JP4989094B2 - 火災報知設備 - Google Patents

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本発明は、受信機又は中継器から引出された感知器回線の電流を監視して断線を検出する火災報知設備に関する。
従来、受信機又は中継器から引出された感知器回線にオンオフ型の火災感知器を接続した火災報知設備における感知器回線の断線監視は、感知器回線の終端に終端抵抗、ツェナーダイオード又はコンデンサなどの終端器を接続し、感知器回線に流れる電流または電圧を受信機又は中継器の断線検出部で所定の断線閾値と比較し、正常か断線かの判断を行っている。
感知器回線の断線を電流値で検出する場合、終端器の終端電流に感知器消費電流を加えて設計値として求めた正常監視時の監視時最小電流Iaと、監視時最小電流Iaより低い感知器を最大接続数とした場合の同じく設計値として求めた断線時最大電流Ibとの間に固定の閾値Ithを設け、監視電流Iが閾値Ithを超えていれば正常と判断し、閾値Ith以下となったら断線と判断している。
特開2004−94314号公報
しかしながら、このような従来の断線監視にあっては、設計値として求める監視時最少電流Iaと断線時最大電流Ib(だだしIa>Ib)との差が小さくなり、その間に固定的に設定した電流閾値Ithによる断線監視にあっては、ノイズによる感知器回線の電流変化で断線と誤判断される場合があり、S/N比が低下して耐ノイズ性が悪化する問題があった。
また、感知器回線に接続する最大接続数は設計上決まっているが、実際の火災報知設備で感知器回線の接続する火災感知器の台数は最大接続数以内で様々であり、設計時に想定した感知器台数と実際に接続している感知器台数との相違が大きくなると、特定の感知器台数を想定して設計値として求めた監視時最小電流Iaと断線時最大電流Ibの間に固定的に設定した電流閾値Ithによる断線監視では、耐ノイズ性などの点で適切な断線監視が困難な状況にある。
本発明は、感知器回線における実際の火災感知器の接続台数に対応した最適な電流閾値を設定して断線監視の信頼性を向上する火災報知設備を提供することを目的とする。
本発明は、受信機又は中継器から引出された感知器回線に、受信機又は中継器からの下り信号に対し上り信号を応答する応答型火災感知器を接続し、受信機又は中継器に感知器回線の検出電流が所定の電流閾値Ith以下に低下したことを判定して断線を検出する断線検出部(断線監視部)を設けた火災報知設備に於いて、受信機又は中継器に、
感知器回線に接続した応答型火災感知器の台数を検出する接続数検出部と、
感知器回線の監視時最小電流Iaを、感知器回線に接続した終端器に流れる終端電流I1と、応答型火災感知器の検出台数xに1台当りの消費電流Isを乗じた電流I2(=x・Is)との加算電流(I1+I2)として求める第1電流算出部と、
監視時最小電流Iaより低い感知器回線の断線時最大電流Ibを、応答型火災感知器の検出台数に1台当りの消費電流Isを乗じた電流I2(=x・Is)として求める第2電流算出部と、
監視時最小電流Iaと断線時最大電流Ibの平均電流(Ia+Ib)/2を求めて断線検出部の電流閾値Ithを設定する閾値設定部と、
を設けたことを特徴とする。

本発明の別の形態にあっては、受信機又は中継器から引出された感知器回線に、受信機又は中継器からの下り信号に対し上り信号を応答する応答型火災感知器と、火災検出時に感知器回線に発報電流を流すオンオフ型火災感知器を接続し、受信機又は中継器に感知器回線の検出電流が所定の電流閾値Ith以下に低下したことを判定して断線を検出する断線検出部を設けた火災報知設備に於いて、受信機又は中継器に、
感知器回線に接続した応答型火災感知器の台数xを検出する接続数検出部と、
感知器回線の監視時最小電流Iaを、感知器回線に接続した終端器に流れる終端電流I1と、応答型火災感知器の検出台数に1台当りの消費電流Iを乗じた電流I2(=x・Is)との加算電流(I1+I2)として求める第1電流算出部と、
監視時最小電流Iaより低い感知器回線の断線時最大電流Ibを、応答型火災感知器の検出台数xに1台当りの消費電流Isを乗じた電流I2(=x・Is)と、感知器回線の感知器最大接続数yから応答型火災感知器の検出台数xを差し引いたオンオフ型感知器の想定台数(y−x)に1台当りの消費電流Ioを乗じた電流との加算電流I3(=(y−x)Io)として求める第2電流算出部と、
監視時最小電流Iaと断線時最大電流Ibの平均電流(Ia+Ib)/2を求めて断線検出部の電流閾値Ithを設定する閾値設定部と、
を設けたことを特徴とする。

