JP4974985B2 - 圧入装置と圧入方法 - Google Patents

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本発明は、ワークに圧入部品を圧入する技術に関する。
特許文献1に、ワークに圧入部品を圧入する圧入装置が開示されている。この圧入装置は、ワークが載置される治具と、治具に載置されたワークに圧入部品を圧入するポンチと、ポンチを超音波振動させる超音波振動子を備え、圧入部品を圧入する際にポンチに超音波振動を付与している。
特開2003−311765号公報
特許文献1に記載されているように、ワークに圧入部品を圧入する際に、ポンチに超音波振動を付与することによって、圧入荷重を低減することができる。本発明は、この技術をさらに発展させたものであり、圧入荷重のさらなる低減を目的とする。
本発明は、ワークに圧入部品を圧入する圧入装置に具現化される。この圧入装置は、ワークが載置される治具と、治具に対してワークを位置決めする位置決め機構と、治具に載置されたワークに圧入部品を圧入するポンチと、治具とポンチの少なくとも一方を超音波振動させる超音波振動子を備えている。位置決め機構は、治具に対するワークの位置決め自由度を少なくとも二段階に調整可能であり、ポンチによる圧入部品の圧入時には、治具に対するワークの位置決め自由度を大きくする。
ここで、治具に対するワークの位置決め自由度とは、治具に対して位置決めされた状態のワークが、治具に対して相対移動できる程度を示す。即ち、治具に対するワークの位置決め自由度を大きくするとは、治具に対して位置決めされた状態のワークを、治具に対してより大きく相対移動できるようすることを意味する。
治具に載置したワークに圧入部品を圧入する際に、治具に対して位置決めしたワークに自由度を与えず、治具に対してワークが相対移動することを完全に禁止すると、圧入荷重が急激に増大することがある。それに対して、治具に対して位置決めしたワークに自由度を与え、治具に対してワークが相対移動することを許容すると、圧入荷重の急激な増大を防止することができる。しかしながら、位置決め機構によるワークの位置決めに自由度を与えると、治具に対してワークを載置する際に、治具に対してワークを正確に位置決めすることが困難となる。そこで、本発明に係る圧入装置では、位置決め機構が、治具に対するワークの位置決め自由度を少なくとも二段階に調整可能となっており、ポンチによる圧入部品の圧入時には、治具に対するワークの位置決め自由度を大きくすることができる。そのことから、治具に対してワークを載置する段階では、治具に対するワークの位置決め自由度を限りなく排除し、治具に対してワークを正確に位置決めすることができる。その後、ワークに圧入部品を圧入する段階では、治具に対するワークの位置決め自由度を大きくし、圧入荷重の急激な増大を防止することができる。
前記した位置決め機構は、ワークに形成された基準穴に挿入される位置決めピンと、その位置決めピンをワークの基準穴に対して進退させることによって、位置決めピンと基準穴との間のクリアランスを少なくとも二段階に調整するアクチュエータを有することが好ましい。この場合、アクチュエータは、ポンチによって圧入部品が圧入される圧入期間の少なくとも一部で、位置決めピンと基準穴との間のクリアランスを広くすることが好ましい。
この構成によると、ポンチによって圧入部品が圧入される圧入期間の少なくとも一部で、位置決めピンと基準穴との間のクリアランスを広げ、治具に対するワークの位置決め自由度を大きくすることができる。
上記した位置決め機構では、例えば、位置決めピンに、先端側に位置する第1部分と、基端側に位置するとともに第1部分よりも大径である第2部分が形成されていることが好ましい。この場合、アクチュエータが、ポンチによって圧入部品が圧入される圧入期間の少なくとも一部で、第1部分が基準穴内に位置するとともに第2部分が基準穴外に位置する後退位置まで、位置決めピンを後退させるとよい。
上記した位置決めピンでは、第1部分を、位置決めピンの先端に向かって径が縮小するテーパ部とすることが好ましい。また、第2部分を、軸方向において径が略一定のストレート部とすることが好ましい。
位置決めピンにテーパ部が形成されていると、そのテーパ部を基準穴に挿入する深さに応じて、位置決めピンと基準穴との間のクリアランスを調整することができる。従って、、位置決めピンを後退させる後退位置を調整することによって、治具に対するワークの位置決め自由度を調整することが可能となる。
