JP2016117086A - 被加工部材の曲げ加工装置 - Google Patents

被加工部材の曲げ加工装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 簡易な構成で線状の被加工部材を所望の方向に曲げる被加工部材の曲げ加工装置を提供する。【解決手段】 加工装置は、線状部材11が載置されるセット面を有するステージ10、ステージ10の挿入孔101に挿入可能なパンチ20、線状部材11の曲げの起点となる起点部25などを備える。パンチ20は、線状部材11が有する第一中間部111の部材供給部側の移動を規制する規制部22、及び、第一中間部111の反部材供給部側に当接可能な傾斜部23を有する。規制部22が有する規制面221の断面形状と傾斜部23が有する傾斜面231の断面形状とがなす角度θc、θeは、パンチ20の挿入孔101に先に挿入される側からパンチ20の挿入孔101に先に挿入される側とは反対側に向かうにつれて小さくなる。これにより、パンチ20の挿入孔101への挿入深さを変更すると第一中間部111の曲げ角度を変更することができる。【選択図】 図6

Description

本発明は、被加工部材の曲げ加工装置に関する。
従来、線状の被加工部材がセットされるステージに対して往復移動するパンチを用いて被加工部材の曲げ加工を行う被加工部材の曲げ加工装置が知られている。当該被加工部材の曲げ加工装置では、被加工部材がセットされるステージのセット面の窪みに挿入可能なパンチが窪みの直上に位置する被加工部材を窪みに押し込むことによってセット面から立ち上がる方向に被加工部材を曲げる。一方、当該被加工部材の曲げ加工装置では、セット面に平行な方向への曲げ加工を行うことができない。
例えば、特許文献1に記載の被加工部材の曲げ加工装置では、線状の被加工部材を一方の面側に押し出す押出孔を有する平板状のステージ、押出孔の周囲に設けられ押出孔から押し出された被加工部材を一方の面に平行な方向へ曲がるよう被加工部材に押圧力を作用させる複数のローラなどを備え、当該ステージ上の所望の方向に被加工部材を曲げることが可能である。
特開平9−295066号公報
特許文献1に記載の被加工部材の曲げ加工装置では、複数のローラは、押出孔の四方に設けられ、当該複数のローラの中心に位置する押出孔から押し出された被加工部材に当接する。このため、被加工部材を所望の方向に曲げるために複数のローラを一点に向かって個別に作動させるため、装置の構成及びローラの制御が複雑となる。
本発明の目的は、簡易な構成で線状の被加工部材を所望の方向に曲げる被加工部材の曲げ加工装置を提供することにある。
本発明は、線状の被加工部材を所望の方向に曲げる被加工部材の曲げ加工装置であって、被加工部材を供給する部材供給部と、被加工部材が載置されるセット面を有するステージと、セット面に載置される被加工部材に当接しつつステージのセット面側に開口する第一孔に挿入可能な第一パンチと、被加工部材の第一パンチとは反対側に設けられ被加工部材の曲げの起点となる第一起点部と、第一パンチの第一孔への挿入深さを制御する第一制御部と、を備える。
本発明の被加工部材の曲げ加工装置は、第一パンチが被加工部材が有する第一中間部の部材供給部側の移動を規制する第一規制部、及び、第一パンチの往復移動方向に対して傾斜する第一傾斜面を有し第一中間部の反部材供給部側に当接可能な第一傾斜部を有し、第一規制部の第一中間部に当接する第一規制面のセット面に平行な断面形状と第一傾斜面のセット面に平行な断面形状とがなす角度は、第一パンチの第一孔に先に挿入される側から第一パンチの第一孔に先に挿入される側とは反対側に向かうにつれて小さくなることを特徴とする。
本発明の被加工部材の曲げ加工装置は、セット面に載置される被加工部材に当接しつつステージのセット面側に開口する第一孔に挿入可能な第一パンチを備えている。第一パンチが第一孔に挿入されると、被加工部材の第一中間部の部材供給部側が第一パンチが有する第一規制部と第一起点部とに挟み込まれ、第一中間部の移動が規制される。また、第一パンチが有する第一傾斜部は、第一中間部の反部材供給部側に当接する。第一パンチは、第一規制部が有する第一規制面のセット面に平行な断面形状と第一傾斜部が有する第一傾斜面のセット面に平行な断面形状とがなす角度が第一パンチの第一孔に先に挿入される側から第一パンチの第一孔に先に挿入される側とは反対側に向かうにつれて小さくなるよう形成されている。これにより、第一パンチが第一孔に挿入される深さに応じて被加工部材に当接する第一規制面と第一傾斜面とがなす角度が変化し、第一中間部の部材供給部側と第一中間部の反部材供給部側とがなす第一中間部の曲げ角度が変化する。したがって、本発明の被加工部材の曲げ加工装置は、第一パンチの往復移動方向において角度が変化する第一規制面及び第一傾斜面を有する第一パンチの第一孔への挿入の深さを制御し、被加工部材をセット面に沿った所望の方向に曲げることができる。