本発明の別の形態にあっては、受信機又は中継器から引出された感知器回線に火災感知器を接続し、受信機又は中継器に感知器回線の検出電流が所定の電流閾値以下に低下したことを判定して断線を検出する断線検出部を設けた火災報知設備に於いて、受信機又は中継器に、
監視時に感知器回線に流れる平均監視電流Iavを検出する監視電流検出部と、
感知器回線の断線時最大電流Ibを、平均監視電流Iavから感知器回線に接続した終端器に流れる終端電流I1を差し引いた電流(Iav−I1)として求める電流算出部と、
平均監視電流Iavと断線時最大電流Ibの平均電流(Iav+Ib)/2を求めて断線検出部の電流閾値Ithを設定する閾値設定部と、
を設けたことを特徴とする。

本発明によれば、応答型火災感知器の応答機能を利用して感知器回線に接続している実際の感知器接続数を検出し、検出した接続数に基づいて断線閾値設定範囲の上限となる監視時最小電流Iaと下限となる断線時最大電流Ibを求め、その間となるように電流閾値Ithを設定して断線を判断しているため、消費電流の低減により断線閾値を設定する範囲が狭くなっても、実際の感知器接続状況に応じて設定範囲を求め、例えば設定範囲の中心に電流閾値を設定することで、S/N比を改善し、高い耐ノイズ性を確保して断線監視の信頼性を向上できる。
また同じ感知器回線に応答型火災感知器とオンオフ型火災感知器が混在しているような場合であっても、応答型火災感知器の実際の接続台数を検出すると共に検出台数に基づいてオンオフ型火災感知器の接続台数を想定することで、消費電流の低減により断線閾値を設定する範囲が狭くなっても、実際の感知器接続状況に応じて設定範囲を求め、例えば範囲の中心に電流閾値を設定することで、S/N比を改善し、高い耐ノイズ性を確保して断線監視の信頼性を向上できる。
更に、本発明の別の形態にあっては、断線監視の閾値設定範囲の上限を決める電流を、感知回線の平均監視電流として求め、消費電流の低減により断線閾値を設定する範囲が狭くなっても、実際の感知器接続状況に応じて設定範囲を求め、例えば範囲の中心に電流閾値を設定することで、S/N比を改善し、高い耐ノイズ性を確保して断線監視の信頼性を向上できる。
図1は本実施形態による火災報知設備の構成を示したブロック図である。図1において、受信機10から引き出された伝送線18及び中継器制御線19に対し複数の中継器12が接続されており、中継器12からは感知器回線20が引き出され、それぞれ複数の応答型火災感知器14−1〜14−nを接続している。
図2は図1における受信機10の実施形態を示したブロック図である。図2において、受信機10には受信機CPU100が設けられ、受信機CPU100に対しては、伝送回路102、電源部104、表示部106、操作部108、音響警報部110、移報部112を設けている。
受信機CPU100はプログラム制御により実現される火災監視機能を備え、伝送回路102に対する指示で伝送線18により図1の中継器12に対し一定周期で伝送同期コマンドを送っており、この伝送同期コマンドの間に所定回数、ポーリングコマンドを送っている。
受信機CPU100は中継器12からの火災割込信号を受信すると、表示部106を使用して火災警報表示を行い、音響警報部110から音響警報を出すと共に、必要に応じて移報部112から移報信号を出力して、連動機器としての防排煙扉や警報ベルなどを連動制御するようにしている。
