JP2005096408A - 折り曲げ形加工装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フレキシブルプリント基板に所望の角度の折り曲げ形を付ける。
【解決手段】 下部治具にFPCを据えるための受面81とFPCを折り曲げるための案内面82とを備える。上部治具に、駆動手段に作動連結された上部型治具22と、折曲加工面222と案内面82との間に隙間を持たせて上部型治具22の押え面221を下部治具1の受面81に当接させ、この状態から折曲加工面222を案内面82に当接させ得るように上部型治具22を駆動案内する案内手段20と、FPCの被折り曲げ部分を加熱する加熱手段220とを備える。駆動手段に手動式、自動式の2方式を採用する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、被加工物に折り曲げ形を付ける折り曲げ形加工装置に関し、特にフレキシブルプリント基板(FPC)など強い弾力性を有する被加工物に折り曲げ形を付けるのに有用な折り曲げ形加工装置に関する。
従来の折り曲げ形加工装置としては、外形加工用金型を用いた加工装置がある。例えば、特許文献1には、フレキシブルプリント配線板の製造方法が開示されており、その中に、外形加工用金型を利用してフレキシブルプリント配線板に折り目を形成する方法が記載されている。
この外形加工用金型では、上型に、フレキシブルプリント配線板の折り曲げ位置に対応する部分に凸部を設け、下型に、フレキシブルプリント配線板の折り曲げ位置に対応する部分に凹部を設けている。プレス加工により、フレキシブルプリント配線板に折り目の形成と外形加工を同時に行うようになっている。
特開平7−86719号公報
しかしながら、従来の折り曲げ形加工装置では、特にフレキシブルプリント基板のような、曲げても元に戻ろうとする強い弾力性を有する被加工物の場合、所望の角度の折り曲げ形を安定して付けることが困難であるという問題があった。また、特にフレキシブルプリント基板には微細な電気回路が実装されているため、単純な押し型方式の加工装置では、電気回路を断線したり部品を毀損したりする虞があり、とりわけフレキシブルプリント基板に適した加工装置の開発が待ち望まれている。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであり、フレキシブルプリント基板のような、強い弾力性を有する被加工物でも、所望の角度の折り曲げ形を安定して付けることのできる折り曲げ形加工装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の折り曲げ形加工装置は、被加工物を据えるための受面と前記受面との間で折り曲げ角部を形成し被加工物を折り曲げるための案内面とを具備する固定側治具と、駆動手段に作動連結され、前記固定側治具の受面に対接可能な押え面と前記押え面との間で折り曲げ角部を形成し前記固定側治具の案内面に対接可能な折曲加工面とを有する可動押圧部材を具備する可動側治具と、前記駆動手段に併設され、前記可動押圧部材の押え面を前記固定側治具の受面に当接させ、かつ前記可動押圧部材の折曲加工面と前記固定側治具の案内面との間に隙間を持たせるように、前記可動押圧部材を駆動案内する受面方向案内部と、前記可動押圧部材の押え面を前記固定側治具の受面に当接させた状態から前記可動押圧部材の折曲加工面を前記固定側治具の案内面に当接させ得るように、前記可動押圧部材を駆動案内する案内面方向案内部とを有する案内手段と、前記固定側治具の各面と前記可動押圧部材の各面との間に挟持され、折り曲げられた被加工物の被折り曲げ部分を加熱する加熱手段とを備える。また、この折り曲げ形加工装置は、前記固定側治具の折り曲げ角部の角度及び前記可動押圧部材の折り曲げ角部の角度に、被加工物を鋭角に折り曲げ可能な角度が設定されることが好ましい。また、この折り曲げ形加工装置は、案内手段に受面方向案内部及び案内面方向案内部による可動押圧部材の案内角度を任意に変更し得る案内角度調節手段を有し、固定側治具及び可動押圧部材の各折り曲げ角部に任意の角度が設定されるようにすることが好ましい。また、この折り曲げ形加工装置は、可動押圧部材は複数の刃状部材の組み合わせにより形成されることが好ましい。また、この折り曲げ形加工装置は、駆動手段は、可動押圧部材を作動する可動部材を備え、前記可動部材が案内手段に対して手操作により受面方向案内部に沿って進退可能に、かつ受面方向案内部と案内面方向案内部との間で変位可能に組み立てられて、手動式に構成されるようにしてもよい。また、この折り曲げ形加工装置は、駆動手段は、可動押圧部材を作動する可動部材と、前記可動部材を案内手段の受面方向案内部に沿って送り運動する第1モーションと前記可動部材を受面方向案内部から案内面方向案内部に向けて送り運動する第2モーションとを取り得る自動送りユニットとを具備し、自動式に構成されるようにしてもよい。
本発明の装置は、上記構成を有し、フレキシブルプリント基板のような、強い弾力性を有する被加工物でも、所望の角度の折り曲げ形を安定して付けることができる。フレキシブルプリント基板の電気回路を断線したり部品を毀損したりする虞が少なく、とりわけフレキシブルプリント基板に有用な折り曲げ形加工装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1乃至図3に本発明の一実施の形態における折り曲げ形加工装置を示している。図1はその正面図、図2はその平面図、図3はその要部拡大図である。図1、図2において、折り曲げ形加工装置は、固定側の下部治具1と、可動側の上部治具2とにより構成される。この折り曲げ形加工装置の場合、下部治具1と上部治具2は一端がヒンジ部材3により結合され、下部治具1上に上部治具2が回動可能に取り付けられる。
