JP2003117882A - ワーク切断方法及びワーク切断装置 - Google Patents

ワーク切断方法及びワーク切断装置

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JP2003117882A JP2001307756A JP2001307756A JP2003117882A JP 2003117882 A JP2003117882 A JP 2003117882A JP 2001307756 A JP2001307756 A JP 2001307756A JP 2001307756 A JP2001307756 A JP 2001307756A JP 2003117882 A JP2003117882 A JP 2003117882A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄い樹脂シートのワークを切断刃でプレス切
断すると、切断された面にバリやカエリの損傷部分が発
生して、その形状修復作業が面倒となる。 【解決手段】 薄いワーク10を水平な定位置に保持し
て、一箇所の被切断箇所11の上下に配置した一対の第
1切断刃21と第2切断刃22を同時にワーク10に向
けて駆動させて、まず、被切断箇所11をその厚さ方向
の略中央部nを残して各切断刃21,22で途中箇所ま
でプレス切断し(前段工程S1)、その後、一方の切断
刃22をワーク10から離脱させて他方の切断刃21だ
けで被切断箇所11の略中央部nをプレス切断する(後
段工程S3)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂シートや金属
板などのワークに切断刃を押し当ててワーク厚さ方向に
プレス切断するワーク切断方法及びワーク切断装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネイト製タッチパネルのよう
な厚さ数ミリ以下の薄い樹脂シートをプレス切断する場
合、図6に示すような一枚の切断刃1が使用されてい
る。切断刃1はトムソン刃などの直刃で、水平なダイ2
上に載置された樹脂シートのワーク4の上方で上下駆動
する。ダイ2の上面に直線状の溝3が形成され、この溝
3の上端開口の中心線に沿ってワーク4の直線状の被切
断箇所4aが位置決めされる。切断刃1の下端の刃先
は、ダイ2上に位置決めされたワーク4の被切断箇所4
aと平行で、この平行状態を保ったまま切断刃1が被切
断箇所4aの真上で上下動する。
【0003】図7(A)に示すように切断刃1を下降さ
せて、下端の直線状の刃先をワーク4の被切断箇所4a
の全域に同時に当接させ、そのまま図7(B)に示すよ
うに切断刃1の刃先がダイ2の溝3に少し入る位置まで
切断刃1を下降させてワーク4を一気にプレス切断す
る。プレス切断後、切断刃1が真上に上昇してワーク4
から離脱すると、ダイ2上でワーク4が定ピッチで水平
送りされて、ワーク4の次の被切断箇所が切断刃1でプ
レス切断される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなワーク切
断装置は、構造簡単でワークの高速切断が容易である
が、一枚の切断刃1でワーク4を一気にプレス切断する
際のワーク4に対する切断刃1の挿入量がワーク4の厚
さd程度かそれ以上と大きいため、プレス切断時に図7
(B)に示すようなバリ、カエリの損傷部分4bが発生
する可能性が大きい。このようなバリ、カエリの損傷部
分4bは、ワーク4の表裏面側に突起状に現れる部所で
あるため、通常においてはワーク切断工程の後工程でバ
リ、カエリの損傷部分4bを切削や研磨するなどして形
状の修復処理が行われる。しかし、このような損傷部分
4bの形状修復工程は工数多くて作業性が悪く、ワーク
製作の作業性を低下させている。
【0005】また、切断刃1の厚みを小さくして刃先を
先鋭にすることで、上記のバリ、カエリの発生を少なく
することが行われている。しかし、切断刃1の厚みを小
さくするほど切断刃1の刃先の機械的強度が低下して、
かえってワーク切断不良を引き起こしやすくなり、この
厚みを小さくすることによるバリ、カエリの発生の抑制
が難しい。
【0006】本発明は、樹脂シートなどのワークをバ
リ、カエリの発生少なくしてプレス切断するワーク切断
