JP2018164973A - 装着製品の製造方法及びその製造装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シール体等の被装着部品の取付歩留まりを向上させ、取付精度を向上させる。【解決手段】環状の部品本体の内周面に形成された環状の装着溝に、環状のシール体が装着された装着製品の製造方法であり、装着溝内の内周壁と平行な方向のシール体の移動を規制しつつ、径方向に移動する変形係合部材でシール体の被係合部を径方向内側に移動させ、しかもシール体の前記被係合部を除く部分のシール体の外径を装着溝の内周径より小径に変形させて保持工程と、前記シール体の保持を解除し、シール体を広げた状態に戻し、前記部品本体の装着溝に前記シール体を装着させる装着工程とを含み、前記装着工程は、前記変形係合部材の係合を解除してシール体の保持状態を解除する解除工程と、シール体を当該シール体の内側から外側に広げつつ前記装着溝内に移動させる移動工程と、を含む装着製品の製造方法である。【選択図】図3

Description

本発明は、部品本体に被装着部品が装着された装着製品の製造方法及びその製造装置に関する。
部品本体に設けられた穴の内周壁に形成された環状の溝に、弾力性を有する環状の被装着部品(例えば、Oリング等)を装着する装置としては、例えば、方向性を備えるリングの大きさを変形させて部品本体の穴内に移動させた後、元の形状への復元を利用して環状の溝に装着する装置がある(特許文献1及び2参照)。
特許文献1の装置では、まず、変形前の弾性シールに所定の準備位置に準備された変形機構を係合して弾性シールを変形させる。その後、不図示の移送装置の保持機構によって変形状態の弾性シールを上下方向から挟持して弾性シールの変形状態を固定し、その一方で変形機構の弾性シールとの係合を解除する。次いで、保持機構に保持されて変形状態に維持された弾性シールを、移送装置によって準備位置からディスクブレーキキャリパの穴内に搬送した後、保持機構による挟持を解除し、弾性シールの弾性力による元の形状への復元を利用して穴の内周壁に形成された環状の溝に装着を行う。そして、完全に弾性シールを環状の溝に装着させるために、弾性シールの内周に複数の押し込みローラを押し当て、内周に沿って周方向に移動させている。
特許文献2の装置は、Oリングの一部を一対のOリング把持部材で上下方向から挟んで保持し、内側に引き込むことで変形させ、この状態でOリングを搬送した後、引き込み状態及び把持状態を解除し、弾性シールの弾性力による元の形状への復元を利用して、Oリングをワーク内周面に形成されたOリング用溝に装着する装置である。
特開2003−011024号公報 特開2015−160285号公報
ところで、リング等の被装着部品は、ゴムなどの弾性素材で構成されており、不特定に変形しやすい。したがって、装着前の被装着部品に外力を加えて変形させると、被装着部品の一部に、伸張状態、圧縮状態あるいは捻じれ状態が生じたり、リングの内周側と外周側とのひっくり返りが生じたりし易いため、目的の変形状態に制御することが難しい。また、リングは、変形して直径が大きくなるに連れ、又は厚みが薄くなるに連れて、弾性力が小さくなる。
そして、上述した特許文献1の装置では、変形された弾性シールを上下から挟持して固定した状態で搬送するので、挟持解除後に、変形状態が残存したままの弾性シールが溝に装着されるおそれがある。溝への装着後、さらに押し込みローラでリング内周から溝側に押付けつつ、周方向に移動しならが溝にリングを装着させているが、変形状態が残存し、押し込み可能な形状まで復元していない場合、リングは、変形状態のまま、周方向に移動する押し込みローラによって装着溝側に押付けられることとなり、装着溝の周面とローラの押し付け面との間に巻き込まれるおそれがある。
また、特許文献2の装置では、Oリングの一部を一対の把持部材で上下方向からつまむように挟んで引っ張って変形させるので、Oリングの一部だけに大きな伸張力が付与されることとなり、一部が伸張したままのOリングが溝に装着されるおそれがある。また、リングの弾性力による復元に頼った装着のため、弾性力が小さい(弾性可能範囲が狭い)リングについては、装着させることができない。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、環状の部品本体の溝に環状の被装着部品を装着する際、予め定められた所定の姿勢で被装着部品を溝に装着させる部品製造方法及びその装置を提供することを課題とする。
本出願に係る発明は、環状の部品本体の内周面に形成された環状の装着溝に、環状のシール体が装着された装着製品の製造方法であって、前記シール体の外縁よりも外側である待機位置と前記待機位置よりも前記径方向の内側である保持位置との間で、前記装着溝内の内周壁と平行な方向における前記シール体の移動を規制しつつ、前記径方向に移動可能な変形係合部材により、前記シール体の被係合部を前記径方向内側に移動させると共に、該シール体の前記被係合部を除く部分の移動は規制しつつ、前記シール体の外径を前記装着溝の内周径より小径に変形させ、前記保持位置で前記変形係合部材が係合した状態で前記シール体を保持する保持工程と、前記平行な方向における前記シール体の移動を規制しつつ、前記保持工程において変形させた状態で保持された前記シール体の保持を解除し、シール体を広げた状態に戻し、前記部品本体の装着溝に前記シール体を装着させる装着工程と、を含み、前記装着工程は、変形させた状態で保持された前記シール体に対する前記変形係合部材の係合を解除し、シール体の保持状態を解除する解除工程と、前記シール体を、当該シール体の前記内側から外側に向けて押し広げつつ前記装着溝内に移動させる移動工程と、を含む、装着製品の製造方法である。
前記移動工程は、前記保持工程において変形させた状態の前記シール体の内側に当接される移動待機位置と、前記移動待機位置よりも径方向の外側の位置である装着位置との間で、径方向に移動可能な複数の拡径移動部材を、前記移動待機位置から前記装着位置へ移動させて、前記シール体を前記部品本体の装着溝に装着させる装着第1工程と、前記変形係合部材を、前記シール体の前記被係合部の内側から当接させて径方向の外側へ移動させることで、前記シール体を前記部品本体の装着溝に装着させる装着第2工程と、を含む。
前記環状のシール体は、前記装着溝に装着された状態で、前記装着溝の一対の内壁の一方の内壁に対向する一方の対向面と、他方の内壁に対向する他方の対向面とを備え、前記保持工程および前記装着工程は、前記一方の対向面および前記他方の対向面を規制しつつ径方向へ移動させる。
そして、前記シール体は、前記シール体の内周縁側に向けて先細の内周部と、前記内周壁と平行な面に形成された外周部と、を備え、前記装着工程は、前記シール体の外周部が外側に維持された状態で、前記シール体を前記装着溝に装着する。
