JPH091242A - 曲げ金型装置及び曲げ加工機 - Google Patents

曲げ金型装置及び曲げ加工機

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Publication number
JPH091242A
JPH091242A JP14433995A JP14433995A JPH091242A JP H091242 A JPH091242 A JP H091242A JP 14433995 A JP14433995 A JP 14433995A JP 14433995 A JP14433995 A JP 14433995A JP H091242 A JPH091242 A JP H091242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
die
punch
retainer
bending
holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14433995A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Amano
忠 天野
Shigeji Yokomichi
茂治 横道
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP14433995A priority Critical patent/JPH091242A/ja
Publication of JPH091242A publication Critical patent/JPH091242A/ja
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  • Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、パンチと曲げピースのクリアラン
スをワークの厚さに対応して自動的に調節することを目
的とする。 【構成】 パンチホルダ19に対するパンチリテーナ3
5及びダイホルダ27に対するダイリテーナ47のうち
少なくともいずれかを、上記ダイホルダ27の相対的な
移動方向に直交する方向へ微小量だけ移動可能に構成
し、パンチリテーナ35とダイリテーナ47のうち一方
に上記直交する方向へ微小量だけ位置調節可能なガイド
面を備えた調節部材61を設けると共に、パンチリテー
ナ35とダイリテーナ47のうち他にこのガイド面上を
水平方向又は垂直方向へ移動可能な可動子を備えたカム
部材65を設けてなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水平(例えば左右又は
前後)又は垂直(上下)に対向したパンチとダイにより
ワークを挟圧固定して、パンチとダイから突出したワー
クの一部分を曲げ成形せしめる曲げ金型装置及び曲げ加
工機に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来の曲げ金型装置及び、従来の
曲げ加工機について簡単に説明する。従来の曲げ加工機
として曲げ加工ロボットにおける左側のロボットハンド
の先端部には曲げ金型装置の一部を構成するパンチホル
ダが設けてあり、右側のロボットハンドの先端部にはダ
イホルダが設けてある。そして、右側のロボットハンド
を左右方向へ移動させることにより、ダイホルダをパン
チホルダに対して相対的に左右方向へ移動させることが
できる。
【0003】上記パンチホルダは、パンチを左右方向へ
移動可能に支持するパンチガイド孔を有するパンチリテ
ーナを備えており、このパンチガイド孔にはパンチを右
方向(パンチガイド孔の開口側)へ付勢するパンチ付勢
スプリングが設けてある。また、上記ダイホルダは、ダ
イを左右方向へ移動可能に支持するダイガイド孔を有す
るダイリテーナを備えており、このダイガイド孔にはダ
イを左方向(ダイガイド孔の開口側)へ付勢するダイ付
勢スプリングが設けてある。
【0004】上記ダイホルダにおけるダイガイド孔の上
側部には曲げピースが設けてあり、この曲げピースは、
ダイがダイ付勢スプリングの付勢力に抗して左方向(ダ
イ孔の底部側)へ移動するときにワークの前記一部分を
ほぼ90°曲げ成形せしめる作用を有している。また、
上記パンチリテーナにおけるパンチガイド孔の上側部に
はワーク押圧部が設けてあり、このワーク押圧部は、ワ
ークの一部分をほぼ90°曲げ成形せしめた後にパンチ
がパンチ付勢スプリングの付勢力に抗して移動するとき
にワークの一部分の端面を右方向へ押圧する作用を有し
ている。
【0005】図9を参照するに、従来の曲げ金型装置に
よりワークWに対して折曲げ加工を行う場合には、ワー
クをパンチ及びダイに対して相対的に移動させて、パン
チとダイの間の所定位置に位置決めせしめる。ここで、
図9(a)に示すように、予め、ワークWにおける折曲
げ線に沿った部分には適宜のスリット加工機(例えばレ
ーザ加工機)により微細な連結部分Jを残して折曲げ線
スリットSaが形成してあると共に、ワークWの適宜部