図1、図2に示すように、下部治具1は、ベース11と、ベース11上に配設され、被加工物を位置決めするための複数の位置決めピン5、補助板6、被加工物を据える受け板7、被加工物を折り曲げるための下部型治具8などを備える。ここでベース11は略矩形状の平板により形成され、その平面上の略中心付近から被加工物の形状に応じて複数の位置決めピン5が配設される。補助板6はゴムなどの弾性材料により、ベース11上の受け板7及び下部型治具8の設置位置に亘る大きさの平板状に形成され、ベース11上の複数の位置決めピン5を挿通可能なピン挿通穴(図示省略)を穿設されて、ベース11上に各位置決めピン5を通して敷設される。受け板7はベース11に比べて小さく、薄い矩形状の平板で、ベース11上の各位置決めピン5を挿通可能な複数のピン挿通穴70を有し、下部治具1と上部治具2とを結合するヒンジ部材3に近接する位置で、受け板7の一端がベース11にヒンジ結合され、ベース11の補助板6上に各位置決めピン5を通して配置される。このようにして受け板7はベース11の補助板6上に回動可能に取り付けられて、所謂はね板構造をなす。下部型治具8は受け板7の平面(上面)と同じ高さで適宜の大きさ、形状に形成された平板で、その上面は受け板7上に据えられた被加工物を載せるための受面81として平面状に形成され、その一端面が被加工物を折り曲げるための案内面82として平面状に形成される。この下部治具1の場合、下部型治具8はベークライトにより形成され、図3に示すように、受面81と案内面82との間に折り曲げ角部83が形成され、この折り曲げ角部83に被加工物を鋭角に折り曲げるための角度が設定される。このようにして下部型治具8は受け板7に隣接して補助板6上に設置され、補助板6に対して段構造をなす。
図1、図2に示すように、上部治具2は、押えプレート21と、被加工物を折り曲げるための可動押圧部材を構成する、上部型治具22を有する駆動手段10と、駆動手段10に併設され、駆動手段10の動きを案内し、上部型治具22を下部治具1の下部型治具8に向けて案内する案内手段20、被加工物の折り曲げ部分を加熱する加熱手段220(図3参照)などを備える。ここで押えプレート21は下部治具1の補助板6の設置面よりも大きい平板で、その略中心付近に下部治具1の下部型治具8に対応する位置に開口(図示省略)が形成され、また押えプレート21の下面側の下部治具1の各位置決めピン5に対応する位置に各位置決めピン5の逃がし穴(図示省略)が形成されて、下部治具1の受け板7に当接可能に形成される。図3に示すように、上部型治具22は下部治具1の受面81と案内面82との間の折り曲げ角部83から受面82に設定された加圧範囲に対接可能な押え面221と、折り曲げ角部83から案内面82に設定された加圧範囲に対接可能な折曲加工面222と、これら押え面221と折曲加工面222との間に形成された折り曲げ角部224とを有し、被加工物を鋭角に折り曲げるために、折り曲げ角部224に下部型治具8の折り曲げ角部83の角度と同じ角度が設定される。また、この上部型治具22の場合、折曲加工面222の高さ方向に下部型治具8の案内面82の高さと略同じ寸法が設定され、折曲加工面222の先端縁部が押え面221と平行な面に形成されて、この縁部も下部型治具8に対して低い補助板6に対する押え面223として機能する。この上部型治具22は、図1、図2に示すように、駆動手段10に作動連結される。駆動手段10は、押えプレート21の上面で、開口の両側に立ち上げられた一対の保持部材101と、これら保持部材101に保持されて上下方向に移動可能な可動板102と、可動板102を上方に向けて付勢する図示されないばね部材とにより、手動式に構成され、可動板102の先端に上部型治具22が取り付けられる。なお、可動板102は非金属材料など熱伝導性を有しない材料で形成され、上部型治具22は金属材料など熱伝導性を有する材料で形成される。また、この駆動手段10には、各保持部材101の内側に可動板102の移動方向を案内して、上部型治具22を下部治具1の下部型治具8に向けて案内する案内手段20を備える。この案内手段20は各保持部材101の内側に案内溝として形成される。図3に示すように、この案内溝20は、保持板101の内側に、その幅を可動板102の厚みより大きくして、下部型治具8の案内面82の受面81に対する角度(すなわち折り曲げ角部83の角度)と同じ角度に斜めに形成され、下部型治具8の案内面82の向きと反対になる片側一方の側面201が、上部型治具22の折曲加工面222と下部型治具8の案内面82との間に隙間を持たせて、上部型治具22の押え面221の一部(縁部付近)を下部治具1の下部型治具8の受面81の加圧範囲の一部(折り曲げ角部83付近)に当接させる案内面(受面方向案内部)として機能し、また、案内溝20の片側一方の側面201と片側他方の側面202との間が、上部型治具22の押え面221を下部型治具8の受面81の加圧範囲の一部(縁部付近)に当接させた状態から受面81の加圧範囲全体へ当接させながら上部型治具22の折曲加工面222を下部型治具8の案内面82の加圧範囲に当接させ得る案内空間(案内面方向案内部)として機能する。加熱手段220はセラミックヒータやマイクロヒータなど、上部型治具22を被加工物の材質に応じて適宜温度に加熱するヒータで、上部型治具22の周面に取り付けられる。なお、この上部型治具22には温度センサ(不図示)が付設され、この温度センサの温度検出に基づいて加熱手段(ヒータ)220の温度が適宜温度に調整される。
次に、上記折り曲げ形加工装置の動作について図1乃至図5を用いて説明する。まず、折り曲げ形加工装置に被加工物として、フレキシブルプリント基板(以下、FPCと省略する。)をセットする。この場合、図1に示すように、下部治具1に対して上部治具2を上方向に回動して上部治具2を開き、図2に示すように、受け板7上の複数の位置決めピン5の案内により受け板7上に図示されないFPCを置く。このようにして上部治具2を下部治具1に対して下方向に回動して上部治具2を閉める。これにより、下部治具1の受け板7上のFPCが位置決めピン5に位置決めされた状態で上部治具2に押えられる。なお、ヒータ220の、図示されない電源スイッチを予めオンすることにより、上部型治具22を所定の温度(ここでは150℃〜170℃)に加熱しておく。
次に、手操作で可動板102をばね部材の付勢力に抗して下方向へ軽く押圧することにより、可動板102が保持部材101の案内溝20の片側一方の側面201により摺動案内され、図3に示すように、上部型治具22が上部治具2の押えプレート21の開口を通り抜け、図4に示すように、上部型治具22の折曲加工面222が下部型治具8の案内面82の加圧範囲を押圧することなしに(つまり離されて)、上部型治具22の押え面221の一部(縁部付近)が下部型治具8の受面81の加圧範囲の一部(折り曲げ角部83付近)でFPCを押えると同時に、上部型治具22の折曲加工面222の端縁部の押え面223が補助板6上でFPCを押える(第1モーション)。この第1モーションにより、FPCは上部型治具22により軽く加圧されて変形され、同時にヒータ220により加熱された上部型治具22によりFPCの変形部分が加熱される。
