JP2944837B2 - 伝送方式 - Google Patents

伝送方式

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、火災警報装置等の環境
監視システムなどに利用され、伝送路を介して接続され
る親局と子局との間でデータ,信号等の伝送を行なう伝
送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】環境監視システムなどにおいて、親局と
子局との間で伝送路を介してデータ等の伝送を行なう伝
送方式として、所謂データ通信シーケンス,すなわち通
常の伝送方法(メッセージ伝送方法)が知られており、
この通常の伝送方法では、一般に、図5(a),(b)
に示すようなパルス幅1Tの信号Aとパルス幅3Tの信
号Bとの組み合わせからなる図6に示すような伝送信号
(スタート信号,コマンド信号,呼出アドレス(ビット
列でのアドレス),子局からの返送データのタイミング
クロック等)が親局から送出され、子局においては、親
局から送出された上記伝送信号を受信して、その呼出ア
ドレス,すなわちビット列アドレスが子局の伝送制御回
路に設定されている自己の固有アドレスと一致した場合
に、返送データを親局に返送するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た通常の伝送方法では、親局が子局のデータを取り込む
のに、図6からわかるように、96Tの時間が必要であ
り、伝送路に子局がn個接続されている場合には、全て
の子局のデータを取り込むのに、96T×nの時間が必
要となる。火災警報システムなどにおいては、ある子局
(例えば感知器)が火災等の異常を感知し、この子局の
状態が変化したときには、親局はこの子局の状態の変化
を迅速に検知し、この状態変化に対し短時間のうちに対
応する必要があるが、上述した通常の伝送方法では、全
ての子局のデータを取り込まなければ子局の状態変化を
検出することができず、子局の数が多い場合には、子局
の状態変化に対して親局の対応が遅れるという欠点があ
った。
【0004】本発明は、上述した通常の伝送方法(メッ
セージ伝送方法)を基本的に用いる場合にも、状態変化
等のあった子局のデータを親局が取得するまでの時間を
著しく短縮させることの可能な伝送方式を提供すること
を目的としている。
【課題を解決するための手段および作用】
【0005】上記目的を達成するために、請求項1記載
の発明は、メッセージ伝送方法を基本的に用いて親局が
子局からデータを取得する場合にも、データ取得の対象
となる子局の割り出しをポーリング伝送方法で行なうこ
とが可能な伝送方式であって、親局と子局との間での伝
送方法がメッセージ伝送方法であるかポーリング伝送方
法であるかを、親局から送出される信号のパルス幅によ
り子局に識別させるようになっている。これにより、親
局はこれらの伝送方法のいずれかを識別するための特別
な信号,指令を、これらの伝送方法を行なうに先立って
子局に別途に送出する必要がなく、極めて簡単な手順に
よりいずれの伝送方法であるかを子局に識別させること
ができる。
【0006】また、請求項2記載の発明では、メッセー
ジ伝送方法を基本的に用いて親局が子局からデータを取
得する場合にも、データ取得の対象となる子局の割り出
しをポーリング伝送方法で行なうことができるようにな
っている。これにより、データ取得の必要な子局との間
だけでメッセージ伝送方法による伝送がなされ、従っ
て、全ての子局からメッセージ伝送方法でデータを取得
する場合に比べて、データ取得に必要な時間を著しく短
縮することができる。
【実施例】
【0007】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。図1は本発明に係る伝送方式が適用されるシ
ステムの構成例を示す図である。図1を参照すると、こ
のシステムは、例えば火災警報システム等の環境監視シ
ステムなどとして構成されており、親局1に伝送路Lを
介してn個の子局2が接続されている。ここで、親局1
は、全体の制御を行なうプロセッサ11と、プロセッサ
11の制御プログラム等が記憶されているメモリ12
と、表示操作部13と、子局2との情報の授受を行なう
伝送回路14とを有している。
【0008】また、各子局2は、これに例えばアナログ
型感知器用の伝送用ICが用いられる場合には図2のよ
うな構成のものとなっている。すなわち、図2の例で
は、子局2は、これが配置されている環境の状態(例え
ば温度,煙濃度,ガス濃度など)を感知するセンサ21