また、前記製造方法は、更に、保持前の前記シール体を所定の位置に配置するシール準備工程と、前記シール体が装着される前の前記部品本体を装着位置に配置する部品本体準備工程と、を含む。
本出願に係る別の発明は、装着製品の部品本体と当該部品本体の環状の内周面に装着された環状のシール体とを有する装着製品を製造する製造装置で用いられるシール体の装着ユニットであって、当該装着ユニットは、前記部品本体の内周面に形成された環状の溝に装着される前記環状のシール体を支持するリング保持部と、前記シール体の被係合部に係合し、該被係合部を径方向内側に移動させることで前記シール体を変形させ、当該リング保持部と共に保持する変形機構と、前記リング保持部に支持されたシール体を前記装着溝に移動させ、前記変形機構と共に装着させるリング装着機構と、を備える。
そして、前記リング保持部は、前記シール体の内周径よりも小径であり、前記径方向と交差する交差方向への前記シール体の変形を周方向に亘って規制すると共に前記径方向への移動を許容しつつ前記環状のシール体を支持する一対のガイド部と、
前記一対のガイド部の対向する一方の面および他方の面と、前記シール体の内周部の一部が係合する係合部とを含み、縮径された前記シール体を収容可能に形成された支持部と、前記一対のガイド部の中心軸側から放射方向に所定の間隔で設けられた複数の切込み部と、前記係合部材の移動を許容する係合用切込み部と、を備える。
また、前記変形機構は、前記リング保持部の外周側に設定された外側待機位置と前記リング保持部の内周側に設定された保持位置との間で移動可能な変形係合部材と、前記変形係合部材を前記外側待機位置と前記保持位置との間で前記一方の面に沿って往復移動させる変形第1移動機構と、前記変形係合部材を前記保持位置と交差方向待機位置との間で前記一方の面と交差する方向に往復移動させる変形第2移動機構と、を備える。
また、前記リング装着機構は、前記リング保持部の外周側に周方向に所定の間隔を空けて複数設定された装着位置と前記リング保持部の中心軸側に周方向に所定の間隔を空けて複数設定された待機位置との間でそれぞれ移動可能な複数のリング装着部材と、前記複数のリング装着部材をそれぞれの前記待機位置と前記装着位置との間で往復移動させる装着移動機構と、を備える。
また、前記一対のガイド部は、前記一方の面を含む一方ガイド部材と、前記他方の面を含む他方ガイド部材と、を備え、前記一方ガイド部材および前記他方ガイド部材は、前記複数の切込み部を備え、前記他方のガイド部材は、更に、前記係合用切込み部を備える。
また、前記一対のガイド部は、前記一方ガイド部材および前記他方ガイド部材の間に配置され、前記シール部材の内周部が当接される当接面と、前記変形係合部材の移動を許容する移動許容部と、前記係合部と、を備えた中間部材を備える。
本出願に係るさらに別の発明は、環状の部品本体の内周面に形成された環状の溝に、環状のシール体を装着させて装着製品を製造する装着製品の製造装置であって、前記部品本体を所定の位置に保持する本体保持ユニットと、前記シール体及び前記部品本体の少なくとも一方を相対的に移動させ、前記シール体を、前記部品本体の中空部内に位置させる移動ユニットと、前記溝に前記シール体を装着する請求項6から請求項11のいずれか一項に記載の装着ユニットと、を備える。
前記リング保持部に保持される前の前記シール体が載置される載置部材をさらに備えており、当該載置部材は、前記シール体の外径より大径に形成され、前記シール体の外周面を規定する規定部と、当該規定部の他方に設けられ、前記シール体が載置される載置面と、を備える。
そして、前記規定部は、前記変形係合部材の移動を許容する通路溝を備える。
本発明の製造方法によれば、環状の部品本体の溝に環状の被装着部品を装着する際、予め定められた所定の姿勢で確実に被装着部品を溝に装着させることができる。したがって、装着製品の製造歩留まりを向上させることができる。
(A)は、製造される装着製品の分解斜視図であり、(B)は、製造される装着製品の斜視図であり、(C)は(B)のA−A断面を示す断面図である。 本発明の実施例に係る製造装置の構成を示す構成図である。 本発明の実施例に係る製造装置の動作状態を示す斜視図である。 本発明の実施例に係る製造装置の動作状態を示す斜視図である。 本発明の実施例に係る製造装置の動作状態を示す斜視図である。 (A)は、載置部材と、載置部材に搬入されるシール体と、シール体を保持する装着ユニットの要部とを示す斜視図であり、(B)は、載置部材にシール体が搬入された状態を示す斜視図であり、(C)は、(B)のB−B断面を示す断面図である。 図6(A)に示されるガイド部の構造を示す分解斜視図である。 (A)〜(C)は、製造装置の動作及び装着製品の製造方法を説明する説明図である。 (D)〜(F)は、製造装置の動作及び装着製品の製造方法を説明する説明図である。 (G)〜(H)は、製造装置の動作及び装着製品の製造方法を説明する説明図である。 (I)〜(J)は、製造装置の動作及び装着製品の製造方法を説明する説明図である。 本発明に係る装着製品の製造方法を示すフローチャート図である。
1…製造装置、10…部品本体、10a…内周面、11…環状の溝(装着溝)、
11a…一方の内壁(第1内壁)、11b…他方の内壁(第2内壁)、
11c…内周壁(第3内壁)、
20…シール体(被装着部品)、20a…シール体内周面、20b…シール体外周面、
20c…シール体上面(一方の対向面)、20d…シール体下面(他方の対向面)、
20e…傾斜面、21…シール体の一部の当接部(被係合部)、30…本体保持ユニット、
40…装着ユニット、40a…支持部材、41…装着ユニット本体、41a…揺動軸、
42…揺動支持部、
50…リング保持部、51…ガイド部、
52…上側ガイド板(上側ガイド部材)、52a…下面(対向面)、
53…下側ガイド板(下側ガイド部材)、53a…上面(対向面)、
54…中間部材、54a…係合溝(移動許容部)、54b…係合部、54c…切込み部、
54d…内壁(当接面)、54e…中間外周部、54w…係合溝の幅、
55…支持部(支持溝、保持溝)、56…第1切込み部(係合用切込み部)、
57…第2切込み部(装着用切込み部)、
60…変形機構、61…変形係合部材(押付部材)、
62…変形移動機構、62a…水平移動機構(押付第1機構)、
62b…垂直移動機構(押付第2機構)、
70…リング装着機構、
72…リング装着部材(拡径移動部材)、72a…下端部(他方端)、
72b…上端部(一方端)、73…装着移動機構、73a…昇降部、
73b…昇降アクチュエータ、
80…移動ユニット、81…水平移動機構、81a…水平移動体、
82…昇降移動機構、82a…昇降移動体、
90…載置部材、91…開口部、93…傾斜部(大径凹部)、94…小径部(小径凹部)、
