JP2004066370A - 自動バリ取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】アルミニウムなどのように発火し易い材質であっても自動バリ取りを可能にする。
【解決手段】板材の打ち抜き加工によりワークに発生するバリに非回転状態で押当してバリを除去可能な刃物20と、刃物を打ち抜き部の周囲沿いに移動させてバリに押当させる第1駆動機構30と、刃物20と対向する位置に配置されてワークWを支持するタワミ防止部材40と、タワミ防止部材40を刃物20と同期させて移動させる第2駆動機構50とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】板材の打ち抜き加工によりワークに発生するバリに非回転状態で押当してバリを除去可能な刃物20と、刃物を打ち抜き部の周囲沿いに移動させてバリに押当させる第1駆動機構30と、刃物20と対向する位置に配置されてワークWを支持するタワミ防止部材40と、タワミ防止部材40を刃物20と同期させて移動させる第2駆動機構50とを有する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、板材の打ち抜き加工によりワークに発生するバリを除去加工するための自動バリ取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
打ち抜き加工によりワークに発生するバリを除去加工する従来の自動バリ取り装置は、回転する砥石をバリに押し付けることにより、押し付け力と回転力とによってバリ取りするものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の自動バリ取り装置は、回転する砥石をワークのバリに押し付けることにより、押し付け力と回転力とによってバリを除去するものであるため、摩擦熱によってワークがかなりの高温になってしまう。
【0004】
このためワークがアルミニウムなどのように発火し易い材質からなる場合には、火花が出るため人手によりヤスリでバリを除去しており、バリ取りに時間を要していた。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、刃物による切除で自動バリ取りすることにより、ワークがアルミニウムなどのように発火し易い材質であっても発火を防止することが可能な自動バリ取り装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、板材状のワークの打ち抜き加工により当該ワークに発生するバリを除去する自動バリ取り装置において,前記バリに非回転状態で押当してバリを除去可能な刃物と、前記刃物を打ち抜き部の周囲沿いに移動させて前記バリに押当させる第1駆動機構とを有することを特徴とする。
【0007】
従って、本発明は、刃物を回転させることなく押当力によって自動的にバリを除去するため、アルミニウムなどのように発火し易い材質のものであってもバリ除去の際に発火することがなく、このためアルミニウムなどのバリ取りは人手によらなければなかった従来例に比較してバリ取りが容易かつ迅速に行える。
【0008】
また、本発明は、前記刃物と対向する位置に配置されて前記ワークを支持するタワミ防止部材と、該タワミ防止部材を前記刃物と同期させて移動させる第2駆動機構とを有することが考えられる。
【0009】
従って、本発明は、ワークはタワミ防止部材4に支持されているため、刃物からの押し付け力がワークに作用しても撓むことがない。
【0010】
さらに、本発明は、前記第1駆動機構は、前記刃物をX−Y軸方向へ移動可能なロボットと、該ロボットに支持されて前記刃物をZ軸方向へ移動自在に、且つZ軸回りに回動自在に保持するシリンダ・ロータリアクチュエータ部とから構成することや、前記第2駆動機構は、前記タワミ防止部材をX−Y軸方向へ移動可能なロボットと、該ロボットに支持されて前記タワミ防止部材をZ軸方向へ移動自在に、且つZ軸回りに回動自在に保持するシリンダ・ロータリアクチュエータ部とから構成することが考えられる。
【0011】
従って、本発明は、ロボットやシリンダ・ロータリアクチュエータを使用するため、刃物による自動バリ取りが容易かつ正確に行える。
【0012】
