JP5822858B2 - ヘッドレストステイ加工装置 - Google Patents

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本発明は、自動車用シートのヘッドレストステイ表面に凹溝部を成形するためのヘッドレストステイ加工装置に関する。
車両用シートには、乗務員の頭部を支えるためのヘッドレストがヘッドレストステイを介して取り付けられている。ヘッドレストステイは、略U字状の金属パイプ材からなり、その両端に車両用シートに穿設された穴部に差し込み固定される2本の差込部を有している。特に、ヘッドレストステイの差込部には複数の凹溝部が形成されており、穴部に形成された係合部に複数の凹部を適宜係合させることにより、ヘッドレストの高さを調節して固定することが可能である。
上記ヘッドレストステイの差込部に複数の凹溝部を形成する場合には、ロールパンチにより押圧加工を行う加工装置が用いられる。このような加工装置としては、例えば、複数個のロールパンチを個別に回転可能としてシャフトに組み付け、ヘッドレストステイに対する干渉量が漸増するように並べたロールパンチ列を形成したロールパンチホルダーを備え、該ロールパンチホルダーに複数組のロールパンチ列を形成し、それぞれのロールパンチ列の軸心をロールパンチホルダーの進退方向にずらして配置するヘッドレストステイ加工装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この加工装置では、1回のプレスで複数の凹溝部を成形することができるため、加工コストを低減することができる。
しかしながら、従来のヘッドレストステイ加工装置は、1回の試行によりプレス工程が終了することから、大きなバリが発生しやすく、バリの切削工程が必要であるとともに、凹溝部の深さ等の微調整がしにくく、試行錯誤による深さ設定を調節し難いという問題がある。そのため、少品種大量生産には適するものの多品種少量生産に向かなかった。また、プレス圧力が大きくなるため、当該加工装置が大きくなって広い設置スペースが必要になる等の問題があった。
特許第3923444号公報
本発明は、前記の点に鑑みなされたものであって、装置の小型化を図るとともに、バリの発生を抑制し凹溝部の深さ等の微調整や設定をしやすくして多品種少量生産にも適したヘッドレストステイ加工装置を提供するものである。
すなわち、請求項1の発明は、ヘッドレストステイを固定する固定部と、前記ヘッドレストステイの被加工部位に圧接して凹溝部を形成する溝付部を有するロールパンチと、前記ヘッドレストステイの前記被加工部位に対向して設けられ前記溝付部が前記ヘッドレストステイの管方向と直交するように前記ロールパンチを保持するロールパンチ保持部と、該ロールパンチ保持部に対し前記ヘッドレストステイと反対側の端部に設けられた揺動軸とを有する保持ブロックと、前記保持ブロックが前記ヘッドレストステイの管方向と直交する方向に揺動可能となるように前記揺動軸を軸支する軸支ブロックと、前記揺動軸を軸中心として前記保持ブロックを介して前記ロールパンチを揺動させるロールパンチ揺動部と、前記軸支ブロックを介して前記揺動軸を前記ヘッドレストステイに対し前進させる軸前進部とを備えたことを特徴とするヘッドレストステイ加工装置に係る。
請求項2の発明は、前記軸支ブロックを介して前記揺動軸を前記ヘッドレストステイに対し後退させる軸後退部が備えられている請求項1に記載の溝付パイプの製造装置に係る。
請求項3の発明は、前記ロールパンチの溝付部が複数形成されている請求項1又は2に記載のヘッドレストステイ加工装置に係る。
請求項4の発明は、前記固定部には、前記ヘッドレストステイの前記被加工部位に相当する位置に加工用開口部が形成されているとともに、該加工用開口部を前記ヘッドレストステイの管方向と直交する方向に通過するあそび溝部が形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のヘッドレストステイ加工装置に係る。
請求項5の発明は、前記軸支ブロックに受圧傾斜部が形成され、前記軸前進部には前記受圧傾斜部と対応する侵入傾斜部が形成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のヘッドレストステイ加工装置に係る。