分には折曲げスリットSaに直交したサイドスリットS
bが形成してある。
【0006】そして、ダイホルダを左方向へパンチホル
ダに対して相対的に移動させることにより、ダイをパン
チに接近せしめて、パンチとダイによりワークを挟圧固
定せしめる。ワークを挟圧固定せしめた後に、ダイホル
ダを左方向へパンチホルダして相対的に移動させること
によりダイリテーナをダイホルダと共に相対的に移動せ
しめる。このとき、パンチによってダイのパンチに対す
る相対的な左方向の移動が規制されているため、ダイリ
テーナは左方向へダイに対して相対的に移動して、換言
すれば、ダイはダイ付勢スプリングの付勢力に抗してダ
イガイド孔の底面側へダイリテーナに対して相対的に移
動して、曲げピースによりパンチとダイから突出したワ
ークWの一部分Waを図9(b)に示すようにほぼ90
°曲げ成形せしめることができる。
【0007】ワークWの一部分Waをほぼ90°曲げ成
形せしめた後に、ダイホルダを左方向へパンチホルダに
対して相対的に移動させることにより、換言すればパン
チホルダを右方向へダイホルダに対して相対的に移動さ
せることにより、パンチリテーナを右方向へダイホルダ
に対して相対的に移動せしめる。このとき、ダイによっ
てパンチのダイに対する相対的な右方向の移動が規制さ
れているため、パンチリテーナは右方向へパンチに対し
て相対的に移動して、換言すればパンチはパンチ付勢ス
プリングの付勢力に抗してパンチガイド孔の底面側へパ
ンチリテーナに対して相対的に移動して、ワーク押圧部
によりワークWの一部分Waの端面を右方向へ押圧せし
める。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ワークの一
部分を精度よく曲げ成形せしめるには、上下方向(ダイ
ホルダの相対的な移動方向に直交する方向)における曲
げピースとパンチとの間隔(クリアランス)はワークの
厚さに対応して調節する必要があり、そのためパンチホ
ルダに対するパンチリテーナ又はダイホルダに対するダ
イリテーナのうちいずれかを作業者の手動的操作により
上下方向へ微小量だけ位置調節していた。したがって、
ワークの曲げ加工作業が煩雑し、特に厚さの異なる多数
種のワークに対して曲げ加工を行う場合はその問題はよ
り顕著になる。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
点を解決するため、本発明においては第1の手段とし
て、水平又は垂直に対向したパンチとダイによりワーク
を挟圧固定して、パンチとダイから突出したワークの一
部分を曲げ成形せしめる曲げ金型装置において、パンチ
リテーナを備えたパンチホルダを設け、このパンチリテ
ーナに上記パンチを水平方向又は垂直方向へ移動可能に
支持するパンチガイド孔を備え、このパンチをパンチガ
イド孔の開口側へ付勢するパンチ付勢部材を設け、この
パンチに対向する側に、ダイリテーナを備えたダイホル
ダを水平方向又は垂直方向にパンチホルダに対して相対
的に移動可能に設け、上記ダイリテーナにダイを水平方
向又は垂直方向へ移動可能に支持するダイガイド孔を備
え、かつこのダイをダイガイド孔の開口側へ付勢するダ
イ付勢部材を設け、上記ダイリテーナにおけるダイガイ
ド孔の側部に、ダイがダイ付勢部材の付勢力に抗してダ
イガイド孔の底部側へ移動するときにワークの前記一部
分を曲げ成形せしめる曲げピースを設け、上記パンチリ
テーナにおけるパンチガイド孔の開口側に、ワークの一
部分を曲げ成形せしめた後にパンチがパンチ付勢部材の
付勢力に抗してパンチガイド孔の底部側へ移動するとき
にワークの一部分を水平方向又は垂直方向へ押圧するワ
ーク押圧部を設け、パンチホルダに対するパンチリテー
ナ及びダイホルダに対するダイリテーナのうち少なくと
もいずれかを、上記ダイホルダの相対的な移動方向に直
交する方向へ微小量だけ移動可能に構成し、パンチリテ
ーナとダイリテーナのうち一方に上記直交する方向へ微
小量だけ位置調節可能なガイド面を備えた調節部材を設
けると共に、パンチリテーナとダイリテーナのうちの他
にこのガイド面上を水平方向又は垂直方向へ移動(摺
動、又は転動を含む)可能な可動子を備えたカム部材を
設け、このカム部材における可動子を調節部材における
ガイド面側へ相対的に付勢するカム付勢部材を設けてな
ることを特徴とする。
【0010】第2の手段として、第1の手段の構成要件
の他に、前記調節部材における前記ガイド面を前記直交
する方向へ微小量だけ位置調節可能にするため、前記パ
ンチリテーナとダイリテーナのうち一方に水平方向又は
垂直方向に対して傾斜した傾斜支持面を備えると共に、
上記調節部材にこの傾斜支持面に対応した形状の傾斜摺
動面を備え、かつ調節部材を水平方向又は垂直方向へ移
動させる移動駆動装置を設けてなることを特徴とする。
【0011】第3の手段として、第1の手段の構成要件
の他に、前記調節部材におけるガイド面を前記直交する
方向へ微小量だけ位置調節可能にするため、前記パンチ
リテーナとダイリテーナのうち一方に水平方向又は垂直
