JP3910719B2 - 板材位置決め装置、及び板材加工機 - Google Patents

板材位置決め装置、及び板材加工機 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、タレットパンチプレス等の板材加工機における加工部に対して板材を位置決めする板材位置決め装置、及びこの板材位置決め装置を備えた板材加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】
タレットパンチプレス等の板材加工機における加工部に対して板材を位置決めする従来の板材位置決め装置について説明する。
【0003】
板材加工機におけるフレームにはy軸ガイドがy軸方向へ延伸して設けてあり、このy軸ガイドにはy軸方向へ移動可能なy軸移動体が案内支持されている。
上記y軸移動体をy軸方向へ移動させるため、上記フレームにはy軸用回転モータに連動連結しかつ回転可能なy軸ボールねじがy軸方向へ延伸して設けてあると共に、このy軸ボールねじに螺合したy軸ナットがy軸連結部材を介してy軸移動体に連結してある。上記y軸移動体にはx軸移動ベースがx軸方向へ延伸して設けてあり、このx軸移動ベースにはx軸ガイドがx軸方向へ延伸して設けてあり、このx軸ガイドにはx軸方向へ移動可能なx軸移動体が案内支持されている。上記x軸移動体をx軸方向へ移動させるため、x軸移動ベースにはx軸用回転モータに連動連結しかつ回転可能なx軸ボールねじがx軸方向へ延伸して設けてあると共に、このx軸ボールねじに螺合したx軸ナットがx軸連結部材を介してx軸移動体に連結してある。
【0004】
上記x軸移動体にはx軸方向へ延びたクランプガイドが設けてあり、このクランプガイドには板材の端部をクランプする複数のワーククランパが位置調節可能に設けてある。そして、各ワーククランパをクランプガイドに対して固定せしめるクランプ固定具がそれぞれ設けてある。
【0005】
従って、y軸用回転モータの駆動によりy軸ボールねじを回転させることにより、y軸ナット及びy軸連結部材を経由してy軸移動体をy軸ガイドに案内支持されつつy軸方向へ間接的に移動させて、x軸移動ベース及び複数のワーククランパをy軸移動体と一体的にy軸方向へ移動させる。又、x軸用回転モータの駆動によりx軸ボールねじを回転させることにより、x軸ナット及びx軸連結部材を経由してx軸移動体をx軸ガイドに案内支持されつつx軸方向へ間接的に移動させて、複数のワーククランパをx軸移動体と一体的にx軸方向へ移動させる。
【0006】
これによって、複数のワーククランパによりクランプされた板材をy軸方向及びx軸方向へ移動させて、加工部に対して位置決めすることができる。
【0007】
又、板材のサイズが変わったことにより、複数のワーククランパの間隔を変える場合には、以下のように行う。即ち、所定のクランプ固定具による所定のクランパとクランプガイドの固定状態を解除する。そして、所定のクランパをクランプガイドに沿って手動的に位置調節して、複数のワーククランパの間隔を板材のサイズに対応して変更する。更に、所定のクランプ固定具によって所定のワーククランパをクランプガイドに対して固定せしめる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の板材位置決め装置においては、ボールねじとナットの間の接触による摩擦により、回転モータの駆動によりボールねじを回転させても、板材の位置決めを高速に行うことは容易ではない。又、x軸移動体にはx軸方向へ位置調節可能な複数のワーククランパがクランプガイドを介して設けてあるため、x軸移動体はx軸方向へ延びて重くなって、板材の高速位置決めの支障となる。
【0009】
又、y軸ガイドに案内支持されるy軸移動体をy軸ナット部材及びy軸連結部材を経由して間接的にy軸方向へ移動させると共に、x軸ガイドによって案内支持されるx軸移動体をx軸ナット部材及びx軸連結部材を経由して間接的にx軸方向へ移動させているため、板材を応答性良く位置決めすることは容易でない。
【0010】
更に、板材のサイズが変わったことにより、複数のワーククランパの間隔を変える場合には、所定のワーククランパをクランプガイドに沿って手動的に位置調節する必要があり、その作業が厄介かつ煩雑であるという問題がある。