本発明の第一実施形態による被加工部材の曲げ加工装置の模式図である。 本発明の第一実施形態による被加工部材の曲げ加工装置が備える加工部材の模式図である。 本発明の第一実施形態による被加工部材の曲げ加工装置が備える加工部材の斜視図である。 本発明の第一実施形態による被加工部材の曲げ加工装置が備える加工部材の断面形状の変化を説明する模式図である。 本発明の第一実施形態による被加工部材の曲げ加工装置が備えるステージが有するセット面の模式図である。 本発明の第一実施形態による被加工部材の曲げ加工方法の工程を説明する模式図である。 本発明の第一実施形態による被加工部材の曲げ加工方法の工程の途中を説明する模式図である。 本発明の第一実施形態による被加工部材の曲げ加工方法によって曲げ加工が施された被加工部材の模式図である。 本発明の第二実施形態による被加工部材の曲げ加工装置の一部の模式図及び被加工部材の曲げ加工方法の工程を説明する模式図である。 本発明の第三実施形態による被加工部材の曲げ加工装置の一部の模式図及び被加工部材の曲げ加工方法の工程を説明する模式図である。 比較例の被加工部材の曲げ加工装置の一部の模式図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図に基づいて説明する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態による被加工部材の曲げ加工装置及び曲げ加工方法について図1〜8に基づいて説明する。第一実施形態による「被加工部材の曲げ加工装置」としての曲げ加工装置1は、一本の「被加工部材」としての線状部材11の該当箇所に押圧力を作用させ所望の形状に曲げ加工を行う装置である。
図1に第一実施形態による曲げ加工装置1の模式図を示す。曲げ加工装置1は、ステージ10、パンチ20、30、40、パンチ支持部12、押さえ部14、起点部25、35、45、部材供給部16、「第一制御部」及び「第二制御部」としての制御部18などから構成されている。
ステージ10は、例えば、テーブル面などの水平面上に載置される。ステージ10は、後述する部材供給部16が供給する線状部材11が載置されるセット面100を有する。すなわち、セット面100は、水平面に対して略平行となるが、セット面100と水平面との関係はこれに限定されない。
ステージ10は、セット面100に開口を有する複数の挿入孔を有する。第一実施形態では、パンチの数にあわせて挿入孔は三つ設けられている。挿入孔101、102、103の水平面に平行な断面形状は、L字状となっている(図5参照)。挿入孔101は、特許請求の範囲に記載の「第一孔」に相当する。挿入孔102は、特許請求の範囲に記載の「第二孔」に相当する。
パンチ20、30、40は、略棒状の部材である。パンチ20、30、40は、曲げ加工装置1の部材供給部16側からこの順に並んでいる。パンチ20、30、40は、セット面100に載置される線状部材11に当接しつつ挿入孔101、102、103に挿入可能に設けられている。パンチ20は、特許請求の範囲に記載の「第一パンチ」に相当する。パンチ30は、特許請求の範囲に記載の「第二パンチ」に相当する。
図2にパンチ20の模式図を示す。図2(a)は、パンチ支持部12に支持されているパンチ20を挿入孔101側からみた模式図である。図2(c)は、パンチ支持部12に支持されているパンチ20を部材供給部側からみた模式図である。図3にパンチ20の斜視図を示す。便宜的に、図2(a)、(b)、図3には、パンチ支持部12に支持されているパンチ20において、部材供給部16が設けられる側を「部材供給部側」、及び、部材供給部16とは反対側を「反部材供給部側」を示す。パンチ20は、パンチベース21、「第一規制部」としての規制部22、「第一傾斜部」としての傾斜部23などを有する。
パンチベース21は、略直方体状に形成されるパンチ20において外径が最も大きい部位である。パンチベース21は、パンチ支持部12に係合しパンチ支持部12に対するパンチ20の相対位置を不動にする。
規制部22は、パンチ支持部12に支持されているパンチ20においてパンチベース21のステージ10側の面211からステージ10に向かって延びる直方体状に形成されている。規制部22は、後述する起点部25との間に線状部材11を挟み込み線状部材11の移動を規制する「第一規制面」としての規制面221を有する(図2(a)参照)。
傾斜部23は、パンチベース21のステージ10側の面211からステージ10に向かって延びるように形成されている。傾斜部23は、規制面221と接続しパンチ20の往復移動方向に平行なパンチ20の中心軸CA20に対して傾斜する「第一傾斜面」としての傾斜面231を有する(図2(b)参照)。傾斜面231には、線状部材11が当接する。