請求項1の発明に係るヘッドレストステイ加工装置は、ヘッドレストステイを固定する固定部と、前記ヘッドレストステイの被加工部位に圧接して凹溝部を形成する溝付部を有するロールパンチと、前記ヘッドレストステイの前記被加工部位に対向して設けられ前記溝付部が前記ヘッドレストステイの管方向と直交するように前記ロールパンチを保持するロールパンチ保持部と、該ロールパンチ保持部に対し前記ヘッドレストステイと反対側の端部に設けられた揺動軸とを有する保持ブロックと、前記保持ブロックが前記ヘッドレストステイの管方向と直交する方向に揺動可能となるように前記揺動軸を軸支する軸支ブロックと、前記揺動軸を軸中心として前記保持ブロックを介して前記ロールパンチを揺動させるロールパンチ揺動部と、前記軸支ブロックを介して前記揺動軸を前記ヘッドレストステイに対し前進させる軸前進部とを備えたため、バリの発生を抑制し、凹溝部の深さ等の微調整や設定をしやすくなって多品種少量生産に適するとともに、装置の小型化を実現することができる。
請求項2の発明は、請求項1において、前記軸支ブロックを介して前記揺動軸を前記ヘッドレストステイに対し後退させる軸後退部が備えられているため、ロールパンチのヘッドレストステイへの圧接を簡易に解除することができる。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記ロールパンチの溝付部が複数形成されているため、ヘッドレストステイに複数の凹溝部を一括して形成することが可能となる。
請求項4の発明は、請求項1ないし3において、前記固定部には、前記ヘッドレストステイの前記被加工部位に相当する位置に加工用開口部が形成されているとともに、該加工用開口部を前記ヘッドレストステイの管方向と直交する方向に通過するあそび溝部が形成されているため、ヘッドレストステイを確実に固定した状態で被加工部位に対してロールパンチの溝付部を圧接させることが可能となるとともに、ロールパンチと固定部との不要な接触を回避することができる。
請求項5の発明は、請求項1ないし4において、前記軸支ブロックに受圧傾斜部が形成され、前記軸前進部には前記受圧傾斜部と対応する侵入傾斜部が形成されているため、小さい圧力でロールパンチをヘッドレストステイに圧接させることが可能となるとともに、凹溝部の深さの微調整が容易となる。
本発明の一実施例に係るヘッドレストステイ加工装置の側面図である。 ロールパンチが上方へ揺動した状態を表したヘッドレストステイ加工装置の側面図である。 ロールパンチが下方へ揺動した状態を表したヘッドレストステイ加工装置の側面図である。 揺動軸が後退した状態を表したヘッドレストステイ加工装置の側面図である。 図1のヘッドレストステイ加工装置の上面図である。 ヘッドレストステイの斜視図である。 固定部の正面図である。 ロールパンチの平面図である。 ヘッドレストステイとロールパンチとの位置関係を表す概略斜視図である。
図1〜図5に示す本発明の一実施例に係るヘッドレストステイ加工装置10は、自動車用シートのヘッドレストステイSに凹溝部Dを成形するための装置であって、固定部20と、ロールパンチ30と、保持ブロック40と、軸支ブロック50と、ロールパンチ揺動部60と、軸前進部70とを備える。図において、符号11は基台である。
ヘッドレストステイSは、図6に示すように、金属製のパイプ材からなる本体部S1と、本体部S1の両端に形成された2本の差込部S2,S3と、一側の差込部S2に形成された凹溝部Dとを有する。本体部S1は、単一の金属製パイプ材の両端(差込部S2,S3)が略同一方向へ延出するように折曲げ加工された適宜の形状からなり、例えば、略U字状に形成される。差込部S2,S3は、図示しない自動車用シートのシートバックの穴部に差し込まれることにより、シートバックとヘッドレストとを連結させる。凹溝部Dは、シートバックの穴部に係合してヘッドレストを固定するとともに、シートバックに連結されたヘッドレストの高さを調節可能とするものであり、差込部S2に複数形成される。凹溝部Dの数は特に限定されないが、例えば3〜4個である。なお、図中の符号S4は図示しないヘッドレストに埋設される屈曲部、S5は凹溝部Dが形成される被加工部位である。
固定部20は、図1〜図5に示すように、基台11に配置され、ヘッドレストステイSを固定する。実施例の固定部20は、図7,9に示すように、下側固定部材22と上側固定部材23とによってヘッドレストステイSの各差込部S2,3を掴持して固定するクランプ部材21からなる。特に、凹溝部Dが形成される差込部S2を固定するクランプ部材21Aでは、ヘッドレストステイSの被加工部位S5に相当する位置に凹溝部Dよりわずかに大きく開口された加工用開口部25が形成されるとともに、加工用開口部25をヘッドレストステイSの管方向と直交する方向に通過するあそび溝部26が形成される。このように、固定部20においてヘッドレストステイSの差込部S2,3を掴持して固定することにより、加工時にヘッドレストステイSに曲がり等の欠陥が発生することを抑制することができる。なお、図中の符号24は、上側固定部材23を進退させるシリンダ部である。