次に、手動操作で可動板102をさらに後方へ(図4中、右方向へ)倒す方向に又は可動板102を案内溝20の案内面である片側一方の側面201から片側他方の側面202に向けて変位させるように軽く押圧することにより、図5に示すように、上部型治具22の押え面221が下部型治具8の受面81の加圧範囲の一部でFPCを押さえた状態から受面81の加圧範囲全体で押さえるとともに、上部型治具22の折曲加工面222が下部型治具8の案内面82でFPCを押さえる(第2モーション)。この第2モーションにより、FPCは上部型治具22により軽く加圧されて鋭角に折り曲げられ、同時に上部型治具22によりFPCの折り曲げ部分が加熱される。
次に、手操作で可動板102を再び下方向へ強く押圧することにより、上部型治具22の折曲加工面222が下部型治具8の案内面82でFPCを押えた状態からさらに、上部型治具22の押え面221全体が下部型治具8の受面81の加圧範囲全体でFPCを加圧すると同時に、上部型治具22の折曲加工面222の端縁部の押え面223が補助板6上でFPCを加圧する(第3モーション)。この第3モーションにより、FPCは上部型治具22により強く加圧されて鋭角に折り曲げられ、同時に上部型治具22によりFPCの折り曲げ部分がさらに加熱される。
これら第1乃至第3モーションにより、FPCに、図6に示すように、略Z形に鋭角に折り曲げ形が付けられる。なお、この折り曲げ形加工装置からFPCを取り出す場合、図1に示すように、上部治具2を開き、図1中、2点鎖線で示すように、受け板7を少し跳ね上げることで、FPCを位置決めピン5から簡単に取り外すことができる。
このように上記実施の形態によれば、FPCに所望の角度の折り曲げ形を安定して付けることができる。また、上部型治具22の押え面221の下部型治具8の受面81に対する加圧範囲及び上部型治具22の折曲加工面222の下部型治具8の案内面82に対する加圧範囲を種々に変更することにより、FPCの電気回路を断線したり部品を毀損したりするのを防止することができる。
なお、上記実施の形態では、FPCに折り曲げ形を付ける場合について例示しているが、強い弾力性を有する他の被加工物でも、同様にして所望の角度の折り曲げ形を安定して付けることができる。この場合、被加工物の厚みや材質によって、上記第1モーション〜第3モーションにおいて、可動板102を押す力の強弱を変えたり、また第3モーションを不要にしたりするなど、適宜変更することがある。また、下部型治具8の受面81及び案内面82並びに上部型治具22の押え面221及び折曲加工面222を基本形状として、これらを種々に組み合わせたり、下部型治具8と上部型治具22とによるFPCに対する折り曲げ角度を種々に変更したり、さらに下部型治具8と上部型治具22との接触面の大きさや形状を種々に変えることにより、被加工物の大きさ、形状、材質などに応じて必要な種々の折り曲げ形を付けることができる。
また、上記実施の形態では、折り曲げ形加工装置を手動式として構成しているが、可動板102又は上部型治具22をアクチュエータ及びその駆動装置などに作動連結することにより自動化してもよい。この場合、上記第1モーション〜第3モーション、又は第1、第2モーションをコンピュータ制御により実行することが好ましい。
その具体例を、図7乃至図10に示している。図7は折り曲げ形加工装置の全体構成を示す全体斜視図、図8はその駆動手段の構成を示す断面図、図9(a)はその駆動手段の、特に可動プレート、単動式のアクチュエータ、可動部材を示す要部拡大断面図、図9(b)はその駆動手段の、特に可動プレート、複動式のアクチュエータ、可動部材、上部型治具を示す要部拡大断面図、図10はその駆動手段の、特に可動プレート、複動式及び単動式の各アクチュエータを示す概略図である。なおここでは、上記実施の形態と同じ又は類似の機能部品について、上記実施の形態と同じ符号を付してその重複した説明を省略し、上記実施の形態と異なる点について、新たな符号を付して説明する。
図7及び図8において、この折り曲げ形加工装置は、上記実施の形態と同様に、固定側の下部治具1と、可動側の上部治具2とにより構成され、下部治具1と上部治具2は一端がヒンジ部材3により結合され、下部治具1上に上部治具2が回動可能に取り付けられている。下部治具1は、ベースと、ベース上に配設され、被加工物を位置決めするための複数の位置決めピン、補助板、被加工物を据える受け板、被加工物を折り曲げるための下部型治具などを備える。これら各部は既に説明したとおりである。これに対して、上部治具2は、押えプレート21と、被加工物を折り曲げるための可動押圧部材を構成する、上部型治具22を有する駆動手段10Aと、駆動手段10Aに併設され、駆動手段10Aの動きを案内し、上部型治具22を下部治具1の下部型治具8に向けて案内する案内手段20、被加工物の折り曲げ部分を加熱する加熱手段(図示省略)などを備える。ここで押えプレート21、上部型治具22は既に説明したとおりである。また、駆動手段10Aは、上記実施の形態と異なり、一対の保持プレート103(保持部材)間に、可動押圧部材を作動する可動部材102Aと、可動部材102Aを案内手段20の受面方向案内部201に沿って送り運動する第1モーションと可動部材102Aを受面方向案内部201から案内面方向案内部202に向けて送り運動する第2モーションとを取り得る自動送りユニット10Uとを具備し、自動式に構成されている。
ここで一対の保持プレート103は、既述の保持部材と同様に、略台形の板材からなり、押えプレート21の上面で、開口の両側に立ち上げられている。これら保持プレート103間に可動部材102Aと案内手段20が設けられ、さらに自動送りユニット10Uの各部が組み立てられている。なお、これら保持プレート103間の開放面には、図示されないカバープレートがねじ止めされて、このカバープレートにより内部が隠蔽されるようになっている。