本発明の技術は、ワークに圧入部品を圧入する圧入方法にも具現化される。この圧入方法は、位置決め機構を有する治具にワークを載置する載置工程と、治具とポンチの少なくとも一方に超音波振動を付与した状態で、治具に載置したワークに圧入部品をポンチによって圧入する圧入工程を備えている。そして、位置決め機構は、ワークに形成された基準穴に挿入される位置決めピンと、位置決めピンをワークの基準穴に対して進退させることによって、位置決めピンと基準穴との間のクリアランスを少なくとも二段階に調整するアクチュエータを有し、治具に対するワークの位置決め自由度を少なくとも二段階に調整可能な構成とする。位置決めピンには、先端側に形成されているとともに位置決めピンの先端に向かって径が縮小するテーパ部と、基端側に形成されているとともにテーパ部よりも大径であり、かつ軸方向に沿って径が略一定のストレート部が形成されている。圧入工程の少なくとも一部の期間では、アクチュエータが、テーパ部が基準穴内に位置するとともにストレート部が基準穴外に位置する後退位置まで位置決めピンを後退させ、位置決めピンと基準穴との間のクリアランスを広くすることによって、治具に対するワークの位置決め自由度を大きくすることを特徴とする。
この圧入方法によると、治具に対してワークを載置する工程では、治具に対するワークの位置決め自由度を限りなく排除し、治具に対してワークを正確に位置決めすることができる。ワークに圧入部品を圧入する工程では、治具に対するワークの位置決め自由度を大きくし、圧入荷重の急激な増大を防止することができる。
本発明によると、ワークに圧入部品を圧入する際に、圧入荷重の急激な増大を防止することができる。
最初に、本発明を実施する好適な実施形態を列記する。
(形態1) ワークに圧入部品を圧入する際には、ワークを保持する治具と、ポンチを圧入するポンチの、少なくとも一方に超音波振動を付与すればよい。ただし、治具及びその治具に載置されるワークよりも、ポンチ及びそのポンチによって圧入される圧入部品の方が小型である場合が多いので、治具のみに超音波振動を付与するよりは、ポンチのみに超音波振動を付与する方が好ましい。
(形態2) 治具にワークを載置する段階では、治具に対するワークの位置決め自由度を小さくし、ワークに圧入部品を圧入する段階で、治具に対するワークの位置決め自由度を大きくすることが好ましい。
(形態3) 位置決めピンのアクチュエータには、例えばエアシリンダやソレノイドを採用することが好ましい。
(形態4) 位置決めピンの後退位置は、調整可能であることが好ましい。そのために、例えば、後退位置へ移動した位置決めピンに当接する位置に、スペーサを着脱可能に設けることが好ましい。それにより、配設するスペーサの厚みによって、位置決めピンの後退位置を調整することが可能となる。
本発明を実施した実施例について図面を参照しながら説明する。図1は、本実施例の圧入装置10の構成を示している。圧入装置10は、ワーク100に形成された加工穴102に、筒状の圧入部品110を圧入する装置である。ワーク100や圧入部品110の材質や形状は特に限定されない。本実施例のワーク100は、金属製品であり、詳しくはシリンダヘッドである。また、圧入部品110は、同じく金属製品であり、詳しくはプラグチューブである。なお、図面では、ワーク100や圧入部品110の形状を単純化して示している。ワーク100には、位置決め用に複数の基準穴106が形成されている。
図1に示すように、圧入装置10は、主に、フレーム12と、ポンチユニット30と、サーボシリンダ20と、治具40を備えている。
フレーム12は、一対の上プレート14及び下プレート18と、上プレート14及び下プレート18を互いに固定している複数のピラー16を備えている。
治具40は、下プレート18に固定されており、ワーク100が載置される。治具40には、載置されたワーク100を位置決めするための位置決め機構50が複数設けられている。それにより、治具40に載置されたワーク100が、圧入部品110の圧入方向に垂直な方向に関して、位置決め(所定の位置に固定)されるようになっている。
位置決め機構50は、主に、ワーク100の基準穴106に挿入される位置決めピン52と、ワーク100の基準穴106に対して位置決めピン52を進退させるエアシリンダ56を備えている。また、位置決め機構50には、位置決めピン52の後退位置を調整するためのスペーサ54が着脱可能に設けられている。位置決め機構50の構成については、後段において詳細に説明する。
