを条件に火災を確定して受信機10側に火災発生を通報する。

中継器12で3回の火災割込信号について火災が確定されると中継器12は発報表示灯制御コマンドを送信し、これを受けて火災感知器14は感知器に設けている作動表示灯(図示せず)を点灯する。
中継器12にあっては、第1報目で火災を確定すると、その後、一定周期で連続して発報アドレス検索コマンドを発行しており、したがって2報目の火災感知器が発報すると、発報アドレス検索コマンドに対し感知器アドレス応答信号を送信することで、中継器12側において2報目、さらに3報目といった同一感知器回線20における火災発報を認識することができる。

尚、図3の火災感知器14にあってはサーミスタなどの温度検出素子56による熱感知器を例にとるものであったが、発光素子と受光素子を備えた散乱光式煙検出部を備えた煙感知器であってもよい。
図4は図2の中継器12から定常監視状態で送信される断線監視コマンドと正常監視コマンドのタイムチャートである。図4(A)は図1の受信機10から中継器12に対し一定周期で送信される伝送同期コマンド6であり、伝送同期コマンド66に基づき中継器12は図4(B)のように電圧変化となる下り信号として断線監視コマンド68と正常監視コマンド70を含む下り信号を交互に送信している。

図5は図2の中継器12と火災感知器14の間のコマンド送信の下り信号と、コマンド応答の上り信号のタイムチャートである。図5(A)はコマンド送信の下り信号であり、感知器回線の定常電圧を例えば19Vとすると、19Vから31Vに変化させている。
電圧変化で行うコマンド送信用の下り信号は、スタートパルス71、基準パルス72、コマンド74、コマンド76で構成され、その後ろに感知器アドレスに対応したタイミングでコマンド上り信号を送信するための応答用パルス78と、ノイズ印加の誤り検出のために使用する予備応答用パルス80を設けている。
本実施形態において、感知器回線に接続する火災感知器の最大数は例えば32台であり、感知器台数に対応して応答用パルス78を32個送信し、続いて予備応答用パルス80を6個送信している。なお、正常監視コマンドや断線監視コマンドといった一括コマンドの場合、感知器アドレスの指定は不要であることから、コマンド74,76は同じ内容であり、2連送することで信頼性を上げている。
火災感知器にあっては下り信号のコマンド76に続く応答用パルス78をカウントし、カウント値が予め設定した自己アドレスに一致すると、その直後の応答用パルス78の空きタイミングで電流変化によるコマンド応答の上り信号を送信する。図5(B)は感知器回線に接続している32台の火災感知器が一括コマンドである正常監視コマンドを受信してコマンド応答の上り信号を送出した場合である。
このコマンド応答の上り信号は、図5(C)のアドレス1〜32の火災感知器14−1〜14−32に示すように、応答用パルス78をカウントして各アドレスに一致するタイミングでそれぞれの火災感知器がコマンド応答の上り信号82−1〜82−32を送信しており、その合成信号が図5(B)のように上り信号として感知器回線に送信されることになる。
これに対し応答用パルス78に続く予備応答用パルス80については、コマンド応答に使用していないことから、上り信号の送信は行われず空きとなっており、もし中継器12側で予備応答用パルス80の空きタイミングで破線の上り信号84が受信された場合は、これはノイズそのものである。

このようにノイズによる上り信号84が予備応答用パルス80の空きタイミングで受信されているということは、他の有効な上り信号がノイズの印加を受けて消失したり、本来、上り信号を送信していない部分でノイズとして発生している可能性が高いことが予測でき、コマンド対応の上り信号を例えば無効とする処理ができる。

図6は本実施形態の中継器から送信するコマンド一覧の説明図であり、図6(A)が一括コマンド一覧96であり、図6(B)が個別コマンド一覧98である。
図6(A)の一括コマンド一覧96は、コマンドコード、コマンド名、コマンドの用途、応答端末及び予備応答用パルスの応答上り信号に対する取り扱いにわけて示している。中継器12にあっては通常監視状態で図4のタイムチャートに示したように受信機10からの伝送同期コマンド66に対応して奇数タイミングで断線監視コマンド68を含む下り信号を送信し、数タイミングで正常監視コマンド70を含む下り信号を送信している。