95…載置部、95a…環状の載置面、95b…位置決め用の外周壁(規定部)、96…通路溝、
C…円周軸(環状のシール体の周方向直交断面における外接円の中心)、
D1…ガイド板の外径、D2…中間部材の外径、Fa…付勢力、Fb…装着力、
H1…中間部材の高さ、P…装着製品、
P1…装着位置(外側位置)、P2…移動待機位置(内側位置)、
Q1外側待機位置…、Q2…保持位置、Q3…上側待機位置(交差方向待機位置)、
Q4…押付準備位置、R…シール体の内外が入れ替わるような回転、
Wa…シール体の高さ、Wb…シール体の対角寸法、Wc…シール体の対角寸法、
X…上下方向(装着溝内の内周壁と平行な方向(交差方向))、Xa…シール体の中心軸方向(シール体の径方向及び周方向に交差する規制方向(交差方向)、
Xb…開口部の中心軸、Y…水平方向(径方向)、Ya…径方向、Yr…放射方向。
次に、本発明に係る装着製品の製造装置(以下、単に製造装置)及びその製造方法の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
実施形態に係る製造装置及び製造方法で製造される装着製品は、図1(A)〜(C)に示されるように、環状の部品本体10と環状のシール体(被装着部品)20とで構成されている。ここで説明する製造装置及び製造方法では、環状の部品本体10の内周面10aに形成された環状の溝(装着溝)11に、環状のシール体20を装着することで装着製品Pを製造する。
製造装置1は、図2及び図3に示されるように、部品本体10を保持する本体保持ユニット30と、部品本体10の溝11に環状のシール体20を装着する装着ユニット40と、装着ユニット40を移動させる移動ユニット80とを備えている。そして、製造装置1は、部品本体10に装着される前の環状のシール体20が載置される載置部材90をさらに備えている。
本体保持ユニット30は、シール体20が装着される前の部品本体10を所定の位置に保持する。製造装置1では、部品本体10に種々の形状のシール体20を装着可能であるが、ここでは、次の形状のシール体20を装着する例を説明する。
図1(A)及び図1(C)に示されるように、環状のシール体20は、シール体内周面20a、シール体外周面20b、シール体上面(一方の対向面)20c及びシール体下面(他方の対向面)20dを備える柔軟性のある弾性体(ゴム部材)である。
シール体内周面20a及びシール体外周面20bは、環状のシール体20の中心軸Xa(後述の規制方向)と平行の面であり、シール体上面20c及びシール体下面20dは、この中心軸Xaと交差する面(本実施形態では直交する面)である。
また、シール体20は、内周面20aと上面20cとの間に(角部が削られた)傾斜面20eを備えており、同様に、内周面20aと下面20dとの間に(角部が削られた)傾斜面20eを備えている。つまり、シール体20は、断面形状が非対称の六角形の環状の部品であり、平滑な外周部と、内周縁側の上端及び下端が面取り加工された内周部とを備えている。
また、シール体20は、その外周部に、部品本体10の装着溝11の内周壁(第3内壁)11c(図1(C)参照)と平行なシール体外周面20bを備えている。この外周面20bは、シール体上面20cやシール体下面20dに対して垂直な面であり、シール体上面20cおよびシール体下面20dと連続して形成される。
図2及び図3に示されるように、移動ユニット80は、装着ユニット40によって保持されたシール体20を所定の位置に移動させるものであり、本実施例の場合、本体保持ユニット30と載置部材90との間を移動させる。移動ユニット80は、装着ユニット40を水平方向Yに移動させる水平移動機構81と、装着ユニット40を昇降方向(上下方向)Xへ移動させる昇降移動機構82とを備える。水平移動機構81は、昇降移動機構82が装着される水平移動体81aを水平方向へ移動させる。昇降移動機構82は、装着ユニット40が装着される昇降移動体82aを昇降移動させる。水平移動機構81および昇降移動機構82は、周知の移動機構(例えば、ボールナットとボールネジを備えたネジ駆動機構やベルトを往復駆動させて移動させるベルト駆動機構など)であるので、詳細な説明を省略する。
なお、移動ユニット80は、シール体20が装着される部品本体10(又は部品本体10を保持する本体保持ユニット30)を移動させるものでもよい。つまり、移動ユニットは、シール体20及び部品本体10のうちの少なくとも一方を他方に対して相対的に移動させるものであればよい。また、本実施例では移動機構として、相互に直交する2つの移動機構81,82を採用しているが、多関節アームを備えた多関節移動機構を採用してもよい。
装着ユニット40は、図3に示されるように、昇降移動体82aに連結された支持部材40aと、装着ユニット本体41と、リング保持部50と、シール体10を変形させる変形機構60と、リング装着機構70とを備えている。
装着ユニット本体41は、支持部材40aの中間部に設けられ、概略的な外径が円筒形状の部材であり、後述の複数のリング装着部材(拡径移動部材)72を揺動可能にそれぞれ支持する揺動支持部42を複数備えている。また、装着ユニット本体41には、各リング装着部材72に対して放射方向Yr(図7参照)の内向きの付勢力Fa(図4参照)を付与する後述の付勢部材(不図示)が構成されており、リング装着部材72を付勢力Faに対抗して外側に移動させる後述の装着移動機構73が設置されている。
リング保持部50は、図3に示されるように、支持部材40aの下端部に設けられ、環状のシール体20の内周部(中空部)内に挿入可能なガイド部51を備えている。つまり、環状のシール体20の中空部の直径より小さい外径のガイド部51を備えている。
ガイド部51は、図7に示されるように、間隔を空けて上下に配置された上側ガイド板52(ガイド部材)および下側ガイド板53(ガイド部材)と、上側ガイド板52および下側ガイド板53の間に配置された中間部材54とを備えている。
上側ガイド板52および下側ガイド板53は、概略的には外形が円板形状であり、縮径変形前の円環状のシール体20(図6(A)参照)の内周径より小径の外周径である。したがって、ガイド部51は、変形前の円環状のシール体20の内側に挿入可能である。
中間部材54は、図7に示されるように、上側ガイド板52および下側ガイド板53の外径D1よりも小径の外径D2の円板形状であり、上側ガイド板52および下側ガイド板53の径方向内側の中心部(同中心軸)に配置されている。つまり、上側ガイド板52および下側ガイド板53は所定の間隔(中間部材の厚さ)H1をあけて、中間部材54の上下に隣接して配置されている。間隔H1は、シール体20の厚さ(高さ)寸法Wa(図1(C)参照)よりわずかに大きくなるように設定されており、上側ガイド板52および下側ガイド板53の間にシール体20を保持可能である。