【0011】
そこで、本発明は、板材を高速かつ高応答性の下で位置決めすること、及び板材のサイズに対応して複数のワーククランパの間隔を調節する作業を能率良く行うこと等を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明にあっては、板材加工機における加工部に対して板材を位置決めする板材位置決め装置において、
フレームにy軸ガイドをy軸方向へ延伸して設け、また上記フレームにy軸用リニアモータの丸棒状のy軸固定子をy軸方向へ延伸しかつ上記y軸ガイドに近接して設け、上記y軸ガイドに上記y軸固定子の長手方向であるy軸方向へ移動可能なy軸用リニアモータのy軸可動子を案内支持し、上記y軸可動子に丸形のy軸貫通穴を形成し、上記y軸可動子の上記y軸貫通穴に丸棒状の上記y軸固定子が貫通するように構成し、上記y軸可動子にx軸移動ベースをx軸方向へ延伸して設け、このx軸移動ベースにx軸ガイドをx軸方向へ延伸して設け、また上記x軸移動ベースにx軸用リニアモータの丸棒状のx軸固定子をx軸方向へ延伸しかつ上記x軸ガイドに近接して設け、上記x軸ガイドに上記x軸固定子の長手方向であるx軸方向へ移動可能なx軸用リニアモータの複数のx軸可動子を案内支持し、各x軸可動子に丸形のx軸貫通穴をそれぞれ形成し、各x軸可動子の上記x軸貫通穴に丸棒状の上記x軸固定子が貫通するように構成し、複数のx軸可動子に板材の端部をクランプするワーククランパをそれぞれ1つ設け、 前記y軸用リニアモータのy軸可動子をy軸方向へ移動不能に固定せしめるy軸用固定手段を設け、各y軸用固定手段は、各y軸固定子にy軸方向へ延伸して設けられたy軸ラックと、y軸可動子に設けられかつy軸ラックに噛合したy軸ピニオンと、y軸ピニオンを電磁力の作用により回転不能にするy軸マグネットブレーキとを備えてあって、前記x軸用リニアモータの複数のx軸可動子をx軸方向へ移動不能に固定せしめるx軸用固定手段を設け、このx軸用固定手段は、x軸固定子にx軸方向へ延伸して設けられたx軸ラックと、各x軸可動子に設けられかつx軸ラックに噛合したx軸ピニオンと、x軸ピニオンを電磁力の作用により回転不能にするx軸マグネットブレーキとを備えていることを特徴とする。
【0013】
請求項1に記載の発明特定事項によると、y軸用リニアモータの駆動によりy軸可動子をy軸ガイドに案内支持されつつy軸方向へ直接的に移動させることにより、x軸移動ベース及び複数のワーククランパをy軸可動子と一体的にy軸方向へ移動させる。そして、各y軸マグネットブレーキによって電磁力の作用により各y軸ピニオンを回転不能にすることにより、各y軸可動子をy軸方向へ移動不能に固定せしめる。
又、x軸用リニアモータの駆動により複数のx軸可動子をx軸ガイドに案内支持されつつ一定の間隔を保ってx軸方向へ直接的に移動させることにより、複数のワーククランパを一定の間隔を保ってx軸方向へ移動させる。そして、各x軸マグネットブレーキによって電磁力の作用により各x軸ピニオンを回転不能にすることにより、各x軸可動子をx軸方向へ移動不能に固定せしめる。
従って、複数のワーククランパによりクランプされた板材をy軸方向及びx軸方向へ移動させて、加工部に対して位置決めすることができる。
【0014】
ここで、y軸固定子がy軸ガイドに近接しているため、y軸用リニアモータの駆動によってy軸可動子の被ガイド部分(y軸ガイドによって案内される部分)に大きなモーメントは生じない。又、x軸固定子がx軸ガイドに近接しているため、x軸用リニアモータの駆動によって各x軸可動子の被ガイド部分(x軸ガイドによって案内される部分)に大きなモーメントは生じない。
【0015】
請求項に記載の発明にあっては、請求項1に記載の板材位置決め装置を備え、
前記フレームに板材をパスラインの高さ位置でy軸方向及びx軸方向へ移動自在に支持するワークテーブルを固定して設け、前記y軸ガイド及び前記y軸用リニアモータがパスラインの高さ位置に対して下方向へ没入するように構成し、前記x軸移動ベースがパスラインの高さ位置に対して上方向へ突出するように構成し、上記ワークテーブルに上記板材位置決め装置との干渉を回避する干渉回避間隙をy軸方向へ延伸して設けてなることを特徴とする。