方向に対して傾斜した傾斜支持面を備えると共に、この
傾斜支持面と調節部材の間にこの傾斜支持面に対応した
形状の傾斜摺動面を備えた作動部材を設け、かつこの作
動部材を水平方向又は垂直方向へ移動させる移動駆動装
置を設けてなることを特徴とする。
【0012】第4の手段として、第1〜第3の手段のう
ちいずれかの手段の構成要件の他に、前記パンチガイド
孔の内側に水平方向又は垂直方向へ延びたガイド部を設
けると共に、前記パンチに水平方向又は垂直方向へ延び
たスライド部をこのガイド部に嵌合して設けてなること
を特徴とする。
【0013】第5の手段として、水平又は垂直に対向し
たパンチとダイによりワークを挟圧固定して、パンチと
ダイから突出したワークの一部分を曲げ成形せしめる曲
げ金型装置において、上記パンチを備えたパンチホルダ
を設け、パンチに対向する側に、ダイリテーナを備えた
ダイホルダを水平方向又は垂直方向にパンチホルダに対
して相対的に移動可能に設け、上記ダイリテーナにダイ
を水平方向又は垂直方向へ移動可能に支持するダイガイ
ド孔を備え、かつこのダイをダイガイド孔の開口側へ付
勢するダイ付勢部材を設け、上記ダイホルダにおけるダ
イガイド孔の側部に、ダイがダイ付勢部材の付勢力に抗
してダイガイド孔の底部側へ移動するときにワークの前
記一部分を曲げ成形せしめる曲げピースを設け、パンチ
ホルダに対するパンチ及びダイホルダに対するダイリテ
ーナのうち少なくともいずれかを、上記ダイホルダの相
対的な移動方向に直交する方向へ微小量だけ移動可能に
構成し、パンチとダイリテーナのうち一方に垂直方向又
は水平方向へ位置調節可能なガイド面を備えた調節部材
を設けると共に、パンチとダイリテーナのうち他にこの
ガイド面上を水平方向又は垂直方向へ移動可能な可動子
を備えたカム部材を設け、このカム部材における可動子
を調節部材におけるガイド面側へ相対的に付勢するカム
付勢部材を設けてなることを特徴とする。
【0014】第6の手段として、第5の手段の構成要件
の他に、前記調節部材における前記ガイド面を前記直交
する方向へ微小量だけ位置調節可能にするため、前記パ
ンチとダイリテーナのうち一方に水平方向又は垂直方向
に対して傾斜した傾斜支持面を備えると共に、上記調節
部材にこの傾斜支持面に対応した形状の傾斜摺動面を備
え、かつ調節部材を水平方向へ移動させる移動駆動装置
を設けてなることを特徴とする。
【0015】第7の手段として、第5の手段の構成要件
の他に、前記調節部材におけるガイド面を前記直交する
方向へ微小量だけ位置調節可能にするため、前記パンチ
とダイリテーナのうち一方に水平方向又は垂直方向に対
して傾斜した傾斜支持面を備えると共に、この傾斜支持
面と調節部材の間にこの傾斜支持面に対応した形状の傾
斜摺動面を備えた作動部材を設け、かつこの作動部材を
水平方向又は垂直方向へ移動させる移動駆動装置を設け
てなることを特徴とする。
【0016】第8の手段として、水平又は垂直に対向し
たパンチとダイによりワークを挟圧固定して、パンチと
ダイから突出したワークの一部分を曲げ成形せしめる曲
げ加工機において、第1〜第7の手段のいずれかの手段
の構成要件からなる曲げ金型装置を備えてなることを特
徴とする。
【0017】第9の手段として、水平又は垂直に対向し
たパンチとダイによりワークを挟圧固定して、パンチと
ダイから突出したワークの一部分を曲げ成形せしめる曲
げ加工機において、第1〜第7の手段のいずれかの手段
の構成要件からなる一対の曲げ金型装置を水平又は垂直
に隣接して備え、一対の曲げ金型装置を同期して接近離
反する方向へ移動可能に構成してなることを特徴とす
る。
【0018】
【作用】前記第1〜第4の手段、第8又は第9の手段に
よる作用としては、調節部材におけるガイド面を垂直方
向又は水平方向へワークの厚さに対応して微小量だけ位
置調節せしめる。特に、第2、第4、第8、第9の手段
によれば、移動駆動装置の駆動により調節部材を水平方
向又は垂直方向へ移動させることにより、傾斜支持面に
より傾斜摺動面を案内せしめつつ、調節部材を直交する
方向へ微小量だけ移動させて、ガイド面を直交する方向
へワークの厚さに対応して微小量だけ位置調節せしめ
る。また、第3、第4、第8、第9の手段によれば、移
動駆動装置の駆動により作動部材を水平方向又は垂直方
向へ移動させることにより、傾斜支持面により傾斜摺動
面を案内せしめつつ、調節部材を直交する方向へ微小量
だけ移動させて、ガイド面を垂直方向又は水平方向へワ
ークの厚さに対応して微小量だけ位置調節せしめる。
【0019】また、ワークをパンチ及びダイに対して相
対的に移動させて、パンチとダイの間の所定位置に位置
決めせしめる。ここで、予め、ワークにおける折曲げ線
に沿った部分には微細な連結部分を残して折曲げ線スリ
ットが形成してあると共に、ワークにおける適宜部分に
は曲げスリットに直交したサイドスリットが形成してあ
ることが望ましい。
【0020】なお、第9の手段によれば、一対の曲げ金
型装置を同期して接近離反する方向へ移動させて、一対
の曲げ金型装置の間隔をワークの曲げ長さに対応して調
節せしめておく。