さらにまた、本発明は、前記ワークを挟持可能なクランプ機構を有し、該クランプ機構は、前記ワークを挟持可能な挟持部と、該挟持部を前記ワークに対して前進後退させる駆動部とから構成され、前記刃物が前記ワーク挟持部分のバリを除去するために前記クランプ機構に接近した時には、前記挟持部は前記ワークを開放可能に、且つ前記駆動部は、ワーク開放後に、前記挟持部をワークから後退可能に構成され、また、前記刃物が前記ワーク挟持部分のバリを除去した後は、前記駆動部は前記挟持部を前記ワーク方向に前進させ、且つ前記挟持部は、前進後に前記ワークを挟持可能に構成することが考えられる。
【0013】
従って、本発明は、クランプ機構が刃物と干渉することが自動的に防止されるため、バリを完全且つ迅速に除去することが可能である。
【0014】
さらにまた、本発明は、前記ワークの加工形状、加工順序、板厚をNCプログラムとして読み込んで、前記第1駆動機構、第2駆動機構およびクランプ機構をNC制御することにより、前記刃物のX軸、Y軸、Z軸方向の動作及び回動動作と前記クランプ機構の動作タイミングとをそれぞれ制御するNC制御部を有することが考えられる。
【0015】
従って、本発明は、刃物およびタワミ防止部材の動作がNCプログラムによって制御されるため、バリ取りを一層容易・正確・迅速かつ効率的に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る自動バリ装置を、図面を参照しながら説明する。
【0017】
本発明に係る自動バリ取り装置は、ワークWを挟持するクランプ機構1と、バリ除去用の刃物20と、この刃物20を移動させる第1駆動機構30と、ワークWを支持するタワミ防止部材40を移動させる第2駆動機構50とを主たる構成要素とする。以下、これらについて順次説明する。
【0018】
図1に示すように、コ字状のテーブルTの凹形部分における隅角部には複数のクランプ機構1が配置されている。クランプ機構1は、テーブルT上を摺動自在な挟持部1aと、この挟持部1aをワークWに対して接近・離間させる駆動部1bとから構成されている。
【0019】
挟持部1aは、ワークWを挟持する上下一対の爪2a、2bを有し、上側の爪2aは下向きL字状に形成されており、一方、下側の爪2bは上側の爪2aに対して摺動自在に嵌合されている。
【0020】
上側の爪2aには、下側の爪2bを上下動させて両爪2a、2b間の間隔を設定する第1エアシリンダ3が設置されている。一方、駆動部1bは、第2エアシリンダから構成され、この第2エアシリンダのピストンロッドは上側の爪2aに連結されている。
【0021】
バリ除去用の刃物20は、図2(a)、(b)、(c)および図3に示すように、四角柱の先端部を鋭角状の切刃21にして形成する。具体的には、四角柱の軸に対して所定角度だけ傾斜する平面で四角柱の先端部を切除して形成する。
【0022】
その際、傾斜角度は約45°であることが好ましい。また、バリはワークWの外周だけでなく、図1に示すように、種々の大きさの打ち抜き孔21の内周にも発生するため、これら狭小部にも切刃21を挿入する必要がある。そこで、切刃21と直交する2つの平面で切刃21の両側を切除して切刃21を細幅に形成する。
【0023】
刃物20を移動させる第1駆動機構30は、図1に示すように、テーブルTの上方に位置して刃物20を、X軸、Y軸、Z軸方向へ移動可能であると共に、軸回りに回動させることが可能である。
【0024】
説明の便宜上、まず、Y軸方向への移動について説明すると、Y軸方向への移動は、テーブルTの上方に設置された2本の平行な横材31、31に摺動自在に架設された縦材32を移動させることによって行う。X軸方向への移動は、縦材32に摺動自在に取り付けられた取付部材33を移動させることによって行う。これら横材31、31、縦材32および取付部材33はロボットを構成する。
【0025】
取付部材33には、刃物20をZ軸方向へ移動させる第3エアシリンダ34が固定されている。このエアシリンダ34のピストンロッド35は上下方向に伸縮自在で、かつ、その先端部には、刃物20を回動させるロータリーアクチュエータ36が回動自在に取り付けられている。ロータリーアクチュエータ36には刃物20が着脱自在に装着可能である。
【0026】
テーブルTの下方には、ワーク支持用のタワミ防止部材40を移動させる第2駆動機構50が設けられている。この第2駆動機構50は、第1駆動機構30と上下対称の同一構成であって、刃物20の直下に位置するタワミ防止部材40を、X軸、Y軸、Z軸方向へ移動可能であると共に、軸回りに回動させることが可能である。
【0027】
