JP4974985B2 - 圧入装置と圧入方法 - Google Patents
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Description
ここで、治具に対するワークの位置決め自由度とは、治具に対して位置決めされた状態のワークが、治具に対して相対移動できる程度を示す。即ち、治具に対するワークの位置決め自由度を大きくするとは、治具に対して位置決めされた状態のワークを、治具に対してより大きく相対移動できるようすることを意味する。
この構成によると、ポンチによって圧入部品が圧入される圧入期間の少なくとも一部で、位置決めピンと基準穴との間のクリアランスを広げ、治具に対するワークの位置決め自由度を大きくすることができる。
位置決めピンにテーパ部が形成されていると、そのテーパ部を基準穴に挿入する深さに応じて、位置決めピンと基準穴との間のクリアランスを調整することができる。従って、、位置決めピンを後退させる後退位置を調整することによって、治具に対するワークの位置決め自由度を調整することが可能となる。
この圧入方法によると、治具に対してワークを載置する工程では、治具に対するワークの位置決め自由度を限りなく排除し、治具に対してワークを正確に位置決めすることができる。ワークに圧入部品を圧入する工程では、治具に対するワークの位置決め自由度を大きくし、圧入荷重の急激な増大を防止することができる。
(形態1) ワークに圧入部品を圧入する際には、ワークを保持する治具と、ポンチを圧入するポンチの、少なくとも一方に超音波振動を付与すればよい。ただし、治具及びその治具に載置されるワークよりも、ポンチ及びそのポンチによって圧入される圧入部品の方が小型である場合が多いので、治具のみに超音波振動を付与するよりは、ポンチのみに超音波振動を付与する方が好ましい。
(形態2) 治具にワークを載置する段階では、治具に対するワークの位置決め自由度を小さくし、ワークに圧入部品を圧入する段階で、治具に対するワークの位置決め自由度を大きくすることが好ましい。
(形態3) 位置決めピンのアクチュエータには、例えばエアシリンダやソレノイドを採用することが好ましい。
(形態4) 位置決めピンの後退位置は、調整可能であることが好ましい。そのために、例えば、後退位置へ移動した位置決めピンに当接する位置に、スペーサを着脱可能に設けることが好ましい。それにより、配設するスペーサの厚みによって、位置決めピンの後退位置を調整することが可能となる。
フレーム12は、一対の上プレート14及び下プレート18と、上プレート14及び下プレート18を互いに固定している複数のピラー16を備えている。
治具40は、下プレート18に固定されており、ワーク100が載置される。治具40には、載置されたワーク100を位置決めするための位置決め機構50が複数設けられている。それにより、治具40に載置されたワーク100が、圧入部品110の圧入方向に垂直な方向に関して、位置決め(所定の位置に固定)されるようになっている。
位置決め機構50は、主に、ワーク100の基準穴106に挿入される位置決めピン52と、ワーク100の基準穴106に対して位置決めピン52を進退させるエアシリンダ56を備えている。また、位置決め機構50には、位置決めピン52の後退位置を調整するためのスペーサ54が着脱可能に設けられている。位置決め機構50の構成については、後段において詳細に説明する。
サーボシリンダ20は、上プレート14に固定されており、上プレート14に対してポンチユニット30を上下動させる。サーボシリンダ20は、図示しないコントローラによってその動作が制御され、ポンチユニット30の上下方向の位置をフィードバック制御する。サーボシリンダ20がポンチユニット30を下方に移動させると、ポンチ34が治具40に向かって移動し、圧入部品110がワーク100の加工穴102に圧入される。
ここで、ポンチユニット30を動かすアクチュエータは、サーボシリンダ20に限定されない。ポンチユニット30を動かすアクチュエータは、例えば油圧シリンダなどの他の種類のアクチュエータであってもよい。
図2に示すように、位置決めピン52が前進位置にある状態では、位置決めピン52のテーパ部52aとストレート部52bの両者が、ワーク100の基準穴106内に位置している。このとき、位置決めピン52と基準穴106との間には、僅かなクリアランスしか存在しない(図面では図示されない)。従って、治具40に対するワーク100の相対移動は略禁止される。即ち、位置決めピン52が前進位置にあると、治具40に対するワーク100の位置決め自由度(治具40に位置決めされたワーク100が治具40に対して相対移動できる程度)は非常に小さくなる。