上側ガイド板52および下側ガイド板53は、ガイド部51に保持されたシール体20の上下方向Xへの移動(変形)を規制する(図8(C)参照)。
具体的に説明すると、上側ガイド板(上側ガイド部材)52は、シール体20の規制方向Xaの一方向(上向き)への移動の範囲を規定しており、下側ガイド板(下側ガイド部材)53は、シール体20の規制方向Xaの他方向(下向き)への移動の範囲を規定している。したがって、ガイド部51に保持されたシール体20は、上下方向X(シール体の径方向及び周方向に交差する規制方向Xa)への移動(変形)が全周に亘って規制される。
また、上側ガイド板52は、図7に示されるように、その外周縁から中心部まで水平の放射方向Yrに延びる一つの第1切込み部56(係合用切込み部)を備えている。この第1切込み部56に、変形機構60の後述の変形係合部材61(図3参照)が挿入され、放射方向Yrに沿って移動が可能である。
また、上側ガイド板52は、その中心側から外周縁に向けて放射方向Yr(図7参照)に延びる第2切込み部57を備えている。上側ガイド板52には、複数(本実施例では7か所)の第2切込み部57が形成されている。それぞれの第2切込み部57の中心側端は、第1切込み部56に連通しないよう、かつ、後述する係合溝54aと干渉しないよう、その切込み長さが調整されている。
中間部材54は、図7に示されるように、ガイド部51の外周部から中心部まで水平の放射方向Yrに延びる一つの係合溝(移動許容部)54aと、係合溝54aの開口部の両側に形成された一対の係合部54b,54bと、切込み部54cと、中間外周部54eと、を備えている。
係合溝54aは、内壁54dに囲まれたU字形状の凹部であり、上側ガイド板52の第1切込み部56の下側に配置される。したがって、後述するように、係合溝54a内に変形係合部材61を移動させることが可能である(図4の位置参照)。
また、係合溝54aは、後述するように、ガイド部51にシール体20の一部が押し込まれる部分(収容される部分)である(図8(B)参照)。したがって、係合溝54aの幅54w(図7参照)は、少なくとも、変形係合部材61の直径寸法とシール体20の幅寸法の2倍の長さの合計寸法よりも幅広に形成される。
一対の係合部54b,54bは、係合溝54aの開口部に形成された円弧形状の部分であり、中間部材54の後述する中間外周部54eに連なっている。
また、一対の係合部54b,54bは、上側ガイド板52および下側ガイド板53の間であって、上側ガイド板52および下側ガイド板53の外縁から径方向内側の位置に配置されており、変形係合部材61に移動されたシール体20の内周部の一部が係合する部位である。この一対の係合部54b,54bによってシール体20の対応する内周部が規定され、この一対の係合部54b,54bの間を移動する変形係合部材61によってシール体20の対応する外周部が規定されつつ、ガイド部51の中心側に移動されることによって、確実に所定の形状にシール体20が変形される(図8(B)参照)。
切込み部54cは、中間部材54の中心側から外周縁に向けて放射方向Yrに延びている。中間部材54には、複数(本実施例では7か所)の切込み部54cが形成されており、各切込み部54cの外周縁は開口している。各切込み部54cは、上側ガイド板52の複数の第2切込み部57に対応しており、第2切込み部57の位置と一致する状態で下側の位置に配置されている。つまり、複数(7か所)の切込み部54cは、係合溝54aの位置を除き、等間隔で放射状に形成されており、後述するように、リング装着部材72を切込み部54c内に位置させることができる。
中間外周部54eは、中間部材54の外周部に形成された円弧形状の複数の外周面であり、一対の係合部54b,54bのそれぞれに連続している面と、複数の切込み部54cの間に位置する複数の面とで構成されている(本実施例では8つの面)。そして、中間外周部54eを構成する複数の外周面は同心円周上に位置している。後述しているように、保持工程で係合変形部材61によって変形され、保持されたシール体20の内周部の一部と異なる他部(中間外周部54eに対応する部分)は中間外周部54eに対応する部分が係合する。つまり、中間外周部54eは、縮径変形されたシール体20の内周部の位置を同心円周上に規定する(図8(C)参照)。
なお、上述したガイド部51は、上側ガイド板52および下側ガイド板53と中間部材54とを組み合わせたものであるが、全体が一体に形成された一つの部材としているものでもよい。
下側ガイド板53は、図7に示されるように、上側ガイド板52と同様、ガイド部51の中心側から外周部に向けて放射方向Yrに延びる第2切込み部57を複数箇所(本実施例では7か所)備えている。下側ガイド板53の複数の第2切込み部57は、いずれも外周縁が開口しており、上側ガイド板52の複数の第2切込み部57に一致して対応する下側の位置に配置されている。
したがって、上下一対の第2切込み部57,57は、いずれも、ガイド部51を上下方向Xに貫通する構造である。つまり、ガイド部51は、このような貫通構造で構成される装着用の切込み構造(一対の第2切込み部)を複数備えている。
なお、下側ガイド板53は、上側ガイド板52の第1切込み部56に対向する位置に、第1切込み部に相当する切込み部を備えるものでもよい。
変形機構60は、図3に示されるように、リング保持部50と協働してシール体20を保持するものであり、変形係合部材61を有する。
変形係合部材61は、シール体20の中心軸方向Xa(図1参照)と平行な方向に延びる軸を備えた棒状の部材であり、水平方向(径方向)Y及び上下方向(規制方向)Xに移動可能である。なお、本実施例の変形係合部材61は、断面円形の棒状の部材である。
そして、変形係合部材61は、上側ガイド板52の第1切込み部56(及び中間部材54の係合溝54a)内に移動可能である。
したがって、図8(A)に示されるように、リング保持部50を載置部材90に載置される環状のシール体20の内周部の位置に移動させ、変形係合部材61をシール体20の外側から径方向内側に移動させて、変形係合部材61がシール体20の外周部の対応する一部に当接させる。そして、変形係合部材61をさらに径方向Yaの内側に移動させて、変形係合部材61が当接したシール体(シール体の一部の当接部)20を中間部材54の係合溝54a(図7参照)内に移動させ、一対の係合部54b,54bに対応するシール体20の内周部の一部を一対の係合部54b,54bによって規制させ、変形シール体20の内周部の残部を中間外周部54eに当接させて規制させることで、シール体20がリング保持部50に保持された状態になる(図8(B)参照)。
このように、ガイド部51のうち、一対のガイド板52,53の対向する一方の面52a、他方の面53aおよびシール体20の被係合部が係合する係合部54bとで囲まれた構成部分は、シール体20の支持部55と称することができる(図8(A)参照)。