断線監視コマンドは一括コマンド一覧96のようにコマンドコードが「04」であり、コマンドの用途は「終端感知器の呼出」であり、応答端末は終端設定がされた「終端感知器」となる。この場合の予備応答用パルスに対応した応答信号である上り信号の受信に対しては「ノイズ印加と判断して無効」としている。
また正常監視コマンドは一括コマンド一覧96の4行目に示しており、コマンドコード「08」であり、コマンドの用途は「接続感知器の呼出」であり、応答端末は「接続感知器」すなわち全ての接続感知器であり、更に予備応答用パルスに対する応答信号の取り扱いは「ノイズ印加と判断して無効」としている。
また一括コマンド一覧96には例えば一週間に一回の定期点検のために送信される定期点検コマンドがあり、コマンドコード05の煙感知器の呼出を対象とした種別要求コマンド、コマンドコード06の熱感知器の呼出しを行う種別要求コマンドコマンドコード0D,0E,0Fのプリアラーム1回、2回、3回の各感知器呼出に使用するプリアラーム検索1回、プリアラーム検索2回及びプリアラーム検索3回の各コマンド、更にコマンドコード11の感知器の自動試験制御と結果呼出を行う自動試験要求コマンドを例示している。

定期点検コマンドについて予備応答用パルスのタイミングの応答信号となる上り信号に対しては「有効」としている。この理由は、定期点検コマンドが例えば一週間に一回という時間間隔で送信されており、ノイズ印加により無効として扱うと次の一週間が経過するまで定期点検コマンドによる火災感知器の応答が更新されない状態が続くことを回避するためである。また定期点検コマンドの応答内容は、プリアラーム回数や自動試験正常といった内容であり、ノイズにより誤検出されても大きな問題を引き起す可能性が低いことによる。
更に一括コマンド一覧96最後の行のコマンドコード22は発報アドレス検索コマンドであり、火災感知器からの火災割込信号の受信に基づいて発行されるコマンドであり、応答するコマンドは火災を発報した感知器となる

図6(B)は中継器12から発行する個別コマンド一覧98であり、個別コマンドにあっては火災感知器のアドレスを指定したコマンドを含む下り信号の送信を行う。この個別コマンドの送信は図5(A)の下り信号における同一のコマンド74,76の後ろにデータとして感知器アドレスを挿入し、その後に応答用パルス78と予備応答用パルス80を送信する。

個別コマンド一覧98の個別コマンドとして、この例にあっては、モニタ値読込コマンド、端末発報試験コマンド、発報表示灯オンコマンド及び発報表示灯オフコマンドを示している。このうち端末発報試験コマンド、発報表示灯オンコマンド、発報表示灯オフコマンドについては応答データは制御先の火災感知器のアドレスであるが、モニタ値読込コマンドについては火災感知器アドレスに煙濃度または温度などのアナログ値を加えた応答データとしている。

また応答データとしてのアナログ値の転送は、図5(A)の応答用パルス78の後ろにアナログ値専用の応答用の応答パルスを例えば8パルス追加し、その後ろの予備応答用パルス80を配置することになる。
この個別コマンド一覧98に示した個別コマンドについては、いずれのコマンドについても、予備応答用パルスの空きタイミングに上り信号が受信された場合には、ノイズの印加と判断して応答用パルスの空きタイミングで受信されるコマンド応答の上り信号を無効とし、再度同じコマンドの下り信号を送信するリトライを行わせる。
尚、図6(A)の一括コマンド一覧96及び図6(B)の個別コマンド一覧98は中継器から送信するコマンドの一例であり、必要に応じて適宜のコマンドを設定することができる。