図3は本実施形態における中継器の実施形態を示したブロック図である。図3において、中継器12は、伝送回路22、中継器CPU24、電源部26、電流検出回路28、送信回路30、応答信号検出回路32を備えている。中継器CPU24にはプログラム制御により実現される機能として中継処理部34と断線監視部36を設けている。
中継処理部34は、受信機10から伝送同期コマンドを受信するごとに、正常監視コマンドを、送信回路30を駆動して感知器回線20に送出する。正常監視コマンドの下り信号に対しては、全ての応答型火災感知器14−1〜14−nがコマンド応答の上り信号を送信する。
中継器12から感知器回線20に送信される下り信号は、感知器回線の電圧を変化させるいわゆる電圧モードの信号である。これに対し応答型火災感知器14−1〜14−nから送信される上り信号は、感知器回線20に流れる電流を変化させるいわゆる電流モードの信号である。
また、中継処理部34は、応答型火災感知器14−1〜14−nのいずれかで火災を検出すると、感知器回線20に対し火災割込信号が送信されることから、この火災割込信号を受信して感知器アドレス検索コマンドを送信し、発報した応答型火災感知器の感知器アドレスを取得する。
応答型火災感知器による発報時の火災割込信号の送信は、例えば一定の時間間隔で例えば2回連続して行われ、中継処理部34にあっては、2回の火災割込信号の受信による感知器アドレス検索コマンドの検索結果である感知器アドレスが一致したら火災を確定し、受信機10に対し火災検出を火災割込信号により通知(火災確定通知)し、火災警報を行わせる。
断線監視部36は、感知器回線20の検出電流Iが所定の電流閾値Ith以下に低下したことを判定して断線を検出し、断線検出を受信機10に通知して障害警報を出力させる。本実施形態にあっては、後の説明で明らかにするように、断線監視部36で使用する電流閾値Ithを、感知器回線20に接続している応答型火災感知器14−1〜14−nの接続台数xを検出して最適値となるように設定している。
図4は本実施形態における応答型火災感知器14の実施形態を示したブロック図である。図4において、応答型火災感知器14は、無極性回路とノイズ吸収回路を備えた無極性ノイズ吸収回路37、9ボルト出力の定電圧回路38、3ボルト出力の定電圧回路40、リセット監視回路42、感知器CPU44、揮発メモリであるEEPROM46、パルス駆動回路48、サーミスタなどの温度検出素子50、温度検出回路52、伝送信号検出回路54及び応答信号送出回路56を備えている。

EPROM46にはアドレスが記憶され、更に応答型火災感知器14が熱感知器であることを示す種別データも記憶され、感知器回線20の電源投入に伴うリセット監視回路42による感知器CPU44のリセットスタートによる初期化処理で、EEPROM46よりアドレスを含む各種設定情報を内部のRAMに展開し、感知器制御を行う。

感知器CPU44にはプログラム制御により実現される感知器応答機能が設けられている。感知器応答機能は中継器12からのコマンドと応答用パルスからなる下り信号を受信し、応答用パルスをカウントした値が自己アドレスに一致した際の応答用パルスの空きタイミングで、このとき受信しているコマンドに対応した応答信号としての上り信号を送信する。
例えば中継器12からの正常監視コマンドを含む下り信号は、伝送信号検出回路54で検出されて感知器CPU44に入力され、感知器CPU44はコマンド内容を解読した後、応答用パルスのカウント値が自己アドレスに一致した直後の空きタイミングで応答信号を応答信号送出回路56に出力し、感知器回線の電流変化によりコマンド応答の上り信号を送信する。