可動部材102Aは駆動手段10Aの自動化により、その長さが既述の可動板102に比べて短く、保持プレート103の高さの範囲内で上下動可能に短縮されている。この可動部材102Aの先端に上部型治具22が取り付けられている。なお、可動部材102Aは非金属材料など熱伝導性を有しない材料で形成され、上部型治具22は金属材料など熱伝導性を有する材料で形成されていることは既述のとおりである。また、この可動部材102Aには、後述する単動式のアクチュエータ107の作動部(すなわち、単動形操作エアシリンダ107Aのピストンロッド107L)の受部として、作動部(ピストンロッド107L)を挿通可能な穴102Bとこの穴102Bを挿通した作動部(ピストンロッド107L)を衝接可能な受板102Cが取り付けられている。この場合、この受部は可動部材102Aの上部側に形成されている。案内手段20は、各保持プレート103の内側に一対のガイド部材などにより案内溝として形成されている。この案内溝20の基本的な形状、構造は既述のとおりであるが、ここでは特に、駆動手段10Aの自動化に合せた設計で、案内溝20の下部側の幅が可動部材102の厚みより僅かに大きく、上部側の幅がこの下部側の幅よりも所定寸法だけ少し大きく設定されて、案内溝20の片側一方(上側)の側面201と片側他方(下側)の側面202が平行でなく、上側の側面201が、下部型治具8の受面81に向けて所定の角度に斜めに形成され、上部型治具22の折曲加工面222と下部型治具8の案内面82との間に隙間を持たせて、上部型治具22の押え面221の一部(縁部付近)を下部治具1の下部型治具8の受面81の加圧範囲の一部(折り曲げ角部83付近)に当接させる案内面(受面方向案内部)として機能し、下側の側面202が、下部型治具8の案内面82に向けて案内面82と同じ所定の角度に斜めに形成され、この下側の側面202と上側の側面201との間が、上部型治具22の押え面221を下部型治具8の受面81の加圧範囲の一部(縁部付近)に当接させた状態から受面81の加圧範囲全体へ当接させながら上部型治具22の折曲加工面222を下部型治具8の案内面82の加圧範囲に当接させ得る案内空間(案内面方向案内部)として機能する。このようにして可動部材102Aが、各保持プレート103間で、案内手段20の案内により鉛直方向に対して斜め(所定の角度)に移動可能に配置されている。
これに対して自動送りユニット10Uは、一対の保持プレート103間に、ガイド部材30の案内により鉛直方向に対して斜めに移動可能に配置された可動プレート104と、可動プレート104を(斜め)上方に向けて付勢するリターンスプリング105と、可動プレート104を(斜め)下方に送り駆動する複動式の、エア駆動のアクチュエータ106と、可動プレート104を倒す方向に斜めに送り駆動する単動式の、エア駆動のアクチュエータ107と、可動プレート104の位置を検出する位置検出センサ108と、各アクチュエータ106、107を制御するコントローラ109とにより、自動式に構成されている。以下、図7及び図8を用い、必要に応じて図9、図10を参照しながら、自動送りユニット10Uの各部について、順次説明を補足していく。
可動プレート104は、全体が略V字形に形成されて、2面104R、104Lを有している。なお、この2面104R、104L間には下部型治具8の案内面82と同じ所定の角度が付けられている。(図中、左側の)片側一方の面104Lは複動式のアクチュエータ106に駆動される入力部プレートで、この入力部プレート104Lの両側に一つずつガイド穴302が設けられている。この入力部プレート104Lにはまた、その中央に可動プレート104の下降動作を所定の高さで規制する下限ストッパー41が設けられている。ここで下限ストッパー41はねじ式構造により入力部プレート104Lに貫通して取り付けられ、この下限ストッパー41の入力部プレート104Lから下方への突出量を調節することにより、可動プレート104の下降動作の下限を調節できるようになっている。なお、この可動プレート104の下方には後述するように複動式のアクチュエータ106が設置され、この下限ストッパー41は複動式のアクチュエータ106の上部に衝接されて、可動プレート104の下降動作が所定の高さで規制される。この下限ストッパー41で可動プレート104の動作ストロークを調整することにより、後述するように可動プレート104に作動連結される可動部材102Aの動作ストロークが調整され、被加工物に一定の良好な折り曲げ形を確実に付けることができる。また、(図中、右側の)片側他方の面104Rは可動部材102Aを作動連結される出力部プレートで、この出力部プレート104Rの背面に取付ブラケット104Bが突設され、この取付ブラケット104Bに可動部材102Aを押さえるための押え部材51が出力部プレート104Rと略同じ方向に向けて取り付けられている。なお、押え部材51には、図9(b)に示すように、ベアリング付きねじが利用され、その先端(下端)にボールが回転可能に突出されている。この出力部プレート104Rに、可動部材102Aが2つのばね部材により取り付けられる。この点については後述する。これに対して、ガイド部材30は一対のガイドピン301からなり、これらのガイドピン301が、押えプレート21上に可動プレート104の入力部プレート104Lに対向して設置された略逆V字形の支持ブラケット21B上に、入力部プレート104Lに向けて(下部型治具8の案内面82と平行に)斜めに固定されている。このようにして可動プレート104は両側のV字形の縁部が両保持プレート103に向けられ、出力部プレート104Rが案内手段20に近接して平行な状態で、入力部プレート104Lの各ガイド穴302に両ガイドピン301が挿通されて、下部型治具8の案内面82と平行に、斜めに移動可能に配置されている。この可動プレート104の(出力部プレート104Rの)取付ブラケット104Bに可動部材102Aが支軸とコイルスプリングとにより弾性的に吊り下げられている。この場合、図9(b)に示すように、可動部材102Aの上部に略L字形の取付ブラケット102Dが固定され、この取付ブラケット102Dの水平面には支軸52を挿通可能な穴54が設けられている。他方、出力部プレート104Rの取付ブラケット104Bの水平面に同様に支軸52を挿通可能な穴55が設けられており、可動部材102A側の穴54から可動プレート104側の穴55に、支軸として使用するねじ52が通されて、その挿通端側にコイルスプリング53が装着されてナット56が螺着されている。このようにして可動部材102Aは可動プレート104の取付ブラケット104Bに向けて付勢される一方、可動部材102A上部の取付ブラケット102Dの水平面が可動プレート104の取付ブラケット104Bに取り付けられた押え部材51に押えられて、可動部材102Aは案内手段(案内溝)20上を初期の所定の位置に保持されている。