【0021】そして、ダイホルダをパンチホルダに接近
する水平方向又は垂直方向へパンチホルダに対して相対
的に移動させることにより、ダイをパンチに接近せしめ
て、パンチとダイによりワークを挟圧固定せしめる。こ
のとき、カム部材における可動子が調節部材におけるガ
イド面上を移動することにより、パンチホルダに対する
パンチリテーナ及びダイホルダに対するダイリテーナの
うち少なくともいずれかを、ダイホルダの相対的な移動
方向に直交する方向へ微小量だけ移動せしめて、この直
交する方向における曲げピースとパンチとのクリアラン
スをワークの厚さに対応して自動的に調節することがで
きる。
【0022】ワークを挟圧固定せしめた後に、ダイホル
ダをパンチホルダに接近する水平方向又は垂直方向へパ
ンチホルダに対して相対的に移動させることにより、ダ
イリテーナをダイホルダと共にパンチホルダに接近する
水平方向又は垂直方向へ移動させる。このとき、パンチ
によってダイのパンチに対する相対的な移動が規制され
ているため、ダイリテーナはパンチホルダに接近する方
向へダイに対して相対的に移動して、換言すればダイは
ダイ付勢部材の付勢力に抗してダイガイド孔の底部側へ
ダイリテーナに対して相対的に移動して、曲げピースに
よりパンチとダイから突出したワークの一部分を曲げ成
形せしめることができる。ここで、第4の手段によれ
ば、パンチとパンチガイド孔の間には上記直交する方向
に微小なクリアランスがあり、ワークの一部分を曲げ成
形せしめるときに曲げピースからワークを介してパンチ
に対して直交する方向の力が作用することにより、パン
チはパンチリテーナに対して直交する方向へ変位する傾
向にある。しかし、第4〜第9の手段によれば、パンチ
ガイド孔の他に、ガイド部及びスライド部にパンチをパ
ンチリテーナに支持せしめているため、パンチリテーナ
に対するパンチの直交する方向の変位量を極力小さくで
きる。
【0023】ワークの一部分を曲げ成形せしめた後に、
ダイホルダをパンチホルダに更に接近する水平方向又は
垂直方向へパンチホルダに対して相対的に移動させるこ
とにより、換言すればパンチホルダをダイホルダに接近
する水平方向又は垂直方向へダイホルダに対して相対的
に移動させることにより、パンチリテーナをダイホルダ
に接近する方向へダイホルダに対して相対的に移動し
て、換言すればパンチはパンチ付勢部材の付勢力に抗し
てパンチガイド孔の底面側へパンチリテーナに対して相
対的に移動して、ワーク押圧部によりワークの一部分の
端面を押圧せしめる。
【0024】前記第5〜第9の手段による作用として
は、前述の作用と同様に、調節部材におけるガイド面を
前記直交する方向へワークの厚さに対応して微小量だけ
位置調節せしめる。また、ワークをパンチ及びダイに対
して相対的に移動させて、パンチとダイの間の所定位置
に位置決めせしめる。
【0025】そして、ダイホルダをパンチホルダに接近
する水平方向又は垂直方向へパンチホルダに対して相対
的に移動させることにより、ダイをパンチに接近せしめ
て、パンチとダイによりワークを挟圧固定せしめる。こ
のとき前述と同様に、カム部材及び調節部材の作用によ
りダイホルダの相対的な移動方向に直交する垂直方向又
は水平方向における曲げピースとパンチとのクリアラン
スをワークの厚さに対応して自動的に調節することがで
きる。
【0026】ワークを挟圧固定せしめた後に、ダイホル
ダをパンチホルダに接近する水平方向又は垂直方向へパ
ンチホルダに対して相対的に移動させることにより、ダ
イリテーナをダイホルダと共にパンチホルダに接近する
水平方向又は垂直方向へ移動させる。このとき、パンチ
によってダイのパンチに対する相対的な移動が規制され
ているため、ダイリテーナはパンチホルダに接近する方
向へダイに対して相対的に移動して、換言すればダイは
ダイ付勢部材の付勢力に抗してダイガイド孔の底部側へ
ダイリテーナに対して相対的に移動して、曲げピースに
よりパンチとダイから突出したワークの一部分を曲げ成
形せしめることができる。
【0027】
【実施例】図1、図2を参照するに、曲げ加工機の一例
としての曲げ加工用ロボット1は、左右(図1、図2に
おいて上下)一対のロボットハンド3,5と、ロボット
ハンド3,5の先端部に前後(図1において紙面に向っ
て表裏、図2において左右)に隣接して設けた第1、第
2、第3曲げ金型装置7,9,11を備えている。上記
曲げ金型装置7,9,11は左右に対向したパンチ13
とダイ15によりワークWを狭持固定して、パンチ13
とダイ15から突出したワークWの一部分Waを曲げ成
形せしめるものである。
【0028】第1曲げ金型装置7と第3の曲げ金型装置
11は同期して第2曲げ金型装置9に接近離反する前後
方向へ同期して移動可能である。
【0029】より詳細には、左側のロボットハンド3の
先端部には前後方向へ延びた一対のガイドレール17が
設けてあり、一対のガイドレール17には第1曲げ金型
装置7におけるパンチホルダ19及び第3曲げ金型装置
13におけるパンチホルダ19が前後方向へ移動可能に
設けてある。なお、第2曲げ金型装置9におけるパンチ