傾斜部23は、図3に示すように、パンチ20が挿入孔101に先に挿入される側からパンチベース21に向かうに従って断面積が大きくなる略四角錐状に形成されている。図3には、規制部22と傾斜部23との接続関係がわかるように、規制面221及び傾斜面231を通る表面形状線SL1、SL2、SL3、SL4、SL5、SL6、SL7、SL8を示す。表面形状線SL1は、パンチ20が挿入孔101に先に挿入される側の表面形状線であって、表面形状線SL8は、パンチベース21側の表面形状線である。
図4にパンチ20の中心軸CA20に垂直な断面形状を示す。なお、図4には、パンチ20の断面形状に合わせて挿入孔101の断面形状を二点鎖線で示してある。
図4に示す複数の断面形状は、パンチ20が挿入孔101に先に挿入される側(図4(a))からパンチベース21側(図4(e))に向かって変化する断面形状を示している。パンチ20では、図4に示すように、規制部22の規制面221の中心軸CA20に垂直な断面形状と傾斜部23の傾斜面231の中心軸CA20に垂直な断面形状とがなす角度は、パンチ20の挿入孔101に先に挿入される側からパンチベース21側に向かうにつれて小さくなる(図4の角度θb、θc、θd、θe)。
ここでは、パンチ20の構成について詳細に説明したが、他のパンチ30、40についても同様の構成を有している。
図1に戻り、パンチ支持部12は、ステージ10の上方に設けられている。パンチ支持部12は、パンチ20、30、40を支持する。パンチ支持部12は、外側の端部にステージ10が有する支柱104が摺動可能に挿入される筒部121を有する。また、パンチ支持部12は、ステージ10が有する摺動孔105に摺動可能に挿入される第一支柱122を有する。これにより、パンチ支持部12は、ステージ10に対して往復移動可能である。
押さえ部14は、パンチ支持部12のステージ10側に設けられている。押さえ部14は、パンチ支持部12が有する第二支柱123を介してパンチ支持部12に設けられている。押さえ部14とパンチ支持部12との間には、スプリング141が設けられている。スプリング141は、線状部材11がセット面100に押さえ付けられるよう押さえ部14を付勢する。
起点部25、35、45は、挿入孔101、102、103の近傍に設けられる。第一実施形態では、起点部25、45は、セット面100上に設けられる。また、起点部35は、棒状に形成され、パンチ30の往復移動に連動してステージ10が有する挿入孔106に挿入可能に設けられている。起点部25、35、45は、挿入孔101、102、103に挿入されるパンチ20、30、40に線状部材11が当接するとき、線状部材11のパンチ20、30、40が当接する側とは反対側に当接する。このとき、起点部25、35、45は、線状部材11の曲げの起点となる。起点部25は、特許請求の範囲に記載の「第一起点部」に相当する。起点部35は、特許請求の範囲に記載の「第二起点部」に相当する。
部材供給部16は、図1に示すように、ステージ10やパンチ支持部12の外側に設けられる。部材供給部16は、図5に示すように、線状部材11をセット面100上に供給する。
制御部18は、部材供給部16と電気的に接続するとともに、パンチ支持部12がステージ10に対して往復移動するための駆動力を発生する「第一制御部」及び「第二制御部」としての駆動部181と電気的に接続している。制御部18は、部材供給部16における線状部材11の供給速度を制御するとともに、パンチ20、30、40の挿入孔101、102、103への挿入深さを制御する。
次に、曲げ加工装置1の作用について図4〜8に基づいて説明する。なお、図5〜8には、部材供給部16が設けられる側を「部材供給部側」として示し、及び、部材供給部16が設けられる側とは反対側を「反部材供給部側」として示す。
最初に、起点部25の挿入孔101側に線状部材11をセットする(図5、6(a))。このとき、線状部材11の挿入孔101及び起点部25の近傍にセットされる部位であって曲げ加工が施される部位を便宜的に線状部材11の第一中間部111とすると、第一中間部111の部材供給部側は、起点部25に当接している。
次に、パンチ20の挿入孔101への挿入を開始する。パンチ20のパンチベース21と接続する側とは反対側は、図4(a)に示すように、規制部22のみ設けられているため、規制面221が線状部材11に当接する(図6(b))。これにより、第一中間部111の部材供給部側は、パンチ20の規制部22と起点部25とに挟み込まれ、ステージ10に対する移動が規制される。
さらに、パンチ20が挿入孔101に挿入されると、第一中間部111の反部材供給部側は傾斜面231に当接する。パンチ20では、パンチ20の挿入孔101への挿入深さが大きくなると、図4に示すように、規制面221と傾斜面231とがなす角度が徐々に小さくなるため、傾斜面231に当接している第一中間部111の反部材供給部側は、第一中間部111の部材供給部側に対して徐々に曲がっていく。図6(c)に示す状態では、第一中間部111は、例えば、図4(c)の断面形状を有する規制部22及び傾斜部23が当接しているため、第一中間部111の曲げ角度は、角度θc程度となる。