なお、押え部材51にベアリング付きのねじが使用されているので、この押え部材51の取付ブラケット104Bからの突出量を調節することにより、可動部材102Aの初期の所定の位置の高さを調節して、上部型治具22の高さバランスを適宜調節することができる。さらに、この可動プレート104と可動部材102Aとの間には、上記支軸52、コイルスプリング53と異なる方向に支軸57とコイルスプリング58が介在されて、可動部材102Aが出力部プレート104Rに向けて弾性的に牽連されている。この場合、出力部プレート104Rと可動部材102Aとの相互の対向面に支軸57を挿通可能な穴59、60が設けられ、可動部材102A側の穴60から可動プレート104側の穴59に、支軸として使用するねじ57が通されて、その挿通端側にコイルスプリング58が装着されてナット61が螺着されている。このようにして可動部材102Aは出力部プレート104Rの面方向に向けて付勢されて、案内手段(案内溝)20上の片側一方の側面(つまり受面方向案内部)201に圧接されている。このような2方向のばね手段により、可動部材102Aは案内手段20上を初期の所定の位置に、受面案内部201に寄せて位置決めされる。
リターンスプリング105は引張コイルスプリングで、保持プレート103の上部所定の位置と可動プレート104下部の、入力部プレート104Lの所定の位置との間に張り掛けられている。このリターンスプリング105で、複動式のアクチュエータ106の非作動時に可動プレート104が初期の所定の位置に保持されている。
複動式のアクチュエータ106はスピードコントローラ付きの複動形操作エアシリンダ106Aで、図10に示すように、押えプレート21上の支持ブラケット21Bの上に、一対のガイドピン301の間に配置して設置され、そのピストンロッド106Lが可動プレート104の入力部プレート104Lに連結されている。この複動形操作エアシリンダ106Aはエアパイプ106Pを介してコントローラ109内部のエア回路、圧力エア源に接続されている。なお、このエアシリンダ106Aの場合、エアの流入量、排出量を調節ねじで制御する簡易型のスピードコントローラが付設されており、このスピードコントローラにエアパイプ106Pが接続され、これによりエアシリンダ106Aに安定した動作が得られている。このエアシリンダ106Aはコントローラ109の制御に基づいて駆動され、このエアシリンダ106Aで、可動プレート104が初期の所定の位置から所定の動作ストロークだけ往動され、反対にその往動端から初期の所定の位置へ復動される。なお、この複動式のエアシリンダ106Aを単動式のエアシリンダに代えて、可動プレート104を往動させるようにしても差し支えない。この場合、リターンスプリングなどを併用し、リターンスプリングを可動プレートと保持プレートとの間に張り架けて、可動プレートを往動前の所定の位置に復帰(復動)させるようにすればよい。
単動式のアクチュエータ107はスピードコントローラ付きの単動形操作エアシリンダ(ノックシリンダ)107Aで、図9(a)及び図10に示すように、可動プレート104の出力部プレート104Rの両側に出力部プレート104Rを貫通して取り付けられ、そのピストンロッド107Lが可動部材102Aに対向され、そのピストンロッド107Lが可動部材102Aの受部に係合されている。すなわち、ピストンロッド107Lは可動部材102Aの穴102Bに挿通されている。この場合、ピストンロッド107Lは受板102Cに衝接されていない。この単動形操作エアシリンダ107Aはエアパイプ107Pを介してコントローラ109内部のエア回路、圧力エア源に接続されている。なお、このエアシリンダ107Aの場合、エアシリンダ106Aと同様に、エアの流入量、排出量を調節ねじで制御する簡易型のスピードコントローラが付設されており、このスピードコントローラにエアパイプ107Pが接続され、これによりエアシリンダ107Aに安定した動作が得られている。このエアシリンダ107Aはコントローラ109の制御に基づいて駆動され、このエアシリンダ107Aのピストンロッド107Lで、可動部材102A上部の受板102Cが押圧されると、可動部材102Aがコイルスプリング58(図9(b)参照)の付勢力に抗して、案内溝20の片側一方の側面201から他方の側面(案内面方向案内部)202に押圧傾倒され、このエアシリンダ107Aの押圧動作が解除されると、可動部材102Aはコイルスプリング58の付勢力により、案内溝20の片側一方の側面(受面方向案内部)201に弾性復帰される。なお、このエアシリンダ107Aを複動式のエアシリンダに代えて、可動プレート104を往復動させるようにしてもよい。
位置検出センサ108はリミットスイッチで、2つのリミットスイッチ108u、108dが一対の保持プレート103間に取付部材により固定され、これらのリミットスイッチ108u、108dで可動プレート104の位置が検出されている。一方のリミットスイッチ108uは初期の所定の位置にある可動プレート104の直上に配置され、複動式のアクチュエータ106の非作動時、つまり可動プレート104が初期の所定の位置にある場合に、リミットスイッチ108の接触子が可動プレート104の出力部プレート104Rの上部縁部に押圧され、このリミットスイッチ108uにより、可動プレート104の上動端位置が検出される。他方のリミットスイッチ108dは可動プレート104の下方、所定の高さに配置され、複動式のアクチュエータ106の作動により、可動プレート104が初期の所定の位置から押下され、上部型治具22の押え面221の一部(縁部付近)が下部型治具8の受面81の加圧範囲の一部(折り曲げ角部83付近)を押えると同時に、上部型治具22の折曲加工面222の端縁部の押え面223が補助板6を押えるまで押し下げられたときに、リミットスイッチ108dの接触子が可動プレート104の入力部プレート104Lに突設された作動軸108sに押圧され、このリミットスイッチ108dにより、可動プレート104の下動端位置が検出される。これらのリミットスイッチ108u、108dから可動プレート104の位置検出信号がコントローラ109に送出される。なお、ここではリミットスイッチ108dが作動軸108sの動さ方向直下に設置され、その上部に接触子が斜め上方に向けて突出されているが、その接触子の調節可能距離が短い場合には、作動軸108sの先端に軽いコイルスプリングを付けて調整すればよく、また、リミットスイッチ108dの設置位置を変更(作動軸108sの動さ方向直下から離れた位置に設置)し、接触子を長く延ばして作動軸108sの動作経路上に突出させたり、リミットスイッチ108dの向きを変更し、接触子の先端を下方に向けて作動軸108sの動作経路上に突出させたりしてもよい。また、このセンサ108はリミットスイッチに限定されるものではなく、このような可動プレート104の動きを検出するものであれば、既存の他の位置検出装置に代えても差し支えない。