【0016】
請求項に記載の発明特定事項によると、請求項1に記載の発明特定事項による作用の他に、ワークテーブルに干渉回避間隙を設けたことにより、一部のワークテーブルをx軸移動ベースと連結してy軸可動子と一体的にy軸方向へ移動させなくても、板材位置決め装置とワークテーブルとの間に干渉は生じない。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1〜図3を参照するに、本発明の実施の形態に係るタレットパンチプレス1はブリッジ型の本体フレーム3をベースにしており、この本体フレーム3の前部(図1において下部、図2において紙面に向って表部、図3において左部)には板材Wに対して打抜き加工等を行う加工部5が設けてある。尚、図示は省略したが、この加工部5は、複数のパンチを備えた上部タレットと、複数のダイを備えかつ上部タレットに上下(図1において紙面に向って表裏、図2及び図3において上下)に対向した下部タレット等を備えている。
【0018】
上記本体フレーム3には加工部5に対して板材Wを位置決めする板材位置決め装置7が設けてある。以下、板材位置決め装置7を主として説明する。
【0019】
本体フレーム3には一対のy軸ガイド9L,9Rがy軸方向(前後方向)へ延伸して設けてあり、また本体フレーム3には一対のy軸用リニアモータ11L,11Rの丸棒状のy軸固定子13L,13Rがy軸方向へ延伸しかつ対応するy軸ガイド9L,9Rに近接して設けてある。各y軸ガイド9L(9R)にはy軸方向へ移動可能なy軸用リニアモータ11L(11R)のy軸可動子15L(15R)が案内支持されている。更に、図2及び図4に明らかに示されるように、y軸可動子15L(15R)には丸形のy軸貫通穴15Lh(15Rh)が形成してあって、y軸可動子15L(15R)のy軸貫通穴15Lh(15Rh)に丸棒状のy軸固定子13L(13R)が貫通するように構成してある。ここで、一対のy軸ガイド9L,9R及び一対のy軸用リニアモータ11L,11Rがパスラインの高さ位置に対して下方向へ没入するように構成してある。
【0020】
上記本体フレーム3におけるy軸ガイド9L(9R)に近接した位置にはy軸リニアスケール17L(17R)がy軸方向へ延伸してそれぞれ設けてあり、各y軸可動子15L(15R)にはy軸リニアスケール17L(17R)からy軸方向の位置を検出するy軸検出ヘッド19L(19R)がそれぞれ設けてある。
【0021】
ここで、図6に示すように、プログラム指令部21から軸移動演算部23及び指令分配部25を経由して比較部27に送られたy軸指令値に対応する検出値がy軸検出ヘッド19L,19Rから検出されるまで、y軸可動子15L,15Rを移動させるように制御している。
【0022】
図4を参照するに、各y軸用リニアモータ11L(11R)のy軸可動子15L,15Rをy軸方向へ移動不能に固定せしめるy軸用固定手段29L(29R)がそれぞれ設けてある。各y軸用固定手段29L(29R)は、各y軸固定子13L(13R)にy軸方向へ延伸して設けられたy軸ラック31L(31R)と、y軸可動子15L(15R)に設けられかつy軸ラック31L(31R)に噛合したy軸ピニオン33L(33R)と、y軸ピニオン33L(33R)を電磁力の作用により回転不能にするy軸マグネットブレーキ35L(35R)とを備えている。
【0023】
図1〜図3を参照するに、一対のy軸可動子15L,15Rにはx軸移動ベース37がx軸方向(左右方向、図1及び図2において左右方向、図3において紙面に向って裏表方向)へ延伸して設けてあり、x軸移動ベース37の前側にはx軸ガイド39がx軸方向へ延伸して設けてある。尚、上記x軸移動ベース37はパスラインの高さ位置に対して上方向へ突出するように構成してある。又、x軸移動ベース37の前側にはx軸用リニアモータ41の丸棒状のx軸固定子43がx軸方向へ延伸しかつx軸ガイド39に近接して設けてあり、x軸ガイド39にはx軸方向へ移動可能なx軸用リニアモータ41の一対のx軸可動子45L,45Rがそれぞれ案内支持されている。更に、図3及び図5に明らかに示されるように、各x軸可動子45L(45R)には丸形のx軸貫通穴45Lh(45Rh)がそれぞれ形成してあって、各x軸可動子45L(45R)のx軸貫通穴45Lh(45Rh)に丸棒状のx軸固定子43が貫通するように構成してある。ここで、各x軸可動子45L(45R)の幅はワーククランパ47L(47R)の幅よりもわずかにx軸方向へ長いものであって、複数のx軸可動子45L(45R)には板材Wの端部をクランプするワーククランパ47L(47R)がそれぞれ1つ設けてある。