応答型火災感知器14のパルス駆動回路48は、感知器CPU44からの一定時間間隔の駆動パルスを受けて温度検出素子50であるサーミスタを駆動しており、検出タイミングごとに温度検出回路52で温度を検出して感知器CPU44に読み込み、予め設定した火災温度を超えたことで火災発報を検出し、伝送信号送出回路56を使用して火災割込信号を感知器回線20に送信する。
本実施形態にあって、感知器CPU44は火災発報を検出すると、中継器12からの正常監視コマンドの送信間隔内で連続して例えば2回、火災割込信号を送信する。正常監視コマンドが例えば9秒間隔で送信されているとすると、火災発報時に応答型火災感知器14は3秒間隔で連続して火災割込信号を送信する。

このような応答型火災感知器14からの火災割込信号につき、中継器12は感知器番号の検索コマンドを発行して感知器番号を取得し、例えば回目の火災割込信号の受信で感知器番号の検索結果が一致することを条件に火災を確定して、受信機10に火災発生を通報する。
中継器12で回の火災割込信号について火災が確定されると、中継器12は発報表示灯制御コマンドを送信し、これを受けて応答型火災感知器14は作動表示灯(図示せず)を点灯する。
中継器12にあっては、第1報目で火災を確定すると、その後、例えばT3=6秒間隔で連続して感知器アドレス検索コマンドを発行しており、したがって2報目の応答型火災感知器が発報すると、感知器アドレス検索コマンドに対し感知器アドレス応答信号を送信することで、中継器12側において2報目、更に3報目といった同一感知器回線20における火災発報を認識することができる。
なお図4の応答型火災感知器14にあっては、サーミスタなどの温度検出素子50による熱感知器を例に取るものであったが、発光素子と受光素子を備えた散乱光式煙検出部を備えた応答型火災感知器であってもよいことはもちろんである。
図5は本実施形態の中継器12と応答型火災感知器14の間のコマンド送信の下り信号とコマンド応答の上り信号のタイムチャートである。図5(A)はコマンド送信の下り信号であり、感知器回線の定常電圧を例えば19ボルトとすると、19ボルトから31ボルトに変化させている。
電圧変化で行うコマンド送信用の下り信号は、スタートパルス60、基準パルス62、コマンド64,66及び応答用パルス68で構成される。本実施形態において、感知器回線20に接続可能な応答型火災感知器の最大数は例えば38台であり、このためコマンド66に続いて38個の応答用パルス68を送信している。またコマンド64,66は同じコマンドであり、2連送することで信頼性を上げている。
応答型火災感知器14−1〜14−38にあっては、下り信号のコマンド66に続く応答用パルス68をカウントし、カウント値が予め設定した自己アドレスに一致すると、その直後の応答用パルス68の空きタイミングで電流変化によるコマンド応答の上り信号を送信する。図5(B)は感知器回線に接続している38台の応答型火災感知器が一括コマンドである正常監視コマンドを受信してコマンド応答の上り信号を送出した場合である。
コマンド応答の上り信号は、図5(C)のアドレス1〜38の応答型火災感知器14−1〜14−38に示すように、応答用パルス68をカウントして各アドレスに一致するタイミングで、それぞれの応答型火災感知器がコマンド応答上り信号72−1〜72−38を送信しており、その合成信号が図5(B)の上り信号として感知器回線に送信されることになる。
このため中継器12にあっては、正常監視コマンドに対する応答上り信号のパルス数をカウントすることで、感知回線20に実際に接続している応答型火災感知器の接続台数xを検出することができる。
図6は中継器12に設けた断線監視部36により応答型火災感知器の接続台数を検出して行う断線監視の第1実施形態の説明図である。図6(A)において、中継器12から引き出された感知器回線20には、最大接続台数例えば38台を超えない範囲で複数の応答型火災感知器14が接続されており、感知器回線20の終端には終端抵抗15が接続されている。
中継器12には、図3に示した中継器CPU24によるプログラム制御により実現される機能として、接続数検出部74、第1電流算出部76、第2電流算出部78及び閾値設定部80が設けられている。
接続数検出部74は感知器回線20に接続した応答型火災感知器14の台数xを検出する。具体的には、火災報知設備の立上げ時、定期自己診断時もしくはイニシャルセット時などに動作し、応答型火災感知器14の接続台数xを、例えば図5に示した正常監視コマンドに対する上り信号のパルス数のカウントで検出する。
第1電流算出部76は感知器回線20の監視時最小電流Iaを算出する。第1電流算出部76により検出される監視時最小電流Iaは次式で与えられる。