変形移動機構62は、変形係合部材(押付部材)61を移動させるものであり、図3に示されるように、装着ユニット40の本体41に取り付けられている。
そして、変形移動機構62は、水平方向Yに移動させる水平移動機構(変形第1移動機構)62aと、上下方向Xに移動させる垂直移動機構(変形第2移動機構)62bとを備えている。
水平移動機構62aは、リング保持部50の外周側に設定された外側待機位置Q1(図3及び図8(A)の位置参照)と、リング保持部50の内周側(外側待機位置Q1よりも径方向内側)に設定された保持位置Q2(図4及び図8(B)の位置参照)との間で変形係合部材61を径方向(第1移動方向)Yに往復移動させる。
垂直移動機構62bは、リング保持部50の上方に設定された上側待機位置Q3(図5及び図9(F)の実線で示される位置参照)と、押付準備位置Q4(図5の二点鎖線で示される位置及び図10(G)の位置参照)との間で、変形係合部材61を上下方向X(水平の径方向と交差する垂直方向である第2移動方向)に往復移動させる。
なお、水平移動機構62aおよび垂直移動機構62bについては、周知の種々の機構を用いることが可能であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
リング装着機構70(図3参照)は、リング保持部50に支持されたシール体20の内周縁20aに係合され、シール体20を部品本体10の装着溝11に移動させるものであり、シール体20の内周縁20aに係合される複数のリング装着部材72(図8(A)参照)と、リング装着部材(拡径移動部材)72に径方向の内向きの付勢力Fa(図4参照)を付与する付勢部材(不図示)と、装着移動機構73とを備えている。
各リング装着部材72は、L字状に屈曲された板状のロッド部材であり、図4に示されるように、ガイド部51の切込み部57,57および切込み部54cに挿通して配置される。リング装着部材72は、上下方向に延びる下端部(他方端、移動端部)72aと、水平方向に延びる上端部(一方端)72bとを備えている。そして、各リング装着部材72における下端部72aと上端部72bの間の屈曲部が、装着ユニット本体41の揺動支持部42に揺動可能にそれぞれ支持される。そして、各リング装着部材72の下端部72aがガイド部51の切込み部57,57および切込み部54cに挿通され、各リング装着部材72の上端部72bはどこにも接続されておらず、フリーとなっている。
また、付勢部材(不図示)は、装着ユニット本体41の内部に配置されており、各リング装着部材72に対して径方向内向きの付勢力Faを付与する。なお、付勢部材は、周知のバネ(弾性体)であるので、ここでは図示及び詳細な説明を省略した。
装着移動機構73は、図4に示されるように、円柱状の支持部材40aに対してスライド自在に設けられたリング状の昇降部73aを備えている。昇降部73aの中央部の孔に支持部材40aが貫通させて設けられており、昇降部73aに支持部材40aに支持される昇降アクチュエータ73bが接続される。昇降アクチュエータ73bによって昇降部73aが支持部材40aに沿って下方へ移動されると、昇降部73aの下面が各リング装着部材72の上端部72bに当接され、テコの原理により、各リング装着部材72の下端部72aに付勢力Faの方向とは逆向きの方向の装着力Fbが作用する。その結果、各リング装着部材72の下端部72aが径方向外方にそれぞれ広げられ、装着位置P1(外側位置、図5の位置参照)の状態となる。
また、昇降アクチュエータ73bによって昇降部73aが上方へ移動されると、昇降部73aによる各リング装着部材72の上端部72bへの押圧が解除される。その結果、各リング装着部材72の下端部72aは、付勢部材の付勢力Faによって径方向内方にそれぞれすぼめられ、移動待機位置P2(内側位置、図4の位置参照)の状態となる。
つまり、装着移動機構73の昇降部73aを昇降させると、各リング装着部材72は、第2切込み部57に沿って、移動待機位置P2と装着位置P1との間で放射方向Yr(径方向)に往復移動する。移動待機位置P2は、例えば、リング保持部50がシール体20を保持している状態(各リング装着部材72の下端部72aがそれぞれ接近した状態)での位置である(図3参照)。また、装着位置P1は、リング保持部50に支持されたシール体20を部品本体10に装着する状態(各リング装着部材72の下端部72aがそれぞれ離間した状態)での位置である(図5参照)。
なお、装着移動機構については、周知の種々の機構を用いることが可能である。
本実施の形態においては、上側ガイド板52および下側ガイド板53の両方に第2切込み部57を設けた場合を例に挙げて説明を行ったが、これに限定するものではない。例えば、第2切込み部57は、上側ガイド板52にのみ形成するようにしてもよい。
例えば、上述のように揺動可能に軸着されたリング装着部材72の下端部72aを切込み部57に沿って移動させる場合、下端部72aは、リング装着部材72の支持部41の水平に延びる揺動軸41a(図5参照)を中心として円弧軌道上を移動するので、上側ガイド板52および下側ガイド板53の両方に第2切込み部57が形成されている構成がより好ましい。また、リング装着部材72を第2切込み部57およびその先端を下側ガイド板53の上面53aに沿って直線状にスライド移動させる機構を用いている場合は、上側ガイド板52にのみ第2切込み部57を備える構成を採用することが可能であり、構造が簡単であるという点でより好ましい。
このように、装着ユニット40は、装着移動機構73によってリング装着部材72を切込み部57,57,54cに沿って移動させることで、シール体20を部品本体10の溝11に装着するものである。
本実施形態の製造装置1では、シール体を装着する際、放射状に配置された複数のリング装着部材72が移動待機位置P2の状態(図4参照)から装着位置P1の状態(図5参照)に動作することでシール体20を部品本体に装着するので、それぞれのリング装着部材72に対応する環状のシール体20の内周部にそれぞれ力を付与しつつ、シール体20を部品本体10の装着溝11内に装着することができる。
このように、複数のリング装着部材72を用いれば、シール体装着時、環状のシール体20の内周部の一部に突出した力を付与することなく力を分散させて付与することができ、確実に、スムースにシール体20を部品本体10に装着することができる。
載置部材90(図6(A)及び(C)参照)は、リング保持部50に保持される前のシール体20が準備載置される部材であり、一方が上方に向けて開口する開口部91と、シール体20の外周面を後述の載置部95へ案内する環状の傾斜部(大径凹部)93と、傾斜部93の他方側に設けられ、シール体20が載置される載置部95とを備えている。