【0024】
ここで、x軸移動ベース37にはx軸リニアスケール49がx軸方向へ延伸して設けてあり、各x軸可動子45L(45R)にはx軸リニアスケール49からx軸方向の位置を検出するx軸検出ヘッド51L(51R)がそれぞれ設けてある。そして、図6に示すように、プログラム指令値21から軸移動演算部23及び指令分配部25を介して各比較部53L(53R)に送られたx軸指令値に対応する検出値が各x軸検出ヘッド51L(51R)によって検出されるまで、各x軸可動子45L(45R)をx軸方向へ移動させるようにそれぞれ制御する。
【0025】
図5を参照するに、x軸用リニアモータ41の一対のx軸可動子45L,45Rをx軸方向へ移動不能にそれぞれ固定せしめるx軸用固定手段55が設けてある。このx軸用固定手段55は、x軸固定子43にx軸方向へ延伸して設けられたx軸ラック57と、各x軸可動子45L(45R)に設けられかつx軸ラック57に噛合したx軸ピニオン59L(59R)と、x軸ピニオン59L(59R)を電磁力の作用により回転不能にするx軸マグネットブレーキ61L(61R)とを備えている。
【0026】
再び図1〜図3を参照するに、前記本体フレーム3には板材Wをパスラインの高さ位置でy軸方向及びx軸方向へ移動自在に支持するワークテーブル63が固定して設けてある。そして、このワークテーブル63には板材位置決め装置7との干渉を回避する一対の干渉回避間隙65L,65Rがy軸方向へ延伸して設けてある。
【0027】
次に、本発明の実施の形態の作用について説明する。
【0028】
一対のy軸用リニアモータ11L,11Rの同期駆動により各y軸可動子15L(15R)をy軸ガイド9L(9R)に案内支持されつつy軸方向へ直接的に移動させることにより、x軸移動ベース37及び複数のワーククランパ47L,47Rをy軸可動子15L,15Rと一体的にy軸方向へ移動させる。又、x軸用リニアモータ41の駆動により一対のx軸可動子45L,45Rをx軸ガイド39に案内支持されつつ一定の間隔を保ってx軸方向へ直接的に移動させることにより、一対のワーククランパ47L,47Rを一定の間隔を保ってx軸方向へ移動させる。従って、一対のワーククランパ47L,47Rによりクランプされた板材Wをy軸方向及びx軸方向へ移動させて、加工部5に対して位置決めできる。
【0029】
ここで、各y軸固定子13L(13R)が対応するy軸ガイド9L(9R)に近接しているため、各y軸用リニアモータ11L(11R)の駆動によってy軸可動子15L(15R)の被ガイド部分(各y軸ガイド9L(9R)によって案内される部分)に大きなモーメントは生じない。又、x軸固定子43がx軸ガイド39に近接しているため、x軸用リニアモータ41の駆動によって各x軸可動子45L(45R)の被ガイド部分(x軸ガイド39によって案内される部分)に大きなモーメントは生じない。
【0030】
板材Wのy軸方向の位置決めが終了した後に、各y軸マグネットブレーキ35L(35R)によって電磁力の作用により各y軸ピニオン33L(33R)を回転不能にすることにより、各y軸可動子15L(15R)をy軸方向へ移動不能に固定せしめる。又、板材Wのx軸方向の位置決めが終了した後に、各x軸マグネットブレーキ61L(61R)によって電磁力の作用により各x軸ピニオン59L(59R)を回転不能にすることにより、各x軸可動子45L(45R)をx軸方向へ移動不能に固定せしめる。
【0031】
板材Wのサイズが変わった場合にはx軸用リニアモータ41の駆動により所定のx軸可動子(例えば45L)をx軸方向へ自動的に位置調節する。これによって、板材Wのサイズに対応して一対のワーククランパ47L,47Rの間隔を高速かつ高応答の下で変更することができる。
【0032】