加熱手段(220)は、既述のとおり、セラミックヒータやマイクロヒータなど、上部型治具22を被加工物の材質に応じて適宜温度に加熱するヒータで、上部型治具22の周面に取り付けられている。また、この上部型治具22には図示されない温度センサが付設され、この温度センサの温度検出に基づいて加熱手段(220)の温度が適宜温度に調整される。
なお、これら駆動手段(10A)、加熱手段(220)は共通のコントローラ109(コンピュータなどからなり、タイマなどを有する)に接続され、各種センサからの検出情報に基づいて、このコントローラ109で各エアシリンダ106A、107Aに送給するエアの圧力や各エアシリンダ106A、107Aの動作時間、またヒータの加熱温度などが自動制御される。また、このコントローラ109にはワンタッチ式の操作ボタン(押ボタン)110が併設され、この操作ボタン110のワンタッチ(押)操作により駆動手段10Aが起動される。
次に、この折り曲げ形加工装置の動作について図7及び図8を用い、必要に応じて図11を参照しながら説明する。なお、この加工装置の使用に際して、予めヒータ(220)をコントローラ109により、所定の設定温度(ここでは120℃)に加熱しておく。
図7及び図8において、まず、折り曲げ形加工装置に被加工物として、フレキシブルプリント基板(以下、FPCと省略する。)をセットする。この場合、既述のとおり、下部治具1に対して上部治具2を上方向に回動して上部治具2を開き、受け板(7)上の複数の位置決めピン(5)の案内により受け板(7)上にFPCを置く。このようにして上部治具2を下部治具1に対して下方向に回動して上部治具2を閉める。これにより、下部治具1の受け板(7)上のFPCが位置決めピン(5)に位置決めされた状態で上部治具2に押えられる。
次に、操作ボタン110をワンタッチで押下することにより、駆動手段10Aを起動する。これにより、コントローラ109の制御に基づいて、複動式のアクチュエータ106、単動式のアクチュエータ107が順次、所定の駆動スピード及びタイミングで作動される。すなわち、まず複動形操作エアシリンダ106Aが作動され、そのピストンロッド106Lが収縮して可動プレート104を下方向斜めに引き下げ、この可動プレート104に作動連結された可動部材102Aが案内手段(案内溝)20上を初期の所定の位置から、片側一方の側面201に沿って摺動案内されて、図11(a)に示すように、上部型治具22が上部治具2の押えプレート21の開口を通り抜け、図11(b)に示すように、上部型治具22の折曲加工面222が下部型治具8の案内面82の加圧範囲を押圧することなしに(つまり離されて)、上部型治具22の押え面221の一部(縁部付近)が下部型治具8の受面81の加圧範囲の一部(折り曲げ角部83付近)でFPCを押えると同時に、上部型治具22の折曲加工面222の端縁部の押え面223が補助板(6)上でFPCを押える(第1モーション)。この第1モーションにより、FPCは上部型治具22により軽く加圧されて変形され、同時にヒータ(220)により加熱された上部型治具22によりFPCの変形部分が加熱される。
また、このようにして上部型治具22の押え面221の一部(縁部付近)が下部型治具8の受面81の加圧範囲の一部(折り曲げ角部83付近)を押えると同時に、上部型治具22の折曲加工面222の端縁部の押え面223が補助板(6)を押えるまで、可動プレート104が押し下げられると、これが位置検出センサ108により検出され、この位置検出センサ108の位置検出信号に基づいて、単動形操作エアシリンダ107Aが作動され、そのピストンロッド107Lが延びて可動プレート104を倒す方向に(図8中、右方向へ)押圧し、可動プレート104を案内溝20の案内面である片側一方の側面201から片側他方の側面202に向けて変位させることにより、図11(c)に示すように、上部型治具22の押え面221が下部型治具8の受面81の加圧範囲の一部でFPCを押さえた状態から受面81の加圧範囲全体で押さえるとともに、上部型治具22の折曲加工面222が下部型治具8の案内面82でFPCを押さえる(第2モーション)。この第2モーションにより、FPCは上部型治具22により軽く加圧されて鋭角に折り曲げられ、同時に上部型治具22によりFPCの折り曲げ部分が加熱される。
そして、再び複動形操作エアシリンダ106Aにより可動プレート104を下方向へ強く押圧することにより、上部型治具22の折曲加工面222が下部型治具8の案内面82でFPCを押えた状態からさらに、上部型治具22の押え面221全体が下部型治具8の受面81の加圧範囲全体でFPCを加圧すると同時に、上部型治具22の折曲加工面222の端縁部の押え面223が補助板(6)上でFPCを加圧する(第3モーション)。この第3モーションにより、FPCは上部型治具22により強く加圧されて鋭角に折り曲げられ、同時に上部型治具22によりFPCの折り曲げ部分がさらに加熱される。なお、各エアシリンダ106A、107Aで可動プレート104を加圧する時間(約2、3秒)はタイマでコントロールされる。
これら第1乃至第3モーションにより、FPCに、図6に示すように、略Z形に鋭角に折り曲げ形が付けられる。各エアシリンダ106A、107Aの作動開始から所定時間経過後、各エアシリンダ106A、107Aは初期の状態に戻される。ここで、上部治具2を開き、受け板(7)を少し跳ね上げることで、FPCを位置決めピン(5)から簡単に取り外すことができる。このようにして、この加工装置による一連の加工工程が終了する。この加工工程がFPCの加工数量だけ繰り返される。
なお、この加工工程では、上記のとおり第1乃至第3モーションにより、FPCに折り曲げ形を付けているが、第1、第2モーションで可動プレート104を押す力の強弱を適宜変更することにより、第1、第2モーションの2動作でFPCに、折り曲げ形を付けるようにしてもよい。