図7は図2の中継器12における中継器処理のフローチャートである。図7において、中継器処理はステップS1で電源投入に伴う初期化処理を行った後、ステップS2で火災割込信号の受信の有無をチェックしており、いずれかの火災感知器で火災発報が行われて火災割込信号が送信されるとこれを受信し、ステップS3で発報アドレス検索処理として発報アドレス検索コマンドを送信し、発報した火災感知器のアドレスを取得する。
続いてステップS4で同一アドレスの火災割込信号のN回受信の有無をチェックしており、例えばN=3回受信を判別するとステップS5で火災を確定し、受信機10に対し火災割込信号を送信して火災警報を行わせる。火災発報中はステップS6で受信機からの復旧コマンドの受信をチェックしており、復旧コマンドを受信するとステップS7で感知器回線に対する電源供給を遮断した後に復旧させる復旧制御を行う。
続いてステップS8で受信機10からの伝送同期コマンドを受信すると、ステップS9で正常監視処理の偶数タイミングで正常監視コマンドを送信して全ての火災感知器14−1〜14−nから正常応答の上り信号を受信し、もし正常応答の上り信号が受信されない火災感知器があれば、例えば連続して3回応答なしが続いたときに火災感知器の障害を確定して受信機に通報する。
また正常監視処理の奇数タイミングについてはステップS10で断線監視コマンドを送信し、終端設定した火災感知器14−nから断線応答の下り信号を受信すれば正常と判断し、例えば連続して3回断線応答の上り信号を受信できなければ感知器回線20の断線障害を確定し、受信機に断線障害の発生を通報する。このようなステップS2〜S10の処理を繰り返す。
尚、ステップS5で火災を確定した際には、発報表示灯制御コマンドを送信して発報感知器に作動表示灯を点灯させて、この状態で繰り返し発報アドレス検索コマンドを送信して、2報目以降の発報を識別するようにしているが、この点にあってはフローチャートでは省略している。
図8は図2の中継器における中継器伝送処理のフローチャートであり、図5のタイミングチャートを参照して説明すると次のようになる。
図8において、ステップS1でコマンド送信イベントの発生を判別すると、ステップS2で図5(A)に示すようにスタートパルス71に続いて基準パルス72、同じコマンド内容のコマンド74,76、感知器最大アドレスであるアドレス1〜32に対応した32個のパルスをもつ応答用パルス78を送信し、最後に例えば6パルスの予備応答用パルス80を送信する。
次にステップS3で応答用パルス78の空きタイミングで火災感知器からコマンド応答の上り信号を受信したか否かチェックしており、上り信号を受信するとステップS4で感知器応答の上り信号を保持した後、ステップS5で最終の応答用パルスの応答タイミングへの到達を判別するまでステップS3からの処理を繰り返す。
ステップS5で最終の応答用パルスの応答タイミングが判別されるとステップS6に進み、予備応答用パルス80の空きタイミングで感知器応答の上り信号を受信したか否かチェックする。もし予備応答用パルスの空きタイミングで感知器応答の上り信号を受信した場合にはステップS7に進み、コマンド種別から予備応答用パルスの空きタイミングで受信した上り信号は有効か否か判定する。この判定は図6(A)の一括コマンド一覧96及び図6(B)の個別コマンド一覧98に示した内容となる。
ステップS8で判定結果が有効であった場合にはステップS9に進み、ステップS4で保持した応答用パルスの空きタイミングで受信した感知器応答の上り信号に基づく感知器応答処理を実行する。
一方、ステップS8で判定結果が無効であった場合にはステップS10に進み、ステップS4で保持している応答用パルスの空きタイミングで受信した感知器応答の上り信号を無効化する。
尚、上り信号を無効化した場合にはコマンドによってはリトライ処理を行ったり、別の判断を行う。例えば図6(B)の個別コマンド一覧98についてはリトライを行い、図6(A)の一括コマンド一覧96における発報番号検索についてはアドレス1〜32のいずれかに対応した上り信号については無効とするが、上り信号の受信結果は火災感知器の発報と判断して処理する。

図9は図3の火災感知器における感知器処理のフローチャートである。図9において、感知器処理はステップS1で感知器回線の電源投入に伴う初期化処理を行った後、ステップS2で火災検出の有無をチェックしており、火災検出があるとステップS3で火災割込信号を出力する。続いてステップS4で中継器からの発報アドレス検索コマンドの受信の有無をチェックしており、このコマンドを受信するとステップS5で応答用パルスの自己アドレスのタイミングで検索応答信号を出力する。
続いてステップS6で発報表示灯の点灯制御を中継器12からの発報制御コマンドの受信に基づいて行う。続いてステップS7で正常監視コマンドの受信の有無をチェックしており、正常監視コマンドの受信を判別するとステップS8で応答用パルスをカウントした値が自己アドレスに一致したタイミングで正常応答の上り信号を出力する。
尚、終端設定された火災感知器14−nにあっては、断線監視コマンドの受信を判別すると、断線応答の上り信号を応答用パルスをカウントした値が自己アドレスに一致したタイミングで送信することになる。
以上の実施形態にあっては中継器12から火災感知器に送信する下り信号に設けた予備応答用パルスの空きタイミングで受信される上り信号ノイズ印加状態として処理しているが、他の実施形態として予備応答用パルス80の空きタイミングを使用して火災感知器から障害代表信号やプリアラーム代表信号、更には火災発報時の発報アドレス検索コマンドに対する応答として種別応答信号などを上り信号として応答送信するようにしても良い。