第一実施形態の曲げ加工では、第一中間部111は、図6(c)に示す状態となるよう曲げられた後、線状部材11の第二中間部112の曲げ加工を行われるが、曲げ加工装置1では、さらにパンチ20を挿入孔101に挿入することによって、図6(d)のように、第一中間部111の曲げ角度を、例えば、図4(e)に示す規制面221と傾斜面231とがなす角度θeのように、略直角とすることが可能である。
第一中間部111の曲げ加工が終了したときの線状部材11の形状を図7に示す。線状部材11では、第一中間部111のみがパンチ20と起点部25とによって曲げ加工を施されており、線状部材11の第一中間部111より反部材供給部側は、起点部35の挿入孔102側に向かって延びている。
次に、パンチ30の挿入孔102への挿入を開始する。パンチ30が挿入されるとパンチ30の「第二規制部」としての規制部32と起点部35とに線状部材11の第二中間部112の部材供給部側が挟み込まれる。これにより、第二中間部112は、ステージ10に対する移動が規制される。
さらに、パンチ30が挿入孔102に挿入されると、第二中間部112の反部材供給部側は、パンチ30の「第二傾斜部」としての傾斜部33が有する「第二傾斜面」としての傾斜面331に当接する。規制部32が有する「第二規制面」としての規制面321と傾斜面331とがなす角度に応じて第二中間部112が曲げられる。
次に、パンチ40の挿入孔103への挿入を開始する。パンチ40が挿入されるとパンチ40の規制部42と起点部45との間に線状部材11の第三中間部113の部材供給部側が挟み込まれる。これにより、第三中間部113は、ステージ10に対する移動が規制される。
さらに、パンチ40が挿入孔103に挿入されると、第三中間部113の反部材供給部側は、パンチ40の傾斜部43が有する傾斜面431に当接する。規制部42が有する規制面421と傾斜面431とがなす角度に応じて第三中間部113が曲げられる。
このように、線状部材11の第一中間部111、第二中間部112、及び、第三中間部113を挿入孔に挿入されるパンチと起点部との組み合わせによって曲げ加工を施すと、図8に示すようなセット面100上に複数の曲げを有する線状部材11が成形される。
第一実施形態による曲げ加工装置1では、挿入孔101、102、103に挿入されるパンチ20、30、40及び挿入孔101、102、103の近傍に設けられる起点部25、35、45との組み合わせによって線状部材11の曲げ加工を行う。パンチ20、30、40は、起点部25、35、45とともに線状部材11を挟み込み線状部材11の移動を規制する規制部22、32、42及び線状部材11が所望の曲げ角度となるよう押圧力を線状部材11に作用させる傾斜部23、33、43を有する。パンチ20、30、40は、規制部22、32、42が有する規制面221、321、421の中心軸CA20に垂直な断面形状と傾斜部23、33、43が有する傾斜面231、331、431の中心軸CA20に垂直な断面形状とがなす角度がパンチ20、30、40の挿入孔101、102、103に先に挿入される側からパンチベース21側に向かうにつれて小さくなるよう形成されている。これにより、挿入孔101、102、103に対するパンチ20、30、40の挿入深さを変更すると、第一中間部111、第二中間部112及び第三中間部113の曲げ角度を変更することができる。これにより、曲げ加工装置1は、簡易な構成によって線状部材11をセット面100上の所望の方向に曲げることができる。
また、曲げ加工装置1は、複数のパンチ20、30、40、及び、複数の起点部25、35、45を有する。曲げ加工装置1では、パンチ20と起点部25との組み合わせによって第一中間部111を曲げ加工した後、パンチ30と起点部35との組み合わせによって第二中間部112を曲げ加工する。第二中間部112を曲げ加工した後、パンチ40と起点部45との組み合わせによって第三中間部113を曲げ加工する。これにより、一本の線状部材11をセット面100に載置すると、線状部材11を移動させることなく一つの装置によって複数の箇所に曲げ加工を施すことができる。したがって、線状部材11における曲げ加工の工数を低減することができる。
ここで、従来のパンチを用いた線状部材の曲げ加工について、図11に基づいて説明する。図11は、線状部材91が載置されるステージ90及びステージ90に対して往復移動可能に設けられるパンチ95の近傍の断面図を示す。線状部材91の曲げ加工を行うとき、線状部材91の曲げ加工が施される部位は、ステージ90の窪み901の直上に位置するようステージ90に載置される。パンチ95の線状部材91に当接する側の端部は、窪み901の形状にあうよう形成されており、パンチ95が白抜き矢印F1の方向に移動すると、線状部材91は、窪み901の形状に沿うよう曲げ加工が施される。