ここでも説明の便宜上、まず、Y軸方向への移動について説明すると、Y軸方向への移動は、テーブルTの下方に設置された2本の平行な横材51、51に摺動自在に架設された縦材52を移動させることによって行う。X軸方向への移動は、縦材52に摺動自在に取り付けられた取付部材53を移動させることによって行う。
【0028】
取付部材53には、タワミ防止部材40をZ軸方向へ移動させる第4エアシリンダ54が固定されている。このエアシリンダ54のピストンロッド55は上下方向に伸縮自在で、かつ、その先端部には、タワミ防止部材40を回動させるロータリーアクチュエータ56が回動自在に取り付けられている。ロータリーアクチュエータ56にはタワミ防止部材40が着脱自在に装着可能である。
【0029】
タワミ防止部材40は、図4(a)、(b)、(c)に示すように、柱状体41の先端部から突設した一対の軸受片42、42にローラ43を軸着したもので、ローラ43はワークWに下方から回動自在に接触可能になっている。なお、ローラ43の材質としては合成樹脂が好ましい。
【0030】
次に作用について説明する。
【0031】
バリ取り加工を行うには、まず、板材の打ち抜き加工により得られたワークWの周縁部をクランプ機構1の両爪2a、2b間に差し込んだ後、図示しないフットスイッチを踏み込んで第1エアシリンダ3を作動させることにより下爪2bを閉じて、両爪2a、2b間にワークWを挟持させる。
【0032】
次いで、バリ発生部の形状、バリ取り加工の順序、ワークWの板厚などの情報を有するNCプログラムを図示しないNC制御部に読み込んだ後、加工スタートボタン(図示せず)を押す。これにより加工が開始される。
【0033】
加工開始により、まず、第1駆動機構30の第3エアシリンダ34と、第2駆動機構50の第4エアシリンダ54との、それぞれのピストンロッド35、55のストロークが補正されることにより、刃物20の下降距離とタワミ防止部材40の上昇距離とのそれぞれが設定される。
【0034】
次いで、第1駆動機構30と第2駆動機構50とのそれぞれの縦材32、52と取付材34、53とが、NCプログラムの指令に応じてX軸およびY軸方向に移動することにより、刃物20とタワミ防止部材40とを、図5に示すように、ワークWの加工開始位置AよりもY軸方向に約5mmオフセットされた位置Bに移動させる。
【0035】
続いて、第3エアシリンダ34と第4エアシリンダ54とが作動して、刃物20がワークWの上面に接触する高さまで下降すると共に、タワミ防止部材40がワークWの下面に接触する高さまで上昇する。
【0036】
その後、さらにNCプログラムの指令に応じて第1駆動機構30と第2駆動機構50とのそれぞれの縦材32、52がY軸方向に移動することにより、刃物20とタワミ防止部材40とを、図5に示すワークWの加工開始位置Aに移動させて、これら刃物20とタワミ防止部材40との双方でワークWを上下から挟持させる。
【0037】
この挟持状態で第1駆動機構30と第2駆動機構50とのそれぞれの縦材32、52がY軸方向に移動することにより、ワークWがタワミ防止部材40によって支持されつつバリが刃物20によって除去される。
【0038】
この除去加工時においては、図6に示すように、刃物20の側面がバリ60に対し側方から押当してバリを除去する。一方、バリ除去時にはワークWに刃物20からの押し付け力が作用するが、ワークWにはタワミ防止部材40のローラ43が下方から接触しているため撓むことがない。また、ローラ43はワークWに回動しつつ接触しているため、ローラ43の接触によってワークWにキズがつくことがない。
【0039】
図5に示すように、刃物20がC位置に達して除去加工の方向がY方向からX方向に移る際には、第3および第4エアシリンダ34、54が作動して刃物20を上昇させると共に、タワミ防止部材40を下降させた後、ロータリーアクチュエータ36、56が90°回動して刃物20とタワミ防止部材40との方向を転換させる。
【0040】
方向転換後、取付材33、53がX方向に移動して刃物20とタワミ防止部材40とを加工再開位置Cから5mmオフセットした位置Dまで後退させる。次いで、ワークWに接触する高さまで、刃物20を下降させると共に、タワミ防止部材40を上昇させた後、これらをX方向に移動させることにより加工再開位置CでワークWを挟持させる。挟持させた後、刃物20とタワミ防止部材40とをX方向に移動させてバリを除去する。
【0041】
刃物20が図5に示すように、E位置に達して除去加工の方向がX方向からY方向に移る際には、第3および第4エアシリンダ34、54が作動して刃物20を上昇させると共に、タワミ防止部材40を下降させた後、ロータリーアクチュエータ36、56が90°回動して刃物20とタワミ防止部材40との方向を転換させる。