方法及びワーク切断装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1のワーク切断方法は、一対の切断刃でワークをワー
クの表裏両面から挟んでワーク厚さ方向にプレス切断す
る方法であって、一対の切断刃でワークの厚さ方向での
略中央部を残してワークの表裏両面部分を同時にプレス
切断する前段工程と、一対の切断刃の一方をワークから
離脱させて他方の切断刃でワーク厚さ方向での略中央部
をプレス切断する後段工程を有することを特徴とする。
また、請求項2のワーク切断方法は、上記前段工程と後
段工程の間に、一対の切断刃の一方をワークに前段工程
でプレス切断したときの位置に残して他方の切断刃をワ
ークから離脱させる中段工程を設けたことを特徴とす
る。
【0008】ここで、ワークの材質は樹脂、紙、金属な
ど様々であり、ワークの形状はシート状以外の線状やブ
ロック状なども適用可能である。また、一対の切断刃で
プレス切断されるときのワークの被切断箇所の姿勢は、
水平姿勢や鉛直姿勢、傾斜姿勢と様々で、この被切断箇
所を一対の切断刃が挟むようにしてプレス切断する。一
対の切断刃で挟まれる面がワークの表裏面である。一対
の切断刃は同一サイズのトムソン刃などで、この一対の
切断刃でワークを一気にプレス切断せず、一対の切断刃
でワークを厚さ方向の途中までプレス切断してワークの
厚さ方向の略中央部を残し(前段工程)、その後、残し
た略中央部を一方の切断刃でプレス切断する(後段工
程)。このように一対の切断刃でワークを厚さ方向途中
までプレス切断することで、一対の各切断刃の刃先がワ
ークに当接して切断するまでの挿入量が小さくできて、
切断刃で切断されたワークの端面(被切断面)にバリや
カエリが発生しにくくなり、発生しても微量微小なもの
となる。しかも、バリ、カエリの発生箇所がワークの端
面の厚さ方向の略中央部だけに集中して、ワークの表面
や裏面にバリ、カエリによる損傷部分が現れないので、
後工程で必要に応じ行われるバリ、カエリなどの形状修
復処理が簡単にでき、場合によってはこの形状修復処理
が不要となって、ワークの生産性が向上する。
【0009】また、上記目的を達成する請求項3のワー
ク切断装置は、一対の第1及び第2切断刃で定位置のワ
ークの被切断箇所をワークの表裏両面から挟んでワーク
厚さ方向にプレス切断する切断装置であって、ワーク表
面の被切断箇所を切断する第1切断刃をワーク表面と直
交する方向に前後動させる第1駆動機構と、ワーク裏面
の被切断箇所を切断する第2切断刃をワーク裏面と直交
する方向に前後動させる第2駆動機構を備え、第1駆動
機構は、ワーク表面と直交する方向に平行な定位置で往
復回転することで第1切断刃を前後動させる第1ボール
ネジと、この第1ボールネジを往復回転させる第1回転
駆動源を有し、第2駆動機構は、ワーク裏面と平行な定
位置で往復回転することで第2切断刃を前後動させる第
2ボールネジと、この第2ボールネジを往復回転させる
第2回転駆動源を有することを特徴とする。
【0010】この発明における一対の第1及び第2切断
刃はワークを表裏両面から挟んで同時にプレス切断する
トムソン刃などで、この一対の各々が独立した第1駆動
機構と第2駆動機構で独自に駆動制御される。独立した
第1及び第2駆動機構の各々は、切断刃を高精度に前後
動させるボールネジとその回転駆動源を備え、一方のボ
ールネジをワークに対して直交する方向に配置し、他方
のボールネジをワークに対して平行な方向に配置するこ
とで、第1及び第2駆動機構全体の小形コンパクト化が
容易になる。独立した各駆動機構の回転駆動源は電動モ
ーターや油圧シリンダ、エアーシリンダの適用が可能で
あり、数ミリ以下の薄いワークをプレス切断するような
場合はボールネジを高精度に往復回転させるサーボモー
ターが有効である。第1駆動機構の第1回転駆動源にサ
ーボモーターを使用したのが請求項4のワーク切断装置
である。
【0011】つまり、一対の第1及び第2切断刃を使っ
てワークを請求項1又は2の切断方法でプレス切断する
場合で、第1切断刃で後段工程の動きをさせる場合に
は、この第1切断刃に第2切断刃より微妙で高精度な動
きが求められることから、第1回転駆動源にサーボモー
ターを適用して第1切断刃を高精度に前後駆動させるよ
うにする。この場合、第2駆動機構の第2回転駆動源も