従来のパンチを用いた被加工部材の曲げ加工装置では、図11に示すようにパンチ95の往復移動方向の一方向にのみ線状部材91を曲げることが可能である。しかしながら、パンチ95の往復移動方向とは異なった方向に線状部材91を曲げる場合、線状部材91を板状の部材に変更し、打ち抜きによってステージ90のセット面900に沿った方向に成形する加工を行う。このため、打ち抜きによる材料の無駄が発生する。
第一実施形態による曲げ加工装置1では、セット面100上の線状部材11にセット面100に沿った方向の押圧力を作用させることによってセット面100に沿った所望の方向に曲げ加工を施すことができる。これにより、打ち抜きによる材料の無駄がなくなり、線状部材11の製造コストを低減することができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態による被加工部材の曲げ加工装置を図9に基づいて説明する。第二実施形態は、複数の線状部材を一度に曲げ加工することができる点が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
図9に第二実施形態による被加工部材の曲げ加工装置の一部の拡大図を示す。第二実施形態による被加工部材の曲げ加工装置が有するステージ50は、セット面500に開口を有する複数の挿入孔を有する。第二実施形態の挿入孔501、502は、複数の線状部材のそれぞれに対応するよう形成されている。具体的には、「被加工部材」としての線状部材51が載置される位置に対応するよう「第一孔」としての挿入孔501が形成され、「並列被加工部材」としての線状部材52が載置される位置に対応するよう「並列第一孔」としての挿入孔502が形成されている。
第二実施形態による被加工部材の曲げ加工装置が有するパンチ61、62は、それぞれ挿入孔501、502に挿入可能なよう設けられている。
「第一パンチ」としてのパンチ61は、「第一規制部」としての規制部611及び「第一傾斜部」としての傾斜部612などから構成されている。規制部611が有する「第一規制面」としての規制面613のパンチ61の中心軸に垂直な断面形状と傾斜部612の「第一傾斜面」としての傾斜面614の中心軸に垂直な断面形状とがなす角度は、パンチ61の挿入孔501に先に挿入される側からパンチ61の挿入孔501に先に挿入される側とは反対側に向かうにつれて小さくなる。
「並列第一パンチ」としてのパンチ62は、「並列第一規制部」としての規制部621及び「並列第一傾斜部」としての傾斜部622などから構成されている。規制部621が有する「並列第一規制面」としての規制面623のパンチ62の中心軸に垂直な断面形状と傾斜部622の「並列第一傾斜面」としての傾斜面624の中心軸に垂直な断面形状とがなす角度は、パンチ62の挿入孔502に先に挿入される側からパンチ62の挿入孔502に先に挿入される側とは反対側に向かうにつれて小さくなる。
起点部66、67は、挿入孔501、502の近傍に設けられる。第二実施形態では、起点部66、67は、セット面500上に設けられる。
起点部66は、挿入孔501に挿入されるパンチ61に線状部材51が当接するとき、線状部材51のパンチ61が当接する側とは反対側に当接する。このとき、起点部66は、線状部材51の曲げの起点となる。起点部66は、特許請求の範囲に記載の「第一起点部」に相当する。
起点部67は、挿入孔502に挿入されるパンチ62に線状部材52が当接するとき、線状部材52のパンチ62が当接する側とは反対側に当接する。このとき、起点部67は、線状部材52の曲げの起点となる。
制御部18は、パンチ61、62の挿入孔501、502への挿入深さを制御する。制御部18及び駆動部181は、特許請求の範囲に記載の「並列第一制御部」に相当する。
第二実施形態による被加工部材の曲げ加工装置では、二本の線状部材51、52がセット面500上にセットされる。パンチ61、62が挿入孔501、502に同時に挿入されると、規制面613、623と傾斜面614、624とがなす角度に応じて線状部材51、52に曲げ加工が同時に施される(図9(b)参照)。これにより、第二実施形態による被加工部材の曲げ加工装置は、第一実施形態の効果を奏するとともに、複数の線状部材51、52を同時に曲げ加工をできるため、線状部材51、52の曲げ加工に必要な工数をさらに低減することができる。
(第三実施形態)
次に、本発明の第三実施形態による被加工部材の曲げ加工装置を図10に基づいて説明する。第三実施形態は、パンチが線状部材の曲げの起点となる点が第二実施形態と異なる。なお、第二実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