と、伝送路Lを介し親局1から送られた情報を受信する
受信回路22と、センサ21からの情報を親局1側に送
信する送信回路23と、メッセージ伝送方法によるセン
サ21と親局1との間での伝送を制御する伝送制御回路
24と、ポーリング伝送方法によるセンサ21と親局1
との間での伝送を制御するポーリング制御回路25とを
有している。
【0009】ここで、ポーリング制御回路25は、例え
ば1チップCPUにより構成されており、受信回路22
で受信された親局1からの情報からポーリングパルス信
号を検出するポーリングパルス検出部31と、ポーリン
グパルス信号の個数を計数するパルス計数部32と、ポ
ーリングパルス信号の個数の計数値が自己のアドレスと
一致したか否かを検出するアドレス検出部33と、セン
サ21からの出力信号に基づき、状態が変化したか否か
を検出する状態変化検出部34と、アドレス検出部33
において自己のアドレスであると検出されたときに、所
定の応答信号(例えば状態変化検出部34の検出結果)
を送信回路23に与えるポーリング応答出力部35とを
有している。
【0010】また、伝送制御回路24内には、この子局
2の固有アドレスが設定される固有アドレス設定部27
が設けられており、この固有アドレス設定部27に設定
されている固有アドレスは、通常の伝送方法(メッセー
ジ伝送方法)が用いられる場合に伝送制御回路24自体
で参照されるとともに、ポーリング伝送方法が用いられ
る場合にポーリング制御回路25のアドレス検出部33
からも参照されるようになっている。
【0011】ところで、メッセージ伝送方法による伝送
がなされているときには、親局1は、図5(a),
(b)に示したようにパルス幅が1Tの信号Aとパルス
幅が3Tの信号Bとの2種類の信号を用い、これらの組
み合わせからなる図6に示したような伝送信号を送出す
るようになっている。子局2の伝送制御回路24は、親
局1から図6の伝送信号が送られたときに、この伝送信
号に基づき親局1と子局2との間でデータ伝送(メッセ
ージ伝送)を行なうようになっている。
【0012】さらに、本実施例では、メッセージ伝送方
法による伝送とともにポーリング伝送方法による伝送も
なされるように構成されており、これら2種類の伝送方
法を親局1から送られる信号のパルス幅により識別する
ようになっている。すなわち、ポーリング伝送方法によ
る伝送がなされるときには、親局1は、図5(c)に示
すように、メッセージ伝送方法による伝送時に用いられ
る上記2種類の信号A,Bのパルス幅1T,3Tとは異
なるパルス幅の信号C(好ましくは、パルス幅3Tより
も長いパルス幅,例えば4Tの信号C)をポーリングパ
ルス信号として用いるようになっている。従って、子局
2のポーリング制御回路25のポーリングパルス検出部
31は、受信回路22で受信された親局1からの信号の
パルス幅を監視しており、このパルス幅が4Tであると
き、これをポーリングパルス信号Cとして検出するよう
になっている。
【0013】また、ポーリング伝送方法による伝送を行
なう時に、親局1は、子局1のアドレスに相当する個数
のポーリングパルス信号Cを送出することにより、子局
1のアドレスを指定するようになっている。具体的に
は、親局1からは、図3(a)に示すように、ハイレベ
ルHの幅が4Tのポーリングパルス信号Cと、これに続
くロウレベルLの幅が2Tの期間とを繰り返し送出する
ことによって、伝送路Lに接続されている子局2のアド
レスを順次に指定するようになっている。すなわち、本
実施例では、パルス幅4Tのポーリングパルス信号C
は、スキャン用のアドレスパルスとして用いられ、例え
ば、伝送路Lにn個の支局2が接続され、これらn個の
子局2の固有アドレスがそれぞれ、#1,#2,…#n
のように速続番号で設定されている場合に、親局1から
1番目の信号C(パルス幅4T)によりアドレス#1の
子局2を指定し、また2番目の信号C(パルス幅4T)
により、アドレス#2の子局2を指定するというよう
に、信号Cを繰り返し与えることで、#1〜#nの子局
2を順次に呼び出すようになっている。子局2のパルス
計数部32は、親局1から送られるパルス信号Cの個数
を計数し、アドレス検出部33は、パルス信号Cの計数
結果が伝送制御回路25に設定されている固有アドレス
と一致したときに、自己のアドレスが指定されたとして
検出するようになっている。そして、ポーリング応答出
力部35は、図3(b)に示すように、アドレス一致が
検出されたパルス信号C(パルス幅4T)に続くロウレ
ベルLの期間(幅2T)に親局1へ向けて応答信号(電
流信号)を出力するようになっている。