【0042】
方向転換後、刃物20とタワミ防止部材40とを加工再開位置Fから5mmオフセットした位置Gまで移動させる。次いで、ワークWに接触する高さまで、刃物20を下降させると共に、タワミ防止部材40を上昇させた後、これらをY方向に移動させることにより加工再開位置FでワークWを挟持させる。挟持させた後、刃物20とタワミ防止部材40とをY方向に移動させてバリを除去する。
【0043】
刃物20が図5に示すように、E位置に達して除去加工の方向が変更する場合には、第3および第4エアシリンダ34、54が作動して刃物20を上昇させると共に、タワミ防止部材40を下降させた後、ロータリーアクチュエータ36、56が90°回動して刃物20とタワミ防止部材40との方向を転換させる。
【0044】
方向転換後、刃物20とタワミ防止部材40とを加工再開位置Hから5mmオフセットした位置Iまで移動させる。次いで、ワークWに接触する高さまで、刃物20を下降させると共に、タワミ防止部材40を上昇させた後、これらをX方向に移動させることにより加工再開位置HでワークWを挟持させる。挟持させた後、刃物20とタワミ防止部材40とをX方向に移動させてバリを除去する。なお、以後の工程でバリの除去加工方向がX方向およびY方向間で変わる場合上記と同様の動作を繰り返す。
【0045】
クランプ機構によって挟持されている部分のバリを除去する場合には、刃物20とクランプ機構1とが干渉しないように、干渉の対象となるクランプ機構1の爪2a、2bを第1エアシリンダ3の作動で開くことによりワークWを開放した後、第2エアシリンダ1bを作動させて爪2a、2bをワークWから後退させる。
【0046】
なお、クランプ機構1によって挟持された部分のバリ取りが完了した時点で、刃物20はクランプ機構1と干渉しない位置まで移動しているものとする。バリ取り完了後、第2エアシリンダ1bが作動して爪2a、2bをワークW方向へ前進させた後、第1エアシリンダ3により爪2a、2bを閉じさせることによってワークWを挟持させる。なお、他のクランプ機構1による挟持個所のバリ除去加工する場合には、上記と同様の動作を繰り返す。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、板材状のワーク打ち抜き加工により当該ワークに発生するバリを除去する装置において,前記バリに非回転状態で押当してバリを除去可能な刃物と、前記刃物を打ち抜き部の周囲沿いに移動させて前記バリに押当させる第1駆動機構とを有し、刃物を回転させることなく押当力によって自動的にバリを除去するため、アルミニウムなどのように発火し易い材質のものであってもバリ除去の際に発火することがなく、このためアルミニウムなどのバリ取りは人手によらなければなかった従来例に比較してバリ取りが容易かつ迅速に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動バリ取り装置の斜視図である。
【図2】(a) 刃物の側面図である。
(b) 刃物の平面図である。
(c) 刃物の正面図である。
【図3】
同じく、刃物の斜視図である。
【図4】(a) タワミ防止部材の平面図である。
(b) タワミ防止部材の側面図である。
(c) タワミ防止部材の正面図である。
【図5】
同じく、加工手順を示すワークの平面図である。
【図6】
同じく、バリ取りの状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 クランプ機構
1a 挟持部
1b 駆動部
2a、2b 爪
20 刃物
30 第1駆動機構
34、36、54、56 シリンダ・ロータリアクチュエータ部
50 第2駆動機構
W ワーク
【発明の属する技術分野】
本発明は、板材の打ち抜き加工によりワークに発生するバリを除去加工するための自動バリ取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
打ち抜き加工によりワークに発生するバリを除去加工する従来の自動バリ取り装置は、回転する砥石をバリに押し付けることにより、押し付け力と回転力とによってバリ取りするものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の自動バリ取り装置は、回転する砥石をワークのバリに押し付けることにより、押し付け力と回転力とによってバリを除去するものであるため、摩擦熱によってワークがかなりの高温になってしまう。