ロールパンチ30は、図1,5,8,9に示すように、円筒状の本体部31と、該本体部31の円周方向に突条に設けられ固定部20に固定されたヘッドレストステイSの被加工部位S5に圧接して凹溝部Dを形成する溝付部35とを有する。溝付部35は、ヘッドレストステイSに複数の凹溝部Dを一括して形成するために、凹溝部Dの数に対応して複数形成される。また、溝付部35は、その形状を適宜変更することで、凹溝部Dの形状を任意に形成することが可能となる。なお、図の符号32は各溝付部35間の外周径を縮小して形成された谷部、33はロール軸である。
保持ブロック40は、図1〜図5に示すように、ロールパンチ保持部45と、揺動軸46とを有する。ロールパンチ保持部45は、ヘッドレストステイSの被加工部位S5に対向して設けられ、溝付部35がヘッドレストステイSの管方向と直交するようにロールパンチ30を保持する。特に、ロール軸33を回転自在に軸支することで、ロールパンチ30のヘッドレストステイSとの圧接時の摩擦による削れを抑制することができる。また、揺動軸46は、ロールパンチ保持部45に対しヘッドレストステイSと反対側の端部42に設けられる。図において、符号41はヘッドレストステイSの被加工部位S5側でない差込部S3との衝突を回避するために側面視略U字状に形成されたブロック本体、43はブロック本体41のヘッドレストステイS側に設けられた後述するロールパンチ揺動部60が連結される連結部である。
軸支ブロック50は、図1〜図5に示すように、保持ブロック40がヘッドレストステイSの管方向と直交する方向に揺動可能となるように揺動軸46を軸支する。この軸支ブロック50は、図示しないレール部材等により、基台11上に移動可能に設置される。各図において、符号51はブロック本体、52はヘッドレストステイSと反対側の側面に下方へ広がるように傾斜して形成された受圧傾斜部である。
ロールパンチ揺動部60は、図1〜図4に示すように、揺動軸46を軸中心として保持ブロック40を介してロールパンチ30を揺動させる。このロールパンチ揺動部60は、シリンダ装置やサーボモータ等の適宜の駆動手段により構成される。実施例のロールパンチ揺動部60は、基台11に固定された支持部61と、該支持部61にロールパンチ30の揺動方向と同一方向に回動自在に支持されてロッド部63を進退させるシリンダ装置62と、ロッド部63の先端に設けられ保持ブロック40の連結部43にシリンダ装置62と同一方向に回動自在に連結された連結軸部64とを有する。このロールパンチ揺動部60では、シリンダ装置62が支持部61により回動自在に支持され、かつ、連結軸部64が連結部43により回動自在に連結されていることにより、ロッド部63を進退させた際にロールパンチ30の揺動にあわせてシリンダ装置62と連結軸部64とが適宜回動するため、円滑な作動が可能となる。このように、ロールパンチ揺動部60は、ロールパンチ30(保持ブロック40)の揺動方向に対して一側のみに配置して揺動させることが可能となるため、繁雑な構成が不要となって当該装置10の小型化を図ることができる。
軸前進部70は、図1〜図5に示すように、軸支ブロック50を介して揺動軸46をヘッドレストステイSに対し前進させる。軸前進部70は、基台11の上部に設置され、サーボモータ等からなる駆動部71と、軸支ブロック50の受圧傾斜部52と対応する侵入傾斜部74が形成され駆動部71によりロッド部72を介して上下方向に進退する前進作用部73とを有する。この軸前進部70では、侵入傾斜部74と軸支ブロック50の受圧傾斜部52とを当接させ、前進作用部73を下方へ前進させることにより、侵入傾斜部74が受圧傾斜部52を押圧して軸支ブロック50をヘッドレストステイS側へ前進させる。これにより、軸支ブロック50が軸支する揺動軸46が保持ブロック40とともにヘッドレストステイSに対し前進し、ロールパンチ保持部45に保持されたロールパンチ30をヘッドレストステイSに対して前進させ、圧接させることができる。
このように、前進作用部73を下方へ前進させて侵入傾斜部74により軸支ブロック50の受圧傾斜部52を押圧して揺動軸46をヘッドレストステイSに対し前進させるようにすれば、軸支ブロック50の前進方向に対し直角方向に軸前進部70が配置されるとともに、小さい圧力でロールパンチ30をヘッドレストステイSに圧接させることが可能となり、当該装置10の小型化を図ることができる。また、揺動軸46とヘッドレストステイSとの距離を任意に調節することができるため、ロールパンチ30のヘッドレストステイSへの当たりを自在に設定できて凹溝部Dの深さの微調整が容易となる。