【0014】次に本発明の伝送方式が適用された図1,
図2に示すような環境監視システムの処理動作を図4の
フローチャートを用いて説明する。なお、図4はある1
つの子局2におけるポーリング制御回路25の動作を示
すものである。処理動作開始時に、子局2の状態変化検
出部34は、初期値をセットする(ステップT1)。例
えば後述の状態変化フラグ等を“0”に初期設定する。
しかる後、センサ21からの出力信号を取り込み(ステ
ップT2)、例えばこの信号とその前に取り込んだ信号
とを比較して環境の状態が変化したか否かを判断する
(ステップT3)。状態が変化していないときには、い
ま取り込んだ信号を保存し(ステップT4)、再びステ
ップT2に戻る。このようにして、ステップT2乃至T
4の処理を繰り返し、ステップT3において、環境の状
態が変化したと判断されたときには、状態変化フラグを
“0”から“1”に設定する(ステップT5)。
【0015】一方、親局1は、通常の伝送(メッセージ
伝送方法による伝送)を子局2との間で行なうときに
は、パルス幅1Tの信号Aとパルス幅3Tの信号Bとの
組み合わせからなる図6に示すような伝送信号(データ
通信シーケンスの伝送信号)を子局2に向けて送出し、
子局2では、親局1から上記伝送信号を受信すると、伝
送制御回路24において、伝送信号に対する処理がなさ
れる。すなわち、伝送制御回路24は、親局1から送ら
れた伝送信号内に含まれているビット列アドレスが自己
の固有アドレスと一致しているか否かを判断し、自己の
固有アドレスと一致しているときには、所定の返送デー
タを親局1に返送する。なお、この返送データは、親局
1からのタイミングパルスの間に電流信号(カレントル
ープ)として送出される。また、メッセージ伝送方法に
よる伝送がなされているときには、伝送制御回路24に
おいて処理がなされ、ポーリング制御回路25において
は状態変化検出部34を除き伝送制御がなされない。
【0016】このように通常の伝送では、パルス幅1T
の信号Aとパルス幅3Tの信号Bとの組み合わせからな
る伝送信号による伝送がなされるが、例えば、この通常
の伝送(メッセージ伝送方法による伝送)の休止期間中
に、親局1は、ポーリング伝送方法による伝送を行なう
ことができる。すなわち、ポーリング伝送方法による伝
送では、親局1は、信号A,Bのパルス幅とは異なる図
5(c)に示すようなパルス4Tの信号Cを図3(a)
に示すように、幅2TのロウレベルLの期間の間隔を隔
ててスキャン用のアドレスパルスとして順次に繰り返し
送出する。
【0017】パルス幅4Tの信号Cが親局1から送ら
れ、子局2の受信回路22で受信されたとき、伝送制御
回路24では、この信号Cがパルス幅1Tの信号Aでも
パルス幅3Tの信号Bでもないので、処理を行なわな
い。これに対し、ポーリング制御回路25では、後述の
パルスカウント値を“0”に初期設定した後(ステップ
S1)、受信回路22で親局1からの信号の受信がなさ
れた場合、この信号がパルス幅が4Tのものであるか否
かをポーリングパルス検出部31において判断する(ス
テップS2)。この信号がパルス幅4Tのものである場
合には、これをパルス信号Cとして検出する。ポーリン
グパルス検出部31において1つのパルス信号Cの検出
がなされると、パルス計数部32では、パルスカウント
値を“1”だけ歩進し(ステップS3)、アドレス検出
部33では、パルスカウント値を自己の固有アドレスと
比較する(ステップS4)。この比較の結果、パルスカ
ウント値が自己の固有アドレスと一致していないときに
は、このパルスカウント値が伝送路Lに接続されている
各子局2の最大の固有アドレス#nと一致したかを判断
する(ステップS5)。パルスカウント値が最大の固有
アドレス値nと一致したときには、再びステップS1に
戻る。また、パルスカウント値が最大の固有アドレス値
nと一致していないときには、ステップS2に戻り、ス
テップS2乃至S5の上記処理を繰り返す。このような
繰り返し処理において、ステップS4で、パルスカウン
ト値が自己の固有アドレスと一致したときには、自己の
アドレスが指定されたと判断する。本実施例において
は、ポーリング制御回路25には、センサ21からの出
力信号に基づき状態が変化したか否かを検出する状態変
化検出部34が設けられているので、自己のアドレスが
指定されたと判断されると、ポーリング応答出力部35
は、先ず、状態変化検出部34における検出結果,例え
ば状態変化フラグが“1”か否かを判断する(ステップ
S6)。この結果、状態変化フラグが“1”である場合