載置部95は、図6(C)に示されるように、装着前のシール体20が載置される載置面95aと、シール体20の外周面を載置面95aと平行な面方向への移動を規制する外周壁95bとを備えている。また、外周壁95bと傾斜部93とは、連続して設けられる。また、載置面95aは、シール体20の内径より大きく、シール体20の外径より小さい開口の小径部94が形成される。また小径部94は、装着ユニット40のリング保持部50がシール体20を保持する際にその一部が収容される深さを備える。
外周壁95b及び小径部94は、同心円状に配置されている。また、小径部94は、開口部91から他方の離れた位置に配置されており、小径部94の中心軸と開口部91の中心軸とが同軸Xb(図6(B)参照)になるように配置されている。
そして、載置部材90は、さらに、変形係合部材61の移動経路に対応する位置に形成された通路溝96を備えている。
次に、本実施の形態に係る装着製品の製造方法について、図8〜図11を参照しつつ説明する。
ここでは、上述した製造装置1の動作を説明しつつ、製造方法について説明する。
なお、図8(A)から図11(J)の各図は、説明対象の領域を示す平面図及び正面図を上下に配置した説明図である。また、図3から図5に示されるように、本実施形態の製造装置1のリング装着部材72は、揺動支持部42において揺動可能に支持され、下端部は、円弧状の軌道を描いて移動されるが、図8から図11の動作説明図では、便宜的に、リング装着部材72をいずれの位置においても垂直に延びる状態(水平移動状態)に示している。
本実施の形態に係る装着製品P(図1(A)参照)の製造方法は、環状の部品本体10の内周面に形成された環状の装着溝11に、環状のシール体20を装着する方法である。この製造方法は、図12に示されるように、装着製品Pの準備段階として、シール体20を準備するシール体準備工程と、部品本体10を準備する部品本体準備工程とを含む。そして、続く工程として、準備されたシール体20を保持する保持工程と、搬送工程と、保持したシール体20を部品本体10に装着する装着工程とを含む。さらに、その後に戻り工程を含む。なお、シール体準備工程及び部品本体準備工程は、必要に応じて適宜実施することが好ましい。
シール体準備工程では、所定の位置に設置された載置部材90の載置部95に、装着対象のシール体20が不図示の搬入機構により搬入される(図6(B)参照)。載置部材90の載置部95に搬入されたシール体20は、部分的な伸長や圧縮が生じておらず、載置部95によって真円形状に矯正された状態で載置される。この状態は、リング保持部50で保持される前の状態として好ましい。
部品本体準備工程では、シール体20が装着される前の部品本体10が本体保持ユニット30の装着位置に配置される(図8(C)参照)。
なお、シール体準備工程及び部品本体準備工程は、どちらを先に行っても良いし、同時に行っても良く、装着工程の前までに完了していれば良い。
シール体準備工程に続いて、保持工程を実施する(図8(A)〜(C)参照)。
保持工程では、まず、載置部材90に準備されたシール体20の内周部に、リング保持部50を移動させる(図8(A)参照)。詳細には、載置部材90の載置部95の載置面95aとリング保持部50の下側ガイド部材53の上面53aの高さ位置(上下方向Xの位置)とが同じ位置になるようにリング保持部50を移動させる。
このとき、変形係合部材61は、シール体20の外縁よりも外側の外側待機位置Q1に位置している。また、複数のリング装着部材72は、シール体20の内縁よりも内側の移動待機位置P2に位置している。
次に、変形係合部材61を外側待機位置Q1から径方向Yaの内側向きに移動させる。すると、変形係合部材61は通路溝96を通ってシール体20の外周部の一部(被係合部)21に当接する。変形係合部材61がさらに径方向Yaの内向きに移動されると、変形係合部材61が当接するシール体20の対応する当接部(被係合部)21は、上側ガイド板52および下側ガイド板53の間に押し込まれる(図8(B)参照)。更に、シール体20のうち、変形係合部材61が当接している被係合部21は、変形係合部材61の内側への移動によってガイド部51の中間部材54の係合溝54a内に押し込まれる。
上側ガイド板52および下側ガイド板53の間では、シール体20は、その下面20dが下側ガイド板53の上面(対向面)53aに隣接する状態(接する状態)になり、シール体20の上面20cが上側ガイド板52の下面52aに隣接する状態になる。
また、シール体20の全体が上側ガイド板52および下側ガイド板53の間および係合溝54a内に位置する状態になると、シール体20の外径(外接円)が上側ガイド板52および下側ガイド板53の外周径より小径に変形した状態になる。この状態になると、シール体20の全体は、上側ガイド板52および下側ガイド板53によって上下方向の変形(移動)が規制される。つまり、上側ガイド板52および下側ガイド板53は、これらの間に移動されたシール体20の上下方向X(中間部材54の外周面と平行な規制方向)の変形(移動)を規制することができる。
また、この状態になると、環状のシール体20の内周側と外周側が入れ替わる(反転する)ような回転R(図1(A)参照)も規制される。つまり、環状のシール体20の周方向に延びる円周軸C(図1(C)参照)を中心として回るような回転(反転)が防止される。
このような規制がより確実に行われるためには、上側ガイド板52および下側ガイド板53の間隔H1(図8(C)参照)は、シール体20の厚さ寸法Wa(図6(C)参照)よりも長く、しかもシール体20の断面の対角寸法Wb、Wcよりも短いことがより好ましい。このような寸法であれば、上側ガイド板52および下側ガイド板53の間のシール体20の捻じれや入れ替わりをより確実に防止することができる。
変形係合部材61は、保持位置Q2まで移動する(図8(B)参照)。
このとき、変形係合部材61はシール体20の当接部(被係合部)21の外周部(外周側)に当接しており、リング装着部材72はシール体20の内周部(内周側:中間外周部54eより中心側)に位置している。また、シール体20の変形係合部材61との当接部(被係合部)21は、保持位置Q2に移動した変形係合部材61によって、リング装着部材72の外側端部(シール体20との当接部)よりも径方向内側に移動された状態になる(図8(B)参照)。このとき、シール体20の内周部の一部が、中間部材54の一対の係合部54bに係合される。さらに変形係合部材61を中心側に移動させると、シール体20の内周部の一部が、一対の係合部54bにガイドされつつ係合溝54a内に移動され(引き込まれ)、シール体20が変形(縮径)して、シール体20の被係合部21および係合溝54a内に移動されたシール体20の内周部の一部を除く部分(中間部材の外周面54eに対応していない部分)の内周部が、中間部材54の外周面(中間外周部)54eに当接される(中間部材54の外周面によって内側への移動が規制される)。中間部材54の同一円周上に配置された円弧形状の複数の中間外周部54eに、シール体20の内周部が当接されると、シール体20は、変形前より小径の形状に変形され、縮径変形が完了する。