ホルダ19はガイドレール17に対して前後方向へ移動
不能である。
【0030】また、上記左側のロボットハンド3の先端
部には前後方向へ延びたねじ杆21が回転可能に設けて
あり、このねじ杆21は、左側のロボットハンド3の先
端部に設けたパンチ移動用サーボモータ23にプーリ、
ベルトを介して連動連結してある。上記ねじ杆21にお
ける前部及び後部には右ねじ部21a、左ねじ部21b
が形成してあり、ねじ杆21における中央部には非ねじ
部21cが形成してある。そして、第1曲げ金型装置7
におけるパンチホルダ19の一部分(ナット部)は上記
右ねじ部21aに螺合してあると共に、第3曲げ金型装
置11におけるパンチホルダ19の一部分は左ねじ部2
1bに螺合してある。なお、第2曲げ金型装置13にお
けるパンチホルダ19の一部分(軸受部)は非ねじ部2
1cを回転自在に支持している。
【0031】同様に、右側のロボットハンド5の先端部
には前後方向へ延びた一対のガイドレール25が設けて
あり、一対のガイドレール25には第1曲げ金型装置7
におけるダイホルダ27及び第3曲げ金型装置11にお
けるダイホルダ27が前後方向へ移動可能に設けてあ
る。なお、第2曲げ金型装置9におけるダイホルダ29
はガイドレール17に対して前後方向へ移動不能であ
る。
【0032】また、上記右側のロボットハンド5の先端
部には前後方向へ延びたねじ杆29が回転可能に設けて
あり、このねじ杆29は、右側のロボットハンド5の先
端部に設けたパンチ移動用サーボモータ31にプーリ、
ベルトを介して連動連結してある。上記ねじ杆29にお
ける前部及び後部には右ねじ部29a、左ねじ部29b
が形成してあり、ねじ杆29における中央部には非ねじ
部(図示省略)が形成してある。そして、第1曲げ金型
装置7におけるダイホルダ27の一部分(ナット部)は
上記右ねじ部29aに螺合してあると共に、第3曲げ金
型装置11におけるダイホルダ27の一部分は左ねじ部
29bに螺合してある。なお、第2曲げ金型装置9にお
けるダイホルダ27の一部分(軸受部)は非ねじ部を回
転自在に支持している。
【0033】図1、図3、図4を参照するに、各曲げ金
型装置7,9,11におけるパンチホルダ19の右側
(図1、図3において下側、図4において紙面に向って
裏側)に形成した取付凹部33にはパンチリテーナ35
が設けてあり、このパンチリテーナ35にはパンチ13
を左右方向へ移動可能に支持する断面略四角形のパンチ
ガイド孔37が形成してある。また、パンチリテーナ3
5におけるパンチガイド孔37内面における前側(図1
において紙面に向って表側、図3において紙面に向って
裏側、図4において上側)の中央及び後側の中央には左
右方向へ延びたガイド凸部39が設けてあり、パンチ1
3における前側面中央及び後側面の中央には左右方向へ
延びかつ対応するガイド凸部39に嵌合したスライド凹
部41が設けてある。そして、パンチガイド孔37には
パンチ13を右方向へ付勢可能なパンチ付勢スプリング
43が設けてあり、適宜手段によりパンチガイド孔37
からパンチ13が離脱しないように構成してある。
【0034】図1、図2を参照するに、各曲げ金型装置
7,9,11におけるダイホルダ27の左側に形成した
取付凹部45にはダイリテーナ47が設けてあり、この
ダイリテーナ47にはダイ15を左右方向へ移動可能に
支持する断面略四角形のダイガイド孔49が形成してあ
る。また、パンチガイド孔49にはダイ15を左方向へ
付勢可能なダイ付勢スプリング51が設けてあり、適宜
手段によりダイガイド孔49からダイ15が離脱しない
ように構成してある。
【0035】上記ダイホルダ27におけるダイガイド孔
49の上側部(図1において右側部、図2において紙面
に向って表側部)には曲げピース53が設けてあり、こ
の曲げピース53はダイがダイ付勢スプリング51の付
勢力に抗してダイガイド孔49の底部側へ移動するとき
にワークWの一部分Waを曲げ成形せしめる作用を有す
る。パンチリテーナ35におけるパンチガイド孔37の
上側部にはワーク押圧部55が設けてあり、このワーク
押圧部55は、ワークWの一部分Waを曲げ成形せしめ
た後にパンチ13がパンチ付勢スプリング43の付勢力
に抗してパンチガイド孔49の底部側へ移動するときに
ワークWの一部分Waを右方向へ押圧する作用を有す
る。
【0036】上記パンチホルダ19における取付凹部3
3の下側とパンチリテーナ35の下側の間にはスペーサ
57が設けてあり、上記ダイホルダ27における取付凹
部45の下側とダイリテーナ47の下側の間にはウレタ
ン又はスプリング等の付勢部材59が設けてあって、ダ
イリテーナ47はダイホルダ27に対して上下方向へ微
小量だけ移動可能に構成してある。なお、本実施例では
パンチリテーナ35はパンチホルダ19に対して上下方
向へ移動不能に構成してあるが、パンチホルダ19に対
するパンチリテーナ35、ダイホルダ27に対するダイ
リテーナ47のうち少なくともいずれかが上下方向へ微
小量だけ移動可能に構成すれば差し支えない。
【0037】上記ダイリテーナ47をダイホルダ27に