ポンチユニット30は、ワーク100に圧入部品110を圧入するためのポンチ34と、ポンチ34に超音波振動を付与する超音波振動子32を備えている。ポンチユニット30には、複数のガイドロッド22が固定されており、その複数のガイドロッド22は、フレーム12の上プレート14に固定された複数のガイドブッシュ24によって、摺動可能に支持されている。それにより、ポンチユニット30は、フレーム12に対して上下方向に移動可能となっている。
サーボシリンダ20は、上プレート14に固定されており、上プレート14に対してポンチユニット30を上下動させる。サーボシリンダ20は、図示しないコントローラによってその動作が制御され、ポンチユニット30の上下方向の位置をフィードバック制御する。サーボシリンダ20がポンチユニット30を下方に移動させると、ポンチ34が治具40に向かって移動し、圧入部品110がワーク100の加工穴102に圧入される。
ここで、ポンチユニット30を動かすアクチュエータは、サーボシリンダ20に限定されない。ポンチユニット30を動かすアクチュエータは、例えば油圧シリンダなどの他の種類のアクチュエータであってもよい。
図2、図3を参照し、位置決め機構50の構成について詳細に説明する。図2、図3に示すように、位置決めピン52は、治具40からの突出量が変化するように、その軸方向に移動可能に設けられている。そして、位置決めピン52には、エアシリンダ56のピストンロッド56aが接続されている。エアシリンダ56がピストンロッド56aを前進させると、位置決めピン52は、ワーク100の基準穴106に対して前進した前進位置(図2に示す位置)へ移動する。このとき、位置決めピン52は、ワーク100の基準穴106に深く挿入された状態となる。逆に、エアシリンダ56がピストンロッド56aを後退させると、位置決めピン52は、ワーク100の基準穴106に対して後退した後退位置(図3に示す位置)へ移動する。このとき、位置決めピン52は、ワーク100の基準穴106に浅く挿入された状態となる。図3に示すように、後退位置に移動した位置決めピン52は、位置決めピン52とエアシリンダ56の間に配設されたスペーサ54が当接する。位置決め機構50では、スペーサ54の厚みを変更することによって、位置決めピン52の後退位置を調節可能となっている。
位置決めピン52には、その先端側から順に、テーパ部52aと、ストレート部52bと、基端部52cが設けられている。テーパ部52aは、先端に向かって径が縮小する部分であり、ストレート部52bは、軸方向に沿って径が一定の部分である。ストレート部52bは、テーパ部52aよりも大径(径が大きい)となっている。
図2に示すように、位置決めピン52が前進位置にある状態では、位置決めピン52のテーパ部52aとストレート部52bの両者が、ワーク100の基準穴106内に位置している。このとき、位置決めピン52と基準穴106との間には、僅かなクリアランスしか存在しない(図面では図示されない)。従って、治具40に対するワーク100の相対移動は略禁止される。即ち、位置決めピン52が前進位置にあると、治具40に対するワーク100の位置決め自由度(治具40に位置決めされたワーク100が治具40に対して相対移動できる程度)は非常に小さくなる。
一方、図3に示すように、位置決めピン52が後退位置に移動すると、位置決めピン52のストレート部52bは基準穴106外へ移動し、テーパ部52aの一部のみが基準穴106内に位置する状態となる。このとき、位置決めピン52と基準穴106との間には、比較的に大きなクリアランスCが形成される。その結果、治具40に対するワーク100の相対移動が、ある程度は許容されるようになる。即ち、位置決めピン52が後退位置に移動すると、治具40に対するワーク100の位置決め自由度は大きくなる。
このように、位置決め機構50は、位置決めピン52を進退させることによって、治具40に対するワーク100の位置決め自由度を2段階に調整可能となっている。
ここで、後退位置に移動した位置決めピン52と基準穴106との間のクリアランスCは、位置決めピン52の後退位置に応じて変化する。即ち、位置決めピン52がより大きく後退するほど、位置決めピン52と基準穴106との間のクリアランスCは広くなり、治具40に対するワーク100の位置決め自由度は大きくなる。このように、位置決めピン52にテーパ部52aが設けられていると、位置決めピン52の後退位置を調整することによって、治具40に対するワーク100の位置決め自由度の拡大幅を調整することができる。即ち、本実施例の圧入装置10では、スペーサ54の厚みを変更することによって、治具40に対するワーク100の位置決め自由度の拡大幅を調整することができる。