このように駆動手段10Aをエア駆動により自動化することにより、加工治具の一定の加工圧と加熱温度で、FPCに所望の角度の折り曲げ形をより安定して付けることができ、FPCの電気回路を断線したり部品を毀損したりするのを確実に防止することができる。特にこの加工では、FPCの折り曲げ部位付近に実装される部品を毀損することがない。さらに、Z形に折り曲げたFPCの一端側の面と他端側の面を平行に加工できるので、この部品の次の、組み立て工程や部品の実装工程などに有用となる。
なお、この自動化の説明の中でも、FPCに折り曲げ形を付ける場合について例示しているが、強い弾力性を有する他の被加工物でも、同様にして所望の角度の折り曲げ形を安定して付けることができ、この場合にも、被加工物の厚みや材質によって、上記第1モーション〜第3モーションにおいて、可動プレート104を押す力の強弱を変えたり、また第3モーションを不要にしたりするなど、適宜変更することがある。また、下部型治具8の受面81及び案内面82並びに上部型治具22の押え面221及び折曲加工面222を基本形状として、これらを種々に組み合わせたり、下部型治具8と上部型治具22とによるFPCに対する折り曲げ角度を種々に変更したり、さらに下部型治具8と上部型治具22との接触面の大きさや形状を種々に変えることにより、被加工物の大きさ、形状、材質などに応じて必要な種々の折り曲げ形を付けることができる。
また、上記手動式、自動式の各加工装置について、さらに次のような新たな構成を採用することにより、次のような格別な効果を奏することができる。手動式及び自動式の各加工装置に1組の下部型治具8(固定側治具)及び上部型治具22(可動側治具)を備えることにより、被加工物を1個ずつ形加工する1個取り用の加工装置を構成することができ、複数組の下部型治具8(固定側治具)及び上部型治具22(可動側治具)を備えることにより、被加工物を複数個ずつ形加工する複数個取り用の加工装置を構成することができる。なお、図1乃至図6には1個取り用の加工装置を例示し、図7乃至図11には2個取り用の加工装置を例示した。
各加工装置について、下部治具1に対して上部治具2をヒンジに代えて、昇降装置により上下動可能に取り付けてもよい。この場合に、ベース11を水平方向にさらに拡大して、このベース11上に被加工物の送り装置を併設することにより、被加工物の形加工を連続的に行うことができ、加工作業をより効率的に行うことができる。
各加工装置について、下部治具1と上部治具2との間に両者を固定するロック装置を設け、下部型治具8と上部型治具22とを噛み合わせているときに、上部治具2を下部治具1から引き上げないようにすることにより、下部型治具8と上部型治具22との間の被加工物を保護してその損傷を防止することができる。特に、自動式の加工装置にロック装置を設ける場合、電磁式のロック装置を採用し、下部治具1と上部治具2との相互の当接面のいずれか一方に凸状の係合部材を設け、他方に凹状の被係合部材を設け、上部治具2を下部治具1上に下ろして、その係合部材と被係合部材とを係合させ、これらを電磁作用により吸着させるようにするとともに、これら係合部材と被係合部材の電磁ロック及び解除を駆動手段10、10Aの動作に連動させ、操作ボタン110の押下により、係合部材と被係合部材とを電磁ロックし、駆動手段10、10Aの動作が完了したとき、すなわち上部型治具22が下部型治具8から引き離されたときに電磁ロックを自動解除するようにすることが好ましい。このようにすることによりロック装置をロック及び解除するための特別の操作が不要で、加工装置の簡易な操作は何ら変わることがない。
各加工装置について、案内手段20の案内溝を一対のガイド機能部品(例えば細長い板状又は棒状の部材)で形成し、これを保持部材101、保持プレート103の内側に任意の角度に着脱可能に取り付けたり、またこれらのガイド機能部品を傾動可能に軸支してこれらをストッパー部材又はロック装置などにより任意の角度に固定するようにしたり、さらにその傾動動作を自動化したりするなど、案内手段20に受面方向案内部(片側一方の側面201)及び案内面方向案内部(片側他方の側面202)による可動部材102Aの案内角度を任意に変更し得る案内角度調節手段を追加することにより、下部型治具8及び上部型治具22の各折り曲げ角部83、224に任意の角度を設定することができる。
各加工装置について、図12(a)に示すように、上部型治具22を、銅その他の金属製のブレード(刃状部材)22a、22bで形成することができ、この場合、複数のブレード22a、22bを重ね合わせてその先端に所定の形状及び角度を付けることにより、折り曲げ形の所定の形状及び角度を容易に出すことができる。既述の手動式又は自動式の加工装置の場合、上部型治具22を、所定の厚さ(例えば2mm)の厚いブレード22aと所定の厚さ(例えば0.2mm)の薄いブレード22bとを重ね合わせ、両ブレード22a、22bをねじなどで固定することにより構成することができる。この場合、これらのブレード22a、22bをねじなどで結合することにより、各ブレード22a、22bが摩耗したり破損したりした場合に各ブレード22a、22bを容易に交換することができる。また各ブレード22a、22bのねじ通し穴を各ブレード22a、22bの先端方向に長い楕円状に形成することにより、折曲加工面222の長さを任意に調節することができる。また各ブレード22a、22bの先端縁部やその側面に必要な角度を付けて組み合わせることより、上部型治具22に必要な角度を容易に出すことができる。また3枚以上のブレードを用いることにより、種々の形状の折り曲げ形を形成することができる。またさらに、このようにして形成された角度や形状を組み合わせることにより、上部型治具22に汎用性を持たせることができる。
各加工装置について、加熱手段220の設置位置を下部治具1側に変えてもよく、折り曲げ形の形状によって被加工物を下部治具1側で加熱したほうが好ましい場合に有効となる。
各加工装置について、図12(a)、(b)に示すように、下部治具1上に被加工物を押え可能な押え部材62を併設してもよい。この場合、押え部材62は下部型治具8の案内面82に対向し、被加工物の折り曲げ後の端部に相当する位置に、該端部を水平方向から押え可能な凸状に形成される。また、この押え部材62は例えばばね材などの弾性材料で形成してもよい。この押え部材62で、被加工物の折り曲げ後の動きを規制して、被加工物の折り曲げ後の形状を保持し、この形状保持のまま被加工物を少しの時間だけ冷却することにより、被加工物に所望の形を、より確実に付けることができる。なお、この冷却に要する時間は下部治具1から上部治具2を引き上げるまでの僅少な時間でよい。この押え部材62は、被加工物の材質や折り曲げ形の形状に起因して、被加工物に形が付けにくいような場合に特に有効である。