【0004】
このためワークがアルミニウムなどのように発火し易い材質からなる場合には、火花が出るため人手によりヤスリでバリを除去しており、バリ取りに時間を要していた。
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、刃物による切除で自動バリ取りすることにより、ワークがアルミニウムなどのように発火し易い材質であっても発火を防止することが可能な自動バリ取り装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、板材状のワークの打ち抜き加工により当該ワークに発生するバリを除去する自動バリ取り装置において,前記バリに非回転状態で押当してバリを除去可能な刃物と、前記刃物を打ち抜き部の周囲沿いに移動させて前記バリに押当させる第1駆動機構とを有することを特徴とする。
【0007】
従って、本発明は、刃物を回転させることなく押当力によって自動的にバリを除去するため、アルミニウムなどのように発火し易い材質のものであってもバリ除去の際に発火することがなく、このためアルミニウムなどのバリ取りは人手によらなければなかった従来例に比較してバリ取りが容易かつ迅速に行える。
【0008】
また、本発明は、前記刃物と対向する位置に配置されて前記ワークを支持するタワミ防止部材と、該タワミ防止部材を前記刃物と同期させて移動させる第2駆動機構とを有することが考えられる。
【0009】
従って、本発明は、ワークはタワミ防止部材4に支持されているため、刃物からの押し付け力がワークに作用しても撓むことがない。
【0010】
さらに、本発明は、前記第1駆動機構は、前記刃物をX−Y軸方向へ移動可能なロボットと、該ロボットに支持されて前記刃物をZ軸方向へ移動自在に、且つZ軸回りに回動自在に保持するシリンダ・ロータリアクチュエータ部とから構成することや、前記第2駆動機構は、前記タワミ防止部材をX−Y軸方向へ移動可能なロボットと、該ロボットに支持されて前記タワミ防止部材をZ軸方向へ移動自在に、且つZ軸回りに回動自在に保持するシリンダ・ロータリアクチュエータ部とから構成することが考えられる。
【0011】
従って、本発明は、ロボットやシリンダ・ロータリアクチュエータを使用するため、刃物による自動バリ取りが容易かつ正確に行える。
【0012】
さらにまた、本発明は、前記ワークを挟持可能なクランプ機構を有し、該クランプ機構は、前記ワークを挟持可能な挟持部と、該挟持部を前記ワークに対して前進後退させる駆動部とから構成され、前記刃物が前記ワーク挟持部分のバリを除去するために前記クランプ機構に接近した時には、前記挟持部は前記ワークを開放可能に、且つ前記駆動部は、ワーク開放後に、前記挟持部をワークから後退可能に構成され、また、前記刃物が前記ワーク挟持部分のバリを除去した後は、前記駆動部は前記挟持部を前記ワーク方向に前進させ、且つ前記挟持部は、前進後に前記ワークを挟持可能に構成することが考えられる。
【0013】
従って、本発明は、クランプ機構が刃物と干渉することが自動的に防止されるため、バリを完全且つ迅速に除去することが可能である。
【0014】
さらにまた、本発明は、前記ワークの加工形状、加工順序、板厚をNCプログラムとして読み込んで、前記第1駆動機構、第2駆動機構およびクランプ機構をNC制御することにより、前記刃物のX軸、Y軸、Z軸方向の動作及び回動動作と前記クランプ機構の動作タイミングとをそれぞれ制御するNC制御部を有することが考えられる。
【0015】
従って、本発明は、刃物およびタワミ防止部材の動作がNCプログラムによって制御されるため、バリ取りを一層容易・正確・迅速かつ効率的に行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る自動バリ装置を、図面を参照しながら説明する。
【0017】
本発明に係る自動バリ取り装置は、ワークWを挟持するクランプ機構1と、バリ除去用の刃物20と、この刃物20を移動させる第1駆動機構30と、ワークWを支持するタワミ防止部材40を移動させる第2駆動機構50とを主たる構成要素とする。以下、これらについて順次説明する。
【0018】
図1に示すように、コ字状のテーブルTの凹形部分における隅角部には複数のクランプ機構1が配置されている。クランプ機構1は、テーブルT上を摺動自在な挟持部1aと、この挟持部1aをワークWに対して接近・離間させる駆動部1bとから構成されている。
【0019】