にのみ、図3(b)に示すように、パルス信号Cに続く
ロウレベルの期間2Tを利用して親局1に対して所定の
応答パルスを電流信号の形で出力し、親局1からの問い
合わせに対する応答を行なうことができる(ステップS
7)。このようにして、ポーリング応答出力部35は、
状態変化検出部34における検出結果,例えば状態変化
フラグが“1”のときのみ,すなわち状態変化があった
ときにのみ、応答信号を親局1に返送し、しかる後、状
態変化フラグを“0”にリセットして(ステップS
8)、ステップS5に進む。
【0018】このように、上述の処理では、スキャン用
のアドレスパルスとしてのパルス幅4Tの信号Cを順次
に繰り返し送るだけで、親局1は各子局2を呼び出して
各子局2から応答パルス(状態変化フラグ)を得ること
ができ、その応答パルスから全ての子局2の状態変化の
有無を知ることができる。そして、親局1は、状態変化
のあった子局だけからの詳細のデータ(検出アナログデ
ータ)のみを通常の伝送方法(メッセージ伝送方法)に
より収集することができる。
【0019】以上のように、本実施例においては、親局
1から送出される信号のパルス幅により伝送方法を識別
し、パルス幅が1Tの信号Aとパルス幅が3Tの信号B
との組み合わせで通常の伝送(メッセージ伝送方法によ
る伝送)が基本的になされる場合にも、親局1から図5
(a)に示すようなパルス幅が4Tの信号Cをロウレベ
ルLの期間2Tを隔てて順次に繰り返し子局に送出する
ことにより、各子局2との間でポーリング伝送方法によ
る伝送を行なうことができる。
【0020】いま具体例として、伝送路Lに接続されて
いる子局2の個数が“255”であるとし、親局1が通
常の伝送方法(メッセージ伝送方法)だけを用いてすべ
ての子局2のデータを取得する場合には、これに必要な
時間は、96T×255=24,480Tとなる。これ
に対し、親局1が最初ポーリング伝送方法により各子局
2を順次呼び出してその応答信号を得て、次いで、各子
局からの応答信号のうちで例えば1つの子局2だけが状
態変化しており、この子局2からのデータだけを通常の
伝送方法(メッセージ伝送方法)で取得する場合には、
これに必要な時間は、(4T+2T)×(1+255)
+96T=1,632Tとなる。これからわかるよう
に、本実施例の伝送方式によれば、通常の伝送方法だけ
による伝送方式の約7%の極めて短い時間で必要なデー
タを収集することが可能となる。
【0021】また、前述のようにメッセージ伝送の休止
期間にポーリングパルス信号Cを送出するようにすれ
ば、この信号Cのパルス幅4Tは、通常の伝送の1ビッ
ト程度でも良く、従って、ポーリング時間を大幅に短縮
することができる。
【0022】なお、上述の実施例では、各子局2にはア
ナログ型感知器用の伝送用ICが用いられているとした
が、各子局2に上記以外のものが用いられる場合にも、
本発明を同様に適用することができる。
【0023】また、上述の実施例において、ポーリング
伝送時に、自己が呼び出されたときには、各子局2は、
状態変化が有ったときのみ、その検出結果を親局1に応
答信号として返送し、状態変化が無い場合には、親局1
には応答信号を返送しないようにしたが、これとは逆
に、状態変化が無かったときのみ、その検出結果を親局
1に応答信号として返送し、状態変化が有った場合に
は、親局1には応答信号を返送しないようにすることも
できる。なお、状態変化が無かったときのみ、その検出
結果を親局1に返送するようにする場合には、状態変化
に加えて、断線や故障による無応答状態をも親局1にお
いてポーリングモードで検出することができる。また、
各子局2は、状態変化が有った場合,無い場合のいずれ
の場合にも親局1に応答信号を返送するようにすること
も可能である。
【0024】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、通常の伝送方法,すなわちメッセージ伝送方法を基
本的に用いて親局が子局からデータを取得する場合に
も、データ取得の対象となる子局の割り出しをポーリン
グ伝送方法で行なうことができるので、データ取得の必
要な子局との間だけでメッセージ伝送方法による伝送が
なされ、従って、全ての子局からメッセージ伝送方法で
データを取得する場合に比べて、データ取得に必要な時
間を著しく短縮することができる。
【0025】特に、請求項1,請求項2記載の発明によ
れば、メッセージ伝送方法とポーリング伝送方法とを伝
送信号のパルス幅により識別するようになっているの
で、親局はこれらの伝送方法を識別するための特別な信
号,指令を、これらの伝送方法を行なうに先立って子局