これにより、シール体20は、上側ガイド板52および下側ガイド板53と、変形係合部材61と、中間部材54とによって変形状態で保持される。つまり、シール体20はリング保持部50によって変形状態で保持される。この状態のシール体20は、変形や移動が規制された状態であり、確実に保持された状態である。
シール体20が保持された後、搬送工程が行われる(図4(C)、図5(D)参照)。
搬送工程は、シール体20を保持するリング保持部50(装着ユニット40)を部品本体10の内周部(中空部)の位置に移動させる工程である。
搬送工程が完了すると、次に、装着工程が行われる。
装着工程は、保持したシール体20を部品本体10の装着溝11に装着する工程であり、解除工程と、移動工程とを含む。
解除工程では、変形係合部材61が、まず保持位置Q2から径方向外側に移動され(図9(D))、その後、上方に移動され(図9(E)参照)、最終的には、保持位置Q2の上方の上側待機位置Q3に移動される(図9(F)参照)。
なお、解除工程を迅速に行う場合は、変形係合部材61を保持位置Q2からそのまま上方の上側待機位置Q3に移動させてもよい。
これにより、保持工程において変形状態で保持されたシール体20に対する変形係合部材61の押付力(係合力)が解除され、シール体20の保持状態が解除される。
シール体20は、変形係合部材61の押付力が解除されて保持状態が解除された後も、リング保持部50の上側ガイド板52および下側ガイド板53の間に位置している。つまり、保持状態解除後のシール体20は、リング保持部50に支持された状態である。
解除工程に続いて、移動工程を実施する(図10(G)〜(H)参照)。
移動工程は、変形状態で保持されていたシール体20を部品本体10に装着する装着第1工程及び装着第2工程と、を含む。この移動工程によって、シール体20を円環状に矯正され、部品本体10の装着溝11に装着される(図1(A)参照)。
装着第1工程は、変形状態で支持されたシール体20の内側(内周縁)20aに配置される複数の移動待機位置P2のリング装着部材72を移動待機位置(図8(C)参照)P2から、最終的には径方向外側の装着位置(図10(G)参照)P1まで移動させる工程である。この動作によって、シール体20の全体が外側に押されて移動し、部品本体10の装着溝11に装着される。
装着第2工程では、まず、上側待機位置Q3の変形係合部材61(図9(F)参照)が、シール体20の被係合部21の内側の押付準備位置Q4に移動される(図10(G)参照)。その後、変形係合部材61が押付準備位置Q4から径方向の外側に移動される(図10(H)参照)。この動作によって、変形係合部材61が、変形されたシール体20の一部を部品本体10の装着溝11に移動させ、シール体20の一部が装着溝11に装着される。
装着第1工程において、放射状に配置された複数のリング装着部材72を移動待機位置P2から装着位置P1に移動させてシール体20を部品本体10に装着させると、複数のリング装着部材72が、対応する環状のシール体20の内周部にそれぞれ力を付与することで、シール体20を部品本体10におおむね装着される。その後、装着第2工程を行うことで、変形係合部材61によって、変形していたシール体20の一部が部品本体10に装着される。それらの結果、リング装着部材72と変形係合部材61とにより、シール体20の周方向内縁に、所定の間隔で、均等な力を付与することができ、部品本体10の内周面における装着溝11に対して、均等に隙間なくシール体20が装着された装着製品Pを製造することができる。
装着工程が終了した後、シール体20の装着を繰り返し行う場合、戻り工程が実施される。戻り工程では、リング装着部材72が装着位置P1から移動待機位置P2へ移動され、装着ユニット40の全体が上方に移動される(図11(I)参照)。そして、変形係合部材61が外側待機位置Q1に移動される(図11(J)参照)。また、製造された装着製品Pは、不図示の移送装置により本体保持ユニット30から取り出される(装着製品取り出し工程)。
続けてシール体20の装着を行う場合は、シール体準備工程を実施して載置部材90にシール体20を搬入すると共に、初期状態(図11(J)に示される状態)の装着ユニット40を載置部材90の上方の初期位置に移動させる(図8(A)参照)。また、本体保持ユニット30に部品本体準備工程が実施され、新たな部品本体10が本体保持ユニット30に載置される。その後、再び装着ユニット40を載置部材90のシール体20を保持する保持位置に移動させ、上述した動作を繰り返す。
ところで、本実施形態の製造装置及び製造方法は、部品本体10の内周部に形成された環状の装着溝11に、装着溝11の一対の内壁11a,11bのうちの一方の内壁(上側の内壁)11aに対向する一方の対向面(上面20c)と、他方の内壁(下側の内壁)11bに対向する他方の対向面(下面20d)とを備えているシール体20を装着する際に特に有効である。
このように、シール体20の両対向面20c,20dが装着溝の内壁11a,11bに対向している状態とは、例えば、上側ガイド板52および下側ガイド板53の間隔H1(図7参照)がシール体20の厚さ寸法Wa(図1(C)参照)より長く、シール体20の断面の対角寸法Wb,Wcよりも短い構成の場合である。このような構成であれば、保持工程および装着工程の際、シール体の一方の対向面(上面20c)および他方の対向面(下面20d)を規制しつつ径方向へ移動させることができ、上側ガイド板52および下側ガイド板53の間におけるシール体20の捻じれやひっくり返りが確実に防止される。
また、内周縁側に向けて先細の内周部を備えるシール体20は、装着溝11への装着時、リング装着部材72や変形係合部材61で押される内周側の面が外周側の面より小さく、シール体20の内周側と外周側とのひっくり返りが生じやすい。この点、本実施形態の製造方法及び製造装置によれば、シール体20のひっくり返りがより確実に防止され、シール体20の向きを所望の状態(つまり、シール体20の外周部が外側に向いた状態)に維持しつつ、シール体20を部品本体10の装着溝11に確実に装着することができる。なお、断面が円形のシール体(例えば、Oリング)の装着に本発明を実施してもよい。

Claims (14)

  1. 環状の部品本体の内周面に形成された環状の装着溝に、環状のシール体が装着された装着製品の製造方法であって、