対して上下方向へ微小量だけ移動させるため、ダイリテ
ーナ47の上側には上下方向へ微小量だけ位置調節可能
なガイド面61aを備えた調節部材61が設けてあり、
上記パンチリテーナ35の上側にはこのガイド面61上
を左右方向へ転動可能な可動ローラ63を備えたカム部
材65が設けてある。上記調節部材61におけるガイド
面61aを上下方向へ微小量だけ位置調節するため、ダ
イリテーナ47の上部には左右方向に対して傾斜した傾
斜支持面67aを有する傾斜ガイド67を備えており、
調節部材61はこの傾斜支持面67aに対応した形状の
傾斜摺動面61bを備えている。上記調節部材61を左
右方向へ移動させるため、ダイホルダ27の右側上部に
は回転可能なピニオン69及び、このピニオン69に噛
合しかつ左右方向へ移動可能なラック部材71がそれぞ
れ設けてあり、このラック部材71の先端部は連結リン
ク73、連結ピン、長穴を介して調節部材61に連結し
てある。そして、第1、第2、第3曲げ金型装置7,
9,11における各ラック部材71を同期して左右方向
へ移動させるため、第1、第2、第3の曲げ金型装置
7,9,11における各ピニオン69には前後方向へ延
びた回転軸75が一体的に連結してあり、この回転軸7
5は、右側のロボット5の先端部に設けたクリアランス
調節用サーボモータ77にプーリ・ベルトを介して連動
連結してある。
【0038】上記構成により、クリアランス調節用サー
ボモータ77の駆動により第1、第2、第3の曲げ金型
装置7,9,11における各調節部材61を左右方向へ
移動させることにより、各傾斜支持面67aによって対
応する傾斜摺動面61bを案内せしめつつ、複数の調節
部材61aを上下方向へ微小量だけ移動させる。これに
よって、複数の調節部材61における複数のガイド面6
1aを上下方向へワークWの厚さに対応して微小量だけ
位置調節することができる。
【0039】また、調節部材61におけるガイド面61
aを上下方向へ微小量だけ位置調節するため、図1に示
す態様の他に、図7、図8に示す態様がある。ダイリテ
ーナ47の上部(図7、図8において右部)には左右方
向(図7において上下方向、図8において紙面に向って
表裏方向)へ傾斜した一対の傾斜支持面79aを有する
傾斜ブロック79を備えており、傾斜ブロック79と調
節部材61の間には傾斜支持面79aの形状に対応した
傾斜摺動面81aを備えた作動部材81が設けてある。
ここで、第1、第2、第3曲げ金型装置7,9,11に
おける各作動部材81は図示省略のサーボモータの駆動
により同期して左右方向へ移動する。なお、調節部材6
1と傾斜ブロック79の間の適宜位置には調節部材61
を下方向へ付勢するスプリング83が設けてある。
【0040】上記構成により、サーボモータの駆動によ
り第1、第2、第3曲げ金型装置7,9,11における
各作動部材81を左右方向へ移動させることにより、各
傾斜支持面79aによって対応する傾斜摺動面81aを
案内せしめつつ、複数の作動部材81を上下方向へ微小
量だけ移動させる。これによって、複数の調節部材61
における複数のガイド面61aを上下方向へワークWの
厚さに対応して微小量だけ位置調節することができる。
【0041】前述のごとき構成に基づいて本実施例の作
用について説明する。
【0042】パンチ移動用サーボモータ23の駆動によ
り第1曲げ金型装置7におけるパンチホルダ19と第3
曲げ金型装置11におけるパンチホルダ19を第2曲げ
金型装置9におけるパンチホルダ19に接近離反する前
後方向へ同期して移動させる。また、ダイ移動用サーボ
モータ31の駆動により第1曲げ金型7におけるダイホ
ルダ27と第3曲げ金型装置11におけるダイホルダ2
7を第2曲げ金型装置9におけるダイホルダ27に接近
離反する前後方向へ同期して移動させる。これによっ
て、第1曲げ金型装置7と第3曲げ金型装置11の前後
方向の間隔をワークWの曲げ長さに対応して調節するこ
とができる。
【0043】第1曲げ金型装置7と第3曲げ金型装置1
1の前後方向の間隔を調節せしめた後に、前述のように
第1、第2、第3曲げ金型装置7,9,11における各
調節部材61のガイド面61aを上下方向へワークWの
厚さに対応して微小量だけ位置調節せしめる。
【0044】また、ワークWをパンチ13及びダイ15
に対して相対的に移動させて、パンチ13とダイ15の
間の所定位置に位置決めせしめる。ここで前述と同様
に、図9(a)に示すように、予め、レーザ加工機(図
示省略)によりワークWにおける折曲げ線に沿った部分
には微細な連結部分Jを残して折曲げ線スリットS1が
形成してあると共に、ワークWにおける適宜部分には曲
げスリットS1に直交したサイドスリットS2を形成し
ておく。
【0045】そして右側のロボットハンド5を左方向へ
移動させて第1、第2、第3曲げ金型装置7,9,11
におけるダイホルダ27を左方向へパンチホルダ19に
対して相対的に移動させることにより、ダイ15をパン
チ13に接近せしめて、第1、第2、第3曲げ金型装置
7,9,11におけるパンチ13とダイ15によりワー