サーボモーターとすれば、第1及び第2駆動機構を同一
種のサーボモーターで高精度に駆動制御できる点で有利
となる。
【0012】請求項5のワーク切断装置は、第2駆動機
構の第2ボールネジと第2切断刃の間に、第2ボールネ
ジの往復回転力を第2切断刃を前後させる動力に変換す
る動力変換機構を配備したことを特徴とする。この動力
変換機構は、第2ボールネジに螺装されて第2ボールネ
ジの往復回転で軸方向に前後動するナット部材の前後方
向の動力を90°方向変換して第2切断刃に伝達する機
構が実用的である。このように動力変換機構を第2ボー
ルネジと第2切断刃の間に配備することで、第2ボール
ネジと第2切断刃の軸方向が90°相違して、第2駆動
機構が小形コンパクトなものとなり、ワーク切断装置の
小形化が容易になる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図1乃至図
5を参照して説明する。
【0014】図1(A)、(B)に示されるワーク10
は1枚の矩形の薄い樹脂シート、例えば厚さDが1.5
mm程度のポリカーボネイトシートで、図示しないロー
ラコンベアなどで水平に保持されて、上下一対の切断刃
21、22の間に水平送りされる。ワーク10の幅方向
に直線状に予定された被切断箇所11が上下一対の切断
刃21、22の間に間欠送りされると、切断刃21、2
2が同時駆動して被切断箇所11の表裏両面を同時に押
圧してプレス切断する。上下一対の切断刃21、22は
水平な直刃のトムソン刃で、以下、上部の切断刃21を
第1切断刃21、下部の切断刃22を第2切断刃22と
称する。第1及び第2切断刃21、22は所定の間隔で
平行に対向し、両者の略中間位置にワーク10の被切断
箇所11が搬入されると、上下の第1及び第2切断刃2
1、22が図2(A)の前段工程S1、図2(B)の中
段工程S2、図2(C)の後段工程S3の3段モーショ
ンで上下駆動して、被切断箇所11を2回に分けてプレ
ス切断する。
【0015】まず、図2(A)に示すように定位置の水
平なワーク10の上方にある第1切断刃21をワーク表
面と直交する真下に下降させて直線状の刃先をワーク1
0の表面側から被切断箇所11の全域に同時に押し当
て、ワーク10の厚さ方向の略中央部nを残して被切断
箇所11を厚さ方向途中までプレス切断する。同時にワ
ーク10の下方にある第2切断刃22をワーク裏面と直
交する真上に上昇させてワーク10の裏面側から被切断
箇所11の全域を同時に押し当て、ワーク10の厚さ方
向の略中央部nを残して被切断箇所11を厚さ方向途中
までプレス切断する。ワーク10の被切断箇所11をワ
ーク10の表裏両面側から第1及び第2切断刃21、2
2の一対で同時にプレス切断することで、第1切断刃2
1による被切断箇所11への押圧力と第2切断刃22に
よる被切断箇所11への押圧力が相殺され、これにより
被切断箇所11の上下の変動が抑制されて、被切断箇所
11の上下からの同時プレスによる切断が良好に行われ
る。なお、図2(A)の前段工程S1でプレス切断され
て残るワーク10の厚さ方向略中央部nの厚さは、ワー
ク10の厚さDが1.5mmの場合は、その厚さの1/
10程度の0.1〜0.2mm程度が望ましい。
【0016】次の図2(B)の中段工程S2で一方の第
1切断刃21はワーク10を前段工程S1でプレス切断
したときの最終状態のままに保持しておいて、他方の第
2切断刃22だけを真下の元の下限位置まで下降させて
ワーク10から離脱させる。この離脱でワーク10の裏
面に元の被切断箇所11に沿った逆V形断面の切断溝1
2が開口する。
【0017】図2(B)の中段工程S2で第2切断刃2
2を下降させるタイミングで、或いは、下限位置まで下
降させてから図2(C)の後段工程S3に移行する。後
段工程S3では第1切断刃21がワーク10の厚さ方向
の略中央部nの厚さ程度まで更に下降して、略中央部n
をプレス切断する。このとき、第1切断刃21の刃先が
ワーク裏面の切断溝12の天井部に少し突出するように
して、略中央部nを完全にプレス切断する。
【0018】後段工程S3が終了すると、図2(D)に
示すように第1切断刃21を元の上限位置まで真上に上
昇させる。ワーク10の表面に第1切断刃21の抜けた
V形断面の切断溝13が開口し、この切断溝13とワー
ク裏面の切断溝12が連通してワーク10が被切断箇所