図10に第三実施形態による被加工部材の曲げ加工装置の一部の拡大図を示す。第三実施形態による被加工部材の曲げ加工装置が有するステージ70は、セット面700に開口を有する複数の挿入孔を有する。第三実施形態の「第一孔」としての挿入孔701と「並列第一孔」としての挿入孔702とは、第二実施形態に比べ互いに近くなるよう形成されている。挿入孔701は、「一の被加工部材」としての線状部材81が載置される位置に対応するよう形成されている。挿入孔702は、「並列被加工部材」としての線状部材82が載置される位置に対応するよう形成されている。
第三実施形態による被加工部材の曲げ加工装置が有するパンチ71、72は、それぞれ挿入孔701、702に挿入可能なよう設けられている。
「第一パンチ」としてのパンチ71は、「第一規制部」としての規制部711及び「第一傾斜部」としての傾斜部712などから構成されている。規制部711が有する「第一規制面」としての規制面713のパンチ71の中心軸に垂直な断面形状と傾斜部712の「第一傾斜面」としての傾斜面714の中心軸に垂直な断面形状とがなす角度は、パンチ71の挿入孔701に先に挿入される側からパンチ71の挿入孔701に先に挿入される側とは反対側に向かうにつれて小さくなる。
「並列第一パンチ」としてのパンチ72は、「並列第一規制部」としての規制部721及び「並列第一傾斜部」としての傾斜部722などから構成されている。規制部721が有する「並列第一規制面」としての規制面723のパンチ72の中心軸に垂直な断面形状と傾斜部722の「並列第一傾斜面」としての傾斜面724の中心軸に垂直な断面形状とがなす角度は、パンチ72の挿入孔702に先に挿入される側からパンチ72の挿入孔702に先に挿入される側とは反対側に向かうにつれて小さくなる。
規制部721の反供給部材側の端部725は、セット面700に平行な断面形状が円弧状となるよう形成されている。端部725は、線状部材81のパンチ71が当接する側とは反対側に当接する。このとき、端部725は、線状部材81の「一の中間部」としての中間部811の曲げの内側において曲げの起点となる。
起点部76は、挿入孔702の近傍に設けられる。起点部76は、挿入孔702に挿入されるパンチ72と線状部材82とが当接するとき、線状部材82のパンチ72が当接する側とは反対側に当接する。このとき、起点部76は、線状部材82の「並列中間部」としての中間部821の曲げの内側において曲げの起点となる。
制御部18は、パンチ71、72の挿入孔701、702への挿入深さを制御する。制御部18及び駆動部181は、特許請求の範囲に記載の「第一制御部」及び「並列第一制御部」に相当する。
第三実施形態による被加工部材の曲げ加工装置では、二本の線状部材81、82がセット面700上にセットされる。パンチ71、72が挿入孔701、702に挿入されると、規制面713、723と傾斜面714、724とがなす角度に応じて線状部材81、82に曲げ加工が施される(図10(b)参照)。このとき、パンチ72の端部725は、線状部材81の曲げの起点として機能する。これにより、第三実施形態による被加工部材の曲げ加工装置は、第一実施形態の効果及び第二実施形態の効果を奏するとともに、比較的狭い領域でより多くの線状部材81、82を同時に曲げ加工をできるため、線状部材81、82の曲げ加工に必要な工数をさらに低減することができる。
また、複数の線状部材81、82を比較的狭い領域で曲げ加工することができるため、被加工部材の曲げ加工装置の体格を小さくすることができる。
(その他の実施形態)
(ア)上述の実施形態では、被加工部材の曲げ加工装置は、線状部材をセット面に押さえ付ける押さえ部を備えるとした。しかしながら、押さえ部はなくてもよい。
(イ)上述の実施形態では、起点部は、セット面上に設けるとした。しかしながら、起点部は、セット面上に設けられなくてもよい。パンチの往復移動に連動して往復移動するよう設けられてもよい。
(ウ)上述の実施形態では、セット面に開口を有する挿入孔の水平面に平行な断面形状は、L字状であるとした。しかしながら、挿入孔の水平面に平行な断面形状はこれに限定されない。線状部材の曲げの角度に応じてJ字状であってもよい。
(エ)第二、三実施形態では、二本の線状部材に対して同時に曲げ加工が施されるとした。しかしながら、同時に曲げ加工される線状部材の本数はこれに限定されない。三本以上あってもよい。
(オ)第二、三実施形態では、複数の線状部材のそれぞれ一箇所における曲げ加工について説明したが、第一実施形態のように、複数の線状部材の複数の箇所において曲げ加工が施されるようパンチ、挿入孔、及び起点部が部材供給部から離れる方向に設けられていてもよい。
(カ)第三実施形態では、パンチが有する規制部の反部材供給部側の端部は、断面形状が円弧状となるよう形成されるとした。しかしながら、円弧状でなくてもよい。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
1 ・・・加工装置(被加工部材の曲げ加工装置)、