    前記シール体の外縁よりも外側である待機位置と前記待機位置よりも前記径方向の内側である保持位置との間で、前記装着溝内の内周壁と平行な方向における前記シール体の移動を規制しつつ、前記径方向に移動可能な変形係合部材により、前記シール体の被係合部を前記径方向内側に移動させると共に、該シール体の前記被係合部を除く部分の移動は規制しつつ、前記シール体の外径を前記装着溝の内周径より小径に変形させ、前記保持位置で前記変形係合部材が係合した状態で前記シール体を保持する保持工程と、
    前記平行な方向における前記シール体の移動を規制しつつ、前記保持工程において変形させた状態で保持された前記シール体の保持を解除し、シール体を広げた状態に戻し、前記部品本体の装着溝に前記シール体を装着させる装着工程と、
    を含み、
    前記装着工程は、変形させた状態で保持された前記シール体に対する前記変形係合部材の係合を解除し、シール体の保持状態を解除する解除工程と、前記シール体を、当該シール体の前記内側から外側に向けて押し広げつつ前記装着溝内に移動させる移動工程と、を含む、
    装着製品の製造方法。
  2. 前記移動工程は、
    前記保持工程において変形させた状態の前記シール体の内側に当接される移動待機位置と、前記移動待機位置よりも径方向の外側の位置である装着位置との間で、径方向に移動可能な複数の拡径移動部材を、前記移動待機位置から前記装着位置へ移動させて、前記シール体を前記部品本体の装着溝に装着させる装着第1工程と、
    前記変形係合部材を、前記シール体の前記被係合部の内側から当接させて径方向の外側へ移動させることで、前記シール体を前記部品本体の装着溝に装着させる装着第2工程と、
    を含む、
    請求項1に記載の装着製品の製造方法。
  3. 前記環状のシール体は、前記装着溝に装着された状態で、
    前記装着溝の一対の内壁の一方の内壁に対向する一方の対向面と、他方の内壁に対向する他方の対向面とを備え、
    前記保持工程および前記装着工程は、前記一方の対向面および前記他方の対向面を規制しつつ径方向へ移動させる、請求項1又は請求項2に記載の装着製品の製造方法。
  4. 前記シール体は、
    前記シール体の内周縁側に向けて先細の内周部と、
    前記内周壁と平行な面に形成された外周部と、を備え、
    前記装着工程は、前記シール体の外周部が外側に維持された状態で、前記シール体を前記装着溝に装着する、
    請求項3に記載の装着製品の製造方法。
  5. 前記製造方法は、更に、
    保持前の前記シール体を所定の位置に配置するシール準備工程と、
    前記シール体が装着される前の前記部品本体を装着位置に配置する部品本体準備工程と、
    を含む、請求項1又は請求項2に記載の装着製品の製造方法。
  6. 装着製品の部品本体と当該部品本体の環状の内周面に装着された環状のシール体とを有する装着製品を製造する製造装置で用いられるシール体の装着ユニットであって、
    当該装着ユニットは、
    前記部品本体の内周面に形成された環状の溝に装着される前記環状のシール体を支持するリング保持部と、
    前記シール体の被係合部に係合し、該被係合部を径方向内側に移動させることで前記シール体を変形させ、当該リング保持部と共に保持する変形機構と、
    前記リング保持部に支持されたシール体を前記装着溝に移動させ、前記変形機構と共に装着させるリング装着機構と、を備える、
    装着ユニット。
  7. 前記リング保持部は、
    前記シール体の内周径よりも小径であり、前記径方向と交差する交差方向への前記シール体の変形を周方向に亘って規制すると共に前記径方向への移動を許容しつつ前記環状のシール体を支持する一対のガイド部と、
    前記一対のガイド部の対向する一方の面および他方の面と、前記シール体の内周部の一部が係合する係合部とを含み、縮径された前記シール体を収容可能に形成された支持部と、
    前記一対のガイド部の中心軸側から放射方向に所定の間隔で設けられた複数の切込み部と、
    前記係合部材の移動を許容する係合用切込み部と、を備える、
    請求項6に記載の装着ユニット。
  8. 前記変形機構は、
    前記リング保持部の外周側に設定された外側待機位置と前記リング保持部の内周側に設定された保持位置との間で移動可能な変形係合部材と、
    前記変形係合部材を前記外側待機位置と前記保持位置との間で前記一方の面に沿って往復移動させる変形第1移動機構と、
    前記変形係合部材を前記保持位置と交差方向待機位置との間で前記一方の面と交差する方向に往復移動させる変形第2移動機構と、
    を備える、
    請求項7に記載の装着ユニット。
  9. 前記リング装着機構は、
    前記リング保持部の外周側に周方向に所定の間隔を空けて複数設定された装着位置と前記リング保持部の中心軸側に周方向に所定の間隔を空けて複数設定された待機位置との間でそれぞれ移動可能な複数のリング装着部材と、
    前記複数のリング装着部材をそれぞれの前記待機位置と前記装着位置との間で往復移動させる装着移動機構と、
    を備える、
    請求項6に記載の装着ユニット。
  10. 前記一対のガイド部は、
    前記一方の面を含む一方ガイド部材と、
    前記他方の面を含む他方ガイド部材と、を備え、
    前記一方ガイド部材および前記他方ガイド部材は、前記複数の切り込み部を備え、
    前記他方のガイド部材は、更に、前記係合用切込み部を備える、
    請求項7に記載の装着ユニット。
  11. 前記一対のガイド部は、
    前記一方ガイド部材および前記他方ガイド部材の間に配置され、前記シール部材の内周部が当接される当接面と、前記変形係合部材の移動を許容する移動許容部と、
    前記係合部と、を備えた中間部材を備える、
    請求項10に記載の装着ユニット。
  12. 環状の部品本体の内周面に形成された環状の溝に、環状のシール体を装着させて装着製品を製造する装着製品の製造装置であって、
    前記部品本体を所定の位置に保持する本体保持ユニットと、
    前記シール体及び前記部品本体の少なくとも一方を相対的に移動させ、前記シール体を、前記部品本体の中空部内に位置させる移動ユニットと、
    前記溝に前記シール体を装着する請求項6から請求項11のいずれか一項に記載の装着ユニットと、を備える、
    装着製品の製造装置。
  13. 前記リング保持部に保持される前の前記シール体が載置される載置部材をさらに備えており、
    当該載置部材は、前記シール体の外径より大径に形成され、前記シール体の外周面を規定する規定部と、当該規定部の他方に設けられ、前記シール体が載置される載置面と、を備える、
    請求項12に記載の装着製品の製造装置。
  14. 前記規定部は、前記変形係合部材の移動を許容する通路溝を備える、請求項13に記載の装着製品の製造装置。
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