挟持部1aは、ワークWを挟持する上下一対の爪2a、2bを有し、上側の爪2aは下向きL字状に形成されており、一方、下側の爪2bは上側の爪2aに対して摺動自在に嵌合されている。
【0020】
上側の爪2aには、下側の爪2bを上下動させて両爪2a、2b間の間隔を設定する第1エアシリンダ3が設置されている。一方、駆動部1bは、第2エアシリンダから構成され、この第2エアシリンダのピストンロッドは上側の爪2aに連結されている。
【0021】
バリ除去用の刃物20は、図2(a)、(b)、(c)および図3に示すように、四角柱の先端部を鋭角状の切刃21にして形成する。具体的には、四角柱の軸に対して所定角度だけ傾斜する平面で四角柱の先端部を切除して形成する。
【0022】
その際、傾斜角度は約45°であることが好ましい。また、バリはワークWの外周だけでなく、図1に示すように、種々の大きさの打ち抜き孔21の内周にも発生するため、これら狭小部にも切刃21を挿入する必要がある。そこで、切刃21と直交する2つの平面で切刃21の両側を切除して切刃21を細幅に形成する。
【0023】
刃物20を移動させる第1駆動機構30は、図1に示すように、テーブルTの上方に位置して刃物20を、X軸、Y軸、Z軸方向へ移動可能であると共に、軸回りに回動させることが可能である。
【0024】
説明の便宜上、まず、Y軸方向への移動について説明すると、Y軸方向への移動は、テーブルTの上方に設置された2本の平行な横材31、31に摺動自在に架設された縦材32を移動させることによって行う。X軸方向への移動は、縦材32に摺動自在に取り付けられた取付部材33を移動させることによって行う。これら横材31、31、縦材32および取付部材33はロボットを構成する。
【0025】
取付部材33には、刃物20をZ軸方向へ移動させる第3エアシリンダ34が固定されている。このエアシリンダ34のピストンロッド35は上下方向に伸縮自在で、かつ、その先端部には、刃物20を回動させるロータリーアクチュエータ36が回動自在に取り付けられている。ロータリーアクチュエータ36には刃物20が着脱自在に装着可能である。
【0026】
テーブルTの下方には、ワーク支持用のタワミ防止部材40を移動させる第2駆動機構50が設けられている。この第2駆動機構50は、第1駆動機構30と上下対称の同一構成であって、刃物20の直下に位置するタワミ防止部材40を、X軸、Y軸、Z軸方向へ移動可能であると共に、軸回りに回動させることが可能である。
【0027】
ここでも説明の便宜上、まず、Y軸方向への移動について説明すると、Y軸方向への移動は、テーブルTの下方に設置された2本の平行な横材51、51に摺動自在に架設された縦材52を移動させることによって行う。X軸方向への移動は、縦材52に摺動自在に取り付けられた取付部材53を移動させることによって行う。
【0028】
取付部材53には、タワミ防止部材40をZ軸方向へ移動させる第4エアシリンダ54が固定されている。このエアシリンダ54のピストンロッド55は上下方向に伸縮自在で、かつ、その先端部には、タワミ防止部材40を回動させるロータリーアクチュエータ56が回動自在に取り付けられている。ロータリーアクチュエータ56にはタワミ防止部材40が着脱自在に装着可能である。
【0029】
タワミ防止部材40は、図4(a)、(b)、(c)に示すように、柱状体41の先端部から突設した一対の軸受片42、42にローラ43を軸着したもので、ローラ43はワークWに下方から回動自在に接触可能になっている。なお、ローラ43の材質としては合成樹脂が好ましい。
【0030】
次に作用について説明する。
【0031】
バリ取り加工を行うには、まず、板材の打ち抜き加工により得られたワークWの周縁部をクランプ機構1の両爪2a、2b間に差し込んだ後、図示しないフットスイッチを踏み込んで第1エアシリンダ3を作動させることにより下爪2bを閉じて、両爪2a、2b間にワークWを挟持させる。
【0032】
次いで、バリ発生部の形状、バリ取り加工の順序、ワークWの板厚などの情報を有するNCプログラムを図示しないNC制御部に読み込んだ後、加工スタートボタン(図示せず)を押す。これにより加工が開始される。
【0033】
加工開始により、まず、第1駆動機構30の第3エアシリンダ34と、第2駆動機構50の第4エアシリンダ54との、それぞれのピストンロッド35、55のストロークが補正されることにより、刃物20の下降距離とタワミ防止部材40の上昇距離とのそれぞれが設定される。
【0034】