10、50・・・ステージ、11、51・・・線状部材(被加工部材)、
100、500・・・セット面、
101、501・・・挿入孔(第一孔)、
111 ・・・第一中間部、
16 ・・・部材供給部、
18 ・・・制御部(第一制御部)、
181 ・・・駆動部(第一制御部)、
20、61・・・パンチ(第一パンチ)、
22、611・・・規制部(第一規制部)、
221、613・・・規制面(第一規制面)、
23、612・・・傾斜部(第一傾斜部)、
231、614・・・傾斜面(第一傾斜面)、
25、66・・・起点部(第一起点部)。

Claims (10)

  1. 線状の被加工部材(11、51)を所望の方向に曲げる被加工部材の曲げ加工装置(1)であって、
    前記被加工部材を供給する部材供給部(16)と、
    前記部材供給部が供給する前記被加工部材が載置されるセット面(100、500)を有するステージ(10、50)と、
    前記セット面に載置される前記被加工部材に当接しつつ前記ステージの前記セット面側に開口する第一孔(101、501)に挿入可能な第一パンチ(20、61)と、
    前記被加工部材の前記第一パンチとは反対側に設けられ、前記被加工部材の曲げの起点となる第一起点部(25、66)と、
    前記第一パンチの前記第一孔への挿入深さを制御する第一制御部(18、181)と、
    を備え、
    前記第一パンチは、前記被加工部材が有する第一中間部(111)の部材供給部側の移動を規制する第一規制部(22、611)、及び、前記第一パンチの往復移動方向(CA20)に対して傾斜する第一傾斜面(231、614)を有し前記第一中間部の反部材供給部側に当接可能な第一傾斜部(23、612)を有し、
    前記第一規制部の前記第一中間部に当接する第一規制面(221、613)の前記セット面に平行な断面形状と前記第一傾斜面の前記セット面に平行な断面形状とがなす角度(θb、θc、θd、θe)は、前記第一パンチの前記第一孔に先に挿入される側から前記第一パンチの前記第一孔に先に挿入される側とは反対側に向かうにつれて小さくなることを特徴とする被加工部材の曲げ加工装置。
  2. 前記ステージ上の前記被加工部材を前記セット面に押さえる押さえ部(14)をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の被加工部材の曲げ加工装置。
  3. 前記第一起点部は、前記セット面上に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の被加工部材の曲げ加工装置。
  4. 前記被加工部材の前記第一中間部に比べ前記部材供給部から離れた位置にある第二中間部(112)に当接しつつ前記ステージの前記セット面側に開口する第二孔(102)に挿入可能な第二パンチ(30)と、
    前記被加工部材の前記第二パンチとは反対側に設けられ、前記被加工部材の曲げの起点となる第二起点部(35)と、
    前記第二パンチの前記第二孔への挿入深さを制御する第二制御部(18、181)と、
    をさらに備え、
    前記第二パンチは、前記第二中間部の部材供給部側の移動を規制する第二規制部(32)、及び、前記第二パンチの往復移動方向に対して傾斜する第二傾斜面(331)を有し前記第二中間部の反部材供給部側に当接可能な第二傾斜部(33)を有し、
    前記第二規制部の前記第二中間部に当接する第二規制面(321)の前記セット面に平行な断面形状と前記第二傾斜面の前記セット面に平行な断面形状とがなす角度は、前記第二パンチの前記第二孔に先に挿入される側から前記第二パンチの前記第二孔に先に挿入される側とは反対側に向かうにつれて小さくなることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の被加工部材の曲げ加工装置。
  5. 請求項4に記載の被加工部材の曲げ加工装置を用いる被加工部材の曲げ加工方法であって、
    前記セット面上に前記被加工部材を載置する載置工程と、
    前記載置工程の後、前記第一パンチを前記第一孔に挿入し前記被加工部材の前記第一中間部の曲げ加工を行う第一曲げ加工工程と、
    前記第一曲げ加工工程の後、前記第二パンチを前記第二孔に挿入し前記被加工部材の前記第二中間部の曲げ加工を行う第二曲げ加工工程と、
    を含むことを特徴とする被加工部材の曲げ加工方法。
  6. 前記セット面上に前記被加工部材と並んで載置される線状の並列被加工部材(52)に当接しつつ前記ステージの前記セット面側に開口する並列第一孔(502)に挿入可能な並列第一パンチ(62)と、
    前記並列被加工部材の前記並列第一パンチとは反対側に設けられ、前記並列被加工部材の曲げの起点となる並列第一起点部(67)と、
    前記並列第一パンチの前記並列第一孔への挿入深さを制御する並列第一制御部(18、181)と、