又、ワークテーブル63に一対の干渉回避間隙65L,65Rを設けたことにより、一部のワークテーブルをx軸移動ベース37と連結してy軸可動子15L,15Rと一体的にy軸方向へ移動させなくても、板材位置決め装置7とワークテーブル63との間に干渉は生じない。
【0033】
以上のごとき、本発明の実施の形態によれば、各y軸用リニアモータ11L(11R)のy軸固定子13L(13R)とy軸可動子15L(15R)の間には接触による摩擦がなく、x軸用リニアモータ41のx軸固定子43と各x軸可動子45L(45R)の間には接触による摩擦がないため、板材Wを高速で位置決めすることが簡単になる。特に、各x軸可動子45L(45R)は1っのワーククランパ47L(47R)をそれぞれ備えるものであって、各x軸可動子45L(45R)のx軸方向の長さを短くして、各x軸可動子45L(45R)の軽量化を図ることができ、上記効果はより向上する。
【0034】
又、各y軸ガイド9L(9R)に案内支持されるy軸可動子15L(15R)を直接的にy軸方向へ移動させると共に、x軸ガイド39に案内支持される各x軸可動子45L(45R)を直接的にx軸方向へ移動させることができるため、応答性良く板材Wを位置決めすることが簡単になる。
【0035】
更に、各y軸用リニアモータ11L(11R)の駆動によって各y軸可動子15L(15R)の被ガイド部分に大きなモーメントは生じないため、y軸可動子15L(15R)の被ガイド部分とy軸ガイド9L(9R)のかじりを抑制して、y軸可動子15L,15Rとy軸ガイド9L,9Rの損傷を少なくすることができる。同様に、x軸用リニアモータ41の駆動によって各x軸可動子45L(45R)の被ガイド部分に大きなモーメントが生じないため、x軸可動子45L(45R)の被ガイド部分とx軸ガイド39のかじりを抑制して、x軸可動子45L,45Rとx軸ガイド39の損傷を少なくすることができる。
【0036】
又、各y軸可動子15L(15R)をy軸方向へ移動不能に固定せしめることができると共に、各x軸可動子45L(45R)をx軸方向へ移動不能に固定せしめることができるため、板材Wの加工の際に位置ずれを抑制して加工精度の向上を図ることができる。
【0037】
所定のワーククランパ(例えば47L)を高速かつ高応答の下で位置調節することができるため、板材Wのサイズの変更に対応して一対のワーククランパ47L,47Rの間隔を変更する作業の能率が向上する。
【0038】
又、一部のワークテーブルをx軸移動ベース37と連結してy軸可動子13L,13Rと一体的にy軸方向へ移動させる必要がないため、y軸方向へ移動させる部材の重量を減らして、板材位置決め装置7の操作性の向上を図ることができる。
【0039】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明によれば、y軸用リニアモータのy軸固定子とy軸可動子の間には接触による摩擦がなく、x軸用リニアモータのx軸固定子と各x軸可動子の間には接触による摩擦がないため、高速の下で板材を位置決めすることが簡単になる。特に、各x軸可動子は1つのワーククランパをそれぞれ備えるものであって、各x軸可動子のx軸方向の長さを短くして、各x軸可動子の軽量化を図ることができ、上記効果はより向上する。
【0040】
又、y軸ガイドに案内支持されるy軸可動子を直接的にy軸方向へ移動させると共に、x軸ガイドに案内支持される各x軸可動子を直接的にx軸方向へ移動させることができるため、応答性良く板材を位置決めすることが簡単になる。
更に、y軸用リニアモータの駆動によってy軸可動子の被ガイド部分に大きなモーメントが生じないため、y軸可動子の被ガイド部分とy軸ガイドのかじりを抑制して、y軸可動子とy軸ガイドの損傷を少なくすることができる。同様に、x軸用リニアモータの駆動によって各x軸可動子の被ガイド部分に大きなモーメントが生じないため、各x軸可動子の被ガイド部分とx軸ガイドのかじりを抑制して、x軸可動子とx軸ガイドの損傷を少なくすることができる。
【0041】
又、所定のx軸可動子を高速かつ高応答の下でx軸方向へ位置調節することができるため、板材のサイズの変更に対応して複数のワーククランパの間隔を変更する作業の能率が向上する。
【0042】