クWを挟圧固定せしめる(図5参照)。このとき、各カ
ム部材65における可動ローラ63が対応する調節部材
61におけるガイド面59上を転動することにより、各
ダイリテーナ35を上下方向へ微小量だけダイホルダ2
7に対して相対的に移動せしめて、上下方向における曲
げピース53とパンチ13とのクリアランスをワークW
の厚さに対応して自動的に調節することができる。
【0046】ワークWを狭持固定せしめた後に、右側の
ロボットハンド5を左方向へ移動させて第1、第2、第
3曲げ金型装置7,9,11におけるダイホルダ27を
左方向へパンチホルダ19に対して相対的に移動させる
ことにより、ダイリテーナ47をダイホルダ19と共に
左方向へ移動させる。このとき、パンチ13によってダ
イ15のパンチ13に対する相対的な移動が規制されて
いるため、ダイリテーナ47は左方向へダイ15に対し
て相対的に移動して、換言すればダイ15はダイ付勢ス
プリング51の付勢力に抗してダイガイド孔49の底部
側へダイリテーナ47に対して相対的に移動して、曲げ
ピース53によりパンチ13とダイ15から突出したワ
ークWの一部分をほぼ90°曲げ成形せしめることがで
きる(図5参照)。ここで、パンチ13とパンチガイド
孔37の間には上下に微小なクリアランスがあり、ワー
クWの一部分Waを曲げ成形せしめるときに曲げピース
53からワークWを介してパンチ13に対して下方向の
力が作用することにより、パンチ13はパンチリテーナ
35に対して下方向へ変位する傾向にある。しかし、パ
ンチガイド孔37の他に、ガイド凸部39及びスライド
凹部41によりパンチ13を支持せしめているため、パ
ンチ13のパンチリテーナ35に対する上下方向の変位
を極力小さくできる。
【0047】ワークWの一部分Waを曲げ成形せしめた
後に、右側のロボットハンド5を左方向へ移動させて第
1、第2、第3曲げ金型装置7,9,11におけるダイ
ホルダ27を更に左方向へパンチホルダ19に対して相
対的に移動させることにより、換言すればパンチホルダ
19を右方向へダイホルダ27に対して相対的に移動さ
せることにより、パンチリテーナ35を右方向へダイホ
ルダ27に対して相対的に移動して、換言すればパンチ
13はパンチ付勢スプリング43の付勢力に抗してパン
チガイド孔37の底面側へパンチリテーナ35に対して
相対的に移動して、ワーク押圧部55によりワークWの
一部分Waの端面を押圧せしめる(図6参照)。
【0048】本実施例の発明によれば、ダイホルダ27
の相対的な移動方向におけるパンチ13と曲げピース5
3のクリアランスをワークWの厚さに対応して自動的に
調節することができるため、ワークWの曲げ加工作業の
能率が向上する。
【0049】また、ワークWの一部分Waを曲げ成形せ
しめるとき生じるパンチ13のパンチリテーナ35に対
する変位量を極力小さくでき、ワークWに曲げ精度の向
上を図ることができる。
【0050】なお、本発明は、前述のごとき実施例の説
明に限るものではなく、例えばパンチ13とパンチリテ
ーナ35を介してパンチホルダ19に設ける代わりに、
パンチ13をパンチホルデ19に直接設ける構成の曲げ
金型装置にも適用できるものである。
【0051】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明により理解さ
れるように、請求項1〜請求項6記載の発明によれば、
ダイホルダの相対的な移動方向におけるパンチと曲げピ
ースのクリアランスをワークの厚さに対応して自動的に
調節することができるため、ワークの曲げ加工作業の能
率が向上する。
【0052】また、請求項4又は請求項6に記載の発明
によれば、上記効果を奏する他に、ワークの一部分を曲
げ成形せしめるとき生じるパンチのパンチリテーナに対
する変位量を極力小さくでき、ワークに曲げ精度の向上
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】曲げ加工用ロボットの正面図を90°回転させ
た図である。
【図2】曲げ加工用ロボットの側面図を90°回転させ
た図である。
【図3】図2における矢視部III を示す図である。
【図4】図3におけるIV−IV線に沿った図である。
【図5】曲げ加工時におけるげ金型装置の動作を示す図
である。
【図6】曲げ加工時における曲げ金型装置の動作を示す
図である。
【図7】本実施例の他の態様を示す図である。
【図8】図7におけるVIII−VIIIに沿った図である。
【図9】ワークの曲げ加工状態を示す図である。
【符号の説明】
1 曲げ加工用ロボット 7,9,11 曲げ金型装置 13 パンチ 15 ダイ 19 パンチホルダ 27 ダイホルダ 35 パンチリテーナ 47 ダイリテーナ 61 調節部材 65 カム部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平又は垂直に対向したパンチとダイに
    よりワークを挟圧固定して、パンチとダイから突出した
    ワークの一部分を曲げ成形せしめる曲げ金型装置におい
    て、 パンチリテーナを備えたパンチホルダを設け、このパン