(監視時最小電流)=(終端電流)+(感知器消費電流×接続台数x)
Ia=I1+Is×x (1)
即ち、第1電流算出部76で算出される監視時最小電流Iaは、終端抵抗15を流れる終端電流I1に、感知器回線20に接続している応答型火災感知器14の検出台数xと1台当たりの感知器消費電流Isを掛け合わせた値を加算した電流値である。
第2電流算出部78は感知器回線20の断線時最大電流Ibを算出する。この断線時最大電流Ibは次式で与えられる。

(断線時最大電流)=(感知器消費電流×接続台数)
Ib=Is×x (2)
即ち、断線時最大電流Ibは断線により終端抵抗15が切り離された状態を想定しており、応答型火災感知器14の1台当たりの感知器消費電流Isに検出台数xを掛け合わせた電流である。
閾値設定部80は、第1電流算出部76及び第2電流算出部78で求めた監視時最小電流Ia(上限値)と断線時最大電流Ib(下限値)の間となるように、断線監視36の電流閾値Ithを設定する。本実施形態にあっては、例えば次式により電流閾値Ithを設定する。

電流閾値)={(監視時最小電流)+(断線時最大電流)}/2
Ith=(Ia+Ib)/2
={(I1+Is×x)+(Is×x)}/2 (3)。

即ち、この(3)式の電流閾値Ithは、監視時最小電流Iaと断線時最大電流Ibを加算して2で割った平均電流として設定されている。

図6(B)は図6(A)の第1実施形態における断線監視の電流閾値の設定の説明図である。図6(B)において、第1電流算出部76により求められる監視時最小電流Iaは閾値設定範囲82の上限値を与え、また第2電流算出部78で求められる断線時最大電流Ibは閾値設定範囲82の下限値を与えている。
この閾値設定範囲82につき、(3)式によりIaとIbの中央に断線監視のための電流閾値Ithが設定される。なおIcは、図5(B)に示した応答型火災感知器から電流モードで出力される上り信号の電流値である。
このように第1実施形態にあっては、感知器回線20に実際に接続されている応答型火災感知器14の接続台数xを検出して、閾値設定範囲82を決める上限値としての監視時最小電流Iaと断線時最大電流Ibを求めており、従来の感知器回線20に接続される最大感知器数などに基づく設計パラメータに基づいた断線監視のための電流閾値の設定に比べ、実際の感知器接続数に基づく最適な断線監視のための電流閾値Ithの設定ができ、定常監視状態でノイズが加わった場合にも、電流閾値Ithは監視時最小電流値Iaに対し十分な差を持つことから、ノイズによる監視電流の変動に対し監視電流が電流閾値Ithを下回って断線を誤検出するような事態を確実に回避し、耐ノイズ性を向上して断線監視の信頼性を向上することができる。
図7(A)は中継器12に設けた断線監視部36による断線監視の第2実施形態の説明図であり、第2実施形態にあっては感知器回線20に応答型火災感知器14とオンオフ型火災感知器16を混在して接続した場合の断線監視を行う。

図7(A)において、中継器12から引き出された感知器回線20にはx台の応答型火災感知器14が接続され、更にオンオフ型火災感知器16も接続されている。ここで感知器回線20に接続可能な火災感知器の最大接続数をyとすると、応答型火災感知器14の接続台数xは中継器12に設けた接続数検出部84により検出できる。
これに対しオンオフ型火災感知器16については、その接続数は検出できないが、感知器回線20に接続可能な感知器の最大数yが固定的に決まっていることから、本実施形態にあっては感知器最大接続数yから応答型火災感知器14の検出数xを差し引いた台数(y−x)をオンオフ型火災感知器16の予測台数として求め、断線監視に用いる電流閾値Ithの設定を行う。