位置決め機構50において、位置決めピン52を動かすアクチュエータは、エアシリンダ56に限定されない。位置決めピン52を動かすアクチュエータは、例えばソレノイドやサーボシリンダ等であってもよい。特に、サーボシリンダのような位置制御が可能なアクチュエータであると、スペーサ54を必要とすることなく、位置決めピン52の後退位置を調整することが可能となる。即ち、スペーサ54を必要とすることなく、位置決めピン52と基準穴106との間のクリアランスCを自由に変化させ、治具40に対するワーク100の位置決め自由度を自由に調整することが可能となる。
図4は、圧入装置10を用いた圧入方法の手順を示すフローチャートである。以下、図4に示すフローチャートに沿って、圧入装置10を用いた圧入方法を詳細に説明する。
先ず、ステップS10では、治具40にワーク100を載置する前に、位置決めピン52をエアシリンダ56によって前進位置に移動させておく。
次に、ステップS12では、ワーク100及び圧入部品110を、治具40の上に載置する。このとき、位置決めピン52をワーク100の基準穴106に挿入し、治具40に対してワーク100を位置決めする。位置決めピン52が前進位置にあるので、治具40に対するワーク100の位置決め自由度は極めて小さく、治具40に対してワーク100を正確に位置決めすることができる。なお、圧入部品110については、ワーク100を治具40に載置した後に、ワーク100の加工穴102に配置してもよいし、ワーク100を治具40に載置する前に、ワーク100の加工穴102に配置しておいてもよい。図1に示す状態は、ステップS12の工程が完了した状態を示す。
次に、ステップS14では、図5に示すように、位置決めピン52を、後退位置に移動させる(位置決め機構50は図3に示す状態となる)。それにより、ポンチ34による圧入部品110の圧入に先立って、治具40に対するワーク100の位置決め自由度を大きくする。
次に、ステップS16では、超音波振動子32をオンし、ポンチ34への超音波振動の付与を開始する。
次に、ステップS18では、サーボシリンダ20を動作させ、ポンチ34を下降させていく。それにより、図6に示すように、圧入部品110は、超音波振動が付与されながら、ワーク100の加工穴102に圧入されていく。このとき、位置決めピン52は後退位置に位置しており、治具40に位置決めされたワーク100には、比較的に大きな自由度が与えられている。先にも説明したように、超音波振動を付与しながらワーク100に圧入部品110を圧入する際に、治具40に位置決めされたワーク100に自由度を与えると、圧入荷重が急激に増大することを防止することができる。また、位置決め機構50によるワーク100の位置決めは、その自由度が大きいものの継続されてはいるので、ワーク100や圧入部品110の位置が大きく移動することは禁止される。従って、ワーク100や圧入部品110が大きく移動してしまい、圧入部品110の圧入ができなくなる、といった事態が生じることもない。
図7に示すように、圧入部品110の圧入が完了した後(ステップS20でイエス)、ステップS22では、サーボシリンダ20の動作方向を反転させ、ポンチ34を上昇させる。以上により、圧入装置10による圧入部品110の圧入動作が完了する。
以上のように、本実施例の圧入装置10では、治具40に対してワーク100を位置決めする位置決め機構50が、その位置決め自由度を二段階に調整可能となっている。そして、位置決め機構50は、ポンチ34によって圧入部品110が圧入される圧入期間において、その位置決め自由度を大きくすることができる。それにより、圧入荷重の急激な増大を防止することができる。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本実施例では、ワーク100に圧入部品110を圧入する圧入期間の全体において、治具40に対するワーク100の位置決め自由度を大きくしているが、その必要は必ずしもない。圧入荷重が急激に増大するという現象は、圧入期間の初期で発生することは少なく、圧入期間の中期や後期で多く発生することが確認されている。従って、圧入期間の初期では、ワーク100の位置決め自由度を小さいままに維持し、圧入期間の中期及び後期において、ワーク100の位置決め自由度を大きくしてもよい。圧入期間の全体のなかで、ワーク100の位置決め自由度を大きくする期間は、実験等に基づいて選択的に設定することができる。