次いで、第1駆動機構30と第2駆動機構50とのそれぞれの縦材32、52と取付材34、53とが、NCプログラムの指令に応じてX軸およびY軸方向に移動することにより、刃物20とタワミ防止部材40とを、図5に示すように、ワークWの加工開始位置AよりもY軸方向に約5mmオフセットされた位置Bに移動させる。
【0035】
続いて、第3エアシリンダ34と第4エアシリンダ54とが作動して、刃物20がワークWの上面に接触する高さまで下降すると共に、タワミ防止部材40がワークWの下面に接触する高さまで上昇する。
【0036】
その後、さらにNCプログラムの指令に応じて第1駆動機構30と第2駆動機構50とのそれぞれの縦材32、52がY軸方向に移動することにより、刃物20とタワミ防止部材40とを、図5に示すワークWの加工開始位置Aに移動させて、これら刃物20とタワミ防止部材40との双方でワークWを上下から挟持させる。
【0037】
この挟持状態で第1駆動機構30と第2駆動機構50とのそれぞれの縦材32、52がY軸方向に移動することにより、ワークWがタワミ防止部材40によって支持されつつバリが刃物20によって除去される。
【0038】
この除去加工時においては、図6に示すように、刃物20の側面がバリ60に対し側方から押当してバリを除去する。一方、バリ除去時にはワークWに刃物20からの押し付け力が作用するが、ワークWにはタワミ防止部材40のローラ43が下方から接触しているため撓むことがない。また、ローラ43はワークWに回動しつつ接触しているため、ローラ43の接触によってワークWにキズがつくことがない。
【0039】
図5に示すように、刃物20がC位置に達して除去加工の方向がY方向からX方向に移る際には、第3および第4エアシリンダ34、54が作動して刃物20を上昇させると共に、タワミ防止部材40を下降させた後、ロータリーアクチュエータ36、56が90°回動して刃物20とタワミ防止部材40との方向を転換させる。
【0040】
方向転換後、取付材33、53がX方向に移動して刃物20とタワミ防止部材40とを加工再開位置Cから5mmオフセットした位置Dまで後退させる。次いで、ワークWに接触する高さまで、刃物20を下降させると共に、タワミ防止部材40を上昇させた後、これらをX方向に移動させることにより加工再開位置CでワークWを挟持させる。挟持させた後、刃物20とタワミ防止部材40とをX方向に移動させてバリを除去する。
【0041】
刃物20が図5に示すように、E位置に達して除去加工の方向がX方向からY方向に移る際には、第3および第4エアシリンダ34、54が作動して刃物20を上昇させると共に、タワミ防止部材40を下降させた後、ロータリーアクチュエータ36、56が90°回動して刃物20とタワミ防止部材40との方向を転換させる。
【0042】
方向転換後、刃物20とタワミ防止部材40とを加工再開位置Fから5mmオフセットした位置Gまで移動させる。次いで、ワークWに接触する高さまで、刃物20を下降させると共に、タワミ防止部材40を上昇させた後、これらをY方向に移動させることにより加工再開位置FでワークWを挟持させる。挟持させた後、刃物20とタワミ防止部材40とをY方向に移動させてバリを除去する。
【0043】
刃物20が図5に示すように、E位置に達して除去加工の方向が変更する場合には、第3および第4エアシリンダ34、54が作動して刃物20を上昇させると共に、タワミ防止部材40を下降させた後、ロータリーアクチュエータ36、56が90°回動して刃物20とタワミ防止部材40との方向を転換させる。
【0044】
方向転換後、刃物20とタワミ防止部材40とを加工再開位置Hから5mmオフセットした位置Iまで移動させる。次いで、ワークWに接触する高さまで、刃物20を下降させると共に、タワミ防止部材40を上昇させた後、これらをX方向に移動させることにより加工再開位置HでワークWを挟持させる。挟持させた後、刃物20とタワミ防止部材40とをX方向に移動させてバリを除去する。なお、以後の工程でバリの除去加工方向がX方向およびY方向間で変わる場合上記と同様の動作を繰り返す。
【0045】
クランプ機構によって挟持されている部分のバリを除去する場合には、刃物20とクランプ機構1とが干渉しないように、干渉の対象となるクランプ機構1の爪2a、2bを第1エアシリンダ3の作動で開くことによりワークWを開放した後、第2エアシリンダ1bを作動させて爪2a、2bをワークWから後退させる。
【0046】