    を備え、
    前記並列第一パンチは、前記並列被加工部材の部材供給部側の移動を規制する並列第一規制部(621)、及び、前記並列第一パンチの往復移動方向に対して傾斜する並列第一傾斜面(624)を有し前記並列被加工部材の反部材供給部側に当接可能な並列第一傾斜部(622)を有し、
    前記並列第一規制部の前記並列被加工部材に当接する並列第一規制面(623)の前記セット面に平行な断面形状と前記並列第一傾斜面の前記セット面に平行な断面形状とがなす角度は、前記並列第一パンチの前記並列第一孔に先に挿入される側から前記並列第一パンチの前記並列第一孔に先に挿入される側とは反対側に向かうにつれて小さくなることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の被加工部材の曲げ加工装置。
  7. 請求項6に記載の被加工部材の曲げ加工装置を用いる被加工部材の曲げ加工方法であって、
    前記セット面上に前記被加工部材及び前記並列被加工部材を並べて載置する並列載置工程と、
    前記並列載置工程の後、前記第一パンチを前記第一孔に挿入しかつ前記並列第一パンチを前記並列第一孔に挿入し、前記被加工部材及び前記並列被加工部材の曲げ加工を同時に行う並列曲げ加工工程と、
    を含むことを特徴とする被加工部材の曲げ加工方法。
  8. 線状に形成される複数の被加工部材(81、82)を所望の方向に曲げる被加工部材の曲げ加工装置であって、
    複数の前記被加工部材を供給する部材供給部(16)と、
    複数の前記被加工部材が載置されるセット面(700)を有するステージ(70)と、
    前記セット面に載置される複数の前記被加工部材の一の被加工部材(81)に当接しつつ前記ステージの前記セット面側に開口する第一孔(701)に挿入可能な第一パンチ(71)と、
    前記セット面上に前記一の被加工部材と並んで載置される複数の前記被加工部材の並列被加工部材(82)及び前記一の被加工部材に当接しつつ前記ステージの前記セット面側に開口する並列第一孔(702)に挿入可能な並列第一パンチ(72)と、
    前記並列被加工部材の前記並列第一パンチとは反対側に設けられ、前記並列被加工部材の曲げの起点となる起点部(76)と、
    前記第一パンチの前記第一孔への挿入深さを制御する第一制御部(18、181)と、
    前記並列第一パンチの前記並列第一孔への挿入深さを制御する並列第一制御部(18、181)と、
    を備え、
    前記第一パンチは、前記一の被加工部材が有する一の中間部(811)の部材供給部側の移動を規制する第一規制部(711)、及び、前記第一パンチの往復移動方向に対して傾斜する第一傾斜面(714)を有し前記一の中間部の反部材供給部側に当接可能な第一傾斜部(712)を有し、
    前記第一規制部の前記一の中間部に当接する第一規制面(713)の前記セット面に平行な断面形状と前記第一傾斜面の前記セット面に平行な断面形状とがなす角度は、前記第一パンチの前記第一孔に先に挿入される側から前記第一パンチの前記第一孔に先に挿入される側とは反対側に向かうにつれて小さくなり、
    前記並列第一パンチは、前記並列被加工部材が有する並列中間部(821)の部材供給部側の移動を規制する並列第一規制部(721)、及び、前記並列第一パンチの往復移動方向に対して傾斜する並列第一傾斜面(724)を有し前記並列中間部の反部材供給部側に当接可能な並列第一傾斜部(722)を有し、
    前記並列第一規制部の前記並列中間部に当接する並列第一規制面(723)の前記セット面に平行な断面形状と前記並列第一傾斜面の前記セット面に平行な断面形状とがなす角度は、前記並列第一パンチの前記並列第一孔に先に挿入される側から前記並列第一パンチの前記並列第一孔に先に挿入される側とは反対側に向かうにつれて小さくなり、
    前記並列第一パンチは、前記一の被加工部材の曲げの起点となることを特徴とする被加工部材の曲げ加工装置。
  9. 前記ステージ上の複数の前記被加工部材を前記セット面に押さえる押さえ部(14)をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の被加工部材の曲げ加工装置。
  10. 請求項8または9に記載の被加工部材の曲げ加工装置を用いる被加工部材の曲げ加工方法であって、
    前記セット面上に前記一の被加工部材及び前記並列被加工部材を並べて載置する並列載置工程と、
    前記並列載置工程の後、前記第一パンチを前記第一孔に挿入しかつ前記並列第一パンチを前記並列第一孔に挿入し、前記一の中間部及び前記並列中間部の曲げ加工を同時に行う並列曲げ加工工程と、
    を含むことを特徴とする被加工部材の曲げ加工方法。
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