y軸用リニアモータのy軸可動子をy軸方向へ移動不能に固定せしめると共に、x軸用リニアモータの各x軸可動子をx軸方向へ移動不能にそれぞれ固定せしめることができるため、板材に対して加工を行う際に板材の位置ずれを抑制して加工精度の向上を図ることができる。
【0043】
請求項に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果の他に、一部のワークテーブルをx軸移動ベースと連結してy軸可動子と一体的にy軸方向へ移動させる必要がないため、y軸方向へ移動させる部材の重量を減らして板材位置決め装置の操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 タレットパンチプレスの平面図である。
【図2】 図1におけるII−II線に沿った図である。
【図3】 図2におけるIII−III線に沿った図である。
【図4】 y軸用固定手段を示す図でうある。
【図5】 X軸用固定手段を示す図である。
【図6】 リニアモータの制御システム図である。
【符号の説明】
1 タレットパンチプレス
3 本体フレーム
5 加工部
7 板材位置決め装置
9L,9R y軸ガイド
11L,11R y軸用リニアモータ
13L,13R y軸固定子
15L,15R y軸可動子
29L,29R y軸用固定手段
37 x軸移動ベース
39 x軸ガイド
41 x軸用リニアモータ
43 x軸用固定子
45L,45R x軸可動子
47,47R ワーククランパ
55 x軸用固定手段
63 ワークテーブル
65L,65R 干渉回避間隙

Claims (2)

  1. 板材加工機における加工部に対して板材を位置決めする板材位置決め装置において、
    フレームにy軸ガイドをy軸方向へ延伸して設け、また上記フレームにy軸用リニアモータの丸棒状のy軸固定子をy軸方向へ延伸しかつ上記y軸ガイドに近接して設け、上記y軸ガイドに上記y軸固定子の長手方向であるy軸方向へ移動可能なy軸用リニアモータのy軸可動子を案内支持し、上記y軸可動子に丸形のy軸貫通穴を形成し、上記y軸可動子の上記y軸貫通穴に丸棒状の上記y軸固定子が貫通するように構成し、上記y軸可動子にx軸移動ベースをx軸方向へ延伸して設け、このx軸移動ベースにx軸ガイドをx軸方向へ延伸して設け、また上記x軸移動ベースにx軸用リニアモータの丸棒状のx軸固定子をx軸方向へ延伸しかつ上記x軸ガイドに近接して設け、上記x軸ガイドに上記x軸固定子の長手方向であるx軸方向へ移動可能なx軸用リニアモータの複数のx軸可動子を案内支持し、各x軸可動子に丸形のx軸貫通穴をそれぞれ形成し、各x軸可動子の上記x軸貫通穴に丸棒状の上記x軸固定子が貫通するように構成し、複数のx軸可動子に板材の端部をクランプするワーククランパをそれぞれ1つ設け、 前記y軸用リニアモータのy軸可動子をy軸方向へ移動不能に固定せしめるy軸用固定手段を設け、各y軸用固定手段は、各y軸固定子にy軸方向へ延伸して設けられたy軸ラックと、y軸可動子に設けられかつy軸ラックに噛合したy軸ピニオンと、y軸ピニオンを電磁力の作用により回転不能にするy軸マグネットブレーキとを備えてあって、前記x軸用リニアモータの複数のx軸可動子をx軸方向へ移動不能に固定せしめるx軸用固定手段を設け、このx軸用固定手段は、x軸固定子にx軸方向へ延伸して設けられたx軸ラックと、各x軸可動子に設けられかつx軸ラックに噛合したx軸ピニオンと、x軸ピニオンを電磁力の作用により回転不能にするx軸マグネットブレーキとを備えていることを特徴とする記載の板材位置決め装置。
  2. 請求項1に記載の板材位置決め装置を備え、
    前記フレームに板材をパスラインの高さ位置でy軸方向及びx軸方向へ移動自在に支持するワークテーブルを固定して設け、前記y軸ガイド及び前記y軸用リニアモータがパスラインの高さ位置に対して下方向へ没入するように構成し、前記x軸移動ベースがパスラインの高さ位置に対して上方向へ突出するように構成し、上記ワークテーブルに上記板材位置決め装置との干渉を回避する干渉回避間隙をy軸方向へ延伸して設けてなることを特徴とする板材加工機。
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