なお、クランプ機構1によって挟持された部分のバリ取りが完了した時点で、刃物20はクランプ機構1と干渉しない位置まで移動しているものとする。バリ取り完了後、第2エアシリンダ1bが作動して爪2a、2bをワークW方向へ前進させた後、第1エアシリンダ3により爪2a、2bを閉じさせることによってワークWを挟持させる。なお、他のクランプ機構1による挟持個所のバリ除去加工する場合には、上記と同様の動作を繰り返す。
【0047】
【発明の効果】
本発明は、板材状のワーク打ち抜き加工により当該ワークに発生するバリを除去する装置において,前記バリに非回転状態で押当してバリを除去可能な刃物と、前記刃物を打ち抜き部の周囲沿いに移動させて前記バリに押当させる第1駆動機構とを有し、刃物を回転させることなく押当力によって自動的にバリを除去するため、アルミニウムなどのように発火し易い材質のものであってもバリ除去の際に発火することがなく、このためアルミニウムなどのバリ取りは人手によらなければなかった従来例に比較してバリ取りが容易かつ迅速に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動バリ取り装置の斜視図である。
【図2】(a) 刃物の側面図である。
(b) 刃物の平面図である。
(c) 刃物の正面図である。
【図3】
同じく、刃物の斜視図である。
【図4】(a) タワミ防止部材の平面図である。
(b) タワミ防止部材の側面図である。
(c) タワミ防止部材の正面図である。
【図5】
同じく、加工手順を示すワークの平面図である。
【図6】
同じく、バリ取りの状態を示す側面図である。
【符号の説明】
1 クランプ機構
1a 挟持部
1b 駆動部
2a、2b 爪
20 刃物
30 第1駆動機構
34、36、54、56 シリンダ・ロータリアクチュエータ部
50 第2駆動機構
W ワーク
Claims (6)
- 板材状のワーク打ち抜き加工により当該ワークに発生するバリを除去する自動バリ取り装置において、
前記バリに非回転状態で押当してバリを除去可能な刃物と、
前記刃物を打ち抜き部の周囲沿いに移動させて前記バリに押当させる第1駆動機構とを有することを特徴とする自動バリ取り装置。 - 前記刃物と対向する位置に配置されて前記ワークを支持するタワミ防止部材と、該タワミ防止部材を前記刃物と同期させて移動させる第2駆動機構とを有することを特徴とする請求項1記載の自動バリ取り装置。
- 前記第1駆動機構は、前記刃物をX−Y軸方向へ移動可能なロボットと、該ロボットに支持されて前記刃物をZ軸方向へ移動自在に、且つZ軸回りに回動自在に保持するシリンダ・ロータリアクチュエータ部とから構成されていることを特徴とする請求項1記載の自動バリ取り装置。
- 前記第2駆動機構は、前記タワミ防止部材をX−Y軸方向へ移動可能なロボットと、該ロボットに支持されて前記タワミ防止部材をZ軸方向へ移動自在に、且つZ軸回りに回動自在に保持するシリンダ・ロータリアクチュエータ部とから構成されていることを特徴とする請求項2記載の自動バリ取り装置。
- 前記ワークを挟持可能なクランプ機構を有し、該クランプ機構は、前記ワークを挟持可能な挟持部と、該挟持部を前記ワークに対して前進後退させる駆動部とから構成され、
前記刃物が前記ワーク挟持部分のバリを除去するために前記クランプ機構に接近した時には、前記挟持部は前記ワークを開放可能に、且つ前記駆動部は、ワーク開放後に、前記挟持部をワークから後退可能に構成され、
また、前記刃物が前記ワーク挟持部分のバリを除去した後は、前記駆動部は前記挟持部を前記ワーク方向に前進させ、且つ前記挟持部は、前進後に前記ワークを挟持可能に構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一つに記載の自動バリ取り装置。 - 前記ワークの加工形状、加工順序、板厚をNCプログラムとして読み込んで、前記第1駆動機構、第2駆動機構およびクランプ機構をNC制御することにより、前記刃物のX軸、Y軸、Z軸方向の動作及び回動動作と前記クランプ機構の動作タイミングとをそれぞれ制御するNC制御部を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一つに記載の自動バリ取り装置。
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- 2002-08-05 JP JP2002227046A patent/JP2004066370A/ja active Pending
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