11で完全に分断される。図2(D)のワーク10の端
面である被切断面には、バリやカエリなどの損傷部分が
発生しにくい。すなわち、図2(A)の前段工程S1に
おける上下一対の切断刃21、22のワーク10をプレ
ス切断するときの挿入量は、ワークを一枚の切断刃で切
断するときの挿入量の半分以下であり、さらに、図2
(C)の後段工程S3における第1切断刃21のプレス
切断時の挿入量もワーク厚さDの1/10程度と極小さ
いことから、ワーク10の端面となる被切断面にバリや
カエリが発生しにくく、発生しても極微量か微小であ
る。しかも、ワーク10の被切断面にバリやカエリなど
の損傷部分が発生しても、この損傷部分はワーク10の
表面や裏面に損傷箇所となって現れず、ワーク10の品
質をほとんど損なわない。したがって、ワーク切断の後
工程でワーク端面のバリ、カエリなどの損傷部分を切削
などして形状修復する処理が簡単迅速にでき、ワーク1
0の種類によってはワーク端面の損傷部分の形状修復処
理が不要となって、ワークの生産性を上げる。
【0019】本発明のワーク切断方法は図2に示す方法
に限らず、図2(A)の前段工程S1から上下一対の各
切断刃21、22を同時に下降させて第1切断刃21で
ワーク10の略中央部nをプレス切断しながら第2切断
刃22をワーク10から離脱させるようにしてもよい。
また、図2(A)の前段工程S1の後、第2切断刃22
をそのままワーク10に残し、第1切断刃21を上昇さ
せてワーク10から離脱させた状態で、第2切断刃22
を上昇させてワーク10の略中央部nをプレス切断する
ことも可能である。さらに、図2(A)の前段工程S1
で上下一対の切断刃21、22を共にワーク10から離
脱させておいて、一対の切断刃21、22の一方でワー
ク10の略中央部nを切断するようにしてもよい。この
ようにワーク10を上下一対の切断刃21、22でプレ
ス切断する際の切断刃21、22の上下駆動パターンは
様々なパターンが可能であり、この様々な上下駆動パタ
ーンの選択は上下一対の切断刃21、22を独立した駆
動機構で独自に駆動させるようにすることで容易に行わ
れる。
【0020】図3及び図4に示す実施の形態のワーク切
断装置は、上記一対の切断刃21、22を独立した駆動
機構で独自に上下駆動させるもので、水平なワーク10
に対して第1切断刃21を上下動させる第1駆動機構3
0と、第2切断刃22を上下動させる第2駆動機構40
を備える。第1及び第2駆動機構30、40は、縦長門
形のフレーム50に設置される。フレーム50は、床上
に高さ調整自在に設置される水平な下部台51と、下部
台51上に立設された左右一対の支柱部52と、左右一
対の支柱部52の上端部を連結する上部台53を有す
る。
【0021】第1駆動機構30は、第1切断刃21を上
下動させる第1ボールネジ31と、第1ボールネジ31
を往復回転させる第1回転駆動源、例えば第1サーボモ
ーター32を有する。第1サーボモーター32がフレー
ム50の上部台53に下向きに固定され、これの下向き
回転駆動軸が第1ボールネジ31に同軸に連結される。
第1ボールネジ31は上部台53から下方に延在して、
その下端部にナット部材33が上下動可能に螺装され
る。ナット部材33は横長のガイド部材34の中央部に
固定され、ガイド部材34の両端部がガイドレール35
に上下摺動可能に連結される。ガイドレール35は、フ
レーム50の左右一対の支柱部52に鉛直に固定され
る。ナット部材33の下端に横長の水平な支持板36と
第1切断刃21が固定される。支持板36は一枚の第1
切断刃21の前後に一対が配置され、各支持板36の下
方にワーク押え37がバネ材38を介して連結される。
【0022】第1駆動機構30の第1サーボモーター3
2で第1ボールネジ31を往復回転させると、ナット部
材33とガイド部材34の一体物がガイドレール35に
ガイドされて上下動し、ガイド部材34と一体の支持板
36と第1切断刃21が上下動する。この第1切断刃2
1の真下に水平なワーク10の被切断箇所が配置され
て、下降する第1切断刃21でプレス切断される。図5
に示すように支持板52の下面側に取り付けられるワー
ク押え37はワーク10の幅方向に複数に分割、例えば
3分割されて、各々が独自にワーク10の幅方向の直線
状被切断箇所の前後近くを押えるようにしてある。分割