    チリテーナに上記パンチを水平方向又は垂直方向へ移動
    可能に支持するパンチガイド孔を備え、このパンチをパ
    ンチガイド孔の開口側へ付勢するパンチ付勢部材を設
    け、このパンチに対向する側に、ダイリテーナを備えた
    ダイホルダを水平方向又は垂直方向にパンチホルダに対
    して相対的に移動可能に設け、上記ダイリテーナにダイ
    を水平方向又は垂直方向へ移動可能に支持するダイガイ
    ド孔を備え、かつこのダイをダイガイド孔の開口側へ付
    勢するダイ付勢部材を設け、上記ダイリテーナにおける
    ダイガイド孔の側部に、ダイがダイ付勢部材の付勢力に
    抗してダイガイド孔の底部側へ移動するときにワークの
    前記一部分を曲げ成形せしめる曲げピースを設け、上記
    パンチリテーナにおけるパンチガイド孔の開口側に、ワ
    ークの一部分を曲げ成形せしめた後にパンチがパンチ付
    勢部材の付勢力に抗してパンチガイド孔の底部側へ移動
    するときにワークの一部分の端面を水平方向又は垂直方
    向へ押圧するワーク押圧部を設け、 パンチホルダに対するパンチリテーナ及びダイホルダに
    対するダイリテーナのうち少なくともいずれかを、上記
    ダイホルダの相対的な移動方向に直交する方向へ微小量
    だけ移動可能に構成し、パンチリテーナとダイリテーナ
    のうち一方に上記直交する方向へ微小量だけ位置調節可
    能なガイド面を備えた調節部材を設けると共に、パンチ
    リテーナとダイリテーナのうち他にこのガイド面上を水
    平方向又は垂直方向へ移動可能な可動子を備えたカム部
    材を設けてなることを特徴とする曲げ金型装置。
  2. 【請求項2】 前記調節部材における前記ガイド面を前
    記直交する方向へ微小量だけ位置調節可能にするため、
    前記パンチリテーナとダイリテーナのうち一方に水平方
    向又は垂直方向に対して傾斜した傾斜支持面を備えると
    共に、上記調節部材にこの傾斜支持面に対応した形状の
    傾斜摺動面を備え、かつ調節部材を水平方向又は垂直方
    向へ移動させる移動駆動装置を設けてなることを特徴と
    する請求項1に記載の曲げ金型装置。
  3. 【請求項3】 前記調節部材におけるガイド面を前記直
    交する方向へ微小量だけ位置調節可能にするため、前記
    パンチリテーナとダイリテーナのうち一方に水平方向又
    は垂直方向に対して傾斜した傾斜支持面を備えると共
    に、この傾斜支持面と調節部材の間にこの傾斜支持面に
    対応した形状の傾斜摺動面を備えた作動部材を設け、か
    つこの作動部材を水平方向又は垂直方向へ移動させる移
    動駆動装置を設けてなることを特徴とする請求項1に記
    載の曲げ金型装置。
  4. 【請求項4】 前記パンチガイド孔の内側に水平方向又
    は垂直方向へ延びたガイド部を設けると共に、前記パン
    チに水平方向又は垂直方向へ延びたスライド部をガイド
    部に嵌合して設けてなることを特徴とする請求項1〜請
    求項3のいずれかの請求項に記載の曲げ金型装置。
  5. 【請求項5】 水平又は垂直に対向したパンチとダイに
    よりワークを挟圧固定して、パンチとダイから突出した
    ワークの一部分を曲げ成形せしめる曲げ金型装置におい
    て、 上記パンチを備えたパンチホルダを設け、パンチに対向
    する側に、ダイリテーナを備えたダイホルダを水平方向
    又は垂直方向にパンチホルダに対して相対的に移動可能
    に設け、上記ダイリテーナにダイを水平方向又は垂直方
    向へ移動可能に支持するダイガイド孔を備え、かつこの
    ダイをダイガイド孔の開口側へ付勢するダイ付勢部材を
    設け、上記ダイホルダにおけるダイガイド孔の側部に、
    ダイがダイ付勢部材の付勢力に抗してダイガイド孔の底
    部側へ移動するときにワークの前記一部分を曲げ成形せ
    しめる曲げピースを設け、パンチホルダに対するパンチ
    及びダイホルダに対するダイリテーナのうち少なくとも
    いずれかを、上記ダイホルダの相対的な移動方向に直交
    する方向へ微小量だけ移動可能に構成し、パンチとダイ
    リテーナのうち一方に上記直交する方向へ位置調節可能
    なガイド面を備えた調節ブロックを設けると共に、他に
    このガイド面上を水平方向又は垂直方向へ移動可能な可
    動子を備えたカム部材を設けてなることを特徴とする曲
    げ金型装置。
  6. 【請求項6】 水平又は垂直に対向したパンチとダイに
    よりワークを挟圧固定して、パンチとダイから突出した
    ワークの一部分を曲げ成形せしめる曲げ加工機におい
    て、請求項1〜請求項5のうちいずれかの請求項に記載
    の曲げ金型装置を備えてなることを特徴とする曲げ加工
    機。
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