中継器12には、図3に示した中継器CPU24によるプログラム制御により実現される機能として、接続数検出部84、第1電流算出部85、第2電流算出部86及び閾値設定部88が設けられている。
接続数検出部84は、感知器回線20に接続した応答型火災感知器14の接続台数xを検出する。具体的には、火災報知設備の立上げ時、定期自己診断時もしくはイニシャルセット時などに動作し、応答型火災感知器14の接続台数xを、例えば図5に示した正常監視コマンドに対する上り信号のパルス数のカウントで検出する。
第1電流算出部85は感知器回線20の監視時最小電流Iaを次式により求める。

(監視時最小電流)=(終端電流)+(応答型火災感知器消費電流×検出台数x)
Ia=I1+Is×x (4)

即ち監視時最小電流Iaは、終端抵抗15を流れる終端電流I1に応答型火災感知器14の1台当たりの感知器消費電流Isに検出数xを乗じた電流を加算した値である。この監視時最小電流Iaは図7(B)に示すように、閾値設定範囲90の上限を決める。

第2電流算出部86は感知器回線20の断線時最大電流Ibを次式により求める。

(断線時最大電流)={(応答型火災感知器消費電流)×(検出台数)}
+{(オンオフ感知器消費電流)×(感知器最大接続数−検出台数)}
Ib=(Is×x)+{I×(y−x)} (5)

即ち断線時最大電流Ibは、x台の応答型火災感知器14の合計消費電流と予測した(y−x)台のオンオフ型火災感知器16の合計消費電流を加算した値であり、図7(B)の閾値設定範囲90の下限を与える。
閾値設定部88は、第1電流算出部84及び第2電流算出部86で求めた監視時最小電流Iaと断線時最大電流Ibの間となるように、断線監視36の電流閾値Ithを設定する。本実施形態にあっては、例えば次式により電流閾値Ithを設定する。

電流閾値)={(監視時最小電流)+(断線時最大電流)}/2
Ith=(Ia+Ib)/2
={(I1+Is×x)+(Is×x)+{I×(y−x)}/2 (6)

即ち、(6)式により監視時最小電流Iaと断線時最大電流Ibを加算して2で割った平均電流を電流閾値Ithとして設定している。
図7(B)は図7(A)の第2実施形態における断線監視に使用する電流閾値Ithの設定状態の説明図である。図7(B)において、閾値設定範囲90の上限を決める監視時最小電流Iaは、前記(4)式のように、感知器回線20に実際に接続されている応答型火災感知器14の検出数xに基づいて算出されている。

また閾値設定範囲90の下限を与える断線時最大電流Ibは、前記(5)式のように、実際に検出された応答型火災感知器14の検出数xと感知器回線20に接続する感知器最大接続数yから推定されたオンオフ型火災感知器の予測接続台数(y−x)に基づいて算出されている。

したがって、応答型火災感知器14の接続台数とオンオフ型火災感知器16の接続数を特定の条件の下に固定的に決定して行う設計パラメータに基づく従来の断線監視のための電流閾値の設定に比べ、第2実施形態にあっては、実際に感知器回線20に接続している応答型火災感知器14の台数とオンオフ型火災感知器16の台数に十分に近似した条件で、最適な断線監視のための電流閾値Ithを設定することができる。
なお、実際の感知器回線20に接続するオンオフ型火災感知器16の数は応答型火災感知器14の数に比べ比較的少ないことから、未知数であるオンオフ型火災感知器16による断線時最大電流Ibのばらつきは最小限に抑えられており、したがって、より実際の接続条件に合わせた適切な電流閾値Ithの設定が可能である。
図8は中継器12に設けた断線監視部36により感知器回線の監視電流を検出して行う断線監視の第3実施形態の説明図である。図8(A)において、中継器12から引き出された感知器回線20には、例えば感知器最大接続数の範囲内で応答型火災感知器14とオンオフ型火災感知器16が接続され、感知器回線20の終端には終端抵抗15が接続されている。