また、当該加工装置10では、図1〜図5に示すように、軸支ブロック50を介して揺動軸46をヘッドレストステイSに対し後退させる軸後退部80が備えられている。軸後退部80としては、ヘッドレストステイSに対し後退方向へ付勢するバネや錘等の付勢手段や、シリンダ装置やサーボモータ等の駆動手段等が適宜用いられる。実施例の軸後退部80としてはシリンダ装置81が用いられ、図4に示すように、軸前進部70が上方へ後退した際に、軸支ブロック50をヘッドレストステイSから遠ざかる方向へ後退させる。これにより、軸支ブロック50が軸支する揺動軸46がヘッドレストステイSに対し後退し、ロールパンチ保持部45に保持されたロールパンチ30のヘッドレストステイSへの圧接を簡易に解除することができる。
次に、当該加工装置10の作動について具体的に説明する。まず、図4に示すように、軸前進部70の前進作用部73が後退位置(図の上方側)とされ、かつ、軸後退部80により軸支ブロック50が後退位置(図の左側)とされた状態で、固定部20にヘッドレストステイSが固定される。この時、保持ブロック40のロールパンチ保持部45に保持されたロールパンチ30は、ヘッドレストステイSの被加工部位S5に対向して配置される。
ここで、図2,3に示すように、ロールパンチ揺動部60のシリンダ装置62によりロッド部63を進退させて、揺動軸46を軸中心として保持ブロック40を介してロールパンチ30を揺動させる。続いて、軸前進部70の駆動部71により前進作用部73を下方側へ前進させて軸支ブロック50をヘッドレストステイS側へ押圧し、軸支ブロック50が軸支する揺動軸46を保持ブロック40とともにヘッドレストステイSに対し前進させる。
上記のようにロールパンチ30が揺動軸46を軸中心として揺動しつつヘッドレストステイS側へ前進することにより、図1,9に示すように、ヘッドレストステイSの被加工部位S5に対して上下方向(ヘッドレストステイSの管方向に対し直角方向)からロールパンチ30が圧接され、凹溝部Dが形成される。
また、当該加工装置10では、ヘッドレストステイSの材質や厚さ、形成する凹溝部Dの深さ等に応じて、ロールパンチ30の搖動が複数回にわたって行われる。これにより、凹溝部Dの深さを徐々に深く形成することができる。そのため、凹溝部Dの深さの微調整が容易であるとともに、凹溝部Dの形成時にヘッドレストステイSの被加工部位S5の急激な変形を抑制して加工精度を向上させることができる。なお、ロールパンチ30の1回の揺動により形成される凹溝部Dの深さは、軸前進部70により揺動軸46とパイプ材Pとの距離を適宜調節することによって、細かな制御を容易に行うことができる。
このように、被加工部位S5が相対する方向から圧接されることにより、凹溝部Dの形成時にバリが発生しにくくなり、バリが発生した場合であっても突起が小さくなる。そのため、押し込み等により容易にバリを埋没させることが可能となり、バリの切削工程の省略をすることができる。
また、ヘッドレストステイSに対してロールパンチ30を圧接させる際には、ロールパンチ30の溝付部35がヘッドレストステイSを固定する固定部20のクランプ部材21Aに近接する。そこで、クランプ部材21AのヘッドレストステイSの管方向と直交する方向、すなわち、ロールパンチ30の揺動方向にあそび溝部26を形成することにより、ロールパンチ30の溝付部35があそび溝部26内を通過して揺動することとなり、ロールパンチ30と固定部20のクランプ部材21Aとの不要な接触を回避することができる。
さらに、クランプ部材21のヘッドレストステイSの被加工部位S5に相当する位置に加工用開口部25が形成されていることにより、ヘッドレストステイSの差込部S2は被加工部位S5のみが露出した状態で掴持されている。そのため、ヘッドレストステイSの差込部S2を確実に固定した状態で、被加工部位S5に対してロールパンチ30の溝付部35を圧接させることが可能となる。
凹溝部Dを形成した後、軸前進部70の駆動部71により前進作用部73を上方側へ後退させるとともに、軸後退部80のシリンダ装置81により軸支ブロック50を介して該軸支ブロック50が軸支する揺動軸46をヘッドレストステイSに対し後退させて、ロールパンチ保持部45に保持されたロールパンチ30をヘッドレストステイSから離隔させる。そして、固定部20によるヘッドレストステイSの固定が解除されて、凹溝部Dが形成されたヘッドレストステイSが得られる。
以上図示し説明したように、本発明のヘッドレストステイ加工装置10では、保持ブロック40のロールパンチ保持部45においてロールパンチ30をヘッドレストステイSの被加工部位S5に対向して保持し、ロールパンチ揺動部60により揺動軸46を軸中心として保持ブロック40を介してロールパンチ30をヘッドレストステイSの管方向と直交する方向に揺動させ、軸前進部70により軸支ブロック50を介して揺動軸46をヘッドレストステイSに対し前進させるため、比較的小さい圧力で凹溝部Dを形成することが可能となって装置の小型化を図ることができるとともに、バリの発生が抑制されてバリの切削工程が不要となって作業効率を向上させることができる。特に、ロールパンチ30の溝付部35を複数形成すれば、ヘッドレストステイに複数の凹溝部を一括して形成することが可能となり、より作業効率を向上させることができる。