図10は予備応答用パルスの空きタイミングを使用して火災感知器側から送信される端末応答信号の端末応答割当一覧である。
この端末応答割当一覧85にあっては、図5(A)に示した予備応答用パルス80のパルス番号33〜38のパルスに対応して感知器割当応答信号を設定する。この例では予備応答用パルス番号の33、35、37番は空きであるが、34番に障害代表信号を割当、36番にプリアラーム代表信号を割当、さらに38番に煙種別応答信号を割り当てている。
ここで感知器割当応答信号を割り当てていない33、35、37の空き部分についてはノイズ印加を判定するための上り信号受信タイミングとして使用することができる。
図11は図10の端末応答割当一覧85の予備応答用パルス3の空きタイミングで上り信号が受信された際の割当信号である障害代表信号を判別した際に、中継器から送信される障害検索コマンドの一覧である。
図11の障害検索コマンド一覧87にあっては、火災感知器におけるゼロ点異常の感知器呼出行うコマンドコード09の障害検索コマンドと、火災感知器のアンプ回路異常の感知器呼出を行うコマンドコード0Bの障害検索コマンドを例にとっている。この2つの障害検索コマンドに対する火災感知器からの応答データは、いずれも感知器アドレスである。
また予備応答用パルスの応答上り信号が受信された場合にはノイズ印加と判断して応答用パルスの空きタイミングのコマンド応答の上り信号を無効とし、障害検索コマンドを再度発行するリトライ処理を行うようにしている。
更に図10の端末応答割当一覧85の応答信号は、中継器から送信するコマンドに対応して割り当てられている。例えば障害代表信号とプリアラーム代表信号は正常監視コマンドを受信した際の応答信号として割り当てられ、また煙種別応答信号は発報アドレス検索コマンドを受信した際の応答信号として割り当てられている。

図12は予備応答用パルスの空きタイミングで上り信号を受信した場合の中継器の感知器応答処理のフローチャートである。
図12において、予備応答用パルスの空きタイミングで上り信号を受信した場合には、まずステップS1で正常監視コマンドの応答か否かチェックし、そのコマンド応答信号であった場合にはステップS2に進み、予備応答用パルスに対する上り信号の受信位置から信号種別を判定する。
例えば割当位置が予備応答用パルス番号の34の空きタイミングであった場合には障害代表信号と判別し、36の空きタイミングであった場合にはプリアラーム代表信号と判別する。続いてステップS3で判定結果が障害代表信号であった場合にはステップS4に進み、図11のコマンドコード09及び0Bの障害検索コマンドを順次送信し障害内容を特定する。
もし障害代表信号でなかった場合にはステップ5に進み、判定結果がプリアラーム代表信号か否か判別し、プリアラーム代表信号であった場合にはステップS6でプリアラーム履歴情報の応答を要求するプリラーム検索コマンドを送信してプリアラーム発生感知器を特定する。
この場合のプリアラーム検索コマンドとしては例えば図6(A)の一括コマンド一覧96に示したプリアラーム検索1回、プリラーム検索2回及びプリアラーム検索3回の各コマンドを順次送信してプリアラームが発生している感知器とその回数を特定することができる。
続いてステップS7で発報アドレス検索コマンドの応答であることを判別した場合には、煙種別応答信号か否か判定し、煙種別応答信号であった場合にはステップS9で火災発報した火災感知器に対する時間設定処理を実行する。蓄積時間設定処理は、煙感知器の発報から予め設定した蓄積時間まで火災発報状態が継続している場合に、火災を断定して警報することになる。

尚、図10〜図12の予備応答用パルスの空きタイミングを使用した感知器割当応答信号の設定は一例であり、必要に応じて適宜の感知器応答の割当を行うことができる。
また本実施形態は受信機、中継器及び火災感知器で構成した場合を例にとるものであったが、受信機と火災感知器で構成される火災報知設備についてもそのまま適用できる。この場合には図1の受信機10と中継器12との間の伝送部分を除いて、中継器12の構成を受信機10に含めれば良い。
また、本実施形態は、応答用パルスの後に予備応答用パルスを配置しているが、応答用パルスの間に予備応答用パルスを分散配置してもよい。例えば32パルスの応答用パルスを前半と後半に分け、応答用パルス16個、予備応答用パルス3個、応答用パルス16個、予備応答用パルス3個のパルス配置とする。
この場合、火災感知器はパルスカウント1〜16,20〜35に対応したアドレス1〜16,20〜35を設定すれば良い。このような予備応答用パルスの分散配置により、ノイズの印加タイミングがばらついても、より確実にノイズ印加を検出することができる。
また本実施形態はその目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、さらに上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
中継器と火災感知器による本実施形態の火災報知設備の実施形態を示したブロック図 図1における中継器の実施形態を示したブロック図 図1における火災感知器の実施形態を示したブロック図 図2の中継器からの断線監視コマンドと正常監視コマンドの送信タイミングのタイムチャート 図2の中継器と火災感知器の間のコマンド送信の下り信号とコマンド応答の上り信号のタイムチャート 本実施形態の中継器から送信するコマンド一覧の説明図 図2の中継器における中継器処理のフローチャート 図2の中継器における中継器伝送処理のフローチャート 図3の火災感知器における感知器処理のフローチャート 予備応答用パルスに対応して火災感知器に割当てられた感知器割当応答信号の説明図 予備応答用パルスに対応した障害代表信号の受信で中継器から送信される障害検索検索コマンドの説明図 予備応答用パルスの空きタイミングで上り信号を受信した場合の中継器の感知器応答処理のフローチャート 従来のパルスカウント伝送における受信機又は中継器からのコマンド送信の下り信号と火災感知器からのコマンド応答の上り信号のタイムチャート ノイズによる上り信号の消失で上り信号を誤検出した場合のタイムチャート
符号の説明
10:受信機
12:中継器
14:火災感知器
18:伝送線
19:中継器制御線
20:感知器回線
22:伝送回路
24:中継器CPU
26:電源部
28:電流検出回路
30:送信回路
32:応答信号検出回路
34:感知器障害検出回路
36:中継処理部
38:下り信号送信部
40:上り信号処理部
42:無極性・ノイズ吸収回路
44,46:定電圧回路
48:リセット監視回路
50:感知器CPU
52:EEPROM回路
54:パルス駆動回路
56:温度検出素子
58:温度検出回路
60:伝送信号検出回路
62:応答信号送出回路
64:感知器応答部
66:伝送同期コマンド
68:断線監視コマンド
70:正常監視コマンド
71:スタートパルス
72:基準パルス
74,76:コマンド
78:応答用パルス
80:予備応答用パルス
82−1〜82−32:上り信号