このように、位置決め機構50は、位置決めピン52を進退させることによって、治具40に対するワーク100の位置決め自由度を2段階に調整可能となっている。
先ず、ステップS10では、治具40にワーク100を載置する前に、位置決めピン52をエアシリンダ56によって前進位置に移動させておく。
次に、ステップS12では、ワーク100及び圧入部品110を、治具40の上に載置する。このとき、位置決めピン52をワーク100の基準穴106に挿入し、治具40に対してワーク100を位置決めする。位置決めピン52が前進位置にあるので、治具40に対するワーク100の位置決め自由度は極めて小さく、治具40に対してワーク100を正確に位置決めすることができる。なお、圧入部品110については、ワーク100を治具40に載置した後に、ワーク100の加工穴102に配置してもよいし、ワーク100を治具40に載置する前に、ワーク100の加工穴102に配置しておいてもよい。図1に示す状態は、ステップS12の工程が完了した状態を示す。
次に、ステップS16では、超音波振動子32をオンし、ポンチ34への超音波振動の付与を開始する。
図7に示すように、圧入部品110の圧入が完了した後(ステップS20でイエス)、ステップS22では、サーボシリンダ20の動作方向を反転させ、ポンチ34を上昇させる。以上により、圧入装置10による圧入部品110の圧入動作が完了する。
12:フレーム
20:サーボシリンダ
30:ポンチユニット
32:超音波振動子
34:ポンチ
40:治具
50:位置決め機構
52:位置決めピン
52a:テーパ部
52b:ストレート部
52d:第2のストレート部
54:スペーサ
56:エアシリンダ
100:ワーク
102:加工穴
106:基準穴
110:圧入部品
Claims (2)
- ワークに圧入部品を圧入する圧入装置であって、
ワークが載置される治具と、
治具に対してワークを位置決めする位置決め機構と、
治具に載置されたワークに圧入部品を圧入するポンチと、
治具とポンチの少なくとも一方を超音波振動させる超音波振動子を備え、
位置決め機構は、ワークに形成された基準穴に挿入される位置決めピンと、位置決めピンをワークの基準穴に対して進退させることによって、位置決めピンと基準穴との間のクリアランスを少なくとも二段階に調整するアクチュエータを有し、ワークの位置決め自由度を少なくとも二段階に調整可能であり、
位置決めピンには、先端側に形成されているとともに位置決めピンの先端に向かって径が縮小するテーパ部と、基端側に形成されているとともにテーパ部よりも大径であり、かつ軸方向に沿って径が略一定のストレート部が形成されており、
アクチュエータは、ポンチによって圧入部品が圧入される圧入期間の少なくとも一部で、テーパ部が基準穴内に位置するとともにストレート部が基準穴外に位置する後退位置まで位置決めピンを後退させ、位置決めピンと基準穴との間のクリアランスを広くすることによって、治具に対するワークの位置決め自由度を大きくすることを特徴とする圧入装置。 - ワークに圧入部品を圧入する圧入方法であって、
位置決め機構を有する治具にワークを載置する載置工程と、
治具とポンチの少なくとも一方に超音波振動を付与した状態で、治具に載置したワークに圧入部品をポンチによって圧入する圧入工程を備え、
前記位置決め機構は、ワークに形成された基準穴に挿入される位置決めピンと、位置決めピンをワークの基準穴に対して進退させることによって、位置決めピンと基準穴との間のクリアランスを少なくとも二段階に調整するアクチュエータを有し、治具に対するワークの位置決め自由度を少なくとも二段階に調整可能であり、
位置決めピンには、先端側に形成されているとともに位置決めピンの先端に向かって径が縮小するテーパ部と、基端側に形成されているとともにテーパ部よりも大径であり、かつ軸方向に沿って径が略一定のストレート部が形成されており、
アクチュエータは、前記圧入工程の少なくとも一部の期間で、テーパ部が基準穴内に位置するとともにストレート部が基準穴外に位置する後退位置まで位置決めピンを後退させ、位置決めピンと基準穴との間のクリアランスを広くすることによって、治具に対するワークの位置決め自由度を大きくすることを特徴とする圧入方法。
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