また、軸前進部70により軸支ブロック50を介して揺動軸46とヘッドレストステイSとの距離を自在に設定することが可能であるため、ヘッドレストステイSに形成される凹溝部Dの深さの微調整が可能となる。そのため、ヘッドレストステイSの材質や厚み等に応じた凹溝部Dの深さを細やかに制御することが可能となり、多品種少量生産に最適である。特に、軸支ブロック50に受圧傾斜部52を形成し、軸前進部70に受圧傾斜部52と対応する侵入傾斜部74を形成して、軸前進部70により揺動軸46を前進させるようにすれば、小さい圧力でロールパンチ30をヘッドレストステイSに圧接させることが可能となって、装置をより小さくすることが可能となるとともに、凹溝部Dの深さの微調整が容易となる。
さらに、軸支ブロック50を介して揺動軸46をヘッドレストステイSに対し後退させる軸後退部80を備えることにより、ロールパンチ30のヘッドレストステイSへの圧接を簡易に解除することができる。
加えて、固定部20に、ヘッドレストステイSの被加工部位S5に相当する位置に加工用開口部25を形成するとともに、該加工用開口部25をヘッドレストステイSの管方向と直交する方向に通過するあそび溝部26を形成すれば、ヘッドレストステイSを確実に固定した状態で被加工部位S5に対してロールパンチ30の溝付部35を圧接させることが可能となるとともに、ロールパンチ30と固定部20との不要な接触を回避することができる。
なお、本発明のヘッドレストステイ加工装置は、前述の実施例のみに限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。実施例では、ロールパンチの揺動方向を上下方向としたが、パイプ材の管方向と直交する方向であれば揺動方向は特に限定されない。例えば、パイプ材の管方向を上下方向とすれば、ロールパンチのよう同方向は左右方向(横方向)である。その際、揺動軸を移動させる軸移動部の進退方向も同様に左右方向(横方向)とされる。
10 ヘッドレストステイ加工装置
20 固定部
30 ロールパンチ
35 溝付部
40 保持ブロック
45 ロールパンチ保持部
46 揺動軸
50 軸支ブロック
60 ロールパンチ揺動部
70 軸前進部
80 軸後退部
D 凹溝部
S ヘッドレストステイ
S5 被加工部位

Claims (5)

  1. ヘッドレストステイを固定する固定部と、
    前記ヘッドレストステイの被加工部位に圧接して凹溝部を形成する溝付部を有するロールパンチと、
    前記ヘッドレストステイの前記被加工部位に対向して設けられ前記溝付部が前記ヘッドレストステイの管方向と直交するように前記ロールパンチを保持するロールパンチ保持部と、該ロールパンチ保持部に対し前記ヘッドレストステイと反対側の端部に設けられた揺動軸とを有する保持ブロックと、
    前記保持ブロックが前記ヘッドレストステイの管方向と直交する方向に揺動可能となるように前記揺動軸を軸支する軸支ブロックと、
    前記揺動軸を軸中心として前記保持ブロックを介して前記ロールパンチを揺動させるロールパンチ揺動部と、
    前記軸支ブロックを介して前記揺動軸を前記ヘッドレストステイに対し前進させる軸前進部
    とを備えたことを特徴とするヘッドレストステイ加工装置。
  2. 前記軸支ブロックを介して前記揺動軸を前記ヘッドレストステイに対し後退させる軸後退部が備えられている請求項1に記載の溝付パイプの製造装置。
  3. 前記ロールパンチの溝付部が複数形成されている請求項1又は2に記載のヘッドレストステイ加工装置。
  4. 前記固定部には、前記ヘッドレストステイの前記被加工部位に相当する位置に加工用開口部が形成されているとともに、該加工用開口部を前記ヘッドレストステイの管方向と直交する方向に通過するあそび溝部が形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載のヘッドレストステイ加工装置。
  5. 前記軸支ブロックに受圧傾斜部が形成され、前記軸前進部には前記受圧傾斜部と対応する侵入傾斜部が形成されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のヘッドレストステイ加工装置。
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