Claims (5)

  1. 受信機又は中継器から引出された感知器回線に火災感知器を接続し、前記受信機又は中継器から電圧を変化させることで下り信号を送信し、前記火災感知器から電流を変化させることで上り信号を送信する火災報知設備に於いて、
    前記受信機又は中継器に、
    前記下り信号として全ての火災感知器の応答を要求する正常監視コマンド、又は終端設定された火災感知器の応答を要求する断線監視コマンドを含む監視コマンドに続いて火災感知器の最大アドレス数分の応答用パルスと所定数の予備応答用パルスを含む信号を送信する下り信号送信部と、
    前記応答用パルスに対応して前記火災感知器からの監視コマンド応答となる第1応答上り信号を受信した後に、前記予備応答用パルスの所定のパルス位置に対応して前記監視コマンド応答とは無関係な第2応答上り信号を受信した場合、前記第1応答上り信号を無効として処理する上り信号処理部と、
    を設け、
    前記火災感知器に、前記受信機又は中継器から送信された下り信号の自己アドレスに対応した応答用パルスに同期して第1応答上り信号を送信する感知器応答部を設けたことを特徴とする火災報知設備。
  2. 請求項1記載の火災報知設備に於いて、
    前記下り信号送信部は、前記下り信号として所定の定期点検期間毎に全ての火災感知器を対象に定期点検コマンドを送信し、
    前記上り信号処理部は、前記応答用パルスに対応して前記火災感知器からの定期点検コマンド応答となる第1応答上り信号を受信した後に、前記予備応答用パルスに対応して前記定期点検コマンド応答とは無関係第2応答上り信号を受信した場合、前記第1応答上り信号を有効として処理することを特徴とする火災報知設備。

  3. 請求項記載の火災報知設備に於いて、前記定期点検コマンドは、火災感知器の種別毎に応答を要求する種別要求コマンド、ある火災感知器にプリアラーム履歴情報の応答を要求するプリアラーム検索コマンド、火災感知器に自動試験を指示して正常応答を要求する自動試験要求コマンド、又は火災により発報した火災感知器の応答を要求する発報アドレス検索コマンドを含むことを特徴とする火災報知設備。
  4. 請求項1記載の火災報知設備に於いて、
    前記感知器応答部は、前記下り信号送信部から送信される所定のコマンドへの応答として前記予備応答用パルスの所定のパルス位置に割り当てられた第2応答上り信号を、前記予備応答用パルスの当該割当パルス位置に対応して送信し、
    前記上り信号処理部は、前記第2応答上り信号の割当パルス位置から応答内容を判別して処理することを特徴とする火災報知設備。

  5. 請求項記載の火災報知設備に於いて、
    記感知器応答部は、前記割当パルス位置に対応した第2応答上り信号として障害、プリアラームを含む代表信号を送信し、
    記上り信号処理部は、前記第2応答上り信号の割当パルス位置から前記代表信号を判別した際に、前記第1応答上り信号を有効とし、前記下り信号送信部に詳細検索コマンドの送信を指示することを特徴とする火災報知設備。
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