に別途に送出する必要がなく、極めて簡単な手順により
いずれの伝送方法であるかを子局に識別させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る伝送方式が適用されるシステムの
構成例を示す図である。
【図2】図1のシステムにおける子局の構成例を示す図
である。
【図3】(a)は本発明に係る伝送方式における親局か
らのアドレス送信信号の一例を示す図,(b)は子局の
応答タイミングを示す図である。
【図4】図1,図2に示すシステムの処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図5】(a),(b)はそれぞれパルス幅が1T,3
Tの信号A,Bを示す図、(c)はパルス幅が4Tの信
号Cを示す図である。
【図6】メッセージ伝送方法の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 親局 2 子局 21 センサ 22 受信回路 23 送信回路 24 伝送制御回路 25 ポーリング制御回路 27 固有アドレス設定部 31 ポーリングパルス検出部 32 パルス計数部 33 アドレス検出部 34 状態変化検出部 35 ポーリング応答出力部 L 伝送路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッセージ伝送方法を基本的に用いて親
    局が子局からデータを取得する場合にも、データ取得の
    対象となる子局の割り出しをポーリング伝送方法で行な
    うことが可能な伝送方式であって、親局と子局との間で
    の伝送方法がメッセージ伝送方法であるかポーリング伝
    送方法であるかを、親局から送出される信号のパルス幅
    により子局に識別させるようになっていることを特徴と
    する伝送方式。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の伝送方式において、ポ
    リング伝送方法による場合には、親局からは前記メッセ
    ージ伝送方法において用いられる信号のパルス幅とは異
    なるパルス幅のポーリングパルス信号が所定の期間を隔
    ててアドレス用信号として繰り返し送出されるようにな
    っており、この場合に、前記子局は、受信した信号がポ
    ーリングパルス信号であるか否かを受信した信号のパル
    ス幅により検出するポーリングパルス検出手段と、検出
    されたポーリングパルス信号の個数を計数するパルス計
    数手段と、ポーリングパルス信号の個数の計数値が自己
    の固有アドレスと一致するか否かを検出するアドレス検
    出手段と、自己の固有アドレスと一致したときに、この
    一致を与えたポーリングパルス信号に続く前記所定の期
    間に親局に向けて所定の応答信号を送出する応答手段と
    を備えていることを特徴とする伝送方式。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の伝送方式において、前記
    子局の応答手段から所定の応答信号を受け、該応答信号
    に基づき該子局のデータを取得する必要があると判断し
    た場合に、前記親局は、前記メッセージ伝送方法を用い
    て該子局との間で伝送を行ない、該子局のデータを取得
    するようになっていることを特徴とする伝送方式。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の伝送方式において、前記
    ポーリング伝送方法による伝送は、前記メッセージ伝送
    の休止期間中になされることを特徴とする伝送方式。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の伝送方式において、前記
    子局は、該子局が設置されている環境の状態を感知する
    感知器として構成されており、この場合に、該子局に
    は、さらに、状態変化の有無を検出する状態変化検出手
    段が設けられ、前記応答手段は、状態変化検出手段にお
    ける検出結果を応答信号として親局に向けて送出し、前
    記親局は、状態変化のあった子局だけとの間でメッセー
    ジ伝送方法による伝送を行ない、状態変化のあった子局
    のみから詳細なデータを収集することを特徴とする伝送
    方式。
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