中継器12には、図3に示した中継器CPU24のプログラム制御により実現される機能として、監視電流検出部92、電流算出部94及び閾値設定部96が設けられている。監視電流検出部92は感知器回線20に流れる平均監視電流Iavを検出する。この平均監視電流Iavは図8(B)のように、閾値設定範囲98の上限を与える。
電流算出部94は感知器回線20の断線時最大電流を次式により算出する。

(断線時最大電流)=(平均監視電流)−(終端電流)
Ib=Iav−I1 (7)
この断線時最大電流Ibは、平均監視電流Iavから終端抵抗15に流れる終端電流I1を差し引いた電流である。
閾値設定部96は、監視電流検出部92と電流算出部94で求められた平均監視電流Iavと断線時最大電流Ibの間となるように断線監視36の電流閾値Ithを設定し、例えば次式により設定する。

電流閾値)={(平均監視電流)+(断線時最大電流))/2
Ith=(Iav+Ib)/2
={(Ia)+(Iav−I1)}/2 (8)
この(8)式で設定される電流閾値Ithは、平均監視電流Iavと断線時最大電流Ibを加算して2で割った平均電流として設定される。
図8(B)は図8(A)の第3実施形態における電流閾値Ithの設定状態である。図8(B)において、閾値設定範囲98の上限は監視電流検出部92で検出された感知器回線20の平均監視電流Iavで与えられる。一方、閾値設定範囲98の下限は電流算出部94で算出された断線時最大電流Ibで与えられる。
そして断線監視のための電流閾値Ithは上限電流Iavと下限電流Ibを加算して2で割った中央の位置に設定され、感知器回線にノイズが加わったような場合の断線誤検出を確実に防止することができる。
この図8の第3実施形態の利点は、感知器回線20に接続している火災感知器の種類に依存することなく最適な断線監視の電流閾値Ithを設定できる点である。即ち図8(A)にあっては、感知器回線に応答型火災感知器14とオンオフ型火災感知器16を混在して接続しているが、応答型火災感知器14のみを接続してもよいし、オンオフ型火災感知器16のみを接続した場合であってもよい。
図9は受信機で感知器回線の断線を監視する実施形態の説明図である。図9の火災報知設備は比較的小規模の設備であり、受信機10から引き出された感知器回線20に応答型火災感知器14を接続しており、感知器回線20の終端には終端抵抗15を接続している。
受信機10には図6の第1実施形態、図7の第2実施形態もしくは図8の第3実施形態に示した断線監視のための機能が、例えば図2に示した受信機CPU100によるプログラム制御により実現されており、感知器回線20に接続した実際の火災感知器の接続数に基づき、最適な断線監視の電流閾値Ithの設定が行われ、S/N比が向上して断線監視の信頼性を高めることができる。
なお、上記の実施形態は応答型火災感知器としてパルス伝送方式を例に取るものであったが、これ以外に受信機または中継器からの電文に対し火災感知器側からコマンド応答に基づく電文を応答するデータ伝送方式の火災報知設備についても同様に適用できる。
また本発明は上記の実施形態に限定されず、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
本実施形態の火災報知設備の実施形態を示したブロック図 受信機の実施形態を示したブロック図 中継器の実施形態を示したブロック図 火災感知器の実施形態を示したブロック図 中継器からの監視コマンドの送信タイミングのタイムチャート 応答型火災感知器の接続台数を検出して行う断線監視の第1実施形態の説明図 感知器回線に応答型火災感知器とオンオフ型火災感知器混在して接続した場合の断線監視の第2実施形態の説明図 感知器回線の監視電流を検出して行う断線監視の第3実施形態の説明図 受信機で感知器回線の断線を監視する実施形態の説明図
符号の説明
10:受信機
12,12−1,12−2:中継器
14,14−1〜14−n:応答型火災感知器
16:オンオフ型火災感知器
18:伝送線
19:中継器制御線
20:感知器回線
22,102:伝送回路
24:中継器CPU
25,26:電源部
28:電流検出回路
30:送信回路
32:応答信号検出回路
37:無極性ノイズ吸収回路
38,40:定電圧回路
44,46:定電圧回路
42:リセット監視回路
44:感知器CPU
46:EEPROM
47:種別データ
48:パルス駆動回路
50:温度検出素子
52:温度検出回路
54:伝送信号検出回路
56:応答信号送出回路
60:スタートパルス
62:基準パルス
64,66:コマンド
68:応答用パルス
72−1〜72−38:コマンド応答上り信号
74,84:接続数検出部
76,85:第1電流算出部
78,86:第2電流算出部
80,88,96:閾値設定部
82,90,98:閾値設定範囲
92:監視電流検出部
94:電流算出部
100:受信機CPU
106:表示部
108:操作部
110:音響警報部
112:移報部