されたワーク押え37の各々の上面から突設したガイド
ピン39が支持板36を摺動可能に貫通し、ガイドピン
39の外周にコイルスプリングのバネ材38が挿通され
て、バネ材38の上下端部が支持板36の下面とワーク
押え37の上面に連結される。定位置の水平なワーク1
0の真上から支持板36を下降させると、支持板36の
下方にバネ材38で吊り下げ式に支持されたワーク押え
37がワーク10の表面(上面)に当接し、そのまま支
持板36を下降させるとワーク押え37がバネ材38を
圧縮し、このバネ材38の復元力でワーク押え37がワ
ーク10の表面を弾圧して、第1切断刃21で切断され
る直前のワーク10の被切断箇所近傍の姿勢を安定さ
せ、この後で第1切断刃21がワーク10の表面に当接
してプレス切断を開始する。
【0023】第2駆動機構40は、第2切断刃22を上
下動させる第2ボールネジ41と、第2ボールネジ41
を往復回転させる第2回転駆動源、例えば第2サーボモ
ーター42を有する。第2サーボモーター42はフレー
ム50の下部台51に水平な横向きに固定され、これの
水平な回転駆動軸に第2ボールネジ41が同軸に連結さ
れる。第2ボールネジ41は下部台51上の定位置に水
平に配置され、これの先端部が第1駆動機構30の真下
に延在して、この先端部と第2切断刃22の間に動力変
換機構60が配備される。
【0024】動力変換機構60は第2ボールネジ41の
往復回転力を第2切断刃22の上下方向の動力に変換す
るもので、図3及び図4にはナット部材43と横ブロッ
ク44及び縦ブロック45を有し、縦ブロック45上に
第2切断刃22が固定される。ナット部材43は第2ボ
ールネジ41に螺装されて、下部台51上に水平に固定
された左右一対のガイドレール46に支持される。第2
ボールネジ41を往復回転させるとナット部材43が水
平な軸方向に前後動する。ナット部材43の上部に横ブ
ロック44が固定され、横ブロック44の上部にテーパ
ー面44aが形成され、このテーパー面44a上に縦ブ
ロック45が載置される。縦ブロック45は横長で、そ
の両端部が支柱部52のガイドレール35に上下動可能
に連結される。この縦ブロック45の下部には、前記横
ブロック44の下部のテーパー面44aに一致する傾斜
角度のテーパー面45aが形成されている。したがっ
て、ナット部材43を図3の右方向に前進させると、横
ブロック44も前進してそのテーパー面44aが縦ブロ
ック45のテーパー面45aをスライドすることによっ
て縦ブロック45を真上に押し上げ、縦ブロック45が
ガイドレール35でガイドされて上昇して第2切断刃2
2が上昇する。ナット部材43を後退させると横ブロッ
ク44も後退して、縦ブロック45が自重で下降し、第
2切断刃22が下降する。
【0025】水平な第2切断刃22は、図5(B)に示
すようなワーク受け55の近くで上下動する。ワーク受
け55の上面は横長の水平面で、この上面が中央のスリ
ット56で二分されて、スリット56の中で第2切断刃
22の刃先が上下動する。ワーク受け55の上面は定位
置にあって、この上面の上方でワーク押え37が上下動
する。
【0026】以上の実施の形態のワーク切断装置は、例
えば図2に示す要領で第1及び第2切断刃21、22を
上下駆動させてワーク10をプレス切断する。すなわ
ち、図3及び図4は第1切断刃21が上限位置にあり、
第2切断刃22が下限位置にあるワーク切断前の平常状
態が示され、この状態で第1サーボモーター32で第1
ボールネジ31を正回転させて第1切断刃21を下降さ
せ、第2サーボモーター42で第2ボールネジ41を正
回転させて第2切断刃22を上昇させて、図2(A)に
示す前段工程S1のプレス切断を実行する。この前段工
程S1のとき、第1切断刃21がワーク10の表面に当
接する前にワーク押え37がワーク10の表面を押え、
ワーク10の裏面がワーク受け55の上面に押し付けら
れて、ワーク受け55の上面を基準にしてワーク10の
被切断箇所の前後部分がワーク押え37で仮固定され、
その直後にワーク10の被切断箇所の表裏面に同時に第
1及び第2切断刃21、22が当接してプレス切断を始
める。
【0027】ワーク10が厚さ1.5mm程度の薄い樹
脂シートで、これの被切断箇所を表裏両面から厚さ方向
の途中箇所まで各切断刃21、22を上下駆動させる場
合は、各切断刃21、22の上下ストローク量をかなり