本実施例の圧入装置10では、位置決めピン52の形状を適宜変更することができる。例えば、図8、図9に示すように、位置決めピン52の先端部分には、先に説明したテーパ部52a(図2、図3参照)に代えて、第2のストレート部52dを設けてもよい。ここで、第2のストレート部52dは、基端側のストレート部52bよりも小径とする。このように、位置決めピン52を段付き形状としても、位置決めピン52をワーク100の基準穴106に対して進退することにより、治具40に対するワーク100の位置決め自由度を変化させることができる。あるいは、位置決めピン52を段付き形状にすることに代えて、ワーク100の基準穴106を段付き形状とすることもできる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時の請求項に記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
圧入装置の構成を示す図。 位置決め機構の構成を示す図(位置決めピンが前進位置にある状態)。 位置決め機構の構成を示す図(位置決めピンが後退位置にある状態)。 圧入装置による圧入動作の流れを示すフローチャート。 圧入装置による圧入動作の一状態を示す図(ステップS14)。 圧入装置による圧入動作の一状態を示す図(ステップS18)。 圧入装置による圧入動作の完了状態を示す図(ステップS22)。 位置決め機構の変形例を示す図(位置決めピンが前進位置にある状態)。 位置決め機構の変形例を示す図(位置決めピンが後退位置にある状態)。
符号の説明
10:圧入装置
12:フレーム
20:サーボシリンダ
30:ポンチユニット
32:超音波振動子
34:ポンチ
40:治具
50:位置決め機構
52:位置決めピン
52a:テーパ部
52b:ストレート部
52d:第2のストレート部
54:スペーサ
56:エアシリンダ
100:ワーク
102:加工穴
106:基準穴
110:圧入部品

Claims (2)

  1. ワークに圧入部品を圧入する圧入装置であって、
    ワークが載置される治具と、
    治具に対してワークを位置決めする位置決め機構と、
    治具に載置されたワークに圧入部品を圧入するポンチと、
    治具とポンチの少なくとも一方を超音波振動させる超音波振動子を備え、
    位置決め機構は、ワークに形成された基準穴に挿入される位置決めピンと、位置決めピンをワークの基準穴に対して進退させることによって、位置決めピンと基準穴との間のクリアランスを少なくとも二段階に調整するアクチュエータを有し、ワークの位置決め自由度を少なくとも二段階に調整可能であり、
    位置決めピンには、先端側に形成されているとともに位置決めピンの先端に向かって径が縮小するテーパ部と、基端側に形成されているとともにテーパ部よりも大径であり、かつ軸方向に沿って径が略一定のストレート部が形成されており、
    アクチュエータは、ポンチによって圧入部品が圧入される圧入期間の少なくとも一部で、テーパ部が基準穴内に位置するとともにストレート部が基準穴外に位置する後退位置まで位置決めピンを後退させ、位置決めピンと基準穴との間のクリアランスを広くすることによって、治具に対するワークの位置決め自由度を大きくすることを特徴とする圧入装置。
  2. ワークに圧入部品を圧入する圧入方法であって、
    位置決め機構を有する治具にワークを載置する載置工程と、
    治具とポンチの少なくとも一方に超音波振動を付与した状態で、治具に載置したワークに圧入部品をポンチによって圧入する圧入工程を備え、
    前記位置決め機構は、ワークに形成された基準穴に挿入される位置決めピンと、位置決めピンをワークの基準穴に対して進退させることによって、位置決めピンと基準穴との間のクリアランスを少なくとも二段階に調整するアクチュエータを有し、治具に対するワークの位置決め自由度を少なくとも二段階に調整可能であり、
    位置決めピンには、先端側に形成されているとともに位置決めピンの先端に向かって径が縮小するテーパ部と、基端側に形成されているとともにテーパ部よりも大径であり、かつ軸方向に沿って径が略一定のストレート部が形成されており、
    アクチュエータは、前記圧入工程の少なくとも一部の期間で、テーパ部が基準穴内に位置するとともにストレート部が基準穴外に位置する後退位置まで位置決めピンを後退させ、位置決めピンと基準穴との間のクリアランスを広くすることによって、治具に対するワークの位置決め自由度を大きくすることを特徴とする圧入方法。
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