自動式の加工装置について、駆動手段10Aの各アクチュエータ106、107をエア駆動の他、他の流体圧駆動に変更して、既述の第1乃至第3モーション、又は第1、第2モーションの動きを作るようにしてもよい。
自動式の加工装置について、可動部材102Aを案内手段20で案内するのに代えて、図13に示すように、可動部材102A及び上部型治具(ブレード)22を複数のリンクの組み合わせにより形成し、各リンクを各種駆動手段X、Yで案内駆動するようにしてもよい。この場合、各アームの駆動スピード、タイミングを適宜調節することにより、既述の第1乃至第3モーション、又は第1、第2モーションと同じ動きを作ることができる。またこの動きをNC(数値制御)で実現してもよい。
本発明の一実施の形態における折り曲げ形加工装置の正面図 同折り曲げ形加工装置の平面図 同折り曲げ形加工装置の要部拡大図 同折り曲げ形加工装置の動作例(第1モーション)を示す要部拡大図 同折り曲げ形加工装置の動作例(第2モーション)を示す要部拡大図 同折り曲げ形加工装置により折り曲げ形を付けられた被加工物の断面図 本発明の別の実施の形態における折り曲げ形加工装置の全体構成を示す全体斜視図 同折り曲げ形加工装置の駆動手段の構成を示す断面図 (a)同折り曲げ形加工装置の駆動手段の、特に可動プレート、単動式のアクチュエータ、可動部材を示す要部拡大断面図 (b)駆動手段の、特に可動プレート、複動式のアクチュエータ、可動部材、上部型治具を示す要部拡大断面図 同折り曲げ形加工装置の駆動手段の、特に可動プレート、複動式及び単動式の各アクチュエータを示す概略図 (a)同折り曲げ形加工装置の動作例を示す要部拡大図 (b)同折り曲げ形加工装置の動作例を示す要部拡大図 (c)同折り曲げ形加工装置の動作例を示す要部拡大図 (a)上記各折り曲げ形加工装置に適用する新たな構成を示す要部拡大図 (b)上記各折り曲げ形加工装置に適用する新たな構成を示す要部拡大図 上記各折り曲げ形加工装置に適用する新たな構成を示す要部拡大図
符号の説明
1 (固定側の)下部治具
11 ベース
2 (可動側の)上部治具
21 押えプレート
21B 支持ブラケット
22 上部型治具
221 押え面
222 折曲加工面
223 押え面
224 折り曲げ角部
3 ヒンジ部材
5 位置決めピン
6 補助板
7 受け板
70 ピン挿通穴
8 下部型治具
81 受面
82 案内面
83 折り曲げ角部
10、10A 駆動手段
101 保持部材
102 可動板
102A 可動部材
102B 穴
102C 受板
102D 取付ブラケット
103 保持プレート
104 可動プレート
104R 出力部プレート
104L 入力部プレート
104B 取付ブラケット
105 リターンスプリング
106 複動式のアクチュエータ
106A 複動形操作エアシリンダ
106L ピストンロッド
106P エアパイプ
107 単動式のアクチュエータ
107A 単動形操作エアシリンダ
107L ピストンロッド
107P エアパイプ
108 位置検出センサ
108u リミットスイッチ
108d リミットスイッチ
108s 作動軸
109 コントローラ
110 操作ボタン
111 取付プレート
112 取付プレート
113 取付部材
20 案内手段(案内溝)
201 片側一方の側面
202 片側他方の側面
220 加熱手段(ヒータ)
30 ガイド部材
301 ガイドピン
302 ガイド穴
41 下限ストッパー
51 押え部材
52 支軸(ねじ)
53 コイルスプリング
54 穴
55 穴
56 ナット
57 支軸
58 コイルスプリング
59 穴
60 穴
61 ナット
62 押え部材

Claims (6)

  1. 被加工物を据えるための受面と前記受面との間で折り曲げ角部を形成し被加工物を折り曲げるための案内面とを具備する固定側治具と、
    駆動手段に作動連結され、前記固定側治具の受面に対接可能な押え面と前記押え面との間で折り曲げ角部を形成し前記固定側治具の案内面に対接可能な折曲加工面とを有する可動押圧部材を具備する可動側治具と、
    前記駆動手段に併設され、前記可動押圧部材の押え面を前記固定側治具の受面に当接させ、かつ前記可動押圧部材の折曲加工面と前記固定側治具の案内面との間に隙間を持たせるように、前記可動押圧部材を駆動案内する受面方向案内部と、前記可動押圧部材の押え面を前記固定側治具の受面に当接させた状態から前記可動押圧部材の折曲加工面を前記固定側治具の案内面に当接させ得るように、前記可動押圧部材を駆動案内する案内面方向案内部とを有する案内手段と、
    前記固定側治具の各面と前記可動押圧部材の各面との間に挟持され、折り曲げられた被加工物の被折り曲げ部分を加熱する加熱手段とを備えたことを特徴とする折り曲げ形加工装置。
  2. 前記固定側治具の折り曲げ角部の角度及び前記可動押圧部材の折り曲げ角部の角度に、被加工物を鋭角に折り曲げ可能な角度が設定される請求項1に記載の折り曲げ形加工装置。
  3. 案内手段に受面方向案内部及び案内面方向案内部による可動押圧部材の案内角度を任意に変更し得る案内角度調節手段を有し、固定側治具及び可動押圧部材の各折り曲げ角部に任意の角度が設定される請求項1又は2に記載の折り曲げ形加工装置。
  4. 可動押圧部材は複数の刃状部材の組み合わせにより形成される請求項1乃至3のいずれかに記載の折り曲げ形加工装置。
  5. 駆動手段は、可動押圧部材を作動する可動部材を備え、前記可動部材が案内手段に対して手操作により受面方向案内部に沿って進退可能に、かつ受面方向案内部と案内面方向案内部との間で変位可能に組み立てられて、手動式に構成される請求項1乃至4のいずれかに記載の折り曲げ形加工装置。
  6. 駆動手段は、可動押圧部材を作動する可動部材と、前記可動部材を案内手段の受面方向案内部に沿って送り運動する第1モーションと前記可動部材を受面方向案内部から案内面方向案内部に向けて送り運動する第2モーションとを取り得る自動送りユニットとを具備し、自動式に構成される請求項1乃至4のいずれかに記載の折り曲げ形加工装置。
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