高精度で制御する必要があるが、この制御は第1ボール
ネジ31と第1サーボモーター32の組合せで実行が容
易となり、及び、第2ボールネジ41と第2サーボモー
ター42の組合せで実行が容易となる。また、各切断刃
21、22でプレス切断されるときのワーク10の姿勢
を安定させるワーク受け55とワーク押え37もワーク
10の前段工程S1のプレス切断を安定した高精度なも
のにする。
【0028】なお、ワーク押え37は図5(A)に示す
ようにワーク10の幅方向で3分割しているが、ワーク
10の幅が小さい場合にはワーク押え37を分割した複
数本で構成せず、分割しない単体のワーク押えでワーク
の全幅を押圧するようにしてもよい。ワークの幅が大き
い場合には、ワーク押えをワーク幅方向で複数に分割し
て、より短いワーク押えでワーク表面を押圧するように
すれば、分割された個々のワーク押えとワーク表面の平
行度のバラツキが小さくなって、ワークの幅方向全体を
より均等な押圧力で押圧することができるし、分割され
た短いワーク押えはより長いワーク押えよりも精度が要
求されないことから生産性に優れる。
【0029】前段工程S1が終了すると、第2サーボモ
ーター42で第2ボールネジ41を逆回転させて第2切
断刃22を元の下限位置まで下降させ(中段工程S
2)、第1サーボモーター32で第1ボールネジ31を
更に正回転させて図2(C)の後段工程S3を実行す
る。この後段工程S3が終了するまでワーク押え37が
ワーク10の表面を押圧して仮固定しているので、後段
工程S3のワーク切断も高精度で実行される。後段工程
S3が終了すると、第1サーボモーター32で第1ボー
ルネジ31を逆回転させて第1切断刃21を元の上限位
置まで上昇させる。
【0030】図3に示すように第1駆動機構30と第2
駆動機構40の各ボールネジ31、41の軸方向を直交
させることで、ワーク切断装置の全体の高さが小さく設
定できて、装置全体の小形コンパクト化が容易となる。
また、図2に示す要領でワーク10を切断する場合、第
1切断刃21を2段モーションで下降させてワーク10
を2段モーションでプレス切断する関係から、この第1
切断刃21を上下動させる第1駆動機構30にはボール
ネジ31とサーボモーター32を使用することが有効で
ある。一方、第2切断刃22は図2(A)の前段工程S
1の上限位置と下限位置の間の定ストロークだけを一段
モーションで上下動させるだけでよく、かつ、この上下
動を動力変換機構60を介することで行うことから、第
2切断刃22を上下動させる第2駆動機構40の回転駆
動源にはサーボモーター42以外の油圧シリンダなどを
使用することも有効である。
【0031】
【発明の効果】本発明のように、一対の切断刃でワーク
を一気にプレス切断せず、一対の切断刃でワークを厚さ
方向の途中までプレス切断してワークの厚さ方向の略中
央部を残してから、残した略中央部を一方の切断刃でプ
レス切断するようにすることで、一対の各切断刃のワー
ク切断時のワークに対する挿入量が小さくでき、この切
断刃で切断されたワークの端面(被切断面)にバリやカ
エリの損傷部分が発生しにくくなり、発生しても問題視
されない程度の微量微小なものとなって、切断後のワー
クの品質改善が図れる。また、一対の切断刃で切断され
たワークの端面に仮にバリ、カエリの損傷部分が発生し
ても、この発生箇所がワーク端面の厚さ方向の略中央部
だけに集中するため、ワークの表面や裏面に切断時の損
傷部分が現れず、したがって、切断後の後工程で必要に
応じ行われる損傷部分の形状修復処理が簡単迅速にでき
るようになり、ワークの種類によっては損傷部分の形状
修復処理が不要となって、ワークの生産性が向上する。
【0032】また、本発明のワーク切断装置のように、
一対の切断刃をワーク切断のため前後駆動させる駆動機
構を独立させ、各々の駆動機構のボールネジをその軸方
向が互いに直交するように配置をすることで、一対の切
断刃を独自に高精度で前後駆動させてワーク切断の精度
を確保することが容易となり、かつ、ワーク切断装置の
ボールネジ方向でのサイズの縮小化によってワーク切断
装置全体の小形コンパクト化が図れる。
【0033】また、一対の切断刃の少なくとも一方の第
1切断刃を前後駆動させる第1回転駆動源にサーボモー
ターを適用することで、一対の切断刃の高精度駆動の制
御が容易となり、厚さが数ミリ以下の薄い樹脂シートで