Claims (3)

  1. 受信機又は中継器から引出された感知器回線に、前記受信機又は中継器からの下り信号に対し上り信号を応答する応答型火災感知器を接続し、前記受信機又は中継器に前記感知器回線の検出電流が所定の電流閾値以下に低下したことを判定して断線を検出する断線検出部を設けた火災報知設備に於いて、
    前記受信機又は中継器に、
    前記感知器回線に接続した応答型火災感知器の台数を検出する接続数検出部と、
    前記感知器回線の監視時最小電流を、前記感知器回線に接続した終端器に流れる終端電流と、前記応答型火災感知器の検出台数に1台当りの消費電流を乗じた電流との加算電流として求める第1電流算出部と、
    前記監視時最小電流より低い前記感知器回線の断線時最大電流を、前記応答型火災感知器の検出台数に1台当りの消費電流を乗じた電流として求める第2電流算出部と、
    前記監視時最小電流と断線時最大電流の平均電流を求めて前記断線検出部の電流閾値を設定する閾値設定部と、
    を設けたことを特徴とする火災報知設備。
  2. 受信機又は中継器から引出された感知器回線に、前記受信機又は中継器からの下り信号に対し上り信号を応答する応答型火災感知器と、火災検出時に前記感知器回線に発報電流を流すオンオフ型火災感知器を接続し、前記受信機又は中継器に前記感知器回線の検出電流が所定の電流閾値以下に低下したことを判定して断線を検出する断線検出部を設けた火災報知設備に於いて、
    前記受信機又は中継器に、
    前記感知器回線に接続した応答型火災感知器の台数を検出する接続数検出部と、
    前記感知器回線の監視時最小電流を、前記感知器回線に接続した終端器に流れる終端電流と、前記応答型火災感知器の検出台数に1台当りの消費電流を乗じた電流との加算電流として求める第1電流算出部と、
    前記監視時最小電流より低い前記感知器回線の断線時最大電流を、前記応答型火災感知器の検出台数に1台当りの消費電流を乗じた電流と、前記感知器回線の感知器最大接続数から前記応答型火災感知器の検出台数を差し引いて求めた前記オンオフ型感知器の予測台数に1台当りの消費電流を乗じた電流との加算電流として求める第2電流算出部と、
    前記監視時最小電流と断線時最大電流の平均電流を求めて前記断線検出部の電流閾値を設定する閾値設定部と、
    を設けたことを特徴とする火災報知設備。
  3. 受信機又は中継器から引出された感知器回線に火災感知器を接続し、前記受信機又は中継器に前記感知器回線の検出電流が所定の電流閾値以下に低下したことを判定して断線を検出する断線検出部を設けた火災報知設備に於いて、
    前記受信機又は中継器に、
    監視時に前記感知器回線に流れる平均監視電流を検出する監視電流検出部と、
    前記感知器回線の断線時最大電流を、前記平均監視電流から前記感知器回線に接続した終端器に流れる終端電流を差し引いた電流として求める電流算出部と、
    前記平均監視電流と断線時最大電流の平均電流を求めて前記断線検出部の電流閾値を設定する閾値設定部と、
    を設けたことを特徴とする火災報知設備。
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