も常に良好にプレス切断できる高信頼度のワーク切断装
置が提供できる。
【0034】また、ワークと平行にボールネジを配置す
る第2駆動機構のボールネジと第2切断刃の間に動力変
換機構を配備することで、第2駆動機構が小形コンパク
トなものとなって、ワーク切断装置の小形コンパクト化
を容易にする効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の実施の形態を示すワーク切断
装置におけるワークと切断刃の斜視図、(B)は図1
(A)のワーク切断装置の部分拡大断面図である。
【図2】(A)〜(D)は本発明のワーク切断方法を説
明するための各切断段階でのワーク断面図である。
【図3】本発明のワーク切断装置の実施の形態を示す一
部省略部分を含む側面図である。
【図4】図3のワーク切断装置の正面図である。
【図5】(A)は図4のワーク切断装置の部分拡大正面
図、(B)は部分拡大側面図である。
【図6】従来のワーク切断装置の概要を示すワークと切
断刃の斜視図である。
【図7】(A)は図6のワーク切断装置の部分拡大断面
図、(B)はワーク切断動作時の部分拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
10 ワーク 11 被切断箇所 12 切断溝 13 切断溝 21 第1切断刃 22 第2切断刃 S1 前段工程 S2 中段工程 S3 後段工程 n 略中央部 30 第1駆動機構 31 第1ボールネジ 32 第1回転駆動源、第1サーボモーター 33 ナット部材 34 ガイド部材 35 ガイドレール 36 支持板 37 ワーク押え 38 バネ材 39 ガイドピン 40 第2駆動機構 41 第2ボールネジ 42 第2回転駆動源、第2サーボモーター 43 ナット部材 44 横ブロック 44a テーパ−面 45 縦ブロック 46 ガイドレール 50 フレーム 51 下部台 52 支柱部 53 上部台 55 ワーク受け 56 スリット 60 動力変換機構

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の切断刃でワークをワークの表裏両
    面から挟んでワーク厚さ方向にプレス切断する方法であ
    って、一対の切断刃でワークの厚さ方向での略中央部を
    残してワークの表裏両面部分を同時にプレス切断する前
    段工程と、一対の切断刃の一方をワークから離脱させて
    他方の切断刃でワーク厚さ方向での略中央部をプレス切
    断する後段工程を有することを特徴とするワーク切断方
    法。
  2. 【請求項2】 前段工程と後段工程の間に、一対の切断
    刃の一方を前段工程でワークをプレス切断したときの最
    終位置に保持して他方の切断刃をワークから離脱させる
    中段工程を設けた請求項1記載のワーク切断方法。
  3. 【請求項3】 一対の第1及び第2切断刃で定位置のワ
    ークの被切断箇所をワークの表裏両面から挟んでワーク
    厚さ方向にプレス切断する切断装置であって、 ワーク表面の被切断箇所を切断する第1切断刃をワーク
    表面と直交する方向に前後動させる第1駆動機構と、ワ
    ーク裏面の被切断箇所を切断する第2切断刃をワーク裏
    面と直交する方向に前後動させる第2駆動機構を備え、 第1駆動機構は、ワーク表面と直交する方向に平行な定
    位置で往復回転することで第1切断刃を前後動させる第
    1ボールネジと、この第1ボールネジを往復回転させる
    第1回転駆動源を有し、 第2駆動機構は、ワーク裏面と平行な定位置で往復回転
    することで第2切断刃を前後動させる第2ボールネジ
    と、この第2ボールネジを往復回転させる第2回転駆動
    源を有することを特徴とするワーク切断装置。
  4. 【請求項4】 第1駆動機構の第1回転駆動源がサーボ
    モーターである請求項3記載のワーク切断装置。
  5. 【請求項5】 第2駆動機構の第2ボールネジと第2切
    断刃の間に、第2ボールネジの往復回転力を第2切断刃
    を前後させる動力に変換する動力変換機構を配備した請
    求項3又は4記載のワーク切断装置。
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